JP2024030786A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理装置の操作パネルとユーザーが所持する端末装置との相対位置を正確に検出できる画像処理装置を提供する。【解決手段】画像処理装置200は、端末装置100と通信可能に接続される。操作パネル260は、ユーザーからの操作を受け付ける。通信部250は、複数のアンテナを有し、端末装置100と通信を行うために使用される。制御部240は、端末装置100と通信部250との間を伝送する電波に基づいて取得された、画像処理装置200に対する端末装置100の方向を示す方向情報に応じた制御を行う。通信部250は、画像処理装置200の側面のうち操作パネル260を操作可能な正面200aの側から見た左右方向において、操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。【選択図】図1

Description

本開示は、画像処理装置に関する。
特許文献1は、他の装置から信号を受信する印刷装置を開示する。特許文献1にかかる印刷装置は、他の装置から受信した信号の到来方向と受信強度とを取得し、取得された到来方向および受信強度に基づいて、印刷に関する所定の処理を実行する。
特開2021-24120号公報
ユーザーが印刷装置等の画像処理装置を使用する際、ユーザーは、画像処理装置に設けられた操作パネルを対象にして、画像処理装置に近づく場合が多い。したがって、ユーザーの位置に応じて画像処理装置が処理を行うためには、操作パネルに対するユーザーの位置を正確に検出することが求められる。しかしながら、特許文献1にかかる技術では、画像処理装置の操作パネルとユーザーが所持する端末装置との相対位置を正確に検出できないおそれがある。
本開示にかかる画像処理装置は、端末装置と通信可能に接続される画像処理装置であって、ユーザーからの操作を受け付ける操作パネルと、複数のアンテナを有し、前記端末装置と通信を行うために使用される通信部と、前記端末装置と前記通信部との間を伝送する電波に基づいて取得された、前記画像処理装置に対する前記端末装置の方向を示す方向情報に応じた制御を行う制御部と、を有し、前記通信部は、前記画像処理装置の側面のうち前記操作パネルを操作可能な正面の側から見た左右方向において、前記操作パネルに対応する範囲内に設けられている。
実施の形態1にかかる画像処理システムを示す図である。 実施の形態1にかかる画像処理システムを示す図である。 実施の形態1にかかる端末装置の構成を示す図である。 実施の形態1にかかる画像処理装置の構成を示す図である。 実施の形態1にかかるジョブ記憶部に記憶されるジョブ蓄積情報を例示する図である。 実施の形態1にかかる識別情報記憶部に記憶される識別情報テーブルを例示する図である。 実施の形態1にかかる画像処理装置における、通信部と操作パネルとの位置関係を説明するための図である。 実施の形態1にかかる画像処理装置における、通信部と操作パネルとの位置関係を説明するための図である。 実施の形態1にかかる通信部の構成を示す図である。 実施の形態1にかかる画像処理装置で実行される処理を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる画像処理装置で実行される処理を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる画像処理装置と端末装置との位置関係を説明するための図である。 実施の形態1にかかる画像処理装置に対する所定範囲を説明するための図である。 比較例において、端末装置に画像処理装置の方向を表示させる場合について説明するための図である。 実施の形態2にかかる操作パネルを示す図である。 変形例において複数の端末装置が操作パネルの付近に存在する場合に、操作パネルに表示される画面を例示する図である。 変形例において複数の端末装置が操作パネルの付近に存在する場合に、操作パネルに表示される画面を例示する図である。
(実施の形態1)
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
図1及び図2は、実施の形態1にかかる画像処理システム1を示す図である。画像処理システム1は、端末装置100と、画像処理装置200とを有する。画像処理システム1は、図2に示すように、PC50(PC:Personal Computer)を有してもよい。PC50は、例えば、デスクトップ型のコンピューター装置であってもよい。
端末装置100は、例えば、スマートフォン又はタブレット端末等の携帯端末装置である。また、端末装置100は、携帯可能なノートPC等のコンピューター装置であってもよい。端末装置100は、少なくとも、表示部112を有する。端末装置100のその他の構成要素については、後述する。
画像処理装置200は、ユーザーから指定された画像処理を行う。画像処理装置200は、例えばプリンターである。また、画像処理装置200は、例えば、複合機(MFP:Multifunction Peripheral)、コピー機、又はスキャナー等であってもよい。なお、印刷機能を有する複合機も、プリンターの一例である。なお、実施の形態1では、画像処理装置200が例えば複合機等のプリンターである場合について説明する。プリンターである画像処理装置200は、画像処理として、用紙等の印刷媒体に画像を形成する、画像形成処理つまり印刷処理を行う。しかしながら、画像処理装置200は、画像形成処理以外の画像処理を行ってもよい。例えば、画像処理装置200は、コピー又はスキャン等の画像処理を行ってもよい。
図1に示すように、プリンターである画像処理装置200は、少なくとも、操作パネル260と、給紙トレイ216と、排紙トレイ218とを有する。操作パネル260は、例えば、表示デバイスと入力デバイスとが一体となったタッチパネルを有する。操作パネル260は、ユーザーの操作を受け付ける。給紙トレイ216は、印刷媒体である用紙を、例えば用紙のサイズごとに格納する。排紙トレイ218には、画像が形成された用紙が排出される。画像処理装置200のその他の構成要素については、後述する。
ここで、図1に示すように、画像処理装置200について、xyz座標系を規定する。z軸は、矢印Zで示すような画像処理装置200の上下方向つまり鉛直方向に沿った方向に対応する。z軸の正方向が画像処理装置200の上方向に対応する。z軸の負方向が画像処理装置200の下方向に対応する。
また、画像処理装置200の側面のうち、操作パネル260が設けられる側の面、つまり操作パネル260を操作可能な側の面を、正面200aとする。正面200aは、画像処理装置200の前面であるともいえる。また、画像処理装置200の側面のうち、正面200aの反対側の面を背面200bとする。背面200bは、画像処理装置200の後面であるともいえる。y軸は、矢印Yで示すような画像処理装置200の前後方向に沿った方向に対応する。つまり、y軸は、正面200aの側から背面200bの側に向かう方向に沿った方向に対応する。y軸の正方向は、正面200aの側から背面200bの側に向かう方向に対応する。y軸の負方向は、背面200bの側から正面200aの側に向かう方向に対応する。なお、前後方向は、画像処理装置200の奥行き方向ともいえる。
また、x軸は、矢印Fで示すように画像処理装置200を正面200aの側から見たときの左右方向に対応する。つまり、x軸は、矢印Xで示すような画像処理装置200の左右方向に対応する。x軸の正方向は、画像処理装置200を正面200aの側から見たときの右方向に対応する。x軸の負方向は、画像処理装置200を正面200aの側から見たときの左方向に対応する。左右方向は、画像処理装置200の幅方向ともいえる。また、画像処理装置200の左右方向は、操作パネル260の左右方向つまり幅方向に対応する。
また、実施の形態1にかかる画像処理装置200では、画像処理装置200の左右方向において操作パネル260に対応する範囲内には、通信部250が設けられている。つまり、通信部250は、画像処理装置200の側面のうち操作パネル260を操作可能な正面200a側から見た左右方向において、操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。後述するように、通信部250は、複数のアンテナを有する。通信部250は、端末装置100と通信を行うために使用される。通信部250は、例えば無線基板によって実現される。通信部250は、後述する第2の無線通信方式を実現してもよい。詳しくは後述する。
また、画像処理装置200は、端末装置100と通信部250との間を伝送する電波に基づいて取得された方向情報に応じて、画像処理に関する制御を行う。言い換えると、画像処理装置200は、端末装置100と通信部250との間を伝送する電波に基づいて検出された端末装置100の位置に応じて、画像処理に関する制御を行う。方向情報は、画像処理装置200に対する端末装置100の方向を示す情報である。詳しくは後述する。
端末装置100及び画像処理装置200は、第1の無線通信方式による無線通信、及び第2の無線通信方式による無線通信で、互いに通信を行う。第1の無線通信方式は、第2の無線通信方式と比較して、通信速度が速く、通信可能な距離が長い規格である。第1の無線通信方式は、狭義には無線LAN(Local Area Network)であり、さらに具体的にはWi-Fi(登録商標)である。以下、第1の無線通信方式がWi-Fiである例について説明するが、第1の無線通信方式を他の通信方式としてもよい。
第2の無線通信方式は、第1の無線通信方式と比較して、通信速度が遅く、通信可能な距離が短い規格である。したがって、第2の無線通信方式は、近距離無線通信を実現する規格である。また、第2の無線通信方式は、ビーコン信号の送信が可能な規格である。第2の無線通信方式は、狭義にはBluetooth(登録商標)であり、さらに具体的にはBLE(Bluetooth Low Energy)である。以下、第2の無線通信方式がBLEである例について説明するが、第2の無線通信方式を他の通信方式としてもよい。なお、BLEのビーコン信号とは、アドバタイズパケットに対応する。また、第1の無線通信方式がビーコン信号を送信可能であってもよい。第1の無線通信方式がWi-Fiであれば、画像処理装置200は、自身のSSID(Service Set Identifier)を周囲の機器に知らせるビーコン信号を送信してもよい。
図2は、複数の端末装置100を有する画像処理システム1を例示する図である。なお、画像処理システム1は、複数のPC50を有してもよい。また、画像処理システム1は、複数の画像処理装置200を有してもよい。また、画像処理システム1は、1つの端末装置100を有してもよい。つまり、画像処理システム1は、少なくとも1つの端末装置100を有する。
画像処理装置200は、PC50と、有線又は無線を介して通信可能に接続されている。また、画像処理装置200は、少なくとも1つの端末装置100と、無線を介して通信可能に接続されている。上記の無線は、例えば、第1の無線通信方式によるものであってもよい。
画像処理装置200が端末装置100と無線を介して通信可能に接続される場合、画像処理装置200は、無線LANアクセスポイント等のアクセスポイントを介して、端末装置100と接続されてもよい。このとき、画像処理装置200がインフラストラクチャーモードで動作し、アクセスポイントに接続している場合に、端末装置100がアクセスポイントに無線接続することによって、端末装置100と画像処理装置200との無線通信が実行される。このような接続を、インフラ接続と称する。
あるいは、画像処理装置200は、アクセスポイントを介さずに、直接、端末装置100と接続されてもよい。このとき、画像処理装置200が内部アクセスポイントを起動し、端末装置100が当該内部アクセスポイントに対して接続することで、端末装置100と画像処理装置200との通信が直接的に実行される。このような接続を、ダイレクト接続と称する。なお、端末装置100と画像処理装置200とのダイレクト接続は、WFD(Wi-Fi Direct)の規格に準拠する通信により行われてもよいし、Wi-Fiのアドホックモードを用いて行われてもよい。
ダイレクト接続を行う画像処理装置200は、SSIDを含むWi-Fiビーコンを送信(ブロードキャスト)する。なお、Wi-Fiビーコンは、Wi-Fi規格に準拠するビーコン信号である。端末装置100がWi-Fiビーコンを受信すると、Wi-Fiビーコンに含まれるSSIDが表示される。また、このとき、画像処理装置200の操作パネル260には、SSID、及び、接続のためのパスワードが表示される。端末装置100のユーザーが、操作パネル260に表示されたSSID及びパスワードを自身の端末装置100に設定することで、端末装置100は、画像処理装置200とダイレクト接続される。
PC50及び端末装置100は、印刷ジョブ等のジョブに関する情報を含むジョブ信号Sjを、画像処理装置200に送信する。ジョブ信号Sjは、ジョブを実行するためのジョブ実行指示を含む。印刷ジョブに関するジョブ信号Sjは、印刷を行うための印刷指示を含む。また、印刷ジョブに関するジョブ信号Sjは、印刷データと、ジョブ信号Sjを送信したデバイス(PC50又は端末装置100)のユーザーの識別情報を含む。なお、「印刷データ」とは、用紙に印刷される画像を示すデータである。また、ジョブ信号Sjに含まれる識別情報は、ジョブ信号Sjを送信したデバイス(PC50又は端末装置100)の識別情報であってもよい。また、ジョブ信号Sjは、そのジョブを実行する際に認証処理があるか否かを示す情報を含んでもよい。
画像処理装置200は、ジョブ信号Sjを受信し、受信されたジョブ信号Sjに関するジョブを実行することで、画像処理を行う。ジョブ信号Sjが印刷ジョブである場合、画像処理装置200は、印刷ジョブに含まれる印刷データに対応する画像を、用紙等の印刷媒体に形成するようにして、印刷を行う。印刷データに対応する画像が形成された印刷媒体は、排紙トレイ218に排出される。
また、端末装置100は、第2の無線通信方式に対応するBLEビーコンBbを送信(ブロードキャスト)する。なお、BLEビーコンBbは、BLE規格に準拠するビーコン信号である。画像処理装置200がBLEビーコンBbを受信することによって、画像処理装置200は、画像処理装置200から端末装置100までの距離を示す距離情報を取得することができる。また、画像処理装置200は、BLEビーコンBbを受信することによって、画像処理装置200に対する端末装置100の方向を示す方向情報を取得することができる。詳しくは後述する。なお、上記の方向情報は、例えば、画像処理装置200及び端末装置100がBluetooth5.1以降の規格に対応している場合に、取得され得る。
図3は、実施の形態1にかかる端末装置100の構成を示す図である。なお、PC50も、図3に示した構成を有してもよい。端末装置100は、主要なハードウェア構成として、処理部102、記憶部104、第1無線通信部106、第2無線通信部108、表示部112及び操作部114を有する。処理部102、記憶部104、第1無線通信部106、第2無線通信部108、表示部112及び操作部114は、データバスなどを介して相互に接続されていてもよい。
処理部102は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーである。処理部102は、複数のプロセッサーを有してもよい。処理部102は、制御処理及び演算処理等を行う演算装置としての機能を有する。処理部102は、記憶部104、第1無線通信部106、第2無線通信部108、表示部112及び操作部114の制御を行う。
記憶部104は、例えばメモリー又はハードディスク等の記憶デバイスである。記憶部104は、例えばROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)等である。記憶部104は、処理部102によって実行される制御プログラム及び演算プログラム等を記憶するための機能を有する。また、記憶部104は、処理データ等を一時的に記憶するための機能を有する。記憶部104は、データベースを含み得る。
第1無線通信部106は、第1の無線通信方式に準拠した無線通信を実行する無線通信デバイスである。第1無線通信部106は、例えば、Wi-Fi規格に準拠した無線通信を実行する。第1無線通信部106は、Wi-Fi規格等の第1の無線通信方式に準拠した電波を送受信する。第2無線通信部108は、第2の無線通信方式に準拠した無線通信を実行する無線通信デバイスである。第2無線通信部108は、例えば、BLE規格に準拠した無線通信を実行する。第2無線通信部108は、BLE規格等の第2の無線通信方式に準拠した電波を送受信する。なお、第2無線通信部108は、後述する通信部250と実質的に同様の構成を有してもよい。
表示部112及び操作部114は、ユーザーインターフェースである。表示部112は、各種情報をユーザーに対して表示するディスプレイ等で構成される。操作部114は、ユーザーからの入力操作を受け付けるボタン等で構成される。なお、表示部112及び操作部114は、タッチパネル等によって一体に構成されてもよい。
また、端末装置100は、ソフトウェア構成として、基本ソフトウェアであるOS120(Operating System;オペレーティングシステム)と、印刷アプリケーション130とを有する。印刷アプリケーション130は、OS120の機能を用いて動作する、応用ソフトウェアである。
なお、上述した印刷アプリケーション130は、例えば、処理部102の制御によって、プログラムを実行させることによって実現できる。より具体的には、印刷アプリケーション130は、記憶部104に格納されたプログラムを、処理部102が実行することによって実現され得る。また、必要なプログラムを任意の不揮発性記録媒体に記録しておき、必要に応じてインストールすることで、印刷アプリケーション130を実現するようにしてもよい。
また、印刷アプリケーション130は、プログラムによるソフトウェアで実現することに限ることなく、ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのうちのいずれかの組み合わせ等により実現してもよい。また、印刷アプリケーション130は、例えばFPGA(field-programmable gate array)又はマイコン等の、ユーザーがプログラミング可能な集積回路を用いて実現してもよい。この場合、この集積回路を用いて、上記の印刷アプリケーション130から構成されるプログラムを実現してもよい。
印刷アプリケーション130は、端末装置100と画像処理装置200とを通信可能に接続するための処理を行ってもよい。この場合、印刷アプリケーション130は、第1無線通信部106を制御して、端末装置100と画像処理装置200とを通信可能に接続するための処理を行ってもよい。また、印刷アプリケーション130は、BLEビーコンを送信するための処理を行ってもよい。このとき、印刷アプリケーション130は、第2無線通信部108を制御してBLEビーコンを送信するように、処理を行ってもよい。
印刷アプリケーション130は、接続された画像処理装置200(プリンター)に印刷を実行させるための制御を行う。印刷アプリケーション130は、ユーザーの操作により印刷指示を受け付けた場合に、接続された画像処理装置200に、印刷データを含む印刷ジョブに関するジョブ信号を送信するように、処理を行う。このとき、印刷アプリケーション130は、第1無線通信部106を制御してジョブ信号を送信するように、処理を行ってもよい。
図4は、実施の形態1にかかる画像処理装置200の構成を示す図である。図4は、画像処理装置200がプリンターである場合について示している。画像処理装置200は、処理部202、記憶部204、第1無線通信部206、第2無線通信部208、印刷部210、表示部212及び操作部214を有する。処理部202、記憶部204、第1無線通信部206、第2無線通信部208、印刷部210、表示部212及び操作部214は、データバスなどを介して相互に接続されていてもよい。
処理部202は、例えばCPU等のプロセッサーである。処理部202は、複数のプロセッサーを有してもよい。処理部202は、制御処理及び演算処理等を行う演算装置としての機能を有する。処理部202は、記憶部204、第1無線通信部206、第2無線通信部208、印刷部210、表示部212及び操作部214の制御を行う。
記憶部204は、例えばメモリー又はハードディスク等の記憶デバイスである。記憶部204は、例えばROM又はRAM等である。記憶部204は、処理部202によって実行される制御プログラム及び演算プログラム等を記憶するための機能を有する。また、記憶部204は、処理データ等を一時的に記憶するための機能を有する。記憶部204は、データベースを含み得る。
第1無線通信部206は、第1の無線通信方式に準拠した無線通信を実行する無線通信デバイスである。第1無線通信部206は、例えば、Wi-Fi規格に準拠した無線通信を実行する。第1無線通信部206は、Wi-Fi規格等の第1の無線通信方式に準拠した電波を送受信する。第2無線通信部208は、第2の無線通信方式に準拠した無線通信を実行する無線通信デバイスである。第2無線通信部208は、例えば、BLE規格に準拠した無線通信を実行する。第2無線通信部208は、BLE規格等の第2の無線通信方式に準拠した電波を送受信する。なお、第2無線通信部208は、後述する通信部250によって実現されてもよい。つまり、通信部250は、第2無線通信部208に対応し得る。
また、上述したダイレクト接続を行う画像処理装置200の第1無線通信部206は、所与の接続設定に従って内部アクセスポイントを起動してもよい。この場合、第1無線通信部206は、端末装置100からの接続要求を受け付ける。なお、接続設定とは、例えば、SSID及びパスフレーズの設定、あるいは通信周波数帯の設定である。通信周波数帯の設定とは、チャンネル設定に対応する。
印刷部210は、用紙つまり印刷媒体に画像を形成するための印刷機能を有する。印刷部210は、印刷エンジンを含む。印刷エンジンとは、印刷媒体への画像の印刷を実行する機械的構成である。印刷エンジンは、例えば、電子写真方式でトナーにより印刷を行う機構を有してもよい。あるいは、印刷エンジンは、例えば、インクジェット方式により印刷を行う機構を有してもよい。また、印刷エンジンは、印刷媒体を搬送する搬送機構を有してもよい。
表示部212及び操作部214は、ユーザーインターフェースである。表示部212は、各種情報をユーザーに対して表示するディスプレイ等で構成される。表示部212は、ディスプレイ又はスピーカー等の出力装置を含む。表示部212は、ユーザーに対して情報を出力する。操作部214は、ユーザーからの入力操作を受け付けるボタン等で構成される。操作部214は、ボタン、キーボード、タッチパネル又はマウス等の入力装置を含む。操作部214は、ユーザーによるデータの入力を受け付ける。なお、表示部212及び操作部214は、タッチパネル等によって一体に構成されてもよい。表示部212及び操作部214は、上述した操作パネル260によって実現されてもよい。
また、画像処理装置200は、構成要素として、距離情報取得部222、方向情報取得部224、端末位置判定部226、ジョブ受信部230、ジョブ記憶部232、識別情報記憶部234、及び、制御部240を有する。制御部240は、モード制御部242、認証制御部244、及び、印刷制御部246を有する。
なお、上述した各構成要素は、例えば、処理部202の制御によって、プログラムを実行させることによって実現できる。より具体的には、各構成要素は、記憶部204に格納されたプログラムを、処理部202が実行することによって実現され得る。また、必要なプログラムを任意の不揮発性記録媒体に記録しておき、必要に応じてインストールすることで、各構成要素を実現するようにしてもよい。
また、各構成要素は、プログラムによるソフトウェアで実現することに限ることなく、ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのうちのいずれかの組み合わせ等により実現してもよい。また、各構成要素は、例えばFPGA又はマイコン等の、ユーザーがプログラミング可能な集積回路を用いて実現してもよい。この場合、この集積回路を用いて、上記の各構成要素から構成されるプログラムを実現してもよい。
距離情報取得部222は、端末装置100から到来する電波に基づいて、端末装置100と画像処理装置との間の距離を示す距離情報を取得する。距離情報取得部222は、端末装置100との近距離無線通信により、上記の距離情報を取得する。距離情報取得部222は、端末装置100と通信部250(第2無線通信部208)との間を伝送する電波に基づいて、距離情報を取得する。詳しくは後述する。
方向情報取得部224は、端末装置100から到来する電波に基づいて、画像処理装置200に対する端末装置100の方向を示す方向情報を取得する。方向情報取得部224は、端末装置100との近距離無線通信により、上記の方向情報を取得する。方向情報取得部224は、端末装置100と通信部250(第2無線通信部208)との間を伝送する電波に基づいて、方向情報を取得する。詳しくは後述する。
端末位置判定部226は、端末装置100の距離情報及び方向情報を用いて、画像処理装置200に対する端末装置100の相対位置を検出する。ここで、端末位置判定部226は、端末装置100の距離情報及び方向情報を用いて、画像処理装置200の操作パネル260に対する端末装置100の相対位置を検出する。詳しくは後述する。
また、端末位置判定部226は、端末装置100の距離情報及び方向情報を用いて、その端末装置100の位置が画像処理装置200に対する予め定められた所定範囲内であるか否かを判定する。このとき、端末位置判定部226は、端末装置100と画像処理装置200との間の距離が予め定められた閾値以下であるか否かを判定してもよい。また、このとき、端末位置判定部226は、画像処理装置200に対する端末装置100の方向が予め定められた所定範囲内であるか否かを判定してもよい。詳しくは後述する。
ジョブ受信部230は、端末装置100又はPC50から、印刷ジョブ等のジョブに関するジョブ信号を受信する。ジョブ受信部230は、端末装置100から、第1無線通信部206によって、ジョブ信号を受信してもよい。
ジョブ記憶部232は、受信されたジョブ信号に関するジョブの情報であるジョブ情報を記憶(蓄積)する。このとき、ジョブ記憶部232は、ジョブの識別情報と、そのジョブの実行を指示したユーザーの識別情報とを対応付けて、ジョブを記憶する。つまり、画像処理に関するジョブには、ユーザーの識別情報が対応付けられている。ジョブ記憶部232は、記憶されるジョブ情報を、ジョブ蓄積情報として記憶する。
図5は、実施の形態1にかかるジョブ記憶部232に記憶されるジョブ蓄積情報TbJを例示する図である。図5に例示するように、ジョブ蓄積情報TbJにおいて、ジョブ識別情報と、ユーザー識別情報と、認証処理の有無とが、対応付けられている。ここで、「ジョブ識別情報」は、対応するジョブの識別情報である。「ユーザー識別情報」は、対応するジョブの実行を指示したユーザーの識別情報である。
「認証処理の有無」は、そのジョブを実行する際に認証処理を行うか否かを示す情報である。つまり、画像処理に関するジョブには、認証処理の有無が指定されている。ここで、認証処理は、画像処理装置200を利用しようとしているユーザーが、ジョブの実行を指示したユーザーと一致しているかを確認するための処理である。認証処理は、ジョブの実行を指示したユーザーについて予め記憶された認証情報と、入力されたユーザーの認証情報とが一致するか否かを判定することによって、実行される。例えば、認証処理は、パスワードを認証情報として用いて、パスワードの入力により行われてもよい。また、認証処理は、IDカードに記憶された識別情報を認証情報として用いて、ユーザーのIDカードを読み取り装置にタッチすることで行われてもよい。また、認証処理は、指紋情報又は顔情報等の生体情報を認証情報として用いて、指紋認証又は顔認証等の生体認証によって行われてもよい。あるいは、認証処理は、これらの組み合わせによって行われてもよい。
なお、ジョブ蓄積情報TbJは、ユーザー識別情報の代わりに、対応するジョブを示すジョブ信号を送信した端末(端末装置100又はPC50)の識別情報を、ジョブ識別情報と対応付けてもよい。また、ジョブが実行された場合、ジョブ記憶部232は、実行済みのジョブの情報を消去してもよいし、実行済みのジョブの情報に「実行済み」を示すフラグを付加してもよい。
図5の例では、ジョブ識別情報「ジョブA」のジョブの実行を指示したのは、識別情報「ユーザーA」のユーザーである。また、ジョブ識別情報「ジョブA」のジョブを実行する際に、認証処理がある。また、ジョブ識別情報「ジョブB」のジョブの実行を指示したのは、識別情報「ユーザーB」のユーザーである。また、ジョブ識別情報「ジョブB」のジョブを実行する際に、認証処理はない。
識別情報記憶部234は、ユーザーの識別情報と、そのユーザーが所有するデバイス(端末装置100及びPC50)の識別情報とを、対応付けて記憶する。識別情報記憶部234は、記憶される識別情報を、識別情報テーブルとして記憶する。
図6は、実施の形態1にかかる識別情報記憶部234に記憶される識別情報テーブルTbIを例示する図である。図6に例示するように、識別情報テーブルTbIにおいて、ユーザー識別情報と、デバイス識別情報とが、対応付けられている。ここで、「デバイス識別情報」は、対応するユーザーの所有するデバイスの識別情報である。図6の例では、ユーザー識別情報「ユーザーA」のユーザーは、デバイス識別情報「端末#1」の端末装置100と、デバイス識別情報「PC#1」のPC50とを所有している。また、ユーザー識別情報「ユーザーB」のユーザーは、デバイス識別情報「端末#2」の端末装置100と、デバイス識別情報「PC#2」のPC50とを所有している。
制御部240は、画像処理に関する制御を行う。つまり、制御部240は、画像処理を行うための処理を行う。「画像処理」は、例えば、印刷処理及びスキャン処理を含む。また、「画像処理を行うための処理」は、例えば、画像処理を実行するように処理を行うことの他に、画像処理を実行できるようにするための処理も含む。「画像処理を行うための処理」は、例えば、省電力モードの解除、及び、認証処理を含む。
制御部240は、端末装置100の位置が所定の条件を満たした場合に、画像処理を行うための処理を行う。制御部240は、端末装置100の位置が画像処理装置200に対する所定範囲内であるときに、画像処理を行うための処理を行う。ここで、実施の形態1にかかる制御部240は、少なくとも方向情報に応じた制御を行う。具体的には、制御部240は、画像処理装置200に対する端末装置100の方向が所定範囲内である場合に、画像処理を行うための処理を行う。ここで、実施の形態1にかかる画像処理装置200において、通信部250は、画像処理装置200の正面200a側から見た左右方向において、操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。したがって、制御部240は、画像処理装置200の操作パネル260に対する端末装置100の方向が所定範囲内である場合に、画像処理を行うための処理を行う。詳しくは後述する。
また、制御部240は、距離情報に応じた制御を行ってもよい。制御部240は、画像処理装置200と端末装置100との間の距離が予め定められた閾値以下である場合に、画像処理を行うための処理を行ってもよい。ここで、実施の形態1にかかる画像処理装置200において、通信部250は、画像処理装置200の正面200a側から見た左右方向において、操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。したがって、制御部240は、操作パネル260と端末装置100との間の距離が閾値以下である場合に、画像処理を行うための処理を行ってもよい。また、制御部240は、端末装置100との距離が閾値以下であり、端末装置100の方向が所定範囲内である場合に、画像処理を行うための処理を行ってもよい。詳しくは後述する。
また、制御部240は、操作パネル260に対する端末装置100の方向が所定範囲内である場合に、操作パネル260の省電力モードを解除するための処理を行ってもよい。また、制御部240は、操作パネル260に対する端末装置100の方向が所定範囲内である場合に、その端末装置100に対応するジョブを実行してもよい。このケースにおいて、端末装置100に対応するジョブが認証処理のあるジョブである場合、制御部240は、認証処理を行うための画面を表示させてもよい。そして、制御部240は、認証処理が成功した場合に、ジョブを実行してもよい。詳しくは後述する。
モード制御部242は、画像処理装置200の操作が一定時間行われなかった場合に、省電力モードに移行するように処理を行う。また、モード制御部242は、所定の場合に、画像処理装置200の省電力モードの解除を行う。例えば、操作パネル260にユーザーがタッチした場合に、モード制御部242は、画像処理装置200の省電力モードの解除を行ってもよい。詳しくは後述する。認証制御部244は、認証処理があるジョブが実行される際に、認証処理を実行するように処理を行う。詳しくは後述する。印刷制御部246は、印刷処理を実行するように処理を行う。つまり、印刷制御部246は、印刷ジョブを実行するように処理を行う。詳しくは後述する。
図7及び図8は、実施の形態1にかかる画像処理装置200における、通信部250と操作パネル260との位置関係を説明するための図である。図7及び図8は、実施の形態1にかかる画像処理装置200を正面200aの側から見た図である。図7及び図8に示すように、通信部250は、画像処理装置200における左右方向において、操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。
操作パネル260は、筐体260aと、タッチパネル262と、電源ボタン264とを有する。タッチパネル262及び電源ボタン264は、筐体260aに収められている。タッチパネル262は、表示部212と操作部214とが一体となって構成されている。タッチパネル262は、ユーザーの操作を受け付け、ユーザーに情報を表示する。
電源ボタン264は、画像処理装置200に電源を供給するためのスイッチである。電源ボタン264は、物理ボタンである。画像処理装置200の電源がオフの状態でユーザーが電源ボタン264を押下することによって、画像処理装置200の電源がオンとなる。
図7は、実施の形態1にかかる画像処理装置200における、通信部250と操作パネル260との位置関係の第1の例を示している。第1の例では、通信部250は、操作パネル260に設けられている。つまり、第1の例では、通信部250は、操作パネル260に内蔵されている。言い換えると、第1の例では、通信部250は、操作パネル260と物理的に一体に設けられている。したがって、通信部250は、矢印Xで示すような画像処理装置200の左右方向において、操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。例えば、通信部250は、操作パネル260におけるタッチパネル262の下部に設けられていてもよい。また、例えば、通信部250は、操作パネル260におけるタッチパネル262の裏側の位置に設けられていてもよい。
ここで、通信部250は、操作パネル260の左右方向における中央近傍に設けられていることが好ましい。つまり、通信部250は、タッチパネル262の左右方向における中央近傍に設けられていることが好ましい。言い換えると、通信部250は、矢印Xで示すような左右方向において、タッチパネル262の中央位置を含む位置に設けられていることが好ましい。さらに、通信部250は、矢印Xで示す左右方向において、通信部250の中央と操作パネル260の中央とが一致するように設けられていてもよい。
図8は、実施の形態1にかかる画像処理装置200における、通信部250と操作パネル260との位置関係の第2の例を示している。第2の例では、通信部250は、画像処理装置200の上下方向において操作パネル260の下方に設けられている。言い換えると、通信部250は、矢印Xで示す左右方向では操作パネル260に対応する範囲内の位置であって、矢印Zで示す上下方向では操作パネル260の下方に設けられている。つまり、第2の例では、通信部250は、操作パネル260と物理的に別個に設けられている。
通信部250は、少なくとも、矢印Xで示す左右方向において、操作パネル260の左右方向の範囲W1内に設けられている。より好ましくは、通信部250は、矢印Xで示す左右方向において、タッチパネル262の左右方向の範囲W2内に設けられている。したがって、通信部250は、矢印Xで示すような画像処理装置200の左右方向において、操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。なお、通信部250は、画像処理装置200における前後方向(図1の矢印Yで示す方向)については、操作パネル260に対応する範囲内に設けられていなくてもよい。
ここで、通信部250は、操作パネル260の下方の位置において、操作パネル260の左右方向における中央近傍に設けられていることが好ましい。つまり、通信部250は、操作パネル260の下方の位置において、タッチパネル262の左右方向における中央近傍に設けられていることが好ましい。言い換えると、通信部250は、操作パネル260の下方の位置において、タッチパネル262の左右方向における中央位置を含む位置に設けられていることが好ましい。さらに言い換えると、通信部250は、操作パネル260の下方の位置において、左右方向について範囲W2の中央位置を含む位置に設けられていることが好ましい。さらに、通信部250は、操作パネル260の下方の位置において、通信部250の左右方向の中央と操作パネル260の左右方向の中央とが一致するように設けられていてもよい。
図9は、実施の形態1にかかる通信部250の構成を示す図である。通信部250は、複数のアンテナ252A~252Dと、ICチップ254(IC:Integrated Circuit)とを有する。複数のアンテナ252及びICチップ254は、基板250aに形成されている。アンテナ252は、BLE規格に準拠した無線通信に使用されるBLEアンテナであってもよい。アンテナ252は、BLE規格に準拠した電波を送受信する。なお、図9には、4本のアンテナ252を有する通信部250が示されているが、通信部250は、2以上の任意の数のアンテナ252を有してもよい。
ICチップ254は、アンテナ252を用いてBLE規格に準拠した通信(第2の無線通信方式に準拠した無線通信)を行うように制御を行う。例えば、ICチップ254は、電波の変復調処理、ベースバンド信号処理を行ってもよい。また、ICチップ254は、アンテナ252A,252B,252C,252Dそれぞれとの接点a,b,c,dを有する。ICチップ254は、接点の接続を切り替えることにより、使用されるアンテナ252を切り替える。
複数のアンテナ252A,252B,252C,252Dは、基板250aにおいて、矢印D1に沿った方向に並んで形成されている。つまり、矢印D1で示す方向が、複数のアンテナ252A,252B,252C,252Dの並ぶ方向である。ここで、通信部250は、矢印D1で示すようなアンテナ252の並ぶ方向が画像処理装置200の左右方向と沿うように、設けられていてもよい。つまり、通信部250は、矢印D1で示すようなアンテナ252の並ぶ方向が操作パネル260の左右方向と沿うように、設けられていてもよい。
図10及び図11は、実施の形態1にかかる画像処理装置200で実行される処理を示すフローチャートである。図10及び図11に示されるフローチャートは、画像処理装置200で実行される制御方法に対応する。なお、ジョブ受信部230が後述するS102~S112の間に端末装置100又はPC50からジョブ信号を受信した場合、受信されたジョブ信号に関するジョブの情報は、ジョブ記憶部232に格納され、蓄積される。
画像処理装置200は、端末装置100からビーコンを受信する(ステップS102)。具体的には、第2無線通信部208は、端末装置100から送信されたBLEビーコンBbの電波を受信する。つまり、通信部250のアンテナ252は、端末装置100から送信されたBLEビーコンBbの電波を受信する。ここで、端末装置100から送信されるBLEビーコンBbには、その端末装置100の識別情報が含まれる。したがって、画像処理装置200は、S102の処理で、端末装置100の識別情報を受信する。なお、端末装置100は、所定の時間間隔でビーコンを送信し得る。したがって、以降の処理は、画像処理装置200が端末装置100からビーコンを受信するごとに、実行され得る。
距離情報取得部222は、端末装置100の距離情報を取得する(ステップS104)。上述したように、距離情報取得部222は、端末装置100から到来する電波に基づいて、端末装置100と画像処理装置との間の距離を示す距離情報を取得する。具体的には、距離情報取得部222は、BLE又はBluetooth等の近距離無線通信により、端末装置100の距離情報を取得する。
さらに具体的には、距離情報取得部222は、受信されたBLEビーコンBbの電波強度を示す電波強度情報を取得する。なお、電波強度情報は、受信電波強度又は受信信号強度に対応し得る。距離情報取得部222は、電波強度情報を用いて、画像処理装置200と端末装置100との間の距離を推定する。
すなわち、BLEビーコンBbの電波強度が強いほど、そのBLEビーコンBbを送信した端末装置100と画像処理装置200との間の距離は近い。逆に、BLEビーコンBbの電波強度が弱いほど、そのBLEビーコンBbを送信した端末装置100と画像処理装置200との間の距離は遠い。例えば、BLE規格のひとつであるiBeacon(登録商標)の場合、ビーコン信号を発信する範囲を、「Immediate」(近接)、「Near」(近い)、「Far」(遠い)の3種類から設定できる。ここで、例えば、「Immediate」が数cm程度、「Near」が数m程度、「Far」が10m程度の距離に対応する。このようにして、距離情報取得部222は、画像処理装置200と端末装置100との間の距離を示す距離情報を取得する。
あるいは、距離情報取得部222は、BLEビーコンBbの電波強度に基づいて、そのBLEビーコンBbを送信した端末装置100と画像処理装置200との間の距離を演算してもよい。一般的に、電波強度は距離の2乗に反比例して弱くなることが知られている。よって、基準となる距離での電波強度がわかっていれば、実際に受信したBLEビーコンBbの電波強度に基づいて、画像処理装置200と端末装置100との間の距離を演算できる。この場合、BLEビーコンBbが、基準電波強度情報を含むようにする。そして、距離情報取得部222は、基準電波強度情報と、電波強度情報とに基づいて、画像処理装置200と端末装置100との間の距離を演算する。これにより、距離情報取得部222は、画像処理装置200と端末装置100との間の距離を示す距離情報を取得する。
ここで、距離情報は、端末装置100と通信部250との間の距離を示す。そして、上述したように、通信部250は、左右方向において操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。したがって、距離情報は、操作パネル260と端末装置100との間の距離を示し得る。
方向情報取得部224は、端末装置100の方向情報を取得する(ステップS106)。上述したように、方向情報取得部224は、端末装置100から到来する電波に基づいて、画像処理装置200に対する端末装置100の方向を示す方向情報を取得する。具体的には、方向情報取得部224は、BLE又はBluetooth等の近距離無線通信により、端末装置100の方向情報を取得する。ここで、方向情報は、通信部250に対する端末装置100の方向を示す。そして、上述したように、通信部250は、左右方向において操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。したがって、方向情報は、操作パネル260に対する端末装置100の方向を示し得る。
さらに具体的には、方向情報取得部224は、Bluetooth5.1以降の規格で定められている方向検知機能を用いて、画像処理装置200に対する端末装置100の方向を示す方向情報を取得する。方向情報取得部224は、端末装置100から送信されたBLEビーコンBbについて、画像処理装置200における電波の受信角度つまり到来角(AoA:Angle of Arrival)を、方向検知機能におけるAoA方式で算出する。ここで、上述したように、通信部250は、第2無線通信部208に関する複数のアンテナ252を有している。通信部250は、複数のアンテナ252で電波つまりBLEビーコンBbを受信する。画像処理装置200の方向情報取得部224は、複数のアンテナ252間の距離と、複数のアンテナ252で受信された電波の位相差とに基づいて、複数のアンテナ252が並ぶ方向(図9の矢印D1で示す方向)に対する角度である到来角AoAを算出する。この到来角AoAが、画像処理装置200の通信部250に対する端末装置100の方向に対応する。なお、上述したように、通信部250は、左右方向において操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。したがって、到来角AoAは、操作パネル260に対する端末装置100の方向を示し得る。
あるいは、方向情報取得部224は、画像処理装置200から送信されるBLEビーコンを用いて、画像処理装置200に対する端末装置100の方向を示す方向情報を取得してもよい。具体的には、端末装置100は、画像処理装置200から送信されたBLEビーコンについて、画像処理装置200における電波の送信角度つまり放射角(AoD:Angle of Departure)を、方向検知機能におけるAoD方式で検出する。ここで、上述したように、通信部250は、第2無線通信部208に関する複数のアンテナ252を有している。通信部250は、複数のアンテナ252から、電波つまりBLEビーコンを放射する。端末装置100は、複数のアンテナ252間の距離と、複数のアンテナ252から送信された電波の位相差とに基づいて、複数のアンテナ252が並ぶ方向(図9の矢印D1で示す方向)に対する角度である放射角AoDを算出する。なお、複数のアンテナ252間の距離を示す情報、及び、複数のアンテナ252から電波を送信するタイミングを示す情報は、事前に、端末装置100に知らされているとする。これらの情報は、BLEビーコンに含まれていてもよい。そして、端末装置100は、放射角AoDを示す電波(BLEビーコン等)を、画像処理装置200に送信する。この放射角AoDが、画像処理装置200に対する端末装置100の方向に対応する。これにより、方向情報取得部224は、画像処理装置200の通信部250に対する端末装置100の方向を示す方向情報を取得してもよい。なお、上述したように、通信部250は、左右方向において操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。したがって、放射角AoDは、操作パネル260に対する端末装置100の方向を示し得る。
このようにして、方向情報取得部224は、画像処理装置200の通信部250に対する端末装置100の方向に対応する角度αを取得する。ここで、角度αは、上述した複数のアンテナ252が並ぶ方向(図9の矢印D1で示す方向)に対する、端末装置100の方向の角度(到来角AoA又は放射角AoD)に対応する。そして、上述したように、通信部250は、左右方向において操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。そして、複数のアンテナ252の並ぶ方向は、操作パネル260の左右方向に対応し得る。したがって、角度αは、操作パネル260の左右方向に対する、端末装置100の方向の角度(到来角AoA又は放射角AoD)に対応し得る。
端末位置判定部226は、画像処理装置200に対する端末装置100の相対位置を検出する(ステップS108)。具体的には、端末位置判定部226は、図12に例示するように、距離情報及び方向情報を用いて、画像処理装置200の操作パネル260に対する端末装置100の相対位置を検出する。
図12は、実施の形態1にかかる画像処理装置200と端末装置100との位置関係を説明するための図である。図12に示された画像処理装置200の図は、画像処理装置200を上から見た模式図である。
上述したように、通信部250には、BLEビーコン等の電波を送受信するための複数のアンテナ252が設けられている。したがって、S104の処理で得られる距離情報は、画像処理装置200の通信部250で規定される基準位置P1と端末装置100との間の距離を示し得る。また、S106の処理で得られる方向情報は、画像処理装置200の通信部250で規定される基準位置P1に対する、端末装置100の方向を示し得る。
ここで、図12のように、通信部250と端末装置100とを線Ln1で結ぶとする。なお、線Ln1は、通信部250の基準位置P1と端末装置100の基準位置とを結ぶとする。また、上述したように、通信部250の複数のアンテナ252が、画像処理装置200の正面200aの側から見て左右方向(矢印D1で示す方向)に並んで配置されている。このとき、複数のアンテナ252が並ぶ方向に対する線Ln1の角度αが、画像処理装置200の通信部250に対する端末装置100の方向、つまり方向情報に対応する。また、線Ln1の長さLが、画像処理装置200(通信部250)と端末装置100との間の距離に対応する。
ここで、上述したように、通信部250は、画像処理装置200の左右方向において、操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。したがって、線Ln1の長さが、操作パネル260と端末装置100との間の距離に対応し得る。また、通信部250は、複数のアンテナ252の並ぶ方向が操作パネル260の左右方向に沿うように、配置され得る。したがって、角度αは、操作パネル260の左右方向に対する端末装置100の方向に対応し得る。したがって、実施の形態1にかかる端末位置判定部226は、操作パネル260に対する端末装置100の相対位置を正確に検出することができる。
図10の説明に戻る。端末位置判定部226は、端末装置100の距離情報及び方向情報を用いて、その端末装置100の位置が画像処理装置200に対する所定範囲内であるか否かを判定する(ステップS110,S112)。ここで、「所定範囲」は、画像処理装置200の正面の付近とみなされる領域に対応する。したがって、端末位置判定部226は、S110,S112の処理において、端末装置100の位置(端末位置)が画像処理装置200の正面の付近にあるか否かを判定する。
また、「所定範囲」は、ユーザーが画像処理装置200の操作パネル260を操作可能な位置を含む領域に対応する。つまり、「所定範囲」は、操作パネル260の付近の領域に対応し得る。ここで、「所定範囲」は、画像処理装置200の基準位置に対する方向で規定され得る。また、「所定範囲」は、画像処理装置200の基準位置からの距離で規定され得る。また、「所定範囲」は、画像処理装置200の基準位置に対する方向、及び、基準位置からの距離で規定され得る。なお、上述したように、基準位置は、複数のアンテナ252を有する通信部250の位置によって定められ得る。そして、上述したように、通信部250は、画像処理装置200の左右方向において、操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。したがって、基準位置は、操作パネル260の位置によって定められ得る。
図13は、実施の形態1にかかる画像処理装置200に対する所定範囲を説明するための図である。図13には、画像処理装置200に対する所定範囲Ar1が、破線で囲まれた領域で示されている。所定範囲Ar1は、画像処理装置200の正面200aの方に、規定されている。また、所定範囲Ar1は、通信部250に対応する基準位置P1に対して規定されている。ここで、上述したように、通信部250は、画像処理装置200の左右方向において、操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。したがって、所定範囲Ar1は、操作パネル260に対応する基準位置P1に対して規定されている。
図13の例では、所定範囲Ar1は、基準位置P1からの距離が閾値Lth1以下の領域である。また、所定範囲Ar1は、基準位置P1に対する正面200aからの方向が、角度θ1以上であり角度θ2以下である範囲の領域である。つまり、所定範囲Ar1は、基準位置P1を基準とした、複数のアンテナ252の並ぶ方向(矢印D1で示す方向)に対する方向に対応する角度θrが、角度θ1以上であり角度θ2以下である範囲の領域である。言い換えると、所定範囲Ar1は、θ1≦θr≦θ2を満たすような領域である。なお、Lth、θ1及びθ2は、「所定範囲」が、操作パネル260の付近の領域とみなされるように、適宜、設定され得る。また、Lth、θ1及びθ2は、「所定範囲」が、ユーザーが操作パネル260を操作可能な領域を含むように、適宜、設定され得る。
図13の例では、端末位置判定部226は、端末装置100の距離情報で示される距離Lが閾値Lth以下であり、且つ、端末装置100の方向情報で示される角度αが角度θ1以上であり角度θ2以下であるか否かを判定する。端末位置判定部226は、この判定が真である場合に、端末装置100の位置が所定範囲Ar1内であると判定する。一方、端末位置判定部226は、この判定が偽である場合に、端末装置100の位置が所定範囲Ar1内でないと判定する。
図13の矢印A1で例示するように、端末装置100を所持しているユーザー90が所定範囲Ar1に入っていない場合、端末位置判定部226は、端末装置100の位置が所定範囲Ar1内でないと判定する。一方、図13の矢印A2で例示するように、端末装置100を所持しているユーザー90が、矢印Bで示すように、所定範囲Ar1に移動した場合、端末位置判定部226は、端末装置100の位置が所定範囲Ar1内であると判定する。
図10の説明に戻る。端末位置判定部226は、方向情報で示される方向が所定範囲内であるか否かを判定する(ステップS110)。方向が所定範囲内でない場合(S110のNO)、端末装置100は、操作パネル260の付近に存在していないとみなされ得る。したがって、処理フローはS102に戻る。一方、方向が所定範囲内である場合(S110のYES)、端末位置判定部226は、距離情報で示される距離が予め定められた閾値以下であるか否かを判定する(ステップS112)。距離が閾値以下でない場合(S112のNO)、端末装置100は、操作パネル260の付近に存在していないとみなされ得る。したがって、処理フローはS102に戻る。一方、距離が閾値以下である場合(S112のYES)、端末位置判定部226は、端末装置100が所定範囲内にあると判定する。つまり、端末装置100は、操作パネル260の付近に存在しているとみなされ得る。この場合、制御部240は、ジョブ実行処理を行う(ステップS120)。
なお、図13に例示した所定範囲Ar1は、基準位置P1に対する方向、及び、基準位置P1からの距離で規定されているが、このような構成に限られない。所定範囲Ar1は、基準位置P1からの距離のみによって規定されてもよい。この場合、端末位置判定部226は、端末装置100の距離情報で示される距離Lが閾値Lth以下であるか否かを判定する。端末位置判定部226は、この判定が真である場合に、端末装置100の位置が所定範囲Ar1内であると判定する。一方、端末位置判定部226は、この判定が偽である場合に、端末装置100の位置が所定範囲Ar1内でないと判定する。この場合、S110の処理は省略され得る。
あるいは、所定範囲Ar1は、基準位置P1に対する方向のみによって規定されてもよい。この場合、端末位置判定部226は、端末装置100の方向情報で示される角度αが角度θ1以上であり角度θ2以下であるか否かを判定する。端末位置判定部226は、この判定が真である場合に、端末装置100の位置が所定範囲Ar1内であると判定する。一方、端末位置判定部226は、この判定が偽である場合に、端末装置100の位置が所定範囲Ar1内でないと判定する。この場合、S112の処理は省略され得る。
図11は、実施の形態1にかかる制御部240によって実行されるジョブ実行処理(S120)を示す。制御部240のモード制御部242は、画像処理装置200が省電力モードであるか否かを判定する(ステップS122)。ここで、「省電力モード」とは、画像処理装置200の消費電力を抑制するためのモードである。省電力モードでは、例えば、操作パネル260の表示が消去されてもよい。なお、省電力モードは、操作パネル220のバックライトが消灯される形態で実現されてもよい。また、省電力モードでは、例えば、印刷部210に電力が供給されなくてもよい。また、省電力モードでは、画像処理装置200の制御部240及び印刷部210を待機状態にしてより低い電力供給状態としてもよい。
画像処理装置200が省電力モードである場合(S122のYES)、モード制御部242は、画像処理装置200の省電力モードを解除して、通常モードに移行する(ステップS124)。通常モードでは、画像処理装置200の各デバイスに電力が供給され得る。一方、画像処理装置200が省電力モードでない場合(S122のNO)、モード制御部242は、S124の処理をスキップする。省電力モードを解除することにより、ユーザーが操作パネル260を操作するときに、即座に操作を行うことができる。また、省電力モードを解除することにより、画像処理装置200は、端末装置100を処理しているユーザーが操作パネル260に近づいた場合に、そのユーザーのジョブを即座に実行することができる。
制御部240は、端末装置100に関するジョブがあるか否かを判定する(ステップS126)。具体的には、制御部240は、ジョブ記憶部232に記憶されたジョブ蓄積情報TbJ及び識別情報記憶部234に記憶された識別情報テーブルTbIを参照して、所定範囲内にある端末装置100のユーザーに関するジョブがあるか否かを判定する。さらに具体的には、制御部240は、所定範囲内にある端末装置100の識別情報に対応するユーザーの識別情報に関するジョブが蓄積されているか否かを判定する。
端末装置100に関するジョブがある場合(S126のYES)、制御部240は、そのジョブが認証処理のあるジョブであるか否かを判定する(ステップS130)。具体的には、制御部240は、ジョブ蓄積情報TbJを参照して、認証処理の有無を判定する。ジョブが認証処理のあるジョブでない場合(S130のNO)、印刷制御部246は、後述するS140の処理を実行する。
一方、ジョブが認証処理のあるジョブである場合(S130のYES)、認証制御部244は、認証画面が表示されるように制御を行う(ステップS132)。具体的には、認証制御部244は、操作パネル260に認証画面を表示させるように、制御を行う。認証画面は、ユーザーが認証を行うための画面である。認証処理がパスワードの入力によって行われる場合、認証画面は、ユーザーにパスワードの入力を促すメッセージを表示してもよい。認証処理がIDカードの読み取りによって行われる場合、認証画面は、ユーザーにIDカードを読み取り装置にタッチすることを促すメッセージを表示してもよい。認証処理が指紋認証によって行われる場合、認証画面は、ユーザーに指を指紋読み取り装置に近づけるように促すメッセージを表示してもよい。
認証制御部244は、認証が成功したか否かを判定する(ステップS134)。具体的には、認証制御部244は、ジョブの実行を指示したユーザーについて予め記憶された認証情報と、入力されたユーザーの認証情報とが一致するか否かを判定する。認証制御部244は、ジョブの実行を指示したユーザーについて予め記憶された認証情報と、入力されたユーザーの認証情報とが一致する場合に、認証が成功したと判定する。
認証が成功した場合(ステップS134)、印刷制御部246は、ジョブを実行する(ステップS140)。つまり、印刷制御部246は、ジョブに関する印刷処理を実行する。具体的には、印刷制御部246は、実行すべきジョブに関する印刷データが印刷媒体に形成されるように、印刷部210を制御する。
一方、S126の処理において、端末装置100に関するジョブがない場合(S126のNO)、制御部240は、画像処理のための操作がなされたか否かを判定する(ステップS142)。具体的には、制御部240は、操作パネル260に対して、コピー又はスキャン等の画像処理の操作がなされたか否かを判定する。画像処理のための操作がなされた場合(S142のYES)、制御部240は、操作された内容に対応する画像処理を実行する(ステップS144)。一方、画像処理のための操作がなされなかった場合(S142のNO)、処理は終了する。
上述したように、実施の形態1にかかる画像処理装置200では、通信部250が、画像処理装置200の左右方向において操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。これにより、操作パネル260に対する端末装置100の相対位置を、正確に検出することが可能となる。したがって、操作パネル260に対して規定された所定範囲内に端末装置100が存在するか否かを、正確に判定することができる。つまり、端末装置100が操作パネル260の付近に存在するか否かを、正確に判定することができる。したがって、操作パネル260に対する端末装置100の位置に応じて制御を行うことを、精度よく行うことが可能となる。したがって、ユーザーに対する利便性が向上する。
また、実施の形態1にかかる画像処理装置200では、通信部250が操作パネル260に設けられていてもよい。このような構成により、画像処理装置200の左右方向において、操作パネル260に対応する範囲内に、通信部250を容易に設けることができる。したがって、より確実に、操作パネル260に対する端末装置100の相対位置を正確に検出することができる。したがって、操作パネル260に対して規定された所定範囲内に端末装置100が存在するか否かを、より正確に判定することができる。つまり、端末装置100が操作パネル260の付近に存在するか否かを、より正確に判定することができる。したがって、操作パネル260に対する端末装置100の位置に応じて制御を行うことを、より精度よく行うことが可能となる。したがって、ユーザーに対する利便性がさらに向上する。
また、実施の形態1にかかる画像処理装置200では、画像処理装置200の上下方向において通信部250が操作パネル260の下方に設けられていてもよい。つまり、通信部250は、左右方向において操作パネル260に対する範囲内に設けられており、操作パネル260の下方に設けられていてもよい。このような構成により、操作パネル260に通信部250を設けるスペースがない等の理由により通信部250を操作パネル260に設けることができない場合であっても、画像処理装置200の左右方向において、操作パネル260に対応する範囲内に通信部250を設けることができる。したがって、操作パネル260の構造によらないで、操作パネル260に対する端末装置100の相対位置を正確に検出することができる。したがって、操作パネル260に対して規定された所定範囲内に端末装置100が存在するか否かを、操作パネル260の構造によらないで、正確に判定することができる。つまり、端末装置100が操作パネル260の付近に存在するか否かを、操作パネル260の構造によらないで、正確に判定することができる。したがって、操作パネル260に対する端末装置100の位置に応じて制御を行うことを、操作パネル260の構造によらないで、精度よく行うことが可能となる。したがって、ユーザーに対する利便性がさらに向上する。
また、実施の形態1において、制御部240は、操作パネル260に対する端末装置100の方向が予め定められた所定範囲内にある場合に、画像処理装置200の省電力モードを解除するための処理を行ってもよい。このような構成により、端末装置100の位置が所定範囲内にある場合に、即座に省電力モードを解除することができる。したがって、画像処理装置200が省電力モードである場合であっても、操作パネル260にユーザーが近づいた場合に、ユーザーは、操作パネル260の操作を即座に行うことができる。したがって、ユーザーに対する利便性が向上する。
なお、実施の形態1において、端末装置100に画像処理装置200の方向を表示させるようにしてもよい。これにより、端末装置100のユーザーは、画像処理装置200の位置を把握することができる。このような場合であっても、後述するように、通信部250が左右方向において操作パネル260に対応する範囲内に設けられていることによる効果がある。
端末装置100に画像処理装置200の方向を表示させる場合について説明する。この場合、端末装置100は、画像処理装置200と同様に、方向検知機能を有し得る。この場合、端末装置100は、通信部250と実質的に同様の構成を有する。つまり、端末装置100は、複数のアンテナを有する。そして、画像処理装置200の第2無線通信部208は、BLEビーコンを送信する。端末装置100は、方向検知機能を用いて、端末装置100に対する画像処理装置200の方向を示す方向情報を取得する。
端末装置100は、画像処理装置200から送信されたBLEビーコンについて、端末装置100における電波の受信角度つまり到来角(AoA)を、方向検知機能におけるAoA方式で算出する。このAoAが、端末装置100に対する画像処理装置200の方向に対応する。AoA方式については、上述した方式と実質的に同様であってもよい。すなわち、端末装置100は、複数のアンテナで電波つまりBLEビーコンを受信する。端末装置100は、複数のアンテナ間の距離と、複数のアンテナで受信された電波の位相差とに基づいて、複数のアンテナが並ぶ方向に対する角度である到来角AoAを算出する。この到来角AoAが、端末装置100に対する画像処理装置200の方向に対応する。
あるいは、端末装置100は、端末装置100から送信されるBLEビーコンを用いて、端末装置100に対する画像処理装置200の方向を示す方向情報を取得してもよい。具体的には、画像処理装置200は、端末装置100から送信されたBLEビーコンについて、端末装置100における電波の送信角度つまり放射角(AoD)を、方向検知機能におけるAoD方式で検出する。AoD方式については、上述した方式と実質的に同様であってもよい。すなわち、端末装置100は、上述したように、複数のアンテナを有する。端末装置100は、複数のアンテナから、電波つまりBLEビーコンを放射する。画像処理装置200は、複数のアンテナ間の距離と、複数のアンテナから送信された電波の位相差とに基づいて、複数のアンテナが並ぶ方向に対する角度である放射角AoDを算出する。なお、端末装置100の複数のアンテナ間の距離を示す情報、及び、複数のアンテナから電波を送信するタイミングを示す情報は、事前に、画像処理装置200に知らされているとする。これらの情報は、BLEビーコンに含まれていてもよい。そして、画像処理装置200は、放射角AoDを示す電波(BLEビーコン等)を、端末装置100に送信する。この放射角AoDが、端末装置100に対する画像処理装置200の方向に対応する。
図14は、比較例において、端末装置に画像処理装置の方向を表示させる場合について説明するための図である。比較例にかかる画像処理装置800では、通信部850は、左右方向(矢印Xで示す方向)において操作パネル860に対応する範囲内に設けられていない。つまり、比較例にかかる画像処理装置800では、通信部850は、左右方向において、操作パネル860と離れた位置に設けられている。
矢印B1で示すように、端末装置100が画像処理装置800から十分離れている場合、端末装置100の表示部112に表示される方向表示InDは、画像処理装置800のおおよその方向を示していると言える。そして、端末装置100が画像処理装置800から十分離れている場合は、端末装置100の表示部112には画像処理装置800のおおよその方向を示す方向表示InDが表示されていれば、問題はない。
一方、矢印ArAで示すように、端末装置100を所持するユーザーが画像処理装置800の方に移動して、矢印B2で示すように、端末装置100が画像処理装置800に対して所定距離以上近づいたとする。この場合、表示部112に表示される方向表示InDは、通信部850の方向を示している。ここで、ユーザーにとって、方向表示InDは、操作パネル860といった、画像処理装置800においてユーザーが注目する位置の方向を示すことが望ましいと考えられる。しかしながら、通信部850の位置が画像処理装置800において操作パネル860から離れている場合、方向表示InDの方向は、所望の方向からずれてしまうおそれがある。したがって、比較例では、ユーザーにとって利便性が損なわれるおそれがある。
これに対し、実施の形態1にかかる画像処理装置200では、通信部250は、左右方向において、操作パネル260に対応する範囲内に設けられている。これにより、端末装置100に表示される方向表示InDは、操作パネル260の方向を示すこととなる。したがって、ユーザーは、操作パネル260の方向を適切に把握することができる。したがって、ユーザーにとって利便性が向上する。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2では、操作パネル260がチルト機構を有する点で、実施の形態1と異なる。なお、画像処理システム1及び端末装置100、及び、画像処理装置200のその他の構成については、実施の形態1のものと実質的に同様であるので、説明を省略する。
図15は、実施の形態2にかかる操作パネル260を示す図である。実施の形態2にかかる操作パネル260は、チルト機構270を有する。チルト機構270は、操作パネル260の傾きを調整するための機構である。チルト機構270は、操作パネル260のチルト動作を可能とする。チルト機構270は、操作パネル260の下端に設けられている。
操作パネル260は、チルト機構270によって画像処理装置200の筐体200cに支持されている。これにより、操作パネル260のチルト動作が可能となる。チルト機構270によって、操作パネル260は、矢印T1で示すように、チルト動作を行う。チルト機構270は、例えば、画像処理装置200が、破線、一点鎖線又は二点鎖線で示された位置で、筐体200cに対して傾いた状態で静止するように、構成されていてもよい。なお、チルト機構270は、画像処理装置200が任意の位置で筐体200cに対して傾いた状態で静止するように、構成されていてもよい。
チルト機構270は、画像処理装置200の左右方向(矢印Xで示す方向)に延びるチルト軸を有する。したがって、チルト軸は、矢印T2に延びている。チルト軸は、チルト機構270における回転軸である。操作パネル260は、チルト軸の周りに回転するようにして、チルト動作を行う。
ここで、実施の形態2にかかる通信部250は、複数のアンテナ252の並ぶ方向が、矢印T2で示すようなチルト軸が延びる方向に沿うように、設けられている。この場合、図7に例示した第1の例では、図15において破線で示すように、通信部250Aは、複数のアンテナ252の並ぶ方向が矢印T2で示すようなチルト軸が延びる方向に沿うように、操作パネル260に設けられていてもよい。また、図8に例示した第2の例についても、図15において点線で示すように、通信部250Bは、複数のアンテナ252の並ぶ方向が矢印T2で示すようなチルト軸が延びる方向に沿うように、操作パネル260の下方に設けられていてもよい。なお、説明の便宜上、図15には、通信部250Aと通信部250Bとが示されているが、実際には、通信部250A及び通信部250Bの片方のみが画像処理装置200に設けられていればよいことに、留意されたい。
(変形例)
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述したフローチャートにおける各処理の順序は、適宜、変更可能である。また、上述したフローチャートにおける各処理のうちの1つ以上は、省略され得る。例えば、図10のフローチャートにおいて、S104の処理とS106の処理の順序は逆であってもよいし、S104の処理とS106の処理とが並行して実行されてもよい。また、S112の処理は省略されてもよい。つまり、操作パネル260に対する端末装置100の方向が所定範囲内であれば、端末装置100までの距離に関わらず、S120の処理が実行されてもよい。
また、上述した実施の形態にかかる画像処理装置200は、ジョブを実行中に、誰のジョブを実行しているかを、操作パネル260に表示させるようにしてもよい。また、上述した実施の形態にかかる画像処理装置200の処理は、複数の端末装置100が所定範囲内に存在する場合についても、適用可能である。そして、複数の端末装置100が所定範囲内に存在する場合であっても、画像処理装置200は、誰のジョブを実行中であるかを、操作パネル260に表示させるようにしてもよい。また、操作パネル260に最も近い端末装置100に関するジョブが実行されているか否かに応じて、操作パネル260に表示されるメッセージが異なるようにしてもよい。
図16及び図17は、変形例において複数の端末装置100が操作パネル260の付近に存在する場合に、操作パネル260に表示される画面を例示する図である。図16は、ユーザーAのジョブを実行中に、ユーザーAが操作パネル260の前にいる場合に、操作パネル260に表示される画面Im1を例示する。図16の例では、操作パネル260には、「ユーザーAのジョブを実行中」と表示される。この場合は、操作パネル260を見ているユーザーAは、自身のジョブが実行されていることを把握できる。
一方、図17は、ユーザーAのジョブを実行中に、ユーザーBが操作パネル260の前にいる場合に、操作パネル260に表示される画面Im2を例示する。図17の例では、操作パネル260には、「他のユーザーのジョブを実行中」と表示される。この場合は、操作パネル260を見ているユーザーBは、自身のジョブではないジョブが実行されていることを把握できる。
上述の例において、プログラムは、コンピューターに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピューターに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピューター可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピューター可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリー、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリー技術、CD-ROM、digital versatile disk(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピューター可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピューター可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。
1…画像処理システム、100…端末装置、102…処理部、104…記憶部、106…第1無線通信部、108…第2無線通信部、112…表示部、114…操作部、130…印刷アプリケーション、200…画像処理装置、200a…正面、200b…背面、200c…筐体、202…処理部、204…記憶部、206…第1無線通信部、208…第2無線通信部、210…印刷部、212…表示部、214…操作部、216…給紙トレイ、218…排紙トレイ、222…距離情報取得部、224…方向情報取得部、226…端末位置判定部、230…ジョブ受信部、232…ジョブ記憶部、234…識別情報記憶部、240…制御部、242…モード制御部、244…認証制御部、246…印刷制御部、250…通信部、250a…基板、252…アンテナ、254…ICチップ、260…操作パネル、260a…筐体、262…タッチパネル、264…電源ボタン、270…チルト機構

Claims (5)

  1. 端末装置と通信可能に接続される画像処理装置であって、
    ユーザーからの操作を受け付ける操作パネルと、
    複数のアンテナを有し、前記端末装置と通信を行うために使用される通信部と、
    前記端末装置と前記通信部との間を伝送する電波に基づいて取得された、前記画像処理装置に対する前記端末装置の方向を示す方向情報に応じた制御を行う制御部と、
    を有し、
    前記通信部は、前記画像処理装置の側面のうち前記操作パネルを操作可能な正面の側から見た左右方向において、前記操作パネルに対応する範囲内に設けられている、
    画像処理装置。
  2. 前記通信部は、前記操作パネルに設けられている、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記操作パネルは、前記操作パネルのチルト動作を可能とするチルト機構を有し、
    前記通信部は、前記複数のアンテナの並ぶ方向が前記チルト機構のチルト軸が延びる方向に沿うように、設けられている、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記通信部は、前記画像処理装置の上下方向において前記操作パネルの下方に設けられている、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、前記操作パネルに対する前記端末装置の方向が予め定められた所定範囲内にある場合に、前記画像処理装置の省電力モードを解除するための処理を行う、
    請求項1に記載の画像処理装置。
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