JP2022080341A - ポンプ設定支援装置、ポンプ設定提示装置、ポンプ設定登録装置、ポンプ設定支援システム、ポンプ設定支援プログラム、ポンプ設定提示プログラム、ポンプ設定登録プログラム、及び、ポンプ設定支援方法 - Google Patents

ポンプ設定支援装置、ポンプ設定提示装置、ポンプ設定登録装置、ポンプ設定支援システム、ポンプ設定支援プログラム、ポンプ設定提示プログラム、ポンプ設定登録プログラム、及び、ポンプ設定支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ポンプの異常に係る異常検出条件の設定操作を支援し、異常検出条件を簡単かつ確実に設定することを可能とするポンプ設定支援装置を提供する。【解決手段】ポンプ設定支援装置4は、ポンプの特徴を示す特徴情報D1として、1又は複数の特徴項目が取り得る複数の特徴値のうち当該ポンプが有する前記特徴値を受け付ける特徴情報受付部40と、特徴値と当該特徴値を有するポンプに対する異常検出条件とが対応付けられて複数登録された異常検出条件データベース41を参照し、特徴情報受付部40により受け付けられた特徴値を有するポンプに対する異常検出条件を抽出する条件抽出部43と、条件抽出部43により抽出された異常検出条件を含む支援情報D2を提供する支援情報提供部44とを備える。【選択図】 図4

Description

本発明は、ポンプ設定支援装置、ポンプ設定提示装置、ポンプ設定登録装置、ポンプ設定支援システム、ポンプ設定支援プログラム、ポンプ設定提示プログラム、ポンプ設定登録プログラム、及び、ポンプ設定支援方法に関する。
従来、各種の設備やシステム等で使用されるポンプでは、ポンプに取り付けられたセンサの測定値と閾値との比較によりポンプの異常監視を行うことが行われている。例えば、特許文献1には、ポンプに取り付けられた振動センサにて測定された加速度値の実効値が、予めメモリに記憶された閾値以上であるとき、ポンプの異常が発生したことを検出する機器監視システムが開示されている。
特開2013-25663号公報
特許文献1に開示された機器監視システムでは、加速度値の実効値を移動平均値で除算することで算出された値と閾値との比較により異常検出を行うことで、電動機の能力によらず、閾値を一律の値で設定することを可能とするものである。
しかしながら、ポンプは、各種の設備やシステム等で使用されることから、電動機の能力以外にも、例えば、ポンプの仕様、設置場所、設置環境、及び、運転状況等の様々な要素がポンプの動作に影響を与える。そのため、異常検出の閾値が一律の値で設定された場合には、異常検出の誤判定や見逃しが発生する事態も考えられる。
一方、ユーザが、ポンプの仕様、設置場所、設置環境、及び、運転状況等の様々な要素を考慮して、当該ポンプに対して異常検出の閾値を適切に設定することは難しく、設定操作が行われなかったり、設定ミスが起こったりする可能性が高い。その結果、異常検出が適切に実行されないこととなり、ポンプの故障、さらには、ポンプを使用する設備やシステムの停止を招く事態となることが想定される。
本発明は、上述した課題に鑑み、ポンプの異常に係る異常検出条件の設定操作を支援し、異常検出条件を簡単かつ確実に設定することを可能とするポンプ設定支援装置、ポンプ設定提示装置、ポンプ設定登録装置、ポンプ設定支援システム、ポンプ設定支援プログラム、ポンプ設定提示プログラム、ポンプ設定登録プログラム、及び、ポンプ設定支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るポンプ設定支援装置は、
ポンプの異常に係る異常検出条件の設定操作を支援するポンプ設定支援装置であって、
前記ポンプの特徴を示す特徴情報として、1又は複数の特徴項目が取り得る複数の特徴値のうち当該ポンプが有する前記特徴値を受け付ける特徴情報受付部と、
前記特徴値と当該特徴値を有する前記ポンプに対する前記異常検出条件とが対応付けら
れて複数登録された異常検出条件データベースを参照し、前記特徴情報受付部により受け付けられた前記特徴値を有する前記ポンプに対する前記異常検出条件を抽出する条件抽出部と、
前記条件抽出部により抽出された前記異常検出条件を含む支援情報を提供する支援情報提供部と、を備える。
本発明に係るポンプ設定支援装置によれば、特徴情報受付部が、設定対象のポンプが有する特徴値を受け付けると、条件抽出部が、特徴値と異常検出条件とが対応付けられて複数登録された異常検出条件データベースを参照し、設定対象のポンプが有する特徴値に対する異常検出条件を抽出し、支援情報提供部が、その抽出された異常検出条件を含む支援情報を提供する。これにより、ユーザが、その提供された支援情報を参考にしながら、ポンプの異常に係る異常検出条件の設定操作を行うことができるので、異常検出条件を簡単かつ確実に設定することができる。
上記以外の課題、構成及び効果は、後述する発明を実施するための形態にて明らかにされる。
ポンプ設定支援システム1の一例を示す全体構成図である。 ポンプ3の一例を示す概略構成図である。 ポンプ設定支援装置4、ポンプ設定提示装置5、及び、ポンプ設定登録装置6を構成するコンピュータ200の一例を示すハードウエア構成図である。 ポンプ設定支援装置4の一例を示す機能ブロック図である。 異常検出条件データベース41の一例を示すデータ構成図である。 類似関係データベース42の一例を示すデータ構成図である。 ポンプ設定提示装置5の一例を示す機能ブロック図である。 ポンプ設定登録装置6の一例を示す機能ブロック図である。 設定対象のポンプ3Aに異常検出条件を設定する場合の動作例を示すフローチャートである。 データベース検索画面53の一例を示す図である。 支援情報表示画面54の一例を示す図である。 登録対象のポンプ3Bにおける異常検出条件を異常検出条件データベース41に登録する場合の動作例を示すフローチャートである。 データベース登録画面64の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための実施形態について説明する。以下では、本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
(実施形態)
図1は、実施形態に係るポンプ設定支援システム1の一例を示す全体構成図である。
ポンプ設定支援システム1において設定操作を支援する対象としてのポンプ3は、液体や気体等の流体を移送する回転機械である。ポンプ3は、例えば、上水道、下水道等のインフラ設備(図1参照)、発電、製造、化学プロセス等のプラント設備、流体を利用したシステム等で使用される。ポンプ3に異常が発生した場合、設備やシステムの停止原因になり得るため、ポンプ3は、異常検出条件に従ってポンプ3に異常が発生したか否かを監
視するための自己監視機能を備える。
また、ポンプ3は、各種の仕様(構造、材質、口径、吐出圧力、吐出流量、モータ性能等)のポンプ3が存在し、ポンプ3が使用される設備やシステム等の様々な要求に応じて適切な仕様のポンプ3が選定される。そのため、各ポンプ3は、異常検出条件を一律に設定することが難しく、ポンプ3の仕様だけでなく、ポンプ3が使用される状況も含めて、ポンプ3の特徴に応じて異常検出条件を適切に設定した状態で運転する必要がある。
ポンプ設定支援システム1は、上記のようなポンプ3の異常検出条件をユーザU(設備の管理者等)又はサービスマンS(ポンプ3の点検・修理作業者等)が設定する際に、その設定操作を支援するシステムとして機能する。
ポンプ設定支援システム1は、その具体的な構成として、異常検出条件に関する情報を管理するポンプ設定支援装置4と、ユーザUが使用するポンプ設定提示装置5と、サービスマンSが使用するポンプ設定登録装置6とを備える。
ポンプ設定提示装置5及びポンプ設定登録装置6は、第1のネットワーク7Aを介してポンプ設定支援装置4と通信可能に構成される。なお、ポンプ設定提示装置5及びポンプ設定登録装置6は、第2のネットワーク7Bを介してポンプ3と通信可能に構成されてもよい。第1及び第2のネットワーク7A、7Bは、任意の通信規格に従って有線通信又は無線通信によりデータを送受信する。無線通信の通信規格としては、典型的には国際規格が用いられる。国際規格の通信手段として、IEEE802.15.4、IEEE802.15.1、IEEE802.15.11a、11b、11g、11n、11ac、11ad、ISO/IEC14513-3-10、IEEE802.15.4g等の方式がある。また、Bluetooth(登録商標)、BluetoothLowEnergy、Wi-Fi、ZigBee(登録商標)、Sub-GHz、EnOcean(登録商標)、LTE等の方式を用いることもできる。
ポンプ設定支援装置4は、異常検出条件データベース41(詳細は図5参照)を備え、ポンプ設定提示装置5から受け付けた特徴情報D1に基づいて異常検出条件データベース41を参照し、当該特徴情報D1に応じた支援情報D2をポンプ設定提示装置5に提供する。また、ポンプ設定支援装置4は、ポンプ設定登録装置6から受け付けた登録情報D3に基づいて異常検出条件データベース41を更新する。
ポンプ設定提示装置5は、ユーザUが設定対象のポンプ3Aに対して異常検出条件を設定する際に使用される。ポンプ設定提示装置5は、設定対象のポンプ3Aの特徴を示す特徴情報D1をポンプ設定支援装置4に送信するとともに、ポンプ設定支援装置4から受信した当該特徴情報D1に応じた支援情報D2をユーザUに提示する。
ポンプ設定登録装置6は、サービスマンSが登録対象のポンプ3Bにて異常が発生したときに、当該異常に係る異常検出条件を異常検出条件データベース41に登録する際に使用される。ポンプ設定登録装置6は、登録対象のポンプ3Bの特徴を示す特徴情報D1と異常検出条件とを対応付けて登録情報D3を生成し、ポンプ設定支援装置4に送信する。
なお、図1では、ポンプ設定提示装置5及びポンプ設定登録装置6は、1つずつであるが、複数でもよい。また、本実施形態では、ユーザUがポンプ設定提示装置5を使用し、サービスマンSがポンプ設定登録装置6を使用するものとして説明するが、ユーザU及びサービスマンSは、ポンプ設定提示装置5及びポンプ設定登録装置6のいずれを使用してもよい。
(ポンプ3)
図2は、実施形態に係るポンプ3の一例を示す概略構成図である。
ポンプ3は、羽根車、回転軸、軸受等で構成されるポンプ部30と、ポンプ3の各部に設けられた1又は複数のセンサ31と、ポンプ3の駆動源となるモータ32と、ポンプ3の動作を制御するポンプ制御装置33とを備える。なお、ポンプ3の駆動源は、電力で駆動するモータ32以外に、例えば、流体圧で駆動するものでもよい。
センサ31は、例えば、ポンプ3の吸込側圧力を測定する吸込側圧力センサ、ポンプ3の吐出側圧力を測定する吐出側圧力センサ、ポンプ3の振動を測定する振動センサ、ポンプ3の周囲温度を測定する周囲温度センサ、モータ32に供給されるモータ電流を測定するモータ電流センサ、及び、ポンプ3の回転軸を軸支する軸受の軸受温度を測定する軸受温度センサの少なくとも1つである。なお、センサ31は、上記のセンサに限られず、ポンプ3の動作状態やポンプ3の設置環境を反映する物理量を測定するものであればよい。
ポンプ制御装置33は、モータ制御部330、異常検出条件記憶部331、異常検出処理部332、通信制御部333、及び、操作表示部334を備える。
モータ制御部330は、例えば、ポンプ制御装置33の上位の管理装置(例えば、ポンプ3が組み込まれた装置のコントローラ(不図示)、当該装置を管理する設備管理システム(不図示)等)からの運転指令に基づいて、モータ32の回転及び停止、回転数、トルク等を制御する。
異常検出条件記憶部331は、異常検出処理部332により参照される異常検出条件を記憶する。異常検出条件は、異常検出処理部332がセンサ31の測定値と閾値との比較に基づいてポンプ3の異常を検出するときの閾値が設定される。閾値には、上限値及び下限値の少なくとも一方が定められる。ポンプ3が複数のセンサ31を備える場合には、各センサ31に対して閾値が個別に設定されるため、異常検出条件記憶部331は、センサ毎に異常検出条件を記憶する。
なお、異常は、判定時点において異常の発生が判明したような事後的な異常だけなく、判定時点では正常と判断される許容範囲ではあるが、将来的な異常の発生が予見されたような異常の兆候も含むものでもよい。また、異常検出条件は、閾値以外に、時間や回数等の付加条件を含むものでもよく、例えば、測定値が閾値(上限値)を超える時間が所定の時間継続した場合に異常と判定してもよいし、測定値が閾値(上限値)を超える回数が所定の回数に到達した場合に異常と判定してもよい。さらに、異常検出条件は、異常を検出したときの異常検出時動作を含むものでもよく、例えば、異常検出時動作として、異常通知の有無、異常通知の通知先情報、異常検出時のポンプ運転禁止の有無等が指定されてもよい。
異常検出処理部332は、異常検出条件記憶部331に記憶された異常検出条件を参照し、当該異常検出条件に従ってセンサ31の測定値を監視することにより、ポンプ3に異常が発生したか否かを判定する自己監視機能を実現する。
通信制御部333は、ポンプ設定提示装置5及びポンプ設定登録装置6との間で各種のデータを送受信する。各種のデータとしては、例えば、異常検出条件、異常検出処理部332が異常を検出したときの異常検出履歴、センサ31の計測値(時系列データを含む)等が挙げられる。
操作表示部334は、異常検出条件の設定操作を受け付けるとともに、異常検出条件記
憶部331に記憶された異常検出条件の表示、異常検出処理部332が異常を検出したときの異常通知の表示を行う。
図3は、ポンプ設定支援装置4、ポンプ設定提示装置5、及び、ポンプ設定登録装置6を構成するコンピュータ200の一例を示すハードウエア構成図である。
ポンプ設定支援装置4、ポンプ設定提示装置5、及び、ポンプ設定登録装置6のそれぞれは、汎用又は専用のコンピュータ200により構成される。コンピュータ200は、図3に示すように、その主要な構成要素として、バス210、プロセッサ212、メモリ214、入力デバイス216、表示デバイス218、ストレージ装置220、通信I/F(インターフェース)部222、外部機器I/F部224、I/O(入出力)デバイスI/F部226、及び、メディア入出力部228を備える。なお、上記の構成要素は、コンピュータ200が使用される用途に応じて適宜省略されてもよい。
プロセッサ212は、1つ又は複数の演算処理装置(CPU、MPU、GPU、DSP等)で構成され、コンピュータ200全体を統括する制御部として動作する。メモリ214は、各種のデータ及びプログラム230を記憶し、例えば、メインメモリとして機能する揮発性メモリ(DRAM、SRAM等)と、不揮発性メモリ(ROM、フラッシュメモリ等)とで構成される。
入力デバイス216は、例えば、キーボード、マウス、テンキー、電子ペン等で構成される。表示デバイス218は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、電子ペーパー、プロジェクタ等で構成される。入力デバイス216及び表示デバイス218は、タッチパネルディスプレイのように、一体的に構成されていてもよい。ストレージ装置220は、例えば、HDD、SSD等で構成され、オペレーティングシステムやプログラム230の実行に必要な各種のデータを記憶する。
通信I/F部222は、インターネットやイントラネット等のネットワーク240に有線又は無線により接続され、所定の通信規格に従って他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。外部機器I/F部224は、プリンタ、スキャナ等の外部機器250に有線又は無線により接続され、所定の通信規格に従って外部機器250との間でデータの送受信を行う。I/OデバイスI/F部226は、各種のセンサ、アクチュエータ等のI/Oデバイス260に接続され、I/Oデバイス260との間で、例えば、センサによる検出信号やアクチュエータへの制御信号等の各種の信号やデータの送受信を行う。メディア入出力部228は、例えば、DVDドライブ、CDドライブ等のドライブ装置で構成され、DVD、CD等のメディア270に対してデータの読み書きを行う。
上記構成を有するコンピュータ200において、プロセッサ212は、プログラム230をメモリ214のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス210を介してコンピュータ200の各部を制御する。なお、プログラム230は、メモリ214の代わりに、ストレージ装置220に記憶されていてもよい。プログラム230は、インストール可能なファイル形式又は実行可能なファイル形式でCD、DVD等の非一時的な記録媒体に記録され、メディア入出力部228を介してコンピュータ200に提供されてもよい。プログラム230は、通信I/F部222を介してネットワーク240経由でダウンロードすることによりコンピュータ200に提供されてもよい。また、コンピュータ200は、プロセッサ212がプログラム230を実行することで実現する各種の機能を、例えば、FPGA、ASIC等のハードウエアで実現するものでもよい。
コンピュータ200は、例えば、据置型コンピュータや携帯型コンピュータで構成され、任意の形態の電子機器である。コンピュータ200は、クライアント型コンピュータで
もよいし、サーバ型コンピュータやクラウド型コンピュータでもよい。コンピュータ200は、ポンプ設定支援装置4、ポンプ設定提示装置5、及び、ポンプ設定登録装置6以外の他の装置(例えば、ポンプ制御装置33)に適用されてもよい。
(ポンプ設定支援装置4)
図4は、実施形態に係るポンプ設定支援装置4の一例を示す機能ブロック図である。
ポンプ設定支援装置4は、主な構成要素として、特徴情報受付部40、異常検出条件データベース41、類似関係データベース42、条件抽出部43、支援情報提供部44、登録情報受付部45、及び、条件登録部46を備える。
ポンプ設定支援装置4は、図3に示すコンピュータ200で構成され、具体的には、サーバ型コンピュータやクラウド型コンピュータとして構成される。この場合、特徴情報受付部40、条件抽出部43、支援情報提供部44、登録情報受付部45、及び、条件登録部46は、通信I/F部222とプロセッサ212とで構成され、異常検出条件データベース41、及び、類似関係データベース42は、ストレージ装置220で構成される。
特徴情報受付部40は、設定対象のポンプ3Aの特徴を示す特徴情報D1として、1又は複数の特徴項目が取り得る複数の特徴値のうち当該ポンプ3Aが有する特徴値をポンプ設定提示装置5から受け付ける。
ここで、特徴項目とは、ポンプ3の特徴を分類するための観点を定める。また、特徴値とは、特徴項目が定める観点でポンプ3の特徴を分類したときに、ポンプ3が取り得る値を定める。特徴値は、例えば、複数の選択肢から選択されてもよいし、連続的又は離散的な数値により指定されてもよいし、任意の文字列により指定されてもよい。
特徴項目の具体例としては、ポンプ3の型式、ポンプ3が設置された場所の特徴を示す設置場所、ポンプ3が設置された環境の特徴を示す設置環境、及び、ポンプ3が運転されたときの状況の特徴を示す運転状況の少なくも1つである。なお、特徴項目は、上記の特徴項目に限られず、ポンプ3の特徴を分類するものであればよい。
特徴項目「型式」に対する特徴値は、例えば、アルファベットや数字等の文字列で指定される。型式は、機種名や型番と称されるものでもよく、例えば、大分類、中分類、小分類のように分類される。したがって、例えば、共通の大分類や中分類に属するポンプ3の型番は共通の文字で指定され、詳細の仕様を表す小分類の文字が異なることで、ポンプ3の仕様が詳細に特定される。
特徴項目「設置場所」に対する特徴値は、例えば、屋内か屋外かで大分類され、さらに、屋内については、地下ポンプ室、地上階ポンプ室で細分類され、屋外については、地下、地上、屋上で細分類される。
特徴項目「設置環境」に対する特徴値は、例えば、平均気温、最高気温、最低気温、降雨量、降雪量、日射量、風速等が数値で指定される。
特徴項目「運転状況」に対する特徴値は、例えば、断続運転か連続運転かで分類され、断続運転については、単位時間当たりの運転開始回数を示す頻度や、運転開始から運転停止までの運転時間等が数値で指定され、さらに、連続運転については、モータ32の最大出力に対する出力値の大きさが数値で指定される。なお、特徴項目「運転状況」に対する特徴値は、ポンプ3が運転される時間帯を、昼間、夜間、深夜等の運転パターンを表す選択肢で指定されてもよい。
本実施形態では、特徴情報受付部40は、ポンプ3の特徴情報D1として、上記の4つの特徴項目「型式」、「設置場所」、「設置環境」及び「運転状況」に対する各特徴値を受け付けるものとする。
異常検出条件データベース41は、各特徴値に対する異常検出条件をそれぞれ定めるデータベースである。すなわち、異常検出条件データベース41には、特徴値と当該特徴値を有するポンプ3に対する異常検出条件とが対応付けられて複数登録されている。
図5は、異常検出条件データベース41の一例を示すデータ構成図である。図5に示す異常検出条件データベース41では、特徴情報D1として、上記の4つの特徴項目「型式」、「設置場所」、「設置環境」及び「運転状況」に対する各特徴値の組み合わせに対して、異常検出条件が対応付けられて登録されたものである。異常検出条件は、監視対象のセンサの種類と、当該センサの測定値と比較するための閾値とが設定されたものである。
類似関係データベース42は、特徴項目毎に複数の特徴値同士の類似度を定めるデータベースである。
図6は、類似関係データベース42の一例を示すデータ構成図である。図6に示す類似関係データベース42では、上記の4つの特徴項目「型式」、「設置場所」、「設置環境」及び「運転状況」の各々について、特徴項目が取り得る特徴値を行及び列にそれぞれ割り当てた表形式の類似度テーブル420~423を採用し、特徴値同士の類似度を、「0」から「1」までの範囲内の値で定める。類似度は、「1」に近づくほど高くなり、同一の場合には、「1」の値を取るように定められる。なお、類似関係データベース42は、図6の例と異なる型式を採用してもよい。
条件抽出部43は、異常検出条件データベース41を参照し、特徴情報受付部40により受け付けられた特徴値を有するポンプ3に対する異常検出条件を抽出する。
その際、条件抽出部43は、異常検出条件データベース41とともに、類似関係データベース42を参照してもよい。この場合、条件抽出部43は、異常検出条件データベース41に登録された特徴値のうち特徴情報受付部40により受け付けられた特徴値と類似度が高い特徴値を特定し、当該特徴値を有するポンプ3に対する異常検出条件を抽出する。そして、条件抽出部43は、当該異常検出条件を抽出したときの類似度に応じて異常検出条件の信頼度を算出する。
類似度は、例えば、4つの特徴項目「型式」、「設置場所」、「設置環境」及び「運転状況」について、各類似度テーブル420~423を参照して各特徴項目の類似度を特定し、それらを加重和、加重平均、積等の所定の算定式に代入することで最終的に算出される。
信頼度は、例えば、「0」から「100」までの範囲内の値で定められる。信頼度は、類似度が高くなるほど高くなるような指標値であり、類似度が「1」の場合には、「100」の値を取るように定められる。信頼度は、例えば、類似度を変数とする所定の変換式に代入することで算出される。
支援情報提供部44は、条件抽出部43により抽出された異常検出条件を含む支援情報D2をポンプ設定提示装置5に提供する。また、条件抽出部43が信頼度を算出した場合には、支援情報提供部44は、異常検出条件とともに、条件抽出部43により算出された信頼度を含む支援情報D2をポンプ設定提示装置5に提供してもよい。
登録情報受付部45は、登録対象のポンプ3Bにて異常が発生したときに、登録対象のポンプ3Bが有する特徴値と当該特徴値を有するポンプ3Bに対する異常検出条件とが対応付けられた登録情報D3をポンプ設定登録装置6から受け付ける。
条件登録部46は、登録情報受付部45により受け付けられた登録情報D3を異常検出条件データベース41に登録することにより、異常検出条件データベース41を更新する。
なお、異常検出条件データベース41及び類似関係データベース42は、外部コンピュータ(例えば、サーバ型コンピュータやクラウド型コンピュータ)の記憶部で代用されてもよく、その場合には、条件抽出部43及び条件登録部46は、当該外部コンピュータにアクセスすればよい。また、異常検出条件データベース41及び類似関係データベース42は、ポンプ設定支援装置4の管理者により編集可能に構成されてもよい。
(ポンプ設定提示装置5)
図7は、実施形態に係るポンプ設定提示装置5の一例を示す機能ブロック図である。
ポンプ設定提示装置5は、主な構成要素として、特徴情報取得部50、通信制御部51、及び、支援情報提示部52を備える。
ポンプ設定提示装置5は、図3に示すコンピュータ200で構成され、具体的には、ポンプ設定支援装置4と通信可能な携帯型コンピュータとして、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC等で構成される。この場合、特徴情報取得部50、通信制御部51、及び、支援情報提示部52は、通信I/F部222とプロセッサ212とで構成される。なお、ポンプ設定提示装置5は、ポンプ制御装置33に組み込まれてもよい。
特徴情報取得部50は、設定対象のポンプ3Aの特徴を示す特徴情報D1として、1又は複数の特徴項目が取り得る複数の特徴値のうち当該ポンプ3Aが有する特徴値を取得する。特徴情報取得部50は、例えば、特徴情報D1を入力するデータベース検索画面(詳細は図10参照)を表示し、当該データベース検索画面に対するユーザUの入力操作に基づいて特徴情報D1を取得してもよいし、ポンプ3Aのポンプ制御装置33に特徴情報D1が記憶されている場合には、ポンプ3Aと通信することで特徴情報D1を取得してもよい。
通信制御部51は、特徴情報取得部50により取得された特徴値をポンプ設定支援装置4に送信することに応じて、当該特徴値を有するポンプ3Aに対する異常検出条件を含む支援情報D2をポンプ設定支援装置4から受信する。
支援情報提示部52は、通信制御部51により受信された支援情報D2を、例えば、支援情報表示画面(詳細は図11参照)により提示する。その際、支援情報提示部52は、通信制御部51より受信された支援情報D2が、異常検出条件とともに、当該異常検出条件の信頼度を含む場合、異常検出条件と信頼度とを提示するようにしてもよい。なお、支援情報提示部52は、ポンプ3Aと通信することで支援情報D2をポンプ3Aの操作表示部334を介して提示してもよい。
(ポンプ設定登録装置6)
図8は、実施形態に係るポンプ設定登録装置6の一例を示す機能ブロック図である。
ポンプ設定登録装置6は、主な構成要素として、特徴情報取得部60、通信制御部61
、支援情報提示部62、及び、登録情報生成部63を備える。
ポンプ設定登録装置6は、図3に示すコンピュータ200で構成され、具体的には、ポンプ設定支援装置4と通信可能な携帯型コンピュータとして、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC等で構成される。この場合、特徴情報取得部60、通信制御部61、支援情報提示部62、及び、登録情報生成部63は、通信I/F部222とプロセッサ212とで構成される。なお、ポンプ設定登録装置6は、ポンプ制御装置33に組み込まれてもよい。
特徴情報取得部60、通信制御部61、及び、支援情報提示部62は、ポンプ設定提示装置5の特徴情報取得部50、通信制御部51、及び、支援情報提示部52と同様に機能するため、以下では、ポンプ設定提示装置5と異なる機能を中心に説明する。
特徴情報取得部60は、登録対象のポンプ3Bの特徴を示す特徴情報D1として、1又は複数の特徴項目が取り得る複数の特徴値のうち当該ポンプ3Bが有する特徴値を取得する。特徴情報取得部60は、例えば、特徴情報D1を入力するデータベース登録画面(詳細は図13参照)を表示し、当該データベース登録画面に対するサービスマンSの入力操作に基づいて特徴情報D1を取得してもよいし、ポンプ3Bのポンプ制御装置33に特徴情報D1が記憶されている場合には、ポンプ3Bと通信することで特徴情報D1を取得してもよい。
登録情報生成部63は、特徴情報取得部60により取得された特徴値と、当該特徴値を有するポンプ3Bにて異常が検出された状況に基づく異常検出条件とを対応付けて登録情報D3を生成する。登録情報生成部63は、例えば、データベース登録画面(詳細は図13参照)に対するサービスマンSの入力操作に基づいて異常検出条件を取得してもよいし、ポンプ3Bと通信することでポンプ3Bの異常検出条件記憶部331に記憶された異常検出条件や異常検出履歴を取得してもよい。
通信制御部61は、登録情報生成部63により生成された登録情報D3をポンプ設定支援装置4に送信する。
(ポンプ設定支援方法)
図9は、設定対象のポンプ3Aに異常検出条件を設定する場合の動作例を示すフローチャートである。図10は、データベース検索画面53の一例を示す図である。図11は、支援情報表示画面54の一例を示す図である。なお、図9に示す一連の処理は、例えば、ポンプ3Aの新設時、点検時、部品交換時等の任意のタイミングで実行される。
まず、ステップS100において、ユーザUがポンプ設定提示装置5を用いて異常検出条件の設定操作を開始すると、特徴情報取得部50は、例えば、特徴情報D1を入力するデータベース検索画面53(図10参照)を表示する。そして、ユーザUが、そのデータベース検索画面53の入力欄530にて、ポンプ3Aの特徴情報D1を入力する入力操作を行う。
次に、ステップS110において、特徴情報取得部50は、ユーザUの入力操作に基づいて特徴情報D1を取得する。そして、ステップS120において、通信制御部51は、ステップS110で取得した特徴情報D1をポンプ設定支援装置4に送信する。
次に、ステップS130において、ポンプ設定支援装置4の特徴情報受付部40は、ポンプ設定提示装置5から特徴情報D1を受信することにより、ポンプ3Aが有する特徴値をポンプ設定提示装置5から受け付ける。
次に、ステップS140において、条件抽出部43は、異常検出条件データベース41(図5参照)と、類似関係データベース42(図6参照)とを参照し、異常検出条件データベース41に登録された特徴値のうちステップS130で受け付けた特徴値と類似度が高い特徴値を特定し、当該特徴値を有するポンプ3に対する異常検出条件を抽出する。
そして、ステップS150において、条件抽出部43は、ステップS130で異常検出条件を抽出したときの類似度に応じて異常検出条件の信頼度を算出する。
次に、ステップS160において、支援情報提供部44は、ステップS140で抽出した異常検出条件と、ステップS150で算出した信頼度とを含む支援情報D2をポンプ設定提示装置5に提供(送信)する。
次に、ステップS170において、通信制御部51は、ポンプ設定支援装置4から支援情報D2を受信する。そして、ステップS180において、支援情報提示部52は、ステップS170で受信した支援情報D2を提示する。支援情報提示部52は、例えば、支援情報D2に含まれる異常検出条件及び信頼度を支援情報表示画面54(図11参照)の表示欄540に表示する。
次に、ステップS190において、ユーザUは、ステップS180で提示された支援情報D2に基づいて、ポンプ3Aの異常検出条件を設定する設定操作を行う。なお、ポンプ3Aの異常検出条件は、ユーザがポンプ3Aの操作表示部334を操作することで設定されてもよいし、ポンプ設定提示装置5がポンプ3Aに異常検出条件を送信することで設定されてもよい。
以上のようにして、図9に示す一連の処理が終了する。図9において、ステップS130が特徴情報受付工程、ステップS140、S150が条件抽出工程、ステップS160が支援情報提供工程に相当する。
したがって、本実施形態に係るポンプ設定支援装置4によれば、特徴情報受付部40が、設定対象のポンプ3Aが有する特徴値を受け付けると、条件抽出部43が、特徴値と異常検出条件とが対応付けられて複数登録された異常検出条件データベース41を参照し、設定対象のポンプ3Aが有する特徴値に対する異常検出条件を抽出し、支援情報提供部44が、その抽出された異常検出条件を含む支援情報D2を提供する。これにより、ユーザは、その提供された支援情報D2を参考にしながら、ポンプ3Aの異常に係る異常検出条件の設定操作を行うことができるので、異常検出条件を簡単かつ確実に設定することができる。
また、条件抽出部43が、異常検出条件データベース41とともに、特徴値同士の類似度を定める類似関係データベース42を参照し、設定対象のポンプ3Aが有する特徴値と類似度が高いポンプ3に対する異常検出条件を抽出する。これにより、設定対象のポンプ3Aに対する異常検出条件が、特徴値が同一の場合だけでなく、特徴値が類似する場合も含めて抽出されるので、例えば、ポンプ3の型番、設置場所、設置環境、及び、運転状況等の特徴項目に対する特徴値の組み合わせが多数になる場合でも、ユーザに対して支援情報D2を提供することができる。
さらに、条件抽出部43が、異常検出条件を抽出したときの類似度に応じて異常検出条件の信頼度を算出し、支援情報提供部44が、異常検出条件とともに、その算出された信頼度を含む支援情報D2を提供する。これにより、ユーザは、支援情報D2として提供された異常検出条件とともに、その信頼度を参照することができるので、その異常検出条件
を採用するかどうかの判断基準を得ることができる。
図12は、登録対象のポンプ3Bにおける異常検出条件を異常検出条件データベース41に登録する場合の動作例を示すフローチャートである。図13は、データベース登録画面64の一例を示す図である。なお、図12に示す一連の処理は、例えば、ポンプ3Bの異常検出時、点検時、部品交換時等の任意のタイミングで実行される。
まず、ステップS300において、サービスマンSがポンプ設定登録装置6を用いて異常検出条件データベース41への登録操作を開始すると、特徴情報取得部60は、例えば、特徴情報D1を入力するデータベース登録画面64(図13参照)を表示する。そして、サービスマンSが、そのデータベース登録画面の入力欄640にて、ポンプ3Bの特徴情報D1を入力する入力操作を行う。
次に、ステップS310において、特徴情報取得部60は、サービスマンSの入力操作に基づいて特徴情報D1を取得する。
次に、ステップS320において、登録情報生成部63は、ポンプ3Bにて異常が検出された状況に基づく異常検出条件を取得する。登録情報生成部63は、例えば、ポンプ3Bと通信することでポンプ3Bの異常検出条件記憶部331に記憶された異常検出条件を取得する。そして、登録情報生成部63は、データベース登録画面64の表示欄641に異常検出条件を表示し、サービスマンSに確認を促す。
次に、ステップS330において、登録情報生成部63は、ステップS310で取得した特徴情報D1と、ステップS320で取得した異常検出条件とを対応付けて登録情報D3を生成する。そして、ステップS340において、通信制御部61は、ステップS330で生成した登録情報D3をポンプ設定支援装置4に送信する。
次に、ステップS350において、ポンプ設定支援装置4の登録情報受付部45は、ポンプ設定登録装置6から登録情報D3を受信することにより、登録情報D3をポンプ設定登録装置6から受け付ける。
次に、ステップS360において、条件登録部46は、ステップS350で受け付けた登録情報D3を異常検出条件データベース41に登録することにより、異常検出条件データベース41を更新する。なお、条件登録部46は、ステップS350で受け付けた登録情報D3についてポンプ設定支援装置4の管理者の承認を受けてから、当該登録情報D3を異常検出条件データベース41に登録してもよい。
以上のようにして、図12に示す一連の処理が終了する。図12において、ステップS350が登録情報受付工程、ステップS360が条件登録工程に相当する。
したがって、本実施形態に係るポンプ設定支援装置4によれば、登録情報受付部45が、登録対象のポンプ3Bが有する特徴値と異常検出条件とが対応付けられた登録情報D3を受け付けると、条件登録部46が、その登録情報D3を異常検出条件データベース41に登録する。これにより、異常が検出された状況に基づく異常検出条件が、異常検出条件データベース41に蓄積されるので、異常検出条件データベース41の有用性が向上し、ユーザに対してより適切な支援情報D2を提供することができる。
(他の実施形態)
本発明は上述した実施形態に制約されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。そして、それらはすべて、本発明の技術思
想に含まれるものである。
なお、上記実施形態に係るポンプ設定支援装置4において、条件抽出部43は、類似度を特定し、類似度に応じて信頼度を算出するものとして説明したが、類似度の特定を省略してもよいし、信頼度の算出を省略してもよい。そして、類似度の特定を省略する場合には、類似関係データベース42についても省略してもよい。
また、上記実施形態に係るポンプ設定支援装置4において、条件抽出部43は、設定対象のポンプ3Aが有する特徴値と類似度が高い1つの特徴値を特定し、当該特徴値に対応付けられた1つの異常検出条件を抽出するものとして説明した。これに対し、条件抽出部43は、1つの特徴値だけでなく、類似度を高い順に並べたときの上位の所定数の特徴値を特定し、当該所定数の特徴値に対応付けられた複数の異常検出条件を抽出し、それぞれの類似度に応じた複数の信頼度を算出してもよい。
また、上記実施形態に係るポンプ設定支援装置4において、条件抽出部43は、異常検出条件を抽出したときの抽出履歴情報(例えば、特徴情報D1、異常検出条件、信頼度及びポンプ設定提示装置5の装置識別情報等を含む)を抽出履歴記憶部に記憶してもよい。この場合、特徴情報受付部40が、所定の再抽出タイミング(所定の時間が経過したとき、異常検出条件データベース41に所定数の登録情報D3が登録されたとき等)が到来したとき、抽出履歴記憶部に記憶された特徴情報D1を受け付けたものとして、条件抽出部43が、当該所定の再抽出タイミングにおける異常検出条件データベース41を参照し、異常検出条件を再抽出するとともに、信頼度を再算出してもよい。そして、再算出された信頼度が抽出履歴記憶部に記憶された信頼度よりも高い場合、支援情報提供部44が、再抽出された異常検出条件と、再算出された信頼度とを含む支援情報D2を、例えば、抽出履歴記憶部に記憶された装置識別情報により特定されるポンプ設定提示装置5に提供してもよい。
(プログラム)
本発明は、図3に示すコンピュータ200を、上記実施形態に係るポンプ設定支援装置4が備える各部として機能させるプログラム(ポンプ設定支援ログラム)230の態様で提供することができる。本発明は、図3に示すコンピュータ200に、上記実施形態に係るポンプ設定提示装置5が備える各部として機能させるプログラム(ポンプ設定提示プログラム)230の態様で提供することもできる。本発明は、図3に示すコンピュータ200に、上記実施形態に係るポンプ設定登録装置6が備える各部として機能させるプログラム(ポンプ設定登録プログラム)230の態様で提供することもできる。
1…ポンプ設定支援システム、3、3A、3B…ポンプ、
4…ポンプ設定支援装置、5…ポンプ設定提示装置、6…ポンプ設定登録装置、
7A…第1のネットワーク、7B…第2のネットワーク、
30…ポンプ部、31…センサ、32…モータ、33…ポンプ制御装置、
40…特徴情報受付部、41…異常検出条件データベース、
42…類似関係データベース、43…条件抽出部、44…支援情報提供部、
45…登録情報受付部、46…条件登録部、
50…特徴情報取得部、51…通信制御部、52…支援情報提示部、
53…データベース検索画面、54…支援情報表示画面、
60…特徴情報取得部、61…通信制御部、62…支援情報提示部、
63…登録情報生成部、64…データベース登録画面、
200…コンピュータ、210…バス、212…プロセッサ、
214…メモリ、216…入力デバイス、218…表示デバイス、
220…ストレージ装置、222…通信I/F部、224…外部機器I/F部、
226…I/OデバイスI/F部、228…メディア入出力部、
230…プログラム、240…ネットワーク、250…外部機器、
260…I/Oデバイス、270…メディア、
330…モータ制御部、331…異常検出条件記憶部、
332…異常検出処理部、333…通信制御部、334…操作表示部、
420~423…類似度テーブル
530…入力欄、540…表示欄、640…入力欄、641…表示欄、
D1…特徴情報、D2…支援情報、D3…登録情報、
S…サービスマン、U…ユーザ

Claims (15)

  1. ポンプの異常に係る異常検出条件の設定操作を支援するポンプ設定支援装置であって、
    前記ポンプの特徴を示す特徴情報として、1又は複数の特徴項目が取り得る複数の特徴値のうち当該ポンプが有する前記特徴値を受け付ける特徴情報受付部と、
    前記特徴値と当該特徴値を有する前記ポンプに対する前記異常検出条件とが対応付けられて複数登録された異常検出条件データベースを参照し、前記特徴情報受付部により受け付けられた前記特徴値を有する前記ポンプに対する前記異常検出条件を抽出する条件抽出部と、
    前記条件抽出部により抽出された前記異常検出条件を含む支援情報を提供する支援情報提供部と、を備える、
    ポンプ設定支援装置。
  2. 前記条件抽出部は、
    前記異常検出条件データベースとともに、前記特徴項目毎に複数の前記特徴値同士の類似度を定める類似関係データベースを参照し、前記異常検出条件データベースに登録された前記特徴値のうち前記特徴情報受付部により受け付けられた前記特徴値と前記類似度が高い前記特徴値を特定し、当該特徴値を有する前記ポンプに対する前記異常検出条件を抽出する、
    請求項1に記載のポンプ設定支援装置。
  3. 前記条件抽出部は、
    前記異常検出条件を抽出したときの前記類似度に応じて前記異常検出条件の信頼度を算出し、
    前記支援情報提供部は、
    前記異常検出条件とともに、前記条件抽出部により算出された前記信頼度を含む前記支援情報を提供する、
    請求項2に記載のポンプ設定支援装置。
  4. 前記特徴項目は、
    前記ポンプの型式、
    前記ポンプが設置された場所の特徴を示す設置場所、
    前記ポンプが設置された環境の特徴を示す設置環境、及び、
    前記ポンプが運転されたときの状況の特徴を示す運転状況の少なくも1つである、
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のポンプ設定支援装置。
  5. 前記異常検出条件は、
    前記ポンプに設けられた1又は複数のセンサの測定値と閾値との比較に基づいて前記ポンプの前記異常を検出するときの前記閾値が設定されるものであり、
    前記センサは、
    前記ポンプの吸込側圧力を測定する吸込側圧力センサ、
    前記ポンプの吐出側圧力を測定する吐出側圧力センサ、
    前記ポンプの振動を測定する振動センサ、
    前記ポンプの周囲温度を測定する周囲温度センサ、
    前記ポンプの駆動源であるモータに供給されるモータ電流を測定するモータ電流センサ、及び、
    前記ポンプの回転軸を軸支する軸受の軸受温度を測定する軸受温度センサの少なくとも1つである、
    請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のポンプ設定支援装置。
  6. 前記特徴値と当該特徴値を有する前記ポンプに対する前記異常検出条件とが対応付けられた登録情報を受け付ける登録情報受付部と、
    前記登録情報受付部により受け付けられた前記登録情報を前記異常検出条件データベースに登録する条件登録部と、をさらに備える、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のポンプ設定支援装置。
  7. ポンプの異常に係る異常検出条件の設定操作にて利用可能な前記異常検出条件を提示するポンプ設定提示装置であって、
    前記ポンプの特徴を示す特徴情報として、1又は複数の特徴項目が取り得る複数の特徴値のうち当該ポンプが有する前記特徴値を取得する特徴情報取得部と、
    前記特徴情報取得部により取得された前記特徴値をポンプ設定支援装置に送信することに応じて、当該特徴値を有する前記ポンプに対する前記異常検出条件を含む支援情報を前記ポンプ設定支援装置から受信する通信制御部と、
    前記通信制御部により受信された前記支援情報を提示する支援情報提示部と、を備える、
    ポンプ設定提示装置。
  8. 前記支援情報提示部は、
    前記通信制御部により受信された前記支援情報が、前記異常検出条件とともに、当該異常検出条件の信頼度を含む場合、前記異常検出条件と、前記信頼度とを提示する、
    請求項7に記載のポンプ設定提示装置。
  9. ポンプの異常に係る異常検出条件の設定操作にて利用可能な前記異常検出条件を登録するポンプ設定登録装置であって、
    前記ポンプの特徴を示す特徴情報として、1又は複数の特徴項目が取り得る複数の特徴値のうち当該ポンプが有する前記特徴値を取得する特徴情報取得部と、
    前記特徴情報取得部により取得された前記特徴値と、当該特徴値を有する前記ポンプにて前記異常が検出された状況に基づく前記異常検出条件とを対応付けて登録情報を生成する登録情報生成部と、
    前記登録情報生成部により生成された前記登録情報をポンプ設定支援装置に送信する通信制御部と、を備える、
    ポンプ設定登録装置。
  10. ポンプの異常に係る異常検出条件の設定操作を支援するポンプ設定支援システムであって、
    請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のポンプ設定支援装置と、
    請求項7又は請求項8に記載のポンプ設定提示装置と、を備える、
    ポンプ設定支援システム。
  11. ポンプの異常に係る異常検出条件の設定操作を支援するポンプ設定支援システムであって、
    請求項6に記載のポンプ設定支援装置と、
    請求項7又は請求項8に記載のポンプ設定提示装置と、
    請求項9に記載のポンプ設定登録装置と、を備える、
    ポンプ設定支援システム。
  12. コンピュータを、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のポンプ設定支援装置が備える各部として機能させる
    ポンプ設定支援プログラム。
  13. コンピュータを、請求項7又は請求項8に記載のポンプ設定提示装置が備える各部として機能させる
    ポンプ設定提示プログラム。
  14. コンピュータを、請求項9に記載のポンプ設定登録装置が備える各部として機能させる、
    ポンプ設定登録プログラム。
  15. ポンプの異常に係る異常検出条件の設定操作を支援するポンプ設定支援方法であって、
    前記ポンプの特徴を示す特徴情報として、1又は複数の特徴項目が取り得る複数の特徴値のうち当該ポンプが有する前記特徴値を受け付ける特徴情報受付工程と、
    前記特徴値と当該特徴値を有する前記ポンプに対する前記異常検出条件とが対応付けられて複数登録された異常検出条件データベースを参照し、前記特徴情報受付工程により受け付けられた前記特徴値を有する前記ポンプに対する前記異常検出条件を抽出する条件抽出工程と、
    前記条件抽出工程により抽出された前記異常検出条件を含む支援情報を提供する支援情報提供工程と、を備える、
    ポンプ設定支援方法。
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WO2024014199A1 (ja) * 2022-07-15 2024-01-18 コニカミノルタ株式会社 画像識別方法、画像識別プログラムおよび画像識別装置

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