JP2024043914A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ライト性能が高い磁気ディスク装置を提供すること。【解決手段】磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、制御回路と、を備える。磁気ディスクは、径方向に配列された複数の第1記憶領域を有する。複数の第1記憶領域のそれぞれは記録方式の変更が可能である。制御回路は、複数の第1記憶領域のうちのひとつの第1記憶領域の記録方式の変更を指示する第1コマンドを受信した場合、当該ひとつの第1記憶領域である第2記憶領域の記録方式を第1コマンドに従って変更するとともに、第2コマンドを受信する前に磁気ヘッドを第2記憶領域上に移動させる。【選択図】図6

Description

本実施形態は、磁気ディスク装置に関する。
近年、磁気ディスクの記録方式を複数の方式の間で変更可能な磁気ディスク装置が開発されている。複数の方式は、例えば、SMR(Shingled Magnetic Recording)の方式またはCMR(Conventional Magnetic Recording)の方式を含み得る。
米国特許第10522185号明細書
一つの実施形態は、ライト性能が高い磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、制御回路と、を備える。磁気ディスクは、径方向に配列された複数の第1記憶領域を有する。複数の第1記憶領域のそれぞれは記録方式の変更が可能である。制御回路は、複数の第1記憶領域のうちのひとつの第1記憶領域の記録方式の変更を指示する第1コマンドを受信した場合、当該ひとつの第1記憶領域である第2記憶領域の記録方式を第1コマンドに従って変するとともに、第2コマンドを受信する前に磁気ヘッドを第2記憶領域上に移動させる。
図1は、実施形態の磁気ディスク装置の構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる磁気ディスクの構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態のSMRの方式を説明するための模式的な図である。 図4は、実施形態のCMRの方式を説明するための模式的な図である。 図5は、実施形態の磁気ディスクに設けられた複数のバンドの例を示す模式的な図である。 図6は、実施形態の磁気ディスク装置の、ひとつのバンドの記録方式をSMRの方式からCMRの方式に変更する動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態の磁気ディスク装置の、ひとつのバンドの記録方式をCMRの方式からSMRの方式に変更する動作の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる磁気ディスク装置を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
(実施形態)
図1は、実施形態の磁気ディスク装置1の構成の一例を示す図である。
磁気ディスク装置1は、ホスト40に接続される。磁気ディスク装置1は、ホスト40から、ライトコマンドまたはリードコマンドなどの、アクセスコマンドを受信することができる。また、磁気ディスク装置1は、アクセスコマンドに加えて、記録方式の変更を指示するコマンドを受信し得る。記録方式および記録方式の変更については後述する。
磁気ディスク装置1は、磁気ディスク11を備える。磁気ディスク装置1は、アクセスコマンドに応じて磁気ディスク11にデータをライトしたり磁気ディスク11からデータをリードしたりする。
データのライトおよびリードは、磁気ヘッド22を介して行われる。具体的には、磁気ディスク装置1は、磁気ディスク11のほかに、スピンドルモータ12、モータドライバ21、磁気ヘッド22、アクチュエータアーム15、ボイスコイルモータ(VCM)16、ランプ13、プリアンプ24、リードライトチャネル(RWC)25、ハードディスクコントローラ(HDC)23、バッファメモリ29、およびプロセッサ26を備える。
磁気ディスク11は、スピンドルモータ12により、回転軸を中心に所定の回転速度で回転される。スピンドルモータ12の回転は、モータドライバ21により駆動される。
磁気ヘッド22は、それに備わるライト素子22wおよびリード素子22rにより、磁気ディスク11に対してデータのライトおよびリードを行う。また、磁気ヘッド22は、アクチュエータアーム15の先端に取り付けられている。磁気ヘッド22は、モータドライバ21によって駆動されるVCM16により、磁気ディスク11の径方向に沿って移動される。磁気ディスク11の回転が停止しているときなどは、磁気ヘッド22は、ランプ13上に移動される。
プリアンプ24は、磁気ディスク11からのデータのリード時に、磁気ヘッド22が磁気ディスク11からリードされた信号を増幅して出力し、RWC25に供給する。また、プリアンプ24は、RWC25から供給されたライト対象のデータに対応した信号を増幅して、磁気ヘッド22に供給する。
HDC23は、I/Fバスを介してホスト40との間で行われるデータの送受信の制御、バッファメモリ29の制御、およびリードされたデータに対する誤り訂正処理などを行う。
バッファメモリ29は、ホスト40との間で送受信されるデータのバッファとして用いられる。例えば、バッファメモリ29は、ライト対象のデータを磁気ディスク11にライトされるまで記憶するために用いられる。
バッファメモリ29は、例えば、高速な動作が可能な揮発性メモリによって構成される。バッファメモリ29を構成するメモリの種類は、特定の種類に限定されない。バッファメモリ29は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)によって構成され得る。
RWC25は、HDC23から供給される、ライト対象のデータをコード変調してプリアンプ24に供給する。また、RWC25は、磁気ディスク11からリードされプリアンプ24から供給された信号をコード復調してデジタルデータとしてHDC23へ出力する。
プロセッサ26は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ26には、RAM27、FROM(Flash Read Only Memory)28およびバッファメモリ29が接続されている。
RAM27は、例えばDRAMまたはSRAMによって構成される。RAM27は、プロセッサ26によって動作用のメモリとして使用される。RAM27は、ファームウェア(プログラムデータ)がロードされる領域、および各種の管理データが一時記憶される領域として使用される。
FROM28は、不揮発性メモリである。プロセッサ26は、FROM28および磁気ディスク11などの不揮発性の領域に予め記憶されたファームウェアに従って、磁気ディスク装置1の全体的な制御を行う。例えば、プロセッサ26は、FROM28または磁気ディスク11からファームウェアをRAM27にロードし、ロードされたファームウェアに従って、モータドライバ21、プリアンプ24、RWC25、HDC23などの制御を実行する。
なお、プロセッサ26、HDC23、およびRWC25を含む構成は、制御回路30と見なすこともできる。制御回路30は、RAM27、FROM28、またはバッファメモリ29など、他の要素を含んでいてもよい。また、制御回路30は、RWC25を含んでいなくてもよい。
図2は、実施形態にかかる磁気ディスク11の構成の一例を示す図である。磁気ディスク11の表面に形成された磁性層には、例えば出荷前にサーボライタなどによりサーボ情報が書き込まれている。サーボ情報は、セクタ/シリンダ情報、バーストパターン、およびポストコードを含む。セクタ/シリンダ情報は、磁気ディスク11の円周方向および半径方向のサーボ番地を与える。バーストパターンは、サーボ番地が示す位置からの磁気ヘッド22の位置ずれ量を与える。ポストコードは、RRO(Repeatable RunOut)を補正するためのデータである。制御回路30は、磁気ヘッド22を用いてサーボ情報をリードし、リードしたサーボ情報に基づいてシーク動作およびトラッキング動作を実行する。シーク動作は、磁気ヘッド22を径方向に移動させる動作である。トラッキング動作は、磁気ヘッド22を目標トラック上に維持する動作である。なお、サーボ情報は、セルフサーボライト(SSW)によって出荷後に磁気ディスク11に書き込まれてもよい。
図2には、サーボ情報が書き込まれたサーボゾーンの配置の一例として放射状に配置されたサーボゾーン11aを示している。磁気ディスク11の径方向には同心円の複数のトラック11bが所定のピッチで設けられている。各トラック11bの周回上は多数のセクタが連続的に形成されている。各セクタに対し、磁気ヘッド22によって、データの書き込みおよび読み出しが実行される。
記録方式、つまり磁気ディスク11に対してデータをライトする方式として、複数の記録方式がある。複数の記録方式は、SMRの方式およびCMRの方式を含む。
図3は、実施形態のSMRの方式を説明するための模式的な図である。SMRは、あるトラックのデータ(第1のデータと表記する)のライトを実行し、その後に当該トラックに径方向に隣接するトラックのデータ(第2のデータと表記する)のライトを実行する場合に、第1のデータの一部に第2のデータがオーバーラップするように、各トラックのデータをライト方式である。つまり、SMRによれば、磁気ディスク11の径方向に互いに隣接する2つのトラックのうちの1つのトラックのデータが当該2つのトラックのうちの他のトラックのデータの一部にオーバーラップするようにライトされる。
一例として、図3には、3つのトラック11bとして、トラック#M-1、トラック#M、およびトラックM+1が描かれている。トラック#M-1とトラック#Mとは互いに隣接する。トラック#Mとトラック#M+1とは互いに隣接する。この例では、トラック#M-1のデータ、トラック#Mのデータ、トラックM+1のデータの順番にライトが行われる。トラック#Mのデータは、トラック#M-1のデータの上に径方向に一部がオーバーラップするようにライトされる。トラック#M+1のデータは、トラック#Mのデータの上に径方向に一部がオーバーラップするようにライトされる。即ち、SMRによれば、1つのトラック11bのデータが、すでにデータがライトされた隣接トラック11bのデータの一部にオーバーラップすることが繰り返される。
SMRによれば上記の方法でデータのライトが行われるため、トラックピッチTPが磁気ヘッド22のライト素子22wのコア幅(WHw)よりも狭められる。その結果、記録密度の向上が実現する。つまり、SMRによれば、後述するCMRに比べて、記憶容量を増加させることができる。
しかしながら、SMRによれば、トラックピッチTPがライト素子22wのコア幅WHwよりも狭いため、複数トラック分のデータのうちの一部を更新(換言すると書き換え)すると、当該更新したデータに隣接するトラックのデータが破壊される。データの破壊を防止するために、SMRによれば、当該一部のデータを含む複数トラック分のデータが一括に更新される。一括の更新が行われる複数トラックを含む領域は、バンドと称される。SMRによれば、上記のような更新方法が行われることから、後述するCMRに比べて、ランダムアクセス性能が劣る。
図4は、実施形態のCMRの方式を説明するための模式的な図である。本図に示されるように、CMRによれば、各トラックのデータは、径方向に隣接するトラックのデータとオーバーラップしないように配置される。換言すると、CMRは、磁気ディスク11の径方向に互いに隣接する2つのトラックのデータが互いにオーバーラップしないようにライトされる方式である。
例えば、図4には、3つのトラック11bとして、トラック#N-1、トラック#N、およびトラックN+1が描かれている。トラック#N-1とトラック#Nとは径方向に離間して配置されている。トラック#Nとトラック#N+1とは径方向に離間して配置されている。つまり隣接する2つのトラックのデータが互いにオーバーラップしないように、トラック#N-1、トラック#N、およびトラックN+1が配置されている。
CMRによれば、トラックピッチTPは、ライト素子22wのコア幅(WHw)と同一かより大きいので、任意の位置のデータを更新することができる。よって、CMRによれば、SMRよりも記憶容量が小さい反面、ランダムアクセス性能を高い。
磁気ディスク装置1は、SMRの方式およびCMRの方式のうちの何れの方式でもデータのライトを実行可能である。磁気ディスク装置1が実行可能な記録方式は、SMRの方式およびCMRの方式に限定されない。磁気ディスク装置1は、SMRの方式およびCMRの方式に加えて任意の記録方式でデータのライトが実行可能に構成されてもよい。または、磁気ディスク装置1は、SMRの方式およびCMRの方式の一方または両方に替えて、任意の複数の記録方式でデータのライトが実行可能に構成されてもよい。ここでは一例として、磁気ディスク装置1は、SMRの方式およびCMRの方式でのデータのライトが実行可能に構成されていることとする。
記録方式の変更は、予め決められた記憶領域の単位に実行される。ここでは一例として、記録方式の変更はバンド単位で実行されることとする。
図5は、実施形態の磁気ディスク11に設けられた複数のバンドの例を示す模式的な図である。
磁気ディスク11の記録面、つまりトラック11bが配置され得る領域は、径方向に複数の記憶領域110に分割されている。複数の記憶領域110は、1つのメディアキャッシュ領域120と、複数のバンド130と、を含む。記憶領域110間には、ガード領域と呼ばれるデータのライトが禁止された領域が設けられるが、図5ではガード領域の図示を省略している。
記録面内の径方向の最も外側、即ち最もアウター側、に設けられた記憶領域110は、データを一時的に格納することが可能な記憶領域であるメディアキャッシュ領域120とされる。なお、メディアキャッシュ領域120の位置はこれに限定されない。記録面に設けられるメディアキャッシュ領域120は、1つに限定されない。記録面にメディアキャッシュ領域120が設けられていなくてもよい。
また、記録面には、複数のバンド130として、4個のバンド130が設けられる。換言すると、4個のバンド130が径方向に配列されている。なお、記録面に設けられるバンド130の数はこれに限定されない。
制御回路30は、バンド130毎に記録方式の変更を行う。記録方式の変更の処理は、具体的には、記録方式の変更の対象のバンド130内の全てのトラック11bの配置を変更することなど、ソフトウェア的な設定変更によって実現する。制御回路30は、記録方式の変更前のトラック11bの配置の設定を消去して、変更後の記録方式に従ったトラック11bの配置を設定する。記録方式が変更されたバンド130に対しては、制御回路30は、変更されたトラック11bの配置に従って、シーク動作およびトラッキング動作を実行する。
また、制御回路30は、ホスト40から受信する記録方式の変更を指示するコマンドに応じて記録方式の変更を実行する。記録方式の変更を指示するコマンドを、変更コマンドと表記する。変更コマンドは、変更先の記録方式および記録方式の変更の対象のバンド130の指定を含み得る。記録方式の変更の対象のバンド130を、対象バンド130と表記する。
なお、磁気ディスク装置1が使用可能な記録方式の数が2つである場合、変更コマンドは変更先の記録方式を必ずしも明示的に含んでいなくてもよい。制御回路30は、変更コマンドを、対象バンド130の記録方式を現在設定されている記録方式から2つの記録方式のうちの他の記録方式に変更するためのコマンドとして解釈するように構成されてもよい。
また、すでにデータがライトされている対象バンド130に対して記録方式の変更が行われた場合、制御回路30は、記録方式の変更後は、そのデータのリードは行えないように構成されている。つまり、記録方式の変更が行われた場合、記録方式の変更前に対象バンド130にライトされていたデータはイレースされるものと見なされる。
実行される可能性が高い磁気ディスク装置1の使い方として、不要なデータが格納されている或るバンド130の記録方式を変更して、記録方式の変更によって記憶容量分の全てが使用可能になったバンド130に新たなデータのライトを開始するという使い方が考えられる。実施形態では、この使い方において、新たなデータの磁気ディスク11へのライトを出来るだけ早く開始できるように、制御回路30は、変更コマンドに応じて対象バンド130の記録方式の変更を行う場合、記録方式の変更を行うとともに磁気ヘッド22を対象バンド130上に移動させる。つまり、制御回路30は、変更コマンドに応じて対象バンド130の記録方式の変更を行う際、更新コマンドの後にライトコマンドを含む別の新たなコマンドをホスト40から受信する前に磁気ヘッド22を対象バンド130上に移動させる。これによって、磁気ディスク装置1が更新コマンドの後に対象バンド130にデータをライトするためのライトコマンドを受信した場合、ライトコマンドに応じた磁気ヘッド22の径方向の移動を不要とするか、または当該移動の距離を抑制することができる。その結果、磁気ヘッド22を用いた対象バンド130へのデータのライトを速やかに開始することが可能であり、ライト性能が向上する。
続いて、実施形態の磁気ディスク装置1の動作を説明する。ここでは、ひとつのバンド130の記録方式をSMRの方式からCMRの方式に変更する場合と、対象バンド130の記録方式をCMRの方式からSMRの方式に変更する場合と、を分けて説明する。
図6は、実施形態の磁気ディスク装置1の、ひとつのバンド130の記録方式をSMRの方式からCMRの方式に変更するときの動作の一例を示すフローチャートである。
制御回路30は、ひとつのバンド130を対象バンド130として指定して対象バンド130の記録方式をSMRの方式からCMRの方式に変更することを指示する変更コマンドを受信すると(S101)、変更コマンドに従って対象バンド130の記録方式をSMRからCMRに変更する(S102)。
そして、制御回路30は、モータドライバ21を介してVCM16を制御することによって、磁気ヘッド22を対象バンド130上に移動させる(S103)。
なお、S102の処理とS103の処理との実行の順番はこれに限定されない。制御回路30は、S102の処理とS103の処理とを並行して実行してもよい。また、S103の処理の開始のタイミングはS102の処理の開始のタイミングよりも早くてもよい。
続いて、制御回路30は、ホスト40から新たなコマンド(つまり変更コマンドの次のコマンド)を受信すると(S104)、当該新たなコマンドは対象バンド130にデータをライトすることを指示するライトコマンドであるか否かを判定する(S105)。
新たなコマンドは対象バンド130にデータをライトすることを指示するライトコマンドである場合(S105:Yes)、制御回路30は、モータドライバ21を介してVCM16を制御することによって、磁気ヘッド22の位置をライト先のトラック11b上に微調整する(S106)。
なお、S106の処理はスキップされる場合があり得る。例えば、S103の処理によって磁気ヘッド22が移動した位置がライト先のトラック11bと一致している場合、制御回路30はS106の処理をスキップする。
アクチュエータアーム15の先端に圧電素子などのマイクロアクチュエータが設けられ、マイクロアクチュエータによって磁気ヘッド22の位置の微調整が可能に構成される場合がある。アクチュエータアーム15がそのような構成を備える場合、S106の処理では、モータドライバ21は、VCM16のモータ位置を変えずにマイクロアクチュエータのみの動作によって磁気ヘッド22の位置を微調整してもよい。
磁気ヘッド22の位置がライト先のトラック11b上にあるとき、制御回路30は、磁気ヘッド22を用いた磁気ディスク11へのデータのライトを開始する(S107)。そして、ライトが完了すると(S108)、一連の動作が終了する。
新たなコマンドは対象バンド130にデータをライトすることを指示するライトコマンドでない場合(S105:No)、制御回路30は、当該新たなコマンドを実行し(S109)、一連の動作が終了する。
図7は、実施形態の磁気ディスク装置1の、ひとつのバンド130の記録方式をCMRの方式からSMRの方式に変更するときの動作の一例を示すフローチャートである。
制御回路30は、ひとつのバンド130を対象バンド130として指定して対象バンド130の記録症式をCMRの方式からSMRの方式に変更することを指示する変更コマンドを受信すると(S201)、変更コマンドに従って対象バンド130の記録方式をCMRからSMRに変更する(S202)。
そして、制御回路30は、モータドライバ21を介してVCM16を制御することによって、磁気ヘッド22を対象バンド130内のトラック11bのうちの最初にライトされるトラック11b上に移動させる(S203)。
前述したように、SMRの方式によれば、1つのバンド130に含まれる複数のトラック11bに対し、ライトの順番が決められている。よって、対象バンド130内の最初にライトされるトラック11bは、一意に決まる。S203では、制御回路30は、磁気ヘッド22を、最初にライトされるトラック11b上に移動させる。
なお、S202の処理とS203の処理との実行の順番はこれに限定されない。制御回路30は、S202の処理とS203の処理とを並行して実行してもよい。また、S203の処理の開始のタイミングはS202の処理の開始のタイミングよりも早くてもよい。
続いて、制御回路30は、ホスト40から新たなコマンド(つまり変更コマンドの次のコマンド)を受信すると(S204)、当該新たなコマンドは対象バンド130にデータをライトすることを指示するライトコマンドであるか否かを判定する(S205)。
新たなコマンドは対象バンド130にデータをライトすることを指示するライトコマンドである場合(S205:Yes)、制御回路30は、磁気ヘッド22を用いた磁気ディスク11へのデータのライトを開始する(S206)。
S203の処理によって、磁気ヘッド22は事前に最初にライトされるトラック11bに移動されている。よって、S206では、制御回路30は、磁気ヘッド22の移動を行うことなくライトを開始することができる。
ライトが完了すると(S207)、一連の動作が終了する。
新たなコマンドは対象バンド130にデータをライトすることを指示するライトコマンドでない場合(S205:No)、制御回路30は、当該新たなコマンドを実行し(S208)、一連の動作が終了する。
以上述べたように、実施形態によれば、制御回路30は、ひとつのバンド130の記録方式の変更を指示する変更コマンドを受信した場合、指定されたひとつのバンド130である対象バンド130の記録方式を変更コマンドに従って変更して、次のコマンドを受信する前に磁気ヘッド22を対象バンド130上に移動させる。
よって、磁気ディスク装置1が更新コマンドの後に対象バンド130にデータをライトするためのライトコマンドを受信した場合、当該ライトコマンドに応じた磁気ヘッド22の径方向の移動を不要とするか、または当該移動の距離を抑制することができる。その結果、磁気ヘッド22を用いた対象バンド130へのデータのライトを速やかに開始することが可能であり、ライト性能が向上する。
また、実施形態によれば、受信した変更コマンドが対象バンド130の記録方式をSMRの方式に変更することを指示するコマンドである場合、制御回路30は、対象バンド130の記録方式をSMRの方式に変更するとともに、対象バンド130内の最初にライトされるトラック11b上に前記磁気ヘッドを移動させる。
よって、制御回路30は、変更コマンドの次に対象バンド130に対するライトを指示するライトコマンドを受信した場合、その時点の磁気ヘッド22が位置するトラック11bからライトを開始することができる。
即ち、制御回路30は、ライトの開始前に磁気ヘッド22の移動を行うことなくライトコマンドに応じたライトを直ちに開始することができる。よって、ライト性能が向上する。
なお、制御回路30は、対象バンド130の記録方式をSMRからCMRに変更する際と同様に、対象バンド130の記録方式をCMRからSMRに変更する際でも、磁気ヘッド22を対象バンド130上に移動させてもよい。
また、実施形態によれば、受信した変更コマンドが対象バンド130の記録方式をCMRの方式に変更することを指示するコマンドであり、かつ続いて受信したコマンドが対象バンド130へのライトを指示するライトコマンドである場合、制御回路30は、磁気ヘッド22を対象バンド130内のライト先のトラック11b上に移動させて、データのライトを開始する。
制御回路30は、ライトコマンドを受信する前に予め磁気ヘッド22を対象バンド130上に移動させておくので、ライトコマンドに応じた磁気ヘッド22の移動の距離を抑制できる。よって、ライト性能が向上する。
なお、以上述べた説明では、記録方式はバンド単位で変更された。記録方式は、複数バンド単位で変更されるよう、磁気ディスク装置1が構成されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 磁気ディスク装置、11 磁気ディスク、11a サーボゾーン、11b トラック、12 スピンドルモータ、13 ランプ、15 アクチュエータアーム、21 モータドライバ、22 磁気ヘッド、22r リード素子、22w ライト素子、23 HDC、24 プリアンプ、25 RWC、26 プロセッサ、27 RAM、28 FROM、29 バッファメモリ、30 制御回路、40 ホスト、110 記憶領域、120 メディアキャッシュ領域、130 バンド。

Claims (4)

  1. 径方向に配列されたそれぞれは記録方式の変更が可能な複数の第1記憶領域を有する磁気ディスクと、
    磁気ヘッドと、
    複数の第1記憶領域のうちのひとつの第1記憶領域の記録方式の変更を指示する第1コマンドを受信した場合、前記ひとつの第1記憶領域である第2記憶領域の記録方式を前記第1コマンドに従って変更するとともに、第2コマンドを受信する前に前記磁気ヘッドを前記第2記憶領域上に移動させる制御回路と、
    を備える磁気ディスク装置。
  2. 前記制御回路は、前記第1コマンドが前記第2記憶領域の記録方式をSMR(Shingled Magnetic Recording)の方式に変更することを指示するコマンドである場合、前記第2記憶領域の記録方式をSMRの方式に変更するとともに、前記第2記憶領域内の最初にライトされるトラックである第1トラック上に前記磁気ヘッドを移動させる、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記制御回路は、前記第2コマンドを受信し、かつ前記第2コマンドが前記第2記憶領域へのデータのライトを指示するコマンドである場合、前記第1トラックからデータのライトを開始する、
    請求項2に記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記制御回路は、前記第1コマンドが前記第2記憶領域の記録方式をCMR(Conventional Magnetic Recording)の方式に変更することを指示するコマンドであり、かつ前記第2コマンドを受信し、かつ前記第2コマンドが前記第2記憶領域へのデータのライトを指示するコマンドである場合、前記磁気ヘッドを前記第2記憶領域内のライト先のトラック上に移動させて、データのライトを開始する、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
JP2022149153A 2022-09-20 2022-09-20 磁気ディスク装置 Pending JP2024043914A (ja)

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