JP2024033311A - タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】タンクの口金の内面のキズの発生を抑制することができるタンクを提供する。【解決手段】口金、及び、口金の穴に取り付けられるバルブを有するタンクであって、バルブには口金の穴の内面に接するシール部材と、シール部材に接するとともにシール部材よりも低圧側に配置されるバックアップリングと、を備え、バックアップリングは樹脂による本体部と本体部の低圧側に配置される金属による硬質リングを具備している。【選択図】図2

Description

本開示は、口金にバルブが取り付けられたタンクに関する。
特許文献1には、タンクにおいて、Oリングに隣接するようにバックアップリングが配置されることが記載されている。
特開2008-002655号公報
バルブをタンクの口金に装着する際、バルブの軸部が口金の内壁に接触してキズを付けてしまう。このキズの発生を防止するためにバルブの軸部と口金の内面との間隙を拡大したいが、樹脂で形成したバックアップリングがクリープ変形して間隙に入り込むため、拡大することができない。またバックアップリングはバルブの軸部に装着する際に切断部から開く変形をさせることから、塑性変形し易い金属で構成することは難しい。
本開示は、これらの実情に鑑みてなされたものであり、タンクの口金の内面のキズの発生を抑制することができるタンクを提供することを目的とする。
本願は、口金、及び、口金の穴に取り付けられるバルブを有するタンクであって、バルブには口金の穴の内面に接するシール部材と、シール部材に接するとともにシール部材よりも低圧側に配置されるバックアップリングと、を備え、バックアップリングは樹脂による本体部と本体部の低圧側に配置される金属による硬質リングを具備している、タンクを開示する。
本開示によれば、バックアップリングの一部に設けた硬質リングが、バルブと口金との間隙に侵入するようなバックアップリングの変形を抑えるため、バルブと口金との間隙を大きくすることができ、口金の内面のキズ発生を抑制することが可能となる。
図1(a)は高圧タンクの外観、図1(b)はその一部の断面図である。 図2(a)は断面においてバルブと口金とのシール部位に注目した図、図2(b)はバックアップリングの形態を説明する図である。 図3はバックアップリングの斜め合い口を説明する図である。 図4は他の形態のバックアップリングを説明する図である。
1.高圧タンクの構造
図1(a)には1つの形態にかかる高圧タンク10の外観を模式的に表し、図1(b)には高圧タンク10の軸線に沿った断面の一部でバルブ15を具備した部位の周辺の断面を表した。これらの図からわかるように、本形態で高圧タンク10はライナ11、補強層12、口金13、及びバルブ15を有している。以下に各構成について説明する。
1.1.ライナ
ライナ11は、高圧タンク10の内部空間を区画する中空の部材であり本形態では円筒状である。ライナ11は、径が概ね一定である胴体部11aの両端の開口がドーム状の側端部11bにより狭められ、狭められた開口11cには口金13が配置されている。
ライナ11はその内部空間に収容されたもの(例えば水素)を漏らすことなく保持することができる材料で構成されていればよく、材料は公知のものを用いることができる。具体的には例えばナイロン樹脂、ポリエチレン系の合成樹脂や、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属等からなるものである。
1.2.補強層
補強層12は、炭素繊維等による繊維束が複数層に亘って積層されるとともに、その繊維束には硬化した樹脂が含浸されている。具体的には、ライナ11の外周に繊維束が所定の厚さにまで複数層に亘って巻き付けられてなる。補強層12の厚さは必要な強度により決められるため特に限定されることはないが、10mm~30mm程度である。
1.3.口金
口金13は、ライナ11の2つの開口部11cのそれぞれに取り付けられている部材であり、その一方は、高圧タンク10の内外を連通する開口として機能すると共に、バルブ15が取り付けられている。
従って口金13のうち少なくともバルブ15が取り付けられてる側の口金13には、バルブ15が配置されるための穴13aが設けられるとともにバルブ15のオネジ15aに対応するメネジ13bを具備している。
1.4.バルブ
バルブ15は高圧タンク10の内外を渡すように口金13の穴13aに配置され、配管が配置されたり、内外の連通を許容及び規制したりする部材である。本形態においてこのような機能は公知の通りである。
バルブ15は口金13の穴13aの内側に配置される軸部16を有しており、軸部16の外周面には口金のメネジ13bに組み合わされるオネジ16aが具備され、これによりバルブ15が口金13の穴13aに固定される。
また、図1(b)にIIaで示したように軸部16の外周部のうちオネジ16aよりタンク内側(高圧側)には周方向に延びる溝16bが設けられており、この溝16bにシール部材17及びバックアップリング18が配置されている。
図2(a)には図1(b)のIIaで示した部位を拡大して表した。ここには溝16b及び溝16bに配置されたシール部材17及びバックアップリング18の断面が表れている。
<溝> 溝16bは軸部16の外周部のうちオネジ16aよりタンク内側(高圧側)に設けられており、軸部16の周方向に延びる凹部である。溝16bの形状はシール部材17及びバックアップリング18を配置することができれば特に限定されることはないが、本形態では溝16bの底部のうち、タンク外側(低圧側)でバックアップリング18が配置される部位において低圧側に向けて浅くなるように傾斜している。
この傾斜がなく、溝が四角形断面であった場合、後述するようにバックアップリング18の本体18aは樹脂であるため、周方向の張力(周方向の斜め合い口18cを広げてバックアップリング18を穴13aの内面に押し付ける力)が小さいことからタンク内圧によって押し出されるシール部材17が、バックアップリング18と穴13aの内面の間に入り込むことを抑制する力が小さくなることがある。これに対して傾斜を設けることにより、タンク内圧がシール部材17を押し、シール部材がバックアップリング18を押すことでバックアップリング18はこの傾斜と穴13aの内面との間のクサビ状空間の狭い側に押し込まれるため、穴13aの内面との接触面圧が上がり、シール部材17が入り込むことを抑止できる。クサビ状空間にバックアップリング18が挟まれる状態となり、バックアップリング18の断面台形の短辺は、軸溝側面短辺と当初は接しない隙を有するが、長時間、内圧による推力を受け続けるとバックアップリング18がクリープ変形してこの隙を埋めて安定する。そうなるよう隙間を小さく、部品寸法バラツキを小さく設計することが好ましい。
<シール部材> シール部材17は、高圧タンク10の密封性を保つための環状の部材であり、溝16bに配置されるとともに口金13の穴13aの内面に押し付けられるように接している。シール部材17は、口金13の穴13aの内面とバルブ15の軸部16との間の隙間を塞ぎ、両者の間をシールする。従って、シール部材17は溝16bの中に配置されるとともに、その一部が溝16bから突出し、この突出した部分で口金13の穴13aの内面に接してシールする。
シール部材17は、所定のつぶししろを有するOリングからなり、ブチルゴム、エチレン・プロピレンゴム、シリコーンゴム等の材料で形成することができる。
<バックアップリング> バックアップリング18は、シール部材17を低圧側(タンク内側とは反対側)から支持する環状の部材である。これにより高圧側から押圧力を受けるシール部材17が低圧側に移動や変形しないように低圧側で支持することができる。
図2(b)にはバックアップリング18を低圧側(図2(a)にAで示した方向)からみた図を表した。なお、図2(a)にはバックアップリング18の断面が表れている。
バックアップリング18は、本体18a及び硬質リング18bを有している。また、バックアップリング18は環状の部材ではあるが、図3(a)に示したように斜めの切断されるように斜め合い口18cを具備しており物理的に連続した部材ではない。そして、バックアップリング18を溝16bに配置させる際に図3(b)に示したように、力を加えてバックアップリング18cを弾性変形させて斜め合い口18cに間隙を形成し、内径を大きくして溝16bに配置する。その後に加えた力を除荷することで弾性変形により溝16b内で通常の状態に戻る。
本体18aはナイロン等の樹脂からなる環状の部材である。上記したようにバックアップリング18は弾性変形により溝16bに配置するため、本体18aは当該変形に対して塑性変形しない材料であることが必要であることからこのように樹脂により形成される。
本形態で本体18aは、その外周端面は厚さ方向位置によらず直径が一定で、内周端面は厚さ方向に沿った位置に従って直径が一律に変化する傾斜面(テーパ面)とされている。このテーパは上記溝16bの底面の傾斜面に沿ったものが好ましい。また、本体18aは、その厚みを挟んで形成される2つの面(いわゆる表裏面)のうちの一方(本形態では内周端面の直径が大きくなる側)の面では当該面と外周端面とによる出隅部となる部位が環状に切り欠かれ、ここに硬質リング18bが配置されている。本体18aの厚さや幅(外径と内径との差)は特に限定されることはなくバックアップリング18として機能できる強度を有するものであればよい。
硬質リング18bは硬質の部材、特にアルミニウム、銅、鉄等の金属からなる環状の部材であり、上記した本体18aの切り欠かれた部分に配置されている。硬質リング18bは例えば本体18aの射出成型時に金型内に配置される等して本体18aに一体化されている。
硬質リング18bの厚さT、及び幅Wは、本体18aの上記弾性変形を阻害しない程度に小さいものとする。具体的な大きさは特に限定されることはないが、厚さTは本体18aの厚さに対して1%~10%、幅Wは本体18aの幅に対して10%~50%であることが好ましい。また、後述するように幅Wは溝16bより低圧側における穴13aの内面と軸部16の外周面との間隙(クリアランス)Cの大きさGよりも大きくなるように構成されている(W>G)。
<バックアップリングの配置及び効果等>
このようなバックアップリング18は図2(a)に示したように溝16bにおいてシール部材17の低圧側に配置され、硬質リング18bが配置されていない側の面がシール部材17に接し、硬質リング18bが配置された側の面が低圧側を向いて溝16bの側壁に接する。またバックアップリング18の外周端面が穴13aの内面に接し、内周端面が溝16bの底面に接して配置される。
このとき、バックアップリング18のうち低圧側を向く面では硬質リング18bの一部分が溝16bの側壁に接し、他の部分が間隙Cを横切るように配置される。図2(b)には軸部16の外周面の位置を破線Bで表している。このように溝16bより低圧側における軸部16の外周面端部が硬質リング18bの面に接する位置となるように位置付けられている。
従来においてバックアップリングは全て樹脂により形成されていたので、シール部材からの押圧力や高圧側から圧力により間隙Cに材料が移動してしまうクリープ変形を抑制するため、間隙Cの大きさGを非常に小さくする必要があった。しかしこれによりバルブ15を口金13に取り付ける最に接触を起こしてキズが発生してしまう問題があった。これに対して本開示によれば硬質リング18bが本体18aのクリープ変形をせき止めることで抑制できるので、間隙Cの大きさGを大きく取ることが可能となりキズの発生を抑制することができる。
また、硬質リング18bは本体18aの弾性変形を阻害しない大きさなので、バックアップリング18の溝16bへの装着にも支障をきたさない。
2.他の形態例
2.1.他の形態例1
図4(a)は他の形態例1のバックアップリング18を説明する図である。図4(a)は図2(a)と同じ視点でバックアップリング18のみを表した断面である。
この例は硬質リング18bより外周側に若干の本体部18aが具備された部位18dを有している。これにより硬質リング18bが口金13の内面に触れることを防止することができる。ただし当該部位18dを大きく取るとクリープ変形の原因となることから小さく抑える必要があり、部位18dの大きさDは0.1mm以下とすることが好ましい。
2.2.他の形態例2
図4(b)は他の形態例2のバックアップリング18を説明する図である。図4(b)は図2(b)と同じ視点でバックアップリング18の一部を示した図である。
この例は硬質リング18bの内周面に凹凸を有している。これにより本体部18aと硬質リング18bとの接合がより強固になる。
10…高圧タンク、11…ライナ、12…補強層、13…口金、15…バルブ、16…軸部、17…シール部材、18…バックアップリング、18a…本体部、18b…硬質リング

Claims (1)

  1. 口金、及び、前記口金の穴に取り付けられるバルブを有するタンクであって、
    前記バルブには前記口金の穴の内面に接するシール部材と、
    前記シール部材に接するとともに前記シール部材よりも低圧側に配置されるバックアップリングと、を備え、
    前記バックアップリングは樹脂による本体部と前記本体部の低圧側に配置される金属による硬質リングを具備している、
    タンク。
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