JP2024052375A - 表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】リアルタイムの移動体周囲の視界及び移動体底面の視界を確保することができる表示システムを得る。【解決手段】表示システム10は、移動体20と表示装置30とを備える。移動体20は、移動体20の周囲を撮影して移動体周囲画像を取得する周囲撮影部22と、移動体20の車体の下側を撮影して移動体底面画像を取得する下側撮影部23とを含む。表示装置30は表示部32を含む。移動体20又は表示装置32は、移動体周囲画像と移動体底面画像とを合成して合成画像を生成する合成画像生成部24Bを含む。移動体20及び表示装置32は各々画像を送受信する通信部を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、表示システムに関する。
特許文献1には、車両底部の直下の撮影画像に基づく画像を表示装置に表示させるための車両直下画像表示制御装置が開示されている。この車両直下画像表示制御装置においては、後方監視カメラにより撮影された後方撮影画像を用いて車両周辺の鳥瞰画像が生成され、直下監視カメラにより撮影された直下撮影画像を用いて車両直下の鳥瞰画像が生成されている。
特開2006-279752号公報
しかしながら、特許文献1に記載された車両直下画像表示制御装置においては、車両周辺の鳥瞰画像及び車両直下の鳥瞰画像を生成する際に、過去の後方撮影画像と現在の後方撮影画像を合成し、かつ過去の直下撮影画像と現在の直下撮影画像とを合成している。そのため、リアルタイム(即時)の車両周辺の鳥瞰画像及び車両直下の鳥瞰画像を取得し難いという問題がある。
本発明は、上記事実を考慮して、リアルタイムの移動体周囲の視界及び移動体底面の視界を確保することができる表示システムを得ることが目的である。
本発明の第1の態様の表示システムは、移動体の周囲を撮影して移動体周囲画像を取得する周囲撮影部と、前記移動体の下側を撮影して移動体底面画像を取得する下側撮影部と、を含む移動体と、表示部を含む表示装置と、前記移動体又は前記表示装置に含まれ、前記周囲撮影部により取得された移動体周囲画像と前記下側撮影部により取得された移動体底面画像とを合成して合成画像を生成する合成画像生成部と、前記移動体及び前記表示装置に各々含まれ、画像データを送信又は受信する通信部と、を備える。
本発明の第1の態様の表示システムによれば、移動体又は表示装置に含まれる合成画像生成部は、移動体周囲画像と移動体底面画像とを合成して合成画像を生成する。そのため、合成画像生成部により生成された合成画像は、リアルタイムで周囲撮影部により取得された移動体周囲画像及びリアルタイムで下側撮影部により取得された移動体底面画像を含んでいるので、リアルタイムの移動体周囲の視界及び移動体底面の視界を確保することができる。
また、本発明の第2の態様の表示システムは、第1の態様の表示システムにおいて、前記移動体は、前記合成画像生成部を含み、前記移動体側の前記通信部は、前記合成画像生成部により生成された前記合成画像を送信する送信部を含んで、前記表示装置側の前記通信部は、前記送信部から送信された前記合成画像を受信する受信部を含む。
本発明の第2の態様の表示システムによれば、移動体において合成画像を生成し、生成した合成画像を送信部によって表示装置に送信している。また、表示装置側では受信部によって合成画像を受信している。そのため、合成画像において、移動体周囲画像と移動体底面画像とを合わせた総データ量よりも小さいデータ量となるように移動体周囲画像と移動体底面画像とを合成することにより、移動体周囲画像及び移動体底面画像をそのまま送受信する場合と比較して送信するデータ量を削減することができる。
また、本発明の第3の態様の表示システムは、第1の態様の表示システムにおいて、前記移動体側の前記通信部は、前記周囲撮影部により取得された前記移動体周囲画像及び前記下側撮影部により取得された前記移動体底面画像を送信する送信部を含み、前記表示装置側の前記通信部は、前記送信部から送信された前記移動体周囲画像及び前記移動体底面画像を受信する受信部を含んで、前記表示装置は、前記合成画像生成部を含む。
本発明の第3の態様の表示システムによれば、移動体が移動体周囲画像及び移動体底面画像を送信し、表示装置が送信された移動体周囲画像及び移動体底面画像を受信している。また、表示装置において受信した移動体周囲画像及び移動体底面画像を合成して合成画像を生成している。そのため、移動体側において合成処理をしないのでその分速く表示装置側で移動体周囲画像及び移動体底面画像を受信することができる。これにより、例えば移動体よりも表示装置の方がより処理能力が高い場合には、より速く表示部に画像を表示させることができる。
また、本発明の第4の態様の表示システムは、第1の態様又は第2の態様の表示システムにおいて、前記周囲撮影部が複数の前記移動体周囲画像を取得する場合、前記合成画像生成部は、全ての隣接する前記移動体周囲画像及び前記移動体底面画像を各々オーバラップさせて合成する。
本発明の第4の態様の表示システムによれば、合成画像は全ての隣接する移動体周囲画像及び移動体底面画像を各々オーバラップさせて合成されるので、隣接する画像の境界部においても被写体が連続して映り込む。そのため、合成画像には移動体周囲及び移動体底面の全方位において画像情報が存在するので、移動体周囲の視界及び移動体底面の視界を途切れることなく連続して確保することができる。
また、本発明の第5の態様の表示システムは、第1の態様又は第2の態様の表示システムにおいて、前記周囲撮影部が複数の前記移動体周囲画像を取得し、前記下側撮影部が1枚の前記移動体底面画像を取得する場合、前記合成画像生成部は、前記移動体底面画像を全ての前記移動体周囲画像と各々オーバラップさせて合成する。
本発明の第5の態様の表示システムによれば、移動体底面画像が1枚の場合、合成画像は移動体底面画像を全ての移動体周囲画像に各々オーバラップさせて合成されるので、移動体底面と移動体周囲との水平方向の全周囲の境界部においても被写体が連続して映り込む。そのため、合成画像には移動体周囲と移動体底面の境界部において画像情報が存在するので、移動体周囲と移動体底面との境界部における視界を途切れることなく連続して確保することができる。
また、本発明の第6の態様の表示システムは、第1の態様又は第2の態様の表示システムにおいて、前記周囲撮影部が複数の前記移動体周囲画像を取得し、前記下側撮影部が2枚の前記移動体底面画像を取得する場合、前記合成画像生成部は、複数の前記移動体周囲画像を少なくとも一方の前記移動体底面画像と各々オーバラップさせて合成する。
本発明の第6の態様の表示システムによれば、移動体底面画像が2枚の場合、合成画像は複数の移動体周囲画像を少なくとも一方の移動体底面画像に各々オーバラップさせて合成されるので、移動体底面と移動体周囲との水平方向の全周囲の境界部において被写体が連続して映り込む。そのため、合成画像には移動体周囲と移動体底面との水平方向の全周囲の境界部において画像情報が存在するので、移動体周囲と移動体底面との境界部における視界を途切れることなく連続して確保することができる。
また、本発明の第7の態様の表示システムは、第1の態様~第6の態様の何れかの表示システムにおいて、前記下側撮影部が複数の前記移動体底面画像を取得する場合、前記合成画像生成部は、隣接する前記移動体底面画像をオーバラップさせて合成する。
本発明の第7の態様の表示システムによれば、移動体底面画像が複数枚である場合、合成画像は隣接する移動体底面画像をオーバラップさせて合成されるので、移動体底面において隣接する移動体底面画像の境界部では被写体が連続して映り込む。そのため、合成画像には移動体底面の全方位において画像情報が存在するので移動体底面の視界を途切れることなく連続して確保することができる。
また、本発明の第8の態様の表示システムは、第1の態様~第7の態様の何れかの表示システムにおいて、前記表示装置が、前記受信部により受信された前記合成画像から前記表示部に表示する表示画像を生成する表示画像生成部を含む。
本発明の第8の態様の表示システムによれば、表示装置は、受信部により受信された合成画像から表示部に表示する表示画像を生成する表示画像生成部を含んでいる。そのため、表示装置側において、表示画像生成部は合成画像から表示部に表示する表示画像を生成できるので、表示装置の操作者の所望する視点や表示態様での表示画像を表示部に表示することができる。
また、本発明の第9の態様の表示システムは、第1の態様~第8の態様の何れかの表示システムにおいて、前記移動体周囲画像及び前記移動体底面画像には、前記移動体の一部が含まれている。
本発明の第9の態様の表示システムによれば、移動体周囲画像及び移動体底面画像には、移動体の一部が含まれているので、合成画像において移動体の周囲及び移動体の底面における死角の発生を防止することができる。
以上説明したように、本発明の表示システムによれば、リアルタイムの移動体周囲の視界及び移動体底面の視界を確保することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1実施形態に係る表示システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 車両の周囲を撮影するカメラが配置される位置を示す上面図である。 カメラにより撮影された車両周囲画像の一例を示す図である。 車両の下側を撮影するカメラが配置される位置を示す左側面図である。 画像の合成方法を説明するための説明図である。 エクイレクタングラー形式の合成画像を説明するための説明図である。 全天球画像において、エクイレクタングラーから球体への形式の変換を説明するための説明図である。 表示部に表示される表示画像の一例を示す図である。 表示部に表示される表示画像の一例を示す図である。 表示部に表示される表示画像の一例を示す図である。 表示部に表示される表示画像の一例を示す図である。 表示部に表示される表示画像の一例を示す図である。 表示部に表示される表示画像の一例を示す図である。 車両周囲画像と2枚の車両底面画像の合成方法を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態に係る表示システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
図1~図13を用いて本発明の第1実施形態に係る表示システム10について説明する。なお、以下の説明において前後左右上下の方向を示して説明するときは、車両の前後左右上下の方向を示すものとする。
図1は本発明の第1実施形態に係る表示システム10のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示されるように、本実施形態の表示システム10は、移動体としての車両20、及び車両20に搭載された表示装置30を含んで構成されている。本実施形態において、車両20は、手動運転と自動運転とを切り替え可能に構成されており、乗員が車両20を手動運転する場合には、乗員の運転操作を支援する公知の運転支援機能等が設けられている。
図1に示されるように、車両20は、周囲撮影部22、下側撮影部としての下方カメラ23、画像処理装置24、車両制御装置26、及び通信部28を備えている。本実施形態の周囲撮影部22は、一例として、前方カメラ22A、右前方カメラ22B、右側方カメラ22C、右後方カメラ22D、後方カメラ22E、左後方カメラ22F、左側方カメラ22G、及び左前方カメラ22Hの8つのカメラを備えている。
この8つのカメラ22A~22H及び下方カメラ23は、一例として、各々180度よりも大きい画角を有する円周魚眼レンズが使用されている。円周魚眼レンズにより撮影された撮影画像は、魚眼画像であり、撮影範囲の中央付近の被写体は大きく写り、撮影範囲の周囲の被写体は小さく写る特徴があって、撮影範囲は円形状の画像で表されている。なお、本実施形態において「撮影画像」は、静止画であってもよいし、動画であってもよい。
図2は車両20の周囲を撮影する8つのカメラ22A~22Hが車両20に配置される位置を示す上面図、図3は8つのカメラ22A~22Hにより撮影された車両周囲画像P1~P8の一例を示す図である。図2及び図3に示されるように、前方カメラ22Aは車両20の前部に搭載され、前方カメラ22Aで撮影された車両周囲画像P1には車両20の前方が映り込む。また、右前方カメラ22Bは車両20の右前部に搭載され、右前方カメラ22Bで撮影された車両周囲画像P2には車両20の右前方が映り込む。右側方カメラ22Cは車両20の右側部のミラーに搭載され、右側方カメラ22Cで撮影された車両周囲画像P3には車両20の右側方が映り込む。また、右後方カメラ22Dは車両20の右後部に搭載され、右後方カメラ22Dで撮影された車両周囲画像P4には車両20の右後方が映り込む。
後方カメラ22Eは車両20の後部に搭載され、後方カメラ22Eで撮影された車両周囲画像P5には車両20の後方が映り込む。また、左後方カメラ22Fは車両20の左後部に搭載され、左後方カメラ22Fで撮影された車両周囲画像P6には車両20の左後方が映り込む。左側方カメラ22Gは車両20の左側部のミラーに搭載され、左側方カメラ22Gで撮影された車両周囲画像P7には車両20の左側方が映り込む。また、左前方カメラ22Hは車両20の左前部に搭載され、左前方カメラ22Hで撮影された車両周囲画像P8には車両20の左前方が映り込む。
本実施形態においては一例として、周囲撮影部22の8つのカメラ22A~22Hは、各々隣接するカメラの撮影領域が重なる重複部分が形成されるように撮影範囲が設定されている。すなわち、車両周囲画像P1は、右端部に車両周囲画像P2と共通する被写体が、左端部に車両周囲画像P8と共通する被写体がそれぞれ映り込んでいる。
同様にして、車両周囲画像P2~P8も、各々左右端部において隣接する車両周囲画像と共通する被写体がそれぞれ映り込んでいる。また、撮影画像P1~P8においては、車両20の一部が映り込んでいる。上述したように構成された周囲撮影部22によって、車両20の水平方向の全周囲(全方位)Sが撮影される。
図4は車両20の下側を撮影する下方カメラ23が配置される位置を示す左側面図である。図4に示されるように、下方カメラ23は車両20の前部の下側に搭載され、下方カメラ23で撮影された車両底面画像P9(図示省略)には車両20の車体の底面20A及び車両20が位置する地面G(道路等も含む)が映り込む。本実施形態においては一例として、車両周囲画像P1~P8の各々の下端部に、車両底面画像P9と共通する被写体が映り込んでいる。言い換えると、車両底面画像P9の周縁部には、車両周囲画像P1~P8の何れかと共通する被写体が映り込んでいる。
図1に示されるように、画像処理装置24は車両20に搭載されている。画像処理装置24は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びストレージ等を含んで構成されており、各構成は、バスを介して相互に通信可能に接続されている。CPUは、ROM又はストレージからプログラムを読み出し、RAMを作業領域としてプログラムを実行する。
また、画像処理装置24は、機能構成として画像取得部24A及び合成画像生成部24Bを備えており、画像取得部24A及び合成画像生成部24Bは、上記CPUが、ROM又はストレージからプログラムを読み出し、RAMを作業領域としてプログラムを実行することにより実行される。
画像取得部24Aは、周囲撮影部22の8つのカメラ22A~22Hにより各々撮影された8枚の車両周囲画像P1~P8と、下方カメラ23により撮影された車両底面画像P9を各々表す画像データを取得する。なお、本実施形態においては、一例として、1枚の撮影画像は約200万画素で構成されている。なお、撮影画像の画素数は、使用するカメラの性能等により適宜変更することができる。
合成画像生成部24Bは、画像取得部24Aにより取得された画像データが各々表す8枚の車両周囲画像P1~P8と車両底面画像P9とを合成して合成画像CPを生成する。本実施形態においては、合成画像CPは、撮影地点である車両20から見渡すことができる全ての方向すなわち車両全周囲(全方位)を表す全天球画像とする。
合成画像生成部24Bには、8つのカメラ22A~22Hにより各々撮影された8枚の車両周囲画像P1~P8と下方カメラ23により撮影された車両底面画像P9とを全天球画像に変換するために必要な情報が予め記憶されている。この情報としては、9つのカメラ22A~22H及び下方カメラ23各々の円周魚眼レンズの物理的な配置関係を表す位置情報、車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9の像高と円周魚眼レンズの入射角との関係を表す射影情報、8つのカメラ22A~22H及び下方カメラ23の撮影方向を示す情報、及び円周魚眼レンズの特性を表す情報等がある。これらの情報は予めキャリブレーションすることによって導出されている。
合成画像生成部24Bは、魚眼画像である8枚の車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9から、上記必要な情報に基づいて公知の技術により投影変換を行って合成し、合成画像CPを生成する。ここで、本実施形態においては、合成画像CPを合成する際に、上述した重複部分をオーバラップさせている。
図5において、例えば車両周辺画像P6を一例として説明すると、車両周辺画像P6と車両周辺画像P5との重複部分は網掛で示される第1領域OV1で示され、車両周辺画像P6と車両周辺画像P7との重複部分は網掛で示される第2領域OV2で示される。合成画像生成部24Bは、この重複部分を画素単位でオーバラップさせることにより、車両周辺画像P1~P8を合成する。なお、オーバラップの方法については、公知の技術を使用することができる。
また、合成された車両周辺画像P1~P8に車両底面画像P9が合成される。本実施形態においては、車両底面画像P9の周縁部に、車両周囲画像P1~P8と各々共通する被写体が映り込んでいるため、この共通する被写体が映り込んでいる範囲が、隣接する撮影領域が重なる重複部分となる。図5において、例えば車両周辺画像P6を一例として説明すると、車両周辺画像P6と車両底面画像P9との重複部分は斜め斜線で示される第3領域OV3で示される。合成画像生成部24Bは、この重複部分を画素単位でオーバラップさせることにより、車両周辺画像P1~P8の下側に車両底面画像P9を合成する。なお、オーバラップの方法については、公知の技術を使用することができる。
図6はエクイレクタングラー形式(正距円筒図法)の合成画像を説明するための説明図である。ここで、エクイレクタングラー形式の合成画像は、縦方向と横方向との比率が1:2となる画像である。エクイレクタングラー形式は、縦方向と横方向が1:2の比率の長方形の合成画像を球体状のスクリーンに貼り付けて、その中央から合成画像を見たときに、360度が正しく見える形式である。
本実施形態においては、合成画像生成部24Bは、エクイレクタングラー形式の合成画像CP、すなわち縦方向と横方向との比率が1:2となる合成画像CPを生成している。なお、エクイレクタングラー形式の合成画像CPは、平面状態の全天球画像である。本実施形態においては、一例として、合成画像CPは、3840×1920ピクセル、すなわち約740万画素の画像データで構成する。なお、合成画像CPの画素数は、後述する表示装置30の表示部32の性能に合わせて適宜変更することができる。
全天球画像は、図6の右図に示されるように、所定軸周りの角度座標を含む座標系で表される画像であり、動径を定数n(例えば1)として、pitch方向の軸に対してなされる垂直角度φと、yaw方向の軸周りの回転角に対応する水平角度λとを座標とした画素値の配列として表現される。垂直角度φは、-90度~+90度(あるいは0度~180度)の範囲となり、水平角度λは、-180度~+180度(あるいは0度~360度)の範囲となる。
合成画像生成部24Bは、合成画像CPの横方向は車両20の水平方向の全周囲すなわち360度を表しているので、合成された車両周囲画像P1~P8の横方向と一致している。また、合成された車両周囲画像P1~P8の下方向の端部には車両底面画像P9が合成されており、車両底面画像P9の下端が合成画像CPの下方向の下端と一致している。本実施形態においては、車両20の直上方向は車両周辺画像P1~P8に映り込んでいない。そのため、車両周辺画像P1~P8の上方側の画角を予め記憶している情報から読み出し、読み出した画角に応じて合成された車両周囲画像P1~P8の上端の座標の位置が決定されている。
なお、カメラ22A~22Hにより撮影されていない車両20の直上方向の領域に対応する座標については、図6に示されるようにブランクとして一律の画素値により示される。本実施形態においては一例として、黒色を表す画素値で示し、この黒色の領域をブランク画像BPとする。車両周辺画像P1~P8の上方側の画角が大きい程ブランク画像BPのpitch方向(縦方向)の幅は狭くなる。このようにして合成画像生成部24Bは合成画像CPを生成している。
図1に戻り、車両制御装置26は、車両20に搭載された各種センサ(図示省略)により検出された情報、及び周囲撮影部22により撮影された車両周囲画像P1~P8及び下方カメラ23により撮影された車両底面画像P9に基づいて車両20の自動運転を制御する装置である。車両制御装置26は、公知の技術を使用することができる。
また、車両制御装置26は、一例として、正常時走行モード、異常時走行モード、及び復帰時走行モード等の各種モードを設定可能に構成されている。車両制御装置26は、上述したセンサにより検出された情報、並びに車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9に基づいて、上記各モードを自動的に選択して車両20を走行させる。車両制御装置26は、正常時に正常時走行モードを選択し、例えば異常と判断する対象を自動運転システムの通知情報や上記センサによるセンシングにて検出した場合等に異常時走行モードを選択する。具体的には、車両制御装置26により異常時走行モードが選択されると、車両20は停止される。
また、復帰時走行モードは、車両20が停止後に走行を開始する際に車両制御装置26により選択される。具体的には、車両制御装置26は、自動運転システムや上記センサによるセンシングによって車両20に異常がないこと確認させるか、又は表示装置30を介して、乗員に異常時状態であることを報知するための信号を送信する。
車両制御装置26は、車両20の走行状況、すなわち現在選択されているモードを、通信部28を介して表示装置30に送信する。
通信部28は、外部装置と通信するためのインターフェイスであり、合成画像生成部24Bにより生成された合成画像CPを送信する送信部としても機能する。また、通信部28は、車両20の走行状況、すなわち現在選択されているモードを送信する送信部としても機能する。
次に、表示装置30について説明する。図1に示されるように、表示装置30は、表示部32、表示制御装置34、通信部36、及び記録部38を備えている。表示部32は、図示は省略するが、一例として、車両20の車室内において乗員から視認可能な位置に設置されている。
表示部32には、車両20から受信した合成画像CPに基づいて生成された表示画像HPが表示される。なお、合成画像CPをそのまま表示させることもできる。
本実施形態において、表示部32、一例として、4K解像度に対応した映像が表示可能な性能を有しているが、表示部の性能はこれに限られず、4Kよりも低解像度又は4Kよりも高解像度の映像が表示可能な性能を有していてもよいし適宜変更可能である。
通信部36は、外部装置と通信するためのインターフェイスであり、車両20の通信部28から送信された合成画像CPを受信する受信部としても機能する。ここで、車両20の通信部28と表示装置30の通信部36は、車両20の車室内に配線された有線ケーブル(図示省略)によって通信されてもよいし、ネットワークを経由して互いに通信されてもよい。ネットワークは、wifi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の狭域無線通信モジュールや、4G、LTE、5G等の広域無線通信モジュールであるモバイル回線等で構成される。
記録部38は、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリであり、通信部36により受信された合成画像CPを記録する。また車両20の通信部28から送信された車両20の走行状態や車速度及び操舵角等、各種データを記録する。
表示制御装置34は、表示部32へ画像や情報等を表示させる装置であり、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びストレージ等を含んで構成されている。各構成は、バスを介して相互に通信可能に接続されている。CPUは、ROM又はストレージからプログラムを読み出し、RAMを作業領域としてプログラムを実行する。
また、表示制御装置34は、機能構成として合成画像取得部34A及び表示画像生成部34Bを備えており、合成画像取得部34A及び表示画像生成部34Bは、上記CPUが、ROM又はストレージからプログラムを読み出し、RAMを作業領域としてプログラムを実行することにより実行される。
合成画像取得部34Aは、通信部36により受信された合成画像CPを取得して、記録部38に記憶させる。
表示画像生成部34Bは、表示装置30の表示部32に表示させる表示画像HPを生成する。具体的には、表示画像生成部34Bは合成画像CPに基づいて表示画像HPを生成する。
図7は全天球画像において、エクイレクタングラーから球体への形式の変換を説明するための説明図である。表示画像生成部34Bは、図7の左図に示される合成画像CP上の点Pe(λ,φ)を、図7の右図に示される単位球状の点Ps(x,y,z)に変換する。ここで、図7の右図において、λは経度、φは緯度を表す。
この場合、変換式は下記式(1)~(3)で示される。
=cos(φ)sin(λ)・・・(1)
=sin(φ) ・・・(2)
=cos(φ)cos(λ)・・・(3)
表示画像生成部34Bは、上記変換式(1)~(3)により、平面状態の全天球画像を球体の全天球画像に変換する。表示画像生成部34Bは、合成画像CP及び変換後の球体の全天球画像を表す合成画像RPに基づいて、表示部32を視認する乗員の所望する表示態様の表示画像HPを生成する。なお、エクイレクタングラー形式の平面状態の合成画像CPには原点から見た全ての方向の情報が含まれるため、この合成画像CPに基づいて球体以外の形状、例えば円筒を上から見た形状等の任意の形状の合成画像を生成することもできる。また、表示画像生成部34Bは、合成画像CPを表示画像HPとしてそのまま使用することもできる。
図8~図13は表示装置30の表示部32に表示される表示画像HPの一例を示す図である。本実施形態においては、一例として、車両制御装置26により車両20が自動運転されている際に、表示制御装置34による表示部32への表示画像HPの表示が行われる。
図8に示されるように、表示画像生成部34Bは、球体の全天球画像を表す合成画像RPにおいて車両20を見下ろす視点で生成された360度俯瞰画像である表示画像HP1を生成する。なお、図8において、便宜上、車両20の車体の下側を表す画像GPが同色で構成された略矩形領域で表されているが、実際には車両20の車体の下側を表す実際の画像が表されている。また、表示画像生成部34Bは、車両20を模擬した画像A1(図9参照)を表示画像HP1に重ねて合成してもよい。この際に、表示画像HP1において画像A1が重ねられた領域すなわち画像GPも視認可能とするために、画像A1は透過性を有する画像とする。生成された表示画像HP1は、表示制御装置34によって表示部32に表示される。
また、図9に示されるように、表示制御装置34は、表示部32に表示された画像A1を含む表示画像HP1に対して、矢印M1で示される時計回りの回転方向又は矢印M2で示される反時計回りの回転方向に移動可能な画像A2を表示画像HP1に重ねて合成してもよい。画像A2は、表示画像HP1の円周上の円弧と該円弧よりも小さい半径で形成された内側円弧とを両端部でつなぎ合わせた形状とすることができる。この画像A2が重なる表示画像HP1上の範囲は、乗員が見たい方向の領域とされる。
本実施形態においては、乗員が、この画像A2を上記時計回り又は反時計回りの回転方向に移動させることにより、乗員が見たい方向を変更することができる。表示画像生成部34Bは、図10に示されるように、乗員が見たい方向、つまり乗員の所望する自由視点で切り取られた表示画像HP2を生成する。図10に示される表示画像HP2は、車両20から前方側を見た際の画像とされている。生成された表示画像HP2は、表示制御装置34によって表示部32に表示される。
また、例えば、乗員がタッチパネル(図示省略)等を操作することにより車両20を後方斜め上側から見たいという情報を合成画像生成部24Bが取得した場合には、合成画像生成部24Bは、図11に示されるように、合成画像RPに基づいて、車両20を後方斜め上側から見た俯瞰画像である表示画像HP4を生成する。表示画像生成部34Bは、表示画像HP4において、車両20を表す画像A3を重ねて合成している。この画像A3は、図9で示される表示画像HP1と同様に、車両20を模擬した画像とすることができる。
また、例えば、車両20の前方を走行する前方車両50(図12参照)の左側方に人が二人歩いているとする。この二人が、車両20側の車両制御装置26における自動運転システムの通知情報や車両20に搭載されたセンサ(図示省略)によるセンシングにて異常と判断する対象として検出された場合には、車両20側の通信部28により、これらの情報すなわち歩いている二人の位置情報や大きさ情報等が、表示装置30に送信され、表示装置30側の通信部36が受信する。
表示画像生成部34Bは、表示装置30の通信部36が受信した情報に基づいて、合成画像CPから上記二人が映り込む範囲を公知の技術により特定し、図12に示されるように、この二人52が映り込む画角で切り取った表示画像HP4を生成する。表示画像HP4には、車両20から前方側を見た際の画像が表されている。表示画像生成部34Bは、通信部36が受信した情報に基づいて、車両20から見て二人が位置する方向を一例として矢印で示した画像A4を、表示画像HP4に重ねて合成する。生成された画像A4を含む表示画像HP4は、表示制御装置34によって表示部32に表示される。
なお、表示画像生成部34Bは、合成画像CPから上記二人が映り込む範囲を公知の技術により特定した際に、図13に示されるように、球体の全天球画像を表す合成画像RPにおいて車両20を見下ろす視点で生成された360度俯瞰画像である表示画像HP5において、車両20に対して二人が位置する方向を一例として×印で示した画像A5を、表示画像HP5に重ねて合成する。本実施形態においては、画像A5は他の画像領域と比較して強調される態様で構成されている。
なお、図13で示される表示画像HP5は、図9で示される表示画像HP1と同様に、車両20の車体の下側を表す画像が黒色で表されているが、実際には車両20の車体の下側を表す実際の画像が表されている。また、車両20を模擬した画像A1を表示画像HP1に重ねて合成してもよい。また、表示画像HP5において、画像A1の周囲の360度俯瞰画像は白色で表されているが、実際には、図8で示される表示画像HP1と同様に構成されている。生成された画像A1、A5を含む表示画像HP5は、表示制御装置34によって表示部32に表示される。
また、本実施形態において、表示画像生成部34Bは、車両制御装置26から送信された車両20の走行状況、すなわち現在選択されているモードに応じて表示画像HPを生成する。具体的には、車両20が正常時走行モードである場合には、表示画像生成部34Bは、図9で示される表示画像HP1を生成し、表示制御装置34は生成された表示画像HP1を表示部32に表示する。その後、表示画像生成部34Bは、上述したように乗員による画像A2の移動操作に応じて、図10で示される表示画像HP2又は図11で示される表示画像HP3を生成し、表示制御装置34は生成された表示画像HPを表示部32に表示する。
また、車両20が異常時走行モードである場合には、表示画像生成部34Bは、上述したように、車両20側の車両制御装置26における自動運転システムの通知情報や車両20に搭載されたセンサ(図示省略)によるセンシングにて検出された情報に基づいて、図12で示される生成された画像A4を含む表示画像HP4、又は図13で示される生成された画像A1、A5を含む表示画像HP5を生成し、表示制御装置34は生成された表示画像を表示部32に表示する。
また、車両20が復帰時走行モードである場合には、表示画像生成部34Bは、車両20の車体下側が視認可能な図9で示される表示画像HP1を生成し、表示制御装置34は生成された表示画像HP1を表示部32に表示する。その後、表示画像生成部34Bは、上述したように乗員による画像A2の移動操作に応じて、図10で示される表示画像HP2又は図11で示される表示画像HP3を生成し、表示制御装置34は生成された表示画像HPを表示部32に表示する。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態の表示システム10によれば、車両20に含まれる合成画像生成部24Bは、車両周囲画像P1~P8と車両底面画像P9とを合成して合成画像CPを生成する。そのため、表示装置30の受信部として機能する通信部36が受信した合成画像CPは、リアルタイムで周囲撮影部22により取得された車両周囲画像P1~P8及びリアルタイムで下方カメラ23により取得された車両底面画像P9を含んでいるので、リアルタイムの車両周囲の視界及び車両底面の視界を確保することができる。
また、本実施形態の表示システム10によれば、車両20において合成画像CPを生成し、生成した合成画像CPを送信部として機能する通信部28によって表示装置30に送信している。また、表示装置30側では受信部として機能する通信部36によって合成画像CPを受信している。そのため、合成画像CPにおいて、車両周囲画像P1~P8と車両底面画像P9とを合わせた総データ量よりも小さいデータ量となるように車両周囲画像P1~P8と車両底面画像P9とを合成することにより、車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9をそのまま送受信する場合と比較して送信するデータ量を削減することができる。
また、本実施形態の表示システム10によれば、合成画像CPは全ての隣接する車両周囲画像P1~P8(車両周辺画像P1~P8)及び車両底面画像P9(車両底面画像P9)を各々オーバラップさせて合成されるので、隣接する画像の境界部においても被写体が連続して映り込む。そのため、合成画像CPには車両周囲及び車両底面の全方位において画像情報が存在するので、車両周囲の視界及び車両底面の視界を途切れることなく連続して確保することができる。
また、本実施形態の表示システム10によれば、車両底面画像P9が1枚の場合、合成画像CPは車両底面画像P9(車両底面画像P9)を全ての車両周囲画像P1~P8(車両周辺画像P1~P8)に各々オーバラップさせて合成されるので、車両底面と車両周囲との水平方向の全周囲の境界部においても被写体が連続して映り込む。そのため、合成画像CPには車両周囲と車両底面の境界部において画像情報が存在するので、車両周囲と車両底面との境界部における視界を途切れることなく連続して確保することができる。
また、本実施形態の表示システム10によれば、表示装置30は、表示部32と、受信部として機能する通信部36により受信された合成画像CPから表示部32に表示する表示画像HPを生成する表示画像生成部34Bとを含んでいる。そのため、表示装置30側において、表示画像生成部34Bにより合成画像CPから表示部32に表示する表示画像HPを生成できるので、表示装置30の操作者である乗員の所望する視点や表示態様での表示画像HPを表示部32に表示することができる。
また、本実施形態の表示システム10によれば、車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9には、車両20の一部が含まれているので、合成画像CPにおいて車両20の周囲及び底面における死角の発生を防止することができる。
また、本実施形態の表示システム10によれば、表示装置30が車両20に設けられているので、車両20側でリアルタイムの車両周囲の視界及び車両底面の視界を確保することができる。
また、本実施形態の表示システム10によれば、合成画像CPが、全天球画像であるため、合成画像CPには、車両20の水平方向及び垂直方向の360度すなわち車両20を中心とした全方位が映り込んでいる。すなわち、合成画像CPにおいて、各カメラの撮影方向が関連付けられている。そのため、乗員が表示部32で車両20を監視する際に、車両20の周辺において死角が発生するのを防止することができる。
また、近年、開発段階である自動運転システムにおいては、車両20が自動運転を行う際に何らかの異常が発生した場合、車両20を一時停止させる必要がある。本実施形態の表示システム10によれば、車両20が、車両20の車体の下側が撮影領域となるように撮影範囲が設定された下側用の下方カメラ23を含み、合成画像生成部24Bが、下方カメラ23により取得された車両底面画像P9も合成画像CPに合成している。そのため、監視者は、遠隔監視にて、車体の下側を含めた車両20の周囲を合成画像CPに基づいて確認することができるので、一時停止した車両20の復帰(再走行)を安全に行うことができる。
また、本実施形態の表示システム10によれば、表示画像生成部34Bが、車両20において設定されたモードに合わせた表示画像HPを生成するので、車両20の状況に応じた表示画像HPを表示部32に表示することができる。
また、車両20が例えば正常時走行モードや遠隔操縦モードである場合に、一例として、図9で示される表示画像HP1のように球体の全天球画像を表す合成画像RPにおいて車両20を見下ろす視点で生成された360度俯瞰画像が表示される。そして、乗員による画像A2の移動操作が行われると、この移動操作に応じた視点から見た画像として、例えば図10で示される表示画像HP2又は図11で示される表示画像HP3が表示部32に表示される。これにより、乗員は所望する視点から見た画像を視認することができる。
また、車両20が例えば異常時走行モードとなった際、一例として図12又は図13に示される表示画像HP4、HP5のように、異常と判断する対象が二人52である場合に、車両20に対してこの二人52が位置する方向が矢印で示した画像A4や×印で示した画像A5によって呈示される。これにより、乗員は車両20に対してどの方向で異常が発生しているのかを視認することができる。
また、車両20が例えば復帰時走行モードである場合に、図9で示される表示画像HP1のように車両20の車体下側が視認可能な画像が表示される。そのため、異常時走行モードにより停止された車両20を復帰(再走行)させる際に、乗員は車両20の車体下側も確認することができるので、乗員により車両20を安全に再走行させることができる。
また、本実施形態の表示システム10によれば、合成画像CPは、縦方向と横方向との比率が1:2であるため、合成画像CPをエクイレクタングラー形式すなわち正距円筒図法により構成することができる。
(変形例)
図14は車両周囲画像P1~P8と2枚の車両底面画像P9、P10の合成方法を説明するための説明図である。変形例においては、下方カメラ23が車両20の前部と後部に各々設置されており、これら2つの下方カメラ23によって各々車両底面画像P9及び車両底面画像P10が取得される。なお取得される2枚の車両底面画像P9、P10には、各々共通する被写体が映り込んでいる。
この場合、2枚の車両底面画像P9、P10において共通する被写体が映り込んでいる範囲が、隣接する撮影領域が重なる重複部分となる。図14に示されるように、2枚の車両底面画像P9、P10の重複部分は斜線で示される第4領域OV4で示される。すなわち、車両底面画像P9の左右両側に各々車両底面画像P10が位置し、各々が重複部分を有している。合成画像生成部24Bは、この重複部分を画素単位でオーバラップさせることにより、2枚の車両底面画像P9、P10を合成する。なお、オーバラップの方法については、公知の技術を使用することができる。なお、3枚以上の車両底面画像が取得された場合も同様にして、隣接する車両底面画像の重複部分を画素単位でオーバラップさせることにより、3枚以上の車両底面画像を合成する。
また、合成された車両周辺画像P1~P8に合成された2枚の車両底面画像P9、P10がさらに合成されて1枚の合成画像CPが生成される。この際に、合成された車両周辺画像P1~P8は、少なくとも一方の車両底面画像P9、P10とオーバラップして合成される。なお、図14で示される第4領域OV4を含む領域においては、合成された車両周辺画像P1~P8は両方の車両底面画像P9、P10とオーバラップして合成される。
なお、変形例においては、車両底面画像P9が2枚の場合、合成画像CPは複数の車両周囲画像P1~P8を少なくとも一方の車両底面画像P9、P10に各々オーバラップさせて合成されるので、車両底面と車両周囲との水平方向の全周囲の境界部において被写体が連続して映り込む。そのため、合成画像CPには車両周囲と車両底面との水平方向の全周囲の境界部において画像情報が存在するので、車両周囲と車両底面との境界部における視界を途切れることなく連続して確保することができる。
また、変形例においては、車両底面画像P9が複数枚である場合、合成画像CPは隣接する車両底面画像をオーバラップさせて合成されているので、車両底面において隣接する車両底面画像の境界部では被写体が連続して映り込む。そのため、合成画像CPには車両底面の全方位において画像情報が存在するので車両底面画像を途切れることなく連続して確認することができる。
次に、図15を用いて本発明の第2実施形態に係る表示システム10-2について説明する。図15は本発明の第2実施形態に係る表示システム10-2のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、本実施形態において図1に示される上記第1実施形態の構成と同様の箇所については同符号で示して詳細な説明は省略する。
図15に示されるように、本実施形態の表示システム10-2においては、車両20-2の画像処理装置24-2が合成画像生成部24Bを備えておらず、表示装置30-2の表示制御装置34-2が合成画像生成部34Dを備えている。すなわち、合成画像CPの生成は、車両20-2側ではなく、表示装置30-2側で行われる。そのため、車両20-2の通信部28-2は、車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9を送信する送信部としての機能を有している。また、表示装置30-2の通信部36-2は、車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9を受信する受信部としての機能を有している。
表示制御装置34-2は、上記実施形態の合成画像取得部34Aに替えて画像取得部34Cを有している。画像取得部34Cは、通信部36-2が受信した車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9を取得して、記録部38に記憶させる。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態の表示システム10-2によれば、表示装置30-2に含まれる合成画像生成部34Dは、車両周囲画像P1~P8と車両底面画像P9とを合成して合成画像CPを生成する。また、表示画像生成部34Bは、合成画像生成部34Dにより生成された合成画像CPに基づいて表示画像HPを生成する。そのため、表示部32に表示される表示画像HPは、リアルタイムで周囲撮影部22により取得された車両周囲画像P1~P8及びリアルタイムで下方カメラ23により取得された車両底面画像P9を含んでいるので、リアルタイムの車両周囲の視界及び車両底面の視界を確保することができる。
また、本実施形態の表示システム10-2によれば、車両20-2が車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9を送信し、表示装置30-2が送信された車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9を受信している。また、表示装置30-2において受信した車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9を合成して合成画像CPを生成している。そのため、車両20-2側において合成処理をしないので、その分速く表示装置30-2側で車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9を受信することができる。これにより、例えば車両20-2よりも表示装置30-2の方がより処理能力が高い場合には、より速く表示部32に表示画像HPを表示させることができる。
[実施形態の補足説明]
上記実施形態においては、周囲撮影部22を構成するカメラ22A~22H及び下方カメラ23は、各々180度よりも大きい画角を有する円周魚眼レンズが使用されているが、本発明はこれに限られない。隣接する撮影領域が重なる重複部分が形成されるように撮影範囲が設定可能であれば、例えば140度の画角を有する円周魚眼レンズであってもよいし、画角は限定されない。また、円周魚眼レンズではなく、対角線魚眼レンズや他の広角レンズ、超広角レンズ等を使用してもよい。
また、上記実施形態においては、下方カメラ23を車両20の前部下側に1つ備えているが、本発明はこれに限られない。例えば、車両20の後部下側にも下方カメラ23を備えていてもよい。すなわち下側用のカメラは2つ以上であってもよいし、車両20の車体の大きさに応じて適宜変更することができる。
また、上記実施形態においては、周囲撮影部22を構成する車両20の水平方向のカメラ22A~22Hは、8つとしたが、本発明はこれに限られない。隣接する撮影領域が重なる重複部分が形成されるように撮影範囲が設定可能であれば、前方カメラ22A、右側方カメラ22C、後方カメラ22E、及び左側方カメラ22Gの4つのカメラであってもよいし、各カメラの画角に応じて適宜変更することができる。また、周囲撮影部22は、車両全周囲を撮影する全周囲カメラで構成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、下方カメラ23で撮影された車両底面画像P9は、周縁部において車両周囲画像P1~P8の各々と共通する被写体がそれぞれ映り込んでいるとしたが、本発明はこれに限られない。例えば、車両20の車体の底面20Aを撮影するカメラが車両20の前部下側に1つだけ備えられている場合には、車両底面画像P9は、後方カメラ22Eにより撮影された車両周囲画像P5と共通する被写体のみが映り込んでいてもよい。すなわち、車両20の水平方向を撮影範囲とした撮影画像P1~P8のうち1つ以上の撮影画像と共通の被写体が映り込んでいればよい。
車両底面画像P9に車両周囲画像P5と共通する被写体のみが映り込んでいる場合、生成された合成画像CPにおいて、下方カメラ23で撮影された車両底面画像P9に対応する車両底面画像P9は、車両周囲画像P5に対応する車両周辺画像P5の下端で合成され、車両底面画像P9の右側はブランク画像BPとされる。
また、上記実施形態においては、合成画像CPは平面状態の全天球画像としたが、本発明はこれに限られない。合成画像CPは、全天周画像や、上部が欠けているパノラマ画像であってもよいし、下部のみが欠けているパノラマ画像、すなわち車両水平方向のみ360度を撮影した360度パノラマ画像に車両底面画像P9を合成した画像であってもよい。
また、上記実施形態においては、全天球画像としてエクイレクタングラー形式(正距円筒図法)を使用したが、本発明はこれに限られない。例えば、サイコロを分解したように正六面体のスクリーン6面に平面画像を貼り付けて、その中央から画像を見た際に360度が正しく見えるキューブマップ形式を使用してもよいし、プラネタリウム等において使用されるドームマスター形式等を使用してもよい。使用する形式は公知の技術を使用することができる。
また、上記実施形態においては、表示画像生成部34Bは、平面状態の全天球画像を球体の全天球画像に変換する処理を行っているが本発明はこれに限られない。例えば、合成画像生成部24Bが、平面状態の全天球画像を球体の全天球画像に変換する処理を行い、球体の全天球画像で表される合成画像RPを表示装置30に送信してもよい。
また、上記実施形態においては、合成画像生成部24Bが、車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9から合成画像CPに投影変換する処理を行っているが、本発明はこれに限られない。例えば、合成画像生成部24Bは、車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9から直接俯瞰画像を生成し、この俯瞰画像を合成画像として使用してもよい。
また、上記実施形態においては、表示装置30は1つの表示部32を備えているが、本発明はこれに限られず複数の表示部32を備えていてもよい。
また、上記実施形態においては、図9に示されるように、画像A2を時計回り又は反時計回りの回転方向に移動させることにより、乗員が見たい方向を変更しているが本発明はこれに限られない。例えば、表示部32に図10で示される表示画像HP2が表示されている場合には、合成画像生成部24Bは、例えば乗員のタッチパネル等の入力手段によって移動されるポインタ(図示省略)を表示画像HP2上に合成する。表示画像生成部34Bは、このポインタの表示画像HP2の移動距離及び移動方向を検出し、この検出した移動距離及び移動方向に応じて合成画像CPにおける切り出し範囲を決定してもよい。
また、上記第1実施形態においては、通信部28は、合成画像CPを送信する送信部としての機能と、その他の情報を送信する送信部としての機能の両方を備えているが、本発明はこれに限られない。合成画像CPを送信する送信部は通信部28とは別に設けられていてもよい。このように、合成画像CPの送信に特化した送信部を設けることにより、合成画像CPの通信処理速度をより速くすることが可能となる。
また、上記第1実施形態においては、通信部36は、合成画像CPを受信する受信部としての機能と、その他の情報を送受信する送受信部としての機能の両方を備えているが、本発明はこれに限られない。合成画像CPを受信する受信部は通信部36とは別に設けられていてもよい。このように、合成画像CPの受信に特化した受信部を設けることにより、合成画像CPの通信処理速度をより速くすることが可能となる。
また、上記第2実施形態においては、通信部28-2は、車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9を送信する送信部としての機能と、その他の情報を送信する送信部としての機能の両方を備えているが、本発明はこれに限られない。車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9を送信する送信部は通信部28-2とは別に設けられていてもよい。このように、車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9の送信に特化した送信部を設けることにより、車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9の通信処理速度をより速くすることが可能となる。
また、上記第2実施形態においては、通信部36-2は、車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9を受信する受信部としての機能と、その他の情報を送受信する送受信部としての機能の両方を備えているが、本発明はこれに限られない。車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9を受信する受信部は通信部36-2とは別に設けられていてもよい。このように、車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9の受信に特化した受信部を設けることにより、車両周囲画像P1~P8及び車両底面画像P9の通信処理速度をより速くすることが可能となる。
また、上記実施形態においては、表示装置30は、車両20に搭載されているが本発明はこれに限られない。例えば、外部に設けられた遠隔監視装置(図示省略)に搭載されていてもよい。この場合、車両20の通信部28と遠隔監視装置側すなわち表示装置30側の通信部36は、上述したネットワークを経由して互いに通信される。なお、ネットワークによる通信はクラウドサーバ(図示省略)介して行うこともできる。
このように、表示装置30が、外部に設けられた遠隔監視装置に搭載される場合には、遠隔監視装置側でリアルタイムの車両周囲の視界及び車両底面の視界を確保することができる。なおこの場合、移動体は車両20でなくてもよい。移動体は例えば荷物や配送物等を運ぶモビリティであってもよいし、自立走行可能なロボットであってもよいし、自立走行可能であれば何れの態様であってもよい。
また、上記実施形態においては、車両20、20-2の構成と、車両20、20-2に搭載された表示装置30、30-2の構成とが各々別のバスで繋がっているが、本発明はこれに限られず、同じバスで繋がっていてもよい。この場合、バスが車両側の通信部28、28-2及び表示装置側の通信部36、36-2としての機能を有する。すなわち、バスが画像データを送信又は受信する通信部として機能する。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10、10-2 表示システム
20、20-2 車両(移動体)
30、30-2 表示装置
22 周囲撮影部
23 下方カメラ(下側撮影部)
24B 合成画像生成部
28、28-2 通信部(送信部)
30 表示装置
34B 表示画像生成部
34D 合成画像生成部
36、36-2 通信部(受信部)
P 撮影画像
P1~P8 車両周囲画像(移動体周囲画像)
P9、P10 車両底面画像(移動体底面画像)
CP 合成画像(エクイレクタングラー形式の全天球画像)
RP 合成画像(球体形式)
HP 表示画像
HP1~HP5 表示画像

Claims (9)

  1. 移動体の周囲を撮影して移動体周囲画像を取得する周囲撮影部と、
    前記移動体の下側を撮影して移動体底面画像を取得する下側撮影部と、を含む移動体と、
    表示部を含む表示装置と、
    前記移動体又は前記表示装置に含まれ、前記周囲撮影部により取得された移動体周囲画像と前記下側撮影部により取得された移動体底面画像とを合成して合成画像を生成する合成画像生成部と、
    前記移動体及び前記表示装置に各々含まれ、画像データを送信又は受信する通信部と、
    を備える表示システム。
  2. 前記移動体は、前記合成画像生成部を含み、
    前記移動体側の前記通信部は、前記合成画像生成部により生成された前記合成画像を送信する送信部を含んで、
    前記表示装置側の前記通信部は、前記送信部から送信された前記合成画像を受信する受信部を含む請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記移動体側の前記通信部は、前記周囲撮影部により取得された前記移動体周囲画像及び前記下側撮影部により取得された前記移動体底面画像を送信する送信部を含み、
    前記表示装置側の前記通信部は、前記送信部から送信された前記移動体周囲画像及び前記移動体底面画像を受信する受信部を含んで、
    前記表示装置は、前記合成画像生成部を含む請求項1に記載の表示システム。
  4. 前記周囲撮影部が複数の前記移動体周囲画像を取得する場合、
    前記合成画像生成部は、全ての隣接する前記移動体周囲画像及び前記移動体底面画像を各々オーバラップさせて合成する請求項1に記載の表示システム。
  5. 前記周囲撮影部が複数の前記移動体周囲画像を取得し、前記下側撮影部が1枚の前記移動体底面画像を取得する場合、
    前記合成画像生成部は、前記移動体底面画像を全ての前記移動体周囲画像と各々オーバラップさせて合成する請求項1に記載の表示システム。
  6. 前記周囲撮影部が複数の前記移動体周囲画像を取得し、前記下側撮影部が2枚の前記移動体底面画像を取得する場合、
    前記合成画像生成部は、複数の前記移動体周囲画像を少なくとも一方の前記移動体底面画像と各々オーバラップさせて合成する請求項1に記載の表示システム。
  7. 前記下側撮影部が複数の前記移動体底面画像を取得する場合、
    前記合成画像生成部は、隣接する前記移動体底面画像をオーバラップさせて合成する請求項1に記載の表示システム。
  8. 前記表示装置は、
    前記合成画像から前記表示部に表示する表示画像を生成する表示画像生成部を含む請求項1に記載の表示システム。
  9. 前記移動体周囲画像及び前記移動体底面画像には、前記移動体の一部が含まれている請求項1に記載の表示システム。
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