JP2024033981A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断するための加工後の印刷媒体を排出するタイミングおよび次の印刷媒体を供給するタイミングを改善した画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置(1)では、印刷媒体(S)に画像形成処理をした後、印刷媒体(S)を、搬送方向で前後する第1印刷媒体と第2印刷媒体とに切断するための加工が行われる。また、加工が行われたタイミングにて、次の印刷媒体(S)の供給の開始と、第1印刷媒体および第2印刷媒体との排出の開始とを同期して実行する。【選択図】図3

Description

本開示は、画像形成装置に関する。
電子写真プリンタなどの画像形成装置には、シートを裁断する裁断部を実装したものがある。特許文献1には、シートに画像形成処理を実行した後、裁断部にて裁断することにより、各々画像形成処理された、2つのシートを生成して、排出する画像形成装置が開示されている。
特開2018-186448号公報
ところが、特許文献1の画像形成装置では、裁断後のシートの排紙および次のシートの給紙のタイミングについて、改善の余地がある。
本開示は、従来よりも、切断するための加工後の印刷媒体を排出するタイミングおよび次の印刷媒体を供給するタイミングを改善した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の第1態様の画像形成装置は、印刷媒体を搬送する搬送部と、前記印刷媒体を搬送方向へ搬送するための搬送路と、前記搬送路に設けられるとともに、感光ドラムと、前記感光ドラム上にトナーを供給する現像ローラと、前記感光ドラム上に供給されたトナーを前記印刷媒体に転写する転写部と、前記印刷媒体に転写されたトナーを前記印刷媒体上に定着させる定着部と、を有する画像形成部と、前記画像形成部よりも下流に設けられ、前記印刷媒体を切断するための加工をする加工部と、制御部と、を備えている。前記制御部は、前記画像形成部により、前記印刷媒体に画像を形成する画像形成処理と、前記画像形成処理の後、前記加工部により、前記印刷媒体を、前記搬送方向で前後する第1印刷媒体と第2印刷媒体とに切断するための加工をする加工処理と、を実行し、前記加工処理が完了したタイミングにおいて、次の印刷媒体の供給の開始と、前記加工処理にて加工した第1印刷媒体および第2印刷媒体との排出の開始とを同期して実行する。
本開示の第2態様の画像形成装置は、上記の第1態様において、前記加工処理は、前記印刷媒体を前記第1印刷媒体と前記第2印刷媒体とに切断する切断処理である構成としてもよい。
本開示の第3態様の画像形成装置では、上記の第2態様において、前記加工部は、切断刃と、前記切断刃を保持して初期位置から前記感光ドラムの軸線方向と同じ方向である走査方向へ駆動可能なキャリッジと、を有している。前記制御部は、前記切断処理にて、前記キャリッジを前記初期位置から前記走査方向に移動させて前記印刷媒体を切断し、前記切断処理が完了したタイミングにおいて、前記キャリッジが前記初期位置に戻る前に次の印刷媒体の供給の開始と、前記切断処理にて切断した第1印刷媒体および第2印刷媒体との排出の開始とを同期して実行してもよい。
本開示の第4態様の画像形成装置は、上記の第3態様において、前記制御部は、前記切断処理にて切断した第2印刷媒体の前記搬送方向における後端が前記切断刃の走査軌道を越えたタイミングで、前記キャリッジを前記切断処理が完了した位置である切断完了位置から、前記初期位置に戻してもよい。
本開示の第5態様の画像形成装置は、上記の第1態様から第3態様のいずれかにおいて、印刷媒体が載置される給送トレイと、前記給送トレイに載置された印刷媒体をピックアップするピックアップローラと、をさらに備えている。前記制御部は、前記加工処理が完了したタイミングにおいて、前記加工処理にて加工した第1印刷媒体および第2印刷媒体との排出の開始と、前記ピックアップローラを駆動させることによる前記次の印刷媒体の供給の開始とを同期して実行してもよい。
本開示の第6態様の画像形成装置は、上記の第2態様または第3態様において、印刷媒体が載置される給送トレイと、前記給送トレイに載置された印刷媒体をピックアップするピックアップローラと、印刷媒体を排出トレイへ排出する排出ローラと、前記ピックアップローラを駆動させる第1モータと、前記第1モータとは異なる、前記排出ローラを駆動させる第2モータと、をさらに備えている。前記制御部は、前記切断処理が完了したタイミングにおいて、前記第1モータの回転を開始させ、前記第1モータの回転速度が前記ピックアップローラの駆動に適した回転速度になったことと同期して、前記第2モータの回転を開始させることで、前記排出ローラを駆動させてもよい。
本開示の第7態様の画像形成装置は、上記の第6態様において、前記制御部は、前記第1モータの回転速度が前記ピックアップローラの駆動に適した回転速度になったタイミングにて、次の印刷媒体を前記ピックアップローラにニップさせることで、次の印刷媒体の供給の開始を実行してもよい。
本開示の第8態様の画像形成装置は、上記の第2態様または第3態様において、印刷媒体が載置される給送トレイと、前記給送トレイに載置された印刷媒体をピックアップするピックアップローラと、印刷媒体を排出トレイへ排出する排出ローラと、前記ピックアップローラおよび前記排出ローラを駆動させる第3モータと、をさらに備えている。前記制御部は、前記切断処理が完了したタイミングにおいて、前記第3モータによる前記ピックアップローラおよび前記排出ローラの駆動を開始させてもよい。
本開示の第9態様の画像形成装置は、上記の第8態様において、前記第3モータと前記ピックアップローラとを接続するクラッチをさらに備えている。前記制御部は、前記第3モータの回転速度が前記ピックアップローラの駆動に適した回転速度になったタイミングにて前記クラッチをオンに切り替え、前記ピックアップローラと前記第3モータとを接続することで次の印刷媒体の供給の開始を実行してもよい。
本開示の第10態様の画像形成装置は、上記の第5態様において、前記ピックアップローラを駆動させる第1モータと、前記第1モータと前記ピックアップローラとを接続するクラッチと、をさらに備えている。前記制御部は、前記第1モータの回転速度が前記ピックアップローラの駆動に適した回転速度になったタイミングにて前記クラッチをオンに切り替え、前記ピックアップローラと前記第1モータとを接続することで次の印刷媒体の供給の開始を実行してもよい。
本開示の第11態様の画像形成装置は、上記の第5態様において、複数の前記搬送部は、前記搬送部の配置位置が前記搬送路において上流側に設けられている前記搬送部よりも下流側に向かうにつれて前記搬送部による前記印刷媒体の搬送速度が速い構成としてもよい。
本開示の第12態様の画像形成装置は、上記の第5態様において、印刷媒体を排出トレイへ排出する排出ローラをさらに備えている。前記ピックアップローラと前記排出ローラとでは、前記排出ローラの方が前記印刷媒体の搬送速度が速い構成としてもよい。
第1態様の画像形成装置によれば、制御部は、加工処理が完了したタイミングにおいて、次の印刷媒体の供給の開始と、加工処理にて加工した印刷媒体の排出の開始とを同期して実行する。これにより、従来よりも、加工後の印刷媒体を排出するタイミングおよび次の印刷媒体を供給するタイミングを改善することができる。
第2態様の画像形成装置によれば、加工処理により、印刷媒体を、第1印刷媒体と第2印刷媒体とに切断することができる。
第3態様の画像形成装置によれば、制御部は、切断処理が完了したタイミングにおいて、キャリッジが初期位置に戻る前に次の印刷媒体の供給の開始と、切断処理にて切断した印刷媒体の排出の開始とを同期して実行できる。これにより、従来よりも、分割後の印刷媒体を排出するタイミング、および次の印刷媒体を供給するタイミングを改善する。また、従来よりも、キャリッジが初期位置に戻る時間の分、次の印刷媒体の供給、および切断後の印刷媒体の排出のタイミングを早くすることができる。
第4態様の画像形成装置によれば、制御部は、切断処理にて切断した第2印刷媒体の後端が切断刃の走査軌道を越えたタイミングで、キャリッジを切断完了位置から初期位置に戻す。これにより、最適なタイミングでキャリッジを初期位置に戻し、且つ、従来よりも加工後の印刷媒体を排出するタイミングおよび次の印刷媒体を供給するタイミングを改善することができる。
第5態様の画像形成装置によれば、制御部は、ピックアップローラを駆動させることにより、印刷媒体の供給を開始する。これにより、給送トレイに載置された印刷媒体をスムースにピックアップすることができる。よって、従来よりも加工後の印刷媒体を排出するタイミングおよび次の印刷媒体を供給するタイミングを改善し易くなる。
第6態様の画像形成装置によれば、制御部は、切断処理が完了したタイミングにおいて、ピックアップローラの駆動に適した回転速度になったことと同期して、第2モータの回転を開始させることで排出ローラを駆動する。これにより、ピックアップローラの回転速度を確保しつつ、排出ローラを駆動させることができる。よって、従来よりも、加工後の印刷媒体を排出するタイミング、および次の印刷媒体を供給するタイミングを改善することができる。
第7態様の画像形成装置によれば、次の印刷媒体をピックアップローラにニップさせる時点での第1モータの回転速度を、ピックアップローラの駆動に適した回転速度とすることで、次の印刷媒体の供給を良好に実行することができる。
第8態様の画像形成装置によれば、制御部は、ピックアップローラおよび排出ローラを第3モータにて駆動する。これにより、ピックアップローラと排出ローラとにそれぞれ接続されたモータを制御する場合に比べて、ピックアップローラおよび排出ローラを同時に駆動させ易くすることができる。
第9態様の画像形成装置によれば、第3モータとピックアップローラとを接続するクラッチを備えているので、制御部は、ピックアップローラと排出ローラとを同時に駆動させる構成において、第3モータの回転速度がピックアップローラの駆動に適した回転速度になるまで待機することができる。
第10態様の画像形成装置によれば、第1モータとピックアップローラとを接続するクラッチを備えているので、制御部は、第1モータの回転速度がピックアップローラの駆動に適した回転速度になるまで待機することができる。
第11態様の画像形成装置によれば、搬送部のうち搬送経路において下流側に設けられた搬送部の搬送速度を早くできる。これにより、ピックアップローラにて供給された印刷媒体が、上流側にて搬送されている別の印刷媒体に追いつかないように印刷媒体を搬送することができる。つまり、印刷媒体を搬送するための印刷媒体同士の間隔を適切に確保することができる。また、下流側の搬送部の搬送速度を早くすることで、搬送されている印刷媒体を下流側から引っ張ることができる。これにより、搬送中の印刷媒体の撓みを抑え、印刷媒体の詰まりを軽減することができる。
第12態様の画像形成装置によれば、ピックアップローラよりも排出ローラの方が印刷媒体の搬送速度が速いので、ピックアップローラにて供給された印刷媒体が、排出ローラにより搬送されている別の印刷媒体に追いつかないようにすることができる。つまり、印刷媒体を搬送するための印刷媒体同士の間隔を適切に確保することができる。
本開示の実施形態1に係る画像形成装置の概略構成を説明する図である。 本開示の切断機構を説明する斜視図である。 画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 本開示の切断機構による切断動作の初期位置と切断完了位置を示す模式図である。 制御部が制御する印刷媒体の供給、モータ駆動、印刷媒体の切断タイミングを説明するためのタイミングチャートである。 本開示の実施形態2に係る画像形成装置の概略構成を説明する図である。 画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 制御部が制御する印刷媒体の供給、モータ駆動、印刷媒体の切断タイミングを説明するためのタイミングチャートである。
〔実施形態1〕
以下、本開示の実施形態1について図1を参照しつつ説明する。本実施形態では、画像形成装置1の一例として、トナーを用いて印刷媒体Sに画像を形成するレーザプリンタについて説明する。
〔画像形成装置1の構成〕
図1は、本開示の実施形態1に係る画像形成装置1の概略構成を説明する図である。以下の説明では、図1に示すように、画像形成装置1が使用可能に設置された状態を基準として、設置面側を下として上下方向を定義する。また、排出トレイTRが設けられている側を前として前後方向を定義する。
尚、以下の説明では、画像形成装置1として、モノクロ画像の画像形成処理を行うモノクロプリンタを例示。しかしながら、本開示はこれに限定されるものではなく、例えば、フルカラー画像の画像形成処理を行うカラープリンタであってもよい。また、本開示は、画像形成機能、すなわちプリント機能以外の機能、例えば、スキャナ機能、コピー機能、またはファクシミリ機能などの他の機能を併せて備えるMFP(Multi-Function Printer)であってもよい。
また、以下の説明では、加工部としての切断機構100により、印刷媒体Sを搬送方向で前後する2つの第1印刷媒体と第2印刷媒体とに完全に分けて切断する場合を例示して説明する。しかしながら、本開示は、印刷媒体Sを切断するための加工をするためのものであれば何等限定されない。具体的には、本開示は、印刷媒体Sを切断するために、切断機構100の後述のカッターを当てた切断加工をしてもよい。また、本開示は、印刷媒体Sを切断するために、折り目を付ける折目加工をしてもよい。また、本開示は、印刷媒体Sを切断するために、ミシン目を付けるミシン目加工をしてもよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、本体筐体10と、給送部3と、画像形成部4と、切断機構100と、排出トレイTRと、を備える。また、画像形成装置1は、中間排出ローラ37と、排出ローラ38と、メインモータM0と、制御部Cと、を備える。本体筐体10には、切断機構100を収容した収容カバー10Aが本体筐体10に対して開閉可能に取り付けられている。収容カバー10Aには、収容カバー10Aの開閉状態を検知するセンサK7が設けられており、その検知結果を制御部Cに出力するようになっている。本実施形態では、本体筐体10及び収容カバー10Aは、画像形成装置1の外容器を構成しており、例えば、給送部3、画像形成部4、及び切断機構100を収容している。
給送部3は、印刷媒体Sを供給する。給送部3は、給送トレイ31と、ピックアップローラ32と、押圧板33と、分離ローラ34と、給送ローラ35と、レジローラ36と、を備える。給送トレイ31は、上面が開放した箱状の部材であり、所定量の印刷媒体Sを収容する。なお、印刷媒体としては、印刷用紙などの紙媒体に限らず、他にも、例えばOHPシート等のプラスチックからなる樹脂媒体であってもよい。
ピックアップローラ32は、給送トレイ31に収容された印刷媒体Sを送り出す。すなわち、印刷媒体Sが送り出される場合、給送トレイ31に収容された印刷媒体Sは、押圧板33によってピックアップローラ32に寄せられ、ピックアップローラ32の回転に伴い分離ローラ34に給送される。分離ローラ34は、ピックアップローラ32がピックアップした印刷媒体Sを1枚ずつ分離する。給送ローラ35は、印刷媒体Sをレジローラ36に向けて搬送する。レジローラ36は、印刷媒体Sの先端の位置を揃えた後、画像形成部4に向けて印刷媒体Sを搬送する。
画像形成部4は、給送部3によって送り出された印刷媒体Sに画像形成処理を施して画像を形成する。画像形成部4は、感光ドラム46と、感光ドラム46上にトナーを供給する現像ローラ44Rと、感光ドラム46上に供給されたトナーを印刷媒体Sに転写する転写ローラを有する転写部42と、印刷媒体Sに転写されたトナーを印刷媒体S上に定着させる定着部45と、を有する。また、画像形成部4は、露光部41と、帯電器43と、を有する。
露光部41は、図に一点鎖線にて示す所定の光ビームBを感光ドラム46に照射することにより、感光ドラム46を露光する。具体的にいえば、露光部41は、図示しないレーザ光源と、ポリゴンミラー41Gと、走査レンズ41Lと、ポリゴンモータ41Mと、反射鏡41Rと、を備える。
ポリゴンミラー41Gは正六角柱の側面を6つの反射面とする回転多面鏡である。ポリゴンミラー41Gは、レーザ光源が出射した光ビームBを感光ドラム46に向かう方向へ偏向するためのものである。ポリゴンモータ41Mは、メインモータM0とは異なるモータであって、制御部Cからの動作指示に基づいて、メインモータM0とは独立してポリゴンミラー41Gを回転駆動する。
露光部41は、光ビームBをポリゴンミラー41Gにより偏向して、ポリゴンミラー41Gから走査レンズ41L及び反射鏡41Rを介して感光ドラム46の表面に光ビームBを出射する。露光部41は、光ビームBによって感光ドラム46の表面を走査して感光ドラム46を露光する。これにより、後述のトナー像を構成する静電潜像が感光ドラム46の表面に形成される。ポリゴンモータ41Mは、例えば、ブラシレスDCモータである。
転写部42は、感光ドラム46との間で印刷媒体Sを挟む転写ローラを備えており、感光ドラム46からトナー像を印刷媒体Sに転写する。帯電器43は、例えば、図示しない帯電ワイヤ及びグリッド部を有するスコロトロン型の帯電器を含む。この帯電器43では、図示しない高電圧生成回路により、帯電ワイヤに帯電電圧が印加され、グリッド部にグリッド電圧が印加されることでコロナ放電が発生し、感光ドラム46の表面が一様に帯電される。
なお、例えば、転写ローラに代えて、転写ベルトを転写部42が含む構成でもよい。また、例えば、スコロトロン型の帯電器に代えて、帯電ローラを帯電器43が含む構成でもよい。
現像ローラ44Rは、現像剤としてのトナーを収容したトナー収容部44Aとともに、トナーカートリッジ44として一体的に構成されている。このトナーカートリッジ44は、本体筐体10に対して、本体筐体10の前面側に設けられた開口10Bから着脱可能になっている。
また、感光ドラム46と帯電器43とは、ドラムカートリッジ47として一体的に構成されている。このドラムカートリッジ47は、本体筐体10に対して、開口10Bから着脱可能になっている。具体的には、本体筐体10には、図1に二点鎖線にて例示するように、開口10Bを開閉可能なフロントカバーFCが前面側に設けられている。フロントカバーFCが開口10Bを開放している場合、ユーザは、トナーカートリッジ44またはドラムカートリッジ47を着脱し得る。また、フロントカバーFCには、フロントカバーFCの開閉状態を検知するセンサK5が設けられている。センサK5は、フロントカバーFCの開閉状態を制御部Cに出力するよう構成されている。
なお、トナーカートリッジ44とドラムカートリッジ47とが互いに分離可能なプロセスカートリッジを用いた場合について説明した。しかしながら、本実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、トナーカートリッジ44とドラムカートリッジ47とが分離不可能な一体的なプロセスカートリッジを用いることもできる。
画像形成部4では、感光ドラム46の表面が帯電器43により一様に帯電された後、露光部41からの光ビームBにより、制御部Cからの印刷データに基づいた静電潜像が感光ドラム46の表面に形成される。また、現像ローラ44Rは、トナーカートリッジ44の内部からトナーを静電潜像が形成された感光ドラム46の表面に供給する。これにより、静電潜像が可視像化され、感光ドラム46の表面上にトナー像が形成される。その後、給送部3から給送された印刷媒体Sが、感光ドラム46と転写部42との間である転写位置に搬送されることによって感光ドラム46の表面上に形成されたトナー像が印刷媒体S上に転写される。
トナー像が転写された印刷媒体Sは、感光ドラム46及び転写部42によって、定着部45に搬送される。定着部45は、印刷媒体Sに形成されたトナー像を定着する。具体的には、定着部45は、感光ドラム46及び転写部42から搬送される印刷媒体S上のトナー像を熱定着させる。トナー像が熱定着された印刷媒体Sは、中間排出ローラ37及び排出ローラ38によって排出トレイTR上に排出される。
排出トレイTRは、図1に実線にて示すように、本体筐体10の上面の露出部分に設けられている。すなわち、排出トレイTRは、収容カバー10Aに覆われていない本体筐体10の上面の部分に設けられた印刷媒体Sの収容部である。また、排出トレイTRは、定着部45を通過した印刷媒体Sを排出するための第1排出部を構成している。また、排出ローラ38は、定着部45を通過した印刷媒体Sを第1排出部に向けて搬送するローラである。
また、定着部45は、例えば、トナー像が形成された印刷媒体Sに接して印刷媒体Sを加熱する加熱ローラ45HRと、図示しない押圧部によって加熱ローラ45HR側に押圧される加圧ローラ45PRと、加熱ローラ45HRを加熱するヒータ45Hと、を備える。また、定着部45では、加熱ローラ45HRと加圧ローラ45PRの間に所定の圧力が加えられた状態で、印刷媒体Sに対するトナー像の定着処理が行われる。
また、加熱ローラ45HRの内部には、例えば、2つのヒータ45Hが設けられている。また、ヒータ45Hは、例えば、ハロゲンランプを用いて構成されている。さらに、ヒータ45Hは、通電によって発光するとともに発熱し、輻射熱によって加熱ローラ45HRを内側から加熱する。
具体的には、制御部Cは、図示しない通電回路の制御を行うことにより、通電回路からヒータ45Hへの供給電流を制御する。これにより、ヒータ45Hから加熱ローラ45HRへの加熱が、制御部Cによって制御される。また、制御部Cは、メインモータM0の制御を行うことにより、加圧ローラ45PRの回転駆動も制御する。そして、定着部45では、トナー像が転写された印刷媒体Sが、加熱ローラ45HRと加圧ローラ45PRとの間に搬送されることで、トナー像が印刷媒体S上に熱定着される。
なお、加熱ローラ45HR及び加圧ローラ45PRを有する定着部45を用いた場合について説明したが、本実施形態の定着部45はこれに限定されない。例えば、加熱ローラ45HRに代えて、基板と基板上に設けられた抵抗発熱体とを有するヒータを備えた加熱ユニットを定着部に用いることができる。また、例えば、印刷媒体Sを加熱ローラ45HRとで挟持する無端ベルトと、無端ベルトを加熱ローラ45HR側に加圧する加圧パッドを有するニップ形成部材とを設けた加圧パッド方式の定着部を用いることができる。
また、本体筐体10は、後側開口10Cを有している。後側開口10Cは、本体筐体10の後面側に設けられている。また、本体筐体10は、図1に二点鎖線にて例示するように、後側開口10Cを開閉可能なリアカバーRCを有している。リアカバーRCは、本体筐体10の後面側に設けられている。このリアカバーRCは、後側開口10Cを閉塞する閉塞部材を構成する。更には、リアカバーRCは、定着部45を通過した印刷媒体Sを排出するための第2排出部としての第2排出トレイも構成している。
換言すれば、リアカバーRCは、後側開口10Cを閉塞することにより、第2排出トレイも閉塞可能となっている。一方、リアカバーRCは、後側開口10Cを開放することにより、定着部45及び中間排出ローラ37によって搬送された印刷媒体Sを収容する第2排出トレイとして機能し得る。これにより、定着部45を通過した印刷媒体Sを折り曲げることなく第2排出トレイに排出可能となる。また、リアカバーRCは、リアカバーRCの開閉状態を検知するセンサK6を有している。センサKは、リアカバーRCの開閉状態を制御部Cに出力するよう構成されている。
切断機構100は、定着部45よりも印刷媒体Sの搬送方向の下流に設けられている。切断機構100は、後述の第3搬送路H3に設けられている。切断機構100は、周知のカッター機構である。ここで、切断機構100について、図2を用いて詳細に説明をする。図2は、切断機構100を説明する斜視図である。
図2に示すように、切断機構100は、フレーム71と、スライドレール72と、切断刃の一例であるブレード100Aと、印刷媒体通過部74と、切断刃の一例であるブレード100Bと、キャリッジ76と、キャリッジモータM1と、駆動プーリー77と、従動プーリー78と、プーリーベルト79と、を有している。
フレーム71は、感光ドラム46の軸線方向と同じ方向である走査方向に延びている。スライドレール72は、フレーム71に形成された走査方向に延びるレールである。ブレード100Aは固定刃である。ブレード100Aは、フレーム71に固定された走査方向に延びる平板状の刃である。印刷媒体通過部74は、フレーム71に形成された印刷媒体Sが通過する空間である。本実施形態では、印刷媒体通過部74は、スライドレール72とブレード100Aとの間に形成されている。ブレード100Bは、円板状の刃であり、キャリッジ76に回転可能に固定されている。
キャリッジ76は、スライドレール72と係合し、スライドレール72に沿って、スライド移動可能にフレーム71に取り付けられている。キャリッジ76は、図2に実線で示す初期位置から破線で示す切断完了位置まで移動可能である。キャリッジ76は、印刷媒体Sを切断する前は、図2において実線で示す初期位置に位置している。キャリッジ76がスライドレール72に沿って切断完了位置まで移動すると、1枚の印刷媒体Sがブレード100Aとブレード100Bとに挟まれて第1印刷媒体と第2印刷媒体とに切断される。
キャリッジモータM1は、メインモータM0とは異なるモータであって、制御部Cからの動作指示に基づいて、メインモータM0とは独立してキャリッジ76を駆動する。キャリッジモータM1は、例えば、ブラシレスDCモータである。
具体的にいえば、切断機構100は、キャリッジモータM1の回転力を用いてキャリッジ76を、走査方向に移動させることで、印刷媒体Sを切断する。これにより、印刷媒体Sに対してブレード100A及びブレード100Bによる切断処理が実行されて、印刷媒体Sは、搬送方向で前後する、第1印刷媒体と第2印刷媒体とに完全に分けられる。切断処理は、加工処理の一例である。
なお、切断機構100は、ブレード100A及びブレード100Bにより構成されていると説明しているがこれに限るものではない。例えば、ブレード100Aが固定刃ではなく、ブレード100Bと同様に円板状の可動刃であってもよい。この場合、ブレード100A及びブレード100Bはいずれもキャリッジ76に回転可能に固定される。また、図2に示すように、固定刃であるブレード100Aが上側に設けられ、ブレード100Aよりも下側に可動刃であるブレード100Bが設けられる構成に限られない。例えば、上側に可動刃であるブレード100Bが設けられ、下側に固定刃であるブレード100Aが設けられてもよい。また、切断機構100は、ブレード100A及びブレード100Bのいずれか一方だけを有する構成であってもよい。
駆動プーリー77は、フレーム71の走査方向の他方側に設けられている。駆動プーリー77は、キャリッジモータM1の駆動力を受けて、正転および逆転に回転可能である。従動プーリー78は、フレーム71の走査方向の一方側に設けられている。プーリーベルト79は、駆動プーリー77および従動プーリー78に巻き掛けられている。また、プーリーベルト79には、キャリッジ76が固定されている。これにより、プーリーベルト79の回転に対応してキャリッジ76が走査方向にスライド移動するようになっている。詳しくは、キャリッジモータM1を正転させると、キャリッジ76が走査方向の一方側から他方側に向けてスライド移動し、キャリッジモータM1を逆転させると、キャリッジ76が走査方向の他方側から一方側に向けてスライド移動するようになっている。
図1に戻り、画像形成装置1は、図1に点線にて示すように、印刷媒体Sを搬送するための空間である搬送路を備えている。具体的にいえば、本実施形態1の画像形成装置1は、給送部3から画像形成部4に向けて印刷媒体Sを搬送するための供給搬送路H0と、定着部45を通過した印刷媒体Sを排出トレイTRに向けて搬送するための第1搬送路H1と、を備える。また、画像形成装置1は、定着部45を通過した印刷媒体Sであって、いずれかの面に画像形成部4による画像形成処理が施された印刷媒体Sを感光ドラム46に向けて再搬送するための第2搬送路H2と、定着部45を通過した印刷媒体Sを切断機構100に向けて搬送するための第3搬送路H3と、を備える。
詳細にいえば、供給搬送路H0では、ピックアップローラ32の設置箇所が印刷媒体Sの搬送開始地点であり、後述の後レジセンサK3の設置箇所が印刷媒体Sの搬送終了地点である。また、供給搬送路H0には、印刷媒体Sを搬送するための搬送ローラとして、例えば、ピックアップローラ32、分離ローラ34、給送ローラ35、及びレジローラ36が設置されている。これらのピックアップローラ32、分離ローラ34、給送ローラ35、及びレジローラ36は、例えば、メインモータM0からの駆動力により、回転するように構成されている。メインモータM0は本開示の第1モータの一例である。
また、供給搬送路H0には、フロントカバーFC側に分岐路H00が設けられている。フロントカバーFCが開口10Bを開放している状態において、例えば、ユーザは、画像形成装置1の外部から手差しによって印刷媒体Sを分岐路H00に挿入することが可能である。そのため、ユーザは、分岐路H00を介して印刷媒体Sを供給搬送路H0に搬入することが可能である。
供給搬送路H0は、トレイセンサK1と、前レジセンサK2と、後レジセンサK3とを有している。トレイセンサK1は、給送トレイ31の近傍に設けられている。トレイセンサK1は、給送トレイ31の有無を検知する。トレイセンサK1は、例えば、光センサを用いて構成されている。トレイセンサK1は、給送トレイ31の有無を制御部Cに出力するよう構成されている。
前レジセンサK2は、印刷媒体Sの後端を検知する。後レジセンサK3は、印刷媒体Sの前端を検知する。前レジセンサK2及び後レジセンサK3は、各々印刷媒体Sが当接することで揺動するアクチュエータを有するセンサや、光センサ等を用いることができる。また、前レジセンサK2及び後レジセンサK3は、画像形成部4よりも搬送方向の上流に設けられた検知部の一例である。さらには、前レジセンサK2及び後レジセンサK3は、搬送方向における印刷媒体Sの長さを検知可能な検知部を構成している。
また、前レジセンサK2及び後レジセンサK3は、検知結果を制御部Cに出力する。具体的には、前レジセンサK2は、制御部Cに対して、印刷媒体Sの前端が前レジセンサK2の位置に到達したタイミングから印刷媒体Sの後端が前レジセンサK2の位置を通過するまでの間はON信号を出力し、それ以外の間はOFF信号を出力する。同様に、後レジセンサK3は、制御部Cに対して、印刷媒体Sの前端が後レジセンサK3の位置に到達したタイミングから印刷媒体Sの後端が後レジセンサK3の位置を通過するまでの間はON信号を出力し、それ以外の間はOFF信号を出力する。
第1搬送路H1では、供給搬送路H0の搬送終了地点が印刷媒体Sの搬送開始地点であり、排出ローラ38の搬送方向の下流に設けられて排出トレイTRに連結された連結箇所が印刷媒体Sの搬送終了地点である。つまり、第1搬送路H1は、後レジセンサK3の設置箇所と、排出トレイTRにおける、本体筐体10の上面側で露出されてユーザが印刷媒体Sを回収可能な端部である連結箇所G4との間の搬送路である。また、第1搬送路H1には、印刷媒体Sを搬送するための搬送ローラとして、例えば、中間排出ローラ37及び排出ローラ38が設置されている。これらの中間排出ローラ37及び排出ローラ38は、例えば、メインモータM0からの駆動力により、回転するように構成されている。
第1搬送路H1には、センサK4が定着部45と中間排出ローラ37との間に設けられている。センサK4は、例えば、光センサを用いて構成されている。センサK4は、定着部45と中間排出ローラ37との間において、印刷媒体Sの有無を検知するように構成されている。センサK4は、印刷媒体Sの有無を制御部Cに出力するよう構成されている。換言すれば、センサK4は、印刷媒体Sが定着部45を通過したか否かについて検知して、制御部Cに通知する。
第2搬送路H2の印刷媒体Sの搬送開始地点は、第1搬送路H1との合流箇所G1である。合流箇所G1は、中間排出ローラ37の搬送方向の下流に設けられている。
一方、第2搬送路H2の印刷媒体Sの搬送終了地点は、第1搬送路H1との合流箇所G3である。合流箇所G3は、合流箇所G1とは異なる箇所である。合流箇所G3は、レジローラ36の搬送方向の上流に設けられている。
第2搬送路H2には、印刷媒体Sを搬送するための搬送ローラとして、例えば、第2搬送路H2での搬送方向に沿って反転搬送ローラ39A及び反転搬送ローラ39Bが順次設けられている。そして、第2搬送路H2では、排出ローラ38によって合流箇所G1からスイッチバックされてきた印刷媒体Sに対し、反転搬送ローラ39A及び反転搬送ローラ39Bにより、合流箇所G3に向けて順次搬送するように構成されている。これらの反転搬送ローラ39A及び反転搬送ローラ39Bは、例えば、メインモータM0からの駆動力により、回転するように構成されている。
また、第2搬送路H2は、図1に示すように、第1搬送路H1とは異なる搬送路であって、第1搬送路H1の下方に設置されている。また、第2搬送路H2は、合流箇所G1及び合流箇所G3で第1搬送路H1と連結されることにより、第1搬送路H1とともに、印刷媒体Sをループ状に搬送する搬送路を構成している。これにより、画像形成装置1では、印刷媒体Sに対して、排出ローラ38によるスイッチバックを行うこととも相まって、両面印刷を確実に施すことが可能となる。
第3搬送路H3の印刷媒体Sの搬送開始地点は、第1搬送路H1との合流箇所G2である。合流箇所G2は、排出ローラ38の搬送方向の上流に設けられている。
一方、第3搬送路H3の印刷媒体Sの搬送終了地点は、排出トレイTRに連結された連結箇所G4である。連結箇所G4は、合流箇所G2は異なる箇所である。連結箇所G4は、排出ローラ38の搬送方向の下流に設けられている。
第3搬送路H3は、図1に示すように、第1搬送路H1とは異なる搬送路である。第3搬送路H3は、第1搬送路H1の上方に設置されている。
また、合流箇所G2の近傍には、印刷媒体Sを第1搬送路H1または第3搬送路H3に振り分けるためのフラップFPが設けられている。また、第3搬送路H3には、後述の切断処理が施された第1印刷媒体及び第2印刷媒体を排出トレイTRへ排出するための搬送ローラとして、上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bが順次設けられている。上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bは本開示の排出ローラの一例である。上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bは切断機構100を挟むように、第3搬送路H3において搬送方向に沿って設けられている。
なお、複数の搬送部の一例であるピックアップローラ32、分離ローラ34、給送ローラ35、レジローラ36、転写ローラ、中間排出ローラ37、排出ローラ38の各ローラは、画像形成装置1における配置位置が搬送路において上流側に配置されているローラよりも下流側に向かうにつれて印刷媒体Sの搬送速度が速くなるように構成されている。
また、上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bによる印刷媒体Sの搬送速度は、ピックアップローラ32による印刷媒体Sの搬送速度よりも速くなるように構成されている。各ローラは、例えば、ローラ径、ローラを回転駆動させるための駆動源であるモータの回転速度、或いは、モータの駆動力を伝達するための伝達機構であるギヤのギヤ比の調整により搬送速度を変える。
フラップFP、上流搬送ローラ40A、及び下流搬送ローラ40Bは、例えば、駆動モータM2からの駆動力により、動作するように構成されている。駆動モータM2は、メインモータM0とは異なるモータである。駆動モータM2は、制御部Cからの動作指示に基づいて、メインモータM0とは独立してフラップFP、上流搬送ローラ40A、及び下流搬送ローラ40Bを駆動する。駆動モータM2は、本開示の第2モータの一例であり、例えば、ステッピングモータM2である。
メインモータM0は、制御部Cからの動作指示に基づいて、例えば、感光ドラム46、現像ローラ44R、転写部42の転写ローラ、または定着部45の加圧ローラ45PRを駆動する。換言すれば、メインモータM0には、その回転力を伝達するギヤなどの伝達機構が接続されており、メインモータM0は、例えば、搬送ローラ及び画像形成部4に含まれた感光ドラム46などの動力源として機能するようになっている。
また、メインモータM0は、伝達機構を介して、ピックアップローラ32と接続されている。ピックアップローラ32と接続されている伝達機構は、クラッチ32Aを有している。クラッチ32Aは、メインモータM0の駆動力をピックアップローラ32に伝達する伝達状態と、メインモータM0の駆動力をピックアップローラ32に伝達しない解除状態とに切り替え可能に構成されている。つまり、メインモータM0の駆動力は、クラッチ32Aを介して、ピックアップローラ32に伝達される。
制御部Cは、例えば、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えている。制御部Cは、ROMに記憶されたプログラムやデータなどに基づいて演算処理を行うことによって、画像形成制御を実行する。また、制御部Cは、例えば、トレイセンサK1、前レジセンサK2、後レジセンサK3、センサK4~K7から取得した情報に応じて、画像形成制御以外の制御処理も適宜実行する。
〔画像形成装置1の動作例〕
以下、図3、図4および図5も参照して本実施形態1の画像形成装置1の動作例について具体的に説明する。図3は、画像形成装置1の動作例を示すフローチャートである。図4は、切断機構100による切断動作の初期位置と切断完了位置を示す模式図である。図5は、制御部Cが制御する印刷媒体Sの供給、モータ駆動、印刷媒体Sの切断タイミングを説明するためのタイミングチャートである。なお、以下の説明では、A4サイズの印刷媒体Sに対して、画像形成処理を行う場合を例示して説明する。さらに、以下の説明では、印刷媒体Sに切断処理を施して、A5サイズの2つの印刷媒体、つまり第1印刷媒体及び第2印刷媒体に分ける場合を例示して説明する。
制御部Cは、S200にて、画像形成装置1に対する印刷ジョブを受信しているか否かについて判別する。制御部Cは、印刷ジョブを受信していないことを判別すると(S200でNO)、制御部Cは、画像形成装置1を待機状態とする。
一方、制御部Cは、印刷ジョブを受信していることを判別すると(S200でYES)、S201にて、1枚目の印刷媒体Sを供給する。具体的には、制御部Cは、ピックアップローラ32を回転駆動させることにより給送トレイ31に収容された印刷媒体Sを分離ローラ34に給送する。分離ローラ34は、ピックアップローラ32がピックアップした印刷媒体Sを1枚ずつ分離する。給送ローラ35は、印刷媒体Sをレジローラ36に向けて搬送する。レジローラ36は、印刷媒体Sの先端の位置を揃えた後、画像形成部4に向けて印刷媒体Sを搬送する。
なお、制御部Cは、S200とS201との間において、フロントカバーFC及びリアカバーRCが閉状態であるか否かについて判別してもよい。具体的には、制御部Cは、センサK5の検知結果に基づいて、フロントカバーFCが開口10Bを閉塞しているか否かについて判別してもよい。
また、制御部Cは、センサK6の検知結果に基づいて、リアカバーRCが後側開口10Cを閉塞して第2排出トレイを閉塞しているか否かについて判別してもよい。また、制御部Cは、センサK7の検知結果に基づき、収容カバー10Aが本体筐体10に対して閉状態か否かについて判別してもよい。
そして、制御部Cは、フロントカバーFC、リアカバーRC、及び収容カバー10Aの全てが閉状態でないことを判別すると、制御部Cは、画像形成装置1が動作可能状態でないと判断してもよい。この場合、制御部Cは、画像形成装置1を待機状態としてもよい。これにより、印刷媒体Sに対する画像形成処理及び印刷媒体Sを切断するための加工を安全に行うことができる。
続いて、S202にて、制御部Cは、画像形成部4により、印刷媒体Sに画像を形成する画像形成処理を実行する(S202)。具体的には、印刷媒体Sが感光ドラム46と転写ローラとの間に形成されたドラムニップを通過するようにすることで、印刷媒体Sに対して感光ドラム46の表面のトナー像を転写する。そして、制御部Cは、定着部45を駆動させて、トナー像が形成された印刷媒体Sを定着ニップにて加熱しながら搬送することで、印刷媒体Sに形成されたトナー像を印刷媒体Sに定着させる。
次に、S203にて、制御部Cは、切断機構100による切断指示があるか否かを判別する。制御部Cは、切断機構100による切断指示がないと判別すると(S203でNO)、1枚目の印刷媒体Sを画像形成装置1の外部へと排出する排出処理を実行する(S204)。具体的には、制御部Cは、駆動モータM2を駆動させることにより、合流箇所G2の近傍にあるフラップFPを動作させ、第3搬送路H3への搬送路を閉塞する。これにより、印刷媒体Sは、フラップFPに案内され、第1搬送路H1へと搬送される。そして、印刷媒体Sは、排出ローラ38によって排出トレイTR上に排出される。制御部Cは、S204にて排出処理を実行すると、画像形成装置1の動作を完了する。
一方、S203にて、制御部Cは、切断機構100による切断指示があると判別すると(S203でYES)、切断機構100を駆動させて切断処理を実行する(S205)。具体的には、図4に示すように、制御部Cは、搬送方向と交差する走査方向に沿って、キャリッジ76を初期位置から切断完了位置へ向かって移動させる。
詳細には、図5に示すように、制御部Cは、キャリッジモータM1を正転させることにより、キャリッジ76を移動させる(時刻t1)。そして、制御部Cは、印刷媒体Sの切断が完了すると、キャリッジモータM1を停止する(時刻t2)。これにより、印刷媒体Sは、第1印刷媒体及び第2印刷媒体に分割される。
制御部Cは、切断処理が完了したタイミングにおいて、キャリッジ76が初期位置に戻る前に次の印刷媒体Sの供給の開始と、第1印刷媒体及び第2印刷媒体との排出の開始とを同期して実行する。具体的には、制御部Cは、切断処理が完了すると、S206にて、メインモータM0の正転を開始する(時刻t3)。この時点でメインモータM0と接続されているクラッチ32Aはクラッチオフ状態である。
制御部Cは、メインモータM0を正転させると、S207にて、メインモータM0は所定の回転速度になったかを判別する。制御部Cは、メインモータM0の回転速度が所定の回転速度になっていないと判別する場合(S207でNO)、メインモータM0の回転速度が所定の回転速度になるまで待機する。
この待機時間は、図5に示す時刻t3から時刻t4の間の時間twに相当する。時間twの終了のタイミング、すなわち、時刻t4のタイミングは、制御部CがメインモータM0の駆動回路(不図示)からメインモータロック信号を受信したか否かにより判別する。
より詳細には、制御部Cは、メインモータロック信号を受信したか否かに基づき、メインモータロック信号がオンであるか、オフであるかを判別する。制御部Cは、メインモータロック信号がオンであると判別する場合、メインモータM0の回転速度が所定の回転速度になったと判別する。所定の回転速度とは、ピックアップローラ32にて、印刷媒体Sのピックアップを適切に実行できる程度の回転速度である。所定の回転速度には幅がある。なお、印刷媒体Sの搬送速度として、印刷品質に適した搬送速度が必要な構成である場合は、印刷品質に応じた回転速度を、所定の回転速度としてもよい。
一方、制御部Cは、メインモータM0の回転速度が所定の回転速度になったと判別すると(S207でYES)、S208にて、クラッチ32Aをオンに切り替える(時刻t4)。制御部Cは、クラッチ32Aをオンに切り替えると、メインモータM0の駆動力がピックアップローラ32に伝達される。そして、制御部Cは、ピックアップローラ32が正転すると、S209にて、2枚目の印刷媒体Sの供給を開始する(時刻t4)。2枚目の印刷媒体Sは、時刻t4にてクラッチ32Aをオンに切り替えてから、時刻t5にてクラッチ32Aをオフに切り替えるまでの時間において供給される。2枚目の印刷媒体Sの供給は、ピックアップローラ32にニップさせることにより実行される。
なお、2枚目の印刷媒体Sは、時刻t4の時点で切断処理が完了している1枚目の印刷媒体S(第1印刷媒体及び第2印刷媒体)とは異なる印刷媒体Sである。また、便宜上、1枚目の印刷媒体S、2枚目の印刷媒体Sと説明しているが、3枚目の印刷媒体S、4枚目の印刷媒体Sであってもよい。つまり、N枚目(Nは1以上の整数)の印刷媒体S、N+1枚目の印刷媒体Sのように切断処理が実行される印刷媒体Sに後続する印刷媒体Sが給送トレイ31から供給される構成であればよい。
また、制御部Cは、S210にて、ステッピングモータM2の正転を開始する(時刻t4)。制御部Cは、ステッピングモータM2の正転を開始すると、上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bに駆動力が伝達され、S211にて、第1印刷媒体及び第2印刷媒体の排出処理を実行する。つまり、制御部Cは、切断処理が完了したタイミングにおいて、メインモータM0の回転を開始させ、メインモータM0の回転速度がピックアップローラ32の駆動に適した回転速度になったことに同期して、ステッピングモータM2の回転を開始させる。これにより、制御部Cは、2枚目の印刷媒体Sの供給の開始と、切断処理後の第1印刷媒体及び第2印刷媒体との排出とを時刻t4のタイミングで同期して実行する。
続けて、制御部Cは、S211にて、第1印刷媒体及び第2印刷媒体の排出処理が実行されると、S212にて、図4に示す第2印刷媒体の後端PEがブレード100Bの走査軌道PAを越えたか否かを判別する。
第2印刷媒体の後端PEがブレード100Bの走査軌道PAを越えたか否かの判別は、例えば、印刷媒体Sの長さを検知可能な検知部により判別する。具体的には、制御部Cは、前レジセンサK2及び後レジセンサK3による印刷媒体長さの検知結果を取得する。そして、制御部Cは、印刷媒体長さが検知された印刷媒体Sの搬送量を推測するために用いられるエンコーダ(不図示)からの出力信号を取得する。制御部Cは、印刷媒体Sの搬送量をエンコーダからの出力信号に基づき推測することで、第2印刷媒体の後端PEがブレード100Bの走査軌道PAを越えたか否かを判別する。
そして、制御部Cは、第2印刷媒体の後端PEがブレード100Bの走査軌道PAを越えていないと判別すると(S212でNO)、S211による第1印刷媒体及び第2印刷媒体の排出処理を継続する。一方、制御部Cは、第2印刷媒体の後端PEがブレード100Bの走査軌道PAを越えたと判別すると(S212でYES)、S213にて、キャリッジ76を初期位置に戻す。
具体的には、制御部Cは、第2印刷媒体の後端PEがブレード100Bの走査軌道PAを越えたと判別すると、第2印刷媒体の排出が完了したタイミングでステッピングモータM2の回転を停止する(時刻t6)。そして、制御部Cは、時刻t7にて、キャリッジモータM1の逆転を開始させ、切断完了位置から初期位置までキャリッジ76を移動させる。制御部Cは、キャリッジ76が切断完了位置から初期位置に戻ると、キャリッジモータM1を停止させる(時刻t8)。
〔実施形態1の効果〕
以上のように、実施形態1の画像形成装置1によれば、制御部Cは、加工処理の一例である切断処理が完了したタイミングにおいて、2枚目の印刷媒体Sの供給の開始と、切断処理にて切断した印刷媒体Sの排出の開始とを同期して実行する。これにより、従来よりも、切断後の第1印刷媒体と第2印刷媒体とを排出するタイミング及び2枚目の印刷媒体Sを供給するタイミングを改善することができる。
また、制御部Cは、切断処理が完了したタイミングにおいて、キャリッジ76が初期位置に戻る前に2枚目の印刷媒体Sの供給の開始と、切断処理にて切断した印刷媒体の排出の開始とを同期して実行できる。これにより、従来よりも、分割後の第1印刷媒体と第2印刷媒体とを排出するタイミング及び2枚目の印刷媒体Sを供給するタイミングを改善することができる。また、従来よりも、キャリッジ76が初期位置に戻る時間の分、2枚目の印刷媒体Sの供給及び切断後の印刷媒体Sの排出のタイミングを早くすることができる。
また、制御部Cは、切断処理にて切断した第2印刷媒体の後端PEがブレード100Bの走査軌道PAを越えたタイミングで、キャリッジ76を切断完了位置から初期位置に戻す。これにより、最適なタイミングでキャリッジ76を初期位置に戻し、且つ、従来よりも切断後の第1印刷媒体と第2印刷媒体とを排出するタイミング及び2枚目の印刷媒体Sを供給するタイミングを改善することができる。
また、制御部Cは、ピックアップローラ32を駆動させることにより、印刷媒体Sの供給を開始する。これにより、給送トレイ31に載置された印刷媒体Sをスムースにピックアップすることができる。よって、従来よりも切断後の第1印刷媒体と第2印刷媒体とを排出するタイミングおよび2枚目の印刷媒体Sを供給するタイミングを改善し易くなる。
また、制御部Cは、切断処理が完了したタイミングにおいて、ピックアップローラ32の駆動に適した回転速度になったことと同期して、ステッピングモータM2の回転を開始させることで上流搬送ローラ40A、及び下流搬送ローラ40Bを駆動する。これにより、ピックアップローラ32の回転速度を確保しつつ、上流搬送ローラ40A、及び下流搬送ローラ40Bを駆動させることができる。よって、従来よりも、切断後の第1印刷媒体と第2印刷媒体とを排出するタイミング、および2枚目の印刷媒体Sを供給するタイミングを改善することができる。
また、制御部Cは、2枚目の印刷媒体Sをピックアップローラ32にニップさせる時点でのメインモータM0の回転速度を、ピックアップローラ32の駆動に適した回転速度とすることで、2枚目の印刷媒体Sの供給を良好に実行することができる。
また、メインモータM0とピックアップローラ32とを接続するクラッチ32Aを備えているので、制御部Cは、メインモータM0の回転速度がピックアップローラ32の駆動に適した回転速度になるまで待機することができる。
また、制御部Cは、複数の搬送部(ピックアップローラ32、分離ローラ34、給送ローラ35、レジローラ36、転写ローラ、中間排出ローラ37、排出ローラ38)のうち搬送経路において下流側に設けられた搬送部の搬送速度を早くできる。これにより、ピックアップローラ32にて供給された印刷媒体Sが、上流側にて搬送されている別の印刷媒体に追いつかないように印刷媒体Sを搬送することができる。つまり、印刷媒体Sを搬送するための印刷媒体S同士の間隔を適切に確保することができる。また、下流側の搬送部の搬送速度を早くすることで、搬送されている印刷媒体Sを下流側から引っ張ることができる。これにより、搬送中の印刷媒体Sの撓みを抑え、印刷媒体Sの詰まりを軽減することができる。
また、ピックアップローラ32よりも上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bの方が印刷媒体Sの搬送速度が速いので、ピックアップローラ32にて供給された印刷媒体Sが、上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bにより搬送されている印刷媒体Sに追いつかないようにすることができる。つまり、印刷媒体Sを搬送するための印刷媒体S同士の間隔を適切に確保することができる。
〔実施形態2〕
本開示の実施形態2について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図6は本実施形態2に係る画像形成装置1Bの概略構成を説明する図である。図6において、実施形態1に係る画像形成装置1との主な相違点は、ステッピングモータM2を備えていない点である。
画像形成装置1Bは、ステッピングモータM2を備えていないため、制御部Cによる上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bの駆動制御は、メインモータM0を用いて実行される。つまり、上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bは、メインモータM0と接続されており、メインモータM0の駆動力が伝達されるように構成されている。メインモータM0は本開示の第3モータの一例である。
〔画像形成装置1の動作例〕
以下、図7および図8を用いて、画像形成装置1Bの動作例について具体的に説明する。図7は、画像形成装置1Bの動作例を示すフローチャートである。図8は、制御部Cが制御する印刷媒体Sの供給、モータ駆動、印刷媒体Sの切断タイミングを説明するためのタイミングチャートである。なお、図7に示すS200~S205は、図3に示すS200~S205と同じであるため、説明を省略する。
制御部Cは、S205による切断処理が完了したタイミングにおいて、S306にて、メインモータM0の正転を開始する。具体的には、図8に示すように、時刻t10において、制御部Cは、キャリッジモータM1を正転させることにより、キャリッジ76を移動させる。
そして、時刻t11において、制御部Cは、印刷媒体Sの切断が完了すると、キャリッジモータM1を停止する。これにより、印刷媒体Sは、第1印刷媒体及び第2印刷媒体に分割される。そして、制御部Cは、切断処理が完了したタイミングにおいて、メインモータM0によるピックアップローラ32および上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bの駆動を開始させ、第1印刷媒体及び第2印刷媒体の排出処理と、2枚目の印刷媒体Sの供給の開始とを実行する。
具体的には、制御部Cは、時刻t12において、メインモータM0の正転を開始させると(S306)、メインモータM0と接続されている上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bが回転駆動する。上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bが回転駆動すると、第1印刷媒体及び第2印刷媒体の排出処理が実行される(S307)。排出処理は、時刻t12にて開始され、時刻t15にて完了する。この時点でメインモータM0と接続されているクラッチ32Aはクラッチオフ状態である。
また、制御部Cは、時刻t12において、メインモータM0を正転させると、S308にて、メインモータM0は所定の回転速度になったかを判別する。制御部Cは、メインモータM0の回転速度が所定の回転速度になっていないと判別する場合(S308でNO)、メインモータM0の回転速度が所定の回転速度になるまで待機する。この待機時間は、図7に示す時刻t12から時刻t13の間の時間twに相当する。
一方、制御部Cは、メインモータM0の回転速度が所定の回転速度になったと判別すると(S308でYES)、S309にて、クラッチ32Aをオンに切り替える(時刻t13)。制御部Cは、クラッチ32Aをオンに切り替えると、メインモータM0の駆動力がピックアップローラ32に伝達される。そして、制御部Cは、ピックアップローラ32が正転すると、S310にて、2枚目の印刷媒体Sの供給を開始する(時刻t13)。2枚目の印刷媒体Sは、時刻t13にてクラッチ32Aをオンに切り替えてから、時刻t14にてクラッチ32Aをオフに切り替えるまでの時間において供給される。
続けて、S307において排出処理が実行された第2印刷媒体について、制御部Cは、S311にて、図4に示す第2印刷媒体の後端PEがブレード100Bの走査軌道PAを越えたか否かを判別する。
そして、制御部Cは、第2印刷媒体の後端PEがブレード100Bの走査軌道PAを越えていないと判別すると(S311でNO)、S307による第1印刷媒体及び第2印刷媒体の排出処理を継続する。一方、制御部Cは、第2印刷媒体の後端PEがブレード100Bの走査軌道PAを越えたと判別すると(S311でYES)、S312にて、キャリッジ76を初期位置に戻す。
具体的には、制御部Cは、第2印刷媒体の後端PEがブレード100Bの走査軌道PAを越えたと判別すると、第2印刷媒体の排出が完了したタイミングでキャリッジモータM1を逆転させる(時刻t16)。制御部Cは、キャリッジモータM1を逆転させると、切断完了位置から初期位置までキャリッジ76を移動させる。制御部Cは、キャリッジ76が切断完了位置から初期位置に戻ると、キャリッジモータM1を停止させる(時刻t17)。
〔実施形態2の効果〕
以上のように、実施形態2の画像形成装置1Bによれば、制御部Cは、切断処理が完了したタイミングにおいて、メインモータM0によるピックアップローラ32および上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bの駆動を開始させる。これにより、ピックアップローラ32と、上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bと、にそれぞれ接続されたモータを制御する場合に比べて、ピックアップローラ32と、上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bと、を同時に駆動させ易くすることができる。
また、メインモータM0とピックアップローラ32とを接続するクラッチ32Aを備えているので、制御部Cは、ピックアップローラ32と、上流搬送ローラ40A及び下流搬送ローラ40Bと、を同時に駆動させる構成において、メインモータM0の回転速度がピックアップローラ32の駆動に適した回転速度になるまで待機することができる。
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、各実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる構成についても本開示の技術的範囲に含まれる。
1、1B 画像形成装置
4 画像形成部
32 ピックアップローラ
32A クラッチ
34 分離ローラ
35 給送ローラ
36 レジローラ
37 中間排出ローラ
38 排出ローラ
40A 上流搬送ローラ
40B 下流搬送ローラ
41 露光部
41G ポリゴンミラー
41L 走査レンズ
41M ポリゴンモータ
42 転写部
43 帯電器
44R 現像ローラ
45 定着部
46 感光ドラム
100 切断機構
M0 メインモータ
M1 キャリッジモータ
M2 駆動モータ(ステッピングモータ)
C 制御部

Claims (12)

  1. 印刷媒体を搬送する搬送部と、
    前記印刷媒体を搬送方向へ搬送するための搬送路と、
    前記搬送路に設けられるとともに、感光ドラムと、前記感光ドラム上にトナーを供給する現像ローラと、前記感光ドラム上に供給されたトナーを前記印刷媒体に転写する転写部と、前記印刷媒体に転写されたトナーを前記印刷媒体上に定着させる定着部と、を有する画像形成部と、
    前記画像形成部よりも下流に設けられ、前記印刷媒体を切断するための加工をする加工部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成部により、前記印刷媒体に画像を形成する画像形成処理と、
    前記画像形成処理の後、前記加工部により、前記印刷媒体を、前記搬送方向で前後する第1印刷媒体と第2印刷媒体とに切断するための加工をする加工処理と、
    を実行し、
    前記加工処理が完了したタイミングにおいて、次の印刷媒体の供給の開始と、前記加工処理にて加工した第1印刷媒体および第2印刷媒体との排出の開始とを同期して実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記加工処理は、前記印刷媒体を前記第1印刷媒体と前記第2印刷媒体とに切断する切断処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記加工部は、
    切断刃と、前記切断刃を保持して初期位置から前記感光ドラムの軸線方向と同じ方向である走査方向へ駆動可能なキャリッジと、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記切断処理にて、前記キャリッジを前記初期位置から前記走査方向に移動させて前記印刷媒体を切断し、
    前記切断処理が完了したタイミングにおいて、前記キャリッジが前記初期位置に戻る前に次の印刷媒体の供給の開始と、前記切断処理にて切断した第1印刷媒体および第2印刷媒体との排出の開始とを同期して実行することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記切断処理にて切断した第2印刷媒体の前記搬送方向における後端が前記切断刃の走査軌道を越えたタイミングで、前記キャリッジを前記切断処理が完了した位置である切断完了位置から、前記初期位置に戻すことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 印刷媒体が載置される給送トレイと、
    前記給送トレイに載置された印刷媒体をピックアップするピックアップローラと、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記加工処理が完了したタイミングにおいて、前記加工処理にて加工した第1印刷媒体および第2印刷媒体との排出の開始と、前記ピックアップローラを駆動させることによる前記次の印刷媒体の供給の開始とを同期して実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 印刷媒体が載置される給送トレイと、
    前記給送トレイに載置された印刷媒体をピックアップするピックアップローラと、
    印刷媒体を排出トレイへ排出する排出ローラと、
    前記ピックアップローラを駆動させる第1モータと、
    前記第1モータとは異なる、前記排出ローラを駆動させる第2モータと、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記切断処理が完了したタイミングにおいて、前記第1モータの回転を開始させ、前記第1モータの回転速度が前記ピックアップローラの駆動に適した回転速度になったことと同期して、前記第2モータの回転を開始させることで、前記排出ローラを駆動させることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記第1モータの回転速度が前記ピックアップローラの駆動に適した回転速度になったタイミングにて、次の印刷媒体を前記ピックアップローラにニップさせることで、次の印刷媒体の供給の開始を実行することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 印刷媒体が載置される給送トレイと、
    前記給送トレイに載置された印刷媒体をピックアップするピックアップローラと、
    印刷媒体を排出トレイへ排出する排出ローラと、
    前記ピックアップローラおよび前記排出ローラを駆動させる第3モータと、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記切断処理が完了したタイミングにおいて、前記第3モータによる前記ピックアップローラおよび前記排出ローラの駆動を開始させることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  9. 前記第3モータと前記ピックアップローラとを接続するクラッチをさらに備え、
    前記制御部は、
    前記第3モータの回転速度が前記ピックアップローラの駆動に適した回転速度になったタイミングにて前記クラッチをオンに切り替え、前記ピックアップローラと前記第3モータとを接続することで次の印刷媒体の供給の開始を実行することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記ピックアップローラを駆動させる第1モータと、
    前記第1モータと前記ピックアップローラとを接続するクラッチと、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記第1モータの回転速度が前記ピックアップローラの駆動に適した回転速度になったタイミングにて前記クラッチをオンに切り替え、前記ピックアップローラと前記第1モータとを接続することで次の印刷媒体の供給の開始を実行することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  11. 複数の前記搬送部は、前記搬送部の配置位置が前記搬送路において上流側に設けられている前記搬送部よりも下流側に向かうにつれて前記搬送部による前記印刷媒体の搬送速度が速いことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  12. 印刷媒体を排出トレイへ排出する排出ローラをさらに備え、
    前記ピックアップローラと前記排出ローラとでは、前記排出ローラの方が前記印刷媒体の搬送速度が速いことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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