JP2024030680A - 無人走行体 - Google Patents

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【課題】充電直後からの稼働開始を可能とするとともに、充電後のバッテリの電力消費を抑制することが可能な無人走行体の提供にある。【解決手段】走行体本体と、走行体本体に備えられる複数の駆動輪と、駆動輪毎に備えられ、駆動輪を駆動する走行モータ14と、走行モータを制御するコントローラと、走行体本体に収容される充電可能なバッテリ15と、充電装置37が備える充電端子と接続可能であって、バッテリ15の充電のための充電用の端子16と、を有する無人走行体において、コントローラは、充電端子と充電用の端子16の接続によるバッテリ15の充電後に、予め設定した設定経過時間を経過したとき、走行体本体における各部へ電力供給可能な稼働可能状態から走行体本体における各部への電力供給を停止するシャットダウンに移行するように制御する。【選択図】 図3

Description

この発明は、無人走行体に関する。
無人走行体に関係する従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された充電制御システムが知られている。特許文献1に開示された充電制御システムは、バッテリを有し、自律走行しながら芝刈り作業を実行する芝刈機と、バッテリを充電する充電ステーションと、を備える。芝刈機は、芝刈機を通常状態から省電力状態に移行させる遷移部を備える。遷移部は、バッテリの充電が完了したときに、芝刈機を通常状態から省電力状態に移行させる。また、遷移部は、遮断期間が経過したときに、芝刈機を省電力状態から通常状態へ遷移させる。なお、「通常状態」とは、芝刈機が芝刈り作業を実行可能な状態を示す。例えば、「通常状態」とは、バッテリから内部電源回路に電力が供給され、且つ、内部電源回路から芝刈機の各部に電力が供給される状態を示す。「省電力状態」とは、「通常状態」と比較して、芝刈機が消費する電力が少ない状態を示す。例えば、「省電力状態」とは、充電ステーションからバッテリに電力が供給されず、且つバッテリから内部電源回路に電力が供給されない状態を示す。この場合には、内部電源回路から芝刈機の各部に電力が供給されない。
国際公開2020/194383号
しかしながら、特許文献1に開示された充電制御システムの芝刈機では、バッテリの充電が完了したときに、遷移部が芝刈機を通常状態から省電力状態に移行させるため、充電直後に芝刈り作業を開始できないという問題がある。さらに、芝刈機は、遮断期間が経過したときに省電力状態から通常状態へ遷移されるので、芝刈り作業を開始するためには、遷移期間の経過を待たなくてはならない。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、充電直後からの稼働開始を可能とするとともに、充電後のバッテリの電力消費を抑制することが可能な無人走行体の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、走行体本体と、前記走行体本体に備えられる駆動輪と、前記駆動輪を駆動する走行モータと、前記走行モータを制御するコントローラと、前記走行体本体に収容される充電可能なバッテリと、充電装置が備える充電端子と接続可能であって、前記バッテリの充電のための充電用の端子と、を有する無人走行体において、前記コントローラは、前記充電端子と前記充電用の端子の接続による前記バッテリの充電後に、予め設定した設定経過時間を経過したとき、前記走行体本体における各部へ電力供給可能な稼働可能状態から前記走行体本体における各部への電力供給を停止するシャットダウン又はスタンバイ状態に移行するように制御することを特徴とする。
本発明では、バッテリの充電後に、予め設定した設定経過時間を経過したとき、無人走行体は、走行体本体における各部へ電力供給可能な稼働可能状態から走行体本体における各部への電力供給を停止するシャットダウン又はスタンバイ状態に移行する。このため、設定経過時間を経過するまでは、無人走行体を直ちに稼働させることができる。また、充電後に設定経過時間が経過すると、シャットダウン又はスタンバイ状態に移行するので、バッテリの電力消費を抑制することができる。
また、上記の無人走行体において、前記走行体本体は報知器を備え、前記コントローラは、シャットダウン又はスタンバイ状態へ移行する前であることを周囲に報知するように前記報知器を制御する構成としてもよい。
この場合、コントローラは、シャットダウン又はスタンバイ状態へ移行する前であることを周囲に報知するように報知器を制御するので、無人走行体の近くの作業者は、報知器の報知により無人走行体がシャットダウン又はスタンバイ状態へ移行する前であることを認識できる。
また、上記の無人走行体において、シャットダウン又はスタンバイ状態への移行を不能とする移行不能時間帯が予め設定され、前記コントローラは、前記移行不能時間帯ではシャットダウン又はスタンバイ状態へ移行しないように制御する構成としてもよい。
この場合、シャットダウン又はスタンバイ状態への移行を不能とする移行不能時間帯が予め設定されるので、例えば、作業者の都合で、無人走行体をシャットダウン又はスタンバイ状態に移行させたくない時間帯を移行不能時間帯として選択することが可能となる。
また、上記の無人走行体において、前記コントローラは、前記バッテリの充電後に前記設定経過時間を経過したとき、前記走行体本体を前記充電装置から離脱させ、前記走行体本体を前記充電装置から離脱させた後にシャットダウン又はスタンバイ状態に移行するように制御する構成としてもよい。
この場合、バッテリの充電後に設定経過時間を経過したとき、走行体本体が充電装置から離脱されるので、シャットダウン又はスタンバイ状態に移行した無人走行体が充電装置を占有することがない。その結果、充電装置は、無人走行体が充電後に離脱することで別の無人走行体の充電を行うことができる。
また、上記の無人走行体において、前記充電装置は、充電回路部と、前記充電回路部を制御するとともに、前記コントローラと通信可能な充電制御部と、を備え、前記コントローラは、シャットダウン又はスタンバイ状態に移行する前に、前記充電装置をシャットダウンするように前記充電制御部に信号を伝達する構成としてもよい。
この場合、コントローラは、シャットダウン又はスタンバイ状態に移行する前に、充電制御部に信号を伝達し、充電制御部は、充電装置をシャットダウン又はスタンバイ状態に移行する。したがって、無人走行体のバッテリの電力消費を抑制するだけでなく、充電装置のシャットダウン又はスタンバイ状態への移行により、充電装置の電力消費を抑制することができる。
本発明によれば、充電直後からの稼働開始を可能とするとともに、充電後のバッテリの電力消費を抑制することが可能な無人走行体を提供できる。
第1の実施形態に係る無人搬送車の概要を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る無人搬送車の概要を示す側面図である。 第1の実施形態に係る無人搬送車の概略構成図である。 無人搬送車の充電後におけるシャットダウンの制御を示すフロー図である。 第2の実施形態に係る無人搬送車の充電後におけるシャットダウンの制御を示すフロー図である。 第3の実施形態に係る無人搬送車の充電後におけるシャットダウンの制御を示すフロー図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る無人走行体について図面を参照して説明する。無人走行体は、電動で走行する電動無人走行体であり、障害物を回避しつつ自律走行する機能を有する。本実施形態では、無人走行体としての無人搬送車を例示して説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態に係る無人搬送車10は、走行体本体としての円筒形の車体11を備える。車体11の上部には、荷Wの載置を可能とする荷台12が備えられている。車体11の下部には、複数の駆動輪13が備えられている。駆動輪13は全方向移動車輪である。全方向移動車輪とは、駆動輪13の車軸と一体回転するほか、車軸の軸線X方向への移動を可能とする車輪であり、例えば、オムニホイールである。
本実施形態では、車体11には4つの駆動輪13が設けられている。なお、4つの駆動輪13を区別する場合には、第1の駆動輪13A、第2の駆動輪13B、第3の駆動輪13C、第4の駆動輪13Dと表記する。第1の駆動輪13A、第2の駆動輪13Bは車体11における正面側の駆動輪であり、第3の駆動輪13C、第4の駆動輪13Dは車体11における後面側の駆動輪である。
図1、図3に示すように、無人搬送車10は、駆動輪13を回転させるための走行モータ14を備えている。走行モータ14は、駆動輪13毎に設けられる。このため、走行モータ14の数は駆動輪13の数と同じである。4つの走行モータ14を区別する場合には、第1の走行モータ14A、第2の走行モータ14B、第3の走行モータ14C、第4の走行モータ14Dと表記する。
車体11には、蓄電装置としてのバッテリ15が搭載されている。バッテリ15は放電可能な二次電池であり、例えば、リチウムイオン電池である。バッテリ15は、走行モータ14等の電力を必要とする各部と電力配線(図示せず)により接続されている。したがって、バッテリ15の電力は電力配線を通じて車体11の各部に供給される。また、回生時に生じる電力は、電力配線を通じてバッテリ15に蓄えられる。なお、バッテリ15の状態を監視するバッテリ監視回路(図示せず)が備えられている。
本実施形態では、車体11の前部にバッテリ15を充電するための充電用の端子16が備えられている。充電用の端子16は、走行体側電極体としての正極端子17および負極端子18を備えている。正極端子17および負極端子18は、車体11の前部に形成された凹部19に配設されている。このため、正極端子17および負極端子18は障害物と干渉し難い。正極端子17および負極端子18が互いに上下となるように、充電用の端子16は車体11に対して固定されている(図3を参照)。図3に示すように、正極端子17および負極端子18は、電力線21、22を介してバッテリ15が備える端子と接続されている。車体11における充電用の端子16の近傍には光通信部23が備えられている。光通信部23は、後述する充電装置37との光通信による通信を行うためのものである。
車体11は、複数のレーザーレンジファインダ(LRF:光波測距儀)を備えている。レーザーレンジファインダ24は、第1のレーザーレンジファインダ(以下、「第1LRF24」と表記)であり、レーザーレンジファインダ25は、第2のレーザーレンジファインダ(以下、「第2LRF25」と表記)である。第1LRF24および第2LRF25は、レーザーを周辺に照射し、レーザーが当たった部分から反射された反射光を受信することで距離を測定する距離計であり、無人搬送車10の周囲に存在する物体の形状に関する情報を周囲物体として取得することができる。第1LRF24および第2LRF25は、障害物検出センサに相当する。
本実施形態では、水平方向への照射角度を変更しながらレーザーを照射する二次元のレーザーレンジファインダが用いられている。第1LRF24は車体11の正面に固定され、第2LRF25は車体11の後面に固定されており、水平方向においてレーザーをスキャンして、物体に対し方向と距離を点群として検知することができる。車体11の周囲における一定の領域(図示せず)が第1LRF24、第2LRF25により探索される領域である。
図3に示すように、車体11には、車載コントローラ26が搭載されている。車載コントローラ26は、CPU27と、RAMおよびROM等からなる記憶部28と、を備えている。車載コントローラ26は、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する専用のハードウェア、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)を備えていてもよい。車載コントローラ26は、コンピュータプログラムにしたがって動作する1つ以上のプロセッサ、ASIC等の1つ以上の専用のハードウェア回路、あるいは、それらの組み合わせを含む回路として構成し得る。
記憶部28は、処理をCPU27に実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。記憶部28には、無人搬送車10の各部を制御するための種々のプログラムが記憶されている。車載コントローラ26は、例えば、走行モータ14を制御することで、無人搬送車10の進行方向および走行速度を制御することが可能である。
記憶部28には、車体11を制御するための種々のプログラムが記憶されているほか、車体11の移動を行なう移動空間に関する環境地図が記憶されている。環境地図は、車体11が移動空間を移動しながら作成する地図である。無人搬送車10の自己位置推定と環境地図の構築を同時に行なう技術は、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)と称される。記憶部28、即ち、コンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆるものを含む。
本実施形態の車載コントローラ26は、自動走行モード、追従走行モードおよび手動走行モード3つの走行モードから1つの走行モードを選択し、選択された走行モードによって無人搬送車10を走行させる制御を行う。自動走行モードは、目的地までの経路を生成し、無人搬送車10が自動的に目的地まで走行する走行モードである。追従走行モードは、無人搬送車10が追従対象である特定の作業者Hに追従して走行する走行モードである。手動走行モードは、後述する携帯型通信機器35の操作によって無人搬送車10を走行させる制御を行う。また、車載コントローラ26は、時計機能のほか、タイマ機能を有し、時間帯を設定する機能を備えている。
本実施形態の無人搬送車10は、入力操作部29と、無線通信部30と、発光部31と、を備えている。入力操作部29は、無人搬送車10へのデータの入力のテンキー32や無人搬送車10の手動による充電を行うための充電実行ボタン33を備えている。充電実行ボタン33は、充電操作部に相当し、車載コントローラ26と接続されている。バッテリ15の充電が可能な状態では、充電実行ボタン33のON操作によって充電装置37による充電が開始される。
無線通信部30は、無人搬送車10の運行状態や荷Wを取り扱う作業者Hが携行する携帯型通信機器35との無線通信を可能とする。携帯型通信機器35は、例えば、タブレットやスマートフォンである。したがって、携帯型通信機器35は、CPU(図示せず)と、RAMおよびROM等からなる記憶部(図示せず)と、通信部(図示せず)と、を備えている。
携帯型通信機器35には情報表示が可能なディスプレイ36と内蔵スピーカー(図示せず)が備えられている。ディスプレイ36はタッチ操作可能なタッチパネルである。ディスプレイ36および内蔵スピーカーは、報知機能を有する携帯型通信機器35側の報知部に相当する。携帯型通信機器35は、例えば、無人搬送車10を管理するほか荷Wを扱う作業者Hにより携行される。携帯型通信機器35には、無人搬送車10を手動走行モードにおいて操作するための方向操作キー(図示せず)を備えている。手動走行モードでは、携帯型通信機器35を携行する作業者Hは、手動走行モードの無人搬送車10の走行を方向操作キーにより操作できる。
無人搬送車10は、車体11の外周に8個の発光部31を備えている。8個の発光部31は、報知器に相当し、車体11の外周上部において周方向に等間隔で配置され、8方向に向けて発光する。これらの発光部31は、車載コントローラ26と接続されており、車載コントローラ26により制御される。つまり、発光部31は、車体11側の報知機能を備える報知部に相当する。車載コントローラ26は、全ての発光部31あるいは、一部の発光部31を点灯(点滅を含む)するように制御する。なお、車体11は、発光部31以外の報知部としての通知音を発生するブザーを備えてもよい。
本実施形態の車載コントローラ26は、次に説明する充電装置37との通信に基づいて充電制御を行う。無人搬送車10が充電装置37と充電可能な状態で接続されたとき、充電装置37に充電指令を出してバッテリ15に対する充電を行う。
次に、充電装置37について説明する。本実施形態の充電装置37は、路面(床面)に設置されている。充電装置37は、装置本体38と、充電回路部39と、充電側コントローラ40と、充電アーム41と、光通信部42と、を有する。
箱状の装置本体38には、充電回路部39および充電側コントローラ40が収容されている。充電回路部39は、外部電源と配線を介して接続されており、充電アーム41と電気的に接続されている。充電側コントローラ40は、充電制御部に相当し、充電回路部39を制御する。図3に示すように、装置本体38から側方へ突出する棒状の充電アーム41には、充電端子としての正極端子44および負極端子45が備えられている。正極端子44は電力線46を介して充電回路部39と接続され、負極端子45は電力線47を介して充電回路部39と接続されている。正極端子44および負極端子45は、充電装置側電極体に相当する。
充電側コントローラ40は、CPU(図示せず)と、RAMおよびROM等からなる記憶部(図示せず)と、を備えている。充電側コントローラ40は、充電回路部39を制御するほか、光通信部42を制御する。充電アーム41は、装置本体38から側方へ向けて突出している。充電アーム41の先端から正極端子44および負極端子43が露出している。正極端子44は、無人搬送車10の充電用の端子16における正極端子17に接続可能であり、充電用の端子16における負極端子43は負極端子18に接続可能である。充電アーム41、正極端子44および負極端子43は、充電端子に相当する。
光通信部42は、無人搬送車10が充電装置37と接続されたとき、無人搬送車10の光通信部23と対峙して光通信が可能である。車載コントローラ26は、光通信部23、42を介した光通信によって、無人搬送車10のバッテリ15の状態(異常の有無等)を確認できる。つまり、車載コントローラ26は、無人搬送車10および充電装置37がバッテリ15に対して充電可能な充電可能状態であることを検出する。
ところで、本実施形態では、車載コントローラ26は、無人搬送車10のバッテリ15の充電後に、充電用の端子16と充電アーム41が接続された状態であれば、予め設定された設定時間を経過すると、稼働可能状態からシャットダウンに移行するように制御する。図4のフロー図は、充電後にシャットダウンへ移行する制御に関する一連のステップを示す。
車載コントローラ26は、バッテリ15の充電が終了する(ステップS001)と、シャットダウンへ移行することが不可能なシャットダウンが不可能な移行不可能時間帯か否かを判別する(ステップS002)。本実施形態では、バッテリ15の終了は、バッテリ15の満充電されたときのほか、バッテリ15が満充電に至らない充電の終了を含む。移行不可能時間帯は、予め車載コントローラ26に設定され、記憶される。移行不可能時間帯は、例えば、作業者Hの昼休憩時間を含む12時から13時30分とすることで、この時間帯での無人搬送車10のシャットダウンが回避される。
ステップS002において、車載コントローラ26が、現時点で移行不可能時間帯でないと判別すると、車載コントローラ26は無人搬送車10が充電装置37に接続されているか否かを判別する(ステップS003)。ステップS002において、車載コントローラ26が移行不可能時間であると判別するとフローは終了する。このとき、無人搬送車10は移動しない状態であっても稼働可能状態であり、バッテリ15の残量は時間に応じて減少する。
ステップS003において、車載コントローラ26が、無人搬送車10が充電装置37と接続されていると判別すると、次に、充電終了してからの時間が設定経過時間Tを経過したか否かを判別する(ステップS004)。設定経過時間Tは、予め車載コントローラ26に設定され、記憶される。設定経過時間Tは自由に設定することができる。充電後に無人搬送車10が稼働可能状態を維持すると、バッテリ15が充電量は徐々に低下する。設定経過時間Tは、例えば、稼働可能状態のときに満充電時の充電容量100%が充電容量90%まで減少するまでの時間としてもよい。
ステップS004において、車載コントローラ26が、充電終了してからの時間が設定経過時間Tを経過したと判別すると、シャットダウン前の通知を行う(ステップS005)。本実施形態では、シャットダウン前の通知としては、発光部31の点灯(点滅を含む)である。車載コントローラ26は発光部31の点灯を制御する。なお、携帯型通信機器35のディスプレイ36にシャットダウン前である旨を表示したり、内蔵スピーカーからシャットダウン前であることを示す通知音を出したりしてもよい。
ステップS004において、車載コントローラ26が、充電終了してからの時間が設定経過時間Tを経過していないと判別されると、ステップS002へ戻る。例えば、作業者Hが、設定経過時間Tを経過する前に、無人搬送車10を充電装置37から離脱させる操作することで、無人搬送車10がシャットダウンすることなく充電装置37から離脱する。ステップS005におけるシャットダウン前の通知が行われると、車載コントローラ26は、無人搬送車10を車体11の各部へ電力供給可能な稼働可能状態から車体11における各部への電力供給を停止するシャットダウンへ移行させる(ステップS006)。無人搬送車10は、シャットダウンへの移行によりバッテリ15の充電量を可及的に抑制することができる。無人搬送車10がシャットダウンされることでフローは終了する。
次に、本実施形態の無人搬送車10の充電および充電後のシャットダウンについて説明する。稼働可能状態にあり充電が必要となった無人搬送車10は、作業者Hの無人搬送車10に対する操作または携帯型通信機器35の操作によって充電装置37を目指し、充電装置37と接続する。充電装置37との接続は、充電用の端子16と充電アーム41との接続により実現される。充電用の端子16と充電アーム41との接続が完了し、バッテリ15への充電が可能であれば直ちに充電装置37によるバッテリ15の充電を開始する。バッテリ15の充電は、受動充電でもよいし、作業者の充電実行ボタン33の操作で開始してもよい。
バッテリ15の充電容量が100%となり充電が終了すると、車載コントローラ26は現時点で移行不可能時間帯でないか否かを判別する。車載コントローラ26は、移行不可能時間帯でない時間帯であれば、無人搬送車10が充電装置37に接続されているか否かを判別する。無人搬送車10が充電装置37に接続されていると、車載コントローラ26は、充電終了してからの時間が設定経過時間Tを経過したか否かを判別する。充電終了してからの時間が設定経過時間Tを経過している場合、無人搬送車10の発光部31を点灯させるほか、携帯型通信機器35のディスプレイ36に通知を表示したり、通知音を内蔵スピーカーから発生させる。作業者Hは、発光部31の点灯、通知表示および通知音により、シャットダウン前であることを認識できる。
シャットダウン前の通知後には、無人搬送車10は稼働可能状態からシャットダウンへ移行する。このため、無人搬送車10では、充電装置37と接続した状態のままでシャットダウンへの移行によりバッテリ15の電力消費が可及的に抑制される。
本実施形態の無人搬送車10は以下の効果を奏する。
(1)バッテリ15の充電後に、予め設定した設定経過時間Tを経過したとき、無人搬送車10は、車体11における各部へ電力供給可能な稼働可能状態から車体11における各部への電力供給を停止するシャットダウンに移行する。このため、設定経過時間Tを経過するまでは、無人搬送車10を直ちに稼働させることができる。また、充電後に設定経過時間Tが経過すると、シャットダウンに移行するので、バッテリ15の電力消費を抑制することができる。つまり、無人搬送車10によれば、充電直後からの稼働開始を可能とするとともに、充電後のバッテリ15の電力消費を抑制することが可能である。
(2)無人搬送車10は報知器としての複数の発光部31を備え、車載コントローラ26は、複数の発光部31を点灯させ、無人搬送車10が稼働可能状態からシャットダウンへ移行する前であることを周囲に報知する。このため、無人搬送車10の近くの作業者Hは、複数の発光部31の点灯により無人搬送車10がシャットダウンへ移行する前であることを認識できる。
(3)車載コントローラ26には、シャットダウンへの移行を不能とする移行不能時間帯が予め設定されている。車載コントローラ26は、移行不能時間帯では稼働可能状態からシャットダウンへ移行しないように制御する。このため、例えば、作業者Hの都合で、無人搬送車10を稼働可能状態からシャットダウンに移行させたくない時間帯を移行不能時間帯として選択することが可能となる。その結果、バッテリ15の電力消費を抑制でき、しかも、移行不能時間帯ではより利便性に優れた無人搬送車10を実現することができる。
(4)無人搬送車10がシャットダウンする前に、無人搬送車10の発光部31の点灯によりシャットダウンへ移行する旨が通知されるほか、携帯型通信機器35における画面表示および通知音によるシャットダウンへの移行が通知される。その結果、作業者Hは無人搬送車10から離れた位置でもシャットダウンの通知を受けて、無人搬送車10が稼働可能状態からシャットダウンへ移行することを認識できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る無人搬送車について説明する。本実施形態の無人搬送車は、充電後に所定経過時間が経過すると、充電装置から離脱し、充電装置から離れた位置でシャットダウンする点で、第1の実施形態と相違する。本実施形態の無人搬送車は、第1の実施形態と同じ構成であり、第1の実施形態の説明を援用し、共通の符号を用いる。
本実施形態では、車載コントローラ26は、無人搬送車10のバッテリ15の充電後に、充電用の端子16と充電アーム41が接続された状態であれば、予め設定された設定時間を経過すると、無人搬送車10を充電装置37から離脱させる。そして、車載コントローラ26は、充電装置37から離れた位置で無人搬送車10を稼働可能状態からシャットダウンへ移行するように制御する。図5のフロー図は、充電後にシャットダウンへ移行する制御に関する一連のステップを示す。
図5に示すように、ステップS101~S104は、第1の実施形態のステップS001~S004と同一である。ステップS104において、車載コントローラ26は、充電終了してからの時間が設定経過時間Tを経過したと判別すると、無人搬送車10を充電装置37から離脱させる(ステップS105)。具体的には、車載コントローラ26は、充電用の端子16が充電アーム41から離脱するように走行モータ14を制御する。なお、ステップS104において、設定経過時間Tを経過していないと判別されると、ステップS102へ戻る。
無人搬送車10が充電装置37から離脱すると、車載コントローラ26は、無人搬送車10を指定位置で停止させる(ステップS106)。停止位置は、予め車載コントローラ26に設定され、記憶された位置である。なお、停止位置を充電装置37に比較的近い位置とすることが電力消費抑制の点で好ましい。無人搬送車10が指定位置で停止すると、シャットダウン前の通知を行う(ステップS107)。シャットダウン前の通知が完了すると、車載コントローラ26は、無人搬送車10を稼働可能状態からシャットダウンへ移行させる(ステップS108)。無人搬送車10がシャットダウンされることでフローは終了する。
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)~(4)と同等の効果を奏する。また、バッテリ15の充電後に設定経過時間Tを経過したとき、車体11が充電装置37から離脱されるので、シャットダウンに移行した無人搬送車10が充電装置37を占有することがない。その結果、充電装置37は、無人搬送車10が充電後に離脱することでシャットダウンされた無人搬送車10とは別の無人搬送車10の充電を行うことができる。なお、本実施形態では、シャットダウン前の通知を、無人搬送車10が指定位置で停止した後に行うようにしたが、充電装置37から離脱する直前や、離脱中にシャットダウン前の通知を行ってもよい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る無人搬送車について説明する。本実施形態の無人搬送車は、充電後に所定経過時間が経過すると、無人搬送車がシャットダウンに移行する前に、充電装置をシャットダウンするように充電側コントローラに信号を伝達する点で、第1の実施形態と相違する。本実施形態の無人搬送車は、第1の実施形態と同じ構成であり、第1の実施形態の説明を援用し、共通の符号を用いる。
本実施形態では、充電装置37は、無線通信部30と無線通信可能な無線送信部(図示せず)を備えている。車載コントローラ26は、無人搬送車10のバッテリ15の充電後に、予め設定された設定時間を経過すると、充電装置37をシャットダウンするように充電側コントローラ40に信号を伝達する。そして、信号を受けた充電側コントローラ40は、充電装置37から離れた位置で無人搬送車10を稼働可能状態からシャットダウンへ移行するように制御する。図6のフロー図は、充電後にシャットダウンへ移行する制御に関する一連のステップを示す。
図6に示すように、ステップS201~S204、S206、S207は、第1の実施形態のステップS001~S006と同一である。ステップS204において、車載コントローラ26は、充電終了してからの時間が設定経過時間Tを経過したと判別すると、充電装置37をシャットダウンするように充電側コントローラ40に信号を伝達する(ステップS205)。信号の伝達後、車載コントローラ26は、シャットダウン前の通知を行う(ステップS206)。シャットダウン前の通知が完了すると、車載コントローラ26は、無人搬送車10を稼働可能状態からシャットダウンへ移行させる(ステップS207)。無人搬送車10がシャットダウンされることでフローは終了する。なお、信号の伝達を受けた充電側コントローラ40は、無人搬送車10がシャットダウンされる前に、充電装置37をシャットダウンする。
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)~(4)と同等の効果を奏する。また、車載コントローラ26は、無人搬送車10が稼働可能状態からシャットダウンに移行する前に、充電側コントローラ40に信号を伝達し、充電側コントローラ40は、充電装置37をシャットダウンに移行する。したがって、無人搬送車10のバッテリ15の電力消費を抑制するだけでなく、充電装置37のシャットダウンへの移行により、充電装置37の電力消費を抑制することができる。なお、本実施形態では、シャットダウン前の通知を、充電側コントローラ40に信号を伝達した後に行うようにしたが、充電側コントローラ40に信号を伝達する直前にシャットダウン前の通知を行ってもよい。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の第1~第3の実施形態では、無人走行体が充電終了後から所定時間経過したときに稼働可能状態からシャットダウンに移行される場合について説明したが、これに限らない。無人走行体が充電終了後から所定時間経過したときに、稼働可能状態からスタンバイ状態に移行されてもよい。スタンバイ状態では、走行体本体の一部にのみ電力供給されているので、各部への電力供給を停止するシャットダウンと比較してバッテリの電力消費は増大するが、稼働可能状態の電力消費と比較すると、省電力状態であって電力消費は十分に少ない。したがって、スタンバイ状態に移行されても、充電後に充電装置との接続された状態でのバッテリの電力消費に抑制するとともに、充電直後から稼働開始が可能である。
○ 上記の第1~第3の実施形態では、シャットダウンの通知として発光部を点灯するほか、携帯型通信機器での通知表示や通知音発生を例示したが、これらに限定されない。シャットダウンの通知としては、例えば、振動を発生する振動発生器を無人走行体に設け、振動を用いた通知でもよく、報知部は、作業者に対して報知可能な手段であればよい。
○ 上記の第1~第3の実施形態では、充電装置の充電端子が装置本体から側方へ突出する充電アームに備えられ、無人走行体の充電用の端子が走行体本体の凹部に備えられたが、この限りではない。無人走行体の充電用の端子が充電アームのように走行体本体の側方へ突出し、充電装置の充電端子が装置本体から側方へ突出しない構成でもよい。
○ 上記の第1~第3の実施形態では、障害物検出センサとしてのレーザーレンジファインダ(LRF)を例示して説明したが、これに限定されない。障害物検出センサは、例えば、カメラであってもよい。この場合、カメラにより撮影された画像を処理し、障害物を検出するようにすればよい。障害物検出センサは、障害物を検出するほか、充電装置が備える特定形状部を検出し、特定形状部までの距離が計測できればよい。
○ 上記の第1~第3の実施形態では、無人走行体としての無人搬送車を例示して説明したが、これに限らない。無人走行体は、例えば、自律走行可能な警備ロボットでもよく、電動式の無人走行体であって充電可能なバッテリを搭載する走行体であればよい。
10 無人搬送車
11 車体
13(13A、13B、13C、13D) 駆動輪
14(14A、14B、14C、14D) 走行モータ
15 バッテリ
16 充電用の端子
19 凹部
23 光通信部
24 第1LRF
25 第2LRF
26 車載コントローラ
27 CPU
31 発光部
35 携帯型通信機器
37 充電装置
39 充電回路部
40 充電側コントローラ
41 充電アーム
42 光通信部
H 作業者
T 設定経過時間

Claims (5)

  1. 走行体本体と、
    前記走行体本体に備えられる駆動輪と、
    前記駆動輪を駆動する走行モータと、
    前記走行モータを制御するコントローラと、
    前記走行体本体に収容される充電可能なバッテリと、
    充電装置が備える充電端子と接続可能であって、前記バッテリの充電のための充電用の端子と、を有する無人走行体において、
    前記コントローラは、前記充電端子と前記充電用の端子の接続による前記バッテリの充電後に、予め設定した設定経過時間を経過したとき、前記走行体本体における各部へ電力供給可能な稼働可能状態から前記走行体本体における各部への電力供給を停止するシャットダウン又はスタンバイ状態に移行するように制御することを特徴とする無人走行体。
  2. 前記走行体本体は報知器を備え、
    前記コントローラは、シャットダウン又はスタンバイ状態へ移行する前であることを周囲に報知するように前記報知器を制御することを特徴とする請求項1記載の無人走行体。
  3. シャットダウン又はスタンバイ状態への移行を不能とする移行不能時間帯が予め設定され、
    前記コントローラは、前記移行不能時間帯ではシャットダウン又はスタンバイ状態へ移行しないように制御することを特徴とする請求項1又は2記載の無人走行体。
  4. 前記コントローラは、
    前記バッテリの充電後に前記設定経過時間を経過したとき、前記走行体本体を前記充電装置から離脱させ、
    前記走行体本体を前記充電装置から離脱させた後にシャットダウン又はスタンバイ状態に移行するように制御することを特徴とする請求項1又は2記載の無人走行体。
  5. 前記充電装置は、
    充電回路部と、
    前記充電回路部を制御するとともに、前記コントローラと通信可能な充電制御部と、を備え、
    前記コントローラは、シャットダウン又はスタンバイ状態に移行する前に、前記充電装置をシャットダウンするように前記充電制御部に信号を伝達することを特徴とする請求項1又は2記載の無人走行体。
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