JP2024029279A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシレスモータをセンサレス制御するモータ制御装置において、ブラシレスモータの脱調を確実に判定すること。【解決手段】モータ制御装置は、3相を有するブラシレスモータをセンサレス制御する制御部と、ブラシレスモータの脱調の有無を判定する判定部と、を備える。制御部は、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqs、推定d軸、推定q軸指示電圧Vdc、Vqc、及び、推定回転速度ωsに基づいてセンサレス制御を実行する。そして、判定部は、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqs、及び、推定回転速度ωsに基づいて判定電圧Vqjを演算する。そして、判定電圧Vqjと推定q軸指示電圧Vqcとの差である電圧偏差hVが、判定しきい値Hsを超える場合に、脱調の発生を判定する。例えば、判定部は、判定しきい値Hsを、推定回転速度ωsが大きいほど、大きくなるように決定する。【選択図】図2

Description

本開示は、モータ制御装置に関する。
特許文献1には、電流検出器や電圧検出器の増設を不要にした簡易な構成で脱調検出を行うことを目的に、以下のことが記載されている。モデル電圧演算部10は、PMモータ2の電圧方程式を基にしたPMモータモデルを使って、PMモータの速度指示の速度と電流指示のdq軸電流からdq軸モデル電圧vd*、vq*を求め、脱調判定部11は、モデル電圧とインバータの電圧指示vd、vqの比較によりPMモータの脱調の有無を判定する。また、モデル電圧を演算する際にPMモータの電流指示に代えてdq軸電流検出値を用いることができる。更に、q軸成分のモデル電圧のみを使って脱調判定をすることができる。
ブラシレスモータが適正に作動している場合には、同期速度(交流電流を印加した際の磁界の回転速度)と実際の回転子の回転速度とが等しい状態(同期状態)である。モータに対する負荷が過大になると、同期速度と実際の回転速度とが一致しなくなる状態(脱調状態)が生じ得る。脱調状態では、速度指示(「目標回転速度」ともいう)と、実際の回転速度との間にズレ(誤差)が発生する。特許文献1では、脱調の判定において、上記モデル電圧が、速度指示(目標回転速度)から算出されるため、該判定に誤差が生じることがある。
特開2010-252503号公報
本発明の目的は、ブラシレスモータをセンサレス制御するモータ制御装置において、ブラシレスモータの脱調が確実に判定され得るものを提供することである。
本発明に係るモータ制御装置(MS)は、3相を有するブラシレスモータ(BM)をセンサレス制御する制御部(BC)と、前記ブラシレスモータ(BM)の脱調の有無を判定する判定部(BH)と、を備える。
本発明に係るモータ制御装置(MS)では、前記制御部(BC)は、推定d軸、推定q軸出力電流(Ids、Iqs)、推定d軸、推定q軸指示電圧(Vdc、Vqc)、及び、推定回転速度(ωs)に基づいて前記センサレス制御を実行する。そして、前記判定部(BH)は、前記推定d軸、推定q軸出力電流(Ids、Iqs)、及び、前記推定回転速度(ωs)に基づいて判定電圧(Vqj)を演算し、前記判定電圧(Vqj)と前記推定q軸指示電圧(Vqc)との差である電圧偏差(hV)が、判定しきい値(Hs)に達する場合に、前記脱調の発生を判定する。例えば、前記判定部(BH)は、前記判定しきい値(Hs)を、前記推定回転速度(ωs)が大きいほど、大きくなるように決定する。
本発明に係るモータ制御装置(MS)では、前記判定部(BH)は、前記ブラシレスモータ(BM)は脱調しておらず、前記推定回転速度(ωs)で回転していると仮定して、前記判定電圧(Vqj)を決定する。詳細には、前記判定部(BH)は、前記推定q軸出力電流(Iqs)に基づいて、前記ブラシレスモータ(BM)での電圧降下に相当する第1成分(Sv1=R・Iqs)を演算し、前記推定回転速度(ωs)、及び、前記推定d軸出力電流(Ids)に基づいて、前記ブラシレスモータ(BM)での逆起電圧に相当する第2成分(Sv2=ωs(φ+Ld・Ids))を演算し、前記判定電圧(Vqj)を、前記第1成分(Sv1)と前記第2成分(Sv2)との和(Vqj=Sv1+Sv2)として決定する。
上記構成によれば、ブラシレスモータBMの脱調判定に、推定回転速度ωsが採用されるとともに、電圧偏差hVが、脱調の程度を適切に表現する状態量として決定される。これにより、判定精度が向上され、確実な判定が実行される。
モータ制御装置MSの実施形態を説明するためのブロック図である。 判定部BHを説明するためのブロック図である。
<構成部材等の記号、及び、値の大小関係の表現>
以下の説明において、「BM」等の如く、同一記号を付された構成部材、演算処理、信号、特性、及び、値は、同一機能のものである。加えて、各種状態量(Hs、hV等)の値についての大小関係は、それらの大きさ(絶対値)に基づいて表現される。電流、電圧等は、モータの回転方向に応じて、正負(+/-)の符号が付される。例えば、モータが正転方向に駆動される場合には正符号が付され、モータが逆転方向に駆動される場合には負符号が付される。つまり、モータの回転方向で、状態量の符号が異なる。更に、電圧偏差hVは判定電圧Vqjと推定q軸指示電圧Vqcとの差分として演算されるが、電圧偏差hVの演算方法によって符号が逆になる。つまり、「hV=Vqj-Vqc」で演算される場合と、「hV=Vqc-Vqj」で演算される場合とでは、電圧偏差hVの符号は逆になる。このため、以下の説明では、説明の煩雑さが回避されるよう、値の大小(又は、高低)については、値の絶対値(大きさ)を基準として表現する。
<モータ制御装置MSの実施形態>
図1のブロック図を参照して、モータ制御装置MSの実施形態について説明する。ブラシレスモータBMは、U相、V相、及び、W相の3相のコイルが設けられる同期モータである。ブラシレスモータBMは、モータ制御装置MSによって制御(駆動)される。ブラシレスモータBMには、センサレス型のものが採用される。このため、ブラシレスモータBMの回転子の位置(即ち、回転角)を検出する位置センサ(回転角センサ)が備えられていない。
ブラシレスモータBMを駆動するモータ制御装置MSは、制御部BC、及び、判定部BHにて構成される。
≪制御部BC≫
ブラシレスモータBMはセンサレス型であるため、制御部BCでは、センサレス制御(「センサレスベクトル制御」ともいう)が実行される。センサレス制御は、公知のモータ駆動方法である(例えば、特開2008-011616号公報、特開2019-208329号公報、特開2022-110307号公報を参照)。以下、制御部BCについて、簡単に説明する。
制御部BCでは、d軸成分の電流とd軸に直交するq軸成分の電流とがベクトル制御されることで、ブラシレスモータBMが駆動される。「d軸、q軸」は、ベクトル制御の回転座標(「d-q座標」ともいう)における制御軸である。「d軸」は永久磁石の磁束軸の方向に延び、「q軸」はトルク方向に延びる。ここで、d軸とq軸とは直交している。回転角センサを有するブラシレスモータでは、実際のd軸、実際のq軸(「実d軸、実q軸」、或いは、「真のd軸、真のq軸」ともいう)が、回転角センサの検出結果(即ち、回転角)によって識別される。
センサレス型ブラシレスモータBMには、回転角センサが備えられないため、d軸、及び、q軸が推定されて、ベクトル制御(即ち、センサレスベクトル制御)が実行される。センサレス制御において、回転座標のd軸として推定される制御軸が、「推定d軸(又は、仮想d軸)」と称呼される。また、回転座標のq軸として推定される制御軸が、「推定q軸(又は、仮想q軸)」と称呼される。実d軸、実q軸の関係と同様に、推定d軸と推定q軸とは直交している。なお、実d軸、実q軸と、推定d軸、推定q軸との誤差が、「軸誤差Δθ(角度誤差)」と表記される。
推定d軸、推定q軸における電流指示値が、「推定d軸、推定q軸指示電流Idc、Iqc」と称呼される。そして、推定d軸、推定q軸指示電流Idc、Iqcに対応して、推定d軸、推定q軸にて発生される電流が、「推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqs」と称呼される。推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsは、3相の検出電流Ius、Ivs、Iws(U相、V相、W相検出電流)に基づいて推定される。推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsは、「推定d軸、推定q軸推定電流Ids、Iqs(又は、推定d軸、推定q軸応答電流Ids、Iqs)」とも称呼される。
制御部BCは、指示電流演算ブロックIC、指示電圧演算ブロックVC、第1座標変換ブロックZC、第2座標変換ブロックZS、及び、速度推定ブロックWSにて構成される。
指示電流演算ブロックICでは、指示回転速度ωc(モータ回転速度の目標値)、及び、推定回転速度ωs(モータ回転速度の推定値)に基づいて、推定d軸、推定q軸指示電流Idc、Iqcが演算される。具体的には、指示電流演算ブロックICでは、指示回転速度ωcから、速度推定ブロックWSにて算出される推定回転速度ωsが減算される。そして、演算結果「ωc-ωs」(「回転速度誤差Δω」という)に基づいて、推定d軸出力電流Idsが追従すべき推定d軸指示電流Idcが決定される。また、指示電流演算ブロックICでは、推定d軸指示電流Idc等に基づいて推定q軸出力電流Iqsが追従すべき推定q軸指示電流Iqcが演算される。つまり、回転速度誤差Δωが「0」になり、推定回転速度ωsが指示回転速度ωcに一致するように、推定d軸、推定q軸における指示電流Idc、Iqcが演算される。指示電流演算ブロックICは、推定回転速度ωsを指示回転速度ωcに一致するための処理であり、「速度制御器(回転速度を制御するためのコントローラ)」として機能する。
指示電圧演算ブロックVCでは、推定d軸、推定q軸指示電流Idc、Iqc(目標値)、及び、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqs(出力値)に基づいて、推定d軸、推定q軸指示電圧Vdc、Vqc(目標値)が演算される。指示電圧演算ブロックVCでは、推定d軸、推定d軸における電流誤差「Iqc-Iqs」、「Idc-Ids」が共に「0」になり、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsが、推定d軸、推定q軸指示電流Idc、Iqcに一致するように、推定d軸、推定q軸における指示電圧Vdc、Vqcが演算される。指示電圧演算ブロックVCは、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsを、推定d軸、推定q軸指示電流Idc、Iqcに一致するための処理ブロックであるため、「電流制御器(推定電流を制御するためのコントローラ)」として機能する。
第1座標変換ブロックZCでは、推定d軸、推定q軸指示電圧Vdc、Vqc(目標値)に基づいて、U相、V相、W相指示電圧Vuc、Vvc、Vwc(目標値)が演算される。具体的には、推定d軸、推定q軸指示電圧Vdc、Vqcが、速度推定ブロックWSにて演算される推定回転角θsに基づいて、2相から3相に座標変換されることで、U相、V相、W相指示電圧Vuc、Vvc、Vwcが決定される。U相、V相、W相指示電圧Vuc、Vvc、Vwcは、インバータINVに出力される。
インバータINVでは、U相、V相、W相指示電圧Vuc、Vvc、Vwcに基づいて、PWM制御(パルス幅変調制御)によって、ブラシレスモータBMに給電が行われ、ブラシレスモータBMが駆動される。具体的には、U相、V相、W相指示電圧Vuc、Vvc、Vwcに応じてパルス幅変調された信号が決定される。そして、該信号に応じて、スイッチング素子(MOS-FET、IGBT等)が制御されて、ブラシレスモータBMへのU相、V相、W相供給電流Ius、Iuv、Iws(「検出電流」ともいう)が調整される。つまり、U相、V相、W相指示電圧Vuc、Vvc、Vwcの結果として、U相、V相、W相供給電流Ius、Iuv、Iwsが制御される。
インバータINVからブラシレスモータBMに供給されるモータ電流Ius、Iuv、Iwsを検出するよう、電流センサIAが設けられる。U相、V相、W相供給電流Ius、Iuv、Iwsの位相差は既知であるため、電流センサIAによって、3相のうちの2相の供給電流(例えば、U相検出電流Ius、及び、V相検出電流Ivs)が検出され、残りの1相の供給電流(例えば、W相検出電流Iws)が推定されてもよい。つまり、電流センサIAによって、3相のうちの少なくとも2相の供給電流が検出されることによって、3相に実際に供給される電流が検出される。
第2座標変換ブロックZSにて、U相、V相、W相検出電流Ius、Iuv、Iwsに基づいて、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsが演算される。具体的には、検出電流Ius、Iuv、Iwsが、速度推定ブロックWSにて演算される推定回転角θsに基づいて、3相から2相に座標変換されることで、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsが決定される。ここで、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqs(出力値)は、推定d軸、推定q軸指示電流Idc、Iqc(入力値であり、目標値)に対応している。
速度推定ブロックWSにて、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsに基づいて、推定回転速度ωs、及び、推定回転角θsが演算される。速度推定ブロックWSでは、先ず、推定回転速度ωsが演算される。そして、推定回転速度ωsが積分されて、推定回転角θsが決定される。推定回転速度ωsの演算には、電流引き込み方式、高調波重畳方式、磁束オブザーバ方式、拡張誘起電圧方式等、公知の方法が採用される。
例えば、速度推定ブロックWSでは、吹出部XWSに示すように、軸誤差Δθが「0(目標値)」に追従するように制御される際のPLL制御の制御量が推定回転速度ωsとして決定される。ここで、PLL制御(Phase Locked Loop)では、入力される周期的な信号を元にフィードバック制御が加えられ、別の発振器から位相が同期した信号が出力される。
軸誤差Δθの目標値は「0」にされているので、軸誤差Δθが、PLL制御ブロックに入力される。PLL制御ブロックでは、軸誤差Δθに比例ゲインKpが乗算されて、比例項が演算される。また、軸誤差Δθが時間積分され、積分ゲインKiが乗算されて、積分項が演算される。そして、比例項と積分項との和が、推定回転速度ωsとして決定される(即ち、「ωs=Kp・Δθ+Ki・∫Δθ・dt」)。更に、推定回転速度ωsが時間積分されて、推定回転角θsが決定される(即ち、「θs=∫ωs・dt」)。
例えば、速度推定ブロックWSでは、回転速度に基づいて、軸誤差Δθ(実q軸と推定q軸との角度誤差)の演算方法が使い分けられる。回転速度が小さい場合(低速時)には、高調波重畳方式に基づいて軸誤差Δθが決定される。高調波重畳方式(「外乱重畳方式」ともいう)では、パルス(又は、正弦波)の高周波電圧が推定d軸指示電圧Vdcに重畳(印加)される。そして、このときの推定q軸出力電圧Iqsの高周波成分の振幅変化に基づいて、軸誤差Δθが推定される。
これに対して、回転速度が大きい場合(高速時)には、拡張誘起電圧方式に基づいて軸誤差Δθが演算される。拡張誘起電圧方式では、電圧と電流から誘起電圧が推定されることによって、軸誤差Δθ(角度誤差)が演算される。具体的には、推定回転速度ωs(演算周期における前回値)、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqs、及び、推定d軸、推定q軸指示電圧Vdc、Vqcに基づいて、軸誤差Δθが推定される。
速度推定ブロックWSにて演算された推定回転速度ωsは、指示電流演算ブロックIC、及び、判定部BHに入力される。また、速度推定ブロックWSにて演算された推定回転角θsは、第1、第2座標変換ブロックZC、ZSに入力される。
≪判定部BH≫
判定部BHでは、ブラシレスモータBMにおける脱調の有無が判定される。回転角センサを有するブラシレスモータでは、回転角の情報に基づいて、常時、トルク発生に最適なコイル相が決定されるため、脱調(回転磁界と永久磁石を有する回転子との非同期)は生じない。しかし、回転角センサを有しないブラシレスモータでは、回転磁界と回転子との同期が推定によって行われるため、高負荷時、負荷の急変時等で、脱調が発生することがある。
判定部BHでは、推定回転速度ωs、推定q軸指示電圧Vqc、及び、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsに基づいて、脱調発生の有無が判定される。そして、脱調の発生が判定されると、判定信号Fdが、指示電流演算ブロックICに向けて出力される。例えば、判定信号Fdは、制御フラグ(「判定フラグ」ともいう)として送信される。具体的には、判定フラグFdでは、「0」によって脱調が発生していないことが表され、「1」によって脱調が発生したことが表される。従って、「Fd=0」から「Fd=1」に遷移する時点(対応する演算周期)が、脱調の発生時点である。
制御部BCの指示電流演算ブロックICでは、判定フラグFdに基づいて、脱調状態を回復する処理が実行される。例えば、「Fd=1」が受信された時点から、指示回転速度ωcが減少される。
<判定部BHの詳細>
図2のブロック図を参照して、判定部BHの詳細について説明する。判定部BHには、推定回転速度ωs、推定q軸指示電圧Vqc、及び、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsが入力される。判定部BHでは、推定回転速度ωs、及び、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsから算出される判定電圧Vqjと推定q軸指示電圧Vqcとの偏差hV(電圧偏差)が演算される。そして、該電圧偏差hVが、判定しきい値Hsと比較されることによって、ブラシレスモータBMの脱調の有無が判定される。
判定部BHは、判定電圧演算ブロックVJ、電圧偏差演算ブロックHV、判定しきい値演算ブロックHS、及び、判定処理ブロックHNにて構成される。
判定電圧演算ブロックVJでは、推定回転速度ωs、及び、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsに基づいて、判定電圧Vqjが演算される。「判定電圧Vqj」は、ブラシレスモータBMが脱調しておらず、推定回転速度ωsにて回転していると仮定される場合に、推定q軸に対して付与されるべき電圧である。具体的には、判定電圧Vqjは、式(1)に基づいて決定される。
Vqj=R・Iqs+ωs・(φ+Ld・Ids) …式(1)
ここで、「R」はブラシレスモータBMの抵抗値(ノミナル値)を、「φ」はブラシレスモータBMの鎖交磁束(ノミナル値)を、「Ld」はブラシレスモータBMのd軸インダクタンス(ノミナル値)を、夫々表す。ここで、「ノミナル値」は、実測データの平均値である。
式(1)の第1項Sv1(=「R・Iqs」)は、推定q軸出力電流Iqsが通電された場合のブラシレスモータBMにおける電圧降下に相当する。また、式(1)の第2項Sv2(=「ωs・(φ+Ld・Ids)」)は、推定回転速度ωsで回転している場合のブラシレスモータBMにおける逆起電圧に相当する。従って、判定電圧Vqjの演算では、推定q軸出力電流Iqsに基づいて、ブラシレスモータBMでの電圧降下に相当する第1項Sv1(「第1成分」ともいう)が演算される。また、推定回転速度ωs、及び、推定d軸出力電流Idsに基づいて、ブラシレスモータBMでの逆起電圧に相当する第2項Sv2(「第2成分」ともいう)が演算される。そして、第1成分Sv1と第2成分Sv2との和が、判定電圧Vqjとして決定される。
電圧偏差演算ブロックHVにて、判定電圧Vqj、及び、推定q軸指示電圧Vqcに基づいて、判定電圧Vqjと推定q軸指示電圧Vqcとの差である電圧偏差hVが演算される。例えば、電圧偏差hVは、式(2)に基づいて決定される。
hV=Vqj-Vqc …式(2)
上述するように、判定電圧Vqjは、脱調が非発生で、ブラシレスモータBMが推定回転速度ωsにて適切に作動している状態での、推定q軸指示電圧Vqcに対応する電圧である。従って、判定電圧Vqjと推定q軸指示電圧Vqcとの差分である電圧偏差hVは、脱調の程度(度合い)を表す状態量(状態変数)である。従って、ブラシレスモータBMの脱調の程度(指示回転速度ωcと実際のモータ回転速度との差)が大きいほど、電圧偏差hVは大きく演算される。
例えば、ブラシレスモータBMが脱調せずに、センサレス制御にて適切に駆動されている状態(即ち、推定回転速度ωsが実際のモータ回転速度に略一致している状態)では、推定q軸指示電圧Vqcと判定電圧Vqjとは等しくなる。従って、該状態では、電圧偏差hVは「0」である。これに対し、ブラシレスモータBMが脱調し、完全にその回転が停止した状態(即ち、推定回転速度ωsは生じているが、実際の回転速度が「0」である状態)では、推定q軸指示電圧Vqcには、逆起電圧に相当する第2成分Sv2が含まれない。このため、電圧偏差hVは、第2成分Sv2に一致する。従って、ブラシレスモータBMが脱調し、実際のモータ回転速度が「0」である場合には「hV=ωs・(φ+Ld・Ids)=Sv2」が演算される。つまり、電圧偏差hVの最大値は第2成分Sv2であり、電圧偏差hVは、「0」から第2成分Sv2の範囲で変化する。
判定しきい値演算ブロックHSにて、推定回転速度ωsに基づいて、判定しきい値Hsが演算される。「判定しきい値Hs」は、脱調の有無を判定するためのしきい値である。判定しきい値Hsを演算するための特性である演算マップZhsは、推定回転速度ωsに対する判定しきい値Hsの特性として、予め設定されている。そして、該特性Zhsは、モータ制御装置MS内のマイクロプロセッサに記憶されている。判定しきい値Hsは、予め設定された演算マップZhsに従って、推定回転速度ωsが大きいほど、大きくなるように決定される。
上述するように、ブラシレスモータBMが適正に作動している場合(即ち、脱調の非発生時)には、判定電圧Vqjと推定q軸指示電圧Vqcとは等しいので、電圧偏差hVは「0」に決定される。しかしながら、モータ制御装置MSにおいて、電流センサIAの検出結果Ius、Ivs、Iws(電流検出値)にはバラツキ(誤差)が含まれる。同様に、ブラシレスモータBMにおいても、抵抗値R、鎖交磁束φ、及び、d軸、q軸のインダクタンスLd、Lq(誘導係数)にはバラツキが存在する。更に、電流センサIAの検出値(Ius等)、及び、ブラシレスモータBMの特性(R、φ等)は、温度等によって変動する。そこで、ブラシレスモータBMが脱調していない状態(即ち、「hV=0」の状態)において、センサレス制御に含まれる誤差Esの特性Zesが予め算出される。該誤差Esが「定常誤差」と称呼され、その特性Zesが「定常誤差特性」と称呼される。定常誤差Esは、電流センサIAの検出値、ブラシレスモータBMの特性等の誤差(バラツキ、変動)に起因して、センサレス制御に定常的に含まれる誤差である。
定常誤差Esの最大値(最悪値)が、上記バラツキと温度条件との組み合わせにおいて、モータ回転速度をパラメータにして、モータ回転速度毎に決定される。そして、モータ回転速度に対して、定常誤差Esの最大値がプロットされて、定常誤差特性Zesが設定される。つまり、定常誤差Esは、横軸(推定回転速度ωsの軸)と定常偏差特性Zesとで囲まれた範囲Hes(「定常誤差範囲」という)で発生する。
判定しきい値Hsを演算するための演算マップZhsは、定常誤差特性Zesよりも、常に大きくなるように設定される。具体的には、定常誤差特性Zesに対して、所定のマージン(余裕値)が加算されて、演算マップZhsが設定される。これにより、例えば、推定回転速度ωsが値ω1である場合には、演算マップZhsに応じた判定しきい値Hsは、余裕値mjだけ、定常誤差特性Zesに応じた定常誤差Esよりも大きくなるように演算される。判定しきい値Hsが、定常誤差Esの範囲Hes(定常誤差範囲)に含まれることがないため、脱調が正確に判定され得る。
定常誤差特性Zesでは、モータ回転速度が高いほど、定常誤差Esは大きくなる。判定しきい値Hsが定常誤差Esの誤差範囲に含まれることが効率的に回避されるよう、演算マップZhsは、推定回転速度ωsが大きいほど、大きくなるように設定される。更に、演算マップZhsには、上限値hxが設けられる。また、演算マップZhsには、推定回転速度ωsが低い場合には脱調判定が制限されるよう、下限速度ωoが設けられる。つまり、推定回転速度ωsが下限速度ωo未満である場合には脱調に係る判定は実行されない。ここで、「上限値hx」、及び、「下限速度ωo」は、予め設定された所定値(定数)である。
判定処理ブロックHNにて、電圧偏差hVと判定しきい値Hsとの比較に基づいて、脱調の有無が判定される。該判定が、「脱調判定」と称呼される。判定処理ブロックHNでは、「電圧偏差hVが判定しきい値Hsに達しているか、否か」に基づいて脱調判定が行われる。具体的には、電圧偏差hVが判定しきい値Hs未満である場合には、脱調の発生は否定される。一方、電圧偏差hVが判定しきい値Hs以上である場合には、このことが初めて満足された時点(対応する演算周期)から、該状態(即ち、電圧偏差hVが判定しきい値Hsに達した状態)が継続されている時間Tx(「継続時間」という)がカウントされる。そして、「hV≧Hs」である状態の継続時間Txが判定時間txに達した場合に、脱調の発生が肯定される。ここで、「判定時間tx」は予め設定された所定値(定数)である。判定処理ブロックHNでは、脱調発生が否定される場合には「Fd=0」が出力され、脱調発生が肯定される場合には「Fd=1」が出力される。
判定しきい値Hsの決定方法についてまとめる。判定しきい値Hsは、推定回転速度ωs、及び、予め設定された演算マップZhsに基づいて演算される。判定しきい値Hsは、演算マップZhsに従って、推定回転速度ωsが大きい(高い)ほど、大きくなるように決定される。演算マップZhsは、定常誤差特性Zesよりも大きくなるように設定される。これにより、判定しきい値Hsは、センサレス制御に含まれる定常誤差Esよりも、常に大きくなるように決定される。結果、脱調判定において、定常誤差Esの影響が低減される。
<実施形態のまとめ>
以下、モータ制御装置MSの実施形態についてまとめる。
モータ制御装置MSには、3相を有するブラシレスモータBMをセンサレス制御する制御部BCと、ブラシレスモータBMの脱調の有無を判定する判定部BHと、が備えられる。制御部BCでは、
推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqs、推定d軸、推定q軸指示電圧Vdc、Vqc、及び、推定回転速度ωsに基づいて、センサレス制御が実行される。ここで、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsは、3相のうちの少なくとも2相の検出電流(即ち、検出電流Iua、Iva、Iwaのうちの少なくとも2つ)から演算される。推定d軸、推定q軸指示電圧Vdc、Vqcは、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsに基づいて決定される。推定回転速度ωsは、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqsに基づいて決定される。
判定部BHでは、推定d軸、推定q軸出力電流Ids、Iqs、及び、推定回転速度ωsに基づいて判定電圧Vqjが演算される。そして、判定電圧Vqjと推定q軸指示電圧Vqcとの差である電圧偏差hVが、判定しきい値Hsに達する場合(即ち、電圧偏差hVが判定しきい値Hs以上になる場合)に、脱調の発生が判定される。判定しきい値Hsは、推定回転速度ωsが大きいほど、大きくなるように決定される。脱調判定に用いられる判定電圧Vqjが、推定回転速度ωsに基づいて演算されるので、判定誤差が低減される。
判定部BHでは、ブラシレスモータBMは脱調しておらず、推定回転速度ωsで回転していると仮定して、判定電圧Vqjが決定される。詳細には、判定電圧Vqjは、ブラシレスモータBMでの電圧降下に相当する第1成分Sv1とブラシレスモータBMでの逆起電圧に相当する第2成分Sv2との和として演算される(即ち、「Vqj=Sv1+Sv2」)。ここで、第1成分Sv1は、推定q軸出力電流Iqsに基づいて算出される(具体的には、「Sv1=R・Iqs」)。また、第2成分Sv2は、推定回転速度ωs、及び、推定d軸出力電流Idsに基づいて算出される(具体的には、「Sv2=ωs・(φ+Ld・Ids)」)。
判定電圧Vqjは、脱調が発生していない状態で、且つ、モータ回転速度が推定回転速度ωsである状態に対応するように決定される。従って、判定電圧Vqjと推定q軸指示電圧Vqcと差分である電圧偏差hVは、脱調の程度(大きさ)を表している。詳細には、電圧偏差hVでは、逆起電圧に相当する第2成分Sv2の変化に応じて、脱調の程度が表現される。例えば、ブラシレスモータBMが正常に駆動されている場合(即ち、脱調の非発生時)には、電圧偏差hVは「0」に決定される。これに対して、ブラシレスモータBMが完全に停止している場合(即ち、モータ回転速度が「0」である場合)が、脱調における最悪状態である。該最悪状態では、逆起電圧は発生しないので、電圧偏差hVは第2成分Sv2に等しく決定される。上記構成によって、センサレス型ブラシレスモータBMの脱調度合いが適切に表現されるので、確実な脱調判定が実行される。
判定部BHでは、判定しきい値Hsを演算するための演算マップZhsが、センサレス制御に含まれる誤差Esの特性Zes(定常誤差特性)よりも大きくなるように設定される。これにより、判定しきい値Hsは、常に、定常誤差Esよりも大きい値に演算される。つまり、判定しきい値Hsは、定常誤差範囲Hesには含まれず、その外側で決定される。これにより、脱調判定において、定常誤差Esの影響が回避される。
定常誤差特性Zesでは、定常誤差Esは、モータ回転速度の増加に伴って増加する。加えて、脱調度合いを表す第2成分Sv2は推定回転速度ωsに応じて変化する。このため、判定しきい値Hsを演算するための演算マップZhsでは、推定回転速度ωsが大きいほど、判定しきい値Hsは大きな値として決定される。これにより、判定しきい値Hsが、定常誤差範囲Hesを効率的に避けることができるとともに、脱調判定が適切に実行され得る。
判定部BHでは、推定回転速度ωsが予め設定された所定速度ωo未満である場合には、脱調判定の実行が禁止される。モータ回転速度が低い場合には、推定回転速度ωsの精度が確保され難い。また、モータ回転速度が低い場合には、それが高い場合に比較して、脱調発生の蓋然性は低い。このため、「ωs<ωo」の場合には、脱調判定が実行されない。これにより、脱調判定の信頼性が向上される。
BM…ブラシレスモータ(センサレス型)、MS…モータ制御装置、BC…制御部(BMをセンサレス制御により駆動する部位)、BH…判定部(脱調判定を実行する部位)、IA…電流センサ、Iua、Iva、Iwa…U相、V相、W相検出電流、Idc、Iqc…推定d軸、推定q軸指示電流、Ids、Iqs…推定d軸、推定q軸出力電流、Vdc、Vqc…推定d軸、推定q軸指示電圧、ωc…指示回転速度、ωs…推定回転速度、Vqj…判定電圧、hV…電圧偏差(VqjとVqcとの差)、Hs…判定しきい値、Zhs…演算マップ(Hsの演算に用いられる特性)、Sv1…第1成分(BMでの電圧降下に相当)、Sv2…第2成分(BMでの逆起電圧に相当)、Es…定常誤差(センサレス制御に含まれる誤差)、Zes…定常誤差特性(Esの特性)、Fd…判定フラグ(脱調判定の結果)。


Claims (4)

  1. 3相を有するブラシレスモータをセンサレス制御する制御部と、前記ブラシレスモータの脱調の有無を判定する判定部と、を備えるモータ制御装置において、
    前記制御部は、推定d軸、推定q軸出力電流、推定d軸、推定q軸指示電圧、及び、推定回転速度に基づいて前記センサレス制御を実行し、
    前記判定部は、前記推定d軸、推定q軸出力電流、及び、前記推定回転速度に基づいて判定電圧を演算し、
    前記判定電圧と前記推定q軸指示電圧との差である電圧偏差が、判定しきい値に達する場合に、前記脱調の発生を判定する、モータ制御装置。
  2. 請求項1に記載されるモータ制御装置において、
    前記判定部は、前記判定しきい値を、前記推定回転速度が大きいほど、大きくなるように決定する、モータ制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されるモータ制御装置において、
    前記判定部は、前記ブラシレスモータは脱調しておらず、前記推定回転速度で回転していると仮定して、前記判定電圧を決定する、モータ制御装置。
  4. 請求項3に記載されるモータ制御装置において、
    前記判定部は、
    前記推定q軸出力電流に基づいて、前記ブラシレスモータでの電圧降下に相当する第1成分を演算し、
    前記推定回転速度、及び、前記推定d軸出力電流に基づいて、前記ブラシレスモータでの逆起電圧に相当する第2成分を演算し、
    前記判定電圧を、前記第1成分と前記第2成分との和として決定する、モータ制御装置。
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