JP2021047965A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の実施形態が解決しようとする課題は、SMR領域に記録されたデータの信頼性を向上させ、記録/再生コマンドに対する応答性の低下を抑制できる磁気ディスク装置を提供することである。【解決手段】実施形態に係る磁気ディスク装置は、重ねてデータが記録される複数のトラック群を含む第1領域、重ねてデータが記録される複数のトラック群を含み、前記第1領域に対して外周側に離間した及び第2領域と、互いに所定の間隔を置いて配置される複数のトラックを含み、径方向において前記第1領域と前記第2領域とに隣接する第3領域と、を含む記録面を備えるディスクと、前記第1領域の前記トラック群に対し、外周側へ順にデータを記録し、前記第2領域のトラック群に対し、中心側へ順にデータを重ねて記録するヘッドと、を有する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、磁気ディスク装置に関する。
磁気ディスク装置として、SMR(Shingled−write Magnetic Recording)領域(または瓦記録領域、以降、SMR領域と称する)と、このSMR領域に記録するデータのキャッシュとして利用されるメディアキャッシュ(Media Cache)領域(以降、MC領域と称する)とを有するディスクを使用するものがある。SMR領域のトラック密度は、MC領域のトラック密度と比較して高い。
MC領域は、SMR領域よりも高い頻度でデータの記録(書き込み)が実施される。MC領域に隣接するSMR領域のトラックに記録されたデータは、MC領域への記録が実行されるたびに発生する記録磁界によって干渉を受けやすく、データが劣化したり、書き換わったりして記録データの信頼性が低下する可能性がある。
米国特許第9679597号明細書
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、SMR領域に記録されたデータの信頼性を向上させ、記録/再生コマンドに対する応答性の低下を抑制できる磁気ディスク装置を提供することである。
実施形態に係る磁気ディスク装置は、重ねてデータが記録される複数のトラック群を含む第1領域、重ねてデータが記録される複数のトラック群を含み、前記第1領域に対して外周側に離間した及び第2領域と、互いに所定の間隔を置いて配置される複数のトラックを含み、径方向において前記第1領域と前記第2領域とに隣接する第3領域と、を含む記録面を備えるディスクと、前記第1領域の前記トラック群に対し、外周側へ順にデータを記録し、前記第2領域のトラック群に対し、中心側へ順にデータを重ねて記録するヘッドと、を有する。
図1は、第1の実施形態にかかる磁気ディスク装置の主要部を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態にかかる磁気ディスク装置のディスクの記録面の構成を説明するための模式図である。 図3は、第1の実施形態の磁気ディスク装置のディスクの記録面のMC領域及びSMR領域の配置とバンドの順方向とを示す模式図である。 図4は、第2の実施形態にかかる磁気ディスク装置のディスクの記録面の構成を説明するための模式図である。 図5は、比較例にかかる磁気ディスク装置のディスクの記録面の構成を示す模式図である。 図6は、前記比較例のディスクの記録面のMC領域及びSMR領域の配置とバンドの順方向を示す模式図である。
[第1の実施形態]
図1を用いて、第1の実施形態にかかる磁気ディスク装置100の構成を説明する。図1は、第1の実施形態にかかる磁気ディスク装置100の要部を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の磁気ディスク装置100は、ディスク1、ヘッドアンプIC11と、1チップの集積回路からなるシステムコントローラ15、バッファメモリ16、ドライバIC17、不揮発性メモリ18、ヘッド20、アーム21、スピンドルモータ22、ボイスコイルモータ23、とを有する。
また、磁気ディスク装置100は、外部装置であるホスト300と接続される。ホスト300は、例えば、サーバ等であって、磁気ディスク装置100へ所望の動作を行わせるコマンドを発行するコンピュータである。ホスト300は、磁気ディスク装置100に対して、例えば、記録(書き込み)コマンドや再生(読み出し)コマンドを送信する。
ディスク1は、アルミニウムやガラス基板等の円盤状の記録媒体であり、一方の面または両面に磁性体が塗布された記録面2を有する。記録面2には、データが記録される複数のトラックが同心円状に設けられる。ディスク1は1枚に限られず、複数枚設けられてもよい。複数枚の場合を例にとると、複数枚のディスク1は、互いに所定間隔を置いて、スピンドルモータ22の回転軸に取り付けられ、スピンドルモータ22の駆動により一体的に回転する。それぞれの記録面2には、対応した磁気ヘッド20及びアーム21が設けられる。図1には、複数枚のディスク1の内、上側のディスク1と、このディスク1が有する記録面2に対応する磁気ヘッド20及びアーム21が図示されている。
アーム21とボイスコイルモータ23とは、アクチュエータを構成している。すなわち、アクチュエータは、ボイスコイルモータ23の駆動により、アーム21の移動を可能とし、アーム21に保持されるヘッド20を記録面2上のデータを記録/再生すべき位置(トラック)まで、ディスク1の径方向に移動させる。
ヘッド20は、記録ヘッド及び再生ヘッドを有する。再生ヘッドは、記録面2のトラックに記録されているデータを再生し、再生した再生信号をヘッドアンプIC11に出力する。記録ヘッドは、ヘッドアンプIC11から受け取った記録信号にもとづいて記録磁界を発生させ、記録面2のトラックにデータを記録する。
ヘッドアンプIC11は、再生アンプ及び記録ドライバを有する。再生アンプは、再生ヘッドにより読み出された再生信号を増幅して、リード/ライトチャネル(R/Wチャネル)12に伝送する。一方、記録ドライバは、R/Wチャネル12から出力される記録データに応じた記録信号を記録ヘッドに伝送する。
システムコントローラ15は、R/Wチャネル12と、ハードディスクコントローラ(HDC)13と、マイクロプロセッサ(MPU)14とを含む。
R/Wチャネル12は、ヘッドアンプIC11から入力された再生データに信号処理を実行してHDC13出力し、HDC13から入力された記録データに信号処理を実行してヘッドアンプIC11に出力する。
HDC13は、MPU14の命令に従って、ホスト300とR/Wチャネル12との間のデータ転送を制御する。HDC13は、バッファメモリ16を制御し、再生データ及び記録データをバッファメモリ16に一時的に記録し、保持することでデータ転送制御を実行する。
MPU14は、メインコントローラであり、ドライバIC17を介してボイスコイルモータ23を制御し、ヘッド20の位置決めを行なうサーボ制御を実行する。MPU14は、ディスク1に対するデータの記録動作を制御する。ここで、MPU14の制御による記録方式には、後述する通常記録方式であるCMR(Conventional Magnetic Recording)方式とSMR(Shingled−write Magnetic Recording)方式とを含む。MPU14は、例えば、ディスク1の記録面2上のシステム領域5に記録された制御情報に従って、ヘッド20が記録面2上のいずれの領域にSMR方式またはCMR方式によりデータ記録するか制御を行う。
バッファメモリ16は、磁気ディスク装置100とホスト300との間で送受信されるデータ等を一時的に記録するDynamic Random Access Memory(DRAM)、Static Random Access Memory(SRAM)等の半導体メモリである。
不揮発性メモリ18は、電力供給が断たれても記録データを保持可能な半導体メモリであり、磁気ディスク装置100のシステム情報や制御プログラムを保持することができる。不揮発性メモリ18は、例えば、Read Only Memory(ROM)である。
図2を用いて、記録面2の構成及びデータ領域配置を説明する。図2は、第1の実施形態にかかる記録面2の構成を示す模式図である。図2において、周方向は、ディスク1の記録面2上において、ディスク1の回転方向或いはディスク1の外周に沿った方向である。径方向は、ディスク1の記録面2上において、ディスク1の中心IDとディスク1の外周ODとを結ぶ方向である。径方向において、外向きとは中心IDから外周ODへ向かう方向であり、内向きとは、外周ODから中心IDに向かう方向である。周方向及び径方向はディスク1上のそれぞれの位置で定義され、ディスク1上において一定のベクトルとして表現されない。
ディスク1の記録面2には、MC領域3と、SMR領域4と、システム領域5が割り当てられている。SMR領域4は、径方向において、MC領域3を挟んで、ディスク1の中心ID側にあるSMR領域4IDとディスク1の外周OD側にあるSMR領域4ODとの2つの領域に分けられる。SMR領域4ODのさらに外周側には、システム領域5が設けられる。
前述したように、アーム21が記録面2上を移動することにより、記録面2に対向する先端の磁気ヘッド20が、記録面2上の前記MC領域3、SMR領域4等のトラックにデータを記録したり、これら領域のトラックからデータを再生したりすることが可能なっている。
MC領域3は、SMR領域4に記録されたデータ、または、これから記録されるデータを、一時的に保持するキャッシュとして利用される。SMR領域4には、ホスト300から記録要求されたユーザデータ、例えばシーケンシャルデータ等が記録される。
MC領域3には、互いに所定の間隔を置いて記録される複数のトラックが設けられる。本明細書では、隣接するトラック同士に間隔をあけて記録する方式をCMR方式(通常記録方式)と称する。MC領域3は、CMR方式でデータが記録されるCMR領域(通常記録領域)である。MPU14は、一時的にMC領域3に記録したデータを、所定のタイミングでSMR領域4に記録させる。例えば、ランダムアクセスデータ等は、SMR領域に4に直接記録されず一時的にMC領域3に記録され、MC領域3に所定量の記録データが記録された後にまとめてSMR領域に記録される。
SMR領域4は、あるトラックの一部に次に記録された隣接するトラックが重ね書きされる記録領域である。本明細書では、あるトラックを隣接するトラックの一部に重ねて記録する方式をSMR方式と称する。トラックの一部が重ねて記録されるので、SMR領域4のトラック密度(TPI:Track Per Inch)は、重ね書きされないMC領域3のトラック密度よりも高い。SMR領域4ID、4ODに記載した矢印の方向は後述する順方向を示す。
システム領域5には、当該記録面2へのデータの記録や再生、及びその他の動作情報を管理するデータが記録される。システム領域5へのデータの記録は、例えばCMR方式によって実現される。
図3は、記録面2におけるMC領域3及びSMR領域4の配置と、SMR領域4ID、4ODにおけるトラックを記録する向き(順方向)の一例を示す模式図であり、記録面2のMC領域3に隣接するSMR領域4の部分を切り出し、所定単位のトラックを含むバンドB1〜B4が示されている。尚、図3では、説明の都合上、前記MC領域3近傍の一部領域の1周分を直線的に展開し、図の左右方向をディスク1の周方向、図の上下方向をディスク1の径方向にデフォルメして示している。図3において、各トラックは、外乱やその他の構造等の影響によるずれ等が調整されている。また、説明の便宜上、SMR領域4のトラックが図面に現れた両端において重ねて記録されていない。
図3には、各バンドB1〜B4が、それぞれ3つのトラックを含むものとしたが、少なくとも2つ以上のトラックを含んでいればよい。MC領域3は、3つのトラックを含むように記載したが、少なくともバンド1つ分のデータを記録できる容量のトラックを含んでいればよい。なお、本明細書において、トラックの幅とは、各トラックの径方向の長さである。
MC領域3は、中心ID側から外周OD側へ順にトラックT1m、T2m、T3mを有する。トラックT1m、T2m、T3mがCMR方式で記録される順番は、特に限定されないが、例えば中心ID側から外周OD側へ順に記録される。トラックT1m、T2m、T3mの間には、所定の幅を持った間隔41が設けられる。
SMR領域4ID、4ODは、バンドを有する。バンドは、複数のトラックが重ね書きされたトラック群である。図3には、MC領域3近傍に位置する4つのバンドB1、B2、B3、B4を抜き出して記載する。バンドB1、B2はSMR領域4ID記録に含まれる。バンドB3、B4は、SMR領域4ODに含まれる。
バンドB1、B2、MC領域3、バンドB3、B4は、記載する順に、中心ID側から外周OD側へ順に並び、互いに隣接している。上書きや干渉を防止するため、隣接するMC領域3とバンドとの間には所定の幅を持った間隔42が設けられ、隣接するバンド同士の間には所定の幅を持った間隔43が設けられる。
バンドB1〜B4は、それぞれ径方向に順に重ね書きされたトラックTnbm(n=1〜3、m=1〜4)を有する。この例では、最初にT1bmのトラック(瓦記録トラック)に記録され、次にT2Bmのトラック(瓦記録トラック)に記録され、最後にT3bmのトラック(最終トラック)に記録される。瓦記録トラックは、あるバンドにおいて、次に記録された隣接するトラックによって一部が重ね書きされるトラックである。従って、瓦記録トラックは、は、他のトラックの一部に対して重ね書きされるが、最終トラックは、他のトラックによって重ね書きがされないトラックとなる。
以下では、ヘッド20がディスク1に記録したトラックを記録トラックTwと称する。また、隣接トラックの重ね書きによって上書きされた領域を除いた残りの記録トラックTwの領域を再生トラックTrと称する。なお、“トラック”という用語を“記録トラック”及び“再生トラック”を含む用語として用いる場合もある。
簡単に説明するため、図3には、バンドB2が有するトラックT1b2、T2b2、T3b2の記録トラック及び再生トラックにのみ符号を記載する。トラックT1bm、T2bm、T3bmの記録トラックは、それぞれTw1、Tw2、Tw3と表記する。トラックT1bm、T2bm、T3bmの記録トラック幅は、それぞれWTw1、WTw2、WTw3と表記する。トラックT1bm、T2bm、T3bmの再生トラックは、それぞれTr1、Tr2、Tr3と表記する。トラックT1bm、T2bm、T3bmの再生トラック幅は、それぞれWTr1、WTr2、WTr3と表記する。
最終トラック(T3bm)は、他のトラックによって重ね書きされていない。このため、最終トラックの再生トラック幅WTr3は瓦記録トラックの再生トラック幅WTr1bm、WTr2bmよりも幅が広い。
同じバンドの瓦記録トラック(T1bm、T2bm)に対する最終トラック(T3bm)が位置する径方向の向きを、順方向と称する。言い換えると、順方向とは、ヘッド20があるバンドのトラックにデータを記録する順番を、径方向における向きで表したものである。
SMR領域4IDに含まれるバンドB1、B2は、順方向が外向きである。バンドB1、B2は、それぞれ中心ID側のトラックT1b1、T1b2から外周OD側のトラックT3b1、T3b2へ順に重ね書きされる。SMR領域4ODに含まれるバンドB3、B4は、順方向が内向きである。バンドB3、B4は、それぞれ外周OD側のトラックT1b3、T1b3から中心ID側のトラックT3b3、T3b4へ順に重ね書きされる。このように、バンドB2、B3は、最終トラック(T3b2及びT3b3)側がMC領域3に隣接する。
あるトラックに記録されたデータは、近傍の別のトラックにデータを記録する際に発生する記録磁界によって干渉を受ける。瓦記録トラックは、当該トラックよりも後に同じバンドの隣接トラックにデータが記録されるため、最終トラックよりも記録品質(例えば、信号対雑音比(SN比)、ビットエラー率)が低い。瓦記録トラックは、もともと記録品質が低いので、さらに干渉を受けた時に最終トラックより再生エラーが生じやすい。一方、最終トラックは、干渉を受けた時に瓦記録トラックより再生エラーが生じにくい。
SMR領域4ID、4ODの順方向が異なる理由を説明する。
記録面2がヘッド20の両端部分から印加される記録磁界は、記録面2がヘッド20の中央部分から印加される記録磁界よりも弱い。このため、トラックの両端には、磁化の向きが一様ではない(再生に適さない)フリンジと称される領域が形成される。一般に、あるトラックの両側のフリンジは、ヘッド20のスキュ角(トラックの周方向に対する、当該トラック上のヘッド20及びアーム21の傾き)に応じて幅が変化する。ヘッド20及びアーム21は、位置取ったトラックの径方向の位置に応じて傾くため、トラックの径方向の位置に応じて、フリンジの幅が変化する。一般的に、記録面2の中心ID側の領域では、トラックの中心ID側のフリンジが小さくなり、記録面2の外周OD側の領域では、トラックの外周OD側のフリンジが小さくなる。記録面2の外周OD側と中心ID側で順方向を変えることで、トラック両端に形成されるフリンジのうち小さい方を残し、再生トラックの記録品質を高めることができる。
MC領域3へのデータ記録によって、MC領域3に隣接するトラックは干渉を受けることを説明する。
SMR方式を採用した磁気ディスク装置100では、すでにデータが記録されたバンドにデータを記録する時、すでにSMR領域4に記録されたデータを修正する時、リフレッシュ記録する時等において、バンドに記録されたデータが上書きされて消去されないように、すでに記録されたデータを一時的にMC領域3に記録することで退避させる。退避したデータは、所定のタイミングで記録対象のバンドへ記録される。
また、SMR領域4にデータを記録する際、データを一旦MC領域3に記録した後、バンド単位でまとめてSMR領域4に記録する。これにより、磁気ディスク装置100は、SMR領域4のあるバンドに新たにデータを記録することで生じるバンド単位でのデータの退避と書き直しを抑え、ホスト300から受け取った記録/再生コマンドに対する応答性(以降、単に応答性と表現することがある)の低下を抑制できる。なお、容量が大きい連続したデータを記録する場合は、この限りではない。
このように、SMRを採用した磁気ディスク装置100では、その特性上、データがMC領域3に記録される頻度が、SMR領域3に記録される頻度よりも高い。MC領域3に隣接するバンドB2、B3のMC領域3に隣接するトラックT3b2、T3b3は、ヘッド20がMC領域3にデータを記録する際に発生させる記録磁界によって干渉を受ける。MC領域3に隣接するトラックT3b2、T3b3は、高頻度で繰り返し干渉を受けるため、MC領域3に隣接しないトラックよりも記録品質が低下しやすい。
しかしながら、トラックT3b2、T3b3は、最終トラックであり、同じバンドの隣接トラックによって重ね書きされないため、瓦記録トラックよりももとの記録品質が高い。このため、トラックT3b2、T3b3は、干渉によって記録品質が正常なデータ再生が不可能な水準まで低下しにくい。第1の実施形態の磁気ディスク装置100では、干渉を受けやすいMC領域3に隣接するトラックをバンドの最終トラック(T3b2、T3b3)とすることで、記録面2に記録されたデータの信頼性を向上させることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、MC領域3とSMR領域4の配置が記録面2毎に異なる。第2の実施形態では、説明の便宜上、図2に記載するものと同等の記録面2を記録面2aと称する。第2の実施形態の磁気ディスク装置101は、記録面2aに加え、記録面2aとは別の記録面2bをさらに有する点が第1の実施形態と異なる。記録面2a、2bは、同じディスク1上に設けられることも、異なるディスク1上に設けられることもできる。第1の実施形態と第2の実施形態とで共通する構成には、同じ符号を付し、説明を省略する。図4は、第2の実施形態にかかる磁気ディスク装置100のディスク1の記録面2bの構成を示す模式図である。
トラック両端に形成されるフリンジの幅は、ヘッド20の径方向の位置に応じて一様に決められるものでない。実際には、フリンジの幅は、ヘッド20のアーム21に対する取り付け位置の誤差等の製造誤差や、ヘッド20両端の記録磁界強度の多寡に影響される。フリンジの影響を最小とする順方向の切り替え位置(MC領域3bが設けられる位置)は記録面2毎に異なる。
第2の実施形態では、フリンジの影響を考慮して、記録面2毎に最適な位置で順方向を切り替えることで、各記録面2の再生トラックの記録品質を高めることができる。例えば、図4には、記録面2bに対応するヘッド20bのアーム21bに対する取り付け位置及び取り付け角度に誤差が生じた例を示す。取り付け誤差が生じていないヘッド20aと取り付け誤差が生じたヘッド20bとは、スキュ角とトラックの径方向の位置との関係が異なる。このため、記録面2bにおいて、フリンジの影響を最小とする順方向の切り替え位置は、記録面2aと異なる位置に設定される。さらに記録面2b上に設けられるMC領域3b、SMR領域4IDb、4ODbの位置は、記録面2a上の対応する構成の位置とは異なる。
第2の実施形態の磁気ディスク装置101は、第1の実施形態と同様にデータの信頼性を向上させることができ、さらに、記録面2毎に異なる位置にMC領域3とSMR領域4を配置することで、各記録面2の再生トラックの記録品質を高めることができる。
[比較例]
次に、図5及び図6を用いて、比較例にかかる磁気ディスク装置900について説明する。
比較例の磁気ディスク装置900は、第1の実施形態の磁気ディスク装置100と、記録面902におけるデータ領域の配置が異なる。磁気ディスク装置100と磁気ディスク装置900に共通する構成には、同じ符号を付し、説明を省略する。図5は、比較例の磁気ディスク装置900のディスク901の記録面の構成を示す模式図である。図6は、前記比較例のディスク901にかかるMC領域903及びSMR領域904の配置とバンドの順方向を示す模式図である。
ディスク901の記録面902には、SMR領域904ID、SMR領域904OD、MC領域903、システム領域5が、中心ID側から外周OD側に記載の順に隣接して設けられる。SMR領域904IDの順方向は、外向きである。SMR領域904ODの順方向は、内向きである。
図6には、記録面904のMC領域903に隣接するシステム領域5及びSMR領域904の部分を切り出して示されている。図6には、SMR領域904ODが有する2つのバンドB901、B902を切り出して示されている。バンドB901、B902、MC領域903は、記載する順に、中心ID側から外周OD側へ順に並び、互いに隣接している。隣接するMC領域3とバンドとの間には、所定の幅の間隔45が設けられる。
データが記録される頻度が高いMC領域903は、SMR領域904よりも、外周OD側に配置される。記録面902上において、外周OD側に位置するトラックは、1周が長いため、1トラックあたりに記録できるデータ量が多い。これにより、MC領域903にデータが記録される際、ヘッド20がトラック間を移動する回数と移動に要する時間、及びデータを記録するのに必要な時間が減少するが、MC領域903とSMR領域904との間における、ヘッド20の平均シーク距離は、ディスク901の最外径の半分程度となるため、最も遅くなる。
さらに、比較例の磁気ディスク装置900において、MC領域903に隣接するトラックは瓦記録トラック(T1b902)である。トラックT1b902は、同じバンドの隣接するトラックT2b902が記録されるときに干渉を受けており、記録品質が低い。このため、トラックT1b902は、MC領域3への記録によって生じる干渉によって、記録品質が正常なデータの再生が不可能な水準まで低下しやすい。
記録品質の低下への対策として、比較例の磁気ディスク装置900は、隣り合ったMC領域903とバンドB902との間の間隔を広くとる、または、MC領域903に隣接するバンド(B902)のリフレッシュ記録(データの書き直し)を高頻度に行う等の工夫が必要になる。
MC領域903と隣接するバンドB902との間隔を広くとることで、MC領域903にデータを記録する際、MC領域903に隣接するトラック(T1b902)が受ける記録磁界の強度は小さくなる。しかし、記録面902上のデータを記録する面積が減少し、磁気ディスク装置900の記録容量が減少する。
リフレッシュ記録を高頻度とすることで、MC領域に隣接するトラック(T1b902)に記録されたデータが再生できなくなるほど干渉を受ける前に、当該トラックに記録されたデータを記録しなおすことができる。しかし、SMRにおけるリフレッシュ記録では、トラック単位ではなくバンド単位でデータを記録しなおすため、リフレッシュ記録にかかる時間が長い。リフレッシュ記録中はホストから受け取った記録/再生コマンドを実行できないため、高頻度のリフレッシュ記録によって、磁気ディスク装置900の応答性が低下する問題がある。
以下、比較例の磁気ディスク装置900と比較しながら、第1及び第2の実施形態の磁気ディスク装置が、SMR領域に記録されたデータの信頼性を向上させ、リフレッシュ記録による応答性低下を抑制できることとについて説明する。
第1の実施形態の磁気ディスク装置では、もとの記録品質が高い最終トラックがMC領域3に隣接するため、当該トラックの記録品質が正常なデータの再生が不可能な水準まで低下しにくく、データの信頼性が高い。さらに、隣接するMC領域3とSMR領域4のバンドB2、B3との間隔を狭くすることができ、記憶容量を大きくできる。また、第1及び第2の実施形態の磁気ディスク装置は、比較例の磁気ディスク装置900と比べて、MC領域3に隣接しているバンドをリフレッシュ記録する頻度を減らすことができ、磁気ディスク装置の応答性の低下を抑制できる。
第1及び第2の実施形態の磁気ディスク装置において、MC領域3は、SMR領域4ID、4ODの間に位置する。このため、第1の実施形態では、MR領域4全体で見た時、MC領域3からSMR領域4の任意のトラック上までの距離と、ヘッド20がこの距離を移動するのに要する時間とが、比較例よりも短くなる。このため、ヘッド20がMC領域3からSMR領域4へ、またはSMR領域4からMC領域3へデータを記録/再生する一連の動作にかかる時間は減少する。これに伴って、磁気ディスク装置の応答性が向上する。
以上、説明したように、第1の実施形態または第2の実施形態によれば、SMR領域に記録されたデータの信頼性を向上させ、応答性低下を抑制できるディスク装置を提供できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、そのほか様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 ディスク
2 記録面
3 メディアキャッシュ領域(MC領域)
4、4ID、4OD SMR領域
11 ヘッドアンプIC
12 リード/ライトチャネル(R/Wチャネル)
13 ハードディスクコントローラ(HDC)
14 マイクロプロセッサ(MPU)
15 システムコントローラ
16 バッファメモリ
17 ドライバIC
18 不揮発性メモリ
20 ヘッド
21 アーム
22 スピンドルモータ
23 ボイスコイルモータ
100 磁気ディスク装置
300 ホスト
B1、B2、B3、B4 バンド
T1b1、T2b1、T3b1、T1b2、T2b2、T3b2、T1b3、T2b3、T3b3、T1b4、T2b4、T3b4 トラック
Tw1、Tw2、Tw3 記録トラック
Tr1、Tr2、Tr3 再生トラック
WTw1、WTw2、WTw3 記録トラック幅
WTr1、WTr2、WTr3 再生トラック幅

Claims (10)

  1. 一部を重ねてデータが記録される複数のトラック群を含む第1領域、一部を重ねてデータが記録される前記第1領域とは別の複数のトラック群を含み、前記第1領域に対して外周側に離間した及び第2領域と、互いに所定の間隔を置いて配置される複数のトラックを含み、径方向において前記第1領域と前記第2領域とに隣接する第3領域と、を含む記録面を備えるディスクと、
    前記第1領域の前記トラック群に対し、中心側に位置するトラックから外周側へ位置するトラックの順にデータを記録し、前記第2領域のトラック群に対し、外周側に位置するトラックから中心側へ位置するトラックの順にデータを重ねて記録するヘッドと、を有する磁気ディスク装置。
  2. 前記ディスクは、複数枚のディスクを備え、各ディスクの記録面の前記第3領域は、前記ディスクの径方向において、前記記録面ごとに異なる位置に設けられる、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記第3領域は、前記第1領域及び前記第2領域に記録されるデータを一時的に記録するメディアキャッシュ領域である、請求項2に記載の磁気ディスク装置。
  4. 磁気ディスク装置は、外部機器に接続され、
    前記外部機器から送信された記録コマンドに応じて、前記ヘッドが、データを前記第3領域に記録し、前記第3領域に記録されたデータを前記第1領域または前記第2領域に記録する制御を行う制御手段を備えた、請求項3に記載の磁気ディスク装置。
  5. 第1トラック、及び前記第1トラックの中心側の一部に重ね書きされ、前記第1トラックよりも径方向の幅が大きい第2トラックを含む第1領域と、前記第1領域の中心側に隣接し、互いに所定の間隔を置いて設けられる複数の第3トラックを含む第2領域と、を含む複数の記録面を備えるディスクと、
    前記第1領域、及び前記第2領域にデータを記録し、または再生するヘッドと、を有する磁気ディスク装置。
  6. 前記第2トラックは、前記第2領域に隣接する、請求項5に記載の磁気ディスク装置。
  7. 前記記録面は、第4トラック、及び前記第4トラックの外周側の一部に重ね書きされ、前記第4トラックよりも径方向の幅が大きい第5トラックを含み、前記第2領域の中心側に隣接する第2領域をさらに備える、請求項6に記載の磁気ディスク装置。
  8. 前記第2領域が設けられる径方向の位置は、前記記録面ごとに異なる、請求項7に記載の磁気ディスク装置。
  9. 第1の瓦記録領域と、前記第1の瓦記録領域の外周側に位置する第2の瓦記録領域と、前記第1瓦領域と第2の瓦領域との間に位置する通常記録領域と、を備えるディスクと、
    前記第1の瓦記録領域と前記第2の瓦記録領域とに対して、半径方向においてそれぞれ異なる向きに、トラックを重ねてデータを記録するヘッドと、を有する磁気ディスク装置。
  10. 前記ヘッドは、前記第1の瓦記録領域の前記ディスクの中心側から外周側に向かってデータを記録する、請求項9に記載の磁気ディスク装置。
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