JP2017004455A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】原稿を読み取った画像データを電子メール送信する際に、原稿の種別に応じたメール本文を自動的に設定できるようにする。
【解決手段】画像読取手段41で原稿の画像を読み取った画像データを、OCR手段43がOCR処理して文字情報を取得し、その文字情報からアドレス・書誌情報抽出手段44が宛先のメールアドレスと所要の書誌情報(件名等)を抽出し、電子メール本文設定手段45が、その書誌情報によって書誌情報と定型文とが対応付けて記憶されたリストを検索し、一致した書誌情報があればそれに対応する定型文を取得してメール本文に設定する。そのメール本文と、アドレス・書誌情報抽出手段44によって抽出されたメールアドレスと書誌情報とを、電子メール情報設定手段46が電子メール情報に設定し、読み取った画像データを添付ファイル設定手段47が添付して、電子メール送信手段48がその電子メールを送信する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラムに関する。
画像読取装置(スキャナ)を備えた画像形成装置等の画像処理装置において、原稿画像を読み取った画像データを電子メールで送信する「スキャン・ツー・イーメール(Scan to Email)」と称される機能が知られている。
また、そのスキャン・ツー・イーメール機能によって画像データを電子メール送信する際に、メールの件名や本文として、予め設定しておいた件名や定型文を付与する機能が既に知られている。
さらに、送信原稿をスキャンして読み取った画像データから、文字認識(OCR)技術を用いて、宛先であるアドレス情報や文書の件名を抽出して、電子メールに設定する機能も知られている。
例えば、特許文献1には、送信原稿から宛先情報、件名情報、および本文情報を抽出するための領域情報を記憶しておき、送信原稿を読み取った画像データからその領域情報に従ってOCR技術で抽出した文字情報を、電子メールに設定して送信することが開示されている。
しかしながら、このような従来の画像処理装置におけるスキャン・ツー・イーメール機能では、送信原稿の種類等に応じたメール本文を設定して送信したい場合には、予め複数種類の定形文を記憶させておき、それをユーザが選択して設定しなければならなかった。
この発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、画像処理装置で送信原稿を読み取った画像データを電子メール送信する際に、送信原稿の種別に応じたメール本文を自動的に設定できるようにして、ユーザの使い勝手を向上することを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、原稿の画像を読み取る画像読取手段と、その画像読取手段で読み取った画像データを電子メールに添付して、設定されたメールアドレスへ送信する手段とを備えた画像処理装置であって、上記画像データをOCR処理して文字情報を取得するOCR手段と、そのOCR手段によって取得した文字情報から宛先のメールアドレスと所要の書誌情報を抽出するアドレス・書誌情報抽出手段と、そのアドレス・書誌情報抽出手段が抽出した書誌情報によって、予め複数の書誌情報とメール本文の定型文とが対応付けて記憶されたリストを検索し、一致した書誌情報があればその書誌情報に対応する定型文を取得して電子メール本文を設定する電子メール本文設定手段と、その電子メール本文設定手段によって設定された電子メール本文と、上記アドレス・書誌情報抽出手段によって抽出されたメールアドレスと書誌情報とを、上記画像データを添付して送信する電子メールに設定する電子メール情報設定手段とを設けたことを特徴とする。
この発明による画像処理装置は、送信原稿を読み取った画像データを電子メール送信する際に、送信原稿の種別に応じたメール本文を自動的に設定することができ、ユーザの使い勝手が向上する。
この発明による画像処理装置を含む電子メールシステムの全体構成の一例を示す概略図である。 図1における画像処理装置の一実施形態のハードウェア構成例を示すブロック図である。 その画像処理装置のソフトウェア構成例を示す模式図である。 その画像処理装置のこの発明に係わる機能構成例の概要を示すブロック図である。 この発明による画像処理装置又は画像処理システムの実施形態のスキャン・ツー・イーメール機能に関する構成例を処理手順に従って示す機能ブロック図である。 その画像処理装置によるスキャン・ツー・イーメール処理の流れを示すフローチャートである。 電子メール情報として設定されるメールアドレスと件名とメール本文の一例を示す図である。 画像データから取得された文字情報から抽出した書誌情報の例を示す一覧図である。 定型文リストの一例を示す図である。 件名及びその位置とそれに対応する定型文の一例を示す図である。 件名及びその位置とそれに対応する定型文の他の例を示す図である。 この発明による画像処理装置又は画像処理システムのさらに好ましい実施形態のスキャン・ツー・イーメール機能に関する構成例を処理手順に従って示す図5と同様な機能ブロック図である。 図12に示した画像処理装置又は画像形成システムにおいて、範囲指定手段を使用しない場合のスキャン・ツー・イーメール処理の流れの要部を示すフローチャートである。 図13のステップS72で操作パネルに表示する確認画面の一例を示す図である。 強調表示を含む確認画面の一例を示す図である。 抽出したメールアドレス中に誤りやすい文字を含む場合の強調表示と置き換え可能な文字を示す確認画面の一例を示す図である。 メールアドレス中で誤りやすい文字の組み合わせを例示する図である。 送付先のアドレス及び登録されているドメインと確認方法との対応関係を例示した図である。 図12に示した実施形態における範囲選択手段を使用する場合のスキャン・ツー・イーメール処理の流れの要部を示すフローチャートである。 図19のステップS81で操作パネルに表示するプレビュー画面の一例を示す図である。 プレビュー画面上で所望の範囲を選択する方法の一例を説明するための図である。 この実施形態の画像処理装置又は画像処理システムによって、スキャン画像を電子メールで送信する場合の操作パネルにおける表示画面の変化の一例を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明による画像処理装置を含む電子メールシステムの全体構成の一例を示す概略図である。この電子メール(Email)システムは、画像処理装置1とメールサーバ2とがインターネット網等のネットワーク3を介して接続されている。ネットワーク3には、それぞれ固有のメールアドレスを持ったPC等の情報処理装置、固定又はモバイルの端末装置などが多数接続されている。
画像処理装置1は、原稿の画像を読み取る画像読取手段と、その画像読取手段で読み取った画像データを電子メールに添付して、設定されたメールアドレスへ送信する手段とを備えており、前述したスキャン・ツー・イーメール機能をする。
さらに、この実施形態における画像処理装置1は、本体10と操作部20とからなり、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクス機能等の複数の機能を実現できるデジタル複合機(MFPとも称される)である。操作部20は本体10に対して着脱可能にすることもできる。
メールサーバ2は、インターネット網等のネットワーク3に接続され、画像処理装置1から送信される電子メールデータを収集し、それを各宛先のアドレスを持つ装置に配信するための装置である。
図2は、図1における画像処理装置1の一実施形態であるデジタル複合機のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この画像処理装置1は、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクス機能などの各種の機能を実現可能な本体10と、ユーザの操作を受け付ける操作部20とを備えている。なお、ユーザの操作を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報(画面の座標値を示す信号等を含む)を受け付けることを含む概念である。
本体10と操作部20とは、専用の通信路30を介して相互に通信可能に接続されている。その通信路30としては、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものでよい。
なお、本体10は、操作部20で受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体10は、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
そこでまず、本体10のハードウェア構成について説明する。本体10は図2に示すように、CPU11、ROM12、RAM13、およびHDD(ハードディスクドライブ)14を備えており、これらによって、マイクロコンピュータを構成している。本体10はさらに、通信I/F15、接続I/F16、エンジン部17及びスキャナ部18も備え、これらの全てがシステムバス19を介して、相互に信号及びデータの遣り取りが可能に接続されている。
CPU11は、本体10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12又はHDD14に格納されたプログラムを実行することによって、本体10全体の動作を制御し、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。
RAM13は、スキャナ部18で読み取った原稿の画像データや、エンジン部17で印刷する画像データ等を一時的に保存するためにも使用される。
通信I/F15は、ネットワーク3と接続するためのインタフェースである。接続I/F16は、通信路30を介して操作部20と通信するためのインタフェースである。
エンジン部17とスキャナ部18は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、および、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。
例えば、スキャナ部18は、原稿の画像をスキャンして、光学的に読み取って画像データに変換する画像読取手段である。その原稿は、コンタクトガラス上に載置されて圧板で押さえられるか、自動原稿給送装置(ADF)によって読み取り位置へ順次給送される。
エンジン部17は、スキャナ部18で読み取った画像データや、外部から受信した印刷用の画像データを用紙等のシート材へ印刷するためのプロッタ(画像形成部)、ファクス通信を行うファクス部などを備えている。さらに、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、1部ずつ閉じるステープラ機能のような特定のオプション機能を備えることもできる。
次に、操作部20のハードウェア構成について説明する。この操作部20も図2に示すように、CPU21、ROM22、RAM23、およびフラッシュメモリ24を備えており、これらによって、マイクロコンピュータを構成している。操作部20はさらに、通信I/F25、接続I/F26、操作パネル27、および外部接続I/F28を備え、これらの全てがシステムバス29を介して、相互に信号及びデータの遣り取りが可能に接続されている。
CPU21は、操作部20の動作を統括的に制御する。CPU21は、RAM23をワークエリア(作業領域)としてROM22又はフラッシュメモリ24等に格納されたプログラムを実行することによって、操作部20全体の動作を制御する。そして、このCPU21が、操作パネル27によってユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)の表示など、後述する各種機能を実現する。
フラッシュメモリ24は不揮発性メモリであり、この発明の実施に必要な予め複数の件名等の書誌情報とメール本分の定型文とを対応付けたリストを記憶させることができる。また、このフラッシュメモリ24に、特定のメールアドレスやドメインを登録したり、電子メール送信したメールアドレスを蓄積記憶させることもできる。
これらの記憶領域として、本体10のHDD14を使用することも可能である。
通信I/F25は、ネットワーク3と接続するためのインタフェースである。接続I/F26は、通信路30を介して本体10と通信するためのインタフェースである。
この操作部20は、通信路30及び本体10を介してネットワーク3と接続することができるが、通信I/F25によって、直接ネットワーク3と接続することもできる。
操作パネル27は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けると共に、例えば、受け付けた操作に応じた情報、画像処理装置1の動作状況を示す情報、設定状態などを示す情報など、各種の情報を表示する。この操作パネル27は、例えばタッチパネルを搭載した液晶表示装置(LCD)で構成されるが、これに限られるものではない。例えば、タッチパネルを搭載した有機EL表示装置で構成してもよい。さらに、これに加えて又はこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部やランプ等の表示部を設けることもできる。
外部接続I/F28は、必要に応じてICカードリーダ等の外部装置と接続するためのインタフェースである。
この画像処理装置1のソフトウエア構成例を、図3に示す模式図によって説明する。
図3に示すように、本体10は、アプリ層101と、サービス層102と、OS層103とを有する。アプリ層101、サービス層102、およびOS層103の実体は、図2に示したROM12又はHDD14に格納されている各種ソフトウェアである。CPU11が、これらのソフトウェアを実行することによって、各種の機能が実現される。
アプリ層101のソフトウェアは、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのアプリケーションソフトウェア(以下の説明では、単に「アプリ」と称する場合がある)である。このアプリとしては、例えば、コピー機能を実現するためのコピーアプリ、スキャナ機能を実現するためのスキャナアプリ、ファクス機能を実現するためのファクスアプリ、プリンタ機能を実現するためのプリンタアプリなどがある。
サービス層102のソフトウェアは、アプリ層101とOS層103との間に介在し、アプリに対し、本体10が備えるハードウェア資源を利用するためのインタフェースを提供するためのソフトウェアである。より具体的には、ハードウェア資源に対する動作要求の受付、動作要求の調停を行う機能を提供するためのソフトウェアである。
サービス層102が受け付ける動作要求としては、図2に示したスキャナ部18による画像の読み取りや、エンジン部17のプロッタによる印刷等の要求が考えられる。
なお、サービス層102によるインタフェースの機能は、本体10のアプリ層101だけではなく、操作部20のアプリ層201に対しても提供される。すなわち、操作部20のアプリ層201も、本体10のサービス層102のインタフェース機能を介して、本体10のハードウェア資源(例えばエンジン部17及びスキャナ部18)を利用する機能を実現することができる。
OS層103のソフトウェアは、本体10が備えるハードウェアを制御する基本機能を提供するための基本ソフトウェア(オペレーティングシステム)である。サービス層102のソフトウェアは、各種アプリからのハードウェア資源の利用要求を、OS層103が解釈可能なコマンドに変換してOS層103に渡す。そして、OS層103のソフトウェアによりコマンドが実行されることで、ハードウェア資源は、アプリの要求に従った動作を行う。
一方、操作部20は、アプリ層201と、サービス層202と、OS層203とを有する。操作部20が備えるアプリ層201、サービス層202及びOS層203も、階層構造については本体10側と同様である。ただし、アプリ層201のアプリにより提供される機能や、サービス層202が受け付け可能な動作要求の種類は、本体10側とは異なる。
アプリ層201のアプリは、操作部20が備えるハードウェア資源を動作させて所定の機能を実現するためのソフトウェアであってもよい。しかし、このアプリは、主として本体10が備える機能(コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能)に関する操作や表示を行うためのUI(ユーザインタフェース)の機能を実現するためのソフトウェアである。
なお、この実施形態では、機能の独立性を保つために、本体10側のOS層103のソフトウェアと操作部20側のOS層203のソフトウェアが互いに異なる。つまり、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。例えば、本体10側のOS層103のソフトウェアとしてLinux(登録商標)を用い、操作部20側のOS層203のソフトウェアとしてAndroid(登録商標)を用いることも可能である。
無線LAN AP301は、操作部20の通信I/F25を無線LANでネットワーク3と接続するためのアプリケーションである。
このように、この実施形態の画像処理装置1であるデジタル複合機においては、本体10と操作部20は別々のオペレーティングシステムで動作する。そのため、本体10と操作部20との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。操作部20が受け付けた情報(ユーザからの指示内容)を本体10へ伝達する動作(コマンド通信)や、本体10が操作部20へイベントを通知する動作などがこれに該当する。
ここでは、操作部20が本体10へコマンド通信を行うことにより、本体10の機能を使用することができる。また、本体10から操作部20に通知するイベントには、本体10における動作の実行状況、本体10側で設定された内容などが挙げられる。
また、操作部20に対する電力供給は、本体10から通信路30を経由して行われているので、操作部20の電源制御を、本体10の電源制御とは別に(独立して)行うことができる。
次に、この画像処理装置1の機能構成例の概要を図4によって説明する。図4は、画像処理装置1のこの発明に係わる機能構成例の概要を示すブロック図である。
スキャンアプリケーション31は、スキャン機能32、OCR機能33、電子メール送信機能34を制御する機能を備える。また、ユーザインタフェースを提供するため、図2に示した操作パネル27のLCDへのグラフィック表示機能、およびタッチパネルからのユーザによる指示の受信機能を有する。これは、図3に示した操作部20のアプリ層201による機能である。
スキャン機能32は、図2に示した本体10が保有するスキャン機能であり、スキャンアプリケーション31からの指示を受けてスキャナ部18によるスキャン動作、すなわ原稿の画像読み取り処理を行うものである。そのスキャン動作によって得られた画像データを記憶領域35へ保存する。
OCR機能33は、スキャン機能32で読み取った画像データを入力し、その画像データ対して光学的文字認識処理を行って文字情報を取得する。それによって取得した文字情報に含まれる文字の大きさや位置情報等から文書の件名(タイトル)等の書誌情報及び宛先のメールアドレスを抽出することが可能である。
スキャン機能32とOCR機能33は、図3に示した本体10のアプリ層101による機能である。
電子メール送信機能34は、スキャンアプリケーション31から指示された電子メーリ情報にスキャン機能32によって読み取った画像データを添付してネットワーク3へ送信する機能を有する。電子メール情報には、メールアドレス、件名等の書誌情報、および後述する電子メール本文を含む。この電子メール送信機能34は、図3に示した本体10のサービス層102と操作部20のアプリ層201による機能である。
記憶領域35は、図2に示す不揮発性メモリであるHDD14及びフラッシュメモリ24と、揮発性メモリであるRAM13,23等で構成され、データ記憶機能を有する。スキャン機能32によって読み取った画像データ、OCR機能33によって取得した文字情報や抽出した書誌情報とメールアドレス、およびメール本文ータ、電子メール送信機能34で設定した電子メール情報等を保持するために使用される。
なお、画像処理装置1が動作中の間だけ保持すればよいデータは揮発性メモリに記憶させ、画像処理装置1の電源がOFFになった後も保持すべきデータは不揮発性メモリに記憶させる。
説明の便宜上、図4では、この発明に係わる機能を主に例示しているが、画像処理装置1が有する機能はこれらに限られるものではない。
上述した画像処理装置1のスキャン機能32、OCR機能33、電子メール送信機能34は、図2に示したCPU11がROM12に、CPU21がROM22に、それぞれ格納されたプログラムを実行することにより実現される。しかし、これに限らず、例えば上記画像処理装置1の各部の機能のうちの少なくとも一部が専用のハードウェア回路(例えば半導体集積回路等)で実現されてもよい。
また、上述の実施形態では、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作しているが、これに限らず、本体10と操作部20が同じオペレーティングシステムで動作する形態であってもよい。
ここでさらに、上述した各機能を有する画像処理装置又は画像処理システムによって、この発明の基本的な実施形態としてのスキャン・ツー・イーメール機能を実現するための手順を図5によって説明する。図5は、そのスキャン・ツー・イーメール機能に関する構成例を処理手順に従って示す機能ブロック図である。
この図5に示す画像処理装置又は画像処理システムの機能は、画像読取手段41、画像データ保存手段42、OCR手段43、アドレス・書誌情報抽出手段44、電子メール本文設定手段45、電子メール情報設定手段46、添付ファイル設定手段47、および電子メール送信手段48からなる。
画像読取手段41は図4におけるスキャン機能32に相当し、図2に示したスキャナ部18とそれを制御するCPU11等により、送信する原稿の画像を読み取って、その画像データをRAM13等による画像データ保存手段42に保存させる。
OCR手段43とアドレス・書誌情報抽出手段44は、図4におけるOCR機能33に相当する。OCR手段43は、図2に示したCPU11がOCRアプリで動作して、画像データ保存手段42に保存された画像データに対してOCR(光学的文字認識)処理を行って、文字情報を取得する。その取得した文字情報もRAM13等のメモリに記憶させる。
アドレス・書誌情報抽出手段44は、OCR手段43によって取得した文字情報から宛先のメールアドレスと所要の書誌情報を抽出する。書誌情報は、例えば、送信する原稿(文書)に記載された件名(タイトル)や宛名等の定型的な情報である。OCR手段43によって取得した文字情報に含まれる文字の大きさ及びその位置情報等から、件名(タイトル)や宛名等の書誌情報及びメールアドレスを抽出することができる。
メール本文設定手段45から電子メール送信手段48までの各手段は、図4における電子メール送信機能34に相当する。
電子メール本文設定手段45は、アドレス・書誌情報抽出手段44が抽出した書誌情報に対応する定型文を取得して電子メール本文を設定する。そのため、この実施形態の電子メール本文設定手段45は、定型文検索手段451と定型文記憶手段452と本文設定手段453とを有している。
そして、アドレス・書誌情報抽出手段44が抽出した書誌情報によって、定型文検索手段451が、定型文記憶手段452に予め複数の書誌情報とメール本文の定型文とが対応付けて記憶されたリストを検索する。その結果、一致した書誌情報があれば、定型文検索手段451がその書誌情報に対応する定型文を取得し、その定型文を本文設定手段453が電子メールの本文として設定する。
電子メール情報設定手段46は、メール本文設定手段45によって設定された電子メール本文と、アドレス・書誌情報抽出手段44によって抽出されたメールアドレスと書誌情報とを、画像データを添付して送信する電子メールに設定する。しかし、電子メール情報設定手段46によって定型文を取得できず、電子メール本文が設定されなかった場合は、アドレス・書誌情報抽出手段44によって抽出されたメールアドレスと書誌情報のみを、電子メールに設定する。
その電子メール情報設定手段46によって電子メール情報が設定れた電子メールに、添付ファイル設定手段47が画像データ保存手段42に保存された画像データを添付し、電子メール送信手段48がその電子メールをネットワーク3へ送信する。
その電子メールを、図1に示したインターネット網等のネットワーク3を介してメールサーバ2が受信収集し、宛先のメールアドレスを持つパーソナルコンピュータや端末等の装置へ配信する。
この発明による画像処理システムは、これらの各手段が一つの装置内に含まれていてもよいし、複数の装置に分かれて構成されていてもよい。例えば、図2及び図3に示した本体10と操作部20とが一つの装置であってもよいし、操作部20がタブレット端末装置のように、本体10とは別体の装置であってもよい。
図6は、この画像処理装置によるスキャン・ツー・イーメール処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、前述したように、図2に示したCPU11とCPU21とが連携して、ROM12又はHDD14とROM22又はフラッシュメモリ24に、それぞれ格納されたプログラムを順次実行する処理である。
しかし、本体10と操作部20が一体の場合は、共通の1個のCPUによるマイクロコンピュータの制御によって、図6に示す処理を実行することもできる。ここでは、その主体を便宜上画像処理装置1とする。
図2に示した画像処理装置1において、スキャン・ツー・イーメール機能が選択された状態で、スキャナ部18に送信用の原稿がセットされてスタートボタンが押されると、画像処理装置1が図6に示す処理をスタートする。
画像処理装置1は、先ずステップS50で原稿の画像を読み取り、その画像データをメモリに保存する。そして、ステップS51でその画像データをOCR処理し、ステップS52でOCR結果の文字列情報を取得する。
次いで、画像処理装置1はステップS53で、ステップS52で取得した文字列情報からメールアドレスと書誌情報としてこの例では件名(タイトル)を抽出する。
そして、ステップS54では、その抽出した件名で定型文リスト(予め複数の件名とメール本分の定型文とが対応付けて記憶されている)を検索する。
その結果一致する件名があれば、ステップS55からステップS56へ進み、その件名に対応する定型文をメール本文に設定した後ステップS57へ進む。一致する件名がなかった場合は、ステップS55から直接ステップS57へ進む。
そして、画像処理装置1はステップS57で、ステップS53で抽出したメールアドレスと件名を電子メール情報として設定する。さらに、ステップS50で読み取ってメモリに保存した画像データを、ステップS58で電子メールの添付ファイルとして設定する。
その後、画像処理装置1はステップS59で、その電子メール情報をメール送信する。したがって、件名で定型文を取得できた場合は、件名に対応する定型文をメール本文として、件名及び添付ファイルの画像データと共に、宛先へ送信することができる。
この実施形態では、定型文をメール本文に自動設定できなかった場合はメール本文を設定しないが、予め登録した複数の定型文のいずれかをユーザに選択させて、それをメール本文に設定するようにしてもよい。
この発明による画像処理方法の実施形態は、前述したような原稿の画像を読み取る画像読取手段と、その画像読取手段で読み取った画像データを電子メールに添付して、設定されたメールアドレスへ送信する手段とを備えた画像処理装置における画像処理方法である。
そして、図6に示した各処理を順次実行して電子メールを送信する。さらに、後述する各実施形態の処理を実行する方法を含んでもよい。
また、この発明によるプログラムの実施形態は、前述したような原稿の画像を読み取る画像読取手段と、その画像読取手段で読み取った画像データを電子メールに添付して、設定されたメールアドレスへ送信する手段とを備えた画像処理装置を制御するコンピュータを、図5に示した各手段として機能させるために、図6に示す処理を実行させるプログラムである。また、上記コンピュータに、後述する各実施形態の機能を実現させるためのプログラムを含んでもよい。
そのプログラムは、上述した画像処理装置1等にインストール可能な形式のファイルで、CD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD、USBメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するようにしてもよい。あるいは、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するようにしてもよい。また、各種プログラムを、ROM等の不揮発性記録媒体に予め組み込んで提供してもよい。
ここで、上述した電子メール情報として設定されるメールアドレス及び書誌情報である件名と、定型文によるメール本文の一例を図7に示す。
図7の(a)はメールアドレス、(b)は件名(タイトル)であり、(c)は件名の「契約書」に対応する定型文が設定されたメール本文の例である。この場合、複数の件名と定型文とが対応付けられて記憶された定型文リストを、画像データから取得した文字情報から抽出された件名のみをキーワードとして検索して、メール本文とする定型文を取得する。
したがって、原稿の画像を読み取った画像データから「契約書」という件名の文字列を抽出した場合に、それに対応した例えば図7の(c)に示すような定型文書が、上記画像データを送信する電子メールのメール本文として自動的に設定される。
図8は、画像データから取得された文字情報から抽出した書誌情報の例を示す一覧図である。
この図8に示す例1〜例5の各書誌情報は、宛先のメールアドレス、タイトル1とタイトル2、その開始位置情報と終了位置情報、および言語である。この例では、宛先のメールアドレスは書誌情報の一種として抽出している。
タイトル1は、件名の候補となる文字列情報であり、タイトル2は、件名の2番目となる候補の文字列情報である。通常はタイトル1を件名とする。
開始位置情報(Xs)は、タイトル1の文字列情報が抽出されて領域のX軸方向の始点を示す座標情報、開始位置情報(Ys)は、その領域のY軸方向の始点を示す座標情報である。
終了位置情報(Xe)は、タイトル1の文字列情報が抽出された領域のX軸方向の終点を示す座標情報、終了位置情報(Ye)は、その領域のY軸方向の終点を示す座標情報である。
各座標情報は、例えば、1ページの画像データの開始点(原点)からの対象画素の行又は列位置で示す。
言語は、書誌情報の抽出を行った文字情報の言語を示す情報であり、この例では日本語(japanese)、英語(english)、およびドイツ語(german)が抽出されている。
図9は、定型文リストの一例を示す図である。この例では、書誌情報として件名情報と,位置情報との組み合わせに、各定型文A〜E,・・・を対応付けたリストとその各定型文のデータをメモリに記憶させている。位置情報は、図8における開始位置情報(Xs,Ys)及び終了位置情報(Xe,Ye)に相当する。
ここで、抽出された件名情報が「契約書」で位置情報が(X,Y,X,Y)であった場合の件名及びその位置報と、それに対応する定型文の一例を図10に示す。
この場合は、図10の(a)に示すように、件名の「契約書」が1ページの高い位置で幅方向の中央にあり、社外の特定の会社の特定の相手に送る契約書であることを示す。そのため、例えば同図(b)に示す定型文Aのように、宛先を記載した丁寧な文体の定型文をメール本分に設定する。
抽出された件名情報が「契約書」で位置情報が(X,Y,X,Y)であった場合の件名及びその位置報と、それに対応する定型文の一例を図11に示す。
この場合は、図11の(a)に示すように、件名の「契約書」が1ページの少し低い位置で幅方向の中央にあり、社内の相手に送る契約書であることを示す。そのため、例えば同図(b)に示す定型文Bのように、宛先を記載しないフランクな文体の定型文をメール本分に設定する。
図9に示した定型文リストの例では、抽出された件名情報が「連絡書」、「見積書」、「報告書」の場合は、位置情報に係わらず一つの定型文を対応付けているが、これらについても、位置情報によって異なる定型文を対応付けるようにしてもよい。
また、抽出された件名情報が同じでも、抽出した宛先情報が予め登録されている宛先情報と一致した場合は、その宛先情報に対応した定型文を選択することもできる。あるいは、図7の(c)に示したような定型文によるメール本文の先頭に、宛先情報に対応した「xx様、いつもお世話になっております。」のような一文を追加することも可能である。
さらに、図8に示した取得された文字情報の言語を示す情報(言語情報)も定型文検索情報に加えて、その言語情報に対応する言語の定型文を選択することによって、送信する画像データとメール本文の言語を一致させることができる。
以下に、この発明による画像処理装置又は画像処理システムのさらに好ましい実施形態について説明する。その実施形態においても、画像処理装置又は画像処理システムのハードウェア構成及び基本的なソフトウェア構成は、前述した実施形態と同様であるから、それらの説明は省略する。
図12は、その好ましい実施形態によるスキャン・ツー・イーメール機能に関する構成例を処理手順に従って分かりやすく示す図5と同様な機能ブロック図である。
この実施形態は、前述した実施形態の図5に示した各手段に、メールアドレス管理手段61、メールアドレス確認手段62、および範囲選択手段63を追加したものである。そのため、図12において図5と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
メールアドレス管理手段61は、電子メール送信手段48が送信した電子メールのメールアドレスを蓄積記憶する送信済アドレス記憶手段として機能する。その記憶手段としては、図2に示したフラッシュメモリ24等の不揮発性メモリを使用する。このメールアドレス管理手段61に、予め特定のメールアドレスやドメインを登録しておくこともできる。
メールアドレス確認手段62は、電子メール情報設定手段46がメールアドレスを電子メールに設定する際に、アドレス・書誌情報抽出手段44に抽出されたメールアドレスが、メールアドレス管理手段61に記憶されていない場合に確認するための手段である。
そのメールアドレス確認手段62は、その抽出されたメールアドレスの確認をユーザに促す画面を図2に示した操作パネル27に表示し、その確認結果を入力させる。そして、確認が入力された場合にのみ、電子メール情報設定手段46がそのメールアドレスを電子メールに設定する。それによって、電子メールを誤ったメールアドレスへ送信する誤送信を減らすことができる。
これらのメールアドレス確認手段62とメールアドレス確認手段62の一方あるいは両方を、電子メール情報設定手段46内に設けてもよい。
範囲選択手段63は、画像読取手段41で読み取って画像データ保存手段に保存された画像データを、図2に示した操作パネル27にユーザが所望の範囲を選択可能に表示する。そして、ユーザによって範囲が選択された場合は、上記画像データのうち範囲選択手段63によって選択された範囲内の画像データのみを、OCR手段43がOCR処理して文字情報を取得する。それによって、必要な文字情報を短時間で取得し、メールアドレス及び件名等の必要な書誌情報を効率よく抽出することができる。
この範囲選択手段63を使用しない場合、すなわち範囲を選択しない場合は、前述の実施形態と同様に、画像データ保存手段42に保存された画像データの全体を、OCR手段43がOCR処理して文字情報を取得する。
図13は、上述した実施形態の画像処理装置又は画像形成システムによるスキャン・ツー・イーメール処理の流れを示すフローチャートの要部である。但し、図12における範囲選択手段63は使用していない。この図13に示すのは、図6に示したフローチャートのステップS57からエンドまでの処理に相当する。図6におけるスタートからステップS56までの処理は、この実施形態でも同じであるから、図13では図示を省略している。
図6におけるスタートからステップS56までの処理と、図13のフローチャートに示す処理も、例えば前述した図2に示したCPU11とCPU21による各マイクロコンピュータが連携して、それぞれのメモリに格納されたプログラムを順次実行する処理である。しかし、共通の1個のCPUによるマイクロコンピュータの制御によって、それらの処理を実行することもできる。ここでは、その主体を便宜上画像処理装置とする。
画像処理装置による処理が、図6におけるステップS55又はS56から、図13に示すステップS71へ進み、ステップS53で抽出したメールアドレスは送信したことがあるか否かを判断する。
このステップS71の判断は、図6のステップS53で抽出したメールアドレスが、図12に示したメールアドレス管理手段61に蓄積記憶されている、スキャン・ツー・イーメール機能によって送信したことがあるメールアドレスか否かをチェックして行なう。
このステップS71の判断の結果、抽出したメールアドレスは送信したことがある(Yes)の場合には、ステップS74へ進んで、その抽出したメールアドレスと書誌情報である件名を電子メール情報として設定し、ステップS77へ進む。
抽出したメールアドレスは送信したことがない(No)の場合には、ステップS71からステップS72へ進んで確認画面を表示する。それは画像処理装置が、図2に示した操作部20の操作パネル27の図14に示すタッチパネル付きLCD271上に、例えば図示のような確認画面272を表示する。そこには、「以下のEmailアドレスを宛先として設定します。」のメッセージと抽出したメールアドレスを表示すると共に、確認ボタン273と取消ボタン274も表示する。これが、図12に示したメールアドレス確認手段62の機能に相当する。
ユーザがこの確認画面272を確認して、確認ボタン273をタッチすると、画像処理装置は図13のステップS73で確認OK(Yes)と判断し、ステップS74へ進んで、抽出したメールアドレスと件名を電子メール情報として設定し、ステップS77へ進む。
ユーザが図14に示す取消ボタン274をタッチした場合は、画像処理装置は図13のステップS73で確認OKではない(No)と判断し、ステップS75へ進む。そこでは、メールアドレスをユーザに入力させるための画面を、操作パネル27のタッチパネル付きLCD271上に表示する。
その後メールアドレスが入力されると、画像処理装置はステップS76で、入力されたメールアドレスと図6のステップS53で抽出した件名を電子メール情報として設定し、ステップS77へ進む。
画像処理装置はステップS77では、図6のステップS50で読み取ってメモリに保存した画像データを電子メールの添付ファイルとして設定し、送信確認画面を表示した後、ステップS78で送信OKか否かを判断する。
その送信確認画面は、操作パネル27のタッチパネル付きLCD271上に、例えば「下記宛先へメールを送信します。」のメッセージと、宛先のメールアドレス及び件名をメール本文と共に表示し、OKボタンとキャンセルボタンも表示する。
ユーザがその表示を確認して、OKボタンをタッチすると、画像処理装置はステップS78で送信OK(Yes)と判断してステップS79へ進む。そのステップS79では、電子メール情報をメール送信すると共に、そのメールアドレスを、図12に示したメールアドレス管理手段61の不揮発性メモリに蓄積記憶して処理を終了する。
ユーザがキャンセルボタンをタッチした場合は、画像処理装置はステップS78で送信OKではない(No)と判断し、ステップS75へ戻って再びメールアドレスをユーザに入力させるための画面を表示し、メールアドレスの訂正あるいは追加入力を可能にする。
そしてメールアドレスが入力されると、画像処理装置は再びステップS76、S77の処理を行って、ステップS78で送信OKと判断するまでこれを繰り返す。ステップS78で送信OKと判断するとステップS79へ進み、電子メール情報をメール送信するとともに、そのメールアドレスを、メールアドレス管理手段61の不揮発性メモリに蓄積記憶して処理を終了する。
この実施形態では、スキャン・ツー・イーメール機能で送信したメールアドレスを不揮発性メモリに蓄積記憶しておく。そして、新たに送信する電子メールにメールアドレスを設定する際に、原稿の画像を読み取った画像データから抽出したメールアドレスが、以前に一度も送信したことのないアドレスである場合には、送信前にユーザに確認を促す。このようにすることによって、誤送信を防ぐことができる。
ここでは、画像データから抽出された宛先のメールアドレスが、以前に一度も送信したことがないメールアドレスの場合には、それをユーザが確認してOKとなった場合にのみ電子メールに設定するようにした。しかし、図12に示したメールアドレス管理手段61に、予め特定のアドレスやドメインを登録しておき、抽出された宛先のメールアドレスがその特定のメールアドレスであった場合や、登録されているドメインを含む場合には、ユーザの確認を不要にしてもよい。その場合は、画像データから抽出された宛先のメールアドレスが、以前に送信したことがあるメールアドレスの場合と同様に、図14に示したようなユーザに確認を促す画面272を表示せずに、抽出されたメールアドレスを電子メールに設定する。
また、画像データから抽出された宛先のメールアドレスが、自社のドメインを含んでいない場合は社外宛のメールアドレスと判断して、ユーザに確認を促す画面を表示する際に、社外への送信であることを強調表示することもできる。
例えば、図15に示すように、図14と同様な確認画面272に、「注意:社外への送信です。」のようなメッセージを太字や赤字などで目立つように表示して、強調表示275とする。なお、この強調表示は、宛先のメールアドレス自体を、太字や赤字などのカラーで表示したり、点滅表示や反転表示、下線を施すなど、種々の方法で行うことができる。
また、メールアドレス中に小文字のエル“l”と数字の”1”ように誤りやすい文字を含んでいる場合には、ユーザにそのメールアドレスの確認を促す確認画面を表示する際に、その誤りやすい文字を強調表示するとよい。
例えば、図16に示すように、確認画面272に表示するメールアドレスに誤りやすい文字「1」が含まれている場合、それを太字やカラーで目立つように強調表示する。
図16に示す例ではさらに、その強調表示した文字付近から吹き出し276を表示し、その中に、その強調表示した文字を類似する他の文字と置き換えるためのメッセージを、置き換え候補の文字(図示の例では“l”)及びOKボタン277と共に表示する。これが、誤りやすい文字を類似する他の文字と置き換え可能にする手段に相当する。これによって、抽出されたメールドレスの訂正編集を簡単に行うことができる。
この確認画面272で、OKボタン277がタッチされると、画像処理装置は、抽出したメールアドレス中の“1”を“l”に置き換え、その後確認ボタン273がタッチされると、その訂正したメールアドレスを電子メールに設定する。OKボタン277がタッチされずに確認ボタン273がタッチされた場合は、抽出したメールアドレスのまま電子メールに設定する。
取消ボタン274がタッチされた場合は、画像処理装置は、抽出したメールアドレスはキャンセルし、ユーザに予め登録されたメールアドレスから宛先のメールアドレスを選択させるか、新たなメールアドレスを入力させ、それを電子メールに設定する。
メールアドレス中で誤りやすい文字の組み合わせとしては、図17に例示するように、“1”と“l”の他に“0”と“O”、“i”と“l”、“i”と“1”、“cl”と“d”、“z”と“2”、“6”と“b”、“13”と“B”、“in”と“m”等がある。
複数のドメインを予め登録しておき、送付先のアドレスに登録されているどのドメインが含まれているか、どのドメインも含まれていないかによって、確認方法を変更することもできる。
例えば、図18に示すように、自社のドメイン“○○○”、他社のドメイン“×××”、関連会社の“△△△”を登録している場合、送付先のアドレスが自社のドメイン“○○○”を含む場合は確認しない。送付先のアドレスが他社のドメイン“×××”を含む場合は、必ず確認するとともに図15に示したように強調表示をする。送付先のアドレスが関連会社の“△△△”を含むか、登録されていないドメインを含む場合は必ず確認する。
次に、図12に示した実施形態における範囲選択手段63を使用する場合のスキャン・ツー・イーメール処理について説明する。図19はその処理の流れを示すフローチャートの要部であり、図6に示したフローチャートのスタートからステップS52までの処理に相当する。図6におけるステップS53からエンドまでの処理は、図6及び図13によって説明した処理と同じであるから、図19では図示を省略している。
画像処理装置が、スキャン・ツー・イーメール機能が選択された状態で、スキャナ部に送信用の原稿がセットされてスタートボタンが押されると、図2に示したCPU11及びCPU21等によって図19に示す処理をスタートする。
ステップS80は図6におけるステップS50と同じであり、画像処理装置が図2に示したスキャナ部18で原稿の画像を読み取り、その画像データをRAM13等のメモリに保存する。
そして、ステップS81で、その読み取った画像データを操作部20の操作パネル27に、例えば図20に示すようにプレビュー表示する。但し、図20の破線は実際には表示しない。
次のステップS82では、その表示画面上で、ユーザに、抽出したい情報が表示されている範囲を選択させる。
その範囲の選択は、タッチパネル付きLCDのプレビュー画面上で、例えば図21に示すように、抽出したい情報が表示されている長方形の範囲の対角線の一端に指先をタッチして、太線矢印で示すように他端までドローすればよい。
ステップS82で範囲が選択されると、画像処理装置はステップS83で、読み取った画像データのうち、選択された範囲のみをOCR処理し、ステップS84でOCR結果の文字列情報を取得する。
その後、画像処理装置はステップS85で範囲選択終了か否かを判断し、終了であれば図6のステップS53へ進んで、取得した文字列情報からメールアドレスと書誌情報である件名を抽出する。しかし、終了でなければ、ステップS82へ戻って、ユーザに次の抽出したい情報が表示されている範囲を選択させ、ステップS83,S84で、その選択された範囲をOCR処理して文字列情報を取得する処理を繰り返す。
このようにして、図20に破線で囲んで示すように、件名が表示されている範囲A1及びメールアドレスが表示されている範囲A2等の複数の範囲を、ユーザが順次選択することができる。そして、画像処理装置がその選択された範囲内のみをOCR処理し、必要な文字列情報を効率よく取得することができる。
この画像処理装置による以後の処理は、図6によって説明した基本的な処理、あるいは図6と図13によって説明したより好ましい処理と同様である。
なお、取得した文字情報に複数のメールアドレスが含まれている場合は、その全てのメールアドレスを抽出する。
そして、複数のメールアドレスを抽出できた場合は、その全てを電子メールの宛先のメールアドレスとして設定すれば、原稿を読み取った画像データを添付した電子メールを、複数の宛先にまとめて送信することができる。その場合も、各メールアドレスごとに、これまでに送信したことがあるか否かをチェックし、送信したことがない場合はユーザに確認を促すようにするとよい。
あるいは、抽出したメールアドレスが複数ある場合は、操作パネル上にメールアドレス選択画面を表示し、ユーザにいずれかを選択させるようにしてもよい。そうすれば、ユーザが本当に送りたい宛先にだけ画像データを添付した電子メールを送信することができる。
また、図12に示した範囲選択手段63を使用するか否か、すなわちOCR処理する範囲を選択するか否かをユーザが選べるようにするか、読み取った画像データのデータ量によって自動的に切り換えられるようにしてもよい。それは、読み取った画像データのサイズが小さいかデータ量が少ない場合には、画像データ全体をOCR処理しても短時間で済むため、範囲を選択する必要がないためである。
この実施形態の画像処理装置又は画像処理システムによって、スキャン画像を電子メールで送信する場合の操作パネルにおける表示画面の変化の一例を図22に示す。この表示画面は、図2に示した操作部20の操作パネル27を構成するタッチパネル付きLCDによって表示される。
図22の(a)は、この画像処理装置又は画像処理システム(以下では便宜上「画像処理装置」と称す)によって実行する機能を、ユーザに選択させるための表示画面である。
この表示画面で、ユーザが「スキャンメール送信」と表示された丸いボタンをタッチすると、画像処理装置はスキャン・ツー・イーメール機能を実行するモードになる。他の丸いボタンへのタッチによって「コピー機能」、「プリント機能」、「FAX機能」等のモードを選択することもできる。
画像処理装置は、スキャン・ツー・イーメール機能を実行するモードになると、まず図22の(b)に示すように「原稿をセットしてスタートボタンを押してください」のメッセージを表示する。
その後、原稿がセットされてスタートボタンが押されると、画像処理装置は図19によって説明した処理を開始し、原稿の画像を読み取ってその画像データをメモリに保存すると共に、その読み取った画像データを図22の(c)に示すようにプレビュー表示する。
その表示画面で、まず件名が表示された範囲の選択を促し、破線(実際には表示されない)で囲で示す範囲がユーザに選択され、OKボタンがタッチされると、画像処理装置はその範囲内の画像データのみをOCR処理して、文字列情報を取得する。
このようにして、OCRをかける範囲を絞り込むことによって、処理時間を短縮することができる。読み取った画像データのデータ量が多い場合には特に有効である。
次いで、画像処理装置は図22の(d)に示すように、宛先のメールアドレスが表示された範囲の選択を促すメッセージを表示し、破線(実際には表示されない)で囲で示す範囲がユーザに選択されると、その範囲内の画像データのみをOCR処理して、文字列情報を取得する。このように、画像データの範囲(領域)をOCR処理によって取得する目的の文字列ごとに指定でき、複数の範囲を順次指定できる。
(c)又は(d)の表示画面でキャンセルボタンがタッチされた場合は、画像処理装置はそのとき指定されていた範囲をキャンセルして、ユーザが範囲を指定し直してOKボタンを押すのを待つ。
画像処理装置が文字列情報を取得し終わると、取得した文字列情報からメールアドレスと書誌情報である件名を抽出し、それらを電子メールに設定すると共に、その件名に対応する定型文が記憶されていれば、その定型文をメール本分として設定する。また、原稿を読み取って保存した画像データを、その電子メールの添付ファイルとして設定する。
そして、画像処理装置は図22の(e)に示すように、電子メールにその設定した宛先のメールアドレスとメール本分を含む送信確認用の画面を表示する。その際、添付ファイルの件名(タイトル)も表示してもよい。
そこで、ユーザによってOKボタンがタッチされると、画像処理装置はその電子メールを送信して、図22の(f)に示すように「送信しました」のメッセージとOKボタンを表示する。ユーザがその表示を確認してOKボタンをタッチすると、画像処理装置は、スキャン・ツー・イーメール機能の実行を終了する。
図22の(e)の画面でキャンセルボタンにタッチされた場合は、画像処理装置は、その電子メール全体をキャンセルするか、宛先のメールアドレス又はメール本分を訂正可能にする画面を表示してもよい。
図22の(d)と(e)の表示画面の間で、画像処理装置がOCR処理によって取得した文字列から抽出した宛先のメールアドレスが、これまでに送信したことがないメールアドレスであった場合には、図14又は図15に示した確認画面を表示するようにするとよい。
以上、この発明の実施形態について説明してきたが、この発明はこれに限るものではない。この発明による画像処理装置は、デジタル複合機(MPF)に限るものではなく、画像読取装置(スキャナ)を備えたデジタル複写機やファックス装置などの画像形成装置、あるいはイメージスキャナ装置等にも適用できる。そして、この発明によるスキャン・ツー・イーメール機能を実現するための前述した各機能部又は各手段は、すべて単一の装置内に備えていてもよいし、複数の装置に分散して備えていてもよい。
また、前述した各実施形態の構成及び機能等は、適宜追加、変更、一部の省略等を行うことができ、また、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
1:画像処理装置 2:メールサーバ 3:ネットワーク(インターネット網等)
10:本体 11:CPU 12:ROM 13:RAM
14:HDD(ハードディスクドライブ) 15:通信I/F
16:接続I/F 17:エンジン部 18:スキャナ部 19:システムバス
20:操作部 21:CPU 22:ROM 23:RAM
24:フラッシュメモリ 25:通信I/F 26:接続I/F
27:操作パネル 28:外部接続I/F 29:システムバス
30:専用の通信路 31:スキャンアプリケーション 32:スキャン機能
33:OCR機能 34:電子メール送信機能 35:記憶領域
41:画像読取手段 42:画像データ保存手段 43:OCR手段
44:アドレス・書誌情報抽出手段 45:メール本文設定手段
46:電子メール情報設定手段 47:添付ファイル設定手段
48:電子メール送信手段 61:メールアドレス管理手段
62:メールアドレス確認手段 63:範囲選択手段
101,201:アプリ層 102,202:サービス層 103,203:OS層
271:タッチパネル付きLCD 272:確認画面 273:確認ボタン
274:取消ボタン 275:強調表示 276:吹き出し 277:OKボタン
301:無線LAN AP
451:定型文検索手段 452:定型文記憶手段 453:本文設定手段
特許第4247138号公報

Claims (20)

  1. 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、該画像読取手段で読み取った画像データを電子メールに添付して、設定されたメールアドレスへ送信する手段とを備えた画像処理装置であって、
    前記画像データをOCR処理して文字情報を取得するOCR手段と、
    該OCR手段によって取得した文字情報から宛先のメールアドレスと所要の書誌情報を抽出するアドレス・書誌情報抽出手段と、
    該アドレス・書誌情報抽出手段が抽出した書誌情報によって、予め複数の書誌情報とメール本文の定型文とが対応付けて記憶されたリストを検索し、一致した書誌情報があれば該書誌情報に対応する定型文を取得して電子メール本文を設定する電子メール本文設定手段と、
    該電子メール本文設定手段によって設定された電子メール本文と、前記アドレス・書誌情報抽出手段によって抽出されたメールアドレスと書誌情報とを、前記画像データを添付して送信する電子メールに設定する電子メール情報設定手段と、
    を設けたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 電子メール本文設定手段によって電子メール本文が設定されなかった場合は、前記電子メール情報設定手段は、前記アドレス・書誌情報抽出手段によって抽出されたメールアドレスと書誌情報のみを前記画像データを添付して送信する電子メールに設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記書誌情報には、少なくとも件名の文字列を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記書誌情報には、少なくとも件名の文字列と、該文字列が抽出された領域の開始位置と終了位置の情報とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  5. 前記書誌情報には、宛先情報も含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  6. 前記書誌情報には、少なくとも前記文字情報の言語を示す情報を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    電子メールを送信したメールアドレスを蓄積記憶する送信済アドレス記憶手段を備え、
    前記電子メール情報設定手段は、前記アドレス・書誌情報抽出手段が抽出したメールアドレスが前記送信済アドレス記憶手段に記憶されている場合は、該メールアドレスを前記電子メールに設定し、前記送信済アドレス記憶手段に記憶されていない場合はユーザに確認を促す画面を表示し、確認の入力がされた場合に該メールアドレスを前記電子メールに設定する手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記電子メール情報設定手段は、前記アドレス・書誌情報抽出手段が抽出したメールアドレスが前記送信済アドレス記憶手段に記憶されていない場合でも、予め登録されているメールアドレスである場合には、前記ユーザに確認を促す画面を表示せずに該メールアドレスを前記電子メール
    に設定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記電子メール情報設定手段は、前記アドレス・書誌情報抽出手段が抽出したメールアドレスが前記送信済アドレス記憶手段に記憶されていない場合でも、特定のドメインを含む場合には、前記ユーザに確認を促す画面を表示せずに該メールアドレスを前記電子メールに設定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 前記電子メール情報設定手段は、前記アドレス・書誌情報抽出手段が抽出したメールアドレスが前記送信済アドレス記憶手段に記憶されていない社外宛のメールアドレスの場合には、前記ユーザに確認を促す画面を表示する際に、社外への送信であることを強調表示することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  11. 前記電子メール情報設定手段は、前記アドレス・書誌情報抽出手段が抽出したメールアドレスが前記送信済アドレス記憶手段に記憶されておらず、誤りやすい文字を含んでいる場合には、前記ユーザに確認を促す画面を表示する際に、該誤りやすい文字を強調表示することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  12. 前記電子メール情報設定手段は、前記誤りやすい文字を強調表示した場合に、該誤りやすい文字を類似する他の文字と置き換え可能にする手段を有することを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記画像読取手段で読み取った画像データを、ユーザが所望の範囲を選択可能に表示する範囲選択手段を備え、前記OCR手段は、前記画像データのうち前記範囲選択手段によって選択された範囲内の画像データのみをOCR処理して文字情報を取得することを特徴とする画像処理装置。
  14. 前記アドレス・書誌情報抽出手段は、前記OCR手段によって取得した文字情報に複数のメールアドレスが含まれている場合は、その全てのメールアドレスを抽出して前記電子メール情報設定手段へ送ることを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記範囲選択手段は、前記画像読取手段で読み取った画像データにおける複数の範囲を選択可能であることを特徴とする請求項13又は14に記載の画像処理装置。
  16. 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該画像読取手段で読み取った画像データを電子メールに添付して、設定されたメールアドレスへ送信する手段と、
    前記画像データをOCR処理して文字情報を取得するOCR手段と、
    該OCR手段によって取得した文字情報から宛先のメールアドレスと所要の書誌情報を抽出するアドレス・書誌情報抽出手段と、
    該アドレス・書誌情報抽出手段が抽出した書誌情報によって、予め複数の書誌情報とメール本文の定型文とが対応付けて記憶されたリストを検索し、一致した書誌情報があれば該書誌情報に対応する定型文を取得して電子メール本文を設定する電子メール本文設定手段と、
    該電子メール本文設定手段によって設定された電子メール本文と、前記アドレス・書誌情報抽出手段によって抽出されたメールアドレスとを、前記画像データを添付して送信する電子メールに設定する電子メール情報設定手段と
    からなる画像処理システム。
  17. 前記書誌情報には、少なくとも件名の文字列を含むことを特徴とする請求項16に記載の画像処理システム。
  18. 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、該画像読取手段で読み取った画像データを電子メールに添付して、設定されたメールアドレスへ送信する手段とを備えた画像処理装置における画像処理方法であって、
    前記画像読取手段で読み取った画像データをOCR処理して文字情報を取得し、
    その取得した文字情報から宛先のメールアドレスと所要の書誌情報を抽出し、
    その抽出した書誌情報によって、予め複数の書誌情報とメール本文の定型文とが対応付けて記憶されたリストを検索して、一致した書誌情報があれば該書誌情報に対応する定型文を取得して電子メール本文を設定し、
    該電子メール本文と、前記抽出したメールアドレスと書誌情報とを、前記画像データを添付して送信する電子メールに設定することを特徴とする画像処理方法。
  19. 前記書誌情報には、少なくとも件名の文字列を含むことを特徴とする請求項18に記載の画像処理方法。
  20. 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、該画像読取手段で読み取った画像データを電子メールに添付して、設定されたメールアドレスへ送信する手段とを備えた画像処理装置を制御するコンピュータを、
    前記画像データをOCR処理して文字情報を取得するOCR手段と、
    該OCR手段によって取得した文字情報から宛先のメールアドレスと所要の書誌情報を抽出するアドレス・書誌情報抽出手段と、
    該アドレス・書誌情報抽出手段が抽出した書誌情報によって、予め複数の書誌情報とメール本文の定型文とが対応付けて記憶されたリストを検索し、一致した書誌情報があれば該書誌情報に対応する定型文を取得して電子メール本文を設定する電子メール本文設定手段と、
    該電子メール本文設定手段によって設定された電子メール本文と、前記アドレス・書誌情報抽出手段によって抽出されたメールアドレスと書誌情報とを、前記画像データを添付して送信する電子メールに設定する電子メール情報設定手段として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019021063A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 印刷対象データ転送システム及び画像形成装置
JP2019092031A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 株式会社サイバーリンクス 相互認証システムおよび相互認証方法

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