以下、タイプ提示装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、対象ユーザに対するアンケートの回答を用いて、対象ユーザのタイプ(例えば、成長タイプ「ビジョンで引っ張るリーダー」、症状「いつまでもプレイングマネジャー症」)を決定し、出力するタイプ提示装置について説明する。なお、アケンートは、対象ユーザと所定の関係がある1または2以上の関係者が、対象ユーザに関する設問の集合であるアンケートに対して行った回答であることは好適である。つまり、対象ユーザの関係者がアンケートの回答者であることは好適である。また、対象ユーザは、タイプを提示する対象のユーザであることは好適である。さらに、アンケートの設問は、例えば、一の項目に対する期待度を問う設問と、当該一の項目に対する満足度を問う設問とを含む。なお、設問は、質問、問いと言っても良い。また、項目は、設問に対応付いている。
また、本実施の形態において、対象ユーザに対するアンケートの回答を用いて、対象ユーザの弱み、強みを取得し、当該弱み、強みに対応するタイプを決定し、出力するタイプ提示装置について説明する。
さらに、本実施の形態において、対象ユーザのタイプに対応する目標(努力項目と言っても良い)を取得し、出力するタイプ提示装置について説明する。
なお、本実施の形態において、情報Xが情報Yに対応付いていることは、情報Xから情報Yを取得できること、または情報Yから情報Xを取得できることであり、その対応付けの方法は問わない。情報Xと情報Yとがリンク付いていても良いし、同じバッファに存在していても良いし、情報Xが情報Yに含まれていても良いし、情報Yが情報Xに含まれている等でも良い。
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、タイプ提示装置1、および1または2以上の端末装置2を備える。
タイプ提示装置1は、1人または2人以上のアンケートの回答を用いて、対象ユーザのタイプを特定する情報を提示する装置である。タイプとは、クラス、分類と言っても良い。タイプは、例えば、ユーザの成長タイプ、ユーザの問題点のタイプ、ユーザの症状のタイプである。成長タイプとは、ユーザの成長の方向性を示唆するものである。成長タイプは、例えば、「ビジョンで引っ張るリーダー」「情で引っ張るリーダー」「意思の強さで引っ張るリーダー」「専門知識を極める専門家」「サポートに徹するNo.2」である。ユーザの問題点のタイプ、症状のタイプは、例えば、「いつまでもプレイングマネジャー症」「全社視点欠落症」「顧客視点欠落症」「長期視点欠落症」「自己変革姿勢不足症」「判断先送り症」である。
タイプ提示装置1は、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバであるが、その種類は問わない。なお、タイプ提示装置1は、スタンドアロンで動作しても良い。
タイプ提示装置1は、アンケートの内容に基づくエンゲージメントシステムと言っても良い。エンゲージメントシステムとは、ここでは、従業員が組織の目標達成に向けて、自発的に自らの力を発揮しようとし、社員も組織も成長するというエンゲージメントを実現するためのシステムである。また、組織は、例えば、いわゆる企業、個人事業、地方公共団体、町内会等であり、広く解する。組織は、例えば、何らかの仕事を行う組織である。組織の種類等は問わないことは好適である。
端末装置2は、ユーザが使用する装置である。端末装置2は、いわゆるパソコン、スマートフォン、タブレット端末であるが、その種類は問わない。なお、ここでのユーザは、対象ユーザのタイプに関する情報を求めるユーザである。当該ユーザは、例えば、対象ユーザの組織の人事部の者、対象ユーザの関係者(例えば、上司)、対象ユーザである。
タイプ提示装置1と1以上の各端末装置2とは、インターネットやLAN等のネットワークにより通信可能である。
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。図3は、タイプ提示装置1のブロック図である。
タイプ提示装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、および出力部14を備える。格納部11は、弱み格納部113、強み格納部114、タイプ管理部115、および目標管理部116を備える。受付部12は、回答受付部121を備える。処理部13は、決定部131、および目標取得部132を備える。決定部131は、弱み取得手段1311、強み取得手段1312、および決定手段1313を備える。出力部14は、情報出力部141を備える。
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
タイプ提示装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する弱み情報、後述する強み情報、アンケートである。
アンケートは、通常、組織の構成員に対して行うアンケートである。アンケートは、設問識別子と設問とを含む。アンケートは、1以上の各項目に対する設問を含むことは好適である。アンケートに含まれる2以上の設問は、2以上のカテゴリに分類されていても良い。カテゴリは、クラス、分類等と言っても良い。カテゴリは、対象ユーザの特性が出やすいものであることは好適である。カテゴリは、例えば、「情報収集」「業務推進」「業務支援」等である。なお、設問識別子とは、設問を識別する情報である。設問識別子は、例えば、設問番号、IDである。
アンケートは、対象ユーザと特定の関係にある関係者が回答するアンケートであり、当該対象ユーザに関する設問の集合であることは好適である。なお、関係者は、通常、対象ユーザを知っている者であり、例えば、対象ユーザと同じ組織に属する者、対象ユーザと同じ部署に属する者、対象ユーザの上司、対象ユーザの同僚、対象ユーザの部下である。つまり、アンケートの回答者は、対象ユーザの関係者であることは好適である。アンケートの回答者は、タイプを特定する対象ユーザではないことは好適である。
ただし、アンケートの回答者は、対象ユーザでも良い。アンケートの回答者が対象ユーザである場合のアンケートは、当該対象ユーザが属する組織に関するアンケート、対象ユーザの上司、同僚、部下に関するアンケートであることは好適である。かかるアンケートは、対象ユーザが、対象ユーザ自身に関する説明の回答するアンケートでも良い。
アンケートを構成する2以上の設問の中には、少なくとも一の項目に対する期待度を問う設問と、当該一の項目に対する満足度を問う設問とを含むことは好適である。ただし、設問の内容は問わない。設問は、例えば、上司が部下を評価する際の設問、部下が上司を評価する際の設問、同僚が他の同僚を評価する際の設問である。上司が部下を評価する際の設問は、例えば、「業界の動向や、それが自社に与える影響を伝えること」に対する期待度または満足度を問う設問、「会社としての使命や目的を確認すること」に対する期待度または満足度を問う設問、「自部署の役割や目標を意識した行動をとること」に対する期待度または満足度を問う設問、「中長期的な計画を見据えて担当業務を行うこと」に対する期待度または満足度を問う設問、「上司として模範となる行動をとり、部下の手本となること」に対する期待度または満足度を問う設問、「他部署に対して積極的に協力関係を築くこと」に対する期待度または満足度を問う設問である。部下が上司を評価する際の設問は、例えば、「会社の戦略や方針を分かりやすく伝えること」に対する期待度または満足度を問う設問、「自部署の目標について、分かりやすく数値化して部下に伝えること」に対する期待度または満足度を問う設問、「部下の強みや特徴を把握していること」に対する期待度または満足度を問う設問、「業務上のトラブルやミスに関する状況を把握していること」に対する期待度または満足度を問う設問、「仕事の出来映えに対して即座にフィードバックすること」に対する期待度または満足度を問う設問、「指示するだけではなく、自らも積極的に手本となるべく行動すること」に対する期待度または満足度を問う設問、「部下の成長につながるチャレンジングな仕事を任せること」に対する期待度または満足度を問う設問、「成果を出した部下を賞賛し、褒めること」に対する期待度または満足度を問う設問である。
なお、期待度とは、設問の内容についての期待の度合いである。期待度に代えて、重要度、必要度等の期待度と同等の意味を想起させる他の用語を用いても良い。満足度とは、設問の内容についての満足の度合いである。満足度に代えて、充足度、レベル、評価値等の満足度と同等の意味を想起させる他の用語を用いても良い。
ユーザ管理部111には、2以上のユーザ情報が格納される。ユーザ情報とは、ユーザに関する情報である。2以上のユーザ情報には、例えば、対象ユーザに加えて、対象ユーザではない他のユーザの情報も含まれる。ユーザは、アンケートの対象となるユーザである。ユーザは、例えば、アンケートに回答するユーザである。ユーザは、通常、組織に所属している構成員、または組織に所属していた構成員である。
ユーザ情報は、例えば、ユーザ識別子と1以上のユーザ属性値とを有する。ユーザ識別子とは、ユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、例えば、ユーザID、社員番号、氏名、メールアドレス、電話番号である。1以上のユーザ属性値は、例えば、氏名、性別、年齢、役職、所属部署である。
回答管理部112には、2以上のユーザ回答情報が格納される。ユーザ回答情報とは、回答集合とユーザ情報との対応を特定する情報である。ユーザ回答情報は、通常、回答集合を含む。ユーザ回答情報は、例えば、回答集合とユーザ識別子とを含む。ここでのユーザ識別子は、対象ユーザのユーザ識別子である。ユーザ回答情報は、回答者のユーザ識別子を有しても良い。
回答集合とは、アンケートの回答の集合を特定する情報である。回答集合は、1または2以上の設問回答情報を含む。設問回答情報は、例えれば、設問識別子と回答情報とを有する。設問識別子とは、設問の識別子である。設問識別子は、例えば、設問のID、設問名である。回答情報とは、設問に対する回答を特定する情報である。回答情報は、例えば、設問が示す項目に対する期待度、または設問が示す項目に対する満足度である。期待度または満足度は、例えば、5段階評価(例えば「1」から「5」のいずれか)であるが、10段階評価、3段階評価(例えば、「A」「B」「C」のいずれか)等であっても良い。
弱み格納部113には、1または2以上の弱み情報が格納される。弱み格納部113の弱み情報には、採用条件に対応付いている。ここでの採用条件とは、弱み情報を採用するための条件である。採用条件は、設問識別子に対応する回答情報を有する1以上の設問回答情報に関する条件である。採用条件は、回答集合にに関する条件であるとも言える。採用条件は、2以上の設問の回答情報の相対的な点数に基づく条件でも良い。採用条件は、例えば、「設問1の回答情報-設問2の回答情報>=閾値」「設問1の回答情報/設問2の回答情報>閾値」である。
なお、弱み情報とは、対象となるユーザの弱みを特定する情報である。弱み情報は、例えば、「リーダーシップ」「企画力」「創造力」「協調性」である。弱みは、短所、課題、問題点、改善点、悪い所等の他の用語に置き換えても良い。
強み格納部114は、1または2以上の強み情報が格納される。強み格納部114の強み情報には、採用条件に対応付いている。ここでの採用条件とは、強み情報を採用するための条件である。採用条件は、設問識別子に対応する回答情報を有する1以上の設問回答情報に関する条件である。採用条件は、回答集合にに関する条件であるとも言える。採用条件は、2以上の設問の回答情報の相対的な点数に基づく条件でも良い。採用条件は、例えば、「設問3の回答情報-設問4の回答情報>=閾値」「設問3の回答情報/設問4の回答情報>閾値」である。
なお、強み情報とは、対象となるユーザの強みを特定する情報である。強み情報は、例えば、「リーダーシップ」「企画力」「創造力」「協調性」である。強みは、長所、伸ばすべき点、良い所等の他の用語に置き換えても良い。
タイプ管理部115には、2以上の各タイプ条件に対応付けて、タイプ識別子が格納される。
タイプ条件とは、ユーザのタイプを決定するための条件である。タイプ条件は、対象回答情報に基づく条件である。タイプ条件は、一人または二人以上の対象ユーザに対するアンケートの対象回答情報に基づく条件である。
タイプ条件は、例えば、1または2以上の弱み情報に関する条件である。タイプ条件は、例えば、1または2以上の強み情報に関する条件である。タイプ条件は、例えば、1以上の弱み情報および1以上の強み情報に関する条件である。タイプ条件は、例えば、一つの弱み情報または一つの強み情報である。
タイプ条件は、タイプベクトルでも良い。タイプベクトルとは、1以上の対象回答情報に対応するベクトルである。タイプベクトルは、例えば、1以上の対象回答情報が有する回答情報を要素とするベクトル、1以上の対象回答情報が有する2以上の回答情報を統計処理した結果を要素とするベクトル、または1以上の対象回答情報が有する回答情および1以上の対象回答情報が有する2以上の回答情報を統計処理した結果を要素とするベクトルである。
タイプ識別子とは、ユーザのタイプを識別する情報である。タイプ識別子は、例えば、タイプを識別するID、タイプ名である。ここでのユーザは、対象ユーザである。タイプ識別子は、例えば、「ビジョンで引っ張るリーダー」「いつまでもプレイングマネジャー症」である。
目標管理部116には、2以上の各目標条件に対応付けて、目標情報が格納される。目標条件とは、目標情報を決定するための条件である。目標条件は、1または2以上のタイプ識別子に関する条件である。目標情報とは、ユーザの目標を特定する情報である。目標情報は、例えば、「脱・プレイングマネジャー症」「脱・全社視点欠落症」である。
受付部12は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の指示や情報は、例えば、後述する対象回答情報、タイプ出力指示、アンケート出力指示、回答集合である。
ここでの受け付けは、通常、端末装置2からの受信である。ただし、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念であっても良い。
タイプ出力指示とは、対象ユーザのタイプ情報を出力する指示である。タイプ情報とは、ユーザのタイプに関する情報である。タイプ情報は、タイプ識別子を含む。タイプ情報は、例えば、対象ユーザのユーザ識別子を含む。
アンケート出力指示とは、アンケートの出力の指示である。ここでの出力は、通常、送信であるが、表示でも良い。アンケート出力指示は、アンケート識別子を有することは好適である。アンケート識別子とは、アンケートを識別する情報である。
回答集合とは、アンケートに含まれる1または2以上の設問に対する回答情報の集合である。回答集合は、ユーザ識別子に対応付いている。ここでのユーザ識別子は、回答に対する対象ユーザを識別する情報である。例えば、上司に対するアンケートに部下が回答する場合には、ここでのユーザ識別子は当該上司のユーザ識別子である。例えば、部下に対するアンケートに上司が回答する場合には、ここでのユーザ識別子は当該部下のユーザ識別子である。回答集合は、アンケートに回答したユーザを識別するユーザ識別子に対応付いていても良い。
回答受付部121は、1または2以上の対象回答情報を受け付ける。回答受付部121は、1または2以上の対象回答情報を特定するタイプ出力指示を受け付けても良い。回答受付部121は、対象ユーザ識別子を特定するタイプ出力指示を受け付けても良い。なお、2以上の対象回答情報は、通常、2以上の異なる回答者が回答した情報である。
対象回答情報とは、対象ユーザに対するアンケートの回答の集合である。かかるアンケートは、対象ユーザを評価するためのアンケートであり、対象ユーザの関係者が回答するアンケートであることは好適である。対象回答情報は、2以上の設問回答情報を含む。設問回答情報は、設問識別子に対応する回答情報を有する。設問識別子に対応することは、設問識別子を有していることでも良い。2以上の設問回答情報は、対象ユーザのユーザ識別子に対応付いている。対象回答情報は、回答集合と同じでも良い。
ここでの受け付けは、通常、端末装置2からの受信である。ただし、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念であっても良い。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、決定部131、目標取得部132が行う処理である。
決定部131は、1または2以上の対象回答情報を用いて、対象ユーザのタイプを決定し、当該タイプを識別するタイプ識別子を含むタイプ情報を取得する。
決定部131は、例えば、回答受付部121が受け付けた1または2以上の対象回答情報であり、対象ユーザに対する1以上の対象回答情報に対応するタイプ識別子をタイプ管理部115から取得する。
決定部131は、例えば、対象ユーザに対する1以上の対象回答情報の分析結果を用いて、タイプ識別子をタイプ管理部115から取得する。分析結果は、例えば、弱さ情報、強さ情報である。
決定部131は、例えば、回答受付部121が受け付けた1または2以上の対象回答情報から取得されるベクトルに対応するタイプ識別子をタイプ管理部115から取得する。
決定部131は、例えば、回答受付部121が受け付けた1または2以上の対象回答情報から取得されるベクトルに対して、類似条件を満たす類似度のベクトルと対になるタイプ識別子をタイプ管理部115から取得する。なお、類似条件は、例えば、類似度が閾値以上または閾値より大きいことである。類似条件は、例えば、類似度が上位N(Nは1以上の自然数)以上である。
なお、対象回答情報から取得されるベクトルとは、対象回答情報が有する回答情報を要素とするベクトル、対象回答情報が有する2以上の回答情報を統計処理した結果を要素とするベクトル、または対象回答情報が有する回答情および対象回答情報が有する2以上の回答情報を統計処理した結果を要素とするベクトルである。2以上の回答情報を統計処理した結果とは、例えば、2以上の回答情報の代表値(例えば、平均値、中央値、最大値、最小値)である。
決定部131は、例えば、弱み取得手段1311、強み取得手段1312、決定手段1313により、タイプ情報を取得する。
弱み取得手段1311は、弱み格納部113を参照し、対象ユーザに対する1または2以上の対象回答情報に対応する1または2以上の弱み情報を取得する。
弱み取得手段1311は、例えば、弱み格納部113を参照し、対象回答情報が満たす1または2以上の採用条件を決定し、当該1または2以上の各採用条件に対応する弱み情報を弱み格納部113から取得する。
弱み取得手段1311は、例えば、1または2以上の対象回答情報に含まれる1または2以上の回答情報に対応する1以上の弱み情報を、弱み格納部113から取得する。1または2以上の回答情報に対応する1以上の弱み情報とは、例えば、1または2以上の回答情報を要素とするベクトルと類似条件を満たす類似度のベクトルと対になる1以上の弱み情報である。
弱み取得手段1311は、例えば、1または2以上の対象回答情報に含まれる2以上の回答情報を統計処理した1以上の統計処理結果に対応する1以上の弱み情報を、弱み格納部113から取得する。2以上の回答情報を統計処理した1以上の統計処理結果に対応する1以上の弱み情報とは、2以上の回答情報を統計処理した1以上の各統計処理結果を要素とするベクトルと類似条件を満たす類似度のベクトルと対になる1以上の弱み情報である。
弱み取得手段1311は、例えば、期待度と満足度との差が閾値以上または閾値より大きい1または2以上の項目に対応する弱み情報を、弱み格納部113から取得する。なお、かかる場合、採用条件が、1または2以上の項目に対する期待度と満足度との差が閾値以上または閾値より大きいことである。
弱み取得手段1311は、例えば、2以上の項目の間の相対的な点数の差異に対応する弱み情報を、弱み格納部113から取得する。なお、かかる場合、採用条件が、2以上の項目の間の相対的な点数の差異が閾値以上または閾値より大きいことである。また、項目の点数は、例えば、一の項目の満足度、または一の項目の期待度と満足度との差である。
強み取得手段1312は、強み格納部114を参照し、対象ユーザに対する1または2以上の対象回答情報に対応する1または2以上の強み情報を取得する。
強み取得手段1312は、例えば、強み格納部114を参照し、対象回答情報が満たす1または2以上の採用条件を決定し、当該1または2以上の各採用条件に対応する強み情報を弱み格納部113から取得する。
強み取得手段1312は、例えば、1または2以上の対象回答情報に含まれる1または2以上の回答情報に対応する1以上の強み情報を、強み格納部114から取得する。1または2以上の回答情報に対応する1以上の強み情報とは、例えば、1または2以上の回答情報を要素とするベクトルと類似条件を満たす類似度のベクトルと対になる1以上の強み情報である。
強み取得手段1312は、例えば、1または2以上の対象回答情報に含まれる2以上の回答情報を統計処理した1以上の統計処理結果に対応する1以上の強み情報を、強み格納部114から取得する。2以上の回答情報を統計処理した1以上の統計処理結果に対応する1以上の強み情報とは、2以上の回答情報を統計処理した1以上の各統計処理結果を要素とするベクトルと類似条件を満たす類似度のベクトルと対になる1以上の強み情報である。
強み取得手段1312は、例えば、期待度と満足度との差が閾値以下または閾値より小さい1または2以上の項目に対応する強み情報を、強み格納部114から取得する。なお、かかる場合、採用条件が、1または2以上の項目に対する期待度と満足度との差が閾値以下または閾値より小さいことである。
強み取得手段1312は、例えば、2以上の項目の間の相対的な点数の差異に対応する強み情報を、強み格納部114から取得する。なお、かかる場合、採用条件が、2以上の項目の間の相対的な点数の差異が閾値以上または閾値より大きいことである。
決定手段1313は、例えば、弱み取得手段1311が取得した1または2以上の弱み情報が満たす1または2以上のタイプ条件を決定し、当該タイプ条件に対応付く1または2以上のタイプ識別子を取得する。
決定手段1313は、例えば、強み取得手段1312が取得した1または2以上の強み情報が満たす1または2以上のタイプ条件を決定し、当該タイプ条件に対応付くタイプ識別子を取得する。
決定手段1313は、例えば、弱み取得手段1311が取得した1または2以上の弱み情報、および強み取得手段1312が取得した1または2以上の強み情報が満たす1または2以上のタイプ条件を決定し、当該タイプ条件に対応付く1または2以上のタイプ識別子を取得する。
目標取得部132は、決定部131が取得した1または2以上のタイプ識別子に対応する目標情報を目標管理部116から取得する。
目標取得部132は、決定部131が取得した1または2以上のタイプ識別子が合致する1または2以上の各目標条件と対になる目標情報を目標管理部116から取得する。
出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、タイプ情報、目標情報、アンケートである。
ここで、出力とは、通常、端末装置2への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
情報出力部141は、決定部131が取得した1または2以上のタイプ情報を出力する。情報出力部141は、例えば、目標取得部132が取得した1または2以上の目標情報を出力する。
端末装置2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、回答集合、ユーザ識別子である。
端末受付部22は、各種の情報や指示等を受け付ける。各種の情報や指示等とは、例えば、回答集合、タイプ出力指示、アンケート出力指示である。
ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
各種の情報や指示等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、受け付けられた情報や指示等を、送信する構造の情報や指示等にする処理である。各種の処理は、例えば、受信された情報を出力する構造の情報にする処理である。
端末送信部24は、各種の情報や指示等をタイプ提示装置1に送信する。各種の情報や指示等は、例えば、対象回答情報、回答集合である。
端末受信部25は、各種の情報をタイプ提示装置1から受信する。各種の情報は、例えば、アンケート、タイプ情報、目標情報である。
端末出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、アンケート、タイプ情報、目標情報である。
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
格納部11、ユーザ管理部111、回答管理部112、弱み格納部113、強み格納部114、タイプ管理部115、目標管理部116、および端末格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受付部12、および回答受付部121は、無線または有線の通信手段で実現されることが好適であるが、放送を受信する手段、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現されても良い。
処理部13、決定部131、目標取得部132、弱み取得手段1311、強み取得手段1312、および決定手段1313は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
出力部14、および情報出力部141は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現されても良い。
端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末送信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末受信部25は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムAの動作例について説明する。まず、タイプ提示装置1の動作例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)回答受付部121は、1または2以上の対象回答情報を特定する情報を含むタイプ出力指示を受け付けたか否かを判断する。タイプ出力指示を受け付けた場合はステップS402に行き、タイプ出力指示を受け付けなかった場合はステップS407に行く。
なお、回答受付部121は、例えば、端末装置2からタイプ出力指示を受信する。また、1または2以上の対象回答情報を特定する情報は、例えば、対象ユーザのユーザ識別子、または1または2以上の対象回答情報である。
(ステップS402)決定部131は、ステップS401で受信されたタイプ出力指示を用いて取得できる1または2以上の対象回答情報を取得する。決定部131は、例えば、タイプ出力指示に対応するユーザ識別子と対になる1または2以上の対象回答情報を回答管理部112から取得する。決定部131は、例えば、タイプ出力指示が有する1以上の対象回答情報を取得する。
(ステップS403)決定部131は、ステップS401で受信されたタイプ出力指示に対応するユーザ識別子を取得する。なお、ここでのユーザ識別子は、対象ユーザのユーザ識別子である。
(ステップS404)決定部131は、ステップS402で取得した1以上の対象回答情報を用いて、ステップS403で取得したユーザ識別子で識別されるユーザのタイプを決定する。かかるタイプ決定処理の例について、図5、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS405)決定部131、目標取得部132は、出力する情報を構成する。かかる情報構成処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS406)情報出力部141は、ステップS405で構成された情報を出力する。なお、かかる情報は、1または2以上のタイプ情報を含む。ステップS401に戻る。
ここで、情報出力部141は、ステップS405で構成された情報を、タイプ出力指示を送信してきた端末装置2に送信する。
(ステップS407)処理部13は、分析のタイミングであるか否かを判断する。分析のタイミングであればステップS408に行き、分析のタイミングでなければステップS412に行く。なお、分析のタイミングは、例えば、予め決められた時(例えば、アンケートの回答期限)、対象ユーザに対するすべての関係者からの回答情報が受信され、回答管理部112に格納された時である。
(ステップS408)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS409)処理部13は、i番目の分析対象の対象ユーザが存在するか否かを判断する。i番目の分析対象が存在する場合はステップS410に行き、存在しない場合はステップS401に戻る。なお、i番目の分析対象の対象ユーザが存在する場合、処理部13は、ここで、i番目の分析対象の対象ユーザの1または2以上の対象回答情報を取得する、とする。処理部13は、例えば、i番目の分析対象の対象ユーザのユーザ識別子と対になる1または2以上の対象回答情報を回答管理部112から取得する。
(ステップS410)弱み取得手段1311および強み取得手段1312は、i番目の分析対象の1または2以上の回答集合に対して分析処理を行う。かかる分析処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、分析処理は、1以上の過去回答集合から1以上の弱み情報、1以上の強み情報を取得する処理である。
(ステップS411)処理部13は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS409に戻る。
(ステップS412)受付部12は、アンケート出力指示を受け付けたか否かを判断する。アンケート出力指示を受け付けた場合はステップS413に行き、出力指示を受け付けなかった場合はステップS401に戻る。
なお、受付部12は、例えば、端末装置2からアンケート出力指示を受信する。
(ステップS413)処理部13は、アンケート出力指示に対応するアンケートを格納部11から取得する。
(ステップS414)出力部14は、ステップS413で取得されたアンケートを出力する。なお、出力部14は、例えば、端末装置2に、ステップS413で取得されたアンケートを送信する。
(ステップS415)受付部12は、アンケートの出力に応じて、回答集合を受け付けたか否かを判断する。回答集合を受け付けた場合はステップS416に行き、回答集合を受け付けなかった場合はステップS415に戻る。
受付部12は、例えば、アンケートを送信した端末装置2から、回答集合を受信する。また、当該回答集合には、ユーザ識別子が対応付いている。かかるユーザ識別子は、アンケートの対象ユーザの識別子である。アンケートの対象ユーザは、例えば、アンケートに回答する部下の上司、アンケートに回答する上司の部下である。
(ステップS416)処理部13は、受け付けられた回答集合に対応するユーザ識別子を取得する。
(ステップS417)処理部13は、ステップS415で受け付けられた回答集合を、ユーザ識別子に対応付けて、回答管理部112に蓄積する。ステップS401に戻る。
なお、回答集合には、アンケートの回答者を識別するユーザ識別子が対応付いていることは好適である。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS404のタイプ決定処理の第一の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。タイプ決定処理の第一の例は、弱み情報または/および強み情報を用いる場合である。
(ステップS501)弱み取得手段1311および強み取得手段1312は、ステップS402で取得された対象回答情報に対して分析処理を行う。かかる分析処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、分析処理は、1以上の対象回答情報から1以上の弱み情報と1以上の強み情報のうちの1種類または2種類の情報を取得する処理である。
なお、ここで、対象ユーザの弱み情報、強み情報が既にユーザ管理部111に格納されている場合、弱み取得手段1311および強み取得手段1312は、当該弱み情報、強み情報を取得しても良い。
(ステップS502)決定手段1313は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS503)決定手段1313は、i番目のタイプ条件がタイプ管理部115に存在するか否かを判断する。i番目のタイプ条件が存在する場合はステップS504に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS504)決定手段1313は、ステップS501で取得された1以上の弱み情報または/および1以上の強み情報が、i番目のタイプ条件を満たすか否かを判断する。タイプ条件を満たす場合はステップS505に行き、タイプ条件を満たさない場合はステップS506に行く。
(ステップS505)決定手段1313は、i番目のタイプ条件と対になるタイプ識別子をタイプ管理部115から取得し、図示しないバッファに蓄積する。
(ステップS506)決定手段1313は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS503に戻る。
次に、ステップS404のタイプ決定処理の第二の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。タイプ決定処理の第二の例は、対象回答情報から取得されたベクトルを用いる場合である。
(ステップS601)決定部131は、1または2以上の対象回答情報を用いて、対象ユーザの回答ベクトルを取得する。
回答ベクトルとは、1以上の対象回答情報に対応するベクトルである。回答ベクトルは、例えば、1以上の対象回答情報が有する回答情報を要素とするベクトル、1以上の対象回答情報が有する2以上の回答情報を統計処理した結果を要素とするベクトル、または1以上の対象回答情報が有する回答情および1以上の対象回答情報が有する2以上の回答情報を統計処理した結果を要素とするベクトルである。
(ステップS602)決定部131は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS603)決定部131は、i番目のタイプベクトルがタイプ管理部115に存在するか否かを判断する。i番目のタイプベクトルが存在する場合はステップS604に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS604)決定部131は、i番目のタイプベクトルをタイプ管理部115から取得する。
(ステップS605)決定部131は、ステップS601で取得した回答ベクトルと、ステップS604で取得したタイプベクトルとの類似度を取得する。
(ステップS606)決定部131は、ステップS605で取得した類似度が類似条件を満たすか否かを判断する。類似条件を満たす場合はステップS607に行き、類似条件を満たさない場合はステップS608に行く。なお、類似条件は、例えば、類似度が閾値以上、類似度が閾値より大きい、類似度が上位N(Nは1以上の自然数)以上である。
(ステップS607)決定部131は、i番目のタイプベクトルと対になるタイプ識別子をタイプ管理部115から取得し、当該タイプ識別子を図示しないバッファに蓄積する。
(ステップS608)決定部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS603に戻る。
次に、ステップS405の情報構成処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)決定部131は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS702)決定部131は、i番目のタイプ識別子が図示しないバッファに存在するか否かを判断する。i番目のタイプ識別子が存在する場合はステップS703に行き、存在しない場合はステップS705に行く。
(ステップS703)決定部131は、i番目のタイプ識別子と対になる情報を格納部11から取得し、当該のタイプ識別子と当該情報とを含むタイプ情報を取得する。
(ステップS704)決定部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS702に戻る。
(ステップS705)目標取得部132は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS706)目標取得部132は、目標管理部116にj番目の目標条件が存在するか否かを判断する。j番目の目標条件が存在する場合はステップS707に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS707)目標取得部132は、図示しないバッファに格納されている1以上のタイプ識別子が、j番目の目標条件に合致するか否かを判断する。j番目の目標条件に合致する場合はステップS708に行き、合致しない場合はステップS709に行く。
(ステップS708)目標取得部132は、j番目の目標条件と対になる目標情報を目標管理部116から取得する。
(ステップS709)情目標取得部132は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS706に戻る。
(ステップS710)処理部13は、ステップS703で取得されたタイプ情報と、ステップS708で取得された目標情報とを有する情報を構成する。上位処理にリターンする。なお、かかる情報は、出力される情報である。
次に、ステップS410等の分析処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS802)処理部13は、分析対象のi番目のユーザが存在するか否かを判断する。分析対象のi番目のユーザが存在する場合はステップS803に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。なお、分析対象のユーザは、例えば、最新の時点情報に対応する弱み情報、強み情報が蓄積されていないユーザである。
(ステップS803)処理部13は、i番目のユーザ識別子を取得する。
(ステップS804)弱み取得手段1311は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS805)弱み取得手段1311は、選択される候補のj番目の弱み情報が弱み格納部113に存在するか否かを判断する。j番目の弱み情報が存在する場合はステップS806に行き、存在しない場合はステップS812に行く。
(ステップS806)弱み取得手段1311は、j番目の弱み情報を弱み格納部113から取得する。次に、弱み取得手段1311は、j番目の弱み情報に対応する採用条件の判断のために使用される1または2以上の設問識別子を取得する。なお、かかる設問識別子は、例えば、採用条件に含まれる。
(ステップS807)弱み取得手段1311は、ステップS806で取得した1または2以上の各設問識別子と対になる回答情報であり、ステップS803で取得したi番目のユーザ識別子と対になる回答情報を、回答管理部112から取得する。
(ステップS808)弱み取得手段1311は、j番目の弱み情報と対になる採用条件を弱み格納部113から取得する。
(ステップS809)弱み取得手段1311は、ステップS807で取得した1以上の回答情報が採用条件を満たすか否かを判断する。採用条件を満たす場合はステップS810に行き、採用条件を満たさない場合はステップS811に行く。
(ステップS810)弱み取得手段1311は、j番目の弱み情報を取得し、当該弱み情報をi番目のユーザ識別子と最新の時点情報に対応付ける。
(ステップS811)弱み取得手段1311は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS805に戻る。
(ステップS812)強み取得手段1312は、カウンタkに1を代入する。
(ステップS813)強み取得手段1312は、選択される候補のk番目の強み情報が強み格納部114に存在するか否かを判断する。k番目の強み情報が存在する場合はステップS814に行き、存在しない場合はステップS820に行く。
(ステップS814)強み取得手段1312は、k番目の強み情報を強み格納部114から取得する。次に、強み取得手段1312は、k番目の強み情報に対応する採用条件の判断のために使用される1または2以上の設問識別子を取得する。
(ステップS815)強み取得手段1312は、ステップS806で取得した1または2以上の各設問識別子と対になる回答情報であり、ステップS803で取得したi番目のユーザ識別子と対になる回答情報を、回答管理部112から取得する。
(ステップS816)強み取得手段1312は、k番目の強み情報と対になる採用条件を強み格納部114から取得する。
(ステップS817)強み取得手段1312は、ステップS807で取得した1以上の回答情報が採用条件を満たすか否かを判断する。採用条件を満たす場合はステップS818に行き、採用条件を満たさない場合はステップS819に行く。
(ステップS818)強み取得手段1312は、k番目の強み情報を取得し、当該強み情報をi番目のユーザ識別子と最新の時点情報に対応付ける。
(ステップS819)強み取得手段1312は、カウンタkを1、インクリメントする。ステップS813に戻る。
(ステップS820)処理部13は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS802に戻る。
次に、端末装置2の動作例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS901)端末受付部22は、タイプ出力指示を受け付けたか否かを判断する。タイプ出力指示を受け付けた場合はステップS902に行き、タイプ出力指示を受け付けなかった場合はステップS905に行く。
(ステップS902)端末処理部23は、ステップS901で受け付けられたタイプ出力指示を用いて、送信するタイプ出力指示に構成する。端末送信部24は、当該タイプ出力指示をタイプ提示装置1に送信する。
(ステップS903)端末受信部25は、タイプ提示装置1からタイプ情報等を受信したか否かを判断する。タイプ情報等を受信した場合はステップS904に行き、タイプ情報等を受信しなかった場合はステップS903に戻る。
(ステップS904)端末処理部23は、ステップS903で受信された情報を用いて、出力するタイプ情報等を構成する。端末出力部26は、当該タイプ情報等を出力する。ステップS901に戻る。
(ステップS905)端末受付部22は、アンケート出力指示を受け付けたか否かを判断する。アンケート出力指示を受け付けた場合はステップS906に行き、タイプ出力指示を受け付けなかった場合はステップS901に戻る。
(ステップS906)端末処理部23は、ステップS905で受け付けられたアンケート出力指示を用いて、送信するアンケート出力指示に構成する。端末送信部24は、当該アンケート出力指示をタイプ提示装置1に送信する。
(ステップS907)端末受信部25は、タイプ提示装置1からアンケートを受信したか否かを判断する。アンケートを受信した場合はステップS908に行き、アンケートを受信しなかった場合はステップS907に戻る。
(ステップS908)端末処理部23は、ステップS907で受信されたアンケートを用いて、出力するアンケートを構成する。端末出力部26は、当該アンケートを出力する。
(ステップS909)端末受付部22は、出力されたアンケートに対する回答集合を受け付けたか否かを判断する。回答集合を受け付けた場合はステップS910に行き、回答集合を受け付けなかった場合はステップS909に戻る。
(ステップS910)端末処理部23は、ステップS909で受け付けられた回答集合を用いて、送信する回答集合に構成する。端末送信部24は、当該回答集合をタイプ提示装置1に送信する。ステップS901に戻る。
なお、図9のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作例について説明する。
今、タイプ提示装置1を構成する格納部11には、図10に示す第一アンケートと、図11に示す第二アンケートとが格納されている、とする。第一アンケートは、上司回答版のアンケートである。第一アンケートは、上司が部下を評価する際に回答するアンケートである。つまり、第一アンケートの対象ユーザは部下であり、回答者は当該部下の上司である。第二アンケートは、部下が上司を評価する際に回答するアンケートである。つまり、第二アンケートの対象ユーザは上司であり、回答者は当該上司の部下である。
第一アンケート、第二アンケートともに、複数の各項目に対して、期待度を問う設問および満足度を問う設問を有する。期待度は、その項目についての期待の度合いである。満足度は、その項目についての満足の度合いである。また、第一アンケート、第二アンケートともに、メタ設問を有する。メタ設問は、大きな観点の項目に対する設問であり、満足度のみの設問である。
また、タイプ提示装置1のユーザ管理部111には、図12に示すユーザ管理表が格納されている。ユーザ管理表とは、ユーザ情報を管理する表である。ユーザ管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「ユーザ属性値」を有する2以上のレコードを管理する。「ユーザ属性値」は、「不変ユーザ属性値」「可変ユーザ属性値」を有する。「不変ユーザ属性値」は、ここでは「氏名」「性別」である。「可変ユーザ属性値」は、ここでは「年齢」「組織識別子」「部署識別子」「役職」「弱み情報」「強み情報」を有する。「不変ユーザ属性値」とは、通常は変化しない(特定の場合にのみ変化する)ユーザの属性値である。「可変ユーザ属性値」は、変化し得るユーザの属性値である。「組織識別子」は、ここでは会社名である。「部署識別子」は、ここでは部署名である。「弱み情報」「強み情報」は、第一アンケートまたは/および第二アンケートの結果である1または2以上の過去回答集合を分析して得られた情報である。
回答管理部112には、図13に示す回答管理表が格納されている。回答管理表とは、ユーザ回答情報を管理する表である。回答管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「回答者識別子」「回答者属性」「回答集合」「回答分析結果」を有する2以上のレコードを管理している。「回答分析結果」は、「弱み情報」「強み情報」を有する。「ID」は、レコードを識別する情報である。「ユーザ識別子」は、アンケートの対象者のユーザの識別子である。アンケートの対象者とは、対象ユーザである。アンケートの対象者は、アンケートの回答者の回答対象のユーザである。上司が部下の評価のために第一アンケートに回答する場合、アンケートの対象者は部下である。「回答者識別子」は、アンケートの回答者のユーザ識別子である。「回答者属性」は、アンケートの回答者の対象ユーザに対する属性である。ここでは、「回答者属性」は、「部下」または「上司」である。上司が部下の評価のために第一アンケートに回答する場合、「回答者属性」は「上司」である。「回答集合」は、ここでは、各設問の回答情報(ここでは、1から5の数値)を要素とするベクトルである。「回答分析結果」である「弱み情報」「強み情報」は、対象者の特定の時点(例えば、特定の年齢)における回答集合を用いた分析の結果である。かかる分析には、後述する図14、図15の表が用いられる。
弱み格納部113には、図14に示す弱み管理表が格納されている。弱み管理表とは、弱み情報を管理する表である。弱み管理表は、「ID」「弱み情報」「採用条件」を有する1以上のレコードを管理する。「ID」は、レコードを識別する情報である。「弱み情報」は、弱みを特定する情報である。「弱み1」「弱み2」「弱み3」等は、各々、異なる弱みを示し、例えば、弱みが「リーダーシップ」が欠乏していること、「企画力」が欠乏していること、「創造力」が欠乏していること「協調性」が欠乏していること等であるが、その内容は問わない。「採用条件」は、対になる「弱み情報」が採用されるための条件である。「採用条件」は、1または2以上の回答集合を用いた条件である。
強み格納部114には、図15に示す強み管理表が格納されている。強み管理表とは、強み情報を管理する表である。強み管理表は、「ID」「強み情報」「採用条件」を有する1以上のレコードを管理する。「ID」は、レコードを識別する情報である。「強み情報」は、強みを特定する情報である。「強み1」「強み2」「強み3」等は、各々、異なる強みを示し、例えば、強みが「リーダーシップ」が優れていること、「企画力」が優れていること、「創造力」が優れていること「協調性」が優れていること等であるが、その内容は問わない。「採用条件」は、対になる「強み情報」が採用されるための条件である。「採用条件」は、1または2以上の回答集合を用いた条件である。
タイプ管理部115には、図16に示すタイプ管理表が格納されている、とする。タイプ管理表とは、タイプ情報を管理する表である。タイプ管理表は、「ID」「タイプ条件」「タイプ情報」を有する1以上のレコードを管理する。「タイプ情報」は、ここでは「タイプ種別」「タイプ識別子」「タイプ説明」を有する。「タイプ条件」は、ここでは、1または2以上の弱み情報に基づく条件、1または2以上の強み情報に基づく条件、1または2以上の弱み情報と1または2以上の強み情報とに基づく条件である。「タイプ種別」とは、タイプの種別、タイプの種類を特定する情報であり、ここでは「症状」または「方向性」である。「症状」はネガティブなタイプであり、「方向性」はポジティブなタイプである。「タイプ説明」とは、タイプ識別子で識別されるタイプの詳細を説明する情報である。
目標管理部116には、には、図17に示す目標管理表が格納されている、とする。目標管理表とは、目標情報を管理する表である。目標管理表は、「ID」「目標条件」「目標情報」を有する1以上のレコードを管理する。
かかる状況において、以下の具体例について説明する。具体例は、弱み情報、強み情報を用いて、ユーザのタイプを決定する場合である。なお、上述した通り、対象回答情報から構成されたベクトルを用いて、ユーザのタイプを決定しても良い。つまり、ユーザのタイプを決定する場合に、1または2以上の対象回答情報に基づけば良い。
「田中A男」(ユーザ識別子「U1001」)に対して、1名の上司(ユーザ識別子「U1251」)が第一アンケート(図10)に対して回答し、当該上司の端末装置2から、ユーザ識別子「U1001」と回答者識別子「U1251」と回答集合とをタイプ提示装置1に送信した、とする。また、「田中A男」(ユーザ識別子「U1001」)に対して、1名の部下(ユーザ識別子「U0125」)が第二アンケート(図11)に対して回答し、当該部下の端末装置2から、ユーザ識別子「U1001」と回答者識別子「U0125」と回答集合とをタイプ提示装置1に送信した、とする。
次に、タイプ提示装置1の回答受付部121は、2つの各端末装置2からユーザ識別子「U1001」と回答者識別子と回答集合とを受信する。次に、処理部13は、第一アンケートに対応する回答者属性「上司」を取得する。そして、処理部13は、ユーザ識別子「U1001」に対応付けて、回答者識別子「U1251」と回答者属性「上司」と回答集合(5,4,・・・,3)とを、図13の回答管理表に蓄積した、とする。また、処理部13は、第二アンケートに対応する回答者属性「部下」を取得する。そして、処理部13は、ユーザ識別子「U1001」に対応付けて、回答者識別子「U0125」と回答者属性「部下」と回答集合(4,3,・・・,4)とを、図13の回答管理表に蓄積した、とする。
次に、「田中A男」は、自分のユーザ識別子「U1001」を含むタイプ出力指示を自分の端末装置2に入力した、とする。次に、端末装置2の端末受付部22は、タイプ出力指示を受け付ける。次に、端末処理部23は、受け付けられたタイプ出力指示を用いて、送信するタイプ出力指示「<ユーザ識別子>U1001」を構成する。端末送信部24は、当該タイプ出力指示をタイプ提示装置1に送信する。
すると、タイプ提示装置1の回答受付部121は、タイプ出力指示「<ユーザ識別子>U1001」を、「田中A男」の端末装置2から受信する。
次に、決定部131は、受信されたタイプ出力指示からユーザ識別子「U1001」を取得する。次に、決定部131は、ユーザ識別子「U1001」と対になる2つの回答集合を、回答管理表(図13)から取得する。なお、かかる2つの各回答集合は、ここでの対象回答情報である。
次に、決定部131は、2つの回答集合を用いて、以下のようにユーザのタイプを決定する。
まず、決定部131を構成する弱み取得手段1311は、取得した2つの回答集合を用いて、弱み管理表(図14)の各レコードの採用条件に合致するか否かを判断する。そして、弱み取得手段1311は、2つの回答集合が「ID=1」と「ID=2」の採用条件に合致する、と判断した、とする。次に、弱み取得手段1311は、「ID=1」と「ID=2」の弱み情報「弱み1」「弱み2」を取得し、ユーザ識別子「U1001」と対にして、ユーザ管理表(図12)、および回答管理表(図13)に蓄積する。
次に、強み取得手段1312は、取得した2つの回答集合を用いて、強み管理表(図15)の各レコードの採用条件に合致するか否かを判断する。そして、強み取得手段1312は、2つの回答集合が「ID=1」と「ID=2」の採用条件に合致する、と判断した、とする。次に、強み取得手段1312は、「ID=1」と「ID=2」の強み情報「強み1」「強み2」を取得し、ユーザ識別子「U1001」と対にして、ユーザ管理表(図12)、および回答管理表(図13)に蓄積する。
次に、決定手段1313は、「田中A男」の弱み情報「弱み1」「弱み2」、強み情報「強み1」「強み2」が、タイプ管理表(図16)の各タイプ条件に合致するか否かを判断する。そして、決定手段1313は、「田中A男」の弱み情報「弱み1」「弱み2」、強み情報「強み1」「強み2」が、タイプ管理表の「ID=1」のタイプ条件、および「ID=18」のタイプ条件に合致する、と判断する。
そして、決定手段1313は、タイプ管理表の「ID=1」のタイプ条件と対になるタイプ識別子「全社視点欠落症」、「ID=18」のタイプ条件と対になるタイプ識別子「専門知識を極める専門家」を、タイプ管理表(図16)から取得する。
また、決定部131は、2つの各タイプ識別子に対応付けて、タイプ説明もタイプ管理表(図16)から取得する。
次に、目標取得部132は、目標管理表(図17)の目標条件の中で、「田中A男」のタイプ識別子「全社視点欠落症」、「専門知識を極める専門家」が合致する目標条件を判断する。そして、目標取得部132は、「ID=1」の目標条件が合致する、と判断する。次に、目標取得部132は、「ID=1」の目標条件と対になる目標情報「目指せ「脱・専門バカ」を取得する。
次に、処理部13は、取得されたタイプ情報と取得された目標情報とを有する出力情報を構成する。
次に、情報出力部141は、処理部13が構成した出力情報を、「田中A男」の端末装置2に送信する。
次に、「田中A男」の端末装置2は、出力情報を受信する。次に、端末処理部23は、受信された出力情報を用いて、出力するタイプ情報等を構成する。端末出力部26は、当該タイプ情報等を出力する。かかる出力例は、図18である。図18において、対象ユーザ「田中A男」さんのタイプ、目標情報等が提示されている。かかることにより、田中A男さんの成長に寄与することができる。
以上、本実施の形態によれば、アンケートの回答を用いて、ユーザのタイプを提示することにより、ユーザの育成を支援できる。
また、本実施の形態によれば、アンケートの回答から取得したユーザの弱み情報や強み情報を用いて、ユーザのタイプを提示することにより、ユーザの育成を支援できる。
さらに、本実施の形態によれば、適切なアンケートにより、ユーザのタイプを提示することにより、ユーザの育成を支援できる。
なお、本実施の形態において、タイプ提示装置1は、スタンドアロンの装置でも良い。かかる場合のタイプ提示装置1のブロック図は、図3である。
また、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態におけるタイプ提示装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、組織の構成員である対象ユーザのユーザ識別子に対応付く対象回答情報であり、設問を識別する設問識別子に対応付く回答情報を有する2以上の設問回答情報を含む対象回答情報を受け付ける回答受付部と、前記対象回答情報を用いて、前記対象ユーザのタイプを決定し、当該タイプを識別するタイプ識別子を含むタイプ情報を取得する決定部と、前記決定部が取得した前記タイプ情報を出力する情報出力部として機能させるためのプログラムである。
また、図19は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態のタイプ提示装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図19は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図20は、システム300のブロック図である。
図19において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図20において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態のタイプ提示装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態のタイプ提示装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。