JP2024048619A - 木製パネル組立建築物 - Google Patents

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武徳 菊池
Takenori Kikuchi
修 大橋
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剛 山本
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Abstract

【課題】パネルの共通化を図ることで、汎用性が高く、製造と施工を容易に行うことができる木製パネル組立建築物を提供する。【解決手段】予め形成された矩形の木製パネル2を組み合わせて構築される木製パネル組立建築物1であって、木製パネル2は、壁パネル20と屋根パネル30とを備えている。壁パネル20と屋根パネル30とは、共通の外形形状で形成され、木製パネル2の第一の辺S1の長さ寸法L1は、第一の辺S1と交差する第二の辺S2の長さ寸法L2に、木製パネル2の厚さ寸法Tの二倍を加えた寸法と等しいことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、木製パネル組立建築物に関する。
木製パネルを用いて構築された建物としては、例えば特許文献1に示すものがあった。特許文献1の木造システム建築物は、床パネルと壁パネルと屋根パネルとを備えており、床パネルの周囲に壁パネルを立ち上げて、壁パネルの上部に屋根パネルを掛け渡すことで構築される。各パネルは、例えば、枠状に組み付けられた線材の内側に、面材を配置して形成されている。床パネルの線材と壁パネルの線材には、これら線材同士を接合して一体化する接合金具が固定されている。そして、床パネルの周囲に壁パネルを一体化して立ち上げて、壁パネルの上部開口に屋根パネルを設置することで、木造システム建築物が構築される。なお、パネルは、CLT材(直交集成材)等の一枚ものの板材を用いて構成される場合もある。このような木造システム建築物によれば、高強度の木造建築を、簡単な施工で構築することができる。
特開2017-190577号公報
近年では、木造建築物の工業システム化が進み、パネル製造や施工の更なる簡素化が要求されている。特許文献1の木造システム建築物では、壁パネルや屋根パネルのサイズは、建物の大きさに応じて適宜決定されているので、多種類のパネルを形成する必要があり、改善の余地が残されていた。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、パネルの共通化を図ることで、汎用性が高く、製造と施工を容易に行うことができる木製パネル組立建築物を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、予め形成された矩形の木製パネルを組み合わせて構築される木製パネル組立建築物であって、前記木製パネルは、壁パネルと屋根パネルとを備えており、前記壁パネルと前記屋根パネルとは、共通の外形形状で形成され、前記木製パネルの第一の辺の長さ寸法は、第一の辺と交差する第二の辺の長さ寸法に、前記木製パネルの厚さ寸法の二倍を加えた寸法と等しいことを特徴とする。
本発明の木製パネル組立建築物によれば、壁パネルの短手方向両側に壁パネルを交差させて枠状に配置し、壁パネルで形成される上部開口に屋根パネルを設置することで、同じ外形形状の木製パネルで、壁パネルと屋根パネルを共通化することができる。これによって、木製パネルの汎用性が高く、木製パネルの製造と木製パネル組立建築物の施工を容易に行うことができる。
本発明の木製パネル組立建築物においては、前記木製パネルは、凹部を備えており、前記凹部には連結金物が設けられ、前記連結金物を介して上下方向に隣り合う前記木製パネル同士が固定されているものが好ましい。このような構成によれば、連結金物が木製パネルの外側にはみ出すことなく、上下方向に隣り合う木製パネル同士を固定することができる。
また、本発明の木製パネル組立建築物においては、前記木製パネルは、凹部を備えており、横方向に隣り合う前記木製パネルの前記凹部間に挿通されたボルトを介して前記木製パネル同士が固定されているものが好ましい。このような構成によれば、ボルトやナットが木製パネルの外側にはみ出すことなく、横方向に隣り合う木製パネル同士を固定することができる。また、木造に一般的に用いられる釘ではなくボルトを用いたことで、解体時の木製パネルへのダメージを低減することもできる。
さらに、本発明の木製パネル組立建築物においては、前記凹部の外側の側面には、前記ボルトを挿通させるボルト挿通孔が横方向に延在して形成され、前記凹部の内側の側面には、前記木製パネルを設置する際に前記ボルトを一旦退避させるためのボルト退避穴が、前記ボルト挿通孔と同軸状に形成されているものが好ましい。このような構成によれば、横方向に隣り合う木製パネルのうち、一方の木製パネルのボルト挿通孔からボルト退避穴にかけてボルトを挿通させて、ボルトが木製パネルの側面から突出しない状態にしておけば、他方の木製パネルを、一方の木製パネルのボルト挿通孔に挿通させたボルトに干渉させずに設置することができる。
さらに、本発明の木製パネル組立建築物においては、前記木製パネルは、枠状部と当該枠状部の内側に取り付けられる面状部とを備えており、前記枠状部は、木製の長尺板材を前記木製パネルの周縁部に沿って配置してなり、前記面状部は、前記枠状部の前記長尺板材と同じ幅で且つ同じ厚さの長尺板材を複数積層して形成されているものが好ましい。このような構成によれば、同一種類の長尺板材を用いて木製パネルを形成することができる。なお、窓や扉等の開口部は、長尺板材の長さを適宜調整することで形成することができる。
そして、本発明の木製パネル組立建築物においては、前記壁パネルは、全面が壁にて構成される全壁パネルと、扉や窓等の開口部が設けられた開口付壁パネルとを備えているものが好ましい。このような構成によれば、木製パネル組立建築物の平面プランのバリエーションを多くすることができる。
また、本発明の木製パネル組立建築物においては、前記木製パネルは、床パネルをさらに備え、前記床パネルは、前記壁パネルおよび前記屋根パネルと共通の外形形状で形成されているものが好ましい。このような構成によれば、床パネルも壁パネルおよび屋根パネルを共通化することができるので、木製パネルの汎用性がさらに高くなるとともに、床面の現場施工の手間が軽減されるので、木製パネル組立建築物の施工をより一層容易に行うことができる。
さらに、本発明の木製パネル組立建築物においては、下層の上面に配置される前記屋根パネルの上に、上層の壁パネルを設置して、木製パネル組立建築物を複数階層に形成するものが好ましい。このような構成とすれば、上層の床パネルと下層の屋根パネルとを兼用することができるので、パネルの枚数を軽減できる。
また、本発明の木製パネル組立建築物においては、互いに対向する前記壁パネルと前記床パネルと前記屋根パネルとを組み合わせて箱状に形成されたコンテナ状のブロックを、前記壁パネル同士が重なり合うように平面方向に連続させて配置し、重なり合った前記壁パネル同士を接合したものが好ましい。このような構成によれば、ブロックの接合部分の壁厚さが2枚分の厚さとなるので接合部分の壁構造の強度を高めることができる。
本発明によれば、木製パネル組立建築物の汎用性が高く、パネルの製造と建築物の施工を容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物を示した分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物の全壁パネルを示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物の全壁パネルを示した図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物の開口付壁パネルを示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物の開口付壁パネルを示した図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は断面図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物の屋根パネルを示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物の屋根パネルを示した図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は断面図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物の壁パネルの配置状態を示した平面図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物の屋根パネルの配置状態を示した平面図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物の壁パネルの配置状態を示した側面図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物の壁パネルの配置状態を示した側面図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物の壁パネルの配置状態を示した側面図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物の出隅部における壁パネル同士の接合状態を示した図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物の直線部における壁パネル同士の接合状態を示した側面図である。
本発明の実施形態に係る木製パネル組立建築物について図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態では、直方体形状に形成されたコンテナ状の木製パネル組立建築物を例に挙げて説明する。
本実施形態に係る木製パネル組立建築物1は、図1および図2に示すように、予め形成された矩形の木製パネル2を組み合わせて構築される建築物である。木製パネル2は、壁パネル20と屋根パネル30と床パネル40(図2参照)とを備えている。壁パネル20と屋根パネル30と床パネル40とは、共通の外形形状で形成されている。具体的には、木製パネル2の外形形状は、図3に示すように、木製パネル2の第一の辺S1の長さ寸法L1は、第一の辺S1と交差する第二の辺S2の長さ寸法L2に、木製パネル2の厚さ寸法Tの二倍を加えた寸法と等しい。つまり、第一の辺S1は、第二の辺S2よりも厚さTの二倍分長くなっている。なお、本実施形態では、木製パネル2の表面に構造用合板26が貼り付けられる場合があるが、構造用合板26の厚さは木製パネル2の厚さ寸法に含まない。
図3および図4に示すように、木製パネル2は、枠状部3と面状部4とを備えている。枠状部3は、木製の長尺板材5を用いて形成されている。長尺板材5は、例えばツーバイフォー工法(枠組壁工法)に用いられる204材が使用されている。204材は、木口の厚さが38mmで、幅が89mmの木材である。枠状部3は、木製パネル2の周縁部に沿って配置されている。具体的には、長尺板材5は、互いに平行な一対の第二の辺S2に沿ってそれぞれ配置されている。長尺板材5は、第二の辺S2の全長に亘って延在している。204材は、幅方向が木製パネル2の厚さ方向と沿うように配置されている。つまり、本実施形態では、長尺板材5の幅寸法が木製パネル2の厚さ寸法Tとなる。
面状部4は、枠状部3の長尺板材5と同じ幅で且つ同じ厚さの長尺板材6にて構成されている。長尺板材6も、長尺板材5と同様に、204材が使用され、幅方向が木製パネル2の厚さ方向と沿うように配置されている。長尺板材6は、一対の枠状部3,3の間に配置され、第一の辺S1に沿って延在している。長尺板材6は、第二の辺S2の長手方向に沿って複数積層され、面状に形成されている。積層された長尺板材6同士は釘にて互いに接合されて一体化されている。
壁パネル20は、木製パネル2のうち壁として利用されるパネルであって、立ち上げられて配置される。壁パネル20は、床パネル40の上に立ち上げられる。壁パネル20は、全面が壁にて構成される全壁パネル21と、扉や窓等の開口部が設けられた開口付壁パネル22(図5,6参照)とを備えている。図3および図4に示した木製パネル2は、壁パネル20のうち全壁パネル21である。全壁パネル21は、パネルの上縁部よび下縁部で横方向に延在する枠状部3,3の間の全面が塞がれた面状部4にて構成されている。
木製パネル2のうち壁パネル20は、凹部23を備えている。凹部23は、壁パネル20のうち外壁として設けられた壁パネル20に形成されており、間仕切りとなる内壁として設けられた壁パネル20には形成されていない。凹部23は、枠状部3の端部から長尺板材6の所定枚数分、内側に入った位置で、面状部4の上下両端部にそれぞれ形成されている。具体的には、面状部4の横方向両端部に、面状部4の上下方向全長に延在する長尺板材6が複数枚(本実施形態では3枚)積層され、その内側に両端部が切除された短尺の長尺板材6が複数枚(本実施形態では2枚)積層されている。短尺の長尺板材6は、面状部4の上下方向中間部に配置されている。これによって、短尺の長尺板材6の上下両側に、凹部23がそれぞれ形成されている。なお、前記した長尺および短尺の長尺板材6の積層枚数は一例であって、パネルの大きさや連結金物の大きさに応じて適宜決定される。また、前記した凹部23の形成方法は、前記方法に限定されるものではない。一旦、長尺の長尺部材6で面状部4の全面を形成し、凹部23をくり抜いて形成してもよい。
凹部23には、連結金物8が設けられている。本実施形態では、連結金物8としてホールダウン金物が用いられている。ホールダウン金物は、上下方向に隣り合う木製パネル2,2(壁パネル20と、屋根パネル30または床パネル40)同士を固定するボルトB1を把持するものであって、凹部23の側面を構成する長尺板材6にビスまたはボルトを介して固定されている。ボルトB1の先端部は、屋根パネル30または床パネル40に挿通され、先端にナットを螺合することで、壁パネル20と、屋根パネル30または床パネル40同士が固定される。なお、一階に設置された壁パネル20の下側の連結金物8に固定されるボルトB1の先端部は、床パネル40を貫通して下方に突出し、床パネル40が載置される土台9に接続される(図11,12参照)。なお、連結金物8は、ホールダウン金物に限定されるものではなく、例えば、ナットをブラケットに固定してなる金物等、他の形状のものであってもよい。
凹部23の外側の側面(壁パネルの幅方向外側の側面)には、横方向に延在するボルト挿通孔24が形成されている。ボルト挿通孔24は、横方向に隣り合う壁パネル20,20同士を接続するためのスタッドボルトB2が挿通される。ボルト挿通孔24は、凹部23の外側(枠状部3の端部側)の側面に連結金物8の固定位置よりも上下方向の中心寄りにオフセットした位置に形成されている。凹部の内側(枠状部3の中心側)の側面で、ボルト挿通孔24に対向する位置には、ボルト退避穴25が形成されている。ボルト退避穴25は、壁パネル20を設置する際に、スタッドボルトB2を一旦退避させるための穴であり、ボルト挿通孔24と同軸状に形成されている。
ボルト挿通孔24と同じ高さ位置で、ボルト挿通孔24に直交するボルト挿通孔24aが形成されている。ボルト挿通孔24aは、平面視で直角に隣り合う壁パネル20,20同士を接続するための通しボルトB3が挿通される。ボルト挿通孔24aは、壁パネル20の厚さ方向に延在して貫通している。ボルト挿通孔24aは、端面がボルト挿通孔24aに向かって突き合わせられる壁パネル20のボルト挿通孔24に対向する位置に形成されている。
同一平面上で横方向に隣り合う壁パネル20,20同士を接続する場合は、図15に示すように、スタッドボルトB2の端部が隣り合う壁パネル20,20の凹部23,23内にそれぞれ突出するように挿通させる。スタッドボルトB2の両端部にナットNをそれぞれ締めつけることで、横方向に隣り合う壁パネル20,20同士が固定される。壁パネル20を設置する際には、スタッドボルトB2を、所定位置に設置された一方の壁パネル20のボルト挿通孔24からボルト退避穴25にかけて挿通させる。スタッドボルトB2は、全体が壁パネル20内に収容され、壁パネル20の側面から突出しない状態となる。この状態で、他方の壁パネル20を吊り下げて所定位置に設置する。これによって、他方の壁パネル20をスタッドボルトB2に干渉させずに設置することができる。他方の壁パネル20の設置後、スタッドボルトB2を他方の壁パネル20側へスライドさせ、スタッドボルトB2の両端部が隣り合う壁パネル20,20の凹部23,23内にそれぞれ突出する状態とする。そして、スタッドボルトB2の両端部にナットNをそれぞれ締めつける。
一方、平面視で直角に隣り合う壁パネル20,20同士を接続する場合は、図14に示すように、一方の壁パネル20の端面を、他方の壁パネル20の側面に突き合わせる。他方の壁パネル20の面状部4の側面の、一方の壁パネル20のボルト挿通孔24に対向する位置に形成されたボルト挿通孔24aから、一方の壁パネル20のボルト挿通孔24に向けて通しボルトB3を挿通し、通しボルトB3の先端部を一方の壁パネル20の凹部23内に突出させる。通しボルトB3の頭部は。他方の壁パネル20のボルト挿通孔24aに埋没させ、ボルトの回転止め用の抑えの座金を装着する。通しボルトB3の先端部にナットを締めつけることで、直角に隣り合う壁パネル20,20同士が固定される。全ての壁パネル20に、ボルト挿通孔24,24aを予め形成しておけば、隣り合う壁パネル20,20が直線状か直角かに関わらず互いに連結できるので、全壁パネル21同士であれば、設置位置を選ばずに壁パネル20を各所に配置できる。
壁パネル20の外側表面には、面材が貼り付けられている。面材としては、例えば、構造用合板26が用いられている。構造用合板26は、壁パネル20の表面材および長尺板材6の位置決め材として用いられ、例えば厚さ9mmのものが採用されている。構造用合板26は、左右の凹部23,23に挟まれた内側部分に、工場等にて予め貼り付けられており、凹部23を含む外側部分は、木製パネル2の設置後に、施工現場にて貼り付けられる。
図5および図6に示した木製パネル2は、壁パネル20のうち開口付壁パネル22である。開口付壁パネル22は、扉や窓等が設置される開口部27を備えたパネルである。開口付壁パネル22には、幅方向中央部に開口部27が設けられ、幅方向端部(図5中、右側端部)に開口部27aが設けられている。開口部27には、扉が設置される。開口部27aには、施工現場にて合板が貼り付けられ壁となる。なお、図5および図6に示した開口付壁パネル22は、間仕切りとなる内壁として設けられた壁パネル20であるので、凹部23は備えていない。かかる開口付壁パネル22も、枠状部3と面状部4とを備えている。上側の枠状部3は、開口付壁パネル22の横方向全長に亘って延在しており、下側の枠状部3は、開口部27の下端部において分断されている。つまり、開口部27の下端部は下方に向かって開放されている。開口部27の上方には、開口補強を行い上方の荷重を受けるためのまぐさ28が設けられている。開口部27の側部には、例えば、長尺板材6と、長尺板材6よりも幅広の幅広板材6aが設けられている。幅広板材6は、壁パネル20の幅方向に広がるように配置されている。長尺板材6および幅広板材6aは、まぐさ28を支持するまぐさ受けとなっている。なお、開口部27の側部の板材は、長尺板材6と幅広板材6aに限定されるものではない。また、開口部が窓の場合には、上方にまぐさが設けられ、下方に窓台が設けられる。開口部27aは、壁パネル21の下端から上端に亘って形成されており、上下の枠状部3,3と左右両側の長尺板材6,6によって区画されている。なお、開口部27の形状は、一例であって、部屋のプランに応じて適宜決定される。
図5および図6に示した内壁用の開口付壁パネル22は、幅方向両端の長尺板材6の内側から釘(図示せず)を外側の壁パネル20に向かって打ち込むことで、外壁用の壁パネル20に固定されている。釘は、長尺板材6の長手方向に沿って所定間隔で複数打ち込まれている。開口部27aの側部の長尺板材6では、釘は、長尺板材6の幅方向に順次オフセットして千鳥配置されている。
図7および図8に示した木製パネル2は、屋根パネル30である。屋根パネル30は、木製パネル2のうち屋根として利用されるパネルであって、組み立てられた壁パネル20の上部開口を塞ぐ。屋根パネル30は、壁パネル20の上端面の上に載置されてボルトB1と丸座金Zにて固定される。屋根パネル30は、枠状部3と面状部4とを備えている。面状部4は、一対の枠状部3,3間の空間の全面に亘って長尺板材6が積層されている。面状部4には、ボルト挿通孔31が形成されている。ボルト挿通孔31は、固定される壁パネル20の連結金物8に固定されたボルトB1の上向きの先端部を挿通させ、丸座金Z(図14および図15参照)を設置するための孔である。ボルト挿通孔31は、面状部4のうち、ボルトB1の配置位置に対応する位置に、屋根パネル30の厚さ方向に貫通して形成されている。ボルト挿通孔31は、ボルトB1に設置される丸座金Zが収容可能な内径を備えている。ボルト挿通孔31は、屋根パネル30の角部に二か所ずつ形成されている。ボルト挿通孔31は、壁パネル20から突出するボルトB1に対応する位置に形成されている。壁パネル20が直交して接続された部分の屋根パネル30の角部(図1の木製パネル組立建築物1の四隅の角部)では、二か所のボルト挿通孔31に、隣り合う壁パネル20から突出するボルトB1がそれぞれ挿通される。壁パネル20が直線状に接続された部分の屋根パネル30の角部(図1の木製パネル組立建築物1の長手方向に沿って隣り合う屋根パネル30,30の突合せ部の両角部)では、一か所のボルト挿通孔31に、隣り合う壁パネル20から突出するボルトB1がそれぞれ挿通される。
屋根パネル30の外側表面(上面)には、面材が貼り付けられている。面材としては、例えば、構造用合板26が用いられている。構造用合板26は、屋根パネル30の表面材および長尺板材6の位置決め材として用いられ、例えば厚さ9mmのものが採用されている。構造用合板26は、ボルト挿通孔31の内側部分に、工場等にて予め貼り付けられており、ボルト挿通孔31を含む外側部分は、木製パネル2の設置後に、施工現場にて貼り付けられる。施工現場にて貼り付けられる構造用合板26は、ボルトB1とボルト挿通孔31を覆う。
床パネル40は、木製パネル2のうち床として利用されるパネルであって、壁パネル20の下側に敷設される(図2および図11乃至図13参照)。床パネル40は、屋根パネル30と同様に、枠状部3と面状部4とを備えており、面状部4は、一対の枠状部3,3間の空間の全面に亘って長尺板材6が積層されている。面状部4には、ボルト挿通孔(図示せず)が形成されている。ボルト挿通孔は、立ち上げられる壁パネル20の連結金物8に固定されたボルトB1の下向きの先端部を挿通させ、ナットを螺合させるための孔である。ボルトB1の先端部は、床パネル40を貫通して下方に突出し、例えばC型鋼等からなる土台9の上フランジを貫通している。ボルトB1の先端部にナットを螺合させることで、壁パネル20と床パネル40と土台9とが一体的に接続される。ボルト挿通孔は、床パネル40の厚さ方向に貫通しており、屋根パネル30のボルト挿通孔31と同等の位置に形成されている。
床パネル40の表面(上面または下面)には、面材が貼り付けられている。面材としては、例えば、構造用合板26(図9参照)が用いられている。構造用合板26は、床パネル40の表面材および長尺板材6の位置決め材として用いられ、例えば厚さ9mmのものが採用されている。構造用合板26は、ボルト挿通孔31の内側部分に、工場等にて予め貼り付けられており、ボルト挿通孔31を含む外側部分は、木製パネル2の設置後に、施工現場にて貼り付けられる。構造用合板26には、ボルト挿通孔と同径のボルト孔(図示せず)が形成されている。ボルト孔は、床パネル40のボルト挿通孔に相当する部分に形成されている。
以下に、前記構成の木製パネル2を用いて、木製パネル組立建築物1を構築する工程を説明する。木製パネル組立建築物1は、図9に示すように、X軸方向に沿って木製パネル2が一枚配置され、Y軸方向に沿って木製パネル2が三枚配置されて構成された、平面視長方形形状のコンテナ状の建物である。壁パネル20は、長尺となる第一の辺S1が縦方向となるように配置される。そして、X軸方向の通り芯は、X0軸、X1軸、X2軸およびX3軸の4本の通り芯が配置され、Y軸方向の通り芯は、Y0軸およびY1軸の2本の通り芯が配置されている。X0軸とX1軸との間の寸法およびX2とX3軸との間の寸法は、L2-T/2である。X2軸とX3軸との間の寸法は、L2である。Y0軸とY1軸との間の寸法は、L1-(T/2)×2である。なお、本実施形態の木製パネル組立建築物1の形状は、一例であって、X軸方向およびY軸方向に沿った木製パネル2の配置枚数や、内壁を構成する壁パネル20の設置位置(内壁が配置されない場合もある)等は適宜決定される。
木製パネル組立建築物1を構築するに際しては、まず、土台9の上に床パネル40を敷設する。床パネル40は、長手方向となる第一の辺S1がX軸方向に添うように配置する。床パネル40は、Y軸方向に沿って三枚を直列に配列する。
その後、外壁を構成する壁パネル20を、X0軸、X3軸、Y0軸およびY1軸上に立設し、内壁を構成する壁パネル20をX1軸状に立設する。各壁パネル20は、壁芯(厚さ方向中間部を通る線)が各通り芯上に位置するように配置する。X0軸およびX3軸に配置される壁パネル20の長手方向両端面は、Y0軸およびY1軸に配置される壁パネル20の側面に突き合わされている。これによって、木製パネル組立建築物1の短手方向となる間口寸法は、L2+T×2、すなわちL1となり、長手方向となる奥行寸法は、L2×3となる。つまり、木製パネル組立建築物1の縦横寸法は、短手方向がL1、長手方向がL2×n(n:奥行方向の壁パネル20の枚数)で表すことができる。
壁パネル20は、下側の凹部23から下方に突出するボルトB1を、床パネル40のボルト挿通孔と土台9の上フランジに挿通させ、下側からナットを螺合することで、床パネル40と土台9に固定される。
平面視で直角に隣り合う壁パネル20,20同士の接合部では、図14に示すように、一方の壁パネル20の端面を、他方の壁パネル20の側面に突き合わせる。他方の壁パネル20の面状部4の側面のボルト挿通孔24aから、一方の壁パネル20のボルト挿通孔24に向けて通しボルトB3を挿通し、通しボルトB3の先端部を一方の壁パネル20の凹部23内に突出させる。通しボルトB3の頭部は。他方の壁パネル20のボルト挿通孔24aに埋没させ、ボルトの回転止め用の抑えの座金を装着する。そして、通しボルトB3の先端部にナットを締めつけることで、直角に隣り合う壁パネル20,20同士が接続される。なお、内壁となる壁パネル20は、側端面がY0軸およびY1軸上に立設された壁パネル20の内壁面にそれぞれ突き合わされており、L字状の金具等を介して互いに接続されている。
平面視で直線状に隣り合う壁パネル20,20同士の接合部では、予めスタッドボルトB2を一方の壁パネル20のボルト挿通孔24からボルト退避穴25にかけて挿通させて、スタッドボルトB2が壁パネル20の側面から突出しない状態にしておく。この状態で、他方の壁パネル20を吊り下げて所定位置に設置する。これによって、他方の壁パネル20を、一方の壁パネル20のボルト挿通孔24に挿通させたスタッドボルトB2に干渉させずに設置することができる。他方の壁パネル20の設置後、スタッドボルトB2を他方の壁パネル20側へスライドさせ、スタッドボルトB2の両端部が隣り合う壁パネル20,20の凹部23,23内にそれぞれ突出する状態とする。そして、スタッドボルトB2の両端部にナットNをそれぞれ締めつける(図15参照)。これによって、同一平面上で横方向に隣り合う壁パネル20,20同士が接続される。
次に、図10に示すように、壁パネル20の上部に屋根パネル30を設置する。屋根パネル30は、床パネル40と同様に、長手方向となる第一の辺S1がX軸方向に添うように配置し、床パネル40と同様の平面位置で真上に位置する。ここで、屋根パネル30は、第一の辺S1がX軸方向に沿って長さL1となり、第二の辺S2がY軸方向に沿って長さL2となる。平面視矩形状に立ち上げられた壁パネル20のX軸方向の長さ寸法は、Y0軸に沿った壁パネル20の厚さT、X0軸に沿った壁パネル20の第二の辺S2の長さ寸法L2、およびY1軸に沿った壁パネル20の厚さTとなるので、屋根パネル30の第一の辺S1の長さ寸法L1と等しくなる(図12および図13参照)。なお、図12は、X0通りに全壁パネル21を設置した状態を示した側面図、図13は、X3通りに開口付壁パネル22を設置した状態を示した側面図である。
一方、壁パネル20のY軸方向の長さ寸法は、第二の辺S2の長さ寸法L2であるので、屋根パネル30の第二の辺S2の長さ寸法L2と等しい(図11参照)。つまり、同じ外形形状の木製パネル2を、壁パネル20、屋根パネル30および床パネル40として利用して、各面を合わせて配置することができる。なお、壁パネル20の外側表面に貼り付けられた構造用合板26の厚さt=9mm分については、屋根パネル30の外周端面よりも張り出している。
屋根パネル30と壁パネル20との接合部では、壁パネル20の連結金物8に固定されたボルトB1の上向きの先端部を、屋根パネル30のボルト挿通孔31に挿通させる。ボルトB1の上端部に丸座金Zを設置して、壁パネル20と屋根パネル30同士が接続される(図14の(b)参照)。
その後、図2に示すように、壁パネル20と屋根パネル30の外側表面で、構造用合板26が貼り付けられていない部分に、構造用合板26を貼り付けることで、木製パネル組立建築物1が完成する(図1参照)。
本実施形態に係る木製パネル組立建築物1によれば、壁パネル20の短手方向(第2の辺S2の方向)の両側に壁パネル20を交差させて枠状に配置し、壁パネル20で形成される上部開口に屋根パネル30を各辺の長さを合わせた向きで設置することで、同じ外形形状の木製パネル2で、外周面を揃えて木製パネル組立建築物1を構築できるとともに、壁パネル20と屋根パネル30と床パネル40を共通化することができる。具体的には、屋根パネル30と床パネル40の形状が同等であるので、これらを共通化して設置位置を選ばずに、各パネルを床と屋根の各所に配置することができる。これによって、木製パネル2の汎用性が高くなる。また、木製パネル2の製造ラインを共通化できるので、木製パネル2の製造を容易に行うことができる。さらに、施工現場では、木製パネル2を組み立てることで、現場作業が低減されるので、木製パネル組立建築物1の施工を容易に行うことができる。また、各木製パネル2の形状が同等であるので、トラックに積み込みやすく、輸送効率の向上が達成できる。
また、本実施形態では、木造で一般的に使用される釘ではなく、ボルト等を用いて隣り合う木製パネル2,2同士を接合している(内壁の固定は除く)ので、接合箇所数を削減することができる。これによって、施工性が向上する。さらに、解体時の各パネルの損傷ダメージを軽減できるので、建築物使用後の建物解体の容易性,再利用性も高まる。また、パネルを再利用することで、省資源化の実現を達成できる。
また、木製パネル2は、凹部23を備えており、凹部23には連結金物8が設けられ、連結金物8に把持されたボルトB1を介して上下方向に隣り合う木製パネル2,2(壁パネル20と、屋根パネル30または床パネル40)同士が固定されているので、連結金物8が木製パネル2の外側にはみ出すことなく、木製パネル組立建築物1の外観を向上させることができる。さらに、凹部23を構造用合板26で塞げば、より一層美観が向上する。
さらに、凹部23には、ボルト挿通孔24が開口しており、横方向に隣り合う壁パネル20,20同士を、隣り合うボルト挿通孔24,24に挿通されたスタッドボルトB2を介して接続しているので、スタッドボルトB2やナットが木製パネル2の外側にはみ出すことなく、木製パネル組立建築物1の外観を向上させることができる。
木製パネル2は、枠状部3と面状部4とを備えており、面状部4は、枠状部3の長尺板材5と同じ幅で且つ同じ厚さの長尺板材6を複数積層して形成されているので、同一種類の長尺板材5,6を用いて木製パネル2を形成することができるので、資材調達を効率的に行うことができる。窓や扉等の開口部27は、長尺板材6の長さを適宜調整することで形成することができる。
そして、壁パネル20は、全壁パネル21と開口付壁パネル22とを備えているので、扉や窓を適宜配置することができる。したがって、木製パネル組立建築物1の平面プランのバリエーションを多くすることができる。
また、木製パネル2は、床パネル40を備えているので、床パネル40も壁パネル20および屋根パネル30と共通化することができる。したがって、木製パネル2の汎用性がさらに高くなるとともに、床面の現場施工の手間が軽減されるので、木製パネル組立建築物1の施工をより一層容易に行うことができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。例えば、前記実施形態では、長尺板材6がツーバイフォー工法に用いる204材にて構成されているが、これに限定されるものではなく、他の寸法の木製長尺板材であってもよい。また、面状部4は、長尺板材6を積層させて形成する構成に限定されるものではない。面状部4は、CLT材(直交集成材)等の他の木製板材にて構成してもよい。CLT材等の他の板材を用いた場合は、凹部はくり抜いて形成する。
また、前記実施形態では、床を床パネル40にて構成しているが、これに限定されるものではない。壁パネル20を土台9上に設置し、床は従来工法にて形成してもよい。
さらに、前記実施形態では、木製パネル2の表面に、面材として構造用合板26が貼り付けられているがこれに限定されるものではない。面材としては、構造用合板26ではない、他の木製板材を用いてもよい。また、木製パネル2の表面に面材を貼り付けない場合もある。
また、前記実施形態では、木製パネル組立建築物1は、コンテナ状の一層のものであるが、これに限定されるものではない。コンテナ状のブロックを上下に積層して、複数階層の木製パネル組立建築物1としてもよい。この場合、下層の上面に配置される屋根パネルの上に、上層の壁パネルを設置する。このような構成とすれば、上層の床パネルと下層の屋根パネルとを兼用することができるので、パネルの枚数を軽減できる。これによって、木製パネル組立建築物1の構成の簡素化および軽量化が達成できる。また、複数階層の木製パネル組立建築物とした場合、最上層の壁パネルの下側の連結金物(ホールダウン金物)と、一階の床パネルの下の土台とをタイロッドで緊結してもよい。タイロッドは、高強度のPC鋼棒が用いられる。タイロッドが上下に貫通する壁パネル(一階から最上階より一つ下の階の壁パネル)の凹部は、面状部の上端部から下端部に亘って延在して形成されている。各階の壁パネルとタイロッドは座金を介して接続されている。このような構成によれば、各層の壁パネルに発生する引抜力を座金およびホールダウン金物が負担し、それらの合計をタイロッドが土台に伝達することができる。
また、木製パネル組立建築物1は、互いに対向する壁パネルと床パネルと屋根パネルとを組み合わせて箱状に形成されたコンテナ状のブロックを、平面方向に連続させて配置し、互いに固定させることもできる。この場合、隣り合う壁パネル同士は重ね合わされ、ボルトまたは釘等にて面接合される。つまり、ブロックの接合部分の壁厚さが2枚分の厚さとなる。これによって、接合部分の壁構造の強度を高めることができる。
1 木製パネル組立建築物
2 木製パネル
3 枠状部
4 面状部
5 長尺板材
6 長尺板材
8 連結金物
20 壁パネル
21 全壁パネル
22 開口付壁パネル
23 凹部
24 ボルト挿通孔
25 ボルト退避穴
27 開口部
30 屋根パネル
31 ボルト挿通孔
40 床パネル
B1 ボルト
B2 スタッドボルト
L1 第一の辺の長さ寸法
L2 第二の辺の長さ寸法
S1 第一の辺
S2 第二の辺
T 木製パネルの厚さ寸法

Claims (9)

  1. 予め形成された矩形の木製パネルを組み合わせて構築される木製パネル組立建築物であって、
    前記木製パネルは、壁パネルと屋根パネルとを備えており、
    前記壁パネルと前記屋根パネルとは、共通の外形形状で形成され、
    前記木製パネルの第一の辺の長さ寸法は、第一の辺と交差する第二の辺の長さ寸法に、前記木製パネルの厚さ寸法の二倍を加えた寸法と等しい
    ことを特徴とする木製パネル組立建築物。
  2. 前記木製パネルは、凹部を備えており、
    前記凹部には連結金物が設けられ、前記連結金物を介して上下方向に隣り合う前記木製パネル同士が固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の木製パネル組立建築物。
  3. 前記木製パネルは、凹部を備えており、
    横方向に隣り合う前記木製パネルの前記凹部間に挿通されたボルトを介して前記木製パネル同士が固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の木製パネル組立建築物。
  4. 前記凹部の外側の側面には、前記ボルトを挿通させるボルト挿通孔が横方向に延在して形成され、
    前記凹部の内側の側面には、前記木製パネルを設置する際に前記ボルトを一旦退避させるためのボルト退避穴が、前記ボルト挿通孔と同軸状に形成されている。
    ことを特徴とする請求項3に記載の木製パネル組立建築物。
  5. 前記木製パネルは、枠状部と当該枠状部の内側に取り付けられる面状部とを備えており、
    前記枠状部は、木製の長尺板材を前記木製パネルの周縁部に沿って配置してなり、
    前記面状部は、前記枠状部の前記長尺板材と同じ幅で且つ同じ厚さの長尺板材を複数積層して形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の木製パネル組立建築物。
  6. 前記壁パネルは、全面が壁にて構成される全壁パネルと、扉や窓等が設置される開口部が設けられた開口付壁パネルとを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の木製パネル組立建築物。
  7. 前記木製パネルは、床パネルをさらに備え、
    前記床パネルは、前記壁パネルおよび前記屋根パネルと共通の外形形状で形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の木製パネル組立建築物。
  8. 下層の上面に配置される前記屋根パネルの上に、上層の壁パネルを設置して、木製パネル組立建築物を複数階層に形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の木製パネル組立建築物。
  9. 互いに対向する前記壁パネルと前記床パネルと前記屋根パネルとを組み合わせて箱状に形成されたコンテナ状のブロックを、前記壁パネル同士が重なり合うように平面方向に連続させて配置し、
    重なり合った前記壁パネル同士を接合した
    ことを特徴とする請求項7に記載の木製パネル組立建築物。
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