JP2024035652A - 書籍販売システム、電子書籍id割当システム、書籍販売プログラム、および、販売システム - Google Patents

書籍販売システム、電子書籍id割当システム、書籍販売プログラム、および、販売システム Download PDF

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Abstract

【課題】生徒および保護者、学校、および、書店の三者の負担を軽減した教科書等の販売対象書籍の販売システムを提供する。【解決手段】ネットワークを介して接続された購入者の端末から、販売対象書籍を使用する生徒情報、購入する販売対象書籍を特定する情報、および、決済方法の選択を受け付け、記憶部に格納する。購入内容を特定する一意な情報(例えばバーコード)を生成して、購入者の端末に送信する。販売対象書籍の販売員の端末から、販売所において、一意な情報が入力された場合、記憶部にアクセスし、生徒情報、等を販売員の端末に表示させる。【選択図】図12

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年11月15日~11月23日 書籍販売システムの試験(1) 令和3年12月 9日発行 文化通信 The Bunka Newsデジタル版に掲載(2) 令和3年12月13日発行 新聞之新聞社 新聞之新聞に掲載(3) 令和3年12月14日発行 文化通信 The Bunka Newsに掲載(4) 令和3年12月15日公開 Facebookに掲載(5) 令和3年12月15日公開 Twitterに掲載(6) 令和3年12月27日公開 Facebookに掲載(7) 令和3年12月27日公開 Twitterに掲載(8) 令和3年12月30日 株式会社ザ・本屋さん向け説明会(9) 令和4年 1月 5日 株式会社福岡銀行向け説明会(10) 令和4年 1月 7日 自由ヶ丘高等学校向け説明会(11) 令和4年 1月25日 株式会社精文館書店向け説明会(12) 令和4年 3月14日 ウェブサイトでの公開(13) 令和4年 3月17日~4月17日 書籍販売システムの試験(14) 令和4年 4月15日 東京書籍株式会社向け説明会(15) 令和4年 4月18日~5月8日 書籍販売システムの試験(16) 令和4年 4月21日 株式会社元野木書店向け説明会(17) 令和4年 4月21日 文化通信社書店バイヤーセミナー向け説明会(18) 令和4年 4月21日 星琳高等学校向け説明会(19) 令和4年 6月10日~6月30日 書籍販売システムの試験(20)
本発明は、学校が指定した教科書等の書籍を、学校の生徒に販売するシステムに関する。
日本において、教科書の学校への供給は、教科書の発行法等に基づき、国によって定められた方法に沿って行われ、教科書発行者が学校への供給義務を負っている。教科書発行者は、教科書供給業者と契約を結んで学校に供給を行う。実際には、教科書供給業者は、教科書取次書店を選定し、教科書取次書店が各学校に教科書を供給する。
小学校及び中学校の教科書は、無償で児童・生徒に配布されるが、高校では、生徒の履修する科目ごとに、学校が指定する教科書が、生徒または保護者に販売される。一般的には、生徒または保護者は、学校または教科書取次書店が定めた販売日または販売期間に、学校もしくは教科書取次書店の特設の教科書販売所において、現金で教科書を購入している。その際、生徒は、高校から配布された印刷物に、履修する科目やコースに丸印をつける等し、生徒の名前も記入して持参し、教科書と引き換える。
一方、教科書取次書店は、学校へ過不足なく教科書を供給するという義務を履行するため、販売日または販売期間の終了後に、未購入者を学校が把握できるように、購入者の名簿を手作業で作成し、学校に報告している。
また、教科書取次書店では、学校が指定した教科書とともに、または教科書とは別に、学校が指定または推薦した辞書等の一般書籍(一般書や専門書)の販売を行う。販売された教科書や一般書籍の生徒への受け渡しは、校内または特設の教科書販売所において行われている。その際、教科書取次書店の販売員が生徒に直接渡すこともあるし、教員が生徒に渡すこともあり、特有の販売形態が継続している。
特許文献1には、学校で学用品をまとめて注文する際の学校の負担を軽減するために、児童や保護者から直接のシステムに対して直接学用品を注文することができ、かつ、学校ごとに誰がどの学用品を購入したかをわかるようにしたシステムが開示されている。
特許6651089号公報
教科書販売日には、特設の教科書販売所に全生徒が集中するため、密になりやすく、新型コロナウイルスなどの感染症対策上は好ましくない。また、集中した多数の生徒や保護者と対面し、短時間で、生徒ごとに購入金額の合計額を電卓で計算し、現金を受け取り、多種類の教科書の中から正しい教科書を選び、正しい金額のお釣りとともに渡す必要があり、慣れない販売員にとっては負担が大きく、計算間違いも生じやすい。一方、ベテランの販売員を多数そろえるためには、多くの人件費と労力が必要である。
また、教科書の購入金額は高額なため、子どもに現金を持たせることは、親にとっては不安であり、学校側も生徒が高額な現金を所持していることは管理が困難になる。
また、販売後、教科書取次書店が購入者の名簿を作成する作業は、手作業であるため、教科書取次書店の負担は大きい。近年、個人情報の保護の観点から、生徒の氏名等の個人情報の取り扱いを慎重に行うことも要求され、教科書取次書店の負担は増している。
上述のような種々の課題があるにもかかわらず、子どもの数自体が減少していることに伴い、教科書取次書店の利益は減少している。そのため、教科書取次書店は、後継者不足に直面しており、高齢化が進んでいる。
教科書を学校へ供給する現在の仕組みを継続させるためには、学校の負担を増加させることなく、教科書取次書店の労力を低減し、教科書取次書店がある程度の利益を上げることのできるシステムを導入することが有効と考えられる。
一方、後継者不足や高齢化に悩む教科書取次書店がそれぞれ、カスタマイズされた何らかのシステムを独自に導入することは困難であるのが現実である。
特許文献1に開示されているシステムは、児童や保護者が学用品を直接注文できるシステムであるが、注文された学用品を現金と引き換えに児童が受け取る際の販売所における上述の課題については解決されていない。また、特許文献1のシステムでは、複数の書店が抱える人手不足や後継者問題を解決することはできない。
本発明の目的は、生徒および保護者、学校、および、教科書取次書店の三者の労力を軽減することのできる書籍販売システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、販売対象受付部、販売対象記憶部と、購入受付部と、購入内容記憶部と、決済状況確認部と、販売リスト生成部とを備えた書籍販売システムが提供される。販売対象受付部は、1以上の書店の登録を受け付け、書店ごとに、販売を担当する1以上の学校名と、学校ごとの1以上の販売対象書籍を特定する情報と、販売対象書籍の金額との登録を受け付ける。販売対象記憶部は、販売対象受付部が受け付けた、書店の書店名と、販売先の学校名と、販売対象書籍を特定する情報と、金額とを対応させて記憶する。購入受付部は、購入者の端末から、学校名の入力を受け付け、受け付けた学校名に対応づけて格納されている販売対象書籍を購入者の端末に表示し、購入者が販売対象書籍を選択して、購入を選択した場合、購入者の生徒情報と決済方法の選択とを受け付ける。購入内容記憶部は、購入受付部が受け付けた、学校名と、選択された販売対象書籍と、購入者の生徒情報と、選択された決済方法とを対応させた購入内容を記憶する。決済状況確認部は、購入内容について選択された決済方法が実行されたかどうかを確認する。販売リスト生成部は、登録されている書店のいずれかから、購入状況の照会があった場合、書店に対応する学校名が含まれる購入内容を購入内容記憶部から抽出する。さらに、販売リスト生成部は、決済状況確認部から決済が実行済みかどうかの確認結果を受け取り、決済が実行済みの購入内容について、購入した生徒情報と、購入された販売対象書籍を特定する情報と、学校名とを対応させた販売リストを生成して出力する。
本発明によれば、生徒および保護者、学校、および、書店の三者の労力を軽減することができる。
本発明の実施形態1の教科書販売システムの構成を示すブロック図。 (a)および(b)実施形態1の教科書販売システムの動作を示すフローチャート。 (a)および(b)実施形態1の教科書販売システムの動作を示すフローチャート。 実施形態1の教科書販売システムが管理者用端末4に表示する管理画面を示す図。 (a)および(b)実施形態1の教科書販売システムが管理者用端末4に表示する画面例を示す図。 (a)および(b)実施形態1の教科書販売システムが購入者端末2に表示する画面例を示す図。 (a)~(c)実施形態1の教科書販売システムが購入者端末2に表示する画面例を示す図。 (a)~(c)実施形態1の教科書販売システムが購入者端末2に表示する画面例を示す図。 (a)~(c)実施形態1の教科書販売システムが購入者端末2に表示する画面例を示す図。 (a)~(c)実施形態1の教科書販売システムが購入者端末2に表示する画面例を示す図。 実施形態1の教科書販売システムの記憶部15の購入内容記憶領域15c内のテーブルを説明する図。 (a)実施形態1の教科書販売システムが購入者端末2に表示する画面例を示す図、(b)実施形態1の教科書販売システムが販売員の端末3に表示する画面例を示す図。 (a)および(b)実施形態1の教科書販売システムが販売員の端末3に表示する画面例を示す図。 本発明の実施形態2の教科書販売システムの構成を示すブロック図。 実施形態2の教科書販売システムの動作を示すフローチャート。 (a)~(d)実施形態2の教科書販売システムの記憶部15内のテーブルを説明する図。 (a)および(b)実施形態2の教科書販売システムの記憶部15内のテーブルを説明する図。 本発明の実施形態3の教科書販売システム100の構成を示すブロック図。 (a)および(b)実施形態3の教科書販売システム100の動作を示すフローチャート。 実施形態3の教科書販売システム100が管理者用端末4に表示する入力画面を示す図。 (a)および(b)実施形態3の教科書販売システム100の動作を示すフローチャート。 実施形態3の教科書販売システム100が購入者の端末に表示する入力画面を示す図。 実施形態3の教科書販売システム100が購入者の端末に表示する入力画面を説明する図。 実施形態3の教科書販売システム100の記憶部15の短期販売品購入内容記憶領域15f内のテーブルを説明する図。
本発明の一実施形態について図面を用いて以下に説明する。
なお、本実施形態において、学校が生徒に対して、必ず購入するように指定した書籍等を「教科書」と呼ぶ。「教科書」は、検定済み教科書、検定済み教科書以外の教科書、学校が指定した一般書籍(採用図書)を含む。「教科書」の形態としては、印刷された書籍の他に、書籍または書籍データを利用できる状態するものであればどのような形態でもよい。例えば、書籍データが記憶されたCDROM等の記憶媒体、書籍に準拠した情報データ(音声データや画像データを含む)が記憶された記憶媒体、ネットワーク経由でコンテンツ配信サービス等を介してダウンロードする書籍データ、ネットワーク経由でアプリケーションサービスプロバイダ(ASP)の提供するサーバー上で閲覧可能な電子書籍、ネットワーク経由でアプリケーションサービスプロバイダの提供するサーバー上で利用可能なアプリケーション(例えば、教科書アプリ)、教科書アプリが記憶された記憶媒体、および、サーバー上の書籍データや教科書アプリにアクセスを可能にするための購入内容証明情報(引換書やパスワードやID等)などが「教科書」の形態には含まれる。
また、本実施形態では、学校が、「教科書」と共に生徒に対して購入するよう推奨する、学校が選定した書籍を「学校指定書籍」と呼ぶ。例えば、辞書、参考書、問題集、資料集等である。「学校指定書籍」の形態は、「教科書」の形態と同様に、印刷された書籍の他に、書籍または書籍データを利用できる状態するものであればどのような形態でもよい。
<<実施形態1>>
実施形態1は、学校(小学校、中学校、高校、大学、専門学校)が必ず購入するように指定した「教科書」、および、学校が教科書と共に生徒に対して購入するように推奨する「学校指定書籍」(辞書等)を、教科書取次書店が生徒に販売するための教科書販売システムについて説明する。このシステムでは、教科書取次書店が予めシステムに登録しておいた「教科書」および「学校指定書籍」の情報を、生徒が自身の端末(スマートフォンやコンピュータ)に表示し、購入する教科書等を選択する。書店は、選択された教科書等を教科書販売所において現金と引き換えに受け渡すことも可能であるし、事前決済された場合、教科書販売所において受け渡しのみを行うことも可能であるし、直接自宅に配送することも可能である。
実施形態1の教科書販売システム1について、図面を用いて説明する。図1は、教科書販売システム1と、教科書販売システム1に接続されている端末の構成を示す図である。
<全体構成>
教科書販売システム1には、生徒または保護者である教科書の購入者の端末2、および、教科書の販売員の端末3がインターネット等のネットワーク5を介して接続される。また、教科書販売システム1には、管理者用端末4が直接接続される。なお、販売員の端末3を、教科書販売システム1に直接接続する構成としてもよいし、管理者用端末4をネットワーク5を介して接続してもよい。
購入者端末2は、例えば、生徒または保護者のスマートフォンや、タブレット端末や、パーソナルコンピュータ(PC)等であり、入力部21と、表示部22と、教科書販売システム1と通信する通信制御部23とを備えている。
同様に、販売員の端末3は、例えば、スマートフォンや、タブレット端末や、パーソナルコンピュータ(PC)等であり、入力部31と、表示部32と、教科書販売システム1と通信する通信制御部33とを備え、さらにバーコード読取部34を備えている。バーコード読取部34は、専用のバーコード読み取り機であってもよいし、スマートフォンやタブレット端末に内蔵されているカメラと、カメラで撮影した画像からバーコードを読み取るアプリケーションとの組み合わせであってもよい。
管理者用端末4は、入力部41と、表示部42と、教科書販売システム1と通信する通信制御部43とを備え、例えば、スマートフォンや、タブレット端末や、パーソナルコンピュータ(PC)等である。管理者用端末4は、教科書取次書店が直接操作してもよいし、教科書販売システム1の管理者と教科書取次書店が異なる場合には、教科書取次書店から依頼を受けた教科書販売システム1の管理者が操作してもよい。
<教科書販売システム1の構成と機能>
教科書販売システム1は、図1のように、受付部10と、購入内容特定情報生成部11と、販売員用情報送信部12と、決済状況確認部13と、購入額算出部14と、記憶部15と、通信制御部16と、購入者名簿作成部17とを備えている。
受付部10は、管理者用端末4から販売する「教科書」および「学校指定書籍」(地図帳、辞書等)の登録を受け付ける。また、受付部10は、ネットワークを介して接続された購入者の端末から、購入者の生徒情報、購入する教科書および学校指定書籍を特定する情報、および、決済方法の選択を受け付ける。受付部10は、決済方法として、現金、または、事前決済のいずれかの選択を受け付け可能である。
記憶部15には、受付部10が受け付けた生徒情報と、購入する教科書等を特定する情報と、選択された決済方法とを対応させた購入内容が格納される。
購入内容特定情報生成部(以下、実施形態1においてバーコード生成部と呼ぶ)11は、購入内容を特定する一意な購入内容特定情報(1次元バーコード、2次元バーコード、コード番号、文字列等)を生成して、購入者の端末に送信する。
販売員用情報送信部12は、教科書販売所において、販売員の端末に、購入内容特定情報が入力された場合、記憶部15内の購入内容の生徒情報と、購入する教科書等を特定する情報と、決済方法とを対応させて販売員の端末に送信して表示させる。
決済状況確認部13は、選択された決済方法が事前決済である場合、事前決済が実行されたかどうかを確認する。
購入額算出部14は、受付部10が受け付けた購入内容から、購入された教科書等の購入額の合計を算出して、購入内容と対応させて記憶部15に格納する。
記憶部15と、通信制御部16と、購入者名簿作成部17の動作については、以下のフローの説明において明らかにする。
教科書販売システム1は、ハードウエア構成としては、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサと、メモリとを有する。プロセッサがメモリ内に予め格納されたプログラムを実行することにより、ソフトウエアにより、上記受付部10、バーコード生成部11、販売員用情報送信部12、決済状況確認部13、購入額算出部14、記憶部15、通信制御部16、および、購入者名簿作成部17の機能を実現する。なお、ソフトウエアに限らず、その一部または全部をハードウエアにより上記機能の実現することも可能である。例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)のようなカスタムICや、FPGA(Field-Programmable Gate Array)のようなプログラマブルICを用いて、各部の機能を実現するように回路設計を行えばよい。
以下、教科書販売システム1の各部の機能を図2(a),(b)、図3(a),(b)のフローチャート、図4~図8の画面例ならびに、図9の記憶部15内のテーブル例を用いて説明する。
<教科書および学校指定書籍の登録>
まず、教科書取次書店のユーザ、または、教科書取次書店から依頼を受けた教科書販売システム1の管理者(以下、管理者用端末4の操作者と呼ぶ)は、管理者用端末4を介して、教科書取次書店が販売する教科書等を教科書販売システム1に登録する。教科書を1冊ずつ登録することも可能であるし、履修コースによって使用する複数の教科書が予め決まっている場合には、履修コースごとに教科書をセット販売することも可能である。以下の説明では、履修コースごとに教科書をセット販売する際の登録方法について説明する。
<ステップ231、232>
教科書販売システム1に、管理者用端末4からアクセスあった場合、受付部10は、管理者用端末4の表示部42に図4に示すような管理画面を表示する。図4の管理画面には、学校名の登録および編集を行う画面を開くための情報編集ボタン451、学校ごとに学年の登録および編集を行うためのコース登録ボタン452およびコース編集ボタン453、学年ごとに教科書または学校指定書籍(商品)の登録および編集を行うための商品登録ボタン454および商品編集ボタン455、学校ごとに生徒の購入履歴を開いて確認および編集するための購入履歴確認ボタン456、ならびに、学校ごとに登録された生徒の情報を確認および編集するための生徒情報確認ボタン457が表示されている。
管理者用端末4の操作者は、情報編集ボタン451を操作して、学校名を登録する画面(不図示)を開き、学校名を登録・編集する。
また、操作者は、コース登録ボタン452およびコース編集ボタン453を操作して、学年を登録する画面(不図示)を開き、本実施形態の教科書販売システム1で教科書等を販売する学年(1年、2年、3年等)を登録する。
<ステップ233>
図4の管理画面において、操作者が、商品登録ボタン454を操作した場合、入力画面(不図示)を開き、教科書を登録するのか、学校指定書籍の登録するのかを選択を受け付ける。管理者用端末4の操作者が、教科書の登録を選択した場合、ステップ234に進み、学校指定書籍の登録を選択した場合、ステップ235に進む。
<ステップ234>
管理者用端末4の操作者が、教科書の登録を選択した場合、図5(a)に示したように、教科書の商品一覧の入力画面を表示し、学校ごとに、学年と、その学年に対して販売する商品(教科書)を登録する。
ここでは、各学年の履修コースごとに予め決まっている複数の教科書のセットを販売するため、商品名として、履修コースを示す教科書セット名を操作者が登録する。
具体的には、1年生に販売する商品名(教科書セット名)は、「S特進(新1年生)」、「特進(新1年生)」、および、「進学(新1年生)」の3種類の教科書セットとその価格がそれぞれ登録されている。2年生に販売する商品名は、「[1]S特進理系・物理(新2年生)」「[2]S特進理系・生物(新2年生)」および「[3]特進理系・物理(新2年生)」の3種類の教科書セットとその価格がそれぞれ登録されている。
さらに、操作者は、それぞれの商品(教科書セット)ごとに、表示期間(販売期間)と、表示順番を登録する。登録された表示期間に、購入者端末2が教科書販売システム1にアクセスした場合、商品(教科書セット)が購入者端末2の表示部22に、表示順番で指定された順番に表示される。
図5(a)の入力画面に登録された商品(教科書セット)の情報は、記憶部15の商品一覧記憶領域15aに格納される。
なお、ここでは、教科書セットを販売する例について説明したが、商品名として、教科書の名称を1冊ずつ登録することももちろん可能である。
<ステップ235>
一方、ステップ233において、操作者が、学校指定書籍の登録を選択した場合、図5(b)に示したように、教科書の商品一覧の入力画面を表示し、学校ごとに、学年と、その学年に対して販売する商品(学校指定書籍)を登録する。
具体的には例えば、対象学年1年~3年に対して共通して販売する学校指定書籍として、商品名(学校指定書籍名)は、「電子辞書[A]5辞書セット」および「電子辞書[B]2辞書セット」の2種類とその価格がそれぞれ登録されている。
さらに、操作者は、それぞれの商品(学校指定書籍)ごとに、表示期間(販売期間)を登録する。登録された表示期間に、購入者端末2が教科書販売システム1にアクセスした場合、商品(学校指定書籍)が購入者端末2の表示部22に表示順番で指定された順番で表示される。
図5(b)の入力画面に登録された商品(学校指定書籍)の情報は、記憶部15の商品一覧記憶領域15aに格納される。
<注文受付>
つぎに、教科書販売システム1が、購入者(生徒又は保護者)から注文を受け付ける動作について図2(b)のフローを用いて説明する。
<ステップ201>
教科書販売システム1に、購入者端末2からアクセスあった場合、受付部10は、ステップ202に進む。
例えば、教科書取次書店は、学校において生徒に二次元バーコードが印刷された印刷物を配布し、生徒又は保護者である購入者の端末2は、印刷物の二次元バーコード(教科書販売システム1へアクセスするURL(Uniform Resource Locator))を読み取ることにより、教科書販売システム1へアクセスする方法を用いることができる。購入者端末2からURLを直接入力してもよい。
<ステップ202>
購入者端末2からアクセスされた教科書販売システム1は、図6(a)のようなメールアドレスを入力する入力画面を購入者端末2に送信して表示させ、購入者にメールアドレスの入力(登録)を促す。購入者の購入者端末2からメールアドレスが登録されると、教科書販売システム1が、登録されたメールアドレスに本登録用のメールを送信する。メールアドレスには、図6(b)のように、教科書販売システム1のURLと仮パスワードが記載されている。購入者が購入者端末2からアクセスすることにより、教科書販売システム1の会員登録画面にアクセスすることができる(ステップ201)。
<ステップ203>
購入者端末2からアクセスがあった場合、受付部10は、教科書を使用する生徒を特定する生徒情報の入力、購入する教科書等を特定する情報の入力、受け取り方法、および、決済方法の選択等の入力を受け付けるための入力用画面(図7(a)~(c)、図8(a)~(c)、図9(a)~(c)、図10(a)~(c))を、通信制御部16を介して、購入者端末2に送信し、購入者端末2の表示部22に表示させる。
購入者は、購入者端末2の入力部21を操作して、図7(a)~(c)の入力用画面において生徒情報を入力する。つぎに、購入者は、図8(a)~(c)の入力用画面において購入する教科書を特定する情報を入力し、図9(a)~(c)の入力画面において購入品を確認し、受け取り方法を入力する。さらに、購入者は、図10(a)~(c)の入力用画面において、決済方法の選択の入力を行う。教科書販売システム1の受付部10は、これらの入力を受け付ける。受付部10は、生徒情報と、購入する教科書等を特定する情報と、選択された決済方法とを対応させて、購入内容として例えば図11に示したテーブルの形式で記憶部15の生徒情報記憶領域15bに格納する。
以下、具体的に説明する。例えば、教科書販売システム1の受付部10は、図7(a)~(c)の生徒情報を受け付けるための入力用画面を、購入者端末2に表示させ、新パスワード、学籍番号(または、新入生テスト受験番号)、学年、クラス名(履修コース)、出席番号、生徒氏名、ふりがな、メールアドレス、住所の入力を受け付ける。また、必要に応じて、保護者氏名、電話番号等の入力を受け付ける。
教科書販売システム1の受付部10は、生徒情報の入力を受け付けたならば、これを記憶部15の生徒情報記憶領域15bに図11のように格納した後、図8(a)の購入する教科書および学校指定書籍(ここでは辞書)等を購入者に選択させるための入力用画面を、購入者端末2に表示させる。このとき、生徒の学年に対応する商品のみを表示させることが好ましい。図8(a)の入力画面の(2)において、「教科書」のタブ、または、「辞書(学校指定書籍)」のタブを選択する。「教科書」のタブが選択されると、図8(a)の入力画面の(3)に、購入可能な教科書の商品名(教科書セット)の一覧が表示される。購入者は、購入者端末2の入力画面において、注文する商品名(教科書セット)を、図8(a)の画面の(3)において選択する。
また、購入者は、学校指定書籍(辞書)を購入する場合には、さらに図8(a)の(2)の「辞書(学校指定書籍)」のタブを選択する。これにより、図8(b)のように、学校指定書籍(辞書)の一覧が表示されるので、購入したい学校指定書籍(辞書)いずれかを入れて選択する。これにより、図8(c)のように選択した学校指定書籍(辞書)のみが表示されるので、購入数をプルダウンメニューにより入力する。
教科書販売システム1の受付部10は、購入する教科書等の入力を受け付けたならば、これを記憶部15の購入内容記憶領域15cに格納した後、図9(a)のように、購入品一覧と合計金額を表示し、図9(b)のように受取方法を受け付けるための入力用画面を購入者端末2の表示部22に表示させる。受け取り方法としては、「自宅への配送(宅配)」、「教科書販売所で本人(生徒)が受け取る」、「教科書販売所で本人(生徒)以外が受け取る」の3種類の中から選択することができる。「自宅への配送(宅配)」が選択された場合、教科書販売システム1の受付部10は、図9(c)のように、配達先の住所を受け付ける入力画面を購入者端末2の表示部22に表示させ、配達先の住所の入力を購入者端末2から受け付ける。教科書販売システム1の受付部10は、受け取り方法の選択を受け付けたならば、これを記憶部15の購入内容記憶領域15cに格納する。
なお、学年によって、受け取り方法を予め限定してもよい。例えば、新1年生は、「自宅への配送」のみを選択にすることができる。すなわち、生徒が新1年生の場合、図9(b)の入力画面には、「自宅への配送のみ」が表示される、もしくは、「自宅への配送のみ」が選択可能となるように、教科書販売システム1が表示制御を行うように構成する。これにより、まだ通学していない新1年生が教科書販売所まで受け取りに来る必要がなく、また、教科書販売所での混雑を防ぐことができる。
なお、上述の説明では、図7(a)の生徒情報の入力画面において、学年を直接的には入力しているが、IDまたは学籍番号に学年を表す情報が含まれている場合、学年を入力しない構成にすることも可能である。この場合、教科書販売システムは、IDまたは学籍番号から学年を判別し、学年ごとに購入可能な商品(教科書セット)のみを表示させたり、学年ごとに選択可能な受け取り方法を表示させたりすることが可能である。
このように、IDまたは学籍番号から学年をシステムが判別する構成にすることにより、3月の段階の購入者が学年を入力しようとすると、新学年を入力すべきか旧学年を入力すべきか迷いが生じ、入力間違いが生じるのを防止できる。なお、本実施形態では、IDまたは学籍番号から学年を判別する構成に限定されるものではなく、図7(a)のように、学年を購入者に直接入力させてもよい。
また、図7(a)~(c)の入力用画面において入力を受け付ける生徒情報は、教科書販売後に教科書取次書店が、教科書購入者の一覧を学校に報告する際に、学校が教科書を購入した生徒を特定できる情報であればどのような情報であってもよい。一例としては、氏名、入試の際の受験番号、および、学籍番号等のうち1種以上の情報を、学校側と相談して予め定め、生徒情報として入力してもらう構成とすればよい。
なお、教科書販売所において、教科書を受け取りに来た生徒と、購入を申し込んだ生徒とが同一人物かどうかを、身分証明書を用いて照合する場合には、身分証明書に記載されている情報(例えば、ID,氏名、学籍番号)が、受付部10が受け付ける生徒情報に含まれるように、入力を受け付ける生徒情報の種類を予め設定しておく。
また、受付部10は、教科書の受け取り方法として「自宅への配送」の選択を、図9(b)の入力画面において受け付けた場合、配送先の住所としては、図7(c)の入力画面で入力された生徒情報の住所を用いてもよい。この場合、図9(c)の入力画面において、住所の入力を省略することができる。
なお、上述の図9(b)の入力画面において、受け取り方法として「教科書販売所で本人(生徒)以外が受け取る」ことが選択された場合、受付部10は、受取人の情報の入力を、図9(b)の入力画面において購入者端末2から受け付け可能である。例えば、保護者が生徒の代わりに、教科書を受け取る場合には、購入者は、図9(b)のように、受取人名(保護者)を購入者端末2から入力し、受付部10は、これを受け付ける。受付部10は、受取人の情報を、生徒情報と対応させて、記憶部15の購入内容記憶領域15cに格納する(図9参照)。
<ステップ204>
つぎに、受付部10は、図10(a)~(c)のように、購入品の合計金額を購入者端末2に表示させ、決済方法の選択を受け付けて、記憶部15の購入内容記憶領域15cに生徒情報に対応させて格納する(ステップ204)。
具体的には、購入額算出部14は、受付部10が受け付けた商品(教科書セット(注文タイプ)や学校指定書籍)を、記憶部15に格納された情報から特定し、購入する商品(教科書セットや学校指定書籍)の購入額の合計を算出する。算出した購入額は、生徒情報と対応させて記憶部15の購入内容記憶領域15cに図11のように格納する。
受付部10は、記憶部15に格納された購入額の合計と、決済方法を記載した入力画面を、例えば図10(a)~(c)のように購入者端末2に表示させ、決済方法の選択を受け付ける。
決済方法としては、図10(a)~(c)のように、クレジット決済、コンビニ決済、または、現金決済のいずれかを選択可能である。なお、事前決済は、クレジット決済およびコンビニ決済の他に、銀行振り込み決済や、コード決済(二次元バーコード決済やバーコード決済を含む)等の他の決済方法を選択可能としてもよい。これらの決済方法は、予め教科書取次書店が、処理可能な決済方法を定め、入力画面に表示する。
<ステップ205>
バーコード生成部11は、記憶部15内の生徒情報等の購入内容を特定する一意な購入内容特定情報を生成して、図12(a)のように、購入者端末2に送信する(ステップ205)。一意な購入内容特定情報は、教科書販売所において、教科書等を受け取る際に用いられる。一意な購入内容特定情報は、個別な購入内容と1対1で対応した情報であればよく、その表示方法は、例えば、コード番号、文字列、1次元バーコード、2次元バーコード等を用いる。ここでは、2次元バーコードを用いる。また、購入内容特定情報は、一例としては、記憶部15内の生徒情報等の購入内容が格納されたアドレスに対応する情報を用いる。
バーコードの送信方法としては、ステップ205において購入者端末2に表示させてよいし、ステップ203で入力を受け付ける生徒情報等の一つに、メールアドレスが含まれているので、バーコードが記載されたメールを送信してもよい。購入者は、必要に応じて、表示されたバーコードを購入者端末2に保存する。
なお、一意な購入内容特定情報は、注文のキャンセル時や、問い合わせ時にも用いられる。
<教科書の受け渡し>
教科書販売所において、生徒等に教科書を受け渡す際の、教科書販売システム1の動作について説明する。
<ステップ211>
教科書販売所において、購入者は、購入者端末2の表示部22に教科書販売システム1から受け取ったバーコードを、図12(a)のように表示させ、販売員に提示する。
販売員が、販売員の端末3から教科書販売システム1にアクセスすると、例えば図12(b)のような、販売員用の表示画面が表示される。販売員は、販売員の端末3の表示画面の読取ボタン101を押すと、販売員の端末3のバーコード読取部34によりバーコードを読み取り可能になる。販売員は、バーコード読取部34により、購入者から提示されたバーコードを読み取って、バーコード情報を販売員の端末3に入力する。販売員の端末3は、通信制御部33を介して、読み取ったバーコードの情報を教科書販売システム1に送信する(ステップ211)。
<ステップ212>
教科書販売システム1の販売員用情報送信部12は、バーコードの情報を受け取って、記憶部15にアクセスし、バーコードに1対1で対応している記憶部15の購入内容記憶領域15cに格納されている購入内容(生徒情報、購入する教科書を特定する情報(書籍名)、学校指定書籍を特定する情報(学校指定書籍名(学校指定書籍購入がある場合のみ))、選択された決済方法、購入する教科書の合計金額(学校指定書籍の購入がある場合は教科書と学校指定書籍の合計金額))を販売員の端末3に送信し、図13(a)のように表示部32に表示させる(ステップ212)。
なお、販売員用情報送信部12は、記憶部15内に受取人として、生徒ではない人の情報が格納されている場合には、生徒情報に加えて、受取人の情報を販売員の端末に送信して表示させる。
また、販売員用情報送信部12は、記憶部15に格納されている選択された決済方法が現金である場合、販売員の端末3に、生徒情報(生徒名)の表示領域を赤色等で着色する等して強調表示させる。これにより、販売員は、現金の受け取りが必要であることを容易に把握できる。
また、選択された決済方法が事前決済である場合、決済状況確認部13は、販売員用情報送信部12が販売員の端末3に情報を送信する前に、事前決済が実行されているかどうかを確認する。販売員用情報送信部12は、記憶部に格納されている決済方法が事前決済である場合、決済状況確認部13から事前決済が実行されたかどうかの確認結果を受け取り、事前決済が実行されていない場合には、販売員の端末に、生徒情報の表示領域を着色する等して強調表示させる。これにより、販売員は、事前決済が実行されているかどうかを容易に把握できる。
販売員は、表示部32を見ながら、表示されている生徒情報、または、受取人の情報が、生徒または受取人の提示する身分証明書の情報と一致しているかを確認した後、表示部32に表示されている決済方法が現金である場合には、表示部32に表示されている教科書(および学校指定書籍)の合計金額の現金を受け取って、教科書(および学校指定書籍)を渡す。また、決済方法が、事前決済で、決済済みである場合には、現金を受け取らずに教科書(および学校指定書籍)を渡す。よって、販売員は、合計金額を計算する必要なく、表示部32に表示された通りの金額を受け取って、表示された通りの教科書(および学校指定書籍)を渡せばよい。
<ステップ213、214>
一方、決済方法が、事前決済で、かつ、決済済みではない場合には、受付部10は、決済方法を事前決済から現金決済への変更を、販売員の端末3を介して受け付け可能である(図13(a)の画面参照)。すなわち、販売員は、販売所において生徒に確認し、生徒が現金決済への変更を希望した場合には、販売員の端末3に表示されている「現金に変更」のチェック欄を入力部31を操作してチェックを入れることにより、図13(a)の画面上で現金決済への変更を入力することができる。受付部10はこれを受け付けて記憶部15に格納する。
この後、販売員は、生徒から現金を受け取って、教科書を渡す。
<ステップ215、216>
販売員が、教科書を受け渡して、図13(b)の画面の(1)の領域において、確定ボタンを押し、画面に表示された(2)の確認画面の「OK」ボタンを押したならば、受付部10はこれを受け付け、販売が完了したことを、記憶部15に格納する。
以上により、教科書(および学校指定書籍)の生徒への販売が完了する。
<購入者名簿作成>
教科書販売システム1は、学校へ過不足なく教科書を供給するという義務を果たすため、販売日または販売期間の終了後に、購入者の名簿を作成し、学校に報告する。学校は、購入者名簿と、学校が持つ生徒一覧とを突き合わせ、未購入者を把握する。
<ステップ221>
販売日または販売期間が終了したならば、教科書取次書店は、管理者用端末4から、購入生徒の名簿作成を教科書販売システム1に指示する。
<ステップ222>
購入者名簿作成部17は、記憶部15の購入内容記憶領域15cに格納されているテーブル(図11)から、生徒情報、購入した教科書、学校指定書籍の情報等を抽出し、学校が所望する形式の名簿を作成する。
<ステップ223>
購入者名簿作成部17は、作成した教科書購入者名簿を出力する。例えば、名簿を印刷して学校に渡す、または、名簿をメールで学校に送信する。
以上により、教科書(および学校指定書籍)の生徒への供給状況を学校に報告することができる。学校は、購入者名簿と、学校が持つ生徒一覧とを突き合わせ、未購入者を把握し、購入を促す。
学校は、未購入者がその後教科書を購入したかどうかを確認するため、再度、教科書取次店に教科書取次書店に、購入者名簿を要求する。その場合、教科書取次書店は、再度、図3のステップ221~223を教科書販売システム1に実行させ、購入者名簿を作成するが、前回の購入者名簿との差分は、前回未購入者であった生徒で、今回は購入した生徒のみである。そのため、2回目以降の購入者名簿として全員分の購入者が記載された名簿を学校に渡すと、学校は前回との差分の購入者のみを知るために、全員分の購入者名簿と、学校が持つ生徒一覧とを突き合わせの作業を行う必要がある。
そこで、受付部10は、ステップ223において、作成した購入者名簿を記憶部15に格納しておき、2回目以降の購入者名簿の作成時には、ステップ223において、作成した今回の購入者名簿と、記憶部15に格納されている前回と購入者名簿との差分を算出し、差分の購入者のみの購入者名簿を生成する構成にすることが好ましい。
前回との差分の購入者のみの名簿を学校に渡すことにより、学校が未購入者を把握する作業の負担を軽減することができる。
<効果>
上述してきたように、本実施形態の教科書販売システムを用いることにより、生徒や保護者は、事前に自分(購入者)の端末2上で、購入する教科書や学校指定書籍を選択するだけで注文ができ、教科書販売所において二次元バーコードを提示するだけで教科書を受け取ることができる。
教科書取次書店の販売員は、二次元コードを読み込むことにより、生徒情報と、購入する教科書と、決済状況が表示される。よって、教科書販売所においては、一人の生徒が教科書を購入するのに要する時間が減少し、作業効率が向上する。また、作業効率の向上に伴い販売所が密になりにくい。具体的には、バーコードを読み込んで販売員の端末3に、購入品や、決済状況や、金額が一目でわかるため、アルバイトでも確実に素早く販売が可能である。
学校は、現金の受け渡しにかかわる必要がなく、販売終了後には、教科書購入者名簿を教科書取次書店から受け取ることができる。また、学校は、生徒にチラシを配布するだけで、長年学校において行われている通りの教科書供給手順で、生徒に教科書が受け渡されるため、学校の教員の作業が増加することがなく、煩雑になることがない。
したがって、本実施形態の教科書販売システム1を用いることにより、生徒および保護者、学校、および、教科書取次書店の三者の労力を軽減することができる。
より具体的には、教科書販売所において、事前決済が未払いの場合は生徒情報欄が赤色等で強調表示され、支払い済みの場合は、強調表示なしで表示されるため、販売員は、一目で現金を受け取る必要があるかどうかを把握できる。
さらに、本実施形態のシステムは、事前決済を可能にしたため、生徒が教科書販売所まで現金をもっていかなくてもよく、生徒に現金を持たせることへの、保護者や学校の不安を解消することができる。一方、教科書取次書店も、事前決済により、販売日当日に受け取る現金が減少し、現金の保管が容易になる。
また、本実施形態のシステムは、教科書の販売期間の終了後には、購入者名簿を自動で作成できる。
学校は、購入者名簿に基づき、生徒が、履修に必要な教科書をすべて購入したかどうかを容易に確認できるため、未購入者へ購入を促す督促の連絡を、メールや電話等により行うことが可能になる。
また、購入者端末2から生徒情報として、学年やクラス等の入力してもらうことも可能であるため、教科書取次書店は、学年、クラス別リストも作成可能であり、受け取った学校の教員は、生徒のクラスを特定する煩雑な作業を軽減できるとともに、個人情報の保護も図ることができる。
また、本実施形態のシステムは、教科書販売日の当日の決済種類別の売上を、図11の記憶部15のテーブルから自動計算することが可能である。現金の取り扱いが低減するため、現金を計算する時間も大幅に減少する。よって、教科書取次書店の作業を経理上の観点からも軽減できる。
<<<実施形態2>>>
実施形態2の教科書販売システムについて説明する。
実施形態2の教科書販売システムは、実施形態1の教科書販売システム1と同様の構成であるが、ID割当部18をさらに備えている点が実施形態1とは異なっている。
図8(b)に示したように、学校指定書籍が、印刷した書籍ではなく、電子版辞書のように、生徒の端末からIDとパスワードを用いてサーバー上の電子書籍(例えば電子辞書データ)をダウンロードするか、または、サーバー上の電子書籍データ(辞書データ)にアクセスすることにより使用するアプリケーション(例えば辞書アプリ)の場合がある。
この場合、電子版辞書メーカーから付与されたIDとパスワードを、生徒に伝える必要があるが、教材として教科書と共に販売される電子版辞書等は、メーカーから団体購入割引がされている代わりに、教科書取次書店に対してIDとパスワードが購入生徒数分まとめて、後日通知されるのが一般的である。
しかも、学校指定書籍として購入可能な電子版辞書には、実施形態1で説明したように複数の種類(例えば、電子辞書[A]5辞書セット」および「電子辞書[B]2辞書セット」の2種類)があることも多い。
そのため、電子版辞書を購入した生徒のみに、IDとパスワードを正しく割り当てて通知する必要がある。このID等の生徒への通知は、クラスごとの生徒の名簿を持っていないとできないために、学校の教員が、クラスごとに生徒名とID等を振り分ける煩雑な作業を担い、学校を通じて生徒に通知していた。また、入学直後の1年生の場合、教科書購入時にはクラスが決まっていないため、学校の教員の煩雑さはさらに増す。
実施形態2では、ID割当部18が、この作業を自動で実施して、出力する。ID割当部18の処理を図15のフロー、および、図16、図17の名簿等の表を用いて説明する。
<ステップ801>
教科書取次書店の管理者は、学校指定書籍の種類ごとに付与された購入者の数の分のユーザIDとパスワードのデータ(例えば、図16(a)のテーブル参照)を、管理者用端末4から、教科書販売システムに入力する。ID割当部18は、このデータを受け取って、記憶部15に格納する。このデータは、電子版辞書のメーカーから、教科書取次書店に対して購入生徒数分まとめて通知されたユーザIDとパスワードである。
<ステップ802>
教科書取次書店の管理者は、管理者用端末4から、生徒のクラスと出席番号と学籍番号の関係を示すデータ(例えば、図16(b)のテーブル参照)を教科書販売システムに入力する。ID割当部18は、このデータを受け取って、記憶部15に格納する。このデータは、学校から、教科書取次書店が提供を受けたものである。なお、図16(b)には、理解を容易にするために生徒氏名も含まれたテーブルを示しているが、生徒氏名はなくてもよい。
<ステップ803>
ID割当部18は、記憶部15の購入内容記憶領域15c内のテーブル(図11参照)から学校指定書籍を購入した生徒氏名、学籍番号、学校指定書籍の種類(電子版辞書AまたはB)を抽出したデータを生成する。この抽出作業は、具体的には、ID割当部18が、記憶部15のテーブルの学校指定書籍の欄に学校指定書籍の種類が記載されている行を抽出し、さらに、生徒氏名と、学籍番号、学校指定書籍の種類の列を抽出することにより実現できる。
<ステップ804>
ID割当部18は、ステップ803で生成したテーブルの、学校指定書籍の種類をキーにして、ステップ801で格納した学校指定書籍の種類とユーザIDとパスワードのテーブルから、対応する学校指定書籍の種類のユーザIDとパスワードを順次割り振る。これにより、図16(d)のように、生徒ごとに、購入した学校指定書籍の種類が電子版辞書AかBかに応じて、ユーザIDをパスワードが割り振られたテーブルが生成される。
<ステップ805>
ID割当部18は、ステップ804で生成したテーブルの、学籍番号をキーにして、ステップ802で格納したクラスと出席番号と学籍番号のテーブルから、対応するクラスと出席番号を順次割り振る。これにより、図17(a)のように、生徒ごとに、クラスと出席番号が対応づけられる。
<ステップ806>
ID割当部18は、ステップ805で生成した図17(a)のテーブルを生徒のクラスをキーにソートし、図17(b)のテーブルを生成する。
<ステップ807>
ID割当部18は、学校指定書籍を購入した生徒がクラスごとにソートされ、ユーザIDとパスワードが割り当てられたテーブル(図17(b))を印刷するか、学校へのメールに添付して送信する等により出力する。
これにより、学校は、新クラスに配属された各生徒のうち、学校指定書籍の電子辞書を購入した生徒のみに、電子辞書のIDとパスワードを割り当てて配布することができる。
教科書取次書店または学校は、煩雑な作業を行う必要がなく、負担が軽減する。
実施形態2では、ステップ802において学校から生徒のクラスと出席番号を受け取って格納する構成であったが、実施形態1の図2(b)のステップ203において、生徒からクラスの入力を受け付けている場合、ステップ802と805を省略することも可能である。
また、ステップ807において、学校を介して生徒にユーザIDとパスワードを配布せず、教科書販売システムが直接生徒に、ユーザIDとパスワードをメール等により送信することも可能である。
<<<実施形態3>>>
実施形態1では、1つの教科書取次書店が、担当している学校の生徒に対して、教科書および学校指定書籍を配送または特設の教科書販売所で受け渡す教科書販売システム1について説明したが、実施形態3では、実施形態1と同様の教科書販売システムに、管理者以外の複数の書店が登録することにより、各書店は、独自の教科書販売システムを導入しなくても、教科書販売システムに登録するのみで、実施形態1と同様のサービスを行う教科書販売システム100について説明する。
ここでは、教科書販売システム100の管理者は、自らも教科書取次書店であり、管理者も教科書販売を行う場合について説明するが、教科書販売システム100の管理者は、教科書取次書店ではなく、管理のみを行う構成にすることも可能である。
実施形態3の教科書販売システム100においては、登録した複数の所定が、実施形態1と同様に教科書と学校指定書籍を販売する「教科書販売モード」と、管理者が登録した短期販売の複数の一般書籍を、各書店共通で販売する「短期販売モード」の2つの機能を備えている。
短期販売の一般書籍は、学校や教育関連団体や書店等が、長期休みに児童や生徒に読むことを推薦または指定する書籍である。絵本や小説等の一般書籍や専門書を含む。また、短期販売書籍は、書籍の他に、夏休み工作キット、自由研究キット、ならびに、リコーダーや色鉛筆等の学用品を含んでいてもよい。
複数の教科書取次書店は、「教科書販売モード」および「短期販売モード」の両方を使用することが可能であるし、片方のみのモードを使用することも可能である。また、教科書取次書店は、「短期販売モード」を使用する際に、今回の短期販売に参加するか否かを選択することも可能である。
学校は、従前より、長期休みの前に生徒に読ませたい推薦書籍を購入させる場合には、それらの推薦書籍を一覧にした印刷物等を生徒に配布していた。従来は、推薦書籍を購入したい生徒が現金を添えて学校に申し込み、後日、その学校に教科書を供給している教科書取次書店が学校に申し込まれた推薦書籍を納品し、申し込んだ生徒に教員が受け渡していた。この場合、注文および受け渡しに教員が関わり、かつ、現金を取り扱うため、学校および教科書取次書店の負担は大きかった。
本実施形態の教科書販売システム100は、「教科書販売モード」において、複数の教科書取次書店は、独自のシステムを備えていなくても、担当する学校ごとに、実施形態1と同様に教科書および学校指定書籍を販売できる。また、「短期販売モード」では、教科書販売システム100の管理者が登録した短期販売品である複数の書籍を、各教科書取次書店が共通して販売し、生徒や保護者からの注文受付と決済は、教科書販売システム100が行い、納品は、各教科書取次書店がその担当する学校のクラスごとに行うシステムである。なお、「短期販売モード」において教科書取次書店は、短期販売ごとに、その短期販売に参加するかどうかを選択できる。
これにより、学校は、夏休みや冬休みの前に、推薦又は指定する書籍の注文受け付けおよび現金決済に煩わされず、かつ、受け渡しの流れは、従来の流れを変更することなく、生徒に推薦又は指定する書籍を購入させることができる。よって、学校の負担が軽減する。また、教科書取次書店も、現金決済がなくなり、負担を軽減できる。
実施形態3の教科書販売システム100について、図面を用いて説明する。図18は、教科書販売システム100の構成を示す図である。教科書販売システム100は、実施形態1の教科書販売システム1(図1)と同様の構成であるので、図1と異なる点のみ説明する。
教科書販売システム100には複数の教科書取次書店A,B,Cごとの端末3a~3c(図18では3台)が接続されている点が、実施形態1とは異なっている。書店ごと端末3a~3cは、実施形態1の販売員の端末3と同様の構成であるが、管理者用端末4の機能を一部備えており、商品登録を行うことが可能である。
よって、教科書取次書店A,B,Cは、それぞれ、自書店の端末3a~3cを管理者用端末として機能させて、担当する学校ごとに、自書店の販売する教科書および学校指定書籍の商品名を、図2(a)のフローの動作により登録することが可能である。なお、教科書取次書店A,B,Cは、教科書および学校指定書籍の商品名の登録を、教科書販売システム100の管理者に依頼し、管理者用端末4から登録してもらうことも可能である。
また、教科書取次書店A,B,Cは、それぞれ、自書店の端末3a~3cを販売員の端末3として機能させて、図3(a)のフローの動作により、生徒が表示するバーコードを読み込み、教科書等を受け渡すことも可能である。
図18の構成では、教科書取次書店ごとに1台の端末3a~3cが接続されているが、教科書取次書店A,B,Cごとに、複数の端末を接続することも可能である。
教科書販売システム100は、実施形態1の教科書販売システム1と同様の構成であるが、記憶部15内に、実施形態1で説明した記憶領域15a~15cに加えて、書店情報記憶領域15dと短期販売品一覧記憶領域15eを備えている。また、記憶部15内の商品一覧記憶領域15a、生徒情報記憶領域15bおよび購入内容記憶領域15cは、複数の教科書取次書店ごとに用意される。
書店情報記憶領域15dには、教科書販売システム100を使用する複数の教科書取次書店の情報が格納される。
短期販売品一覧記憶領域15eには、管理者用端末4から登録される短期販売品(推薦書籍や夏休み工作キット等)が記憶される。
以下、教科書販売システム100の各部の機能を図19(a)、(b)、図21(a)、(b)のフローチャートを用いて説明する。
<<書店の登録>>
まず、教科書販売システム100に複数の教科書取次書店を登録する動作について図19(a)のフローを用いて説明する。
<ステップ401、402>
受付部10は、教科書販売システム100に書店の端末3a~3cのいずれかからアクセスがあった場合(ステップ401)、受付部10は、それが書店名・学校名を登録・編集するかどうかを確認する表示を、アクセスのあった書店の端末3a~3cに表示する(ステップ402)。書店名・学校名を登録・編集することが、書店の端末3a~3cから入力された場合、書店名と販売を担当する学校名とを入力・編集する入力画面を、アクセスのあった書店の端末3a~3cに表示する。
<ステップ403>
書店の端末3a~3cから書店名の登録と、販売を担当する学校名の登録、または、すでに登録されている書店名・学校名の編集を受け付ける。ひとつの教科書取次書店が、販売を担当する学校は、2校以上であってもよい。一般的には、教科書取次書店は、1以上の学校を担当しているので、それらの学校の販売を担当する学校として登録する構成にするのが合理的である。
受付部10は、記憶部15の書店情報記憶領域15dに書店名と、販売を担当する学校名とを対応させて格納する。
また、受付部10は、記憶部15に書店情報記憶領域15dを登録した書店ごとに、商品一覧記憶領域15aおよび生徒情報記憶領域15b、購入内容記憶領域15cを確保する。
以上により、複数の教科書取次書店を教科書販売システム100に登録することができる。
なお、上記ステップ401~403では、書店の端末3a~3cからアクセスがあった場合、受付部10が書店名の登録を受け付け、書店情報記憶領域15dに登録する構成であったが、本実施形態はこの構成に限定されるものではない。教科書販売システム100に書店名の登録は、管理者用端末4から行う構成とし、書店の端末3a~3cからは、学校名の登録と、書店情報(住所等)の編集を受け付ける構成としてもよい。また、書店の端末3a~3cから書店名の登録を受付部10が受け付け、その後、管理者用端末4が登録を許可した書店名のみを、書店情報記憶領域15dに登録する構成としてもよい。
<<教科書販売モード>>
各教科書取次書店が、教科書や学校指定書籍を販売する教科書販売モードの教科書販売システム100の動作について説明する。
<教科書および学校指定書籍の登録>
各教科書取次書店は、自書店の端末3a~3cの管理者用端末として機能させて、実施形態1の図2(a)のフローにしたがって、販売する教科書および学校指定書籍を担当する学校ごとに教科書販売システム100に登録する。登録された教書および学校指定書籍は、教科書取次書店ごとに確保されている記憶部15の商品一覧記憶領域15aに格納される。教科書等の登録の際の詳細な動作は、実施形態1で説明した通りであるので、説明を省略する。
<注文受付>
教科書販売システム100が、購入者(生徒又は保護者)から注文を受け付ける動作は、実施形態1の図2(b)のフローで説明した動作を同じである。
例えば、各教科書取次書店は、担当学校において生徒に二次元バーコードが印刷された印刷物を配布し、生徒又は保護者である購入者の端末2は、印刷物の二次元バーコードを読み取ることにより、教科書販売システム100へアクセスして注文を行う。
このとき、二次元バーコードは、教科書取次書店ごと、または、学校ごとに異ならせ、その学校を担当する教科書取次書店の商品一覧記憶領域15aに格納されている商品が、購入者端末2に表示されるようにする(ステップ202参照)。
また、購入者端末2から入力された生徒情報および注文内容は、教科書取次書店ごとに確保されている記憶部15の生徒情報記憶領域15bおよび購入内容記憶領域15cにそれぞれ格納される。
教科書販売システム100は、実施形態1と同様に、バーコードを生成し、購入者端末2に送信する。
<教科書の受け渡し>
各教科書取次書店は、教科書販売所において、生徒等に教科書を受け渡す際の、教科書販売システム100の動作は、実施形態1の図3(a)のフロー動作と同様である。
教科書取次書店は、自書店の端末3a~3bを販売員の端末3として機能させて、バーコードを読み込み、端末3a~3bに表示される生徒情報や決済状況を確認し、教科書等を受け渡す。
<購入者名簿作成>
販売日または販売期間が終了したならば、各教科書取次書店は、自書店の端末3a~3bを管理者用の端末として機能させて、購入生徒の名簿作成を教科書販売システム100に指示する。
購入者名簿作成部17は、指示された教科書取次書店に対応する購入内容記憶領域15cに格納されているテーブルから、生徒情報、購入した教科書、学校指定書籍の情報等を抽出し、学校が所望する形式の名簿を作成し、メールで学校に送信する等する。
以上のように、本実施形態の教科書販売システム100は、教科書販売モードにおいて、登録している複数の教科書取次書店がそれぞれ、実施形態1と同様に教科書販売を行うことができ、実施形態1において記載した効果と同様の効果を達成することができる。
<<短期販売モード>>
つぎに、教科書販売システム100が、短期販売モードにより、短期間に複数の推薦書籍等を、各書店共通で販売する際の動作について説明する。
<短期販売品の登録>
教科書販売システム100の管理者は、短期販売する書籍等を登録する。この動作を、図19(b)のフローに沿って説明する。
<ステップ431~433>
教科書販売システム1に、管理者用端末4からアクセスあった場合、受付部10は、管理画面を表示する。管理者用端末4の操作者が、短期販売品の登録を選択した場合、ステップ434に進む。
<ステップ434>
受付部10は、図20に示したように、短期販売品(推薦書籍等)の入力画面を管理者用端末4に表示する。
この入力画面は、販売する短期販売品を特定する情報(例えば、タイトル、あらすじ、作者、出版社、価格、ジャンル(読んでほしい対象の学年)、短期販売品の画像等)参照)の入力を受け付ける画面である。
管理者用端末4から管理者が、入力された短期販売品の特定情報を入力したならば、受付部10は、記憶部15の短期販売品一覧記憶領域15eに格納する。
受付部10は、すべての短期販売品の登録が完了するまでステップ434を繰り返す。
<ステップ435>
すべての短期販売品の登録が完了した場合、受付部10は、書店情報記憶領域15dに登録されている書店の端末3a~3dに、今回の短期販売品の販売に参加するかを確認する画面を表示する。
<ステップ436、437>
登録されている書店の端末3a~3dから、参加の回答あった場合、記憶部15の書店情報記憶領域15dに、その書店の参加を示す情報を格納する。
予め定めた参加募集期間、ステップ436,437を繰り返し、各書店が参加するかどうかを確認する。
<<注文受付>>
短期販売に参加する教科書取次書店は、担当する学校を介して、生徒に短期販売品(推薦書籍等)の販売があることを知らせる印刷物等を配布する。この印刷物には、教科書販売システム100に短期販売のサイトにアクセスするバーコードやURLが印刷されている。なお、このバーコードやURLは、各書店共通である。
教科書販売システムは、図21(a)のフローの動作により、短期販売品の注文を受け付ける。以下、具体的に説明する。
<ステップ411、412>
教科書販売システム100に購入者(生徒や保護者)の端末2からアクセスがあった場合、受付部10は、書店情報記憶領域15dに格納されている教科書取次書店のうち、今回の短期販売に参加することが格納されている書店を選択し、選択した書店が担当する学校名の一覧を購入者の端末に表示する。受付部は、表示した一覧から、購入者(生徒)が通う学校名の選択を受け付ける。
<ステップ413>
受付部10は、短期販売品一覧記憶領域15eに登録されている短期販売品の特定情報を読み出して、例えば図22のように、リスト等の形式で購入者端末2に表示する。購入者が、購入者端末2を操作して、購入する短期販売品を選択したならば、受付部10は、それを受け付ける。購入額算出部14は、短期販売品の合計金額を算出し、購入者端末2に表示するとともに、確定ボタンを表示する。購入者が確定ボタンを押したならば、受付部10は、ステップ414に進む。
<ステップ414>
受付部10は、生徒情報の入力画面を例えば図23のように表示し、生徒情報の入力を購入者端末2から受け付ける。
例えば、図23の入力画面には、購入者(保護者)の氏名の入力欄251、生徒または児童名の入力欄252、性別の入力欄253、学年およびクラスの入力欄254,255、出席番号の入力欄256,メールアドレスの入力欄257,電話番号の入力欄258、および、決済方法の入力欄259が含まれている。受付部10は、入力欄251~258において、生徒情報の入力を受け付ける。
<ステップ415>
受付部10は、図23の入力画面の決済方法の入力欄259において、決済方法の選択を受け付ける。ここでは、銀行振り込み決済、クレジットカード払い、コンビニ決済、および、コード決済(二次元バーコード決済およびバーコード決済を含む)のうちのいずれかを選択できる。
受付部10は、上記ステップ412~415において受け付けた、学校名と、選択された短期販売品の特定情報(例えば書籍タイトル)と、購入者の生徒情報と、購入金額と、選択された決済方法と、学校名とを対応させた情報(購入内容)を短期販売品購入内容記憶領域15fに格納するする。
<ステップ416>
購入内容特定情報生成部11は、購入内容を特定する一意な購入内容特定情報(例えば、購入番号)を生成して、購入者端末2に送信する。このとき、購入内容(学校名、選択された短期販売品の特定情報(例えば書籍タイトル)、購入者の生徒情報、購入金額)を合わせて送信してもよい。
<<販売リスト生成>>
今回の短期販売に参加する教科書取次書店が、学校に短期販売品を学校に納品するために、教科書販売システム100は、図21(b)のフローに従って販売リストを生成する。
<ステップ421>
教科書販売システム100に書店の端末3a~3cから販売リストの照会があった場合、ステップ422に進む。
<ステップ422>
受付部10は、短期販売品購入内容記憶領域15fから、その書店の担当する学校名が含まれる購入内容(購入された短期販売品の特定情報(書籍タイトル等)、購入金額、購入した生徒の情報、決済方法)を抽出する。
<ステップ423>
決済状況確認部13は、ステップ422で抽出された購入内容について選択された決済方法が実行されたかどうかを確認する。受付部10は、決済状況を照会し、決済状況を反映した販売リストを、書店が担当している学校ごとに生成する。
例えば、決済が完了している購入内容のみで販売リストを生成してもよいし、図24のように、決済が完了しているか否かの情報を付加して、ステップ422で抽出したすべての購入内容でリストを生成してもよい。
<ステップ424>
受付部10は、生成した販売リストを、ステップ421で照会してきた書店に送信する。例えば、販売リストをステップ421で照会を行った書店の端末3a~3cに送信し、表示部32に表示させてもよいし、メールで送信してもよい。なお、販売リストは、照会してきた書店に対してのみ出力され、他の書店に対しては出力されない。
書店は、この販売リストに基づいて、短期販売品を注文し、納品された半期販売品を学校ごとに仕分けし、さらにクラスごとに仕分けし、購入生徒名が記載されたメモ等を各書籍に付け、学校に納入する。販売リストをクラスごとに裁断してメモを作成してもよい。
納入された学校は、クラスごとに仕分けされた短期販売品をクラス担任等を介して、購入した生徒に受け渡す。購入代金は、決済済みであるため、現金の受け渡しは発生しない。
また、教科書販売システム100の管理者は、登録された書店A,B,Cの替わりに購入者から決済期間を介して決済代金を受け取っているので、決済機関から受け取っている代金から、書店A,B,Cとの契約で予め定めておいた手数料を引いて、書店A,B,Cに送金する。
このように、実施形態3の教科書販売システム100によれば、書店A,B,Cは、教科書販売システム100に登録するのみで、販売システムを自分で運用することなく、販売システムを運用しているのと同様の実施形態1の教科書販売モードのサービスと、短期販売品販売モードのサービスを行うことができる。現金のやり取りが学校との間で発生しないため、書店A,B,Cの負担は軽減する。
一方、学校は、学校の短期販売品(推薦書籍等)の受け渡しの従来の流れを変更することなく、現金決済をなくし、生徒に短期販売品(推薦書籍等)の購入を行わせることができる。
購入者(生徒や保護者)は、自身の購入者端末2から購入操作と決済を行うことができるため、利便性が高い。また、購入者端末2に表示されるのは、短期販売品(推薦書籍)のみが表示される専用サイトであるため、保護者は、安心して生徒や児童に、短期販売品(推薦書籍)を選ばせるためにサイトを閲覧させることができる。また、学校に現金をもっていかせる必要がないため、安心できる。
また、教科書販売システム100の管理者は、自ら書店として、短期販売品(推薦書籍)を販売することが可能である。また、教科書販売システム100の管理者は、高齢化や人手不足の書店A,B,Cの負担を軽減して書店業界の活性化を図ることができる。
また、実施形態3の教科書販売システム100には、複数の書店が登録できるため、人手不足等により、自書店ではシステムの運用が難しい書店であっても、実施形態3の教科書販売システム100に登録することにより、システムの利点を享受でき、書店業界の活性化を図ることができる。
なお、実施形態1~3において、教科書や学校指定書籍や、短期販売品(一般書籍や夏休み工作キット等)を販売するシステムについて説明したが、教科書等に代えて、もしくは、教科書等と共に、生徒が学校で使用する文房具、体操服、作業服、白衣、書道セット、リコーダー、色鉛筆、絵具セット等の物品等を販売するシステムとしても用いることができる。
<<<実施形態4>>>
実施形態1、3の教科書販売システム1、100では、購入者は、自分の購入者端末2から、生徒情報としてIDや学籍番号を入力して、学年をシステムが判別する構成にすることも可能であるし、生徒が学年を入力する構成にすることもできる。学年を生徒が入力する場合、春の進級前の3月の教科書や学校指定書籍の販売において、進級後の教科書を購入するため、「現在(進級前)の学年」か「新学年(進級後の学年)」のどちらを入力したら良いか混乱しやすく、購入者が学年を間違えて入力することがあり得る。
そのため、3月の時点では、現在(進級前)の学年の情報を入力するように、入力画面等において購入者に促し、システムの記憶部15の生徒情報記憶領域15b内の学年情報に、教科書販売システム1,100が4月以降の所定の時期(例えば、4月1日)において、1を加える構成とし、自動的に1学年が大きくなるようにシステムを構成してもよい。
教科書販売システム1,100が、学年情報を自動的に1学年大きくした場合、以降ユーザーの手動による学年変更はできないように構成することが望ましい。
1 教科書販売システム
2 購入者端末
3 販売員の端末
3a 書店の端末
3b 書店の端末
3c 書店の端末
4 管理者用端末
5 ネットワーク
10 受付部
11 購入内容特定情報生成部(バーコード生成部)
12 販売員用情報送信部
13 決済状況確認部
14 購入額算出部
15 記憶部
15a 商品一覧記憶領域
15b 生徒情報記憶領域
15c 購入内容記憶領域
15d 書店情報記憶領域
15e 短期販売品一覧記憶領域
15f 短期販売品購入内容記憶領域
16 通信制御部
17 購入者名簿作成部
18 ID割当部
21 入力部
22 表示部
23 通信制御部
31 入力部
32 表示部
33 通信制御部
34 バーコード読取部
41 入力部
42 表示部
43 通信制御部
100 教科書販売システム
101 読取ボタン
251 入力欄
252 入力欄
253 入力欄
254 入力欄
255 入力欄
256 入力欄
257 入力欄
258 入力欄
259 入力欄
451 情報編集ボタン
452 コース登録ボタン
453 コース編集ボタン
454 商品登録ボタン
455 商品編集ボタン
456 購入履歴確認ボタン
457 生徒情報確認ボタン

Claims (20)

  1. 1以上の書店の登録を受け付け、前記書店ごとに、販売を担当する1以上の学校名と、学校ごとの1以上の販売対象書籍を特定する情報と、販売対象書籍の金額との登録を受け付ける販売対象受付部と、
    前記販売対象受付部が受け付けた、前記書店の書店名と、販売先の学校名と、販売対象書籍を特定する情報と、金額とを対応させて記憶する販売対象記憶部と、
    ネットワークを介して接続された購入者の端末から、学校名の入力を受け付け、受け付けた学校名に対応づけて格納されている販売対象書籍を購入者の端末に表示し、購入者が販売対象書籍を選択して、購入を選択した場合、購入者の生徒情報と決済方法の選択とを受け付ける購入受付部と、
    前記購入受付部が受け付けた、学校名と、選択された販売対象書籍と、購入者の生徒情報と、選択された決済方法とを対応させた購入内容を記憶する購入内容記憶部と、
    前記購入内容について前記選択された決済方法が実行されたかどうかを確認する決済状況確認部と、
    登録されている前記書店のいずれかから、購入状況の照会があった場合、前記書店に対応する学校名が含まれる前記購入内容を前記購入内容記憶部から抽出し、前記決済状況確認部から決済が実行済みかどうかの確認結果を受け取り、決済が実行済みの前記購入内容について、購入した生徒情報と、購入された販売対象書籍を特定する情報と、学校名とを対応させた販売リストを生成して出力する販売リスト生成部とを有することを特徴とする書籍販売システム。
  2. 請求項1に記載の書籍販売システムであって、前記購入内容を特定する一意な購入内容特定情報を生成して、前記購入者の端末に送信する購入内容特定情報生成部をさらに有することを特徴とする書籍販売システム。
  3. ネットワークを介して接続された購入者の端末から入力された、前記購入者の生徒情報、購入する販売対象書籍を特定する情報、および、決済方法の選択を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた前記生徒情報と、前記購入する販売対象書籍を特定する情報と、選択された前記決済方法とを対応させた購入内容を格納する記憶部と、
    前記購入内容を特定する一意な購入内容特定情報を生成して、前記購入者の端末に送信する購入内容特定情報生成部と、
    販売対象書籍の販売所において、販売員の端末に、前記購入内容特定情報が入力された場合、前記記憶部内の前記購入内容の前記生徒情報と、前記購入する販売対象書籍を特定する情報と、前記決済方法とを対応させて前記販売員の端末に送信して表示させる販売員用情報送信部とを有することを特徴とする書籍販売システム。
  4. 請求項2または3に記載の書籍販売システムであって、前記購入内容特定情報は、バーコード、コード番号、および、文字列のいずれかであることを特徴とする書籍販売システム。
  5. 請求項3に記載の書籍販売システムであって、前記受付部は、前記決済方法として、前記販売対象書籍の販売所における現金決済、または、事前決済のいずれかの選択を受け付け可能であることを特徴とする書籍販売システム。
  6. 請求項5に記載の書籍販売システムであって、前記販売員用情報送信部は、前記記憶部に格納されている前記選択された決済方法が現金である場合、前記販売員の端末の表示内容を強調表示させることを特徴とする書籍販売システム。
  7. 請求項5に記載の書籍販売システムであって、前記選択された決済方法が事前決済である場合、前記事前決済が実行されたかどうかを確認する決済状況確認部をさらに有し、
    前記販売員用情報送信部は、前記記憶部に格納されている前記決済方法が事前決済である場合、前記決済状況確認部から前記事前決済が実行されたかどうかの確認結果を受け取り、前記事前決済が実行されていない場合には、前記販売員の端末の表示内容を強調表示させることを特徴とする書籍販売システム。
  8. 請求項3に記載の書籍販売システムであって、前記受付部は、前記販売対象書籍を使用する生徒以外の者が前記販売所において前記販売対象書籍を受け取る場合の受取人情報の入力を、前記販売対象書籍の購入者の端末から受け付け可能であり、
    前記記憶部には、前記受取人情報が前記生徒情報に対応して格納され、
    前記販売員用情報送信部は、前記販売員の端末に前記購入内容特定情報が入力された場合、前記生徒情報に代えて、前記受取人情報を前記販売員の端末に送信して表示させることを特徴とする書籍販売システム。
  9. 請求項3に記載の書籍販売システムであって、前記受付部が受け付けた前記購入内容から、購入された販売対象書籍の購入額の合計を算出して、前記購入内容と対応させて前記記憶部に格納する購入額算出部をさらに有し、
    前記販売員用情報送信部は、前記購入額の合計を、前記販売員の端末に送信して表示させることを特徴とする書籍販売システム。
  10. 請求項5に記載の書籍販売システムであって、前記事前決済は、銀行振り込み決済、コンビニ決済、クレジットカード決済、および、コード決済のうちのいずれかを含むことを特徴とする書籍販売システム。
  11. 請求項5に記載の書籍販売システムであって、前記受付部は、前記販売員の端末を介して、前記決済方法を前記事前決済から前記現金決済への変更を受け付け可能であることを特徴とする書籍販売システム。
  12. 請求項3に記載の書籍販売システムであって、前記受付部は、販売対象書籍の受け取り方法として、自宅への配送の選択を受け付け可能であることを特徴とする書籍販売システム。
  13. 請求項3に記載の書籍販売システムであって、前記受付部は、前記販売対象書籍を使用する生徒情報の入力、購入する販売対象書籍を特定する情報の入力、および、決済方法の選択の入力を受け付けるための入力用画面を、前記購入者の端末に送信して表示させることを特徴とする書籍販売システム。
  14. 請求項13に記載の書籍販売システムであって、前記入力用画面には、学校指定書籍を選択の受け付ける画面が含まれ、前記受付部は、前記購入者から前記販売対象書籍の選択と併せて前記学校指定書籍の選択を受け付けることを特徴とする書籍販売システム。
  15. 請求項3に記載の書籍販売システムであって、ID割当部をさらに有し、
    前記記憶部には、
    複数の前記生徒情報と、各生徒が学校指定書籍を購入したかどうかとを示す第1データと、
    学校指定書籍を購入した生徒数分用意された学校指定書籍を利用可能にするユーザIDとパスワードとを示す第2データと、
    複数の前記生徒情報とクラス番号との関係を示す第3データとを記憶する記憶部とが格納され、
    前記ID割当部は、前記第1データから学校指定書籍を購入した生徒情報を抽出し、抽出した生徒ごとに、前記第2データのユーザIDとパスワードを割り当てた後、前記生徒情報をキーにして、生徒ごとに、前記第3データのクラス番号を対応づけたデータを生成し、出力することを特徴とする書籍販売システム。
  16. 請求項15に記載の書籍販売システムであって、前記学校指定書籍は、複数種類あり、前記第1データには、各生徒が購入した学校指定書籍の種類が含まれ、前記第2データは、前記学校指定書籍の種類ごとにユーザIDとパスワードが用意され、
    前記ID割当部は、生徒ごとに、購入した学校指定書籍の種類に対応するユーザIDとパスワード割り当てることを特徴とする書籍販売システム。
  17. ID割当部と、記憶部とを有し、
    前記記憶部には、
    複数の生徒情報と、各生徒が学校指定書籍を購入したかどうかとを示す第1データと、
    学校指定書籍を購入した生徒数分用意された、学校指定書籍を利用可能にするユーザIDとパスワードとを示す第2データと、
    前記複数の生徒情報とクラス番号との関係を示す第3データとを記憶する記憶部とが格納され、
    前記ID割当部は、前記第1データから学校指定書籍を購入した生徒情報を抽出し、抽出した生徒ごとに、前記第2データのユーザIDとパスワードを割り当てた後、前記生徒情報をキーにして、生徒ごとに、第3データのクラス番号を対応づけること特徴とする電子書籍ID割当システム。
  18. コンピュータを、
    1以上の書店の登録を受け付け、前記書店ごとに、販売先の1以上の学校名と、学校ごとの1以上の販売対象書籍を特定する情報と、販売対象書籍の金額との登録を受け付ける販売対象受付手段と、
    前記販売対象受付部が受け付けた、書店名と、販売先の学校名と、販売対象書籍を特定する情報と、金額とを対応させて記憶部に格納する販売対象記憶手段と、
    ネットワークを介して接続された購入者の端末から、学校名の入力を受け付け、受け付けた学校名に対応づけて格納されている販売対象書籍を購入者の端末に表示し、購入者が販売対象書籍を選択して、購入を選択した場合、購入者の生徒情報と決済方法の選択とを受け付ける購入受付手段と、
    前記購入受付部が受け付けた、学校名と、選択された販売対象書籍と、購入者の生徒情報と、選択された決済方法とを対応させた購入内容を記憶する購入内容記憶部と、
    前記購入内容について前記選択された決済方法が実行されたかどうかを確認する決済状況確認手段と、
    登録されている前記書店のいずれかから、購入状況の照会があった場合、前記書店に対応する学校名が含まれる前記購入内容を前記購入内容記憶部から抽出し、前記決済状況確認部から決済が実行済みかどうかの確認結果を受け取り、決済が実行済みの前記購入内容について、購入した生徒情報と、購入された販売対象書籍を特定する情報と、学校名とを対応させた販売リストを生成して出力させる販売リスト生成手段として、機能させる書籍販売プログラム。
  19. コンピュータを、
    ネットワークを介して接続された購入者の端末から入力された、前記購入者の生徒情報、購入する販売対象書籍を特定する情報、および、決済方法の選択を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が受け付けた前記生徒情報と、前記購入する販売対象書籍を特定する情報と、選択された前記決済方法とを対応させた購入内容を記憶部に格納する記憶手段と、
    前記購入内容を特定する一意な購入内容特定情報を生成して、前記購入者の端末に送信する購入内容特定情報生成手段と、
    販売対象書籍の販売所において、販売員の端末に、前記購入内容特定情報が入力された場合、前記記憶部内の前記購入内容の前記生徒情報と、前記購入する販売対象書籍を特定する情報と、前記決済方法とを対応させて前記販売員の端末に送信して表示させる販売員用情報送信手段として、機能させる書籍販売プログラム。
  20. 1以上の販売店の登録を受け付け、前記販売店ごとに、販売先の1以上の学校名と、学校ごとの1以上の販売対象物を特定する情報と、販売対象物の金額との登録を受け付ける販売対象受付部と、
    前記販売対象受付部が受け付けた、販売店名と、販売先の学校名と、販売対象物を特定する情報と、金額とを対応させて記憶する販売対象記憶部と、
    ネットワークを介して接続された購入者の端末から、学校名の入力を受け付け、受け付けた学校名に対応づけて格納されている販売対象物を購入者の端末に表示し、購入者が販売対象物を選択して、購入を選択した場合、購入者の生徒情報と決済方法の選択とを受け付ける購入受付部と、
    前記購入受付部が受け付けた、学校名と、選択された販売対象物と、購入者の生徒情報と、選択された決済方法とを対応させた購入内容を記憶する購入内容記憶部と、
    前記購入内容について前記選択された決済方法が実行されたかどうかを確認する決済状況確認部と、
    登録されている前記販売店のいずれかから、購入状況の照会があった場合、前記販売店に対応する学校名が含まれる前記購入内容を前記購入内容記憶部から抽出し、前記決済状況確認部から決済が実行済みかどうかの確認結果を受け取り、決済が実行済みの前記購入内容について、購入した生徒情報と、購入された販売対象物を特定する情報と、学校名とを対応させて表示することを特徴とする販売システム。
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