JP2024041477A - データ処理装置、物理量計測装置、データ処理システム、及び、データ処理方法 - Google Patents

データ処理装置、物理量計測装置、データ処理システム、及び、データ処理方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2024041477000001
【課題】周波数解析に要するメモリ容量及び処理時間の増加を抑制することを可能とするデータ処理装置を提供する。
【解決手段】データ処理装置31は、所定のサンプリング周波数及びサンプリング点数にてそれぞれ計測した物理量データ列を取得するデータ取得部320と、物理量データ列から、サンプリング点数よりも少ない第1の解析点数だけ連続して計測された第1の解析点数の物理量データを抽出することにより第1の時間データ列を生成する第1のデータ生成部321と、第1の時間データ列を周波数解析により第1の周波数データ列に変換する第1の周波数解析部322と、物理量データ列を、サンプリング点数よりも少ない第2の解析点数の物理量データに間引きすることにより第2の時間データ列を生成する第2のデータ生成部325と、第2の時間データ列を周波数解析により第2の周波数データ列に変換する第2の周波数解析部326とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、データ処理装置、物理量計測装置、データ処理システム、及び、データ処理方法に関する。
従来、監視対象の装置に取り付けられて加速度等を検出する検出部と、所定のサンプリング周波数にて検出部により検出されたデジタル信号の時間データ列に対して周波数解析を行うことにより周波数スペクトル(周波数データ列)を生成する演算処理部とを備えるセンサユニットを用いて、監視対象の装置の状態(異常や故障等)を判定することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-056686号公報
監視対象の装置の状態(異常や故障等)を判定する際に、その判定する状態に応じて、周波数解析の結果に現れる変化が異なる。例えば、特定の状態については、高周波帯域にその変化が現れたり、別の状態については、低周波帯域にその変化が現れたりするような場合がある。また、その変化を捉えるために必要となる周波数分解能も異なる。
上記のような場合、特許文献1に開示されたセンサユニットでは、例えば、所定の周波数分解能を確保しようとすると、時間データ列を構成するためのサンプリング点数が多くなるため、それに応じて必要なメモリ容量も大きくなってしまうという問題点があった。また、サンプリング周波数を変更することで、例えば、所定の高周波帯域では周波数分解能を低く、所定の低周波帯域では周波数分解能を高くすることで、サンプリング点数を少なくすることは可能であるが、時間データ列の取得と周波数解析とを2回に分けて行うことになるため、処理時間が長くなってしまうという問題点があった。
本発明は、上述した課題に鑑み、周波数帯域及び周波数分解能が異なる周波数解析をそれぞれ行う際に、それらの周波数解析に要するメモリ容量及び処理時間の増加を抑制することを可能とするデータ処理装置、物理量計測装置、データ処理システム、及び、データ処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るデータ処理装置は、
計測対象の物理量を物理量データとして所定のサンプリング周波数及びサンプリング点数にてそれぞれ計測した物理量データ列を取得するデータ取得部と、
前記データ取得部により取得された前記物理量データ列から、前記サンプリング点数よりも少ない第1の解析点数だけ連続して計測された前記第1の解析点数の前記物理量データを抽出することにより第1の時間データ列を生成する第1のデータ生成部と、
前記第1のデータ生成部により生成された前記第1の時間データ列に対して周波数解析を行うことにより第1の周波数データ列に変換する第1の周波数解析部と、
前記データ取得部により取得された前記物理量データ列を、前記サンプリング周波数よりも小さい解析周波数に従って前記サンプリング点数よりも少ない第2の解析点数の前記
物理量データに間引きすることにより第2の時間データ列を生成する第2のデータ生成部と、
前記第2のデータ生成部により生成された前記第2の時間データ列に対して周波数解析を行うことにより第2の周波数データ列に変換する第2の周波数解析部と、を備える。
本発明に係るデータ処理装置によれば、所定のサンプリング周波数及びサンプリング点数に基づく物理量データ列から、第1のデータ生成部によりサンプリング周波数及びサンプリング点数よりも少ない第1の解析点数に基づく第1の時間データ列が生成されて、第1の周波数解析部により周波数解析が行われるとともに、第2のデータ生成部によりサンプリング周波数よりも小さい解析周波数及びサンプリング点数よりも少ない第2の解析点数に基づく第2の時間データ列が生成されて、第2の周波数解析部により周波数解析が行われる。そのため、周波数帯域及び周波数分解能が異なる周波数解析をそれぞれ行う際に、共通の物理量データ列が用いられることで、物理量データ列の取得を2回分行う必要がないので、それらの周波数解析に要するメモリ容量及び処理時間の増加を抑制することができる。
上記以外の課題、構成及び効果は、後述する発明を実施するための形態にて明らかにされる。
データ処理システム1の一例を示す全体構成図である。 物理量計測装置3の一例を示すブロック図である。 物理量計測装置3の一例を示す機能説明図である。 各装置を構成するコンピュータ900の一例を示すハードウエア構成図である。 物理量計測装置3(データ処理装置31)の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための実施形態について説明する。以下では、本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
図1は、データ処理システム1の一例を示す全体構成図である。データ処理システム1は、ポンプ装置2にて計測対象の物理量を計測したときの物理量データを処理し、ポンプ装置2を管理するためのシステムとして機能する。
データ処理システム1は、その主要な構成として、監視対象のポンプ装置2と、ポンプ装置2に取付可能な物理量計測装置3と、物理量計測装置3と通信可能に構成されたデータ収集装置4と、データ収集装置4と通信可能に構成されたデータ管理装置5と、データ管理装置5と通信可能に構成された端末装置6とを備える。各装置2~6は、例えば、汎用又は専用のコンピュータ(後述の図4参照)で構成されるとともに、ネットワーク7を介して各種のデータを相互に送受信可能に構成される。なお、各装置2~6の数は、図1の例に限られず、1つでもよいし、複数でもよい。
ポンプ装置2は、任意の流体を移送する装置であり、例えば、インフラ設備(上水道、下水道等)やプラント設備(石油精製、発電、製造、化学プロセス等)に設置されて使用される。ポンプ装置2は、ポンプ部20と、ポンプ装置2の駆動源となるモータ21と、
モータ21が発生した駆動力をポンプ部20に伝達する継手部22と、ポンプ装置2の動作を制御するポンプ制御盤23とを備える。
ポンプ部20は、例えば、羽根車、回転軸、軸受、メカニカルシール、グランドパッキン、ケーシング、配管等で構成される。モータ21は、例えば、インバータモータ等の任意の形式のモータで構成される。継手部22は、例えば、カップリング、継手、ジョイント、軸受等で構成される。ポンプ制御盤23は、例えば、組込型コンピュータで構成され、ユーザ(ポンプ装置2の設置作業者や管理者等)により運転条件が設定された設定値と、ポンプ部20及びモータ21の各部に設けられたセンサ類(不図示)の検出値とに基づいて、モータ21の回転動作を制御する。なお、ポンプ装置2は、各装置3~6と通信可能に構成されていてもよい。
物理量計測装置3は、ポンプ装置2に起因する物理量を計測する装置であり、例えば、ポンプ部20、モータ21又は継手部22の任意の位置に取り付けられる。物理量計測装置3は、計測対象の物理量を計測する物理量センサ30と、物理量センサ30により物理量を計測したときの物理量データを処理するデータ処理装置31と、物理量センサ30及びデータ処理装置31を内蔵し、ポンプ装置2に取付可能な筐体300とを備える。
物理量センサ30による計測対象の物理量は、例えば、加速度(振動)、速度、変位、環境音等である。物理量センサ30は、例えば、加速度を計測可能な加速度センサ、速度を計測可能な速度センサ、変位を計測可能な変位センサ、環境音を計測可能なマイクロホン等で構成される。なお、計測対象の物理量は、周波数解析(詳細は後述)の対象となるものであれば上記の例に限られない。例えば、圧力、荷重、温度、電流値、電圧値等の物理量でもよく、その場合には、圧力センサ、荷重センサ、温度センサ、電流センサ、電圧センサ等の物理量センサ30が用いられる。また、物理量センサ30は、複数の物理量をそれぞれ計測するための複数のセンサを含むものでもよい。
物理量計測装置3の取付位置は、計測対象の物理量に応じて決められる。なお、ポンプ装置2には、1つの物理量計測装置3が取り付けられてもよいし、図1に示すように、複数の物理量計測装置3が取り付けられてもよい。複数の物理量計測装置3が取り付けられる場合には、共通の物理量を計測するものでもよいし、異なる物理量を計測するものでもよい。
データ処理装置31は、物理量センサ30により計測された物理量を示すアナログ信号がデジタル信号に変換された物理量データを処理するための装置である。なお、データ処理装置31は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路を備えていてもよいし、物理量センサ30からデジタル信号に変換後の物理量データを取得するものでもよい。
データ収集装置4は、ポンプ装置2の設置場所に所在するユーザ(ポンプ装置2の管理者や点検・修理作業者等)により使用されて、物理量計測装置3(具体的には、データ処理装置31)からデータを収集するための装置である。データ収集装置4は、例えば、スマートフォンやタブレット等の携帯型コンピュータで構成される。データ収集装置4のユーザが、例えば、物理量計測装置3から所定の距離内に接近したときに、物理量計測装置3との間で通信が確立されることで、物理量計測装置3からデータを収集する。また、データ収集装置4は、アプリケーションやブラウザ等のプログラムがインストールされて、各種の入力操作を受け付けるとともに、物理量計測装置3から収集したデータを表示画面に表示したり、そのデータをデータ管理装置5に送信したりする。
データ管理装置5は、データ収集装置4により収集されたデータを管理するためのデー
タベース50を備え、例えば、サーバ型コンピュータやクラウド型コンピュータで構成される。データ管理装置5は、データ収集装置4から受信したデータをデータベース50に格納したり、そのデータが所定の通知条件を満たすときに、通知情報を端末装置6に送信したり、データベース50に格納したデータの参照要求を端末装置6から受け付けたときに、データベース50の参照情報を端末装置6に送信したりする。
端末装置6は、ポンプ装置2の設置場所から離れた遠隔地に所在するユーザ(ポンプ装置2の管理者や点検・修理作業者等)により使用される装置であり、例えば、据置型コンピュータや携帯型コンピュータで構成される。端末装置6は、アプリケーションやブラウザ等のプログラムがインストールされて、各種の入力操作を受け付けるとともに、各種の情報(通知情報やデータベース50の参照情報)を表示画面に表示する。なお、端末装置6は、データ収集装置4を兼用するものでもよい。
ネットワーク7は、任意の通信規格に従って有線通信又は無線通信、あるいは、有線通信と無線通信の組合せにより構成される。具体的には、例えば、インターネット等の標準化された通信網、又はローカルネットワーク等の建物内で管理される通信網、あるいは、これらの通信網の組合せを利用することができる。また、無線通信の通信規格としては、典型的には国際規格が用いられる。国際規格の通信手段として、IEEE802.15.4、IEEE802.15.1、IEEE802.15.11a、11b、11g、11n、11ac、11ad、ISO/IEC14513-3-10、IEEE802.15.4g等の方式がある。また、Bluetooth(登録商標)、BluetoothLowEnergy、Wi-Fi、ZigBee(登録商標)、Sub-GHz、EnOcean(登録商標)、LTE等の方式を用いることもできる。
図2は、物理量計測装置3の一例を示すブロック図である。図3は、物理量計測装置3の一例を示す機能説明図である。物理量計測装置3は、その主要な構成要素として、上記の物理量センサ30の他に、データ処理装置31を構成する制御部32、通信部33、記憶部34及び電源35を備える。
制御部32は、例えば、記憶部34に記憶されたデータ処理プログラム340を実行することにより、データ取得部320、第1のデータ生成部321、第1の周波数解析部322、第1の送信処理部323、フィルタ処理部324、第2のデータ生成部325、第2の周波数解析部326、及び、第2の送信処理部327として機能する。通信部33は、ネットワーク7を介して、例えば、データ収集装置4との間で各種のデータを送受信する通信インターフェースとして機能する。記憶部34は、物理量計測装置3の動作で使用される各種のプログラム(データ処理プログラム340等)やデータ(設定情報341等)を記憶する。設定情報341には、例えば、物理量計測装置3が動作する際に制御部32により参照される設定パラメータ(サンプリング周波数fs、サンプリング点数Ns等)が記憶されるとともに、例えば、データ収集装置4を介して設定可能に構成される。電源35は、例えば、一次電池、二次電池、太陽電池、燃料電池等で構成され、物理量計測装置3の各部に電力を供給する。なお、電源35は、ポンプ装置2から電力供給を受けるものでもよい。
データ取得部320は、物理量センサ30により計測された物理量に基づいて、物理量データ列Dcを取得する。具体的には、データ取得部320は、物理量センサ30により物理量を物理量データDとして所定のサンプリング周波数fs及びサンプリング点数Nsにてそれぞれ計測した物理量データ列Dcを取得する。設定情報341に、例えば、図3に示すように、サンプリング周波数fsが「5120Hz」、サンプリング点数Nsが「2048点」と設定されている場合には、物理量データ列Dcは、「5120Hz」のサンプリング周波数fsにて計測された「2048点」(=サンプリング点数Ns)の物理
量データD(図3では、{D1,D2,…,D2048}で示す)で構成される。
第1のデータ生成部321は、データ取得部320により取得された物理量データ列Dcから、サンプリング点数Nsよりも少ない第1の解析点数Ns1(<Ns)だけ連続して計測された第1の解析点数Ns1の物理量データDを抽出することにより第1の時間データ列Dct1を生成する。
設定情報341に、例えば、図3に示すように、第1の解析点数Ns1が「1024点」と設定されている場合には、第1の時間データ列Dct1は、「5120Hz」のサンプリング周波数fsにて計測された「1024点」(=第1の解析点数Ns1)の物理量データDで構成される。第1の解析点数Ns1は、点数に代えて、サンプリング点数Nsに対する比率(例えば、1/2等)で設定されるようにしてもよい。
なお、第1のデータ生成部321が、物理量データ列Dcから計測タイミングが連続する第1の解析点数Ns1の物理量データDを第1の時間データ列Dct1として抽出する際、物理量データ列Dcにおける任意の計測期間にて計測された第1の時間データ列Dct1を抽出すればよい。例えば、上記の設定情報341の例では、「2048点」の物理量データDのうち、図3に示すように、1点目から1024点目までの前半の物理量デー
タD(図3では、{D1,D2,…,D1024}で示す)を第1の時間データ列Dct1として抽出してもよいし、513点目から1536点目までの中間の物理量データDを第1の時間データ列Dct1として抽出してもよいし、1025点目から2048点目までの後半の物理量データDを第1の時間データ列Dct1として抽出してもよい。
第1の周波数解析部322は、第1のデータ生成部321により生成された第1の時間データ列Dct1に対して周波数解析を行うことにより第1の周波数データ列Dcf1に変換する。第1の周波数解析部322は、周波数解析として、例えば、離散フーリエ変換(DFT)や高速フーリエ変換(FFT)と呼ばれるフーリエ変換を行うことにより、時間軸で構成される第1の時間データ列Dct1を、周波数軸で構成される第1の周波数データ列Dcf1に変換する。なお、第1の周波数解析部322は、フーリエ変換の演算結果である第1の周波数データ列Dcf1を記憶部34に記憶するようにしてもよい。
図3に示す設定情報341の例では、第1の時間データ列Dct1は、「5120Hz」のサンプリング周波数fsにて計測された「1024点」の物理量データDで構成されるため、第1の周波数解析部322によるフーリエ変換の演算結果において、周波数帯域は、2000Hz(=fs/2.56)であり、周波数分解能は、5Hz(=fs/Ns1)である。
第1の送信処理部323は、第1の周波数解析部322により変換された第1の周波数データ列Dcf1を送信する。その際、第1の周波数解析部322により第1の周波数データ列Dcf1が記憶部34に記憶されている場合には、第1の送信処理部323は、第1の周波数データ列Dcf1の送信後に記憶部34から第1の周波数データ列Dcf1を削除してもよいし、他の削除条件に従って第1の周波数データ列Dcf1を削除してもよい。
フィルタ処理部324は、データ取得部320により取得された物理量データ列Dcに対してアンチエイリアシングフィルタを適用する。アンチエイリアシングフィルタは、第2のデータ生成部325により物理量データ列Dcが間引きされたときのエイリアシング(折り返し雑音)を防止するためのフィルタであり、所定の遮断周波数以上の成分を除去するように、デジタル式のローパスフィルタで構成される。ローパスフィルタの遮断周波数は、例えば、サンプリング周波数fs等を含む設定パラメータの設定値に応じて適宜決
められる。
第2のデータ生成部325は、フィルタ処理部324によりアンチエイリアシングフィルタが適用された後の物理量データ列Dcを、サンプリング周波数fsよりも小さい解析周波数fs2(<fs)に従ってサンプリング点数Nsよりも少ない第2の解析点数Ns2(<Ns)の物理量データDに間引き(ダウンサンプリング)することにより第2の時間データ列Dct2を生成する。
設定情報341に、図3に示すように、例えば、解析周波数fs2が「2560Hz」、第2の解析点数Ns2が「1024点」と設定されている場合には、第2の時間データ列Dct2は、「2560Hz」の解析周波数fs2にて計測された「1024点」(=第2の解析点数Ns2)の物理量データD(図3では、{D1,D3,…,D2047}で示す)で構成される。解析周波数fs2は、周波数に代えて、サンプリング周波数fsに対する比率(例えば、0.5等)で設定されるようにしてもよいし、第2の解析点数Ns2は、点数に代えて、サンプリング点数Nsに対する比率(例えば、1/2、1/3、1/4等)で設定されるようにしてもよい。また、設定情報341には、解析周波数fs2及び第2の解析点数Ns2のいずれかが設定されていてもよい。
第2の周波数解析部326は、第2のデータ生成部325により生成された第2の時間データ列Dct2に対して周波数解析を行うことにより第2の周波数データ列Dcf2に変換する。第2の周波数解析部326は、第1の周波数解析部322と同様に、周波数解析として、例えば、離散フーリエ変換(DFT)や高速フーリエ変換(FFT)と呼ばれるフーリエ変換を行うことにより、時間軸で構成される第2の時間データ列Dct2を、周波数軸で構成される第2の周波数データ列Dcf2に変換する。なお、第2の周波数解析部326は、フーリエ変換の演算結果である第2の周波数データ列Dcf2を記憶部34に記憶するようにしてもよい。
図3に示す設定情報341の例では、第2の時間データ列Dct2は、「2560Hz」の解析周波数fs2にて計測された「1024点」の物理量データDで構成されるため、第2の周波数解析部326によるフーリエ変換の演算結果において、周波数帯域は、1000Hz(=fs2/2.56)であり、周波数分解能は、2.5Hz(=fs2/Ns2)である。すなわち、第2の周波数解析部326によるフーリエ変換の周波数帯域は、第1の周波数解析部322によるフーリエ変換の周波数帯域よりも低く、第2の周波数解析部326によるフーリエ変換の周波数分解能は、第1の周波数解析部322によるフーリエ変換の周波数分解能よりも高い。
第2の送信処理部327は、第2の周波数解析部326により変換された第2の周波数データ列Dcf2を送信する。その際、第2の周波数解析部326により第2の周波数データ列Dcf2が記憶部34に記憶されている場合には、第2の送信処理部327は、第2の周波数データ列Dcf2の送信後に記憶部34から第2の周波数データ列Dcf2を削除してもよいし、他の削除条件に従って第2の周波数データ列Dcf2を削除してもよい。
第1の送信処理部323により送信された第1の周波数データ列Dcf1、及び、第2の送信処理部327により送信された第2の周波数データ列Dcf2は、データ収集装置4により受信されると、データ収集装置4によりデータ管理装置5にさらに送信されることで、データベース50に格納される。また、第1の周波数データ列Dcf1、及び、第2の周波数データ列Dcf2は、データ収集装置4の表示画面に表示されてもよい。なお、第1の周波数データ列Dcf1、及び、第2の周波数データ列Dcf2には、データ処理装置31又はデータ収集装置4により、例えば、ポンプ装置2及び物理量計測装置3の
少なくとも一方を識別するための識別情報(ポンプ装置2の装置ID、物理量計測装置3の装置ID等)が付与されてもよく、その場合には、第1の周波数データ列Dcf1及び第2の周波数データ列Dcf2と、識別情報とが関連付けられた状態でデータベース50に格納されるようにしてよい。
なお、本実施形態では、第2のデータ生成部325が、フィルタ処理部324によりアンチエイリアシングフィルタが適用された後の物理量データ列Dcから第2の時間データ列Dct2を生成する場合について説明したが、設定パラメータの設定値に応じて、アンチエイリアシングフィルタを適用することなく、第2のデータ生成部325が、データ取得部320により取得されたままの物理量データ列Dcから第2の時間データ列Dct2を生成するようにしてもよい。また、物理量計測装置3(データ処理装置31)が、フィルタ処理部324を備えないようにしてもよい。
図4は、各装置を構成するコンピュータ900の一例を示すハードウエア構成図である。ポンプ装置2(主にポンプ制御盤23)、物理量計測装置3(主にデータ処理装置31)、データ管理装置5、及び、端末装置6の各々は、汎用又は専用のコンピュータ900により構成される。
コンピュータ900は、図4に示すように、その主要な構成要素として、バス910、プロセッサ912、メモリ914、入力デバイス916、出力デバイス917、表示デバイス918、ストレージ装置920、通信I/F(インターフェース)部922、外部機器I/F部924、I/O(入出力)デバイスI/F部926、及び、メディア入出力部928を備える。なお、上記の構成要素は、コンピュータ900が使用される用途に応じて適宜省略されてもよい。
プロセッサ912は、1つ又は複数の演算処理装置(CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、NPU(Neural Processing Unit)等)で構成され、コンピュータ900全体を統括する制御部として動作する。メモリ914は、各種のデータ及びプログラム930を記憶し、例えば、メインメモリとして機能する揮発性メモリ(DRAM、SRAM等)と、不揮発性メモリ(ROM)、フラッシュメモリ等とで構成される。
入力デバイス916は、例えば、キーボード、マウス、テンキー、電子ペン等で構成され、入力部として機能する。出力デバイス917は、例えば、音(音声)出力装置、バイブレーション装置等で構成され、出力部として機能する。表示デバイス918は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、電子ペーパー、プロジェクタ等で構成され、出力部として機能する。入力デバイス916及び表示デバイス918は、タッチパネルディスプレイのように、一体的に構成されていてもよい。ストレージ装置920は、例えば、HDD、SSD等で構成され、記憶部として機能する。ストレージ装置920は、オペレーティングシステムやプログラム930の実行に必要な各種のデータを記憶する。
通信I/F部922は、インターネットやイントラネット等のネットワーク940(図1のネットワーク7と同じであってもよい)に有線又は無線により接続され、所定の通信規格に従って他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う通信部として機能する。外部機器I/F部924は、カメラ、プリンタ、スキャナ、リーダライタ等の外部機器950に有線又は無線により接続され、所定の通信規格に従って外部機器950との間でデータの送受信を行う通信部として機能する。I/OデバイスI/F部926は、各種のセンサ、アクチュエータ等のI/Oデバイス960に接続され、I/Oデバイス960との間
で、例えば、センサによる検出信号やアクチュエータへの制御信号等の各種の信号やデータの送受信を行う通信部として機能する。メディア入出力部928は、例えば、DVDドライブ、CDドライブ等のドライブ装置、メモリカードスロット、USBコネクタで構成され、DVD、CD、メモリカード、USBメモリ等のメディア(非一時的な記憶媒体)970に対してデータの読み書きを行う。
上記構成を有するコンピュータ900において、プロセッサ912は、ストレージ装置920に記憶されたプログラム930をメモリ914に呼び出して実行し、バス910を介してコンピュータ900の各部を制御する。なお、プログラム930は、ストレージ装置920に代えて、メモリ914に記憶されていてもよい。プログラム930は、インストール可能なファイル形式又は実行可能なファイル形式でメディア970に記録され、メディア入出力部928を介してコンピュータ900に提供されてもよい。プログラム930は、通信I/F部922を介してネットワーク940経由でダウンロードすることによりコンピュータ900に提供されてもよい。また、コンピュータ900は、プロセッサ912がプログラム930を実行することで実現する各種の機能を、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウエアで実現するものでもよい。
コンピュータ900は、例えば、据置型コンピュータや携帯型コンピュータで構成され、任意の形態の電子機器である。コンピュータ900は、クライアント型コンピュータでもよいし、サーバ型コンピュータやクラウド型コンピュータでもよいし、例えば、制御盤、コントローラ(マイコン、プログラマブルロジックコントローラ、シーケンサを含む)等と呼ばれる組込型コンピュータでもよい。
(データ処理方法)
図5は、物理量計測装置3(データ処理装置31)の動作の一例を示すフローチャートである。図5に示す一連の処理(データ処理方法)は、例えば、所定の実行周期で繰り返し実行されてもよいし、データ収集装置4からの実行指令に基づいて実行されてもよい。以下では、物理量計測装置3(データ処理装置31)と、データ収集装置4との間でネットワーク7を介して通信が確立された状態であり、設定情報341の設定パラメータが、図3と同様に設定されたものとして説明する。
まず、ステップS100にて、物理量計測装置3(データ処理装置31)のデータ取得部320は、物理量センサ30により物理量を物理量データDとして所定のサンプリング周波数fs及びサンプリング点数Nsにてそれぞれ計測した物理量データ列Dcを取得する。物理量データ列Dcは、「5120Hz」のサンプリング周波数fsにて計測された「2048点」(=サンプリング点数Ns)で計測された物理量データDで構成される。
次に、ステップS110にて、第1のデータ生成部321は、ステップS100でデータ取得部320により取得された物理量データ列Dcから第1の解析点数Ns1(<Ns)だけ連続して計測された第1の解析点数Ns1の物理量データDを抽出することにより第1の時間データ列Dct1を生成する。第1の時間データ列Dct1は、「5120Hz」のサンプリング周波数fsにて計測された「1024点」(=第1の解析点数Ns1)の物理量データDで構成される。
次に、ステップS120にて、第1の周波数解析部322は、ステップS110で生成された第1の時間データ列Dct1に対して周波数解析(フーリエ変換)を行うことにより第1の周波数データ列Dcf1に変換する。第1の周波数解析部322によるフーリエ変換の演算結果としては、周波数帯域は、2000Hz(=fs/2.56)であり、周
波数分解能は、5Hz(=fs/Ns1)である。
次に、ステップS130にて、第1の送信処理部323は、ステップS120で変換された第1の周波数データ列Dcf1をデータ収集装置4に送信する。第1の周波数データ列Dcf1は、例えば、データ収集装置4の表示画面に表示されるとともに、データ収集装置4を介してデータベース50に格納される。
次に、ステップS140にて、フィルタ処理部324は、ステップS100でデータ取得部320により取得された物理量データ列Dcに対してアンチエイリアシングフィルタを適用する。
次に、ステップS150にて、第2のデータ生成部325は、ステップS140でアンチエイリアシングフィルタが適用された後の物理量データ列Dcを解析周波数fs2(<fs)に従って第2の解析点数Ns2(<Ns)の物理量データDに間引きすることにより第2の時間データ列Dct2を生成する。第2の時間データ列Dct2は、「2560Hz」の解析周波数fs2にて計測された「1024点」(=第2の解析点数Ns2)の物理量データDで構成される。
次に、ステップS160にて、第2の周波数解析部326は、ステップS150で生成された第2の時間データ列Dct2に対して周波数解析(フーリエ変換)を行うことにより第2の周波数データ列Dcf2に変換する。第2の周波数解析部326によるフーリエ変換の演算結果としては、周波数帯域は、1000Hz(=fs2/2.56)であり、周波数分解能は、2.5Hz(=fs2/Ns2)である。
そして、ステップS170にて、第2の送信処理部327は、ステップS160で変換された第2の周波数データ列Dcf2をデータ収集装置4に送信し、一連の処理を終了する。第2の周波数データ列Dcf2は、例えば、データ収集装置4の表示画面に表示されるとともに、データ収集装置4を介してデータベース50に格納される。なお、ステップS100がデータ取得工程、ステップS110が第1のデータ生成工程、ステップS120が第1の周波数解析工程、ステップS130が第1の送信処理工程、ステップS140がフィルタ処理工程、ステップS150が第2のデータ生成工程、ステップS160が第2の周波数解析工程、ステップS170が第2の送信処理工程にそれぞれ相当する。
以上のように、本発明に係る物理量計測装置3(データ処理装置31)によれば、所定のサンプリング周波数fs及びサンプリング点数Nsに基づく物理量データ列Dcから、第1のデータ生成部321によりサンプリング周波数fs及び第1の解析点数Ns1(<Ns)に基づく第1の時間データ列Dct1が生成されて、第1の周波数解析部322により周波数解析が行われるとともに、第2のデータ生成部325により解析周波数fs2(<fs)及び第2の解析点数Ns2(<Ns)に基づく第2の時間データ列Dct2が生成されて、第2の周波数解析部326により周波数解析が行われる。そのため、周波数帯域及び周波数分解能が異なる周波数解析をそれぞれ行う際に、共通の物理量データ列Dcが用いられることで、物理量データ列Dcの取得を2回分行う必要がないので、それらの周波数解析に要するメモリ容量及び処理時間の増加を抑制することができる。
(他の実施形態)
本発明は上述した実施形態に制約されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。そして、それらはすべて、本発明の技術思想に含まれるものである。
上記実施形態では、データ処理装置31が、ポンプ装置2とは別体の装置である物理量
計測装置3で実現される場合について説明したが、データ処理装置31の機能の一部又は全部(特に制御部32の機能)が、ポンプ装置2のポンプ制御盤23に組み込まれることによりポンプ装置2で実現されていてもよい。その場合には、物理量センサ30と、ポンプ制御盤23とを有線又は無線により接続し、各種のデータを送受信するようにすればよい。また、ポンプ装置2が、物理量センサ30を備えるようにしてもよい。
上記実施形態では、物理量計測装置3により送信された第1の周波数データ列Dcf1及び第2の周波数データ列Dcf2は、データ収集装置4を中継してデータ管理装置5に受信されて、記憶装置としてのデータベース50に格納される場合について説明したが、第1の周波数データ列Dcf1及び第2の周波数データ列Dcf2の送信先の装置や格納先の記憶装置は適宜変更されてもよい。例えば、第1の周波数データ列Dcf1及び第2の周波数データ列Dcf2は、データ管理装置5又は端末装置6に送信されてもよいし、データ収集装置4又は端末装置6が備える記憶装置に格納されてもよい。
上記実施形態では、物理量計測装置3(データ処理装置31)が、図5に示すフローチャートに従って動作する場合について説明したが、各ステップの実行順序を適宜変更してもよいし、一部のステップを省略してもよい。例えば、ステップS130は、ステップS160とステップS170の間に実行されてもよいし、ステップS140は省略されてもよい。
上記実施形態では、物理量計測装置3は、ポンプ装置2に取り付けられる場合について説明したが、例えば、冷凍機、気体機械、工作機械、プレス機器、搬送機器、診断機器等の各種の装置に取り付けられてもよい。その場合には、物理量センサ30は、各種の装置に起因する物理量を計測するようにすればよい。
1…データ処理システム、2…ポンプ装置、3…物理量計測装置、
4…データ収集装置、5…データ管理装置、6…端末装置、7…ネットワーク、
20…ポンプ部、21…モータ、22…継手部、22…ポンプ制御盤、
30…物理量センサ、31…データ処理装置、32…制御部、33…通信部、
34…記憶部、35…電源、50…データベース(記憶装置)、
300…筐体、320…データ取得部、321…第1のデータ生成部、
322…第1の周波数解析部、323…第1の送信処理部、324…フィルタ処理部、
325…第2のデータ生成部、326…第2の周波数解析部、
327…第2の送信処理部、340…データ処理プログラム、341…設定情報、
D…物理量データ、Dc…物理量データ列、
Dcf1…第1の周波数データ列、Dcf2…第2の周波数データ列、
Dct1…第1の時間データ列、Dct2…第2の時間データ列、
Ns…サンプリング点数、Ns1…第1の解析点数、Ns2…第2の解析点数、
fs…サンプリング周波数、fs2…解析周波数

Claims (7)

  1. 計測対象の物理量を物理量データとして所定のサンプリング周波数及びサンプリング点数にてそれぞれ計測した物理量データ列を取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部により取得された前記物理量データ列から、前記サンプリング点数よりも少ない第1の解析点数だけ連続して計測された前記第1の解析点数の前記物理量データを抽出することにより第1の時間データ列を生成する第1のデータ生成部と、
    前記第1のデータ生成部により生成された前記第1の時間データ列に対して周波数解析を行うことにより第1の周波数データ列に変換する第1の周波数解析部と、
    前記データ取得部により取得された前記物理量データ列を、前記サンプリング周波数よりも小さい解析周波数に従って前記サンプリング点数よりも少ない第2の解析点数の前記物理量データに間引きすることにより第2の時間データ列を生成する第2のデータ生成部と、
    前記第2のデータ生成部により生成された前記第2の時間データ列に対して周波数解析を行うことにより第2の周波数データ列に変換する第2の周波数解析部と、を備える、
    データ処理装置。
  2. 前記データ取得部により取得された前記物理量データ列に対してアンチエイリアシングフィルタを適用するフィルタ処理部をさらに備え、
    前記第2のデータ生成部は、
    前記フィルタ処理部により前記アンチエイリアシングフィルタが適用された後の前記物理量データ列から前記第2の時間データ列を生成する、
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記第1の周波数解析部及び前記第2の周波数解析部は、
    前記周波数解析として、フーリエ変換を行い、
    前記第2の周波数解析部による前記フーリエ変換の周波数帯域は、
    前記第1の周波数解析部による前記フーリエ変換の周波数帯域よりも低く、
    前記第2の周波数解析部による前記フーリエ変換の周波数分解能は、
    前記第1の周波数解析部による前記フーリエ変換の周波数分解能よりも高い、
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のデータ処理装置と、
    計測対象の物理量を計測する物理量センサと、を備える物理量計測装置であって、
    前記データ取得部は、
    前記物理量センサにより計測された前記物理量に基づいて、前記物理量データ列を取得する、
    物理量計測装置。
  5. 前記物理量計測装置は、
    前記データ処理装置及び前記物理量センサを内蔵し、ポンプ装置に取付可能な筐体をさらに備え、
    前記物理量センサは、
    前記物理量計測装置が取り付けられた前記ポンプ装置に起因する前記物理量を計測する、
    請求項4に記載の物理量計測装置。
  6. 請求項4に記載の1又は複数の物理量計測装置と、
    前記物理量計測装置と通信可能に構成された1又は複数のデータ収集装置と、を備えるデータ処理システムであって、
    前記物理量計測装置は、
    前記第1の周波数解析部により変換された前記第1の周波数データ列を送信する第1の送信処理部と、
    前記第2の周波数解析部により変換された前記第2の周波数データ列を送信する第2の送信処理部と、をさらに備え、
    前記データ収集装置は、
    前記第1の送信処理部により送信された前記第1の周波数データ列と、前記第2の送信処理部により送信された前記第2の周波数データ列とを受信し、記憶装置に格納する、
    データ処理システム。
  7. コンピュータを用いてデータを処理するデータ処理方法であって、
    計測対象の物理量を物理量データとして所定のサンプリング周波数及びサンプリング点数にてそれぞれ計測した物理量データ列を取得するデータ取得工程と、
    前記データ取得工程により取得された前記物理量データ列から、前記サンプリング点数よりも少ない第1の解析点数だけ連続して計測された前記第1の解析点数の前記物理量データを抽出することにより第1の時間データ列を生成する第1のデータ生成工程と、
    前記第1のデータ生成工程により生成された前記第1の時間データ列に対して周波数解析を行うことにより第1の周波数データ列に変換する第1の周波数解析工程と、
    前記データ取得工程により取得された前記物理量データ列を、前記サンプリング周波数よりも小さい解析周波数に従って前記サンプリング点数よりも少ない第2の解析点数の前記物理量データに間引きすることにより第2の時間データ列を生成する第2のデータ生成工程と、
    前記第2のデータ生成工程により生成された前記第2の時間データ列に対して周波数解析を行うことにより第2の周波数データ列に変換する第2の周波数解析工程と、を備える、
    データ処理方法。
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