JP2024040915A - 光電変換装置、光電変換システム、機器および移動体 - Google Patents

光電変換装置、光電変換システム、機器および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】光電変換装置の性能の向上に有利な技術を提供する。【解決手段】それぞれ光電変換素子を含む複数の画素と、複数の演算部と、を備える光電変換装置であって、前記複数の画素および前記複数の演算部は、それぞれ2次元アレイ状に配され、前記複数の画素は、前記複数の画素のうち2つ以上の画素によって構成される画素群ごとに、前記複数の演算部のうち対応する演算部に接続され、前記複数の画素のそれぞれは、前記複数の演算部のうち接続された演算部にスパイク状の信号を出力し、前記複数の演算部のそれぞれは、前記スパイク状の信号に対して演算を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、光電変換装置、光電変換システム、機器および移動体に関する。
近年のIoTやAI、自動運転などの普及に伴い、より低消費電力かつ高速なイメージセンサが求められている。非特許文献1には、2次元アレイ状に配された各画素で光量の変化を監視し、変化を検知した場合に信号を出力するイベントベースセンサが示されている。非特許文献1によるとイベントベースセンサは、光量の変化が発生したときにだけ信号を出力するため、低消費電力かつ高速な動作が可能になる。
フィナテウ(Finateu)、外13名、「4.86μmピクセル、1.066GEPS読み出し、プログラマブルイベントレートコントローラ、および、圧縮データフォーマットパイプラインを備えた1280×720裏面照射型積層時間コントラストイベントベースビジョンセンサ(A 1280×720 Back-Illuminated Stacked Temporal Contrast Event-Based Vision Sensor with 4.86μm Pixels, 1.066GEPS Readout, Programmable Event-Rate Controller and Compressive Data-Formatting Pipeline)」、2020 IEEE国際半導体回路会議(2020 IEEE International Solid-State Circuits Conference)、(米国)、2020年2月、p.112-114
非特許文献1の構成では、光量の変化が検出されると画素ごとの転送回路から調停回路にリクエスト信号が出力され、調停回路によって読み出される行が選択される。しかしながら、信号の読み出しは1行ごとに行われるため、2つ以上の行の画素からリクエスト信号が出力されると、信号が読み出されるまで待機する画素が生じる。例えば、1つの行を読み出すのに1μs掛かり、センサが移動体などに搭載され、多くの画素で光量の変化が検出された場合、行数が720行あれば最大で1ms弱の遅延時間が生じることになる。画素における光量の変化の検出に対応して付加されるタイムスタンプの時間分解能が1μsなど高い時間分解能であったとしても、実際に読み出される信号の時間分解能は1ms相当となる。この時間分解能の差は、実際は直線のものが曲線として観測されるなど、アーティファクトの原因になりうる。また、信号が読み出されるまでに、次の光量の変化が同じ画素に発生した場合、先の信号が消失する可能性がある。
本発明は、光電変換装置の性能の向上に有利な技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態に係る光電変換装置は、それぞれ光電変換素子を含む複数の画素と、複数の演算部と、を備える光電変換装置であって、前記複数の画素および前記複数の演算部は、それぞれ2次元アレイ状に配され、前記複数の画素は、前記複数の画素のうち2つ以上の画素によって構成される画素群ごとに、前記複数の演算部のうち対応する演算部に接続され、前記複数の画素のそれぞれは、前記複数の演算部のうち接続された演算部にスパイク状の信号を出力し、前記複数の演算部のそれぞれは、前記スパイク状の信号に対して演算を行うことを特徴とする。
本発明によれば、光電変換装置の性能の向上に有利な技術を提供することができる。
本実施形態の光電変換装置を含む光電変換システムの構成例を示す図。 図1の光電変換装置の構成例を示す図。 図1の光電変換装置の画素の構成例を示す図。 図1の光電変換装置の演算部の構成例を示す図。 図1の光電変換装置の画素の構成例を示す図。 図1の光電変換装置の演算部の構成例を示す図。 図1の光電変換装置の構成例を示す図。 図1の光電変換装置の構成例を示す図。 図1の光電変換装置の構成例を示す図。 本実施形態の光電変換装置が組み込まれた機器の構成例を示す図。 本実施形態の光電変換装置が組み込まれた移動体の構成例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1~図8を参照して、本開示の実施形態による光電変換装置および光電変換システムについて説明する。図1は、本実施形態の光電変換システムSYSの構成例を示す図である。光電変換システムSYSは、光電変換装置10と演算装置20とを含む。光電変換装置10は、それぞれ光電変換素子を含む複数の画素で検出された信号に所定の演算を行い、光電変換装置10に入射する光に応じた画像(映像)の特徴量を表す信号を取得する。演算装置20は、光電変換装置10から特徴量を示す信号を受け取り、さらに所定の演算を実行する。演算装置20は、例えば、対象物体の位置やオプティカルフローを求めるなどの認識処理を行う。このような光電変換システムSYSは、ビジョンシステムとも呼ばれうる。光電変換システムSYSは、例えば、ドローンのような自律移動体に搭載し、障害物の検知や地図の作成(SLAM:Simultaneous Localization and Mapping)に用いることができる。また、光電変換システムSYSは、自動車などの車載用途に用いられてもよく、歩行者や他の車両の検知などに用いることができる。演算装置20は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)といった組み込み機器であってもよい。また、演算装置20は、PC(Personal Computer)やクラウド(Cloud Computing)であってもよい。また、光電変換装置10と演算装置20とは、図1に示されるように分離されている必要はない。例えば、光電変換装置10と演算装置20とは、同一のチップ上に実装されていてもよい。
図2を参照して、光電変換装置10の回路構成例について説明する。光電変換装置10は、制御部110、画素・演算部120、処理部180、出力IF部190を備える。制御部110は、画素・演算部120、処理部180の動作をそれぞれ制御する。画素・演算部120には、それぞれ光電変換素子を含む複数の画素Pと、複数の演算部Cと、が配されている。複数の画素Pおよび複数の演算部Cは、図2に示されるように、それぞれ2次元アレイ状に配されている。複数の画素Pおよび複数の演算部Cは、同じ基板の上に配されていてもよい。また、光電変換装置10が、複数の画素Pのうち少なくとも光電変換素子が配された基板と、複数の演算部Cが配された基板と、が積層された積層構造を有していてもよい。
図2に示される構成において、画素・演算部120には、M×N個の画素Pが配されている。画素Pのうち特定の画素Pを示す場合には、画素P(m、n)と示す。m、nは、それぞれ0≦m≦(M-1)、0≦n≦(N-1)を満たす整数である。ここで、行方向(図2において横方向)にM個の画素Pが配され、列方向(図2において縦方向)にN個の画素Pが配されているとする。
演算部Cは、所定の数の画素Pごとに1つずつ配されている。複数の画素Pは、複数の画素Pのうち2つ以上の画素Pによって構成される画素群ごとに、複数の演算部Cのうち対応する演算部Cに接続されているともいえる。例えば、図2に示される構成では、4×4個の画素Pによって構成される画素群に対して1つの演算部Cが配されている。演算部Cのうち特定の演算部Cを示す場合には、演算部C(m’、n’)と示す。図2に示される構成の場合、m’、n’は、4の倍数になる。図2に示されるように、画素Pは、対応する演算部Cに直接、接続されている。換言すると、画素Pと演算部Cとの間に、非特許文献1に示される転送回路や調停回路のような読出機構など、他の構成は配されていなくてもよい。
演算部Cは、対応する画素群に含まれる画素Pの他に、互いに隣り合うように配された演算部Cにも接続され、データの授受を行うことができる。つまり、演算部C(m’、n’)は、演算部C(m’-4、n’)、(m’、n’-4)、(m’+4、n’)、(m’、n’+4)とも接続されている。演算部Cは、画素Pから入力する信号および互いに隣り合う演算部Cから入力する信号(データ)に対して、所定の演算を実施する。また、演算部Cは、演算結果を互いに隣り合う演算部Cに送ることができる。また、画素・演算部120の端に配された演算部C(m’、N-4)は、演算結果を処理部180に出力することができる。
処理部180は、複数の演算部Cのそれぞれから入力される演算結果に所定の演算を実行するなどの処理を行う。また、処理部180は、出力IF部190を介して、処理結果を演算装置20など光電変換装置10の外部へ出力する。このように、画素Pの信号を画素群ごとに演算部Cへ直接出力する構成によって、非特許文献1に示されるような転送回路や調停回路などの読出機構によって律速されず(滞留がなく)、少ない遅延時間でそれぞれの画素Pで生じた信号の処理を実施することができる。
次に、画素Pについて説明する。本実施形態において、画素Pのそれぞれは、入射光の光量の変化を検出し、スパイク状の信号を出力する。より具体的には、複数の画素Pのそれぞれは、光電変換素子から出力される信号が変化したことに応じて、スパイク状の信号を出力する。画素Pは、入射光の光量の変化(イベント)に応じて信号を出力するため、このスパイク状の信号はイベント信号とも呼ばれうる。複数の画素Pのそれぞれは、複数の演算部Cのうち接続された演算部Cにイベント信号としてスパイク状の信号を出力し、複数の演算部Cのそれぞれは、スパイク状の信号に対して演算を行う。ここで、スパイク状の信号とは、例えば、パルス状の信号でありうる。また、例えば、スパイク状の信号とは、パルスの立ち上がりおよび立ち下がりが観察される、例えば、正弦波のような形状を有する信号であってもよい。
画素Pは、例えば、図3に示される回路によって構成されうる。図3に示される構成において、画素Pは、フォトダイオード210、対数I/V変換回路220、減算回路230、比較回路240を含む。光電変換素子であるフォトダイオード210は、入射光の光量に応じた光電流Iを発生させる。対数I/V変換回路220は、光電流Iを電位に変換するとともに、対数関数状の変換をかけて対数電位Vを生成する。対数変換は、主にダイナミックレンジ拡大を目的としているため、対数変換は行われなくてもよい。つまり、フォトダイオード210と減算回路230との間で、フォトダイオード210で生じた光電流Iに応じた電位が生成されればよい。減算回路230は、フォトダイオードから出力された信号(光電流I)の信号値に応じた対数電位Vから基準電位(基準値)を減算した減算値Vを生成する。比較回路240は、減算値Vと所定の閾値とを比較する。閾値は、正の閾値T1および負の閾値T2の2つがある。比較回路240(画素P)は、減算値Vが正の閾値T1を上回った場合および負の閾値T2を下回った場合に、イベント信号Eを出力する。時刻tにおける画素P(m、n)のイベント信号Eは、式(1)で表される。
Figure 2024040915000002
光電変換装置10において、時刻tの分解能は、例えば、1μsである。イベント信号Eは、通常のイメージセンサにあるようなフレーム同期信号とは無関係(非同期)に信号が発生するため、高い時間分解能を持つ。イベント信号Eは、画素Pから画素Pのそれぞれ対応する演算部Cへ出力される。また、イベント信号Eは、基準電位の更新に用いられる。つまり、イベント信号Eを出力した際の対数電位Vが保持され、次の基準電位として用いられる。以上の構成によって、光電変換素子であるフォトダイオード210に入射する光量の増減をスパイク状のイベント信号Eとして出力できる。
上述したように、光電変換装置10は1つの基板を備える単層型センサとしても2つ以上の基板を備える積層型センサとしても実現できる。積層型とする場合に、例えば、光電変換素子であるフォトダイオード210と、減算回路230および比較回路240と、が別々の基板に配されていてもよい。この場合、対数I/V変換回路220のうち一部が、フォトダイオード210が配された基板に配され、対数I/V変換回路220のうち他の一部が、減算回路230および比較回路240が配された基板に配されていてもよい。さらに、この場合、演算部Cは、減算回路230および比較回路240が配された基板に配されていてもよいし、さらに別の基板に配されていてもよい。
複数の基板を積層させた積層型センサの例を、図9(a)、9(b)を参照しながら説明する。図9(a)は、積層型センサの構成を示す図である。半導体層Sem1には、フォトダイオード210と、種々の半導体領域R11と、が設けられている。このフォトダイオード210は、半導体層Sem1の裏面側に設けられたマイクロレンズMLを透過した光を受け、光電変換を行う。また、半導体層Sem1の表面側にはトランジスタのゲート構造G11、複数の配線層、複数の層間絶縁膜を含む構造体W1が設けられている。つまり、図9(a)に示される積層型センサは、裏面照射型のセンサとして構成されている。ここで、マイクロレンズMLは必須の構成ではない。構造体W1の下面には、接合層Z1が設けられている。この接合層Z1には、金属で形成された接続部M11が設けられている。この接続部M11は、典型的には銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)のいずれか1つ、もしくは複数を組み合わせた金属で形成される。接続部M11は、接合層Z1の絶縁膜の内部に設けられている。基板Sub1は、半導体層Sem1、構造体W1、接合層Z1を含む。
半導体層Sem2には、各種の回路を構成する種々の半導体領域R21が設けられている。半導体層Sem2の表面側にはトランジスタのゲート構造G21、複数の配線層、複数の層間絶縁膜を含む構造体W2が設けられている。構造体W2の上面には、接合層Z2が設けられている。この接合層Z2には、金属で形成された接続部M21が設けられている。この接続部M21は、典型的には銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)のいずれか1つ、もしくは複数を組み合わせた金属で形成される。接続部M21は、接合層Z2の絶縁膜の内部に設けられている。基板Sub2は、半導体層Sem2、構造体W2、接合層Z2を含む。
図9(b)は、基板Sub1と基板Sub2との接合前の状態を示している。接合前の状態において、基板Sub1および基板Sub2のそれぞれに設けられた接続部M11、M21は、対応する基板の内部の配線層に接続されている。この配線層は、対応する基板のトランジスタ、抵抗素子、容量素子、フォトダイオード210などの機能素子に接続されている。よって、複数の基板Sub1、Sub2のそれぞれの接続部M11、M21は、基板Sub1、Sub2同士を接合する前の段階において、対応する基板の機能素子に接続されている。
また、接合層Z1の接合面P1には、絶縁膜と、絶縁膜を一部除去して設けられた接続部M11と、が設けられている。同様に、接合層Z2の接合面P2には、絶縁膜と、絶縁膜を一部除去して設けられた接続部M21と、が設けられている。
その後、接合面P1と接合面P2とを貼り合わせることによって、基板Sub1と基板Sub2とが接合される。つまり、基板Sub1と基板Sub2との接合は、基板Sub1および基板Sub2のそれぞれ絶縁膜同士による接合と、基板Sub1および基板Sub2のそれぞれ接続部同士(接続部M11と接続部M21と)による接合と、によってなされている。このようにして、基板Sub1と基板Sub2との間の電気的導通を行うことができる。
ここで説明した接続部M11は、複数のフォトダイオード210のそれぞれに対応して、1つずつ設けられるようにしてもよい。この場合、複数の減算回路230のそれぞれに対して、接続部M21が1つずつ設けられるようにすることができる。また、この場合、複数の減算回路230の2つ以上の減算回路230に対して、接続部M21が1つずつ設けられるようにすることもできる。また、複数のフォトダイオード210のうちの2つ以上のフォトダイオード210に対して、1つの接続部M11が設けられるようにしてもよい。この場合においても、複数の減算回路230のそれぞれに対して、接続部M21が1つずつ設けられるようにすることができ、また、複数の減算回路230の2つ以上の減算回路230に対して接続部M21が1つずつ設けられるようにすることもできる。
上述の接合方法は一例であり、他の接合方法によって複数の基板間の電気的導通を行うことも可能である。例えば、複数の基板のそれぞれの接合面には接続部が設けられておらず、絶縁膜が設けられた構成として貼り合わせて積層体を作製する。その後、この積層体の上面から、一方の基板の配線層まで貫通する第1貫通孔と、他方の基板の配線層まで貫通する第2貫通孔とを設ける。そして、第1貫通孔と第2貫通孔とのそれぞれに金属を充填させる。また、第1貫通孔に充填される金属と、第2貫通孔に充填される金属を接続する金属膜を設ける。この金属は、典型的には銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)のいずれか1つ、もしくは複数を組み合わせた金属で形成される。これにより、複数の基板の電気的導通を行うことが可能である。
次いで、演算部Cで実施される演算について説明する。本実施形態において、演算部Cは、ニューラルネットワークを含みうる。さらに、本実施形態において、演算部Cは、CSNN(Convolutional Spiking Neural Network)の演算の少なくとも一部を行うように構成されうる。演算部Cのそれぞれは、例えば、図4に示されるような回路によって構成される。図4に示される構成において、演算部Cは、L1演算部310、L2演算部320、通信部330を含む。
L1演算部310およびL2演算部320におけるCSNNの演算は、畳み込み演算、LIF(Leaky Integrate and Fire)演算、および、プーリング演算の組合せで構成されうる。L1演算部310への入力は、演算部Cに接続されたそれぞれの画素Pから出力されるイベント信号Eである。L1演算部310に入力されるイベント信号Eに対して、L1演算部310は、まず、所定のカーネルサイズ(例えば、4×4画素)と所定のストライド(例えば、2画素)との畳み込み演算を行う。畳み込み演算は、例えば、式(2)のように表される。
Figure 2024040915000003
ここで、ws,i,j,kは、畳み込みカーネルの係数(重み)、bはバイアス項である。式(2)には乗算が含まれる。しかしながら、上述のように、イベント信号E(m、n、t)は、「-1」、「0」、「1」の何れかであるため、L1演算部310は、加減算器のみで構成することも可能である。カーネルの係数およびバイアス項は、L1演算部310の設計の際に適当な値を設定してもよいし、機械学習によって取得されてもよい。sは、L1演算のチャネル番号を示しており、例えば、8チャネルであれば0≦s≦7である。カーネルの視野に、演算部Cに直接接続されていない画素Pが含まれている場合、互いに隣り合う演算部CのL1演算部310との間で中間結果Liを交換し、処理が実施されうる。畳み込み演算の結果であるFs(t)は、スパイク状の信号に畳み込み演算を行った結果である。そのため、Fs(t)は、高さ情報を持つスパイク状の信号となる。
次に、畳み込み演算の結果に対してチャネルごとにLIF演算を実行する。LIF演算では、例えば、式(3)で表される膜電位V(t)を求める。
Figure 2024040915000004
ここで、τは時定数、Vは所定のリセット電位である。すなわち、膜電位V(t)は、入力されたF(t)を積算し、また、時間経過とともに減衰するように振る舞う。また、膜電位V(t)が、所定の発火閾値を上回ると発火し、スパイク状の信号を出力させる。スパイク状の信号を発生させると、膜電位V(t)は、リセット電位Vに戻る。ここで、入力されるF(t)は、スパイク状の信号であるが、スパイクの立ち上がり時にパルスの高さ分を積算するとする。換言すると、スパイク状の信号のパルス幅は、演算に影響しないとする。ここでは、LIF演算を行うとしたが、発火閾値が過去の発火に応じて適応的に調整されるALIF(Adaptive-LIF)演算が用いられてもよい。
LIF演算の結果に対して、所定のカーネルサイズ(例えば、2×2画素)と所定のストライド(例えば、2画素)とのMAXプーリング演算を行う。LIF演算の結果はスパイク状であるため、MAXプーリング演算の結果は、論理和と同等になり、出力もスパイク状になる。ただし、不応期が設けられている場合、発火から一定の期間は、MAXプーリング演算において、LIF演算からスパイク状の信号の入力があっても無視される。
また、変形例として、LIF演算とMAXプーリング演算との処理順を一部入れ替え、膜電位V(t)に対してMAXプーリング演算を行い、その結果を発火閾値と比較してスパイク状の信号を出力してもよい。プーリング演算によって、位置ずれに対するロバスト性向上や演算量削減が期待できるが、必須のものではなく、プーリング演算が実施されなくてもよい。
以上の構成によって、L1演算部310は演算結果S1を出力する。演算結果S1は、イベント信号Eと比較して、空間分解能(解像度)は畳み込み演算やプーリング演算によって粗くなり、例えば、1/16になる。また、スパイク状の信号の間隔も広がり、例えば、イベント信号Eの1/10の時間分解能になる。
演算結果S1は、同じ演算部CのL2演算部320、または、互いに隣り合う演算部CのL2演算部320へ送られる。L2演算部320は、L1演算部310と同様に、畳み込み演算、LIF演算、プーリング演算を実行してスパイク状の演算結果S2を得る。演算結果S2の空間分解能および時間分解能は演算結果S1よりもさらに粗くなる。演算結果S2は、通信部330へ送られる。
通信部330は、列方向に互いに隣り合う演算部Cの通信部330に接続されており、画素・演算部120の下端において処理部180に接続される。通信部330から出力される演算結果Sc(演算結果Scは、例えば、演算結果S2と同じであってもよいし、演算結果S2にデータが追加されていてもよい。)は、順に処理部180に近い演算部Cへとリレーしながら送られる。最終的にそれぞれの演算部Cの演算結果Scは、処理部180に入力される。このように、複数の演算部Cのそれぞれは、受信したスパイク状のイベント信号Eに応じた膜電位に基づいて演算を行い、最終的に、演算結果Scとして、画素・演算部120の外部の処理部180に送られる。処理部180は、演算結果Scに対して、例えば、必要に応じてヒストグラムの取得などを行ってもよいし、さらなるCSNNの演算を実行してもよい。
以上のような構成によって、高い時間分解能を持つイベント信号Eから、CSNNの演算を用いて時間方向および空間方向へのイベントの連なりといったイベント特徴量が抽出できる。このようにして得られたイベント特徴量を用いて、後段の演算装置20において、例えば、物体検知などの認識処理が行われる。物体検知などの認識処理は、イベント特徴量と物体位置との関係を、例えば、CNN(Convolutional Neural Network)ベースの機械学習手法を用いて学習した学習済みモデルを用いて行われてもよい。高い時間分解能を持つ情報をベースにしているため、例えば、高速移動する物体を検知対象とした場合であっても高精度な物体検知が可能になる。
本実施形態の光電変換装置10は、通常のセンサにはあるフレーム期間などの概念がなく、非同期に随時状態が更新されてイベント特徴量が抽出されるため、光量変化から特徴量を抽出するまでの遅延が短くなる。また、通常、イベント信号Eは移動物体のエッジ付近のみで検出されるため、まばらに(スパースに)発生する。そのため、畳み込み演算などもイベント発生時のみ実行すればよく、上述の構成を備える光電変換装置10は、平均的な消費電力を低く抑えることができる。また、画素Pから出力さるイベント信号Eが、非特許文献1に示されるような転送回路や調停回路などを含む読出機構などを介さずに直接、演算器Cに入力されるため、低遅延で処理され、かつ、読出機構の帯域などによる律速を受けない。すなわち、イベント信号Eが多発しても問題なく処理することが可能になる。また、イベント信号Eに比べて演算部Cや処理部180によって演算、処理された特徴量は、空間分解能や時間分解能が粗くなっているため情報量(バイト数)を低く抑えることができる。そのため、出力IF部190の通信帯域が比較的小さい場合でも、演算装置20にデータを伝送可能であり、また、伝送に必要な消費電力が小さくなる。
本実施形態において、演算部Cは、同等の演算結果(近似的な演算結果を含む)が得られる限り、アナログ演算器を用いて実装してもよい。また、演算部Cは、非同期式(クロックのない)のデジタル演算器を用いても実装してもよいし、クロック同期式のデジタル演算器を用いても実装してもよい。さらに、また、演算部Cは、プロセッサによるソフトウェア実装でもよい。また、演算部Cは、これらの方式の組合せであってもよい。また、上述のような演算器を複数の演算部Cで共有し、時分割で使う構成としてもよい。
また、画素Pや演算部Cにおいて、演算を実施する順序が上述とは異なっていてもよい。例えば、図3に示されるような画素Pにおいて、対数電位Vから基準電位を減算することと、閾値T1、T2に基準電位を加算することとは等価になる。また、L1演算部310やL2演算部320において、畳み込み演算、LIF演算、プーリング演算の順番はどのような順番であってもよい。畳み込み演算、LIF演算、プーリング演算の回数も任意の回数であってもよい。また、CSNN内に再帰的(Recurrent)結合が含まれていてもよい。
上述の実施形態では、光電変換素子であるフォトダイオード210に入射する光量の変化を非同期に検出したイベント信号Eに対してCSNNで演算を行う例を示した。しかしながら、画素Pの構成は、これに限られることはない。図5は、本実施形態の画素Pの図3とは異なる構成例を示す図である。図5に示される構成において、対数I/V変換回路220から出力される対数電位Vは、VCO(Voltage Controlled Oscillator)510に入力する。VCO510は、対数電位Vに応じた周波数のスパイク状(正弦波)の信号列であるスパイク信号Sを生成する。つまり、複数の画素Pのそれぞれは、光電変換素子であるフォトダイオード210から出力される信号の信号値に応じた周波数でスパイク状の信号を出力する。VCO510は、例えば、3つ(奇数個)のインバータをリング状に接続したリングオシレータなどを用いて実現できる。VCO510の場合、パルスのデューティが50%程度になるが、上述したように演算部Cは、スパイク状の信号のパルス幅には依存しないため、VCO510から出力される信号は、上述のイベント信号Eと同等に扱うことができる。
画素PにVCO510を用いた場合であっても、スパイク信号Sを受け取る演算部C以降の処理は、上述と同様でありうる。本実施形態では、フォトダイオード210で生成される光電流の絶対値に基づく特徴量がCSNNによって抽出される。この特徴量と物体位置などとの関係をCNNベースの機械学習手法を用いて学習することによって、後段の演算装置20において、上述のように物体検知などの認識処理を行うことができる。また、上述の実施形態と同様に、非同期に発生する信号をCSNNで処理するため、高い時間分解能の情報を活用することが可能である。また、VCO510を含む画素Pの構成は、光量の変化がない静止物体なども検出可能である。
また、光電変換素子としてアバランシェフォトダイオードを用いたSPAD(Single Photon Avalanche Diode)素子が、画素Pに用いられてもよい。SPAD素子は、雪崩増倍を利用してフォトン1つ1つをスパイク状の信号に変換する。スパイク状の信号が出力される間隔は、光量に依存しうるため、上述のVCO510を用いた画素Pと同様のスパイク状の信号列が生成される。このスパイク状の信号列が上述した演算部Cに入力され、上述と同様に処理されうる。画素PにSPAD素子を用いた場合、低照度下においても対象物を認識可能な光電変換システムSYSが実現可能である。
上述のそれぞれの実施形態では、CSNNによって画素Pから入力する信号を処理する例を示したが、演算部Cは、入力する信号をANN(Artificial Neural Network)によって処理してもよい。ANNは、CSNNとは異なり微分可能な式で表現されるため、誤差逆伝搬法などを用いた高精度な学習が実施できるメリットを有する。一方で、上述のイベント信号Eのような非同期の信号が扱えないため、同期化が必要になる。同期化によって高い時間分解能でイベント信号Eを検出することは難しいが、認識対象物や用途によって、高精度な学習によって得られた学習済みモデルを用いて、物体検知などの認識処理を高精度に行うことが可能になる。
図6は、ANNを含む演算部Cの構成例を示す。演算部Cに入力されるイベント信号Eは、例えば、上述の図3に示されるような画素Pから入力する。同期化部610は、入力されたイベント信号Eを所定の周期(例えば、1ms)ごとにカウントする。同期化部610は、それぞれの周期(フレーム)ごとにカウントされた画素Pごとのイベント信号Eの数EcをL1演算部620に送る。イベント信号Eの数Ecは、光電変換装置10において1周期ごとに同期化された画像状のデータ(フレームデータ)になる。そのため、L1演算部620、L2演算部630では一般的なCANN(Convolutional ANN)演算を実行できる。例えば、L1演算部620は畳み込み演算、ReLU(Rectfied Linear Unit)演算、プーリング演算などを行う。L2演算部630も同様に、畳み込み演算、ReLU演算、プーリング演算などを行う。L1演算部620の演算結果I1、L2演算部630の演算結果I2も、また、イベント信号Eの数Ecと同じ周期の画像状のデータになる。通信部640は、上述の通信部330と同様に、演算結果Icを順に伝送し、得られた特徴量のデータが、処理部180、出力IF部190を経由して演算装置20へ出力される。
次いで、画素Pと演算部Cとの配置について説明する。図2に示される構成では、4×4の画素Pごとに1つの演算部Cが配される構成を示した。この場合、例えば、画素Pと演算部Cとが、1つの基板に配された単層構造の場合、画素Pのみを配した画素・演算部120と比較して、演算部Cを配置する分、画素Pを配するピッチを広げる必要がある。また、光電変換素子であるフォトダイオード210と演算部Cとを別の基板に配した場合であっても、演算部Cが配された基板に減算回路230や比較回路240が配された場合、基板に表面に対する正射影において、画素Pと演算部Cとの配置は、図2に示されるような構成になりうる。つまり、画素Pを配するピッチを広げる必要がありうる。すなわち、光電変換装置10の空間分解能の低下につながってしまう。
そこで、例えば、図7に示されるように、画素・演算部120において、2次元アレイ状に配された複数の画素Pは、所定の間隔で画素Pが間引かれ、複数の演算部Cのそれぞれは、画素Pが間引かれた領域に配されていてもよい。また、光電変換装置10が、複数の基板を備える積層構造である場合、複数の演算部Cのそれぞれは、画素が間引かれた領域に重なるように配されていてもよい。図7は、16画素(4×4画素)ごとに1つの画素を欠落させている例である。具体的には、画素P(m+1、n+1)(m、nは、4の倍数)を間引き、画素Pが間引かれた領域に演算部Cが配されている。それぞれの演算部Cに接続される画素Pは、近傍の16画素のうち間引いた画素を除く15個の画素Pとなる(接続は図示せず)。また、それぞれの演算部Cにおいて、互いに隣り合う四方の演算部Cが接続されるのは、図2に示される構成と同様である。演算部Cへ信号を入力する画素Pは15個となるが、上述と同様の演算によって特徴量を抽出できる。図7に示される構成では、画素Pを間引く間隔と演算部Cが配される間隔とは一致している。しかしながら、これに限られることはなく、例えば、32画素ごとに1画素を間引き、画素が間引かれた領域に演算部Cが2つ配されていてもよい。ここで、図7では、図2に示される制御部110が画素・演算部120、処理部180の動作を制御するための制御線についても、図示を省略している。
以上のような構成によって、演算部Cを画素・演算部120に配することに起因する画素Pの配置ピッチへの影響が低減される。結果として、光電変換装置10において、高い空間分解能が実現する。また、画素Pを間引くことによって情報量は減るが、演算部Cが配された領域の情報は、演算部Cの周囲に配された画素Pから得られる情報によって補完可能であり、最終的な認識性能に与える影響は少ない。
図8は、図7に示した画素Pと演算部Cとの配置の変形例について説明する図である。図7に示される構成では、演算部Cが配された領域に入射した光は、光電変換に使用されない可能性がある。図8に示される構成は、光電変換装置10が、複数の基板を備える積層構造である場合を想定している。例えば、光電変換素子であるフォトダイオード210および対数I/V変換回路220の一部が配された基板と、対数I/V変換回路220の他の一部、減算回路230、比較回路240および演算部Cが配された基板と、が積層された場合である。それぞれの画素Pごとに、フォトダイオード210および対数I/V変換回路220の一部と、対数I/V変換回路220の他の一部、減算回路230、比較回路240と、は重なるように配されうる。一方で、フォトダイオード210が配された基板のうち演算部Cに重なる領域は、空間が生じうる。そこで、例えば、図8に示されるように、4×4画素のうちP(m+2、n+1)(m、nは、4の倍数)の光電変換素子は、演算部Cに重なる領域まで延び、2画素分の領域の入射光を受光できるようする。
つまり、複数の画素Pのそれぞれに配された光電変換素子(フォトダイオード210)は、通常の大きさの光電変換素子と通常の大きさの光電変換素子よりも大きい光電変換素子とを含んでいてもよい。複数の画素Pは、大きい光電変換素子を備える2つの画素の間に所定の数の通常の光電変換素子を備える画素が並ぶように配される。このとき、複数の演算部Cのそれぞれは、複数の画素Pに配された光電変換素子のうち大きい光電変換素子に重なるように配される。このような構成によって、光電変換装置10の画素・演算部120に入射する光の利用効率を向上させることができる。
画素P(m+2、n+1)で生じる光電流Iは、同じ光量が入射した場合に、他の画素Pのおよそ2倍になる。しかしながら、上述のイベント信号Eとして画素P(m+2、n+1)から出力される信号を用いる場合、演算部Cは、大きな光電変換素子を備える画素Pから出力される信号を、他の画素Pから出力される信号と同等に扱っても問題ない。また、低照度下において、画素P(m+2、n+1)から出力されるイベント信号Eの品質は、他の画素Pよりも高い可能性がある。そのため、低照度下において、演算部Cは、画素P(m+2、n+1)から出力されるイベント信号Eに対して重み付けを調整し、演算結果Scにおける画素P(m+2、n+1)から出力されるイベント信号Eの寄与率を高めてもよい。
以下、光電変換装置10(光電変換システムSYS)の応用例として、図10に示される、光電変換装置10(光電変換システムSYS)を備える機器EQPについて説明する。機器EQPは、電子機器とも呼ばれうる。図10は、機器EQPの一例としてカメラを示している。ここで、カメラの概念には、撮影を主目的とする装置のみならず、撮影機能を補助的に備える装置(例えば、パーソナルコンピュータや、スマートフォンなどの携帯端末)も含まれる。
光電変換装置10は、画素・演算部120が設けられた積層構造の半導体チップでありうる。光電変換装置10は、図10に示されるように、半導体パッケージPKGに収容されている。パッケージPKGは、光電変換装置10が固定された基体と、光電変換装置10に対向するガラスなどの蓋体と、基体に設けられた端子と光電変換装置10に設けられた端子とを接続するボンディングワイヤやバンプなどの導電性の接続部材と、を含みうる。機器EQPは、光学系OPT、制御装置CTRL、処理装置PRCS、表示装置DSPL、記憶装置MMRYの少なくともいずれかをさらに備えていてもよい。
光学系OPTは、光電変換装置10に結像するものであり、例えば、レンズやシャッタ、ミラーでありうる。制御装置CTRLは、光電変換装置10の動作を制御するものであり、例えば、ASICなどの半導体デバイスでありうる。処理装置PRCSは、光電変換装置10から出力された信号を処理する信号処理部として機能するものであり、CPUやASICなどの半導体デバイスでありうる。表示装置DSPLは、光電変換装置10で得られた画像データを表示する、EL表示装置や液晶表示装置でありうる。記憶装置MMRYは、光電変換装置10で得られた画像データを記憶する、磁気デバイスや半導体デバイスである。記憶装置MMRYは、SRAMやDRAMなどの揮発性メモリ、あるいは、フラッシュメモリやハードディスクドライブなどの不揮発性メモリでありうる。機械装置MCHNはモーターやエンジンなどの可動部あるいは推進部を有する。カメラにおける機械装置MCHNはズーミングや合焦、シャッタ動作のために光学系OPTの部品を駆動することができる。機器EQPでは、光電変換装置10から出力された画像データを表示装置DSPLに表示したり、機器EQPが備える通信装置(不図示)によって外部に送信したりする。このため、機器EQPは、記憶装置MMRYや処理装置PRCSを備えていてもよい。
光電変換装置10が組み込まれたカメラは、監視カメラや、自動車や鉄道車両、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの輸送機器に搭載される車載カメラなどにも適用されうる。加えて、光電変換装置10が組み込まれたカメラは、輸送機器に限らず、高度道路交通システム(ITS)など、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
次いで、本実施形態の光電変換装置10(光電変換システムSYS)を移動体に搭載する具体的な応用について、図11(a)、11(b)を用いて説明する。図11(a)は、車載カメラに関する光電変換システムの一例を示したものである。光電変換システム8は、光電変換装置80を有する。光電変換装置80は、上述の実施形態に記載の光電変換装置10(光電変換システムSYS)である。光電変換システム8は、光電変換装置80によって取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部801と、光電変換システム8によって取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差取得部802を有する。また、光電変換システム8は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離取得部803と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部804と、を有する。ここで、視差取得部802や距離取得部803は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部804はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
光電変換システム8は車両情報取得装置810と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、光電変換システム8は、衝突判定部804での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU820が接続されている。また、光電変換システム8は、衝突判定部804での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置830とも接続されている。例えば、衝突判定部804の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU820はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置830は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施形態では、車両の周囲、例えば前方又は後方を光電変換システム8で撮像する。図11(b)に、車両前方(撮像範囲850)を撮像する場合の光電変換システムを示した。車両情報取得装置810が、光電変換システム8ないしは光電変換装置80に指示を送る。このような構成によって、測距の精度をより向上させることができる。
上述では、他の車両と衝突しないように制御する例を説明した、しかしながら、これに限られることはなく、例えば、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。
本明細書の開示は、以下の光電変換装置および光電変換システムを含む。
(項目1)
それぞれ光電変換素子を含む複数の画素と、複数の演算部と、を備える光電変換装置であって、
前記複数の画素および前記複数の演算部は、それぞれ2次元アレイ状に配され、
前記複数の画素は、前記複数の画素のうち2つ以上の画素によって構成される画素群ごとに、前記複数の演算部のうち対応する演算部に接続され、
前記複数の画素のそれぞれは、前記複数の演算部のうち接続された演算部にスパイク状の信号を出力し、
前記複数の演算部のそれぞれは、前記スパイク状の信号に対して演算を行うことを特徴とする光電変換装置。
(項目2)
前記複数の演算部のそれぞれから入力される演算結果を処理する処理部をさらに備えることを特徴とする項目1に記載の光電変換装置。
(項目3)
前記複数の演算部のそれぞれは、ニューラルネットワークを含むことを特徴とする項目1または2に記載の光電変換装置。
(項目4)
前記複数の演算部のそれぞれは、受信した前記スパイク状の信号に応じた膜電位に基づく演算を行うことを特徴とする項目3に記載の光電変換装置。
(項目5)
前記複数の画素のそれぞれは、前記光電変換素子から出力される信号が変化したことに応じて、前記スパイク状の信号を出力することを特徴とする項目1乃至4の何れか1項目に記載の光電変換装置。
(項目6)
前記検出回路は、前記信号の信号値から基準値を減算した減算値を取得するための減算回路と、前記減算値と所定の閾値とを比較する比較回路と、を含むことを特徴とする項目5に記載の光電変換装置。
(項目7)
前記複数の画素のそれぞれは、前記光電変換素子から出力される信号の信号値に応じた周波数で前記スパイク状の信号を出力することを特徴とする項目1乃至4の何れか1項目に記載の光電変換装置。
(項目8)
前記光電変換素子が、アバランシェフォトダイオードを含むことを特徴とする項目1乃至4の何れか1項目に記載の光電変換装置。
(項目9)
2次元アレイ状に配された前記複数の画素は、所定の間隔で画素が間引かれており、
前記複数の演算部のそれぞれは、画素が間引かれた領域に配されることを特徴とする項目1乃至8の何れか1項目に記載の光電変換装置。
(項目10)
前記複数の画素のうち少なくとも前記光電変換素子が配された第1半導体層と、前記複数の演算部が配された第2半導体層と、が積層されていることを特徴とする項目1乃至8の何れか1項目に記載の光電変換装置。
(項目11)
前記第1半導体層を含む第1基板と前記第2半導体層を含む第2基板とのそれぞれの接合面には、絶縁膜と、前記絶縁膜の内部に設けられ、金属で形成された接続部と、が設けられ、
前記第1基板と前記第2基板との接合は、前記第1基板および前記第2基板のそれぞれ前記絶縁膜同士による接合と、前記第1基板および前記第2基板のそれぞれ前記接続部同士による接合と、によってなされていることを特徴とする項目10に記載の光電変換装置。
(項目12)
2次元アレイ状に配された前記複数の画素は、所定の間隔で画素が間引かれており、
前記複数の演算部のそれぞれは、画素が間引かれた領域に重なるように配されることを特徴とする項目10または11に記載の光電変換装置。
(項目13)
前記複数の画素のそれぞれに配された前記光電変換素子は、第1光電変換素子と前記第1光電変換素子よりも大きい第2光電変換素子とを含み、
前記複数の画素は、前記第2光電変換素子を備える2つの画素の間に所定の数の前記第1光電変換素子を備える画素が並ぶように配され、
前記複数の演算部のそれぞれは、前記複数の画素に配された前記光電変換素子のうち前記第2光電変換素子に重なるように配されることを特徴とする項目10または11に記載の光電変換装置。
(項目14)
項目1乃至13の何れか1項目に記載の光電変換装置と、
演算装置と、
を含む光電変換システムであって、
前記演算装置は、前記光電変換装置から出力される信号に基づいて認識処理を行うことを特徴とする光電変換システム。
(項目15)
項目1乃至13の何れか1項目に記載の光電変換装置と、
前記光電変換装置から出力された信号を処理する処理装置と、
を備えることを特徴とする機器。
(項目16)
項目1乃至13の何れか1項に記載の光電変換装置を備える移動体であって、
前記光電変換装置が出力する信号を用いて前記移動体の移動を制御する制御装置を有することを特徴とする移動体。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
10:光電変換装置、C:演算部、P:画素

Claims (16)

  1. それぞれ光電変換素子を含む複数の画素と、複数の演算部と、を備える光電変換装置であって、
    前記複数の画素および前記複数の演算部は、それぞれ2次元アレイ状に配され、
    前記複数の画素は、前記複数の画素のうち2つ以上の画素によって構成される画素群ごとに、前記複数の演算部のうち対応する演算部に接続され、
    前記複数の画素のそれぞれは、前記複数の演算部のうち接続された演算部にスパイク状の信号を出力し、
    前記複数の演算部のそれぞれは、前記スパイク状の信号に対して演算を行うことを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記複数の演算部のそれぞれから入力される演算結果を処理する処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記複数の演算部のそれぞれは、ニューラルネットワークを含むことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  4. 前記複数の演算部のそれぞれは、受信した前記スパイク状の信号に応じた膜電位に基づく演算を行うことを特徴とする請求項3に記載の光電変換装置。
  5. 前記複数の画素のそれぞれは、前記光電変換素子から出力される信号が変化したことに応じて、前記スパイク状の信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  6. 前記複数の画素のそれぞれは、前記光電変換素子から出力される信号の信号値から基準値を減算した減算値を取得するための減算回路と、前記減算値と所定の閾値とを比較する比較回路と、を含むことを特徴とする請求項5に記載の光電変換装置。
  7. 前記複数の画素のそれぞれは、前記光電変換素子から出力される信号の信号値に応じた周波数で前記スパイク状の信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  8. 前記光電変換素子が、アバランシェフォトダイオードを含むことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  9. 2次元アレイ状に配された前記複数の画素は、所定の間隔で画素が間引かれており、
    前記複数の演算部のそれぞれは、画素が間引かれた領域に配されることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  10. 前記複数の画素のうち少なくとも前記光電変換素子が配された第1半導体層と、前記複数の演算部が配された第2半導体層と、が積層されていることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  11. 前記第1半導体層を含む第1基板と前記第2半導体層を含む第2基板とのそれぞれの接合面には、絶縁膜と、前記絶縁膜の内部に設けられ、金属で形成された接続部と、が設けられ、
    前記第1基板と前記第2基板との接合は、前記第1基板および前記第2基板のそれぞれ前記絶縁膜同士による接合と、前記第1基板および前記第2基板のそれぞれ前記接続部同士による接合と、によってなされていることを特徴とする請求項10に記載の光電変換装置。
  12. 2次元アレイ状に配された前記複数の画素は、所定の間隔で画素が間引かれており、
    前記複数の演算部のそれぞれは、画素が間引かれた領域に重なるように配されることを特徴とする請求項10に記載の光電変換装置。
  13. 前記複数の画素のそれぞれに配された前記光電変換素子は、第1光電変換素子と前記第1光電変換素子よりも大きい第2光電変換素子とを含み、
    前記複数の画素は、前記第2光電変換素子を備える2つの画素の間に所定の数の前記第1光電変換素子を備える画素が並ぶように配され、
    前記複数の演算部のそれぞれは、前記複数の画素に配された前記光電変換素子のうち前記第2光電変換素子に重なるように配されることを特徴とする請求項10に記載の光電変換装置。
  14. 請求項1乃至13の何れか1項に記載の光電変換装置と、
    演算装置と、
    を含む光電変換システムであって、
    前記演算装置は、前記光電変換装置から出力される信号に基づいて認識処理を行うことを特徴とする光電変換システム。
  15. 請求項1乃至13の何れか1項に記載の光電変換装置と、
    前記光電変換装置から出力された信号を処理する処理装置と、
    を備えることを特徴とする機器。
  16. 請求項1乃至13の何れか1項に記載の光電変換装置を備える移動体であって、
    前記光電変換装置が出力する信号を用いて前記移動体の移動を制御する制御装置を有することを特徴とする移動体。
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