JP2024049357A - 車両ブレーキ装置の構成部材用のインタフェース装置 - Google Patents

車両ブレーキ装置の構成部材用のインタフェース装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車両ブレーキ装置の機能システムの構成部材用のインタフェース装置を提供する。【解決手段】インタフェース装置(62)は、構成部材に連結されるペダルストロークセンサの取り付けおよび対応する車両への構成部材の取り付けに用いられ、構成部材に当接すべき第1の当接面(58)と、車両に当接すべき第2の当接面(60)とを備えて構成されている、インタフェース装置(62)において、第2の当接面(60)は、第1の当接面(58)に対して斜めに置かれている。【選択図】図5

Description

本発明は、車両ブレーキ装置の機能システムの構成部材用のインタフェース装置であって、インタフェース装置は、構成部材に連結されるペダルストロークセンサの取り付けおよび対応する車両への構成部材の取り付けに用いられ、構成部材に当接すべき第1の当接面と、車両に当接すべき第2の当接面とを備えて構成されている、インタフェース装置に関する。さらに本発明は、構成部材と、このようなインタフェース装置とを備える、車両ブレーキ装置の機能システムに関する。
自動車の車両ブレーキ装置は、閉ループ制御されるブレーキ圧力を対応するブレーキシステムに提供する1つまたは複数の機能システムを有している。閉ループ制御されるブレーキ圧力は、とりわけ、車両コントロールシステム、例えばアンチロックシステム(ABS)、アンチスリップレギュレーション(ASR)および/またはエレクトロニックスタビリティプログラム(ESP)において必要である。このために、機能システムとして液圧ユニットが設けられており、液圧ユニットは、液圧ハウジング内に構成部材として様々な液圧式のコンポーネント、例えば弁、センサ、液圧アキュムレータ、ダンパチャンバ、それに通例、モータにより運転される圧力装置、例えばプランジャあるいは非人力シリンダを有している。
プランジャにより、ブレーキ圧力は、非人力ピストンにより生成される。プランジャは、ペダルストロークセンサにより制御可能であり、ペダルストロークセンサは、自動車あるいは車両の運転者によりペダルを用いて操作可能である。ペダルストロークセンサは、通例、アダプタと、境界面プレートあるいはインタフェースプレートとにより、液圧ハウジングに位置固定にかつ力を伝達するように連結されている。インタフェースプレートにより、インタフェース装置として、液圧ハウジング、ひいては液圧ユニットは、全体として、対応する車両に、特に車両の車両スプラッシュボードに取り付けられている。この場合、液圧ユニットは、車両のエンジンルーム内に存在している。
さらにエンジンルーム内には、液圧ユニットと車両との間に、機能システムとしての、ペダルストロークセンサに連結されるブレーキ力倍力装置を配置することが知られている。このためにブレーキ力倍力装置は、通例、倍力装置ハウジングを、インタフェース装置が配置されている構成部材として有している。
車両のタイプ次第で、それぞれ異なるかつ大きさがそれぞれ異なるエンジンルームが存在し、エンジンルーム内には、それぞれ異なる機能システムおよび/または別の構成要素が格納され得る。車両ブレーキ装置のタイプ次第で、それぞれ異なるペダルストロークセンサも使用される。ゆえに、それぞれ異なるペダルストロークセンサが、構成部材、例えば液圧ハウジングまたは倍力装置ハウジングに高信頼性に保持されているとともに、機能システム、例えば液圧ユニットまたはブレーキ力倍力装置が、機能システムの構成部材において、車両のエンジンルーム内に設けられたそれぞれの車両ブレーキ装置に適合されて組み込まれていることを保証しなければならない。
このようにそれぞれ異なるペダルストロークセンサおよびエンジンルームは、つまり、種々異なる、できる限り低コストの、運転信頼性の高い、それと同時に容易に装着が可能な保持手段を必要とする。
本発明により、車両ブレーキ装置の機能システムの構成部材用のインタフェース装置であって、構成部材に連結されるペダルストロークセンサの取り付けおよび対応する車両への構成部材の取り付けに用いられるインタフェース装置が提供されている。この場合、インタフェース装置は、構成部材に当接すべき第1の当接面と、車両に当接すべき第2の当接面とを備えて構成されている。さらに、この場合、第2の当接面は、第1の当接面に対して斜めに置かれている。
加えて本発明は、車両ブレーキ装置の機能システムにおけるまたは車両ブレーキ装置の機能システム内でのこのようなインタフェース装置の使用にも向けられている。相応に本発明は、さらに、車両ブレーキ装置の機能システムであって、構成部材と、構成部材に連結されるペダルストロークセンサと、構成部材へのペダルストロークセンサの取り付けおよび対応する車両への構成部材の取り付け用のインタフェース装置とを備える、機能システムにも向けられている。この場合、インタフェース装置は、構成部材に当接される第1の当接面と、車両に当接すべき第2の当接面とを有して構成されている。さらに、この場合、第2の当接面は、第1の当接面に対して斜めに置かれている。
本発明により、第1の当接面に対して斜めに置かれた第2の当接面により、角度が付けられたインタフェース装置が提供されている。このインタフェース装置は、第1の当接面、あるいは機能システムに対する当接面に関して角度が付けられて構成されている。このように角度が付けられた構成により、構成部材、ひいては機能システム全体の、車両への取り付けが容易化されている保持手段が提供されている。加えて、車両において利用可能な空間内の組み込み状況は、大幅に改善されている。特により多くの空間が、構成部材に配置されるブレーキフルード貯蔵容器のために提供されている。さらに機能システムは、車両ブレーキ装置の、事後作業において必要な空気抜きのために、車両に取り付けられた状態で、より良好にアクセス可能である。
この場合、本発明に係るインタフェース装置は、車両のバルクヘッドに装着すべきすべての機能システムあるいはブレーキシステムのために好適である。
本発明により、好ましくは、このために機能システムは、液圧ユニットであり、それに属する構成部材は、そこで液圧ユニットを車両にインタフェース装置によって取り付けることが可能な液圧ハウジングである。このような液圧ハウジングは、好ましくは、真空によらない電気液圧式の機能システムの要素であり、電気液圧式の機能システムは、ブレーキ力倍力およびESP機能、特に好ましくは、インテグレーテッドパワーブレーキ(IBP)ブレーキシステムを有している。
さらに本発明により、好ましくは、機能システムは、ブレーキ力倍力装置であり、それに属する構成部材は、特に、そこでブレーキ力倍力装置を車両にインタフェース装置によって取り付けることが可能な倍力装置ハウジングである。このような機能システムは、特に好ましくは、真空によらない特に電気機械式のブレーキ力倍力装置、好ましくは、いわゆるiBoosterである。
上述の利点は、車両のエンジン領域内の空間的な事象と、本発明により構成される、構成部材における空間的な事象とにより達成される。
この場合、構成部材として好ましい液圧ハウジングは、特にブロック形に構成されており、向き合っている2つの広い面を有し、これらの2つの広い面は、4つの狭い面に隣接している。制御装置面と称呼する一方の広い面には、制御装置が配置されている。反対側に位置し、モータ面と称呼する広い面には、液圧ユニットに属するモータが配置されており、モータのモータ軸は、液圧ハウジングのモータ収容部内に突入している。この場合、モータ軸は、右手系のデカルト座標系の仮想のY軸に沿ってあるいはY軸に対して平行に延在する軸線を有している。Y軸は、Y軸のY方向でモータ面から出発している。このように規定すると、X軸の方向で、ペダルストロークセンサは、ペダルストロークセンサの長手方向の方向付けでもって延在し、加えて、液圧ハウジングの、ペダル面と称呼する1つの狭い面に配置されている。ペダル面に隣接して、容器面と呼ぶ1つの狭い面が位置し、容器面には、ブレーキフルード貯蔵容器が配置されている。容器面と、その反対側に位置する狭い面との間には、容器面に向かって上記座標系のZ軸が延在している。
ブレーキ力倍力装置の、構成部材としてさらに好ましい倍力装置ハウジングにおいて、倍力装置ハウジングは、特にコップ形に構成されている。この場合、倍力装置ハウジングは、コップ底部と、筒形のコップ壁と、コップ底部とは反対側に位置する開口した領域とを有している。その中にペダルストロークセンサは、ペダルストロークセンサのペダルロッドあるいは長手方向延在でもって突入し、コップ底部内に設けられた開口を貫いて特に主ブレーキシリンダのピストンに連結されている。この場合、ペダルストロークセンサの長手方向延在により、上記座標系のX方向が規定されており、X方向に沿ってX軸は、コップ底部に向かっている。Z方向で、コップ形のハウジングには、ブレーキフルード貯蔵容器が配置されている。この場合、対応するZ軸は、車両における組み込み状況において上側の領域に向かっている。右手系のデカルト座標系に応じて、対応するY軸は、そのように規定された両軸線から垂直に突出している。さらに、Y軸に対して平行なフランジ平面内に、コップ壁から半径方向で突出するフランジが、開口した領域に設けられており、フランジは、これによりペダル面をなしている。フランジには、インタフェース装置の第1の当接面が当接可能である、あるいは機能システム内で当接されている。
これにより、本発明に係るインタフェース装置は、インタフェース装置の第1の当接面でもって、それぞれ、構成部材のペダル面に配置可能であり、インタフェース装置の、第1の当接面に対して斜めに置かれた第2の当接面でもって、車両に、特に、車両に設けられ、エンジン領域に隣接するバルクヘッドに配置可能である。第1の当接面に対して斜めに置かれた第2の当接面により、構成部材、特に液圧ハウジングまたは倍力装置ハウジング、ひいては機能システム、特に液圧ユニットまたはブレーキ力倍力装置全体の、Y軸回りに回動された配置が提供可能である、あるいは提供されている。このように回動されると、特に鉛直方向でZ軸の周りにより多くの空間が、ブレーキフルード貯蔵容器のために、車両内に設けられた別の画定要素に関して提供されている。これにより、高さ、特にブレーキフルード貯蔵容器のための高さが稼がれている。加えて、回動された配置により、車両に組み付けられた状態において、付加的にスペースが提供され、このスペースにより、特に液圧ユニットの事後的な空気抜きが保証されている。特に鉛直のバルクヘッドの場合、本発明に係るインタフェース装置により角度が付けられて配置される液圧ハウジングにより、十分に空間が、空気抜きのために提供されている。
本発明により有利には、第2の当接面は、第1の当接面に対して斜めに、1°~44°、好ましくは、5°~30°、特に好ましくは、8°~25°、殊に特に好ましくは、10°~15°の角度をなして置かれている。この種の角度により、判明したことであるが、機能システムの取り付けは、特に柔軟に、かつ車両におけるそれぞれの組み込み状況にぴったりと適合されていることができる。特に5°~30°の好ましい角度のとき、機能システム、好ましくは、液圧ユニットまたはブレーキ力倍力装置の、上記Y軸回りの柔軟な傾動が、それと同時に、インタフェース装置における必要な角度付け区間のための十分に省スペースな所要空間で、達成されている。
このために、本発明に係る機能システムでは、好ましくは、ペダルストロークセンサにより、その長手方向延在により、右手系のデカルト座標系のX軸が規定されており、X軸のX方向は、構成部材外に存在するペダルストロークセンサから構成部材に向いている。このX軸に対して直角に、対応するY軸は延在している。Y軸回りの回動に際し、正の回動角度は、正のZ軸を正のX軸方向に最短距離で動かすすべての回動と見なされる。この場合、有利には、インタフェース装置の第2の当接面は、第1の当接面に対して角度をなして、特に+/-5°の公差を伴って+5°~-44°、好ましくは、名目0°~-30°、特に好ましくは、名目-8°~-25°の回動角度を有するY軸回りの回動が達成されているように、斜めに置かれている。
このために有利には、上述の範囲内のそれぞれ1つのそれぞれ異なる角度を有する複数のタイプのインタフェース装置が提供されている。組み込み状況次第で、装着時、この場合、適した角度を有する適当なタイプのインタフェース装置が選択される。
特に有利には、第2の当接面は、第1の当接面に対して斜めに、角度をなして置かれており、角度は、変更可能あるいは適合可能に構成されている。これにより、車両および/または車両ブレーキ装置のタイプに依存した組み込み状況次第で、かつブレーキフルード貯蔵容器のために必要とされる空間次第で、装着時に初めて、第1および第2の当接面間の適した角度が調整され得る。このような適合可能な角度により、インタフェース装置の製造しなければならないタイプは1つだけで、対応する機能システムを柔軟にかつぴったりと車両内に組み付けることができる。
本発明により有利には、第1の当接面および/または第2の当接面は、プレート形、特にプレートとして構成されている。これにより、簡単に製造し得る特に省スペースなインタフェース装置が提供されている。加えて有利には、第1の当接面は、略平らに構成されており、これに伴い第1の当接平面が形成されている。さらに有利には、第2の当接面は、略平らに構成されており、これに伴い第2の当接平面が形成されている。これにより、両当接平面に作用する力は、特に良好に力を伝達するように面状に、それぞれ隣接する構成部材、例えば液圧ハウジングまたは倍力装置ハウジングおよび車両バルクヘッドに伝達され得る。
さらに、本発明により有利には、第1の当接面および/または第2の当接面は、深絞り加工構成部材として構成されており、深絞り加工構成部材は、好ましくは、金属から構成されている。深絞り加工の場合、引張加工と圧縮加工とを伴う変形加工により、片側で開口した中空体が形成され、中空体は、第1の当接面および/または第2の当接面を有している。これにより、それぞれの当接面に対して横方向で延びる横方向面が生じ、横方向面は、第1および/または第2の当接面に対して安定化させるように作用する。加えて深絞り加工は、特に簡単かつ低コストに実施可能である。
加えて第1の当接面および第2の当接面は、本発明により有利には、一緒に1つのパーツから構成されている。これにより、特に簡単にハンドリング可能かつ装着可能なインタフェース装置が提供されている。これにより提供される機能システムは、加えて特に安定に車両に取り付けられている。特に有利には、第1および第2の当接面の1つのパーツからなる構成は、互いに斜めに置かれた両当接面を有する深絞り加工構成部材により提供されている。これによりインタフェース装置は、特にコンパクトに、かつ互いに特に安定に配置され斜めに置かれた当接面を有して成形されている。
代替的には、本発明により有利には、第1の当接面および第2の当接面は、別々に2つのパーツから構成されている。これにより両当接面は、まず、互いに独立的に、互いに別々に構成される構成要素において形成されることができ、これらの構成要素は、それぞれの組み込み状況に合わされている。好ましくは、この場合、一方の構成要素は、既知のインタフェースプレートであり、インタフェースプレートは、インタフェースプレートの面状の両面に、互いに平行な2つの当接面を有している。他方の構成要素は、この場合、好ましくは、アダプタ要素であり、アダプタ要素は、インタフェースプレートに適応され、かつこのために、インタフェースプレートに対して斜めに置かれた当接面を有している。省コストに、こうして従来慣用のインタフェースプレートを使用することができ、従来慣用のインタフェースプレートは、そのように角度が付けられて構成されたアダプタ要素と有利に組み合わされる。特に好ましくは、インタフェースプレートにより、機能システムに当接される第1の当接面が提供され、アダプタ要素により、第2の当接面が提供されている。アダプタ要素は、この場合、インタフェースプレートと車両との間に配置可能である。
さらに、本発明により有利には、第2の当接面に、少なくとも2つのスタッドが設けられており、スタッドは、インタフェース装置を車両に取り付けるのに用いられる。この場合、少なくとも2つのスタッドは、長手方向を有し、長手方向は、好ましくは、第2の当接面に対して横方向あるいは垂直に延在している。これにより、構成部材に向けられた第1の当接面は、少なくとも2つのスタッドに対して相応に角度が付けられて構成されている。このように構成されると、少なくとも2つのスタッドは、装着された状態で車両のパッセンジャルーム内に空間を、従来知られているように、必要とする。少なくとも2つのスタッドは、この場合、ペダルブラケットに対して留められている。
本発明により有利には、第1の当接面内に、第1の貫通開口が設けられ、かつ第2の当接面内に、第1の貫通開口に対して同心に配置される第2の貫通開口が設けられている。この場合、ペダルストロークセンサは、機能システムに装着された状態で、第1および第2の貫通開口を貫いている。特に良好に力を伝達するように、このために貫通開口の各々は、対応する当接面内に中央に配置されている。
さらに、本発明に係る機能システム、特に液圧ユニットでは、好ましくは、ペダルストロークセンサの取り付け用に、付加的にアダプタが設けられており、アダプタは、構成部材、特に液圧ハウジングに当接されるアダプタフランジと、ペダルストロークセンサを半径方向で囲繞し、第2の当接面と第1の当接面とを貫くアダプタマンドレルとを有して構成されている。アダプタマンドレルは、このために特に、有利な第1および第2の貫通開口を通して案内されている。この場合、好ましくは、それぞれ、すきまばめが、アダプタマンドレルと、第1および第2の当接面との間に設けられている。これによりインタフェース装置は、装着時、簡単に、かつ特に傾倒の危険なしにアダプタマンドレルの周囲において案内され得る。装着された状態において、その後、アダプタは、アダプタフランジにおいて第1の当接面でもって高信頼性に機能システムに保持されている。
以下に、本発明による解決手段の実施例について添付の概略図を基に詳しく説明する。
構成部材としての液圧ハウジングと、ペダルストロークセンサと、インタフェースプレートとを備える従来技術による機能システムとしての液圧ユニットの斜視図である。 図1に示すIIで見た一部を示す図である。 インタフェースプレートを装着せずに、図1に示すIIIで見た一部を示す図である。 インタフェースプレートを装着して、図1に示すIIIで見た一部を示す図である。 本発明に係るインタフェース装置の第1の実施例の斜視図である。 構成部材に装着された状態での図5に示す第1の実施例の側面図である。 構成部材に装着された状態での本発明に係るインタフェース装置の第2の実施例の側面図である。 従来技術による機能システムとしての液圧ユニットの第1のタイプの側面図と第2のタイプの側面図である。 図5に示す第1の実施例を備えて液圧ユニットとして構成される本発明に係る機能システムの第1の実施形態と対比させ、車両に装着された状態で図9に示すXで見た図である。 車両に装着された状態で図8に示すXIで見た図である。 図7に示す第2の実施例を備えて液圧ユニットとして構成される本発明に係る機能システムの第2の実施形態と対比させ、車両に装着された状態で図8に示すXIIで見た図である。 本発明に係るインタフェース装置の第3の実施例の斜視図である。 本発明に係るインタフェース装置の第4の実施例の斜視図である。 本発明に係るインタフェース装置の第5の実施例の斜視図である。 本発明に係るインタフェース装置の第6の実施例の斜視図である。
図1ないし4には、スリップコントロールを有するそれ以上は図示しない液圧式の車両ブレーキ装置の機能システム11としての液圧ユニット10を示してある。このようなスリップコントロールは、アンチロックコントロール、トラクションコントロールおよび/またはビークルダイナミクスコントロール/エレクトロニックスタビリティプログラムであり、アンチロックコントロールに対しては、ABS、トラクションコントロールに対しては、ASR、ビークルダイナミクスコントロール/エレクトロニックスタビリティプログラムに対しては、FDR/ESPの略称が慣用されている。
液圧ユニット10は、アルミニウム合金からなる比較的スリムな直方体形の金属ブロックとして構成されている構成部材13として、液圧ブロックあるいは液圧ハウジング12を備えている。構成部材13あるいは液圧ハウジング12は、車両ブレーキ装置のブレーキ圧力コントロールを含むスリップコントロールの液圧式の構成要素の機械的な取り付け部および液圧的な回路接続部として用いられる。このような構成要素は、ソレノイド弁、チェック弁、ハイドロアキュムレータ、ダンパチャンバおよび圧力センサであり、これらの構成要素は、液圧ハウジング12内に設けられた収容部内に取り付けられている。収容部は、筒状の凹部、止まり穴であることもあれば、直径の段を有するまたは有しない貫通穴であることもあり、これらの収容部内には、液圧式の構成要素が収められ、例えば環状に取り巻くかしめにより圧力密に取り付けられている。構成要素は、収容部内に沈設されているか、または液圧ハウジング12から突出している。構成要素は、ここではそれ以上は図示していないか、符号を付さないでいる。液圧的な回路接続のために、構成要素用の収容部は、(図示しない)管路により互いに接続されており、管路は、液圧ハウジング12を通して延びている。収容部および管路は、液圧ハウジング12のいわゆるボアを形成している。その際、収容部および管路は、穴あけとは別の方法により製造されていてもよい。
液圧ハウジング12には、さらに電気モータあるいはモータ14が装着されており、電気モータあるいはモータ14は、直方体形の液圧ハウジング12の一方の広い面あるいはモータ面16に配置されており、図示しないモータ軸を有し、モータ軸は、液圧ハウジング12の同じく図示しない収容部内に突入している。モータ軸は、モータ軸の軸線でもって仮想の右手系のデカルト座標系のY軸18に沿ってあるいはY軸18に対して平行に延在している。モータ面16とは反対側には、液圧ハウジング12に制御装置面20が存在しており、制御装置面20には、電子式の制御装置22が配置されている。制御装置面20とモータ面16との間には、液圧ユニット12の1つの狭い面として、容器面24が位置しており、容器面24には、ブレーキフルード貯蔵容器26が配置されている。ブレーキフルード貯蔵容器26は、この場合、上記座標系に属するZ軸28に沿ってあるいはZ軸28に対して平行に液圧ハウジング12から突出している。容器面24に接続して、液圧ハウジング12の別の狭い面として、ペダル面30が存在しており、ペダル面30には、ペダルストロークセンサ32が、ペダルストロークセンサ32のペダルロッドでもって突出している。ペダルストロークセンサ32は、ペダルストロークセンサ32の長手方向延在でもって、上記座標系に属するX軸34に沿ってあるいはX軸34に対して平行に延在している。この場合、ペダルストロークセンサ32は、アダプタ36と、境界面プレートあるいはインタフェースプレート38とにより、液圧ハウジング12に位置固定にかつ力を伝達するように連結されている。
その際、X方向が規定されており、X方向は、X軸34に沿ってまたはX軸34に対して平行に延び、かつペダルストロークセンサ32の軸方向の端部からペダル面30に向いている。相応のことは、Y軸18に沿ってまたはY軸18に対して平行に延びるY方向およびZ軸28に沿ってまたはZ軸28に対して平行に延びるZ方向にもいえる。
液圧ハウジング12は、ピストン40のための収容孔を有し、収容孔は、X方向で液圧ハウジング12の容器面24に対して平行に延在している。ピストン40は、それ以上は図示しない主ブレーキシリンダに属し、対応する車両のユーザのブレーキリクエスト検出に用いられ、かつ元来はブレーキ圧力の生成に用いられる。最近の非人力の車両ブレーキ装置では、主ブレーキシリンダが、通例、非人力で生成されるブレーキ圧力のための、液圧式のフォールバックレベルを形成する。その際、ブレーキ圧力は、通常時、ペダルストロークセンサ32により制御することが可能な図示しないプランジャにより生成される。
ペダルセンサ32により、ピストン40は、外部からアクセス可能である。この場合、ペダルセンサ32は、ペダル面30に、ピストン40のための収容孔の高さに、アダプタ36とインタフェースプレート38とにより取着されている。ペダル面30は、車両内での組み込み状況に関して液圧ハウジング12の正面である。ペダル面30に配置されるペダルストロークセンサ32は、図示しないブレーキペダルまたはブレーキレバーを用いて車両のユーザにより操作され得る。ペダルストロークセンサ32の、その際に実施される位置変化42は、回路接続次第でピストン40あるいはプランジャに伝達される。
アダプタ36は、アダプタマンドレル44を有してハット形に構成されており、かつ略長方形の平らな取り付けフランジあるいはアダプタフランジ46を、アダプタ36の開口した端部に有している。アダプタフランジ46でもって、アダプタ36は、ペダル面30に当接し、ペダル面30に取り付けられている。このためにアダプタフランジ46は、互いに反対側に位置するように2つの中空ピン48を有し、中空ピン48は、ペダル面30内に設けられた止まり穴内に突入し、そこに締め付けられて留まる。アダプタ36は、金属薄板からなる深絞り加工構成部材であり、これによりアダプタフランジ46は、薄肉である。これにより、液圧ハウジング12および対応する構成要素を、例えば車両のバルクヘッド49(図10ないし12)の近くに取り付けることが可能とされる。
アダプタ36をペダル面30に取り付けた後、穴付きプレートの形態で構成されるインタフェースプレート38は、アダプタフランジ46上に載置され、ねじ50により液圧ハウジング12に取り付けられる。インタフェースプレート38は、このために、ねじ50を1つずつ通す2つの貫通開口52と、アダプタマンドレル44を通す1つの貫通開口54とを有している。この場合、貫通開口54の輪郭は、すきまばめ分を伴って、実質的にアダプタマンドレル44の横断面形状に倣っている。インタフェースプレート38からは、対応する車両への取り付け用の2つのスタッド56が突出している。
インタフェースプレート38は、液圧ハウジング12に面し、かつ液圧ハウジング12に当接される第1の当接面58と、第1の当接面58とはX方向で反対側に位置する第2の当接面60とを有している。この場合、第2の当接面60は、車両、例えば車両のバルクヘッド49への当接および取り付けに用いられる。このために第2の当接面60は、第1の当接面58に対して平行に延びるように構成されている。
図5および6には、インタフェース装置62の一実施例を示してあり、本実施例では、インタフェースプレート38とは異なり、第2の当接面60は、第1の当接面58に対して斜めに角度64をなして置かれている。この場合、第1の当接面58は、液圧ハウジング12のペダル面30への、インタフェース装置62の当接に用いられ、第2の当接面60は、車両の、図10に著しく簡略化して示すバルクヘッド49への、インタフェース装置62の当接に用いられる。
インタフェース装置62は、第1の当接面58内に、ねじ50を1つずつ通す2つの貫通開口52を有している。アダプタマンドレル44を通すために、第1の当接面58内には、第1の貫通開口66が設けられ、第2の当接面60内には、第2の貫通開口68が設けられている。この場合、第1の貫通開口66は、第1の当接面58内に相対的に中央に配置されており、第1の貫通開口66の輪郭でもって実質的にアダプタマンドレル44の横断面形状に倣っている。第1の貫通開口66に対して同心に、第2の貫通開口68は、第2の当接面60内に配置されており、第1の貫通開口66より大幅に大きい横断面を有して構成されている。第2の貫通開口68に続いて、第2の当接面60には、互いに離間した4つのスタッド56が螺入されている。この場合、4つのスタッド56の各々は、スタッド56の長手方向延在に関して、第2の当接面60により形成される第2の当接平面70から直角に突出している。相応に、4つのスタッド56の各々は、スタッド56の長手方向延在に関して、元来の90°の角度から計算して、角度64の分だけ減じられた角度数値で、第1の当接面58により形成される第1の当接平面72に対して斜めに置かれている。この場合、角度64は、ここでは11°であり、別の実施例では、車両における組み込み状況次第で、組み込み状況に適合された値を有していることができる。
さらにインタフェース装置62は、本実施例では、プレート形に、金属からなる単一の深絞り加工構成部材として構成されている。この場合、深絞り加工法において、第1の当接面58および第2の当接面60は、各1つのプレートとして成形されており、図6に示す側面図で見てくさび形に成形された材料ウェブ74により、一緒に1つのパーツから形成されている。材料ウェブ74は、横方向面をなしている。
図7には、インタフェース装置62の一実施例を示してあり、本実施例では、第1の当接面58および第2の当接面60は、別々に2つのパーツから構成されている。このために第1の当接面58は、それ自体公知のインタフェースプレート38を有して構成されており、インタフェースプレート38は、液圧ハウジング12に配置可能である、あるいは配置されている。インタフェースプレート38においてX方向で液圧ハウジング12とは反対側に位置するように、インタフェースプレート38には、第3の当接面76でもって、角度が付けられたアダプタ要素78が配置されている。アダプタ要素78は、アダプタ要素78の、液圧ハウジング12から背離した面80でもって、第2の当接面60を形成している。この場合、アダプタ要素78の第2の当接面60と第3の当接面76との間には、角度64が形成されており、同じくアダプタ要素78の第2の当接面60と、インタフェースプレート38の第1の当接面58との間にも、角度64が形成されている。
代替的な、図示しない一実施形態において、インタフェース装置62は、インタフェースプレート38によって、車両に当接すべき第2の当接面60が形成されているように、2つのパーツから構成されている。インタフェースプレート38と液圧ハウジング12との間には、この場合、角度が付けられたアダプタ要素78が配置可能であり、あるいは配置されており、アダプタ要素78は、アダプタ要素78の第3の当接面76でもってインタフェースプレート38に当接し、かつアダプタ要素78の、第3の当接面76とは反対側に位置する第1の当接面58でもって液圧ハウジング12に当接する。
代替的な、図示しない別の一実施形態において、インタフェース装置62は、両当接面58および60間に形成される角度64が調節可能に構成されているように構成されている。これにより角度64は、装着時、それぞれの組み込み状況に適合され得る。
図8および図9には、機能システム11として、それぞれ1つのインタフェースプレート38を有する2つの異なるタイプの液圧ユニット10および82を示してある。
この場合、図8に示すタイプは、いわゆる通常型の液圧ユニット10であり、通常型の液圧ユニット10の場合、ペダルストロークセンサ32と、ペダルストロークセンサ32に連結されるピストン40とは、液圧ハウジング12の、図8に関して上側の半部内に配置されている。この配置は、鎖線で図8に示される。相応にモータ14は、モータ面16の下側の領域にポジショニングされている。
図9に示すタイプは、いわゆる逆型の液圧ユニット82である。この場合、ペダルストロークセンサ32と、ペダルストロークセンサ32に連結されるピストン40とは、液圧ハウジング12の、図9に関して下側の半部内に配置されており、このことは、やはり鎖線で図9に示される。相応にモータ14は、モータ面16の上側の領域にポジショニングされている。このように構成されると、図9に示す逆型の液圧ユニット82は、車両における組み込み状況において、図8に示す通常型の液圧ユニット10より大きな高さ84、ひいてはより大きな空間を鉛直方向85で必要とする。
図10には、逆型の液圧ユニット82を、モータ面16の平面図で示してある。この場合、図10に関して左側に示す液圧ユニット82の場合、平らなインタフェースプレート38が、液圧ハウジング12に配置されている。これと比較して、右側に示す逆型の液圧ユニット82の場合、角度が付けられて構成されるインタフェース装置62が、液圧ハウジング12に配置されている。インタフェース装置62およびインタフェースプレート38自体は、それぞれ、車両のバルクヘッド49に取り付けられたものとして図示されている。バルクヘッド49を貫いて、それぞれ、ペダルストロークセンサ32は、車両のパッセンジャ領域86内に突入する一方、液圧ユニット82は、それぞれ、車両のエンジン領域88内に存在している。エンジン領域88は、側方において、バルクヘッド49により画定され、上方において、車両のそれ以上は図示しないエンジンフードの著しく概略化して示すカウルトップパネル90により画定されている。バルクヘッド49は、上から下にエンジン領域88に向かって斜めに延びるように構成されている。
車両における図示の組み込み状況から、角度が付けられたインタフェース装置62が、インタフェースプレート38と比較してどのような利点を有しているか、看取可能となる。図示した斜めのバルクヘッド49にインタフェースプレート38を用いて逆型の液圧ユニット82を組み込むとなると、ブレーキフルード貯蔵容器26は、カウルトップパネル90と干渉することになるであろう。インタフェースプレート38による取り付け状況と比較して、インタフェース装置62により、車両への装着後の液圧ユニット82は、液圧ユニット82のY軸18回りに角度64の分だけ(図10に関して)時計回りに回動されて配置されている。これにより、鉛直方向85で高さ92が稼がれ、この稼がれた高さ92でもって、より多くの空間が、ブレーキフルード貯蔵容器26のためにエンジン領域88内、特にカウルトップパネル90のところに提供される。
液圧ユニット82が、液圧ユニット82のY軸18回りに回動あるいは回転することが、インタフェース装置62により達成されることで、ペダルストロークセンサ32は、ペダルストロークセンサ32の長手方向延在でもって相応に回動されて配置されている。インタフェースプレート38による取り付け状況と比較して、これにより、パッセンジャ領域86内には、ペダルストロークセンサ32の、高さ94の分だけさらに上に配置される端部が得られる。これにより、ペダルストロークセンサ32は、パッセンジャ領域86内でより良好にアクセス可能である。
加えて、この回動後、液圧ハウジング12の、容器面24およびペダル面30とは反対側に位置するエッジ96は、鉛直方向85で高さ98の分だけさらに下に配置されて存在している。この場合、高さ98の数値は、高さ92の数値より大きい。液圧ハウジング12の、エッジ96に連なる下面100と、水平線との間には、傾き角102が位置している。常に最低限必要な傾き角102(2°)が残っているように、角度64は、相応に選択される。
本実施形態において、角度64は、13°の数値を有している。車両における組み込み状況、およびブレーキフルード貯蔵容器26のために必要とされる空間次第で、角度64は、適合可能である。このような適合は、それぞれ異なる角度64を有する複数のインタフェース装置62の相応の構成により、または調整可能な角度64を有するインタフェース装置62により実施される。
図11は、通常型の液圧ユニット10を、容器面24の平面図で、平らなインタフェースプレート38により車両のバルクヘッド49に組み付けた、略示した状態において示している。この場合、バルクヘッド49は、図平面内に真っ直ぐに下方にあるいは図平面に対して直角に延びるように構成されている。このような組み込み状況では、制御装置22が、エンジン領域88内でサスペンションハウジング104と衝突する危険が生じてしまう。
図12には、通常型の液圧ユニット10を、モータ面16の平面図で示してある。この場合、図12に関して左側に示す液圧ユニット10の場合、平らなインタフェースプレート38が、液圧ハウジング12に取り付けられている。これと比較して、右側に示す液圧ユニット10の場合、角度が付けられたインタフェース装置62が、液圧ハウジング12に配置されている。インタフェース装置62およびインタフェースプレート38自体は、それぞれ、車両のバルクヘッド49に取り付けられている。この場合、バルクヘッド49は、本実施形態では、真っ直ぐに下方に向けられて、あるいは鉛直方向85に沿って延びている。角度が付けられたインタフェース装置62により、液圧ユニット10は、液圧ユニット10のY軸18回りに角度64の分だけ(図12に関して)時計回りに回動されて配置されている。これにより、本実施形態のためには、より多くの所要空間が、鉛直方向85で必要である。このことは、通常型の液圧ユニット10の場合、比較的重要度は低い。重要なのは、回動されたあるいは角度が付けられた配置により、この場合、より多くの自由空間が、液圧ハウジング12に、空気抜きのために提供されていることである。これにより、特に事後作業において必要である空気抜き性が、大幅に改善されている。
図示しない別の一実施形態において、機能システム11は、ブレーキ力倍力装置であり、その対応するハウジングは、インタフェース装置62が相応に取着されている構成部材13である。
図13ないし図16は、インタフェース装置62の種々異なる別の実施例を示している。
この場合、図13に示すように、両当接面58および60は、深絞り加工構成部材として一緒に1つのパーツから構成されている。この深絞り加工構成部材は、半径方向の外側輪郭104を有し、外側輪郭104は、5つの湾出部106を有して構成されている。5つの湾出部106のうちの4つの湾出部106内には、それぞれ突出するように、第2の当接面60に、車両のバルクヘッド49への取り付け用のスタッド56が設けられている。加えて、第5の湾出部106内には、貫通穴108が配置されており、貫通穴108を通してインタフェース装置62は、図示しないねじにより、付加的な取り付けが可能である。
図14に示すように、両当接面58および60は、別々に2つのパーツから形成されている。この場合、第1の当接面58は、平らなプレート110により構成されており、プレート110には、角度が付けられて成形された第2のプレート112が当接されており、第2のプレート112は、平らな縁部領域114と、斜めに置かれた中央領域116とを有している。この場合、プレート112は、プレート112の平らな縁部領域114において面状にプレート110に当接されており、プレート110にねじ118により取り付けられている。この場合、斜めに置かれた中央領域116は、第2の当接面60を形成し、第2の当接面60は、バルクヘッド49への取り付け用に3つの貫通穴120を有している。
図15には、1つのパーツからかつコンパクトに構成されるインタフェース装置62を示してある。この場合、両当接面58および60は、コンパクトなブロックの、向き合っている2つの面に位置し、ブロックの中央には、両貫通開口66および68が、アダプタマンドレル44を通す単一の貫通開口として存在している。ブロックの縁部領域には、半径方向で互いに反対側に位置する2つの貫通開口108が、付加的な取り付けのために配置されている。半径方向でその間には、第2の当接面60に、半径方向で互いに反対側に位置する2つのスタッド56が設けられている。
図16は、1つのパーツから深絞り加工構成部材として形成されるインタフェース装置62を示しており、インタフェース装置62は、2つの貫通穴120を備え、かつ拡大された当接領域122を第2の当接面60内にかつ第2の当接面60に沿って備えている。
10 液圧ユニット
11 機能システム
12 液圧ブロック、液圧ハウジング
13 構成部材
14 電気モータ、モータ
16 広い面、モータ面
18 Y軸
20 制御装置面
22 制御装置
24 容器面
26 ブレーキフルード貯蔵容器
28 Z軸
30 ペダル面
32 ペダルストロークセンサ、ペダルセンサ
34 X軸
36 アダプタ
38 境界面プレート、インタフェースプレート
40 ピストン
42 位置変化
44 アダプタマンドレル
46 取り付けフランジ、アダプタフランジ
48 中空ピン
49 バルクヘッド
50 ねじ
52 貫通開口
54 貫通開口
56 スタッド
58 第1の当接面
60 第2の当接面
62 インタフェース装置
64 角度
66 第1の貫通開口
68 第2の貫通開口
70 第2の当接平面
72 第1の当接平面
74 材料ウェブ
76 第3の当接面
78 アダプタ要素
80 面
82 液圧ユニット
84 高さ
85 鉛直方向
86 パッセンジャ領域
88 エンジン領域
90 カウルトップパネル
92 高さ
94 高さ
96 エッジ
98 高さ
100 下面
102 傾き角
104 サスペンションハウジング、外側輪郭
106 湾出部
108 貫通穴、貫通開口
110 プレート
112 第2のプレート
114 縁部領域
116 中央領域
118 ねじ
120 貫通穴
122 当接領域
本発明は、車両ブレーキ装置の機能システムの構成部材用のインタフェース装置であって、インタフェース装置は、構成部材に連結されるペダルストロークセンサの取り付けおよび対応する車両への構成部材の取り付けに用いられ、構成部材に当接すべき第1の当接面と、車両に当接すべき第2の当接面とを備えて構成されている、インタフェース装置に関する。さらに本発明は、構成部材と、このようなインタフェース装置とを備える、車両ブレーキ装置の機能システムに関する。
自動車の車両ブレーキ装置は、閉ループ制御されるブレーキ圧力を対応するブレーキシステムに提供する1つまたは複数の機能システムを有している。閉ループ制御されるブレーキ圧力は、とりわけ、車両コントロールシステム、例えばアンチロックシステム(ABS)、アンチスリップレギュレーション(ASR)および/またはエレクトロニックスタビリティプログラム(ESP)において必要である。このために、機能システムとして液圧ユニットが設けられており、液圧ユニットは、液圧ハウジング内に構成部材として様々な液圧式のコンポーネント、例えば弁、センサ、液圧アキュムレータ、ダンパチャンバ、それに通例、モータにより運転される圧力装置、例えばプランジャあるいは非人力シリンダを有している。
プランジャにより、ブレーキ圧力は、非人力ピストンにより生成される。プランジャは、ペダルストロークセンサにより制御可能であり、ペダルストロークセンサは、自動車あるいは車両の運転者によりペダルを用いて操作可能である。ペダルストロークセンサは、通例、アダプタと、境界面プレートあるいはインタフェースプレートとにより、液圧ハウジングに位置固定にかつ力を伝達するように連結されている。インタフェースプレートにより、インタフェース装置として、液圧ハウジング、ひいては液圧ユニットは、全体として、対応する車両に、特に車両の車両スプラッシュボードに取り付けられている。この場合、液圧ユニットは、車両のエンジンルーム内に存在している。
さらにエンジンルーム内には、液圧ユニットと車両との間に、機能システムとしての、ペダルストロークセンサに連結されるブレーキ力倍力装置を配置することが知られている。このためにブレーキ力倍力装置は、通例、倍力装置ハウジングを、インタフェース装置が配置されている構成部材として有している。
車両のタイプ次第で、それぞれ異なるかつ大きさがそれぞれ異なるエンジンルームが存在し、エンジンルーム内には、それぞれ異なる機能システムおよび/または別の構成要素が格納され得る。車両ブレーキ装置のタイプ次第で、それぞれ異なるペダルストロークセンサも使用される。ゆえに、それぞれ異なるペダルストロークセンサが、構成部材、例えば液圧ハウジングまたは倍力装置ハウジングに高信頼性に保持されているとともに、機能システム、例えば液圧ユニットまたはブレーキ力倍力装置が、機能システムの構成部材において、車両のエンジンルーム内に設けられたそれぞれの車両ブレーキ装置に適合されて組み込まれていることを保証しなければならない。
このようにそれぞれ異なるペダルストロークセンサおよびエンジンルームは、つまり、種々異なる、できる限り低コストの、運転信頼性の高い、それと同時に容易に装着が可能な保持手段を必要とする。
本発明により、車両ブレーキ装置の機能システムの構成部材用のインタフェース装置であって、構成部材に連結されるペダルストロークセンサの取り付けおよび対応する車両への構成部材の取り付けに用いられるインタフェース装置が提供されている。この場合、インタフェース装置は、構成部材に当接すべき第1の当接面と、車両に当接すべき第2の当接面とを備えて構成されている。さらに、この場合、第2の当接面は、第1の当接面に対して斜めに置かれている。
加えて本発明は、車両ブレーキ装置の機能システムにおけるまたは車両ブレーキ装置の機能システム内でのこのようなインタフェース装置の使用にも向けられている。相応に本発明は、さらに、車両ブレーキ装置の機能システムであって、構成部材と、構成部材に連結されるペダルストロークセンサと、構成部材へのペダルストロークセンサの取り付けおよび対応する車両への構成部材の取り付け用のインタフェース装置とを備える、機能システムにも向けられている。この場合、インタフェース装置は、構成部材に当接される第1の当接面と、車両に当接すべき第2の当接面とを有して構成されている。さらに、この場合、第2の当接面は、第1の当接面に対して斜めに置かれている。
本発明により、第1の当接面に対して斜めに置かれた第2の当接面により、角度が付けられたインタフェース装置が提供されている。このインタフェース装置は、第1の当接面、あるいは機能システムに対する当接面に関して角度が付けられて構成されている。このように角度が付けられた構成により、構成部材、ひいては機能システム全体の、車両への取り付けが容易化されている保持手段が提供されている。加えて、車両において利用可能な空間内の組み込み状況は、大幅に改善されている。特により多くの空間が、構成部材に配置されるブレーキフルード貯蔵容器のために提供されている。さらに機能システムは、車両ブレーキ装置の、事後作業において必要な空気抜きのために、車両に取り付けられた状態で、より良好にアクセス可能である。
この場合、本発明に係るインタフェース装置は、車両のバルクヘッドに装着すべきすべての機能システムあるいはブレーキシステムのために好適である。
本発明により、好ましくは、このために機能システムは、液圧ユニットであり、それに属する構成部材は、そこで液圧ユニットを車両にインタフェース装置によって取り付けることが可能な液圧ハウジングである。このような液圧ハウジングは、好ましくは、真空によらない電気液圧式の機能システムの要素であり、電気液圧式の機能システムは、ブレーキ力倍力およびESP機能、特に好ましくは、インテグレーテッドパワーブレーキ(IBP)ブレーキシステムを有している。
さらに本発明により、好ましくは、機能システムは、ブレーキ力倍力装置であり、それに属する構成部材は、特に、そこでブレーキ力倍力装置を車両にインタフェース装置によって取り付けることが可能な倍力装置ハウジングである。このような機能システムは、特に好ましくは、真空によらない特に電気機械式のブレーキ力倍力装置、好ましくは、いわゆるiBoosterである。
上述の利点は、車両のエンジン領域内の空間的な事象と、本発明により構成される、構成部材における空間的な事象とにより達成される。
この場合、構成部材として好ましい液圧ハウジングは、特にブロック形に構成されており、向き合っている2つの広い面を有し、これらの2つの広い面は、4つの狭い面に隣接している。制御装置面と称呼する一方の広い面には、制御装置が配置されている。反対側に位置し、モータ面と称呼する広い面には、液圧ユニットに属するモータが配置されており、モータのモータ軸は、液圧ハウジングのモータ収容部内に突入している。この場合、モータ軸は、右手系のデカルト座標系の仮想のY軸に沿ってあるいはY軸に対して平行に延在する軸線を有している。Y軸は、Y軸のY方向でモータ面から出発している。このように規定すると、X軸の方向で、ペダルストロークセンサは、ペダルストロークセンサの長手方向の方向付けでもって延在し、加えて、液圧ハウジングの、ペダル面と称呼する1つの狭い面に配置されている。ペダル面に隣接して、容器面と呼ぶ1つの狭い面が位置し、容器面には、ブレーキフルード貯蔵容器が配置されている。容器面と、その反対側に位置する狭い面との間には、容器面に向かって上記座標系のZ軸が延在している。
ブレーキ力倍力装置の、構成部材としてさらに好ましい倍力装置ハウジングにおいて、倍力装置ハウジングは、特にコップ形に構成されている。この場合、倍力装置ハウジングは、コップ底部と、筒形のコップ壁と、コップ底部とは反対側に位置する開口した領域とを有している。その中にペダルストロークセンサは、ペダルストロークセンサのペダルロッドあるいは長手方向延在でもって突入し、コップ底部内に設けられた開口を貫いて特に主ブレーキシリンダのピストンに連結されている。この場合、ペダルストロークセンサの長手方向延在により、上記座標系のX方向が規定されており、X方向に沿ってX軸は、コップ底部に向かっている。Z方向で、コップ形のハウジングには、ブレーキフルード貯蔵容器が配置されている。この場合、対応するZ軸は、車両における組み込み状況において上側の領域に向かっている。右手系のデカルト座標系に応じて、対応するY軸は、そのように規定された両軸線から垂直に突出している。さらに、Y軸に対して平行なフランジ平面内に、コップ壁から半径方向で突出するフランジが、開口した領域に設けられており、フランジは、これによりペダル面をなしている。フランジには、インタフェース装置の第1の当接面が当接可能である、あるいは機能システム内で当接されている。
これにより、本発明に係るインタフェース装置は、インタフェース装置の第1の当接面でもって、それぞれ、構成部材のペダル面に配置可能であり、インタフェース装置の、第1の当接面に対して斜めに置かれた第2の当接面でもって、車両に、特に、車両に設けられ、エンジン領域に隣接するバルクヘッドに配置可能である。第1の当接面に対して斜めに置かれた第2の当接面により、構成部材、特に液圧ハウジングまたは倍力装置ハウジング、ひいては機能システム、特に液圧ユニットまたはブレーキ力倍力装置全体の、Y軸回りに回動された配置が提供可能である、あるいは提供されている。このように回動されると、特に鉛直方向でZ軸の周りにより多くの空間が、ブレーキフルード貯蔵容器のために、車両内に設けられた別の画定要素に関して提供されている。これにより、高さ、特にブレーキフルード貯蔵容器のための高さが稼がれている。加えて、回動された配置により、車両に組み付けられた状態において、付加的にスペースが提供され、このスペースにより、特に液圧ユニットの事後的な空気抜きが保証されている。特に鉛直のバルクヘッドの場合、本発明に係るインタフェース装置により角度が付けられて配置される液圧ハウジングにより、十分に空間が、空気抜きのために提供されている。
本発明により有利には、第2の当接面は、第1の当接面に対して斜めに、1°~44°、好ましくは、5°~30°、特に好ましくは、8°~25°、殊に特に好ましくは、10°~15°の角度をなして置かれている。この種の角度により、判明したことであるが、機能システムの取り付けは、特に柔軟に、かつ車両におけるそれぞれの組み込み状況にぴったりと適合されていることができる。特に5°~30°の好ましい角度のとき、機能システム、好ましくは、液圧ユニットまたはブレーキ力倍力装置の、上記Y軸回りの柔軟な傾動が、それと同時に、インタフェース装置における必要な角度付け区間のための十分に省スペースな所要空間で、達成されている。
このために、本発明に係る機能システムでは、好ましくは、ペダルストロークセンサにより、その長手方向延在により、右手系のデカルト座標系のX軸が規定されており、X軸のX方向は、構成部材外に存在するペダルストロークセンサから構成部材に向いている。このX軸に対して直角に、対応するY軸は延在している。Y軸回りの回動に際し、正の回動角度は、正のZ軸を正のX軸方向に最短距離で動かすすべての回動と見なされる。この場合、有利には、インタフェース装置の第2の当接面は、第1の当接面に対して角度をなして、特に+/-5°の公差を伴って+5°~-44°、好ましくは、名目0°~-30°、特に好ましくは、名目-8°~-25°の回動角度を有するY軸回りの回動が達成されているように、斜めに置かれている。
このために有利には、上述の範囲内のそれぞれ1つのそれぞれ異なる角度を有する複数のタイプのインタフェース装置が提供されている。組み込み状況次第で、装着時、この場合、適した角度を有する適当なタイプのインタフェース装置が選択される。
特に有利には、第2の当接面は、第1の当接面に対して斜めに、角度をなして置かれており、角度は、変更可能あるいは適合可能に構成されている。これにより、車両および/または車両ブレーキ装置のタイプに依存した組み込み状況次第で、かつブレーキフルード貯蔵容器のために必要とされる空間次第で、装着時に初めて、第1および第2の当接面間の適した角度が調整され得る。このような適合可能な角度により、インタフェース装置の製造しなければならないタイプは1つだけで、対応する機能システムを柔軟にかつぴったりと車両内に組み付けることができる。
本発明により有利には、第1の当接面および/または第2の当接面は、プレート形、特にプレートとして構成されている。これにより、簡単に製造し得る特に省スペースなインタフェース装置が提供されている。加えて有利には、第1の当接面は、略平らに構成されており、これに伴い第1の当接平面が形成されている。さらに有利には、第2の当接面は、略平らに構成されており、これに伴い第2の当接平面が形成されている。これにより、両当接平面に作用する力は、特に良好に力を伝達するように面状に、それぞれ隣接する構成部材、例えば液圧ハウジングまたは倍力装置ハウジングおよび車両バルクヘッドに伝達され得る。
さらに、本発明により有利には、第1の当接面および/または第2の当接面は、深絞り加工構成部材として構成されており、深絞り加工構成部材は、好ましくは、金属から構成されている。深絞り加工の場合、引張加工と圧縮加工とを伴う変形加工により、片側で開口した中空体が形成され、中空体は、第1の当接面および/または第2の当接面を有している。これにより、それぞれの当接面に対して横方向で延びる横方向面が生じ、横方向面は、第1および/または第2の当接面に対して安定化させるように作用する。加えて深絞り加工は、特に簡単かつ低コストに実施可能である。
加えて第1の当接面および第2の当接面は、本発明により有利には、一緒に1つのパーツから構成されている。これにより、特に簡単にハンドリング可能かつ装着可能なインタフェース装置が提供されている。これにより提供される機能システムは、加えて特に安定に車両に取り付けられている。特に有利には、第1および第2の当接面の1つのパーツからなる構成は、互いに斜めに置かれた両当接面を有する深絞り加工構成部材により提供されている。これによりインタフェース装置は、特にコンパクトに、かつ互いに特に安定に配置され斜めに置かれた当接面を有して成形されている。
代替的には、本発明により有利には、第1の当接面および第2の当接面は、別々に2つのパーツから構成されている。これにより両当接面は、まず、互いに独立的に、互いに別々に構成される構成要素において形成されることができ、これらの構成要素は、それぞれの組み込み状況に合わされている。好ましくは、この場合、一方の構成要素は、既知のインタフェースプレートであり、インタフェースプレートは、インタフェースプレートの面状の両面に、互いに平行な2つの当接面を有している。他方の構成要素は、この場合、好ましくは、アダプタ要素であり、アダプタ要素は、インタフェースプレートに適応され、かつこのために、インタフェースプレートに対して斜めに置かれた当接面を有している。省コストに、こうして従来慣用のインタフェースプレートを使用することができ、従来慣用のインタフェースプレートは、そのように角度が付けられて構成されたアダプタ要素と有利に組み合わされる。特に好ましくは、インタフェースプレートにより、機能システムに当接される第1の当接面が提供され、アダプタ要素により、第2の当接面が提供されている。アダプタ要素は、この場合、インタフェースプレートと車両との間に配置可能である。
さらに、本発明により有利には、第2の当接面に、少なくとも2つのスタッドが設けられており、スタッドは、インタフェース装置を車両に取り付けるのに用いられる。この場合、少なくとも2つのスタッドは、長手方向を有し、長手方向は、好ましくは、第2の当接面に対して横方向あるいは垂直に延在している。これにより、構成部材に向けられた第1の当接面は、少なくとも2つのスタッドに対して相応に角度が付けられて構成されている。このように構成されると、少なくとも2つのスタッドは、装着された状態で車両のパッセンジャルーム内に空間を、従来知られているように、必要とする。少なくとも2つのスタッドは、この場合、ペダルブラケットに対して留められている。
本発明により有利には、第1の当接面内に、第1の貫通開口が設けられ、かつ第2の当接面内に、第1の貫通開口に対して同心に配置される第2の貫通開口が設けられている。この場合、ペダルストロークセンサは、機能システムに装着された状態で、第1および第2の貫通開口を貫いている。特に良好に力を伝達するように、このために貫通開口の各々は、対応する当接面内に中央に配置されている。
さらに、本発明に係る機能システム、特に液圧ユニットでは、好ましくは、ペダルストロークセンサの取り付け用に、付加的にアダプタが設けられており、アダプタは、構成部材、特に液圧ハウジングに当接されるアダプタフランジと、ペダルストロークセンサを半径方向で囲繞し、第2の当接面と第1の当接面とを貫くアダプタマンドレルとを有して構成されている。アダプタマンドレルは、このために特に、有利な第1および第2の貫通開口を通して案内されている。この場合、好ましくは、それぞれ、すきまばめが、アダプタマンドレルと、第1および第2の当接面との間に設けられている。これによりインタフェース装置は、装着時、簡単に、かつ特に傾倒の危険なしにアダプタマンドレルの周囲において案内され得る。装着された状態において、その後、アダプタは、アダプタフランジにおいて第1の当接面でもって高信頼性に機能システムに保持されている。
以下に、本発明による解決手段の実施例について添付の概略図を基に詳しく説明する。
構成部材としての液圧ハウジングと、ペダルストロークセンサと、インタフェースプレートとを備える従来技術による機能システムとしての液圧ユニットの斜視図である。 図1に示すIIで見た一部を示す図である。 インタフェースプレートを装着せずに、図1に示すIIIで見た一部を示す図である。 インタフェースプレートを装着して、図1に示すIIIで見た一部を示す図である。 本発明に係るインタフェース装置の第1の実施例の斜視図である。 構成部材に装着された状態での図5に示す第1の実施例の側面図である。 構成部材に装着された状態での本発明に係るインタフェース装置の第2の実施例の側面図である。 従来技術による機能システムとしての液圧ユニットの第1のタイプの側面図と第2のタイプの側面図である。 図5に示す第1の実施例を備えて液圧ユニットとして構成される本発明に係る機能システムの第1の実施形態と対比させ、車両に装着された状態で図8右図に示すXで見た図である。 車両に装着された状態で図8左図に示すXIで見た図である。 図7に示す第2の実施例を備えて液圧ユニットとして構成される本発明に係る機能システムの第2の実施形態と対比させ、車両に装着された状態で図8左図に示すXIIで見た図である。 本発明に係るインタフェース装置の第3の実施例の斜視図である。 本発明に係るインタフェース装置の第4の実施例の斜視図である。 本発明に係るインタフェース装置の第5の実施例の斜視図である。 本発明に係るインタフェース装置の第6の実施例の斜視図である。
図1ないし4には、スリップコントロールを有するそれ以上は図示しない液圧式の車両ブレーキ装置の機能システム11としての液圧ユニット10を示してある。このようなスリップコントロールは、アンチロックコントロール、トラクションコントロールおよび/またはビークルダイナミクスコントロール/エレクトロニックスタビリティプログラムであり、アンチロックコントロールに対しては、ABS、トラクションコントロールに対しては、ASR、ビークルダイナミクスコントロール/エレクトロニックスタビリティプログラムに対しては、FDR/ESPの略称が慣用されている。
液圧ユニット10は、アルミニウム合金からなる比較的スリムな直方体形の金属ブロックとして構成されている構成部材13として、液圧ブロックあるいは液圧ハウジング12を備えている。構成部材13あるいは液圧ハウジング12は、車両ブレーキ装置のブレーキ圧力コントロールを含むスリップコントロールの液圧式の構成要素の機械的な取り付け部および液圧的な回路接続部として用いられる。このような構成要素は、ソレノイド弁、チェック弁、ハイドロアキュムレータ、ダンパチャンバおよび圧力センサであり、これらの構成要素は、液圧ハウジング12内に設けられた収容部内に取り付けられている。収容部は、筒状の凹部、止まり穴であることもあれば、直径の段を有するまたは有しない貫通穴であることもあり、これらの収容部内には、液圧式の構成要素が収められ、例えば環状に取り巻くかしめにより圧力密に取り付けられている。構成要素は、収容部内に沈設されているか、または液圧ハウジング12から突出している。構成要素は、ここではそれ以上は図示していないか、符号を付さないでいる。液圧的な回路接続のために、構成要素用の収容部は、(図示しない)管路により互いに接続されており、管路は、液圧ハウジング12を通して延びている。収容部および管路は、液圧ハウジング12のいわゆるボアを形成している。その際、収容部および管路は、穴あけとは別の方法により製造されていてもよい。
液圧ハウジング12には、さらに電気モータあるいはモータ14が装着されており、電気モータあるいはモータ14は、直方体形の液圧ハウジング12の一方の広い面あるいはモータ面16に配置されており、図示しないモータ軸を有し、モータ軸は、液圧ハウジング12の同じく図示しない収容部内に突入している。モータ軸は、モータ軸の軸線でもって仮想の右手系のデカルト座標系のY軸18に沿ってあるいはY軸18に対して平行に延在している。モータ面16とは反対側には、液圧ハウジング12に制御装置面20が存在しており、制御装置面20には、電子式の制御装置22が配置されている。制御装置面20とモータ面16との間には、液圧ユニット12の1つの狭い面として、容器面24が位置しており、容器面24には、ブレーキフルード貯蔵容器26が配置されている。ブレーキフルード貯蔵容器26は、この場合、上記座標系に属するZ軸28に沿ってあるいはZ軸28に対して平行に液圧ハウジング12から突出している。容器面24に接続して、液圧ハウジング12の別の狭い面として、ペダル面30が存在しており、ペダル面30には、ペダルストロークセンサ32が、ペダルストロークセンサ32のペダルロッドでもって突出している。ペダルストロークセンサ32は、ペダルストロークセンサ32の長手方向延在でもって、上記座標系に属するX軸34に沿ってあるいはX軸34に対して平行に延在している。この場合、ペダルストロークセンサ32は、アダプタ36と、境界面プレートあるいはインタフェースプレート38とにより、液圧ハウジング12に位置固定にかつ力を伝達するように連結されている。
その際、X方向が規定されており、X方向は、X軸34に沿ってまたはX軸34に対して平行に延び、かつペダルストロークセンサ32の軸方向の端部からペダル面30に向いている。相応のことは、Y軸18に沿ってまたはY軸18に対して平行に延びるY方向およびZ軸28に沿ってまたはZ軸28に対して平行に延びるZ方向にもいえる。
液圧ハウジング12は、ピストン40のための収容孔を有し、収容孔は、X方向で液圧ハウジング12の容器面24に対して平行に延在している。ピストン40は、それ以上は図示しない主ブレーキシリンダに属し、対応する車両のユーザのブレーキリクエスト検出に用いられ、かつ元来はブレーキ圧力の生成に用いられる。最近の非人力の車両ブレーキ装置では、主ブレーキシリンダが、通例、非人力で生成されるブレーキ圧力のための、液圧式のフォールバックレベルを形成する。その際、ブレーキ圧力は、通常時、ペダルストロークセンサ32により制御することが可能な図示しないプランジャにより生成される。
ペダルセンサ32により、ピストン40は、外部からアクセス可能である。この場合、ペダルセンサ32は、ペダル面30に、ピストン40のための収容孔の高さに、アダプタ36とインタフェースプレート38とにより取着されている。ペダル面30は、車両内での組み込み状況に関して液圧ハウジング12の正面である。ペダル面30に配置されるペダルストロークセンサ32は、図示しないブレーキペダルまたはブレーキレバーを用いて車両のユーザにより操作され得る。ペダルストロークセンサ32の、その際に実施される位置変化42は、回路接続次第でピストン40あるいはプランジャに伝達される。
アダプタ36は、アダプタマンドレル44を有してハット形に構成されており、かつ略長方形の平らな取り付けフランジあるいはアダプタフランジ46を、アダプタ36の開口した端部に有している。アダプタフランジ46でもって、アダプタ36は、ペダル面30に当接し、ペダル面30に取り付けられている。このためにアダプタフランジ46は、互いに反対側に位置するように2つの中空ピン48を有し、中空ピン48は、ペダル面30内に設けられた止まり穴内に突入し、そこに締め付けられて留まる。アダプタ36は、金属薄板からなる深絞り加工構成部材であり、これによりアダプタフランジ46は、薄肉である。これにより、液圧ハウジング12および対応する構成要素を、例えば車両のバルクヘッド49(図ないし11)の近くに取り付けることが可能とされる。
アダプタ36をペダル面30に取り付けた後、穴付きプレートの形態で構成されるインタフェースプレート38は、アダプタフランジ46上に載置され、ねじ50により液圧ハウジング12に取り付けられる。インタフェースプレート38は、このために、ねじ50を1つずつ通す2つの貫通開口52と、アダプタマンドレル44を通す1つの貫通開口54とを有している。この場合、貫通開口54の輪郭は、すきまばめ分を伴って、実質的にアダプタマンドレル44の横断面形状に倣っている。インタフェースプレート38からは、対応する車両への取り付け用の2つのスタッド56が突出している。
インタフェースプレート38は、液圧ハウジング12に面し、かつ液圧ハウジング12に当接される第1の当接面58と、第1の当接面58とはX方向で反対側に位置する第2の当接面60とを有している。この場合、第2の当接面60は、車両、例えば車両のバルクヘッド49への当接および取り付けに用いられる。このために第2の当接面60は、第1の当接面58に対して平行に延びるように構成されている。
図5および6には、インタフェース装置62の一実施例を示してあり、本実施例では、インタフェースプレート38とは異なり、第2の当接面60は、第1の当接面58に対して斜めに角度64をなして置かれている。この場合、第1の当接面58は、液圧ハウジング12のペダル面30への、インタフェース装置62の当接に用いられ、第2の当接面60は、車両の、図に著しく簡略化して示すバルクヘッド49への、インタフェース装置62の当接に用いられる。
インタフェース装置62は、第1の当接面58内に、ねじ50を1つずつ通す2つの貫通開口52を有している。アダプタマンドレル44を通すために、第1の当接面58内には、第1の貫通開口66が設けられ、第2の当接面60内には、第2の貫通開口68が設けられている。この場合、第1の貫通開口66は、第1の当接面58内に相対的に中央に配置されており、第1の貫通開口66の輪郭でもって実質的にアダプタマンドレル44の横断面形状に倣っている。第1の貫通開口66に対して同心に、第2の貫通開口68は、第2の当接面60内に配置されており、第1の貫通開口66より大幅に大きい横断面を有して構成されている。第2の貫通開口68に続いて、第2の当接面60には、互いに離間した4つのスタッド56が螺入されている。この場合、4つのスタッド56の各々は、スタッド56の長手方向延在に関して、第2の当接面60により形成される第2の当接平面70から直角に突出している。相応に、4つのスタッド56の各々は、スタッド56の長手方向延在に関して、元来の90°の角度から計算して、角度64の分だけ減じられた角度数値で、第1の当接面58により形成される第1の当接平面72に対して斜めに置かれている。この場合、角度64は、ここでは11°であり、別の実施例では、車両における組み込み状況次第で、組み込み状況に適合された値を有していることができる。
さらにインタフェース装置62は、本実施例では、プレート形に、金属からなる単一の深絞り加工構成部材として構成されている。この場合、深絞り加工法において、第1の当接面58および第2の当接面60は、各1つのプレートとして成形されており、図6に示す側面図で見てくさび形に成形された材料ウェブ74により、一緒に1つのパーツから形成されている。材料ウェブ74は、横方向面をなしている。
図7には、インタフェース装置62の一実施例を示してあり、本実施例では、第1の当接面58および第2の当接面60は、別々に2つのパーツから構成されている。このために第1の当接面58は、それ自体公知のインタフェースプレート38を有して構成されており、インタフェースプレート38は、液圧ハウジング12に配置可能である、あるいは配置されている。インタフェースプレート38においてX方向で液圧ハウジング12とは反対側に位置するように、インタフェースプレート38には、第3の当接面76でもって、角度が付けられたアダプタ要素78が配置されている。アダプタ要素78は、アダプタ要素78の、液圧ハウジング12から背離した面80でもって、第2の当接面60を形成している。この場合、アダプタ要素78の第2の当接面60と第3の当接面76との間には、角度64が形成されており、同じくアダプタ要素78の第2の当接面60と、インタフェースプレート38の第1の当接面58との間にも、角度64が形成されている。
代替的な、図示しない一実施形態において、インタフェース装置62は、インタフェースプレート38によって、車両に当接すべき第2の当接面60が形成されているように、2つのパーツから構成されている。インタフェースプレート38と液圧ハウジング12との間には、この場合、角度が付けられたアダプタ要素78が配置可能であり、あるいは配置されており、アダプタ要素78は、アダプタ要素78の第3の当接面76でもってインタフェースプレート38に当接し、かつアダプタ要素78の、第3の当接面76とは反対側に位置する第1の当接面58でもって液圧ハウジング12に当接する。
代替的な、図示しない別の一実施形態において、インタフェース装置62は、両当接面58および60間に形成される角度64が調節可能に構成されているように構成されている。これにより角度64は、装着時、それぞれの組み込み状況に適合され得る。
には、機能システム11として、それぞれ1つのインタフェースプレート38を有する2つの異なるタイプの液圧ユニット10および82を示してある。
この場合、図8左図に示すタイプは、いわゆる通常型の液圧ユニット10であり、通常型の液圧ユニット10の場合、ペダルストロークセンサ32と、ペダルストロークセンサ32に連結されるピストン40とは、液圧ハウジング12の、図8左図に関して上側の半部内に配置されている。この配置は、鎖線で図8左図に示される。相応にモータ14は、モータ面16の下側の領域にポジショニングされている。
8右図に示すタイプは、いわゆる逆型の液圧ユニット82である。この場合、ペダルストロークセンサ32と、ペダルストロークセンサ32に連結されるピストン40とは、液圧ハウジング12の、図8右図に関して下側の半部内に配置されており、このことは、やはり鎖線で図8右図に示される。相応にモータ14は、モータ面16の上側の領域にポジショニングされている。このように構成されると、図8右図に示す逆型の液圧ユニット82は、車両における組み込み状況において、図8左図に示す通常型の液圧ユニット10より大きな高さ84、ひいてはより大きな空間を鉛直方向85で必要とする。
には、逆型の液圧ユニット82を、モータ面16の平面図で示してある。この場合、図に関して左側に示す液圧ユニット82の場合、平らなインタフェースプレート38が、液圧ハウジング12に配置されている。これと比較して、右側に示す逆型の液圧ユニット82の場合、角度が付けられて構成されるインタフェース装置62が、液圧ハウジング12に配置されている。インタフェース装置62およびインタフェースプレート38自体は、それぞれ、車両のバルクヘッド49に取り付けられたものとして図示されている。バルクヘッド49を貫いて、それぞれ、ペダルストロークセンサ32は、車両のパッセンジャ領域86内に突入する一方、液圧ユニット82は、それぞれ、車両のエンジン領域88内に存在している。エンジン領域88は、側方において、バルクヘッド49により画定され、上方において、車両のそれ以上は図示しないエンジンフードの著しく概略化して示すカウルトップパネル90により画定されている。バルクヘッド49は、上から下にエンジン領域88に向かって斜めに延びるように構成されている。
車両における図示の組み込み状況から、角度が付けられたインタフェース装置62が、インタフェースプレート38と比較してどのような利点を有しているか、看取可能となる。図示した斜めのバルクヘッド49にインタフェースプレート38を用いて逆型の液圧ユニット82を組み込むとなると、ブレーキフルード貯蔵容器26は、カウルトップパネル90と干渉することになるであろう。インタフェースプレート38による取り付け状況と比較して、インタフェース装置62により、車両への装着後の液圧ユニット82は、液圧ユニット82のY軸18回りに角度64の分だけ(図に関して)時計回りに回動されて配置されている。これにより、鉛直方向85で高さ92が稼がれ、この稼がれた高さ92でもって、より多くの空間が、ブレーキフルード貯蔵容器26のためにエンジン領域88内、特にカウルトップパネル90のところに提供される。
液圧ユニット82が、液圧ユニット82のY軸18回りに回動あるいは回転することが、インタフェース装置62により達成されることで、ペダルストロークセンサ32は、ペダルストロークセンサ32の長手方向延在でもって相応に回動されて配置されている。インタフェースプレート38による取り付け状況と比較して、これにより、パッセンジャ領域86内には、ペダルストロークセンサ32の、高さ94の分だけさらに上に配置される端部が得られる。これにより、ペダルストロークセンサ32は、パッセンジャ領域86内でより良好にアクセス可能である。
加えて、この回動後、液圧ハウジング12の、容器面24およびペダル面30とは反対側に位置するエッジ96は、鉛直方向85で高さ98の分だけさらに下に配置されて存在している。この場合、高さ98の数値は、高さ92の数値より大きい。液圧ハウジング12の、エッジ96に連なる下面100と、水平線との間には、傾き角102が位置している。常に最低限必要な傾き角102(2°)が残っているように、角度64は、相応に選択される。
本実施形態において、角度64は、13°の数値を有している。車両における組み込み状況、およびブレーキフルード貯蔵容器26のために必要とされる空間次第で、角度64は、適合可能である。このような適合は、それぞれ異なる角度64を有する複数のインタフェース装置62の相応の構成により、または調整可能な角度64を有するインタフェース装置62により実施される。
10は、通常型の液圧ユニット10を、容器面24の平面図で、平らなインタフェースプレート38により車両のバルクヘッド49に組み付けた、略示した状態において示している。この場合、バルクヘッド49は、図平面内に真っ直ぐに下方にあるいは図平面に対して直角に延びるように構成されている。このような組み込み状況では、制御装置22が、エンジン領域88内でサスペンションハウジング104と衝突する危険が生じてしまう。
11には、通常型の液圧ユニット10を、モータ面16の平面図で示してある。この場合、図11に関して左側に示す液圧ユニット10の場合、平らなインタフェースプレート38が、液圧ハウジング12に取り付けられている。これと比較して、右側に示す液圧ユニット10の場合、角度が付けられたインタフェース装置62が、液圧ハウジング12に配置されている。インタフェース装置62およびインタフェースプレート38自体は、それぞれ、車両のバルクヘッド49に取り付けられている。この場合、バルクヘッド49は、本実施形態では、真っ直ぐに下方に向けられて、あるいは鉛直方向85に沿って延びている。角度が付けられたインタフェース装置62により、液圧ユニット10は、液圧ユニット10のY軸18回りに角度64の分だけ(図11に関して)時計回りに回動されて配置されている。これにより、本実施形態のためには、より多くの所要空間が、鉛直方向85で必要である。このことは、通常型の液圧ユニット10の場合、比較的重要度は低い。重要なのは、回動されたあるいは角度が付けられた配置により、この場合、より多くの自由空間が、液圧ハウジング12に、空気抜きのために提供されていることである。これにより、特に事後作業において必要である空気抜き性が、大幅に改善されている。
図示しない別の一実施形態において、機能システム11は、ブレーキ力倍力装置であり、その対応するハウジングは、インタフェース装置62が相応に取着されている構成部材13である。
12ないし図15は、インタフェース装置62の種々異なる別の実施例を示している。
この場合、図12に示すように、両当接面58および60は、深絞り加工構成部材として一緒に1つのパーツから構成されている。この深絞り加工構成部材は、半径方向の外側輪郭104を有し、外側輪郭104は、5つの湾出部106を有して構成されている。5つの湾出部106のうちの4つの湾出部106内には、それぞれ突出するように、第2の当接面60に、車両のバルクヘッド49への取り付け用のスタッド56が設けられている。加えて、第5の湾出部106内には、貫通穴108が配置されており、貫通穴108を通してインタフェース装置62は、図示しないねじにより、付加的な取り付けが可能である。
13に示すように、両当接面58および60は、別々に2つのパーツから形成されている。この場合、第1の当接面58は、平らなプレート110により構成されており、プレート110には、角度が付けられて成形された第2のプレート112が当接されており、第2のプレート112は、平らな縁部領域114と、斜めに置かれた中央領域116とを有している。この場合、プレート112は、プレート112の平らな縁部領域114において面状にプレート110に当接されており、プレート110にねじ118により取り付けられている。この場合、斜めに置かれた中央領域116は、第2の当接面60を形成し、第2の当接面60は、バルクヘッド49への取り付け用に3つの貫通穴120を有している。
14には、1つのパーツからかつコンパクトに構成されるインタフェース装置62を示してある。この場合、両当接面58および60は、コンパクトなブロックの、向き合っている2つの面に位置し、ブロックの中央には、両貫通開口66および68が、アダプタマンドレル44を通す単一の貫通開口として存在している。ブロックの縁部領域には、半径方向で互いに反対側に位置する2つの貫通開口108が、付加的な取り付けのために配置されている。半径方向でその間には、第2の当接面60に、半径方向で互いに反対側に位置する2つのスタッド56が設けられている。
15は、1つのパーツから深絞り加工構成部材として形成されるインタフェース装置62を示しており、インタフェース装置62は、2つの貫通穴120を備え、かつ拡大された当接領域122を第2の当接面60内にかつ第2の当接面60に沿って備えている。
10 液圧ユニット
11 機能システム
12 液圧ブロック、液圧ハウジング
13 構成部材
14 電気モータ、モータ
16 広い面、モータ面
18 Y軸
20 制御装置面
22 制御装置
24 容器面
26 ブレーキフルード貯蔵容器
28 Z軸
30 ペダル面
32 ペダルストロークセンサ、ペダルセンサ
34 X軸
36 アダプタ
38 境界面プレート、インタフェースプレート
40 ピストン
42 位置変化
44 アダプタマンドレル
46 取り付けフランジ、アダプタフランジ
48 中空ピン
49 バルクヘッド
50 ねじ
52 貫通開口
54 貫通開口
56 スタッド
58 第1の当接面
60 第2の当接面
62 インタフェース装置
64 角度
66 第1の貫通開口
68 第2の貫通開口
70 第2の当接平面
72 第1の当接平面
74 材料ウェブ
76 第3の当接面
78 アダプタ要素
80 面
82 液圧ユニット
84 高さ
85 鉛直方向
86 パッセンジャ領域
88 エンジン領域
90 カウルトップパネル
92 高さ
94 高さ
96 エッジ
98 高さ
100 下面
102 傾き角
104 サスペンションハウジング、外側輪郭
106 湾出部
108 貫通穴、貫通開口
110 プレート
112 第2のプレート
114 縁部領域
116 中央領域
118 ねじ
120 貫通穴
122 当接領域

Claims (10)

  1. 車両ブレーキ装置の機能システム(11)の構成部材(13)用のインタフェース装置(62)であって、前記インタフェース装置(62)は、前記構成部材(13)に連結されるペダルストロークセンサ(32)の取り付けおよび対応する車両への前記構成部材(13)の取り付けに用いられ、前記構成部材(13)に当接すべき第1の当接面(58)と、前記車両に当接すべき第2の当接面(60)とを備えて構成されている、
    インタフェース装置(62)において、
    前記第2の当接面(60)は、前記第1の当接面(58)に対して斜めに置かれている、
    ことを特徴とする、車両ブレーキ装置の機能システムの構成部材用のインタフェース装置。
  2. 前記第2の当接面(60)は、前記第1の当接面(58)に対して斜めに、1°~44°、好ましくは、5°~30°、特に好ましくは、8°~25°の角度(64)をなして置かれていることを特徴とする、請求項1記載のインタフェース装置。
  3. 前記第2の当接面(60)は、前記第1の当接面(58)に対して斜めに、角度(64)をなして置かれており、前記角度(64)は、変更可能に構成されていることを特徴とする、請求項1または2記載のインタフェース装置。
  4. 前記第1の当接面(58)および/または前記第2の当接面(60)は、プレート形に構成されていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載のインタフェース装置。
  5. 前記第1の当接面(58)および/または前記第2の当接面(60)は、深絞り加工構成部材として構成されていることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載のインタフェース装置。
  6. 前記第1の当接面(58)および前記第2の当接面(60)は、一緒に1つのパーツから構成されていることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載のインタフェース装置。
  7. 前記第1の当接面(58)および前記第2の当接面(60)は、別々に2つのパーツから構成されていることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載のインタフェース装置。
  8. 前記第2の当接面(60)には、少なくとも2つのスタッド(56)が配置されていることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載のインタフェース装置。
  9. 前記第1の当接面(58)内には、第1の貫通開口(66)が設けられ、かつ前記第2の当接面(60)内には、前記第1の貫通開口(66)に対して同心に配置される第2の貫通開口(68)が設けられていることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載のインタフェース装置。
  10. 車両ブレーキ装置の機能システム(11)であって、構成部材(13)と、前記構成部材(13)に連結されるペダルストロークセンサ(32)と、前記構成部材(13)への前記ペダルストロークセンサ(32)の取り付けおよび対応する車両への前記構成部材(13)の取り付け用のインタフェース装置(62)とを備え、
    前記インタフェース装置(62)は、前記構成部材(13)に当接される第1の当接面(58)と、前記車両に当接すべき第2の当接面(60)とを有して構成されている、
    機能システム(11)において、
    前記第2の当接面(60)は、前記第1の当接面(58)に対して斜めに置かれている、
    ことを特徴とする、車両ブレーキ装置の機能システム。
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