JP2024041085A - 送受信回路 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024041085000001
【課題】送受信センサの受信時のゲインを維持しつつ、送信時の印加電圧を従来よりも大きくできる送受信回路を提供する。
【解決手段】送受信回路は、非反転入力端子が信号発生器の電圧信号出力端子に接続された増幅器と、一端が増幅器の出力端子に接続され、他端が増幅器の反転入力端子に接続された帰還抵抗と、一端が増幅器の反転入力端子及び帰還抵抗の他端に接続された入力抵抗と、一端が帰還抵抗の一端に接続され、他端が帰還抵抗の他端に接続されたスイッチと、スイッチの制御回路と、一端が入力抵抗の他端に接続され、他端が信号ジェネレータからの電圧信号出力に基づく送信波の送信及び受信が可能な第1の送受信センサの一端に接続される第2のスイッチと、一端が入力抵抗の他端に接続され、他端が信号発生器からの電圧信号出力に基づく送信波の送信及び受信が可能な第2の送受信センサの一端に接続される第3のスイッチと、を備えた。
【選択図】図1

Description

本開示は、電圧信号の送受信を行う送受信回路に関する。
上記のような送受信回路は、例えば超音波流量計に用いられる。超音波流量計に用いられる送受信回路では、超音波センサに対する電圧信号の送信時及び受信時にかかわらず、測定対象の流体が流れる領域の上流側及び下流側において、超音波センサに対する回路のインピーダンスが等しいことが、正確な流量計測のために求められている。これらのインピーダンスが等しければ、たとえ上流側と下流側の超音波センサの特性が異なっていても、流量計測系は相反性の条件を満たし、測定対象の流体が静止しているときの、上流から下流(順方向)に向かう超音波の伝播時間と、下流から上流(逆方向)に向かう超音波の伝播時間とが等しい値として計測される。
これに関連して、例えば特許文献1には、超音波センサに対する電圧信号の送信時及び受信時にかかわらず、測定対象の流体が流れる領域の上流側及び下流側において、超音波センサに対する回路のインピーダンスが等しい(すべてZ1になる)送受信回路が開示されている。
特開2005-532531号公報
特許文献1に開示されている送受信回路には、1つの増幅器が含まれているが、この増幅器は固有のゲインを有し、超音波センサ(送受信センサ)に対する電圧信号の送信時及び受信時においてゲインが同一となる。一方、送受信回路に含まれる増幅器では、電圧信号の受信時は可能な限りゲインを高くするのが設計上有利となるが、電圧信号の送信時にもゲインが高いと、当該増幅器の出力電圧範囲との関係で、超音波センサに加えられる電圧に制約がかかってしまう。このため、特許文献1に開示されている送受信回路では、超音波センサ(送受信センサ)の受信時におけるゲインを考慮すると、超音波センサ(送受信センサ)の送信時に十分大きな電圧を当該超音波センサに加えることができないという課題があった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、送受信センサの受信時におけるゲインを維持しつつ、送信時に当該送受信センサに印加する電圧を従来よりも大きくすることが可能な送受信回路を提供することを目的としている。
本開示に係る送受信回路は、非反転入力端子が電圧信号を出力する信号ジェネレータの出力端子に接続される増幅器と、一端が増幅器の出力端子に接続され、他端が増幅器の反転入力端子に接続された帰還抵抗と、一端が増幅器の反転入力端子及び帰還抵抗の他端に接続された入力抵抗と、一端が帰還抵抗の一端に接続され、他端が帰還抵抗の他端に接続された第1のスイッチと、第1のスイッチの開閉を制御する制御回路と、一端が入力抵抗の他端に接続され、他端が信号ジェネレータから出力された電圧信号に基づく送信波の送信及び送信波の受信が可能な第1の送受信センサの一端に接続される第2のスイッチと、一端が入力抵抗の他端に接続され、他端が信号ジェネレータから出力された電圧信号に基づく送信波の送信及び送信波の受信が可能な第2の送受信センサの一端に接続される第3のスイッチと、を備えたことを特徴とする。
本開示によれば、上記のように構成したので、送受信センサの受信時におけるゲインを維持しつつ、送信時に当該送受信センサに印加する電圧を従来よりも大きくすることが可能となる。
実施の形態1に係る送受信回路1の構成例を示す図である。 比較例に係る送受信回路100の構成例を示す図である。 実施の形態1に係る送受信回路1における駆動信号Kの送信タイミング、及び各スイッチ(スイッチS1、S2、及びSg)の開閉のタイミングの一例を示すシーケンス図である。 実施の形態1に係る送受信回路1の他の構成例を示す図である。 実施の形態2に係る送受信回路1の構成例を示す図である。 実施の形態2に係る送受信回路1における駆動信号Kの送信タイミング、及び各スイッチ(スイッチS1、S2、Sg、S1S、及びS2S)の開閉のタイミングの一例を示すシーケンス図である。 実施の形態3に係る送受信回路1の構成例を示す図である。 実施の形態3に係る送受信回路1における駆動信号Kの送信タイミング、及び各スイッチ(スイッチS1、S2、Sg、及びSf)の開閉のタイミングの一例を示すシーケンス図である。 実施の形態4に係る送受信回路1の構成例を示す図である。 図10A及び図10Bは、実施の形態4における超音波センサTR1~TR4の設置例を示す図である。 実施の形態5に係る送受信回路1の構成例を示す図である。 実施の形態1~実施の形態5を組み合わせた送受信回路1の構成例を示す図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る送受信回路1の構成例を示す図である。
送受信回路1は、電圧信号の送受信を行う。ここでは、一例として、送受信回路1が超音波流量計に用いられる場合を例に説明する。この場合、送受信回路1には、図1に示すように、送受信センサとしての超音波センサTR1及びTR2が接続される。
送受信回路1は、図1に示すように、増幅器U1、入力抵抗Z1、帰還抵抗Z2、及びスイッチ(第1のスイッチ)Sgを備えている。また、送受信回路1は、不図示の制御回路を備えている。
増幅器U1は、非反転入力端子(+)、反転入力端子(-)、及び出力端子を備える。増幅器U1は、非反転入力端子(+)が、電圧信号を出力する信号ジェネレータF1の出力端子に接続されている。また、増幅器U1は、出力端子が、接続点aにおいて、帰還抵抗Z2の一方の端部、及びスイッチSgの一方の端部と接続されている。また、増幅器U1は、反転入力端子(-)が、接続点bにおいて、入力抵抗Z1の一方の端部、帰還抵抗Z2の他方の端部、及びスイッチSgの他方の端部と接続されている。
信号ジェネレータF1は、入力端子及び出力端子を備える。信号ジェネレータF1は、入力端子がグランドに接地され、出力端子が増幅器U1の非反転入力端子(+)に接続されている。
信号ジェネレータF1は、上述の制御回路から、駆動を指示する旨の信号(以下、「駆動信号」ともいう。)Kを受信すると、当該駆動信号Kに応じて電圧信号を生成し、出力端子から出力する。この電圧信号は、超音波センサTR1及びTR2が流量の計測対象に対して送信する超音波を生成するための信号である。
帰還抵抗Z2は、一方の端部が接続点aにおいて、増幅器U1の出力端子、及びスイッチSgの一方の端部と接続されている。また、帰還抵抗Z2は、他方の端部が接続点bにおいて、増幅器U1の反転入力端子(-)、入力抵抗Z1の一方の端部、及びスイッチSgの他方の端部と接続されている。なお、以下では、説明を分かり易くするため、帰還抵抗Z2のインピーダンスをZ2とする。
スイッチSgは、一方の端部が接続点aにおいて、増幅器U1の出力端子、及び帰還抵抗Z2の一方の端部と接続されている。また、スイッチSgは、他方の端部が接続点bにおいて、増幅器U1の反転入力端子(-)、入力抵抗Z1の一方の端部、及び帰還抵抗Z2の他方の端部と接続されている。つまり、スイッチSgは、帰還抵抗Z2に対して並列に接続されている。
入力抵抗Z1は、一方の端部が接続点bにおいて、増幅器U1の反転入力端子(-)、帰還抵抗Z2の他方の端部、及びスイッチSgの他方の端部と接続されている。また、入力抵抗Z1は、他方の端部が接続点cにおいて、スイッチS1の一方の端部、及びスイッチS2の一方の端部と接続されている。なお、以下では、説明を分かり易くするため、入力抵抗Z1のインピーダンスをZ1とする。
スイッチS1(第2のスイッチ)は、一方の端部が接続点cにおいて、入力抵抗Z1の他方の端部、及びスイッチS2の一方の端部と接続され、他方の端部が超音波センサTR1の一方の端部と接続されている。
スイッチS2(第3のスイッチ)は、一方の端部が接続点cにおいて、入力抵抗Z1の他方の端部、及びスイッチS1の一方の端部と接続され、他方の端部が超音波センサTR2の一方の端部と接続されている。
超音波センサTR1(第1の送受信センサ)は、一方の端部がスイッチS1の他方の端部と接続されている。超音波センサTR1は、例えば、信号ジェネレータF1の出力端子から出力された電圧信号に基づく超音波(送信波)の送信、及び超音波(送信波)の受信が可能なセンサである。
超音波センサTR2(第2の送受信センサ)は、一方の端部がスイッチS2の他方の端部と接続されている。超音波センサTR2は、例えば、信号ジェネレータF1の出力端子から出力された電圧信号に基づく超音波(送信波)の送信、及び超音波(送信波)の受信が可能なセンサである。
制御回路は、スイッチSg、スイッチS1、及びスイッチS2の開閉を制御する。具体的には、制御回路は、スイッチSg、スイッチS1、及びスイッチS2に対して、閉じる旨を指示するオン信号、及び開く旨を指示するオフ信号を送信する。上記各スイッチは、制御回路からオン信号を受信すると閉じ、オフ信号を受信すると開く。
次に、図1に示す実施の形態1に係る送受信回路1の動作例及び効果について説明する。
なお、ここでは、説明を分かり易くするため、はじめに図2を参照しながら比較例(従来例)に係る送受信回路100の動作例を説明し、次に実施の形態1に係る送受信回路1の動作例及び効果について説明する。
図2は、比較例に係る送受信回路100の構成例を示す図である。比較例に係る送受信回路100は、図1に示す実施の形態1に係る送受信回路1に対し、スイッチSgが省略されている点のみが異なり、その他の構成については実施の形態1に係る送受信回路1と同様である。
<送信時>
まず、第1の送受信方向において、比較例に係る送受信回路100が電圧信号を送信する場合を説明する。第1の送受信方向では、超音波センサTR1から超音波が送信され、超音波センサTR1から送信された超音波が超音波センサTR2で受信される。この場合、送受信回路100では、まず制御回路が信号ジェネレータF1に対して駆動信号Kを送信する。信号ジェネレータF1は、制御回路から駆動信号Kを受信すると、当該駆動信号Kに応じて所定の電圧信号を生成し、出力する。
また、このとき制御回路は、スイッチS1に対してオン信号を送信し、スイッチS2に対してオフ信号を送信する。これにより、スイッチS1は閉じ、スイッチS2は開かれる。
増幅器U1では、信号ジェネレータF1から出力された電圧信号により、所定の電圧が非反転入力端子(+)に印加される。ここで、増幅器U1が正常な動作範囲で動作している場合、増幅器U1では、バーチャルショートにより、非反転入力端子(+)に印加される電圧と反転入力端子(-)に印加される電圧とが等しくなる。したがって、増幅器U1では、信号ジェネレータF1が出力する電圧信号による電圧と同じ電圧が反転入力端子(-)に生じる。そして、反転入力端子(-)に生じた電圧は、入力抵抗Z1を経て超音波センサTR1に印加される。
超音波センサTR1は、電圧が印加されると、当該印加された電圧に応じた強度の超音波を生成し、生成した超音波を流量の計測対象に対して送信する。
ここで、増幅器U1が正常に動作するための条件の一つとして、増幅器U1の出力端子に生じる出力電圧(図2の符号O1)が、当該増幅器U1のデータシートに示された出力電圧範囲に収まっていることが挙げられる。送受信回路100が電圧信号を送信する際、増幅器U1は、信号ジェネレータF1の出力端子から出力された電圧信号を入力とする非反転増幅器として動作する。よって、超音波センサTR1のインピーダンスをZTR1とすると、増幅器U1のゲインGは、以下の式(1)で表される。
G=1+(Z2/(Z1+ZTR1)) (1)
ここで、例えば増幅器U1の出力電圧範囲が-Vo~+Voであった場合、増幅器U1が正常に動作するためには、信号ジェネレータF1が出力する電圧信号による電圧は-Vo/G~+Vo/Gである必要がある。
例えば、増幅器U1の出力電圧範囲が-10~+10[V]であり、増幅器U1のゲインGが10であった場合、信号ジェネレータF1が出力する電圧信号による電圧は-1~+1[V]である必要がある。仮に、信号ジェネレータF1が出力する電圧信号による電圧が、この-1~+1[V]の範囲を逸脱すると、増幅器U1では出力が飽和してしまうことからバーチャルショートが働かなくなり、増幅器U1が正常に動作しなくなる。
一方で、信号ジェネレータF1が出力する電圧信号による電圧は、超音波センサTR1を駆動する駆動電圧でもあるので、通常は高い方が望ましい。例えば、増幅器U1のゲインGを2にすれば、信号ジェネレータF1が出力する電圧信号による電圧は-5~+5[V]の範囲まで広げることができ、ゲインGが10の場合より望ましいことになる。式(1)によれば、非反転増幅器として動作する増幅器U1のゲインGの最小値は1であり、このとき、信号ジェネレータF1が電圧信号により発生してもよい電圧は-10~+10[V]の範囲まで広がる。そして、この場合における+10[V]が、信号ジェネレータF1が電圧信号により発生してもよい最大駆動電圧となる。ここで、増幅器U1のゲインGを1にするためには、式(1)において、帰還抵抗Z2のインピーダンスZ2を0にすればよい。
<受信時>
次に、第1の送受信方向において、比較例に係る送受信回路100が電圧信号を受信する場合を説明する。
まず、制御回路は、信号ジェネレータF1に対する駆動信号Kの送信を停止するとともに、スイッチS1に対してオフ信号を送信し、スイッチS2に対してオン信号を送信する。これにより、スイッチS1は開かれ、スイッチS2は閉じられる。
超音波センサTR2は、超音波を受信すると、当該受信した超音波をその強度に応じた電圧信号に変換する。超音波センサTR2により変換された電圧信号は、スイッチS2及び入力抵抗Z1を経て増幅器U1の反転入力端子(-)に入力される。このとき、増幅器U1は反転増幅器として動作する。この場合、反転増幅器として動作する増幅器U1のゲインGは、以下の式(2)により表される。
G=-Z2/Z1 (2)
増幅器U1は、反転入力端子(-)に入力された電圧信号による電圧を、上記式(2)で表されるゲインGに従って増幅し、増幅後の電圧を出力電圧O1として出力する。この出力電圧O1は、通常は高い方が望ましい。つまり、送受信回路100が電圧信号を受信する際には、増幅器U1のゲインGは大きい方が望ましい。
ここで、電圧信号の送信時におけるゲインGを示す式(1)と、電圧信号の受信時におけるゲインGを示す式(2)とを考慮すると、受信時には大きいゲインGを得る一方、送信時にはゲインGを1とするためには、受信時には入力抵抗Z1のインピーダンスZ1と帰還抵抗Z2のインピーダンスZ2とを合わせてゲインGを計算したうえで、送信時には帰還抵抗Z2をショート(短絡)させ、帰還抵抗Z2のインピーダンスZ2を0とすればよい。しかしながら、図2に示す比較例に係る送受信回路100では、上記のようなゲインGを得ることは困難である。
なお、第2の送受信方向では、制御回路がスイッチS1及びスイッチS2の開閉を上記と反対にすることにより、第1の送受信方向とは逆に、超音波センサTR2から超音波が送信され、超音波センサTR2から送信された超音波が超音波センサTR1で受信される。第2の送受信方向においても、比較例に係る送受信回路100では、上記のようなゲインGを得ることは困難である。
これに対し、図1に示す実施の形態1に係る送受信回路1では、第1の送受信方向における電圧信号の送信時には、制御回路が信号ジェネレータF1に対して駆動信号Kを送信するとともに、スイッチS1及びスイッチSgに対してオン信号を送信し、スイッチS2に対してオフ信号を送信する。これにより、実施の形態1に係る送受信回路1では、第1の送受信方向における電圧信号の送信時には、スイッチS1及びスイッチSgは閉じ、スイッチS2は開かれる。
スイッチSgが閉じられることにより、実施の形態1に係る送受信回路1では、帰還抵抗Z2の両端がショート(短絡)され、帰還抵抗Z2のインピーダンスZ2が0となり、これにより、増幅器U1のゲインGが1となる。
一方、実施の形態1に係る送受信回路1では、第1の送受信方向における電圧信号の受信時には、制御回路が信号ジェネレータF1に対する駆動信号Kの送信を停止するとともに、スイッチS1及びスイッチSgに対してオフ信号を送信し、スイッチS2に対してオン信号を送信する。これにより、実施の形態1に係る送受信回路1では、電圧信号の受信時には、スイッチS1及びスイッチSgは開かれ、スイッチS2は閉じられる。
スイッチSgが開かれることにより、実施の形態1に係る送受信回路1では、電圧信号の受信時には帰還抵抗Z2の両端がショート(短絡)される前の状態に戻る。したがって、電圧信号の受信時には、入力抵抗Z1のインピーダンスZ1と、帰還抵抗Z2のインピーダンスZ2とを含む上記式(2)により、増幅器U1のゲインGが算出される。このように、実施の形態1に係る送受信回路1では、第1の送受信方向における電圧信号の受信時には、上記式(2)により算出されるゲインGを得る一方、第1の送受信方向における電圧信号の送信時にはゲインGを最小値の1とすることができる。
なお、第2の送受信方向では、制御回路がスイッチS1及びスイッチS2の開閉を上記と反対にすることにより、第1の送受信方向とは逆に、超音波センサTR2から超音波が送信され、超音波センサTR2から送信された超音波が超音波センサTR1で受信される。実施の形態1に係る送受信回路1では、第2の送受信方向においても、上記のようなゲインGを得ることができる。
図3は、実施の形態1に係る送受信回路1における駆動信号Kの送信タイミング、及び各スイッチ(スイッチS1、S2、及びSg)の開閉のタイミングの一例を示すシーケンス図である。図3において、「ON」はスイッチが閉じていることを示し、「OFF」はスイッチが開いていることを示している。図3の例では、例えば時刻t1でスイッチSgが開かれ、時刻t1より後の時刻t2でスイッチS1が開かれ、スイッチS2が閉じられる。また、図3の例では、例えば時刻t3でスイッチSgが閉じられ、時刻t3より後の時刻t5でスイッチS1が閉じられ、スイッチS2が開かれる。
言い換えれば、制御回路は、第1の送受信方向では、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力する前に、スイッチSg及びスイッチS1を閉じるとともに、スイッチS2を開き、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力した後に、スイッチSg及びスイッチS1を開くとともに、スイッチS2を閉じるように制御する。また、制御回路は、第2の送受信方向では、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力する前に、スイッチSg及びスイッチS2を閉じるとともに、スイッチS1を開き、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力した後に、スイッチSg及びスイッチS2を開くとともに、スイッチS1を閉じるように制御する。
以上のように、実施の形態1に係る送受信回路1では、第1の送受信方向及び第2の送受信方向の双方において、電圧信号の送信時と受信時とで帰還抵抗Z2のインピーダンスZ2を可変とすることができ、電圧信号の受信時には従来例と同程度の増幅器U1のゲインを確保したまま、電圧信号の送信時には従来例よりも増幅器U1のゲインを下げることが可能となる。これにより、実施の形態1に係る送受信回路1では、電圧信号の送信時に従来例よりも大きな駆動電圧を超音波センサTR1に印加することができる。
なお、実施の形態1に係る送受信回路1において、入力抵抗Z1のインピーダンスZ1は、超音波センサTR1及びTR2側から見た増幅器U1の送受信インピーダンスとなるが、この送受信インピーダンスとしては、通常は駆動周波数における超音波センサTR1及びTR2のインピーダンスに近い値を用いる。これは、電圧信号の送受信を通した超音波流量計としての効率(感度)を高めるためである。ただし、入力抵抗Z1のインピーダンスZ1はこの限りではなく、原理的には任意の値を用いることが可能である。
また、上記の説明では、送受信回路1が帰還抵抗Z2に対して並列に接続されたスイッチSgを備えた例について説明した。しかしながら、送受信回路1は、例えば図4に示すように、スイッチSgに対して付加抵抗Zgが直列に接続され、当該スイッチSg及び付加抵抗Zgが帰還抵抗Z2に対して並列に接続されていてもよい。
なお、上記の構成において、付加抵抗ZgのインピーダンスをZgとするとき、付加抵抗ZgのインピーダンスZgは任意の値でよい。また、この場合においても、駆動信号Kの送信タイミング、及び各スイッチ(スイッチS1、S2、及びSg)の開閉タイミングを示すシーケンス図は図3と同様である。
図4に示す送受信回路1では、図1に示す送受信回路1と同様に、第1の送受信方向における電圧信号の送信時には、制御回路が信号ジェネレータF1に対して駆動信号Kを送信するとともに、スイッチS1及びスイッチSgに対してオン信号を送信し、スイッチS2に対してオフ信号を送信する。これにより、実施の形態1に係る送受信回路1では、電圧信号の送信時には、スイッチS1及びスイッチSgは閉じ、スイッチS2は開かれる。
スイッチSgが閉じられることにより、図4に示す送受信回路1では、帰還抵抗Z2に対して付加抵抗Zgが並列に接続された状態となる。このとき、当該並列接続部分の合成抵抗は、帰還抵抗Z2のインピーダンスZ2よりも小さくなる。その結果、図4に示す送受信回路1では、上記式(1)で表される電圧信号の送信時における増幅器U1のゲインGが、付加抵抗Zgが接続されていない場合(図2に示した従来例)の電圧信号の送信時におけるゲインGよりも小さくなる。
一方、第1の送受信方向における電圧信号の受信時には、制御回路が信号ジェネレータF1に対する駆動信号Kの送信を停止するとともに、スイッチS1及びスイッチSgに対してオフ信号を送信し、スイッチS2に対してオン信号を送信する。これにより、実施の形態1に係る送受信回路1では、電圧信号の受信時には、スイッチS1及びスイッチSgは開かれ、スイッチS2は閉じられる。
スイッチSgが開かれることにより、図4に示す送受信回路1では、電圧信号の受信時には帰還抵抗Z2の両端がショート(短絡)される前の状態に戻る。したがって、電圧信号の受信時には、入力抵抗Z1のインピーダンスZ1と、帰還抵抗Z2のインピーダンスZ2とを含む上記式(2)により、増幅器U1のゲインGが算出される。このように、図4に示す送受信回路1では、電圧信号の受信時には、上記式(2)により算出されるゲインGを得る一方、電圧信号の送信時にはゲインGを従来よりも小さくすることができる。なお、図4に示す送受信回路1では、第2の送受信方向においても、上記と同様のゲインGを得ることができる。
このように、実施の形態1に係る送受信回路1は、図4に示すように、帰還抵抗Z2に対して並列に接続されたスイッチSgに対し、付加抵抗Zgが直列に接続されていてもよい。この場合でも、実施の形態1に係る送受信回路1では、第1の送受信方向及び第2の送受信方向の双方において、電圧信号の送信時と受信時とで帰還抵抗Z2のインピーダンスZ2を可変とすることができ、電圧信号の受信時には従来例と同程度の増幅器U1のゲインを確保したまま、電圧信号の送信時には従来例よりも増幅器U1のゲインを下げることが可能となる。これにより、実施の形態1に係る送受信回路1では、電圧信号の送信時に従来例よりも大きな駆動電圧を超音波センサTR1に印加することができる。
なお、上記の説明では、送受信回路1が超音波流量計に用いられる場合を例に説明したが、送受信回路1の用途はこれに限られない。例えば、送受信回路1が送受信を行う電圧信号により駆動されるセンサを用いた計測機器であれば、送受信回路1を適用することができる。その場合、送受信回路1には、超音波センサTR1及びTR2以外のセンサが接続される。
以上のように、この実施の形態1によれば、送受信回路1は、非反転入力端子(+)が電圧信号を出力する信号ジェネレータF1の出力端子に接続される増幅器U1と、一方の端部が増幅器U1の出力端子に接続され、他方の端部が増幅器U1の反転入力端子(-)に接続された帰還抵抗Z2と、一方の端部が増幅器U1の反転入力端子(-)及び帰還抵抗Z2の他方の端部に接続された入力抵抗Z1と、一方の端部が帰還抵抗Z2の一方の端部に接続され、他方の端部が帰還抵抗Z2の他方の端部に接続されたスイッチSgと、スイッチSgの開閉を制御する制御回路と、一端が入力抵抗Z1の他端に接続され、他端が信号ジェネレータF1から出力された電圧信号に基づく超音波(送信波)の送信及び超音波(送信波)の受信が可能な第1の超音波センサTR1(第1の送受信センサ)の一端に接続されるスイッチS1と、一端が入力抵抗Z1の他端に接続され、他端が信号ジェネレータF1から出力された電圧信号に基づく超音波(送信波)の送信及び超音波(送信波)の受信が可能な第2の超音波センサTR2(第2の送受信センサ)の一端に接続されるスイッチS3と、を備えた。これにより、実施の形態1に係る送受信回路1は、送受信センサの受信時におけるゲインを維持しつつ、送信時に当該送受信センサに印加する電圧を従来よりも大きくすることが可能となる。
また、制御回路は、第1の送受信方向では、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力する前に、スイッチSg及びスイッチS1を閉じるとともに、スイッチS2を開き、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力した後に、スイッチSg及びスイッチS1を開くとともに、スイッチS2を閉じるように制御し、第2の送受信方向では、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力する前に、スイッチSg及びスイッチS2を閉じるとともに、スイッチS1を開き、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力した後に、スイッチSg及びスイッチS2を開くとともに、スイッチS1を閉じるように制御する。これにより、実施の形態1に係る送受信回路1は、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力する前に、帰還抵抗Z2の両端がショート(短絡)され、増幅器U1のゲインGが1となる。よって、第1の送受信方向及び第2の送受信方向の双方において、送受信センサの受信時におけるゲインを維持しつつ、送信時に当該送受信センサに印加する電圧を従来よりも大きくすることが可能となる。
また、実施の形態1によれば、送受信回路1は、スイッチSgに対して直列に接続された付加抵抗Zgを備えた。これにより、実施の形態1に係る送受信回路1は、送受信センサの受信時におけるゲインを維持しつつ、送信時に当該送受信センサに印加する電圧を従来よりも大きくすることが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、帰還抵抗Z2に対して並列に接続されたスイッチSgを備え、当該スイッチSgにより帰還抵抗Z2の両端をショートすることができるように構成された送受信回路1について説明した。実施の形態2では、超音波センサTR1及びTR2のそれぞれに対して並列に接続されたスイッチS1S及びS2Sを備え、当該スイッチS1S及びS2Sにより超音波センサTR1及びTR2のそれぞれの両端をショートすることができるように構成された送受信回路1について説明する。
図1に示した実施の形態1に係る送受信回路1では、第1の送受信方向における電圧信号の送信時には、上述のように、送信側の超音波センサTR1に接続されたスイッチS1を閉じて、受信側の超音波センサTR2に接続されたスイッチS2を開くことにより、増幅器U1の反転入力端子(-)に生じた電圧を送信側の超音波センサTR1に対して印加する。
このとき、送受信回路1では、例えばスイッチS2に存在する寄生容量により、スイッチS2が開いた状態でも、増幅器U1の反転入力端子(-)に生じた電圧がわずかにスイッチS2を通過して(いわゆるクロストーク)、受信側の超音波センサTR2に伝播し、この電圧に起因して受信側の超音波センサTR2が振動する場合がある。そして、この振動は、受信側の超音波センサTR2が超音波の受信を開始する際まで残る場合があり、その場合に、超音波センサTR2の動作に悪影響を及ぼす場合がある。そして、この現象は、第2の送受信方向においても同様に発生し得る。
そこで、実施の形態2に係る送受信回路1では、第1の送受信方向及び第2の送受信方向における電圧信号の送信時において、受信側となる超音波センサに並列に接続されたスイッチを閉じ、受信側となる超音波センサの両端をショートさせることにより、増幅器U1の反転入力端子(-)に生じた電圧に起因する超音波センサの意図せぬ振動を抑制する。
図5は実施の形態2に係る送受信回路の構成例を示す図である。実施の形態2に係る送受信回路は、実施の形態1に係る送受信回路に対し、スイッチS1S及びS2Sが追加されている。実施の形態2に係る送受信回路のその他の構成については、実施の形態1に係る送受信回路と同一であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
スイッチS1S(第4のスイッチ)は、図5に示すように、一方の端部が超音波センサTR1の一方の端部に接続され、他方の端部が超音波センサTR1の他方の端部に接続される。
スイッチS2S(第5のスイッチ)は、図5に示すように、一方の端部が超音波センサTR2の一方の端部に接続され、他方の端部が超音波センサTR2の他方の端部に接続される。
次に、図5に示す実施の形態2に係る送受信回路1の動作例及び効果について説明する。
<送信時>
実施の形態2に係る送受信回路1では、第1の送受信方向において電圧信号を送信する際、制御回路が信号ジェネレータF1に対して駆動信号Kを送信する。信号ジェネレータF1は、制御回路から駆動信号Kを受信すると、当該駆動信号Kに応じて所定の電圧信号を生成し、出力する。
また、このとき制御回路は、スイッチS1、スイッチSg、及びスイッチS2Sに対してオン信号を送信し、スイッチS2及びスイッチS1Sに対してオフ信号を送信する。これにより、実施の形態2に係る送受信回路1では、第1の送受信方向における電圧信号の送信時には、スイッチS1、スイッチSg、及びスイッチS2Sは閉じ、スイッチS2及びスイッチS1Sは開かれる。
電圧信号の送信時にスイッチS2Sが閉じられることにより、実施の形態2に係る送受信回路1では、受信側となる超音波センサTR2の両端がショートされる。これにより、実施の形態2に係る送受信回路1では、スイッチS2が開いた状態において、当該スイッチS2に存在する寄生容量により、増幅器U1の反転入力端子(-)に生じた電圧がわずかにスイッチS2を通過した場合でも、この電圧が受信側の超音波センサTR2に印加されなくなる。したがって、実施の形態2に係る送受信回路1では、第1の送受信方向における電圧信号の送信時に受信側の超音波センサTR2が振動してしまうことを抑制できる。
<受信時>
一方、第1の送受信方向における電圧信号の受信時には、制御回路が信号ジェネレータF1に対する駆動信号Kの送信を停止するとともに、スイッチS1、スイッチSg、及びスイッチS2Sに対してオフ信号を送信し、スイッチS2に対してオン信号を送信する。これにより、実施の形態2に係る送受信回路1では、第1の送受信方向における電圧信号の受信時には、スイッチS1、スイッチSg、及びスイッチS2Sは開かれ、スイッチS2及びスイッチS1Sは閉じられる。
電圧信号の受信時にスイッチS2Sが開かれることにより、実施の形態2に係る送受信回路1では、電圧信号の受信時には超音波センサTR2の両端がショートする前の状態に戻る。したがって、実施の形態2に係る送受信回路1では、第1の送受信方向における電圧信号の受信時には、実施の形態1に係る送受信回路1と同様に、超音波センサTR2が超音波を受信し、当該受信した超音波をその強度に応じた電圧信号に変換する。超音波センサTR2により変換された電圧信号は、スイッチS2及び入力抵抗Z1を経て増幅器U1の反転入力端子(-)に入力される。そして、入力抵抗Z1のインピーダンスZ1と、帰還抵抗Z2のインピーダンスZ2とを含む上記式(2)により、増幅器U1のゲインGが算出される。
図6は、実施の形態2に係る送受信回路1における駆動信号Kの送信タイミング、及び各スイッチ(スイッチS1、S2、Sg、S1S、及びS2S)の開閉のタイミングを示すシーケンス図である。図6において、「ON」はスイッチが閉じていることを示し、「OFF」はスイッチが開いていることを示している。なお、上記の説明では、第1の送受信方向における電圧信号の受信時に制御回路がスイッチS1Sを閉じるように制御する例を説明したが、制御回路はスイッチS1Sを開いたままの状態に維持してもよい。
また、上記の説明では、第1の送受信方向について説明したが、第2の送受信方向についても同様である。つまり、送信側の超音波センサが超音波センサTR2であり、受信側の超音波センサが超音波センサTR1となった場合は、電圧信号の送信時において、制御回路が受信側の超音波センサTR1の両端をショートするスイッチS1Sを閉じるように制御すればよい。
すなわち、制御回路は、第1の送受信方向では、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力する前に、スイッチSg、スイッチS1、及びスイッチS2Sを閉じるとともに、スイッチS2及びスイッチS1Sを開き、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力した後に、スイッチSg、スイッチS1、及びスイッチS2Sを開くとともに、少なくともスイッチS2を閉じるように制御し、第2の送受信方向では、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力する前に、スイッチSg、スイッチS2、及びスイッチS1Sを閉じるとともに、スイッチS1及びスイッチS2Sを開き、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力した後に、スイッチSg、スイッチS2、及びスイッチS1Sを開くとともに、少なくともスイッチS1を閉じるように制御する。
以上のように、実施の形態2によれば、送受信回路1は、一端が第1の超音波センサTR1の一端に接続され、他端が第1の超音波センサTR1の他端に接続されたスイッチS1Sと、一端が第2の超音波センサTR2の一端に接続され、他端が第2の超音波センサTR2の他端に接続されたスイッチS2Sと、を備え、制御回路は、第1の送受信方向では、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力する前に、スイッチSg、スイッチS1、及びスイッチS2Sを閉じるとともに、スイッチS2及びスイッチS1Sを開き、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力した後に、スイッチSg、スイッチS1、及びスイッチS2Sを開くとともに、少なくともスイッチS2を閉じるように制御し、第2の送受信方向では、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力する前に、スイッチSg、スイッチS2、及びスイッチS1Sを閉じるとともに、スイッチS1及びスイッチS2Sを開き、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力した後に、スイッチSg、スイッチS2、及びスイッチS1Sを開くとともに、少なくともスイッチS1を閉じるように制御する。これにより、実施の形態2に係る送受信回路1は、実施の形態1に係る送受信回路1と同様の効果を奏することができるほか、第1の送受信方向及び第2の送受信方向の双方における電圧信号の送信時において、受信側の超音波センサが振動してしまうことを抑制できる。
実施の形態3.
実施の形態1では、帰還抵抗Z2に対して並列に接続されたスイッチSgを備え、当該スイッチSgにより帰還抵抗Z2の両端をショートすることができるように構成された送受信回路1について説明した。実施の形態3では、信号ジェネレータF1と増幅器U1の非反転入力端子(+)との間に設けられたスイッチSfを備え、当該スイッチSfにより信号ジェネレータF1と増幅器U1の非反転入力端子(+)との接続状態を切り替えることができるように構成された送受信回路について説明する。
図1に示した実施の形態1に係る送受信回路1では、第1の送受信方向及び第2の送受信方向における電圧信号の受信時には、上述のように、制御回路は信号ジェネレータF1に対する駆動信号Kの送信を停止し、これに伴い、信号ジェネレータF1は電圧信号の出力を停止する。
このとき、増幅器U1の非反転入力端子(+)を信号ジェネレータF1の出力端子に接続したままにすると、信号ジェネレータF1の出力端子から出力されるノイズが増幅器U1に入力され、当該入力されたノイズが増幅器U1で増幅され、増幅されたノイズが出力電圧O1に重畳されて出力されてしまう場合がある。
そこで、実施の形態3に係る送受信回路1では、電圧信号の受信時にはスイッチSfを切り替え、増幅器U1の非反転入力端子(+)を信号ジェネレータF1の出力端子から切り離す。これにより、電圧信号の受信時に信号ジェネレータF1の出力端子から出力されるノイズが増幅器U1へ入力されることを抑制する。
図7は実施の形態3に係る送受信回路1の構成例を示す図である。実施の形態3に係る送受信回路1は、実施の形態1に係る送受信回路1に対し、スイッチSfが追加されている。実施の形態3に係る送受信回路1のその他の構成については、実施の形態1に係る送受信回路1と同一であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
スイッチSf(第6のスイッチ)は、図7に示すように、一方の端部が増幅器U1の非反転入力端子(+)に接続されている。また、スイッチSfは、他方の端部側に、第1の端子及び第2の端子を備えている。スイッチSfは、第1の端子が信号ジェネレータF1の出力端子に接続され、第2の端子がグランドに接地されている。このスイッチSfは、一方の端部を他方の端部側の第1の端子又は第2の端子に接続することにより、信号ジェネレータF1の出力端子と増幅器U1の非反転入力端子(+)との間の接続状態を切り替える。なお、以下の説明では、他方の端部側の第1の端子を「第1の他端」ともいい、他方の端部側の第2の端子を「第2の他端」ともいう。
なお、ここでは、スイッチSfは、他方の端部側に、第1の端子及び第2の端子を備えている例を説明するが、第2の端子は必須の構成ではなく、省略されていてもよい。その場合、スイッチSfは、増幅器U1の非反転入力端子(+)に接続された一方の端部と、信号ジェネレータF1に接続された第1の端子との間の接続状態を、スイッチSfの開閉により切り替えるものとなる。
次に、図7に示す実施の形態3に係る送受信回路1の動作例及び効果について説明する。
<送信時>
実施の形態3に係る送受信回路1では、第1の送受信方向において電圧信号を送信する際、制御回路が信号ジェネレータF1に対して駆動信号Kを送信する。信号ジェネレータF1は、制御回路から駆動信号Kを受信すると、当該駆動信号Kに応じて所定の電圧信号を生成し、出力する。
また、このとき制御回路は、スイッチS1、及びスイッチSgに対してオン信号を送信し、スイッチS2に対してオフ信号を送信する。また、制御回路は、スイッチSfの一方の端部を第1の他端に接続させる旨の信号をスイッチSfに送信する。これにより、実施の形態3に係る送受信回路1では、第1の送受信方向における電圧信号の送信時には、増幅器U1の非反転入力端子(+)が信号ジェネレータF1の出力端子に接続されるとともに、スイッチS1及びスイッチSgは閉じられ、スイッチS2は開かれる。その後の動作については、実施の形態1に係る送受信回路1と同様である。
<受信時>
一方、第1の送受信方向における電圧信号の受信時には、制御回路が信号ジェネレータF1に対する駆動信号Kの送信を停止するとともに、スイッチS1、及びスイッチSgに対してオフ信号を送信し、スイッチS2に対してオン信号を送信する。また、制御回路は、スイッチSfの一方の端部を第2の他端に接続させる旨の信号をスイッチSfに送信する。これにより、実施の形態3に係る送受信回路1では、第1の送受信方向における電圧信号の受信時には、増幅器U1の非反転入力端子(+)は信号ジェネレータF1の出力端子から切り離されて、グランドに接続されるとともに、スイッチS1及びスイッチSgが開かれ、スイッチS2は閉じられる。その後の動作については、実施の形態1に係る送受信回路1と同様である。なお、上記の説明では、第1の送受信方向における動作例及び効果について説明したが、第2の送受信方向における動作例及び効果についても第1の送受信方向と同様である。
このように、実施の形態3に係る送受信回路1では、制御回路がスイッチSfを制御することにより、電圧信号の受信時に増幅器U1の非反転入力端子(+)を信号ジェネレータF1の出力端子から切り離すことができる。これにより、実施の形態3に係る送受信回路1では、電圧信号の受信時に信号ジェネレータF1の出力端子から出力されるノイズが増幅器U1に入力されてしまうことを抑制でき、増幅器U1から出力される出力電圧O1に重畳されるノイズを低減することができる。
図8は、実施の形態3に係る送受信回路1における駆動信号Kの送信タイミング、及び各スイッチ(スイッチS1、S2、Sg、及びSf)の開閉のタイミングを示すシーケンス図である。図8において、「ON」はスイッチが閉じていることを示し、「OFF」はスイッチが開いていることを示している。なお、スイッチSfについては、一方の端部を第1の他端(信号ジェネレータF1側)に接続する場合を「ON」と表示し、一方の端部を第2の他端(グランド側)に接続する場合を「OFF」と表示している。
また、上記の説明では、実施の形態1に係る送受信回路1に対し、スイッチSfが追加された構成について説明した。しかしながら、スイッチSfはこれに限らず、実施の形態2に係る送受信回路1に対して追加されてもよい。
以上のように、実施の形態3によれば、送受信回路1は、一端が増幅器U1の非反転入力端子(+)に接続され、第1の他端が信号ジェネレータF1の出力端子に接続され、第2の他端がグランドに接続されたスイッチSfを備え、制御回路は、第1の送受信方向及び第2の送受信方向において、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力する前に、スイッチSfの一端と第1の他端とが接続されるようにスイッチSfを制御し、信号ジェネレータF1が電圧信号を出力した後に、スイッチSfの一端と第2の他端とが接続されるようにスイッチSfを制御する。これにより、実施の形態3に係る送受信回路1は、実施の形態1に係る送受信回路1と同様の効果を奏することができるほか、電圧信号の受信時に信号ジェネレータF1の出力端子から出力されるノイズが増幅器U1に入力されてしまうことを抑制でき、増幅器U1から出力される出力電圧O1に重畳されるノイズを低減することができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、多測線による流量計測を行う超音波流量計に適用可能な送受信回路について説明する。
図9は実施の形態4に係る送受信回路1の構成例を示す図である。実施の形態4に係る送受信回路1は、実施の形態1に係る送受信回路1に対し、スイッチS3及びS4が追加されている。実施の形態4に係る送受信回路1のその他の構成については、実施の形態1に係る送受信回路1と同一であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
スイッチS3は、一方の端部が接続点dにおいて、入力抵抗Z1の他方の端部、スイッチS1の一方の端部、スイッチS2の一方の端部、及びスイッチS4の一方の端部と接続され、他方の端部が超音波センサTR3と接続されている。スイッチS3は、スイッチS1と同等の機能を有する。
スイッチS4は、一方の端部が接続点eにおいて、入力抵抗Z1の他方の端部、スイッチS1の一方の端部、スイッチS2の一方の端部、及びスイッチS3の一方の端部と接続され、他方の端部が超音波センサTR4と接続されている。スイッチS4は、スイッチS2と同等の機能を有する。
超音波センサTR3及び超音波センサTR4は、例えば超音波センサTR1及び超音波センサTR2と同等の機能を有する、超音波を送受信可能なセンサである。
超音波流量計では、多測線により、複数の経路の流量を計測する場合がある。この場合、超音波流量計では、例えば超音波センサTR1と超音波センサTR2との組により第1の測線が構成され、超音波センサTR3と超音波センサTR4との組により第2の測線が構成される。各測線は、それぞれ1つの経路の流量を計測する。よって、測線が複数あれば、超音波流量計は複数の経路の流量計測が可能となる。
上記の例では、超音波センサTR1~TR4は、例えば計測対象が流れる配管(パイプ)の外周面に対し、図10A及び図10Bに示すように設置される。図10Aは、計測対象が流れる配管(パイプ)を軸線方向から見た状態を示す図であり、図10Bは、計測対象が流れる配管(パイプ)を軸線方向に直交する方向(例えば図10Aの右側方)から見た状態を示す図である。図10A及び図10Bに示すように、例えば送信側の超音波センサTR1と受信側の超音波センサTR2とは、互いに対向するように、かつ配管の延在方向における位置が互いにずれるように設置される。同様に、例えば送信側の超音波センサTR3と受信側の超音波センサTR4とは、互いに対向するように、かつ配管の延在方向における位置が互いにずれるように設置される。また、このとき各超音波センサは、送信側のセンサと受信側のセンサとを結ぶ経路が直交するように設置される。
このように、実施の形態4に係る送受信回路1は、スイッチS1及びスイッチS2により構成されるスイッチ対と、スイッチS3及びスイッチS4により構成されるスイッチ対とを備えている。また、これらのスイッチ対は同等の機能を有することから、実施の形態4に係る送受信回路1は、スイッチS1及びスイッチS2により構成されるスイッチ対を複数(ここでは2組)備えているといえる。これにより、実施の形態4に係る送受信回路1は、多測線による流量計測を行う超音波流量計に適用することができる。
また、この場合、実施の形態4に係る送受信回路1では、制御回路により、流量の計測を行う測線として第1の測線が選択され、当該選択された第1の測線での計測が完了すると、第2の測線が選択される。このように、実施の形態4に係る送受信回路1では、計測を行う測線を切り替えることにより、同じ増幅器U1を用いながら複数の経路の流量計測が可能となる。
なお、制御回路により測線が1つ選択された後の送受信回路1の動作例については、実施の形態1に係る送受信回路1と同様である。なお、実施の形態4において、第2の測線が選択された場合は、実施の形態1で説明したスイッチS1をスイッチS3に、スイッチS2をスイッチS4に、それぞれ読み替えればよい。
また、上記の説明では、送受信回路1が、スイッチS1及びスイッチS2により構成されるスイッチ対を2組備えた例、すなわち超音波流量計の測線が2つである例を説明した。しかしながら、送受信回路1はこれに限らず、上記のスイッチ対を3組以上備えていてもよい。
また、上記の説明では、測線が2つの場合において、超音波センサTR1と超音波センサTR2との組で第1の測線を構成し、超音波センサTR3と超音波センサTR4との組で第2の測線を構成した例を説明した。しかしながら、超音波センサの組はこれに限らず、例えば超音波センサTR1と超音波センサTR3との組で第1の測線を構成し、超音波センサTR2と超音波センサTR4との組で第2の測線を構成してもよい。
以上のように、実施の形態4によれば、送受信回路1は、スイッチS1及びスイッチS2により構成されるスイッチ対を複数備えた。これにより、実施の形態4に係る送受信回路1は、実施の形態1に係る送受信回路1と同様の効果を奏することができるほか、多測線による流量計測を行う超音波流量計に適用可能となる。
実施の形態5.
実施の形態5では、入力抵抗Z1のインピーダンスを可変とすることができるように構成された送受信回路について説明する。
図1に示した実施の形態1に係る送受信回路1は、上述のように、インピーダンスがZ1である入力抵抗Z1を備える。ここで、電圧信号の伝送効率を良好なものとするためには、電圧信号の伝送経路において、入力抵抗Z1のインピーダンスZ1と、超音波センサTR1及びTR2側のインピーダンスとが一致(略一致を含む)していることが求められる。
例えば、送受信回路1に対して、特定の超音波センサ、例えば入力抵抗Z1のインピーダンスZ1と一致するインピーダンスを有する超音波センサを接続する場合は、入力抵抗Z1のインピーダンスを特段変更する必要はない。一方で、例えば送受信回路1を汎用の送受信回路(パルサーレシーバー)として使う場合などには、電圧信号の伝送効率を考慮し、接続する超音波センサのインピーダンスに合わせて入力抵抗Z1のインピーダンスを変更することが求められる場合がある。
そこで、実施の形態5に係る送受信回路1では、互いに異なるインピーダンスを有する複数の抵抗Z1-1、Z1-2を備えるとともに、入力抵抗Z1として、当該複数の抵抗のうちのいずれか1つの抵抗の一端を、増幅器U1の反転入力端子(-)及び帰還抵抗Z2の他端に接続させるスイッチSzを備えることにより、入力抵抗Z1のインピーダンスを可変とする。
図11は実施の形態5に係る送受信回路1の構成例を示す図である。実施の形態5に係る送受信回路1は、実施の形態1に係る送受信回路1に対し、入力抵抗Z1が抵抗Z1-1及び抵抗Z1-2に変更され、スイッチSzが追加されている。実施の形態5に係る送受信回路1のその他の構成については、実施の形態1に係る送受信回路1と同一であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
スイッチSz(第7のスイッチ)は、図11に示すように、一方の端部側に、第1の端子及び第2の端子を備えている。スイッチSzは、第1の端子が抵抗Z1-1の他方の端部に接続され、第2の端子が抵抗Z1-2の他方の端部に接続されている。また、スイッチSzは、他方の端部が、スイッチS1の一方の端部、及びスイッチS2の一方の端部と接続されている。このスイッチSzは、他方の端部を一方の端部側の第1の端子又は第2の端子に接続することにより、入力抵抗Z1として、抵抗Z1-1及び抵抗Z1-2のうちのいずれかの抵抗の一端を、増幅器U1の反転入力端子(-)及び帰還抵抗Z2の他端に接続させる。
抵抗Z1-1は、一方の端部が接続点fにおいて、抵抗Z1-2の一方の端部、増幅器U1の反転入力端子(-)、帰還抵抗Z2の一方の端部、及びスイッチSgの一方の端部と接続されている。また、抵抗Z1-1は、他方の端部がスイッチSzの一方の端部側の第1の端子と接続されている。なお、第1の入力抵抗Z1-1のインピーダンスはZ1-1であるとする。
第2の入力抵抗Z1-2は、一方の端部が接続点fにおいて、第1の入力抵抗Z1-1の一方の端部、増幅器U1の反転入力端子(-)、帰還抵抗Z2の一方の端部、及びスイッチSgの一方の端部と接続されている。また、第2の入力抵抗Z1-2は、他方の端部がスイッチSzの一方の端部側の第2の端子と接続されている。つまり、第2の入力抵抗Z1-2は、第1の入力抵抗Z1-1と並列に接続されている。なお、第2の入力抵抗Z1-2のインピーダンスはZ1-2であり、Z1-1とは異なる値であるものとする。
実施の形態5に係る送受信回路1では、制御回路により、並列に接続された抵抗Z1-1及び抵抗Z1-2のうちのいずれか一方が選択され、当該選択に応じてスイッチSzの接続状態が切り替えられる。例えば、制御回路により、抵抗Z1-1が選択された場合、制御回路は、スイッチSzに対し、一方の端部側の第1の端子と他方の端部とを接続させる旨の信号を送信する。この場合、入力抵抗のインピーダンスはZ1-1となる。
一方、制御回路により、第2の入力抵抗Z1-2が選択された場合、制御回路は、スイッチSzに対し、一方の端部側の第2の端子と他方の端部とを接続させる旨の信号を送信する。この場合、入力抵抗Z1のインピーダンスはZ1-2となる。このように、実施の形態5に係る送受信回路1では、当該送受信回路1に接続する超音波センサのインピーダンスに合わせて入力抵抗のインピーダンスを可変とすることができる。
なお、上記の説明では、2つの抵抗(抵抗Z1-1及び抵抗Z1-2)のうちのいずれかを選択できるように構成された例を説明したが、選択可能な抵抗の数は2つに限らず、例えば3つ以上としてもよい。また、3つ以上の抵抗を用いる場合において、当該各抵抗は、直接接続及び並列接続といった接続態様を適宜組み合わせた態様で、送受信回路1に配置されていてもよい。
また、上記の説明では、スイッチSzを抵抗Z1-1及びZ1-2とスイッチS2との間に設けた例を説明した。しかしながら、スイッチSzはこれに限らず、例えば接続点fの位置に設けてもよい。また、スイッチSzは、抵抗Z1-1及びZ1-2とスイッチS2との間と、接続点fの位置との双方に設けてもよい。
以上のように、実施の形態5によれば、送受信回路1は、互いに異なるインピーダンスを有し、並列に接続された複数の抵抗Z1-1、Z1-2と、複数の抵抗Z1-1、Z1-2のうちのいずれか1つを入力抵抗Z1として接続させるスイッチSzと、を備えた。これにより、実施の形態5に係る送受信回路1は、実施の形態1に係る送受信回路1と同様の効果を奏することができるほか、入力抵抗Z1のインピーダンスを可変とすることができる。
なお、本開示はその開示の範囲内において、各実施の形態の自由な組合わせ、或いは各実施の形態の任意の構成要素の変形、若しくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
例えば、図12は、実施の形態1~実施の形態5で説明した送受信回路を組み合わせた場合の構成例を示す図である。この場合、当該送受信回路では、実施の形態1~実施の形態5で説明した各効果を1つの回路で実現することができる。
なお、図12は、実施の形態1~実施の形態5で説明した送受信回路を組み合わせた場合の構成例であるが、実施の形態1~実施の形態5で説明した送受信回路は、必ずしもすべての回路構成を組み合わせる必要はなく、いずれか2つ以上の回路構成を選択的に組み合わせ可能であることは言うまでもない。
1 送受信回路
100 送受信回路
a~f 接続点
F1 信号ジェネレータ
G ゲイン
K 駆動信号
O1 出力電圧
S1 スイッチ(第2のスイッチ)
S2 スイッチ(第3のスイッチ)
S3 スイッチ
S4 スイッチ
S1S スイッチ(第4のスイッチ)
S2S スイッチ(第5のスイッチ)
Sf スイッチ(第6のスイッチ)
Sg スイッチ(第1のスイッチ)
Sz スイッチ(第7のスイッチ)
TR1 超音波センサ(第1の送受信センサ)
TR2 超音波センサ(第2の送受信センサ)
TR3 超音波センサ
TR4 超音波センサ
U1 増幅器
Z1 入力抵抗
Z1-1 抵抗
Z1-2 抵抗
Z2 帰還抵抗
Zg 付加抵抗

Claims (7)

  1. 非反転入力端子が電圧信号を出力する信号ジェネレータの出力端子に接続される増幅器と、
    一端が前記増幅器の出力端子に接続され、他端が前記増幅器の反転入力端子に接続された帰還抵抗と、
    一端が前記増幅器の反転入力端子及び前記帰還抵抗の他端に接続された入力抵抗と、
    一端が前記帰還抵抗の一端に接続され、他端が前記帰還抵抗の他端に接続された第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチの開閉を制御する制御回路と、
    一端が前記入力抵抗の他端に接続され、他端が前記信号ジェネレータから出力された電圧信号に基づく送信波の送信及び送信波の受信が可能な第1の送受信センサの一端に接続される第2のスイッチと、
    一端が前記入力抵抗の他端に接続され、他端が前記信号ジェネレータから出力された電圧信号に基づく送信波の送信及び送信波の受信が可能な第2の送受信センサの一端に接続される第3のスイッチと、
    を備えた送受信回路。
  2. 前記制御回路は、
    第1の送受信方向では、
    前記信号ジェネレータが電圧信号を出力する前に、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを閉じるとともに、前記第3のスイッチを開き、
    前記信号ジェネレータが電圧信号を出力した後に、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを開くとともに、前記第3のスイッチを閉じるように制御し、
    第2の送受信方向では、
    前記信号ジェネレータが電圧信号を出力する前に、前記第1のスイッチ及び前記第3のスイッチを閉じるとともに、前記第2のスイッチを開き、
    前記信号ジェネレータが電圧信号を出力した後に、前記第1のスイッチ及び前記第3のスイッチを開くとともに、前記第2のスイッチを閉じるように制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の送受信回路。
  3. 前記第1のスイッチに対して直列に接続された付加抵抗を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送受信回路。
  4. 一端が前記第1の送受信センサの一端に接続され、他端が前記第1の送受信センサの他端に接続された第4のスイッチと、
    一端が前記第2の送受信センサの一端に接続され、他端が前記第2の送受信センサの他端に接続された第5のスイッチと、
    を備え、
    前記制御回路は、
    第1の送受信方向では、
    前記信号ジェネレータが電圧信号を出力する前に、前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、及び前記第5のスイッチを閉じるとともに、前記第3のスイッチ及び前記第4のスイッチを開き、
    前記信号ジェネレータが電圧信号を出力した後に、前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、及び前記第5のスイッチを開くとともに、少なくとも前記第3のスイッチを閉じるように制御し、
    第2の送受信方向では、
    前記信号ジェネレータが電圧信号を出力する前に、前記第1のスイッチ、前記第3のスイッチ、及び前記第4のスイッチを閉じるとともに、前記第2のスイッチ及び前記第5のスイッチを開き、
    前記信号ジェネレータが電圧信号を出力した後に、前記第1のスイッチ、前記第3のスイッチ、及び前記第4のスイッチを開くとともに、少なくとも前記第2のスイッチを閉じるように制御する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送受信回路。
  5. 一端が前記増幅器の非反転入力端子に接続され、第1の他端が前記信号ジェネレータの出力端子に接続され、第2の他端がグランドに接続された第6のスイッチを備え、
    前記制御回路は、
    第1の送受信方向及び第2の送受信方向において、
    前記信号ジェネレータが電圧信号を出力する前に、前記第6のスイッチの一端と第1の他端とが接続されるように前記第6のスイッチを制御し、前記信号ジェネレータが電圧信号を出力した後に、前記第6のスイッチの一端と第2の他端とが接続されるように前記第6のスイッチを制御する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送受信回路。
  6. 前記第2のスイッチ及び前記第3のスイッチにより構成されるスイッチ対を複数備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送受信回路。
  7. 互いに異なるインピーダンスを有し、並列に接続された複数の抵抗と、
    前記複数の抵抗のうちのいずれか1つを前記入力抵抗として接続させる第7のスイッチと、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送受信回路。
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