JP2024037521A - 血圧計、および血圧計の制御方法 - Google Patents

血圧計、および血圧計の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】血圧測定時において簡便に精度よく不整脈の有無を判定することが可能な血圧計を提供する。【解決手段】血圧計は、ユーザの被測定部位に装着されたカフの内圧を示すカフ圧を加圧する加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの血圧を測定する血圧測定部と、加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの脈波数を測定する脈波数測定部とを備える。血圧測定部は、脈波数に基づいて加圧過程を継続するか否かを判断する。血圧計は、加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの不整脈を監視する監視部をさらに備える。【選択図】図3

Description

本開示は、血圧計、および血圧計の制御方法に関する。
従来、特許文献1(中国特許第107205670号明細書)のように、血圧測定において、不整脈の一種である心房細動が検知されたらカフ膨張を繰り返して心房細動の存在の判定処理を繰り返すことによりその判定精度を高める技術が知られている。
中国特許第107205670号明細書
特許文献1によると、判定精度を高めるために心房細動の判定処理を繰り返す必要がある。したがって、測定に要する時間が長くなるとともに、カフで圧迫される拘束感を何度も受けることになるため、ユーザにとって煩雑な事態となり得る。
本開示は、ある局面では、血圧測定時において簡便に精度よく不整脈の有無を判定することが可能な血圧計、および血圧計の制御方法を提供することを目的とする。
本開示の一例では、血圧計は、ユーザの被測定部位に装着されたカフの内圧を示すカフ圧を加圧する加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの血圧を測定する血圧測定部と、加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの脈波数を測定する脈波数測定部とを備える。血圧測定部は、脈波数に基づいて加圧過程を継続するか否かを判断する。血圧計は、加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの不整脈を監視する監視部をさらに備える。
上記構成によれば、加圧測定方式による血圧測定時において簡便に精度よく不整脈の有無を判定することが可能となる。
本開示の他の例では、血圧測定部は、脈波数が閾値以上である場合には加圧過程における脈波信号に基づいて血圧を測定し、当該測定後に加圧過程を停止し、脈波数が閾値未満である場合には加圧過程を継続する。
上記構成によれば、加圧測定方式において、不整脈の発生の有無を精度よく判定するために十分な脈波数を得ることができる。
本開示の他の例では、血圧測定部は、加圧過程における脈波信号に基づいて収縮期血圧を測定し、カフ圧を収縮期血圧以上の所定圧力まで加圧した第1タイミングで脈波数が閾値以上である場合には加圧過程を停止し、第1タイミングで脈波数が閾値未満である場合には加圧過程を継続する。
上記構成によれば、加圧測定方式において、不整脈の発生の有無を精度よく判定するために十分な脈波数を得ることができる。
本開示の他の例では、血圧測定部は、加圧過程を継続することによりカフ圧が所定圧力よりも大きい圧力上限値に到達するまでの期間における第2タイミングで脈波数が閾値以上となった場合、第2タイミングで加圧過程を停止し、当該期間に脈波数が閾値以上にならなかった場合、カフ圧が圧力上限値に到達したタイミングで加圧過程を停止する。
上記構成によれば、加圧測定方式において、カフの過剰な加圧を防止することができる。
本開示の他の例では、血圧計は、ユーザの被測定部位に装着されたカフの内圧を示すカフ圧を推定収縮期血圧よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいてユーザの血圧を測定する血圧測定部と、加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの脈波数を測定する脈波数測定部とを備える。血圧測定部は、脈波数に基づいて加圧過程を継続するか否かを判断する。血圧計は、減圧過程における脈波信号に基づいてユーザの不整脈を監視する監視部をさらに備える。
上記構成によれば、減圧測定方式による血圧測定時において簡便に精度よく不整脈の有無を判定することが可能となる。
本開示の他の例では、血圧測定部は、脈波数が閾値以上である場合には、カフ圧が推定収縮期血圧以上の所定圧力に到達したときに加圧過程を停止し、脈波数が閾値未満である場合には加圧過程を継続する。
上記構成によれば、減圧測定方式において、不整脈の発生の有無を精度よく判定するために十分な脈波数を得ることができる。
本開示の他の例では、血圧測定部は、カフ圧を推定収縮期血圧以上の所定圧力まで加圧した第1タイミングで脈波数が閾値以上である場合には加圧過程を停止し、第1タイミングで脈波数が閾値未満である場合には加圧過程を継続する。
上記構成によれば、減圧測定方式において、不整脈の発生の有無を精度よく判定するために十分な脈波数を得ることができる。
本開示の他の例では、血圧測定部は、加圧過程を継続することによりカフ圧が所定圧力よりも大きい圧力上限値に到達するまでの期間における第2タイミングで脈波数が閾値以上となった場合、第2タイミングで加圧過程を停止し、当該期間に脈波数が閾値以上にならなかった場合、カフ圧が圧力上限値に到達したタイミングで加圧過程を停止する。
上記構成によれば、減圧測定方式において、カフの過剰な加圧を防止することができる。
本開示の他の例では、血圧計の制御方法は、ユーザの被測定部位に装着されたカフの内圧を示すカフ圧を加圧する加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの血圧を測定するステップと、加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの脈波数を測定するステップと、脈波数に基づいて加圧過程を継続するか否かを判断するステップと、加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの不整脈を監視するステップとを含む。
上記構成によれば、加圧測定方式による血圧測定時において簡便に精度よく不整脈の有無を判定することが可能となる。
本開示の他の例では、血圧計の制御方法は、ユーザの被測定部位に装着されたカフの内圧を示すカフ圧を推定収縮期血圧よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいてユーザの血圧を測定するステップと、加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの脈波数を測定するステップと、脈波数に基づいて加圧過程を継続するか否かを判断するステップと、減圧過程における脈波信号に基づいてユーザの不整脈を監視するステップとを含む。
上記構成によれば、減圧測定方式による血圧測定時において簡便に精度よく不整脈の有無を判定することが可能となる。
本開示によると、血圧測定時において簡便に精度よく不整脈の有無を判定することができる。
本実施の形態に従う血圧計100を示す図である。 血圧計のハードウェア構成の一例を表わすブロック図である。 血圧計の機能構成を示すブロック図である。 血圧計の加圧測定モード時における処理手順の一例を示すフローチャートである。 血圧計の加圧測定モード時における処理手順の他の例を示すフローチャートである。 血圧計の減圧測定モード時における処理手順の一例を示すフローチャートである。 血圧計の減圧測定モード時における処理手順の他の例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[適用例]
図1を参照して、本発明の適用例について説明する。図1は、本実施の形態に従う血圧計100を示す図である。
図1を参照して、血圧計100は、ユーザである被験者の血圧を測定する上腕式血圧計である。血圧計100は、主要な構成部品として、本体およびカフ(腕帯)を有する。なお、血圧計100は、本体とカフ(腕帯)とが一体となった手首式血圧計であってもよい。以下、図1を参照しながら処理内容について説明する。
図1においては、ユーザが血圧計100を用いて自身の血圧を測定する場面を想定する。血圧計100は、ユーザの被測定部位(例えば、腕)に装着されたカフの内圧を示すカフ圧の加圧過程において血圧を測定する加圧測定方式によりユーザの血圧を測定するものとする。
血圧計100は、ユーザの血圧測定指示に従ってカフの加圧を開始する(図1の(1)に対応)。カフの加圧速度は一定であるものとする。血圧計100は、カフ圧の加圧過程において、検出した脈波信号に基づいて脈波数を測定(カウント)する(図1の(2)に対応)。
続いて、血圧計100は、脈波数に基づいてカフ圧の加圧過程の継続または停止を判断する。具体的には、血圧計100は、測定された脈波数が閾値以上である場合にはカフの加圧を停止し、脈波数が閾値未満である場合にはカフの加圧を継続する(図1の(3)に対応)。
これは、血圧測定時において不整脈(例えば、心房細動)を精度よく検出するために十分な脈波数を取得するための処理である。典型的には、血圧計100は、血圧測定時に取得される脈波信号の間隔(脈波間隔)に基づいて不整脈の発生の有無を判定する。そのため、精度よく当該判定を実行するためには十分な数の脈波間隔が必要となる。したがって、血圧計100は、カウントされた脈波数が閾値以上に到達するまでカフの加圧を継続する処理を実行する。
そして、血圧計100は、ユーザの血圧値を算出するとともに不整脈の発生の有無を判定する(図1の(4)に対応)。この場合、血圧計100は、ユーザの血圧値および不整脈の判定結果をディスプレイに表示する。
上記の適用例によると、血圧を測定する過程において、不整脈判定を精度よく検出するために十分な脈波数が取得される。そのため、1回の血圧測定時において、ユーザの血圧を測定しつつ精度のよい不整脈の判定が可能となる。また、ユーザに対して測定時の煩雑さを感じさせることもない。
なお、血圧測定方法として、カフ圧の加圧過程の後の減圧過程において血圧を測定する減圧測定方式を採用する場合についても、当該加圧過程において脈波数が閾値以上に到達するまでカフの加圧が継続される。そのため、減圧過程の開始時におけるカフ圧は通常よりも高めに設定される。その結果、カフの減圧速度が一定であるとすると、減圧過程において得られる脈波数が多くなり、その結果、十分な数の脈波間隔が得られる。したがって、減圧測定方式を採用する場合においても、1回の血圧測定時において、ユーザの血圧を測定しつつ精度のよい不整脈の判定が可能となる。
このように、本実施の形態に係る血圧計100によると、血圧測定時において簡便に精度よく不整脈の発生の有無を判定することができる。
[構成例]
(ハードウェア構成)
図2は、血圧計100のハードウェア構成の一例を表わすブロック図である。図2を参照して、血圧計100は、主たる構成要素として、本体10と、カフ20とを含む。カフ20には、流体袋22が内包されている。本体10は、プロセッサ110と、血圧測定用のエア系コンポーネント30と、A/D変換回路310と、ポンプ駆動回路320と、弁駆動回路330と、ディスプレイ50と、メモリ51と、操作部52と、通信インターフェイス53と、電源部54とを含む。
プロセッサ110は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Multi Processing Unit)といった演算処理部である。プロセッサ110は、メモリ51に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、後述する血圧計100の処理(ステップ)の各々を実現する。例えば、プロセッサ110は、操作部52からの操作信号に応じて、ポンプ32および弁33を駆動する制御を行なう。また、プロセッサ110は、オシロメトリック法による血圧算出のためのアルゴリズムを使用して血圧値を算出し、ディスプレイ50に表示する。
メモリ51は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、フラッシュメモリなどによって実現される。メモリ51は、血圧計100を制御するためのプログラム、血圧計100を制御するために用いられるデータ、血圧計100の各種機能を設定するための設定データ、および血圧値の測定結果のデータ、脈波数、脈波間隔等を記憶する。また、メモリ51は、プログラムが実行されるときのワークメモリ等として用いられる。
エア系コンポーネント30は、カフ20に内包された流体袋22にエア配管を通じて空気を供給または排出する。エア系コンポーネント30は、流体袋22内の圧力を検出するための圧力センサ31と、流体袋22を膨縮させるための膨縮機構部としてのポンプ32および弁33とを含む。
圧力センサ31は、流体袋22内の圧力(カフ圧)を検出し、検出した圧力に応じた信号(カフ圧信号)をA/D変換回路310に出力する。圧力センサ31は、例えば、ピエゾ抵抗式圧力センサであり、エア配管を介して、ポンプ32、弁33およびカフ20に内包されている流体袋22に接続されている。ポンプ32は、カフ圧を加圧するために、エア配管を通じて流体袋22に流体としての空気を供給する。弁33は、エア配管を通して流体袋22内の空気を排出し、または流体袋22に空気を封入して、カフ圧を制御するために開閉される。
A/D変換回路310は、圧力センサ31の出力値(例えば、ピエゾ抵抗効果による電気抵抗の変化に応じた電圧値)をアナログ信号からデジタル信号へ変換してプロセッサ110に出力する。プロセッサ110は、A/D変換回路310の出力値に応じて、カフ圧を表わす信号を取得する。ポンプ駆動回路320は、プロセッサ110から与えられる制御信号に基づいて、ポンプ32の駆動を制御する。弁駆動回路330は、プロセッサ110から与えられる制御信号に基づいて、弁33の開閉を制御する。
一般的なオシロメトリック法に従って血圧を減圧測定方式で測定する場合、概ね、次のような動作が行なわれる。具体的には、被検者の被測定部位(手首、腕等)に予めカフを巻き付けておき、測定時には、ポンプ32および弁33を制御して、カフ圧を推定収縮期血圧より高く加圧し、その後徐々に減圧していく。この減圧する過程において、カフ圧を圧力センサで検出し、被測定部位の動脈で発生する動脈容積の変動を脈波信号として取り出す。その時のカフ圧の変化に伴う脈波信号の振幅の変化(主に立ち上がりと立ち下がり)に基づいて、最高血圧(収縮期血圧)と最低血圧(拡張期血圧)とを算出する。
ディスプレイ50は、プロセッサ110からの制御信号に基づいて、血圧測定結果等を含む各種情報を表示する。通信インターフェイス53は、外部装置と各種情報をやり取りする。電源部54は、プロセッサ110および各ハードウェアに電力を供給する。
操作部52は、ユーザによる指示に応じた操作信号をプロセッサ110に入力する。例えば、操作部52は、ユーザによる血圧測定指示を受け付けるための測定スイッチ52Aを含む。
(機能構成)
図3は、血圧計100の機能構成を示すブロック図である。図3を参照して、血圧計100は、主な機能構成として、血圧測定部210と、脈波数測定部215と、監視部220と、出力制御部230とを含む。これらの各機能は、例えば、血圧計100のプロセッサ110がメモリ51に格納されたプログラムを実行することによって実現される。これらの機能の一部または全部はハードウェアで実現されるように構成されていてもよい。
血圧測定部210は、操作部52を介したユーザからの測定開始指示に従って、カフ圧を制御する。具体的には、血圧測定部210は、ポンプ駆動回路320を介してポンプ32を駆動するとともに、弁駆動回路330を介して弁33を駆動する制御を行なう。弁33は、流体袋22の空気を排出し、または封入してカフ圧を制御するために開閉される。
血圧測定部210は、圧力センサ31によって検出されたカフ圧信号を受けて、カフ圧信号に重畳された被測定部位の脈波を表す脈波信号を取り出す。すなわち、血圧測定部210は、カフ圧信号から、ユーザの心臓の拍動に同期してカフ圧信号に重畳される圧力成分である脈波を検出する。
血圧測定部210は、カフ圧信号と、カフ圧信号に重畳された脈波信号とに基づいて、ユーザの血圧情報を算出する。血圧測定部210は、オシロメトリック法に従ってユーザの血圧を測定する。具体的には、血圧測定部210は、血圧測定時において、カフ圧を加圧する第1加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの血圧を測定する加圧測定モード、または、カフ圧を推定収縮期血圧よりも大きい圧力まで加圧する第2加圧過程の後、カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいてユーザの血圧を測定する減圧測定モードを実行する。
まず、血圧測定部210が、加圧測定方式による血圧測定モードである加圧測定モードを実行する場合について説明する。
脈波数測定部215は、加圧測定モードが実行される場合には第1加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの脈波数N1を測定する。この場合、血圧測定部210は、脈波数N1に基づいて第1加圧過程を継続するか否かを判断する。
ある局面では、血圧測定部210は、脈波数N1が閾値Th1以上である場合には第1加圧過程における脈波信号に基づいて血圧(収縮期血圧および拡張期血圧)を測定し、当該測定後に第1加圧過程を停止する。一方、血圧測定部210は、脈波数N1が閾値Th1未満である場合には第1加圧過程を継続する。なお、血圧測定部210は、第1加圧過程を継続することによりカフ圧が圧力上限値Pmaxに到達した場合には、当該到達したタイミングで第1加圧過程を停止する。この場合、血圧測定部210は、脈波数N1が閾値Th1未満であっても第1加圧過程を停止する。閾値Th1は、血圧計100の設計者等により予め定められた値である。
他の局面では、血圧測定部210は、第1加圧過程における脈波信号に基づいて血圧(収縮期血圧および拡張期血圧)を測定する。血圧測定部210は、カフ圧を収縮期血圧以上の圧力P1まで加圧したタイミングT1で脈波数N1が閾値Th1以上である場合には第1加圧過程を停止する。典型的には、圧力P1は、収縮期血圧よりも所定値(例えば、40mmHg)だけ大きい値に設定される。
一方、血圧測定部210は、タイミングT1で脈波数N1が閾値Th1未満である場合には第1加圧過程を継続する。続いて、血圧測定部210は、第1加圧過程を継続することによりカフ圧が圧力上限値Pmax(P1<Pmax)に到達するまでの期間におけるタイミングT2で脈波数N1が閾値Th1以上となった場合、タイミングT2で第1加圧過程を停止する。一方、血圧測定部210は、当該期間に脈波数N1が閾値Th1以上にならなかった場合、カフ圧が圧力上限値Pmaxに到達したタイミングで第1加圧過程を停止する。
監視部220は、第1加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの不整脈(例えば、心房細動)を監視する(すなわち、不整脈の発生の有無を判定する)。不整脈の発生の有無の判定方式については公知の手法が用いられる。例えば、監視部220は、脈波信号から取得される複数の脈波の発生間隔に基づいて不整脈が発生しているか否かを判定する。
出力制御部230は、血圧測定部210の測定結果(例えば、収縮期血圧および拡張期血圧値)および監視部220の監視結果(例えば、不整脈の発生の有無の判定結果)をディスプレイ50に表示する。なお、出力制御部230は、通信インターフェイス53を介して、測定結果および監視結果を外部装置に送信してもよいし、スピーカ(図示しない)を介して音声出力する構成であってもよい。
次に、血圧測定部210が、減圧測定方式による血圧測定モードである減圧測定モードを実行する場合について説明する。
脈波数測定部215は、減圧測定モードが実行される場合には第2加圧過程における脈波信号に基づいてユーザの脈波数N2を測定する。この場合、血圧測定部210は、脈波数N2に基づいて第2加圧過程を継続するか否かを判断する。
ある局面では、血圧測定部210は、脈波数N2が閾値Th2以上である場合には、カフ圧が推定収縮期血圧以上の圧力P2に到達したときに第2加圧過程を停止する。典型的には、圧力P2は、推定収縮期血圧よりも所定値(例えば、40mmHg)だけ大きい値に設定される。一方、血圧測定部210は、脈波数N2が閾値Th2未満である場合には第2加圧過程を継続する。なお、血圧測定部210は、第2加圧過程を継続することによりカフ圧が圧力上限値Pmaxに到達した場合には、当該到達したタイミングで第2加圧過程を停止する。閾値Th2は、血圧計の設計者等により予め定められた値である。
他の局面では、血圧測定部210は、カフ圧を推定収縮期血圧以上の圧力P2まで加圧したタイミングT3で脈波数N2が閾値Th2以上である場合には第2加圧過程を停止する。一方、血圧測定部210は、タイミングT3で脈波数N2が閾値Th2未満である場合には第2加圧過程を継続する。続いて、血圧測定部210は、第2加圧過程を継続することによりカフ圧が圧力上限値Pmax(P3<Pmax)に到達するまでの期間におけるタイミングT4で脈波数N2が閾値Th2以上となった場合、タイミングT4で第2加圧過程を停止する。一方、血圧測定部210は、当該期間に脈波数N2が閾値Th2以上にならなかった場合、カフ圧が圧力上限値Pmaxに到達したタイミングで第2加圧過程を停止する。
監視部220は、減圧過程における脈波信号に基づいてユーザの不整脈を監視する。出力制御部230は、血圧測定部210の測定結果および監視部220の監視結果をディスプレイ50に表示する。
(処理手順:加圧測定モード)
図4は、血圧計100の加圧測定モード時における処理手順の一例を示すフローチャートである。処理のスタート時点において、ユーザは血圧計100のカフ20を装着した状態であるとする。これは、後述する図5~図7でも同様である。
図4を参照して、血圧計100のプロセッサ110は、操作部52の測定スイッチ52Aを介して、ユーザから血圧測定の開始指示を受け付ける(ステップS10)。プロセッサ110は、圧力センサ31を初期化する(ステップS12)。具体的には、プロセッサ110は、処理用メモリ領域を初期化するとともに、ポンプ32をオフ(停止)し、弁33を開いた状態で、圧力センサ31の0mmHg調整(大気圧を0mmHgに設定)を行なう。
次に、プロセッサ110は、弁駆動回路330を介して弁33を閉じ(ステップS14)、ポンプ駆動回路320を介してポンプ32をオン(起動)して、カフ20(流体袋22)の加圧を開始する(ステップS16)。このとき、プロセッサ110は、ポンプ32からエア配管を通して流体袋22に空気を供給しながら、圧力センサ31の出力に基づいて、流体袋22内の圧力であるカフ圧の加圧速度を制御する。これにより、加圧測定モードにおける加圧過程が開始される。なお、プロセッサ110は、加圧速度を一定に制御する。
次に、プロセッサ110は、加圧過程において、圧力センサ31によって検出されたカフ圧信号から抽出される脈波信号に基づいて、脈波数N1を測定(カウント)する(ステップS18)。プロセッサ110は、脈波数N1が閾値Th1以上であるか否かを判断する(ステップS20)。脈波数N1が閾値Th1未満である場合(ステップS20においてNO)、プロセッサ110は、ステップS16の処理に戻ってカフ圧が圧力上限値Pmax(例えば、300mmHg)に達していない限りカフ20の加圧を継続する。脈波数N1が閾値Th1以上である場合(ステップS20においてYES)、プロセッサ110は、最高血圧(収縮期血圧)および最低血圧(拡張期血圧)の算出を試みて、血圧算出が完了したか否かを判断する(ステップS22)。
データ不足のために未だ血圧算出を完了できない場合(ステップS22においてNO)、プロセッサ110は、カフ圧が予め定められた圧力上限値Pmaxに達していない限り、ステップS16~S22の処理を繰り返して加圧過程を継続する。
血圧算出が完了した場合(ステップS22においてYES)、プロセッサ110は、加圧過程において得られた脈波信号に基づいて不整脈が発生しているか否かを判定する(ステップS24)。なお、ステップS24の処理は、後述するステップS26またはステップS28の処理の後に実行されてもよい。
続いて、プロセッサ110は、ポンプ32を停止(すなわち、加圧過程を停止)して(ステップS26)、弁33を開いて(ステップS28)、カフ20内の空気を排気する制御を行なう。プロセッサ110は、ステップS22で得られた血圧値およびステップS24で得られた判定結果をディスプレイ50に表示する(ステップS30)。
図5は、血圧計100の加圧測定モード時における処理手順の他の例を示すフローチャートである。図5を参照して、ステップS10~S16の各処理は、図4で説明した通りであるため、その詳細な説明は繰り返さない。
ステップS16の後、プロセッサ110は、最高血圧(収縮期血圧)および最低血圧(拡張期血圧)の算出を試みて、血圧算出が完了したか否かを判断する(ステップS40)。血圧算出が完了していない場合(ステップS40においてNO)、プロセッサ110は、カフ圧が圧力上限値Pmaxに達していない限り、ステップS16,S40の処理を繰り返して加圧過程を継続する。
血圧算出が完了した場合(ステップS40においてYES)、プロセッサ110は、カフ圧が、測定した収縮期血圧よりも大きい圧力P1以上であるか否かを判断する(ステップS42)。カフ圧が圧力P1未満である場合(ステップS42においてNO)、プロセッサ110はステップS16に戻ってカフ20の加圧を継続する。カフ圧が圧力P1以上である場合(ステップS42においてYES)、プロセッサ110は、ステップS16からの加圧過程における脈波信号に基づいて、脈波数N1を測定(カウント)する(ステップS44)。
プロセッサ110は、脈波数N1が閾値Th1以上であるか否かを判断する(ステップS46)。脈波数N1が閾値Th1未満である場合(ステップS46においてNO)、プロセッサ110は、ステップS16の処理に戻ってカフ圧が圧力上限値Pmaxに達していない限りカフ20の加圧を継続する。脈波数N1が閾値Th1以上である場合(ステップS46においてYES)、プロセッサ110は、ステップS24の処理を実行する。ステップS24~S30の各処理は、図4で説明した通りであるため、その詳細な説明は繰り返さない。
上記によると、加圧測定モード時において、加圧過程において血圧を測定しつつ、不整脈の発生の有無を判定するのに十分な脈波数を得ることができるため、当該判定の精度を向上させることができる。
(処理手順:減圧測定モード)
図6は、血圧計100の減圧測定モード時における処理手順の一例を示すフローチャートである。
図6を参照して、ステップS50~S56の処理は、それぞれ図4のステップS10~S16の処理と同様であるため、その詳細な説明は行なわない。なお、ステップS56の処理により減圧測定モード時の加圧過程が開始される。このとき、血圧計100は、加圧速度を一定に制御する。
プロセッサ110は、減圧測定モード時の加圧過程において得られる脈波信号に基づいて、脈波数N2を測定する(ステップS58)。プロセッサ110は、脈波数N2が閾値Th2以上であるか否かを判断する(ステップS60)。脈波数N2が閾値Th2未満である場合(ステップS60においてNO)、プロセッサ110は、ステップS56の処理に戻ってカフ圧が圧力上限値Pmaxに達していない限りカフ20の加圧を継続する。脈波数N2が閾値Th2以上である場合(ステップS60においてYES)、プロセッサ110は、加圧過程において得られる脈波信号に基づいて、収縮期血圧を推定する(ステップS62)。収縮期血圧の推定は、公知の手法により行われる。プロセッサ110は、カフ圧が、圧力P2以上であるか否かを判断する(ステップS64)。
カフ圧が圧力P2未満である場合(ステップS64においてNO)、プロセッサ110はステップS56に戻ってカフ20の加圧を継続する。カフ圧が圧力P2以上である場合(ステップS64においてYES)、プロセッサ110は、ポンプ32を停止(すなわち、加圧過程を停止)し(ステップS66)、弁33を徐々に開放するように制御する(ステップS68)。これにより、加圧過程から減圧過程に移行して、カフ圧は徐々に減圧していく。このとき、プロセッサ110は、減圧速度を一定に制御する。
この減圧過程において、プロセッサ110は、圧力センサ31によって検出されたカフ圧信号から脈波信号を抽出し、当該脈波信号に基づいて、収縮期血圧および拡張期血圧の算出を試みて、血圧算出が完了したか否かを判断する(ステップS70)。血圧算出が完了していない場合(ステップS70においてNO)、プロセッサ110は、ステップS68,S70の処理を繰り返す。血圧算出が完了した場合(ステップS70においてYES)、プロセッサ110は、減圧過程において得られた脈波信号に基づいて不整脈が発生しているか否かを判定する(ステップS72)。なお、ステップS72の処理は、後述するステップS74の処理の後に実行されてもよい。
プロセッサ110は、弁33を全開にして(ステップS74)、カフ20内の空気を急速排気する制御を行なう。プロセッサ110は、ステップS70で得られた血圧値およびステップS72で得られた判定結果をディスプレイ50に表示する(ステップS76)。
図7は、血圧計100の減圧測定モード時における処理手順の他の例を示すフローチャートである。
図7を参照して、ステップS50~S56の処理は、それぞれ図4のステップS10~S16の処理と同様であるため、その詳細な説明は行なわない。ステップS56の処理により減圧測定モード時の加圧過程が開始される。
プロセッサ110は、減圧測定モード時の加圧過程において得られる脈波信号に基づいて、収縮期血圧を推定する(ステップS80)。プロセッサ110は、カフ圧が圧力P2以上であるか否かを判断する(ステップS82)。
カフ圧が圧力P2未満である場合(ステップS82においてNO)、プロセッサ110はステップS56に戻ってカフ20の加圧を継続する。カフ圧が圧力P2以上である場合(ステップS82においてYES)、プロセッサ110は、加圧過程において得られる脈波信号に基づいて、脈波数N2を測定する(ステップS84)。プロセッサ110は、脈波数N2が閾値Th2以上であるか否かを判断する(ステップS86)。
脈波数N2が閾値Th2未満である場合(ステップS86においてNO)、プロセッサ110は、ステップS56の処理に戻ってカフ圧が圧力上限値Pmaxに達していない限りカフ20の加圧を継続する。脈波数N2が閾値Th2以上である場合(ステップS86においてYES)、プロセッサ110は、ステップS66の処理を実行する。ステップS66~S76の処理は、図6で説明した通りであるため、その詳細な説明は繰り返さない。
上記によると、減圧測定モード時において、減圧過程において血圧を測定しつつ、不整脈の発生の有無を判定するのに十分な脈波数を得ることができるため、当該判定の精度を向上させることができる。
<その他の実施の形態>
(1)上述した実施の形態において、コンピュータを機能させて、上述のフローチャートで説明したような制御を実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、二次記憶装置、主記憶装置およびメモリカードなどの一時的でないコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
(2)上述の実施の形態として例示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能である。また、上述した実施の形態において、その他の実施の形態で説明した処理や構成を適宜採用して実施する場合であってもよい。
[付記]
以上のように、本実施形態は以下のような開示を含む。
[構成1]
ユーザの被測定部位に装着されたカフの内圧を示すカフ圧を加圧する加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの血圧を測定する血圧測定部(210)と、前記加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの脈波数を測定する脈波数測定部(215)とを備え、前記血圧測定部(210)は、前記脈波数に基づいて前記加圧過程を継続するか否かを判断し、前記加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの不整脈を監視する監視部(230)をさらに備える、血圧計(100)。
[構成2]
前記血圧測定部(210)は、前記脈波数が閾値以上である場合には前記加圧過程における脈波信号に基づいて血圧を測定し、当該測定後に前記加圧過程を停止し、前記脈波数が前記閾値未満である場合には前記加圧過程を継続する、構成1に記載の血圧計(100)。
[構成3]
前記血圧測定部(210)は、前記加圧過程における脈波信号に基づいて収縮期血圧を測定し、前記カフ圧を前記収縮期血圧以上の所定圧力まで加圧した第1タイミングで前記脈波数が閾値以上である場合には前記加圧過程を停止し、前記第1タイミングで前記脈波数が前記閾値未満である場合には前記加圧過程を継続する、構成1に記載の血圧計(100)。
[構成4]
前記血圧測定部(210)は、前記加圧過程を継続することにより前記カフ圧が前記所定圧力よりも大きい圧力上限値に到達するまでの期間における第2タイミングで前記脈波数が前記閾値以上となった場合、前記第2タイミングで前記加圧過程を停止し、前記期間に前記脈波数が前記閾値以上にならなかった場合、前記カフ圧が前記圧力上限値に到達したタイミングで前記加圧過程を停止する、構成3に記載の血圧計(100)。
[構成5]
ユーザの被測定部位に装着されたカフの内圧を示すカフ圧を推定収縮期血圧よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、前記カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの血圧を測定する血圧測定部(210)と、前記加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの脈波数を測定する脈波数測定部(215)とを備え、前記血圧測定部(210)は、前記脈波数に基づいて前記加圧過程を継続するか否かを判断し、前記減圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの不整脈を監視する監視部(230)をさらに備える、血圧計(100)。
[構成6]
前記血圧測定部(210)は、前記脈波数が閾値以上である場合には、前記カフ圧が前記推定収縮期血圧以上の所定圧力に到達したときに前記加圧過程を停止し、前記脈波数が前記閾値未満である場合には前記加圧過程を継続する、構成5に記載の血圧計(100)。
[構成7]
前記血圧測定部(210)は、前記カフ圧を前記推定収縮期血圧以上の所定圧力まで加圧した第1タイミングで前記脈波数が閾値以上である場合には前記加圧過程を停止し、前記第1タイミングで前記脈波数が前記閾値未満である場合には前記加圧過程を継続する、構成5に記載の血圧計(100)。
[構成8]
前記血圧測定部(210)は、前記加圧過程を継続することにより前記カフ圧が前記所定圧力よりも大きい圧力上限値に到達するまでの期間における第2タイミングで前記脈波数が前記閾値以上となった場合、前記第2タイミングで前記加圧過程を停止し、前記期間に前記脈波数が前記閾値以上にならなかった場合、前記カフ圧が前記圧力上限値に到達したタイミングで前記加圧過程を停止する、構成6に記載の血圧計(100)。
[構成9]
血圧計(100)の制御方法であって、ユーザの被測定部位に装着されたカフの内圧を示すカフ圧を加圧する加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの血圧を測定するステップと、前記加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの脈波数を測定するステップと、前記脈波数に基づいて前記加圧過程を継続するか否かを判断するステップと、前記加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの不整脈を監視するステップとを含む、血圧計(100)の制御方法。
[構成10]
血圧計(100)の制御方法であって、ユーザの被測定部位に装着されたカフの内圧を示すカフ圧を推定収縮期血圧よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、前記カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの血圧を測定するステップと、前記加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの脈波数を測定するステップと、前記脈波数に基づいて前記加圧過程を継続するか否かを判断するステップと、前記減圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの不整脈を監視するステップとを含む、血圧計(100)の制御方法。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 本体、20 カフ、22 流体袋、30 エア系コンポーネント、31 圧力センサ、32 ポンプ、33 弁、50 ディスプレイ、51 メモリ、52 操作部、52A 測定スイッチ、53 通信インターフェイス、54 電源部、100 血圧計、110 プロセッサ、210 血圧測定部、215 脈波数測定部、220 監視部、230 出力制御部、310 A/D変換回路、320 ポンプ駆動回路、330 弁駆動回路。

Claims (10)

  1. ユーザの被測定部位に装着されたカフの内圧を示すカフ圧を加圧する加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの血圧を測定する血圧測定部と、
    前記加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの脈波数を測定する脈波数測定部とを備え、
    前記血圧測定部は、前記脈波数に基づいて前記加圧過程を継続するか否かを判断し、
    前記加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの不整脈を監視する監視部をさらに備える、血圧計。
  2. 前記血圧測定部は、
    前記脈波数が閾値以上である場合には前記加圧過程における脈波信号に基づいて血圧を測定し、当該測定後に前記加圧過程を停止し、
    前記脈波数が前記閾値未満である場合には前記加圧過程を継続する、請求項1に記載の血圧計。
  3. 前記血圧測定部は、
    前記加圧過程における脈波信号に基づいて収縮期血圧を測定し、
    前記カフ圧を前記収縮期血圧以上の所定圧力まで加圧した第1タイミングで前記脈波数が閾値以上である場合には前記加圧過程を停止し、
    前記第1タイミングで前記脈波数が前記閾値未満である場合には前記加圧過程を継続する、請求項1に記載の血圧計。
  4. 前記血圧測定部は、
    前記加圧過程を継続することにより前記カフ圧が前記所定圧力よりも大きい圧力上限値に到達するまでの期間における第2タイミングで前記脈波数が前記閾値以上となった場合、前記第2タイミングで前記加圧過程を停止し、
    前記期間に前記脈波数が前記閾値以上にならなかった場合、前記カフ圧が前記圧力上限値に到達したタイミングで前記加圧過程を停止する、請求項3に記載の血圧計。
  5. ユーザの被測定部位に装着されたカフの内圧を示すカフ圧を推定収縮期血圧よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、前記カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの血圧を測定する血圧測定部と、
    前記加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの脈波数を測定する脈波数測定部とを備え、
    前記血圧測定部は、前記脈波数に基づいて前記加圧過程を継続するか否かを判断し、
    前記減圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの不整脈を監視する監視部をさらに備える、血圧計。
  6. 前記血圧測定部は、
    前記脈波数が閾値以上である場合には、前記カフ圧が前記推定収縮期血圧以上の所定圧力に到達したときに前記加圧過程を停止し、
    前記脈波数が前記閾値未満である場合には前記加圧過程を継続する、請求項5に記載の血圧計。
  7. 前記血圧測定部は、
    前記カフ圧を前記推定収縮期血圧以上の所定圧力まで加圧した第1タイミングで前記脈波数が閾値以上である場合には前記加圧過程を停止し、
    前記第1タイミングで前記脈波数が前記閾値未満である場合には前記加圧過程を継続する、請求項5に記載の血圧計。
  8. 前記血圧測定部は、
    前記加圧過程を継続することにより前記カフ圧が前記所定圧力よりも大きい圧力上限値に到達するまでの期間における第2タイミングで前記脈波数が前記閾値以上となった場合、前記第2タイミングで前記加圧過程を停止し、
    前記期間に前記脈波数が前記閾値以上にならなかった場合、前記カフ圧が前記圧力上限値に到達したタイミングで前記加圧過程を停止する、請求項7に記載の血圧計。
  9. 血圧計の制御方法であって、
    ユーザの被測定部位に装着されたカフの内圧を示すカフ圧を加圧する加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの血圧を測定するステップと、
    前記加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの脈波数を測定するステップと、
    前記脈波数に基づいて前記加圧過程を継続するか否かを判断するステップと、
    前記加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの不整脈を監視するステップとを含む、血圧計の制御方法。
  10. 血圧計の制御方法であって、
    ユーザの被測定部位に装着されたカフの内圧を示すカフ圧を推定収縮期血圧よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、前記カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの血圧を測定するステップと、
    前記加圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの脈波数を測定するステップと、
    前記脈波数に基づいて前記加圧過程を継続するか否かを判断するステップと、
    前記減圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの不整脈を監視するステップとを含む、血圧計の制御方法。
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