JP2024043402A - コンパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】回路電流を増加させることなく、応答特性を改善したコンパレータを提供する。【解決手段】遷移期間検出部4が、差動トランジスタM1及び差動トランジスタM2に流れる電流の比較結果が反転する遷移期間を検出する。電流制御部5が、遷移期間検出部4で検出された遷移期間中に定電流源22から差動入力部2に電流を供給され、遷移期間以外においては定電流源22から差動入力部2への電流を遮断する。【選択図】図1

Description

本発明は、コンパレータに関する。
地球温暖化の原因は、COのような温暖効果ガスの濃度上昇により、大気の温室効果が強まったことによると考えられており、通信情報化社会の急速な進展に伴い、電子機器の低消費電力化も大きな課題になってきている。電子機器には多くの半導体集積回路が使用されており、半導体集積回路に幅広く使われるコンパレータは、応答速度と消費電流が主要な性能として挙げられる。コンパレータの応答速度と消費電流は反比例の関係にあることから、消費電流を増加させずに入力信号に対する応答特性を改善し、地球温暖化の抑制に貢献しようとするものである。
半導体集積回路に用いられるコンパレータとして、図5に示すような回路が知られている(例えば特許文献1、2など参照)。図5に示されているコンパレータ100は、差動入力部102と、出力部103と、出力バッファ回路106とを主たる構成要素として構成されている。
差動入力部102は、ソースが共通接続された差動トランジスタM1,M2と、そのドレインに各々接続された負荷トランジスタM3,M4と、差動トランジスタM1,M2の共通ソースと正電源電圧VDDとの間に接続された定電流源21とにより構成されている。
出力部103は、負荷トランジスタM3,M4と各々カレントミラー接続されたトランジスタM5,M6と、そのドレインと正電源電圧VDDとの間に各々接続されたトランジスタM7,M8とから成る。トランジスタM7,M8をカレントミラー接続して、トランジスタM6のドレインとトランジスタM8のドレインとの接続点より、出力バッファ回路106を介して出力を取り出すように構成されている。
上述した従来のコンパレータ100は、応答特性を改善するためには、回路電流を増加させないといけないという課題があった。
特許第5141289号公報 特開2009-246985号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回路電流を増加させることなく、応答特性を改善したコンパレータを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコンパレータは、下記[1]~[11]を特徴としている。
[1]
第1の電流源及び第2の電流源と、前記第1の電流源及び前記第2の電流源からの電流が供給され、第1の入力電位及び第2の入力電位の電位差に応じた電流比の電流が各々流れる第1の差動トランジスタ及び第2の差動トランジスタとを有する差動入力部と、
前記第1の差動トランジスタに流れる電流を折り返す第3のトランジスタと、前記第2の差動トランジスタに流れる電流を折り返す第4のトランジスタとを有し、前記第1の差動トランジスタ及び前記第2の差動トランジスタに流れる電流の比較結果を出力する出力部と、
前記第1の差動トランジスタ及び前記第2の差動トランジスタに流れる電流の比較結果が反転する遷移期間を検出する遷移期間検出部と、
前記遷移期間検出部で検出された前記遷移期間中に前記第2の電流源から前記差動入力部に供給する電流を増加させる電流制御部とを備えた、
コンパレータであること。
[2]
[1]に記載のコンパレータにおいて、
前記差動入力部が、前記第1の差動トランジスタに直列接続された第5の負荷トランジスタと、前記第2の差動トランジスタに直列接続された第6の負荷トランジスタとを有し、
前記第3のトランジスタが、前記第5の負荷トランジスタにカレントミラー接続され、
前記第4のトランジスタが、前記第6の負荷トランジスタにカレントミラー接続された、
コンパレータであること。
[3]
[1]に記載のコンパレータにおいて、
前記出力部が、前記第3のトランジスタに直列接続された第7のトランジスタと、前記第7のトランジスタにカレントミラー接続され、前記第7のトランジスタに流れる電流を折り返す第8のトランジスタとを有し、
前記第4のトランジスタ及び前記第8のトランジスタが直列接続され、その接続点が出力となる、
コンパレータであること。
[4]
[1]に記載のコンパレータにおいて、
前記電流制御部が、前記第2の電流源と前記遷移期間検出部との間に接続され、前記遷移期間検出部で検出された前記遷移期間中に電流が増加する第9のトランジスタと、前記第2の電流源と前記第1の差動トランジスタ及び前記第2の差動トランジスタとの間に接続され、前記第9のトランジスタにカレントミラー接続された第10のトランジスタとを有する、
コンパレータであること。
[5]
[4]に記載のコンパレータにおいて、
抵抗器が、前記第9のトランジスタのゲート又はベースとソース又はエミッタとの間に接続された、
コンパレータであること。
[6]
[4]に記載のコンパレータにおいて、
前記遷移期間検出部が、前記第1の差動トランジスタに流れる電流を折り返す第11のトランジスタと、前記第2の差動トランジスタに流れる電流を折り返す第12のトランジスタと、前記第9のトランジスタと前記第11のトランジスタとの間に接続された第1のスイッチ素子と、前記第9のトランジスタと前記第12のトランジスタとの間に接続された第2のスイッチ素子とを有し、
前記第1のスイッチ素子が、前記出力部の出力に応じてオンオフ制御され、
前記第2のスイッチ素子が、前記出力部の反転出力に応じてオンオフ制御される、
コンパレータであること。
[7]
[6]に記載のコンパレータにおいて、
遅延回路が、前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子と、前記出力部との間に接続された、
コンパレータであること。
[8]
[6]に記載のコンパレータにおいて、
前記遷移期間検出部が、前記第1の差動トランジスタに流れる電流を折り返す第13のトランジスタ及び第14のトランジスタと、前記第2の差動トランジスタに流れる電流を折り返す第15のトランジスタ及び第16のトランジスタと、を有し、
前記第13のトランジスタ及び前記第15のトランジスタが、前記第9のトランジスタに直列接続され、
前記第14のトランジスタ及び前記第16のトランジスタが、前記第9のトランジスタに直列接続され、
前記第13のトランジスタ及び前記第15のトランジスタと、前記第14のトランジスタ及び前記第16のトランジスタが、並列接続された、
コンパレータであること。
[9]
[1]~[8]の何れか1項に記載のコンパレータにおいて、
前記差動入力部の前段に、差動増幅回路を設けた、
コンパレータであること。
[10]
[1]~[8]の何れか1項に記載のコンパレータにおいて、
前記トランジスタの少なくとも1つ以上が電界効果トランジスタから構成されている、
コンパレータであること。
[11]
[1]~[8]の何れか1項に記載のコンパレータにおいて、
前記トランジスタの少なくとも1つ以上がバイポーラトランジスタから構成されている、
コンパレータであること。
本発明によれば、回路電流を増加させることなく、応答特性を改善したコンパレータを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、第1実施形態における本発明のコンパレータを示す回路図である。 図2は、第2実施形態における本発明のコンパレータを示す回路図である。 図3は、第3実施形態における本発明のコンパレータを示す回路図である。 図4は、第4実施形態における本発明のコンパレータを示す回路図である。 図5は、従来のコンパレータの一例を示す回路図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態のコンパレータ1について図1を参照して説明する。同図に示すように、コンパレータ1は、反転入力端子T11に入力された反転入力電位INM(=第1の入力電位)と非反転入力端子T12に入力された非反転入力電位INP(=第2の入力電位)とを比較し、その比較結果を出力端子T3から出力する。コンパレータ1は、差動入力部2と、出力部3と、遷移期間検出部4と、電流制御部5と、出力バッファ回路6とを備えている。
差動入力部2は、ソースが共通接続された差動トランジスタM1(=第1の差動トランジスタ),差動トランジスタM2(=第2の差動トランジスタ)と、負荷トランジスタM3(=第5の負荷トランジスタ),負荷トランジスタM4(=第6の負荷トランジスタ)と、定電流源21(=第1の電流源),定電流源22(=第2の電流源)とを備えている。
差動トランジスタM1,M2は、Pチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。差動トランジスタM1のゲートは、反転入力端子T11に接続され、差動トランジスタM2のゲートは、非反転入力端子T12に接続されている。
負荷トランジスタM3,M4は、Nチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。負荷トランジスタM3は、ドレイン及びゲートが差動トランジスタM1のドレインに接続され、ソースが負電源端子T22に接続されている。負電源端子T22には負電源電圧VSSが供給されている。負荷トランジスタM4は、ドレイン及びゲートが差動トランジスタM2のドレインに接続され、ソースが負電源端子T22に接続されている。
定電流源21,22は、正電源端子T21と共通接続された差動トランジスタM1,M2のソースとの間に各々接続されている。正電源端子T21には、正電源電圧VDDが供給されている。差動入力部2は、定電流源21,22が供給する電流(I1+I2)を差動トランジスタM1,M2に分流する。差動トランジスタM1,M2に流れる電流の電流比(分流比)は、反転入力電位INM及び非反転入力電位INPの電位差に応じた値となる。
出力部3は、トランジスタM5(=第3のトランジスタ),トランジスタM6(=第4のトランジスタ),トランジスタM7(=第7のトランジスタ),トランジスタM8(=第8のトランジスタ)を備え、差動トランジスタM1,M2に流れる電流の比較結果を出力する。詳しく説明すると、差動トランジスタM2に流れる電流が差動トランジスタM1に流れる電流よりも大きい場合、出力部3は接続ノードAからLow状態(=負電源電圧VSS)を出力する。一方、差動トランジスタM1に流れる電流が差動トランジスタM2に流れる電流よりも大きい場合、出力部3は接続ノードAからHigh状態(=正電源電圧VDD)を出力する。
トランジスタM5,M6は、Nチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。トランジスタM5は、ゲートが負荷トランジスタM3のゲート及びドレインに接続され、ソースが負電源端子T22に接続されている。すなわち、トランジスタM5は、負荷トランジスタM3にカレントミラー接続され、負荷トランジスタM3に流れる電流をコピーして折り返す。トランジスタM6は、ゲートが負荷トランジスタM4のゲート及びドレインに接続され、ソースが負電源端子T22に接続されている。すなわち、トランジスタM6は、負荷トランジスタM4にカレントミラー接続され、負荷トランジスタM4に流れる電流をコピーして折り返す。
トランジスタM7,M8は、Pチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。トランジスタM7,M8は、ソースが共通接続され、正電源端子T21に接続されている。トランジスタM7のドレインは、トランジスタM5のドレインに接続され、トランジスタM7とトランジスタM5とは直列接続されている。また、トランジスタM8は、ゲートがトランジスタM7のゲート及びドレインに接続されている。すなわち、トランジスタM8は、トランジスタM7にカレントミラー接続され、トランジスタM7に流れる電流をコピーして折り返す。
トランジスタM8のドレインが、トランジスタM6のドレインに接続され、トランジスタM8とトランジスタM6とが直列接続され、出力段を構成している。トランジスタM6とトランジスタM8との接続点(=接続ノードA)が出力部3の出力となる。
本実施形態では出力バッファ回路6は、インバータ回路61,62から構成されている。インバータ回路61は、入力が接続ノードAに接続され、出力がインバータ回路62の入力に接続されている。インバータ回路62は、出力が出力端子T3に接続されている。
電流制御部5は、トランジスタM51(=第10のトランジスタ),トランジスタM52(=第9のトランジスタ)と、抵抗器R1とを備えている。電流制御部5は、遷移期間検出部4で検出された後述する遷移期間中に定電流源22から差動入力部2に電流を供給し、遷移期間以外においては定電流源22から差動入力部2に供給される電流を遮断している。
トランジスタM51,M52は、Pチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。トランジスタM51は、定電流源22と差動トランジスタM1,M2のそれぞれのソースとの間に直列接続されている。トランジスタM52は、ソースがトランジスタM51のソースに接続され、ゲート及びドレインがトランジスタM51のゲートに接続されている。すなわち、トランジスタM51は、トランジスタM52にカレントミラー接続され、トランジスタM52に流れる電流をコピーして折り返す。
抵抗器R1は、トランジスタM52のゲートとソースとの間に接続され、後述するトランジスタM45,M46のドレイン電流が少ない領域で、トランジスタM52がオンするのを抑制している。
遷移期間検出部4は、トランジスタM43(=第1のスイッチ素子),トランジスタM44(=第2のスイッチ素子),トランジスタM45(=第11のトランジスタ),トランジスタM46(=第12のトランジスタ)と、インバータ回路41と、遅延回路42とを備え、差動トランジスタM1,M2に流れる電流の比較結果が反転する遷移期間を検出する。比較結果が反転する際は、差動トランジスタM1,M2に流れる電流差が小さく、ほぼ0になるため、本実施形態において、遷移期間検出部4は、電流差がほぼ0となる期間を遷移期間として検出する。
トランジスタM45,M46は、Nチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。トランジスタM45は、ゲートが負荷トランジスタM3のゲート及びドレインに接続され、ソースが負電源端子T22に接続されている。すなわち、トランジスタM45は、負荷トランジスタM3にカレントミラー接続され、負荷トランジスタM3に流れる電流をコピーして折り返す。トランジスタM46は、ゲートが負荷トランジスタM4のゲート及びドレインに接続され、ソースが負電源端子T22に接続されている。すなわち、トランジスタM46は、負荷トランジスタM4にカレントミラー接続され、負荷トランジスタM4に流れる電流をコピーして折り返す。
トランジスタM43,M44は、Nチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。トランジスタM43は、トランジスタM52とトランジスタM45との間に直列接続され、トランジスタM44は、トランジスタM52とトランジスタM46との間に直列接続されている。トランジスタM43は、ドレインがトランジスタM52のドレイン及びゲートに接続され、ソースがトランジスタM45のドレインに接続されている。トランジスタM44は、ドレインがトランジスタM52のドレイン及びゲートに接続され、ソースがトランジスタM46のドレインに接続され、ゲートがインバータ回路41の出力に接続されている。
遅延回路42は、入力がインバータ回路61の出力に接続され、出力がトランジスタM43のゲート及びインバータ回路41の入力に接続され、出力部3の出力信号が反転するタイミングとトランジスタM43,M44がオンオフするタイミングをずらすことで、誤動作やチャタリングなどに対する耐性を向上させている。
次に、上述した構成のコンパレータ1の動作について説明する。最初に、反転入力電位INMが、非反転入力電位INPよりも高く、出力端子T3の出力がLow状態、すなわち、出力信号がほぼ負電源電圧VSSとなっている場合の動作を説明する。
反転入力電位INMが、非反転入力電位INPよりも高い場合、差動トランジスタM1よりも差動トランジスタM2の方に定電流源21からの電流がより多く流れ、負荷トランジスタM3よりも負荷トランジスタM4の方に多くの電流が流れる。このため、負荷トランジスタM3にカレントミラー接続されるトランジスタM5,M45よりも負荷トランジスタM4にカレントミラー接続されるトランジスタM6,M46の方に多くの電流が流れる。
トランジスタM5に流れる小電流は、トランジスタM7に流れ、トランジスタM8のドレイン電流にコピーされる。トランジスタM8は小電流が流れるように動作し、トランジスタM6は大電流が流れるように動作するため、接続ノードAは、Low状態となる。なお、反転入力電位INMと非反転入力電位INPの差が大きい場合は、小電流が流れるトランジスタM3,M5,M45,M7,M8がオフし、大電流が流れるトランジスタM4,M6,M46がオンする。接続ノードAがLow状態となると、インバータ回路61にLow状態の電位が入力され、出力端子T3からLow状態の出力信号VOUTが出力される。接続ノードAがLow状態のとき、トランジスタM43がオン、トランジスタM44がオフとなる。
上述したように反転入力電位INMと非反転入力電位INPの差が大きく、接続ノードAがLow状態のとき、トランジスタM46がオンとなっているが、トランジスタM44はオフとなるため、トランジスタM46のドレイン電流は遮断される。一方、トランジスタM43はオンとなるが、トランジスタM45はオフとなるため、トランジスタM51,M52がオフし、差動トランジスタM1,M2のソースには、定電流源21から供給される電流I1のみが供給される。
また、反転入力電位INMと非反転入力電位INPとの差が少し小さくなると、トランジスタM3,M5,M45,M7,M8は少しオンして小電流が流れる。トランジスタM52がオフ、トランジスタM43がオンのとき、トランジスタM45のドレイン電流は、抵抗器R1に流れる。トランジスタM45のドレイン電流が小電流である場合、抵抗器R1の電圧降下がトランジスタM52の閾値電圧以下となるため、トランジスタM52がオフしたままとなる。このため、反転入力電位INMと非反転入力電位INPの差が大きい場合と同様に、トランジスタM51,M52がオフし、差動トランジスタM1,M2のソースには、定電流源21から供給される電流I1のみが供給される。
次に、非反転入力電位INPが、反転入力電位INMよりも高く、出力端子T3の出力がHigh状態、すなわち、出力信号VOUTがほぼ正電源電圧VDDとなっている場合の動作を説明する。
非反転入力電位INPが、反転入力電位INMよりも高い場合、差動トランジスタM2よりも差動トランジスタM1の方に定電流源21からの電流がより多く流れ、負荷トランジスタM4よりも負荷トランジスタM3の方に多くの電流が流れる。このため、負荷トランジスタM4にカレントミラー接続されるトランジスタM6,M46よりも負荷トランジスタM3にカレントミラー接続されるトランジスタM5,M45の方に多くの電流が流れる。
トランジスタM5に流れる大電流は、トランジスタM7に流れ、トランジスタM8のドレイン電流にコピーされる。トランジスタM8は大電流が流れるように動作し、トランジスタM6は小電流が流れるように動作するため、接続ノードAは、High状態となる。なお、反転入力電位INMと非反転入力電位INPの差が大きい場合は、小電流が流れるトランジスタM4,M6,M46がオフし、大電流が流れるトランジスタM3,M5,M45,M7,M8がオンする。接続ノードAがHigh状態となると、インバータ回路61にHigh状態の電位が入力され、出力端子T3からHigh状態の出力信号VOUTが出力される。接続ノードAがHigh状態のとき、トランジスタM43がオフ、トランジスタM44がオンとなる。
上述したように反転入力電位INMと非反転入力電位INPの差が大きく、接続ノードAがHigh状態のとき、トランジスタM45がオンとなっているが、トランジスタM43はオフとなるため、トランジスタM45のドレイン電流は遮断される。一方、トランジスタM44はオンとなるが、トランジスタM46はオフとなるため、トランジスタM51,M52がオフし、差動トランジスタM1,M2のソースには、定電流源21から供給される電流I1のみが供給される。
また、反転入力電位INMと非反転入力電位INPとの差が少し小さくなると、トランジスタM4,M6,M46は少しオンして小電流が流れる。トランジスタM52がオフ、トランジスタM44がオンのとき、トランジスタM46のドレイン電流は、抵抗器R1に流れる。トランジスタM46のドレイン電流が小電流である場合、抵抗器R1の電圧降下がトランジスタM52の閾値電圧以下となるため、トランジスタM52がオフしたままとなる。このため、反転入力電位INMと非反転入力電位INPの差が大きい場合と同様に、トランジスタM51,M52がオフし、差動トランジスタM1,M2のソースには、定電流源21から供給される電流I1のみが供給される。
次に、非反転入力電位INPが反転入力電位INMよりも低い状態から高い状態に変化し、出力端子T3の出力信号VOUTがLow状態からHigh状態に変化する際の動作は、以下の通りとなる。
非反転入力電位INPと反転入力電位INMとの電位差が小さくなると、トランジスタM45のドレイン電流が増加し、抵抗器R1の電圧降下がトランジスタM52の閾値電圧を越える。これにより、トランジスタM52がオンし、トランジスタM51もオンする。このため、定電流源21から供給される電流I1に加え、定電流源22から供給される電流がトランジスタM51を介して、差動トランジスタM1,M2へのテール電流として流れる。なお、定電流源22からトランジスタM51を介して、差動トランジスタM1,M2に供給される電流I2は、定電流源22から供給される電流I4からトランジスタM52に流れる電流I3を差し引いた電流となる。
差動トランジスタM1,M2へのテール電流が増加すると、負荷トランジスタM3,M4に各々カレントミラー接続されるトランジスタM5,M6に流れる電流も増加するため、接続ノードAがLow状態からHigh状態に変化する時間も短縮される。
接続ノードAがHigh状態になると、トランジスタM43はオフし、トランジスタM45のドレイン電流が遮断されるので、トランジスタM51,M52がオフして、定電流源22から差動トランジスタM1,M2に流れる電流I2も遮断される。
すなわち、反転入力電位INM及び非反転入力電位INPの電位差が小さくなり、その電位差に応じて負荷トランジスタM3のドレイン電流が増加し、接続ノードAの電位がLow状態からHigh状態に至るまでの期間において、トランジスタM51がオンする。その期間、定電流源21から供給される電流I1に加え、定電流源22から供給される電流I2がトランジスタM51を介して、差動トランジスタM1,M2へのテール電流として流れる。
次に、反転入力電位INMが非反転入力電位INPよりも低い状態から高い状態に変化し、出力端子T3の出力信号VOUTがHigh状態からLow状態に変化する際の動作は、以下の通りとなる。
反転入力電位INMと非反転入力電位INPとの電位差が小さくなると、トランジスタM46のドレイン電流が増加し、抵抗器R1の電圧降下がトランジスタM52の閾値電圧を越える。これにより、トランジスタM52がオンし、トランジスタM51もオンする。このため、定電流源21から供給される電流I1に加え、定電流源22から供給される電流がトランジスタM51を介して、差動トランジスタM1,M2へのテール電流として流れる。なお、定電流源22からトランジスタM51を介して、差動トランジスタM1,M2に供給される電流I2は、定電流源22から供給される電流I4からトランジスタM52に流れる電流I3を差し引いた電流となる。
差動トランジスタM1,M2へのテール電流が増加すると、負荷トランジスタM3,M4に各々カレントミラー接続されるトランジスタM5,M6に流れる電流も増加するため、接続ノードAがHigh状態からLow状態に変化する時間も短縮される。
接続ノードAがLow状態になると、トランジスタM44はオフし、トランジスタM46のドレイン電流が遮断されるので、トランジスタM51,M52がオフして、定電流源22から差動トランジスタM1,M2に流れる電流I2も遮断される。
すなわち、反転入力電位INM及び非反転入力電位INPの電位差が小さくなり、その電位差に応じて負荷トランジスタM4のドレイン電流が増加し、接続ノードAの電位がHigh状態からLow状態に至るまでの期間において、トランジスタM51がオンする。その期間、定電流源21から供給される電流I1に加え、定電流源22から供給される電流I2がトランジスタM51を介して、差動トランジスタM1,M2へのテール電流として流れる。
つまり、この第1実施形態におけるコンパレータ1は、反転入力電位INM及び非反転入力電位INPの電位差が小さくなり、その電位差に応じて負荷トランジスタM3及び負荷トランジスタM4に流れる電流が変化する遷移期間に一時的に差動トランジスタM1,M2へのテール電流を電流(I1+I2)に増加させ、出力部3の出力信号VOUTが反転した後はテール電流を電流I1に戻している。
したがって、消費電流を増加させることなく、応答特性が改善されるという効果が得られるものとなっている。
しかも、抵抗器R1を設けることにより、反転入力電位INM及び非反転入力電位INPの電位差が0に近いときのみ、トランジスタM51,M52をオンする。これにより、出力信号VOUTが反転する遷移期間でないときにトランジスタM51,M52がオンしてテール電流が増加するのを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のコンパレータ1Bについて図2を参照して説明する。なお、図2において、図1に示された回路における構成要素と同一の構成要素については、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
同図に示すように、コンパレータ1Bは、第1実施形態と同様に、差動入力部2と、出力部3と、遷移期間検出部4Bと、電流制御部5と、出力バッファ回路6とを備えている。差動入力部2、出力部3、電流制御部5、出力バッファ回路6については上述した第1実施形態と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
第1実施形態と第2実施形態とで異なる点は、遷移期間検出部4Bの構成である。遷移期間検出部4Bは、トランジスタM43B(=第15のトランジスタ),トランジスタM44B(=第14のトランジスタ),トランジスタM45B(=第13のトランジスタ),トランジスタM46B(=第16のトランジスタ)を備える。遷移期間検出部4Bは、反転入力電位INM及び非反転入力電位INPの電位差が小さくなり、その電位差に応じて負荷トランジスタM3及び負荷トランジスタM4に流れる電流が変化する遷移期間に定電流源22からトランジスタM51を介して、差動トランジスタM1,M2に電流を供給する。
トランジスタM45B,M46Bは、Nチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。トランジスタM45Bは、ゲートが負荷トランジスタM3のゲート及びドレインに接続され、ソースが負電源端子T22に接続されている。すなわち、トランジスタM45Bは、負荷トランジスタM3にカレントミラー接続され、負荷トランジスタM3に流れる電流をコピーして折り返す。トランジスタM46Bは、ゲートが負荷トランジスタM4のゲート及びドレインに接続され、ソースが負電源端子T22に接続されている。すなわち、トランジスタM46Bは、負荷トランジスタM4にカレントミラー接続され、負荷トランジスタM4に流れる電流をコピーして折り返す。
トランジスタM43B,M44Bは、Nチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。トランジスタM43Bは、トランジスタM52とトランジスタM45Bとの間に直列接続されている。トランジスタM43Bは、ソースがトランジスタM45Bのドレインに接続され、ゲートが負荷トランジスタM4のゲート及びドレインに接続され、ドレインがトランジスタM52のドレイン及びゲートに接続されている。すなわち、トランジスタM43Bは、負荷トランジスタM4にカレントミラー接続され、負荷トランジスタM4に流れる電流をコピーして折り返す。
トランジスタM44Bは、トランジスタM52とトランジスタM46Bとの間に直列接続されている。トランジスタM44Bは、ソースがトランジスタM46Bのドレインに接続され、ゲートが負荷トランジスタM3のゲート及びドレインに接続され、ドレインがトランジスタM52のドレイン及びゲートに接続されている。すなわち、トランジスタM44Bは、負荷トランジスタM3にカレントミラー接続され、負荷トランジスタM3に流れる電流をコピーして折り返す。また、トランジスタM43B,M45Bと、トランジスタM44B,M46Bと、が並列接続されている。
次に、上述した構成のコンパレータ1Bの動作について説明する。かかる構成におけるコンパレータ1Bは、後述する点を除けば、基本的には、第1実施形態と同様である。
反転入力電位INMが非反転入力電位INPよりも低い状態から高い状態に変化する際の動作は、以下の通りとなる。反転入力電位INMと非反転入力電位INPとの電位差が小さくなると、負荷トランジスタM4のドレイン電流が増加し、トランジスタM46B,M43Bのドレイン電流が増加しようとする。一方、トランジスタM3のドレイン電流が減少し、トランジスタM45B,M44Bのドレイン電流が減少する。
非反転入力電位INPが反転入力電位INMよりも低い状態から高い状態に変化する際の動作は、以下の通りとなる。非反転入力電位INPと反転入力電位INMとの電位差が小さくなると、負荷トランジスタM3のドレイン電流が増加し、トランジスタM45B,M44Bのドレイン電流が増加しようとする。一方、トランジスタM4のドレイン電流が減少し、トランジスタM46B,M43Bのドレイン電流が減少する。
トランジスタM45B,M44Bは、負荷トランジスタM3にカレントミラー接続されているため、トランジスタM45B,M44Bのドレイン電流は、負荷トランジスタM3のドレイン電流に依存する。トランジスタM46B,M43Bは、負荷トランジスタM4にカレントミラー接続されているため、トランジスタM46B,M43Bのドレイン電流は、負荷トランジスタM4のドレイン電流に依存する。
トランジスタM45B,M43Bと、トランジスタM46B,M44Bとは、各々直列接続され、トランジスタM52に接続されているため、トランジスタM52に流れる電流I3は、直列接続されたそれぞれのトランジスタに流れる電流が小さい方の電流に制限される。このため、負荷トランジスタM3と負荷トランジスタM4に流れるドレイン電流が等しいときに、トランジスタM52に流れる電流I3が最も大きくなる。
すなわち、トランジスタM45B,M43B及びトランジスタM46B,M44Bが同時にオン状態となる遷移期間において、トランジスタM52のドレイン電流I3が流れトランジスタM51がオンする。その期間、定電流源21から供給される電流I1に加え、定電流源22から供給される電流I2がトランジスタM51を介して、差動トランジスタM1,M2へのテール電流として流れる。
つまり、この第2実施形態におけるコンパレータ1Bは、反転入力電位INM及び非反転入力電位INPの電位差が小さくなり、その電位差に応じて負荷トランジスタM3及び負荷トランジスタM4に流れる電流が変化する遷移期間に一時的に差動トランジスタM1,M2へのテール電流を電流(I1+I2)に増加させ、出力部3の出力信号が反転した後はテール電流を電流I1に戻している。
したがって、消費電流を増加させることなく、応答特性が改善されるという効果が得られるものとなっている。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態のコンパレータ1Cについて図3を参照して説明する。なお、図3において、図1に示された回路における構成要素と同一の構成要素については、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
同図に示すように、コンパレータ1Cは、第1実施形態と同様の差動入力部2と、出力部3と、遷移期間検出部4と、電流制御部5と、出力バッファ回路6に加え、差動増幅回路7を備えている。差動入力部2、出力部3、遷移期間検出部4、電流制御部5、出力バッファ回路6については上述した第1実施形態と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
第1実施形態と第3実施形態とで異なる点は、差動入力部2の前段に、差動増幅回路7が設けられた点である。
差動増幅回路7は、反転入力71が反転入力端子T11に接続され、非反転入力72が非反転入力端子T12に接続され、負出力73が差動トランジスタM1のゲートに接続され、正出力74が差動トランジスタM2のゲートに接続されている。
次に、上述した構成のコンパレータ1Cの動作について説明する。かかる構成におけるコンパレータ1Cは、後述する点を除けば、基本的には、第1実施形態と同様である。
第1及び第2実施形態では、反転入力電位INM及び非反転入力電位INPの電位差が小さくなり、その電位差に応じて負荷トランジスタM3及び負荷トランジスタM4に流れる電流が変化する遷移期間に一時的に差動トランジスタM1,M2へのテール電流を増加させているため、反転入力端子T11と非反転入力端子T12との間に入力される信号(=反転入力電位INMと非反転入力電位INPとの電位差)が小さい場合、常に差動トランジスタM1,M2へのテール電流を増加させている状態となる。すなわち、負荷トランジスタM3及び負荷トランジスタM4に流れる電流が変化する遷移期間以外でも、電流I2,I3が流れ、消費電流が抑制されない。
これに対し、第3実施形態では、差動入力部2の前段に、差動増幅回路7を設けることで、増幅された反転入力電位INM及び非反転入力電位INPの電位差が、差動入力部2の差動トランジスタM1,M2のそれぞれのゲートに入力されるため、反転入力端子T11と非反転入力端子T12との間に入力される信号(=反転入力電位INMと非反転入力電位INPとの電位差)が小さい場合においても、電流I2,I3が抑制され、消費電流も抑制される。
したがって、この第3実施形態におけるコンパレータ1Cは、反転入力端子T11と非反転入力端子T12との間に入力される信号(=反転入力電位INMと非反転入力電位INPとの電位差)が小さい場合においても、消費電流を増加させることなく、応答特性が改善されるという効果が得られるものとなっている。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態のコンパレータ1Dについて図4を参照して説明する。なお、図4において、図1に示された回路における構成要素と同一の構成要素については、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
同図に示すように、コンパレータ1Dは、第1実施形態と同様に、差動入力部2Dと、出力部3Dと、遷移期間検出部4Dと、電流制御部5Dと、出力バッファ回路6とを備えている。
第1実施形態と第4実施形態とで異なる点は、トランジスタM1~M8、M43~M46、M51、M52に相当するトランジスタM1D~M8D、M43D~M46D、M51D、M52Dの導電型を逆にした点である。また、第1実施形態と第4実施形態とで異なる点は、正電源端子T21と負電源端子T22との関係を逆にした点である。
第2~第3実施形態についても同様に、トランジスタの導電型を逆にし、正電源端子T21と負電源端子T22との関係を逆にしてもよい。
第4実施形態も第1実施形態と同様に、消費電流を増加させることなく、応答特性が改善されるという効果が得られるものとなっている。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上述した第1~第4実施形態では、トランジスタが電界効果トランジスタから構成されていたが、これに限ったものではない。トランジスタの少なくとも1つ以上をバイポーラトランジスタに置き換えてもよい。この場合、トランジスタのゲートをベース、ソースをエミッタ、ドレインをコレクタに読み替えて説明することができる。
また、上述した第1~第4実施形態では、1つの負荷トランジスタM3(D)のゲートに2つのトランジスタM5(D),M45(B,D)が接続されていたが、これに限ったものではない。2つの負荷トランジスタM3(D)を設け、それぞれにトランジスタM5(D),M45(B,D)を接続してもよい。同様に、2つの負荷トランジスタM4(D)を設け、それぞれにトランジスタM6(D),M46(B,D)を接続してもよい。
また、上述した第1実施形態、第3実施形態、第4実施形態では、図1、図3、図4に示すように遅延回路42が設けられていたが、これに限ったものではない。遅延回路42を設けずに、インバータ回路61の出力をインバータ回路41の入力及びトランジスタM43(D)のゲートに直接接続してもよい。
また、上述した第1実施形態、第3実施形態、第4実施形態では、図1、図3、図4に示すように、トランジスタM52(D)のゲートとソースとの間に抵抗器R1を接続していたが、これに限ったものではない。抵抗器R1を設けることは必須ではなく。抵抗器R1はなくてもよい。
1、1B~1D コンパレータ
2、2D 差動入力部
3、3D 出力部
4、4B、4D 遷移期間検出部
5、5D 電流制御部
7 差動増幅回路
21 定電流源(第1の電流源)
22 定電流源(第2の電流源)
42 遅延回路
INM 反転入力電位(第1の入力電位)
INP 非反転入力電位(第2の入力電位)
M1 差動トランジスタ(第1の差動トランジスタ)
M2 差動トランジスタ(第2の差動トランジスタ)
M3 負荷トランジスタ(第5の負荷トランジスタ)
M4 負荷トランジスタ(第6の負荷トランジスタ)
M5 トランジスタ(第3のトランジスタ)
M6 トランジスタ(第4のトランジスタ)
M7 トランジスタ(第7のトランジスタ)
M8 トランジスタ(第8のトランジスタ)
M43 トランジスタ(第1のスイッチ素子)
M43B トランジスタ(第15のトランジスタ)
M44 トランジスタ(第2のスイッチ素子)
M44B トランジスタ(第14のトランジスタ)
M45 トランジスタ(第11のトランジスタ)
M45B トランジスタ(第13のトランジスタ)
M46 トランジスタ(第12のトランジスタ)
M46B トランジスタ(第16のトランジスタ)
M51 トランジスタ(第10のトランジスタ)
M52 トランジスタ(第9のトランジスタ)
R1 抵抗器

Claims (11)

  1. 第1の電流源及び第2の電流源と、前記第1の電流源及び前記第2の電流源からの電流が供給され、第1の入力電位及び第2の入力電位の電位差に応じた電流比の電流が各々流れる第1の差動トランジスタ及び第2の差動トランジスタとを有する差動入力部と、
    前記第1の差動トランジスタに流れる電流を折り返す第3のトランジスタと、前記第2の差動トランジスタに流れる電流を折り返す第4のトランジスタとを有し、前記第1の差動トランジスタ及び前記第2の差動トランジスタに流れる電流の比較結果を出力する出力部と、
    前記第1の差動トランジスタ及び前記第2の差動トランジスタに流れる電流の比較結果が反転する遷移期間を検出する遷移期間検出部と、
    前記遷移期間検出部で検出された前記遷移期間中に前記第2の電流源から前記差動入力部に供給する電流を増加させる電流制御部とを備えた、
    コンパレータ。
  2. 請求項1に記載のコンパレータにおいて、
    前記差動入力部が、前記第1の差動トランジスタに直列接続された第5の負荷トランジスタと、前記第2の差動トランジスタに直列接続された第6の負荷トランジスタとを有し、
    前記第3のトランジスタが、前記第5の負荷トランジスタにカレントミラー接続され、
    前記第4のトランジスタが、前記第6の負荷トランジスタにカレントミラー接続された、
    コンパレータ。
  3. 請求項1に記載のコンパレータにおいて、
    前記出力部が、前記第3のトランジスタに直列接続された第7のトランジスタと、前記第7のトランジスタにカレントミラー接続され、前記第7のトランジスタに流れる電流を折り返す第8のトランジスタとを有し、
    前記第4のトランジスタ及び前記第8のトランジスタが直列接続され、その接続点が出力となる、
    コンパレータ。
  4. 請求項1に記載のコンパレータにおいて、
    前記電流制御部が、前記第2の電流源と前記遷移期間検出部との間に接続され、前記遷移期間検出部で検出された前記遷移期間中に電流が増加する第9のトランジスタと、前記第2の電流源と前記第1の差動トランジスタ及び前記第2の差動トランジスタとの間に接続され、前記第9のトランジスタにカレントミラー接続された第10のトランジスタとを有する、
    コンパレータ。
  5. 請求項4に記載のコンパレータにおいて、
    抵抗器が、前記第9のトランジスタのゲート又はベースとソース又はエミッタとの間に接続された、
    コンパレータ。
  6. 請求項4に記載のコンパレータにおいて、
    前記遷移期間検出部が、前記第1の差動トランジスタに流れる電流を折り返す第11のトランジスタと、前記第2の差動トランジスタに流れる電流を折り返す第12のトランジスタと、前記第9のトランジスタと前記第11のトランジスタとの間に接続された第1のスイッチ素子と、前記第9のトランジスタと前記第12のトランジスタとの間に接続された第2のスイッチ素子とを有し、
    前記第1のスイッチ素子が、前記出力部の出力に応じてオンオフ制御され、
    前記第2のスイッチ素子が、前記出力部の反転出力に応じてオンオフ制御される、
    コンパレータ。
  7. 請求項6に記載のコンパレータにおいて、
    遅延回路が、前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子と、前記出力部との間に接続された、
    コンパレータ。
  8. 請求項6に記載のコンパレータにおいて、
    前記遷移期間検出部が、前記第1の差動トランジスタに流れる電流を折り返す第13のトランジスタ及び第14のトランジスタと、前記第2の差動トランジスタに流れる電流を折り返す第15のトランジスタ及び第16のトランジスタと、を有し、
    前記第13のトランジスタ及び前記第15のトランジスタが、前記第9のトランジスタに直列接続され、
    前記第14のトランジスタ及び前記第16のトランジスタが、前記第9のトランジスタに直列接続され、
    前記第13のトランジスタ及び前記第15のトランジスタと、前記第14のトランジスタ及び前記第16のトランジスタが、並列接続された、
    コンパレータ。
  9. 請求項1~8の何れか1項に記載のコンパレータにおいて、
    前記差動入力部の前段に、差動増幅回路を設けた、
    コンパレータ。
  10. 請求項1~8の何れか1項に記載のコンパレータにおいて、
    前記トランジスタの少なくとも1つ以上が電界効果トランジスタから構成されている、
    コンパレータ。
  11. 請求項1~8の何れか1項に記載のコンパレータにおいて、
    前記トランジスタの少なくとも1つ以上がバイポーラトランジスタから構成されている、
    コンパレータ。
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