JP2024040139A - 放射線防護具 - Google Patents

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JP2024040139A JP2023147490A JP2023147490A JP2024040139A JP 2024040139 A JP2024040139 A JP 2024040139A JP 2023147490 A JP2023147490 A JP 2023147490A JP 2023147490 A JP2023147490 A JP 2023147490A JP 2024040139 A JP2024040139 A JP 2024040139A
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喜裕 芳賀
Yoshihiro Haga
浩一 千田
Koichi Senda
賢 前田
Masaru Maeda
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Abstract

【課題】眼の水晶体等の被ばく軽減のために着用するのに好適な新規な放射線防護具を提供する。【解決手段】放射線防護具1は、身体の頭部Hに装着して固定するための固定部10と、放射線遮へい性能を有する、眼の水晶体等防護部20とを備える。眼の水晶体等防護部20は、頭部Hを基準とする略前後方向及び略上下方向により形成される面を基本面とする板状をなし、着用時において、顔面の側部から、前方へ向けて突出するように固定部10に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、放射線防護具、詳しくは、医師等が眼の水晶体の被ばく(放射線による網膜等への影響を含む。)軽減のために着用するのに適した放射線防護具に関する。
放射線技術者(又は放射線従事者)は、放射線被ばくによる身体への健康被害を避けるため、高い遮へい性を有する鉛等を含有した塩化ビニル樹脂等の放射線遮へいシートを用いて製作された放射線防護衣を着用して作業を行っている。
医療用の放射線防護衣としては、従来、コート型とエプロン型のものや、甲状腺を保護するネックガード型のものが知られている。
ところで、眼の水晶体の被ばく限度に関し、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告を受けて、放射線審議会、さらには厚生労働省「眼の水晶体の被ばく限度の見直し等に関する検討会」で、放射線白内障発症リスク低減のため、眼の水晶体の被ばく限度の見直しが検討されている。
「眼の水晶体の被ばく限度の見直し等に関する検討会報告書」では、「一般医療における労働者の被ばくは、主として被写体からの散乱線によるX線主体の被ばくである。このため、他の放射線防護措置と併せて高い鉛当量の防護眼鏡等を使用する等の放射線防護措置を講ずること、医療被ばくを最適化することで職業被ばくを低減すること等により、さらなる水晶体の被ばく低減を期待できる」と指摘されている。
また、被写体からの散乱線は作業台から約50cmの高さで最大で、眼の近傍と頭頸部で測定した等価線量は同程度であり、防護眼鏡の使用ではおよそ60%、防護板の使用ではおよそ40%の被ばく低減が期待できる点、指摘されている。また、「国は、放射線防護眼鏡等の放射線防護機材による防護能力の強化などのための開発を推進し、水晶体への被ばく線量が高い業務を行う事業者が、放射線防護設備の設置や改善による被ばく低減措置を講ずるための支援を行うことが望ましい。」としている。
特許文献1には、医療従事者が使用する医療用保護眼鏡が記載されている。また、特許文献2には、施術者の放射線被曝を軽減するために用いられる放射線防護用衝立が記載されている。特許文献3には、「身体の首部に装着して固定するための首固定部と、着用時において、前記首固定部から部分的に上方に張り出すように前記首固定部に設けられた、眼の水晶体防護部とを備えた、放射線防護具。」が記載されている。
しかしながら、X線による透視をしながら手技を行うIVRと呼ばれる分野などの医療現場において、防護眼鏡については、重量が重いこと等もありその着用に慣れず負担を感じる診療従事者などもおり、また、防護板については、設置スペース等の問題などもあり使い勝手が必ずしも良いとは言えないといった問題があった。また、特許文献3に記載の放射線防護具は、眼鏡のような着用の際の眼部への負担はないが、首部への装着を好まぬ従事者もいる。
特開2019-42480号公報 特開2016-8849号公報 登録実用新案第3226435号公報
本発明は、前記背景技術に鑑み発明されたもので、眼の水晶体等の被ばく軽減のために着用するのに好適な新規な放射線防護具を提供することを課題とする。
(1)身体の頭部に装着して固定するための固定部と、該固定部に設けられた、放射線遮へい性能を有する、眼の水晶体等防護部とを備え、
前記眼の水晶体等防護部は、少なくとも、頭部を基準とする略前後方向及び略上下方向により形成される面を基本面とする板状部を備え、この板状部が、着用時において、顔面の側部から、前方へ向けて突出するように位置する、
放射線防護具である。
(2)身体の頭部に装着して固定するための固定部と、放射線遮へい性能を有する、眼の水晶体等防護部とを備え、
前記眼の水晶体等防護部は、頭部を基準とする略前後方向及び略上下方向により形成される面を基本面とする板状をなし、着用時において、顔面の側部から、前方へ向けて突出するように前記固定部に設けられた、
放射線防護具である。
(3)前記眼の水晶体等防護部は、頭部を基準とする前後方向及び/又は上下方向における位置が調整可能なように、前記固定部に設けられたものである。
(4)前記眼の水晶体等防護部は、頭部を基準とする左右方向における位置が調整可能なように、前記固定部に設けられたものである。
(5)前記眼の水晶体等防護部は、前記固定部に着脱可能に設けられたものである。
(6)頭部を基準とする略前後方向及び略上下方向により形成される面を基本面とする板状をなし、着用時において、顔面の側部から、前方へ向けて突出し、眼の水晶体等防護部としての機能を備えた放射線防護具であって、眼鏡のテンプルに着脱可能に設けられる放射線防護具である。
(1)身体の頭部に装着して固定するための固定部を、頭部に装着することによって、使用され、眼鏡のように顔面(鼻)に直に触れたり眼の前が覆われることがないので、使用者への負担が少なく使用しやすい。
眼の水晶体等防護部は、少なくとも、頭部を基準とする略前後方向及び略上下方向により形成される面を基本面とする板状部を備え、この板状部が、着用時において、顔面の側部から、前方へ向けて突出するように位置するため、眼の水晶体等防護部によって、被写体からの(特に顔面の側方ないし顔面の側方下方からの)散乱線が眼の水晶体へ当たるのが防護され、被ばくが軽減される(通常、術者が医療手技を施す場合、側方下方の被写体から散乱線が当たりやすい。)。
眼の水晶体等防護部は、頭部に装着して固定するための固定部に設けられるため、頭部の動きに追随し、動作の邪魔になりにくい。
(2)身体の頭部に装着して固定するための固定部を、頭部に装着することによって、使用され、眼鏡のように顔面(鼻)に直に触れたり眼の前が覆われることがないので、使用者への負担が少なく使用しやすい。
眼の水晶体等防護部は、頭部を基準とする略前後方向及び略上下方向により形成される面を基本面とする板状をなし、着用時において、顔面の側部から、前方へ向けて突出するように設けられているため、眼の水晶体等防護部によって、被写体からの(特に顔面の側方ないし顔面の側方下方からの)散乱線が眼の水晶体へ当たるのが防護され、被ばくが軽減される(通常、術者が医療手技を施す場合、側方下方の被写体から散乱線が当たりやすい。)。
眼の水晶体等防護部は、顔面の側部から、前方へ向けて突出するように設けられているので、術者の手技の際の視界は確保され、障害となることはない。
手技を施す対象に対して、ガラス等を通さずに、直接に視認できるため、歪みほかの違和感がなく見やすく手技も的確に行われる。
風防のように顔面の多くを覆うシールドを設けるものではないため、装着者の声が反響したり、他者の声が聞き取りにくいといった問題がない。
眼の水晶体等防護部は、頭部に装着して固定するための固定部に設けられるため、頭部の動きに追随し、動作の邪魔になりにくい。
(3)眼の水晶体等防護部は、頭部を基準とする前後方向及び/又は上下方向における位置が調整可能なように、前記固定部に設けられた構成により、使用者の顔の形や骨格等に対応したより適正な使用が確保される。
(4)眼の水晶体等防護部は、頭部を基準とする左右方向における位置が調整可能なように、前記固定部に設けられた構成により、使用者の顔の形や骨格等に対応した適正な使用が確保される。
(5)前記眼の水晶体等防護部は、前記固定部に着脱可能に設けられた構成により、水晶体等防護部の交換使用ができ、経済的な使用が可能となる。
(6)眼鏡使用時における眼の水晶体の被ばく軽減が図られるとともに、眼鏡のテンプルに着脱可能に設けられるため、使い勝手が良い。
放射線防護具1の使用状態を示す側面図である。 放射線防護具1の使用状態を示す正面図である。 放射線防護具1を例示する斜視図である。 放射線防護具1を例示する斜視図である。 眼の水晶体等防護部20の使用状態を示す側面図である。 放射線防護具1の使用状態を示す(a)は側面図、(b)は眼の水晶体等防護部20を外した状態の側面図、(c)は斜視図である。 眼の水晶体等防護部20の使用状態を示す(a)は斜視図、(b)は側面図である。
放射線防護具1は、身体の頭部Hに装着して固定するための固定部10と、放射線遮へい性能を有する、眼の水晶体等防護部20とを備えている。この眼の水晶体等防護部は、頭部を基準とする略前後方向及び略上下方向により形成される面を基本面とする板状をなし、着用時において、顔面の側部から、前方へ向けて突出するように前記固定部に設けられた構成とした。
身体の頭部Hに装着して固定するための固定部10は、周方向装着部11と、上部装着部13と、取付部15とを備えている。
周方向装着部11は、頭部Hの周方向に装着される部分であり、図示の例では、環状をなしている。この場合、例えば後頭部付近などにサイズ調整部を設けることができる。周方向装着部11は、必ずしも環状である必要はなく、例えば平面視C字状等とすることも可能である。
上部装着部13は、頭部Hの上部に載る部分であり、固定部10の頭部への装着、固定をより確実にする役割をもつ。例えば周方向装着部11におけるほぼ直径方向の対向する位置に、架け渡されるように周方向装着部11に設けることができる。
取付部15は、眼の水晶体等防護部20を固定部10に取り付けて設けるための部分である。図示の例では、周方向装着部11の側部(頭部Hの側部)において周方向装着部11の外側で下方へ向けて設けられている。
周方向装着部11、上部装着部13、取付部15は合成樹脂を基材として構成することができるが、素材は、合成繊維布やゴム弾性をもち伸縮性をもつ布、金属等を適宜用いて構成することも可能である。身体の頭部Hに装着して固定するための固定部10を、ヘルメット形状、帽子形状あるいはVRヘッドストラップ形状のもので構成してもよい。
眼の水晶体等防護部20は、放射線遮へい性能を有し、眼の水晶体の被ばく(放射線による網膜等への影響を含む。)を軽減し得る機能をもつ。
眼の水晶体等防護部20は、例えば、放射線遮へい性能を備えた板状物やシート状物で形成され、具体的には、所定の放射線遮へい性能を有する、鉛等を含有した塩化ビニル樹脂等の放射線遮へい層(シート)内部に備えてなるものとすることができる。そして、該放射線遮へい層を中間層に有するとともに、該中間層を保護する最内層及び最外層(塩化ビニル樹脂等のシート材)、さらには必要に応じて、前記最内層の内側など前記中間層に隣接させて芯材を有して形成することができる(図示省略)。
適宜の芯材(板や棒など)を使用し、手で曲げられるとともにその形状を保持し得る柔軟性を備えたものとして構成することができる。そうすることにより、使用する際、使用者の顔の形や大きさに応じた適正な形状を作ることができる。
また、眼の水晶体等防護部20を、含鉛アクリル樹脂や鉛ガラスを主体とした透明性素材で構成してもよい。
眼の水晶体等防護部20を、前記放射線遮へい性能を備えたシート状物と、これを所定位置に保持するための、板状体又はフレーム等の保持体とを備えたものとして構成し、前記放射線遮へい性能を備えたシート状物を、前記板状体又はフレーム等の保持体に対し、面ファスナー又はボタン等により着脱可能に保持されるように構成してもよい。そうすることにより、前記板状体又はフレーム等の保持体から前記放射線遮へい性能を備えたシート状物のみを取り外してこれを消毒、清拭、洗浄したり、交換したりすることができる。その脱着は瞬時に行うことができる。
眼の水晶体等防護部20は、頭部Hを基準とする略前後方向及び略上下方向により形成される面を基本面とする板状をなし、着用時において、顔面の側部(耳穴を塞がない位置が好ましい。)から、前方へ向けて突出するように固定部10に設けられる。この構成により、眼の水晶体等防護部20は、着用時において着用者の正面及び下方の視界が遮られることなく確保される。また、被写体からの(特に顔面の側方ないし顔面の側方下方からの)散乱線が眼の水晶体へ当たるのが防護され、被ばくが軽減される。
なお、眼の水晶体等防護部20の大きさは、例えば、上端が眉部付近、下端が鼻ないし口部あたりとし、前端は眼球表面よりも約3~5cm前方とする程度が標準的であるが、眼の水晶体等防護部20の大きさをこれより大きくし、例えば、図5に示すように、上端が額部付近(符号25)、あるいはさらに上の頭部付近(符号26)まで延長することもできる。このようにすることで、眼の水晶体のみでなく脳の被ばく軽減に寄与することができる。
眼の水晶体等防護部20は、好ましくは、図2に示すとおり、顔面の左右方向における外側が膨らむ湾曲状に形成すると良い。顔面の輪郭に沿う態様となり、眼の水晶体等防護部20と顔面との隙間が狭くなり、眼への散乱線の入射をより的確に防ぐことができる。
眼の水晶体等防護部20の、固定部10への取付けは、周方向装着部11等に直に固定する方法を選択しても良い。この場合の固定手段は、貼着(面ファスナーを含む。)や接着、係止、嵌合、各種固定部材による固定、その他、特に限定されない。また、着脱可能な固定手段を採用し得る。
また、眼の水晶体等防護部20は、頭部Hを基準とする前後方向及び/又は上下方向における位置が調整可能なように、固定部10に設けることができる。図1に示すものは、眼の水晶体等防護部20を、頭部Hを基準とする前後方向にスライド調整可能な例を示している。
図3は、頭部Hを基準とする前後方向及び上下方向における位置が調整可能な構成を例示したものである。眼の水晶体等防護部20の外面に取付けアーム21が設けられており、取付けアーム21は、取付部15に設けられた取付け片16に対し、前後方向にスライド可能に取り付けられている。また、取付け片16は、取付部15に対し上下方向にスライド可能に取り付けられている。さらに、取付けアーム21は、取付け片16に対しアーム21を回動軸として回動可能に取り付けられている。
眼の水晶体等防護部20の、前後方向及び/又は上下方向の動作機構は、その他公知の適宜スライド機構等を使用することができる。スライド機構は間歇的又は連続的のいずれでもよい。
眼の水晶体等防護部20は、頭部Hを基準とする左右方向における位置が調整可能なように、固定部10に設けることができる。
図4は、上記のような調整を可能とする構成を例示したものである。眼の水晶体等防護部20の外面に取付けアーム21が設けられており、取付けアーム21は、取付部15に設けられた取付け片17に対し、該取付け片17の上下方向を軸方向として回動可能に取り付けられている。
上記のほか、取付けアーム21のいずれか一方又は双方の端部にボールジョイント機構を適用して、水晶体等防護部20の可動域の自由度を向上すること等も可能である。
眼の水晶体等防護部20は、固定部10に着脱可能に設けることにより、水晶体等防護部20が消耗した際には、その交換使用ができ、経済的な使用が可能となる。あるいは、水晶体等防護部20に対し固定部10を交換することも可能である。また、水晶体等防護部20の消毒・清拭が可能である。
図6は、図3に示す放射線防護具1の変形例を示すものである。
眼の水晶体等防護部20は、頭部Hを基準とする前後方向及び上下方向における位置が調整可能なように、固定部10に設けられているものである。
眼の水晶体等防護部20の内面に取付けアーム21が設けられている。この取付けアーム21は後方がY字状に分岐しており、取付部15に接続している。取付部15は、固定部10の周方向装着部11と上部装着部13とのバックル部を兼ねたジョイント部材として形成されている。換言すると、頭部側部に位置する取付部15から取付けアーム21が前方へ向けて伸びている。
そして、図6(c)に示すとおり、取付けアーム21のほぼ中間部分は、取付け接続具23を介して、眼の水晶体等防護部20の内面に取り付けられている。取付けアーム21は取付け接続具23を挿通し、取付け接続具23に対して回動可能に取り付けられている。換言すれば、眼の水晶体等防護部20は、取付けアーム21に回動可能に取り付けられている。また、取付けアーム21は、取付け接続具23に対し、前後方向にスライド可能に取り付けられている。換言すれば、眼の水晶体等防護部20は、取付けアーム21に対し前後方向にスライド可能に取り付けられている。
さらに、取付け接続具23は、スライダー27(構造は公知のものを採用し得る。)を介して眼の水晶体等防護部20の内面に取り付けられている。このため、眼の水晶体等防護部20は、取付けアーム21に対し上下方向にスライド可能に取り付けられていることとなる。
以上、眼の水晶体等防護部20は、顔面の左側に設けられる場合について説明したが、顔面の右側に設けられる場合も同様である。眼の水晶体等防護部20を上下対称な形態となし、固定部10の左右の両側に、眼の水晶体等防護部20を設けられるようにすれば、左右兼用のものとすることができる。
また、水晶体等防護部20は、左右併用(左右両方一緒の使用)とすることもできる。
以上説明したような眼の水晶体等防護部20を、前述した固定部10ではなく、図7に示すように、例えば眼鏡(鉛眼鏡又は矯正眼鏡等)30のテンプル31に着脱可能に設けるようにすることもできる。
すなわち、図7は、頭部を基準とする略前後方向及び略上下方向により形成される面を基本面とする板状をなし、着用時において、顔面の側部から、前方へ向けて突出し、眼の水晶体等防護部20としての機能を備えた放射線防護具として構成されている例を示しているものである。
この場合、着脱可能に設けるための態様は、嵌着、挟着、係着、その他特に限定されない。フック、クリップ、クランプ、面ファスナー、ネジ、その他公知の取付け手段を適宜採用することができる。
以上、実施例を挙げて実施の形態を説明したが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で適宜、付加、変形等なし得るものである。
眼の水晶体等防護部20は、以上説明した形態のものに限られない。少なくとも、頭部を基準とする略前後方向及び略上下方向により形成される面を基本面とする板状部を備え、この板状部が、着用時において、顔面の側部から、前方へ向けて突出するように位置するものであれば良い。
X線検査診療における放射線従事者の被ばく低減に有用であって、なかでも外科手術等に好適である。
H 身体の頭部
1 放射線防護具
10 固定部
11 周方向装着部
13 上部装着部
15 取付部
20,25,26 眼の水晶体等防護部
30 眼鏡

Claims (6)

  1. 身体の頭部に装着して固定するための固定部と、該固定部に設けられた、放射線遮へい性能を有する、眼の水晶体等防護部とを備え、
    前記眼の水晶体等防護部は、少なくとも、頭部を基準とする略前後方向及び略上下方向により形成される面を基本面とする板状部を備え、この板状部が、着用時において、顔面の側部から、前方へ向けて突出するように位置する、
    放射線防護具。
  2. 身体の頭部に装着して固定するための固定部と、放射線遮へい性能を有する、眼の水晶体等防護部とを備え、
    前記眼の水晶体等防護部は、頭部を基準とする略前後方向及び略上下方向により形成される面を基本面とする板状をなし、着用時において、顔面の側部から、前方へ向けて突出するように前記固定部に設けられた、
    放射線防護具。
  3. 前記眼の水晶体等防護部は、頭部を基準とする前後方向及び/又は上下方向における位置が調整可能なように、前記固定部に設けられた、請求項2に記載の放射線防護具。
  4. 前記眼の水晶体等防護部は、頭部を基準とする左右方向における位置が調整可能なように、前記固定部に設けられた、請求項2に記載の放射線防護具。
  5. 前記眼の水晶体等防護部は、前記固定部に着脱可能に設けられた、請求項1又は2に記載の放射線防護具。
  6. 頭部を基準とする略前後方向及び略上下方向により形成される面を基本面とする板状をなし、着用時において、顔面の側部から、前方へ向けて突出し、眼の水晶体等防護部としての機能を備えた放射線防護具であって、眼鏡のテンプルに着脱可能に設けられる放射線防護具。
JP2023147490A 2022-09-12 2023-09-12 放射線防護具 Pending JP2024040139A (ja)

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