JP2024035680A - レーザ溶接装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024035680000001
【課題】簡便な構成で、線状または棒状の第一部材を第二部材に的確にレーザ溶接できる装置を提供する。
【解決手段】レーザ光源3から供給されるレーザ光Lを出射して第一部材6と第二部材7との溶接箇所に照射する加工ノズル2と、前記第一部材6を前記第二部材7に溶接するに際して前記加工ノズル2を第一部材6及び第二部材7に対して相対的に接近させ、加工ノズル2の先端を第一部材6に当接させて同第一部材6を第二部材7に向けて押圧し、加工ノズル2及び第二部材7が第一部材6を挟持する状態とした上で前記レーザ光Lを前記溶接箇所に照射できるようにするユニット1とを具備するレーザ溶接装置を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、線状または棒状の第一部材を第二部材に溶接するレーザ溶接装置に関する。
ある部材と他の部材とを溶接するにあたり、溶接箇所にレーザ光を照射して部材を加熱、溶融させて溶接を実行するレーザ溶接技術が公知である。
レーザ溶接では、レーザ光の照射時に溶接箇所に向けてシールドガスを吹き付けることが通例である。その目的は、溶接中に空気が溶融金属に接触するのを遮断することにある。空気には酸素や水蒸気が含まれ、それらは溶融金属と容易に反応し得る。そこで、溶融金属と反応を起こさないような不活性ガスを溶融金属の周囲に供給し、溶融金属を空気から保護するのである(以上、例えば下記特許文献を参照)。
特開2022-100050号公報
線状または棒状の部材を他の部材に溶接するにあたっては、治具により前者の部材を保定して後者の部材に対して不動とし、その状態で加工ノズルから出射するレーザ光を溶接するべき箇所に向けて照射することが通例である。
しかし、細径の線状または棒状の部材は、曲がったり反ったり撚れたりしやすい。その部材を保定する治具と、レーザ光を出射する加工ノズルとは、互いに別個独立した機構として存在する。それもあって、線状または棒状の部材を治具により押さえ付けたときに、当該部材の位置が加工ノズルの所在する位置から大きくずれてしまい、溶接箇所にレーザ光を照射できない可能性が生じる。のみならず、溶接する対象である双方の部材が密着せず、両者の間に隙間が空いていると、レーザ溶接の際にスパッタが多く発生し、最悪の場合溶接に失敗するおそれもある。
本発明は、簡便な構成で、線状または棒状の第一部材を第二部材に的確にレーザ溶接できる装置を提供しようとするものである。
本発明では、線状または棒状(細長い薄板状のものを含む)の第一部材を第二部材に溶接するレーザ溶接装置であって、レーザ光源から供給されるレーザ光を出射して前記第一部材と前記第二部材との溶接箇所に照射する加工ノズルと、前記第一部材を前記第二部材に溶接するに際して前記加工ノズルを第一部材及び第二部材に対して相対的に接近させ、加工ノズルの先端を第一部材に当接させて同第一部材を第二部材に向けて押圧し、加工ノズル及び第二部材が第一部材を挟持する状態とした上で前記レーザ光を前記溶接箇所に照射できるようにするユニットとを具備するレーザ溶接装置を構成した。
加えて、前記加工ノズル及び前記第二部材により前記第一部材を挟持した状態で、加工ノズルの内部を通じて第一部材及び前記第二部材を撮像するカメラセンサと、前記カメラセンサが撮像した画像を基に前記第一部材の位置を検出して前記レーザ光を照射するべき位置を決定する制御部とを具備するものとすれば、両部材を溶接する箇所により精確にレーザ光軸を指向させてレーザ光を照射することが可能となる。
前記加工ノズル及び前記第二部材により前記第一部材を挟持した状態で、加工ノズルの内部にシールドガスを導入するガス供給機構を具備するとともに、前記加工ノズル及び前記第二部材により前記第一部材を挟持した状態のまま、加工ノズルの内部に導入された前記シールドガスを当該加工ノズルの外部に排出することを可能にする切欠または貫通孔を、加工ノズルの周壁に形成していれば、レーザ溶接中に加工ノズルの内側に位置する溶接箇所に適切にシールドガスを供給できる。
前記加工ノズルの周壁に、当該加工ノズルの先端から凹む方向に切り欠かれて加工ノズルの内部と外部とを連通させる前記切欠が、前記第一部材の伸びる方向と交差する方向に沿って対向する二カ所に存在していれば、レーザ溶接中に供給するシールドガスやレーザ溶接中に発生する金属蒸気等を加工ノズルの内部から外部に好適に排出でき、溶接の仕上がりが良好となる。
本発明に係る、線状または棒状の第一部材を第二部材に溶接するレーザ溶接方法は、レーザ光源から供給されるレーザ光を出射して前記第一部材と前記第二部材との溶接箇所に照射する加工ノズルを、第一部材及び第二部材に対して相対的に接近させ、加工ノズルの先端を第一部材に当接させて同第一部材を第二部材に向けて押圧し、加工ノズル及び第二部材が第一部材を挟持する保定ステップと、前記加工ノズル及び前記第二部材により前記第一部材を挟持した状態で、加工ノズルからレーザ光を前記溶接箇所に照射して第一部材と第二部材とを溶接する溶接ステップとを具備する。
本発明によれば、簡便な構成で、線状または棒状の第一部材を第二部材に的確に溶接できるレーザ溶接装置を実現できる。
本発明の一実施形態のレーザ処理装置の構成を模式的に示す図。 同レーザ処理装置の加工ノズル近辺の構成を模式的に示す縦断面図。 同レーザ処理装置の加工ノズルの先端部の形状を下方から見た斜視図。 同レーザ処理装置のカメラセンサが加工ノズルを通じて撮影する画像を例示する図。 同レーザ処理装置により実行するレーザ溶接の手順例を示すフロー図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に模式的に示すように、本実施形態のレーザ溶接装置は、線状または棒状の第一部材6を第二部材7に溶接する目的で使用される。第一部材6の太さまたは外径は、約30μmがそれ以上であり、実際に極めて細い。
説明の簡明化のため、以後の記述においては、第二部材7が拡張する左右及び前後の二次元方向を互いに直交するX軸方向及びY軸方向と定義するとともに、第一部材6と第二部材7とが重なり合う上下方向をX軸及びY軸と直交するZ軸方向と定義する。第一部材6は、Y軸と略平行に、またはY軸に対して幾分傾斜しつつも、Y軸方向に伸長する。
本レーザ溶接装置は、レーザ光源(発振器)3から供給されるレーザ光Lを加工ノズル2まで伝搬させる光学系を内包しかつ加工ノズル2を支持するユニット1と、ユニット1及び加工ノズル2の内部を通じて第一部材6及び第二部材7を撮像するカメラセンサ4と、レーザ溶接中にシールドガスGを加工ノズル2の内部に供給するガス供給機構5と、ユニット1及び加工ノズル2を第一部材6及び第二部材7に対して相対的に変位させる駆動機構(図示せず)と、これらレーザ光源3、ユニット1及び駆動機構、並びにガス供給機構5を制御する制御部0とを具備する。
レーザ光源3は、両部材6、7の溶接に適した出力及び波長のレーザ光L、例えば波長1064nmないし1080nm程度の近赤外レーザ光Lを発振する。レーザ光源3とユニット1との間は、光ファイバ31等を介して接続する。
ユニット1が内蔵する光学系は、レンズ、ミラー、光ファイバ等の既知の光学要素を組み合わせて構築する。図1に例示するものでは、レーザ光源3から供給されるレーザ光Lの投影形状(スポット形状)を所望の形状に成形するためのレンズ11、レーザ光Lの光軸を変位させることを可能にするガルバノスキャナ12、レーザ光Lを加工ノズル2ひいては溶接対象の部材6、7に向かう方向に反射させるミラー13を含んでいる。
ビーム成形レンズ11は、例えばシリンドリカルレンズやコリメートレンズ等である。
ガルバノスキャナ12は、溶接対象の部材6、7に対するレーザ光Lの照射位置を、少なくともX軸方向に沿って変化させることができるものである。ガルバノスキャナ12は、レーザ光Lを反射するガルバノミラー121を、サーボモータまたはステッピングモータ等122により回動させてその姿勢(角度)を変化させる機構である。図1に示す例では、レーザ光Lの光軸をX軸方向に沿って変位させるスキャナ12のみを設けているが、レーザ光Lの光軸をY軸方向に沿って変位させるスキャナを追加しても構わない。
ミラー13は、溶接対象の部材6、7に照射するべき溶接用のレーザ光Lを加工ノズル2及び部材6、7に向けて高効率で反射する。一方で、部材6、7をカメラセンサ4により撮像する都合上、部材6、7の側から加工ノズル2を通じてカメラセンサ4に向かう光Iは高効率で透過させる。このミラー13は、例えばビームスプリッタ(若しくは、ハーフミラー)、ダイクロイックミラー(レーザ光Lが有する波長の光を反射し、それ以外の波長の光を透過させる)、ホットミラー(レーザ光Lが赤外光である場合にこれを反射し、可視光を透過させる)等である。
図1ないし図3に示すように、加工ノズル2は、溶接対象の部材6、7に照射するべきレーザ光L、及び当該部材6、7からカメラセンサ4に向かう光Iをそれぞれ通過させる筒状体である。その先端部(ノズルチップ)の外周壁は、部材6、7に近づく下方に向かって徐々に先細りとなる截頭円錐状をなしている。加工ノズル2の内部には、溶接対象の部材6、7に相対する集光レンズ(対物レンズ)21と、この集光レンズ21よりも部材6、7に近い位置にあって加工ノズル2の内部を閉塞する保護ウィンドウ22とを設けている。
集光レンズ21は、例えばfθレンズまたはテレセントリックレンズであるが、その他の球面レンズや非球面レンズ等であっても構わない。
保護ウィンドウ22は、後述するシールドガス(図2中に白矢印で表す)Gが加工ノズル2を通じてユニット1内(即ち、レーザ光Lの光路(行路)に沿った上流側)に流入しないようにこれを遮蔽するものである。保護ウィンドウは、部材6、7に照射するべきレーザ光L、及び部材6、7側からカメラセンサ4に向かう光Iを何れも高効率で透過させる。総じて、レーザ溶接では、レーザ光源3から供給されるレーザ光Lが、ビーム成形レンズ11、ガルバノスキャナ12、反射ミラー13、集光レンズ21及び保護ウィンドウ22を経由して加工ノズル2から出射し、部材6、7の適切な溶接箇所Pに向けて照射される。
カメラセンサ4は、第一部材6及び第二部材7を撮像し、特に第一部材6の存在する位置を検出するためのものである。カメラセンサ4は、例えばCCD(Chargg-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)等の固体撮像素子を含み、レーザ光Lが有する波長以外の光、特に可視光を受光し検出する。部材6、7の側からもたらされる光Iは、保護ウィンドウ22、集光レンズ21及びミラー13を経由してカメラセンサ4に入射する。カメラセンサ4とユニット1との間は、光ファイバ等を介して接続してもよいが、カメラセンサ4をユニット1に直接に支持させてもよい。
駆動機構(図示せず)は、加工ノズル2及びユニット1を、溶接対象の部材6、7に対して相対的に、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動させる。駆動機構の具体的構成は任意であり、複数の態様が考えられる。水平方向、即ちX軸方向及びY軸方向について言えば、例えばリニアモータ台車を含むXYステージにユニット1を搭載し、加工ノズル2及びユニット1を部材6、7に対しX軸及びY軸に沿って移動可能にしてもよいし、溶接対象の部材6、7をXYステージに載置し、当該部材6、7を加工ノズル2及びユニット1に対しX軸及びY軸に沿って移動可能としてもよい。垂直方向、即ちZ軸方向について言えば、モータ駆動のねじ送り機構やラックアンドピニオン機構等を有する昇降装置にユニット1を支持させ、加工ノズル2及びユニット1を溶接対象の部材6、7に対しZ軸に沿って接近/離間(昇降)可能としてもよいし、溶接対象の部材6、7を載置するステージを昇降装置に支持させて、当該部材6、7を加工ノズル2及びユニット1に対しZ軸に沿って接近/離間(昇降)可能としてもよい。
ガス供給機構5は、レーザ溶接中に、加工ノズル2の内部、保護ウィンドウ22よりも下方の(保護ウィンドウ22よりも溶接対象の部材6、7に近い、部材6、7に面する)領域にシールドガスGを注入する。シールドガスGは、溶融金属が空気中の酸素や水素と反応を起こさないように溶融金属を護るためのもので、例えば化学的に安定した窒素、アルゴン等である。ガス供給機構5は、シールドガスGを蓄えるボンベ51と、ボンベ51及び加工ノズル2の内部の双方に接続しボンベ51から吐出されるシールドガスGを加工ノズル2の内部へと導くガス導入路52と、ガス導入路52上(ボンベ51と加工ノズル2との間)に配設されてガス導入路52を開閉するバルブ53とを要素とする。ガス導入路52は、変形容易なフレキシブルチューブ(または、ホース)を含むことがある。バルブ53は、例えば電気的に開閉可能な、またはその開度を制御可能なソレノイドバルブ等である。
なお、図2及び図3に示すように、加工ノズル2の先端部の周壁には予め、加工ノズル2の内部と外部とを連通させる切欠20を形成している。切欠20は、溶接対象の部材6、7に当接または極近接する先端面即ち下端面の一部を欠損させ、部材6、7から離反する上方に凹んでいるように周壁を切り欠いたものである。切欠20は、第一部材6の伸びる方向と交差しまたは直交するX軸方向に沿って対向した二カ所に存在する。
切欠20に代えて、または切欠20とともに、加工ノズル2における保護ウィンドウ22よりも下方にある周壁に、当該周壁を貫通し加工ノズル2の内部と外部とを連通させる一または複数の貫通孔を穿ち設けてもよい。切欠20及び/または貫通孔は、レーザ溶接中に加工ノズル2の内部に供給したシールドガスGや金属蒸気等を、加工ノズル2の外部に排出させるために機能する。
制御部0は、プロセッサ、主記憶メモリ、補助記憶デバイス(フラッシュメモリであることがある)、入出力インタフェース等を有したマイクロコンピュータシステム、パーソナルコンピュータ若しくはワークステーション等、またはプログラマブルコントローラである。制御部0は、予め補助記憶デバイスに格納されているプログラムを主記憶メモリに読み込み、プロセッサにおいて解読して、レーザ光源3や光学系のガルバノスキャナ12、駆動機構、ガス供給機構5の制御バルブ53等を制御する。
本レーザ溶接装置によるレーザ溶接処理の手順を述べる。図5に、制御部0がプログラムに従い実行する処理手順を例示している。まず、制御部0が、駆動機構を制御し、加工ノズル2を支持するユニット1を溶接対象の部材6、7に対し相対的にX軸及びY軸方向に移動させ、加工ノズル2を部材6、7の溶接箇所PのZ軸方向に沿った直上付近に位置づける(ステップS1)。
次に、加工ノズル2支持するユニット1を、溶接対象の部材6、7に対し相対的にZ軸方向に移動させ、加工ノズル2の先端面を部材6、7に接近させる(ステップS2)。そして、図2(b)に示しているように、加工ノズル2の先端面を線状または棒状の第一部材6に当接させ、加工ノズル2と第二部材7とによって第一部材6を挟圧する。この保定ステップS2により、レーザ溶接中に第一部材6を第二部材7に対して移動困難または移動不能であるように固定する。
そうしておいて、カメラセンサ4が、加工ノズル2の内部を通じて、第一部材6及び第二部材7をZ軸方向に沿って見た画像を撮影する(ステップS3)。制御部0は、カメラセンサ4が撮影した画像を解析し、第一部材6と第二部材7とが重なり合う適正な溶接箇所P、つまりはレーザ光Lを照射するべき箇所Pの位置座標を決定する(ステップS4)。本実施形態では、ガルバノスキャナ12により、加工ノズル2の内部でレーザ光Lの光軸即ち照射位置をX軸方向に沿って変位可能としている。図4に示すように、ステップS4では、カメラセンサ4が撮影した画像中の、加工ノズル2の内部でレーザ光Lを照射可能な範囲(一点鎖線で表す)A内で、第一部材6が存在する箇所Pを検出し、その位置座標[X]をレーザ光Lの照射位置として決定する。なお、レーザ溶接装置がレーザ光Lの照射位置をX軸及びY軸の二次元方向に変位可能なスキャナ12を備えているならば、レーザ光Lを照射可能な範囲内で第一部材6が存在する箇所の位置座標[X,Y]を、レーザ光Lの照射位置として定めることになる。
しかる後、制御部0が、ガルバノスキャナ12を操作し、ステップS4にて決定した照射位置Pの座標に向けてレーザ光Lの光軸を指向させ、当該照射位置Pにレーザ光Lを照射し(ステップS5)、以て第一部材6と第二部材7とをレーザ溶接する。加工ノズル2における集光レンズ21の焦点距離は、当該加工ノズル2の先端面を第一部材6に当接させた状態で、第一部材6と第二部材7とを溶接するべき箇所Pにレーザ光Lが適切に集光されるように設定してある。
これにより、第一部材6が第二部材7に対して動かないように密着させ、または密着しているに略等しい状態に維持しながら、確実にレーザ溶接を遂行することができる。
また、レーザ溶接ステップS5では、加工ノズル2の内部にシールドガスGを供給する。そのシールドガスGや、レーザ溶接中に発生する金属蒸気は、加工ノズル2の先端面を部材6、7に密接ないし極近接させているとしても、加工ノズル2に設けた切欠20または貫通孔を通じて、適切に加工ノズル2の外部に排出されることになる。
レーザ溶接が完了したならば、加工ノズル2支持するユニット1を部材6、7に対し相対的にZ軸方向に移動させ、図2(a)に示しているように、加工ノズル2の先端面を部材6、7から離反させる(ステップS6)。
以降、上述した手順を、必要に応じて反復する。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。各部の具体的構成や処理の手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
0…制御部
1…ユニット
2…加工ノズル
20…切欠
3…レーザ光源
4…カメラセンサ
5…ガス供給機構
6…線状または棒状の第一部材
7…第二部材
G…シールドガス
L…レーザ光
P…溶接箇所

Claims (5)

  1. 線状または棒状の第一部材を第二部材に溶接するレーザ溶接装置であって、
    レーザ光源から供給されるレーザ光を出射して前記第一部材と前記第二部材との溶接箇所に照射する加工ノズルと、
    前記第一部材を前記第二部材に溶接するに際して前記加工ノズルを第一部材及び第二部材に対して相対的に接近させ、加工ノズルの先端を第一部材に当接させて同第一部材を第二部材に向けて押圧し、加工ノズル及び第二部材が第一部材を挟持する状態とした上で前記レーザ光を前記溶接箇所に照射できるようにするユニットと
    を具備するレーザ溶接装置。
  2. 前記加工ノズル及び前記第二部材により前記第一部材を挟持した状態で、加工ノズルの内部を通じて第一部材及び前記第二部材を撮像するカメラセンサと、
    前記カメラセンサが撮像した画像を基に前記第一部材の位置を検出して前記レーザ光を照射するべき位置を決定する制御部と
    を具備する請求項1記載のレーザ溶接装置。
  3. 前記加工ノズル及び前記第二部材により前記第一部材を挟持した状態で、加工ノズルの内部にシールドガスを導入するガス供給機構を具備するとともに、
    前記加工ノズル及び前記第二部材により前記第一部材を挟持した状態のまま、加工ノズルの内部に導入された前記シールドガスを当該加工ノズルの外部に排出することを可能にする切欠または貫通孔を、加工ノズルの周壁に形成している請求項1記載のレーザ溶接装置。
  4. 前記加工ノズルの周壁に、当該加工ノズルの先端から凹む方向に切り欠かれて加工ノズルの内部と外部とを連通させる前記切欠が、前記第一部材の伸びる方向と交差する方向に沿って対向する二カ所に存在している請求項3記載のレーザ溶接方法。
  5. 線状または棒状の第一部材を第二部材に溶接するレーザ溶接方法であって、
    レーザ光源から供給されるレーザ光を出射して前記第一部材と前記第二部材との溶接箇所に照射する加工ノズルを、第一部材及び第二部材に対して相対的に接近させ、加工ノズルの先端を第一部材に当接させて同第一部材を第二部材に向けて押圧し、加工ノズル及び第二部材が第一部材を挟持する保定ステップと、
    前記加工ノズル及び前記第二部材により前記第一部材を挟持した状態で、加工ノズルからレーザ光を前記溶接箇所に照射して第一部材と第二部材とを溶接する溶接ステップと
    を具備するレーザ溶接方法。
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