JP2024051826A - 印刷プログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 2024051826000001
【課題】フォントの選択の自由度を高めること。
【解決手段】情報処理装置1は、ラベル作成アプリ42と別にフォントアプリ43を有する。ラベル作成アプリ42は、フォントアプリ43が管理するカスタムフォントファイル80Aの共有を受け付けて、カスタムフォントファイル80Aを取得すると、取得したカスタムフォントファイル80Aをラベル作成アプリ42の記憶領域に保存する。ラベル作成アプリ42は、ラベルの編集画面200に配置されたテキストオブジェクト212が選択された状態で複数のフォントの中からフォントの選択を受け付ける。複数のフォントには、共有されたカスタムフォントファイル80Aのカスタムフォントが含まれている。ラベル作成アプリ42は、共有されたカスタムフォントが選択された場合、選択されたカスタムフォントを用いてテキストオブジェクト212を描画する。
【選択図】図1

Description

本明細書に開示される技術分野は、ラベルプリンタに印刷させるデータの編集を行う印刷プログラムの技術に関する。
従来、任意のテキストや画像を含むラベルデータを作成し、ラベルプリンタにてそのラベルデータに基づく印刷を行う技術が知られている。例えば特許文献1には、印刷対象となるテキストの編集が可能なラベルプリンタであって、ラベルプリンタがフォントサーバからフォントデータを含む追加メニューデータをダウンロードすることで、フォントをカスタマイズする構成が開示されている。
特開2003-271323号公報
ラベルプリンタに印刷させるデータの編集を行うラベルプリンタ用のプログラムでは、複数のフォントが使用可能であり、用途に応じて様々なフォントが使用できることが望ましい。そのため、例えば特許文献1に開示されているように、サーバからフォントをダウンロードすることでフォントの選択肢を増やすことができる。一方で、ユーザのデバイスには、上述のラベルプリンタ用のプログラムとは別に、カスタムフォントを有するプログラムが存在する場合がある。このカスタムフォントは、その別のプログラムによって管理され、ラベルプリンタ用のプログラムが使用できない場合があることから、改善の余地がある。
上述した課題の解決を目的としてなされた印刷プログラムは、ラベルプリンタに印刷させるデータの編集が可能な印刷プログラムであって、フォントを示す形式のデータの1つであるフォントデータを有するフォントプログラムをインストールすることが可能な情報処理装置のコンピュータに、前記フォントデータの共有を受け付け、受け付けた前記フォントデータを取得する取得処理を実行させ、前記印刷プログラムは、前記情報処理装置のオペレーティングシステムを介して共有されるデータの受信先として、フォントを示す形式のデータを受け付け可能であり、さらに前記コンピュータに、前記取得処理にて取得された前記フォントデータを、前記印刷プログラムの記憶領域に保存するフォント保存処理を実行させ、さらに前記コンピュータに、ラベルの編集画面を前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる表示処理を実行させ、前記編集画面にはテキストオブジェクトを配置可能であり、さらに前記コンピュータに、前記編集画面に配置された前記テキストオブジェクトが選択された状態で、複数のフォントの中からフォントの選択を受け付ける選択処理を実行させ、前記フォント保存処理にて前記フォントデータが保存されている場合、前記複数のフォントには、前記フォント保存処理にて保存された前記フォントデータに示されるフォントである共有フォントが含まれ、前記表示処理では、前記選択処理にて前記共有フォントが選択された場合、選択された前記共有フォントを用いて、前記編集画面に配置されている前記テキストオブジェクトを描画する、ように構成される。
上記構成を有する印刷プログラムは、オペレーティングシステムを介して共有されるデータの受信先として、フォントを示す形式のデータを受け付けることができる。印刷プログラムは、フォントプログラムが有するフォントデータの共有を受け付けてフォントデータを取得した場合に、そのフォントデータを印刷プログラムの記憶領域に保存する。印刷プログラムは、共有を受け付けたフォントデータを保存した後にフォントを選択する際には、共有されたフォントデータに示される共有フォントも選択可能にする。これにより、印刷プログラムは、データの編集を行う際に、印刷プログラム以外のプログラムが管理するフォントも使用可能になり、フォントの選択の自由度が高まる。
上記印刷プログラムの機能を実現するための装置、制御方法、上記印刷プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、印刷対象となるテキストの編集が可能な印刷プログラムであって、フォントの選択の自由度を高める技術が実現される。
情報処理装置の概略構成図である。 フォント共有手順の一例を示すシーケンス図である。 判定処理の手順を示すフローチャートである。 描画プレビュー画面の一例である。 警告画面の一例である。 通知画面の一例である。 ラベル作成処理の手順の一例を示すフローチャートである。 編集作業時の画面遷移図である。 選択処理の手順の一例を示すフローチャートである。 手動消去処理の手順の一例を示す図である。 消去確認画面の一例である。
以下、情報処理装置に組み込まれた印刷プログラムを具体化した実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、情報を表示できる情報処理装置に組み込まれた印刷用のアプリケーションプログラム(以下「アプリ」とする)を開示するものである。
本形態の情報処理装置1は、図1に示すように、CPU11と、メモリ12と、を含むコントローラ10を備え、ラベルプリンタ2に接続可能なものである。さらに、情報処理装置1は、ユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)20と、通信インタフェース(以下、「通信IF」とする)30と、カメラ40と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。CPU11は「コンピュータ」の一例である。コントローラ10が「コンピュータ」の一例であってもよい。
情報処理装置1は、例えば、ラベルプリンタ2に印刷させるための各種のアプリを実行可能な装置である。情報処理装置1は、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でもよいし、据え置き型のパーソナルコンピュータであってもよい。なお、図1中のコントローラ10は、情報処理装置1の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際に情報処理装置1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
CPU11は、メモリ12から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。メモリ12は、ROM、RAMを含み、さらにHDD、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含み、各種のプログラムやデータを記憶する。
ユーザIF20は、表示機能と操作受付機能との両方を備えたタッチパネルを含む。なお、ユーザIF20は、情報を表示するディスプレイ等と、ユーザによる入力操作を受け付けるキーボードやマウス等と、の組み合わせを含んでいても良い。
通信IF30は、ラベルプリンタ2等の外部装置との通信を行うためのハードウェアを含む。通信IF30の通信方式は、無線でも有線でもよく、また、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、USB、LAN等、どのような規格の方式でもよい。
情報処理装置1は、通信IF30を介して、インターネット3に接続する機能を有する。情報処理装置1は、インターネット3を介してサーバ4に接続し、各種アプリ、および、各種データをダウンロードすることができる。
本形態の情報処理装置1のメモリ12には、図1に示すように、オペレーティングシステム(以下、「OS」とする)41と、ラベル作成アプリ42と、フォントアプリ43と、が組み込まれている。ラベル作成アプリ42は「印刷プログラム」の一例である。フォントアプリ43は「フォントプログラム」の一例である。
OS41は、例えば、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Windows(登録商標)、MacOS(登録商標)、Linux(登録商標)のいずれかである。メモリ12には、システムフォントファイル60が格納されている。システムフォントファイル60は、OS41に登録されたシステムフォントに関する情報を含む。OS41は、情報処理装置1内に存在するプログラムの間でデータを共有させる仕組みを有する。この仕組みは周知であるので、詳細な説明を省略する。
ラベル作成アプリ42およびフォントアプリ43は、例えば、インターネット3を介してサーバ4やラベルプリンタ2から情報処理装置1にインストールされている。ラベル作成アプリ42およびフォントアプリ43は、サーバ4上で動作するWebアプリであってもよい。
本形態のラベルプリンタ2は、例えば、熱転写方式の印刷ヘッドを備え、ロール状に巻き取られたラベル紙を収容し、ラベル紙を巻き出しつつ印刷を行う。ラベルプリンタ2は、例えば、情報処理装置1から受信した印刷データに基づいて、収容されているラベル紙への画像の印刷とラベル紙の搬送とを行い、印刷済みの部分を機外へ突出させる。
本形態のラベル作成アプリ42は、ラベルプリンタ2を使用して各種のラベルを作成するためのアプリである。ラベル作成アプリ42は、ラベルプリンタ2に印刷させる画像の作成や編集の指示を受け付け、指示を受け付けた画像をユーザIF20に表示させる。ラベルプリンタ2に印刷させるデータの編集には、テキストの編集が含まれる。テキストの編集では、テキストそのものの他、例えば、フォント、文字大きさ、文字飾りを編集可能である。
フォントは、ラベルのイメージを大きく左右する。近年、様々なデザインを施したフォントが提供されている。また、ラベルプリンタ2では、様々な言語に対応するラベルを作成する需要が高い。そのため、テキストの編集時には、選択できるフォントが多種多様であることが好ましい。
しかしながら、始めから全てのフォントをラベル作成アプリ42にインストールすると、インストールに時間がかかる、メモリ12に負荷がかかる、といった問題がある。そのため、ラベル作成アプリ42は、例えば、ベンダが提供するフォントに関する情報を記憶するフォントファイルのみをインストールしている。ラベル作成アプリ42にインストールされたフォントを以下「内蔵フォント」とする。内蔵フォントに関する情報を記憶するフォントファイルを以下「内蔵フォントファイル」とする。ラベル作成アプリ42は、内蔵フォントファイル50A,50B,50Cをラベル作成アプリ42の記憶領域に記憶し、内蔵フォント50A,50B,50Cを自由に閲覧したり使用したりすることができる。
ラベル作成アプリ42は、OS41が管理するシステムフォントファイル60にアクセスし、システムフォントを閲覧したり使用したりすることができる。
フォントアプリ43は、カスタムフォントを利用可能なプログラムである。フォントアプリ43は、ベンダが提供してもよいし、ベンダ以外が提供してもよい。フォントアプリ43には、複数のカスタムフォントファイル80A,80B,80Cがインストールされている。カスタムフォントファイル80A,80B,80Cは、カスタムフォントに関する情報を記憶している。
カスタムフォントファイル80A,80B,80Cは、フォントアプリ43の記憶領域に記憶され、フォントアプリ43によって管理されている。そのため、ラベル作成アプリ42は、カスタムフォントファイル80A,80B,80Cを自由に閲覧したり使用したりすることができない場合がある。フォントアプリ43は、OS41が有する共有機能を利用可能であり、例えば、別のプログラムがカスタムフォントファイル80A,80B,80Cを使用できるようにカスタムフォントファイル80A,80B,80Cの共有をOS41に指示できる。カスタムフォントファイル80A,80B,80Cは「フォントデータ」の一例である。
ラベル作成アプリ42は、OS41を介して共有されるデータを受信する受信先として、OS41に登録されている。共有されるデータは、TTF(TrueType形式)、OTF(OpenType形式)などのフォントを示す形式のデータの1つであるフォントファイルが設定されている。よって、ラベル作成アプリ42は、別のプログラムとフォントファイルを共有できる。OS41への登録は、ラベル作成アプリ42のインストール時に行ってもよいし、ラベル作成アプリ42のインストール後、任意のタイミングで行ってもよい。ラベル作成アプリ42は、あるフォントファイルの共有を受け付けた場合に、その共有されたフォントファイルを自由に閲覧したり使用したりすることができる。
ラベル作成アプリ42は、ラベル作成アプリ42あるいは情報処理装置1に記憶されていないフォントをサーバ4からダウンロードし、閲覧したり使用したりしてもよい。以下、このダウンロードされたフォントとフォントファイルを、それぞれ、「ダウンロードフォント」と「ダウンロードフォントファイル」とする。
ラベル作成アプリ42は、テキストの編集画面において、テキストオブジェクトが選択された状態で使用可能な複数のフォントの中からフォントの選択を受け付け、選択されたフォントを用いてテキストオブジェクトを描画することができる。複数のフォントには、内蔵フォント、システムフォント、ダウンロードフォントが含まれる。また、例えば、ラベル作成アプリ42が、フォントアプリ43のカスタムフォントファイル80Aの共有を受け付けた場合、複数のフォントには、カスタムフォントファイル80Aのカスタムフォントが含まれる。
なお、各種フォントファイルのデータ形式は、例えば、TTF、OTFである。フォントファイルには、例えば、フォント名、バージョンを示すバージョン情報、描画に用いる情報が含まれている。
ラベル作成アプリ42は、編集中の画像の印刷実行の指示を受け付け、編集中の画像に基づく印刷データを生成して、ラベルプリンタ2に送信する。なお、本形態のラベル作成アプリ42は、ユーザの実行指示に基づいて独立して実行可能なプログラムでも良いし、他のプログラムの実行中にそのプログラムから呼び出されて実行されるプログラムでも良い。
続いて、フォントを共有する手順について、図2のシーケンス図を参照して説明する。図2に示す各処理は、情報処理装置1のCPU11にて実行される。なお、以下の処理およびフローチャートの各処理ステップは、基本的に、各プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を示すが、説明の便宜上、処理の主体を各プログラムとして説明することがある。CPU11による処理は、情報処理装置1のOS41のAPIを用いたハードウェア制御も含む。本明細書では、OS41の記載を省略して動作を説明する。以下では、ラベル作成アプリ42が、カスタムフォントファイル80Aを共有する場合を例にして説明する。
図2に示すように、フォントアプリ43は、起動された後(A01)、共有フォントの選択を受け付ける(A02)。例えば、フォントアプリ43は、フォントアプリ43が管理するカスタムフォントをユーザIF20に一覧表示し、その一覧の中から共有対象のフォントが1つ選択される。
フォントアプリ43は、例えば、カスタムフォントが選択された状態で共有指示を受け付け(A03)、共有先の選択を受け付ける(A04)。例えば、カスタムフォントの一覧を表示する画面には共有ボタンが配置されている。その共有ボタンが操作されると、フォントアプリ43は、共有指示を受け付け、共有先の選択肢をユーザIF20に表示する。フォントアプリ43は、フォントファイルの受信先としてOS41に登録されたプログラムをOS41に問い合わせ、OS41から回答されたプログラムを共有先の選択肢としてユーザIF20に表示する。ラベル作成アプリ42は、OS41に登録されていることを条件に、受信先の選択肢の1つとして表示される。
例えば、ラベル作成アプリ42が共有先に選択されると、フォントアプリ43は、選択されたカスタムフォントをラベル作成アプリ42と共有する共有要求指示をOS41に渡す(A05)。例えば、カスタムフォントファイル80Aのカスタムフォントが共有フォントとして選択されている場合、フォントアプリ43は、カスタムフォントファイル80Aを共有要求指示と一緒にOS41に渡す。OS41に渡すカスタムフォントファイル80Aは、例えば、カスタムフォントファイル80Aの保存先を示すパスでもよいし、カスタムフォントファイル80Aを圧縮した圧縮データであってもよい。
共有要求指示を受け付けたOS41は、ラベル作成アプリ42を起動させる。起動したラベル作成アプリ42は、共有要求指示に付されたカスタムフォントファイル80AをOS41から受け取って取得する(B02)。例えば、ラベル作成アプリ42は、カスタムフォントファイル80Aのパスを受け取った場合、そのパスに基づいてカスタムフォントファイル80Aにアクセスし、カスタムフォントファイル80Aを取得する。また、例えば、ラベル作成アプリ42は、カスタムフォントファイル80Aの圧縮データを受け取った場合、圧縮データを解凍してカスタムフォントファイル80Aを取得する。B02は「取得処理」の一例である。カスタムフォントファイル80Aは「共有されたフォントデータ」の一例である。カスタムフォントファイル80Aが示すカスタムフォントは「共有フォント」の一例である。
ラベル作成アプリ42は、取得したカスタムフォントファイル80Aをラベル作成アプリ42の記憶領域、例えば、ラベル作成アプリ42によって作成されたディレクトリに保存する(B03)。これにより、ラベル作成アプリ42は、フォントアプリ43が管理するカスタムフォントファイル80Aを自由に利用できる。B03は「フォント保存処理」の一例である。
カスタムフォントは、ラベル作成アプリ42用に作成されていない場合がある。この場合、ラベル作成アプリ42は、ラベル作成時に、カスタムフォントを用いてテキストオブジェクトを適切に描画できない可能性が高い。そこで、ラベル作成アプリ42は、判定処理を行う(B04)。判定処理は、共有フォントを用いてテキストオブジェクトを描画できるか否かを判定する処理である。
図3を参照して判定処理について説明する。CPU11は、共有フォントを読み込み可能か否かを判断する(S101)。具体的に、CPU11は、図2のB03にて保存されたカスタムフォントファイル80Aを読み込めるか否かを判断する。共有フォントを読み出すことができなれば、描画すべき共有フォントが不明になるからである。
例えば、カスタムフォントファイル80Aの拡張子やフォーマットがフォントを示す形式であっても、フォントの情報が入っていない、あるいは、一部しか入っていない場合、CPU11は、読み込み不能と判断する(S101:NO)。この場合、CPU11は、共有フォントでテキストオブジェクトを描画できないと判定し(S111)、判定処理を終了する。
CPU11は、S101にて読み込み可能と判断する場合(S101:YES)、サンプルとなるラベルデータを取得する(S102)。以下、サンプルとなるラベルデータは「サンプルデータ」とする。サンプルデータは、テキストオブジェクトを含む。サンプルデータは「所定のラベルデータ」の一例である。
例えば、ラベル作成アプリ42は、地域毎または言語毎にサンプルデータを用意している。例えば、ラベル作成アプリ42がインストール時に地域を「日本」、言語を「日本語」に設定されている場合、ラベル作成アプリ42は、日本語でテキストが描画されたテキストオブジェクトを含むラベルデータをサンプルデータとして取得する。
S102で取得されるサンプルデータは、ユーザが指定したラベルデータであってもよい。例えば、日本人のユーザがスペイン語のラベルを作成するとする。この場合、スペイン語のテキストを描画できるか確認することが望ましい。そこで、ユーザは、スペイン語のテキストを描画したテキストオブジェクトを含むラベルデータを、サンプルデータに指定する。この場合、CPU11は、この指定されたサンプルデータを取得する。
CPU11は、サンプルデータに含まれるテキストオブジェクトを取得する(S103)。CPU11は、サンプルデータから取得したテキストが、共有フォントで対応していない文字を含むか否かを判断する(S104)。テキストオブジェクトのテキストに共有フォントで対応できない文字が含まれていれば、そのテキストを描画できないからである。
例えば、カスタムフォントファイル80Aは、欧文用フォントを記憶しているとする。一方、サンプルデータから取得したテキストオブジェクトは、平仮名で構成されたテキストが描画されているとする。欧文用フォントは平仮名の文字を描画できない。この場合、CPU11は、サンプルデータから取得したテキストが、共有フォントで対応していない文字を含むと判断する(S104:YES)。CPU11は、共有フォントでテキストオブジェクトを描画できないと判定し(S111)、判定処理を終了する。
また、例えば、カスタムフォントファイル80Aは、漢字と平仮名に対応するフォントを記憶しているとする。一方、サンプルデータから取得したテキストオブジェクトは、平仮名のみで構成されたテキストが描画されているとする。漢字と平仮名に対応するフォントは平仮名の文字に対応できる。この場合、CPU11は、サンプルデータから取得したテキストが、共有フォントで対応していない文字を含まないと判断する(S104:NO)。この場合、CPU11は、共有フォントを用いて、サンプルデータに含まれるテキストオブジェクトを描画する(S105)。すなわち、カスタムフォントファイル80Aを用いてサンプルデータのテキストオブジェクトを描画する。
CPU11は、OCR(Optical Character Reader)処理を用いて、共有フォントで描画したテキストオブジェクトの画像からテキストを認識する(S106)。CPU11は、OCR処理を用いて認識したテキストと、サンプルデータに含まれるテキストオブジェクトのテキストとが、一致するか否かを判断する(S107)。共有フォントでテキストを描画したテキストオブジェクトの画像からOCR処理によってテキストを認識し、認識されたテキストが、サンプルデータに含まれる元々のテキストオブジェクトのテキストと一致しなければ、適切なテキストが描画されていない可能性があるからである。
例えば、OCR処理を用いて認識したテキスト、すなわち、共有フォントで描画されたテキストにドットが生じていたり、テキストの線が欠けたりしていると、本来のテキストと異なる結果になり得る。このようなフォントは、適切なテキストを描画できる可能性が低い。そのため、CPU11は、OCR処理を用いて認識したテキストがサンプルデータに含まれるテキストオブジェクトのテキストと一致しないと判断する(S107:NO)。この場合、CPU11は、共有フォントでテキストオブジェクトを描画できないと判定し(S111)、判定処理を終了する。
CPU11は、OCR処理を用いて認識したテキストがサンプルデータに含まれるテキストオブジェクトのテキストと一致すると判断した場合(S107:YES)、描画プレビュー画面をユーザIF20に表示し、描画に成功したか否かをユーザに入力させる(S108)。
描画結果に求めるレベルは、ユーザによって異なる。例えば、ラベルをデザインするユーザは、ラベルの品質に影響するため、描画結果に求めるレベルが高くなる。一方、一般家庭のユーザが求める描画結果は、文字を読めれば良い程度であることが多い。そこで、ラベル作成アプリ42は、描画の成否をユーザに判断させ、失敗とユーザに判断されたフォントの使用を回避できるようにしている。
例えば、図4に示す描画プレビュー画面300には、プレビュー画像表示領域301と、第1ボタン302と、第2ボタン303と、が配置されている。プレビュー画像表示領域301には、共有フォントを用いて描画したテキストの画像がプレビュー表示されている。第1ボタン302は、描画の成功を入力する操作子である。第2ボタン303は、描画の失敗を入力する操作子である。
ユーザは、プレビュー画像を見て、描画が失敗したと判断する場合、第2ボタン303をタップする。この場合、CPU11は、失敗の入力を受け付け(S109:失敗)、共有フォントでテキストオブジェクトを描画できないと判定して(S111)、判定処理を終了する。
ユーザは、プレビュー画像を見て、描画が成功したと判断する場合、第1ボタン302をタップする。この場合、CPU11は、成功の入力を受け付け(S109:成功)、共有フォントでテキストオブジェクトを描画できると判定して(S110)、判定処理を終了する。
図3のS104,S107,S109は、全て判断する必要はなく、少なくとも1つ判断してもよいし、また、他の判断を追加してもよい。また、どの判断を行うかユーザが設定できてもよい。
図2に戻り、ラベル作成アプリ42は、B04の判定処理にて、共有フォントでテキストオブジェクトを描画できないと判定した場合(Alt:描画不可)、B03にて保存したカスタムフォントファイル80Aをメモリ12から消去する(C01)。C01の処理は「消去処理」の一例である。
また、判定処理にて描画不可と判定したラベル作成アプリ42は、共有フォントを使用できないことを警告する(C02)。例えば、ラベル作成アプリ42は、図5に示す警告画面400をユーザIF20にポップアップ表示する。警告画面400には、共有フォントを使用できないことを示すメッセージ401と、OKボタン402とが表示されている。警告画面400は、ユーザがOKボタン402を操作すると消える。警告画面400は、一定時間経過後に消えてもよい。なお、警告は、音声によって行ってもよい。C02の処理は「警告処理」の一例である。C01,C02の処理は逆順でもよい。
ラベル作成アプリ42は、B04の判定処理にて、共有フォントでテキストオブジェクトを描画できると判定した場合(Alt:描画可)、新たなラベルデータを保存する(D01)。すなわち、ラベル作成アプリ42は、図3のS102にて取得したサンプルデータのテキストオブジェクトを、共有フォントで描画したテキストオブジェクトに書き換え、共有フォントで描画したテキストオブジェクトを含む新たなラベルデータを生成する。ラベル作成アプリ42は、この生成したラベルデータにファイル名を付けて、メモリ12に保存する。これにより、新しいラベルデータは、ラベル編集時に、共有フォントを選択してラベルを編集しなくても直ぐに利用できるようになる。D01の処理は「ラベル保存処理」の一例である。
判定処理にて描画可と判定したラベル作成アプリ42は、共有フォントに関する共有フォント情報を通知する(D02)。例えば、ラベル作成アプリ42は、図5に示す通知画面500をユーザIF20にポップアップ表示する。通知画面500には、共有フォント情報501と、OKボタン502とが表示されている。共有フォント情報501には、例えば、共有フォントのフォント名、バージョン情報、対応する言語が含まれている。通知画面500は、ユーザがOKボタン502を操作すると消える。通知画面500は、一定時間経過後に消えてもよい。なお、共有フォント情報の通知は、音声ガイダンスによって行ってもよい。D02の処理は「通知処理」の一例である。D01,D02の処理は逆順でもよい。
ラベル作成アプリ42の図2に示す各処理は、フォントアプリ43から送信された共有要求指示に応じて自動的に実行される。図2に示す各処理を行ったラベル作成アプリ42は、終了してもよいし、起動状態を維持してもよい。また、ラベル作成アプリ42は、すでに起動している状態から共有を受け付けた場合は、図2の各処理の後、起動状態を維持する。
続いて、ラベル作成アプリ42を用いてラベルを作成するラベル作成手順について説明する。ラベル作成アプリ42は、ラベル作成指示を受け付けると、図7に示すラベル作成処理を実行する。ラベル作成指示は、ラベル作成アプリ42を起動した際にユーザIF20に表示されるトップ画面を介して受け付けてもよいし、図2に示す処理を終了した際に自動的に受け付けてもよい。
図7に示すように、ラベル作成指示を受け付けたCPU11は、編集画面をユーザIF20に表示する(S201)。S201は「表示処理」の一例である。
例えば、図8に示す編集画面200は、複数のオブジェクトが配置され、オブジェクトの選択に応じて画面が切り替えられる。例えば、編集画面200には、ラベル紙画像211と、テキストオブジェクト212とが配置されている。ラベル紙画像211は、ラベル紙の領域を示す画像である。テキストオブジェクト212には、現在設定されているフォントに基づいてテキストが描画される。編集画面200には、ラベル紙に印刷する画像を示す画像オブジェクトが配置されてもよい。
ユーザがテキストオブジェクト212をタップすると、CPU11は、図7に示すように、テキストオブジェクト212が選択されたと判断し(S202:YES)、テキスト編集画面230を表示する(S203)。例えば図8に示すテキスト編集画面230には、フォント設定ボタン231と、テキスト表示欄232と、テキストスキャンボタン233と、翻訳ボタン234と、テキスト入力ボタン235と、完了ボタン236とが配置されている。
フォント設定ボタン231は、フォントを設定するフォント設定指示を受け付ける操作子である。ユーザがフォント設定ボタン231をタップすると、編集画面200には、フォント設定画面240が表示される。フォント設定画面240には、現在設定されているフォントのフォント名と、文字太さと、文字飾りと、が表示される。フォント名の横には、フォント選択ボタン241が配置されている。フォント選択ボタン241は、フォントを選択する指示を受け付ける操作子である。
ユーザがフォント選択ボタン241をタップすると、フォント一覧250が表示される。フォント一覧250には、テキストの編集に利用可能な複数のフォントの選択肢が表示される。フォント一覧250では、複数のフォントの選択肢の中からフォントを1つだけ選択できる。選択されたフォント名の横には、チェックマーク251が表示されている。フォント一覧250には、フォントのバージョンを示すバージョン情報を表示してもよい。フォントを選択する選択処理については、後述する。
テキスト表示欄232は、テキストオブジェクト212に描画するテキストを表示する領域である。テキストの入力は、テキスト入力ボタン235を介して入力することができる。テキストは、テキストスキャンボタン233または翻訳ボタン234を操作して自動的に入力することもできる。
例えば、テキストスキャンボタン233が操作された場合、CPU11は、ユーザがカメラ40を用いて撮影した画像の画像データからテキストを認識し、認識したテキストをテキスト表示欄232に入力する。また、例えば、翻訳ボタン234が操作された場合、CPU11は、翻訳後の言語の選択を受け付け、ユーザが指定したテキストを選択した言語で翻訳した翻訳結果をテキスト表示欄232に入力する。なお、翻訳結果は、外部の翻訳システムを利用して取得してもよいし、情報処理装置1内のプログラムを利用して取得してもよい。
図7に戻り、テキスト編集画面230を表示したCPU11は、フォント設定ボタン231の操作に応じて表示されるフォント設定画面240のフォント選択ボタン241が操作されると、フォント選択指示を受け付ける(S204:YES)。すると、CPU11は、選択処理を実行する(S205)。
選択処理について図9に基づいて説明する。CPU11は、利用可能なフォントの一覧を取得する(S301)。ここで取得されたフォントは、フォント選択時の選択肢の1つになる。利用可能なフォントには、内蔵フォント、システムフォント、ダウンロードフォントが含まれる。さらに、ラベル作成アプリ42の記憶領域に共有フォントが記憶されている場合、利用可能なフォントにその共有フォントも含まれる。つまり、利用可能なフォントには、図2のD01にて保存したカスタムフォントファイル80Aが示すカスタムフォントも含まれる。
なお、テキストオブジェクトを描画できなかった共有フォントは、図2のC01において消去されているので、S301の処理にて取得されず、フォント選択時の選択肢から外されている。
CPU11は、S301にて取得したフォントの一覧を構成するフォントの選択肢のうち、共有フォントの選択肢の優先度を上げる(S302)。本形態では、例えば、共有フォントの選択肢がフォント一覧の先頭に表示されるように、フォントの並び順を変える。また例えば、本形態は、共有フォントの選択肢と、共有フォント以外のフォントの選択肢との表示色を変える。
なお、共有フォントの選択肢は、共有フォントをデフォルト値に設定することにより、共有フォント以外のフォントの選択肢より優先して表示してもよい。また、共有フォントの選択肢は、共有フォント以外のフォントの選択肢と表示サイズを変えたり、共有フォント以外のフォントの選択肢と分けて表示したりすることによって、共有フォント以外のフォントの選択肢と区別して表示してもよい。
共有フォントの優先度を上げたCPU11は、フォント一覧250を表示する(S303)。共有フォントは、共有後のラベルデータ編集時に利用される可能性が高い。本形態では、図8に示すように、共有されたフォントの選択肢「カスタムフォント名Y1」が、先頭に表示されている。そのため、ユーザが共有フォントを選択しやすくなり、ユーザが共有フォントを選択する手間を軽減できる。
また、共有フォントの選択肢は、共有フォント以外のフォントの選択肢と異なる色で表示されている。このように、共有フォントの選択肢が色分けによって強調して表示されるので、ユーザが内蔵フォント、システムフォント、ダウンロードフォントと区別して共有フォントを認識できる。よって、ユーザがフォント一覧250の中から共有フォントを見つけて選択しやすくなる。
図9に示すように、フォント一覧250を表示したCPU11は、フォントの選択を受け付けたか否かを判断する(S304)。CPU11は、フォントが選択されるまで待機する(S304:NO)。ユーザが、フォント一覧250に表示される複数のフォントの選択肢の中から選択肢を1つ選んでタップすると、CPU11は、フォントが選択されたと判断し(S304:YES)、選択処理を終了する。
図7に戻り、S205の選択処理を終了したCPU11は、選択されたフォントを用いて、編集画面200に配置されているテキストオブジェクト212を描画する(S206)。選択処理において、共有されたカスタムフォントファイル80Aのカスタムフォントが選択されたとする。カスタムフォントファイル80Aは、判定処理においてテキストオブジェクトを描画できると判定されている。そのため、ラベル作成アプリ42は、編集画面200のテキストオブジェクト212をカスタムフォントファイル80Aのカスタムフォントで適切に描画できる可能性が高い。
CPU11は、描画を終了すると、完了指示を受け付けたか否かを判断する(S207。CPU11は、ユーザが図8に示す完了ボタン236をタップするまで待機する(S207:NO)。ユーザが完了ボタン236をタップすると、CPU11は完了指示を受け付けたと判断し(S207:YES)、印刷実行指示を受けたか否かを判断する(S208)。CPU11は、印刷実行指示を受け付けない場合(S208:NO)、S202の処理に戻る。
CPU11は、印刷実行指示を受け付けた場合(S208:YES)、編集されたテキストオブジェクト212を含む印刷データを生成し、生成した印刷データをラベルプリンタ2に送信する(S209)。ラベルプリンタ2は、受信した印刷データに基づいてラベル紙に印刷を行う。
ところで、多数のフォントデータがメモリ12に保存されると、フォント一覧250に表示される選択肢が増えて、フォントを選択しにくくなる。また、メモリ12の負荷が大きくなる。そこで、ラベル作成アプリ42は、自身が表示する画面に消去ボタンを設けている。消去ボタンは、共有フォントファイルを消去するコマンドを受け付ける操作子である。ユーザがこの消去ボタンを操作すると、情報処理装置1のCPU11は、コマンドを受け付け、図10に示す手動消去処理を実行する。
CPU11は、消去する共有フォントの選択を受け付ける(S401)。例えば、CPU11は、メモリ12に保存されている共有フォントの一覧をユーザIF20に表示する。ユーザは、表示される共有フォントの中から消去する共有フォントを選択する。選択される共有フォントの数は、1つでも、複数でも、全部でもよい。
CPU11は、消去する共有フォントの選択を受け付けると、選択された共有フォントが設定されているラベルデータを検索する(S402)。CPU11は、選択された共有フォントが設定されているラベルデータがない場合(S403:NO)、選択された共有フォントの共有フォントファイルをメモリ12から消去し(S406)、手動消去処理を終了する。
CPU11は、選択された共有フォントが設定されているラベルデータがある場合(S403:YES)、消去確認画面を表示する(S404)。例えば、図11に示す消去確認画面600には、消去する共有フォントが設定されているラベルデータがあることを通知するメッセージ601が表示されている。この場合、該当するラベルデータを表示してもよい。消去確認画面600には、OKボタン602とキャンセルボタン603とが配置されている。
ユーザがキャンセルボタン603をタップすると、CPU11は、選択された共有フォントを消去しないと判断し(S405:NO)、共有フォントを消去せずに、手動消去処理を終了する。ユーザがOKボタン602をタップすると、CPU11は、選択された共有フォントを消去すると判断する(S405:YES)。この場合、CPU11は、選択された共有フォントの共有フォントファイルをメモリ12から消去し(S406)、手動消去処理を終了する。
共有フォントファイルが削除されることにより、図9の選択処理では、S301にて取得されるフォントの数が減る。そのため、フォント一覧250に表示されるフォントの選択肢の数が減る。よって、ユーザは、フォント一覧250に表示される複数のフォントの中からフォントを選択し易くなる。また、カスタムフォントファイル80Aが消去されることにより、メモリ12の負荷が軽減される。
ラベル作成アプリ42は、共有フォントを消去する前に、当該共有フォントを使用しているラベルデータがあるか否かを検索し、検索された場合に、消去するか否かをユーザに確認している。そのため、ユーザが使用予定のある共有フォントを誤って消去することを回避でき、使い勝手が良い。
以上説明したように、本実施形態のラベル作成アプリ42は、OS41を介して共有されるデータの受信先として、フォントを示す形式のフォントファイルを受け付けることができる。ラベル作成アプリ42は、フォントアプリ43が有するカスタムフォントファイル80Aの共有を受け付けてカスタムフォントファイル80Aを取得した場合に、そのカスタムフォントファイル80Aをラベル作成アプリ42の記憶領域に保存する。ラベル作成アプリ42は、共有を受け付けたカスタムフォントファイル80Aを保存した後にフォントを選択する際には、共有されたカスタムフォントファイル80Aに示されるカスタムフォントもフォント一覧250内で選択可能にする。これにより、ラベル作成アプリ42は、ラベルデータの編集を行う際に、フォントアプリ43が管理するフォントも使用可能になり、フォントの選択の自由度が高まる。
なお、上記実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、ラベル作成アプリ42は、テキストスキャン機能や翻訳機能を有していなくてもよい。複数のフォントを1つに纏めた形式のデータであるTTC、OTCも、フォントを示す形式のデータの一例である。
ラベル作成アプリ42は、フォントを示す形式のデータであれば、フォントアプリ43以外のプログラムと当該データを共有してもよい。
ラベルプリンタ2の印刷方式は、熱転写方式に限らず、例えば、感熱方式、インクジェット方式、電子写真方式でもよい。ラベルプリンタ2にて使用される印刷媒体は、ラベル紙に限らず、例えば、カット紙や単なるロール紙でもよい。
各形態のラベル作成アプリ42は、自身で印刷データの作成と送信とを行うものとしたが、これに限らない。例えば、印刷対象の画像データと印刷設定とを他のプログラムに渡して、印刷データの作成や送信を他のプログラムに行わせても良い。
図2のB04、C01の処理を省略し、描画不可と判定された共有フォントファイルを消去しない構成にしてもよい。ただし、共有フォントファイルを用いてサンプルデータに含まれるテキストオブジェクトを描画できなかった場合には、その共有された共有フォントファイルをラベル作成アプリ42の記憶領域から消去することで、使用できない共有フォントの選択を回避するとともに、メモリ12の負荷を軽減できる。
図2のC02の処理を省略し、警告しない構成にしてもよい。ただし、共有フォントを用いてサンプルデータのテキストオブジェクトを描画できなかった場合には、その旨を警告することで、共有フォントを使用できないことを、ユーザが把握できる。
図2のD01の処理を省略し、描画可と判断された場合に新たなラベルデータの生成および保存を行わない構成にしてもよい。ただし、描画可と判定された場合に、共有フォントに書き換えたテキストオブジェクトを含むラベルデータを新たに作成して保存することで、ラベルデータの編集時に共有フォントを選択しなくても、その新しいラベルデータを直ぐに利用できる。
図2のD02の処理を省略し、描画可と判断された共有フォントの情報を通知しない構成にしてもよい。ただし、テキストオブジェクトを描画できると判定した場合に、共有フォントの情報を通知することで、新たに使用可能になる共有フォントの情報をユーザが直ぐに把握できる。
図9のS302の処理を省略し、共有フォントの選択肢が共有フォント以外のフォントの選択肢より優先して表示されない構成にしてもよい。ただし、共有フォントは、その後のラベルデータの編集の際に利用される可能性が高いことから、共有フォントの選択肢が共有フォント以外のフォントの選択肢よりも優先して表示されることで、共有フォントの選択が容易になり、ユーザのフォントの選択の手間を軽減できる。
共有フォントの選択肢が共有フォント以外のフォントの選択肢と区別可能に表示されない構成にしてもよい。ただし、共有フォントは、その後のラベルデータの編集の際に利用される可能性が高いことから、共有フォント以外のフォントと区別して表示することで、共有フォントの選択が容易になり、ユーザのフォントの選択の手間を軽減できる。
図10に示す手動消去処理は実行されなくてもよい。保存された共有フォントファイルは、有効期限を設けて自動消去してもよい。ただし、コマンドの入力に応じて共有フォントファイルを消去するようにすれば、ユーザはいつでも共有フォントファイルを消去でき、便利である。
また、実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組合せで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 情報処理装置
2 ラベルプリンタ
10 コントローラ
20 ユーザIF
41 OS
42 ラベル作成アプリ
43 フォントアプリ

Claims (12)

  1. ラベルプリンタに印刷させるデータの編集が可能な印刷プログラムであって、フォントを示す形式のデータの1つであるフォントデータを有するフォントプログラムをインストールすることが可能な情報処理装置のコンピュータに、
    前記フォントデータの共有を受け付け、受け付けた前記フォントデータを取得する取得処理を実行させ、前記印刷プログラムは、前記情報処理装置のオペレーティングシステムを介して共有されるデータの受信先として、フォントを示す形式のデータを受け付け可能であり、
    さらに前記コンピュータに、
    前記取得処理にて取得された前記フォントデータを、前記印刷プログラムの記憶領域に保存するフォント保存処理を実行させ、
    さらに前記コンピュータに、
    ラベルの編集画面を前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる表示処理を実行させ、前記編集画面にはテキストオブジェクトを配置可能であり、
    さらに前記コンピュータに、
    前記編集画面に配置された前記テキストオブジェクトが選択された状態で、複数のフォントの中からフォントの選択を受け付ける選択処理を実行させ、前記フォント保存処理にて前記フォントデータが保存されている場合、前記複数のフォントには、前記フォント保存処理にて保存された前記フォントデータに示されるフォントである共有フォントが含まれ、前記表示処理では、前記選択処理にて前記共有フォントが選択された場合、選択された前記共有フォントを用いて、前記編集画面に配置されている前記テキストオブジェクトを描画する、
    ように構成される印刷プログラム。
  2. 請求項1に記載する印刷プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記フォント保存処理の後、テキストオブジェクトを含む所定のラベルデータを読み出し、前記共有フォントを用いて、前記所定のラベルデータに含まれる前記テキストオブジェクトを描画できるか否かを判定する判定処理を実行させ、
    さらに前記コンピュータに、
    前記判定処理にて前記テキストオブジェクトを描画できないと判定された場合に、前記フォント保存処理にて保存された前記フォントデータを、前記印刷プログラムの前記記憶領域から消去する消去処理を実行させる、
    ように構成される印刷プログラム。
  3. 請求項2に記載する印刷プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記判定処理にて前記テキストオブジェクトを描画できないと判定された場合に、前記消去処理と、前記共有フォントを使用できないことを警告する警告処理と、を実行させる、
    ように構成される印刷プログラム。
  4. 請求項2に記載する印刷プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記判定処理では、前記フォント保存処理にて保存された前記フォントデータから前記共有フォントを読み出すことができなければ、前記テキストオブジェクトを描画できないと判定する、
    ように構成される印刷プログラム。
  5. 請求項2に記載する印刷プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記判定処理では、前記所定のラベルデータに含まれる前記テキストオブジェクトのテキストに、前記共有フォントで対応していない文字が含まれていれば、前記テキストオブジェクトを描画できないと判定する、
    ように構成される印刷プログラム。
  6. 請求項2に記載する印刷プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記判定処理では、前記共有フォントを用いて、前記所定のラベルデータに含まれる前記テキストオブジェクトを描画した後、描画された前記テキストオブジェクトの画像からテキストを認識し、認識された前記テキストと、前記テキストオブジェクトのテキストと、が一致しなければ、前記テキストオブジェクトを描画できないと判定する、
    ように構成される印刷プログラム。
  7. 請求項2に記載する印刷プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記判定処理では、前記共有フォントを用いて、前記所定のラベルデータに含まれる前記テキストオブジェクトを描画した後、描画された前記テキストオブジェクトを前記情報処理装置の前記ユーザインタフェースに表示させ、成功か失敗かの入力を受け付け、失敗が入力されれば、前記テキストオブジェクトを描画できないと判定する、
    ように構成される印刷プログラム。
  8. 請求項2に記載する印刷プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記判定処理にて前記テキストオブジェクトを描画できると判定された場合に、前記共有フォントを用いて描画された前記テキストオブジェクトを含む新たなラベルデータを作成し、作成された前記ラベルデータを保存するラベル保存処理を実行させる、
    ように構成される印刷プログラム。
  9. 請求項2に記載する印刷プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記判定処理にて前記テキストオブジェクトを描画できると判定された場合に、前記共有フォントの情報を、前記情報処理装置のユーザインタフェースに通知させる通知処理を実行させる、
    ように構成される印刷プログラム。
  10. 請求項1に記載する印刷プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記選択処理では、選択肢となる前記複数のフォントの中に前記共有フォントが含まれる場合、前記共有フォントの選択肢を前記共有フォント以外のフォントの選択肢よりも優先して表示する、
    ように構成される印刷プログラム。
  11. 請求項1に記載する印刷プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記選択処理では、選択肢となる前記複数のフォントの中に前記共有フォントが含まれる場合、前記共有フォントの選択肢を前記共有フォント以外のフォントの選択肢と区別して表示する、
    ように構成される印刷プログラム。
  12. 請求項1に記載する印刷プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記フォント保存処理にて前記フォントデータを消去するコマンドの入力を受け付け、前記コマンドが入力された場合に、前記フォント保存処理にて保存された前記フォントデータを消去する手動消去処理を実行させる、
    ように構成される印刷プログラム。
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