JP2024047503A - 着脱可能な袖を有する寝衣 - Google Patents
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Abstract
【課題】点滴自己抜去予防を目的とする点滴部位が露出されない事に特化した着脱可能な袖を有する寝衣を提供する。【解決手段】グローブ型手袋と寝衣の袖口が固定できるように、袖口の親指部分に穴加工と手首部分に固定用のファスナーを設け、また袖の肩部分には点滴ルートが出せるファスナー加工を設け、点滴実施の際は手袋を着用した上で点滴のルートを袖の中を通し肩部分のファスナーから出すことで、寝衣の袖口が捲り上がり、点滴の刺入部及び点滴ルートが露出してしまう事を防止することを特徴とする着脱可能な袖を有する寝衣。【選択図】図1
Description
本発明は、点滴自己抜去予防を目的とする点滴部位が露出されない事に特化した着脱可能な袖を有する寝衣に関するものである。
従来、認知症やせん妄症状がある患者に対する点滴自己抜去予防においては抑制ミトンや抑制帯が選択されることが多く、点滴自己抜去予防ではないが皮膚保護用ミトン型手袋一体の袖加工はあった。(特許文献1参照)
しかし、ミトン型の手袋は身体拘束に当たり、身体拘束はせん妄症状の助長に繋がる可能性がある点や介護保険制度においては身体拘束やその他行動を制限する行為は禁止されている為、点滴自己抜去予防に対する介入においては効果的でない。
また、点滴用の衣服に関しては着脱を容易にするためのもの(特許文献2参照)や点滴時に容易に捲り上げることができるもの(特許文献3参照)があった。
しかし、ミトン型の手袋は身体拘束に当たり、身体拘束はせん妄症状の助長に繋がる可能性がある点や介護保険制度においては身体拘束やその他行動を制限する行為は禁止されている為、点滴自己抜去予防に対する介入においては効果的でない。
また、点滴用の衣服に関しては着脱を容易にするためのもの(特許文献2参照)や点滴時に容易に捲り上げることができるもの(特許文献3参照)があった。
そのために次のような問題点があった。
(イ)行動を制限せずに点滴を安全に実施するための介入の選択肢が少ない。
(ロ)袖が捲り上がり、点滴部位が露出されることは自己抜去のリスク増強につながる。
(ハ)点滴刺入部及び点滴ルートが露出されない事に特化した、点滴自己抜去予防の製品がない。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
(イ)行動を制限せずに点滴を安全に実施するための介入の選択肢が少ない。
(ロ)袖が捲り上がり、点滴部位が露出されることは自己抜去のリスク増強につながる。
(ハ)点滴刺入部及び点滴ルートが露出されない事に特化した、点滴自己抜去予防の製品がない。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
グローブ型手袋と寝衣の袖口が固定できるように、袖口の親指部分に穴加工と手首部分に固定用のファスナーを設け、袖の肩部分には点滴ルートが出せるファスナー加工を設ける。
点滴実施の際は手袋を着用した上で点滴のルートを袖の中を通し肩部分のファスナーから出すことで、寝衣の袖口が捲り上がり、点滴の刺入部及び点滴ルートが露出してしまう事を防止する。
本発明は、以上を特徴とする着脱可能な袖を有する寝衣である。
点滴実施の際は手袋を着用した上で点滴のルートを袖の中を通し肩部分のファスナーから出すことで、寝衣の袖口が捲り上がり、点滴の刺入部及び点滴ルートが露出してしまう事を防止する。
本発明は、以上を特徴とする着脱可能な袖を有する寝衣である。
点滴を実施する際に寝衣の袖口に重ねて手袋を着用し固定することで、寝衣の袖が捲り上がり点滴の刺入部が露出することを防ぐことができる。また、点滴ルートを袖の中に通し肩部分より出すことで、患者から刺入部及び点滴ルートの見える部分が最小限になり点滴自己抜去予防になる。
手袋部分はミトン型でなく、指先まで自由に使えるので患者の行動を制限することがない。
手袋部分はミトン型でなく、指先まで自由に使えるので患者の行動を制限することがない。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(イ)寝衣の袖(1)は手の甲まで被える長さにする。
(ロ)寝衣の袖口(2)に親指が出る指穴加工(3)を設け、手首部分には手袋を固定するファスナー(4)を設ける。
(ハ)寝衣とは別に指先がカットされたグローブ型の手袋(5)を設け、着用した際に固定できるように手袋の手首部分にファスナー(4)を設ける。手袋(5)は指先がカットされたグローブ型の手袋の為、患者の行動を制限することがない。
(ニ)点滴を実施する際は、袖口(2)に重ね手袋(5)を着用し手首部分のファスナー(4)で固定する事で袖口が捲り上がることを防ぐ。
(ホ)身ごろ(7)の首元から肩部にかけて袖方向にファスナー(6)を設け、点滴実施の際は点滴ルートを袖の中を通しファスナー(6)部分より出せるようにする。
本発明は以上のような構成である。
本発明を使用するときは、点滴開始後に袖口(2)の穴部分(3)に親指を引っ掛け、その上に重ねるように手袋(5)を着用し寝衣と手袋(5)を手首部分でファスナー(4)にて固定する。図2に示すように、親指用指穴(3)に親指を引っ掛けてから手袋(5)を着用することで、手袋内で寝衣の袖口がずれてしまうのを防いでいる。また、図3が示すように、点滴ルートは袖の中に通し肩部分のファスナー(6)より出すことで、患者から刺入部及び点滴ルートの見える部分が最小限になり点滴自己抜去予防になる。点滴を実施していない時は手袋部分(5)のみを外し通常の寝衣として使用できる。寝衣(7)に種類はパジャマでも、病衣でも、介護衣でも、介護用つなぎでも良い。寝衣やファスナーなどの素材も問わない。
(イ)寝衣の袖(1)は手の甲まで被える長さにする。
(ロ)寝衣の袖口(2)に親指が出る指穴加工(3)を設け、手首部分には手袋を固定するファスナー(4)を設ける。
(ハ)寝衣とは別に指先がカットされたグローブ型の手袋(5)を設け、着用した際に固定できるように手袋の手首部分にファスナー(4)を設ける。手袋(5)は指先がカットされたグローブ型の手袋の為、患者の行動を制限することがない。
(ニ)点滴を実施する際は、袖口(2)に重ね手袋(5)を着用し手首部分のファスナー(4)で固定する事で袖口が捲り上がることを防ぐ。
(ホ)身ごろ(7)の首元から肩部にかけて袖方向にファスナー(6)を設け、点滴実施の際は点滴ルートを袖の中を通しファスナー(6)部分より出せるようにする。
本発明は以上のような構成である。
本発明を使用するときは、点滴開始後に袖口(2)の穴部分(3)に親指を引っ掛け、その上に重ねるように手袋(5)を着用し寝衣と手袋(5)を手首部分でファスナー(4)にて固定する。図2に示すように、親指用指穴(3)に親指を引っ掛けてから手袋(5)を着用することで、手袋内で寝衣の袖口がずれてしまうのを防いでいる。また、図3が示すように、点滴ルートは袖の中に通し肩部分のファスナー(6)より出すことで、患者から刺入部及び点滴ルートの見える部分が最小限になり点滴自己抜去予防になる。点滴を実施していない時は手袋部分(5)のみを外し通常の寝衣として使用できる。寝衣(7)に種類はパジャマでも、病衣でも、介護衣でも、介護用つなぎでも良い。寝衣やファスナーなどの素材も問わない。
A 要部
1(1‘)袖全体部分
2(2‘)袖口
3(3‘)親指用指穴
4(4‘)手袋固定用ファスナー
5(5‘)指先カット手袋
6(6‘)点滴ルート出口用ファスナー
7 身ごろ
1(1‘)袖全体部分
2(2‘)袖口
3(3‘)親指用指穴
4(4‘)手袋固定用ファスナー
5(5‘)指先カット手袋
6(6‘)点滴ルート出口用ファスナー
7 身ごろ
Claims (1)
- グローブ型手袋と寝衣の袖口が固定できるように、袖口の親指部分に穴加工と手首部分に固定用のファスナーを設け、また袖の肩部分には点滴ルートが出せるファスナー加工を設け、点滴実施の際は手袋を着用した上で点滴のルートを袖の中を通し肩部分のファスナーから出すことで、寝衣の袖口が捲り上がり、点滴の刺入部及び点滴ルートが露出してしまう事を防止することを特徴とする着脱可能な袖を有する寝衣。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022165047A JP2024047503A (ja) | 2022-09-26 | 2022-09-26 | 着脱可能な袖を有する寝衣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022165047A JP2024047503A (ja) | 2022-09-26 | 2022-09-26 | 着脱可能な袖を有する寝衣 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024047503A true JP2024047503A (ja) | 2024-04-05 |
Family
ID=90527285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022165047A Pending JP2024047503A (ja) | 2022-09-26 | 2022-09-26 | 着脱可能な袖を有する寝衣 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024047503A (ja) |
-
2022
- 2022-09-26 JP JP2022165047A patent/JP2024047503A/ja active Pending
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