JP2024039236A - 移動制御装置、移動制御システム、移動制御方法、及びプログラム - Google Patents

移動制御装置、移動制御システム、移動制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より簡易な構成とされた車輪を備える移動体の進行方向を狭隘な通路中でも円滑に転向させることができる移動制御装置、移動制御システム、移動制御方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】移動制御装置は、駆動可能かつ操舵可能な第一車輪、操舵可能な第二車輪、及び、操舵可能な第三車輪を有する移動体の各車輪を制御する移動制御装置であって、鉛直方向から見て第二車輪及び第三車輪の一方を回転中心として移動体の進行方向が転向するように、各車輪を制御する回転信号を生成する回転信号生成部と、移動体の進行方向を転向させる際に、回転中心となる第二車輪と第三車輪の一方を進行方向に交差する一方向に移動させるように、各車輪を制御する並進信号を生成する並進信号生成部と、回転信号と並進信号とを合成した車輪制御信号を生成する信号合成部と、車輪制御信号に基づいて、各車輪を制御する車輪制御部と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、移動制御装置、移動制御システム、移動制御方法、及びプログラムに関する。
例えば特許文献1には、駆動可能かつ操舵可能な4輪(オムニホイール)を備えた全方位移動台車が開示されている。この全方位移動台車は、例えば壁体に挟まれた狭隘な通路等でも自在に進行方向を転向可能である。
特開2004-348678号公報
ところで、上記特許文献1に記載の全方位移動台車では、例えば進行方向を転向させる際、同時に同じ力(トルク)で4輪を駆動させる必要がある。そのため、4輪を駆動させるための構造が大型化する場合や、駆動する車輪同士を同期させる必要が生じる場合がある。したがって、より簡易な構成である車輪を備えつつ、狭隘な通路中で転向することができる移動体が要求される。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、より簡易な構成とされた車輪を備える移動体の進行方向を狭隘な通路中でも円滑に転向させることができる移動制御装置、移動制御システム、移動制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る移動制御装置は、駆動可能かつ操舵可能な第一車輪、操舵可能な第二車輪、及び、操舵可能な第三車輪を有する移動体の各車輪を制御する移動制御装置であって、鉛直方向から見て前記第二車輪及び前記第三車輪の一方を回転中心として前記移動体の進行方向が転向するように、各前記車輪を制御する回転信号を生成する回転信号生成部と、前記移動体の進行方向を転向させる際に、回転中心となる前記第二車輪と前記第三車輪の一方を前記進行方向に交差する一方向に移動させるように、各前記車輪を制御する並進信号を生成する並進信号生成部と、前記回転信号と前記並進信号とを合成した車輪制御信号を生成する信号合成部と、前記車輪制御信号に基づいて、各前記車輪を制御する車輪制御部と、を備える。
本開示に係る移動制御システムは、前記移動体と、上記の移動制御装置と、を備える。
本開示に係る移動制御方法は、駆動可能かつ操舵可能な第一車輪、操舵可能な第二車輪、及び、操舵可能な第三車輪を有する移動体の各車輪を制御する移動制御方法であって、鉛直方向から見て前記第二車輪及び前記第三車輪の一方を回転中心として前記移動体の進行方向が転向するように、各前記車輪を制御する回転信号を生成する回転信号生成工程と、前記移動体の進行方向を転向させる際に、回転中心となる前記第二車輪と前記第三車輪の一方を前記進行方向に交差する一方向に移動させるように、各前記車輪を制御する並進信号を生成する並進信号生成工程と、前記回転信号と前記並進信号とを合成した車輪制御信号を生成する信号合成工程と、前記車輪制御信号に基づいて、各前記車輪を制御する車輪制御工程と、を実行する。
また、本開示に係るプログラムは、駆動可能かつ操舵可能な第一車輪、操舵可能な第二車輪、及び、操舵可能な第三車輪を有する移動体の各車輪を制御する移動制御装置のコンピュータに、鉛直方向から見て前記第二車輪及び前記第三車輪の一方を回転中心として前記移動体の進行方向が転向するように、各前記車輪を制御する回転信号を生成するステップと、前記移動体の進行方向を転向させる際に、回転中心となる前記第二車輪と前記第三車輪の一方を前記進行方向に交差する一方向に移動させるように、各前記車輪を制御する並進信号を生成するステップと、前記回転信号と前記並進信号とを合成した車輪制御信号を生成するステップと、前記車輪制御信号に基づいて、各前記車輪を制御するステップと、を実行させる。
本開示によれば、より簡易な構成とされた車輪を備える移動体の進行方向を狭隘な通路中でも円滑に転向させることができる移動制御装置、移動制御システム、移動制御方法、及びプログラムを提供することができる。
本開示の実施形態に係る移動体制御システムの全体構成を示す斜視図である。 本開示の第一実施形態に係る移動体の構成を示す斜視図である。 本開示の第一実施形態に係る走行機構を上方側から見た時の図である。 本開示の第一実施形態に係る移動制御装置の機能ブロック図である。 本開示の第一実施形態に係る回転信号生成部で生成される補正前操舵角の一例を説明するための図である。 本開示の第一実施形態に係る移動体が目的位置で進行方向を転向した時の様子を説明するための図である。 本開示の第一実施形態に係る移動制御装置の動作を示すフローチャートである。 本開示の第一実施形態に係る移動制御方法を示すフローチャートである。 本開示の第二実施形態に係る移動体の構成を示す斜視図である。 本開示の第二実施形態に係る走行機構を上方側から見た時の図である。 本開示の第二実施形態に係る移動制御装置の機能ブロック図である。 本開示の第二実施形態に係る移動制御装置の動作を示すフローチャートである。 本開示の第二実施形態に係る移動制御方法を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係るコンピュータの構成を示すハードウェア構成図である。
以下、本開示の実施形態に係る移動制御装置、移動制御システム、移動制御方法、及びプログラムを図面に基づき説明する。
<第一実施形態>
[移動制御システム]
移動制御システムは、移動体の移動を制御するシステムである。本実施形態における移動制御システムは、例えば、物流センターや倉庫等の物流施設で、荷物の積み込みや積み下ろし、搬送等の荷役作業を行う移動体としてのフォークリフトの移動を制御する。
ここで、図1に示すように、本実施形態における移動体10は、物流施設LF内で荷物を所定の位置から目的の位置へ移動させる際に通路を通行する。通路は、対向し合う一対の壁体Wに挟まれており、一の方向に延びている。
本実施形態における壁体Wには、例えば、荷物等が複数載置されたラック等を例示することができる。以下、通路の延びる上記一の方向を「通路延在方向D1」と称し、一対の壁体Wが対向し合う向きである通路の幅方向を「通路幅方向D2」と称する。通路延在方向D1と通路幅方向D2とは、互いに直交する方向である。
移動制御システム1は、移動体10と、移動制御装置20と、上位装置30とを備えている。
(移動体)
移動体10は、物流施設LF内でパレットに載置された荷物を移動させる産業車両である。本実施形態における移動体10は、例えば、上位装置30から受信する指令に従って自立走行する車両であって、リーチ型の無人フォークリフト(AGF:Automated Guided Forklift)である。
図2に示すように、本実施形態における移動体10は、車体11と、ストラドルレッグ12と、マスト13と、フォーク14と、走行機構15とを備えている。
(車体)
車体11は、移動体10の本体部分であり、走行機構15によって物流施設LF内における路面を走行する。以下、説明の便宜上、この車体11が進行する方向(車体11が前進及び後退する方向)を「進行方向Ds」と称する。更に、この進行方向Dsの両側のうち、前進の側を「前方側Dsf」と称し、その反対側である後退の側を「後方側Dsb」と称する。
また、この車体11の幅方向を「車幅方向Dw」と称する。更に、車幅方向Dwの両側のうち、車体11を後方側Dsbから見た時の右側を「一方側Dwr」と称し、その反対側を「他方側Dwl」と称する。
車体11は、一方側Dwrに配置された鉛直方向Dvに延びる端縁11bと、他方側Dwlに延びる端縁11cとを有している。また、車体11は、これら一方側Dwrの端縁11b及び他方側Dwlの端縁11cに亘るように、かつ車幅方向Dwに接続した状態で前方側Dsfを向く前方面11aを有している。この前方面11aは、前方側Dsfに向かって凸となる凸曲面状を成している。
以下、説明の便宜上、鉛直方向Dvにおける重力が働く側を「下方側Dvd」と称し、その反対側を「上方側Dvu」と称する。
(ストラドルレッグ)
ストラドルレッグ12は、車体11における後方側Dsbかつ下方側Dvdの部分に車体11と一体に設けられている。ストラドルレッグ12は、車体11から後方側Dsbに延びる一対の軸状の部材である。一対のストラドルレッグ12は、車幅方向Dwで互いに離間した状態で配置されている。
以下、一対のストラドルレッグ12のうち、一方側Dwrに配置されたストラドルレッグ12を「右ストラドルレッグ121」と称し、その反対側(他方側Dwl)に配置されたストラドルレッグ12を「左ストラドルレッグ122」と称する。
(マスト)
マスト13は、ストラドルレッグ12に移動可能に設けられている。マスト13は、右ストラドルレッグ121及び左ストラドルレッグ122の双方に亘るように取り付けられている。マスト13は、ストラドルレッグ12上で進行方向Dsに移動可能である。マスト13は、右ストラドルレッグ121及び左ストラドルレッグ122のそれぞれから上方側Dvuに延びている。
(フォーク)
フォーク14は、マスト13から後方側Dsbに延びた状態でマスト13に一対設けられている。一対のフォーク14は、車幅方向Dwで互いに離間した状態で配置されており、マスト13に対して鉛直方向Dvに移動可能(昇降可能)に取り付けられている。
フォーク14は、例えば、上方側Dvuに移動するとともに(リフトアップ)、マスト13と共に後方側Dsbに移動することで(リーチアウト)、パレットのフォークポケット等に挿入される。フォーク14は、フォークポケットに挿入されることでパレット上に載置された荷物をパレットごと移動させることができる。
(走行機構)
走行機構15は、車体11及びストラドルレッグ12を鉛直方向Dvにおける下方側Dvdから支持するとともに、これらを路面上で移動可能にする。
図2及び図3に示すように、本実施形態における走行機構15は、第一車輪151と、第二車輪152と、第三車輪153とを有している。
第一車輪151は、車両本体に設けられている。図3に示すように、第一車輪151は、路面に当接しながら回転することができる第一車輪本体151aと、第一車輪本体151aを路面に当接させた状態で回転させる駆動モータ151cと、第一車輪本体151aの向きを転向させることができる第一操舵モータ151bとを有している。これら駆動モータ151c及び第一操舵モータ151bは、第一車輪本体151aに接続されている。
駆動モータ151cは、移動制御装置20から送信された駆動の指示を示す信号に基づいて回転する。具体的には、駆動モータ151cは、移動制御装置20から回転速度を示す信号を受信し、自身がこの回転速度で回転することで、第一車輪本体151aを回転させる。
第一操舵モータ151bは、鉛直方向Dvに延びる第一回動軸線O1を中心に回動可能である。第一操舵モータ151bは、移動制御装置20から送信された操舵の指示を示す信号に基づいて第一車輪本体151aを操舵する。
具体的には、第一操舵モータ151bは、移動制御装置20から回転角を示す信号を受信することで、自身の姿勢をこの回転角にする。つまり、この第一操舵モータ151bが回動することによって、進行方向Dsに対する第一車輪本体151aの傾きが調整される結果、第一車輪本体151aの向きが転向される。本実施形態では、例えば、前方側Dsfの方向が回転角の0°となる。
第二車輪152は、右ストラドルレッグ121における後方側Dsbの端部に設けられている。第二車輪152は、路面に当接しながら回転することができる第二車輪本体152aと、第二車輪本体152aの向きを転向させることができる第二操舵モータ152bとを有している。
第二操舵モータ152bは、第二車輪本体152aに接続されている。第二操舵モータ152bは、鉛直方向Dvに延びる第二回動軸線O2を中心に回動可能である。第二操舵モータ152bは、移動制御装置20から送信された操舵の指示を示す信号に基づいて第二車輪本体152aを操舵する。
具体的には、第二操舵モータ152bは、移動制御装置20から回転角を示す信号を受信することで、自身の姿勢をこの回転角にする。つまり、この第二操舵モータ152bが回動することによって、進行方向Dsに対する第二車輪本体152aの傾きが調整される結果、第二車輪本体152aの向きが転向される。
第三車輪153は、左ストラドルレッグ122における後方側Dsbの端部に設けられている。第三車輪153は、路面に当接しながら回転することができる第三車輪本体153aと、第三車輪本体153aの向きを転向させることができる第三操舵モータ153bとを有している。
第三操舵モータ153bは、第三車輪本体153aに接続されている。第三操舵モータ153bは、鉛直方向Dvに延びる第三回動軸線O3を中心に回動可能である。第三操舵モータ153bは、移動制御装置20から送信された操舵の指示を示す信号に基づいて第三車輪本体153aを操舵する。
具体的には、第三操舵モータ153bは、移動制御装置20から回転角を示す信号を受信することで、自身の姿勢をこの回転角にする。つまり、この第三操舵モータ153bが回動することによって、進行方向Dsに対する第三車輪本体153aの傾きが調整される結果、第三車輪本体153aの向きが転向される。
ここで、本実施形態では、第一回動軸線O1と第二回動軸線O2とを結ぶ第一仮想線L1、第一回動軸線O1と第三回動軸線O3とを結ぶ第二仮想線L2、及び第二回動軸線O2と第三回動軸線O3とを結ぶ第三仮想線L3によって、上下方向Dvから見た際に仮想的な三角形が形成される。この三角形は、例えば、上下方向Dvから見た際に第一仮想線L1の長さと第二仮想線L2の長さとが等しい二等辺三角形状を成している。
すなわち、通路延在方向D1と通路幅方向D2とからなる二次元平面座標系における第一回動軸線O1と第二回動軸線O2との間の距離(第一仮想線L1の長さ)と、第一回動軸線O1と第三回動軸線O3との間の距離(第二仮想線L2の長さ)とが等しい。本実施形態では、第二回動軸線O2と第三回動軸線O3との間の距離(第三仮想線L3の長さ)は、第一仮想線L1の長さ及び第二仮想線L2の長さよりも短い。また、本実施形態では、第三仮想線L3の長さを「Lt」とする。
以下、通路延在方向D1と通路幅方向D2とからなる二次元平面座標系で、移動体10が通路中を移動する場合を一例として説明する。
また、移動体10の進行方向Dsが通路延在方向D1に対してθ°傾いている場合を一例として説明する。
(移動制御装置)
移動制御装置20は、移動体10が物流施設LF内における目的位置X(図5参照)に到着した際、移動体10の各車輪(第一車輪151、第二車輪152、及び第三車輪153)を制御することで、移動体10の向き(進行方向Ds)を転向させる。
ここでいう「目的位置X」は、例えば、通路中で移動体10が荷物の積み込み又は積み下ろしの荷役作業を行える位置を意味しており、移動体10が向き(進行方向Ds)が転向される場所である。目的位置Xは、例えば上位装置30によって設定される。移動制御装置20は、この目的位置Xを示す信号を上位装置30から受信する。なお、目的位置Xは、通路中で移動体10が荷役作業を行える場所に限られることはない。
図2に示すように、移動制御装置20は、例えば、移動体10の車体11の内部に設けられている。
図4に示すように、本実施形態における移動制御装置20は、移動情報取得部21と、回転中心決定部22と、回転信号生成部23と、並進信号生成部24と、信号合成部25と、車輪制御部26と、記憶部27とを備えている。
(移動情報取得部)
移動情報取得部21は、移動体10が目的位置Xに到着した際、移動体10の移動に関する情報である移動情報を取得する。本実施形態における移動情報取得部21が取得する移動情報は、例えば、移動体10の目標角速度と、移動体10の並進速度とを含んでいる。
目標角速度は、鉛直方向Dvにおける上方側Dvuから見た際の回転中心に対する移動体10の角速度を意味する。以下、この目標角速度を「ω」とする。
並進速度は、鉛直方向Dvにおける上方側Dvuから見た際の進行方向Dsに交差する一方向に移動体10を移動させる速度である。本実施形態における一方向は、通路幅方向D2に一致する。以下、この並進速度を「Vr」とする。
移動情報取得部21による移動情報を取得する方法は、任意の方法であってよい。移動情報取得部21は、例えば、記憶部27によって予め記憶されている所定の目標角速度ω及び並進速度Vrを移動情報として採用してもよい。また、移動情報取得部21は、例えば、上位装置30によって予め設定された目標角速度ω及び並進速度Vrを示す信号をこの上位装置30から受信し、この目標角速度ω及び並進速度Vrを移動情報として採用してもよい。また、移動情報取得部21は、例えば、移動体10に設けられたセンサ(例えば重量センサ等)によって検出された移動体10にかかる荷重等に基づいて、目標角速度ω及び並進速度Vrを設定し、設定したこれら目標角速度ω及び並進速度Vrを移動情報として採用してもよい。また、移動情報は、上記に限られず、例えば作業者の遠隔操作により逐一入力されてもよい。この場合、例えば移動体10から離れた位置にいる作業者が移動体10を遠隔操作するための入力装置を操作する。入力装置は、作業者による操作内容に基づいて移動情報を設定して、設定した移動情報を移動制御装置20の移動情報取得部21に送信する。
移動情報取得部21は、取得した移動情報を回転信号生成部23及び並進信号生成部24に送る。
(回転中心決定部)
回転中心決定部22は、移動体10が目的位置Xに到着した際、移動体10の回転中心を決定する。本実施形態における回転中心決定部22は、走行機構15における第二操舵モータ152bが回転中心とする第二回動軸線O2と、第三車輪153の第三操舵モータ153bが回転中心とする第三回動軸線O3とのうち、一方を移動体10の回転中心として決定する。
回転中心決定部22による移動体10の回転中心を決定する方法は、任意の方法であってよい。例えば、移動体10の進行方向Dsと通路延在方向D1とが一致した際、後方側Dsbから通路を見て右側の壁体Wのラックに載置されたパレットに移動体10がフォーク14をアクセスさせる場合(リーチアウト)、回転中心決定部22は、第二回動軸線O2を移動体10の回転中心として決定してよい。
また、例えば、移動体10の進行方向Dsと通路延在方向D1とが一致した際、後方側Dsbから見て左側の壁体Wのラックに載置されたパレットに移動体10がフォーク14をアクセスさせる場合(リーチアウト)、回転中心決定部22は、第三回動軸線O3を移動体10の回転中心として決定してよい。
以下、回転中心決定部22が第二回動軸線O2を回転中心として決定した場合を一例として説明する。
(回転信号生成部)
回転信号生成部23は、移動体10が目的位置Xに到着した際、第二回動軸線O2又は第三回動軸線O3を回転中心として移動体10の進行方向Dsが転向するように、走行機構15の各車輪を制御するための回転信号を生成する。
具体的には、回転信号生成部23は、回転中心に応じた各車輪の操舵角と、移動情報取得部21から受け付けた目標角速度ωに基づいた第一車輪本体151aの移動速度とを示す回転信号を生成する。
以下、説明の便宜上、この回転信号が示す各車輪の操舵角を「補正前操舵角」と称する。補正前操舵角は、第一車輪本体151aの補正前操舵角、第二車輪本体152aの補正前操舵角、及び第三車輪本体153aの補正前操舵角を含む。
移動体10の回転中心となる第二車輪本体152aの補正前操舵角、すなわち、第二操舵モータ152bの補正前操舵角は、第二車輪本体152aが進行方向Dsに交差する上記一方向を向くように回転信号生成部23によって設定される。
第一車輪本体151aの補正前操舵角、すなわち、第一操舵モータ151bの補正前操舵角は、第一車輪本体151aが駆動モータ151cと共に回転した際、上方側Dvuから見て、この第一車輪本体151aが第二回動軸線O2を中心に旋回するように回転信号生成部23によって設定される。
第三車輪本体153aの補正前操舵角、すなわち、第三操舵モータ153bの補正前操舵角は、第一車輪本体151aが駆動モータ151cと共に回転した際、上方側Dvuから見て、この第三車輪本体153aが第二回動軸線O2を中心に旋回するように回転信号生成部23によって設定される。第三車輪本体153aは、第一車輪本体151aの回転に伴って回転する。
ここで、図5を参照して、補正前操舵角の一例を具体的な数値を用いて説明する。本例では、説明を容易にするために、移動体10の進行方向Dsと通路延在方向D1とが一致している場合(θ=0°)を示している。
上方側Dvuから見た時の移動体10の進行方向Dsを0°とした場合、第二車輪本体152aの補正前操舵角は、上方側Dvuから見て右回りで90°となる。また、第一車輪本体151aの補正前操舵角は、第一仮想線L1及び第二仮想線L2が成す角を「θ1」とした場合、右回りで270-(θ1/2)°となる。また、第三車輪本体153aの補正前操舵角は、右回りで180°となる。
第一車輪本体151aの移動速度は、移動情報としての目標角速度ωから回転信号生成部23によって導かれる。具体的には、回転信号生成部23は、下記式(i)、(ii)を用いることで、第一車輪本体151aの移動速度を得ることができる。第三車輪本体153aは、第一車輪本体151aの移動に伴って移動する。
Vx1=ω・Lt/2 ・・・(i)
Vy1=ω・Lw ・・・(ii)
ここで、Vx1は、第一車輪本体151aの移動速度のうち、進行方向Dsへの速度を表している。Vy1は、第一車輪本体151aの移動速度のうち、車幅方向Dwへの速度を示している。
また、上記式(ii)におけるLwは、図5に示す第一回動軸線O1と、第三仮想線L3との間の最短距離である。
回転信号生成部23は、各車輪の補正前操舵角と、第一車輪本体151aの移動速度(Vx1、Vy1)とを示す回転信号を信号合成部25に送る。
(並進信号生成部)
並進信号生成部24は、移動体10の進行方向Dsを転向させる際、第二回動軸線O2を回転中心とする第二車輪152、又は第三回動軸線O3を回転中心とする第三車輪153のうち一方を上記一方向に移動させるように、各車輪を制御するための並進信号を生成する。
具体的には、並進信号生成部24は、各車輪を上記一方向に移動させるための並進速度Vrを移動情報取得部21から受け付けるとともに、この並進速度Vrから各車輪の補正用操舵角を示す並進信号を生成する。補正用操舵角は、正、又は負の値を示す。以下、第一車輪本体151aの補正用操舵角を「α1」とし、第三車輪本体153aの補正用操舵角を「α2」とする。
並進信号生成部24は、下記式(iii)、(iv)を用いて並進速度Vrを分解することで、第二車輪本体152aを上記一方向へ移動させるための第一車輪本体151aの移動速度を得ることができる。第三車輪本体153aは、この第一車輪本体151aの移動に伴って同じ移動速度で移動する。なお、図5及び図6では、θ=0°の場合を示している。
Vx2=Vr・cos(θ+90°) ・・・(iii)
Vy2=Vr・sin(θ+90°) ・・・(iv)
ここで、Vx2は、第一車輪本体151aの移動速度のうち、鉛直方向Dvから見た第二回動軸線O2と第一回動軸線O1とを結ぶ動径(第一仮想線L1)を半径とした時の円の第一回動軸線O1から接線方向への移動速度を表している。Vy2は、第一車輪本体151aの移動速度のうち、上記動径が延びる方向への移動速度を示している。
並進信号生成部24は、これらVx2及びVy2に対応する各車輪の補正用操舵角α1,α2を算出する。具体的には、図6中における(b)に示すように、並進信号生成部24は、上記一方向で移動体10にVx2及びVy2の速度がかかるように第一車輪本体151aの補正用操舵角α1、及び第三車輪本体153aの補正用操舵角α2を算出する。並進信号生成部24は、各車輪本体(第一車輪本体151a、第三車輪本体153a)の補正用操舵角(α1、α2)、第一車輪本体151aの移動速度(Vx2、Vy2)を示す信号を並進信号として信号合成部25に送る。
(信号合成部)
信号合成部25は、回転信号生成部23が生成した回転信号と、並進信号生成部24が生成した並進信号とを合成することで車輪制御信号を生成する。具体的には、信号合成部25は、回転信号生成部23で算出されたベクトル(Vx1、Vy1)と、並進信号生成部24で算出されたベクトル(Vx2、Vy2)とを合成することで、第一車輪本体151aの補正後操舵角、及び第三車輪本体153aの補正後操舵角を算出する。
また、信号合成部25は、下記式(v)~(vii)を用いて、第一車輪本体151aの合成速さVを算出する。
Vx=Vx1+Vx2 ・・・(v)
Vy=Vy1+Vy2 ・・・(vi)
V=(Vx^2+Vy^2)^1/2 ・・・(vii)
ここで、Vxは、第一車輪本体151aの移動速度のうち、進行方向Dsへの速度を表している。Vyは、第一車輪本体151aの移動速度のうち、車幅方向Dwへの速度を示している。
車輪制御信号は、第一車輪本体151aの補正後操舵角と、第三車輪本体153aの補正後操舵角と、第一車輪本体151aの合成速さVとを含む。信号合成部25は、この車輪制御信号を車輪制御部26に送る。
(車輪制御部)
車輪制御部26は、信号合成部25が生成した車輪制御信号に基づいて、各車輪を制御する。具体的には、車輪制御部26は、第一車輪本体151aが補正後操舵角になるように第一操舵モータ151bへ駆動の指示を示す信号を送信する。また、車輪制御部26は、第二車輪152が補正前操舵角になるように第二操舵モータ152bへ駆動の指示を示す信号を送信する。また、車輪制御部26は、第三車輪153が補正後操舵角になるように第三操舵モータ153bへ駆動の指示を示す信号を送信する。
車輪制御部26は、第一車輪本体151a、第二車輪本体152a、及び第三車輪本体153aが補正後操舵角を示した後に、駆動モータ151cへ第一車輪本体151aが合成速さVで移動するように駆動の指示を示す信号を送信する。
車輪制御部26が上記制御を行うことにより、図6中における(b)~(d)に示すように第二車輪本体152aは、回転角を維持したまま、上記一方向にのみ移動する。それと同時に、第一車輪本体151a及び第三車輪本体153aは、第二回動軸線O2を中心に旋回する。したがって、移動体10は、第二回動軸線O2を中心に進行方向Dsを転向しつつ、一方向(通路幅方向D2)へ移動する。
(移動制御装置の動作)
続いて、本実施形態における移動制御装置20の動作の一例について図7を参照して説明する。
移動情報取得部21は、移動体10が目的位置Xに到着した際、移動体10の移動に関する情報である移動情報を取得する(ステップS11)。
次に、回転中心決定部22は、移動体10が目的位置Xに到着した際、移動体10の回転中心を決定する(ステップS12)。回転中心決定部22は、第二操舵モータ152bが回転中心とする第二回動軸線O2と、第三車輪153の第三操舵モータ153bが回転中心とする第三回動軸線O3とのうち、一方を移動体10の回転中心として決定する。
なお、ステップS12とステップS11の処理の順序は、入れ替わってもよい。また、ステップS12の処理とステップS11の処理とは、平行になされてもよい。
次に、回転信号生成部23は、移動体10が目的位置Xに到着した際、回転中心決定部22が決定した回動軸線(第二回動軸線O2又は第三回動軸線O3)を回転中心として、移動体10の進行方向Dsが転向するように、走行機構15の各車輪を制御するための回転信号を生成する(ステップS13)。
次に、並進信号生成部24は、移動体10の進行方向Dsを転向させる際、回転中心決定部22が決定した回動軸線(第二回動軸線O2又は第三回動軸線O3)を回転中心とする車輪(第二車輪152又は第三車輪153)を一方向に移動させるように、各車輪を制御するための並進信号を生成する(ステップS14)。
なお、ステップS14とステップS13の処理の順序は、入れ替わってもよい。また、ステップS14の処理とステップS13の処理とは、平行になされてもよい。
次に、信号合成部25は、回転信号生成部23が生成した回転信号と、並進信号生成部24が生成した並進信号とを合成することで車輪制御信号を生成する(ステップS15)。
次に、車輪制御部26は、信号合成部25が生成した車輪制御信号に基づいて、各車輪を制御する(ステップS16)。
以上説明したステップS11からステップS16の処理は、移動体10の運転中(移動制御システム1の稼動中)に繰り返し実行される。
(移動制御方法)
図8に示すように、本実施形態における移動制御方法は、移動情報取得工程S1と、回転中心決定工程S2と、回転信号生成工程S3と、並進信号生成工程S4と、信号合成工程S5と、車輪制御工程S6とを実行する。
(移動情報取得工程)
移動情報取得工程S1は、移動体10が目的位置Xに到着した際、移動体10の移動に関する情報である移動情報を取得する工程である。移動情報取得工程S1が取得される移動情報には、移動体10の目標角速度ωと、移動体10の並進速度Vrとが含まれている。
(回転中心決定工程)
回転中心決定工程S2は、移動情報取得工程S1の後に実行される工程である。回転中心決定工程S2では、移動体10が目的位置Xに到着した際、移動体10の回転中心を決定する。回転中心決定工程S2では、走行機構15における第二操舵モータ152bが回転中心とする第二回動軸線O2と、第三車輪153の第三操舵モータ153bが回転中心とする第三回動軸線O3とのうち、一方が移動体10の回転中心として決定される。
なお、回転中心決定工程S2と移動情報取得工程S1の順序は、入れ替わってもよい。また、回転中心決定工程S2と移動情報取得工程S1とは、平行になされてもよい。
(回転信号生成工程)
回転信号生成工程S3は、回転中心決定工程S2の後に実行される工程である。回転信号生成工程S3では、移動体10が目的位置Xに到着した際、回転中心決定工程S2で決定された第二回動軸線O2又は第三回動軸線O3を回転中心として移動体10の進行方向Dsが転向するように、走行機構15の各車輪を制御するための回転信号を生成する。
(並進信号生成工程)
並進信号生成工程S4は、回転信号生成工程S3の後に実行される工程である。並進信号生成工程S4では、移動体10の進行方向Dsを転向させる際、回転中心決定工程S2で決定された回動軸線を回転中心とする車輪を一方向に移動させるように、各車輪を制御するための並進信号を生成する。
なお、並進信号生成工程S4と回転信号生成工程S3の順序は、入れ替わってもよい。また、並進信号生成工程S4と回転信号生成工程S3とは、平行になされてもよい。
(信号合成工程)
信号合成工程S5は、並進信号生成工程S4の後に実行される工程である。信号合成工程S5では、回転信号生成工程S3で生成された回転信号と、並進信号生成工程S4で生成された並進信号とを合成することで車輪制御信号を生成する。
(車輪制御工程)
車輪制御工程S6は、信号合成工程S5の後に実行される工程である。車輪制御工程S6では、信号合成工程S5で生成された車輪制御信号に基づいて、各車輪を制御する。
(作用効果)
上記によれば、移動体10の車輪を制御するための車両制御信号が回転信号と並進信号とが合成されてなるため、第二車輪152又は第三車輪153を回転中心として移動体10の進行方向Dsが転向されると同時に、進行方向Dsに交差する一方向に移動体10が移動する。これにより、例えば、移動体10が一方向に移動することなく進行方向Dsを転向させる場合と比較して、移動体10が他の干渉物にぶつかることを抑制することができる。その結果、より簡易な構成とされた車輪を備える移動体10の進行方向Dsを狭隘な通路中でも円滑に転向させることができる。
また、回転中心となる第二車輪152又は第三車輪153が一方向にのみ移動するため、例えば、移動体10の進行方向Dsの転向中に第二車輪152又は第三車輪153の操舵角等を変更する場合(地切り)と比較して、第二車輪152又は第三車輪153に摩耗等が生じることを抑制することができる。
また、上記によれば、進行方向Dsに交差する一方向が通路幅方向D2に一致するため、通路中で移動体10が進行方向Dsを転向する際、回転中心となる第二車輪152又は第三車輪153が通路の延びる方向へ移動することがない。したがって、例えば、移動体10が進行方向Dsを転向する際、第二車輪152又は第三車輪153が通路幅方向D2ではない他の方向に移動する場合と比較して、通路の延びる方向に移動体10が移動する距離を抑えることができる。その結果、移動体10の進行方向Dsをより円滑に転向させることができる。
また、上記によれば、車体11における一方側Dwrの端縁11bと他方側Dwlの端縁11cとに亘って広がる車体11の前方側Dsfを向く前方面11aが凸曲面状を成しているため、例えば前方面11aが平面状を成している場合と比較して、端縁11b,11cが後方側Dsbに凹むことになる。したがって、通路中で移動体10の進行方向Dsが転向された際、車体11の前方面11aが通路の壁体Wにぶつかることを抑制することができる。
<第二実施形態>
次に、本開示に係る移動制御システム1、及び移動制御方法の第二実施形態について図9から図13を参照して説明する。なお、以下に説明する第二実施形態では、上記の第一実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
(移動体)
図9に示すように、本実施形態における移動体10は、車体11と、ストラドルレッグ12と、マスト13と、フォーク14と、走行機構15と、センサ16と、を備えている。
(センサ)
センサ16は、周囲にレーザ光を照射するとともに、周囲の対象物からの反射光を検出(受光)することで、対象物の位置及び姿勢を検出する。センサ16は、水平方向にレーザ光を走査するレーザスキャナである。本実施形態におけるセンサ16は、2D-LiDAR(Light Detection And Ranging)である。センサ16は、例えば、車体11における上方側Dvuを向く面に設けられている。
図10に示すように、センサ16は、移動体10が通路中を移動する際、水平方向にレーザ光を走査することで、一対の壁体Wの輪郭、及び移動体10の輪郭を検出する。具体的には、センサ16は、複数のプロットによって壁体Wの輪郭を示すデータを取得する。壁体Wの輪郭を示すデータの各プロットには、二次元平面座標系の座標が関連付いている。
また、センサ16は、移動体10中の一方の壁体Wに最も近い第一部分P1と、移動体10中の他方の壁体Wに最も近い第二部分P2とを検出する。具体的には、センサ16は、複数のプロットによって移動体10の輪郭を示すデータを取得する。移動体10の輪郭を示すデータの各プロットには、二次元平面座標系の座標が関連付いている。センサ16は、取得した壁体Wの輪郭データ、及び、第一部分P1と第二部分P2とが含まれる移動体10の輪郭データを移動制御装置20aに送信する。
(移動制御装置)
図11に示すように、本実施形態における移動制御装置20aは、移動情報取得部21と、回転中心決定部22と、回転信号生成部23と、並進信号生成部24と、信号合成部25と、車輪制御部26と、クリアランス検出部28と、並進信号更新部29と、記憶部27とを備えている。
(クリアランス検出部)
クリアランス検出部28は、一対の壁体Wのうち一方の側の壁体Wと移動体10との間のクリアランス、及び、他方の側の壁体Wと移動体10との間のクリアランスを検出する。本実施形態におけるクリアランス検出部28は、センサ16からの一方の側の壁体Wと移動体10中における第一部分P1との間の距離である第一クリアランスL1と、他方の側の壁体Wと移動体10中における第二部分P2との間の距離である第二クリアランスL2とを検出する。
(並進信号更新部)
並進信号更新部29は、クリアランス検出部28が検出した第一クリアランスL1及び第二クリアランスL2に基づいて、第一クリアランスL1と第二クリアランスL2との差分が小さくなるように並進信号生成部24が生成した並進信号を更新する。
本実施形態における並進信号更新部29は、各車輪本体の並進速さVrが生成される際に利用される並進速度Vrに替わる第一クリアランスL1及び第二クリアランスL2に基づく並進速度Vr´を生成する。並進信号更新部29は、下記式(viii)を用いて並進速度Vr´を算出する。
Vr´=k・(L1-L2) ・・・(viii)
ここで、kは、例えばセンサ16の仕様や通路の幅方向の寸法等によって定まる所定の大きさのゲイン(制御用パラメータ)を表している。並進信号更新部29は、生成した並進速度を並進信号生成部24に送ることで、並進信号生成部24が生成した並進信号を更新する。
(移動制御装置の動作)
続いて、本実施形態における移動制御装置20aの動作の一例について図12を参照して説明する。ステップS11~ステップS14、及びステップS16は、第一実施形態で説明した処理と同じである。
ステップS14の次に、クリアランス検出部28は、一対の壁体Wのうち一方の側の壁体Wと移動体10との間の第一クリアランスL1、及び、他方の側の壁体Wと移動体10との間のクリアランスL2を検出する(ステップS20)。
なお、ステップS20は、ステップS14以前の処理同士の間でなされてもよい。また、ステップS20は、はじめになされてもよい。また、ステップS20の処理とステップS14以前の処理とは、平行になされてもよい。
次に、並進信号更新部29は、クリアランス検出部28が検出した第一クリアランスL1及び第二クリアランスL2に基づいて、第一クリアランスL1と第二クリアランスL2との差分が小さくなるように並進信号生成部24が生成した並進信号を更新する(ステップS21)。
次に、信号合成部25は、回転信号生成部23が生成した回転信号と、並進信号更新部29によって更新された並進信号とを合成することで車輪制御信号を生成する(ステップS15´)。
以上説明したステップS11~ステップS14、ステップS16、ステップS20、ステップS21、及びステップS15´の処理は、移動体10の運転中(移動制御システム1の稼動中)に繰り返し実行される。
(移動制御方法)
図13に示すように、本実施形態における移動制御方法は、移動情報取得工程S1と、回転中心決定工程S2と、回転信号生成工程S3と、並進信号生成工程S4と、信号合成工程S5´と、車輪制御工程S6と、クリアランス検出工程S7と、並進信号更新工程S8とを実行する。
移動情報取得工程S1、回転中心決定工程S2、回転信号生成工程S3、並進信号生成工程S4、及び車輪制御工程S6は、第一実施形態で説明した各工程と同じである。
(クリアランス検出工程)
クリアランス検出工程S7は、並進信号生成工程S4の次になされる工程である。クリアランス検出工程S7では、一対の壁体Wのうち一方の側の壁体Wと移動体10との間のクリアランス、及び、他方の側の壁体Wと移動体10との間のクリアランスが検出される。
なお、クリアランス検出工程S7は、並進信号生成工程S4以前の工程同士の間でなされてもよい。また、クリアランス検出工程S7は、はじめになされてもよい。また、クリアランス検出工程S7と並進信号生成工程S4以前の工程とは、平行になされてもよい。
(並進信号更新工程)
並進信号更新工程S8は、クリアランス検出工程S7の次になされる工程である。並進信号更新工程S8では、クリアランス検出工程S7で検出された第一クリアランスL1及び第二クリアランスL2に基づいて、第一クリアランスL1と第二クリアランスL2との差分が小さくなるように並進信号生成工程S4で生成された並進信号を更新する。
(作用効果)
上記によれば、センサ16が検出したデータに基づいてクリアランス検出工程S7が移動体10と一対の壁体Wとの距離である第一クリアランスL1及び第二クリアランスL2を検出することで、通路の幅方向における移動体10の位置の一方の壁体Wへの偏り(差分)が把握される。さらに、並進信号更新工程S8がこの偏りに基づいて第一クリアランスL1及び第二クリアランスL2の差分が小さくなるように並進速度を更新する。したがって、移動体10の位置を通路幅方向D2における中央側に近づけることができ、その結果、移動体10が壁体Wへぶつかることを抑制することができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成は実施形態の構成に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内での構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。
なお、図14は、本実施形態に係るコンピュータ1100の構成を示すハードウェア構成図である。
コンピュータ1100は、プロセッサ1110、メインメモリ1120、ストレージ1130、インタフェース1140を備える。
上述の移動制御装置20,20aは、コンピュータ1100に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ1130に記憶されている。プロセッサ1110は、プログラムをストレージ1130から読み出してメインメモリ1120に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ1110は、プログラムに従って、上述した記憶部27に対応する記憶領域をメインメモリ1120に確保する。
プログラムは、コンピュータ1100に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、又は他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。
また、コンピュータ1100は、上記構成に加えて、又は上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ1110によって実現される機能の一部又は全部が当該集積回路によって実現されてよい。
ストレージ1130の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ1130は、コンピュータ1100のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース1140又は通信回線を介してコンピュータ1100に接続される外部メディアであってもよい。
また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ1100に配信される場合、配信を受けたコンピュータ1100が当該プログラムをメインメモリ1120に展開し、上記処理を実行してもよい。上記実施形態では、ストレージ1130は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
更に、当該プログラムは、前述した機能をストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上記実施形態で説明した第二車輪152は、第二車輪本体152aを路面に当接させた状態で回転させる駆動モータ151cを更に備えてもよい。また、第三車輪153は、第三車輪本体153aを路面に当接させた状態で回転させる駆動モータ151cを更に備えてもよい。したがって、第二車輪152及び第三車輪153は、駆動可能かつ操舵可能であってよい。
また、上記実施形態では、第一仮想線L1と、第二仮想線L2と、第三仮想線L3とからなる三角形が、鉛直方向Dvから見て正三角形状を成している構成を説明したが、これに限定されることはない。例えば、第一仮想線L1、第二仮想線L2、及び第三仮想線L3が同一の長さである正三角形状を成していてもよい。
また、上記の各実施形態で説明される移動制御システム1の構成は、それぞれ独立した構成に留まることはなく、各実施形態に記載の構成要素を適宜組み合わせて移動制御システム1を構成してもよい。
<付記>
各実施形態に記載の移動制御装置、移動制御システム、移動制御方法、及びプログラムは、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る移動制御装置20,20aは、駆動可能かつ操舵可能な第一車輪151、操舵可能な第二車輪152、及び、操舵可能な第三車輪153を有する移動体10の各車輪を制御する移動制御装置20,20aであって、鉛直方向Dvから見て前記第二車輪152及び前記第三車輪153の一方を回転中心として前記移動体10の進行方向Dsが転向するように、各前記車輪を制御する回転信号を生成する回転信号生成部23と、前記移動体10の進行方向Dsを転向させる際に、回転中心となる前記第二車輪152と前記第三車輪153の一方を前記進行方向Dsに交差する一方向に移動させるように、各前記車輪を制御する並進信号を生成する並進信号生成部24と、前記回転信号と前記並進信号とを合成した車輪制御信号を生成する信号合成部25と、前記車輪制御信号に基づいて、各前記車輪を制御する車輪制御部26と、を備える。
これにより、移動体10が一方向に移動することなく進行方向Dsを転向させる場合と比較して、移動体10が他の干渉物にぶつかることを抑制することができる。また、回転中心となる車輪が一方向に移動するため、移動体10の転向中に回転中心となる車輪が操舵角を変更する場合と比較して、回転中心となる車輪の摩耗等の進行を抑制することができる。
(2)第2の態様に係る移動制御装置20,20aは、(1)の移動制御装置20,20aであって、前記一方向は、対向し合う一対の壁体Wに挟まれた通路を前記移動体10が移動する際に、前記通路の幅方向に一致してもよい。
これにより、通路中で移動体10が進行方向Dsを転向する際、回転中心となる車輪が通路の延びる方向へ移動することがない。
(3)第3の態様に係る移動制御装置20aは、(2)の移動制御装置20aであって、一対の前記壁体Wのうち一方の側の壁体Wと前記移動体10との間の第一クリアランスL1、及び、他方の側の壁体Wと前記移動体10との間の第二クリアランスL2を検出するクリアランス検出部28と、前記クリアランス検出部28が検出した前記第一クリアランスL1及び前記第二クリアランスL2に基づいて、前記第一クリアランスL1と前記第二クリアランスL2との差分が小さくなるように前記並進信号生成部24が生成した前記並進信号を更新する並進信号更新部29と、を更に備えてもよい。
これにより、移動体10の位置を通路の幅方向における中央側に近づけることができ、その結果、移動体10が壁体Wへぶつかることを抑制することができる。
(4)第4の態様に係る移動制御システム1は、前記移動体10と、(1)から(3)の何れかの移動制御装置20,20aと、を備える。
(5)第5の態様に係る移動制御方法は、駆動可能かつ操舵可能な第一車輪151、操舵可能な第二車輪152、及び、操舵可能な第三車輪153を有する移動体10の各車輪を制御する移動制御方法であって、鉛直方向Dvから見て前記第二車輪152及び前記第三車輪153の一方を回転中心として前記移動体10の進行方向Dsが転向するように、各前記車輪を制御する回転信号を生成する回転信号生成工程S3と、前記移動体10の進行方向Dsを転向させる際に、回転中心となる前記第二車輪152と前記第三車輪153の一方を前記進行方向Dsに交差する一方向に移動させるように、各前記車輪を制御する並進信号を生成する並進信号生成工程S4と、前記回転信号と前記並進信号とを合成した車輪制御信号を生成する信号合成工程S5,S5´と、前記車輪制御信号に基づいて、各前記車輪を制御する車輪制御工程S6と、を実行する。
(6)第6の態様に係るプログラムは、駆動可能かつ操舵可能な第一車輪151、操舵可能な第二車輪152、及び、操舵可能な第三車輪153を有する移動体10の各車輪を制御する移動制御装置20,20aのコンピュータ1100に、鉛直方向Dvから見て前記第二車輪152及び前記第三車輪153の一方を回転中心として前記移動体10の進行方向Dsが転向するように、各前記車輪を制御する回転信号を生成するステップと、前記移動体10の進行方向Dsを転向させる際に、回転中心となる前記第二車輪152と前記第三車輪153の一方を前記進行方向Dsに交差する一方向に移動させるように、各前記車輪を制御する並進信号を生成するステップと、前記回転信号と前記並進信号とを合成した車輪制御信号を生成するステップと、前記車輪制御信号に基づいて、各前記車輪を制御するステップと、を実行させる。
1…移動制御システム 10…移動体 11…車体 11a…前方面 11b,11c…端縁 12…ストラドルレッグ 13…マスト 14…フォーク 15…走行機構 16…センサ 20,20a…移動制御装置 21…移動情報取得部 22…回転中心決定部 23…回転信号生成部 24…並進信号生成部 25…信号合成部 26…車輪制御部 27…記憶部 28…クリアランス検出部 29…並進信号更新部 30…上位装置 121…右ストラドルレッグ 122…左ストラドルレッグ 151…第一車輪 151a…第一車輪本体 151b…第一操舵モータ 151c…駆動モータ 152…第二車輪 152a…第二車輪本体 152b…第二操舵モータ 153…第三車輪 153a…第三車輪本体 153b…第三操舵モータ 1100…コンピュータ 1110…プロセッサ 1120…メインメモリ 1130…ストレージ 1140…インタフェース D1…通路延在方向 D2…通路幅方向 Ds…進行方向 Dsb…後方側 Dsf…前方側 Dv…鉛直方向 Dvd…下方側 Dvu…上方側 Dw…車幅方向 Dwl…他方側 Dwr…一方側 L1…第一クリアランス L2…第二クリアランス LF…物流施設 O1…第一回動軸線 O2…第二回動軸線 O3…第三回動軸線 P1…第一部分 P2…第二部分 S1…移動情報取得工程 S2…回転中心決定工程 S3…回転信号生成工程 S4…並進信号生成工程 S5,S5´…信号合成工程 S6…車輪制御工程 S7…クリアランス検出工程 S8…並進信号更新工程 W…壁体 X…目的位置

Claims (6)

  1. 駆動可能かつ操舵可能な第一車輪、操舵可能な第二車輪、及び、操舵可能な第三車輪を有する移動体の各車輪を制御する移動制御装置であって、
    鉛直方向から見て前記第二車輪及び前記第三車輪の一方を回転中心として前記移動体の進行方向が転向するように、各前記車輪を制御する回転信号を生成する回転信号生成部と、
    前記移動体の進行方向を転向させる際に、回転中心となる前記第二車輪と前記第三車輪の一方を前記進行方向に交差する一方向に移動させるように、各前記車輪を制御する並進信号を生成する並進信号生成部と、
    前記回転信号と前記並進信号とを合成した車輪制御信号を生成する信号合成部と、
    前記車輪制御信号に基づいて、各前記車輪を制御する車輪制御部と、
    を備える移動制御装置。
  2. 前記一方向は、対向し合う一対の壁体に挟まれた通路を前記移動体が移動する際に、前記通路の幅方向に一致する請求項1に記載の移動制御装置。
  3. 一対の前記壁体のうち一方の側の壁体と前記移動体との間の第一クリアランス、及び、他方の側の壁体と前記移動体との間の第二クリアランスを検出するクリアランス検出部と、
    前記クリアランス検出部が検出した前記第一クリアランス及び前記第二クリアランスに基づいて、前記第一クリアランスと前記第二クリアランスとの差分が小さくなるように前記並進信号生成部が生成した前記並進信号を更新する並進信号更新部と、
    を更に備える請求項2に記載の移動制御装置。
  4. 前記移動体と、
    請求項1から3の何れか一項に記載の移動制御装置と、
    を備える移動制御システム。
  5. 駆動可能かつ操舵可能な第一車輪、操舵可能な第二車輪、及び、操舵可能な第三車輪を有する移動体の各車輪を制御する移動制御方法であって、
    鉛直方向から見て前記第二車輪及び前記第三車輪の一方を回転中心として前記移動体の進行方向が転向するように、各前記車輪を制御する回転信号を生成する回転信号生成工程と、
    前記移動体の進行方向を転向させる際に、回転中心となる前記第二車輪と前記第三車輪の一方を前記進行方向に交差する一方向に移動させるように、各前記車輪を制御する並進信号を生成する並進信号生成工程と、
    前記回転信号と前記並進信号とを合成した車輪制御信号を生成する信号合成工程と、
    前記車輪制御信号に基づいて、各前記車輪を制御する車輪制御工程と、
    を実行する移動制御方法。
  6. 駆動可能かつ操舵可能な第一車輪、操舵可能な第二車輪、及び、操舵可能な第三車輪を有する移動体の各車輪を制御する移動制御装置のコンピュータに、
    鉛直方向から見て前記第二車輪及び前記第三車輪の一方を回転中心として前記移動体の進行方向が転向するように、各前記車輪を制御する回転信号を生成するステップと、
    前記移動体の進行方向を転向させる際に、回転中心となる前記第二車輪と前記第三車輪の一方を前記進行方向に交差する一方向に移動させるように、各前記車輪を制御する並進信号を生成するステップと、
    前記回転信号と前記並進信号とを合成した車輪制御信号を生成するステップと、
    前記車輪制御信号に基づいて、各前記車輪を制御するステップと、
    を実行させるプログラム。
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