JP2024048474A - 記録媒体処理装置および画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】被押し当て部への記録媒体の押し当てを行っていない状態で記録媒体の断裁が行われる場合に比べ、記録媒体の断裁の質を高める。【解決手段】押し当て機構540は、用紙Sの搬送方向における先端部ST1側を後端部ST2から離れる方向へ引っ張ることで、被押し当て部510に対して、この用紙Sの一方の面S1を押し当てる。被押し当て部510に対して、用紙Sが押し当てられることで、用紙Sの歪みが低減し、これにより、歪みが少ない状態の用紙Sに対して断裁が行われる。断裁機構400は、用紙Sの引っ張り方向に沿って用紙Sの断裁を行う。【選択図】図6

Description

本発明は、記録媒体処理装置および画像形成システムに関する。
特許文献1には、搬送される用紙の搬送方向に対する傾きを補正する第1の傾き補正と、第1の傾き補正で傾き補正された用紙の搬送方向に対する傾きを第1の傾き補正より精度よく補正する第2の傾き補正とからなる補正手段が開示されている。
特開2019-123627号公報
記録媒体の断裁にあたり、記録媒体が弛んでいる状態で記録媒体の断裁を行うと、本来予定されていない箇所にて断裁がなされたりし、記録媒体の断裁の質が低下するおそれがある。
本発明の目的は、被押し当て部への記録媒体の押し当てを行っていない状態で記録媒体の断裁が行われる場合に比べ、記録媒体の断裁の質を高めることにある。
請求項1に記載の発明は、搬送される記録媒体の一方の面を被押し当て部に押し当てる押し当て手段と、前記被押し当て部に押し当てられている記録媒体の断裁を行う断裁手段と、を備える記録媒体処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記押し当て手段は、搬送される前記記録媒体の搬送方向と交差する方向に延びる前記被押し当て部に対し、当該記録媒体の一方の面を押し当てる請求項1に記載の記録媒体処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記被押し当て部は、円筒状又は円柱状に形成されるとともに、前記交差する方向に延びる回転軸を中心に回転可能に設けられている請求項2に記載の記録媒体処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記押し当て手段は、弛んだ状態にある記録媒体の一端部側を他端部から離れる方向へ引っ張ることで、当該記録媒体の一方の面の対向箇所に位置する前記被押し当て部に対して当該一方の面を押し当てる請求項1に記載の記録媒体処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記被押し当て部は、前記記録媒体の引っ張り方向と交差する方向に沿って延びるように配置されている請求項4に記載の記録媒体処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記断裁手段は、前記記録媒体の引っ張り方向に沿って当該記録媒体の断裁を行う請求項5に記載の記録媒体処理装置である。
請求項7に記載の発明は、記録媒体を搬送する複数の搬送手段であって、記録媒体の搬送方向における位置が互いにずらされた状態で配置された複数の搬送手段を備え、一の前記搬送手段による記録材の搬送速度よりも、当該一の搬送手段よりも下流側に位置する他の搬送手段による記録媒体の搬送速度の方が大きくなっていることで、弛んだ状態にある記録媒体が引っ張られて、当該記録媒体の一方の面の対向箇所に位置する前記被押し当て部に対して当該一方の面が押し当てられる請求項1に記載の記録媒体処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記一の搬送手段と前記他の搬送手段とを結ぶ直線を挟んで相対する一方の領域および他方の領域のうちの当該一方の領域側に、弛んだ状態にある前記記録媒体が位置し、前記被押し当て部の少なくとも一部が、前記一方の領域側に配置されている請求項7に記載の記録媒体処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記被押し当て部は、記録媒体の搬送経路の側方に配置され搬送される記録媒体の移動方向に対して傾斜した傾斜面であり、前記押し当て手段は、前記傾斜面に向けて記録媒体を搬送して、前記被押し当て部である当該傾斜面に対して、当該記録媒体の一方の面を押し当てる請求項1に記載の記録媒体処理装置である。
請求項10に記載の発明は、前記傾斜面は、複数設けられるとともに、記録媒体の搬送方向における位置が互いに異なるように配置され、前記断裁手段による記録媒体の断裁が行われる際、当該記録媒体が、複数の前記傾斜面に対して押し当てられる状態となる請求項9に記載の記録媒体処理装置である。
請求項11に記載の発明は、複数設けられた前記傾斜面のうちの一の傾斜面は、搬送される記録媒体の一方の面側に配置され、他の傾斜面は、当該記録媒体の他方の面側に配置され、前記断裁手段による記録媒体の断裁が行われる際、当該記録媒体の一方の面が前記一の傾斜面に押し当てられ、当該記録媒体の他方の面が前記他の傾斜面に押し当てられる状態となる請求項10に記載の記録媒体処理装置である。
請求項12に記載の発明は、搬送される前記記録媒体の搬送方向において、前記被押し当て部が、前記断裁手段よりも記録媒体の搬送方向における上流側に配置されている請求項1に記載の記録媒体処理装置である。
請求項13に記載の発明は、搬送される前記記録媒体の搬送方向において、前記被押し当て部が、前記断裁手段よりも記録媒体の搬送方向における下流側に配置されている請求項1に記載の記録媒体処理装置である。
請求項14に記載の発明は、前記断裁手段は、回転する回転刃と、前記回転刃の軸方向において当該回転刃とは異なる位置に配置されるとともに当該回転刃の径方向において当該回転刃とは異なる位置に配置され、当該回転刃の一方の面の対向位置にその一部が配置され、回転を行う対向刃と、前記対向刃の外周面に対して、断裁の対象となる前記記録媒体を付勢する付勢部材と、を備える請求項1に記載の記録媒体処理装置である。
請求項15に記載の発明は、前記断裁手段には、前記対向刃と同軸上に配置され、前記断裁手段による記録媒体の断裁によって生じ一方向へ向かう断裁片に対して、当該一方向に沿う筋を形成する筋形成用部材がさらに設けられている請求項14に記載の記録媒体処理装置である。
請求項16に記載の発明は、記録媒体への画像の形成を行う画像形成装置と、当該画像形成装置により画像が形成された記録媒体に対する処理を行う記録媒体処理装置と、を備え、当該記録媒体処理装置が請求項1乃至15の何れかに記載の記録媒体処理装置により構成された画像形成システムである。
請求項1の発明によれば、被押し当て部への記録媒体の押し当てを行っていない状態で記録媒体の断裁が行われる場合に比べ、記録媒体の断裁の質を高めることができる。
請求項2の発明によれば、被押し当て部が記録媒体の搬送方向に延びている場合に比べ、記録媒体の搬送方向と交差する方向に長さを有する記録媒体に生じている歪みを低減できる。
請求項3の発明によれば、被押し当て部が回転可能に設けられていない場合に比べ、記録媒体をより円滑に移動させることができる。
請求項4の発明によれば、記録媒体を被押し当て部に対して押し当てることができる。
請求項5の発明によれば、被押し当て部が記録媒体の引っ張り方向に延びるように配置される場合に比べ、記録媒体の引っ張り方向と交差する方向に長さを有する記録媒体に生じている記録媒体の歪みを低減できる。
請求項6の発明によれば、記録媒体の引っ張り方向に沿っての記録媒体の断裁を行うことができる。
請求項7の発明によれば、一の搬送手段による記録材の搬送速度と、この一の搬送手段よりも下流側に位置する他の搬送手段による記録媒体の搬送速度との速度差を利用して、被押し当て部への記録媒体の一方の面の押し当てを行うことができる。
請求項8の発明によれば、被押し当て部が他方の領域側に配置されている場合に比べ、被押し当て部への記録媒体の一方の面の押し当ての確実性を高めることができる。
請求項9の発明によれば、記録媒体の移動方向に対して傾斜した傾斜面を利用して、被押し当て部への記録媒体の押し当てを行える。
請求項10の発明によれば、記録媒体が1つの傾斜面に対して押し当てられる場合に比べ、記録媒体の歪みを低減できる。
請求項11の発明によれば、記録媒体の一方の面のみが傾斜面に対して押し当てられる場合に比べ、記録媒体の歪みを低減できる。
請求項12の発明によれば、断裁手段よりも記録媒体の搬送方向における上流側にて、被押し当て部への記録媒体の押し当てを行える。
請求項13の発明によれば、断裁手段よりも記録媒体の搬送方向における下流側にて、被押し当て部への記録媒体の押し当てを行える。
請求項14の発明によれば、対向刃の外周面に対して記録媒体を付勢しない場合に比べ、記録媒体の断裁の質を高めることができる。
請求項15の発明によれば、断裁片に対して筋が形成されない場合に比べ、一方向へ向かう断裁片の直進安定性を高めることができる。
請求項16の発明によれば、被押し当て部への記録媒体の押し当てを行っていない状態で記録媒体の断裁が行われる場合に比べ、記録媒体の断裁の質を高めることができる。
画像形成システムの全体構成を示した図である。 用紙処理装置の拡大図である。 図2の矢印IIIで示す方向から且つ用紙処理装置のリア側から、断裁機構を見た場合の図である。 図3の符号4Xで示す部分を矢印IVで示す方向から見た場合の拡大図である。 付勢部材が設けられていない場合における用紙の状態を示した図である。 (A)、(B)は、側縁除去部の拡大図である。 被押し当て部を有しない側縁除去部を見た場合の図である。 (A)、(B)は、側縁除去部の他の構成例を示した図である。 側縁除去部の他の構成例を示した図である。 (A)、(B)は、側縁除去部の他の構成例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、画像形成システム100の全体構成を示した図である。
本実施形態の画像形成システム100には、記録媒体の一例である用紙Sへの画像形成を行う画像形成装置1、印刷済みの用紙Tや色付きの用紙Tを供給する用紙供給装置2、画像形成装置1によって画像が形成された用紙Sや用紙供給装置2により供給された用紙Tに対する処理を行う用紙処理装置3が設けられている。
画像形成装置1には、画像データに基づき用紙Sへの画像形成を行う画像形成部10が設けられている。画像形成部10は、インクジェット方式や、電子写真方式などの既存の画像形成方式を用いて、用紙Sへの画像形成を行う。
また、画像形成装置1には、原稿に形成された画像を読み取って画像データを生成する画像読み取り部11、画像形成部10へ用紙Sを供給する用紙供給部12が設けられている。
また、画像形成装置1には、ユーザからの操作入力を受け付けるとともにユーザへの情報の提示を行うユーザ・インターフェイス13が設けられている。このユーザ・インターフェイス13は、例えば、タッチパネルにより構成される。
また、画像形成装置1には、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)などを含んで構成され、画像形成システム100全体の動作を制御する主制御部14が設けられている。
ここで、画像形成システム100には、用紙処理装置3に続いて、他の用紙処理装置(不図示)が設けられることがある。
言い換えると、画像形成システム100には、用紙処理装置3を通過した用紙Sに対する処理を行う他の用紙処理装置が設けられることがある。
この他の用紙処理装置では、例えば、用紙処理装置3を通過した用紙Sに対して、折り処理や、穴あけ処理や、綴じ処理などを行う。
なお、以下、本明細書では、この他の用紙処理装置を、「後続処理装置」と称する。
図2は、用紙処理装置3の拡大図である。
記録媒体処理装置の一例としての用紙処理装置3には、用紙Sに対して折り筋を形成する折り筋形成部307、用紙Sの側縁を除去する側縁除去部308が設けられている。
さらに、用紙処理装置3には、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)などを含んで構成され、用紙処理装置3の各機能部を制御する処理制御部31が設けられている。
また、用紙処理装置3には、図1に示すように、用紙Sの処理に関するユーザからの操作入力を受け付けるユーザ・インターフェイス(UI)32が設けられている。このユーザ・インターフェイス32は、例えば、タッチパネルにより構成される。
なお、本実施形態では、処理制御部31が用紙処理装置3内に設けられているが、処理制御部31は、画像形成装置1に設けてもよい。また、主制御部14が、処理制御部31の制御機能を兼ね備えた構成としてもよい。
また、本実施形態では、ユーザ・インターフェイス32が用紙処理装置3に設けられているが、ユーザ・インターフェイス32は、画像形成装置1に設けてもよい。また、ユーザ・インターフェイス13が、ユーザ・インターフェイス32の機能を兼ね備えた構成としてもよい。
<用紙処理装置3の説明>
図2に示すように、用紙処理装置3には、画像形成装置1から搬送されてきた用紙Sを受け入れる受け入れ口301、用紙Sを排出する排出口302が設けられている。
また、用紙処理装置3には、用紙Sの傾きを検知する傾き検知部303、用紙Sの傾きを補正するスイングロール42を備えた第1傾き補正部304が設けられている。
また、用紙処理装置3には、用紙Sの先端が突き当たる傾き補正ロール43を有し用紙Sの傾きを補正する第2傾き補正部305が設けられている。
また、用紙処理装置3には、上記の通り、用紙Sに折り筋を形成する折り筋形成部307が設けられている。また、用紙処理装置3には、上記の通り、用紙Sの側縁を除去する側縁除去部308が設けられている。
さらに、用紙処理装置3には、除去された側縁を収容する収容部309が設けられている。
さらに、用紙処理装置3には、用紙Sが通る第1用紙搬送経路R1が設けられている。第1用紙搬送経路R1は、受け入れ口301を始点として排出口302に向かうように設けられている。
第1用紙搬送経路R1は、傾き検知部303、第1傾き補正部304、第2傾き補正部305、折り筋形成部307、側縁除去部308を経由する。
第1用紙搬送経路R1は、側縁除去部308よりも下流側に位置する分岐部βにて、枝分かれしている。これにより、本実施形態では、第1用紙搬送経路R1の一部に、第1分岐経路R11と第2分岐経路R12とが設けられている。
第1分岐経路R11と第2分岐経路R12とは、排出口302の手前側に位置する合流部γにて合流する。
さらに、用紙処理装置3には、第2用紙搬送経路R2が設けられている。
第2用紙搬送経路R2は、第1用紙搬送経路R1から分岐するように設けられている。
第2用紙搬送経路R2は、第1傾き補正部304よりも下流側且つ折り筋形成部307よりも上流側に位置する分岐部αにて、第1用紙搬送経路R1から分岐する。第2用紙搬送経路R2は、分岐部αを始点として、排出口302に向かう。
本実施形態では、折り筋形成部307による折り筋の形成が行われない用紙Sや、側縁除去部308による側縁の除去が行われない用紙Sは、第2用紙搬送経路R2を通って排出口302に向かう。
また、図示は省略するが、本実施形態では、分岐部α、分岐部βの各々に、用紙Sが向かう搬送経路を切り替えるための切り替え用部材が設けられている。
第1用紙搬送経路R1、第2用紙搬送経路R2には、これらの用紙搬送経路上に位置する用紙Sを下流側へ搬送する搬送ロール41が複数設けられている。
搬送ロール41は、モータにより回転駆動する駆動ロール41Aと、駆動ロール41Aから駆動力を受けて回転する従動ロール41Bとにより構成されている。
駆動ロール41A及び従動ロール41Bは、例えば、金属等で構成された軸に、ゴム等で構成された円筒状の弾性体が複数取り付けられた構造となっている。
搬送ロール41では、駆動ロール41Aに設けられた弾性体と、従動ロール41Bに設けられた弾性体とが接触した状態となっている。この状態にて、本実施形態では、駆動ロール41Aが回転する。これに伴い、従動ロール41Bが回転する。
駆動ロール41Aと従動ロール41Bとの間に用紙Sが挟み込まれると、この用紙Sは、駆動ロール41A及び従動ロール41Bからの力を受けて下流側へ移動する。
傾き検知部303では、例えば、発光素子と受光素子のペアで構成された検知部材が、2組設けられている。2組設けられたこの検知部材は、用紙Sの搬送方向と直交する方向における位置が互いに異なるように配置されている。
用紙Sが通過していない場合、受光素子は、発光素子から出た光を受光する。
傾き検知部303では、2組の検知部材の各々が用紙Sの先端を検知したタイミングに基づき、この用紙Sの傾きを検出する。
用紙Sが傾いていることが検知された場合、傾き検知部303によって検知された、用紙Sの傾きの量に合わせて、スイングロール42が移動する。
具体的には、本実施形態では、用紙Sが傾いていることが検知された場合、まず、この傾きに応じて、スイングロール42が傾いた状態とされる。
そして、スイングロール42に設けられた駆動ロール42A及び従動ロール42Bが用紙Sを挟み込んだ状態となると、駆動ロール42A及び従動ロール42Bが、傾いた状態から傾かない状態へ変位する。これにより、用紙Sの傾きが補正される。
ここで、スイングロール42も、搬送ロール41と同様に、モータより回転駆動する駆動ロール42Aと、駆動ロール42Aから駆動力を受けて回転する従動ロール42Bとにより構成されている。
本実施形態では、駆動ロール42A及び従動ロール42Bの軸方向における一端部が、固定されている。駆動ロール42A及び従動ロール42Bの軸方向における他端部は、用紙Sの搬送方向における上流側および下流側へ移動する。
この他端部が、用紙Sの搬送方向における上流側および下流側へ移動することで、スイングロール42の傾きが変化し、これにより、上記の通り、用紙Sの傾きが補正される。
第2傾き補正部305は、用紙Sの傾きをさらに小さくする。
第2傾き補正部305は、搬送されてきた用紙Sの先端部が突き当たる補正ロール43を備える。
補正ロール43は、搬送ロール41と同様に、モータより回転駆動する駆動ロール43Aと、駆動ロール43Aからの駆動力を受けて回転する従動ロール43Bとにより構成されている。
補正ロール43は、用紙Sが補正ロール43に突き当たる際、回転が停止した状態とされる。この状態にて、用紙Sが、補正ロール43に突き当たるとともに、用紙Sがさらに送り込まれることによって、この用紙Sが撓む。
その後、補正ロール43の回転が開始される。これにより、傾きが補正された状態の用紙Sが、下流側へ搬送される。
補正ロール43の上流側には、用紙Sの撓んだ部分を収容するたわみ収容部44が設けられている。
折り筋形成部307は、第1用紙搬送経路R1の脇から第1用紙搬送経路R1に向かって進出する進出部材を有する。折り筋形成部307では、この進出部材が用紙Sに押し当てられることで、用紙Sに、折り筋が形成される。
本実施形態では、後続処理装置にて折り処理が行われる場合、用紙Sのうちのこの折り処理が行われる箇所に対して進出部材が進出する。これにより、用紙Sに折り筋が形成される。用紙Sに折り筋が形成されると、後続処理装置における折り処理がより円滑に行われる。
折り筋形成部307による折り筋の形成は、必須ではなく、例えば、後続処理装置にて折り処理が行われない場合は、折り筋形成部307による折り筋の形成が行われないようにしてもよい。
また、ユーザからの指示を基に、折り筋形成部307による折り筋の形成を行うか否かを決定してもよく、ユーザから、折り筋の形成を行わないとの指示がある場合に、折り筋の形成が行われないようにしてもよい。
折り筋形成部307による折り筋の形成が行われない場合、用紙Sは、折り筋が形成されない状態で、側縁除去部308に向かう。
側縁除去部308は、トリミングを行う装置であり、矩形状に形成された用紙Sの側縁を除去する。より具体的には、側縁除去部308は、矩形状に形成された用紙Sが有する4つの側縁のうち、第1用紙搬送経路R1に沿った側縁を除去する。
側縁除去部308には、用紙Sの断裁を行う断裁機構400が設けられている。この断裁機構400には、用紙Sの搬送方向に直交する方向に延びる軸に固定された円板状の回転刃410が設けられている。
回転刃410は、2つ設けられている。図2では、2つの回転刃410のうちの一方の回転刃410を表示している。
2つ設けられた回転刃410は、用紙Sの搬送方向に直交する方向における位置が互いに異なるように配置されている。
本実施形態では、この回転刃410によって、用紙Sの断裁が行われ、矩形状に形成された用紙Sが有する4つの側縁のうち、第1用紙搬送経路R1に沿った2つの側縁が除去される。
なお、2つの側縁の両方を除去するのに限らず、2つの側縁のうちの一方の側縁のみが除去されるようにしてもよい。
回転刃410の各々は、用紙Sの搬送方向と直交する方向への移動が可能となっている。言い換えると、回転刃410の各々は、図2の紙面に対して直交する方向への移動が可能になっている。これにより、本実施形態では、用紙Sのサイズが変わっても、用紙Sの側縁の除去を行える。
また、本実施形態では、回転刃410が、用紙Sの搬送方向に直交する方向へ移動可能となっていることで、除去される側縁の幅の調整を行える。
ここで、本実施形態では、除去された側縁は、側縁用経路RSを通って、収容部309へ向かいこの収容部309に収容される。
なお、側縁除去部308による側縁の除去は、必須ではなく、例えば、ユーザから指示がある場合には、側縁の除去が行われないようにしてもよい。
言い換えると、ユーザからの指示を基に、側縁除去部308による側縁の除去を行うか否かを決定してもよく、ユーザから、側縁の除去を行わないとの指示がある場合には、側縁の除去が行われないようにしてもよい。
側縁除去部308による側縁の除去が行われない場合、用紙Sは、側縁が除去されない状態で、排出口302へ向かう。
用紙処理装置3における処理の流れを説明する。
まず、用紙Sが、第1用紙搬送経路R1に沿って搬送される場合の処理の流れを説明する。
本実施形態では、まず、画像形成装置1で画像が形成された用紙Sが、用紙供給装置2を経由して、用紙処理装置3(図2参照)へ搬送される。
用紙処理装置3では、まず、傾き検知部303により、用紙Sの傾きが検知される。その後、第1傾き補正部304、第2傾き補正部305により、用紙Sの傾きが補正される。
次いで、折り筋形成部307によって、用紙Sに折り筋が形成される。次いで、側縁除去部308によって、用紙Sの側縁が除去される。
その後、用紙Sは、第1分岐経路R11に送り込まれる。そして、この第1分岐経路R11上にて、この用紙S(以下、「先行用紙S」と称する)は、一時的に停止する。
その後、この先行用紙Sに続いて搬送されてきた用紙S(以下、「後続用紙S」と称する)が、第2分岐経路R12に送り込まれる。この後続用紙Sに対しては、先行用紙Sと同様の処理が行われている。即ち、後続用紙Sに対しては、折り筋の形成や、側縁の除去が行われている。
そして、本実施形態では、後続用紙Sが第2分岐経路R12へ搬送されるタイミングで、第1分岐経路R11にて停止している先行用紙Sの搬送が再開される。これにより、本実施形態では、先行用紙Sと後続用紙Sとが、排出口302へ向かう。
第1分岐経路R11は、用紙Sを保持するバッファとして機能を有し、用紙束の折り処理など、時間を要する処理が後続処理装置にて行われる場合、本実施形態では、上記のように、先行用紙Sが、第1分岐経路R11に送りこまれる。
そして、後続用紙Sが第2分岐経路R12へ搬送されてくるタイミングで、第1分岐経路R11に停止している先行用紙Sの搬送が再開され、先行用紙Sおよび後続用紙Sが、後続処理装置へ搬送される。
ここで、第1分岐経路R11、第2分岐経路R12の2つの分岐経路が設けられていない場合を想定する。
この場合、上記の後続用紙Sについては、用紙処理装置3における処理を行えずに、後続処理装置における処理の終了を待って、用紙処理装置3における処理を開始する必要が生じたりする。
また、その他に、第1分岐経路R11、第2分岐経路R12が設けられていない場合、上記の後続用紙Sについては、後続処理装置における処理の終了を待って、画像形成装置1における画像形成を開始する必要が生じたりもする。
これに対し、本実施形態のように、第1分岐経路R11、第2分岐経路R12の2つの分岐経路が設けられていると、後続処理装置における処理の終了を待たずに、後続用紙Sについての処理を進められる。
なお、ここでは、第1分岐経路R11、第2分岐経路R12の2つの分岐経路の両方を用いる場合を説明したが、この2つの分岐経路の両方を用いることは必須ではない。
ユーザからの指示がある場合や、後続処理装置での処理が行われない場合など、予め定められた条件が満たされる場合には、第1分岐経路R11及び第2分岐経路R12のいずれか一方の分岐経路のみを用紙Sが通過するようにしてもよい。
また、第1分岐経路R11及び第2分岐経路R12の2つの分岐経路を設けずに、1つの経路のみを設ける構成としてもよい。
次に、用紙Sが、第2用紙搬送経路R2を通って搬送される場合を説明する。
用紙処理装置3における処理が行われない場合など、予め定められた条件が満たされる場合、用紙Sは、第1用紙搬送経路R1から分岐した第2用紙搬送経路R2を通って移動する。
より具体的には、例えば、折り筋形成部307による処理や、側縁除去部308による処理が行われない場合、用紙Sは、第2用紙搬送経路R2を通って移動する。
用紙Sが第2用紙搬送経路R2を通って移動する場合、傾き検知部303により、用紙Sの傾きが検知される。そして、第1傾き補正部304により、用紙Sの傾きが補正される。
これにより、この場合、傾きが補正された用紙Sが、第2用紙搬送経路R2を通って、排出口302に向かう。
次に、側縁除去部308の構成について説明する。
本実施形態では、図2に示すように、側縁除去部308に、断裁手段の一例としての断裁機構400が設けられている。本実施形態では、上記の通り、この断裁機構400によって用紙Sの断裁が行われて、用紙Sの側縁の除去が行われる。
図3は、図2の矢印IIIで示す方向から且つ用紙処理装置3のリア側から、断裁機構400を見た場合の図である。また、図4は、図3の符号4Xで示す部分を矢印IVで示す方向から見た場合の拡大図である。
断裁機構400には、図3、図4に示すように、円盤状に形成され回転を行う回転刃410が設けられている。また、図3、図4に示すように、断裁機構400には、円盤状に形成され回転を行う対向刃420が設けられている。
また、断裁機構400には、図3に示すように、用紙Sの搬送を行う搬送ロール430(以下、「断裁用搬送ロール430」)が設けられている。
ここで、断裁用搬送ロール430は、複数の搬送ロールによって構成されている。
本実施形態では、この複数の搬送ロールとして、左側搬送ロール431と、右側搬送ロール432と、中央搬送ロール433とが設けられている。
本実施形態では、用紙Sの搬送方向において、中央搬送ロール433は、左側搬送ロール431、右側搬送ロール432よりも下流側に配置されている。
左側搬送ロール431、右側搬送ロール432、および、中央搬送ロール433の各々は、モータより回転駆動する駆動ロール430Aと、駆動ロール430Aから駆動力を受けて回転する従動ロール430Bとにより構成されている。
駆動ロール430A及び従動ロール430Bは、上記と同様、例えば、金属等で構成された軸に、ゴム等で構成された円筒状の弾性体が複数取り付けられた構造となっている。
本実施形態では、図3に示すように、回転刃410および対向刃420は、2組設けられている。
具体的には、本実施形態では、用紙Sの一方の側縁を除去するための図中左側に位置する1組目の回転刃410および対向刃420と、用紙Sの他方の側縁を除去するための図中右側に位置する2組目の回転刃410および対向刃420とが設けられている。
本実施形態では、1組目の回転刃410は、左側搬送ロール431に設けられた駆動ロール430Aと同軸上に配置され、1組目の対向刃420は、左側搬送ロール431に設けられた従動ロール430Bと同軸上に配置されている。
1組目の回転刃410は、左側搬送ロール431に設けられた駆動ロール430Aが有する軸440により支持され、1組目の対向刃420は、左側搬送ロール431に設けられた従動ロール430Bが有する軸440により支持されている。
また、本実施形態では、2組目の回転刃410は、右側搬送ロール432に設けられた駆動ロール430Aと同軸上に配置され、2組目の対向刃420は、右側搬送ロール432に設けられた従動ロール430Bと同軸上に配置されている。
2組目の回転刃410は、右側搬送ロール432に設けられた駆動ロール430Aが有する軸440により支持され、2組目の対向刃420は、右側搬送ロール432に設けられた従動ロール430Bが有する軸440により支持されている。
図4に示すように、対向刃420は、回転刃410の一方の面410Aの対向位置にその一部が配置される。より具体的には、本実施形態では、対向刃420の外周部420Aが、回転刃410の一方の面410Aの対向位置に配置される。
なお、図4では、左側搬送ロール431側に設けられた回転刃410、対向刃420を示しているが、右側搬送ロール432(図3参照)側に設けられた回転刃410、対向刃420についても、左側搬送ロール431側に設けられた回転刃410、対向刃420と同様の構成を有する。
図4に示すように、対向刃420は、回転刃410の軸方向において、この回転刃410とは異なる位置に配置されている。
また、対向刃420は、回転刃410の径方向において、この回転刃410とは異なる位置に配置されている。
本実施形態では、回転刃410と対向刃420とが同軸上に配置されておらず、回転刃410の回転軸410C上から外れた箇所に、対向刃420の回転軸420Cが位置する。
さらに、本実施形態では、図4に示すように、円盤状の筋形成用部材450が設けられている。
この筋形成用部材450は、左側搬送ロール431(図3参照)に設けられた従動ロール430Bが有する軸440により支持されている。この筋形成用部材450は、対向刃420と同軸上に配置されている。
本実施形態では、図4に示すように、筋形成用部材450の外径が、対向刃420の外径よりも大きい。
筋形成用部材450は、断裁機構400による用紙Sの断裁によって生じ一方向へ向かう断裁片に対して、この一方向に沿う筋を形成する。
本実施形態では、用紙Sの側縁の除去によって、この側縁により構成される断裁片が生じる。本実施形態では、筋形成用部材450が、この断裁片に押し当てられることによって、この断裁片に、この断裁片の移動方向に沿う筋が形成される。
より具体的には、本実施形態では、用紙Sのうちの、図4の符号4Aで示す部分が、断裁片となる。なお、図4の符号4Bで示す部分は、断裁されずに残る用紙本体部となる。
断裁片は、図4の紙面に対して直交する方向に且つ図4の紙面の手前側方向へ移動する。本実施形態では、筋形成用部材450が、この断裁片に押し当てられることによって、この断裁片に、この断裁片の移動方向に沿う筋が形成される。
図3を参照して説明すると、本実施形態では、用紙Sの断裁によって、図中矢印3Aで示す一方向へ向かう断裁片が生じるが、本実施形態では、筋形成用部材450は、この一方向へ向かう断裁片に対して、この一方向に沿う筋を形成する。
本実施形態のように、断裁片に対して、断裁片の移動方向に沿う筋が形成されると、断裁片の直進安定性が増し、断裁片が収容部309(図2参照)以外の箇所へ向かうことが起きににくくなる。
また、本実施形態では、図4に示すように、対向刃420の外周面に対して用紙Sを付勢する付勢部材460が設けられている。
付勢部材460は、POM(ポリアセタール)など、ゴムに比べて硬い材料により構成されている。
付勢部材460は、左側搬送ロール431(図3参照)に設けられた駆動ロール430Aが有する軸440により支持されている。また、この付勢部材460は、円盤状に形成され、その外周部460Aが対向刃420の外周面420Kに接触する。
本実施形態では、回転刃410の軸方向において、付勢部材460を挟み回転刃410が設けられている側とは反対側に、筋形成用部材450が設けられている。
ここで、付勢部材460が設けられておらず、対向刃420の外周面420Kに対して用紙Sが押し当てられない構成であると、図5(付勢部材460が設けられていない場合における用紙の状態を示した図)の符号5Aで示すように、用紙本体部が、対向刃420側の領域R100に入りやすくなる。
この場合、用紙Sが引きちぎられやすくなり、断裁後の用紙Sの質が低下しやすい。
これに対し、本実施形態のように、付勢部材460(図4参照)によって、対向刃420の外周面420Kに対して用紙Sが押し当てられると、用紙本体部が、対向刃420側の領域R100(図5参照)と回転刃410側の領域R200(図5参照)との境界を通る直線LSに沿いやすくなる。あるいは、用紙本体部は、この直線LSよりも、回転刃410側の領域R200に位置しやすくなる。
この場合、用紙Sが引きちぎられる事態が生じにくくなる。
図6(A)、(B)は、側縁除去部308の拡大図である。
本実施形態では、図6(A)に示すように、側縁除去部308に、用紙S(図6(A)では不図示)の一方の面が押し当てられる被押し当て部510が設けられている。
被押し当て部510は、用紙Sの搬送方向において、断裁機構400よりも上流側に配置されている。
さらに、図6(A)に示すように、本実施形態の側縁除去部308には、被押し当て部510よりも上流側に配置され、用紙Sを下流側へ搬送する搬送ロール520(以下、「上流側搬送ロール520」と称する)が設けられている。
上流側搬送ロール520は、上記と同様、モータにより回転駆動する駆動ロール520Aと、駆動ロール520Aから駆動力を受けて回転する従動ロール520Bとにより構成されている。
さらに、本実施形態では、搬送される用紙S(図6(B)参照)の一方の面S1を被押し当て部510に押し当てる押し当て手段の一例としての押し当て機構540が設けられている。
側縁除去部308(図6(A)参照)には、用紙Sを搬送する複数の搬送手段が設けられている。
具体的には、本実施形態では、複数の搬送手段として、断裁機構400に設けられた断裁用搬送ロール430と、被押し当て部510よりも上流側に配置された上流側搬送ロール520とが設けられている。
この複数の搬送手段は、用紙Sの搬送方向における位置が互いにずらされた状態で配置されている。
本実施形態では、一の搬送手段の一例である上流側搬送ロール520による用紙Sの搬送速度よりも、この一の搬送手段よりも下流側に位置する他の搬送手段の一例である断裁用搬送ロール430による用紙Sの搬送速度の方が大きい。
これにより、本実施形態では、弛んだ状態にある用紙Sが引っ張られるようになり、図6(B)に示すように、用紙Sの一方の面S1の対向箇所に位置する被押し当て部510に対し、この一方の面S1が押し当てられる。
本実施形態では、上流側搬送ロール520(図6(B)参照)により送り出された用紙Sは、断裁用搬送ロール430にまっ直ぐには向かわない。
本実施形態では、用紙Sが、上流側搬送ロール520と断裁用搬送ロール430とを結ぶ直線Lよりも下方側へ送り出される構成となっている。
言い換えると、上流側搬送ロール520(図6(B)参照)により送り出された用紙Sは、断裁用搬送ロール430にまっ直ぐには向かわずに、上流側搬送ロール520と断裁用搬送ロール430とを通る仮想の平面Hよりも下方側へ向かう。
なお、ここでの「断裁用搬送ロール430」は、上流側搬送ロール520の1つ下流側に位置する搬送ロールである左側搬送ロール431(図3参照)および右側搬送ロール432を指し、中央搬送ロール433(図3参照)は含まない。
直線Lは、上流側搬送ロール520に設けられた駆動ロール520Aと従動ロール520Bとが接触する箇所K1と、左側搬送ロール431および右側搬送ロール432の各々に設けられた駆動ロール430Aと従動ロール430Bとが接触する箇所K2とを結ぶ直線である。
平面Hは、上流側搬送ロール520に設けられた駆動ロール520Aと従動ロール520Bとが接触する箇所K1と、左側搬送ロール431および右側搬送ロール432の各々に設けられた駆動ロール430Aと従動ロール430Bとが接触する箇所K2とを通る平面であって、用紙Sの搬送方向と直交する方向に沿って延びる平面である。
本実施形態では、上流側搬送ロール520により送り出された用紙Sは、直線L、平面Hよりも下方側へ送り出される構成となっている。
直線L、平面Hよりも下方側へ送り出された用紙Sは、被押し当て部510の下方に配置された案内部材(不図示)により案内されて、断裁用搬送ロール430に向かう。より具体的には、この用紙Sは、被押し当て部510の下方に配置された案内部材により案内されて、断裁用搬送ロール430へ向かう。
本実施形態では、用紙Sが断裁用搬送ロール430に達した時点では、用紙Sは弛んだ状態となる。
そして、本実施形態では、この状態から、断裁用搬送ロール430による用紙Sの引っ張りが行われ、これにより、用紙Sの弛みが次第に減少し、やがて、図6(B)に示すように、用紙Sの一方の面S1が、被押し当て部510に押し当てられる。
本実施形態では、上流側搬送ロール520および断裁用搬送ロール430によって、押し当て機構540が構成されており、上流側搬送ロール520および断裁用搬送ロール430によって、被押し当て部510に対し、用紙Sの一方の面S1が押し当てられる。
なお、上流側搬送ロール520については、用紙Sがこの上流側搬送ロール520に搬送されてくる際に、回転が停止した状態としてもよい。この場合、用紙Sが、回転が停止している上流側搬送ロール520に突き当たるとともに、用紙Sがさらに送り込まれることによって、この用紙Sが撓む。
そして、この場合、用紙Sが撓んだ後に、上流側搬送ロール520の回転が開始される。これにより、この場合、傾きが補正された状態の用紙Sが、断裁機構400に向けて送り出される。
本実施形態では、上流側搬送ロール520と断裁用搬送ロール430とを結ぶ直線L(図6(B)参照)を挟んで相対する一方の領域R3および他方の領域R4のうちの一方の領域R3側に、用紙Sが位置するようになる。
さらに、本実施形態では、被押し当て部510の少なくとも一部が、この一方の領域R3側に配置される。
なお、本実施形態では、被押し当て部510の一部が、一方の領域R3側に配置されるが、被押し当て部510の全ての部分が、一方の領域R3側に配置される構成としてもよい。
被押し当て部510は、搬送される用紙Sの搬送方向と交差する方向に延びている。より具体的には、被押し当て部510は、搬送される用紙Sの搬送方向と直交する方向に延びている。言い換えると、被押し当て部510は、図6の紙面と直交する方向に延びている。
また、被押し当て部510は、円筒状又は円柱状に形成されるとともに、用紙Sの搬送方向と交差する方向に延びる回転軸20C(図6(B)参照)を中心に回転可能となっている。
本実施形態では、押し当て機構540は、用紙Sの搬送方向と交差する方向に延びるこの被押し当て部510に対して、用紙Sの一方の面S1を押し当てる。
本実施形態では、被押し当て部510に押し当てられる用紙Sからの力を、この被押し当て部510が受ける。これにより、被押し当て部510が、用紙Sに従動して回転する。
なお、被押し当て部510が回転することは必須ではなく、被押し当て部510は、回転しない状態で設けてもよい。
また、被押し当て部510の形状も特に限定されず、円筒状又は円柱状以外の形状としてもよい。例えば、被押し当て部510は、角柱状としてもよい。
押し当て機構540は、弛んだ状態にある用紙Sの一端部側を他端部から離れる方向へ引っ張ることで、この用紙Sの一方の面S1の対向箇所に位置する被押し当て部510に対して、この一方の面S1を押し当てる。
より具体的には、押し当て機構540は、用紙Sの搬送方向における先端部ST1側を後端部ST2から離れる方向へ引っ張ることで、被押し当て部510に対して、この用紙Sの一方の面S1を押し当てる。
本実施形態では、被押し当て部510は、用紙Sの引っ張り方向と交差する方向に沿って延びるように配置されている。より具体的には、被押し当て部510は、用紙Sの引っ張り方向と直交する方向に沿って延びるように配置されている。
本実施形態では、断裁機構400は、被押し当て部510に押し当てられている状態にある用紙Sの断裁を行う。
本実施形態では、被押し当て部510に対して、用紙Sが押し当てられることで、用紙Sの歪みが低減し、これにより、歪みが少ない状態の用紙Sに対して断裁が行われる。
本実施形態では、断裁機構400は、用紙Sの引っ張り方向に沿って用紙Sの断裁を行う。本実施形態では、上記の通り、用紙Sの搬送方向における先端部ST1側が後端部ST2から離れる方向へ引っ張られるが、この引っ張りの方向に沿って、用紙Sの断裁が行われる。
本実施形態では、この引っ張り方向に沿うように回転刃410(図3参照)が設けられており、この引っ張りの方向に沿って、用紙Sの断裁が行われる。
図7は、被押し当て部510を有しない側縁除去部308を見た場合の図である。図7では、用紙Sの搬送方向における下流側から側縁除去部308を見た場合の状態を示している。
側縁除去部308では、図7に示すように、用紙Sに歪みが生じることがある。この状態にて、用紙Sの断裁を行うと、本来予定している箇所とは異なる箇所にて断裁が行われる。
これに対し、本実施形態のように、用紙Sの搬送方向と交差する方向に沿って延びる被押し当て部510に対して用紙Sが押し当てられる構成であると、用紙Sの歪みが小さくなり、本来予定している箇所にて断裁が行われる可能性が高まる。
なお、本実施形態では、用紙Sの搬送方向に沿って用紙Sの断裁を行う場合を説明したが、断裁を行う方向は特に限定されず、例えば、用紙Sの搬送方向と交差する方向に沿って用紙Sの断裁を行ってもよい。
言い換えると、本実施形態では、用紙Sの引っ張り方向に沿って用紙Sの断裁を行う場合を説明したが、用紙Sの引っ張り方向と交差する方向に沿って用紙Sの断裁を行ってもよい。
用紙Sの搬送方向と交差する方向に沿って用紙Sの断裁を行う場合は、例えば、この交差する方向に延びる断裁刃を用紙Sに進出させたり、回転刃410を、この交差する方向へ移動させたりする。これにより、この交差する方向に沿っての用紙Sの断裁を行える。
図8(A)、(B)は、側縁除去部308の他の構成例を示した図である。
この構成例では、図8(A)に示すように、被押し当て部510が、用紙Sの搬送経路の側方に配置され搬送される用紙Sの移動方向に対して傾斜した傾斜面90により構成されている。
この構成例では、押し当て手段として機能する上流側搬送ロール520が、傾斜面90に向けて用紙Sを搬送して、図8(B)に示すように、被押し当て部510であるこの傾斜面90に対して、用紙Sが有する面を押し当てる。これにより、上記と同様、用紙Sの歪みが小さくなる。
図8に示すこの構成例では、上流側搬送ロール520と断裁用搬送ロール430とを結ぶ直線L5(図8(A)参照)の上方に、傾斜面90が設けられている。
また、この構成例では、傾斜面90が、複数設けられている。複数設けられたこの傾斜面90は、用紙Sの搬送方向における位置が互いに異なるように配置されている。
また、傾斜面90の各々は、用紙Sの搬送方向と交差する方向に延びる形で設けられている。言い換えると、傾斜面90の各々は、図8の紙面と直交する方向に延びる形で設けられている。
本実施形態では、断裁機構400による用紙Sの断裁が行われる際、図8(B)に示すように、用紙Sが、複数の傾斜面90に対して押し当てられる状態となる。
本実施形態では、複数設けられた傾斜面90のうちの、上流側に位置する一の傾斜面90である上流側傾斜面90Aが、搬送される用紙Sの他方の面S2側に配置される。
また、下流側に位置する他の傾斜面90である下流側傾斜面90Bが、用紙Sの一方の面S1側に配置される。
本実施形態では、断裁機構400による用紙Sの断裁が行われる際、用紙Sの一方の面S1が、下流側傾斜面90Bに押し当てられ、用紙Sの他方の面S2が、上流側傾斜面90Aに押し当てられる状態となる。
図9は、側縁除去部308の他の構成例を示した図である。
図9に示すこの構成例では、傾斜面90が、上流側搬送ロール520と断裁用搬送ロール430とを結ぶ直線L5の下方に設けられている。
この構成例では、複数設けられた傾斜面90のうちの、上流側に位置する上流側傾斜面90Aが、搬送される用紙Sの一方の面S1側に配置され、下流側に位置する下流側傾斜面90Bが、用紙Sの他方の面S2側に配置されている。
この構成例では、断裁機構400による用紙Sの断裁が行われる際、用紙Sの一方の面S1が上流側傾斜面90Aに押し当てられ、用紙Sの他方の面S2が下流側傾斜面90Bに押し当てられる状態となる。
図10(A)、(B)は、側縁除去部308の他の構成例を示した図である。
この構成例では、用紙Sの搬送方向において、被押し当て部510が、断裁機構400よりも下流側に配置されている。
この構成例のように、被押し当て部510が、断裁機構400よりも下流側に配置されている場合であっても、用紙Sの歪みが低減され、歪みが低減した状態にある用紙Sに対し、断裁機構400による断裁が行われる。
この構成例では、押し当て手段として機能する断裁用搬送ロール430が、断裁機構400よりも下流側に位置する傾斜面90に向けて用紙Sを搬送して、被押し当て部510であるこの傾斜面90に対して、用紙Sが有する面を押し当てる。これにより、上記と同様、用紙Sの歪みが小さくなる。
図10(A)に示す構成例でも、傾斜面90が、複数設けられている。複数設けられたこの傾斜面90は、上記と同様、用紙Sの搬送方向における位置が互いに異なるように配置されている。
また、この構成例では、上流側搬送ロール520と断裁用搬送ロール430とを結ぶ直線L5の延長線よりも上方に、傾斜面90が配置されている。
この構成例においても、断裁機構400による用紙Sの断裁が行われる際、用紙Sが、複数のこの傾斜面90に対して押し当てられる状態となる。
具体的には、この構成例では、断裁機構400による用紙Sの断裁が行われる際、用紙Sの他方の面S2が上流側傾斜面90Aに押し当てられ、用紙Sの一方の面S1が下流側傾斜面90Bに押し当てられる状態となる。
図10(B)は、側縁除去部308の他の構成例を示した図である。
この構成例でも、搬送される用紙Sの搬送方向において、被押し当て部510が、断裁機構400よりも下流側に配置されている。
この構成例でも、押し当て手段として機能する断裁用搬送ロール430が、傾斜面90に向けて用紙Sを搬送して、被押し当て部510であるこの傾斜面90に対して、用紙Sが有する面を押し当てる。これにより、上記と同様、用紙Sの歪みが小さくなる。
図10(B)に示すこの構成例でも、傾斜面90が、複数設けられている。複数設けられたこの傾斜面90は、上記と同様、用紙Sの搬送方向における位置が互いに異なるように配置されている。
また、この構成例では、上流側搬送ロール520と断裁用搬送ロール430とを結ぶ直線L5の延長線よりも下方に、傾斜面90が配置されている。
この構成例でも、断裁機構400による用紙Sの断裁が行われる際、用紙Sが、複数の傾斜面90に対して押し当てられる状態となる。
具体的には、この構成例では、断裁機構400による用紙Sの断裁が行われる際、用紙Sの一方の面S1が上流側傾斜面90Aに押し当てられ、用紙Sの他方の面S2が下流側傾斜面90Bに押し当てられる状態となる。
なお、図8、図9にて示した構成例では、上流側搬送ロール520による用紙Sの搬送速度の方を、断裁用搬送ロール430による搬送速度よりも大きくしてもよい。この場合、上流側傾斜面90Aと用紙Sとの接触圧、下流側傾斜面90Bと用紙Sとの接触圧の双方を高められる。
また、図8、図9にて示した構成例では、上流側搬送ロール520による用紙Sの搬送速度と、断裁用搬送ロール430による搬送速度とを等しくしてもよい。
また、図8、図9にて示した構成例では、断裁用搬送ロール430による用紙Sの搬送速度の方を、上流側搬送ロール520による搬送速度よりも大きくしてもよい。この場合、下流側傾斜面90Bと用紙Sとが接触しにくくなるが、上流側傾斜面90Aと用紙Sとの接触圧を高められる。
また、図8~図10では、用紙Sが複数の傾斜面90に押し当てられる場合を説明したが、複数の傾斜面90は必須ではなく、1つの傾斜面90に対して用紙Sが押し当てられている状態にて、断裁機構400による用紙Sの断裁が行われるようにしてもよい。
また、図6に示す構成例においては、被押し当て部510が、断裁機構400よりも上流側に配置されている場合を一例に説明したが、この被押し当て部510についても、断裁機構400よりも下流側に配置してもよい。
また、被押し当て部510は、断裁機構400よりも上流側および断裁機構400よりも下流側の両方に設けてもよい。
(付記)
(((1)))
搬送される記録媒体の一方の面を被押し当て部に押し当てる押し当て手段と、
前記被押し当て部に押し当てられている記録媒体の断裁を行う断裁手段と、
を備える記録媒体処理装置。
(((2)))
前記押し当て手段は、搬送される前記記録媒体の搬送方向と交差する方向に延びる前記被押し当て部に対し、当該記録媒体の一方の面を押し当てる(((1)))に記載の記録媒体処理装置。
(((3)))
前記被押し当て部は、円筒状又は円柱状に形成されるとともに、前記交差する方向に延びる回転軸を中心に回転可能に設けられている(((2)))に記載の記録媒体処理装置。
(((4)))
前記押し当て手段は、弛んだ状態にある記録媒体の一端部側を他端部から離れる方向へ引っ張ることで、当該記録媒体の一方の面の対向箇所に位置する前記被押し当て部に対して当該一方の面を押し当てる(((1)))に記載の記録媒体処理装置。
(((5)))
前記被押し当て部は、前記記録媒体の引っ張り方向と交差する方向に沿って延びるように配置されている(((4)))に記載の記録媒体処理装置。
(((6)))
前記断裁手段は、前記記録媒体の引っ張り方向に沿って当該記録媒体の断裁を行う(((5)))に記載の記録媒体処理装置。
(((7)))
記録媒体を搬送する複数の搬送手段であって、記録媒体の搬送方向における位置が互いにずらされた状態で配置された複数の搬送手段を備え、
一の前記搬送手段による記録材の搬送速度よりも、当該一の搬送手段よりも下流側に位置する他の搬送手段による記録媒体の搬送速度の方が大きくなっていることで、弛んだ状態にある記録媒体が引っ張られて、当該記録媒体の一方の面の対向箇所に位置する前記被押し当て部に対して当該一方の面が押し当てられる(((1)))に記載の記録媒体処理装置。
(((8)))
前記一の搬送手段と前記他の搬送手段とを結ぶ直線を挟んで相対する一方の領域および他方の領域のうちの当該一方の領域側に、弛んだ状態にある前記記録媒体が位置し、
前記被押し当て部の少なくとも一部が、前記一方の領域側に配置されている(((7)))に記載の記録媒体処理装置。
(((9)))
前記被押し当て部は、記録媒体の搬送経路の側方に配置され搬送される記録媒体の移動方向に対して傾斜した傾斜面であり、
前記押し当て手段は、前記傾斜面に向けて記録媒体を搬送して、前記被押し当て部である当該傾斜面に対して、当該記録媒体の一方の面を押し当てる(((1)))に記載の記録媒体処理装置。
(((10)))
前記傾斜面は、複数設けられるとともに、記録媒体の搬送方向における位置が互いに異なるように配置され、
前記断裁手段による記録媒体の断裁が行われる際、当該記録媒体が、複数の前記傾斜面に対して押し当てられる状態となる(((9)))に記載の記録媒体処理装置。
(((11)))
複数設けられた前記傾斜面のうちの一の傾斜面は、搬送される記録媒体の一方の面側に配置され、他の傾斜面は、当該記録媒体の他方の面側に配置され、
前記断裁手段による記録媒体の断裁が行われる際、当該記録媒体の一方の面が前記一の傾斜面に押し当てられ、当該記録媒体の他方の面が前記他の傾斜面に押し当てられる状態となる(((10)))に記載の記録媒体処理装置。
(((12)))
搬送される前記記録媒体の搬送方向において、前記被押し当て部が、前記断裁手段よりも記録媒体の搬送方向における上流側に配置されている(((1)))乃至(((11)))の何れかに記載の記録媒体処理装置。
(((13)))
搬送される前記記録媒体の搬送方向において、前記被押し当て部が、前記断裁手段よりも記録媒体の搬送方向における下流側に配置されている(((1)))乃至(((12)))の何れかに記載の記録媒体処理装置。
(((14)))
前記断裁手段は、
回転する回転刃と、
前記回転刃の軸方向において当該回転刃とは異なる位置に配置されるとともに当該回転刃の径方向において当該回転刃とは異なる位置に配置され、当該回転刃の一方の面の対向位置にその一部が配置され、回転を行う対向刃と、
前記対向刃の外周面に対して、断裁の対象となる前記記録媒体を付勢する付勢部材と、
を備える(((1)))乃至(((13)))の何れかに記載の記録媒体処理装置。
(((15)))
前記断裁手段には、
前記対向刃と同軸上に配置され、前記断裁手段による記録媒体の断裁によって生じ一方向へ向かう断裁片に対して、当該一方向に沿う筋を形成する筋形成用部材がさらに設けられている(((14)))に記載の記録媒体処理装置。
(((16)))
記録媒体への画像の形成を行う画像形成装置と、当該画像形成装置により画像が形成された記録媒体に対する処理を行う記録媒体処理装置と、を備え、当該記録媒体処理装置が(((1)))乃至(((15)))の何れかに記載の記録媒体処理装置により構成された画像形成システム。
(((1)))に係る記録媒体処理装置によれば、被押し当て部への記録媒体の押し当てを行っていない状態で記録媒体の断裁が行われる場合に比べ、記録媒体の断裁の質を高めることができる。
(((2)))に係る記録媒体処理装置によれば、被押し当て部が記録媒体の搬送方向に延びている場合に比べ、記録媒体の搬送方向と交差する方向に長さを有する記録媒体に生じている歪みを低減できる。
(((3)))に係る記録媒体処理装置によれば、被押し当て部が回転可能に設けられていない場合に比べ、記録媒体をより円滑に移動させることができる。
(((4)))に係る記録媒体処理装置によれば、記録媒体を被押し当て部に対して押し当てることができる。
(((5)))に係る記録媒体処理装置によれば、被押し当て部が記録媒体の引っ張り方向に延びるように配置される場合に比べ、記録媒体の引っ張り方向と交差する方向に長さを有する記録媒体に生じている記録媒体の歪みを低減できる。
(((6)))に係る記録媒体処理装置によれば、記録媒体の引っ張り方向に沿っての記録媒体の断裁を行うことができる。
(((7)))に係る記録媒体処理装置によれば、一の搬送手段による記録材の搬送速度と、この一の搬送手段よりも下流側に位置する他の搬送手段による記録媒体の搬送速度との速度差を利用して、被押し当て部への記録媒体の一方の面の押し当てを行うことができる。
(((8)))に係る記録媒体処理装置によれば、被押し当て部が他方の領域側に配置されている場合に比べ、被押し当て部への記録媒体の一方の面の押し当ての確実性を高めることができる。
(((9)))に係る記録媒体処理装置によれば、記録媒体の移動方向に対して傾斜した傾斜面を利用して、被押し当て部への記録媒体の押し当てを行える。
(((10)))に係る記録媒体処理装置によれば、記録媒体が1つの傾斜面に対して押し当てられる場合に比べ、記録媒体の歪みを低減できる。
(((11)))に係る記録媒体処理装置によれば、記録媒体の一方の面のみが傾斜面に対して押し当てられる場合に比べ、記録媒体の歪みを低減できる。
(((12)))に係る記録媒体処理装置によれば、断裁手段よりも記録媒体の搬送方向における上流側にて、被押し当て部への記録媒体の押し当てを行える。
(((13)))に係る記録媒体処理装置によれば、断裁手段よりも記録媒体の搬送方向における下流側にて、被押し当て部への記録媒体の押し当てを行える。
(((14)))に係る記録媒体処理装置によれば、対向刃の外周面に対して記録媒体を付勢しない場合に比べ、記録媒体の断裁の質を高めることができる。
(((15)))に係る記録媒体処理装置によれば、断裁片に対して筋が形成されない場合に比べ、一方向へ向かう断裁片の直進安定性を高めることができる。
(((16)))に係る画像形成システムによれば、被押し当て部への記録媒体の押し当てを行っていない状態で記録媒体の断裁が行われる場合に比べ、記録媒体の断裁の質を高めることができる。
1…画像形成装置、3…用紙処理装置、20C…回転軸、90…傾斜面、90A…上流側傾斜面、90B…下流側傾斜面、100…画像形成システム、400…断裁機構、410…回転刃、410A…一方の面、420…対向刃、430…断裁用搬送ロール、450…筋形成用部材、460…付勢部材、510…被押し当て部、520…上流側搬送ロール、540…押し当て機構、R3…一方の領域、S…用紙、S1…一方の面、S2…他方の面、ST1…先端部、ST2…後端部

Claims (16)

  1. 搬送される記録媒体の一方の面を被押し当て部に押し当てる押し当て手段と、
    前記被押し当て部に押し当てられている記録媒体の断裁を行う断裁手段と、
    を備える記録媒体処理装置。
  2. 前記押し当て手段は、搬送される前記記録媒体の搬送方向と交差する方向に延びる前記被押し当て部に対し、当該記録媒体の一方の面を押し当てる請求項1に記載の記録媒体処理装置。
  3. 前記被押し当て部は、円筒状又は円柱状に形成されるとともに、前記交差する方向に延びる回転軸を中心に回転可能に設けられている請求項2に記載の記録媒体処理装置。
  4. 前記押し当て手段は、弛んだ状態にある記録媒体の一端部側を他端部から離れる方向へ引っ張ることで、当該記録媒体の一方の面の対向箇所に位置する前記被押し当て部に対して当該一方の面を押し当てる請求項1に記載の記録媒体処理装置。
  5. 前記被押し当て部は、前記記録媒体の引っ張り方向と交差する方向に沿って延びるように配置されている請求項4に記載の記録媒体処理装置。
  6. 前記断裁手段は、前記記録媒体の引っ張り方向に沿って当該記録媒体の断裁を行う請求項5に記載の記録媒体処理装置。
  7. 記録媒体を搬送する複数の搬送手段であって、記録媒体の搬送方向における位置が互いにずらされた状態で配置された複数の搬送手段を備え、
    一の前記搬送手段による記録材の搬送速度よりも、当該一の搬送手段よりも下流側に位置する他の搬送手段による記録媒体の搬送速度の方が大きくなっていることで、弛んだ状態にある記録媒体が引っ張られて、当該記録媒体の一方の面の対向箇所に位置する前記被押し当て部に対して当該一方の面が押し当てられる請求項1に記載の記録媒体処理装置。
  8. 前記一の搬送手段と前記他の搬送手段とを結ぶ直線を挟んで相対する一方の領域および他方の領域のうちの当該一方の領域側に、弛んだ状態にある前記記録媒体が位置し、
    前記被押し当て部の少なくとも一部が、前記一方の領域側に配置されている請求項7に記載の記録媒体処理装置。
  9. 前記被押し当て部は、記録媒体の搬送経路の側方に配置され搬送される記録媒体の移動方向に対して傾斜した傾斜面であり、
    前記押し当て手段は、前記傾斜面に向けて記録媒体を搬送して、前記被押し当て部である当該傾斜面に対して、当該記録媒体の一方の面を押し当てる請求項1に記載の記録媒体処理装置。
  10. 前記傾斜面は、複数設けられるとともに、記録媒体の搬送方向における位置が互いに異なるように配置され、
    前記断裁手段による記録媒体の断裁が行われる際、当該記録媒体が、複数の前記傾斜面に対して押し当てられる状態となる請求項9に記載の記録媒体処理装置。
  11. 複数設けられた前記傾斜面のうちの一の傾斜面は、搬送される記録媒体の一方の面側に配置され、他の傾斜面は、当該記録媒体の他方の面側に配置され、
    前記断裁手段による記録媒体の断裁が行われる際、当該記録媒体の一方の面が前記一の傾斜面に押し当てられ、当該記録媒体の他方の面が前記他の傾斜面に押し当てられる状態となる請求項10に記載の記録媒体処理装置。
  12. 搬送される前記記録媒体の搬送方向において、前記被押し当て部が、前記断裁手段よりも記録媒体の搬送方向における上流側に配置されている請求項1に記載の記録媒体処理装置。
  13. 搬送される前記記録媒体の搬送方向において、前記被押し当て部が、前記断裁手段よりも記録媒体の搬送方向における下流側に配置されている請求項1に記載の記録媒体処理装置。
  14. 前記断裁手段は、
    回転する回転刃と、
    前記回転刃の軸方向において当該回転刃とは異なる位置に配置されるとともに当該回転刃の径方向において当該回転刃とは異なる位置に配置され、当該回転刃の一方の面の対向位置にその一部が配置され、回転を行う対向刃と、
    前記対向刃の外周面に対して、断裁の対象となる前記記録媒体を付勢する付勢部材と、
    を備える請求項1に記載の記録媒体処理装置。
  15. 前記断裁手段には、
    前記対向刃と同軸上に配置され、前記断裁手段による記録媒体の断裁によって生じ一方向へ向かう断裁片に対して、当該一方向に沿う筋を形成する筋形成用部材がさらに設けられている請求項14に記載の記録媒体処理装置。
  16. 記録媒体への画像の形成を行う画像形成装置と、当該画像形成装置により画像が形成された記録媒体に対する処理を行う記録媒体処理装置と、を備え、当該記録媒体処理装置が請求項1乃至15の何れかに記載の記録媒体処理装置により構成された画像形成システム。
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