JP2024041338A - ガラス物品の製造方法、電子デバイスの製造方法、及び基板剥離用治具 - Google Patents

ガラス物品の製造方法、電子デバイスの製造方法、及び基板剥離用治具 Download PDF

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隆雄 岡
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Abstract

【課題】積層体における下層側の基板と上層側の基板との間の界面にナイフを確実に挿入する。【解決手段】下層側の基板3上に上層側の基板4が貼り付けられた積層体1から、上層側の基板4を剥離する際に、ナイフ5を両基板3、4の間の界面Xに挿入して剥離始点部6を生成する剥離工程で、ナイフ5の移動を案内する案内面2fを有する治具2を用い、ナイフ5を治具2の案内面2fに接触させた状態で積層体1に向かって移動させることで、ナイフ5を界面Xに挿入する。【選択図】図2

Description

本発明は、ガラス等からなる基板の積層体から上層側の基板を剥離する際の方法等に係る技術に関する。
近年においては、液晶表示器、太陽電池、スマートフォン、タブレット型PC等の電子デバイスの薄型化や軽量化が推進されており、これに伴って当該電子デバイスに使用されるガラス等からなる基板についても薄板化の要請が高まっている。
このように基板が薄肉化された場合には、基板に対して各種処理を円滑に施すことが困難になるため、補強用の他の基板上に当該基板を貼り付けて積層体を作製し、積層体の状態で当該基板に対して各種処理を施すことが提案され或いは実用化されている。
そして、当該基板に対して各種処理を施した後は、積層体から当該基板を剥離することで、製品としてのガラス基板等が得られる。この場合の剥離方法として、例えば特許文献1や特許文献2によれば、ナイフを用いて積層体から上層側の基板を剥離することが開示されている。
詳述すると、これら公報には、積層体における下層側の基板と上層側の基板との間の界面にナイフを挿入して剥離始点部を生成し、この剥離始点部を起点として剥離を進展させることが開示されている。
さらに、特許文献2には、ナイフの高さ方向の位置を、高さ調整装置によって調整することが開示されている。
国際公開第2019/059057号 特許第6075567号公報
ところで、特許文献2に開示された高さ調整装置は、ナイフが積層体から離間した初期状態にあるときに、ナイフの高さ方向の位置を調整するものである(同文献の段落[0064]参照)。そのため、ナイフが積層体に向かって移動していく過程で、ナイフの高さ方向の位置がずれたり或いはナイフが上下方向に揺れたりするおそれがある。これに起因して、ナイフを下層側の基板と上層側の基板との間の界面に確実に挿入することが困難になる。この場合、少なくとも一方の基板がガラス基板であれば、欠けや割れ等の発生要因となる。
以上の観点から、本発明の課題は、積層体における下層側の基板と上層側の基板との間の界面にナイフを確実に挿入することである。
(1)上記課題を解決するために創案された本発明の第一の側面は、下層側の基板上に上層側の基板が貼り付けられ且つ前記両基板の少なくとも一方がガラスで形成された積層体から前記上層側の基板を剥離する際に、ナイフを前記両基板の間の界面に挿入して剥離始点部を生成する剥離工程を備えたガラス物品の製造方法であって、前記剥離工程では、前記ナイフの移動を案内する案内面を有する治具を用い、前記ナイフを前記案内面に接触させた状態で前記界面に向かって移動させることに特徴づけられる。ここで、上層側の基板とは、一枚の基板を意味するだけでなく、複数枚の基板が互いに貼り付けられた積層体をも含む意味であり、下層側の基板も同様に、一枚の基板を意味するだけでなく、複数枚の基板が互いに貼り付けられた積層体をも含む意味である(以下、同様)。
このような方法によれば、ナイフを治具の案内面に接触させた状態で積層体の両基板の間の界面に向かって移動させることで、ナイフが界面に挿入される。そのため、ナイフの移動時には、ナイフの高さ方向の位置がずれたり或いはナイフが上下方向に揺れたりする問題が生じなくなる。したがって、治具の案内面の高さ位置を、界面の高さ位置に対応するように設定しておくだけで、ナイフを確実に界面に挿入することができる。これにより、ガラス基板に欠けや割れ等が発生する事態を回避できる。
(2) 上記(1)の構成において、前記ナイフの刃先が前記界面に到達したときに、前記ナイフが前記案内面に接触している状態になるように、前記積層体と前記治具とを配置することが好ましい。
このようにすれば、ナイフをより確実に界面に挿入することができる。
(3) 上記(1)又は(2)の構成において、前記両基板の間に厚みが1μm未満の膜が介在していてもよい。ここで、上記の膜は、例えば、有機膜又は無機膜が挙げられる。
このようにすれば、両基板が相互間に密着力が作用するように直接接着されている場合だけでなく、両基板の間に厚みが1μm未満の極めて薄い膜が介在している場合であっても、適切に剥離始点部を生成できる。この場合、両基板が直接接着されている場合は、下層側の基板の上面と、上層側の基板の下面との間が界面となり、この界面にナイフが挿入される。一方、両基板の間に膜が介在している場合は、上層側の基板の下面と下層側の基板の上面との間のいずれかの位置が界面となり、この界面にナイフが挿入される。
(4) 上記(1)~(3)の何れかの構成において、前記積層体は、前記両基板が全周に亘って互いに食み出していなくてもよい。
このように両基板が全周に亘って互いに食み出していない場合は、特に界面にナイフを挿入することが困難になるが、上述のように治具を用いれば、そのような問題が回避される。
(5) 上記(1)~(4)の何れかの構成において、前記治具の案内面の高さ位置は、前記界面の高さ位置と実質的に同一又はそれよりも低く、前記両者の高低差は、前記ナイフの厚みよりも小さいことが好ましい。
このようにすれば、ナイフを治具の案内面に確実に接触させた状態で、ナイフを界面に挿入することができる。
(6) 上記(1)~(5)の何れかの構成において、前記治具と前記積層体との水平方向における隙間の長さは、前記ナイフの移動方向に沿う長さよりも短いことが好ましい。
このようした場合も、ナイフを治具の案内面に確実に接触させた状態で、ナイフを界面に挿入することができる。
(7) 上記(1)~(6)の何れかの構成において、前記治具は、上下方向の位置調整が可能となるように保持されていることが好ましい。
このようにすれば、治具の上下方向の位置調整が可能となるため、下層側の基板の厚みの相違などに対処することができる。
(8) 上記(1)~(7)の何れかの構成において、前記治具は、水平方向の位置調整が可能となるように保持されていることが好ましい。
このようにすれば、治具の水平方向の位置調整が可能となるため、治具と積層体との水平方向における隙間を調整することができる。
(9) 上記(1)~(8)の何れかの構成において、前記治具は、水平面内での角度調整が可能となるように保持されていることが好ましい。
このようにすれば、治具の水平面内での角度調整が可能となるため、上側から下側に向かって視た場合の積層体のコーナー部の角度の相違などに対処することができる。
(10) 上記(1)~(9)の何れかの構成において、前記治具は、前記下層側の基板の交差する二辺に沿うように形成されていることが好ましい。
このようにすれば、上側から下側に向かって視た場合の積層体のコーナー部の界面にナイフを確実に挿入することができる。
(11) 上記(1)~(10)の何れかの構成において、前記剥離工程を実行する前に、下層側の元基板上に上層側の元基板を貼り付け且つ前記上層側の元基板上に処理を施すことで元積層体を得る準備工程を行い、前記元積層体を複数に切断することで、前記下層側の元基板が前記下層側の基板となり且つ前記上層側の元基板が前記上層側の基板となった前記積層体を得るようにしてもよい。
このようにすれば、得られた複数の積層体の中には、既述のように両基板が全周に亘って互いに食み出していない積層体が存在し得るが、このような積層体に対しても問題なく両基板の間にナイフを挿入することができる。
(12) 上記課題を解決するために創案された本発明の第二の側面は、電子デバイスの製造方法であって、下層側の元基板上に上層側の元ガラス基板を貼り付けた後、前記元ガラス基板を含む元電子デバイス材を作製することで、元積層体を得る準備工程と、前記元積層体を複数に切断することで、前記元基板が基板となり且つ前記元電子デバイス材が電子デバイス材となった複数の積層体を得る切断工程と、前記積層体から前記電子デバイス材を剥離する際に、ナイフを前記基板と前記電子デバイス材との間の界面に挿入して剥離始点部を生成する剥離工程と、を備え、前記剥離工程では、前記ナイフの移動を案内する案内面を有する治具を用い、前記ナイフを前記案内面に接触させた状態で前記界面に向かって移動させることに特徴づけられる。
このような方法によっても、基板と電子デバイス材(ガラス基板)との間の界面にナイフを確実に挿入することができる。
(13) 上記課題を解決するために創案された本発明の第三の側面は、基板剥離用治具であって、下層側の基板上に上層側の基板が貼り付けられた積層体における前記両基板の間の界面にナイフを挿入して剥離始点部を生成する際に用いられ、前記ナイフが接触し且つ前記ナイフの前記界面に向かう移動を案内する案内面を有することに特徴づけられる。
このような構成の基板剥離用治具を用いれば、既述の場合と同様に界面にナイフを確実に挿入することができる。
本発明によれば、積層体における下層側の基板と上層側の基板との間の界面にナイフを確実に挿入することができる。
本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法に用いられる積層体及び基板剥離用治具を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法における剥離工程を実施する際の初期状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法における剥離工程を実施している状態を示すと共に、図2のA-A線断面図に相当する断面図(ハッチングは省略)である。 本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法における剥離工程を実施している状態を示すと共に、図2のA-A線断面図に相当する断面図(ハッチングは省略)である。 本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法における剥離工程を実施している状態を示すと共に、図2のA-A線断面図に相当する断面図(ハッチングは省略)である。 本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法における剥離工程を実施している状態を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法における剥離工程の第一の変形例を実施している状態を示すと共に、図2のA-A線断面図に相当する断面図(ハッチングは省略)である。 本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法における剥離工程の第二の変形例を実施している状態を示すと共に、図2のA-A線断面図に相当する断面図(ハッチングは省略)である。 本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法における剥離工程で用いられる基板剥離用治具の第一の変形例を示す斜視図である。 図9のB-B線に従って切断した断面図である。 本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法における剥離工程で用いられる基板剥離用治具の第二の変形例を示す平面図である。 図11のC-C線に従って切断した断面図である。 本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法における剥離工程で用いられる基板剥離用治具の第三の変形例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法における準備工程及び切断工程を説明するための斜視図である。 本発明の実施形態に係る電子デバイスの製造方法における準備工程及び切断工程を説明するための斜視図である。 本発明の実施形態に係る電子デバイスの製造方法における剥離工程を実施している状態を示すと共に、図2のA-A線断面図に対応する断面図(ハッチングは省略)である。 本発明の実施形態に係る電子デバイスの製造方法における剥離工程の第一の変形例を実施している状態を示すと共に、図2のA-A線断面図に対応する断面図(ハッチングは省略)である。 本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法における剥離工程の第三の変形例を実施している状態を示すと共に、図2のA-A線断面図に相当する断面図(ハッチングは省略)である。 本発明の実施形態に係る電子デバイスの製造方法における剥離工程の第二の変形例を実施している状態を示すと共に、図2のA-A線断面図に対応する断面図(ハッチングは省略)である。 本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法における剥離工程で用いられる基板剥離用治具の第四の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法及び電子デバイスの製造方法並びに基板剥離用治具について添付図面を参照して説明する。
本実施形態に係るガラス物品の製造方法は、ガラス積層体から上層側の基板を剥離するための剥離工程を備える。剥離工程の実施に際しては、治具(基板剥離用治具)が用いられる。
図1は、ガラス積層体1と治具2とを例示する斜視図である。同図に示すように、ガラス積層体1は、下層側の基板である支持ガラス基板3上に、上層側の基板であるガラスフィルム4を貼り付けて構成されている。この場合、支持ガラス基板3とガラスフィルム4とは直接接着されており、両者3、4間の界面Xには密着力が作用している。
支持ガラス基板3及びガラスフィルム4は何れも、上側から下側に向かって視た場合に(以下、平面視という)、矩形状を呈しており、両者3、4は、全周に亘って互いに食み出していない。ガラスフィルム4の厚みは、例えば300μm以下、好ましくは200μm以下である。また、支持ガラス基板3の厚みは、例えば1500μm以下、好ましくは700μm以下、更に好ましくは500μm以下である。両者3、4は、可撓性を有している。
同図に示す治具2は、ガラス積層体1からガラスフィルム4を剥離する際に用いられるものであって、ガラス積層体1と共に同一の作業面F上に置かれている。この治具2は、ガラス積層体1の平面視でのコーナー部1aに対応するコーナー部2aと、ガラス積層体1の一の辺(一の端面)1b及びこれに連接する他の辺(他の端面)1cに対応する一の辺(一の端面)2b及び他の辺(他の端部)2cを備えている。ガラス積層体1の一の辺1b及び他の辺2cの平面視での長さは、何れも、例えば10~900mm、好ましくは100~500mmである。
治具2のコーナー部1aを境とする一の辺2bと他の辺2cとは実質的に直交(直交又は略直交)している。また、治具2のガラス積層体1から離反する側の二つ辺2d、2eも実質的に直交している。治具2の全体形状は、コーナー部2aを境界として直交する方向にそれぞれ同一幅で延びる形状とされている。治具2は、ガラス、セラミック、樹脂などで形成できるが、本実施形態ではガラスで形成されている。
図2は、剥離工程を実施する際の初期状態を例示している。同図に示すように、治具2のコーナー部2aを境とする二辺2b、2cは、ガラス積層体1のコーナー部1aを境とする二辺1b、1c(厳密には支持ガラス基板3のコーナー部1aを境とする二辺)に沿うように配置されている。また、治具2のコーナー部2aは、ガラス積層体1のコーナー部1aに実質的に接触(接触又は略接触)している。
この剥離工程では、ナイフ5が用いられる。治具2の上面2fは、ナイフ5のガラス積層体1(そのコーナー部1a)に向かう移動(矢印a方向の移動)を案内する案内面とされている。本実施形態では、治具2の案内面2fの高さ位置と、ガラス積層体1の界面Xの高さ位置とが、実質的に同一(同一又は略同一)とされている。
この初期状態からナイフ5が治具2の案内面2fに接触した状態で矢印a方向に移動した場合、まず、図3に実線で示すように、ナイフ5の刃先5aがガラス積層体1の界面Xに到達する。詳述すると、ナイフ5は、図4に示すように、刃元側から刃先5aに向かって漸次厚みが小さくなる刃部5bと、厚みが変化しない刃元側部位5cとを有する。そして、ナイフ5の刃部5b(その下面)のみが、治具2の案内面2fに接触した状態で移動することで、ナイフ5の刃先5aがガラス積層体1の界面Xに正確に到達する。なお、ナイフ5の厚み(厳密には刃元側部位5cの厚み)は、50~150μm、好ましくは80~120μmである。
この状態から、ナイフ5が治具2の案内面2fに接触した状態でさらに矢印a方向に移動することで、図5に実線で示すように、ナイフ5が界面Xに挿入される。その結果、界面Xに剥離始点部6が生成される。この剥離始点部6は、図6に点線の平行斜線を付した態様で生成される。なお、ナイフ5の矢印a方向への移動は、作業者又はロボットアームなどによって行われる。
剥離始点部6が形成された後は、剥離始点部6にテフロンシート(登録商標)などのシート部材(図示略)を挿入することで、再密着を防止できる状態にしてナイフ5を引き抜く。さらにこの後は、吸着パッドなどを用いた手法(公知の手法)によって、界面Xの剥離を進展させる。そして、この剥離の進展が完了することで、剥離工程が終了し、製品としてのガラスフィルム4(ガラス物品)が得られる。
上記の剥離工程では、治具2の案内面2fの高さ位置と、ガラス積層体1の界面Xの高さ位置とを実質的に同一とした。この場合、ナイフ5の厚みは、既に例示したように極めて薄い。そのため、案内面2fの高さ位置が界面Xの高さ位置よりも低くても、両者2f、Xの高低差が、ナイフ5の厚みよりも小さければ、ナイフ5の刃先5aを界面Xに正確に到達させる上で問題にならない。したがって、案内面2fの高さ位置は、界面Xの高さ位置と実質的に同一であることが好ましいが、案内面2fの高さ位置が界面Xの高さ位置よりも低くても、両者2f、Xの高低差が、ナイフ5の厚みよりも小さくされていればよい。
上記の剥離工程では、ナイフ5の刃部5bのみが治具2の案内面2fに接触した状態で、ナイフ5を矢印a方向に移動させたが、図7に示すように、ナイフ5の刃元側部位5c(その下面)のみが案内面2fに接触した状態で、ナイフ5を移動させてもよい。このようにする場合、案内面2fの高さ位置は、界面Xの高さ位置よりも、ナイフ5の厚みの1/2だけ低くしておくことが好ましい。なお、ナイフ5の形状は、例えば図8に示すように、移動方向に沿う全長に亘って厚みが刃元側から刃先5aに向かって漸次小さくなる形状などであってもよく、特に限定されない。
本実施形態に係る治具2は、支持ガラス基板3が厚みの異なるものに変更される場合などに対処するため、以下に示すような構成を備えている。すなわち、図9に示すように、治具2には、コーナー部2aの周辺領域を除く複数箇所(図例では四箇所)に上下方向に沿う貫通孔2gが形成されている。これらの貫通孔2gには、上下方向に延びる棒状のガイド部材7が挿通されている。これにより、治具2は、ガイド部材7に案内されて上下動可能とされている。この場合には、図10に示すように、治具2の下方に隙間Sを介して基台板8を配置し、この基台板8上に、ガイド部材7の下端を固定してもよい。このようにすれば、治具2の下方の隙間Sに、厚みが異なるスペーサを適宜変更して差し込むことで、治具2の上下方向の位置調整を行うことができる。また、LMガイドやエアシリンダなどの駆動手動を用いて、治具2の上下方向の位置調整を行うこともできる。これらに代えて、ガイド部材7を使用せずに、治具2の複数箇所に形成したねじ孔に、上方からボルトをねじ込み、ボルトを回転させることで、治具2の上下方向の位置調整を行うこともできる。この場合は、基台板8を設けてもよく或いは設けなくてもよい。
上記の剥離工程では、治具2のコーナー部2aを、ガラス積層体1のコーナー部1aに実質的に接触させたが、治具2とガラス積層体1との形状が平面視で互いに合致しない等の理由により両コーナー部1a、2aを実質的に接触させられない場合がある。また、治具2とガラス積層体1とのレイアウトの自由度を大きくしたいという要請もある。これらに対処するため、本実施形態に係る治具2は、以下に示すような構成を備えている。すなわち、図11に示すように、治具2は、その下方に配置された複数本(図例では二本)のレール9によってナイフ5の移動方向及びこれと逆方向にスライド可能に保持されている。この場合には、図12に示すように、治具2の下方に隙間Tを介して基台板10を配置し、この基台板10上にレール9を固定する。そして、このレール9に、治具2の下部に形成した溝2hを嵌め込むことで、治具2がレール9に案内されて移動するようにしてもよい。この場合も、LMガイドやエアシリンダなどの駆動手段を用いることができる。このようにすれば、治具2の水平方向における位置を調整することができる。詳しくは、治具2とガラス積層体1との間における水平方向の隙間の長さを調整することができる。このときに調整される隙間の長さは、ナイフ5の移動方向に沿う長さよりも短い範囲内に収まることが好ましい。ここで、隙間の長さとは、両者1、2のコーナー部1a、2aの相互間におけるナイフ5の移動方向に沿う隙間の長さを意味する。このようにすれば、ナイフ5を治具2の案内面2fに確実に接触させた状態でその刃先5aをガラス積層体1の界面Xに到達させることができる。
上記の剥離工程では、治具2のコーナー部2aを実質的に直角に設定したが、ガラス積層体1のコーナー部1aの角度は誤差などによって実質的に直角でない場合がある。これに対処するため、本実施形態に係る治具2は、以下に示すような構成を備えている。すなわち、図13に示すように、治具2は、コーナー部2aを境にして二分割されている。そして、分割されたそれぞれの治具片2iは、それらの下方に配置された円弧状をなすレール11によって円弧に沿う方向にスライド可能に保持されている。詳しくは、これらのレール11は、治具2のコーナー部2aを中心とする円弧に倣って湾曲している。この場合も、上述の場合と同様に、治具片2iの下方に基台板を配置すると共に、基台板上にレールを固定し、且つ、治具片2iの下部に形成した溝2jをレールに嵌め込むようにしてもよい。また、LMガイドやエアシリンダなどの駆動手段を用いてもよい。そして、一方の治具片2i又は双方の治具片2iを、コーナー部2aを中心にしてレール11に沿って移動させることで、治具2の水平面内での角度調整が可能となる。
本実施形態に係るガラス物品の製造方法は、上述した剥離工程を行う前の工程として、準備工程と、切断工程とを備える。
準備工程では、まず、図14に示すように、下層側の元支持ガラス基板3A上に上層側の元ガラスフィルム4Aを直接接着により貼り付ける。この場合、元支持ガラス基板3Aの四つの辺3Aaは、元ガラスフィルム4Aの四つの辺4Aaから外側に食み出している。その後、元ガラスフィルム4A上に、透明導電膜(例えば、ITO膜)の成膜処理を施すと共に、この膜に対してエッチング等によるパターニング処理を施す。これにより、元ガラス積層体1Aを得る。
切断工程では、上述の元ガラス積層体1Aを、同図に示す点線Lに沿ってレーザー等により複数個(図例では九個)に切断する。この切断された複数個から、中央に存在していた一個を取り出すことで、ガラス積層体1(図1及び図2に示されたガラス積層体1)を得る。このガラス積層体1に既述の剥離工程を実行する。
なお、このガラス積層体1から既述の剥離工程で剥離されるガラスフィルム4は、電子デバイス材としてのガラス物品である。したがって、以上の説明に係るガラス物品の製造方法は、電子デバイスの製造方法と同義である。
次に、本実施形態に係る電子デバイスの製造方法の他の例を説明する。
この製造方法における準備工程では、まず、元支持ガラス基板3A上に元ガラスフィルム4Aを直接接着により貼り付け、図14に示すような元ガラス積層体1Aを得る。続いて、元ガラス積層体1Aの元ガラスフィルム4A上に他の元ガラスフィルム4Aを貼り付ける。この後、元ガラスフィルム4Aと、その上方の他の元ガラスフィルム4Aとの間に液晶を封入する処理及びその他必要な処理を施すことで、元支持ガラス基板3A上に元液晶パネル12Aを製作する。これにより、図15に示すような元ガラス積層体1Aを得る。
切断工程では、上述の元ガラス積層体1Aを、同図に示す点線Mに沿ってレーザー等により複数個(図例では九個)に切断する。この切断された複数個から、中央に存在していた一個を取り出すことで、支持ガラス基板3上に二枚のガラスフィルム4を有する液晶パネル12が貼り付けられたガラス積層体1を得る。
剥離工程では、上述のガラス積層体1から液晶パネル12を剥離する。詳述すると、この場合には、図16に示すように、支持ガラス基板3と液晶パネル12との間が界面Xとなり、この界面Xにナイフ5を挿入することで、剥離始点部6が生成される。なお、この場合には、支持ガラス基板3と液晶パネル12との上下を反転させて剥離始点部6を生成してもよい。そして、剥離工程が完了することで、液晶表示器等の電子デバイスの製造に使用される液晶パネル12が得られる。
この製造方法では、図15に示す元ガラス積層体1Aを製作した後、さらに元液晶パネル12Aの上側の元ガラスフィルム4A上に、他の元支持ガラス基板3Aを直接接着により貼り付ける場合がある。この場合、剥離工程では、上記と同様の切断工程を経て得られたガラス積層体1から、まず、支持ガラス基板3を剥離することが行われる。詳述すると、この場合には、図17に示すように、上側の支持ガラス基板3と液晶パネル12との間が界面Xとなり、この界面Xにナイフ5を挿入することで、剥離始点部6が生成される。この剥離作業が完了した後は、さらに既述の図16に示すような態様(又は上下を反転させた態様)で液晶パネル12の剥離が行われる。この場合は、治具2の案内面2fの高さ位置が変更される。
なお、上記実施形態では、支持ガラス基板3上にガラスフィルム4を直接接着により貼り付けるようにしたが、支持ガラス基板3とガラスフィルム4との間に、図18に示すような膜13を介在させてもよい。この膜13は、有機膜又は無機膜であり、その厚みが1μm未満である。この場合の剥離工程では、同図に示すように、膜13の上面とガラスフィルム4の下面との間が界面Xとなってナイフ5による剥離始点部6の生成が行われる。なお、界面Xは、膜13の下面と支持ガラス基板3の上面との間でもよいし、ガラスフィルム4の下面と支持ガラス基板3の上面との間の任意の位置でもよい。
また、上記実施形態では、図17に例示したように液晶パネル12と支持ガラス基板3との間も直接接着により貼り付けるようにしたが、液晶パネル12と支持ガラス基板3との間に、図19に示すように上記と同様の膜13を介在させてもよい。この場合の剥離工程では、同図に示すように、上側の膜13の下面と液晶パネル12の上面との間が第一の界面X1となり、下側の膜13の上面と液晶パネル12の下面との間が第二の界面X2となる。同図は、第一の界面X1に対してナイフ5により剥離始点部6を生成する態様を例示しているが、第二の界面X2についても同様の態様(又は上下を反転させた態様)で剥離始点部が生成される。また、ガラス積層体1に上側の支持ガラス基板3が存在しない場合も、これと同様の態様(又は上下を反転させた態様)で剥離始点部が生成される。
上実施形態に係る治具2は、コーナー部2aを境に二つの辺2b、2cを有しているが、図20に示すように、コーナー部を有さずに一直線上に沿うものであってもよい。換言すれば、同図に示す治具2は、ガラス積層体1の一の辺1bのみ(厳密には支持ガラス基板3の一の辺のみ)に沿うものである。この場合は、同図に示すように、治具2の一の辺2bが、ガラス積層体1のコーナー部1aから食み出していることが好ましい。
上記実施形態に係るガラス積層体1は、支持ガラス基板3とガラスフィルム4とが全周に亘って互いに食み出していないが、支持ガラス基板3とガラスフィルム4との何れか一方が他方から食み出していても、その食み出し寸法が短い場合は、同様にして本発明を適用できる。したがって、例えば図14に示す元ガラス積層体1Aにおいて、元支持ガラス基板3Aの元ガラスフィルム4Aからの食み出し寸法が短い場合は、この元ガラス積層体1Aを切断して得られる複数個全てのガラス積層体1について本発明を適用することができる(図15に示す元ガラス積層体1Aについても同様)。
上記実施形態に係るガラス積層体1は、下層側の基板と、上層側の基板との何れもが、ガラスで形成されているが、何れか一方が、セラミックや樹脂などの他の材質で形成されていてもよく、さらには、双方が、セラミックや樹脂などの他の材質で形成されていてもよい。
上記実施形態に係るガラス積層体1は、一つの界面X又は二つの界面X1、X2を備えているが、三つ以上の界面を備えていてもよい。
1 ガラス積層体(積層体)
1A 元ガラス積層体
1a 積層体のコーナー部
1b 積層体の辺(下層側の基板の辺)
1c 積層体の辺(下層側の基板の辺)
2 治具(基板剥離用治具)
2a 治具のコーナー部
2b 治具の辺
2c 治具の辺
2f 治具の案内面
3 支持ガラス基板(下層側の基板)
3A 元支持ガラス基板(下層側の元基板)
4 ガラスフィルム(上層側の基板)
4A 元ガラスフィルム(上層側の元基板)
5 ナイフ
5a ナイフの刃先
6 剥離始点部
12 液晶パネル
12A 元液晶パネル
13 膜
X 界面
X1 界面
X2 界面

Claims (13)

  1. 下層側の基板上に上層側の基板が貼り付けられ且つ前記両基板の少なくとも一方がガラスで形成された積層体から前記上層側の基板を剥離する際に、ナイフを前記両基板の間の界面に挿入して剥離始点部を生成する剥離工程を備えたガラス物品の製造方法であって、
    前記剥離工程では、前記ナイフの移動を案内する案内面を有する治具を用い、前記ナイフを前記案内面に接触させた状態で前記界面に向かって移動させることを特徴とするガラス物品の製造方法。
  2. 前記ナイフの刃先が前記界面に到達したときに、前記ナイフが前記案内面に接触している状態になるように、前記積層体と前記治具とを配置したことを特徴とする請求項1に記載のガラス物品の製造方法。
  3. 前記両基板の間に厚みが1μm未満の膜が介在していることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
  4. 前記積層体は、前記両基板が全周に亘って互いに食み出していないことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
  5. 前記治具の案内面の高さ位置は、前記界面の高さ位置と実質的に同一又はそれよりも低く、前記両者の高低差は、前記ナイフの厚みよりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
  6. 前記治具と前記積層体との水平方向における隙間の長さは、前記ナイフの移動方向に沿う長さよりも短いことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
  7. 前記治具は、上下方向の位置調整が可能となるように保持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
  8. 前記治具は、水平方向の位置調整が可能となるように保持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
  9. 前記治具は、水平面内での角度調整が可能となるように保持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
  10. 前記治具は、前記下層側の基板の交差する二辺に沿うように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
  11. 前記剥離工程を実行する前に、下層側の元基板上に上層側の元基板を貼り付け且つ前記上層側の元基板上に処理を施すことで元積層体を得る準備工程を行い、前記元積層体を複数に切断することで、前記下層側の元基板が前記下層側の基板となり且つ前記上層側の元基板が前記上層側の基板となった前記積層体を得ることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
  12. 下層側の元基板上に上層側の元ガラス基板を貼り付けた後、前記元ガラス基板を含む元電子デバイス材を作製することで、元積層体を得る準備工程と、
    前記元積層体を複数に切断することで、前記元基板が基板となり且つ前記元電子デバイス材が電子デバイス材となった複数の積層体を得る切断工程と、
    前記積層体から前記電子デバイス材を剥離する際に、ナイフを前記基板と前記電子デバイス材との間の界面に挿入して剥離始点部を生成する剥離工程と、を備え、
    前記剥離工程では、前記ナイフの移動を案内する案内面を有する治具を用い、前記ナイフを前記案内面に接触させた状態で前記界面に向かって移動させることを特徴とする電子デバイスの製造方法。
  13. 下層側の基板上に上層側の基板が貼り付けられた積層体における前記両基板の間の界面にナイフを挿入して剥離始点部を生成する際に用いられ、
    前記ナイフが接触し且つ前記ナイフの前記界面に向かう移動を案内する案内面を有することを特徴とする基板剥離用治具。
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