JP2024043755A - パネル式冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に組み立て及び分解が可能なパネル式冷蔵庫を提供する。【解決手段】パントリ2の外殻の少なくとも一部を構成し、冷蔵収納領域S1を形成する着脱可能な複数の断熱パネル10と、冷蔵収納領域S1に供給する冷気を流出させる流出口32と、冷蔵収納領域S1内を流れた気体が流入する流入口34とを備え、断熱パネル10の組立体に対して着脱可能な冷却ユニット30と、入側が流出口32に接続され、出側42が冷蔵収納領域S1の上側で開口した冷気ダクト40と、を備えるパネル式冷蔵庫4を提供する。【選択図】図5
Description
本発明は、組み立て及び分解が可能なパネル式冷蔵庫に関する。
冷蔵庫の様々な利用方法が提案されており、その中には、ビルトインキッチンに組み込む断熱パネル組立式の冷蔵庫が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の冷蔵庫は、断熱パネルを連結部材で連結して箱体を組み立て、ビルトインキッチン内に設置することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の冷蔵庫は、通常の冷蔵庫ように、冷蔵室となる箱体の後ろ側を仕切って冷却用風路を設ける必要がある。更に、下側の箱体に圧縮機、凝縮器をはじめとする通常の冷蔵庫と同様な冷却機構を構成する機器を設置し、庫内外を貫通させて配管配線等を施す必要がある。このため、組み立てに多くの労力と時間がかかり、分解する場合にも多くの労力と時間がかかる。つまり、許文献1に記載の冷蔵庫は、断熱パネルの組立式ではあるが、実際に組み立て及び分解を行うのに多くの労力と時間がかかる。
従って、本発明の目的は、上記の課題を解決するものであり、容易に組み立て及び分解が可能なパネル式冷蔵庫を提供することにある。
本発明の第1の態様に係るパネル式冷蔵庫は、
パントリの外殻の少なくとも一部を構成し、冷蔵収納領域を形成する着脱可能な複数の断熱パネルと、
前記冷蔵収納領域に供給する冷気を流出させる流出口と、前記冷蔵収納領域内を流れた気体が流入する流入口とを備え、前記断熱パネルの組立体に対して着脱可能な冷却ユニットと、
入側が前記流出口に接続され、出側が前記冷蔵収納領域の上側で開口した冷気ダクトと、
を備えることを特徴とする。
パントリの外殻の少なくとも一部を構成し、冷蔵収納領域を形成する着脱可能な複数の断熱パネルと、
前記冷蔵収納領域に供給する冷気を流出させる流出口と、前記冷蔵収納領域内を流れた気体が流入する流入口とを備え、前記断熱パネルの組立体に対して着脱可能な冷却ユニットと、
入側が前記流出口に接続され、出側が前記冷蔵収納領域の上側で開口した冷気ダクトと、
を備えることを特徴とする。
パネル式冷蔵庫を形成する断熱パネルは、パントリの一部を構成するので、冷蔵を要する食品だけでなく、冷蔵の必要のない通常の食品を含む様々な食品をパントリに収納することができる。特に、組み立て式の断熱パネルと、断熱パネルの組立体に対して着脱可能な冷却ユニットと、冷却ユニットからの冷気を冷蔵収納領域に供給する冷気ダクトとでパネル式冷蔵庫が形成されるので、パネル式冷蔵庫の組み立て分解が容易である。特に、冷気ダクトにより冷蔵収納領域の上側から冷気が供給されるので、収納された収納物を効果的に冷却できる。
これにより、容易に組み立て及び分解が可能なパネル式冷蔵庫を提供することができる。仮に冷却ユニットが故障しても、容易に交換することができる。
本発明の第2の態様に係るパネル式冷蔵庫は、第1の態様において、
前記冷却ユニットが、前記流出口及び前記流入口に対応した開口部を有する前記冷蔵収納領域の底板の下側に載置され、前記流出口及び前記流入口の周囲に配置されたシール部材が前記底板の下面に密着し、前記冷気ダクトが前記冷蔵収納領域内を下端部から上側領域まで延びていることを特徴とする。
前記冷却ユニットが、前記流出口及び前記流入口に対応した開口部を有する前記冷蔵収納領域の底板の下側に載置され、前記流出口及び前記流入口の周囲に配置されたシール部材が前記底板の下面に密着し、前記冷気ダクトが前記冷蔵収納領域内を下端部から上側領域まで延びていることを特徴とする。
本態様によれば、冷却ユニットを冷蔵収納領域の底板の下側に載置するだけで、シール部材により、容易に冷却ユニット及び冷蔵収納領域の間を気密に連結することができる。更に、冷蔵収納領域内を下端部から上側領域まで延びた冷気ダクトにより、冷却ユニットからの冷気を確実に冷蔵収納領域の上側から供給することができる。
本発明の第3の態様に係るパネル式冷蔵庫は、第1または第2の態様において、
前記冷却ユニットが床下に配置され、前記冷却ユニットの冷却機構の構成機器を冷却する気体が床下を流れることを特徴とする。
前記冷却ユニットが床下に配置され、前記冷却ユニットの冷却機構の構成機器を冷却する気体が床下を流れることを特徴とする。
本態様によれば、冷却ユニットが床下に配置されているので、上側の冷蔵収納領域のためのスペースをより大きく確保することができる。また、本態様では、床下の気体を流動させて、冷却ユニットの冷却機構の構成機器を冷却する。床下の気体は室内の温度変化に影響されにくく気温も安定しているので、安定した状態で冷却ユニットを冷却することができる。更に、冷却ユニットが床下にあるので、圧縮機や冷却ファンによる音や振動の影響も緩和することができる。
本発明の第4の態様に係るパネル式冷蔵庫は、第1から第3の何れかの態様において、
前記冷気ダクトが前記冷蔵収納領域内に配置された棚を支持する棚柱として機能することを特徴とする。
前記冷気ダクトが前記冷蔵収納領域内に配置された棚を支持する棚柱として機能することを特徴とする。
例えば、冷気ダクトに、冷蔵収納領域内に配置された棚を支持するフックを取り付けるフック取付孔を形成することにより、冷気ダクトを棚柱として利用することができる。これにより、設置する棚柱の数を減らして、冷蔵収納領域の空間を有効活用することができる。
本発明の第4の態様に係るパネル式冷蔵庫は、第1から第4の何れかの態様において、
前記冷気が前記冷蔵収納領域の周囲温度より低い温度の気体であり、
前記冷気により前記冷蔵収納領域内が8℃以上20℃以下の範囲の温度となることを特徴とする。
前記冷気が前記冷蔵収納領域の周囲温度より低い温度の気体であり、
前記冷気により前記冷蔵収納領域内が8℃以上20℃以下の範囲の温度となることを特徴とする。
冷蔵収納領域内の温度を本態様のような温度範囲にすることにより、例えば夏場において、室内温度で保管するには気温が高すぎるが、冷蔵庫の冷蔵室に入れると温度が下がりすぎるというような食品を適切に保管することができる。
以上のように、本発明では、容易に組み立て及び分解が可能なパネル式冷蔵庫を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための実施形態を説明する。なお、以下に説明する冷蔵庫は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、本発明を以下のものに限定しない。各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張して示している場合もある。
以下の記載及び図面では、パネル式冷蔵庫を有するパントリが平面に設置された場合を想定して、上下方向を示してある。更に、パントリの扉側を前側とし、その反対側(奥側)を後側として示す。パントリの幅方向を左右方向で示し、特に、使用者が扉に面したときの、向かって右側を右として示し、左側を左として示す。図面では、幅方向をX軸で示し、前後方向をY軸で示し、高さ方向をZ軸で示す。
(本発明の1つの実施形態に係る冷蔵庫)
図1Aは、本発明の1つの実施形態に係るパネル式冷蔵庫4を有するパントリ2を示す斜視図である。図1Bは、図1Aに示す状態から、棚(冷蔵)R1を取り外した状態を示す斜視図である。図1Cは、図1Bに示す状態から、更に、冷却ユニットを覆うカバー38を外し、ダクト40,50の外殻部分を取り外した状態を示す斜視図である。図2は、パネル式冷蔵庫4を構成する断熱パネル10の構造を模式的に示す斜視図である。
図1Aは、本発明の1つの実施形態に係るパネル式冷蔵庫4を有するパントリ2を示す斜視図である。図1Bは、図1Aに示す状態から、棚(冷蔵)R1を取り外した状態を示す斜視図である。図1Cは、図1Bに示す状態から、更に、冷却ユニットを覆うカバー38を外し、ダクト40,50の外殻部分を取り外した状態を示す斜視図である。図2は、パネル式冷蔵庫4を構成する断熱パネル10の構造を模式的に示す斜視図である。
はじめに図1Aから図2を参照しながら、本発明の1つの実施形態に係るパネル式冷蔵庫4及びこのパネル式冷蔵庫4を有するパントリ2の説明を行う。ここで、パントリとは、キッチンに配置された収納スペースを有する部材を意味する。本実施形態に係るパントリ2は、パネル式冷蔵庫4と、その上側に配置された通常収納部6とを備える。パネル式冷蔵庫4は、冷蔵収納領域S1及びユニット設置領域S2を有する筐体部20と、ユニット設置領域S2に設置される冷却ユニット30とを備える。また、通常収納部6は、通常収納量器S3を有する。
パネル式冷蔵庫4の筐体部20は、箱状に組み立てられた断熱パネル10の組立体であり、通常収納部6は、箱状に組み立てられた通常パネル12の組立体である。筐体部20の冷蔵収納領域S1も通常収納部6の通常収納領域S3も前側が開口しており、前側に取り付けられた観音開きの回転扉である扉8A及び8Bにより開閉可能になっている。断熱パネル10は、下記に示すように断熱層を有するパネルであり、通常パネル12は、断熱層を有しない樹脂部材や木材で形成されたパネルである。扉8A及び8Bは、通常収納領域S3だけでなく、冷蔵収納領域S1も覆うので、断熱層を有する板状部材で形成されている。
<筐体部>
次に、パネル式冷蔵庫4の筐体部20について、更に詳細に述べる。図2に示すように、断熱パネル10は、厚み方向において、中央のウレタンボードからなる断熱層10Aと、その両側の外殻層10Bとから構成されたサンドウイッチ構造を有する。外殻層10Bは、樹脂部材で形成することもできるし、木材で形成することもできる。
次に、パネル式冷蔵庫4の筐体部20について、更に詳細に述べる。図2に示すように、断熱パネル10は、厚み方向において、中央のウレタンボードからなる断熱層10Aと、その両側の外殻層10Bとから構成されたサンドウイッチ構造を有する。外殻層10Bは、樹脂部材で形成することもできるし、木材で形成することもできる。
ウレタンボードからなる断熱層10Aの熱伝導率として、0.024W/(m/k)程度を例示することができ、外殻層10Bの熱伝導率として、0.2W/(m/k)程度を例示することができる。また、断熱層10Aの厚み寸法として10~100mmを例示でき、その両側の外殻層10Bの厚み寸法として0.5~20mmを例示できる。このような断熱パネル10により、冷蔵収納領域S1を、外部に対して十分に断熱することができる。ただし、上記の数値はあくまで一例であって、その他の任意の数値範囲の断熱パネル10を用いることができる。
筐体部20の冷蔵収納領域S1及びユニット設置領域2の間は、冷蔵収納領域S1の底板16で仕切られている。図1Cに示すように、底板16の右側には、出側開口部44及び戻り開口部54が設けられている。出側開口部44を覆うように、冷気ダクト40が形成され、戻り開口部54を覆うように、戻りダクト50が形成されている。
冷気ダクト40は、垂直部40A及び水平部40Bが繋がった略L字形の側面形状を有し、垂直部40Aの上側に吹出口42が開口している。戻りダクト50は、水平に延びたダクトであり、左上側に吸込口52が開口している。冷気ダクト40及び戻りダクト50は、仕切46により仕切られている。
後述するように、底板16の下側に設置された冷却ユニット30から供給された冷気が、出側開口部44を通って、冷気ダクト40の水平部40Bに流入し、水平部40Bにから垂直部40Aに流れて、上方の吹出口42から冷蔵収納領域S1内に供給される。冷蔵収納領域S1内に流出した冷気は、冷蔵収納領域S1内を流れて、側面視で吹出口42と対角位置にある吸込口52へ流入する。吸込口52から戻りダクト50に流入した気体は、戻り開口部54を通って冷却ユニット30へ戻る。
ユニット設置領域S2には冷却ユニット30が設置されるが、冷却ユニット30の重量や稼働時の振動等に対して十分な強度、剛性を有するように、断熱パネル10の内側に金属フレーム14が設置されている(図1C参照)。金属フレーム14で補強されたユニット設置領域S2に冷却ユニット30が設置され、設置された冷却ユニット30は、通常、カバー38で覆われている。
図1Aに示すように、冷蔵収納領域S1には、収納物を載置するための棚(冷蔵)R1が配置され、通常収納領域S3には、収納物を載置するための棚(通常)R2が配置されている。特に、棚(冷蔵)R1は、冷気を冷蔵収納領域S1内に流動させるため、メッシュ構造を有している。ただし、これらの棚はあくまで一例であり、その他の任意の数の任意の形状の棚を配置することができる。
<冷却ユニット>
図3は、本発明の1つの実施形態に係る冷却ユニット30の外形を示す斜視図である。図4Aは、図3に示す冷却ユニット30がパントリ2に設置された状態における内部の各機器の配置を示す斜視図である。図4Bは、図4Aの矢視A-Aを示す斜視図である。図4Cは、図4Aに示す冷却ユニット30の気体を冷却する領域を拡大して示す斜視図である。図5は、本発明の1つの実施形態に係るパネル式冷蔵庫4を有するパントリ2の内部構造を模式的に示す側面断面図である。図4A,図4B、図5では、冷却機構部U1の構成機器を冷却する気体の流れを一点鎖線の矢印で模式的に示す。図5では、冷蔵収納領域S1を冷却する気体の流れを点線の矢印で模式的に示す。
図3は、本発明の1つの実施形態に係る冷却ユニット30の外形を示す斜視図である。図4Aは、図3に示す冷却ユニット30がパントリ2に設置された状態における内部の各機器の配置を示す斜視図である。図4Bは、図4Aの矢視A-Aを示す斜視図である。図4Cは、図4Aに示す冷却ユニット30の気体を冷却する領域を拡大して示す斜視図である。図5は、本発明の1つの実施形態に係るパネル式冷蔵庫4を有するパントリ2の内部構造を模式的に示す側面断面図である。図4A,図4B、図5では、冷却機構部U1の構成機器を冷却する気体の流れを一点鎖線の矢印で模式的に示す。図5では、冷蔵収納領域S1を冷却する気体の流れを点線の矢印で模式的に示す。
本実施形態に係る冷却ユニット30は、気密に仕切られた冷却機構部U1及び冷気生成部U2から構成される。冷却機構部U1には、冷気生成部U2に配置された蒸発器62を冷却するための冷媒による冷却サイクルを構成する冷却機構の構成機器が配置されている。図には、冷却機構を構成する圧縮機72、凝縮器74が示され、それらの機器を冷却するための冷却ファン76も示されている。冷却機構部U1の構成機器は、基本的に通常の冷蔵庫の冷却機構を構成する機器と同様であり、更なる詳細な説明は省略する。
本実施形態では、ユニット設置領域S3を覆う左側の断熱パネル10及び冷却機構部U1の左側の面には開口があり、冷却ファン76により吸い込まれた外気が、この開口を通って冷却機構部U1内に流入する。流入した外気は、圧縮機72、凝縮器74等を冷却した後、手前側(Y軸プラス方向)へ流出する。図1A,図3に示すように、冷却機構部U1の手前側及びカバー38には、気体が通る開口が設けられている。
冷気生成部U2では、上記の出側開口部44に対応する位置に流出口32が設けられ、流出口32の外側の周囲は、シール部材36Aで囲まれている。上記の戻り開口部54に対応する位置に流入口34が設けられ、流入口34の外側の周囲は、シール部材36Bで囲まれている。シール部材36A,36Bは、ゴム、エラストマ等の弾性材料で形成されている。
冷気生成部U2の流入口34の下側に蒸発器62が配置され、流出口32の下側に循環ファン64が配置されている。循環ファン64の回転軸は,垂直方向よりも少し斜めに配置されている。
図3に示すような一体的なカセット式の冷却ユニット30を、カバー38が取り外された筐体部20のユニット設置領域S2に容易に設置することができる。冷却ユニット30を筐体部20の最下部の断熱パネル10と冷蔵収納領域S1の底板16との間に挿入すると、シール部材36A,36Bが若干圧縮されて、冷蔵収納領域S1の底板16の下面に密着する(図5参照)。この圧縮されたシール部材36A,36Bにより、冷却ユニット30の冷気生成部U2と、上側に配置された冷気ダクト40及び戻りダクト50とが気密に繋がった状態となる。
この圧縮されたシール部材36A,36Bにより、稼働時の圧縮機72等による振動の伝達も抑制される。振動防止等の観点から、締結部材等により、冷却ユニット30を筐体部20に固定するのが好ましいが、非常に安定した状態で筐体部20内に載置されているので、少ない締結部材で十分な固定ができる。よって、冷却ユニット30の筐体部20に対する着脱は、非常に容易である。
<冷気の流れ>
次に、冷却ユニット30が設置されたパネル式冷蔵庫4における冷気の流れについて、図5を参照しながら説明する。循環ファン64の吸引力により、戻りダクト50内を流れた気体は、戻り開口部54及び流入口34を通過して、冷気生成部U2内に流入する。冷気生成部U2内に流入した気体は、蒸発器62のフィンの間を通過し、その間に熱が奪われて冷気となる。冷気は循環ファン64により吸い込まれて吐出され、流出口32及び出側開口部44を通過して、冷気ダクト40の水平部40Bに流入する。水平部40Bに流入した冷気は、水平部40Bから垂直部40Aに流れ、上方の吹出口42から冷蔵収納領域S1内に流出する。
次に、冷却ユニット30が設置されたパネル式冷蔵庫4における冷気の流れについて、図5を参照しながら説明する。循環ファン64の吸引力により、戻りダクト50内を流れた気体は、戻り開口部54及び流入口34を通過して、冷気生成部U2内に流入する。冷気生成部U2内に流入した気体は、蒸発器62のフィンの間を通過し、その間に熱が奪われて冷気となる。冷気は循環ファン64により吸い込まれて吐出され、流出口32及び出側開口部44を通過して、冷気ダクト40の水平部40Bに流入する。水平部40Bに流入した冷気は、水平部40Bから垂直部40Aに流れ、上方の吹出口42から冷蔵収納領域S1内に流出する。
側面視において、吹出口42が冷蔵収納領域S1の右側上方に位置し、戻りダクト50に設けられた吸込口52が冷蔵収納領域S1の左側下方に位置している。つまり、吹出口42及び吸込口52が冷蔵収納領域S1の対角線上に配置されている。このような配置により、吹出口42から冷蔵収納領域S1内に流入した冷気は、広がりながら冷蔵収納領域S1全体に流れる。これにより、冷蔵収納領域S1内を所定の温度に維持することができ、収納された収納物を冷蔵することができる。
冷蔵収納領域S1を流れた気体は、吸込口52から戻りダクト50内に流入し、戻りダクト50内を流れて、再び、戻り開口部54及び流入口34を通過して、冷気生成部U2内に戻る。冷気生成部U2内に流入した気体は、再び蒸発器62を通過して冷却されて冷気となる。このような気体の循環により、冷蔵収納領域S1内を所定の温度に維持することができる。
本実施形態に係るパネル式冷蔵庫4では、冷蔵収納領域S1内に温度センサを備え、温度センサによる検出された温度データに基づいて、制御部が圧縮機72,循環ファン64の稼働を制御して、冷蔵収納領域S1内を所定の温度に維持する。また、圧縮機72の稼働に基づいて、制御部が冷却ファン76の稼働の制御を行う。これらの制御に関しては、通常の冷蔵庫の制御と同様なので、更なる詳細な説明は省略する。
<冷蔵収納領域の温度>
パネル式冷蔵庫が、通常の冷蔵庫と同様に、冷蔵収納領域S1の温度を8℃未満となるように、断熱パネルの断熱性能や、冷却ユニット30の冷却能力を設定することもできる。ただし、通常の冷蔵庫がキッチンに設置されている場合も多いので、本実施形態に係るパネル式冷蔵庫4は、パントリ2と関連させた使い方をするように形成されている。冷却ユニット30から供給される冷気は、冷蔵収納領域S1の周囲温度より低い温度を有するが、通常の冷蔵庫で循環する冷気の温度より高く設定されている。この冷気の温度設定により、冷蔵収納領域S1内を8℃以上20℃以下の範囲の温度に維持することができる。
パネル式冷蔵庫が、通常の冷蔵庫と同様に、冷蔵収納領域S1の温度を8℃未満となるように、断熱パネルの断熱性能や、冷却ユニット30の冷却能力を設定することもできる。ただし、通常の冷蔵庫がキッチンに設置されている場合も多いので、本実施形態に係るパネル式冷蔵庫4は、パントリ2と関連させた使い方をするように形成されている。冷却ユニット30から供給される冷気は、冷蔵収納領域S1の周囲温度より低い温度を有するが、通常の冷蔵庫で循環する冷気の温度より高く設定されている。この冷気の温度設定により、冷蔵収納領域S1内を8℃以上20℃以下の範囲の温度に維持することができる。
例えば、キッチンの通常のパントリ内に米や小麦粉等の食品を保管する場合が多くあるが、特に冷却機能や断熱機能を持たないため、内部は室温と同じで、夏場は30℃以上になり、虫やダニが湧く危険性がある。そのため、虫やダニが湧かないレベルの温度までパントリ内を冷やしたいというニーズがある。また、寿司やお弁当等の一度炊いた白米は、通常の冷蔵庫の冷蔵室や野菜室では冷えすぎて不味くなってしまう虞がある。冬は玄関などの冷暗な箇所に保管できるが、夏はそのような場所がない。また、通常の冷蔵庫の中は、野菜室を含む8度未満の温度帯で冷やす必要のない食品で占められていて、冷蔵庫内のスペースが足りないという状況を引き起こしている。
本実施形態に係るパネル式冷蔵庫2では、冷蔵収納領域S1内を8℃以上20℃以下の範囲の温度に維持することにより、夏場であっても、米や小麦粉等の食材を清潔な状態で鮮度を落とすことなく保管することができる。更に、これまで冷蔵庫に収納されていた8度未満の温度帯で冷やす必要のない食品を保管することにより、通常の冷蔵庫のスペースをあけて有効活用させることができる。
食品のカテゴリ及び分類と、その食品を保管するのに適した温度及び湿度を下表に示す。
この表から明らかなように、冷蔵収納領域S1内の温度を8℃以上20℃以下の範囲の温度にすることにより、カテゴリで寿司・弁当,ワイン,白米,粉ものといった食品を、夏場でも適切に保管することができる。その他、調味料やチーズ等も適切に保管できると考えられる。また、野菜や果物の多くも、冷蔵収納領域S1で適切に保管することができる。更に、ワインセラーとしても適切に機能させることができる。
本実施形態に係るパネル式冷蔵庫4では、気体が蒸発器62を通過するとき、気体に含まれる水分が凍結して除去されるので除湿が行われる。よって、冷蔵収納領域S1内を、上記の多くの食品に適した湿度レベルに保つことができる。
以上のように、冷蔵収納領域S1内の温度を8℃以上20℃以下の範囲の温度とすることにより、夏場等において、室温で保管するには気温が高すぎるが、冷蔵庫の冷蔵室に入れると温度が下がりすぎるというような食品を適切に保管することができる。室温で保管できる食品は、パントリ2の上側の通常収納領域S3に保管し、室温で保管するのが気になる食品を下側の冷蔵収納領域S1に保管することにより、パントリ2を有効に効率的に使用することができる。
冷蔵収納領域S1内の温度を上記のような温度範囲にすることにより、断熱パネル10の断熱層10Aの厚みを大きくする必要がないので、断熱パネル10の厚みを薄くして、冷蔵収納領域S1の内部空間を大きく取ることができる。冷却ユニット30も比較的小型にできるので、パントリ2の収納容量を増やすことができる。本実施形態に係る冷却ユニット30は、圧縮機72や凝縮器74による冷却機構を有するが、これに限られるものではない。冷蔵収納領域S1の容量によっては、ペルチェ素子を用いた冷却ユニットをはじめとするその他の任意の冷却ユニットを採用することができる。
以上のように、本実施形態に係るパネル式冷蔵庫4は、パントリ2の外殻の少なくとも一部を構成し、冷蔵収納領域S1を形成する着脱可能な複数の断熱パネル10と、冷蔵収納領域S1に供給する冷気を流出させる流出口32と、冷蔵収納領域S1内を流れた気体が流入する流入口34とを備え、断熱パネル10の組立体に対して着脱可能な冷却ユニット30と、入側が流出口32に接続され、出側42が冷蔵収納領域S1の上側で開口した冷気ダクト40と、を備える。
パネル式冷蔵庫4を形成する断熱パネル10は、パントリ2の一部を構成するので、冷蔵を要する食品だけでなく、冷蔵の必要のない通常の食品を含む様々な食品をパントリ2に収納することができる。特に、組み立て式の断熱パネル10と、断熱パネル10の組立体に対して着脱可能な冷却ユニット30と、冷却ユニット30からの冷気を冷蔵収納領域S1に供給する冷気ダクト40とでパネル式冷蔵庫4が形成されるので、パネル式冷蔵庫4の組み立て分解が容易である。特に、冷気ダクト40により冷蔵収納領域S1の上側から冷気が供給されるので、収納物を効果的に冷却できる。
これにより、容易に組み立て及び分解が可能なパネル式冷蔵庫4を提供することができる。仮に冷却ユニット30が故障しても、冷却ユニット30を容易に交換することができる。
近年、キッチンに配置されるパントリは、キッチンのデザインに応じて、サイズや表面の材質が多様化しており、通常の冷蔵庫のような生産体制及び構造では対応できない。本実施形態に係るパントリ2では、ユニット設置領域S2の寸法を冷却ユニット30に合わせれば、様々な形状、大きさの断熱パネル10、通常パネル12を組み合わせて、様々なデザインの冷蔵保管可能なパントリ2を提供できる。
更に、本実施形態に係るパネル式冷蔵庫4では、冷却ユニット30が、流出口32及び流入口34に対応した開口部44、54を有する冷蔵収納領域S1の底板16の下側に載置され、流出口32及び流入口34の周囲に配置されたシール部材36A,36Bが底板16の下面に密着し、冷気ダクト40が冷蔵収納領域S1内を下端部から上側領域まで延びている。
これにより、冷却ユニット30を冷蔵収納領域S1の底板16の下側に載置するだけで、シール部材36A,36Bにより、容易に冷却ユニット30及び冷蔵収納領域の間を気密に連結することができる。更に、冷蔵収納領域S1内を下端部から上側領域まで延びた冷気ダクト40により、冷却ユニット30からの冷気を確実に冷蔵収納領域S1の上側から供給することができる。
本実施形態に係るパントリ2は、冷蔵収納領域S1及び通常収納領域S3を備えるが、これに限られるものではない。パントリ2全体が、断熱パネルで囲まれた冷蔵収納領域S1を備える場合もあり得る。その場合、冷蔵収納領域S1を複数の領域に区切って、冷気の供給量等を調整することで、領域により温度を異ならせることもできる。
<棚柱として機能する冷気ダクト>
図6Aは、冷蔵収納領域S1の左側に配置された棚柱22を示す斜視図である。図6Bは、冷蔵収納領域S1の右側に配置された棚柱として機能する冷気ダクト40を示す斜視図である。
次に、図6A及び6Bを参照しながら、棚柱として機能する冷気ダクト40の説明を行う。
図6Aは、冷蔵収納領域S1の左側に配置された棚柱22を示す斜視図である。図6Bは、冷蔵収納領域S1の右側に配置された棚柱として機能する冷気ダクト40を示す斜視図である。
次に、図6A及び6Bを参照しながら、棚柱として機能する冷気ダクト40の説明を行う。
通常、冷蔵収納領域S1内には、図6Aに示すような2本の棚柱22が断熱パネル10の内面に沿って前後に立設されている。棚柱22には、高さ方向において所定のピッチでフック取付孔が設けられ、フック取付孔にフックLが装着され、装着されたフックL上に棚(冷蔵)R1が載置される。
本実施形態では、冷蔵収納領域S1の右側に棚柱22は存在せず、冷気ダクト40が棚柱として機能する。具体的には、冷気ダクト40にフックLを取り付けるフック取付孔48が前後2カ所に形成され、高さ方向において所定のピッチで形成されている。このフック取付孔48にフックLが装着され、装着されたフックL上に棚(冷蔵)R1が載置される。
2本の棚柱22のフック取付孔及び冷気ダクト40の前後のフック取付孔48は、同じ高さになるように、高さ方向において所定のピッチで複数箇所に設けられている。棚柱22及び冷気ダクト40により、棚(冷蔵)R1は4カ所で支持されて、冷蔵収納領域S1の所望の高さに設置できるようになっている。図では1つの棚(冷蔵)R1のみが示されているが、複数の棚(冷蔵)R1を冷蔵収納領域S1内に設置することもできる。
このように、冷気ダクト40に、冷蔵収納領域S1内に配置された棚(冷蔵)R1を支持するフックLを装着する孔48を形成することにより、冷気ダクト40を棚柱として利用することができる。これにより、設置する棚柱の数を減らして、冷蔵収納領域S1の空間を有効活用することができる。
冷気ダクト40に形成されたフック取付孔48が、冷気ダクト40を構成する板状部材を貫通する場合、冷気ダクト40内を流れる冷気が、フック取付孔48を通って、冷蔵収納領域S1内に流出する。冷気ダクト40内を流れる冷気は、基本的に上方に開口した吹出口42から冷蔵収納領域S1内に流出するが、これに加えて、一定量の冷気を、フック取付孔48を介して冷蔵収納領域S1内に流出させることにより、冷蔵収納領域S1をより効果的に冷却することもできる。
このとき、最適な冷蔵収納領域S1の冷却を行うため、貫通しているフック取付孔48と、貫通していないフック取付孔48とを適宜バランスさせて配置することも考えられる。また、貫通しているフック取付孔48をプラグ等で塞ぐことにより、冷却を強めたい領域に集中してフック取付孔48から冷気を供給するようにすることもできる。例えば、棚(冷蔵)R1の直上の領域に集中して貫通したフック取付孔48を配置することにより、棚(冷蔵)R1に載置された収納物の冷却を強化することもできる。
(その他の実施形態に係るパネル式冷蔵庫)
図7は、冷却ユニット30が床下に配置された本発明のその他の実施形態に係るパネル式冷蔵庫4’を有するパントリ2’の内部構造を模式的に示す側面断面図である。図7でも、冷蔵収納領域S1を冷却する気体の流れを点線の矢印で模式的に示し、冷却機構部U1の構成機器を冷却する気体の流れを一点鎖線の矢印で模式的に示す。
図7は、冷却ユニット30が床下に配置された本発明のその他の実施形態に係るパネル式冷蔵庫4’を有するパントリ2’の内部構造を模式的に示す側面断面図である。図7でも、冷蔵収納領域S1を冷却する気体の流れを点線の矢印で模式的に示し、冷却機構部U1の構成機器を冷却する気体の流れを一点鎖線の矢印で模式的に示す。
本実施形態に係るパネル式冷蔵庫4’を有するパントリ2’では、冷気ユニット30が設置されたユニット設置領域S2が、床Fの下側に配置されている。これに伴い、パントリ2’の観音開きの扉6A’,6B’は、冷蔵収納領域S1の下端で終端している。これにより、床Fと干渉することなく、扉6A’,6B’を開閉できる。
本実施形態では、冷却ユニット30の冷却ファン76により、床下の気体が冷却機構部U1内に取り込まれて、圧縮機72,凝縮器74等の冷却機構の構成機器が冷却される。このように、本実施形態では、床下の気体を流動させて、冷却ユニットの冷却機構の構成機器72,74等を冷却する。冷却ユニット30の冷気生成部U2により、冷気を冷蔵収納領域S1に供給して冷却することについては、上記の1つの実施形態に係るパネル式冷蔵庫4と同様なので、更なる説明は省略する。
本実施形態では冷却ユニット30が床下に配置されているので、上側の冷蔵収納領域S1及び通常収納領域S2のためのスペースをより大きく確保することができる。また、床下の気体は室内の温度変化に影響されにくく、気温も安定しているので、本実施形態に係るパネル式冷蔵庫4’では、安定した状態で冷却ユニット30を冷却することができる。更に、冷却ユニット30が床下にあるので、圧縮機72や冷却ファン76による音や振動の影響も緩和することができる。
本発明の実施の形態、実施の態様を説明したが、開示内容は構成の細部において変化してもよく、実施の形態、実施の態様における要素の組合せや順序の変化等は請求された本発明の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
2,2’ パントリ
4,4’ パネル式冷蔵庫
6 通常収納部
8A,8B,8A’,8B’ 扉
10 断熱パネル
10A 断熱層
10B 外殻層
12 通常パネル
14 金属フレーム
16 底板
20 筐体部
22 棚柱
30 冷却ユニット
32 流出口
34 流入口
36A,36B シール部材
38 カバー
40 冷気ダクト
40A 垂直部
40B 水平部
42 吹出口
44 出側開口部
46 仕切
48 フック取付孔
50 戻りダクト
52 吸込口
54 戻り開口部
62 蒸発器
64 循環ファン
72 圧縮機
74 凝縮器
76 冷却ファン
S1 冷蔵収納領域
S2 ユニット設置領域
S3 通常収納領域
R1 棚(冷蔵)
R2 棚(通常)
U1 冷却機構部
U2 冷気生成部
L フック
F 床
4,4’ パネル式冷蔵庫
6 通常収納部
8A,8B,8A’,8B’ 扉
10 断熱パネル
10A 断熱層
10B 外殻層
12 通常パネル
14 金属フレーム
16 底板
20 筐体部
22 棚柱
30 冷却ユニット
32 流出口
34 流入口
36A,36B シール部材
38 カバー
40 冷気ダクト
40A 垂直部
40B 水平部
42 吹出口
44 出側開口部
46 仕切
48 フック取付孔
50 戻りダクト
52 吸込口
54 戻り開口部
62 蒸発器
64 循環ファン
72 圧縮機
74 凝縮器
76 冷却ファン
S1 冷蔵収納領域
S2 ユニット設置領域
S3 通常収納領域
R1 棚(冷蔵)
R2 棚(通常)
U1 冷却機構部
U2 冷気生成部
L フック
F 床
Claims (5)
- パントリの外殻の少なくとも一部を構成し、冷蔵収納領域を形成する着脱可能な複数の断熱パネルと、
前記冷蔵収納領域に供給する冷気を流出させる流出口と、前記冷蔵収納領域内を流れた気体が流入する流入口とを備え、前記断熱パネルの組立体に対して着脱可能な冷却ユニットと、
入側が前記流出口に接続され、出側が前記冷蔵収納領域の上側で開口した冷気ダクトと、
を備えることを特徴とするパネル式冷蔵庫。 - 前記冷却ユニットが、前記流出口及び前記流入口に対応した開口部を有する前記冷蔵収納領域の底板の下側に載置され、前記流出口及び前記流入口の周囲に配置されたシール部材が前記底板の下面に密着し、前記冷気ダクトが前記冷蔵収納領域内を下端部から上側領域まで延びていることを特徴とする請求項1に記載のパネル式冷蔵庫。
- 前記冷却ユニットが床下に配置され、前記冷却ユニットの冷却機構の構成機器を冷却する気体が床下を流れることを特徴とする請求項1に記載のパネル式冷蔵庫。
- 前記冷気ダクトが前記冷蔵収納領域内に配置された棚を支持する棚柱として機能することを特徴とする請求項2に記載のパネル式冷蔵庫。
- 前記冷気が前記冷蔵収納領域の周囲温度より低い温度の気体であり、
前記冷気により前記冷蔵収納領域内が8℃以上20℃以下の範囲の温度となることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のパネル式冷蔵庫。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022148922A JP2024043755A (ja) | 2022-09-20 | 2022-09-20 | パネル式冷蔵庫 |
PCT/CN2023/119609 WO2024061192A1 (zh) | 2022-09-20 | 2023-09-19 | 嵌板式冰箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022148922A JP2024043755A (ja) | 2022-09-20 | 2022-09-20 | パネル式冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024043755A true JP2024043755A (ja) | 2024-04-02 |
Family
ID=90453899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022148922A Pending JP2024043755A (ja) | 2022-09-20 | 2022-09-20 | パネル式冷蔵庫 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024043755A (ja) |
WO (1) | WO2024061192A1 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20050008334A (ko) * | 2003-07-15 | 2005-01-21 | 캐리어엘지 유한회사 | 전기 냉동/냉장 쇼케이스 |
JP4660176B2 (ja) * | 2004-12-07 | 2011-03-30 | 三洋電機株式会社 | 冷却装置 |
CN210832701U (zh) * | 2019-09-12 | 2020-06-23 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冰箱 |
JP2021113644A (ja) * | 2020-01-20 | 2021-08-05 | 三星電子株式会社Samsung Electronics Co., Ltd. | 冷蔵庫 |
-
2022
- 2022-09-20 JP JP2022148922A patent/JP2024043755A/ja active Pending
-
2023
- 2023-09-19 WO PCT/CN2023/119609 patent/WO2024061192A1/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2024061192A1 (zh) | 2024-03-28 |
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