JP2024049809A - 透光部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】光の属性を変化させることができる透光部材を提供する。【解決手段】 透光部材は、透光性を有する基材と、前記基材に光を供給する発光部と、前記基材の表面側に配置された表皮材と、を備え、前記表皮材は、前記光が透過する透光部を有し、前記透光部は、透過する光の属性を変化させる透光性能が互いに異なる複数の部分を含む。【選択図】 図1

Description

本開示は、透光部材に関する。
従来から、バックライトの光を透過可能な基材と表皮材とを含む透光部材が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような透光部材は、車両の内装や外装などにおいて、意匠性を高めるために用いられている。
特開2020-81817号公報
特許文献1の透光部材は、透光領域における基材および表皮材の材料や厚さの変化がないため、消費者が表皮材の意匠面側から見ると、透光部材を透過した光の属性が一定に見える。ここで、光の属性とは、光の三属性、つまり明度、彩度、色相を意味する。しかし近年は、消費者の嗜好性のさらなる高まりから、光の属性が変化することも求められている。
本開示の課題は、光の属性を変化させることができる透光部材を提供することにある。
本開示の一態様に係る透光部材は、透光性を有する基材と、前記基材に光を供給する発光部と、前記基材の表面側に配置された表皮材と、を備え、前記表皮材は、前記光が透過する透光部を有し、前記透光部は、透過する光の属性を変化させる透光性能が互いに異なる複数の部分を含む。
この透光部材によれば、透光性能が互いに異なる複数の部分によって光の属性が変化する。これによって、消費者が表皮材の意匠面側から見ると、透光部材を透過した光の属性が変化して見える。
このように本開示によれば、光の属性を変化させることができる透光部材を提供できる。
第1実施形態による透光部材の正面図。 図1のA-A断面を示す断面図。 図1のB-B断面を示す断面図。 透光部材の車両搭載状態の一例を示す図。 第2実施形態による透光部材の断面図。 他の実施形態による透光部材の断面図(1)。 他の実施形態による透光部材の断面図(2)。
<第1実施形態>
以下、本開示の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1、図2および図3に示すように、透光部材1は、透光性を有する基材2と、基材2に光を供給する発光部4と、基材2の表面2aに配置された表皮材6と、基材2と表皮材6との間に配置されるクッション層8と、を備える。
図4に示すように、本実施形態の透光部材1は、自動車Cの室内前部に配置されるダッシュボードPの装飾用のパネルとして使用される内装部材である。透光部材1は、表皮材6の表面6a(図1および図2参照)が自動車Cのユーザ(消費者)に向けて配置される。しかし、透光部材1はこのような内装部材に限らず、例えば、自動車の外装部材や、自動車以外の車両、または建築物などに用いる部材の装飾に用いてもよい。
図1、図2および図3に示すように、基材2は、表皮材6、およびクッション層8を支持し、透光部材1の形状を維持するための部材として機能する。本実施形態では、基材2は、自動車Cの車幅方向に沿って延びる長手方向と、自動車Cの上下方向に沿って延びる短手方向と、を有する長尺状の部材である。しかし、基材2の形状は、透光部材1の形状に合わせて適宜変更してよい。
基材2は、光を透過可能な透光性を有する材料によって形成される部材である。本実施形態では基材2は、無着色の樹脂材料を射出成形することによって形成される。樹脂材料は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS樹脂、アクリル樹脂、PC(ポリカーボネート)樹脂などの熱可塑性の硬質樹脂である。樹脂材料は、このほか、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、変性ポリフェニレンエーテルなどの熱可塑性樹脂、あるいはこれら熱可塑性樹脂のアロイ材、さらにはこれら熱可塑性樹脂に繊維状あるいは鱗片状のフィラーを配合した樹脂材料であってもよい。
また、樹脂材料は、無着色以外に光を透過可能な程度に着色した半透過性の材料であってもよい。さらに基材2は、樹脂材料以外の光を透過可能な材料であってもよい。このような材料としては、例えば、ガラスなどが考えられる。
発光部4は、基材2に光を供給するための装置である。発光部4は、例えばLEDなどの光源と、光源を制御する制御装置(図示せず)と、を有し、光源の点灯と消灯を制御装置によって制御することによって基材2に光を供給する。本実施形態では、発光部4は、基材2の裏面2bに配置される。より具体的には、本実施形態では発光部4は、後述する表皮材6の透光部6cに対向して配置される。しかし、発光部4は、必ずしも基材2の裏面2bに配置される必要はなく、例えば、基材2の側面に配置されてもよい。
表皮材6は、基材2の表面2a側に配置されることによって基材2を覆い、表皮材6の表面6aが意匠面として機能する部材である。本実施形態では、表皮材6は、熱可塑性エラストマ(例えば、TPO)によって形成される。表皮材6は、光が透過する透光部6cを有する。図3に示すように、透光部6cは、表皮材6の裏面6bが表面6aに向けて凹んだ凹形状に形成される。
透光部6cは、透過する光の属性を変化させる透光性能が互いに異なる複数の部分を含む。具体的には、透光部6cは、表皮材6の厚さの違いによって光透過率、つまり透過する光の明度を変化させる透光性能が互いに異なる複数の部分を含む。例えば図2に示すように、表皮材6の厚さは、透光部6cが形成されていない長手方向端部では厚さD1である。厚さD1は、発光部4からの光が透過しない厚さである。すなわち、表皮材6の厚さがD1の領域は、遮光部6dとして機能する。本実施形態では、厚さD1は2.5mm程度である。しかし、厚さD1は発光部4の光源の発光強度、および/または表皮材6の材質などに応じて、適宜変更可能な値である。
一方、表皮材6の厚さが厚さD1よりも薄い領域では、発光部4からの光が透過する。この表皮材6の厚さが厚さD1よりも薄い領域に、透光部6cが含まれる。本実施形態では、透光部6cは、表皮材6の厚さが長手方向に沿って連続的に変化する連続変化部6g,6hを含む。連続変化部6g,6hにおいて、表皮材6の最も薄い部分の厚さD2は、0.5mm程度である。連続変化部6g,6hは、表皮材の最も薄い部分から図2の左側の遮光部6dに向かって、表皮材6の厚さが長手方向に沿って連続的に厚くなる第1連続変化部6gを含むとともに、図2の右側の遮光部6dに向かって、表皮材6の厚さが長手方向に沿って連続的に厚くなる第2連続変化部6hを含む。このような表皮材6の厚さの変化によって、表皮材6を透過する光の光透過率が、表皮材6の部位毎に異なる。これによって、ユーザが表皮材6の表面6aを見た場合、連続変化部6g,6hに対応する部分において、長手方向に沿って光の明度が徐々に変化するグラデーション模様が見える。
クッション層8は、発泡樹脂で形成され、基材2と表皮材6の隙間を埋め、表皮材6の形状の安定化と、ユーザが表皮材6を触った際の触感を柔らかくする機能を有する部材である。クッション層8の発泡樹脂は、例えばポリウレタンフォーム、ポリプロピレンフォーム、ポリエチレンフォーム、または樹脂繊維のメッシュである。このような発泡樹脂は、空隙を介して光が透過する。
図2および図3に示すように、本実施形態では、クッション層8は、透光部6cの凹状部分に入り込み、少なくとも透光部6cの凹状部分の壁6iと接触する。これによって、基材2に表皮材6を取り付ける際の、クッション層8の位置ずれを防止できる。この結果、接着剤などを用いてクッション層8を基材2に固定する必要がない。
以上説明したとおり、本開示の第1実施形態によれば、表皮材6の各部の厚さが異なることによって、光の属性を変化させる透光性能が各部位毎に互いに異なる透光部材1を実現できる。
<第2実施形態>
次に第2実施形態による透光部材201について説明する。図5に示すように、透光部材201は、透光性を有する基材202と、基材202に光を供給する発光部204と、基材202の表面202aに配置された表皮材206と、基材202と表皮材206との間に配置されるクッション層208と、を備える。第2実施形態による透光部材201は、透光部206cに、表皮材206と異なる材質を用いることによって、光の属性を変化させる点で第1実施形態の透光部材1と異なる。このため、第2実施形態による透光部材201の説明においては、第1実施形態による透光部材1と異なる部分についてのみ説明する。
透光部206cには、表皮材206の厚さが薄くなる部分に、表皮材206と異なる材質の第2表皮材206fが形成される。例えば表皮材206が黒色の熱可塑性エラストマーであった場合、第2表皮材206fは、赤色、青色、または緑色といった色によって着色された熱可塑性エラストマーである。すなわち、第2表皮材206fは、黒色よりも光を透過しやすく、かつ光の色相が変化する色によって着色された材料が用いられる。このように透光部206cに表皮材206と色相が異なる第2表皮材206fが形成されることによって、ユーザが表皮材206の表面206aを見た場合、透光部206cに対応する部分において、光の色相が第2表皮材206fの厚さに合わせて徐々に変化するグラデーション模様が見える。
また、光の色相が変化する場合には、表皮材206の色と第2表皮材206fの色との混ざり具合が変化することによって、光の彩度が変化する。
以上説明したとおり、本開示の第2実施形態によれば、表皮材206と第2表皮材206fを用いることによって、各部の光の属性を変化させる透光性能が各部毎に互いに異なる透光部材201を実現できる。
<他の実施形態>
本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記第1実施形態では、第1連続変化部6gおよび第2連続変化部6hを用いて、表皮材6の透光性能が異なる部分が連続し、光の属性が連続的に変化する例を用いて説明したが、本開示はこれに限定されない。
例えば、図6に示すように、透光部材301は、表皮材306の厚さが段階的に異なる透光部306cを有してもよい。このように段階的に表皮材306の厚さを変化させることによっても、透光部材301に透光性能が異なる部分を複数含ませることができる。すなわち、透光部材301は、透光性能が異なる部分が複数含まれれば、透光部306cをどのような形状としてもよい。
また、図7に示すように、透光部材401は、透光性を有する基材402と、基材302に光を供給する発光部404と、基材402の表面402aに配置された表皮材406と、基材402と表皮材406との間に配置されるクッション層408と、を備えてもよい。表皮材406の透光部406cは、表皮材6の厚さが長手方向に沿って連続的に変化する連続変化部406g,406hを含む。基材402およびクッション層408は、連続変化部406g、406hの形状に沿って、厚さ一定に形成されてもよい。発光部404は、透光部406cの形状に沿って配置されてもよい。本実施形態では、発光部404は、透光部406cの形状に沿って、自動車Cの車室側に向かって近づけて配置される。このような透光部材401によっても、ユーザが表皮材406の表面406aを見た場合、透光部406cに対応する部分において、光の明度が変化するグラデーション模様が見える。また、透光部406cにおいて、発光部404が自動車Cの車室側に近づけて配置されるため、車室側から見た輝度を向上させることができる。
1,201,301,401:透光部材
2,202,402:基材
2a,202a,402a:表面
2b:裏面
4,204,404:発光部
6,206,306,406:表皮材
6a,206a,306a,406a:表面
6b:裏面
6c,206c,306c,406c:透光部
6d,206d:遮光部
6g,406g:第1連続変化部
6h,406h:第2連続変化部
6i:壁
8,208,408:クッション層
C:自動車
D1:厚さ
D2:厚さ
P:ダッシュボード

Claims (4)

  1. 透光性を有する基材と、
    前記基材に光を供給する発光部と、
    前記基材の表面側に配置された表皮材と、
    を備え、
    前記表皮材は、前記光が透過する透光部を有し、
    前記透光部は、透過する光の属性を変化させる透光性能が互いに異なる複数の部分を含む、
    透光部材。
  2. 前記透光部は、前記表皮材の厚さの違いによって光透過率が互いに異なる複数の部分を含む、
    請求項1に記載の透光部材。
  3. 前記透光部は、前記表皮材の厚さが連続的に変化する連続変化部を含む請求項2に記載の透光部材。
  4. 前記基材と前記表皮材との間に配置されるクッション層を備え、
    前記透光部は、前記表皮材の裏面側が表面側に向けて凹んだ凹状とされており、
    前記クッション層は、少なくとも前記透光部に接触して配置されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の透光部材。
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