JP2024034756A - コイル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の小型化を実現可能なコイル装置を提供すること。【解決手段】コイル装置1は、中空筒状の巻芯部12を有するボビン10と、少なくとも一部が巻芯部の内部に配置されるコア50と、巻芯部に巻回されたコイル部610と、コイル部から引き出されコイル部の巻回軸Oと略平行に延びる継線部を有するリード部611と、を有するワイヤ60と、継線部でワイヤと接続される接続部を有する端子部70と、を有する。接続部における継線部の接触箇所のうち巻回軸Oに対して垂直なX軸方向に関して巻回軸に最も近い位置である接続部内端751は、ボビンにおいてX軸方向に関して巻回軸Oから最も遠い位置にある第1外側端部36よりもX軸方向に関して巻回軸Oの近くに配置してある。【選択図】図1

Description

本開示は、コイル装置に関する。
コイル装置は、様々な電気製品に、様々な用途で用いられている。たとえば、特許文献1に示すコイル装置は、車載搭載用のリーケージトランスなどとして使用され得る。特許文献1に示すコイル装置では、端子をケースにインサート成形しており、端子の位置決め精度が高いという特徴がある。
しかしながら、インサート成形された端子とコイルを形成するワイヤとの接続作業を考慮すると、端子とワイヤとの接続箇所をコイルから離れた位置に配置する必要がある。特許文献1に示すようなコイル装置では、装置の小型化に限界があった。
特開2019-102496号公報
本開示は、上記の実情を鑑みてなされ、本開示の目的は、装置の小型化を実現可能なコイル装置を提供することである。
中空筒状の巻芯部を有するボビンと、
少なくとも一部が前記巻芯部の内部に配置されるコアと、
前記巻芯部に巻回されたコイル部と、前記コイル部から引き出され前記コイル部の巻回軸と略平行に延びる継線部を有するリード部と、を有するワイヤと、
前記継線部で前記ワイヤと接続される接続部を有する端子部と、を有し、
前記接続部における前記継線部の接触箇所のうち前記巻回軸に対して垂直な第1軸方向に関して前記巻回軸に最も近い位置である接続部内端は、前記ボビンにおいて前記第1軸方向に関して前記巻回軸から最も遠い位置にある第1外側端部よりも前記第1軸方向に関して前記巻回軸の近くに配置してある。
このように構成することで、端子部を、第1外側端部よりも巻回軸寄りに配置することができ、コイル装置を小型化することが可能になる。
また、前記第1軸方向は、前記巻回軸に垂直な方向のうち前記ボビンの長さが最も短くなるボビン短手方向に垂直なボビン長手方向であり、前記第1外側端部は、前記ボビン短手方向に沿って延在していてもよい。
このように構成することで、コイル装置の第1軸方向の長さを短くすることができる。さらに、このように構成することで、コイル装置を基板などに実装する場合のデッドスペースを減らすことができ、コイル装置を搭載した電子機器の小型化を実現できる。
また、前記接続部は、前記第1外側端部に沿って延在する端子延在部を有していてもよい。
このように構成することで、端子部とリード部との接続によるスペースを減らすことができる。
また、前記端子部は、前記ボビンに固定する固定部を有し、前記固定部は、前記端子延在部から垂直に突出しており、前記ボビンに形成された固定孔に差し込まれていてもよい。
このように構成することで、端子部と、リード部とを接続した後で、端子部をボビンに取り付けることができる。そのため、インサート成形などにより予めボビンに取り付けられた状態の端子部との接続作業を行う必要がなくなり、接続作業用のスペースが不要になる。
また、前記固定部は、前記固定孔からの脱落を防止する抜け止め部を有していてもよい。
このように構成することで、端子部をボビンに圧入により取り付けても端子部がボビンから抜け落ちにくくなる。
また、前記接続部は、前記リード部が引っ掛かる係止部を有していてもよい。
このように構成することで、リード部と接続部との接続作業を行いやすくなる。
また、前記端子部は、前記巻回軸に沿って、前記リード部の先端部よりも突出した外部接続部を有していてもよい。
このように構成することで、外部接続部を、コイル装置の巻回軸方向の上方に配置した基板に差し込むなどの方法によって、位置決めをする手間を省略できる共に、コイル装置と基板を安定的に固定することができる。
また、前記ワイヤは、前記巻芯部に巻回された第1コイル部と、前記第1コイル部から引き出される第1リード部と、を有する第1ワイヤと、前記巻芯部に巻回された第2コイル部と、前記第2コイル部から引き出されるリード部と、を有する第2ワイヤと、を有し、前記第1コイル部と前記第2コイル部との間には、前記ボビンに形成された巻回隔壁鍔が配置されていてもよい。
このようなコイル装置は、トランスとして好適に用いることができる。また、コイル部を隔てる巻回隔壁鍔を介してリーケージを確保することもでき、コイル装置をリーケージトランスとして好適に用いることもできる。
また、前記リード部は、前記接続部に対して、圧着またはハンダを介することにより電気的に接続していてもよい。
このように接続部と、リード部と、が接続した場合であっても、接続後に端子部を端子台に取り付けることができるため、接続作業用のスペースが不要になり、小型のコイル装置を容易に製造することができる。
図1は一実施形態に係るコイル装置の斜視図である。 図2は図1に示すコイル装置の部分分解斜視図である。 図3は図1に示すコイル装置におけるワイヤの拡大斜視図である。 図4は図1に示すコイル装置における端子部の拡大斜視図である。 図5は図1に示すコイル装置におけるボビンの拡大斜視図である。 図6Aは図1に示すコイル装置における端子部の取り付け前の状態を示す斜視図である。 図6Bは図6Aを別の角度から見た斜視図である。 図7Aは図6Aに示す端子部をボビンに取り付けた状態を示す斜視図である。 図7Bは図7Aを別の角度から見た斜視図である。 図8は図7Aを別の角度から見た平面図である。 図9は図7Aをさらに別の角度から見た平面図である。 図10は図7Aをさらに別の角度から見た平面図である。 図11は図10とコアとを組み合わせた平面図である。 図12は図1に示すXII-XII線での断面図である。 図13は図6Aに示すリード部と端子部とを接続する工程の一例を示す模式図である。
以下、本開示を、図面に示す実施形態に基づき説明する。必要に応じて図面を参照して説明を行うものの、図示する内容は、本開示の理解のために模式的かつ例示的に示したにすぎず、外観や寸法比などは実物と異なり得る。また、以下、実施形態により具体的に説明するがこれらの実施形態に限定されるものではない。
第1実施形態
(コイル装置の全体構成)
本開示に係る一実施形態としてのコイル装置の全体構成について説明する。図1に示す本実施形態に係るコイル装置は、トランスとして、たとえばEV(Electric Vehicle:電動輸送機器)、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle:プラグインハイブリッド自動車)、あるいはコミュータ(車両)用の車載用充電器などに用いられ、たとえばLLC回路の一部を構成するために用いられる。
本実施形態では、コイル装置1の大きさは特に限定されないが、たとえばX軸方向の幅は30~80mm、Y軸方向の幅は30~80mm、Z軸方向の高さは30~80mmに設計してもよい。なお、図面において、X軸、Y軸およびZ軸は、相互に垂直である。
図2に示すように、コイル装置1は、ボビン10と、ボビン10に取り付けられるコア50と、ボビン10に取り付けられる端子部70と、これらを内部に収容するケース100と、を有する。図2では省略しているが、コイル装置10は、ボビン10に巻回されるワイヤ60を有する。なお、ボビン10およびコア50は、装置本体2に含まれる。
Y軸方向は、ボビン10の長さが最も短くなるボビン短手方向に一致し、X軸方向は、ボビン短手方向に垂直なボビン長手方向に一致する。Z軸方向は、巻回軸Oが延在する方向に一致する。
図5に示すように、ボビン10は、中空筒状の巻芯部12を有する。巻芯部12は、Z軸方向に沿って延びており、巻芯部12の内部には、コア50の一部である中脚部が配置されるコア脚貫通孔13を有する。明細書では、X軸方向およびY軸方向において、Z軸に沿う巻回軸Oに近い位置を「内」と称し、遠い位置を「外」と称することがある。
ボビン10は、たとえばPPS、PET、PBT、LCP、ナイロンなどのプラスチックで構成してあるが、その他の絶縁部材で構成されても良い。ただし、本実施形態では、ボビン10としては、たとえば1W/m・K以上に熱伝導率が高いプラスチックで構成することが好ましく、たとえばPPS、ナイロンなどで構成してある。
図12に示すように、コア50は、H0の高さを有する。たとえばH0は30~80mmであってもよいが、これに限定されない。図2に示すように、コア50は、Z軸方向の下方に配置される下部分割コア50aと、Z軸方向の上方に配置される上部分割コア50bで構成される。明細書において、Z軸に沿って、下部分割コア50aが配置してある方向を「下」と称し、上部分割コア50bが配置される方向を「上」と称することがある。コア50の材質としては、金属、フェライト等の軟磁性材料が挙げられるが、これに限定されない。
図3に示すように、ワイヤ60は、第1ワイヤ61および第2ワイヤ62で構成されている。それぞれのワイヤは、ボビンの巻芯部に巻回されるコイル部と、コイル部から引き出されるリード部と、を有する。本実施形態では、第1ワイヤ61がトランスにおける一次側コイルを構成し、第2ワイヤ62が二次側コイルを構成しているが、これに限定されず、一次側と二次側を入れ替えてトランスとして使用してもよい。第1ワイヤ61および第2ワイヤ62は、同程度の外形であっても異なっていてもよい。本実施形態では、第1ワイヤ61の外形はたとえば、1.0~4.0mmであり、第2ワイヤ62の外径は、たとえば3.0~4.0mmに設計されているがこれに限定されない。
ワイヤ60としては、たとえば、銅(Cu)などの良導体からなる図13(a)に示す芯材60aを、イミド変成ポリウレタンなどからなる絶縁皮膜60bで覆い、さらに最表面をポリエステルなどの薄い樹脂膜で覆ったものを用いることができる。ワイヤ60としては、特に限定されないが、リッツ線等が好適に使用される。本実施形態では、図13(b)以外の図面においては、便宜上ワイヤ60の断面形状を略円形になるように記載してあるが、図13(b)に示すように、コイル装置を組み立てる工程において略円形の断面形状が潰れた形状を有する。なお、ワイヤ60の断面形状はこれに限定されず、図13(a)に示すように略円形の断面形状を有していてもよい。
図4に示すように、端子部70は、一次側第1端子部71、一次側第2端子部72、二次側第1端子部73および二次側第2端子部74で構成される。端子部70は、たとえばリン青銅、真鍮などの銅合金、リン、銅、スズ、鉄、亜鉛等を主成分とする導電性の帯状の板材に対して、曲げ加工を施すことにより図4に示す形状に形成し得る。さらに、端子部70において、ワイヤとの接続部分の表面にニッケル、スズなどの公知のメッキ層が形成してあってもよい。
図2に示すように、ケース100は、略直方体の外形を有し、Z軸方向の上部が開放してある。図1に示すように、本実施形態では、ケース100の高さが、端子台30,40およびコア50の上部の位置よりも低くなっているが、これらの位置よりも高くなるようにしてあってもよい。ケース100は、放熱性に優れたアルミニウム銅、鉄などの金属で構成してあることが好ましいが、PPS、PET、PBTなどの樹脂で構成しても良い。
図1等に示すように、ケース100の内部、より具体的にはケース100内に収容されるボビン10およびコア50とケース100の内面との隙間には、放熱用のポッティング樹脂が充填してある。放熱用のポッティング樹脂としては、特に限定されないが、たとえば、熱伝導率が好ましくは0.5~5、より好ましくは1~3W/m・Kの樹脂が好適に用いられる。放熱性に優れたポッティング樹脂としては、たとえばシリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂などがあるが、中でも、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂が好適に用いられる。また、放熱性を高めるために、ポッティング樹脂は、熱伝導性の高いフィラーを含んでいてもよい。
図5に示すように、ボビン10は、Z軸方向に貫通するコア脚貫通孔13を持つ中空筒状の巻芯部12を有する。図6Aに示すように、巻芯部12には、第1ワイヤ61および第2ワイヤ62が巻回される。
図5に示すように、ボビン10は、巻芯部12のZ軸方向上側に配置される端子側鍔部24を有する。端子側鍔部24のZ軸方向上側には、端子台30,40が形成されている。端子台30は、端子側鍔部24において、X軸方向の一端に配置されている。本実施形態では、端子台30には、ボビン10においてX軸方向に関して巻回軸Oから最も遠い位置にある第1外側端部36が配置されている。また、端子第40は、端子側鍔部24において、X軸方向の他端に配置されている。本実施形態では、端子台30には、ボビン10においてX軸方向に関して巻回軸Oから最も遠い位置にある第1外側端部46が配置されている。第1外側端部36,46は、ボビン短手方向であるY軸方向に沿って延在している。
図5に示すように、端子台30には、図4に示す一次側第1端子部71が取り付けられる第1端子設置部310が形成してある。図6Aに示すように、第1端子設置部310には、X軸方向に窪んだ固定孔311,312が形成してある。
図5に示すように、端子台30には、図4に示す一次側第2端子部72が取り付けられる第2端子設置部320が形成してある。図6Aに示すように、第2端子設置部320には、X軸方向に窪んだ固定孔321,322が形成してある。
図10に示すように、端子台30において、第1端子設置部310および第2端子設置部320は、Y軸方向に沿って並んで形成してある。第1端子設置部310および第2端子設置部320は、いずれも巻回軸OよりもY軸方向の一方側に配置してある。第1端子設置部310は、端子台30のY軸方向の第1端側30aに配置してあり、第2端子設置部320は、第1端子設置部310よりも、Y軸方向に沿って巻回軸Oの近くに配置してある。
図5に示すように、端子台30が形成してある端子側鍔部24には、端部案内溝341,342がY軸方向に沿って並んで形成してある。端部案内溝341は、第1端子設置部310と第2端子設置部320とのY軸方向に沿った中間に配置されている。端部案内溝342は、端子台30のY軸方向の第2端側30bに配置してある。
図5に示すように、端子台40には、図4に示す二次側第1端子部73が取り付けられる第1端子設置部410が形成してある。図6Bに示すように、第1端子設置部410には、X軸方向に窪んだ固定孔411,412が形成してある。
図5に示すように、端子台40には、図4に示す二次側第2端子部74が取り付けられる第2端子設置部420が形成してある。図6Bに示すように、第2端子設置部420には、X軸方向に窪んだ固定孔421,422が形成してある。
図10に示すように、端子台40において、第1端子設置部410および第2端子設置部420は、Y軸方向に沿って並んで形成してある。第1端子設置部410および第2端子設置部420は、いずれも巻回軸OよりもY軸方向の一方側に配置してある。第1端子設置部410は、端子台40のY軸方向の第1端側40aに配置してあり、第2端子設置部420は、第1端子設置部410よりも、Y軸方向に沿って巻回軸Oの近くに配置してある。
図5に示すように、端子台40が形成してある端子側鍔部24には、端部案内溝441,442がY軸方向に沿って並んで形成してある。端部案内溝441は、第1端子設置部410と第2端子設置部420とのY軸方向に沿った中間に配置されている。端部案内溝442は、端子台40のY軸方向の第2端側40bに配置してある。
図5に示すように、ボビン10は、巻芯部12において、端子側鍔部24のZ軸方向下側に配置される巻回隔壁鍔14を有する。巻回隔壁鍔14には、端子台30のZ軸方向下側の位置において、中間案内溝191,192がY軸方向に沿って並んで形成されている。中間案内溝191は、端部案内溝341のZ軸方向の略直下に配置されている。中間案内溝192は、端部案内溝342のZ軸方向の略直下に配置されている。
図6Aに示すように、端子側鍔部24と巻回隔壁鍔14とを架橋するように、端部案内溝341および中間案内溝191には、絶縁カバー6aが嵌め込まれている。また、端子側鍔部24と巻回隔壁鍔14とを架橋するように、端部案内溝342および中間案内溝192には、絶縁カバー6bが嵌め込まれている。
図6Bに示すように、巻回隔壁鍔14には、端子台40のZ軸方向下側の位置において、引出用溝17が形成されている。また、巻回隔壁鍔14には、第2コイル部620から第2リード部621,622を引き出す引出用切り欠き15が形成されている。また、巻回隔壁鍔14において、引出用切り欠き15のY軸方向の両側に案内用突起161,162が形成されている。案内用突起161のY軸方向の外側は、端部案内溝441のZ軸方向下側に配置されている。案内用突起162のY軸方向の外側は、端部案内溝442のZ軸方向下側に配置されている。
図5に示すように、本実施形態では、巻回隔壁鍔14には、Y軸方向の一端に横溝181が形成してあり、図6Aに示すように、Y軸方向の他端には横溝182が形成してある。図5に示すように、本実施形態では、リーケージコア3が、横溝181,182に配置される。本実施形態では、横溝181,182およびリーケージコア3を設けることで、リーケージを調整することができるが、このような構成に限定されない。たとえば、リーケージを確保する必要性に応じて横溝181,182およびリーケージコア3を設けなくてもよい。
図5に示すように、ボビン10は、巻芯部12において、巻回隔壁鍔14のZ軸方向下側に配置される脚部側鍔部20を有する。脚部側鍔部20には、ボビン脚部261,262が形成されている。ボビン脚部261は、端子台30のZ軸方向下側に配置されている。ボビン脚部262は、端子台40のZ軸方向下側に配置されている。
図5に示すように、脚部側鍔部20には、端子台30のZ軸方向下側の位置において、第1コイル部610から第1リード部611,612を引き出す引出用切り欠き21が形成されている。また、脚部側鍔部20において、引出用切り欠き21のY軸方向の両側に案内用突起221,222が形成されている。案内用突起221のY軸方向の外側は、端部案内溝341および中間案内溝191のZ軸方向下側に配置されている。案内用突起222のY軸方向の外側は、端部案内溝342および中間案内溝192のZ軸方向下側に配置されている。
図12に示すように、第1コイル部610は、脚部側鍔部20と巻回隔壁鍔14の間にある巻芯部12に巻回してある。本実施形態では、第1コイル部610の巻き数は複数であるが、単数であってもよい。第1コイル部610の巻き数は、コイル装置1に要求される特性に応じて適宜決定することができ、特に限定されない。
図9に示すように、第1リード部611が、第1コイル部610から引き出されている。第1リード部611は、基端部617と、継線部615と、を有する。図12に示すように、基端部617は、第1コイル部610のZ軸方向下側に繋がっており、案内用突起221のY軸方向の外側に引っ掛かり、継線部615に繋がっている。
図9に示すように、継線部615は、第1コイル部610から引き出され巻回軸Oと略平行に延びている。継線部615は、絶縁カバー6aの溝を通り、第2コイル部620との絶縁が確保されている。継線部615は、一次側第1端子部71と接続している。
図9に示すように、第2リード部612が、第1コイル部610から引き出されている。第1リード部612は、基端部618と、継線部616と、を有する。図12に示すように、基端部618は、第1コイル部610のZ軸方向下側に繋がっており、図9に示す案内用突起222のY軸方向の外側に引っ掛かり、継線部616に繋がっている。
図9に示すように、継線部616は、第1コイル部610から引き出され巻回軸Oと略平行に延びている。継線部616は、絶縁カバー6bの溝を通り、第2コイル部620との絶縁が確保されている。継線部616は、一次側第2端子部72と接続している。
図12に示すように、第2コイル部620は、端子側鍔部24と巻回隔壁鍔14の間にある巻芯部12に巻回してある。本実施形態では、第2コイル部620の巻き数は複数であるが、単数であってもよい。第2コイル部620の巻き数は、コイル装置1に要求される特性に応じて適宜決定することができ、特に限定されない。
図8に示すように、第1リード部621が、第2コイル部620から引き出されている。第1リード部621は、基端部627と、継線部625と、を有する。図12に示すように、基端部627は、第2コイル部620のZ軸方向下側に繋がっており、案内用突起161のY軸方向の外側に引っ掛かり、継線部625に繋がっている。
図8に示すように、継線部625は、第2コイル部620から引き出され巻回軸Oと略平行に延びている。継線部625は、端部案内溝341を通り、二次側第1端子部73と接続している。
図8に示すように、第2リード部622が、第2コイル部620から引き出されている。第2リード部622は、基端部628と、継線部626と、を有する。図12に示すように、基端部628は、第2コイル部620のZ軸方向下側に繋がっており、図8に示す案内用突起162のY軸方向の外側に引っ掛かり、継線部616に繋がっている。
図8に示すように、継線部626は、第2コイル部620から引き出され巻回軸Oと略平行に延びている。継線部626は、端部案内溝342を通り、二次側第2端子部74と接続している。
図7Aに示すように、一次側第1端子部71は、第1端子設置部310に取り付けられている。図4に示すように、一次側第1端子部71は、外部接続部83と、継線部でワイヤと接続される接続部75と、ボビンに固定する固定部791,792と、を有する。外部接続部83は、接続部75と繋がっており、図7Aに示す端子配置部310に対応する位置から、Z軸方向上側に突出している。
図4に示すように、接続部75は、外部接続部83から接続部内端751までY軸方向に延在する端子延在部752と、係止部750と、を有する。図10に示すように、接続部内端751は、接続部75における継線部615の接触箇所のうちX軸方向に関して巻回軸Oに最も近い位置にある。図7Aに示すように、接続部内端751は、端部案内溝341のZ軸方向の略直上に配置される。図6Aに示すように、接続部75は、第1リード部611の継線部615を端子延在部752と係止部750で挟んでいる。
図4に示すように、固定部791,792は、端子延在部752から垂直に突出している。固定部791は、図6Aに示す固定孔311に対応する位置に配置されている。固定部792は、図6Aに示す固定孔312に対応する位置に配置されている。固定部791は、図6Aに示す固定孔311からの脱落を防止する抜け止め部791aを有する。固定部792は、図6Aに示す固定孔312からの脱落を防止する抜け止め部792aを有する。
図7Aに示すように、一次側第2端子部72は、第2端子設置部320に取り付けられている。図4に示すように、一次側第2端子部72は、外部接続部84と、継線部でワイヤと接続される接続部76と、ボビンに固定する固定部801,802と、を有する。外部接続部84は、接続部76と繋がっており、図7Aに示す端子配置部320に対応する位置から、Z軸方向上側に突出している。
図4に示すように、接続部76は、外部接続部83から接続部内端761までY軸方向に延在する端子延在部762と、係止部760と、を有する。図10に示すように、接続部内端761は、接続部76における継線部616の接触箇所のうちX軸方向に関して巻回軸Oに最も近い位置にある。一次側第2端子部72の端子延在部762は、一次側第1端子部71の端子延在部752よりも長くなっている。図7Aに示すように、接続部内端761は、端部案内溝342のZ軸方向の略直上に配置される。図6Aに示すように、接続部76は、第1リード部612の継線部616を端子延在部762と係止部760で挟んでいる。
図4に示すように、固定部801,802は、端子延在部762から垂直に突出している。固定部801は、図6Aに示す固定孔321に対応する位置に配置されている。固定部802は、図6Aに示す固定孔322に対応する位置に配置されている。固定部801は、図6Aに示す固定孔321からの脱落を防止する抜け止め部801aを有する。固定部802は、図6Aに示す固定孔322からの脱落を防止する抜け止め部792aを有する。
図7Bに示すように、二次側第1端子部73は、第1端子設置部410に取り付けられている。図4に示すように、二次側第1端子部73は、外部接続部85と、継線部でワイヤと接続される接続部77と、ボビンに固定する固定部811,812と、を有する。外部接続部85は、接続部77と繋がっており、図7Bに示す端子配置部410に対応する位置から、Z軸方向上側に突出している。
図4に示すように、接続部77は、外部接続部85から接続部内端771までY軸方向に延在する端子延在部772と、係止部770と、を有する。図10に示すように、接続部内端771は、接続部77における継線部625の接触箇所のうちX軸方向に関して巻回軸Oに最も近い位置である。図7Bに示すように、接続部内端771は、端部案内溝441のZ軸方向の略直上に配置される。図6Bに示すように、接続部77は、第2リード部621の継線部625を端子延在部772と係止部770で挟んでいる。
図4に示すように、固定部811,812は、端子延在部772から垂直に突出している。固定部811は、図6Bに示す固定孔411に対応する位置に配置されている。固定部812は、図6Bに示す固定孔412に対応する位置に配置されている。固定部811は、図6Bに示す固定孔411からの脱落を防止する抜け止め部811aを有する。固定部812は、図6Bに示す固定孔412からの脱落を防止する抜け止め部812aを有する。
図7Bに示すように、二次側第2端子部74は、第2端子設置部420に取り付けられている。図4に示すように、二次側第2端子部74は、外部接続部86と、継線部でワイヤと接続される接続部78と、ボビンに固定する固定部821,822と、を有する。外部接続部86は、接続部78と繋がっており、図7Bに示す端子配置部420に対応する位置から、Z軸方向上側に突出している。
図4に示すように、接続部78は、外部接続部86から接続部内端781までY軸方向に延在する端子延在部782と、係止部780と、を有する。図10に示すように、接続部内端781は、接続部78における継線部626の接触箇所のうちX軸方向に関して巻回軸Oに最も近い位置である。二次側第2端子部74の端子延在部782は、二次側第1端子部73の端子延在部772よりも長くなっている。図7Bに示すように、接続部内端781は、端部案内溝442のZ軸方向の略直上に配置される。図6Bに示すように、接続部78は、第2リード部622の継線部626を端子延在部782と係止部780で挟んでいる。
図4に示すように、固定部821,822は、端子延在部782から垂直に突出している。固定部821は、図6Bに示す固定孔421に対応する位置に配置されている。固定部822は、図6Bに示す固定孔422に対応する位置に配置されている。固定部821は、図6Bに示す固定孔421からの脱落を防止する抜け止め部821aを有する。固定部822は、図6Bに示す固定孔422からの脱落を防止する抜け止め部822aを有する。
図1に示すように、端子台30には、端子カバー5aが取り付けられている。端子カバー5aの端子保護片5a0は、端子台30のZ軸方向の上部を覆っており、端子カバー5aの側部保護片5a3は、端子台30のX軸方向の外側を覆っている。端子保護片5a0の外部接続用切り欠き5a1から、外部接続部83が突出しており、端子保護片5a0の外部接続用切り欠き5a2から、外部接続部84が突出している。
図1に示すように、端子台40には、端子カバー5bが取り付けられている。端子カバー5bの端子保護片5b0は、端子台40のZ軸方向の上部を覆っており、端子カバー5bの側部保護片5b3は、端子台40のX軸方向の外側を覆っている。端子保護片5b0の外部接続用切り欠き5b1から、外部接続部85が突出しており、端子保護片5b0の外部接続用切り欠き5b2から、外部接続部86が突出している。
端子台30,40と端子カバー5a,5bは、接着剤などで取り付けられていてもよく、端子台と端子カバーが嵌合するような構造を設けて、それらを嵌合して取り付けられてもよい。
図2に示すように、下部分割コア50aおよび上部分割コア50bは、本実施形態では、同じ形状であり、ZY断面で断面E字形状を有し、いわゆるE型コアを構成する。下部分割コア50aおよび上部分割コア50bは、さらにXZ平面に平行に切断してなる。下部分割コア50aおよび上部分割コア50bはXZ平面に平行に切断されていなくてもよい。また、下部分割コア50aおよび上部分割コア50bの形状もE型コアのみに限定されず、他の形状のコアであってもよい。
図2に示すように、Z軸方向の下側に配置される下部分割コア50aは、Y軸方向に延びるベース部52aと、ベース部52aのY軸方向の両端からZ軸方向に突出している一対の側脚部55aと、これらの側脚部55aの間でY軸方向の中央からZ軸方向に突出する中脚部54aとを有する。本実施形態では、下部分割コア50aは、中脚部54aのY軸方向の中間において、XZ平面に平行に切断されている。
図2に示すように、Z軸方向の上側に配置される上部分割コア50bは、Y軸方向に延びるベース部52bと、ベース部52bのY軸方向の両端からZ軸方向に突出している一対の側脚部55bと、これらの側脚部55bの間でY軸方向の中央からZ軸方向に突出する中脚部54bとを有する。本実施形態では、上部分割コア50bは、中脚部54bのY軸方向の中間において、XZ平面に平行に切断されている。
図2に示すように、中脚部54aは、ボビン10のコア脚用貫通孔13の内部にZ軸方向の下側から挿入されて配置される。同様に、中脚部54bは、ボビン10のコア脚用貫通孔13の内部にZ軸方向の上側から挿入されて配置される。中脚部54a,54bは、コア脚用貫通孔13の内部において、それらの先端が向き合うように構成してある。
なお、図12に示す例では、中脚部54bの先端が、コア脚用貫通孔13の内部において、中脚部54aの先端に接触しているが、中脚部54aの先端と、中脚部54bの先端との間に、所定のギャップ(図示略)が形成してあってもよい。このように、ギャップを形成することにより、ギャップの幅に応じてリーケージ特性を調整することができる。
図2に示すように、中脚部54aおよび中脚部54bは、コア脚用貫通孔13の内周面形状に一致するように、略楕円柱形状を有しているが、その形状は、特に限定されず、コア脚用貫通孔13の形状に合わせて変化させても良い。また、側脚部55a,55bは、脚部側鍔部20および端子側鍔部24の外周面形状に合わせた内側凹曲面形状を有し、そのY軸方向の外面は、X-Z平面に平行な平面を有している。本実施形態では、側脚部55a,55bのY軸方向の外面に、第2軸方向であるY軸方向に関して巻回軸Oから最も遠い位置にある第2外側端部561,562が配置されている。
図2に示すように、側脚部55a,55bの内周面と、脚部側鍔部20および端子側鍔部24の外周との間には、それぞれサイドカバー4が配置してある。サイドカバー4は、ボビン10における端子台30,40の間に位置する脚部側鍔部20および端子側鍔部24の外周を覆うカバー本体4aを有する。サイドカバー4におけるカバー本体4aのZ軸方向の両端には、脚部側鍔部20および端子側鍔部24の外周を覆うカバー本体4aから、ボビン10に向けて略垂直方向に折り曲げられている係止片4bが一体成形してある。カバー本体4aのZ軸方向の両側に形成してある一対の係止片4bは、それぞれ脚部側鍔部20のZ軸方向下面と端子側鍔部24上面に当接してボビン10を挟み込むように取り付けられる。
また、カバー本体4aのX軸方向の両端外面には、それぞれZ軸方向に延びる側脚ガイド片4cが一体に成形してある。一対の側脚ガイド片4cの間に位置するカバー本体4aの外面には、側脚部55a,55bの内面が接触し、側脚部55a,55bのX軸方向の移動が、一対の側脚ガイド片4cにより制限されるようになっている。これらのサイドカバー4aは、ボビン10と同様なプラスチックなどの絶縁部材あるいは金属で構成してある。
図10に示すように、本実施形態では、接続部内端751,761は、それぞれY軸方向に並んで配置されており、装置本体を構成するボビンのX軸方向の一方の外縁である第1外側端部36よりもX軸方向に関してW10だけ巻回軸Oの近くに配置してある。また、接続部内端771,781は、それぞれY軸方向に並んで配置されており、装置本体を構成するボビンのX軸方向の他方の外縁である第1外側端部46よりもX軸方向に関してW20だけ巻回軸Oの近くに配置してある。
このように構成することで、本実施形態では、端子部70構成する一次側第1端子部71、一次側第2端子部72、二次側第1端子部73および二次側第2端子部74を、第1外側端部36,46よりも巻回軸O寄りすることができ、コイル装置1を小型化することができる。
なお、図10に示すW10およびW20の幅は、特に限定されないが、継線部615,616,625,626の外周が第1外側端部36,46よりもX軸方向に沿って内側に配置できるように設計されることが好ましい。たとえばW10は3~8mm、W20は3~8mmであってもよい。
図10に示すように、本実施形態では、第1リード部611の中心部611aは、装置本体を構成するボビン10のX軸方向の一方の外縁である第1外側端部36よりもX軸方向に沿ってW12だけ巻回軸Oの近くに配置してある。本実施形態では、第1リード部612の中心部612aは、第1外側端部36よりもX軸方向に沿ってW14だけ巻回軸Oの近くに配置してある。また、第2リード部621の中心部621aは、装置本体を構成するボビン10のX軸方向の他方の外縁である第1外側端部46よりもX軸方向に沿ってW22だけ巻回軸Oの近くに配置してある。本実施形態では、第2リード部622の中心部622aは、第1外側端部46よりもX軸方向に沿ってW24だけ巻回軸Oの近くに配置してある。
図11に示すように、本実施形態では、第1リード部611の中心部611aは、装置本体を構成するコア50のY軸方向の一方の外縁である第2外側端部561よりもY軸方向に沿ってL13だけ巻回軸Oの近くに配置してある。第2リード部621の中心部621aは、第2外側端部561よりもX軸方向に沿ってL23だけ巻回軸Oの近くに配置してある。また、本実施形態では、第1リード部612の中心部612aは、装置本体を構成するコア50のY軸方向の他方の外縁である第2外側端部562よりもX軸方向に沿ってL14だけ巻回軸Oの近くに配置してある。第2リード部622の中心部622aは、第2外側端部562よりもX軸方向に沿ってL24だけ巻回軸Oの近くに配置してある。
このように構成することで、リード部を、コイル装置のデッドスペースとなっている装置本体2の巻回軸Oに沿って見た四隅に配置することができる。すなわち、巻回軸Oに沿って見た装置本体を構成するボビン10の第1外側端部36,46およびコア50の第2外側端部561,562からなる外縁の内側にリード部を収めることができ、コイル装置を小型化することが可能になる。
なお、図10に示すW12,W14,W22およびW24の幅は、特に限定されないが、たとえばW12は1.5~4mm、W14は1.5~4mm、W22は1.5~4mm、W24は1.5~4mmであってもよい。また、図11に示すL13,L23,L14およびL24の幅は、特に限定されないが、たとえばL13は5~20mm、L23は5~20mm、L14は5~20mm、L24は5~20mmであってもよい。
なお、本明細書では、リード部の中心部は、リード部の継線部と端子部の接続部との接触位置によって定義される。図13(a)に示すように、第1リード部611の継線部615において、接続部75の接続部内端751との接触位置を点P1とする。接続部内端751での法線Nと、点P1とは反対側のリード部611の継線部615の外周との交差する位置を点P2とする。本実施形態では、第1リード部611の継線部615において、点P1と点P2との中間の位置を中心部611aと定義する。また、第1リード部611の継線部615以外の部分においては、第1リード部611の外周の形状に応じて継線部615の中心部611aに対応する位置を中心部611aと定義される。なお、第1リード部612および第2リード部621,622も第1リード部611と同様である。
図10に示すように、本実施形態では、第1リード部611の中心部611aは、第1コイル部610および第2コイル部620において、X軸方向に関して巻回軸Oから最も遠い一方側の位置にある第1外周端610a1,620a1よりもX軸方向に沿ってW11だけ巻回軸Oの近くに配置してある。第1リード部612の中心部612aは、第1外周端610a1,620a1よりもX軸方向に沿ってW13だけ巻回軸Oの近くに配置してある。また、第2リード部621の中心部621aは、第1コイル部610および第2コイル部620において、X軸方向に関して巻回軸Oから最も遠い他方側の位置にある第1外周端610a2,620a2よりもX軸方向に沿ってW21だけ巻回軸Oの近くに配置してある。第1リード部612の中心部612aは、第1外周端610a2,620a2よりもW23だけX軸方向に沿って巻回軸Oの近くに配置してある。したがって、より確実に、リード部を第1外側端部36,46の内側に収めることができる。
なお、W11,W13,W21,W23の幅は、特に限定されないが、継線部615,616,625,626の外周が第1外側端部36,46よりもX軸方向に沿って内側に配置できるように設計されることが好ましい。たとえばW11は1.5~4mm、W13は1.5~4mm、W21は1.5~4mm、W23は1.5~4mmであってもよい。
図10に示すように、本実施形態では、第1リード部611の中心部611aは、第1コイル部610および第2コイル部620において、Y軸方向に関して巻回軸Oから最も遠い一方側の位置にある第2外周端610b1,620b1よりもX軸方向に沿ってL11だけ巻回軸Oの近くに配置してある。第2リード部621の中心部621aは、第1外周端610b1,620b1よりもX軸方向に沿ってL21だけ巻回軸Oの近くに配置してある。第1リード部612の中心部612aは、第1コイル部610および第2コイル部620において、Y軸方向に関して巻回軸Oから最も遠い他方側の位置にある第2外周端610b2,620b2よりもX軸方向に沿ってL12だけ巻回軸Oの近くに配置してある。また、第2リード部622の中心部622aは、第2外周端610b2,620b2よりもL22だけX軸方向に沿って巻回軸Oの近くに配置してある。したがって、より確実に、リード部を第2外側端部561,562の内側に収めることができる。
なお、L11,L12,L21,L22の幅は、特に限定されないが、継線部615,616,625,626の外周が第2外側端部561,562よりもY軸方向に沿って内側に配置できるように設計されることが好ましい。たとえばL11は0~10mm、L12は0~10mm、L21は0~10mm、L22は0~10mmであってもよい。
また、図10に示すように、本実施形態では、接続部75,76,77,78は、それぞれ、第1外側端部36,46に沿って延在する端子延在部750,760,770,780を有する。このようにすることで、接続部内端751,761,771,781をコイル装置1のデッドスペースとなっている装置本体の巻回軸Oに沿って見た四隅に配置し易くなり、端子部とリード部との接続によるスペースを減らすことができる。
また、図4に示すように、本実施形態では、端子部70は、ボビンに固定する固定部791,792,801,802,811,812,821,822を有する。固定部791,792,801,802,811,812,821,822は、それぞれ、端子延在部750,760,770,780から垂直に突出しており、図6Aまたは図6Bに示すボビンに形成された固定孔311,312,411,412,341,342,441,442に差し込まれている。このようにすることで、端子部と、リード部とを接続した後で、端子部をボビンに取り付けることで、コイル装置1を組み立てることができる。そのため、インサート成形などにより予めボビンに取り付けられた状態の端子部との接続作業を行う必要がなくなり、接続作業用のスペースが不要になる。
また、図4に示すように、本実施形態では、固定部791,792,801,802,811,812,821,822は、それぞれ、図6Aまたは図6Bに示す固定孔311,312,411,412,341,342,441,442からの脱落を防止する抜け止め部791a,792a,801a,802a,811a,812a,821a,822aを有する。そのため、端子部をボビン10の端子台に圧入により取り付けても端子部がボビン10から抜け落ちにくくなる。
また、図4に示すように、本実施形態では、接続部75,76,77,78は、それぞれ、リード部が引っ掛かる係止部750,760,770,780を有する。そのため、リード部を接続部に仮止めしておくことができ、リード部と接続部との接続作業を行いやすくなる。
また、図7Aまたは図7Bに示すように、端子部70を構成する一次側第1端子部71、一次側第2端子部72、二次側第1端子部73および二次側第2端子部74は、それぞれ、巻回軸Oに沿って、外部接続部83,84,85,86を有する。図12に示すように、外部接続部83は、リード部の先端部613よりもH2だけ突出している。外部接続部84,85,86も外部接続部83と同様である。そのため、外部接続部83,84,85,86を、コイル装置1の巻回軸方向の上方に配置した基板に差し込むなどの方法によって、位置決めをする手間を省略できる共に、コイル装置と基板を安定的に固定することができる。
本実施形態では、H2の高さは、限定されないが、たとえば、H2は5~10mmであってもよい。
なお、図12に示すように、本実施形態では、第1リード部611の先端部613が、上部分割コア50bの頂面53bよりもH1だけ突出しているが、H1は、1mm以下であることが好ましい。先端部614,615,616も先端部613と同様である。なお、先端部613,614,615,616は、上部分割コア50bの頂面53bから突出していなくてもよい。先端部613,614,615,616が、上部分割コア50bの頂面53bから突出していない場合には、よりコイル装置1のZ軸方向の高さ方向を小さくすることができる。
図12に示すように、本実施形態では、先端部613が、端子カバー5aで覆われている。先端部614,615,616も先端部613と同様である。そのため、端子部が端子台から抜け落ちることを防止することができる。
図12に示すように、本実施形態では、第1外側端部36とケース100のX軸方向の一方の内壁との間にW3の幅がある。また、第1外側端部46とケース100のX軸方向の他方の内壁との間にW4の幅がある。W3,W4の幅は、特に限定されないが、たとえば、W3は0.5~1mm、W4は0.5~1mmであってもよい。
このようにすることで、本実施形態では、コイル装置1のX軸方向の大きさを従来よりも小さくすることが可能になる。
図3に示すように、本実施形態では、ワイヤ60は、巻芯部に巻回された第1コイル部610と、第1コイル部610から引き出される第1リード部611,612と、を有する第1ワイヤ61と、巻芯部に巻回された第2コイル部620と、第2コイル部620から引き出されるリード部621,622と、を有する第2ワイヤ62と、を有する。図12に示すように、第1コイル部610と第2コイル部620との間には、ボビン10に形成された巻回隔壁鍔14が配置されている。そのため、コイル装置1は、トランスとして用いることができる。また、巻回隔壁鍔14を介してリーケージを確保することもでき、コイル装置をリーケージトランスとして用いることもできる。特に、本実施形態では、図5に示すように、巻回隔壁鍔14には、リーケージコア3が配置でき、リーケージを容易に調節することができる。
図9に示すように、本実施形態では、巻回隔壁鍔14には、第1リード部611,612がそれぞれ通される中間案内溝191,192が形成されている。また、図6Bに示すように、端子側鍔部24には、第1リード部611,612および第2リード部621,622が通される端部案内溝341,342,441,442が形成されている。そのため、第1リード部611,612および第2リード部621,622の引き出し位置を定めやすくなっており、容易に、装置本体の外縁の内側の所定の位置に配置することができる。
図10に示すように、本実施形態では、第1リード部611,612および第2リード部621,622は、接続部75,76,77,78に対して、圧着により電気的に接続しているが、これに限定されない。たとえば、1リード部611,612および第2リード部621,622は、接続部75,76,77,78に対してハンダを介することにより電気的に接続していてもよい。本実施形態では、このように接続部と、リード部と、が接続した場合であっても、接続後に端子部を端子台に取り付けることができるため、接続作業用のスペースが不要になり、小型のコイル装置を容易に製造することができる。
なお、上述した実施形態は、特許請求の範囲の要旨を逸脱しない範囲内での種々、設計変更した形態も技術的範囲に含むものである。
(コイル装置の製造方法)
以下に、コイル装置1の製造方法の一例を、図2などを用いて説明する。本実施形態に係るコイル装置1は、図2に示す各部材を組み立てると共に、ボビン10に第1ワイヤ61および第2ワイヤ62を巻回することによって製造される。コイル装置1の製造においては、まず、ボビン10を準備する。ボビン10の材質は特に限定されないが、ボビン10は、樹脂等の絶縁材料によって形成される。
次に、ボビン10において脚部側鍔部20と巻回隔壁鍔14との間にある巻芯部12の外周に第1ワイヤ61をα巻により巻回し、第1コイル部610を形成する。図6Aに示すように、第1ワイヤ61の第1リード部611,612は、第1コイル部610から脚部側鍔部20とボビン脚部261との間を通してX軸方向外側に向けて引き出す。
次に、ボビン10において端子側鍔部24と巻回隔壁鍔14との間にある巻芯部12の外周に第2ワイヤ62をα巻により巻回し、第2コイル部620を形成する。図6Bに示すように、第2ワイヤ62の第2リード部621,622は、第2コイル部620から引出用溝17を通してX軸方向外側に向けて引き出す。
次に、ワイヤ60と端子70とを接続する。図6Aに示すように、ワイヤ60を構成する第1ワイヤ61の第1リード部611の継線部615を、端子部70を構成する一次側第1端子部71の接続部75の係止部750に引っ掛けて、端子延在部752との間に挟み込んで仮止めしておく。また、ワイヤ60を構成する第1ワイヤ61の第1リード部612に端子70を構成する一次側第2端子部72を接続する。第1リード部612の継線部616を、一次側第2端子部72の接続部76の係止部760に引っ掛けて、端子延在部762との間に挟み込んで仮止めしておく。
図6Bに示すように、ワイヤ60を構成する第2ワイヤ62の第2リード部621に、端子70を構成する二次側第1端子部73を接続する。第2リード部621の継線部617を、二次側第1端子部73の接続部77の係止部770に引っ掛けて、端子延在部772との間に挟み込んで仮止めしておく。また、ワイヤ60を構成する第2ワイヤ62の第2リード部622に端子70を構成する二次側第2端子部74を接続する。第2リード部622の継線部626を、二次側第2端子部74の接続部78の係止部780に引っ掛けて、端子延在部782との間に挟み込んで仮止めしておく。
図6Aおよび図6Bに示す各リード部の継線部と各端子部の接続部とを仮止めした状態で、継線部と接続部とを熱圧着により電気的に接続する。継線部と接続部との接続は、適宜、ハンダを介して接続するなど公知の方法を用いてよいが、一例として、継線部615と接続部75との熱圧着について、図13を用いて説明する。
図13(a)は、継線部615と接続部75とを仮止めした状態を表している。この状態で、主電極200から副電極300に電流を流す。本実施形態では、ワイヤ60は、芯材60aの周りに形成された絶縁皮膜60bによって、絶縁されており、図13(a)の状態で、主電極200と副電極300との間に電流を流すと、ワイヤ60には流れず、接続部75に流れる。
図13(b)は、継線部615と接続部75とが電気的に接続した状態を示している。図13(a)の状態から、主電極200から副電極300に電流を流しながら、主電極200を端子延在部752に向かって押さえつけ、係止部750に圧力をかけて、継線部615を押しつぶしていく。このようにすることで、絶縁皮膜60bが剥離し芯材60aと接続部74が接触し、継線部615にも電流が流れるようになる。継線部615に電流が流れることで抵抗発熱により、さらに絶縁皮膜60bが剥離する。抵抗発熱および主電極200による加圧により、継線部615における芯材60aと接続部が電気的に接続され、図13(b)の状態になる。継線部616,617,618も同様に接続部76,77,78と電気的に接続される。
次に、端子部70を端子台30,40に取り付ける。図6Aに示すように、絶縁カバー6aを中間案内溝191および端部案内溝341に取り付けておく。第1リード部611を案内用突起221のY軸方向の外側に引き出しておく。図7Aに示すように、第1リード部611をZ軸方向上側に引き出し、絶縁カバー6aの溝に通す。固定部791を固定孔311に当接し、固定部792を固定孔312に当接し、一次側第1端子部71をX軸方向内側に向けて押し当てる。このようにすることで、固定部791が固定孔311に圧入され、固定部792が固定孔312に圧入され、一次側第1端子部71が第1端子配置部310に取り付けられる。
図6Aに示すように、絶縁カバー6bを中間案内溝192および端部案内溝342に取り付けておく。第1リード部612を案内用突起222のY軸方向の外側に引き出しておく。図7Aに示すように、第1リード部612をZ軸方向上側に引き出し、絶縁カバー6bの溝に通す。固定部801を固定孔321に当接し、固定部802を固定孔322に当接し、一次側第2端子部72をX軸方向内側に向けて押し当てる。このようにすることで、固定部801が固定孔321に圧入され、固定部802が固定孔322に圧入され、一次側第2端子部72が第2端子配置部320に取り付けられる。
図6Bに示すように、第2リード部621を案内用突起161のY軸方向の外側に引き出しておく。図7Bに示すように、第2リード部621をZ軸方向上側に引き出し、端部案内溝441に通す。固定部811を固定孔411に当接し、固定部812を固定孔412に当接し、二次側第1端子部73をX軸方向内側に向けて押し当てる。このようにすることで、固定部811が固定孔411に圧入され、固定部812が固定孔412に圧入され、二次側第1端子部73が第1端子配置部410に取り付けられる。
図6Bに示すように、第2リード部622を案内用突起162のY軸方向の外側に引き出しておく。図7Bに示すように、第2リード部622をZ軸方向上側に引き出し、端部案内溝442に通す。固定部821を固定孔421に当接し、固定部822を固定孔422に当接し、二次側第2端子部74をX軸方向内側に向けて押し当てる。このようにすることで、固定部821が固定孔421に圧入され、固定部822が固定孔422に圧入され、二次側第2端子部74が第2端子配置部420に取り付けられる。
その後、端子台30に、端子カバー5aを取り付け、端子台30に端子カバー5bを取り付ける。端子カバー5a,5bは、接着剤を用いて端子台30,40に固定してあってもよい。なお、端子部70を端子台30,40に取り付けるために、固定部の圧入に変えて、または、固定部の圧入に加えて接着剤を用いてもよい。
次に、リーケージコア3をボビン10の横溝181,182に配置し、サイドカバー4をボビン10におけるY軸方向の両側に取り付け、その後に、Z軸方向の上下方向からコア50を取り付ける。すなわち、ボビン10のZ軸方向の下方向から下部分割コア50aを取り付け、Z軸方向の上方から上部分割コア50bを取り付ける。下部分割コア50aおよび上部分割コア50bの中脚部54a,54bの先端同士の間に必要に応じてギャップを持たせつつ、側脚部55a,55bの先端同士を接合する。下部分割コア50aおよび上部分割コア50bの材質としては、金属、フェライト等の軟磁性材料が挙げられるが、特に限定されない。
次に、上部が開放してあるケース100に、上述したボビン10、ワイヤ60およびコア50等による組立体を収容するとともに、ケース100の内部に放熱用のポッティング樹脂を充填し、本実施形態に係るコイル装置1を得る。
1…コイル装置
2…装置本体
10…ボビン
12…巻芯部
13…コア脚用貫通孔
14…巻回隔壁鍔
15…引出用切り欠き
161,162…案内用突起
17…引出用溝
181,182…横溝
191,192…中間案内溝
20…脚部側鍔部
21……引出用切り欠き
221,222…案内用突起
24…端子側鍔部
261,262…ボビン脚部
30,40…端子台
30a,40a…第1端側
30b,40b…第2端側
310,410…第1端子設置部
311,312,411,412…固定孔
320,420…第2端子設置部
321,322,421,422…固定孔
341,342,441,442…端部案内溝
36,46…第1外側端部
50…コア
50a…下部分割コア
50b…上部分割コア
52a,52b…ベース部
53a,53b…頂面
54a,54b…中脚部
55a,55b…側脚部
561,562…第2外側端部
60…ワイヤ
60a…芯材
60b…絶縁皮膜
61…第1ワイヤ
610…第1コイル部
610a1,610a2…第1外周端
610b1,610b2…第2外周端
611,612…第1リード部
611a,612a…中心部
613,614…先端部
615,616…継線部
617,618…基端部
62…第2ワイヤ
620…第2コイル部
620a1,620a2…第1外周端
620b1,620b2…第2外周端
621,622…第2リード部
621a,622a…中心部
623,624…先端部
625,626…継線部
627,628…基端部
70…端子部
71…一次側第1端子部
72…一次側第2端子部
75,76…接続部
750,760…係止部
751,761…接続部内端
752,762…端子延在部
791,792,801,802…固定部
791a,792a,801a,802a…抜け止め部
83,84外部接続部
73…二次側第1端子部
74…二次側第2端子部
77,78…接続部
770,780…係止部
771,781…接続部内端
772,782…端子延在部
811,812,821,822…固定部
811a,812a,821a,822a…抜け止め部
85,86…外部接続部
3…リーケージコア
4…サイドカバー
4a…カバー本体
4b…係止片
4c…側脚ガイド片
5a,5b…端子カバー
5a0,5b0…端部保護片
5a1,5a2,5ba,5b2…外部接続用切り欠き
5a3,5b3…側部保護片
6a,6b…絶縁カバー
100…ケース
200…主電極
300…副電極

Claims (9)

  1. 中空筒状の巻芯部を有するボビンと、
    少なくとも一部が前記巻芯部の内部に配置されるコアと、
    前記巻芯部に巻回されたコイル部と、前記コイル部から引き出され前記コイル部の巻回軸と略平行に延びる継線部を有するリード部と、を有するワイヤと、
    前記継線部で前記ワイヤと接続される接続部を有する端子部と、を有し、
    前記接続部における前記継線部の接触箇所のうち前記巻回軸に対して垂直な第1軸方向に関して前記巻回軸に最も近い位置である接続部内端は、前記ボビンにおいて前記第1軸方向に関して前記巻回軸から最も遠い位置にある第1外側端部よりも前記第1軸方向に関して前記巻回軸の近くに配置してあるコイル装置。
  2. 前記第1軸方向は、前記巻回軸に垂直な方向のうち前記ボビンの長さが最も短くなるボビン短手方向に垂直なボビン長手方向であり、
    前記第1外側端部は、前記ボビン短手方向に沿って延在する請求項1に記載のコイル装置。
  3. 前記接続部は、前記第1外側端部に沿って延在する端子延在部を有する請求項2に記載のコイル装置。
  4. 前記端子部は、前記ボビンに固定する固定部を有し、
    前記固定部は、前記端子延在部から垂直に突出しており、前記ボビンに形成された固定孔に差し込まれている請求項3に記載のコイル装置。
  5. 前記固定部は、前記固定孔からの脱落を防止する抜け止め部を有する請求項4に記載のコイル装置。
  6. 前記接続部は、前記リード部が引っ掛かる係止部を有する請求項1に記載のコイル装置。
  7. 前記端子部は、前記巻回軸に沿って、前記リード部の先端部よりも突出した外部接続部を有する請求項1に記載のコイル装置。
  8. 前記ワイヤは、
    前記巻芯部に巻回された第1コイル部と、前記第1コイル部から引き出される第1リード部と、を有する第1ワイヤと、
    前記巻芯部に巻回された第2コイル部と、前記第2コイル部から引き出されるリード部と、を有する第2ワイヤと、を有し、
    前記第1コイル部と前記第2コイル部との間には、前記ボビンに形成された巻回隔壁鍔が配置されている請求項1に記載のコイル装置。
  9. 前記リード部は、前記接続部に対して、圧着またはハンダを介することにより電気的に接続している請求項1に記載のコイル装置。
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