JP2024027855A - 検査員評価システム及び検査員評価装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査員の検査業務の成果を定量化することで検査員の検査業務に対する評価を行う検査員評価システム等を提供する。【解決手段】各検査員が携帯する端末装置であって対象設備の検査結果に関する検査情報が入力される端末装置と、当該端末装置と通信可能なサーバ装置とを有する、検査員評価システムであって、前記端末装置は、検査を実施した検査員の識別情報を含む前記対象設備の検査情報を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記端末装置から送信された検査情報に基づいて、前記検査員の検査実績に対する評価を示す評価ポイントを算出し、各検査員の前記評価ポイントの獲得状況を、前記端末装置に表示させる。【選択図】図5

Description

本開示は、プラントや工場等に配設される設備を検査する検査員の評価システム等に関する。
蒸気プラント、化学プラント等のプラントを形成する配管、タンク等の設備は、異常がないかを、検査員が端末装置を用いて検査している(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1では、プラントの点検情報が保守員の端末装置を用いて共有されるシステムについても記載されている。また、特許文献2では、点検を行う作業員の位置や向きに基づいて、設備の巡視点検作業が正しく行われたかを評価するシステムについても記載されている。
特開2013-171299号公報 特開2022-054521号公報
上述した評価の構成は、検査員の検査内容に対して評価することは困難であり、各検査員の評価内容を検査員の検査業務に対するモチベーション向上に役立てることが難しい。
本開示は、検査員の検査業務の成果を定量化することで検査員の検査業務に対する評価を行う検査員評価システム等を提供することを目的とする。
本開示の検査員評価システムは、各検査員が携帯する端末装置であって対象設備の検査結果に関する検査情報が入力される端末装置と、当該端末装置と通信可能なサーバ装置とを有する。端末装置は、検査を実施した検査員の識別情報を含む対象設備の検査情報をサーバ装置に送信する。サーバ装置は、端末装置から送信された検査情報に基づいて、検査員の検査実績に対する評価を示す評価ポイントを算出し、各検査員の評価ポイントの獲得状況を、端末装置に表示させる。
本開示の検査員評価装置は、検査員による対象設備の検査業務を評価する検査員評価装置であって、検査を実施した検査員の識別情報を含む対象設備の検査結果に関する検査情報を、各検査員が携帯する端末装置から取得して記憶する記憶手段と、検査員の検査実績に対する評価を示す評価ポイントを算出する算出手段と、各検査員の評価ポイントの獲得状況を、端末装置に表示させる制御手段とを有する。
本開示によれば、検査員が実施した検査の検査情報等に基づいて、検査員の検査実績に対する評価を示す評価ポイントが算出され、検査員の検査業務の成果が定量化される。したがって、検査員の検査業務の成果を把握し易い。また、検査員自身も定量化された評価を参照して検査業務に対するモチベーション向上に役立てることができる。
本開示の実施形態に係る検査員評価システムの概略図である。 本開示の実施形態に係る検査情報の入力画面の一例である。 本開示の実施形態に係る検査情報の入力画面の一例である。 本開示の実施形態に係る検査情報の入力画面の一例である。 本開示の実施形態に係る検査業務の成果の確認画面の一例である。 本開示の実施形態に係る検査業務の成果の確認画面の一例である。 本開示の実施形態に係るサーバ装置のブロック図である。 本開示の実施形態に係る設備リストの一例を示す図である。 本開示の実施形態に係る検査履歴の一例を示す図である。 本開示の実施形態に係る検査員リストの一例を示す図である。 本開示の実施形態に係る種別ポイントテーブルの一例を示す図である。 本開示の実施形態に係る歩数別ポイントテーブルの一例を示す図である。 本開示の実施形態に係る時間別ポイントテーブルの一例を示す図である。 本開示の実施形態に係る端末装置のブロック図である。 本開示の実施形態に係る検査モード処理の例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る成果確認モード処理の例を示すフローチャートである。
本開示の実施形態である検査員評価システム及び検査員評価装置について図面を参照しつつ説明する。なお、本開示の構成は、各実施形態に限定されるものではない。また、以下で説明する各種フローを構成する各種処理の順序は、処理内容に矛盾等が生じない範囲で順不同である。
図1は、本開示の実施形態に係る検査員評価システム100の概略図である。検査員評価システム100は、サーバ装置10と、複数の端末装置20とを有している。端末装置20は、カメラ機能、歩数計測機能等を備えている。サーバ装置10及び端末装置20は、インターネット等の通信ネットワーク300を介して通信可能に接続されている。
検査員評価システム100は、検査員による対象設備の検査業務の実績(検査実績)を評価する。具体的には、検査員の検査実績に対する評価を評価ポイント(獲得ポイント)として定量化する。すなわち、検査員には、検査業務の成果に応じて評価ポイントが付与される。検査員の評価ポイントは、検査業務において検査実施した対象設備の数、発見した異常の種類などによって増加していく。また、検査員は、自身の検査業務の成果、他の検査員の成果を確認することも可能である。評価ポイントについては後述する。
対象設備は、検査の対象となる設備である。例えば、発電所、ガスプラント、蒸気プラント等に配設された配管、タンク、ポンプ、回転機器、スチームトラップなどが対象設備に該当する。また、プラント等の作業者が移動するための階段、通路なども対象設備に該当する。
検査業務は、目視、触診、測定等することで対象設備がどのような状態であるかを調べる作業(診断作業)である。例えば、配管の場合は、腐食の状態を目視や計測器等によって把握し、錆コブ等の有無が判断される。また、例えば、圧力ゲージの場合は、圧力の測定値に基づいて異常の有無が判断される。検査業務では、検査員によって、検査結果に関する検査情報が端末装置20に入力される。
検査員は、例えば、現場パトロールを行う作業者である。検査員は、現場パトロールとして、例えば、割り当てられたエリアを巡回し、エリア内の対象設備を検査する。本実施形態では、例えば、プラントPが4つのエリアA1~A4に分割され、複数の検査員は、担当するエリアの現場パトロールを行って検査を実施する。例えば、図1に示す検査員Tは、担当のエリアA1を巡回し、エリアA1内の対象設備(不図示)を検査する。一日の巡回数は、例えば、3回程度である。
検査員は、検査業務として、担当のエリアを巡回しつつ対象設備の検査を実施し、検査情報を端末装置20に入力していく。端末装置20は、例えば、携帯可能なタブレット型の端末装置であり、表示画面上に設けられたタッチパッドに対するタッチ操作で各種の入力が可能である。
検査情報は、インターネット等の通信ネットワークを介して、端末装置20からサーバ装置10に送信される。サーバ装置10は、検査情報を記憶部に記憶する。また、サーバ装置10は、検査情報等に基づいて検査員ごとに評価ポイントを算出する。なお、対象設備の検査方法、巡回方法は、一般的な構成であるので詳細説明は省略する。
〈検査情報の入力画面〉
図2は、端末装置20の表示部26に表示された検査情報の入力画面(画像)50の一例である。入力画面50では、検査員によって対象設備の検査情報が入力される。入力画面50は、端末装置20において、検査員が検査モードへのログイン画面(不図示)で自身の検査員番号(ID)等を入力してログインを行った後、表示が開始される。本実施形態では、検査モードへログインした(ログイン認証された)時点から検査業務が開始となり、検査モードからログアウトした(ログアウト認証された)時点で検査業務が終了となる。なお、図2で例示した入力画面50は、検査モードにログインした直後の初期状態を示す。
入力画面50は、端末装置20がサーバ装置10から受信した表示情報等に基づいて表示される。入力画面50は、識別番号ID領域51、対象名領域52、ロケーション領域53、進捗情報領域54、マップ表示ウィンドウ55、グラフ表示ウィンドウ56、最新判定ウィンドウ57、新規追加ボタン58、登録情報領域59及び確定ボタン60等から構成される。
識別番号ID領域51には、検査情報が入力される対象設備の識別番号(ID)が表示される。対象名領域52には、識別番号に対応する対象設備の名称が表示される。ロケーション領域53には、識別番号に対応する対象設備の配設位置を特定する情報が表示される。
進捗情報領域54には、当日の検査員の検査業務の進捗状況が表示される。具体的には、検査員の検査モードのログイン時点(検査業務の開始)から現在までの検査業務の成果が表示される。例えば、検査業務を開始してから現時点までにおける、ログイン時間(検査時間)、検査実施した箇所数、評価ポイント(獲得ポイント)等が表示される。
マップ表示ウィンドウ55には、マップ画像とともに、識別番号に対応する対象設備の配設位置が表示される。すなわち、マップ表示ウィンドウ55には、ロケーション領域53で表示される情報に対応する配設位置がマップで表示される。
グラフ表示ウィンドウ56には、識別番号に対応する対象設備の過去の検査で入力された測定値等の数値(取得値)が時系列にグラフ表示される。なお、数値の入力を伴わない対象設備に対しては、グラフ表示ウィンドウ56にグラフは表示されない(例えば、図4参照)。
最新判定ウィンドウ57には、識別番号に対応する対象設備の状態に関して最新(現在)の判定結果(診断結果)が表示される。本実施形態の最新判定ウィンドウ57では、「正常」、「注意」、「危険」のうちのいずれか1つが判定結果として表示される。本実施形態では、状態を定量的に評価可能な対象設備と、状態を定量的に評価不可な対象設備とで判定結果の判定方法が異なる。
定量的に評価可能な対象設備としては、測定値等の数値を用いて判定される対象設備が該当する。例えば、測定した圧力値に基づいて状態が判定される圧力ゲージ、測定した振動値に基づいて状態が判定される回転機械等が該当する。本実施形態では、定量的に評価可能な対象設備の状態の判定は、サーバ装置10によって実行される。サーバ装置10は、例えば、測定値等の数値(取得値)と、「正常」、「注意」、「危険」を特定するための判定閾値とを用いて判定を行う。例えば、図3(B)で例示した圧力ゲージの場合、測定値:1.4(MPa)が、「注意」を特定するための判定閾値0.8(MPa)以上であって、「危険」を特定するための判定閾値1.6(Mpa)未満であるので、「注意」が判定結果として判定される。
一方、定量的に評価不可な対象設備としては、測定値等の数値ではなく、検査員によって判定される対象設備が該当する。例えば、腐食の状態が判定される配管、外観の状態が判定されるマンホール等が該当する。定量的に評価不可な対象設備の判定は、検査員によって実行される。すなわち、検査員は、対象設備の状態に基づいて、判定結果(診断判定)として、「正常」、「注意」、「危険」のいずれかを選択する。
新規追加ボタン58は、検査情報の新規の入力作業の開始を受け付けるためのアイコン画像である。例えば、1の対象設備の検査を実施して、この対象設備の検査情報の入力を行う場合、検査員は、最初に、新規追加ボタン58(タッチパッド241)をタップすればよい。
具体的には、タップによって、端末装置20のカメラ機能が実行開始される。検査員は、上記対象設備に設けられたQRコード(登録商標)を、カメラ機能で端末装置20に読み取らせる。QRコード(登録商標)には、対象設備の識別番号等が含まれる。端末装置20は、読み取った対象設備の識別番号を新規追加の開始要求とともにサーバ装置10に送信し、識別番号に対応する対象設備の表示情報をサーバ装置10から受信する。これにより、端末装置20に撮像した識別番号に対応する対象設備の情報が表示された入力画面50の表示が開始される(図3(A)参照)。サーバ装置10から受信する表示情報は、例えば、対象設備の識別番号、対象名、ロケーション、過去の測定値(グラフ情報)、最新(現在)の判定結果、マップ情報等である。また、対象設備の各種情報が表示された入力画面50において、この対象設備の検査情報の入力が許可される。
登録情報領域59には、検査員が入力するべき検査情報の項目等が表示される。「日時」は現在時刻であり、また「実施者」はログインしている検査員の氏名であり、これらは自動的に表示される。
登録情報領域59において、検査員が入力すべき項目は、カテゴリ、数値、コンディション、コメント、撮像撮像写真等である。各項目は、各ウィンドウ591~595で操作入力が受け付けられる。
ウィンドウ591では、識別番号に対応する対象設備の検査のカテゴリ(種類)の操作入力が受け付けられる。例えば、「圧力ゲージ(圧力値)」、「振動値」、「安全」、「配管」等のカテゴリがある。検査員は、ウィンドウ591において、該当するカテゴリを選択操作すればよい。
ウィンドウ592では、識別番号に対応する対象設備に関し、グラフに表示される測定値等の数値(取得値)の操作入力が受け付けられる。なお、定量的に評価不可な対象設備(数値を入力を必要としない対象設備)の場合、入力は禁止される。本実施形態では、選択されたカテゴリが、取得値の入力を必要とするカテゴリであった場合、ウィンドウ592で入力が受け付けられる。例えば、図3(B)では、カテゴリが「圧力ゲージ」なので、圧力の測定値(圧力値):1.4(MPa)が取得値として入力された状態である。
ウィンドウ593は、識別番号に対応する対象設備のコンディション(状態)の操作入力が受け付けられる。コンディションは、判定結果と同一の内容、又は、判定結果よりも詳細な対象設備の状態の内容となる。本実施形態では、定量的に評価可能な対象設備(数値を入力を必要とする対象設備)の場合、コンディションは、判定結果と同一の内容となる。そのため、定量的に評価可能な対象設備の場合、ウィンドウ593への検査員による入力は不要である。同対象設備の場合、取得値に基づいて、サーバ装置10によってコンディション及び判定結果が判定されるためである。なお、最新判定ウィンドウ57への入力も不要である。上述したように、定量的に評価可能な対象設備の場合、判定結果(最新判定ウィンドウ57)とコンディション(ウィンドウ593)とは同一となるためである。
一方、定量的に評価不可な対象設備の場合、コンディションは、判定結果よりも詳細な対象設備の状態の内容となる。そのため、定量的に評価不可な対象設備の場合、ウィンドウ593への検査員による入力が必要となる。この場合、ウィンドウ593では、選択されたカテゴリに基づくコンディションの入力が受け付けられる。例えば、カテゴリ「安全」では、コンディションとして「正常」、「踏み抜き」、「躓き」、「火傷の危険」のいずれか選択可能である。例えば、図4では、マンホールが対象設備であり、カテゴリが「安全」であり、コンディションとして「踏み抜き」が入力(選択)されている。また、定量的に評価不可な対象設備の場合、検査員は、コンディション(ウィンドウ593)への入力に加え、判定結果(最新判定ウィンドウ57)について、「正常」、「注意」、「危険」のいずれかの入力を行う。
なお、カテゴリ(ウィンドウ591)及びコンディション(ウィンドウ593)で入力される内容は、例えば、図11で例示した種別ポイントテーブルの「カテゴリ」、「コンディション」が該当する。
ウィンドウ594は、識別番号に対応する対象設備のコメントの入力が受け付けられる。コメントでは、対象設備の検査業務に関して、検査で気になった点、所感等が入力される。例えば、図4では、「蓋が腐食しています。注意してください。」とのコメントが入力されている。
ウィンドウ595は、撮像写真のデータのアップロードが受け付けられる。撮像写真は、検査箇所の撮像写真である。例えば、図3(B)では、圧力ゲージの圧力値を視認できる撮像写真がアップロードされている。検査員は、ウィンドウ595(タッチパッド241)をタップし、カメラ機能を実行して圧力ゲージの写真を撮像することで撮像写真をアップロードすればよい。
確定ボタン60は、検査情報の確定の操作入力を受け付けるためのアイコン画像である。例えば、検査情報の入力が完了した場合、検査員は、確定ボタン60(タッチパッド241)をタップすればよい。これにより、検査情報の新規の入力作業が完了となる。すなわち、端末装置20からサーバ装置10に、登録要求とともに検査情報が送信されて記憶部に記憶される。具体的には、識別番号、カテゴリ、取得値、コンディション、コメント、撮像写真、判定結果等を含む検査情報がサーバ装置10に送信される。
なお、定量的に評価可能な対象設備の場合には、コンディション及び検査結果は検査情報としてサーバ装置10に送信しなくてもよい。
例えば、検査モードにログインして、最初に検査員Tが対象設備である圧力ゲージ(識別番号:000000149)の検査を実施する場合について、図2及び図3を参照しつつ説明する。検査員Tは、最初に、図2に例示した状態から、新規追加ボタン58(タッチパッド241)をタップする。これにより、端末装置20は、カメラ機能を実行して圧力ゲージのQRコード(登録商標)から識別番号を取得する。
その後、端末装置20には、図3(A)に例示した圧力ゲージの各種情報が含まれる入力画面50が表示される。検査員Tは、カテゴリのウィンドウ591から各項目を入力していく。なお、上述したように、ウィンドウ593及び最新判定ウィンドウ57の入力は不要である。その後、検査員Tは、確定ボタン60(タッチパッド241)をタップする。これにより、今回入力した検査情報がサーバ装置10で記憶され、検査情報の新規追加が完了となる。完了後、図3(B)に示すように入力画面50の表示内容も今回入力された検査情報が反映される。具体的には、進捗情報領域54、最新判定領域57、グラフ表示ウィンドウ56等の表示内容が新規追加された検査情報に基づいて更新される。
なお、入力画面では、過去の検査情報を確認することもできるようにしてもよい。例えば、グラフ表示ウィンドウ56のグラフ上の1つの測定値(タッチパッド241)をタップで選択した場合、選択した測定値に関連する検査情報が表示される。
また、例えば、検査員Tが対象設備であるマンホール(識別番号:000000155)の検査を実施した場合について、図4を参照しつつ説明する。検査員Tは、最初に、新規追加ボタン58(タッチパッド241)をタップする。これにより、端末装置20は、カメラ機能を実行してマンホールのQRコード(登録商標)から識別番号を取得する。
その後、端末装置20には、マンホールの各種情報が含まれる入力画面50が表示される。検査員Tは、カテゴリのウィンドウ591から各項目を入力していく。なお、上述したように、ウィンドウ593及び最新判定ウィンドウ57も検査員による入力が必要である。その後、検査員Tは、確定ボタン60(タッチパッド241)をタップする。これにより、今回入力した検査情報がサーバ装置10で記憶され、検査情報の新規追加が完了となる。完了後、図4に示すように入力画面50の表示内容も今回入力された検査情報が反映される。
〈成果の確認画面〉
図5は、端末装置20の表示部26に表示された確認画面70の一例である。確認画面70では、検査業務の成果の確認が可能である。本実施形態の確認画面70では、検査員自身の評価ポイント(獲得ポイント)の獲得状況が表示される。また、検査員自身の検査時間、歩数、カロリー、検査距離も表示される。さらに、他の検査員の検査業務の成果についても確認可能である。確認画面70は、端末装置20において、検査員が成果確認モードへのログイン画面(不図示)で自身の検査員番号(ID)等を入力してログインを行った後、表示が開始される。
確認画面70は、端末装置20がサーバ装置10から受信した表示情報等に基づいて表示される。確認画面70は、成果領域71、グラフ領域72等から構成される。
成果領域71では、ログインしている検査員自身の検査業務の成果としての「わたしの成果」が表示される。本実施形態では、今期における現在までの成果(今期の成果)が表示される。図5では、例えば、今期の開始日(2022年4月4日)~当日(2022年5月13日)までの「わたしの成果」が棒グラフの中央に表示されている。成果領域71は、獲得ポイント領域711、検査時間領域712、歩数(カロリー)領域713、検査距離領域714から構成される。
獲得ポイント領域711には、ログインしている検査員自身が今期の現在までに獲得した評価ポイントの累積値が表示される。また、獲得ポイント領域711には、今期の目標に対して既に獲得した評価ポイントの達成度合もパーセント形式で表示される。獲得した評価ポイントが目標に到達した場合には100%が表示される。例えば、図5の獲得ポイント領域711では、獲得した評価ポイントは143ポイントであり、目標に対して到達度合は30%を示している。
検査時間領域712では、ログインしている検査員自身が今期の現在までに実施した検査業務の累計検査時間が表示される。また、検査時間領域712には、今期の目標に対して既に実施した検査業務の累計検査時間の達成度合もパーセント形式で表示される。歩数(カロリー)領域713には、ログインしている検査員自身が今期の現在までに実施した検査業務で移動に伴って歩いた累計歩数と、検査員本人が今期の現在までに実施した検査業務で消費したカロリーが表示される。また、歩数(カロリー)領域713では、歩数に関して、今期の目標に対する既に実施した検査業務の累計歩数の達成度合いがパーセント形式で表示される。検査距離領域714では、ログインしている検査員自身が今期の現在までに実施した検査業務で移動した累計移動距離が表示される。
次に、グラフ領域72では、検査業務の成果がグラフで表示される。グラフ領域72では、ログインしている検査員自身に関する成果のグラフ表示が「わたしの成果」として可能である。また、グラフ領域72では、ログインしている検査員が所属するチーム(部署など)、事業所、会社等の単位で、所属する各検査員の検査業務の成果のグラフ表示が可能である。さらに、グラフ領域72では、ログインしている検査員自身に関してのみ、検査業務の成果(「わたしの成果」)を、週、月、期などの所定期間ごとにグラフ表示することが可能である。
グラフ領域72は、縦軸切替ボタン721、表示領域722、横軸ボタン723A,723B及び期間切替ボタン724等から構成される。
縦軸切替ボタン721は、表示領域722に表示させるグラフの縦軸の種類の切り替えの操作入力を受け付けるためのアイコン画像である。本実施形態の縦軸切替ボタン721では、獲得ポイント、検査時間、歩数、検査距離について切り替え可能である。例えば、検査員が、縦軸切替ボタン721(タッチパッド241)をタップするごとに、グラフの縦軸が獲得ポイント、検査時間、歩数、検査距離の順に切り替えられていく。
表示領域722は、検査業務の成果に基づくグラフが表示される。また、表示領域722では、上述したように、ログインしている検査員自身に加え、この検査員が所属するチーム、課、事業所、会社等の単位での各検査員の検査業務の成果に基づくグラフも表示可能である。
次に、横軸切替ボタン723A,723Bは、表示領域722に表示させるグラフの横軸の種類の切り替えの操作入力を受け付けるためのアイコン画像である。横軸切替ボタン723A,723B(タッチパッド241)のいずれか一方をタップすることで、グラフの横軸の種類が切り替えられる。例えば、横軸として「わたしの成果」、「メンバーの成果」、「課別の成果」に切り替えられる。
横軸切替ボタン723A,723Bの近傍には、タップによって切り替えられる横軸の種類が表示されている。例えば、図6では、横軸切替ボタン723Aをタップした場合、横軸が「わたしの成果」に切り替えられる。また、横軸切替ボタン723B(タッチパッド241)をタップした場合、横軸が「課別の成果」に切り替えられる。
次に、期間切替ボタン724は、横軸「わたしの成果」における横軸の期間の種類の切り替え入力を受け付けるためのアイコン画像である。横軸「わたしの成果」では、横軸は期間単位であり、本実施形態の成果切替ボタン721では、週、月、期の単位で切り替え可能である。
例えば、図5では、横軸が週単位での「わたしの成果」であり、縦軸が「獲得ポイント」である棒グラフが表示領域722に表示されている。すなわち、ログインしている検査員自身に関して、週単位での獲得ポイントのグラフが表示されている。例えば、図5に示す状態から、期間切替ボタン724(タッチパッド214)を一回タップすることで、横軸が月単位での「わたしの成果」に切り替えられる。すなわち、月単位での獲得ポイントのグラフに切り替えられる。また、例えば、図5に示す状態から、縦軸切替ボタン721(タッチパッド214)を一回タップすることで、縦軸が検査時間に切り替えられる。すなわち、週単位での検査時間のグラフに切り替えられる。なお、本実施形態での表示領域722では、確認画面70を操作(ログイン)している検査員自身の目標値も合わせて表示される。
また、例えば、図5に示す状態から、横軸切替ボタン723B(タッチパッド241)をタップした場合、図6に示すように、表示領域722のグラフが、横軸「メンバーの成果」で、縦軸「獲得ポイント」に切り替えられる。横軸「メンバーの成果」は、横軸がログインしている検査員が所属するチームの各検査員単位での表示となり、ランキング上位の検査員から順に表示される。すなわち、今期から現在までのチームの検査員ごとの獲得ポイントのグラフが表示される。図6の表示領域722では、縦軸「獲得ポイント」のランキング上位の検査員から順に表示されている。例えば、図6では、ログインしている検査員は、「わたしの成果」部分に該当する。したがって、ログインしている検査員は、他の検査員の成果との自身の成果とを比較することができる。
また、横軸「課別の成果」は、横軸が課単位での表示となり、課に所属する検査員の成果の合計値の棒グラフとなる。例えば、縦軸「獲得ポイント」の場合、課に所属する全検査員の獲得ポイントの合計値が、課単位で表示される。この場合も、ランキング上位の課から順に表示される。
なお、横軸に表示される検査員の全てが表示領域722内に収まらない場合は、横軸方向(図6での横方向)にフリックして、グラフを横スクロールさせればよい。
また、本実施形態の表示領域722では、横軸「メンバーの成果」など、他の検査員の検査業務の成果を含めたグラフは、今期の成果に基づいて表示されているが、特にこれに限定されるものではない。横軸「わたしの成果」と同様に、期間の種類を変更できるようにしてもよい。
〈サーバ装置の構成〉
図7は、サーバ装置10のブロック図である。サーバ装置10は、検査員評価装置として機能し、端末装置20から送信された検査情報を記憶部12に記憶し、検査員の評価ポイントを算出する。また、サーバ装置10は、端末装置20において入力画面50及び確認画面70等を表示させるための各種情報を端末装置20に送信する。サーバ装置10は、制御部11、記憶部12、通信制御部13等を有する。
制御部11は、CPU、メモリ(RAM)等から構成され、装置全体の動作を制御する。詳細は後述する。
記憶部12は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等であり、各種プログラム及び各種情報が記憶されている。具体的には、記憶部12には、評価ポイントを算出等するための検査員評価プログラム(ソフトウェア)が記憶されている。また、記憶部12には、設備リスト、検査履歴及び検査員リスト等の各種データも記憶されている。
図8は、設備リストの一例を示す図である。設備リストには、検査業務の対象設備のそれぞれに関する情報が含まれる。設備リストは、識別番号、対象名、ロケーション、マップ座標、判定閾値、難易度等のフィールドから構成される。
識別番号のフィールドには、対象設備を特定するための識別番号(ID)が設定される。なお、同一種類の設備であっても、それぞれに識別番号が設定されている。対象名のフィールドには、対象設備の名称のテキストデータが設定される。対象名は、上述した入力画面50の対象名領域52の表示の際に参照される。
ロケーションのフィールドには、対象設備の配設位置を示すテキストデータが設定される。ロケーションは、上述した入力画面50のロケーション領域53の表示の際に参照される。マップ座標のフィールドには、対象設備の配設位置を示すマップ上での座標が設定される。マップ座標は、上述した入力画面50のマップ表示ウィンドウ55でのマップ画像の表示の際に参照される。
判定閾値のフィールドには、定量的に評価可能な対象設備における「正常」、「注意」、「危険」の判定用の2つの閾値(判定閾値)が設定される。例えば、圧力ゲージ(識別番号:000000149)の判定閾値としては、0,8,1.6が設定されている。なお、定量的に評価不可な対象設備の場合には、閾値なしを示す値を設定しておけばよい。
難易度のフィールドには、対象設備の検査箇所の検査作業の難易度(例えば数値)が設定される。本実施形態では、1の対象設備に対して1の検査箇所として、対象設備(識別番号)に難易度が対応付けられる。例えば、検査作業の困難度合いや検査作業に経験や資格が求められる場合には、その検査作業の難易度が高く設定される。
図9は、検査履歴の一例を示す図である。検査履歴には、対象設備のそれぞれの検査結果に関する情報(検査情報)が含まれる。例えば、検査履歴には、入力画面50で入力されて端末装置20から送信される検査情報が含まれる。検査履歴は、識別番号、実施日時、実施者ID、判定結果、カテゴリ、取得値、コンディション、コメント、撮像画像等のフィールドから構成される。
識別番号のフィールドには、対象設備を特定するための識別番号(ID)が設定される。実施日時のフィールドには、検査が実施された日時が設定される。実施者IDは、検査を実施した検査員を特定する識別情報(検査員識別番号)が設定される。判定結果のフィールドには、上述した対象設備の状態の検査結果(診断結果)が設定される。本実施形態では、「正常」、「注意」、「危険」のいずれかが設定される。
カテゴリのフィールドは、上述した検査のカテゴリ(種類)が設定される。取得値のフィールドには、上述した定量的に評価可能な対象設備の測定値などの診断に用いられる数値が設定される。なお、定量的に評価不可な対象設備の場合、取得値のフィールドには、例えば、数値なしを示す値を設定しておけばよい。
コンディションのフィールドには、上述した対象設備のコンディション(状態)が設定される。定量的に評価可能な対象設備の場合、検査結果のフィールドと同一の内容が設定される。また、定量的に評価不可な対象設備の場合、上述したように、対応するカテゴリに基づくコンディションの内容が設定される。
コメントのフィールドには、上述した対象設備のコメントのテキストデータが設定される。撮像画像のフィールドには、上述した対象設備の撮像画像を特定する情報が設定される。例えば、画像ファイル名が設定される。なお、撮像画像の画像ファイル自体も、記憶部12に記憶しておけばよい。
図10は、検査員リストの一例を示す図である。検査員リストには、検査業務の成果等の検査員のそれぞれに関する情報(検査員情報)が含まれる。検査員リストは、検査員番号、氏名、体重、所属課ID、所属チームID、目標、成果等のフィールドから構成される。
検査員番号のフィールドには、検査員を特定する識別番号としての検査員番号(ID)が設定される。氏名のフィールドには、検査員の氏名を示すテキストデータが設定される。体重のフィールドには、検査員の体重(kg)が設定される。所属課IDは、検査員が所属する課の識別番号が設定される。所属チームIDのフィールドには、検査員が所属するチームの識別番号が設定される。例えば、課は、1以上のチームから構成されるグループである。チームは、1以上の検査員から構成されるグループである。
目標のフィールドには、検査員のそれぞれの検査業務の獲得目標とする評価ポイント(目標ポイント)等が設定される。例えば、今期の1年間の目標ポイントが設定される。なお、この目標ポイントを53週で除することで週単位の目標ポイントも算出可能である。
成果のフィールドには、検査員のそれぞれの検査業務の成果に関する情報(成果情報)が設定される。成果のフィールドは、実施日、実施数、獲得ポイント、検査時間、検査歩数、消費カロリー、検査距離等のフィールドから構成される。
実施日のフィールドには、検査員が検査業務を実施した日付が設定される。本実施形態では、検査員が検査モードにログインした日付が設定される。実施数のフィールドには、実施日において検査を実施した検査箇所の数が設定される。例えば、圧力ゲージの検査を実施した場合、検査数は1加算される。例えば、確定ボタン60(タッチパッド241)をタップして、検査情報の新規の入力作業が完了した場合、検査が実施されたとして検査数が更新される。
獲得ポイントのフィールドには、実施日において獲得した評価ポイントが設定される。検査時間のフィールドには、実施日において検査業務を行った時間(h)が設定される。本実施形態では、例えば、実施日において検査員が検査モードにログインしてからログアウトするまでの間の時間(累積検査時間)を検査時間とする。
検査歩数のフィールドには、実施日において検査業務で検査員が移動で歩いた歩数(累積歩数)が設定される。本実施形態では、例えば、実施日において検査員がログインしてからログアウトするまでの間の歩数を検査歩数とする。本実施形態では、歩数は、端末装置20によって測定される。消費カロリーのフィールドには、実施日において検査業務で検査員が消費したカロリーが設定される。本実施形態では、例えば、検査歩数に基づいて消費カロリーが算出される。カロリーの算出には、例えば、METs法を用いればよい。検査業務の身体活動の強度(酸素摂取量)の値を予め設定しておき(例えば、3メッツ)、下記の計算式を用いて算出すればよい。
消費カロリー=メッツ×検査時間(時)×検査員の体重(kg)×1.05
検査距離のフィールドには、実施日において検査業務で検査員が移動した距離(km)(累積距離)が設定される。本実施形態では、例えば、実施日において検査員がログインしてからログアウトするまでの間に移動した距離を検査距離とする。検査距離は、例えば、検査歩数、一歩あたりの標準距離(歩幅)から算出すればよい。
なお、記憶部12は、サーバ装置10に内蔵された構成であっても、サーバ装置10とは別体のデータベース装置等の記憶装置の構成であってもよい。また、記憶部12は、複数の記憶部から構成されていてもよい。
次に、通信制御部13は、通信回路を有し、通信ネットワーク300を介して端末装置20等の他の装置と間の通信を制御する。
〈サーバ装置の制御部の機能〉
制御部11は、上述の検査員評価プログラムを実行することで、更新部111、算出部112、認証部113、モード制御部114等として機能する。
更新部111は、記憶部12の検査履歴及び検査員リストを更新する。例えば、更新部111は、端末装置20から検査情報を受信した場合、検査履歴、検査員リストを更新する。また、例えば、更新部111は、定量的に評価可能な対象設備に関して、取得値及び判定閾値に基づいてコンディション及び判定結果を判定し、検査履歴を更新する。また、例えば、更新部111は、算出部112によって評価ポイントが算出された場合、検査員リストの成果を更新する。
算出部112は、記憶部12の検査員リストの成果に含まれる評価ポイント(獲得ポイント)を算出する。評価ポイントは、上述したように、検査員の検査実績に対する評価を示す数値である。本実施形態では、評価ポイントは、検査した対象設備の数に対するポイント(第一ポイント)、発見した異常に対するポイント(第二ポイント)、検査歩数に対するポイント(第三ポイント)、検査時間に対するポイント(第四ポイント)の合計値となる。本実施形態では、実施日単位で検査員の評価ポイントを算出し、検査員リストで管理する。
検査した対象設備の数に対するポイント(第一ポイント)は、検査員が検査実施した検査箇所の検査作業の難易度に応じたポイントである。本実施形態では、検査実施した対象設備の難易度が高いほど、付与されるポイントが高くなる。また、検査実施した対象設備の数が多いほど、付与されるポイントが高くなるようにしてもよい。例えば、検査実施件数が10件を超える毎にポイントを10%加算するようにしてもよい。さらに、検査実施件数が増加する毎にポイントの加算率を増加するようにしてもよい。
本実施形態では、検査実施した対象設備の難易度(数値)が、第一ポイントとして評価ポイントに加算される。難易度は、上述した設備リストが参照される。例えば、難易度:1の圧力ゲージ(識別番号:0000000149)の検査を実施した場合、第一ポイント=1として評価ポイントに加算される。
算出部112は、例えば、端末装置20から検査情報を受信し、検査履歴を更新するタイミングで、上述の第一ポイントを算出する。
発見した異常に対するポイント(第二ポイント)は、検査員が発見した対象設備の異常の種類に応じたポイントである。本実施形態では、検査実施した対象設備で発見した異常が重大なほど、付与されるポイントが高くなる。
本実施形態では、図11に例示した種別ポイントテーブルのように、各対象設備の異常の種類別に設定された種別ポイント(付与ポイント)が、第二ポイントとして評価ポイントに加算される。
種別ポイントテーブルは、カテゴリ、コンディション、付与ポイントのフィールドから構成される。カテゴリ、コンディションのフィールドは、上述した検査履歴のカテゴリ、コンディションに対応する。付与ポイントは、付与される第二ポイントの値が設定される。例えば、圧力ゲージ(識別番号:0000000149)の検査実施において、カテゴリ:圧力ゲージ、コンディション:危険であった場合、第二ポイント=3として評価ポイントに加算される。
算出部112は、例えば、上述の第一ポイントを算出するタイミングで第二ポイントも算出する。なお、種別ポイントテーブルは、記憶部12に記憶しておけばよい。
なお、本実施形態では、コンディションが「正常」の場合であっても、第二ポイントは付与されているが、「正常」は対象設備の異常に該当しないので付与しなくてもよい。少なくとも対象設備が異常に該当する場合に第二ポイントを付与すればよい。
次に、検査歩数に対するポイント(第三ポイント)は、検査員の歩数(累積歩数)に応じたポイントである。本実施形態では、検査実施の移動に伴う歩数が多いほど、付与されるポイントが高くなる。なお、自動車等の徒歩以外の移動時の歩数は含めなくてもよい。この場合、例えば、検査員の移動速度などから徒歩であることを判断して歩数をカウントすればよい。また、本実施形態では、検査の実施日(検査員がログインしてからログアウトするまでの間)の検査歩数に対するポイント(第三ポイント)が算出される。
本実施形態では、図12に例示した歩数別ポイントテーブルのように、歩数の範囲別に設定された付与ポイントが、第三ポイントとして評価ポイントに加算される。
歩数別ポイントテーブルは、歩数、付与ポイントのフィールドから構成される。歩数のフィールドは、歩数の範囲が設定される。付与ポイントは、付与される第三ポイントの値が設定される。本実施形態では、歩数のフィールドに設定された歩数範囲に到達するごとに、第三ポイントが評価ポイントに加算される。例えば、検査員がログインしてからログアウトするまでの間に3万歩を歩いた場合、1万歩を達成したタイミングで第三ポイント=1が評価ポイントに加算される。続いて、2万歩を達成したタイミングで第三ポイント=1が、評価ポイントにさらに加算される。続いて、3万歩を達成したタイミングで第三ポイント=2が、評価ポイントにさらに加算される。すなわち、検査員がログインしてからログアウトするまでの間の検査歩数が3万歩であった場合、計4ポイントが第三ポイントとして評価ポイントに加算される。
算出部112は、例えば、定期的に第三ポイントを算出する。なお、歩数別ポイントテーブルは、記憶部12に記憶しておけばよい。
次に、検査時間に対するポイント(第四ポイント)は、検査員が検査実施した時間(累積検査時間)に応じたポイントである。本実施形態では、検査実施した時間が長いほど、付与されるポイントが高くなる。本実施形態では、検査の実施日(ログインしてからログアウトするまでの間)の検査時間に対するポイント(第四ポイント)が算出される。
本実施形態では、図13に例示した時間別ポイントテーブルのように、時間の範囲別に設定された付与ポイントが、第四ポイントとして評価ポイントに加算される。
時間別ポイントテーブルは、時間(h)、付与ポイントのフィールドから構成される。時間(h)のフィールドは、時間(h)の範囲が設定される。付与ポイントは、付与される第四ポイントの値が設定される。本実施形態では、時間(h)のフィールドに設定された時間範囲に到達するごとに、第四ポイントが評価ポイントに加算される。例えば、検査員がログインしてからログアウトするまでの間の検査時間が11時間であった場合、8時間を達成したタイミングで第四ポイント=1が評価ポイントに加算される。続いて、10時間を達成したタイミングで第四ポイント=1が、評価ポイントにさらに加算される。すなわち、検査員がログインしてからログアウトするまでの間の検査時間が11時間であった場合、計2ポイントが第四ポイントとして評価ポイントに加算される。
算出部112は、例えば、上述した第三ポイントと同様に、定期的に第四ポイントを算出する。なお、時間別ポイントテーブルは、記憶部12に記憶しておけばよい。
なお、評価ポイント(第一ポイント~第四ポイント)の算出タイミングは、上述の実施形態に限定されるものではない。任意のタイミングを採用可能である。
次に、図7に戻って、認証部113は、検査員のログイン、ログアウトの認証を行う。具体的には、端末装置20から送信されたログイン要求に対して、ログイン要求に含まれる検査員の検査員番号、パスワード等に基づいてログイン認証を行う。また、端末装置20から送信されたログアウト要求に対して、ログアウト要求に含まれる検査員の検査員番号に基づいてログアウト認証を行う。なお、認証に関しては一般的な構成であるので詳細説明は省略する。
次に、モード制御部114は、端末装置20での各モード(検査モード、成果確認モード)の実行を制御する。例えば、上述した入力画面50、確認画面70等を端末装置20に表示させるための表示情報等を送信する。モード制御部114は、本開示の制御手段に該当する。
〈端末装置の構成〉
図14は、端末装置20のブロック図である。端末装置20は、例えば、携帯可能なタブレット型の端末装置である。端末装置20は、検査員によって入力された対象設備の検査情報を、サーバ装置10に送信するために用いられる。また、端末装置20は、検査員が自身の検査業務の成果を確認するために用いられる。端末装置20は、制御部21、記憶部22、通信制御部23、操作部24、撮像部25、表示部26及び加速度取得部27等を有する。なお、端末装置20は、内蔵バッテリ(不図示)によって駆動する。
制御部22は、CPU、メモリ(RAM)等から構成され、装置全体の動作を制御する。詳細は後述する。
記憶部22は、例えば、フラッシュメモリ等であり、各種プログラム及び各種情報が記憶されている。具体的には、記憶部22には、上述した入力画面50、確認画面70を表示等させるためのアプリケーションプログラムが記憶されている。
通信制御部23は、無線通信回路を有し、通信ネットワーク300を介してサーバ装置10等の他の装置と間の通信を制御する。
操作部24は、タッチパッド241等を備え、ユーザ(検査員)からの操作入力を受け付ける。検査員はタッチパッド241をタッチすることで、入力画面50、確認画面70等での操作入力を行う。
撮像部25は、光学レンズ、CCDイメージセンサ(CCD)及び撮像信号処理部等を備え、撮像された画像データを生成する。表示部26は、例えば、液晶表示装置等であり、各種情報を表示する。表示部26は、入力画面50、確認画面70等を表示する。加速度取得部27は、加速度センサ等を備え、加速度センサから加速度値を取得する。
〈端末装置の制御部の機能〉
制御部21は、上述のアプリケーションプログラムを実行することで、撮像実行部211、要求送信部212、表示制御部213及び計測部214等として機能する。
撮像実行部211は、撮像部25に対象設備を撮像させる。例えば、撮像実行部211は、新規追加ボタン58(タッチパッド241)がタップされた場合、撮像写真のデータのアップロードのためのウィンドウ65がタップされた場合等に、撮像部25に撮像させる。
要求送信部212は、サーバ装置10に各種要求を送信する。例えば、新規追加ボタン58(タッチパッド241)のタップによって、撮像されたQRコード(登録商標)で取得した識別番号とともに新規追加の開始要求を、サーバ装置10に送信する。また、要求送信部212は、確定ボタン60(タッチパッド241)のタップによって、入力画面50に入力された検査情報を含む登録要求を、サーバ装置10に送信する。さらに、要求送信部212は、確認画面50を表示するための表示情報の送信要求を、サーバ装置10に送信する。
表示制御部213は、サーバ装置10から受信した表示情報等に基づいて、表示部26の表示制御を行う。例えば、表示制御部213は、入力画面50、確認画面70を表示させる。
計測部214は、検査員の歩数を計測する。本実施形態では、計測部214は、取得した加速度値に基づいて歩数(一歩)を検出し、検査員の歩数をカウントアップしていく。検査員の歩数は、検査モードにログインしてからログアウトするまで計測され、定期的にサーバ装置10に送信される。なお、加速度値をサーバ装置10に送信し、サーバ装置10が歩数を計測するようにしてもよい。また、上述の加速度値を用いた歩数の計測方法以外の計測方法を適用してもよい。
〈システムの動作〉
検査員評価システム100の各種処理について説明する。図15は、検査モード処理のフローチャートを示す。検査モード処理は、サーバ装置10と検査モードでのログイン認証を行った端末装置20との間で実行される。例えば、サーバ装置10が、端末装置20から受信した検査モードでのログイン要求に応じて検査員のログイン認証を行って、この端末装置20に対して検査モードの実行開始を指示することで検査モード処理が開始される。検査モード処理では、上述したように、端末装置20での入力画面50において、対象設備の検査情報を入力するための処理、検査員の検査業務の成果の定量化を行う処理等が実行される。以下、サーバ装置10と1の検査員Tの端末装置20とにおける検査モード処理を例として説明する。
サーバ装置10は、開始処理を実行する(ステップS10)。開始処理では、検査員Tの検査時間の計測を開始し、また検査員リストにおいて、検査員Tのログイン日(実施日)の成果のデータを新規追加する。具体的には、検査員Tの「実施日」、「獲得ポイント」、「検査時間」、「検査歩数」、「消費カロリー」、「検査距離」等の枠を追加し、各フィールドに初期値を設定する。なお、実施日としては、今回のログイン日の日付が設定される。
次に、サーバ装置10は、送信処理A1を行う(ステップS11)。送信処理A1では、端末装置20に表示させる入力画面50の表示情報がサーバ装置10から端末装置20に送信される。例えば、進捗情報領域54に表示させる検査員Tの当日の検査業務の成果情報等が送信される。端末装置20は、受信した表示情報に基づいて、入力画面50の表示を開始する(ステップS50)。例えば、図2で例示した入力画面50が表示される。また、端末装置20は、検査員Tの歩数の計測を開始する(ステップS51)。すなわち、今回のログイン日の歩数の計測が開始される。歩数情報は、図示しないが、端末装置20からサーバ装置10に定期的に送信される。
その後、端末装置20は、ステップS52の処理において、検査情報の新規追加の操作があったと判定するまで、入力画面50の表示を更新しつつ待機する。新規追加ボタン58(タッチパッド241)がタップされて新規追加の操作があったと判定された場合(ステップS52:YES)、端末装置20は、取得処理を実行する(ステップ53)。取得処理では、上述したように検査情報を入力する対象設備のQRコード(登録商標)の撮像によって、この対象設備の識別番号が取得される。
次に、端末装置20は、送信処理B1を実行する(ステップS54)。送信処理B1では、取得した対象設備の識別番号とともに検査情報の新規追加の開始要求が、端末装置20からサーバ装置10に送信される。サーバ装置10は、新規追加の開始要求を受信した場合(ステップS12:YES)、送信処理A2を実行する(ステップS13)。送信処理A2では、入力画面50で表示させるべく、受信した識別番号に対応する対象設備に関する表示情報が、サーバ装置10から端末装置20に送信される。例えば、受信した識別番号に対応する対象設備に関して、設備リストの対象名、ロケーション、マップ座標等の情報が送信される。その後、端末装置20において、図3(A)で例示したように、識別番号に対応する対象設備の対象名等も表示された入力画面50が表示される。
なお、新規追加の開始要求を受信しなかった場合(ステップS12:NO)、サーバ装置10は、ステップS14の処理に移行する。
次に、端末装置20は、ステップS54の処理の後、入力処理を開始する(ステップS55)。入力処理では、検査員Tによる検査情報の操作入力が受け付けられる。端末装置20は、確定の操作入力があったと判定されるまで、入力処理を実行する。確定ボタン60(タッチパッド241)がタップされて確定の操作入力があったと判定された場合(ステップS56:YES)、端末装置20は、送信処理B2を実行する(ステップ57)。送信処理B2では、検査員Tが入力した検査情報とともに登録要求が、端末装置20からサーバ装置10に送信される。その後、端末装置20は、ステップS52の処理に戻る。
サーバ装置10は、登録要求を受信した場合(ステップS14:YES)、更新処理X1を実行する(ステップS15)。更新処理X1では、受信した検査情報に基づいて、検査履歴における対象設備の検査情報が更新される。更新処理X1では、受信した検査情報の対象設備が、定量的に評価可能な対象設備であった場合、検査情報に含まれる取得値と、設備リストの判定閾値とを用いて、「正常」、「注意」、「危険」のいずれに該当するかが判定され、検査履歴(検査結果及びコンディション)が更新される。なお、定量的に評価可能な対象設備であるか否かは、例えば、設備リストの判定閾値の有無に基づいて判定すればよい。
また、更新処理X1では、送信された対象設備の検査情報に基づいて第一ポイント及び第二ポイントが算出され、検査を実施した検査員Tの獲得ポイント(検査員リスト)に加算される。さらに、更新処理X1では、検査を実施した検査員の検査数(検査員リスト)に1が加算される。なお、登録要求を受信しなかった場合(ステップS14:NO)、サーバ装置10は、ステップS16処理に移行する。
次に、サーバ装置10は、更新処理X2を実行する(ステップS16)。更新処理X2では、現時点における第三ポイント及び第四ポイントが算出され、検査員Tの獲得ポイント(検査員リスト)に加算される。その後、サーバ装置10は、ステップS11の処理に戻って、更新された表示情報等が端末装置20に送信される。
なお、サーバ装置10及び端末装置20は、検査員のログアウト認証を行うまで、上述の処理を繰り返し実行する。ログアウトした場合、検査時間、歩数の計測も終了される。また、サーバ装置10は、複数の端末装置20に対して並行して検査モード処理を実行可能である。
図16は、成果確認モード処理のフローチャートを示す。成果確認モード処理は、サーバ装置10と成果確認モードでのログイン認証を行った端末装置20との間で実行される。例えば、サーバ装置10が、端末装置20から受信した成果確認モードでのログイン要求に応じて検査員のログイン認証を行って、この端末装置20に対して成果確認モードの実行開始を指示することで成果確認モード処理が開始される。成果確認モード処理では、上述したように、端末装置20での確認画面70において、検査員自身の検査業務の成果、他の検査員の業務の成果などを確認するための処理等が実行される。以下、サーバ装置10と検査員Tの有する端末装置20とにおける成果確認モード処理を例として説明する。
サーバ装置10は、送信処理Cを実行する(ステップS30)。送信処理Cでは、端末装置20から受信した送信要求に基づく表示情報が、サーバ装置10から端末装置20に送信される。例えば、成果領域71に表示させる検査員Tの成果に関する情報、グラフ領域72に表示させるグラフ生成情報等が表示情報として送信される。表示情報は、検査員リストを参照して生成される。
端末装置20は、受信した表示情報に基づいて、確認画面70の表示を開始する(ステップS70)。その後、端末装置20は、ステップS71の処理において、確認画面70に対するいずれかの操作入力があったと判定するまで、確認画面70を表示しつつ待機する。いずれかの操作入力があったと判定された場合(ステップS71:YES)、端末装置20は、送信処理Dを実行する(ステップS72)。送信処理Dでは、操作入力の内容に基づく送信要求が、端末装置20からサーバ装置10に送信される。例えば、図5で例示された確認画面70において、横軸切替ボタン723B(タッチパッド241)がタップされた場合、縦軸「獲得ポイント」、横軸「メンバーの成果」のグラフの表示情報の送信要求が行われる。これにより、サーバ装置10が、送信処理Cにおいて、送信要求に基づく表示情報等を送信する。その後、端末装置20では、図6のように縦軸「獲得ポイント」、横軸「メンバーの成果」のグラフが表示されるように確認画面70が更新される。
なお、サーバ装置10及び端末装置20は、検査員のログアウト認証を行うまで、上述の処理を繰り返し実行する。また、サーバ装置10は、複数の端末装置20に対して並行して成果確認モード処理を実行可能である。
以上のように、検査員が実施した検査の検査情報等に基づいて、検査員の検査実績に対する評価を示す評価ポイントが算出され、検査員の検査業務の成果が定量化される。したがって、検査員の検査業務の成果を把握し易い。また、検査員自身も定量化された評価を参照して検査業務に対するモチベーション向上に役立てることができる。さらに、検査員は、他の検査員の定量化された評価も確認できるので、自身の検査業務に対するモチベーション向上により役立てることができる。
なお、上述の実施形態では、1の対象設備に検査箇所は1つのみであったが、1の対象設備に対して複数の検査箇所があってもよい。この場合、例えば、検査箇所ごとに識別番号を設けて、入力画面で検査情報の入力を行えばよい。
上述の実施形態の検査情報には、カテゴリ、コンディション等が含まれているが、特にこれに限定されるものではない。評価ポイントを算出できる構成であれば、検査情報は任意の構成を適用可能である。
上述の実施形態では、実施日の単位で評価ポイントが算出されているが、特にこれに限定されるものではない。時期別に算出しなくてもよい。
上述の実施形態では、カテゴリ及びコンディションの組み合わせに対して、評価ポイントに含まれる第二ポイントが算出されているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、上述した検査結果に基づいて第二ポイントが算出されてもよい。
上述の実施形態では、評価ポイントとして、第一ポイント~第四ポイントが含まれる構成であるが、特にこれに限定されるものではない。少なくとも第一ポイント(検査した対象設備の数に対するポイント)が含まれていればよい。
また、上述の実施形態では、第一ポイント~第四ポイントは、付与ポイントに変換するテーブルを用いて算出されているが、検査情報、累積歩数、累積検査時間に基づいて、ポイントが算出される構成であれば種々の構成を適用可能である。例えば、累積歩数に係数(固定値)を乗算して第三ポイントを算出するようにしてもよい。
上述の実施形態では、成果として、評価ポイント以外にも検査歩数、検査時間等についても確認できるが、少なくとも評価ポイントが確認できれば、他の情報については確認できなくてもよい。
上述の実施形態では、評価ポイントは、サーバ装置によって算出されるが、特にこれに限定されるものではない。例えば、各検査員の端末装置が評価ポイントを算出してもよい。また、例えば、各検査員の端末装置が評価ポイントの一部を算出するようにしてもよい。この場合、端末装置が上述の第三ポイントを算出し、サーバ装置が第一ポイント、第二ポイント、第四ポイントを算出するようにしてもよい。
上述の実施形態では、検査情報を入力する場合、対象設備に付されたQRコード(登録商標)から対象設備の識別番号を取得していたが、特にこれに限定されるものではない。例えば、検査員が、対象設備を特定する操作入力を行ってもよい。この場合、例えば、端末装置に表示されたマップにおいて該当する対象設備をタップすることで、検査情報を入力する対象設備を特定してもよい。
本開示は、プラントや工場等に配設される設備を検査する検査員の評価を行うのに有用である。
10 サーバ装置(検査員評価装置)
11 制御部
12 記憶部
20 端末装置
100 検査員評価システム

Claims (6)

  1. 各検査員が携帯する端末装置であって対象設備の検査結果に関する検査情報が入力される端末装置と、当該端末装置と通信可能なサーバ装置とを有する、検査員評価システムであって、
    前記端末装置は、
    検査を実施した検査員の識別情報を含む前記対象設備の検査情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、
    前記端末装置から送信された検査情報に基づいて、前記検査員の検査実績に対する評価を示す評価ポイントを算出し、
    各検査員の前記評価ポイントの獲得状況を、前記端末装置に表示させる、
    検査員評価システム。
  2. 前記サーバ装置は、検査員が検査を実施した検査箇所の検査作業の難易度又は検査数に基づいて前記評価ポイントを算出する、
    請求項1に記載の検査員評価システム。
  3. 前記サーバ装置は、検査員が発見した対象設備の異常の種類に基づいて前記評価ポイントを算出する、
    請求項1又は2に記載の検査員評価システム。
  4. 前記端末装置は、検査業務中の移動時の検査員の累積歩数を計測して記憶し、
    前記サーバ装置は、前記累積歩数に基づいて前記評価ポイントを算出する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の検査員評価システム。
  5. 前記端末装置は、検査員が検査を実施した時間である累積検査時間を計測し、
    前記サーバ装置は、前記累積検査時間に基づいて前記評価ポイントを算出する、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の検査員評価システム。
  6. 検査員による対象設備の検査業務を評価する検査員評価装置であって、
    検査を実施した検査員の識別情報を含む前記対象設備の検査結果に関する検査情報を、各検査員が携帯する端末装置から取得して記憶する記憶手段と、
    検査員の検査実績に対する評価を示す評価ポイントを算出する算出手段と、
    各検査員の前記評価ポイントの獲得状況を、前記端末装置に表示させる制御手段と
    を有する検査員評価装置。
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