JP2024041496A - 磁気ディスク装置及びリフレッシュ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 効率的にデータの書き直しを行うことのできる磁気ディスク装置及びリフレッシュ処理方法を提供する。【解決手段】 磁気ディスク装置1は、ディスクDKと、ヘッドHDと、制御部と、を備える。上記制御部は、第1重み係数であるk1を調整可能な調整部64と、第1ライト回数を上記k1回とカウントするカウンタ62と、上記第1ライト回数の第1累計が第1ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する判断部65と、上記第1累計が上記第1ライト回数閾値を超えた際に、ディスクDKの第1対象セクタをリフレッシュするリフレッシュ処理部63と、を備える。調整部64は、第1期間に上記k1を第1範囲内の数値に調整し、第2期間に上記k1を第2範囲内の数値に調整する。上記第2範囲内の数値の上限は、上記第1範囲内の数値の下限より小さい。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、磁気ディスク装置及びリフレッシュ処理方法に関する。
磁気ディスク装置として、ディスクの半径方向に間隔に置いて複数のトラックをライトする通常記録(Conventional Magnetic Recording:CMR)型式(又は、従来記録型式)の磁気ディスク装置、ディスクの半径方向に複数のトラックを重ね書きする瓦記録(Shingled write Magnetic Recording:SMR、又はShingled Write Recording:SWR)型式の磁気ディスク装置、及び通常記録型式及び瓦記録型式を選択して実行するハイブリッド記録型式の磁気ディスク装置が知られている。
米国特許第9099155号明細書 米国特許第8174780号明細書 米国特許第9099157号明細書
本実施形態は、効率的にデータの書き直しを行うことのできる磁気ディスク装置及びリフレッシュ処理方法を提供する。
一実施形態に係る磁気ディスク装置は、
第1記録層に、第1対象セクタを含む第1対象トラックと、半径方向に前記第1対象セクタに隣接する第1隣接セクタを含む第1隣接トラックと、を有するディスクと、
前記ディスクの前記第1記録層に対してデータをライトし、前記第1記録層からデータをリードする第1ヘッドと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
第1重み係数であるk1を調整可能な調整部と、
前記第1隣接セクタにデータを第1ライトする毎に、第1ライト回数を前記k1回とカウントするカウンタと、
前記カウンタでカウントした前記第1ライト回数の第1累計が第1ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する判断部と、
前記第1累計が前記第1ライト回数閾値を超えた際に、前記第1対象セクタの第1対象データをリードし、前記第1対象データを前記第1対象セクタにリライトし、前記第1対象セクタをリフレッシュし、前記カウンタでカウントした前記第1ライト回数をリセットするリフレッシュ処理部と、を備え、
前記調整部は、
前記制御部に最初に電源が投入されるタイミングから特定の期間である第1期間に、前記k1を第1範囲内の数値に調整し、
前記第1期間を経過した後の第2期間に、前記k1を第2範囲内の数値に調整し、
前記第2範囲内の数値の上限は、前記第1範囲内の数値の下限より小さい。
また、一実施形態に係るリフレッシュ処理方法は、
第1記録層に、第1対象セクタを含む第1対象トラックと、半径方向に前記第1対象セクタに隣接する第1隣接セクタを含む第1隣接トラックと、を有するディスクと、前記ディスクの前記第1記録層に対してデータをライトし、前記第1記録層からデータをリードする第1ヘッドと、制御部と、を備える磁気ディスク装置に適用されるリフレッシュ処理方法であって、第1重み係数をk1とした場合、
前記第1隣接セクタにデータを第1ライトする毎に、第1ライト回数を前記k1回とカウントし、
前記第1ライト回数の第1累計が第1ライト回数閾値を超えたかどうかを判断し、
前記制御部による制御の下、前記第1累計が前記第1ライト回数閾値を超えた際に、前記第1対象セクタの第1対象データをリードし、前記第1対象データを前記第1対象セクタにリライトし、前記第1対象セクタをリフレッシュし、前記第1ライト回数をリセットし、
前記第1累計が前記第1ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する際、
前記制御部に最初に電源が投入されるタイミングから特定の期間である第1期間に、前記k1を第1範囲内の数値に調整し、
前記第1期間を経過した後の第2期間に、前記k1を第2範囲内の数値に調整し、
前記第2範囲内の数値の上限は、前記第1範囲内の数値の下限より小さい。
図1は、一実施形態に係る磁気ディスク装置を示す分解斜視図である。 図2は、上記磁気ディスク装置のベースの背面側及び制御回路基板を示す分解斜視図である。 図3は、上記磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図4は、上記磁気ディスク装置の一部を示す斜視図であり、複数枚のディスク及び複数のヘッドを示す図である。 図5は、通常記録処理が行われる複数のトラックの一部を示す模式図である。 図6は、上記磁気ディスク装置の環境温度に対する環境の絶対湿度の変化をグラフで示す図である。 図7は、上記磁気ディスク装置の初期の使用時間に対する上記磁気ディスク装置の内部の湿度の変化をグラフで示す図である。 図8は、上記磁気ディスク装置の内部の湿度に対するヘッド浮上の低下量の変化をグラフで示す図である。 図9は、上記磁気ディスク装置のうち半径方向に並んだ3つのセクタを示す概略図であり、ヘッドの浮上量が通常である場合のATI影響を説明するための図である。 図10は、上記磁気ディスク装置のうち半径方向に並んだ3つのセクタを示す概略図であり、ヘッドの浮上量が通常より低下している場合のATI影響を説明するための図である。 図11は、上記磁気ディスク装置の制御部に最初に電源が投入されるタイミングからの経過時間と、重み係数と、の対応関係を表で示す図である。 図12は、第1の変形例に係る磁気ディスク装置のディスクの複数のゾーンの配置の一例を示す概略図である。 図13は、第4の変形例に係る磁気ディスク装置のうち半径方向に並んだ3つのセクタを示す概略図であり、図10に示した3つのセクタの反対側を示す図である。
以下、図面を参照しながら一実施形態及び各変形例について説明する。
(一実施形態)
初めに、一実施形態に係る磁気ディスク装置1及びリフレッシュ処理方法について詳細に説明する。まず、磁気ディスク装置1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る磁気ディスク装置1を示す分解斜視図である。本実施形態において、磁気ディスク装置1は、通常記録型式の磁気ディスク装置である。
図1に示すように、磁気ディスク装置1は、ほぼ矩形状の筐体10を備えている。筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース12と、複数のねじ13によりベース12に固定されベース12の上端開口を閉塞するトップカバー14と、を有している。
ベース12は、トップカバー14と隙間を置いて対向する矩形状の底壁12aと、底壁12aの周縁に沿って立設された側壁12bとを有し、例えば、アルミニウムにより一体に成形されている。側壁12bは、互いに対向する一対の長辺壁と互いに対向する一対の短辺壁とを含んでいる。側壁12bの上端面に、ほぼ矩形枠状の固定リブ12cが突設されている。
トップカバー14は、例えば、ステンレスにより矩形板状に形成されている。トップカバー14は、ベース12に溶接されていない。筐体10内には空気が存在している。
筐体10内には、記録媒体としての複数、例えば、1~6枚のディスク(磁気ディスク)DKと、複数枚のディスクDKを支持及び回転させる駆動モータとしてのスピンドルモータ(SPM)20と、が設けられている。各ディスクDKは、例えば、直径95mm(3.5インチ)に形成され、その両面に記録層(磁気記録層)を有している。
なお、本実施形態において、1~6枚のディスクDKが筐体10内に収容されるが、ディスクDKの枚数はこれに限られない。また、単一のディスクDKが筐体10内に収容されてもよい。
筐体10内には、ディスクDKに対して情報の記録、再生を行なう複数のヘッド(磁気ヘッド)HD、これらのヘッドHDをディスクDKに対して移動自在に支持したヘッドスタックアッセンブリ(アクチュエータ)22が収容されている。また、筐体10内には、ボイスコイルモータ(以下VCMと称する)24、ランプロード機構25等が収容されている。
ヘッドスタックアッセンブリ22は、回転自在な軸受ユニット28と、軸受ユニット28から延出した複数のアーム30と、各アーム30から延出したサスペンション34と、を有している。各サスペンション34の先端部にヘッドHDが支持されている。
図2は、磁気ディスク装置1のベースの背面側及び制御回路基板を示す分解斜視図である。
図2に示すように、制御回路基板54は、筐体10の外側に位置し、筐体10に取付けられている。制御回路基板54は、ベース12の底壁12aの外面に、ねじにより固定されている。
ベース12の底壁12aにおいて、一方の短辺側の端部に例えば矩形状の第1透孔(貫通孔)58が形成されている。第1透孔58は、リング状の封止部材(connector packing)及び板状の蓋部59で閉塞されている。なお蓋部59及び底壁12aは、第1透孔58を囲んだ上記封止部材を挟んでいる。上記封止部材は、樹脂などの弾性体で形成され、上記樹脂としては、ゴム、エラストマー等を挙げることができる。
図3は、本実施形態に係る磁気ディスク装置1の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、磁気ディスク装置1は、ヘッドスタックアッセンブリ22と、ドライバIC120と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC、又はプリアンプ)130と、揮発性メモリ70と、バッファメモリ(バッファ)80と、不揮発性メモリ90と、1チップの集積回路であるシステムコントローラ110とを備えている。また、磁気ディスク装置1は、ホストシステム(以下、単に、ホストと称する)100と接続される。
ヘッドスタックアッセンブリ22は、VCM24の駆動により、アーム30に搭載されているヘッドHDをディスクDK上の目標位置まで移動制御する。
ディスクDKは、そのデータをライト可能な領域に、ユーザから利用可能なユーザデータ領域Uと、システム管理に必要な情報をライトするシステム領域Sとが割り当てられている。ここで、ディスクDKの複数のトラックのうち、任意のトラックを対象トラックとし、ディスクDKの半径方向に対象トラックに隣接するトラックを隣接トラックとする。対象トラックにおいて、ディスクDKの円周方向に並んだ複数のセクタのうち任意のセクタを対象セクタとする。隣接トラックにおいて、ディスクDKの円周方向に並んだ複数のセクタのうちディスクDKの半径方向に対象セクタに隣接するセクタを隣接セクタとする。
ヘッドHDは、スライダを本体として、スライダに実装されているライトヘッドWHDとリードヘッドRHDとを備えている。ライトヘッドWHDは、ディスクDK上にデータをライトする。リードヘッドRHDは、ディスクDK上のデータトラックに記録されているデータをリードする。
ドライバIC120は、システムコントローラ110(詳細には、後述するMPU60)の制御に従って、SPM20およびVCM24の駆動を制御する。
ヘッドアンプIC130は、リードアンプ及びライトドライバを備えている。リードアンプは、ディスクDKからリードしたリード信号を増幅して、システムコントローラ110(詳細には、後述するリード/ライト(R/W)チャネル140)に出力する。ライトドライバは、R/Wチャネル140から出力される信号に応じたライト電流をヘッドHDに出力する。
揮発性メモリ70は、電力供給が断たれると保存しているデータが失われる半導体メモリである。揮発性メモリ70は、磁気ディスク装置1の各部での処理に必要なデータ等を格納する。揮発性メモリ70は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、又はSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)である。
バッファメモリ80は、磁気ディスク装置1とホスト100との間で送受信されるデータ等を一時的に記録する半導体メモリである。なお、バッファメモリ80は、揮発性メモリ70と一体に構成されていてもよい。バッファメモリ80は、例えば、DRAM、SRAM(Static Random Access Memory)、SDRAM、FeRAM(Ferroelectric Random Access memory)、又はMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)等である。
不揮発性メモリ90は、電力供給が断たれても保存しているデータを記録する半導体メモリである。不揮発性メモリ90は、例えば、NOR型またはNAND型のフラッシュROM(Flash Read Only Memory :FROM)である。
システムコントローラ(コントローラ)110は、例えば、複数の素子が単一チップに集積されたSystem-on-a-Chip(SoC)と称される大規模集積回路(LSI)を用いて実現される。システムコントローラ110は、リード/ライト(R/W)チャネル140と、ハードディスクコントローラ(HDC)150と、マイクロプロセッサ(MPU)60とを含んでいる。システムコントローラ110は、ドライバIC120、ヘッドアンプIC130、揮発性メモリ70、バッファメモリ80、不揮発性メモリ90、及びホスト100に電気的に接続されている。
R/Wチャネル140は、後述するMPU60からの指示に応じて、ディスクDKからホスト100に転送されるリードデータ及びホスト100から転送されるライトデータの信号処理を実行する。R/Wチャネル140は、ライトデータを変調する回路、又は機能を有している。また、R/Wチャネル140は、リードデータの信号品質を測定する回路、又は機能を有している。R/Wチャネル140は、例えば、ヘッドアンプIC130、HDC150、MPU60等に電気的に接続されている。
HDC150は、後述するMPU60からの指示に応じて、ホスト100とR/Wチャネル140との間のデータ転送を制御する。HDC150は、例えば、R/Wチャネル140、MPU60、揮発性メモリ70、バッファメモリ80、不揮発性メモリ90等に電気的に接続されている。
MPU60は、磁気ディスク装置1の各部を制御する制御部であり、メインコントローラである。MPU60は、ドライバIC120を介してVCM24を制御し、ヘッドHDの位置決めを行なうサーボ制御を実行する。MPU60は、ディスクDKへのデータのライト動作を制御すると共に、ホスト100から転送されるライトデータの保存先を選択する。また、MPU60は、ディスクDKからのデータのリード動作を制御すると共に、ディスクDKからホスト100に転送されるリードデータの処理を制御する。MPU60は、磁気ディスク装置1の各部に接続されている。MPU60は、例えば、ドライバIC120、R/Wチャネル140、HDC150等に電気的に接続されている。
MPU60は、リード/ライト処理部61と、カウンタ62と、リフレッシュ処理部63と、調整部64と、判断部65と、を備えている。MPU60は、これら各部、例えば、リード/ライト処理部61、カウンタ62、リフレッシュ処理部63、調整部64、判断部65等の処理をファームウェア上で実行する。なお、MPU60は、これら各部を回路として備えてもよい。
リード/ライト処理部61は、ホスト100からのコマンドに従って、データのリード処理及びライト処理を制御する。リード/ライト処理部61は、ドライバIC120を介してVCM24を制御し、ヘッドHDをディスクDK上の目標位置(所定の半径位置)に位置決めし、リード処理又はライト処理を実行する。
調整部64は、重み係数であるk(k1、k2、及びk3)を調整することができる。
カウンタ62は、ディスクDKのセクタ毎にデータをライトする毎に、ライトする回数(ライト回数とも称する)Nをk回とカウントすることができる。例えば、カウンタ62は、ライト回数Nを、不揮発性メモリ90に記憶し、ライト回数Nを不揮発性メモリ90で管理することができる。なお、カウンタ62がライト回数Nを記憶させる記録部は、不揮発性メモリ90に限定されるものではなく、磁気ディスク装置1内の記録部であればよく、例えばシステム領域Sであってもよい。
判断部65は、ライト回数閾値を持っている。判断部65は、ライト回数Nの累計がライト回数閾値を超えたかどうかを判断することができる。例えば、判断部65は、上記隣接セクタにて、ライト回数Nの累計がライト回数閾値を超えたかどうかを判断する。
リフレッシュ処理部63は、判断部65での判断結果に応じて、データのリード処理及びライト処理を制御することができる。例えば、隣接セクタにてライト回数Nの累計がライト回数閾値を超えたと判断部65が判断した際、判断部65は、リフレッシュ処理を実行するための信号(リフレッシュ信号とも称する)をリフレッシュ処理部63に出力し、リフレッシュ処理部63は、上記対象セクタの対象データをリードし、上記対象データを対象セクタにリライトし、対象セクタをリフレッシュし、対象セクタにおけるライト回数Nをリセットする。例えば、リフレッシュ処理部63は、不揮発性メモリ90に記憶したライト回数Nを0回にリセットする。
図4は、磁気ディスク装置1の一部を示す斜視図であり、複数枚のディスクDK及び複数のヘッドHDを示す図である。
図4に示すように、円周方向において、ディスクDKの回転する方向を回転方向d3と称する。なお、図4に示した例では、回転方向は、反時計回りで示しているが、逆向き(時計回り)であってもよい。また、ディスクDKに対するヘッドHDの進行方向d2は、回転方向d3と逆向きである。
磁気ディスク装置1は、ディスクDK1乃至ディスクDKiのi枚のディスクと、ヘッドHD1乃至ヘッドHDjのj個のヘッドと、を備えている。本実施形態において、ヘッドHDの個数は、ディスクDKの枚数の2倍である(j=2・i)。
ディスクDK1乃至DKiは、同軸に設けられ、互いに間隔を置いて重ねられている。ディスクDK1乃至DKiは、の径は、同じである。ここで、“同じ”、“同一”、“一致”、“同等”などの用語は、全く同じという意味はもちろん、実質的に同じであると見做せる程度に異なるという意味を含んでいる。なお、ディスクDK1乃至DKiの径は、互いに異なってもよい。
各々のディスクDKは、両側に記録層Lを有している。例えば、ディスクDK1は、第1記録層La1と、第1記録層La1の反対側の第2記録層Lb1と、を有している。ディスクDK2は、第1記録層La2と、第1記録層La2の反対側の第2記録層Lb2と、を有している。ディスクDKiは、第1記録層Laiと、第1記録層Laiの反対側の第2記録層Lbiと、を有している。各々の第1記録層Laは、表面又は記録面と称される場合もある。各々の第2記録層Lbは、裏面又は記録面と称される場合もある。
上述したように、本実施形態の磁気ディスク装置1は、通常記録型式の磁気ディスク装置である。そのため、各々の記録層Lのユーザデータ領域Uは、通常記録領域である。通常記録型式の磁気ディスク装置において、ユーザデータ領域U内でランダムにデータをライトすることが許可されている、つまり、通常記録が許可されている。
各々の記録層Lは、ユーザデータ領域U及びシステム領域Sを有している。
第1記録層La1は、ユーザデータ領域Ua1及びシステム領域Sa1を有している。
第2記録層Lb1は、ユーザデータ領域Ub1及びシステム領域Sb1を有している。
第1記録層La2は、ユーザデータ領域Ua2及びシステム領域Sa2を有している。
第2記録層Lb2は、ユーザデータ領域Ub2及びシステム領域Sb2を有している。
第1記録層Laiは、ユーザデータ領域Uai及びシステム領域Saiを有している。
第2記録層Lbiは、ユーザデータ領域Ubi及びシステム領域Sbiを有している。
ユーザデータ領域Ua1(第1記録層La1)のうち、図中二重の破線で挟まれたトラックをトラックTa1とする。ユーザデータ領域Ub1(第2記録層Lb1)のうち、トラックTa1の反対側に位置するトラックをトラックTb1とする。
ユーザデータ領域Ua2(第1記録層La2)のうち、図中二重の破線で挟まれたトラックをトラックTc1とする。ユーザデータ領域Ub2(第2記録層Lb2)のうち、トラックTc1の反対側に位置するトラックをトラックTd1とする。
ユーザデータ領域Uai(第1記録層Lai)のうち、図中二重の破線で挟まれたトラックをトラックTe1とする。ユーザデータ領域Ubi(第2記録層Lbi)のうち、トラックTe1の反対側に位置するトラックをトラックTf1とする。
本実施形態において、トラックTa1,Tb1,Tc1,Td1,Te1,Tf1は、同一のシリンダに位置している。
ヘッドHDは、ディスクDKに対向している。本実施形態において、ディスクDKの各記録層Lには、1個のヘッドHDが対向している。例えば、ヘッドHD1は、ディスクDK1の第1記録層La1に対向し、第1記録層La1にデータをライトし、第1記録層La1からデータをリードする。ヘッドHD2は、ディスクDK1の第2記録層Lb1に対向し、第2記録層Lb1にデータをライトし、第2記録層Lb1からデータをリードする。ヘッドHD3は、ディスクDK2の第1記録層La2に対向し、第1記録層La2にデータをライトし、第1記録層La2からデータをリードする。ヘッドHD4は、ディスクDK2の第2記録層Lb2に対向し、第2記録層Lb2にデータをライトし、第2記録層Lb2からデータをリードする。ヘッドHDj-1は、ディスクDKiの第1記録層Laiに対向し、第1記録層Laiにデータをライトし、第1記録層Laiからデータをリードする。ヘッドHDjは、ディスクDKiの第2記録層Lbiに対向し、第2記録層Lbiにデータをライトし、第2記録層Lbiからデータをリードする。
図5は、通常記録処理が行われる複数のトラックの一部を示す模式図である。
図5に示すように、ディスクDK1の第1記録層La1は、半径方向d1に並んだトラックTa1、トラックTa2、トラックTa3、…、トラックTa(m-1)、トラックTam、トラックTa(m+1)等を有している。図中、トラックTa1はディスクDK1の最も外周OD側に位置し、トラックTa(m+1)はディスクDK1の最も内周ID側に位置している。
トラックTa1は、半径方向d1にトラック幅W1を有し、半径方向d1の中心にトラックセンタC1を有している。トラックTa1と同様に、トラックTa2はトラック幅W2及びトラックセンタC2を有し、トラックTa3はトラック幅W3及びトラックセンタC3を有し、トラックTa(m-1)はトラック幅W(m-1)及びトラックセンタC(m-1)を有し、トラックTamはトラック幅Wm及びトラックセンタCmを有し、トラックTa(m+1)はトラック幅W(m+1)及びトラックセンタC(m+1)を有している。トラック幅W1乃至W(m+1)は、同一である。但し、トラック幅W1乃至W(m+1)は、互いに異なってもよい。
トラックTa1乃至Ta(m+1)は、半径方向d1にピッチ(通常記録トラックピッチ)Ptで配置されている。例えば、トラックセンタC1とトラックセンタC2とは半径方向d1にピッチPtで離れ、トラックセンタC2とトラックセンタC3とは半径方向d1にピッチPtで離れている。また、トラックセンタC(m-1)とトラックセンタCmとは半径方向d1にピッチPtで離れ、トラックセンタCmとトラックセンタC(m+1)とは半径方向d1にピッチPtで離れている。なお、トラックTa1乃至Ta(m+1)は、それぞれ、半径方向d1に異なるピッチで配置されてもよい。
通常記録型式の磁気ディスク装置において、記憶容量を増大させるためにピッチPtを狭く設計することで高密度化を図ることができる。
また、図5に示した例では、トラックTa1乃至Ta(m+1)は、それぞれ、半径方向d1にギャップgを置いて配置されている。例えば、トラックTa1及びトラックTa2は半径方向d1にギャップgで離れ、トラックTa2及びトラックTa3は、半径方向d1にギャップgで離れている。また、トラックTa(m-1)及びトラックTamは半径方向d1にギャップgで離れ、トラックTam及びトラックTa(m+1)は半径方向d1にギャップgで離れている。なお、トラックTa1乃至Ta(m+1)は、互いに異なるギャップを置いて配置されてもよい。
図5では、説明の便宜上、各トラックTaを長方形状に示しているが、実際には、各トラックTaは円周方向に沿って湾曲している。また、各トラックは、半径方向d1に変動しながら円周方向に延出している波状であってもよい。
ライト処理を実行する際、リード/ライト処理部61(又はリフレッシュ処理部63)は、ヘッドHD1をトラックセンタC1に位置決めしてデータをトラックTa1にライトし、ヘッドHD1をトラックセンタC2に位置決めしてデータをトラックTa2にライトし、ヘッドHD1をトラックセンタC3に位置決めしてデータをトラックTa3にライトし、ヘッドHD1をトラックセンタC(m-1)に位置決めしてデータをトラックTa(m-1)にライトし、ヘッドHD1をトラックセンタCmに位置決めしてデータをトラックTamにライトし、ヘッドHD1をトラックセンタC(m+1)に位置決めしてデータをトラックTa(m+1)にライトする。
図5に示した例では、リード/ライト処理部61は、トラックTa1乃至Ta(m+1)にシーケンシャルにライト処理を実行してもよく、トラックTa1乃至Ta(m+1)のそれぞれの所定のセクタにランダムにライト処理を実行してもよい。
本実施形態の磁気ディスク装置1は上述したように構成されている。
次に、図6乃至図10を用いてATI(隣接トラック干渉)の影響について説明する。図6は、磁気ディスク装置1の環境温度(environmental temperature)に対する環境の絶対湿度の変化をグラフで示す図である。
図6に示すように、環境湿度(environmental humidity)に関してはmaximum wet bulb温度(最高湿球温度)にて規定され、グラフの直線から分かるように、maximum wet bulb温度Twより高温になるに従い絶対湿度は小さくなる。上記温度Tw以下において、相対湿度100%とした場合、グラフの曲線から分かるように、高温になるに従い絶対湿度は高くなる。環境の絶対湿度は、グラフの値となる。例えば、相対湿度が100%ではなく80%である場合、環境の絶対湿度は、グラフ以下の値となる。
なお、上記環境とは、磁気ディスク装置1の外部、磁気ディスク装置1の周囲等を意味している。上記環境温度は、磁気ディスク装置1の外部の雰囲気の温度である。上記環境湿度は、磁気ディスク装置1の外部の雰囲気の湿度である。
ところで、上記温度Twでありかつ高湿である環境(保管環境)下に、磁気ディスク装置1がしばらく放置される場合があり、その後、環境温度が上記温度Twより高い温度Thで磁気ディスク装置1が使用される場合がある。
環境温度を温度Thに上げた場合の磁気ディスク装置1の内部の湿度(絶対湿度)は、点PLとしてプロットしている。点PLとグラフから分かるように、磁気ディスク装置1の内部の絶対湿度と、環境の絶対湿度との差DIが大きくなる。磁気ディスク装置1の内部の部品(例えば、活性炭)が吸収していた水分により、磁気ディスク装置1の内部の湿度が極端に高くなると考えられる。
図7は、磁気ディスク装置1の初期の使用時間に対する磁気ディスク装置1の内部の湿度の変化をグラフで示す図である。
図7に示すように、磁気ディスク装置1の内部の湿気は、磁気ディスク装置1の外部に抜けるが、タイムリーに抜けていく訳ではない。磁気ディスク装置1の内部の湿気は使用時間の経過とともに減少し、磁気ディスク装置1の内部の湿度は使用時間の経過とともに環境湿度に近づくことになる。磁気ディスク装置1の内部の湿度が環境湿度から乖離している期間は、磁気ディスク装置1を保管環境から使用環境に移動してから一定期間のみであることが分かる。
図8は、磁気ディスク装置1の内部の湿度に対するヘッドHD浮上の低下量の変化をグラフで示す図である。なお、図8において、磁気ディスク装置1の内部の温度を一定としている。
図8に示すように、磁気ディスク装置1は、一般的に、内部の湿度が高いと、ヘッドHD浮上の低下量が多くなる特性を有している。湿度が高いと、ヘッドHDは十分に浮上しない。
図9は、磁気ディスク装置1のうち半径方向d1に並んだ3つのセクタSCa(m-1),SCam,SCa(m+1)を示す概略図であり、ヘッドHD1の浮上量が通常である場合のATI影響を説明するための図である。図10は、上記3つのセクタSCa(m-1),SCam,SCa(m+1)を示す概略図であり、ヘッドHD1の浮上量が通常より低下している場合のATI影響を説明するための図である。
図9及び図10において、セクタSCamを対象とするデータのライト処理が行われた領域に斜線を付し、セクタSCa(m-1)を対象とするデータのライト処理が行われた領域及びセクタSCa(m+1)を対象とするデータのライト処理が行われた領域にドットパターンを付している。
図9及び図10に示すように、トラックTamは、セクタSCamを有している。トラックTa(m-1)は、半径方向d1にセクタSCamに隣接したセクタSCa(m-1)を有している。トラックTa(m+1)は、半径方向d1にセクタSCamに隣接したセクタSCa(m+1)を有している。
以下、トラックTamを第1対象トラックTamと称し、トラックTa(m-1)を第1隣接トラックTa(m-1)と称し、トラックTa(m+1)を第1隣接トラックTa(m+1)と称する。第1隣接トラックTa(m+1)は、第1対象トラックTamより内側に位置した第1内側隣接トラックである。第1隣接トラックTa(m-1)は、第1対象トラックTamより外側に位置した第1外側隣接トラックである。
また、セクタSCamを第1対象セクタSCamと称し、セクタSCa(m-1)を第1隣接セクタSCa(m-1)と称し、セクタSCa(m+1)を第1隣接セクタSCa(m+1)と称する。第1隣接セクタSCa(m+1)は、半径方向d1に第1対象セクタSCamに隣接する第1内側隣接セクタである。第1隣接セクタSCa(m-1)は、半径方向d1に第1対象セクタSCamに隣接する第1外側隣接セクタである。
図9に示すように、ヘッドHD1の浮上量が通常である場合、第1隣接セクタSCa(m-1)を対象とするデータのライト処理が行われたり、第1隣接セクタSCa(m+1)を対象とするデータのライト処理が行われたりしても、第1対象セクタSCamのデータへのATI影響は小さい。
図10に示すように、しかしながら、ヘッドHD1の浮上量が通常より低下している場合、ディスクDK1へのライティング特性が上がることになる。ヘッドHD1からディスクDK1への磁気の影響が強くなるため、第1隣接セクタSCa(m-1)を対象とするデータのライト処理が行われたり、第1隣接セクタSCa(m+1)を対象とするデータのライト処理が行われたりすると、第1対象セクタSCamのデータ又はその近傍の領域へのATI影響は大きくなる。
さらに、第1隣接セクタSCa(m-1),SCa(m+1)にデータのライトが何回も行われる場合、都度、第1対象セクタSCamのうち第1隣接セクタSCa(m-1),SCa(m+1)との境界近傍にもデータがライト(オーバーライト)される。第1隣接セクタSCa(m-1),SCa(m+1)へのライトの回数が多くなると、第1対象セクタSCamの本来の対象データをリードできなくなる恐れがある。
上述したことから、磁気ディスク装置1は、ATI影響を考慮し、第1隣接セクタSCa(m-1),SCa(m+1)へのライト回数がライト回数閾値を超えた場合にATIリフレッシュ動作と呼ばれるリフレッシュ処理を実施している。リフレッシュ処理は、第1対象セクタSCamのデータをリードし、リードしたデータを第1対象セクタSCamにリライトし、第1対象セクタSCamをリフレッシュする処理である。これにより、ATI影響による第1対象セクタSCamの本来の対象データをリードできなくなる事態を事前に回避することができる。
ところで、上記リフレッシュ処理に課題がある。例えば、磁気ディスク装置1(筐体10)の内部の湿度が極端に高い状態では、ATIリフレッシュが間に合わず、第1対象セクタSCamのデータのリード時にエラーに至るリスクが高まってしまう。磁気ディスク装置1の内部の湿度が極端に高い状態でも、ATIリフレッシュが間に合うようにするには、上記ライト回数閾値を下げることが考えられる。
しかしながら、ライト回数閾値を下げると、磁気ディスク装置1の性能悪化が懸念され、磁気ディスク装置1は、長期にわたって効率的にデータを書き直すことができなくなる。そこで、本実施形態は、上記課題を解決するものであり、効率的にデータの書き直しを行うことのできる磁気ディスク装置1及びリフレッシュ処理方法が得られるものである。本実施形態は、例えば、図7に示す第1期間と第2期間とで条件を変えてATIリフレッシュ処理を行うものである。詳しくは、磁気ディスク装置1の性能悪化を極力小さくするために、磁気ディスク装置1は、第1期間(使用開始後の一定期間)に、ATIリフレッシュのタイミングを早める機能を備えている。
次に、本実施形態に係るリフレッシュ処理方法について、磁気ディスク装置1の動作と併せて説明する。ここでは、ディスクDK1の第1記録層La1の第1対象セクタSCamにリフレッシュ処理を適用した場合について説明する(図10)。調整部64は、第1重み係数であるk1を調整可能である(図3)。
図3、図4、及び図10に示すように、リフレッシュ処理方法を開始すると、まず、カウンタ62は、第1隣接セクタSCa(m-1),SCa(m+1)にデータを第1ライトする毎に、第1ライト回数N1をk1回とカウントする。
続いて、判断部65は、第1ライト回数N1の第1累計が第1ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する。
MPU60による制御の下、第1累計が第1ライト回数閾値を超えたと判断部65が判断した際に、リフレッシュ処理部63は、第1対象セクタSCamの第1対象データをリードし、第1対象データを第1対象セクタSCamにリライトし、第1対象セクタSCamをリフレッシュし、第1ライト回数N1をリセットする。
第1累計が第1ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する際、MPU60に最初に電源が投入されるタイミングから特定の期間である第1期間に、調整部64は、第1重み係数k1を第1範囲内の数値に調整している。例えば、第1期間から第2期間に切り替わるタイミングは、磁気ディスク装置1の内部の湿度が環境湿度と実質的に同一となるタイミングである。第1期間を経過した後の第2期間に、調整部64は、第1重み係数k1を第2範囲内の数値に調整している。上記第2範囲内の数値の上限は、上記第1範囲内の数値の下限より小さい。
本実施形態において、調整部64は、第1期間に第1重み係数k1を1を超える数値に調整し、第2期間に第1重み係数k1を1に固定している。第1範囲内の数値は1を超える数値であり、第2範囲内の数値は1以下の数値である。但し、調整部64は、第2期間に第1重み係数k1等の重み係数kを複数回、調整したり、1以外の数値に固定したりしてもよい。又は、調整部64は、第1期間に第1重み係数k1等の重み係数kを利用し、第2期間に別の重み係数を利用してもよい。
これにより、第2期間より第1期間の方が、第1累計が第1ライト回数閾値を超え易くなる。第1期間にATI影響による第1対象セクタSCamのデータのリードエラーを回避しつつ、第2期間にATIリフレッシュの発動による性能悪化を最小限にとどめることができる。
なお、第1ライト回数N1をリセットするタイミングは、第1対象セクタSCamをATIリフレッシュするタイミングに限定されるものではない。例えば、第1累計が第1ライト回数閾値を超える前に第1対象セクタSCamにデータをライトした場合、リフレッシュ処理部63はカウンタ62でカウントした第1ライト回数N1をリセットする。
また、第1重み係数k1は、磁気ディスク装置1を使用する期間の長さに応じて変化してもよい。図11は、磁気ディスク装置1のMPU60に最初に電源が投入されるタイミングからの経過時間と、第1重み係数k1と、の対応関係の一例を表で示す図である。
図3及び図11に示すように、磁気ディスク装置1が図11に示すような表をパラメータとして記憶しておくことで、調整部64は上記表を参照して第1重み係数k1を調整することができる。
調整部64は、第1期間のうちの第1期に、第1重み係数k1をk1aに調整することができる(k1a=2.0)。調整部64は、第1期間のうちの第1期に続く第2期に、第1重み係数k1をk1bに調整することができる(k1b=1.8)。調整部64は、第1期間のうちの第2期に続く第3期に、第1重み係数k1をk1cに調整することができる(k1c=1.6)。調整部64は、第1期間のうちの第3期に続く第4期に、第1重み係数k1をk1dに調整することができる(k1d=1.4)。調整部64は、第1期間のうちの第4期に続く第5期に、第1重み係数k1をk1eに調整することができる(k1e=1.2)。調整部64は、第2期間に、第1重み係数k1をk1xに調整することができる(k1x=1.0)。本実施形態において、k1a>k1b>k1c>k1d>k1e>k1xである。
例えば、第2期間に第1隣接セクタSCa(m-1),SCa(m+1)にデータを第1ライトする毎に、第1ライト回数N1を1.0回とカウントする。第1期に第1隣接セクタSCa(m-1),SCa(m+1)にデータを第1ライトする毎に、第1ライト回数N1を2.0回とカウントする。第2期に第1隣接セクタSCa(m-1),SCa(m+1)にデータを第1ライトする毎に、第1ライト回数N1を1.8回とカウントする。なお、第1ライト回数閾値は、アンリカバード限界BER(ビットエラーレート)に対してマージンを持った値であり、例えば1万回である。第1ライト回数閾値及び第1重み係数k1は、磁気ディスク装置1の使用環境及び磁気ディスク装置1の個体差を含めた各種のばらつきを考慮して設計される。
磁気ディスク装置1の使用の経過とともに、磁気ディスク装置1の内部の湿度が環境湿度に徐々に近づき、ヘッドHD1の浮上量が通常時の浮上量に徐々に近づくため、調整部64は、第1重み係数k1を段階的に下げてもよい。これにより、磁気ディスク装置1は、一層、効率的にデータの書き直しを行うことができる。
上記のように構成された一実施形態に係る磁気ディスク装置1及びリフレッシュ処理方法によれば、調整部64は、磁気ディスク装置1を最初に使用するタイミングから特定の期間である第1期間に、第1重み係数k1を第1範囲内の数値に調整することができる。調整部64は、第1期間を経過した後の第2期間に、第1重み係数k1を第2範囲内の数値に調整することができる。
常時、第1重み係数k1を特定の数値(例えば「1」)に固定する場合と比較して、効率的にデータの書き直しを行うことのできる磁気ディスク装置1及びリフレッシュ処理方法を得ることができる。
(第1の変形例)
次に、第1の変形例について説明する。磁気ディスク装置1は、本第1の変形例で説明する構成以外、上記実施形態と同様に構成されている。リフレッシュ処理方法は、本第1の変形例で説明する工程以外、上記実施形態と同様である。図12は、第1の変形例に係る磁気ディスク装置1のディスクDK1の複数のゾーンZの配置の一例を示す概略図である。
図12に示すように、ディスクDK1は、第1記録層La1に、第1ゾーンZ1と、第1ゾーンZ1より内側に位置した第2ゾーンZ2と、第2ゾーンZ2より内側に位置した第3ゾーンZ3と、を有している。第1ゾーンZ1mはゾーン0、第2ゾーンZ2はゾーン1、第3ゾーンZ3はゾーン2、ともそれぞれ称される。
第1ゾーンZ1は、第1対象セクタSCamを含む第1対象トラックTam、第1隣接セクタSCa(m-1)を含む第1隣接トラックTa(m-1)、第1隣接セクタSCa(m+1)を含む第1隣接トラックTa(m+1)等の複数のトラックTを有している。
第2ゾーンZ2は、第2対象セクタSCaqを含む第2対象トラックTaq、第2隣接セクタSCa(q-1)を含む第2隣接トラックTa(q-1)、第2隣接セクタSCa(q+1)を含む第2隣接トラックTa(q+1)、等の複数のトラックTを有している。
第2隣接トラックTa(q+1)は第2対象トラックTaqより内側に位置した第2内側隣接トラックであり、第2隣接セクタSCa(q+1)は半径方向d1に第2対象セクタSCaqに隣接する第2内側隣接セクタである。第2隣接トラックTa(q-1)は第2対象トラックTaqより外側に位置した第2外側隣接トラックであり、第2隣接セクタSCa(q-1)は半径方向d1に第2対象セクタSCaqに隣接する第2外側隣接セクタである。
本第1の変形例のディスクDK1は、上述したように構成されている。
次に、本第1の変形例に係るリフレッシュ処理方法について、磁気ディスク装置1の動作と併せて説明する。ここでは、ディスクDK1の第1記録層La1の第2対象セクタSCaqにリフレッシュ処理を適用した場合について説明する。本第1の変形例において、調整部64は、第1重み係数k1を、第1ゾーンZ1、第2ゾーンZ2、及び第3ゾーンZ3に適用する。
図3、図4、及び図12に示すように、リフレッシュ処理方法を開始すると、カウンタ62は、第2隣接セクタSCa(q-1),SCa(q+1)にデータを第2ライトする毎に、第2ライト回数N2をk1回とカウントする。
判断部65は、第2ライト回数閾値を第2ゾーンZ2に適用する。なお、判断部65は、第1ライト回数閾値を第1ゾーンZ1に適用する。続いて、判断部65は、カウンタ62でカウントした第2ライト回数N2の第2累計が第2ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する。
MPU60による制御の下、第2累計が第2ライト回数閾値を超えたと判断部65が判断した際に、リフレッシュ処理部63は、第2対象セクタSCaqの第2対象データをリードし、第2対象データを第2対象セクタSCaqにリライトし、第2対象セクタSCaqをリフレッシュし、第2ライト回数N2をリセットする。第2累計が第2ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する際、調整部64は、第1期間に第1重み係数k1を第1範囲内の数値に調整し、第2期間に第1重み係数k1を第2範囲内の数値に調整している(例えば、1に固定している)。
上述したことから、本第1の変形例は、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
第1重み係数k1は、第1ゾーンZ1、第2ゾーンZ2、及び第3ゾーンZ3で共通であるため、第1ライト回数N1及び第2ライト回数N2をそれぞれカウントする際、第1重み係数k1は同様に適用される。但し、ゾーンZ毎に、ライト回数閾値を設定することができる。本第1の変形例において、ゾーンZ毎に、条件を変えてATIリフレッシュ処理を行うことができる。そのため、第1ライト回数閾値と第2ライト回数閾値とは、互いに異なってもよい。例えば、第2ゾーンZ2のATI影響より第1ゾーンZ1のATI影響の方が大きい場合、第1ライト回数閾値を、第2ライト回数閾値より小さく設定すればよい。これにより、磁気ディスク装置1は、一層、効率的にデータの書き直しを行うことができる。
(第2の変形例)
次に、第2の変形例について説明する。磁気ディスク装置1は、本第2の変形例で説明する構成以外、上記第1の変形例と同様に構成されている。リフレッシュ処理方法は、本第2の変形例で説明する工程以外、上記実施形態と同様である。
本第2の変形例に係るリフレッシュ処理方法について、磁気ディスク装置1の動作と併せて説明する。ここでは、ディスクDK1の第1記録層La1の第2対象セクタSCaqにリフレッシュ処理を適用した場合について説明する。本第2の変形例において、判断部65は、第1ライト回数閾値を、第1ゾーンZ1、第2ゾーンZ2、及び第3ゾーンZ3に適用する。
図3、図4、及び図12に示すように、調整部64は、重み係数をゾーンZ毎に調整することができる。例えば、調整部64は、第2ゾーンZ2に適用する第2重み係数であるk2を調整可能である。リフレッシュ処理方法を開始すると、調整部64は、第1期間に第2重み係数k2を第1範囲内の数値に調整し、第2期間に第2重み係数k2を第2範囲内の数値に調整する。
カウンタ62は、第2隣接セクタSCa(q-1),SCa(q+1)にデータを第2ライトする毎に、第2ライト回数N2をk2回とカウントする。
判断部65は、第1ライト回数閾値を、第1ゾーンZ1、第2ゾーンZ2、及び第3ゾーンZ3に適用する。続いて、判断部65は、カウンタ62でカウントした第2ライト回数N2の第2累計が第1ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する。
MPU60による制御の下、第2累計が第1ライト回数閾値を超えたと判断部65が判断した際に、リフレッシュ処理部63は、第2対象セクタSCaqの第2対象データをリードし、第2対象データを第2対象セクタSCaqにリライトし、第2対象セクタSCaqをリフレッシュし、第2ライト回数N2をリセットする。
上述したことから、本第2の変形例は、上記第1の変形例と同様の効果を得ることができる。
第1ライト回数閾値は、第1ゾーンZ1、第2ゾーンZ2、及び第3ゾーンZ3で共通であるため、第1累計及び第2累計を判断する際、第1ライト回数閾値は同様に適用される。但し、ゾーンZ毎に、重み係数を設定することができる。本第2の変形例においても、ゾーンZ毎に、条件を変えてATIリフレッシュ処理を行うことができる。そのため、第1重み係数k1と第2重み係数k2とは、互いに異なってもよい。例えば、第2ゾーンZ2のATI影響より第1ゾーンZ1のATI影響の方が大きい場合、第1重み係数k1を第2重み係数k2より大きく設定すればよい。これにより、磁気ディスク装置1は、一層、効率的にデータの書き直しを行うことができる。
(第3の変形例)
次に、第3の変形例について説明する。磁気ディスク装置1は、本第3の変形例で説明する構成以外、上記第1の変形例及び第2の変形例と同様に構成されている。リフレッシュ処理方法は、本第3の変形例で説明する工程以外、上記第1の変形例及び第2の変形例と同様である。
本第3の変形例に係るリフレッシュ処理方法について、磁気ディスク装置1の動作と併せて説明する。ここでは、ディスクDK1の第1記録層La1の第2対象セクタSCaqにリフレッシュ処理を適用した場合について説明する。
図3、図4、及び図12に示すように、調整部64は、重み係数をゾーンZ毎に調整することができる。例えば、調整部64は、第2ゾーンZ2に適用する第2重み係数であるk2を調整可能である。リフレッシュ処理方法を開始すると、調整部64は、第1期間に第2重み係数k2を第1範囲内の数値に調整し、第2期間に第2重み係数k2を第2範囲内の数値に調整する。
カウンタ62は、第2隣接セクタSCa(q-1),SCa(q+1)にデータを第2ライトする毎に、第2ライト回数N2をk2回とカウントする。
判断部65は、第2ライト回数閾値を第2ゾーンZ2に適用する。なお、判断部65は、第1ライト回数閾値を第1ゾーンZ1に適用する。続いて、判断部65は、カウンタ62でカウントした第2ライト回数N2の第2累計が第2ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する。
MPU60による制御の下、第2累計が第2ライト回数閾値を超えたと判断部65が判断した際に、リフレッシュ処理部63は、第2対象セクタSCaqの第2対象データをリードし、第2対象データを第2対象セクタSCaqにリライトし、第2対象セクタSCaqをリフレッシュし、第2ライト回数N2をリセットする。
上述したことから、本第3の変形例は、上記第1の変形例及び第2の変形例と同様の効果を得ることができる。
ゾーンZ毎に、重み係数を設定することができ、かつ、ライト回数閾値を設定することができる。本第3の変形例においても、ゾーンZ毎に、条件を変えてATIリフレッシュ処理を行うことができる。そのため、第1重み係数k1と第2重み係数k2とは、互いに異なってもよい。また、第1ライト回数閾値と第2ライト回数閾値とは、互いに異なってもよい。これにより、一層、効率的にデータの書き直しを行うことができる磁気ディスク装置1及びリフレッシュ処理方法を得ることができる。
(第4の変形例)
次に、第4の変形例について説明する。磁気ディスク装置1は、本第4の変形例で説明する構成以外、上記実施形態と同様に構成されている。リフレッシュ処理方法は、本第4の変形例で説明する工程以外、上記実施形態と同様である。図13は、磁気ディスク装置1のうち半径方向d1に並んだ3つのセクタSCbを示す概略図であり、図10に示した3つのセクタSCa(m-1),SCam,SCa(m+1)の反対側を示す図である。
図13において、セクタSCbmを対象とするデータのライト処理が行われた領域に斜線を付し、セクタSCb(m-1)を対象とするデータのライト処理が行われた領域及びセクタSCb(m+1)を対象とするデータのライト処理が行われた領域にドットパターンを付している。
図13に示すように、ディスクDK1は、第1記録層La1の反対側の第2記録層Lb1に、トラックTb(m-1)、トラックTbm、及びトラックTb(m+1)を有している。トラックTbmは、第1対象トラックTamと同一のシリンダに位置し、セクタSCbmを有している。トラックTb(m-1)は、第1隣接トラックTa(m-1)と同一のシリンダに位置し、半径方向d1にセクタSCbmに隣接したセクタSCb(m-1)を有している。トラックTb(m+1)は、第1隣接トラックTa(m+1)と同一のシリンダに位置し、半径方向d1にセクタSCbmに隣接したセクタSCb(m+1)を有している。
トラックTbmはトラックセンタCmを有し、トラックTb(m-1)はトラックセンタC(m-1)を有し、トラックTb(m+1)はトラックセンタC(m+1)を有している。
以下、トラックTbmを第3対象トラックTbmと称し、トラックTb(m-1)を第3隣接トラックTb(m-1)と称し、トラックTb(m+1)を第3隣接トラックTb(m+1)と称する。第3隣接トラックTb(m+1)は、第3対象トラックTbmより内側に位置した第3内側隣接トラックである。第3隣接トラックTb(m-1)は、第3対象トラックTbmより外側に位置した第3外側隣接トラックである。
また、セクタSCbmを第3対象セクタSCbmと称し、セクタSCb(m-1)を第3隣接セクタSCb(m-1)と称し、セクタSCb(m+1)を第3隣接セクタSCb(m+1)と称する。第3隣接セクタSCb(m+1)は、半径方向d1に第3対象セクタSCbmに隣接する第3内側隣接セクタである。第3隣接セクタSCb(m-1)は、半径方向d1に第3対象セクタSCbmに隣接する第3外側隣接セクタである。
本第4の変形例のディスクDK1は、上述したように構成されている。
次に、本第4の変形例に係るリフレッシュ処理方法について、磁気ディスク装置1の動作と併せて説明する。ここでは、ディスクDK1の第2記録層Lb1の第3対象セクタSCbmにリフレッシュ処理を適用した場合について説明する。本第4の変形例において、調整部64は、第1重み係数k1を、ヘッドHD1(第1記録層La1)及びヘッドHD2(第2記録層Lb1)に適用する。
図3、図4、及び図13に示すように、リフレッシュ処理方法を開始すると、カウンタ62は、第3隣接セクタSCb(m-1),SCb(m+1)にデータを第3ライトする毎に、第3ライト回数N3をk1回とカウントする。
判断部65は、第3ライト回数閾値をヘッドHD2(第2記録層Lb1)に適用する。なお、判断部65は、第1ライト回数閾値をヘッドHD1(第1記録層La1)に適用する。続いて、判断部65は、カウンタ62でカウントした第3ライト回数N3の第3累計が第3ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する。
MPU60による制御の下、第3累計が第3ライト回数閾値を超えたと判断部65が判断した際に、リフレッシュ処理部63は、第3対象セクタSCbmの第3対象データをリードし、第3対象データを第3対象セクタSCbmにリライトし、第3対象セクタSCbmをリフレッシュし、第3ライト回数N3をリセットする。なお、第3累計が第3ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する際、調整部64は、第1期間に第1重み係数k1を第1範囲内の数値に調整し、第2期間に第1重み係数k1を第2範囲内の数値に調整している。
上述したことから、本第4の変形例は、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
第1重み係数k1は、複数のヘッドHDで共通であるため、第1ライト回数N1及び第3ライト回数N3をそれぞれカウントする際、第1重み係数k1は各々のヘッドHDに同様に適用される。但し、ヘッドHD毎に、ライト回数閾値を設定することができる。本第4の変形例において、ヘッドHD毎に、条件を変えてATIリフレッシュ処理を行うことができる。そのため、第1ライト回数閾値と第3ライト回数閾値とは、互いに異なってもよい。例えば、ヘッドHD1によるATI影響よりヘッドHD2によるATI影響の方が大きい場合、第3ライト回数閾値を、第1ライト回数閾値より小さく設定すればよい。これにより、磁気ディスク装置1は、一層、効率的にデータの書き直しを行うことができる。
そして、同一シリンダに位置する第1記録層La1のトラックと第2記録層Lb1のトラックとを対象としてATIリフレッシュ処理を行う際、条件を変えてATIリフレッシュ処理を行うことが可能となる。
(第5の変形例)
次に、第5の変形例について説明する。磁気ディスク装置1は、本第5の変形例で説明する構成以外、上記第4の変形例と同様に構成されている。リフレッシュ処理方法は、本第5の変形例で説明する工程以外、上記実施形態と同様である。
本第5の変形例に係るリフレッシュ処理方法について、磁気ディスク装置1の動作と併せて説明する。ここでは、ディスクDK1の第2記録層Lb1の第3対象セクタSCbmにリフレッシュ処理を適用した場合について説明する。本第5の変形例において、判断部65は、第1ライト回数閾値を、ヘッドHD1(第1記録層La1)及びヘッドHD2(第2記録層Lb1)に適用する。
図3、図4、及び図13に示すように、調整部64は、重み係数をヘッドHD毎に調整することができる。例えば、調整部64は、ヘッドHD2(第2記録層Lb1)に適用する第3重み係数であるk3を調整可能である。リフレッシュ処理方法を開始すると、調整部64は、第1期間に第3重み係数k3を第1範囲内の数値に調整し、第2期間に第3重み係数k3を第2範囲内の数値に調整する。
カウンタ62は、第3隣接セクタSCb(m-1),SCb(m+1)にデータを第3ライトする毎に、第3ライト回数N3をk3回とカウントする。
判断部65は、第1ライト回数閾値を、ヘッドHD1(第1記録層La1)及びヘッドHD2(第2記録層Lb1)に適用する。続いて、判断部65は、カウンタ62でカウントした第3ライト回数N3の第3累計が第1ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する。
MPU60による制御の下、第3累計が第1ライト回数閾値を超えたと判断部65が判断した際に、リフレッシュ処理部63は、第3対象セクタSCbmの第3対象データをリードし、第3対象データを第3対象セクタSCbmにリライトし、第3対象セクタSCbmをリフレッシュし、第3ライト回数N3をリセットする。
上述したことから、本第5の変形例は、上記第4の変形例と同様の効果を得ることができる。
第1ライト回数閾値は、複数のヘッドHDで共通であるため、第1累計及び第3累計を判断する際、第1ライト回数閾値は同様に適用される。但し、ヘッドHD毎に、重み係数を設定することができる。本第5の変形例においても、ヘッドHD毎に、条件を変えてATIリフレッシュ処理を行うことができる。そのため、第1重み係数k1と第3重み係数k3とは、互いに異なってもよい。例えば、ヘッドHD1によるATI影響よりヘッドHD2によるATI影響の方が大きい場合、第3重み係数k3を第1重み係数k1より大きく設定すればよい。これにより、磁気ディスク装置1は、一層、効率的にデータの書き直しを行うことができる。
(第6の変形例)
次に、第6の変形例について説明する。磁気ディスク装置1は、本第6の変形例で説明する構成以外、上記第4の変形例及び第5の変形例と同様に構成されている。リフレッシュ処理方法は、本第6の変形例で説明する工程以外、上記第4の変形例及び第5の変形例と同様である。
本第6の変形例に係るリフレッシュ処理方法について、磁気ディスク装置1の動作と併せて説明する。ここでは、ディスクDK1の第2記録層Lb1の第3対象セクタSCbmにリフレッシュ処理を適用した場合について説明する。
図3、図4、及び図13に示すように、調整部64は、重み係数をヘッドHD毎に調整することができる。例えば、調整部64は、ヘッドHD2に適用する第3重み係数であるk3を調整可能である。リフレッシュ処理方法を開始すると、調整部64は、第1期間に第3重み係数k3を第1範囲内の数値に調整し、第2期間に第3重み係数k3を第2範囲内の数値に調整する。
カウンタ62は、第3隣接セクタSCb(m-1),SCb(m+1)にデータを第3ライトする毎に、第3ライト回数N3をk3回とカウントする。
判断部65は、第3ライト回数閾値をヘッドHD2に適用する。なお、判断部65は、第1ライト回数閾値をヘッドHD1に適用する。続いて、判断部65は、カウンタ62でカウントした第3ライト回数N3の第3累計が第3ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する。
MPU60による制御の下、第3累計が第3ライト回数閾値を超えたと判断部65が判断した際に、リフレッシュ処理部63は、第3対象セクタSCbmの第3対象データをリードし、第3対象データを第3対象セクタSCbmにリライトし、第3対象セクタSCbmをリフレッシュし、第3ライト回数N3をリセットする。
上述したことから、本第6の変形例は、上記第4の変形例及び第5の変形例と同様の効果を得ることができる。
ヘッドHD毎に、重み係数を設定することができ、かつ、ライト回数閾値を設定することができる。本第6の変形例においても、ヘッドHD毎に、条件を変えてATIリフレッシュ処理を行うことができる。そのため、第1重み係数k1と第3重み係数k3とは、互いに異なってもよい。また、第1ライト回数閾値と第3ライト回数閾値とは、互いに異なってもよい。これにより、一層、効率的にデータの書き直しを行うことができる磁気ディスク装置1及びリフレッシュ処理方法を得ることができる。
本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記の新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。必要に応じて、上記実施形態及び上記複数の変形例の2以上を組合せることも可能である。
例えば、上述した技術は、瓦記録型式の磁気ディスク装置と、通常記録型式及び瓦記録型式を選択して実行するハイブリッド記録型式の磁気ディスク装置とに適用してもよい。例えば、ハイブリッド記録型式において、記録層Lのユーザデータ領域Uは、内周側に瓦記録領域を有し、瓦記録領域より外周側に通常記録領域を有している。この通常記録領域は、コンベンショナルゾーン(Conventional Zone)と称される場合もあり、システムファイル、メタデータ等の頻繁に書き換えを行うデータが記録される領域になり得る。
1…磁気ディスク装置、60…MPU、61…リード/ライト処理部、62…カウンタ、63…リフレッシュ処理部、64…調整部、65…判断部、70…揮発性メモリ、80…バッファメモリ、90…不揮発性メモリ、100…ホスト、110…システムコントローラ、120…ドライバIC、130…ヘッドアンプIC、140…R/Wチャネル、150…HDC、DK,DK1,DK2,DKi…ディスク、L,La,La1,La2,Lai,Lb,Lb1,Lb2,Lbi…記録層、Z,Z1,Z2,Z3…ゾーン、T…トラック、Tam,Taq,Tbm…対象トラック、Ta(m-1),Ta(m+1),Ta(q-1),Ta(q+1),Tb(m-1),Tb(m+1)…隣接トラック、SC…セクタ、SCam,SCaq,SCbm…対象セクタ、SCa(m-1),SCa(m+1),SCa(q-1),SCa(q+1),SCb(m-1),SCb(m+1)…隣接セクタ、HD,HD1,HD2,HD3,HD4,HD(j-1),HDj…ヘッド、N,N1,N2,N3…ライト回数、k,k1,k2,k3…重み係数、d1…半径方向、d2…進行方向、d3…回転方向。

Claims (17)

  1. 第1記録層に、第1対象セクタを含む第1対象トラックと、半径方向に前記第1対象セクタに隣接する第1隣接セクタを含む第1隣接トラックと、を有するディスクと、
    前記ディスクの前記第1記録層に対してデータをライトし、前記第1記録層からデータをリードする第1ヘッドと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    第1重み係数であるk1を調整可能な調整部と、
    前記第1隣接セクタにデータを第1ライトする毎に、第1ライト回数を前記k1回とカウントするカウンタと、
    前記カウンタでカウントした前記第1ライト回数の第1累計が第1ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する判断部と、
    前記第1累計が前記第1ライト回数閾値を超えた際に、前記第1対象セクタの第1対象データをリードし、前記第1対象データを前記第1対象セクタにリライトし、前記第1対象セクタをリフレッシュし、前記カウンタでカウントした前記第1ライト回数をリセットするリフレッシュ処理部と、を備え、
    前記調整部は、
    前記制御部に最初に電源が投入されるタイミングから特定の期間である第1期間に、前記k1を第1範囲内の数値に調整し、
    前記第1期間を経過した後の第2期間に、前記k1を第2範囲内の数値に調整し、
    前記第2範囲内の数値の上限は、前記第1範囲内の数値の下限より小さい、
    磁気ディスク装置。
  2. 前記第1隣接トラックは、
    前記第1対象トラックより内側に位置し、前記半径方向に前記第1対象セクタに隣接する第1内側隣接セクタを含む第1内側隣接トラックと、
    前記第1対象トラックより外側に位置し、前記半径方向に前記第1対象セクタに隣接する第1外側隣接セクタを含む第1外側隣接トラックと、を有し、
    前記カウンタは、前記第1内側隣接セクタ及び前記第1外側隣接セクタにデータを第1ライトする毎に、前記第1ライト回数を前記k1回とカウントする、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記調整部は、
    前記第1期間のうちの第1期に、前記k1をk1aに調整し、
    前記第1期間のうちの前記第1期に続く第2期に、前記k1をk1bに調整し、
    前記第2期間に、前記k1をk1xに調整し、
    k1a>k1b>k1xである、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記調整部は、
    前記第1期間に、前記k1を1を越える数値に調整し、
    前記第2期間に、前記k1を1に固定する、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  5. 前記第1累計が前記第1ライト回数閾値を超える前に前記第1対象セクタにデータをライトした場合、前記リフレッシュ処理部は前記カウンタでカウントした前記第1ライト回数をリセットする、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  6. 前記ディスクは、前記第1記録層に、第2対象セクタを含む第2対象トラックと、前記半径方向に前記第2対象セクタに隣接する第2隣接セクタを含む第2隣接トラックと、第1ゾーンと、前記第1ゾーンより内側に位置した第2ゾーンと、をさらに有し、
    前記第1対象トラックは、前記第1ゾーンに位置し、
    前記第2対象トラックは、前記第2ゾーンに位置し、
    前記カウンタは、前記第2隣接セクタにデータを第2ライトする毎に、第2ライト回数を前記k1回とカウントし、
    前記判断部は、前記第1ライト回数閾値を前記第1ゾーンに適用し、第2ライト回数閾値を前記第2ゾーンに適用し、前記カウンタでカウントした前記第2ライト回数の第2累計が前記第2ライト回数閾値を超えたかどうかを判断し、
    前記リフレッシュ処理部は、前記第2累計が前記第2ライト回数閾値を超えた際に、前記第2対象セクタの第2対象データをリードし、前記第2対象データを前記第2対象セクタにリライトし、前記第2対象セクタをリフレッシュし、前記カウンタでカウントした前記第2ライト回数をリセットする、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  7. 前記ディスクは、前記第1記録層に、第2対象セクタを含む第2対象トラックと、前記半径方向に前記第2対象セクタに隣接する第2隣接セクタを含む第2隣接トラックと、第1ゾーンと、前記第1ゾーンより内側に位置した第2ゾーンと、をさらに有し、
    前記第1対象トラックは、前記第1ゾーンに位置し、
    前記第2対象トラックは、前記第2ゾーンに位置し、
    前記調整部は、第2重み係数であるk2を調整可能であり、前記第1期間に前記k2を前記第1範囲内の数値に調整し、前記第2期間に前記k2を前記第2範囲内の数値に調整し、
    前記カウンタは、前記第2隣接セクタにデータを第2ライトする毎に、第2ライト回数を前記k2回とカウントし、
    前記判断部は、前記第1ライト回数閾値を前記第1ゾーン及び前記第2ゾーンに適用し、前記カウンタでカウントした前記第2ライト回数の第2累計が前記第1ライト回数閾値を超えたかどうかを判断し、
    前記リフレッシュ処理部は、前記第2累計が前記第1ライト回数閾値を超えた際に、前記第2対象セクタの第2対象データをリードし、前記第2対象データを前記第2対象セクタにリライトし、前記第2対象セクタをリフレッシュし、前記カウンタでカウントした前記第2ライト回数をリセットする、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  8. 前記ディスクは、前記第1記録層に、第2対象セクタを含む第2対象トラックと、前記半径方向に前記第2対象セクタに隣接する第2隣接セクタを含む第2隣接トラックと、第1ゾーンと、前記第1ゾーンより内側に位置した第2ゾーンと、をさらに有し、
    前記第1対象トラックは、前記第1ゾーンに位置し、
    前記第2対象トラックは、前記第2ゾーンに位置し、
    前記調整部は、第2重み係数であるk2を調整可能であり、前記第1期間に前記k2を前記第1範囲内の数値に調整し、前記第2期間に前記k2を前記第2範囲内の数値に調整し、
    前記カウンタは、前記第2隣接セクタにデータを第2ライトする毎に、第2ライト回数を前記k2回とカウントし、
    前記判断部は、前記第1ライト回数閾値を前記第1ゾーンに適用し、第2ライト回数閾値を前記第2ゾーンに適用し、前記カウンタでカウントした前記第2ライト回数の第2累計が前記第2ライト回数閾値を超えたかどうかを判断し、
    前記リフレッシュ処理部は、前記第2累計が前記第2ライト回数閾値を超えた際に、前記第2対象セクタの第2対象データをリードし、前記第2対象データを前記第2対象セクタにリライトし、前記第2対象セクタをリフレッシュし、前記カウンタでカウントした前記第2ライト回数をリセットする、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  9. 前記第1ライト回数閾値と前記第2ライト回数閾値とは、互いに異なる、
    請求項6又は8に記載の磁気ディスク装置。
  10. 前記k1と前記k2とは、互いに異なる、
    請求項7又は8に記載の磁気ディスク装置。
  11. 第2ヘッドをさらに備え、
    前記ディスクは、前記第1記録層の反対側の第2記録層に、第3対象セクタを含み前記第1対象トラックと同一のシリンダに位置する第3対象トラックと、前記半径方向に前記第3対象セクタに隣接する第3隣接セクタを含む第3隣接トラックと、を有し、
    前記第2ヘッドは、前記ディスクの前記第2記録層に対してデータをライトし、前記第2記録層からデータをリードし、
    前記カウンタは、前記第3隣接セクタにデータを第3ライトする毎に、第3ライト回数を前記k1回とカウントし、
    前記判断部は、前記カウンタでカウントした前記第3ライト回数の第3累計が第3ライト回数閾値を超えたかどうかを判断し、
    前記リフレッシュ処理部は、前記第3累計が前記第3ライト回数閾値を超えた際に、前記第3対象セクタの第3対象データをリードし、前記第3対象データを前記第3対象セクタにリライトし、前記第3対象セクタをリフレッシュし、前記カウンタでカウントした前記第3ライト回数をリセットする、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  12. 第2ヘッドをさらに備え、
    前記ディスクは、前記第1記録層の反対側の第2記録層に、第3対象セクタを含み前記第1対象トラックと同一のシリンダに位置する第3対象トラックと、前記半径方向に前記第3対象セクタに隣接する第3隣接セクタを含む第3隣接トラックと、を有し、
    前記第2ヘッドは、前記ディスクの前記第2記録層に対してデータをライトし、前記第2記録層からデータをリードし、
    前記調整部は、第3重み係数であるk3を調整可能であり、前記第1期間に前記k3を前記第1範囲内の数値に調整し、前記第2期間に前記k3を前記第2範囲内の数値に調整し、
    前記カウンタは、前記第3隣接セクタにデータを第3ライトする毎に、第3ライト回数を前記k3回とカウントし、
    前記判断部は、前記カウンタでカウントした前記第3ライト回数の第3累計が前記第1ライト回数閾値を超えたかどうかを判断し、
    前記リフレッシュ処理部は、前記第3累計が前記第1ライト回数閾値を超えた際に、前記第3対象セクタの第3対象データをリードし、前記第3対象データを前記第3対象セクタにリライトし、前記第3対象セクタをリフレッシュし、前記カウンタでカウントした前記第3ライト回数をリセットする、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  13. 第2ヘッドをさらに備え、
    前記ディスクは、前記第1記録層の反対側の第2記録層に、第3対象セクタを含み前記第1対象トラックと同一のシリンダに位置する第3対象トラックと、前記半径方向に前記第3対象セクタに隣接する第3隣接セクタを含む第3隣接トラックと、を有し、
    前記第2ヘッドは、前記ディスクの前記第2記録層に対してデータをライトし、前記第2記録層からデータをリードし、
    前記調整部は、第3重み係数であるk3を調整可能であり、前記第1期間に前記k3を前記第1範囲内の数値に調整し、前記第2期間に前記k3を前記第2範囲内の数値に調整し、
    前記カウンタは、前記第3隣接セクタにデータを第3ライトする毎に、第3ライト回数を前記k3とカウントし、
    前記判断部は、前記カウンタでカウントした前記第3ライト回数の第3累計が第3ライト回数閾値を超えたかどうかを判断し、
    前記リフレッシュ処理部は、前記第3累計が前記第3ライト回数閾値を超えた際に、前記第3対象セクタの第3対象データをリードし、前記第3対象データを前記第3対象セクタにリライトし、前記第3対象セクタをリフレッシュし、前記カウンタでカウントした前記第3ライト回数をリセットする、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  14. 前記第1ライト回数閾値と前記第3ライト回数閾値とは、互いに異なる、
    請求項11又は13に記載の磁気ディスク装置。
  15. 前記k1と前記k3とは、互いに異なる、
    請求項12又は13に記載の磁気ディスク装置。
  16. 前記ディスク及び前記第1ヘッドを収容し、内部に空気が存在する筐体をさらに備える、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  17. 第1記録層に、第1対象セクタを含む第1対象トラックと、半径方向に前記第1対象セクタに隣接する第1隣接セクタを含む第1隣接トラックと、を有するディスクと、前記ディスクの前記第1記録層に対してデータをライトし、前記第1記録層からデータをリードする第1ヘッドと、制御部と、を備える磁気ディスク装置に適用されるリフレッシュ処理方法であって、第1重み係数をk1とした場合、
    前記第1隣接セクタにデータを第1ライトする毎に、第1ライト回数を前記k1回とカウントし、
    前記第1ライト回数の第1累計が第1ライト回数閾値を超えたかどうかを判断し、
    前記制御部による制御の下、前記第1累計が前記第1ライト回数閾値を超えた際に、前記第1対象セクタの第1対象データをリードし、前記第1対象データを前記第1対象セクタにリライトし、前記第1対象セクタをリフレッシュし、前記第1ライト回数をリセットし、
    前記第1累計が前記第1ライト回数閾値を超えたかどうかを判断する際、
    前記制御部に最初に電源が投入されるタイミングから特定の期間である第1期間に、前記k1を第1範囲内の数値に調整し、
    前記第1期間を経過した後の第2期間に、前記k1を第2範囲内の数値に調整し、
    前記第2範囲内の数値の上限は、前記第1範囲内の数値の下限より小さい、
    リフレッシュ処理方法。
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