JP2024037158A - 電気接続アセンブリおよび電気接続デバイス - Google Patents

Abstract

【課題】電気接続アセンブリは、２つの回路基板間の可撓性の電気的接続を実現することができ、構造が簡単でコストが低い構成を提供する。【解決手段】電気接続アセンブリは、第１の絶縁体３１と、第１の絶縁体に固定され、第１の絶縁体から突出する第１の圧入部３２ａおよび第２の圧入部３２ｂを含む第１の接続端子と、第１の孔が形成された第１のアダプタ回路基板３４と、第１のアダプタ回路基板に電気的に接続された接続導体を含む可撓性接続部材３３とを備える。第１の圧入部は、第１のアダプタ回路基板の第１の孔に圧入されて、第１のアダプタ回路基板に電気的に接続され、第２の圧入部は、第１の回路基板１の第２の孔１０１に圧入されて、第１の回路基板に電気的に接続するように構成されている。【選択図】図２

Description

関連出願の相互参照
本出願は、開示全体が参照により本明細書に組み込まれている、２０２２年９月６日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第ＣＮ２０２２１１０８２５０９．６号の優先権を主張する。

本発明は、電気接続アセンブリおよび電気接続アセンブリを備える電気接続デバイスに関する。

従来技術において、通常、回路基板間の電気的接続のための２つの解決策がある。１つの解決策は、一般的に、回路基板のボードエンドコネクタおよびケーブルのケーブルエンドコネクタなどのコネクタによって、回路基板を接続することである。ボードエンドコネクタは、ケーブルエンドコネクタに嵌合する。しかしながら、この解決策は、２つのボードエンドコネクタと２つのケーブルエンドコネクタとを設ける必要があるため、コストが高くなる。他の解決策は、回路基板に直接はんだ付けされたフレキシブルフラットケーブル（ＦＦＣ）またはフレキシブルプリント回路基板（ＦＰＣ）を使用して、２つの回路基板を電気的に接続することである。しかしながら、フレキシブルフラットケーブル（ＦＦＣ）またはフレキシブルプリント回路基板（ＦＰＣ）の溶接は、比較的難しい。

本発明は、上記の欠点のうちの少なくとも１つの態様を克服または軽減するためになされたものである。

本発明の態様によれば、電気接続アセンブリが提供される。電気接続アセンブリは、第１の絶縁体と、第１の絶縁体に固定され、第１の絶縁体から突出する第１の圧入部および第２の圧入部を含む第１の接続端子と、第１の孔が形成された第１のアダプタ回路基板と、第１のアダプタ回路基板に電気的に接続された接続導体を含む可撓性接続部材とを備える。第１の圧入部は、第１のアダプタ回路基板の第１の孔に圧入されて、第１のアダプタ回路基板に電気的に接続され、第２の圧入部は、第１の回路基板の第２の孔に圧入されて、第１の回路基板に電気的に接続するように構成されている。

本発明の例示的な実施形態によれば、可撓性接続部材は、フレキシブルフラットケーブルまたはフレキシブルプリント回路基板である。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、第１の絶縁体は、第１の本体部と、第１の本体部に形成された第１のスロットとを含む。第１の接続端子は、第１のスロットに装着され、第１の圧入部および第２の圧入部は、第１のスロットから突出する。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、第１の接続端子は、第１のスロットに少なくとも部分的に収容されている第１の接続体と、第１の接続体の一端部に接続され、第１のスロットに固定されている第１の固定部とをさらに含む。第１の圧入部および第２の圧入部の一方が、第１の固定部に接続され、他方が、第１の接続体の他端部に接続されている。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、第１の圧入部および第２の圧入部は、第１の接続端子の両端部にそれぞれ位置する。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、第１の位置決め孔が第１のアダプタ回路基板に形成され、第１の絶縁体は、第１のアダプタ回路基板の第１の位置決め孔に挿入するための、第１の本体部の上面から突出する第１の位置決め支柱、および／または、第１の回路基板の第２の位置決め孔に挿入するための、第１の本体部の下面から突出する第２の位置決め支柱をさらに含む。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、第１の絶縁体は、第１の接続端子に形成された射出成形部であり、その結果、第１の絶縁体と第１の接続端子とが一体部品に形成されている。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、電気接続アセンブリは、第１の接続端子の少なくとも１つの列と、１つの可撓性接続部材とを備え、可撓性接続部材は接続導体の列を含み、可撓性接続部材の接続導体の列の一端部が、第１のアダプタ回路基板に電気的に接続されて、第１のアダプタ回路基板を介して第１の接続端子の少なくとも１つの列に電気的に接続される。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、電気接続アセンブリは、第１の接続端子の少なくとも１つの列と、上下に積み重ねられた複数の可撓性接続部材とを備え、可撓性接続部材のそれぞれが接続導体の列を含み、複数の可撓性接続部材の接続導体の一端部が、第１のアダプタ回路基板に電気的に接続されて、第１のアダプタ回路基板を介して第１の接続端子の少なくとも１つの列に電気的に接続される。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、電気接続アセンブリは、第２の絶縁体と、第２の絶縁体に固定され、第２の絶縁体から突出する第３の圧入部および第４の圧入部を含む第２の接続端子と、第３の孔が形成された第２のアダプタ回路基板とをさらに備える。可撓性接続部材の接続導体は、第２のアダプタ回路基板に電気的に接続され、第３の圧入部は、第２のアダプタ回路基板の第３の孔に圧入されて、第２のアダプタ回路基板に電気的に接続され、第４の圧入部は、第２の回路基板の第４の孔に圧入されて、第２の回路基板に電気的に接続するように構成されている。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、電気接続アセンブリは、第２の接続端子の少なくとも１つの列と、１つの可撓性接続部材とを備え、可撓性接続部材は接続導体の列を含み、可撓性接続部材の接続導体の列の他端部が、第２のアダプタ回路基板に電気的に接続されて、第２のアダプタ回路基板を介して第２の接続端子の少なくとも１つの列に電気的に接続される。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、電気接続アセンブリは、第２の接続端子の少なくとも１つの列と、上下に積み重ねられた複数の可撓性接続部材とを備え、可撓性接続部材のそれぞれが接続導体の列を含み、複数の可撓性接続部材の接続導体の他端部が、第２のアダプタ回路基板に電気的に接続されて、第２のアダプタ回路基板を介して第２の接続端子の少なくとも１つの列に電気的に接続される。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、電気接続アセンブリは、上下に積み重ねられた２つの可撓性接続部材を備え、２つの可撓性接続部材の接続導体の一端部が、第１のアダプタ回路基板の上面および下面にそれぞれ溶接され、他端部が、第２のアダプタ回路基板の上面および下面にそれぞれ溶接されている。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、第１の接続端子の第１の圧入部および第２の圧入部、ならびに／または、第２の接続端子の第３の圧入部および第４の圧入部は、フィッシュアイ(fisheye)状である。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、第２の絶縁体は第１の絶縁体と同一であり、そのため第２の絶縁体と第１の絶縁体とを交換可能に使用することができ、第２の接続端子は第１の接続端子と同一であり、そのため第２の接続端子と第１の接続端子とを交換可能に使用することができ、第２のアダプタ回路基板は第１のアダプタ回路基板と同一であり、そのため第２のアダプタ回路基板と第１のアダプタ回路基板とを交換可能に使用することができる。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、可撓性接続部材の接続導体の他端部は、第２の回路基板に直接、電気的に接続するように構成されている。

本発明の別の態様によれば、電気接続デバイスが提供される。電気接続デバイスは、上記の電気接続アセンブリと、第２の孔が形成された第１の回路基板とを備える。電気接続アセンブリの第１の接続端子の第２の圧入部が、第１の回路基板の第２の孔に圧入されている。

本発明の例示的な実施形態によれば、電気接続デバイスは、第４の孔が形成された第２の回路基板をさらに備え、電気接続アセンブリの第２の接続端子の第４の圧入部が、第２の回路基板の第４の孔に圧入されている。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、電気接続デバイスは、第２の回路基板をさらに備え、可撓性接続部材の接続導体が、第２の回路基板に直接、電気的に接続されている。

本発明の上記の例示的な実施形態において、電気接続アセンブリは、２つの回路基板間の可撓性の電気的接続を実現することができ、電気接続アセンブリは、構造が簡単でコストが低い。

添付図面を参照しながら例示的な実施形態を詳細に説明することにより、本発明の上記およびその他の特徴がより明らかになろう。

本発明の例示的な実施形態による電気接続デバイスの、上から見た説明斜視図である。 本発明の例示的な実施形態による電気接続デバイスの、上から見た説明分解図である。 本発明の例示的な実施形態による電気接続アセンブリの、上から見た説明分解図である。 本発明の例示的な実施形態による電気接続アセンブリの絶縁体および接続端子の説明分解図である。 本発明の例示的な実施形態による電気接続アセンブリの接続端子の説明斜視図である。 本発明の別の例示的な実施形態による電気接続デバイスの、上から見た説明斜視図である。 本発明の別の例示的な実施形態による電気接続デバイスの、上から見た説明斜視図である。 本発明の別の例示的な実施形態による電気接続デバイスの、上から見た説明斜視図である。 本発明の別の例示的な実施形態による電気接続デバイスの、上から見た説明斜視図である。

以下で、添付図面を参照しながら、本開示の例示的な実施形態について詳細に説明する。図中、同一の参照数字は同一の要素を指す。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化することができ、本明細書に記載される実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全なものになるように、かつ当業者に本開示の概念を十分に伝えるように提供される。

以下の詳細な説明では、説明の目的で、開示する実施形態の徹底的な理解をもたらすために、多数の具体的な詳細を記載する。しかしながら、これらの具体的な詳細がなくても１つまたは複数の実施形態を実施することができることが明らかであろう。他の例では、図面を簡略化するために、周知の構造およびデバイスは概略的に示す。

本発明の一般的な概念によれば、電気接続アセンブリが提供される。電気接続アセンブリは、第１の絶縁体と、第１の絶縁体に固定され、第１の絶縁体から突出する第１の圧入部および第２の圧入部を含む第１の接続端子と、第１の孔が形成された第１のアダプタ回路基板と、第１のアダプタ回路基板に電気的に接続された接続導体を含む可撓性接続部材とを備える。第１の圧入部は、第１のアダプタ回路基板の第１の孔に圧入されて、第１のアダプタ回路基板に電気的に接続され、第２の圧入部は、第１の回路基板の第２の孔に圧入されて、第１の回路基板に電気的に接続するように構成されている。

本発明の別の一般的な概念によれば、電気接続デバイスが提供される。電気接続デバイスは、上記の電気接続アセンブリと、第２の孔が形成された第１の回路基板とを備える。電気接続アセンブリの第１の接続端子の第２の圧入部が、第１の回路基板の第２の孔に圧入されている。

図１は、本発明の例示的な実施形態による電気接続デバイスの、上から見た説明斜視図である。図２は、本発明の例示的な実施形態による電気接続デバイスの、上から見た説明分解図である。図３は、本発明の例示的な実施形態による電気接続アセンブリ３の、上から見た説明分解図である。図４は、本発明の例示的な実施形態による電気接続アセンブリ３の絶縁体３１、３１’および接続端子３２、３２’の説明分解図である。図５は、本発明の例示的な実施形態による電気接続アセンブリ３の接続端子３２、３２’の説明斜視図である。

図１～図５に示すように、本発明の例示的な実施形態において、電気接続デバイスが開示されている。電気接続デバイスは、第１の回路基板１と、第２の回路基板２と、電気接続アセンブリ３とを備える。電気接続アセンブリ３は、第１の回路基板１および第２の回路基板２に電気的に接続されている。

図１～図５に示すように、本発明の例示的な実施形態において、電気接続アセンブリ３が開示されている。電気接続アセンブリ３は、第１の絶縁体３１と、第１の接続端子３２と、可撓性接続部材３３と、第１のアダプタ回路基板３４とを備える。第１の接続端子３２は、第１の絶縁体３１に固定され、第１の絶縁体３１から延びる第１の圧入部３２ａおよび第２の圧入部３２ｂを含む。第１の孔３４１が、第１のアダプタ回路基板３４に形成されている。可撓性接続部材３３は、第１のアダプタ回路基板３４に電気的に接続された接続導体（図示せず）を含む。第１の圧入部３２ａは、第１のアダプタ回路基板３４の第１の孔３４１に圧入されて、第１のアダプタ回路基板３４に電気的に接続される。
第２の圧入部３２ｂは、第１の回路基板１の第２の孔１０１に圧入されて、第１の回路基板１に電気的に接続するように構成されている。圧入は、溶接のない接続に属し、したがって、溶接と比較して、圧入動作は簡易性および速度に関する利点を有する。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、可撓性接続部材３３は、フレキシブルフラットケーブル（ＦＦＣ）またはフレキシブルプリント回路基板（ＦＰＣ）であってよい。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第１の絶縁体３１は、第１の本体部３１０と第１のスロット３１２とを含む。第１のスロット３１２は、第１の本体部３１０に形成されている。第１の接続端子３２は、第１のスロット３１２に装着され、第１の圧入部３２ａおよび第２の圧入部３２ｂは、第１のスロット３１２から突出する。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第１の接続端子３２は、第１の接続体３２０と第１の固定部３２２とをさらに含む。第１の接続体３２０は、第１のスロット３１２に少なくとも部分的に収容される。第１の固定部３２２は、第１の接続体３２０の一端部に接続され、第１のスロット３１２に固定される。第１の圧入部３２ａおよび第２の圧入部３２ｂの一方が、第１の固定部３２２に接続され、他方が、第１の接続体３２０の他端部に接続される。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第１の接続端子３２は垂直に延び、第１の圧入部３２ａおよび第２の圧入部３２ｂは、第１の接続端子３２の上端部および下端部にそれぞれ位置する。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第１の位置決め孔３４２が、第１のアダプタ回路基板３４に形成されている。第１の絶縁体３１はまた、第１の位置決め支柱３１３と第２の位置決め支柱３１１とを含む。第１の位置決め支柱３１３は、第１のアダプタ回路基板３４の第１の位置決め孔３４２に挿入するために、第１の本体部３１０の上面に形成されている。第２の位置決め支柱３１１は、第１の回路基板１の第２の位置決め孔１０２に挿入するために、第１の本体部３１０の下面に形成されている。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第１の接続端子３２は一体打抜き端子である。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第１の絶縁体３１と第１の接続端子３２とは、互いに別個の２つの独立した部品であり、第１の接続端子３２は、第１の絶縁体３１の第１のスロット３１２に装着される。しかしながら、本発明は図示の実施形態に限定されない。例えば、第１の絶縁体３１は、第１の接続端子３２に形成された射出成形部であり、その結果、第１の絶縁体３１と第１の接続端子３２とが一体部品に形成されていてもよい。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、電気接続アセンブリは、第１の接続端子３２の少なくとも１つの列と、１つの可撓性接続部材３３とを備え、１つの可撓性接続部材３３は接続導体の列を含む。可撓性接続部材３３の接続導体の列の一端部が、第１のアダプタ回路基板３４に電気的に接続されて、第１のアダプタ回路基板３４を介して第１の接続端子３２の少なくとも１つの列に電気的に接続される。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、電気接続アセンブリ３は、第２の絶縁体３１’と、第２の接続端子３２’と、第２のアダプタ回路基板３４’とをさらに備える。第２の接続端子３２’は、第２の絶縁体３１’に固定され、第２の絶縁体３１’から突出する第３の圧入部３２ａ’および第４の圧入部３２ｂ’を含む。第３の孔３４１’が、第２のアダプタ回路基板３４’に形成されている。可撓性接続部材３３の接続導体は、第２のアダプタ回路基板３４’に電気的に接続される。第３の圧入部３２ａ’は、第２のアダプタ回路基板３４’の第３の孔３４１’に圧入されて、第２のアダプタ回路基板３４’に電気的に接続される。第４の圧入部３２ｂ’は、第２の回路基板２の第４の孔２０１に圧入されて、第２の回路基板２に電気的に接続するように構成されている。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、電気接続アセンブリ３は、第２の接続端子３２’の少なくとも１つの列と、１つの可撓性接続部材３３とを備え、１つの可撓性接続部材３３は接続導体の列を含む。可撓性接続部材３３の接続導体の列の他端部が、第２のアダプタ回路基板３４’に電気的に接続されて、第２のアダプタ回路基板３４’を介して第２の接続端子３２’の少なくとも１つの列に電気的に接続される。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第１の接続端子３２の第１の圧入部３２ａおよび第２の圧入部３２ｂ、ならびに第２の接続端子３２’の第３の圧入部３２ａ’および第４の圧入部３２ｂ’は、フィッシュアイ状である。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第２の絶縁体３１’は第１の絶縁体３１と同一であり、そのため第２の絶縁体３１’と第１の絶縁体３１とを交換可能に使用することができる。第２の接続端子３２’は第１の接続端子３２と同一であり、そのため第２の接続端子３２’と第１の接続端子３２とを交換可能にすることができる。第２のアダプタ回路基板３４’は第１のアダプタ回路基板３４と同一であり、そのため第２のアダプタ回路基板３４’と第１のアダプタ回路基板３４とを交換可能に使用することができる。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第２の絶縁体３１’は、第２の本体部３１０’と第３のスロット３１２’とを含む。第３のスロット３１２’は、第２の本体部３１０’に形成されている。第２の接続端子３２’は、第３のスロット３１２’に装着され、第３の圧入部３２ａ’および第４の圧入部３２ｂ’は、第３のスロット３１２’から突出する。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第２の接続端子３２’は、第２の接続体３２０’と第２の固定部３２２’とをさらに含む。第２の接続体３２０’は、第３のスロット３１２’に収容される。第２の固定部３２２’は、第２の接続体３２０’の一端部に固定され、第３のスロット３１２’に固定される。第３の圧入部３２ａ’および第４の圧入部３２ｂ’の一方が、第２の固定部３２２’に接続され、他方が、第２の接続体３２０’の他端部に接続されている。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第２の接続端子３２’は垂直に延び、第３の圧入部３２ａ’および第４の圧入部３２ｂ’は、第２の接続端子３２’の上端部および下端部にそれぞれ位置する。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第３の位置決め孔３４２’が、第２のアダプタ回路基板３４’に形成されている。第２の絶縁体３１’はまた、第３の位置決め支柱３１３’と第４の位置決め支柱３１１’とを含む。第３の位置決め支柱３１３’は、第２の本体部３１０’の上面から突出し、第２のアダプタ回路基板３４’の第３の位置決め孔３４２’に挿入するために使用される。第４の位置決め支柱３１１’は、第２の本体部３１０’の下面から突出し、第２の回路基板２の第４の位置決め孔２０２に挿入するために使用される。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第２の接続端子３２’は一体打抜き端子である。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、第２の絶縁体３１’と第２の接続端子３２’とは、互いに別個の２つの独立した部品であり、第２の接続端子３２’は、第２の絶縁体３１’の第３のスロット３１２’に装着される。しかしながら、本発明は図示の実施形態に限定されない。例えば、第２の絶縁体３１’は第２の接続端子３２’に形成された射出成形部であり、その結果、第２の絶縁体３１’と第２の接続端子３２’とが一体部品に形成されていてもよい。

図１～図５に示すように、本発明の別の例示的な実施形態において、電気接続デバイスも開示されている。電気接続デバイスは、上記の電気接続アセンブリ３と、第１の回路基板１とを備える。第２の孔１０１が、第１の回路基板１に形成されている。電気接続アセンブリ３の第１の接続端子３２の第２の圧入部３２ｂが、第１の回路基板１の第２の孔１０１に圧入されている。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、電気接続デバイス３は、第２の回路基板２も備える。第４の孔２０１が、第２の回路基板２に形成されている。電気接続アセンブリ３の第２の接続端子３２’の第４の圧入部３２ｂ’が、第２の回路基板２の第４の孔２０１に圧入されている。

図１～図５に示すように、図示の実施形態において、可撓性接続部材３３の接続導体の２つの端部を、第１のアダプタ回路基板および第２のアダプタ回路基板３４’にそれぞれ溶接して、第１のアダプタ回路基板および第２のアダプタ回路基板３４’に電気的に接続することができる。

図６は、本発明の別の例示的な実施形態による電気接続デバイスの、上から見た説明斜視図である。

図６に示す電気接続デバイスと図１～図５に示す電気接続デバイスとの主な違いは、可撓性接続部材３３の数である。図１～図５に示す実施形態において、電気接続アセンブリ３は、１つの可撓性接続部材３３のみを備える。図６に示す実施形態において、電気接続アセンブリ３は、上下に積み重ねられた複数の可撓性接続部材３３を備え、可撓性接続部材３３のそれぞれが接続導体の列を含む。複数の可撓性接続部材３３の接続導体の一端部が、第１のアダプタ回路基板３４に電気的に接続されて、第１のアダプタ回路基板３４を介して第１の接続端子３２の少なくとも１つの列に電気的に接続される。複数の可撓性接続部材３３の接続導体の他端部が、第２のアダプタ回路基板３４’に電気的に接続されて、第２のアダプタ回路基板３４’を介して第２の接続端子３２’の少なくとも１つの列に電気的に接続される。

図６に示すように、図示の実施形態において、電気接続アセンブリ３は、上下に積み重ねられた２つの可撓性接続部材３３を備える。２つの可撓性接続部材３３の接続導体の一端部が、第１のアダプタ回路基板３４の上面および下面にそれぞれ溶接され、他端部が、第２のアダプタ回路基板３４’の上面および下面にそれぞれ溶接されている。

図７は、本発明の別の例示的な実施形態による電気接続デバイスの、上から見た説明斜視図である。

図７に示す電気接続デバイスと図６に示す電気接続デバイスとの主な違いは、第１の接続端子３２および第２の接続端子３２’の数である。図６に示す実施形態において、電気接続アセンブリ３は、第１の接続端子３２の２つの列と、第２の接続端子３２’の２つの列とを備える。図７に示す実施形態において、電気接続アセンブリ３は、第１の接続端子３２の４つの列と、第２の接続端子３２’の４つの列とを備える。

図８は、本発明の別の例示的な実施形態による電気接続デバイスの、上から見た説明斜視図である。

図８に示す電気接続デバイスと図７に示す電気接続デバイスとの主な違いは、可撓性接続部材３３の数である。図７に示す実施形態において、電気接続アセンブリ３は、上下に積み重ねられた２つの可撓性接続部材３３を備える。図８に示す実施形態において、電気接続アセンブリ３は、１つの可撓性接続部材３３のみを備える。

図９は、本発明の別の例示的な実施形態による電気接続デバイスの、上から見た説明斜視図である。

図９に示す電気接続デバイスと図１～図５に示す電気接続デバイスとの主な違いは、第２の絶縁体３１’、第２の接続端子３２’、および第２のアダプタ回路基板３４’が除去されていることである。

図９に示すように、図示の実施形態において、可撓性接続部材３３の接続導体の他端部は、第２の回路基板２に直接、電気的に接続されている。図１～図８に示す実施形態と比較して、図９に示す電気接続アセンブリ３は、第２の絶縁体３１’、第２の接続端子３２’、および第２のアダプタ回路基板３４’を省くことができる。

上記の実施形態は例示的なものであり、限定的なものではないことを、当業者には理解されたい。例えば、当業者であれば、構成上または原理上矛盾することなく、上記の実施形態に多くの修正を加えることができ、異なる実施形態に記載する様々な特徴を互いに自由に組み合わせることができる。

いくつかの例示的な実施形態について図示し説明したが、本開示の原理および趣旨から逸脱することなく、これらの実施形態に様々な変更または修正を加えることができることが、当業者には理解されよう。本開示の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物により定義される。

本明細書で使用されるとき、単数形で記載され「ａ」または「ａｎ」という単語が前に付く要素は、前記要素またはステップの複数形を除外することが明示的に述べられていない限り、これらを除外しないものとして理解すべきである。さらに、本発明の「一実施形態」への言及は、記載された特徴を同じく組み込む追加の実施形態の存在を除外するものとして解釈されることを意図していない。さらに、そうではないと明示的に述べられていない限り、特定の特性を有する１つの要素もしくは複数の要素を「備える」または「有する」実施形態は、その特性を有していない追加のそのような要素を含むことができる。

Claims (19)

1. 電気接続アセンブリであって、
   第１の絶縁体（３１）と、
   前記第１の絶縁体（３１）に固定され、前記第１の絶縁体（３１）から突出する第１の圧入部（３２ａ）および第２の圧入部（３２ｂ）を含む第１の接続端子（３２）と、
   第１の孔（３４１）が形成された第１のアダプタ回路基板（３４）と、
   前記第１のアダプタ回路基板（３４）に電気的に接続された接続導体を含む可撓性接続部材（３３）と
   を備え、
   前記第１の圧入部（３２ａ）は、前記第１のアダプタ回路基板（３４）の前記第１の孔（３４１）に圧入されて、前記第１のアダプタ回路基板（３４）に電気的に接続され、
   前記第２の圧入部（３２ｂ）は、第１の回路基板（１）の第２の孔（１０１）に圧入されて、前記第１の回路基板（１）に電気的に接続するように構成されている、電気接続アセンブリ。
   
2. 前記可撓性接続部材（３３）は、フレキシブルフラットケーブルまたはフレキシブルプリント回路基板である、請求項１に記載の電気接続アセンブリ。
   
3. 前記第１の絶縁体（３１）は、
   第１の本体部（３１０）と、
   前記第１の本体部（３１０）に形成された第１のスロット（３１２）と
   を含み、
   前記第１の接続端子（３２）は、前記第１のスロット（３１２）に装着され、前記第１の圧入部（３２ａ）および前記第２の圧入部（３２ｂ）は、前記第１のスロット（３１２）から突出する、請求項１に記載の電気接続アセンブリ。
   
4. 前記第１の接続端子（３２）は、
   前記第１のスロット（３１２）に少なくとも部分的に収容されている第１の接続体（３２０）と、
   前記第１の接続体（３２０）の一端部に接続され、前記第１のスロット（３１２）に固定されている第１の固定部（３２２）と
   をさらに含み、
   前記第１の圧入部（３２ａ）および前記第２の圧入部（３２ｂ）の一方が、前記第１の固定部（３２２）に接続され、他方が、前記第１の接続体（３２０）の他端部に接続されている、請求項３に記載の電気接続アセンブリ。
   
5. 前記第１の圧入部（３２ａ）および前記第２の圧入部（３２ｂ）は、前記第１の接続端子（３２）の両端部にそれぞれ位置する、請求項１に記載の電気接続アセンブリ。
   
6. 第１の位置決め孔（３４２）が、前記第１のアダプタ回路基板（３４）に形成され、
   前記第１の絶縁体（３１）は、
   前記第１のアダプタ回路基板（３４）の第１の位置決め孔（３４２）に挿入するための、前記第１の本体部（３１０）の上面から突出する第１の位置決め支柱（３１３）、および／または、
   前記第１の回路基板（１）の第２の位置決め孔（１０２）に挿入するための、前記第１の本体部（３１０）の下面から突出する第２の位置決め支柱（３１１）
   をさらに含む、請求項３に記載の電気接続アセンブリ。
   
7. 前記第１の絶縁体（３１）は、前記第１の接続端子（３２）に形成された射出成形部であり、その結果、前記第１の絶縁体（３１）と前記第１の接続端子（３２）とが一体部品に形成されている、請求項１に記載の電気接続アセンブリ。
   
8. 前記電気接続アセンブリは、第１の接続端子（３２）の少なくとも１つの列と、１つの可撓性接続部材（３３）とを備え、前記可撓性接続部材（３３）は接続導体の列を含み、
   前記可撓性接続部材（３３）の接続導体の列の一端部が、前記第１のアダプタ回路基板（３４）に電気的に接続されて、前記第１のアダプタ回路基板（３４）を介して第１の接続端子（３２）の少なくとも１つの列に電気的に接続されている、請求項１に記載の電気接続アセンブリ。
   
9. 前記電気接続アセンブリは、第１の接続端子（３２）の少なくとも１つの列と、上下に積み重ねられた複数の可撓性接続部材（３３）とを備え、前記可撓性接続部材（３３）のそれぞれが接続導体の列を含み、
   前記複数の可撓性接続部材（３３）の前記接続導体の一端部が、前記第１のアダプタ回路基板（３４）に電気的に接続されて、前記第１のアダプタ回路基板（３４）を介して第１の接続端子（３２）の少なくとも１つの列に電気的に接続されている、請求項１に記載の電気接続アセンブリ。
   
10. 第２の絶縁体（３１’）と、
    前記第２の絶縁体（３１’）に固定され、前記第２の絶縁体（３１’）から突出する第３の圧入部（３２ａ’）および第４の圧入部（３２ｂ’）を含む第２の接続端子（３２’）と、
    第３の孔（３４１’）が形成された第２のアダプタ回路基板（３４’）と
    をさらに備え、
    前記可撓性接続部材（３３）の前記接続導体は、前記第２のアダプタ回路基板（３４’）に電気的に接続され、
    前記第３の圧入部（３２ａ’）は、前記第２のアダプタ回路基板（３４’）の前記第３の孔（３４１’）に圧入されて、前記第２のアダプタ回路基板（３４’）に電気的に接続され、
    前記第４の圧入部（３２ｂ’）は、第２の回路基板（２）の第４の孔（２０１）に圧入されて、前記第２の回路基板（２）に電気的に接続するように構成されている、請求項１から９のいずれか一項に記載の電気接続アセンブリ。
    
11. 前記電気接続アセンブリは、第２の接続端子（３２’）の少なくとも１つの列と、１つの可撓性接続部材（３３）とを備え、前記可撓性接続部材（３３）は接続導体の列を含み、
    前記可撓性接続部材（３３）の接続導体の列の他端部が、前記第２のアダプタ回路基板（３４’）に電気的に接続されて、前記第２のアダプタ回路基板（３４’）を介して第２の接続端子（３２’）の少なくとも１つの列に電気的に接続されている、請求項１０に記載の電気接続アセンブリ。
    
12. 前記電気接続アセンブリは、第２の接続端子（３２’）の少なくとも１つの列と、上下に積み重ねられた複数の可撓性接続部材（３３）とを備え、前記可撓性接続部材（３３）のそれぞれが接続導体の列を含み、
    前記複数の可撓性接続部材（３３）の前記接続導体の他端部が、前記第２のアダプタ回路基板（３４’）に電気的に接続されて、前記第２のアダプタ回路基板（３４’）を介して第２の接続端子（３２’）の少なくとも１つの列に電気的に接続されている、請求項１０に記載の電気接続アセンブリ。
    
13. 前記電気接続アセンブリは、上下に積み重ねられた２つの可撓性接続部材（３３）を備え、前記２つの可撓性接続部材（３３）の接続導体の一端部が、前記第１のアダプタ回路基板（３４）の上面および下面にそれぞれ溶接され、他端部が、前記第２のアダプタ回路基板（３４’）の上面および下面にそれぞれ溶接されている、請求項１０に記載の電気接続アセンブリ。
    
14. 前記第１の接続端子（３２）の前記第１の圧入部（３２ａ）および前記第２の圧入部（３２ｂ）、ならびに／または、前記第２の接続端子（３２’）の前記第３の圧入部（３２ａ’）および前記第４の圧入部（３２ｂ’）は、フィッシュアイ状である、請求項１０に記載の電気接続アセンブリ。
    
15. 前記第２の絶縁体（３１’）は前記第１の絶縁体（３１）と同一であり、そのため前記第２の絶縁体（３１’）と前記第１の絶縁体（３１）とを交換可能に使用することができ、
    前記第２の接続端子（３２’）は前記第１の接続端子（３２）と同一であり、そのため前記第２の接続端子（３２’）と前記第１の接続端子（３２）とを交換可能に使用することができ、
    前記第２のアダプタ回路基板（３４’）は前記第１のアダプタ回路基板（３４）と同一であり、そのため前記第２のアダプタ回路基板（３４’）と前記第１のアダプタ回路基板（３４）とを交換可能に使用することができる、請求項１０に記載の電気接続アセンブリ。
    
16. 前記可撓性接続部材（３３）の前記接続導体の他端部は、第２の回路基板（２）に直接、電気的に接続するように構成されている、請求項１から９のいずれか一項に記載の電気接続アセンブリ。
    
17. 電気接続デバイスであって、
    請求項１から１６のいずれか一項に記載の前記電気接続アセンブリ（３）と、
    第２の孔（１０１）が形成された第１の回路基板（１）と
    を備え、
    前記電気接続アセンブリ（３）の前記第１の接続端子（３２）の前記第２の圧入部（３２ｂ）が、前記第１の回路基板（１）の前記第２の孔（１０１）に圧入されている、電気接続デバイス。
    
18. 第４の孔（２０１）が形成された第２の回路基板（２）をさらに備え、
    前記電気接続アセンブリ（３）の第２の接続端子（３２’）の第４の圧入部（３２ｂ’）が、前記第２の回路基板（２）の前記第４の孔（２０１）に圧入されている、請求項１７に記載の電気接続デバイス。
    
19. 第２の回路基板（２）をさらに備え、
    前記可撓性接続部材（３３）の前記接続導体が、前記第２の回路基板（２）に直接、電気的に接続されている、請求項１７に記載の電気接続デバイス。

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