JP2024040629A - インク補給容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】衝撃によりインク補給容器からインクが漏出するおそれがある。【解決手段】インク補給容器は、インクを収容可能なインク収容部と、インク収容部内のインクを排出させるインク出口が設けられたノズル部と、ノズル部内に位置し、弾性体にスリットが設けられた弁と、ノズル部内に装着され、弁を保持する保持リングと、を備え、保持リングは、インク補給容器の軸方向において弁よりインク収容部側で弁と対向するように設けられたダンパー部を有する。【選択図】図4
Description
本発明は、インク補給容器に関する。
従来、特許文献1に示すように、弁を備え、当該弁が有するスリットを介して、プリンターへインクを補給するインク補給容器が開示されている。
上述のインク補給容器では、ユーザーが、誤って落下させる、或いは、プリンターへインクを補給しようとする際、プリンターやテーブル等にぶつけるなど、インク補給容器に衝撃を与えた場合、インクが漏出するおそれがある。
プリンターにインクを補給するインク補給容器であって、前記インクを収容可能なインク収容部と、前記インク収容部内の前記インクを排出させるインク出口が設けられたノズル部と、前記ノズル部内に位置し、弾性体にスリットが設けられた弁と、前記ノズル部内に装着され、前記弁を保持する保持リングと、を備え、前記保持リングは、前記インク補給容器の軸方向において前記弁より前記インク収容部側で前記弁と対向するように設けられたダンパー部を有する。
プリンターにインクを補給するインク補給容器であって、前記インクを収容可能なインク収容部と、前記インク収容部内の前記インクを排出させるインク出口と、前記インク収容部に連通する開口が設けられた受け部と、前記受け部から前記インク出口へ向かって延びる環状のノズル周壁部と、を有するノズル部と、前記受け部に対して前記開口を覆うように配置され、弾性体にスリットが設けられた弁と、前記弁を、前記インク補給容器の軸方向において前記受け部との間に圧縮した状態で挟むキャップ部と、を備え、前記弁は環状の周壁部を有し、前記キャップ部は、外筒部と内筒部とを有し、径方向において、前記外筒部と前記内筒部との間に前記ノズル部の前記ノズル周壁部と前記弁の前記周壁部とを配置し、前記内筒部及び前記ノズル周壁部により前記周壁部を圧縮した状態で挟む。
以下、第1実施形態から第4実施形態に係る第1インク補給容器10、第2インク補給容器10a、第3インク補給容器10b、第4インク補給容器10cの構成について、それぞれ説明していく。
なお、各図における方向を、三次元座標系を用いて説明する。説明の便宜上、Z軸の正方向を上方向又は単に上と称し負方向を下方向又は単に下と称し、X軸の正方向を右方向又は単に右と称し負方向を左方向又は単に左と称し、Y軸の正方向を前方向又は単に前と称し負方向を後方向又は単に後と称して説明する。
なお、各図における方向を、三次元座標系を用いて説明する。説明の便宜上、Z軸の正方向を上方向又は単に上と称し負方向を下方向又は単に下と称し、X軸の正方向を右方向又は単に右と称し負方向を左方向又は単に左と称し、Y軸の正方向を前方向又は単に前と称し負方向を後方向又は単に後と称して説明する。
図1に示すように、プリンター1は、インクジェット方式の記録ヘッド2を搭載している。プリンター1は、不図示の搬送機構により、搬送方向である前方向へ搬送される記録媒体であるシ-トSに対して、記録ヘッド2を搬送方向と直交する左右方向へ往復移動させながら、記録材であるインクをシ-トSへ吐出して記録を行う。
図1は、第1実施形態に係る第1インク補給容器10を示している。プリンター1は、インクを記録ヘッド2に供給するため、インクを貯留するインクタンク3を備えている。第1インク補給容器10は、後述の容器開口32を下にし、底部33を上にした姿勢で、インクタンク3のインク注入部4を介して、インクタンク3へインクを補給することができる。
ここで、各実施形態におけるインクは、水系インク、又は、溶剤系インクを適用することができる。着色材は、染料であってもよいし顔料であってもよい。
図1は、第1実施形態に係る第1インク補給容器10を示している。プリンター1は、インクを記録ヘッド2に供給するため、インクを貯留するインクタンク3を備えている。第1インク補給容器10は、後述の容器開口32を下にし、底部33を上にした姿勢で、インクタンク3のインク注入部4を介して、インクタンク3へインクを補給することができる。
ここで、各実施形態におけるインクは、水系インク、又は、溶剤系インクを適用することができる。着色材は、染料であってもよいし顔料であってもよい。
なお、第2実施形態から第4実施形態に係る、第2インク補給容器10a、第3インク補給容器10b、第4インク補給容器10cも、図1に示す第1実施形態の第1インク補給容器10と同様に、インクタンク3のインク注入部4を介してインクを補給できる構成となっている。
また、第1実施形態から第3実施形態に係る、第1インク補給容器10、第2インク補給容器10a、第3インク補給容器10bを、図2~図9にそれぞれ示している。図2~図9にそれぞれ示す、第1インク補給容器10、第2インク補給容器10a、第3インク補給容器10bは、説明の便宜上、図1に示すプリンター1へインクを補給するときの第1インク補給容器10の姿勢に対して、上下方向が逆となる姿勢となっている。
また、第1実施形態から第3実施形態に係る、第1インク補給容器10、第2インク補給容器10a、第3インク補給容器10bを、図2~図9にそれぞれ示している。図2~図9にそれぞれ示す、第1インク補給容器10、第2インク補給容器10a、第3インク補給容器10bは、説明の便宜上、図1に示すプリンター1へインクを補給するときの第1インク補給容器10の姿勢に対して、上下方向が逆となる姿勢となっている。
すなわち、図2~図9では、第1インク補給容器10、第2インク補給容器10a、第3インク補給容器10bにおいて、容器本体部30の容器開口32を上にした姿勢として示している。この姿勢は、図3に示すように、容器本体部30が、容器開口32とは反対側の位置にある底部33が下となるような姿勢でもある。また、この姿勢は、容器本体部30の底部33を机などの水平面の上に置いた姿勢でもある。なお、以下の説明では、各部材において、上方向を「先端側」、下方向を「後端側」とも称する。
また、第1実施形態から第3実施形態に係る、後述のノズル部20、インク出口21、弁25、スリット26については、第4実施形態に係る、後述の第2ノズル部110、第2インク出口111、第2弁120、第2スリット125との関係で、本来は、第1ノズル部20、第1インク出口21、第1弁25、第1スリット26と称すべきではあるが、便宜上、以下では、これらについて「第1」を省略して称することとする。
1.第1実施形態に係るインク補給容器
図2、図3に示すように、第1実施形態に係る第1インク補給容器10は、容器本体部30、ノズル部20、蓋部材40を含んで構成される。なお、図3は、図2の中のA-A線で切断した断面図である。A-A線の方向は、第1インク補給容器10の軸方向と称する。第1インク補給容器10の軸方向は、第1インク補給容器10の上下方向でもある。なお、この軸方向は、後述の第2インク補給容器10a、第3インク補給容器10b、第4インク補給容器10cの場合も同様とする。
図2、図3に示すように、第1実施形態に係る第1インク補給容器10は、容器本体部30、ノズル部20、蓋部材40を含んで構成される。なお、図3は、図2の中のA-A線で切断した断面図である。A-A線の方向は、第1インク補給容器10の軸方向と称する。第1インク補給容器10の軸方向は、第1インク補給容器10の上下方向でもある。なお、この軸方向は、後述の第2インク補給容器10a、第3インク補給容器10b、第4インク補給容器10cの場合も同様とする。
容器本体部30は、内部に形成されるインク収容部31にインクを収容可能に構成される。ノズル部20は、インクタンク3のインク注入部4にインクを流出可能なインク出口21を、先端側に有する。
図3に示すように、ノズル部20の後端側には、内側に突出するネジである内ネジ24が形成される。また、容器本体部30の先端側には容器本体部ネジ34が形成されており、ノズル部20の内ネジ24に係合可能である。
図3に示すように、ノズル部20の後端側には、内側に突出するネジである内ネジ24が形成される。また、容器本体部30の先端側には容器本体部ネジ34が形成されており、ノズル部20の内ネジ24に係合可能である。
蓋部材40は、先端側を覆う天板部41が形成され、後端側には蓋部材ネジ42が形成される。蓋部材40には、蓋部材ネジ42が形成されており、ノズル部20に形成された外側に突出するネジである外ネジ23に係合可能である。蓋部材40は、蓋部材ネジ42によりノズル部20に装着された状態のとき、先端側に形成されたインク出口21を含むノズル部20を覆うことができる。
蓋部材40は、弾性を有する材料で構成されている。蓋部材40の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの樹脂を採用することができる。
蓋部材40は、弾性を有する材料で構成されている。蓋部材40の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの樹脂を採用することができる。
ユーザーは、蓋部材40を装着した状態で、ノズル部20のインク出口21に触れないようにして、第1インク補給容器10を持ち運ぶことができる。
また、図1に示すように、ユーザーは、蓋部材40を外した状態で、第1インク補給容器10からプリンター1のインクタンク3のインク注入部4にノズル部20のインク出口21を添え当てて、インクを補給することができる。
また、図1に示すように、ユーザーは、蓋部材40を外した状態で、第1インク補給容器10からプリンター1のインクタンク3のインク注入部4にノズル部20のインク出口21を添え当てて、インクを補給することができる。
図3に示すように、容器本体部30は、先端側に容器開口32が形成される。また、容器本体部30の先端側には、外側に突出するネジである容器本体部ネジ34が形成される。容器本体部30は、後端側に底部33が形成される。
容器本体部30は、弾性を有する材料で構成されている。容器本体部30の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの樹脂を採用することができる。
容器本体部30は、弾性を有する材料で構成されている。容器本体部30の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの樹脂を採用することができる。
ノズル部20は、図3に示すように、後端側から先端側に向かって径が小さくなるような管形状となっている。
ノズル部20の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの樹脂を採用することができる。
ノズル部20の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの樹脂を採用することができる。
ノズル部20の内面には、導出流路22が形成されている。インク収容部31内に収容されたインクは、容器本体部30の先端側の容器開口32からノズル部20の導出流路22へ連通可能である。
インク収容部31内に収容されたインクは、ノズル部20の導出流路22を経て、後述の弁25に形成されたスリット26を通して、インク出口21から容器本体部30の外部へ排出可能である。
インク収容部31内に収容されたインクは、ノズル部20の導出流路22を経て、後述の弁25に形成されたスリット26を通して、インク出口21から容器本体部30の外部へ排出可能である。
なお、後述の第2実施形態及び第3実施形態に係る第2インク補給容器10a及び第3インク補給容器10bも、図2及び図3を用いて説明した上述までの第1実施形態に係る第1インク補給容器10と同様の構成となっている。
従って、後述の第2インク補給容器10a及び第3インク補給容器10bの場合も、第1インク補給容器10と共通の構成要素については同一の符号を付しており、図2及び図3を用いた上述の説明は省略することとする。
従って、後述の第2インク補給容器10a及び第3インク補給容器10bの場合も、第1インク補給容器10と共通の構成要素については同一の符号を付しており、図2及び図3を用いた上述の説明は省略することとする。
図4に示すように、弁25は、ノズル部20内に位置し、上下方向にスリット26が設けられている。弁25は、ゴムや、エラストマーなどの弾性材料で構成される弾性体である。スリット26は、外力が作用していない状態では弾性力により閉じており、外力が作用すると開くように構成される。
弁25は、インク出口21を開閉可能に封止している。具体的には、弁25は、スリット26により、導出流路22からインク出口21の間を開閉可能に封止することができる。
弁25は、インク出口21を開閉可能に封止している。具体的には、弁25は、スリット26により、導出流路22からインク出口21の間を開閉可能に封止することができる。
上述のように、弁25は、外力が作用していない状態では、インク出口21を封止している。ユーザーが、第1インク補給容器10のインク出口21を、プリンター1のインクタンク3のインク注入部4にセットすると、インク出口21にインク注入部4の不図示の接続管が挿入される。
このとき、インク注入部4の接続管は、弁25のスリット26を押し開くように作用する。このような外力によりスリット26が開き、導出流路22を経由して、第1インク補給容器10のインク収容部31、及び、プリンター1のインクタンク3が連通し、インクタンク3へインクが注入される。
このとき、インク注入部4の接続管は、弁25のスリット26を押し開くように作用する。このような外力によりスリット26が開き、導出流路22を経由して、第1インク補給容器10のインク収容部31、及び、プリンター1のインクタンク3が連通し、インクタンク3へインクが注入される。
第1インク補給容器10からのインクの補給が終了すると、ユーザーは、プリンター1のインクタンク3のインク注入部4から、第1インク補給容器10を抜き取る。
弁25のスリット26からインク注入部4の接続管が除去されると、弾性力によりスリット26が閉じ、導出流路22を封止する。すなわち、弁25は、外力が作用していない元の状態に戻り、インク出口21を封止することができる。
弁25のスリット26からインク注入部4の接続管が除去されると、弾性力によりスリット26が閉じ、導出流路22を封止する。すなわち、弁25は、外力が作用していない元の状態に戻り、インク出口21を封止することができる。
図4に示すように、ノズル部20の先端側の導出流路22内に、弁25及び保持リング28が装着される。弁25は、円盤形状をしており、管形状の導出流路22を封止可能である。
保持リング28は、環状の輪の形状をしており、導出流路22の内壁に固定可能である。保持リング28は、ノズル部20内に装着され、後端側から弁25の円周部を押え、弁25を保持することが可能である。フランジ部27は、ノズル部20の先端側に装着され、環状の形状をしている。フランジ部27は、先端側から弁25の円周部を押えることが可能である。
保持リング28は、環状の輪の形状をしており、導出流路22の内壁に固定可能である。保持リング28は、ノズル部20内に装着され、後端側から弁25の円周部を押え、弁25を保持することが可能である。フランジ部27は、ノズル部20の先端側に装着され、環状の形状をしている。フランジ部27は、先端側から弁25の円周部を押えることが可能である。
弁25は、フランジ部27及び保持リング28によって、上方向及び下方向から円周部が挟持され、保持される。
なお、弁25の円盤形状の円形の中心部分は、保持リング28及びフランジ部27によって挟持されていない部分となる。この弁25の円形の中心部分には、スリット26が上下方向に設けられ、導出流路22を開閉可能に封止する。
また、第1インク補給容器10は、一旦使用した後、インクをリフィルして再利用することができるようになっている。また、第1インク補給容器10は、ノズル部20に対して保持リング28が着脱可能な構成となっている。
なお、弁25の円盤形状の円形の中心部分は、保持リング28及びフランジ部27によって挟持されていない部分となる。この弁25の円形の中心部分には、スリット26が上下方向に設けられ、導出流路22を開閉可能に封止する。
また、第1インク補給容器10は、一旦使用した後、インクをリフィルして再利用することができるようになっている。また、第1インク補給容器10は、ノズル部20に対して保持リング28が着脱可能な構成となっている。
なお、後述の第2実施形態及び第3実施形態に係る第2インク補給容器10a及び第3インク補給容器10bについても、図4を用いて説明した上述までの第1実施形態に係る第1インク補給容器10における、弁25、スリット26、フランジ部27、保持リング28と同様の構成となっている。従って、後述の第2インク補給容器10a及び第3インク補給容器10bについても、これらの構成要素について同一の符号を付し、図4を用いた上述の説明は省略することとする。
ところで、ユーザーが、第1インク補給容器10を持ち運ぶ際、又は、第1インク補給容器10からプリンター1へインクを補給しようとした際など、誤って、第1インク補給容器10を落下させたり、プリンター1のケースや机などに衝突させたりすることがある。
落下や衝突などにより第1インク補給容器10に衝撃が加わった場合、インク収容部31に収容されているインクが流動し、導出流路22内のインクの圧力Pが変化する。
落下や衝突などにより第1インク補給容器10に衝撃が加わった場合、インク収容部31に収容されているインクが流動し、導出流路22内のインクの圧力Pが変化する。
弁25の下方向である内側では、弁25のスリット26には、スリット26を閉めるような弾性力が作用している。一方、弁25の上方向である外側では、弁25の外側の大気圧が、弁25を外側から押している。
しかし、第1インク補給容器10に加わった衝撃により導出流路22内のインクの圧力Pが変化し、このスリット26を閉める弾性力及び大気圧に対して、弁25へ向かうインクの圧力Pの方が大きくなると、スリット26が開いてしまって、インクが弁25の外へ漏出するおそれがある。なお、便宜上、以下の説明では、弁25の外側の大気圧については省略する。
しかし、第1インク補給容器10に加わった衝撃により導出流路22内のインクの圧力Pが変化し、このスリット26を閉める弾性力及び大気圧に対して、弁25へ向かうインクの圧力Pの方が大きくなると、スリット26が開いてしまって、インクが弁25の外へ漏出するおそれがある。なお、便宜上、以下の説明では、弁25の外側の大気圧については省略する。
そこで、図4に示すように、第1インク補給容器10は、第1ダンパー(Damper)部50を備える。
第1ダンパー部50は、ノズル部20の先端側の導出流路22内に構成される。第1ダンパー部50は、弁25を下から覆うように配置される第1ハウジング51、第1ハウジング51及び導出流路22の間を連通する第1ハウジング開口部52、第1ハウジング51内の下部に収容される弾性部材53を含んで構成される。
第1ダンパー部50は、第1インク補給容器10の軸方向において、弁25に対して後端側であるインク収容部31側に、弁25と対向するような位置に設けられる。具体的には、第1ハウジング51において、弾性部材53が弁25に対向する位置に収容される。
第1ダンパー部50は、保持リング28に設けられる。第1ダンパー部50の第1ハウジング51の上部が、保持リング28に装着可能な構成としてもよい。
第1ダンパー部50は、ノズル部20の先端側の導出流路22内に構成される。第1ダンパー部50は、弁25を下から覆うように配置される第1ハウジング51、第1ハウジング51及び導出流路22の間を連通する第1ハウジング開口部52、第1ハウジング51内の下部に収容される弾性部材53を含んで構成される。
第1ダンパー部50は、第1インク補給容器10の軸方向において、弁25に対して後端側であるインク収容部31側に、弁25と対向するような位置に設けられる。具体的には、第1ハウジング51において、弾性部材53が弁25に対向する位置に収容される。
第1ダンパー部50は、保持リング28に設けられる。第1ダンパー部50の第1ハウジング51の上部が、保持リング28に装着可能な構成としてもよい。
第1ハウジング51の下部は、弾性部材53を収容可能な形状となっている。図4の例では、第1ハウジング51の下部は、半球形状をしている。弾性部材53は、この半球形状の部分に収容される。
第1ハウジング51の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの樹脂を採用することができる。
なお、第1ハウジング51は、保持リング28と同じ材料とすることもでき、保持リング28と一体化して成型することもできる。
第1ハウジング51の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの樹脂を採用することができる。
なお、第1ハウジング51は、保持リング28と同じ材料とすることもでき、保持リング28と一体化して成型することもできる。
弾性部材53は、圧縮可能な部材で構成される。弾性部材53は、細かな孔が空いた多孔質であって、柔らかく弾性があるゴムやポリウレタンなどの樹脂で構成されることが好ましい。例えば、弾性部材53はこのような樹脂で構成されたスポンジなどで構成されることが好ましい。
第1ハウジング開口部52は、第1ハウジング51の側面に形成され、第1ハウジング51及び導出流路22を連通する開口である。インクは、第1ハウジング開口部52を経由して、導出流路22及び第1ハウジング51の間を流れることが可能である。
第1ハウジング開口部52は、第1ハウジング51の側面に形成され、第1ハウジング51及び導出流路22を連通する開口である。インクは、第1ハウジング開口部52を経由して、導出流路22及び第1ハウジング51の間を流れることが可能である。
第1インク補給容器10に衝撃が加わった場合、インク収容部31、インク収容部31に繋がる導出流路22、導出流路22に繋がる第1ダンパー部50の第1ハウジング51のそれぞれの内部のインクの圧力Pも急激に変化する。第1ダンパー部50は、弾性部材53が収縮しつつ弾性変形することにより、第1ハウジング51内のインクの圧力Pの急激な変化を吸収することができる。
第1インク補給容器10に衝撃が加わった場合であっても、第1ダンパー部50の弾性部材53により、弁25のスリット26を閉める弾性力を越えないように、弁25の内側のインクの圧力Pの増加を抑制することができる。
この結果、第1ダンパー部50は、弁25のスリット26が開いてインクが漏出することを抑制することができる。
第1インク補給容器10に衝撃が加わった場合であっても、第1ダンパー部50の弾性部材53により、弁25のスリット26を閉める弾性力を越えないように、弁25の内側のインクの圧力Pの増加を抑制することができる。
この結果、第1ダンパー部50は、弁25のスリット26が開いてインクが漏出することを抑制することができる。
図4は、落下や衝突などにより衝撃が加わった瞬間の第1インク補給容器10を示している。第1インク補給容器10に衝撃が加わった瞬間、第1ハウジング51内のインクの圧力Pが急激に変化し、第1ダンパー部50の弾性部材53を収縮させて弾性変形させるように作用する。
図5に示すように、衝撃により第1ハウジング51内のインクの圧力Pが高くなると、弾性部材53は、弾性変形しながら移動方向Mへ収縮しつつ、第1ハウジング51内のインクの圧力Pの変化を吸収することができる。
換言すると、第1ダンパー部50の弾性部材53は、第1インク補給容器10に加わった衝撃に基づく弁25へのインクの圧力Pの増加を抑制することができ、弁25の外側と内側との間の圧力平衡化を可能とする。
なお、弾性部材53の収縮に伴い、インクは、第1ハウジング開口部52を経由して、インク流入方向Fである、導出流路22から第1ハウジング51へ向かって流入する。
換言すると、第1ダンパー部50の弾性部材53は、第1インク補給容器10に加わった衝撃に基づく弁25へのインクの圧力Pの増加を抑制することができ、弁25の外側と内側との間の圧力平衡化を可能とする。
なお、弾性部材53の収縮に伴い、インクは、第1ハウジング開口部52を経由して、インク流入方向Fである、導出流路22から第1ハウジング51へ向かって流入する。
弾性部材53により、弁25におけるスリット26を閉める弾性力に対して、弁25へ加わるインクの圧力Pを小さくすることができる。このように、第1インク補給容器10に衝撃が加わっても、第1ダンパー部50の弾性部材53は、弁25のスリット26が開くことを抑制し、インクが弁25の外へ漏出することを抑制することができる。
さらに、弾性部材53は、弁25に対向する位置にあるので、弁25へ向かうインクの圧力Pを、効果的に吸収することができる。
さらに、弾性部材53は、弁25に対向する位置にあるので、弁25へ向かうインクの圧力Pを、効果的に吸収することができる。
次に、第1ダンパー部50の弾性部材53は、第1ハウジング51内のインクの圧力Pの変化を吸収した後、次第に、弾性変形しながら移動方向Mとは反対方向へ膨張していき、再び、図4に示すような、元の形、或いは、元の位置に戻ることができる。
弾性部材53が移動方向Mとは反対方向へ膨張することに伴い、インクは、第1ハウジング開口部52を経由して、インク流入方向Fとは逆方向である、第1ハウジング51から導出流路22へ流出することができる。
弾性部材53が移動方向Mとは反対方向へ膨張することに伴い、インクは、第1ハウジング開口部52を経由して、インク流入方向Fとは逆方向である、第1ハウジング51から導出流路22へ流出することができる。
なお、第1ダンパー部50の弾性部材53は、第1ハウジング51に着脱可能な構成となっている。仮に、弾性部材53の収縮及び膨張する機能が劣化しても、弾性部材53を交換すれば、第1ダンパー部50は元の機能を回復することができる。
2.第2実施形態に係るインク補給容器
図6及び図7に示すように、第2実施形態に係る第2インク補給容器10aは、第2ダンパー部60を備える。
なお、第2インク補給容器10aは、図2及び図3を用いて説明した上述の第1実施形態に係る第1インク補給容器10と同様の構成となっている。また、第2実施形態に係る第2インク補給容器10aの説明においては、図4及び図5を用いて説明した上述の第1実施形態に係る第1インク補給容器10と同様の構成要素について同一の符号を付しており、説明を省略することとし、以下では第1実施形態に係る第1インク補給容器10との違いを中心に説明する。
図6及び図7に示すように、第2実施形態に係る第2インク補給容器10aは、第2ダンパー部60を備える。
なお、第2インク補給容器10aは、図2及び図3を用いて説明した上述の第1実施形態に係る第1インク補給容器10と同様の構成となっている。また、第2実施形態に係る第2インク補給容器10aの説明においては、図4及び図5を用いて説明した上述の第1実施形態に係る第1インク補給容器10と同様の構成要素について同一の符号を付しており、説明を省略することとし、以下では第1実施形態に係る第1インク補給容器10との違いを中心に説明する。
図6に示すように、第2ダンパー部60は、ノズル部20の先端側の導出流路22内に構成される。第2ダンパー部60は、弁25を下から覆うように配置される第2ハウジング61、第2ハウジング61及び導出流路22の間を連通する第2ハウジング開口部62を含んで構成される。
第2ダンパー部60は、保持リング28に設けられている。第2ダンパー部60は、第2インク補給容器10aの軸方向において、弁25に対して後端側であるインク収容部31側に、弁25と対向するように設けられている。具体的には、第2ダンパー部60の第2ハウジング61の下部は、弁25と対向するような位置に設けられる。
なお、第2ダンパー部60の第2ハウジング61の上部が、保持リング28に装着可能な構成としてもよい。
第2ハウジング開口部62は、第2ハウジング61の側面に形成され、第2ハウジング61及び導出流路22を連通する開口である。インクは、第2ハウジング開口部62を経由して、導出流路22及び第2ハウジング61の間を流れることが可能である。
なお、第2ダンパー部60の第2ハウジング61の上部が、保持リング28に装着可能な構成としてもよい。
第2ハウジング開口部62は、第2ハウジング61の側面に形成され、第2ハウジング61及び導出流路22を連通する開口である。インクは、第2ハウジング開口部62を経由して、導出流路22及び第2ハウジング61の間を流れることが可能である。
第2ハウジング61は、伸縮可能な部材で構成されている。第2ハウジング61の材料としては、例えば、ゴムや、エラストマーなどの樹脂を採用することができる。
また、第2ハウジング61は、袋状であって側面が円筒形状をしており、側面が先端側から後端側に亘って、山折り及び谷折りの繰り返しの繰り返し構造、或いは、山側への屈曲及び谷側への屈曲の繰り返し構造となっている。このように、第2ハウジング61は、いわゆる蛇腹構造、或いは、いわゆるアコーディオン構造とも称される構造となっていて、上下方向に伸縮可能な構造となっている。
また、第2ハウジング61は、袋状であって側面が円筒形状をしており、側面が先端側から後端側に亘って、山折り及び谷折りの繰り返しの繰り返し構造、或いは、山側への屈曲及び谷側への屈曲の繰り返し構造となっている。このように、第2ハウジング61は、いわゆる蛇腹構造、或いは、いわゆるアコーディオン構造とも称される構造となっていて、上下方向に伸縮可能な構造となっている。
第2インク補給容器10aに衝撃が加わった場合、インク収容部31、インク収容部31に繋がる導出流路22、導出流路22に繋がる第2ダンパー部60の第2ハウジング61のそれぞれの内部のインクの圧力Pも急激に変化する。第2ダンパー部60は、第2ハウジング61が移動方向Mへ伸長しつつ弾性変形することにより、第2ハウジング61内のインクの圧力Pの急激な変化を吸収することができる。
第2インク補給容器10aに衝撃が加わった場合であっても、第2ダンパー部60の第2ハウジング61により、弁25のスリット26を閉める弾性力を越えないように、弁25の内側のインクの圧力Pの増加を抑制することができる。
この結果、第2ダンパー部60は、弁25のスリット26が開いてインクが漏出することを抑制することができる。
第2インク補給容器10aに衝撃が加わった場合であっても、第2ダンパー部60の第2ハウジング61により、弁25のスリット26を閉める弾性力を越えないように、弁25の内側のインクの圧力Pの増加を抑制することができる。
この結果、第2ダンパー部60は、弁25のスリット26が開いてインクが漏出することを抑制することができる。
図6は、落下や衝突などにより衝撃が加わった瞬間の第2インク補給容器10aを示している。第2インク補給容器10aに衝撃が加わった瞬間、第2ハウジング61内のインクの圧力Pが急激に変化し、第2ダンパー部60の第2ハウジング61を弾性変形させるように作用する。
図7に示すように、衝撃により第2ハウジング61内のインクの圧力Pが高くなると、第2ハウジング61は、弾性変形しながら移動方向Mへ伸長しつつ、第2ハウジング61内のインクの圧力Pの変化を吸収することができる。
換言すると、第2ダンパー部60の第2ハウジング61は、第2インク補給容器10aに加わった衝撃に基づく弁25へのインクの圧力Pの増加を抑制することができ、弁25の外側と内側との間の圧力平衡化を可能とする。
なお、第2ハウジング61の伸長に伴い、インクは、第2ハウジング開口部62を経由して、インク流入方向Fである、導出流路22から第2ハウジング61へ向かって流入する。
換言すると、第2ダンパー部60の第2ハウジング61は、第2インク補給容器10aに加わった衝撃に基づく弁25へのインクの圧力Pの増加を抑制することができ、弁25の外側と内側との間の圧力平衡化を可能とする。
なお、第2ハウジング61の伸長に伴い、インクは、第2ハウジング開口部62を経由して、インク流入方向Fである、導出流路22から第2ハウジング61へ向かって流入する。
第2ハウジング61は、上下方向に伸縮可能な簡単な構成により、弁25におけるスリット26を閉める弾性力に対して、弁25へ加わるインクの圧力Pを小さくすることができる。このように、第2インク補給容器10aに衝撃が加わっても、第2ダンパー部60の第2ハウジング61は、弁25のスリット26が開くことを抑制し、インクが弁25の外へ漏出することを抑制することができる。
さらに、第2ハウジング61の下部は、弁25に対向する位置にあるので、弁25へ向かうインクの圧力Pを、効果的に吸収することができる。
さらに、第2ハウジング61の下部は、弁25に対向する位置にあるので、弁25へ向かうインクの圧力Pを、効果的に吸収することができる。
次に、第2ダンパー部60の第2ハウジング61は、第2ハウジング61内のインクの圧力Pの変化を吸収した後、次第に、弾性変形しながら移動方向Mとは反対方向へ収縮していき、再び、図6に示すような、元の形、或いは、元の位置に戻ることができる。
第2ハウジング61が移動方向Mとは反対方向へ収縮することに伴い、インクは、第2ハウジング開口部62を経由して、インク流入方向Fとは逆方向である、第2ハウジング61から導出流路22へ流出することができる。
第2ハウジング61が移動方向Mとは反対方向へ収縮することに伴い、インクは、第2ハウジング開口部62を経由して、インク流入方向Fとは逆方向である、第2ハウジング61から導出流路22へ流出することができる。
なお、第1実施形態の第1インク補給容器10の場合、弾性部材53がインクを吸収するため、プリンター1へインクを補給する際、弾性部材53に吸収されたインクが第1インク補給容器10内に残ってしまう可能性がある。一方、第2インク補給容器10aの第2ダンパー部60の第2ハウジング61によれば、インクが第2インク補給容器10a内に残り難い。
また、第2ダンパー部60の第2ハウジング61の上部が、保持リング28に装着可能な構成となっている場合、第2ハウジング61は、保持リング28に着脱可能な構成としてもよい。仮に、第2ハウジング61の伸縮する機能が劣化しても、第2ハウジング61を交換すれば、第2ダンパー部60は元の機能を回復することができる。
また、第2ダンパー部60の第2ハウジング61の上部が、保持リング28に装着可能な構成となっている場合、第2ハウジング61は、保持リング28に着脱可能な構成としてもよい。仮に、第2ハウジング61の伸縮する機能が劣化しても、第2ハウジング61を交換すれば、第2ダンパー部60は元の機能を回復することができる。
3.第3実施形態に係るインク補給容器
図8及び図9に示すように、第3実施形態に係る第3インク補給容器10bは、第3ダンパー部70を備える。
なお、第3インク補給容器10bは、図2及び図3を用いて説明した上述の第1実施形態に係る第1インク補給容器10と同様の構成となっている。また、第3実施形態に係る第3インク補給容器10bの説明においては、図4及び図5を用いて説明した上述の第1実施形態に係る第1インク補給容器10と同様の構成要素について同一の符号を付しており、説明を省略することとし、以下では第1実施形態に係る第1インク補給容器10との違いを中心に説明する。
図8及び図9に示すように、第3実施形態に係る第3インク補給容器10bは、第3ダンパー部70を備える。
なお、第3インク補給容器10bは、図2及び図3を用いて説明した上述の第1実施形態に係る第1インク補給容器10と同様の構成となっている。また、第3実施形態に係る第3インク補給容器10bの説明においては、図4及び図5を用いて説明した上述の第1実施形態に係る第1インク補給容器10と同様の構成要素について同一の符号を付しており、説明を省略することとし、以下では第1実施形態に係る第1インク補給容器10との違いを中心に説明する。
図8に示すように、第3ダンパー部70は、ノズル部20の先端側の導出流路22内に構成される。
第3ダンパー部70は、弁25を下から覆うように配置される第3ハウジング71、第3ハウジング71及び導出流路22の間を連通する第3ハウジング開口部72、弁25に対向する位置に配置される可撓性のある膜である可撓性膜73、第3ハウジング71内において可撓性膜73により仕切られるチャンバー(Chamber)74を含んで構成される。
第3ダンパー部70は、弁25を下から覆うように配置される第3ハウジング71、第3ハウジング71及び導出流路22の間を連通する第3ハウジング開口部72、弁25に対向する位置に配置される可撓性のある膜である可撓性膜73、第3ハウジング71内において可撓性膜73により仕切られるチャンバー(Chamber)74を含んで構成される。
第3ダンパー部70は、保持リング28に設けられている。第3ダンパー部70は、第3インク補給容器10bの軸方向において、弁25に対して後端側であるインク収容部31側に、弁25と対向するように設けられている。具体的には、第3ハウジング71にチャンバー74を介して、弁25と対向するように、可撓性膜73が配置されて構成されている。
なお、第3ダンパー部70の第3ハウジング71の上部が、保持リング28に装着可能な構成としてもよい。
なお、第3ダンパー部70の第3ハウジング71の上部が、保持リング28に装着可能な構成としてもよい。
チャンバー74は、第3ハウジング71及び可撓性膜73により密閉されている。チャンバー74は、第3ハウジング開口部72を介して導出流路22に連通されていない。チャンバー74内に充填される気体は、例えば空気である。また、気体はインクの変質を抑制するような窒素などが好ましい。
図8の例では、可撓性膜73は、下に張り出した半球形状をしている。可撓性膜73の材料としては、例えば、可撓性があり弾性力のある部材である、ゴムや、エラストマーなどの樹脂を採用することができる。
図8の例では、可撓性膜73は、下に張り出した半球形状をしている。可撓性膜73の材料としては、例えば、可撓性があり弾性力のある部材である、ゴムや、エラストマーなどの樹脂を採用することができる。
第3ハウジング71の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの樹脂を採用することができる。可撓性膜73は、第3ハウジング71の内部に設けられた不図示の凹部に圧着され、又は、第3ハウジング71の内部に接着され、接合されることができる。
なお、第3ハウジング71は、保持リング28と同じ材料とすることもでき、保持リング28と一体化して成型することもできる。
なお、第3ハウジング71は、保持リング28と同じ材料とすることもでき、保持リング28と一体化して成型することもできる。
第3ハウジング開口部72は、第3ハウジング71の側面に形成され、第3ハウジング71及び導出流路22を連通する開口である。インクは、第3ハウジング開口部72を経由して、導出流路22及び第3ハウジング71の間を流れることが可能である。
第3インク補給容器10bに衝撃が加わった場合、インク収容部31、インク収容部31に繋がる導出流路22、導出流路22に繋がる第3ダンパー部70の第3ハウジング71のそれぞれの内部のインクの圧力Pも急激に変化する。第3ダンパー部70は、可撓性膜73が移動方向Mへ撓みつつ弾性変形することにより、第3ハウジング71内のインクの圧力Pの急激な変化を吸収することができる。
また、可撓性膜73が移動方向Mへ撓む際、チャンバー74内の気体も圧縮される。このとき、チャンバー74内の気体も、圧縮されつつ、可撓性膜73を介してインクの圧力Pの変化を吸収することができる。
また、可撓性膜73が移動方向Mへ撓む際、チャンバー74内の気体も圧縮される。このとき、チャンバー74内の気体も、圧縮されつつ、可撓性膜73を介してインクの圧力Pの変化を吸収することができる。
第3インク補給容器10bに衝撃が加わった場合であっても、第3ダンパー部70の可撓性膜73により、弁25のスリット26を閉める弾性力を越えないように、弁25の内側のインクの圧力Pの増加を抑制することができる。
この結果、第3ダンパー部70は、弁25のスリット26が開いてインクが漏出することを抑制することができる。
この結果、第3ダンパー部70は、弁25のスリット26が開いてインクが漏出することを抑制することができる。
図8は、落下や衝突などにより衝撃が加わった瞬間の第3インク補給容器10bを示している。第3インク補給容器10bに衝撃が加わった瞬間、第3ハウジング71内のインクの圧力Pが急激に変化し、第3ダンパー部70の可撓性膜73を撓ませて弾性変形させるように作用する。
図9に示すように、衝撃により第3ハウジング71内のインクの圧力Pが高くなると、可撓性膜73は、弾性変形しながら移動方向Mへ撓みつつ、第3ハウジング71内のインクの圧力Pの変化を吸収することができる。
換言すると、第3ダンパー部70の可撓性膜73は、第3インク補給容器10bに加わった衝撃に基づく弁25へのインクの圧力Pの増加を抑制することができ、弁25の外側と内側との間の圧力平衡化を可能とする。
なお、可撓性膜73の移動方向Mへの撓みに伴い、インクは、第3ハウジング開口部72を経由して、インク流入方向Fである、導出流路22から第3ハウジング71へ向かって流入する。
換言すると、第3ダンパー部70の可撓性膜73は、第3インク補給容器10bに加わった衝撃に基づく弁25へのインクの圧力Pの増加を抑制することができ、弁25の外側と内側との間の圧力平衡化を可能とする。
なお、可撓性膜73の移動方向Mへの撓みに伴い、インクは、第3ハウジング開口部72を経由して、インク流入方向Fである、導出流路22から第3ハウジング71へ向かって流入する。
可撓性膜73により、弁25におけるスリット26を閉める弾性力に対して、弁25へ加わるインクの圧力Pを小さくすることができる。このように、第3インク補給容器10bに衝撃が加わっても、第3ダンパー部70の可撓性膜73は、弁25のスリット26が開くことを抑制し、インクが弁25の外へ漏出することを抑制することができる。
さらに、可撓性膜73は、弁25に対向する位置にあるので、弁25へ向かうインクの圧力Pを、効果的に吸収することができる。
さらに、可撓性膜73は、弁25に対向する位置にあるので、弁25へ向かうインクの圧力Pを、効果的に吸収することができる。
次に、第3ダンパー部70の可撓性膜73は、第3ハウジング71内のインクの圧力Pの変化を吸収した後、次第に、弾性変形しながら移動方向Mとは反対方向へ撓んでいき、再び、図8に示すような、元の形、或いは、元の位置に戻ることができる。
可撓性膜73が移動方向Mとは反対方向へ撓むことに伴い、インクは、第3ハウジング開口部72を経由して、インク流入方向Fとは逆方向である、第3ハウジング71から導出流路22へ流出することができる。
可撓性膜73が移動方向Mとは反対方向へ撓むことに伴い、インクは、第3ハウジング開口部72を経由して、インク流入方向Fとは逆方向である、第3ハウジング71から導出流路22へ流出することができる。
なお、第3インク補給容器10bの第3ダンパー部70の可撓性膜73によれば、インクが第3インク補給容器10b内に残り難い。
また、第3ダンパー部70の可撓性膜73は、第3ハウジング71に着脱可能な構成となっている。仮に、可撓性膜73の撓む機能が劣化しても、可撓性膜73を交換すれば、第3ダンパー部70は元の機能を回復することができる。
また、第3ダンパー部70の可撓性膜73は、第3ハウジング71に着脱可能な構成となっている。仮に、可撓性膜73の撓む機能が劣化しても、可撓性膜73を交換すれば、第3ダンパー部70は元の機能を回復することができる。
4.第4実施形態に係るインク補給容器
図10、図11、及び、図12に示すように、第4実施形態に係る第4インク補給容器10cは、キャップ部130を備える。
なお、第4インク補給容器10cは、図2及び図3を用いて説明した上述の第1実施形態に係る第1インク補給容器10と同様の構成となっている。第4インク補給容器10cも、第1インク補給容器10と同様に、インクを収容可能であり、プリンター1へインクを補給することができる。
図10、図11、及び、図12に示すように、第4実施形態に係る第4インク補給容器10cは、キャップ部130を備える。
なお、第4インク補給容器10cは、図2及び図3を用いて説明した上述の第1実施形態に係る第1インク補給容器10と同様の構成となっている。第4インク補給容器10cも、第1インク補給容器10と同様に、インクを収容可能であり、プリンター1へインクを補給することができる。
また、第4実施形態に係る第4インク補給容器10cの説明においては、図4及び図5を用いて説明した上述の第1実施形態に係る第1インク補給容器10と同様の構成要素について同一の符号を付しており、説明を省略することとし、以下では第1実施形態に係る第1インク補給容器10との違いを中心に説明する。
なお、第4インク補給容器10cが有する、第2ノズル部110、第2インク出口111、第2弁120、第2スリット125は、それぞれ、上述の他の実施形態に係るノズル部20、インク出口21、弁25、スリット26とは形状が異なる、ノズル部、インク出口、弁、スリットとして構成されている。これらの構成に加え、第4インク補給容器10cは、キャップ部130を有する構成となっている。
図10に示すように、容器本体部30は、ここでは直方体状の外観をした例で示している。第4インク補給容器10cは、容器本体部30、インク収容部31、容器本体部30の先端側のキャップ部130を含んで構成される。
なお、第4インク補給容器10cは直方体状の外観をしているが、上述の第1インク補給容器10の場合のように、第4インク補給容器10cの上下方向は、第4インク補給容器10cの軸方向を示すものとする。キャップ部130、第2ノズル部110、第2弁120などは、この軸を中心とした径方向へ、環状又は円筒形状に形成される。
なお、第4インク補給容器10cは直方体状の外観をしているが、上述の第1インク補給容器10の場合のように、第4インク補給容器10cの上下方向は、第4インク補給容器10cの軸方向を示すものとする。キャップ部130、第2ノズル部110、第2弁120などは、この軸を中心とした径方向へ、環状又は円筒形状に形成される。
図11に示すように、容器本体部30の先端側の中央付近には開口が形成されており、この開口に第2ノズル部110が装着される。
図11及び図12に示すように、第2ノズル部110は円筒形状を有しており、第2インク出口111、受け部開口113、受け部112、ノズル周壁部114を含んで構成される。
図11及び図12に示すように、第2ノズル部110は円筒形状を有しており、第2インク出口111、受け部開口113、受け部112、ノズル周壁部114を含んで構成される。
ノズル周壁部114は、受け部112から第2インク出口111へ向かって延びる環状の壁であり、第2ノズル部110の円筒形状の円筒部分を形成している。ノズル周壁部114は、例えば、外側へ突出するように形成された爪により、後述の第2弁120を挟んで、キャップ部130に形成された爪と嵌合可能である。
ノズル周壁部114の円筒部分の先端側の端には、インク収容部31内のインクを排出させる第2インク出口111が形成される。
ノズル周壁部114の円筒部分の先端側の端には、インク収容部31内のインクを排出させる第2インク出口111が形成される。
受け部112は、第2ノズル部110の円筒形状の底面部分を形成している。さらに、受け部112は、容器本体部30の開口の周囲に密着するように環状に延びており、いわゆるフランジを形成している。受け部112には、インク収容部31に連通する開口である受け部開口113が設けられる。
なお、第2ノズル部110も、上述のノズル部20と同様に、材料として、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの樹脂を採用することができる。また、第2ノズル部110は、容器本体部30と一体として成型されるようにしてもよい。
なお、第2ノズル部110も、上述のノズル部20と同様に、材料として、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの樹脂を採用することができる。また、第2ノズル部110は、容器本体部30と一体として成型されるようにしてもよい。
第2弁120は、円筒形状をしており、周壁部121、及び、弁底部124を含んで構成される。第2弁120は、上述の弁25と同様に、ゴムや、エラストマーなどの弾性材料で構成される弾性体である。
第2弁120は、第2ノズル部110の受け部112に対して、受け部開口113を覆うように配置される。第2弁120は、弁25に比べて厚みがあり、受け部開口113を封止可能な、いわゆるゴム栓のような形状及び機能を有している。
第2弁120は、第2ノズル部110の受け部112に対して、受け部開口113を覆うように配置される。第2弁120は、弁25に比べて厚みがあり、受け部開口113を封止可能な、いわゆるゴム栓のような形状及び機能を有している。
第2弁120の周壁部121は、弁底部124から先端側へ延びる環状の壁であり、第2弁120の円筒形状の円筒部分を形成している。弁底部124は、円筒形状の底面部分を形成し、円盤形状をしている。弁底部124の円盤形状の円の中心部分において、上下方向に第2スリット125が設けられる。
周壁部121は、第2弁120の円筒部分の外側の外周壁部122、及び、円筒部分の内側の内周壁部123を含んで構成される。弁底部124は、第2ノズル部110の受け部112に密着して、受け部開口113を封止可能である。
周壁部121は、第2弁120の円筒部分の外側の外周壁部122、及び、円筒部分の内側の内周壁部123を含んで構成される。弁底部124は、第2ノズル部110の受け部112に密着して、受け部開口113を封止可能である。
キャップ部130は、外筒部131、内筒部132、キャップ部開口133を含んで構成される。外筒部131、及び、内筒部132の間には、環状の溝が形成される。
キャップ部130は、外筒部131の内側に爪が形成されており、ノズル周壁部114の爪と嵌合して、第2ノズル部110に固定可能である。なお、キャップ部130、及び、第2ノズル部110は、互いに嵌合可能な構成を有していればよく、爪以外にも凹凸機構やロック機構などでもよい。
キャップ部130は、外筒部131の内側に爪が形成されており、ノズル周壁部114の爪と嵌合して、第2ノズル部110に固定可能である。なお、キャップ部130、及び、第2ノズル部110は、互いに嵌合可能な構成を有していればよく、爪以外にも凹凸機構やロック機構などでもよい。
インク収容部31内に収容されたインクは、第2ノズル部110の受け部開口113を経て、第2弁120に形成された第2スリット125を通して、第2インク出口111から容器本体部30の外部に排出可能である。
キャップ部開口133は、第2インク出口111の径方向の内側に開口しており、第4インク補給容器10cをプリンター1のインク注入部4へ案内する形状を有している。
キャップ部開口133は、第2インク出口111の径方向の内側に開口しており、第4インク補給容器10cをプリンター1のインク注入部4へ案内する形状を有している。
キャップ部130が第2ノズル部110に固定されたとき、キャップ部130は、第4インク補給容器10cの軸方向において、第2ノズル部110の受け部112との間に第2弁120を圧縮した状態で挟むことができる。
具体的には、キャップ部130は、外筒部131及び内筒部132の間の環状の溝に、第2弁120における弁底部124とは反対方向の周壁部121の円筒部分の端を嵌めることにより、第2弁120に密着させることができる。
具体的には、キャップ部130は、外筒部131及び内筒部132の間の環状の溝に、第2弁120における弁底部124とは反対方向の周壁部121の円筒部分の端を嵌めることにより、第2弁120に密着させることができる。
この状態で、キャップ部130を、第4インク補給容器10cの軸方向において、第2ノズル部110の受け部112へ向かって装着する。
キャップ部130は、第2弁120の弁底部124を第2ノズル部110の受け部112に密着させるようにすることができる。この結果、キャップ部130は、軸方向において、受け部112との間に第2弁120を圧縮した状態で挟むことができる。
キャップ部130は、第2弁120の弁底部124を第2ノズル部110の受け部112に密着させるようにすることができる。この結果、キャップ部130は、軸方向において、受け部112との間に第2弁120を圧縮した状態で挟むことができる。
一方、キャップ部130が第2ノズル部110に固定されたとき、第4インク補給容器10cの軸方向に対する径方向において、キャップ部130の外筒部131と内筒部132との間に、第2ノズル部110のノズル周壁部114、及び、第2弁120の周壁部121が配置される。
すなわち、キャップ部130の内筒部132、及び、第2ノズル部110のノズル周壁部114により、第2弁120の周壁部121を径方向へ圧縮した状態で挟むことができる。
すなわち、キャップ部130の内筒部132、及び、第2ノズル部110のノズル周壁部114により、第2弁120の周壁部121を径方向へ圧縮した状態で挟むことができる。
このように、キャップ部130及び第2ノズル部110は、第4インク補給容器10cの軸方向及び径方向から、第2弁120を圧縮した状態で挟むことができる。
この結果、第2弁120は、キャップ部130及び第2ノズル部110との間の密着性を向上させることができ、シール性能不足によるインク漏出を抑制することができる。
さらに、このような構成により、第4インク補給容器10cに衝撃が加わって、インク収容部31内のインクの圧力が急激に変化しても、第2弁120とキャップ部130及び第2ノズル部110との間の隙間から、インクが外へ漏出することを抑制することができる。
この結果、第2弁120は、キャップ部130及び第2ノズル部110との間の密着性を向上させることができ、シール性能不足によるインク漏出を抑制することができる。
さらに、このような構成により、第4インク補給容器10cに衝撃が加わって、インク収容部31内のインクの圧力が急激に変化しても、第2弁120とキャップ部130及び第2ノズル部110との間の隙間から、インクが外へ漏出することを抑制することができる。
さらに、第2弁120は、各部の厚みである、いわゆる肉厚が厚くなるように構成される。
第2弁120は弁底部124も厚みが厚く構成されている。例えば、上述の円盤形状の弁25よりも厚い。第2スリット125も、厚みが薄い場合に比較して、上下方向に長く形成されることとなる。
この結果、第2弁120における第2スリット125を閉める弾性力を、厚みが薄い場合に比較して大きくすることができ、第2スリット125が開くことをより抑制することができる。
第2弁120は弁底部124も厚みが厚く構成されている。例えば、上述の円盤形状の弁25よりも厚い。第2スリット125も、厚みが薄い場合に比較して、上下方向に長く形成されることとなる。
この結果、第2弁120における第2スリット125を閉める弾性力を、厚みが薄い場合に比較して大きくすることができ、第2スリット125が開くことをより抑制することができる。
第2弁120は、第4インク補給容器10cに衝撃が加わって、インク収容部31内のインクの圧力が急激に変化しても、厚みが薄い場合に比較して、インク収容部31内のインクが第2弁120の外へ漏出することをより抑制することができる。
また、第2弁120は、厚みが薄い場合に比較して、キャップ部130及び第2ノズル部110との間の密着性をより向上させることができ、隙間から、インクが外へ漏出することをより抑制することができる。
また、第2弁120は、厚みが薄い場合に比較して、キャップ部130及び第2ノズル部110との間の密着性をより向上させることができ、隙間から、インクが外へ漏出することをより抑制することができる。
以上説明したように、プリンター1にインクを補給する第1インク補給容器10、第2インク補給容器10a、第3インク補給容器10bは、インクを収容可能なインク収容部31と、弾性体にスリット26が設けられた弁25を保持する保持リング28とを備える。第1インク補給容器10、第2インク補給容器10a、第3インク補給容器10bは、は、軸方向において弁25よりインク収容部31側で、弁25に対向するように、保持リング28に、それぞれ、第1ダンパー部50、第2ダンパー部60、第3ダンパー部70を設ける。
第1インク補給容器10、第2インク補給容器10a、第3インク補給容器10bに衝撃が加えられた場合、それぞれ、第1ダンパー部50、第2ダンパー部60、第3ダンパー部70により、弁25の外側と内側との間の圧力平衡化を可能にし、スリット26が開くことを抑制してインクが漏出することを抑制することができる。
第1インク補給容器10、第2インク補給容器10a、第3インク補給容器10bに衝撃が加えられた場合、それぞれ、第1ダンパー部50、第2ダンパー部60、第3ダンパー部70により、弁25の外側と内側との間の圧力平衡化を可能にし、スリット26が開くことを抑制してインクが漏出することを抑制することができる。
具体的には、第1実施形態に係る第1インク補給容器10の第1ダンパー部50は、弁25を保持する保持リング28に備えられており、第1ハウジング51内の弁25に対向する位置に、圧縮可能な弾性部材53を含んで構成される。
第2実施形態に係る第2インク補給容器10aの第2ダンパー部60は、弁25を保持する保持リング28に備えられており、下部が弁25に対向する位置に、伸縮可能な第2ハウジング61を含んで構成される。
第3実施形態に係る第3インク補給容器10bの第3ダンパー部70は弁25を保持する保持リング28に備えられており、第3ハウジング71内の弁25に対向する位置に、可撓性のある可撓性膜73を含んで構成される。
第2実施形態に係る第2インク補給容器10aの第2ダンパー部60は、弁25を保持する保持リング28に備えられており、下部が弁25に対向する位置に、伸縮可能な第2ハウジング61を含んで構成される。
第3実施形態に係る第3インク補給容器10bの第3ダンパー部70は弁25を保持する保持リング28に備えられており、第3ハウジング71内の弁25に対向する位置に、可撓性のある可撓性膜73を含んで構成される。
また、第4実施形態に係る第4インク補給容器10cは、弾性体に第2スリット125が設けられた第2弁120、第2ノズル部110、キャップ部130を備え、第2ノズル部110及びキャップ部130は、第4インク補給容器10cの軸方向及び径方向において、第2弁120を圧縮した状態で挟むことができる。
第4インク補給容器10cに衝撃が加わって、インク収容部31内のインクの圧力が急激に変化しても、第2弁120の第2スリット125や、第2弁120とキャップ部130及び第2ノズル部110との間の隙間から、インクが外へ漏出することを抑制することができる。
第4インク補給容器10cに衝撃が加わって、インク収容部31内のインクの圧力が急激に変化しても、第2弁120の第2スリット125や、第2弁120とキャップ部130及び第2ノズル部110との間の隙間から、インクが外へ漏出することを抑制することができる。
1…プリンター、10…第1インク補給容器、10a…第2インク補給容器、10b…第3インク補給容器、10c…第4インク補給容器、20…ノズル部、21…インク出口、25…弁、26…スリット、28…保持リング、50…第1ダンパー部、51…第1ハウジング、53…弾性部材、60…第2ダンパー部、61…第2ハウジング、70…第3ダンパー部、71…第3ハウジング、73…可撓性膜、74…チャンバー、110…第2ノズル部、111…第2インク出口、112…受け部、114…ノズル周壁部、120…第2弁、121…周壁部、125…第2スリット、130…キャップ部、131…外筒部、132…内筒部。
Claims (5)
- プリンターにインクを補給するインク補給容器であって、
前記インクを収容可能なインク収容部と、
前記インク収容部内の前記インクを排出させるインク出口が設けられたノズル部と、
前記ノズル部内に位置し、弾性体にスリットが設けられた弁と、
前記ノズル部内に装着され、前記弁を保持する保持リングと、
を備え、
前記保持リングは、前記インク補給容器の軸方向において前記弁より前記インク収容部側で前記弁と対向するように設けられたダンパー部を有するインク補給容器。 - 請求項1に記載のインク補給容器であって、
前記ダンパー部は、圧縮可能な部材を収容しているインク補給容器。 - 請求項1に記載のインク補給容器であって
前記ダンパー部は、伸縮可能な部材で構成されているインク補給容器。 - 請求項1に記載のインク補給容器であって、
前記ダンパー部は、
チャンバーと、
前記チャンバーに前記弁と対向する可撓性の膜が配置されて構成されているインク補給容器。 - プリンターにインクを補給するインク補給容器であって、
前記インクを収容可能なインク収容部と、
前記インク収容部内の前記インクを排出させるインク出口と、前記インク収容部に連通する開口が設けられた受け部と、前記受け部から前記インク出口へ向かって延びる環状のノズル周壁部と、を有するノズル部と、
前記受け部に対して前記開口を覆うように配置され、弾性体にスリットが設けられた弁と、
前記弁を、前記インク補給容器の軸方向において前記受け部との間に圧縮した状態で挟むキャップ部と、
を備え、
前記弁は環状の周壁部を有し、
前記キャップ部は、外筒部と内筒部とを有し、径方向において、前記外筒部と前記内筒部との間に前記ノズル部の前記ノズル周壁部と前記弁の前記周壁部とを配置し、前記内筒部及び前記ノズル周壁部により前記周壁部を圧縮した状態で挟む、インク補給容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022145096A JP2024040629A (ja) | 2022-09-13 | 2022-09-13 | インク補給容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022145096A JP2024040629A (ja) | 2022-09-13 | 2022-09-13 | インク補給容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2024040629A true JP2024040629A (ja) | 2024-03-26 |
Family
ID=90369089
Family Applications (1)
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JP2022145096A Pending JP2024040629A (ja) | 2022-09-13 | 2022-09-13 | インク補給容器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2024040629A (ja) |
-
2022
- 2022-09-13 JP JP2022145096A patent/JP2024040629A/ja active Pending
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