JP2024044657A - ころ軸受 - Google Patents

ころ軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2024044657A
JP2024044657A JP2022150319A JP2022150319A JP2024044657A JP 2024044657 A JP2024044657 A JP 2024044657A JP 2022150319 A JP2022150319 A JP 2022150319A JP 2022150319 A JP2022150319 A JP 2022150319A JP 2024044657 A JP2024044657 A JP 2024044657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rollers
pocket
roller
cage
roller bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022150319A
Other languages
English (en)
Inventor
佳子 大村
Yoshiko Omura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2022150319A priority Critical patent/JP2024044657A/ja
Publication of JP2024044657A publication Critical patent/JP2024044657A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】ころの本数を増やして基本動定格荷重を向上させながらも、柱の強度の低下を抑制することができるころ軸受を提供する。【解決手段】本発明のころ軸受1は、円周方向に並んだ複数のころ4と、ころ4を保持する保持器2とを備えている。保持器2は、リング状の円環部6と、円環部6から軸方向に延びて周方向に並んだ複数の柱8と、隣接する柱8,8の間に形成されたポケット10とを有している。保持器2の1つのポケット10内に、ころ4が円周方向に複数並び、ころ4の外径側に柱8が配置されている。1つのポケット10内におけるころ4の本数をZ、1つのポケット10内におけるころ4,4間のすきまをSC、すきまSCの最小値をSCmin、ころ4の外径をDa、外径側のポケット幅をAoとすると、Ao<Z×Da、とSCmin=Da×0.5×10-3×(Z-1)の両方を満たす。【選択図】図3

Description

本発明は、一般産業機械で使用されるころ軸受に関する。
ころ軸受は、例えば、自動車機構部品、ロボット機構部品等のような、省スペースで高負荷容量が要求される用途で用いられる(例えば、特許文献1)。特許文献1は、複数のころを所定間隔に維持する保持器に関するもので、保持器の柱はころのピッチ円直径(PCD)よりも外径側に配置されている。このため、ころの間隔を極力近接させることができ、その分だけ、ころの本数を増やすことができる。
特開2005-024018号公報
特許文献1の装置において、さらに、ころの本数を増やして基本動(静)定格荷重を向上させようとした場合、柱の幅が小さくなって柱の強度の低下を招く恐れがある。
本発明の目的は、ころの本数を増やして基本動(静)定格荷重を向上させながらも、柱の強度の低下を抑制することができるころ軸受を提供する。
本発明のころ軸受は、円周方向に並んだ複数のころと、前記ころを保持する保持器とを備え、前記保持器は、リング状の円環部と、前記円環部から軸方向に延びて周方向に並んだ複数の柱と、隣接する前記柱の間に形成されたポケットとを有し、前記保持器の1つの前記ポケット内に、前記ころが円周方向に複数並び、前記ころの外径側に前記柱が配置されている、ころ軸受であって、
1つの前記ポケット内における前記ころの本数をZ、1つの前記ポケット内における前記ころ間のすきまをSC、前記すきまSCの最小値をSCmin、前記ころの外径をDa、外径側のポケット幅をAoとすると、
Ao<Z×Daと、SCmin=Da×0.5×10-3×(Z-1)の両方を満たす。
また、本発明の別のころ軸受は、円周方向に並んだ複数のころと、前記ころを保持する保持器とを備え、前記保持器は、リング状の円環部と、前記円環部から軸方向に延びて周方向に並んだ複数の柱と、隣接する前記柱の間に形成されたポケットとを有し、前記保持器の1つの前記ポケット内に前記ころが円周方向に複数並び、前記ころの内径側に前記柱が配置されている、ころ軸受であって、
1つの前記ポケット内における前記ころの本数をZ、1つの前記ポケット内における前記ころ間のすきまをSC、前記すきまSCの最小値をSCmin、前記ころの外径をDa、内径側のポケット幅をAiとすると、
Ai<Z×Daと、SCmin=Da×0.5×10-3×(Z-1)の両方を満たす。
ここで、「ころの外径側に柱が配置される場合の、ころ間のすきまSC」とは、ころが相手軌道の内径に接触している且つ、保持器のポケットの内径側(接触点B1)でころが接触しているときの隙間をいう。また、「ころの内径側に柱が配置される場合の、ころ間のすきまSC」とは、ころが相手軌道の内径に接触している且つ、保持器のポケットの外径側(接触点B2)でころが接触しているときの隙間をいう。さらに、1つのポケット内のころの本数が2本の場合、「ころ間のすきまSC」は、2つのころ間の隙間をいう。1つのポケット内のころの本数が3本以上の場合、「ころ間のすきまSC」は、各ころ間の隙間の合計をいう。
「ころの外径Da」とは、円筒ころおよび針状ころの場合、円の直径をいう。また、円錐ころの場合、円錐の下底面の直径をいう。また、「ころの外径側に柱が配置される場合のポケット幅Ao」とは、ポケットの外径側の開口縁の周方向長さをいう。一方、「ころの内径側に柱が配置される場合のポケット幅Ai」とは、ポケットの内径側の開口縁の周方向長さをいう。
従来のころ軸受では、保持器の柱の本数と、ころの本数は同じであったが、この構成によれば、保持器の柱の本数、すなわち保持器のポケットの数よりも、ころの本数が多い。このため、削減された柱の分の空間に、ころを入れることができる。つまり、従来のころ軸受よりも、多くのころを収納することが可能となり、軸受の負荷容量を従来品よりも大きくすることができる。また、従来のころ軸受ところの本数を同じにする場合、この構成によれば、保持器の柱の断面積を大きくすることができる。その結果、柱が細すぎて対応できない小サイズの軸受または、高負荷容量の軸受に適用することができる。
本発明において、前記柱を挟む前記ころ間のすきまをSとすると、S>0を満たしてもよい。また、前記すきまSCは、SC<(0.4×Da)を満たしてもよい。
本発明のころ軸受は、外径案内であっても、内径案内であってもよく、また、ころ案内であってもよい。また、本発明のころ軸受は、ころの軌道を有する軌道輪を備えていてもよい。軌道輪は、内径に軌道を有する外輪、および外径に軌道を有する内輪の少なくとも一方であってもよい。さらに、本発明のころ軸受は、金属材料で造られていてもよく、高分子材料で造られていてもよい。
本発明のころ軸受によれば、ころの本数を増やして基本動(静)定格荷重を向上させながらも、柱の強度の低下を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るころ軸受を示す横断面図である。 同ころ軸受を示す縦断面図である。 図1の一部を拡大して示す拡大図である。 同ころ軸受の第1変形例を示す横断面図である。 同ころ軸受の第2変形例を示す横断面図である。 同ころ軸受の第3変形例を示す横断面図である。 同ころ軸受の第4変形例を示す横断面図である。 本発明の第2実施形態に係るころ軸受を示す横断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明において、軸受中心軸AXの方向を「軸方向」といい、軸受中心軸AXに直角する方向を「径方向」といい、軸受中心軸AX回りの円周方向を「周方向」という。
<第1実施形態>
[ころ軸受の基本構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係るころ軸受1の横断面図で、図2はその縦断面図である。図1に示すように、本実施形態のころ軸受1は、保持器2と、円周方向に並んだ複数のころ4とを備えている。保持器2は、ころ4を円周方向に一定の間隔に保持する。本実施形態のころ4は、針状ころである。ただし、ころ4は、針状ころに限定されず、例えば、円筒ころ、円錐ころであってもよい。
本実施形態では、ころ4が、軸(図示せず)の外径面およびハウジング(図示せず)の内径面に直接に転接する。ただし、本発明のころ軸受1は、ころ4の軌道を有する軌道輪を備えていてもよい。軌道輪は、内径に軌道を有する外輪、および外径に軌道を有する内輪の一方、または両方である。
図2に示すように、保持器2は、軸方向に離れて対面する一対のリング状の円環部6,6と、円環部6から軸方向に延びる複数の柱8とを有している。柱8は、両円環部6,6の外径縁間にわたって円周方向の複数箇所に設けられている。換言すれば、柱8は、矩形状の直線の部分であり、円周方向に並んでいる。
図1に示す保持器2の隣り合う柱8,8の間に、ポケット10が形成されている。このポケット10に、ころ4が収容されている。つまり、柱8により、各ころ4の間隔が保持されている。
本実施形態では、保持器2の柱8は、ころ4の配列のピッチ円直径PCDよりも外径側に位置している。換言すれば、ころ4の外径側に柱8が配置されている。ただし、後述の図8の第2実施形態のように、保持器2の柱8が、ころ4の配列のピッチ円直径PCDよりも内径側、すなわち、ころ4の内径側に位置していてもよい。
[柱断面形状と案内形式]
図3に示すように、本実施形態の柱8の横断面形状は、ポケット10を直線状に抜いた形状である。具体的には、柱8の周方向側面8aが、径方向、すなわち、軸受軸心AX(図1)に向かって延びている。ただし、柱8の横断面形状はこれに限定されない。柱8の横断面形状は、図4の第1変形例に示すように、矩形(長方形)であってもよい。
また、柱8の横断面形状は、図5の第2変形例に示すような一部テーパ形状や、図6の第3変形例に示すような台形形状であってもよい。図5の例では、柱8の周方向側面8aにおける内径側部分が、径方向内側に向かって幅(周方向幅)が狭くなっている。図6の例では、柱8の周方向側面8aが、その外径端から内径端に向かって幅(周方向幅)が狭くなるように延びている。
これら図5,6の例では、柱8の断面積が大きくなり、柱8の強度が向上する。柱8の断面積を確保する場合、柱8の幅を円周上に拡大する必要があるので、ころ4と保持器2の隙間が小さくなり、保持器2の案内形式はころ案内になる。従来のころ軸受では、外径案内としているが、本実施形態のように、柱8が外径側にある場合、ころ案内、または外径案内となる。一方、後述の図8の第2実施形態のように、柱8が内径側にある場合、ころ案内、または内径案内となる。ただし、案内形式は使用条件によって変更する。例えば、外径側軌道であれば、ころ案内+外径案内となり、内径側軌道であれば、ころ案内+内径案内となる。
[材質、熱処理]
保持器2およびころ4に適用される材料は、例えば、強度面から鉄を主成分とした合金材料である。具体的には、用途に応じて、耐食性が要求される場合はステンレス系合金が適用され、耐熱性が要求される場合はニッケル系合金が適用され、、耐摩耗性が要求される場合は工具鋼材料が適用される。その他にも、目的に沿って、Ti系、Al系、Si系、Mo系等の合金鋼材料を選択してもよい。
また、切削加工性の観点から非金属系の材料を適用してもよい。この場合、軸受の軽量化も実現できる。さらなる軽量化が要求される場合、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)をベースとした熱可塑性樹脂材料を適用してもよい。また、加工方法によっては、熱硬化性樹脂や光硬化型の樹脂も適用できる。さらに、各材料が有している物性をさらに向上させる目的で、合金材料、非金属材料に浸炭処理、浸窒処理等の熱処理を施してもよい。
つぎに、本発明の要部である、ころ4および柱8の構造、配置について説明する。この説明は、図4~6の第1~3変形例にも適用される。
[ころの本数]
図3に示すように、保持器2の1つのポケット10内に、複数のころ4が円周方向に並んで配置されている。本実施形態では、1つのポケット10内に、ころ4が2本ずつ配置されている。ただし、1つのポケット10内に収容されるころ4の数は、2本に限定されず、3本以上であってもよい。
1つのポケット10内に収容されるころ4が2本であれば、外径側では各ころ4が柱8と接触しているので、外径側には脱落しない。したがって、この場合、ころ4の内径側にスリーブがあればよい。1つのポケット10内に収容されるころ4が3本以上になると、柱8と接触しないころ4は内径側および外径側に脱落する恐れがある。したがって、この場合、内径側スリーブに加えて、ころ4の外径側にもスリーブが必要となる。よって、部品点数の増加を抑制する観点からは、1つのポケット10内に収容されるころ4は2本がよい。
本実施形態では、1つのポケット10内に、ころ4が2つずつ収容されている。つまり、すべてのポケット10内に、ころ4が2つ収容されている(等配)。ただし、1つのポケット10内に収容されるころ4の数が異なっていてもよい(不等配)。例えば、図7の第4変形例では、1つのポケット10内にころ4が2つ収容され、別のポケット10内にころ4が1つ収容されている。このように、ころ4の数に応じて、ころ4および柱8の配列は任意に設定することができる。なお、本発明では、保持器2の少なくとも1つのポケット10内に複数のころ4が配置されていればよく、すべてのポケット10内に複数のころ4が配置されている必要はない。つまり、1つのころ4のみが収容されたポケット10があってもよい。
[柱の幅]
図3に示す柱8を挟んで隣接するころ4,4は、柱8がある分だけ、すきまSが大きくなる。柱8の幅(周方向寸法)が小さ過ぎると、柱8を挟んで隣接するころ4,4同士が接触し、金属音が発生する恐れがある。このような、ころ4,4同士の接触を回避するには、柱8を挟んで隣接するころ4,4間のすきまSが0より大きくなるように、柱8の幅を設定することが望ましい(S>0)。具体的には、どのような状態(姿勢)であっても、稼働中は常時、柱8を挟んで隣接するころ4,4間のすきまSが0より大きくなるように、柱8の幅は設定される。
[ポケット内のすきま]
1つのポケット10内における、ころ4の本数をZ、ころ4間のすきまをSC、すきまSCの最小値をSCmin、ころ4の外径をDa、外径側のポケット幅をAoとすると、以下の式(1)、(2)の両方を満たす。
Ao<Z×Da ・・・(1)
SCmin=Da×0.5×10-3×(Z-1) ・・・(2)
ここで、「ころ4の外径側に柱8が配置される場合の、ころ4間のすきまSC」とは、ころ4が相手軌道の内径に接触し、且つ、ころ4が保持器2のポケット10の内径側の接触点B1で接触しているときの隙間をいう。また、1つのポケット10内のころ4の本数が2本の場合、「ころ4間のすきまSC」は、2つのころ4,4間の隙間をいう。1つのポケット10内のころ4の本数が3本以上の場合、「ころ4間のすきまSC」は、各ころ4間の隙間の合計をいう。
「ころの外径Da」とは、円筒ころおよび針状ころの場合、円の直径をいう。また、円錐ころの場合、円錐の下底面の直径をいう。また、「ころ4の外径側に柱8が配置される場合のポケット幅Ao」とは、ポケット10の外径側の開口縁の周方向長さをいう。
1つのポケット10内のころ4,4間のすきまSCが小さい場合、運転時の昇温による熱膨張ですきまSC(SC=0)がなくなり、発熱する恐れがある。これを回避すべく、上述の式(2)を満たすように、すきまの最小値SCminを設定する。
1つのポケット10内のころ4,4のすきまSCが大きい場合、ころ4,4同士が接触すると金属音が発生する。また、すきまSCを大きく設定すると、ポケット幅Aoも大きくなる。このため、内径側のスリーブでころ4を保持しても、ころ4が外径側に脱落する可能性がある。ポケット幅AoをAo<(Z×Da)に設定すれば、ポケット10内に収容されるころ4が2本(Z=2)のとき、ころ4は外径側には脱落しない。ポケット10内に収容されるころ4が3本以上で、ころ4の外径側への脱落が懸念されるとき、ころ4の外径側にもスリーブを配置することを検討すればよい。
また、すきまSCが大き過ぎると、ころ4の衝突音が発生する。このため、前記すきまSCが以下の式(3)を満たすように設定してもよい。
SCmax<(0.4×Da) ・・・(3)
以上より、1つのポケット10内のころ4,4のすきまSCは、以下の式(4)を満たすように設定されている。
Da×0.5×10-3×(Z-1)≦SC<(0.4×Da) ・・・(4)
<第2実施形態>
図8を用いて、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態では、前述のとおり、ころ4の内径側に保持器2の柱8が配置されている点で、第1実施形態と相違している。
図8に示す1つのポケット10内において、ころ4の本数をZ、ころ4,4間のすきまをSC、すきまSCの最小値をSCmin、ころ4の外径をDa、内径側のポケット幅をAiとすると、以下の式(5)、(6)の両方を満たす。
Ai<Z×Da ・・・(5)
SCmin=Da×0.5×10-3×(Z-1) ・・・(6)
ここで、「ころ4の内径側に柱8が配置される場合の、ころ4間のすきまSC」とは、ころ4が相手軌道の内径に接触している、且つ、保持器2のポケット10の外径側の接触点B2でころ4が接触しているときの隙間をいう。また、「ころ4の内径側に柱8が配置される場合のポケット幅Ai」とは、ポケット10の内径側の開口縁の周方向長さをいう。
また、第1実施形態と同様に、すきまSCは以下の式(7)を満たすように設定されてもよい。
SCmax<(0.4×Da) ・・・(7)
つまり、第2実施形態のすきまSCも、第1実施形態と同様に、以下の式(8)を満たすように設定されている。
Da×0.5×10-3×(Z-1)≦SC<(0.4×Da) ・・・(8)
このように、式(8)の範囲にすきまSCを設定することで、ころ4の衝突音の発生を抑制できるとともに、Z=2の場合、ころ4は内径側には脱落しない。Z≧3で、ころ4の内径側への脱落が懸念されるとき、ころ4の内径側にもスリーブを配置することを検討すればよい。
従来のころ軸受では、保持器の柱の本数と、ころの本数は同じであったが、上記構成によれば、保持器2の柱8の本数、すなわち保持器2のポケット10の数よりも、ころ4の本数が多い。このため、削減された柱8の分の空間に、ころ4を入れることができる。つまり、従来のころ軸受よりも、多くのころ4を収納することが可能となり、軸受の負荷容量を従来品よりも大きくすることができる。また、従来のころ軸受ところ4の本数を同じにする場合、保持器2の柱8の断面積を大きくすることができる。その結果、柱8が細すぎて対応できない小サイズの軸受、または、高負荷容量の軸受に適用することができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
1 ころ軸受
2 保持器
4 ころ
6 円環部
8 柱
10 ポケット

Claims (9)

  1. 円周方向に並んだ複数のころと、前記ころを保持する保持器とを備え、
    前記保持器は、リング状の円環部と、前記円環部から軸方向に延びて周方向に並んだ複数の柱と、隣接する前記柱の間に形成されたポケットと、を有し、
    前記保持器の1つの前記ポケット内に、前記ころが円周方向に複数並び、
    前記ころの外径側に前記柱が配置されている、ころ軸受であって、
    1つの前記ポケット内における前記ころの本数をZ、1つの前記ポケット内における前記ころ間のすきまをSC、前記すきまSCの最小値をSCmin、前記ころの外径をDa、外径側のポケット幅をAoとすると、
    Ao<Z×Da、と
    SCmin=Da×0.5×10-3×(Z-1)
    の両方を満たす、ころ軸受。
  2. 円周方向に並んだ複数のころと、前記ころを保持する保持器とを備え、
    前記保持器は、リング状の円環部と、前記円環部から軸方向に延びて周方向に並んだ複数の柱と、隣接する前記柱の間に形成されたポケットと、を有し、
    前記保持器の1つの前記ポケット内に、前記ころが円周方向に複数並び、
    前記ころの内径側に前記柱が配置されている、ころ軸受であって、
    1つの前記ポケット内における前記ころの本数をZ、1つの前記ポケット内における前記ころ間のすきまをSC、前記すきまSCの最小値をSCmin、前記ころの外径をDa、内径側のポケット幅をAiとすると、
    Ai<Z×Da、と
    SCmin=Da×0.5×10-3×(Z-1)
    の両方を満たす、ころ軸受。
  3. 請求項1または2に記載のころ軸受において、前記柱を挟む前記ころ間のすきまをSとすると、S>0を満たす、ころ軸受。
  4. 請求項1または2に記載のころ軸受において、前記すきまSCは、SC<(0.4×Da)を満たす、ころ軸受。
  5. 請求項1に記載のころ軸受において、外径案内、または、ころ案内である、ころ軸受。
  6. 請求項2に記載のころ軸受において、内径案内、または、ころ案内である、ころ軸受。
  7. 請求項1または2に記載のころ軸受において、さらに、前記ころの軌道を有する軌道輪を備えた、ころ軸受。
  8. 請求項1または2に記載のころ軸受において、金属材料で造られた、ころ軸受。
  9. 請求項1または2に記載のころ軸受において、高分子材料で造られた、ころ軸受。
JP2022150319A 2022-09-21 2022-09-21 ころ軸受 Pending JP2024044657A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022150319A JP2024044657A (ja) 2022-09-21 2022-09-21 ころ軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022150319A JP2024044657A (ja) 2022-09-21 2022-09-21 ころ軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024044657A true JP2024044657A (ja) 2024-04-02

Family

ID=90480101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022150319A Pending JP2024044657A (ja) 2022-09-21 2022-09-21 ころ軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024044657A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102078048B1 (ko) 유지기가 부착된 니들 롤러
CN101331333B (zh) 滚柱轴承
JP6047999B2 (ja) 回転支持装置
EP3385552B1 (en) Self-aligning roller bearing
US20130182991A1 (en) Thrust roller bearing and thrust roller bearing apparatus
US9273728B2 (en) Rolling bearing having rings with stepped surfaces opposite to the raceways
EP3073137A1 (en) Needle roller bearing with double row of retainers
EP3527839A1 (en) Retainer for angular ball bearings
JP2018109448A (ja) 円すいころ軸受
JP2024044657A (ja) ころ軸受
JP2014159840A (ja) ころがり軸受
JP2015102144A (ja) 自動調心ころ軸受
JP7142629B2 (ja) アンギュラ玉軸受保持器およびアンギュラ玉軸受
WO2022196792A1 (ja) 針状ころ軸受
JP2016090058A (ja) スペーサ装置、トロイダルころ軸受及び方法
JP5900485B2 (ja) 転がり軸受
JP2019173888A (ja) アンギュラ玉軸受
CN113614400B (zh) 堆叠推力锥形相异系列滚柱轴承
JP2023144596A (ja) ころ軸受
WO2023063043A1 (ja) 円筒ころ軸受
US9810262B2 (en) Spacer device, toroidal roller bearing and method
JP2010025183A (ja) 自動調心ころ軸受
JP2024067662A (ja) ころ軸受
JP2014206202A (ja) シェル型ニードル軸受
JP2021107717A (ja) スラストころ軸受