JP2024033930A - 制御装置、制御方法および作業機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】安全性と非常時稼働性を両立させる。【解決手段】制御装置は、作業機の動作のロックを設定および解除するモーメンタリ動作の押しボタンの押し離しを検出する第1スイッチに接続された第1信号線から信号を入力するとともに、第1スイッチと連動する第2スイッチに接続された第2信号線から信号を入力する信号入力部と、押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が第1信号線と第2信号線の両方から得られた場合、作業機の動作のロックの設定と解除とを交互に切り替えるとともに、押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が第1信号線と第2信号線のいずれか一方のみから得られた場合、作業機の動作のロックが設定されているとき、作業機の所定の操作装置に対する所定操作が伴ってなされたときに限って、作業機の動作のロックを解除する作業機ロック制御部と、を備える。【選択図】図5
Description
本開示は、制御装置、制御方法および作業機械に関する。
特許文献1には、作業機の油圧作動装置への油圧の流路を遮断または連通するゲートロックレバーの位置の検出を、2個のスイッチの組み合わせ、1個のスイッチと1個のポテンショメータの組み合わせ等の複数系統で行う作業機械の安全装置が記載されている。特許文献1に記載されている安全装置では、位置の検出を2個のスイッチの組み合わせで行う場合、2個のスイッチからの入力信号が異なるとき油圧の流路が遮断される。また、位置の検出を1個のスイッチと1個のポテンショメータの組み合わせで行う場合、スイッチが故障したときに油圧の流路が遮断されるか、あるいは、ポテンショメータからの信号に応じて遮断または連通される。
特許文献1に記載されている安全装置では、ゲートロックレバーの位置の検出を2個のスイッチの組み合わせで行う場合、スイッチが故障すると、油圧の流路が遮断され、作業機を操作できなくなる。また、ゲートロックレバーの位置の検出にポテンショメータを用いる場合、2つのスイッチの組み合わせと比較して構造を簡単化することが難しくなりやすい。
作業機を備える作業機械では、故障発生時に作業機の動作を停止させた場合、停止時の作業機の姿勢(位置、角度等)によっては作業機械を移動させることが困難となる場合がある。作業機械を例えば修理工場まで移動させるには、故障が発生した場合であっても作業機械の移動が可能な状態まで作業機の姿勢を戻すことができる機能を確保することが望ましい。なお、故障が発生した場合の走行機能等の最低限の機能の維持の程度を非常時稼働性という。例えば故障が発生した場合でも作業機の姿勢を走行に適した姿勢まで戻すことができ、作業機械の走行に問題が生じないという場合、非常時稼働性は良いことになる。
特許文献1に記載の安全装置では、ゲートロックレバーの位置の検出を複数系統とすることで系統の多重化によって安全性を向上させることができる。ただし、2つのスイッチの組み合わせでゲートロックレバーの位置を検出する場合、故障発生時に作業機が停止してしまうので、非常時稼働性が悪化するという課題がある。また、ポテンショメータを用いる構成では、構造の簡単化が困難となる場合があるという課題がある。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、作業機の動作をロックするための構成における安全性と非常時稼働性を両立させることができる制御装置、制御方法および作業機械を提供することを目的とする。
本開示の一態様は、作業機を備える作業機械の制御装置であって、前記作業機の動作のロックを設定および解除するためのモーメンタリ動作の押しボタンの押し離しを検出するノーマリオープンの第1スイッチに接続された第1信号線から信号を入力するとともに、前記第1スイッチと連動するノーマリクローズの第2スイッチに接続された第2信号線から信号を入力する信号入力部(以下、前記押しボタンが押された状態をオンといい、前記押しボタンが離された状態をオフという。)と、前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線の両方から得られた場合、前記作業機の動作のロックの設定と解除とを交互に切り替えるとともに、前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線のいずれか一方のみから得られた場合、前記作業機の動作のロックが設定されているとき、前記作業機の所定の操作装置に対する所定操作が伴ってなされたときに限って、前記作業機の動作のロックを解除する作業機ロック制御部と、を備える制御装置である。
本開示の一態様は、作業機を備える作業機械の制御方法であって、前記作業機の動作のロックを設定および解除するためのモーメンタリ動作の押しボタンの押し離しを検出するノーマリオープンの第1スイッチに接続された第1信号線から信号を入力するとともに、前記第1スイッチと連動するノーマリクローズの第2スイッチに接続された第2信号線から信号を入力するステップ(以下、前記押しボタンが押された状態をオンといい、前記押しボタンが離された状態をオフという。)と、前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線の両方から得られた場合、前記作業機の動作のロックの設定と解除とを交互に切り替えるステップと、前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線のいずれか一方のみから得られた場合、前記作業機の動作のロックが設定されているとき、前記作業機の所定の操作装置に対する所定操作が伴ってなされたときに限って、前記作業機の動作のロックを解除するステップと、を含む制御方法である。
本開示の一態様は、作業機と、前記作業機の動作のロックを設定および解除するためのモーメンタリ動作の押しボタンの押し離しを検出するノーマリオープンの第1スイッチに接続された第1信号線から信号を入力するとともに、前記第1スイッチと連動するノーマリクローズの第2スイッチに接続された第2信号線から信号を入力する信号入力部(以下、前記押しボタンが押された状態をオンといい、前記押しボタンが離された状態をオフという。)と、前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線の両方から得られた場合、前記作業機の動作のロックの設定と解除とを交互に切り替えるとともに、前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線のいずれか一方のみから得られた場合、前記作業機の動作のロックが設定されているとき、前記作業機の所定の操作装置に対する所定操作が伴ってなされたときに限って、前記作業機の動作のロックを解除する作業機ロック制御部と、を有する制御装置と、を備える作業機械である。
本開示の制御装置、制御方法および作業機械によれば、作業機の動作をロックするための構成における安全性と非常時稼働性を両立させることができる。
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。図1は、本開示の実施形態に係る作業機械を示す側面図である。図2は、本開示の実施形態に係る運転席の周辺を模式的に示す斜視図である。図3は、図2に示す部分A1を模式的に示す斜視図である。
図4および図5は、本開示の実施形態に係る作業機械の制御システムの構成例を示すブロック図である。図6および図7は、本開示の実施形態に係る作業機コントローラの動作例を説明するための模式図である。図8は、本開示の実施形態に係る作業機コントローラの動作例を示す状態遷移図である。図9~図20は、本開示の実施形態に係る作業機コントローラの動作例を説明するための模式図である。図21は、本開示の実施形態に係る作業機コントローラの動作例を説明するためのタイミングチャートである。なお、各図において同一または対応する構成には同一の符号を用いて説明を適宜省略する。
図4および図5は、本開示の実施形態に係る作業機械の制御システムの構成例を示すブロック図である。図6および図7は、本開示の実施形態に係る作業機コントローラの動作例を説明するための模式図である。図8は、本開示の実施形態に係る作業機コントローラの動作例を示す状態遷移図である。図9~図20は、本開示の実施形態に係る作業機コントローラの動作例を説明するための模式図である。図21は、本開示の実施形態に係る作業機コントローラの動作例を説明するためのタイミングチャートである。なお、各図において同一または対応する構成には同一の符号を用いて説明を適宜省略する。
本実施形態においては、図1に示すように、作業機械1にローカル座標系を設定し、ローカル座標系を参照しながら各部の位置関係について説明する。ローカル座標系において、作業機械1の左右方向(車幅方向)に延伸する第1軸をX軸とし、作業機械1の前後方向に延伸する第2軸をY軸とし、作業機械1の上下方向に延伸する第3軸をZ軸とする。X軸とY軸とは直交する。Y軸とZ軸とは直交する。Z軸とX軸とは直交する。+X方向は右方向であり、-X方向は左方向である。+Y方向は前方向であり、-Y方向は後方向である。+Z方向は上方向であり、-Z方向は下方向である。
[作業機械の概要]
図1は、本実施形態に係る作業機械1を示す。本実施形態に係る作業機械1は、例えばホイールローダである。以下の説明において、作業機械1を適宜、ホイールローダ1、と称する。
図1は、本実施形態に係る作業機械1を示す。本実施形態に係る作業機械1は、例えばホイールローダである。以下の説明において、作業機械1を適宜、ホイールローダ1、と称する。
図1に示すように、ホイールローダ1は、車体2と、キャブ3と、走行装置4と、作業機10とを有する。ホイールローダ1は、走行装置4により、作業現場を走行する。ホイールローダ1は、作業現場において、作業機10を用いて作業を実施する。ホイールローダ1は、作業機10を用いて、掘削作業、積込作業、運搬作業、および除雪作業等の作業を実施することができる。
キャブ3は、車体2に支持される。キャブ3の内部には、オペレータが着座する運転席31と、後述する操作装置32と、表示入力部35と、出力部36とが配置される。なお、操作装置32は、ブーム操作レバー33と、バケット操作レバー34と、作業機ロックスイッチ37とを含む。
走行装置4は、例えば、変速機、駆動軸、ブレーキ、回転可能な車輪5等を有する。走行装置4は、例えば、前進速度段が1~8で後進速度段が1~4の変速機を備える。速度段の数字が小さいほど低速向けである。車輪5は、車体2を支持する。ホイールローダ1は、走行装置4によって路面(あるいは地面)RSを走行可能である。なお、図1では、左側の前輪5Fおよび後輪5Rのみが図示されている。なお、前輪5Fは、例えば、図示していない油圧モータによって駆動されてもよい。
作業機10は、車体2に支持される。作業機10は、作業工具の一例としてのバケット12と、バケット12の位置と姿勢を変化させる可動支持部17とから構成されている。図1に示す例では、可動支持部17は、ブーム11と、ブームシリンダ13と、バケットシリンダ14と、ベルクランク15と、リンク16とを備える。
ブーム11は、車体2に対して回動可能に支持され、ブームシリンダ13の伸縮に応じて上下方向に移動する。ブームシリンダ13は、ブーム11を移動させるための動力を発生するアクチュエータであり、一端部は車体2に連結され、他端部はブーム11に連結される。オペレータが操作装置32に含まれるブーム操作レバー33(図3)を操作すると、ブームシリンダ13が伸縮する。これにより、ブーム11は上下方向に移動する。ブームシリンダ13は、例えば油圧シリンダである。
バケット12は、土砂等の対象物に対する容器であり、刃先12Tを有し、土砂等の掘削対象物の掘削や、積み込みを行うための作業工具である。バケット12は、ブーム11に対して回動可能に連結されるとともに、リンク16の一端部に対して回動可能に連結されている。リンク16の他端部は、ベルクランク15の一端部に回動可能に連結されている。ベルクランク15は、中央部がブーム11に回動可能に連結され、他端部がバケットシリンダ14の一端部に回動可能に連結されている。バケットシリンダ14の他端部は車体2に回動可能に連結されている。バケット12は、バケットシリンダ14が発生する動力によって作動する。バケットシリンダ14は、バケット12を移動するための動力を発生するアクチュエータである。オペレータがバケット操作レバー34(図3)を操作すると、バケットシリンダ14が伸縮する。これにより、バケット12は揺動する。バケットシリンダ14は、例えば油圧シリンダである。刃先12Tは、山刃、平刃等の形状を有し、交換可能にバケット12の端部に取り付けられている。
[制御システムの構成]
図4および図5は、本実施形態に係るホイールローダ1の制御システムの構成例を示すブロック図である。図4に示すように、ホイールローダ1は、動力源201と、PTO(Power Take Off)202と、油圧ポンプ203と、制御弁200と、操作装置32と、表示入力部35と、出力部36と、作業機コントローラ100と、エンジンコントローラ300と、T/M(トランスミッション)コントローラ400とを備える。
図4および図5は、本実施形態に係るホイールローダ1の制御システムの構成例を示すブロック図である。図4に示すように、ホイールローダ1は、動力源201と、PTO(Power Take Off)202と、油圧ポンプ203と、制御弁200と、操作装置32と、表示入力部35と、出力部36と、作業機コントローラ100と、エンジンコントローラ300と、T/M(トランスミッション)コントローラ400とを備える。
動力源201は、作業機械を作動させるための駆動力を発生する。動力源として、内燃機関や電動機が例示される。本実施形態では、動力源201が内燃機械(エンジン)であるとする。
PTO202は、動力源201の駆動力の少なくとも一部を油圧ポンプ203に伝達する。PTO202は、動力源201の駆動力を走行装置4と油圧ポンプ203とに分配する。
油圧ポンプ203は、動力源201によって駆動され、作動油を吐出する。油圧ポンプ203から吐出された作動油の少なくとも一部は、制御弁200を介して、ブームシリンダ13およびバケットシリンダ14のそれぞれに供給される。制御弁200は、作業機コントローラ100から所定の制御信号(作業機EPC信号)を受け、油圧ポンプ203からブームシリンダ13およびバケットシリンダ14のそれぞれに供給される作動油の流量、圧力および方向を制御する。作業機10は、油圧ポンプ203からの作動油により動作する。
操作装置32は、キャブ3の内部に配置される。操作装置32は、オペレータにより操作される。オペレータは、操作装置32を操作して、ホイールローダ1の進行方向と走行速度の調整、前進または後進の切替え、および作業機10の操作を実施する。操作装置32は、例えば、ステアリング、シフトレバー、アクセルペダル、ブレーキペダル、走行ダンパスイッチ、ブーム操作レバー33、バケット操作レバー34および作業機ロックスイッチ37を含む。
図2および図3は、本実施形態に係るブーム操作レバー33、バケット操作レバー34および作業機ロックスイッチ37の構成例を示す。ブーム操作レバー33とバケット操作レバー34は同一構成とすることができる。図3は、ブーム操作レバー33とバケット操作レバー34の傾倒位置が中立位置である場合を示す。バケット操作レバー34は、図3に矢印A21および矢印A22で示すように中立位置を中心として前後方向に傾倒する。ブーム操作レバー33も、同様に、中立位置を中心として前後方向に傾倒する。ブーム操作レバー33とバケット操作レバー34は、操作レバーに一定以上の操作力が掛けられていない状態で、操作レバーの位置を中立位置に自動的に復帰する機構を有している。
ブーム操作レバー33は、ブーム11の姿勢を操作するための操作レバーである。ブーム操作レバー33を後ろ方向に傾倒させるとブーム11は上方向に移動する。ブーム操作レバー33を前方向に傾倒させるとブーム11は下方向に移動する。ブーム操作レバー33の傾倒量に応じて移動速度が変化する。傾倒量が大きいほど速度は大きくなる。バケット操作レバー34は、バケット12の姿勢を操作するための操作レバーである。バケット操作レバー34を後ろ方向に傾倒させるとバケット12はチルト方向(図1に示すように刃先12Tが上に向く方向)に移動する。バケット操作レバー34を前方向に傾倒させるとバケット12はダンプ方向(図1に示す刃先12Tが下を向く方向)に移動する。バケット操作レバー34の傾倒量に応じて移動速度が変化する。傾倒量が大きいほど速度は大きくなる。なお、ブーム操作レバー33とバケット操作レバー34は、内部に1または複数のストロークセンサを備え、操作レバーの傾倒量を検出し、検出結果をアナログ電圧値で示す検出信号(図5の作業機レバー信号)を出力する。
作業機ロックスイッチ37は、作業機10の動作のロックを設定および解除するための押しボタンスイッチ(本開示に係る押しボタン)である。作業機ロックスイッチ37は、モーメンタリ動作の押しボタンスイッチである。すなわち、作業機ロックスイッチ37は、ボタンが手等で押されている間だけオン状態となり、ボタンから手等が離されるとオフ状態に復帰する。また、図4および図5に示すように、作業機ロックスイッチ37は、作業機ロックSW(スイッチ)1(371)と、作業機ロックSW(スイッチ)2(372)とを備える。
作業機ロックSW1(371)は、作業機ロックスイッチ37の押し離しを検出するノーマリオープンのスイッチ(本開示に係る第1スイッチ)である。作業機ロックSW1(371)は、ボタンが押されている間オンし、離されるとオフする。作業機ロックSW2(372)は、作業機ロックSW1(371)と連動して作業機ロックスイッチ37の押し離しを検出するノーマリクローズのスイッチ(本開示に係る第2スイッチ)である。作業機ロックSW2(372)は、ボタンが押されている間オフし、離されるとオンする。
また、作業機ロックスイッチ37は、LED(発光ダイオード)からなる表示灯373を備える。表示灯373は、作業機10が動作しない状態、すなわち作業機10の動作がロックされた状態(本実施形態ではこの状態を作業機のロックが設定された状態ともいう)で点灯し、作業機10が動作可能な状態、すなわち作業機10の動作のロックが解除された状態で消灯するよう、作業機コントローラ100によって制御される。
なお、本実施形態では、作業機ロックスイッチ37(押しボタン)が押された状態をオン(ON)といい、作業機ロックスイッチ37(押しボタン)が離された状態をオフ(OFF)という。また、作業機ロックスイッチ37を単に「SW」と略記する場合がある。例えば、「SW正常」は、作業機ロックSW1(371)と作業機ロックSW2(372)が正常に動作している状態を意味する。また、「SW異常」は、作業機ロックSW1(371)と作業機ロックSW2(372)のいずれかに、地絡、天絡、または、断線故障が発生している状態を意味する。
また、図5に示すように、作業機ロックSW1(371)の一方の端子は直流電源(本実施形態では24V)に接続され、他方の端子は作業機コントローラ100に接続されている。この作業機ロックSW1(371)の他方の端子と作業機コントローラ100内の図示していない入力回路とを接続する信号線は第1信号線であり、第1信号線上の信号名は作業機ロックSW1であるとする。作業機ロックSW2(372)の一方の端子は直流電源に接続され、他方の端子は作業機コントローラ100に接続されている。この作業機ロックSW2(372)の他方の端子と作業機コントローラ100内の図示していない入力回路とを接続する信号線は第2信号線であり、第2信号線上の信号名は作業機ロックSW2であるとする。第1信号線と第2信号線は、作業機コントローラ100内で所定の抵抗を介してプルダウンされている。
また、作業機ロックスイッチ37を構成するLEDのアノードは作業機コントローラ100の出力端子(信号名:作業機ロックインジケータ)に接続され、カソードはグランドに接続されている。
また、図4に示す表示入力部35は、入力装置と表示装置の組み合わせ、タッチパネル等の入力表示装置等から構成される。オペレータは、表示入力部35を用いて、例えば作業機10の制御における設定値等を入力したり、故障等が発生した場合にその内容を示す情報を表示させたりする。表示入力部35は、作業機コントローラ100から受信したモニタ表示インジケータ信号に従って所定の情報を表示する。また、出力部36は、表示装置、合成音声、警報音あるいは報知音の出力装置、警告灯等の表示灯等を含み、所定の情報を出力する。
図4に示すエンジンコントローラ300は、操作装置32が備える図示していないアクセルペダルの操作等に応じて動力源201を制御する。また、エンジンコントローラ300は、アイドリング状態が、オペレータが任意に設定したアイドリング時間継続した場合に自動的にエンジンを停止させるオートアイドルストップ機能を有している。エンジンコントローラ300は、図5に示すように、オートアイドルストップ機能によって動力源201を停止させている状態か否かを示すアイドルステップステータス信号を、作業機コントローラ100に対して送信する。
図4に示すT/Mコントローラ400は、操作装置32が備える図示していないシフトレバーの操作等に応じて走行装置4が備える図示していない変速機を制御する。また、T/Mコントローラ400は、図5に示すように、走行ダンパ機能を動作させているか否かを示す信号(走行ダンパSW信号)、車速を示す信号、作業機10のロックを要求する信号等を、作業機コントローラ100に対して送信する。なお、走行ダンパ機能は、走行時にブームシリンダ13を制御弁200内の図示していないアキュムレータに連接することで、アキュムレータの蓄圧制御によって走行による振動を低減させる機能である。また、作業機10のロックを要求する信号は、例えば、急斜面の走行等で作業機10の作業よりも走行側を優先する必要がある場合等に生成される。
作業機コントローラ100は、例えば、プロセッサ、主記憶装置、補助記憶装置、入出力装置等を有するFPGA(Field Programmable Gate Array)やマイクロコンピュータを用いて構成される。作業機コントローラ100は、ハードウェアまたはハードウェアとプログラム等のソフトウェアの組み合わせ等から構成される機能的構成として、作業機制御部101と、信号入力部102と、作業機ロック制御部103と、発報部104とを備える。作業機コントローラ100は、本開示に係る制御装置の一例である。
作業機制御部101は、操作装置32が出力した作業機レバー信号等に応じて、作業機EPC(Electric Pressure Control)信号を出力して制御弁200を制御することで、ブームシリンダ13、バケットシリンダ14等を駆動制御する。なお、図5は、制御弁200が備える一部の構成を示す。また、作業機EPC信号は複数あるうちの1つを示す。圧力制御弁211は、作業機EPC信号に応じてソレノイド211sの動作を可変制御することで、ブームシリンダ13、バケットシリンダ14等へ供給される作動油を制御する。
また、作業機制御部101は、操作装置32が出力した作業機レバー信号等に応じて、作業機レバーにおける異常の有無を判定する。そして、異常と判定された場合、作業機制御部101は、作業機10の駆動を停止させたり、作業機10の駆動速度を制限する機能制限を実施したりする。
信号入力部102は、作業機ロックSW1信号と作業機ロックSW2信号を、例えば所定の周期で繰り返し入力する。すなわち、信号入力部102は、作業機10の動作のロックを設定および解除するためのモーメンタリ動作の押しボタンである作業機ロックスイッチ37の押し離しを検出するノーマリオープンの作業機ロックSW1(第1スイッチ)371に接続された信号線(第1信号線という)から作業機ロックSW1信号を入力するとともに、作業機ロックSW1と連動するノーマリクローズの作業機ロックSW2(第2スイッチ)372に接続された信号線(第2信号線という)から作業機ロックSW2信号を入力する。すなわち作業機コントローラ100は、作業機10の動作のロックを設定および解除するためのモーメンタリ動作の押しボタンの押し離しを検出するノーマリオープンの第1スイッチに接続された第1信号線から信号を入力するとともに、第1スイッチと連動するノーマリクローズの第2スイッチに接続された第2信号線から信号を入力するステップを有する。
作業機ロック制御部103は、作業機ロックスイッチ37から入力した作業機ロックSW1信号および作業機ロックSW2信号等に応じて、作業機ロックSOL(solenoid)信号を出力し、方向制御弁212をオンまたはオフすることで、ブームシリンダ13、バケットシリンダ14等へ供給される作動油を遮断したり、供給したりする。作業機ロックSOL信号は、例えば、オンで、方向制御弁212のソレノイド212sに直流24Vを印加して作動油を遮断し、オフで、作業機ロックSOL信号を開放状態とすることで作動油を供給する。ここで、作動油を遮断した状態が、作業機10をロックした状態(ロックを設定した状態)であり、作動油を供給した状態が、作業機10のロックを解除した状態である。
作業機ロック制御部103は、作業機ロックスイッチ37(押しボタン)がオフ→オン→オフとなったこと示す情報が第1信号線と第2信号線の両方から得られた場合、作業機10の動作のロックの設定と解除とを交互に切り替えるとともに、作業機ロックスイッチ37(押しボタン)がオフ→オン→オフとなったこと示す情報が第1信号線と第2信号線のいずれか一方のみから得られた場合、作業機10の動作のロックが設定されているとき、作業機10の所定の操作装置32に対する所定操作が伴ってなされたときに限って、作業機10の動作のロックを解除する。所定操作は、例えば、操作装置32が含む複数の操作レバーに対する所定の各操作の組み合わせによる操作を含むものとすることができる。所定操作は、例えば、バケット12をダンプ方向およびチルト方向に駆動するためのバケット操作レバー34に対してバケット12をダンプ方向に所定の速度以上で駆動させる操作と、ブーム11を上下方向に駆動するためのブーム操作レバー33に対してブーム11を下げ方向に所定の速度以上で駆動させる操作とを同時に行う操作を含むものとすることができる。すなわち作業機コントローラ100は、押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が第1信号線と第2信号線の両方から得られた場合、作業機10の動作のロックの設定と解除とを交互に切り替えるステップと、押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が第1信号線と第2信号線のいずれか一方のみから得られた場合、作業機10の動作のロックが設定されているとき、作業機10の所定の操作装置に対する所定操作が伴ってなされたときに限って、作業機10の動作のロックを解除するステップを有する。
なお、作業機ロック制御部103は、作業機10のロックが解除された状態で、作業機ロックスイッチ37がオフ→オン→オフされない場合に、作業機10のロックを自動で設定する所定の条件が成立したときには、作業機10が停止状態に制御されているときに作業機10のロックを設定する。オペレータの操作によらず、自動で作業機10のロックを解除からロック(に設定)する場合には、作業機10が停止状態に制御されているときに、ロックが設定される。この構成によれば、自動ロック時に作業機10が急停止することを防止することができ、例えば、前方への大きな倒れこみや衝撃の発生を防止することができる。
発報部104は、第1信号線または第2信号線から所定の故障の発生を示す情報が得られた場合、その旨を表示入力部35、出力部36等から発報する。
[作業機コントローラの動作例]
(故障判定と故障発生時の処理の基本例)
まず、図6~図9を参照して、作業機ロックSW1信号と作業機ロックSW2信号に基づく、作業機ロックスイッチ37のオンまたはオフの動作判定と、異常の有無の判定(異常判定という)について説明する。図6は、作業機ロックSW1信号の「Hi」(ハイレベル)または「Lo」(ローレベル)の状態と、作業機ロックSW2信号の「Hi」または「Lo」の状態との組み合わせと、動作判定と異常判定の結果との対応関係を示す。正常な場合、作業機ロックSW1信号と作業機ロックSW2信号は一方が「Hi」で他方が「Lo」となる。また、作業機ロックSW1信号と作業機ロックSW2信号が両方とも「Hi」(「異常Hi」とする)または両方とも「Lo」(「異常Lo」とする)となるのは異常な場合である。
(故障判定と故障発生時の処理の基本例)
まず、図6~図9を参照して、作業機ロックSW1信号と作業機ロックSW2信号に基づく、作業機ロックスイッチ37のオンまたはオフの動作判定と、異常の有無の判定(異常判定という)について説明する。図6は、作業機ロックSW1信号の「Hi」(ハイレベル)または「Lo」(ローレベル)の状態と、作業機ロックSW2信号の「Hi」または「Lo」の状態との組み合わせと、動作判定と異常判定の結果との対応関係を示す。正常な場合、作業機ロックSW1信号と作業機ロックSW2信号は一方が「Hi」で他方が「Lo」となる。また、作業機ロックSW1信号と作業機ロックSW2信号が両方とも「Hi」(「異常Hi」とする)または両方とも「Lo」(「異常Lo」とする)となるのは異常な場合である。
図7は、作業機ロックSW1信号と作業機ロックSW2信号に基づく作動状態の分類を作動状態A~Eとして示す。図7は、作動状態A~Eにおける、正常または異常の状態と、正常状態であるか否かと異常状態である場合の異常の内容と、通常のON/OFF切替操作(作業機ロックスイッチ37を押して離す操作)をオペレータが実施した時の時系列信号(作業機ロックSW1信号と作業機ロックSW2信号)と、作業機コントローラ100の作業機ロックスイッチ37の状態認識と、発報部104によるエラー発報の有無と、作業機ロック制御部103が、ロック状態の設定と解除の切り替えを実行するか否かの処理内容とを対応付けて示す。
作動状態Aは、SW正常で、正常であり、SWの「離し」→「押し」→「離し」に対して、ノーマリオープン(N.O.)の作業機ロックSW1信号が「Lo」→「Hi」→「Lo」であり、ノーマリクローズ(N.C.)の作業機ロックSW2信号が「Hi」→「Lo」→「Hi」である。また、状態認識は、「OFF」→「ON」→「OFF」である。ただし、実際の信号は、スイッチの切り替え時にチャタリングが発生するため、短時間、「異常Hi」または「異常Lo」となっている。この場合、エラー発報は無しであり、ロックの解除と設定の切り替えは実行される。
作動状態Bは、SW異常(押し時異常)で、異常の内容はノーマリオープンの作業機ロックSW1(371)の断線または地絡故障である。SWの「離し」→「押し」→「離し」に対して、ノーマリオープン(N.O.)の作業機ロックSW1信号が「Lo」固定であり、ノーマリクローズ(N.C.)の作業機ロックSW2信号が「Hi」→「Lo」→「Hi」である。また、状態認識は、「OFF」→「異常Lo」→「OFF」である。この場合、エラー発報は有りであり、ロックの解除と設定の切り替えは実行される。
なお、押し時異常は、作業機ロックスイッチ37を押した状態で検出可能な異常である。また、離し時異常は、作業機ロックスイッチ37を離した状態で検出可能な異常である。
作動状態Cは、SW異常(離し時異常)で、異常の内容はノーマリオープンの作業機ロックSW1(371)の天絡故障である。SWの「離し」→「押し」→「離し」に対して、ノーマリオープン(N.O.)の作業機ロックSW1信号が「Hi」固定であり、ノーマリクローズ(N.C.)の作業機ロックSW2信号が「Hi」→「Lo」→「Hi」である。また、状態認識は、「異常Hi」→「ON」→「異常Hi」である。この場合、エラー発報は有りであり、ロックの解除と設定の切り替えは実行される。
作動状態Dは、SW異常(離し時異常)で、異常の内容はノーマリクローズの作業機ロックSW2(372)の地絡または断線故障である。SWの「離し」→「押し」→「離し」に対して、ノーマリオープン(N.O.)の作業機ロックSW1信号が「Lo」→「Hi」→「Lo」であり、ノーマリクローズ(N.C.)の作業機ロックSW2信号が「Lo」固定である。また、状態認識は、「異常Lo」→「ON」→「異常Lo」である。この場合、エラー発報は有りであり、ロックの解除と設定の切り替えは実行される。
作動状態Eは、SW異常(押し時異常)で、異常の内容はノーマリクローズの作業機ロックSW2(372)の天絡故障である。SWの「離し」→「押し」→「離し」に対して、ノーマリオープン(N.O.)の作業機ロックSW1信号が「Lo」→「Hi」→「Lo」であり、ノーマリクローズ(N.C.)の作業機ロックSW2信号が「Hi」固定である。また、状態認識は、「OFF」→「異常Hi」→「OFF」である。この場合、エラー発報は有りであり、ロックの解除と設定の切り替えは実行される。
図7を参照して説明したように、作業機ロックスイッチ37の押し離しを検出する2個のスイッチのいずれかで故障が発生した場合でも、作業機ロックスイッチ37が「離し」→「押し」→「離し」と操作された場合に、「押し」時の状態と「押し」前後の状態から、「離し」→「押し」→「離し」の操作を検出することができる。よって、作業機10のロックの設定と解除を、オペレータの意図に沿って行うことができる。また、異常の発生が検出された場合には、その旨を発報することでオペレータ等に修理が必要であることを報知することができる。よって故障がさらに進行することを防止することができる。
なお、ロック状態の設定と解除の切り替えを実行するか否かの判定は、作業機ロックスイッチ37の操作状態のみに基づいて行うことに限定されず、例えば、作業機械1における他の動作状態等を考慮して行うことができる。以下、例を示す。
(故障判定と故障発生時の処理の詳細例)
図8に示す作業機ロック状態の状態遷移図を参照して、作業機ロック制御部103の動作例について説明する。図9~図20は、図8に示す状態遷移図における状態の遷移条件の例を示す。なお、初期状態は、作業機械1の起動時(キーオン時)であり、起動後の初期状態は状態S1である。
図8に示す作業機ロック状態の状態遷移図を参照して、作業機ロック制御部103の動作例について説明する。図9~図20は、図8に示す状態遷移図における状態の遷移条件の例を示す。なお、初期状態は、作業機械1の起動時(キーオン時)であり、起動後の初期状態は状態S1である。
図8に示す状態遷移図は、状態S1、S2、S2a、S3、S4、S5およびS6を含む。各状態S1~S6は、ロック状態(設定状態)S11と解除状態S12のどちらかに分類される。状態S1、状態S3および状態S5は、ロック状態S11に属し、状態S1、状態S3および状態S5では、作業機ロック制御部103は作業機10をロックする。また、状態S2、状態S2a、状態S4、および状態S6は、解除状態S12に属し、状態S2、状態S2a、状態S4、および状態S6では、作業機ロック制御部103は作業機10のロックを解除する。
また、各状態S1~S6は、SW正常状態S21、SW異常(離し時異常)状態S22、または、SW異常(押し時異常)状態S23のいずれかに分類される。SW正常状態S21は、状態S1、状態S2、および、状態S2aを含む。SW異常(離し時異常)状態S22は、状態S3、および状態S4を含む。SW異常(押し時異常)状態S23は、状態S5、および状態S6を含む。
さて、状態S1で、条件1が成立すると、状態S2へ遷移する。状態S1で、条件3が成立すると、状態S3へ遷移する。状態S2で、条件2が成立すると、状態S1へ遷移する。状態S2で、条件6が成立すると、状態S2aへ遷移する。状態S2aで、条件7が成立すると、状態S1へ遷移する。
また、状態S3で、条件5が成立すると、状態S4へ遷移する。状態S3で、条件4が成立すると、状態S5へ遷移する。状態S4で、条件2が成立すると、状態S3へ遷移する。状態S4で、条件4が成立すると、状態S6へ遷移する。
また、状態S5で、条件5が成立すると、状態S6へ遷移する。状態S6で、条件2が成立すると、状態S5へ遷移する。
図9~図15は、図8に示す条件1~条件7の内容の例を示す。図16~図18は、条件1~条件7の一部が含む条件ある、切替判定の条件、長押し判定の条件、SW押し条件、およびSW離し条件の例を示す。また、図19は、図17に示す所定操作を伴う切替判定の内容の例を示す。また、図20は、図18に示す所定操作を伴う切替判定の内容の例を示す。
条件1は、図9に示すように、切替判定が成立(C11)、かつ、作業機全レバーが中立(C12)、かつ、作業機EPCホットショートエラー無し(C13)で成立する。なお、切替判定が成立(C11)は、図16に示す、状態S1<ロック→解除>に対応する切替判定の作業機ロックスイッチ37の「OFF」→「ON」を0.05[sec]以上継続→「OFF」の最後の遷移が成立した場合に成立する。また、作業機EPCホットショートエラー無し(C13)は、作業機EPC信号の出力端子が天絡故障も短絡故障もしていないことである。条件1は、条件C11~条件C13の論理積(AND)である。
条件2は、図10に示すように、切替判定が成立(C21)、長押し判定が成立(C22)、または、作業機EPCホットショートエラー検出(どれか1つでも検出)(C23)で成立する。条件2は、条件C21~条件C23の論理和(OR)である。切替判定が成立(C21)については、状態S2<解除→ロック>に対応する切替判定は図16に、状態S4<解除→ロック>に対応する切替判定は図17に、状態S6<解除→ロック>に対応する切替判定は図18に示す通りである。図16に示す状態S2<解除→ロック>に対応する切替判定は、作業機ロックスイッチ37の「OFF」→「ON」を0.05[sec]以上継続→「OFF」の最後の遷移が成立した場合に成立する。図17に示す状態S4<解除→ロック>に対応する切替判定は、作業機ロックスイッチ37の「ON」以外→「ON」を0.05[sec]以上継続→「ON」以外の最後の遷移が成立した場合に成立する。図18に示す状態S6<解除→ロック>に対応する切替判定は、作業機ロックスイッチ37の「OFF」→「OFF」以外を0.05[sec]以上継続→「OFF」の最後の遷移が成立した場合に成立する。
また、長押し判定が成立(C22)については、状態S2<解除→ロック>に対応する長押し判定は図16に、状態S4<解除→ロック>に対応する長押し判定は図17に、状態S6<解除→ロック>に対応する長押し判定は図18に示す通りである。図16に示す状態S2<解除→ロック>に対応する長押し判定は、作業機ロックスイッチ37の「OFF」→「ON」を0.5[sec]以上継続が成立した場合に成立する。図17に示す状態S4<解除→ロック>に対応する長押し判定は、作業機ロックスイッチ37の「ON」以外→「ON」を0.5[sec]以上継続が成立した場合に成立する。図18に示す状態S6<解除→ロック>に対応する長押し判定は、作業機ロックスイッチ37の「OFF」→「OFF」以外を0.5[sec]以上継続が成立した場合に成立する。
条件2は、切替判定が成立(C21)に加えて長押し判定が成立(C22)が含まれているので、条件1では切替判定が成立(C11)した場合に限定されていた作業機ロックスイッチ37の操作に、長押し操作が含まれることになる。
条件3は、図11に示すように、作業機ロックスイッチ37の故障(断線または地絡または天絡)を検出(C31)である。
条件4は、図12に示すように、SW状態OFFを0.05[sec]検出(C41)である。条件4は、押し時異常であるか否かを判定する条件である。
条件5は、図13に示すように、切替判定が成立(C51)、かつ、所定の作業機レバー(例えばブーム操作レバー33とバケット操作レバー34)がすべて正常(C52)、かつ、作業機EPCホットショートエラー無し(C53)で成立する。なお、切替判定が成立(C51)については、図17に示す状態S3<ロック→解除>に対応する図19に示す切替判定の条件、または、図18に示す状態S5<ロック→解除>に対応する図20に示す切替判定の条件である。
図19に示す切替判定の条件は、stage(ステージ)1→stage2→stage3→stage4→「解除」までの遷移がなされた場合に成立する。stage1からstage2へは、所定操作が行われ、かつ、作業機ロックスイッチ37がON以外が5[sec]以上の条件が成立した場合に遷移する。所定操作は、ブーム操作レバー33の前方向への傾倒量がフルストロークの8割以上、かつ、バケット操作レバー34の前方向への傾倒量がフルストロークの9割以上である操作である。ブーム操作レバー33の前方向への8割以上の押し倒しと、バケット操作レバー34の前方向への9割以上の押し倒しと、作業機ロックスイッチ37が押されない状態が5秒以上継続した場合に、stage1からstage2へ遷移する。なお、stage2で所定操作が不成立となった場合、stage2からstage1へ遷移する。
stage2では、作業機ロックスイッチ37が押された状態が0.05秒以上継続した場合に、stage3へ遷移する。なお、stage3で作業機ロックスイッチ37がON以外となった場合、stage2へ遷移する。
stage3で作業機全レバーが中立の状態が0.5秒以上経過した場合に、stage4へ遷移する。stage4で作業機ロックスイッチ37がON以外となった場合、作業機10のロックが解除される。なお、stage4で作業機全レバーのうちいずれかが中立以外となった場合、stage3へ遷移する。
図19に示す条件は、図21に示すように、操作レバーが中立で、作業機ロックスイッチ37をオペレータが離した状態(オペ操作離し)から、時刻t1で所定操作が開始され、所定操作が継続中の時刻t2で作業機ロックスイッチ37をオペレータが押した状態(オペ操作押し)となり、作業機ロックスイッチ37をオペレータが押した状態が継続中の時刻t3で操作レバーが中立となり、その後、時刻t4で作業機ロックスイッチ37をオペレータが離した状態となったときにロックが解除される。図19に示す条件は、各stageからの戻り条件が設定されているので、各条件が成立する順序についても図21に示すように規定される。
図20に示す切替判定の条件は、stage1→stage2→stage3→stage4→「解除」までの遷移がなされた場合に成立する。stage1からstage2へは、所定操作が行われ、かつ、作業機ロックスイッチ37がOFFが5[sec]以上の条件が成立した場合に遷移する。所定操作は、図19を参照して説明した所定操作と同一である。なお、stage2で所定操作が不成立となった場合、stage2からstage1へ遷移する。
stage2では、作業機ロックスイッチ37がOFF以外が0.05秒以上継続した場合に、stage3へ遷移する。なお、stage3で作業機ロックスイッチ37がOFFとなった場合、stage2へ遷移する。
stage3で作業機全レバーが中立の状態が0.5秒以上経過した場合に、stage4へ遷移する。stage4で作業機ロックスイッチ37がOFFとなった場合、作業機10のロックが解除される。なお、stage4で作業機全レバーのうちいずれかが中立以外となった場合、stage3へ遷移する。
図20に示す条件も、図19に示す条件と同様に、各条件が成立する順序についても規定される。
一方、条件6は、図14に示すように、SW状態がOFF→ON/OFF以外を0.5[sec]以上継続(C61)、または、SW状態がOFF→ON/OFF以外を0.05[sec]以上継続(C62)で成立する。
条件7は、図15に示すように、全作業機EPCの目標流量が0[%](C71)、または、作業機EPCホットショートエラー検出(どれか1つでも)(C72)で成立する。条件7は、作業機10が停止しているか、あるいは停止させるための制御が行われているという条件である。
なお、状態S2aは、作業機10のロックが解除された状態から作業機10を自動でロックする(ロックを自動で設定する)場合の準備段階の状態である。作業機10のロックを解除した状態では、作業機10は操作可能である。このため、作業機10をロックするタイミングによっては、作業機10の動作が突然停止することになり、例えば作業機械1のバランスが不適切になる可能性がある。そこで、自動でロックする条件(条件6)が成立した場合、状態S2から一旦、状態S2aへ遷移させ、さらに条件7が成立したときに状態1へ遷移させて安全に作業機10をロックさせるようにしている。
(作用・効果)
本実施形態によれば、作業機10のロックの設定と解除の切替を指示する操作を検出するスイッチを2系統に多重化することで作業機の動作をロックするための構成における安全性を高めることができる。また、検出するスイッチの一方が故障した場合でも、正常なスイッチの動作によってオペレータの切替を指示する操作を検出することができるので、ロックを解除することができ、非常時稼働性を悪化させることがない。さらに、スイッチの故障時に、ロックを解除する操作については、スイッチの動作に、操作装置32に対する所定の操作が伴っていることを条件として追加した。したがって、1系統が故障した場合にも意図せず解除される可能性を低下させて、安全性を確保することができる。
本実施形態によれば、作業機10のロックの設定と解除の切替を指示する操作を検出するスイッチを2系統に多重化することで作業機の動作をロックするための構成における安全性を高めることができる。また、検出するスイッチの一方が故障した場合でも、正常なスイッチの動作によってオペレータの切替を指示する操作を検出することができるので、ロックを解除することができ、非常時稼働性を悪化させることがない。さらに、スイッチの故障時に、ロックを解除する操作については、スイッチの動作に、操作装置32に対する所定の操作が伴っていることを条件として追加した。したがって、1系統が故障した場合にも意図せず解除される可能性を低下させて、安全性を確保することができる。
<本実施形態の変形例または他の実施形態>
以上、この発明の実施形態について図面を参照して説明してきたが、具体的な構成は上記実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、上記実施形態でコンピュータが実行するプログラムの一部または全部は、コンピュータ読取可能な記録媒体や通信回線を介して頒布することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して説明してきたが、具体的な構成は上記実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、上記実施形態でコンピュータが実行するプログラムの一部または全部は、コンピュータ読取可能な記録媒体や通信回線を介して頒布することができる。
例えば、ホイールローダ1は、遠隔操作できるものとしてもよい。この場合、作業機コントローラ100の一部または全部と、操作装置32とを、例えば、遠隔操作を行う場所に設けることができる。
また、例えば、作業機械(あるいは作業車両)は、ホイールローダに限定されない。例えば、油圧ショベル等の他の作業機械とすることができる。また、作業工具は、バケットに限られない。作業工具は、例えばアタッチメントとしてホイールローダに交換可能に取り付けられるフォーク、ベールグラブ等としてもよい。
<付記>
上記実施形態に記載の作業機コントローラ100(制御装置)は、例えば以下のように把握される。
上記実施形態に記載の作業機コントローラ100(制御装置)は、例えば以下のように把握される。
(1)制御装置(作業機コントローラ100)は、作業機10を備える作業機械1の制御装置であって、前記作業機の動作のロックを設定および解除するためのモーメンタリ動作の押しボタン(作業機ロックスイッチ37)の押し離しを検出するノーマリオープンの第1スイッチ(作業機ロックSW1(371))に接続された第1信号線から信号を入力するとともに、前記第1スイッチと連動するノーマリクローズの第2スイッチ(作業機ロックSW2(372))に接続された第2信号線から信号を入力する信号入力部102(以下、前記押しボタンが押された状態をオンといい、前記押しボタンが離された状態をオフという。)と、前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線の両方から得られた場合、前記作業機の動作のロックの設定と解除とを交互に切り替えるとともに、前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線のいずれか一方のみから得られた場合、前記作業機の動作のロックが設定されているとき、前記作業機の所定の操作装置32に対する所定操作が伴ってなされたときに限って、前記作業機の動作のロックを解除する作業機ロック制御部103と、を備える。
(2)制御装置は、(1)の制御装置であって、前記第1信号線または前記第2信号線から所定の故障の発生を示す情報が得られた場合、その旨を発報する発報部104を、さらに備える。
(3)制御装置は、(1)または(2)の制御装置であって、前記作業機ロック制御部は、前記作業機のロックが解除された状態で、前記押しボタンがオフ→オン→オフされない場合に、前記作業機のロックを自動で設定する所定の条件が成立したときには、前記作業機が停止状態に制御されているときに前記作業機のロックを設定する。
(4)制御装置は、(1)~(3)の制御装置であって、前記操作装置は、複数の操作レバー(ブーム操作レバー33およびバケット操作レバー34)を含み、前記所定操作は、前記複数の操作レバーに対する所定の各操作の組み合わせによる操作を含む。
(5)制御装置は、(1)~(4)の制御装置であって、前記作業機は、対象物に対する容器であるバケット12と前記バケットを上下方向に駆動するブーム11とを有し、前記操作装置は、前記バケットをダンプ方向およびチルト方向に駆動するためのバケット操作レバー34と、前記ブームを上下方向に駆動するためのブーム操作レバー33とを有し、前記所定操作は、前記バケットをダンプ方向に所定の速度以上で駆動させる前記バケット操作レバーに対する操作と、前記ブームを下げ方向に所定の速度以上で駆動させる前記ブーム操作レバーに対する操作とを同時に行う操作を含む。
1…ホイールローダ(作業機械)、2…車体、3…キャブ、4…走行装置、5…車輪、6…タイヤ、10…作業機、11…ブーム、12…バケット(作業工具)、12T…刃先、13…ブームシリンダ、14…バケットシリンダ、15…ベルクランク、16…リンク、17…可動支持部、32…操作装置、33…ブーム操作レバー、34…バケット操作レバー、37…作業機ロックスイッチ、371…作業機ロックSW1、372…作業機ロックSW2、100…作業機コントローラ(制御装置)、101…作業機制御部、102…信号入力部、103…作業機ロック制御部、104…発報部
Claims (7)
- 作業機を備える作業機械の制御装置であって、
前記作業機の動作のロックを設定および解除するためのモーメンタリ動作の押しボタンの押し離しを検出するノーマリオープンの第1スイッチに接続された第1信号線から信号を入力するとともに、前記第1スイッチと連動するノーマリクローズの第2スイッチに接続された第2信号線から信号を入力する信号入力部(以下、前記押しボタンが押された状態をオンといい、前記押しボタンが離された状態をオフという。)と、
前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線の両方から得られた場合、前記作業機の動作のロックの設定と解除とを交互に切り替えるとともに、前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線のいずれか一方のみから得られた場合、前記作業機の動作のロックが設定されているとき、前記作業機の所定の操作装置に対する所定操作が伴ってなされたときに限って、前記作業機の動作のロックを解除する作業機ロック制御部と、
を備える制御装置。 - 前記第1信号線または前記第2信号線から所定の故障の発生を示す情報が得られた場合、その旨を発報する発報部を、
さらに備える請求項1に記載の制御装置。 - 前記作業機ロック制御部は、前記作業機のロックが解除された状態で、前記押しボタンがオフ→オン→オフされない場合に、前記作業機のロックを自動で設定する所定の条件が成立したときには、前記作業機が停止状態に制御されているときに前記作業機のロックを設定する
請求項2に記載の制御装置。 - 前記操作装置は、複数の操作レバーを含み、
前記所定操作は、前記複数の操作レバーに対する所定の各操作の組み合わせによる操作を含む
請求項1から3のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記作業機は、対象物に対する容器であるバケットと前記バケットを上下方向に駆動するブームとを有し、
前記操作装置は、前記バケットをダンプ方向およびチルト方向に駆動するためのバケット操作レバーと、前記ブームを上下方向に駆動するためのブーム操作レバーとを有し、
前記所定操作は、前記バケットをダンプ方向に所定の速度以上で駆動させる前記バケット操作レバーに対する操作と、前記ブームを下げ方向に所定の速度以上で駆動させる前記ブーム操作レバーに対する操作とを同時に行う操作を含む
請求項4に記載の制御装置。 - 作業機を備える作業機械の制御方法であって、
前記作業機の動作のロックを設定および解除するためのモーメンタリ動作の押しボタンの押し離しを検出するノーマリオープンの第1スイッチに接続された第1信号線から信号を入力するとともに、前記第1スイッチと連動するノーマリクローズの第2スイッチに接続された第2信号線から信号を入力するステップ(以下、前記押しボタンが押された状態をオンといい、前記押しボタンが離された状態をオフという。)と、
前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線の両方から得られた場合、前記作業機の動作のロックの設定と解除とを交互に切り替えるステップと、
前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線のいずれか一方のみから得られた場合、前記作業機の動作のロックが設定されているとき、前記作業機の所定の操作装置に対する所定操作が伴ってなされたときに限って、前記作業機の動作のロックを解除するステップと、
を含む制御方法。 - 作業機と、
前記作業機の動作のロックを設定および解除するためのモーメンタリ動作の押しボタンの押し離しを検出するノーマリオープンの第1スイッチに接続された第1信号線から信号を入力するとともに、前記第1スイッチと連動するノーマリクローズの第2スイッチに接続された第2信号線から信号を入力する信号入力部(以下、前記押しボタンが押された状態をオンといい、前記押しボタンが離された状態をオフという。)と、
前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線の両方から得られた場合、前記作業機の動作のロックの設定と解除とを交互に切り替えるとともに、前記押しボタンがオフ→オン→オフとなったこと示す情報が前記第1信号線と前記第2信号線のいずれか一方のみから得られた場合、前記作業機の動作のロックが設定されているとき、前記作業機の所定の操作装置に対する所定操作が伴ってなされたときに限って、前記作業機の動作のロックを解除する作業機ロック制御部と、
を有する制御装置と、
を備える作業機械。
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