JP2024027681A - 陳列棚における商品管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品の陳列の自由度を高めることができる陳列棚における商品管理装置を提供すること。【解決手段】商品管理装置50は、陳列棚1の陳列棚部3上の載置荷重変化を検出する荷重変化検出手段と、陳列棚部3への手の進入位置を検出する位置検出手段と、を備え、前記位置検出手段による検出結果と前記荷重変化検出手段による検出結果とをマッチングさせて商品を管理する。つまり、制御部52は、測距センサ32により検出された手Hの進入位置から特定した陳列領域eに陳列されている商品8の商品情報と、荷重センサ22により検出された載置荷重変化情報とに基づいて、いずれの商品が何個取出されたかを特定することができる。【選択図】図5

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明は、陳列棚に陳列された商品を管理可能な陳列棚における商品管理装置に関する。
従来、スーパーやコンビニ等の店舗においては、商品などの物品を棚板上や台上に陳列する陳列棚が用いられている。また、このような店舗では、在庫管理のために所定期間ごとに棚卸が行われるが、労力を低減するために、陳列棚に種々のセンサを設け、センサにより陳列棚からの商品の取出しを検出することで在庫管理を短時間で行えるようにした技術が開発されている。また、近年では、人件費削減のために、無人店舗の導入が検討されており、このような場合も上記技術が応用されつつある。
上記のような技術の一例として、例えば、各棚板に荷重検出センサが設けられるとともに、各棚板に載置された商品1個あたりの荷重情報を含む商品情報が予め登録されており、所定の棚板の荷重検出センサにより検出された載置荷重に変化があった場合、検出された載置荷重の変化情報と該棚板に載置されている商品1個あたりの荷重情報とに基づいて、いずれの商品が何個取り出されたかを特定できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第6849234号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された陳列棚における商品管理装置にあっては、棚板の載置荷重の変化情報と商品1個あたりの荷重情報とで商品を特定していることから、例えば、1つの棚板に複数種類の商品が載置された場合、同じ荷重の商品が複数種類ある場合や、同時に複数の商品が取出された場合など、取出された商品の特定ができず、1の棚板上に1種類の商品しか陳列することができないという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、商品の陳列の自由度を高めることができる陳列棚における商品管理装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の陳列棚における商品管理装置は、
陳列棚の棚板上の載置荷重変化を検出する荷重変化検出手段と、
前記棚板への手の進入位置を検出する位置検出手段と、
を備え、
前記位置検出手段による検出結果と前記荷重変化検出手段による検出結果とをマッチングさせて商品を管理することを特徴としている。
この特徴によれば、1つの棚板上に複数種類の商品を載置して各商品の管理が可能となることで、商品の陳列の自由度を高めることができる。
前記各商品の単位荷重情報と前記各棚板における陳列位置情報とが紐づけて記憶されていることを特徴としている。
この特徴によれば、検出された手の進入位置と陳列位置情報とから取出された商品を確実に特定することができる。
前記荷重変化検出手段と前記位置検出手段とは、ともに検出時間を取得できるようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、時間を特定することによりマッチングの精度を高めることができる。
前記位置検出手段は、前記棚板の上方に設けられ、該棚板より前方における手の進入を検出することを特徴としている。
この特徴によれば、位置検出手段が商品の取出しの邪魔になることを防止できる。
前記棚板は、前記陳列棚の上下方向に複数設けられ、
前記位置検出手段は、最上部の前記棚板の上方に設けられ、各棚板における手の進入位置までの距離を検出可能な測距センサを含むことを特徴としている。
この特徴によれば、少ないセンサで各棚板における手の進入位置を検出することができる。
前記測距センサは、前記陳列棚に取付けられた支持部材により支持されていることを特徴としている。
この特徴によれば、測距センサと各棚板との位置関係が変化することがないので、陳列棚が位置ずれしたり、レイアウト変更するたびに測距センサの位置調整を行う手間を省くことができる。また、棚板までの距離が既知であることから、位置検出手段の初期設定が簡便である。
前記棚板における各商品の陳列位置の変更に応じて前記陳列位置情報の設定が可能な設定手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、設定されている商品の陳列位置情報を変更することができるため、商品の陳列位置の変更に容易に対応することができる。
本発明の実施例における陳列棚を示す斜視図である。 (a)は陳列棚に対する測距センサの検出可能範囲を示す側面図、(b)は陳列棚に対する測距センサの検出可能範囲を示す正面図である。 商品管理装置の概略構成を示すブロック図である。 (a)は商品情報テーブル、(b)は棚情報テーブルを示す図である。 (a)~(c)は取出し商品及び個数の特定方法を示す説明図である。 (a)は商品の陳列レイアウトを変更した状態を示す図、(b)は陳列レイアウトの変更に応じて設定された棚情報テーブルを示す図である。
本発明に係る陳列棚における商品管理装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
以下、本発明の実施例としての陳列棚における商品管理装置について、図1~図6に基づいて説明する。以下、図1の右下側を陳列棚の正面側(前方側)として説明する。尚、陳列棚の左右方向を横方向ということもある。
図1に示されるように、本実施例の陳列棚1は、主にスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に設置され、商品8を陳列して販売するための商品陳列棚であり、売り場において、複数並列または単体で配置されている。尚、図1において、商品8は後述する複数の棚板3のうち下から4段目の棚板3にのみ載置されているが、他の棚板3にも商品8を載置可能である。
陳列棚1は、左右に離間して配置された四角筒状の支柱2と、左右の支柱2の前面側に上下方向に複数(例えば、5個)に取付けられる棚板3と、陳列棚1の下部に設けられる下方棚台部4と、から主に構成されている。左右の支柱2の下端部は、前方に配置される下方棚台部4により強固に連結され、前後方向への転倒が防止されている。また、下方棚台部4の上面には棚板3が載置されている。
左右の支柱2の上端部は、左右方向に延びる架設部材6により強固に連結されている。また各支柱2の前面には、係止孔2aが上下方向に複数に設けられており、各係止孔2aには、ブラケット7の後端に設けられたフック(図示略)が係止可能となっており、該フック(図示略)を係止孔2aに係止させることにより、ブラケット7が支柱2の前面に着脱可能に取付けられている。
棚板3は、左右一対のブラケット7に架け渡されて支持されるベース部材10と、ベース部材10上に配置される荷重検出ユニット11と、ベース部材10の前端部に取付けられるストッパ部材12と、を備えている。棚板3は、前方に向けて下側に傾斜するように取付けられ、荷重検出ユニット11の上面に載置された商品8が見やすく、かつ、取出しやすくなっている。また、ストッパ部材12により棚板3の前端からの商品8の落下が防止される。
尚、荷重検出ユニット11の上面には、複数種類の商品8からなる商品群が横方向に並べて配置されており、各商品群の間は前後方向を向く仕切板14により区画されている。各商品群は、同一種類の複数の商品8が前後方向に列状に配置されてなる。
荷重検出ユニット11は、上面に商品8を載置可能な載置板21と、載置板21の下面に接続される荷重センサ22と、から主に構成されている。各棚板3のベース部材10の上面は、1枚の載置板21によりほぼ全域が被覆されている。
荷重センサ22は、載置板21に作用する荷重を計測(検出)するものであり、載置板21の上面全域に載置される全ての商品8の総荷重を計測可能に設けられている。
尚、特に図示しないが、各棚板3に設けられた荷重センサ22から延出される電源線や信号線等の配線は、棚板3の後部から、左右のうち少なくとも一方の支柱2に沿って下方に引き回され、後述する制御ユニット40(図3参照)に接続されている。尚、制御ユニット40は、下方棚台部4の内部に収容されている。
左側の支柱2には、金属製の支持部材30が取付けられており、支持部材30の先端には、測距センサ32が支持されている。支持部材30は、支柱2の上端から挿入される上下方向を向く縦フレーム部30aと、縦フレーム部30aの上端から陳列棚1の左右方向の中央位置に向けて水平に延設される横フレーム部30bと、横フレーム部30bの右端から前方に向けて水平に延設される前後フレーム部30cと、から構成されている。
縦フレーム部30aは、支柱2の内部に下部が挿入されており、支柱2に対する上下方向、前後方向、左右方向のうち少なくとも1方向の位置を調整可能な位置調整手段(図示略)を介して支柱2に取付けられている。尚、位置調整手段は、例えば、縦フレーム部30aの下部に複数形成されたネジ孔と、支柱2に形成された取付孔と、該取付孔に取付けられたネジ部材とからなり、ネジ部材を複数のうちいずれかのネジ孔に選択的に螺入することで、上下方向、前後方向、左右方向のうち少なくとも1方向の位置を調整可能であればよい。
このように測距センサ32は、支持部材30及び図示しない位置調整手段を介して、陳列棚1に対して上下、前後、左右方向のうち少なくとも1方向への位置を調整可能に取付けられていることで、測距センサ32のレーザー光の照射位置の調整を容易に行うことができるようになっていることが好ましい。
また、位置調整手段は、上記のものに限定されるものではなく、種々に変更可能であり、例えば、縦フレーム部30aと横フレーム部30bと前後フレーム部30cとを回動可能に連結することで前後方向および上下方向の少なくとも一方の方向の位置調整可能としてもよいし、支持部材30自体を変形自在な部材にて構成することで位置調整可能としてもよい。
また、支持部材30は、縦フレーム部30aと横フレーム部30bと前後フレーム部30cとから構成されるものでなくてもよく、例えば、縦フレーム部30aと、縦フレーム部30aの上端から斜め前方に向けて延設される斜めフレーム部とから構成されていてもよく、形状は種々に変更可能である。また、支持部材が正面視門型をなし右側の支柱2に取付けられていてもよいし、左右の支柱2双方に取付けられていてもよい。さらに、支柱2以外の箇所(例えば、架設部材6など)に取付けられていてもよい。
図2(a)、(b)に示されるように、測距センサ32は、支持部材30により陳列棚1の上方位置に支持される。具体的には、測距センサ32は、陳列棚1における最上部、つまり、下から5段目の棚板3よりも上方位置であって、棚板3より前方、かつ、左右方向の略中央位置に配置される。
尚、図2以降において、陳列棚1、棚板3、荷重センサ22、測距センサ32の後に括弧書きで記載されている番号は、図4にて説明する各種ID番号である。
測距センサ32は、特に図示しないが、レーザー光を発光可能な光源からなる投光部(図示略)と、物体(例えば、商品8を取出す客の手)に反射して戻ってきたレーザー光を受光する受光部(図示略)と、を有し、投光部からレーザー光を発光したタイミングと受光部にて受光したタイミングとを計測して投光部から物体までの距離を算出するもので、いわゆるTOF(Time-of-Flight)方式、つまり、光の飛んだ時間を計測して距離を割り出す測距センサである。
測距センサ32は、陳列棚1の上方位置から下方に向けて、各棚板3の前方に投光可能に設けられている。図2(a)、(b)において網点で示される領域は、レーザー光の照射範囲、つまり、物体の検出可能範囲を示している。
詳しくは、図2(a)、(b)に示されるように、測距センサ32から照射されたレーザー光は、各棚板3にて遮断されないように、投光部から下方に向けて漸次左右方向に拡がるように陳列棚1の陳列領域Eよりも前面側が照射されるようになっている。言い換えると、各棚板3は、商品8の陳列領域Eよりも前面側がレーザー光で覆われるようになっている。
図2(b)に示されるように、本実施例では、陳列棚1における商品8の陳列領域Eは、各棚板3により上下方向に複数(例えば、5段)に区画されているとともに、各棚板3において左右方向に複数(例えば、5個)に区画されており、合計で所定数(例えば、25個)の陳列領域e、e・・が設けられている。尚、以下においては、陳列棚1の全体の陳列領域を「陳列領域E」と称し、区画された各陳列領域を「陳列領域e」と称する。また、各陳列領域e、e・・は、後述する陳列領域ID「e001~e025」が設定されており、この陳列領域IDにより識別可能とされている。尚、本実施例における各陳列領域eは、左右方向の左右寸法L1及び上下方向の上下寸法L2がそれぞれ略均等とされている。
また、図2(a)、(b)、図5を参照し、手Hが進入されると、測距センサ32によって測距センサ32から手Hの進入位置までの距離が測定される。具体的には、測距センサ32を起点とする手Hの進入位置のX、Y、Zの座標位置(X軸方向は陳列棚1の左右方向、Y軸方向は陳列棚1の前後方向、Z軸方向は陳列棚1の上下方向)を特定できるようになっている。よって、陳列領域Eの前方の所定位置にて物体としての手Hが進入されたときに、測距センサ32から手Hまでの距離が測定されることで、手Hが検出された検出位置、つまり、手Hの進入位置が特定されるようになっている。そして、後述するように、中央管理装置51により、特定された手Hの進入位置に基づいて、該手Hの進入位置に対応する陳列領域eが特定されるようになっている。
次に、図3に基づいて、陳列棚1における商品管理装置50(以下、商品管理装置50と略称する)の概略構成について説明する。商品管理装置50は、店舗または店舗外に設置され商品の管理を行う中央管理装置51と、各陳列棚1に設けられ、中央管理装置51にデータ通信可能に接続される制御ユニット40と、荷重センサ22と、測距センサ32とを主に有している。
中央管理装置51は、各陳列棚1に設けられた制御ユニット40から出力されるデータに基づいて、いずれの商品が何個取出されたかを特定するための取出し商品特定処理等を実行可能な制御部52と、商品に関する情報が記憶された商品情報テーブル(図4(a)参照)や、棚板3に関する情報等が記録された棚情報テーブル(図4(b)参照)等が記憶される記憶部53と、各陳列棚1に設けられた制御ユニット40とのデータ通信を行う通信部54と、を主に有している。
制御ユニット40は、後述する測距センサ32や荷重センサ22から入力される検出結果情報を中央管理装置51に出力する処理等を実行可能な制御部41と、陳列棚1の上方に設けられる測距センサ32と、各棚板3に設けられる荷重センサ22と、各種情報の記憶が可能な記憶部42と、時刻情報を取得するためのリアルタイムクロック(RTC)43と、中央管理装置51とデータ通信を行う通信部44と、を主に有している。中央管理装置51の記憶部53には、商品情報テーブルが記憶されている。図4(a)に示されるように、商品情報テーブルには、陳列棚1に陳列される各商品を識別可能な商品IDと、各商品IDに対応付けて、その商品IDに対応する商品の商品名と、商品1個あたりの荷重(g/1個)と、陳列数量を示す陳列数量と、商品が陳列される陳列棚1を識別可能な棚IDと、商品が陳列される棚板3を識別可能な棚板IDと、各商品の陳列領域eを識別可能な陳列領域IDと、各陳列領域eの左右寸法L1及び上下寸法L2と、が記憶されている。
また、中央管理装置51の記憶部53には、棚情報テーブルが記憶されている。図4(b)に示されるように、棚情報テーブルには、各陳列棚1を識別可能な棚IDと、各棚IDに対応付けて、その陳列棚1に設けられる測距センサ32を識別可能な測距センサIDと、その陳列棚1に設けられる棚板3を識別可能な棚板IDと、その棚板3に設けられる荷重センサ22を識別可能な荷重センサIDと、その棚板3に設定される各陳列領域eを示す陳列領域IDと、が記憶されている。
尚、上記商品情報テーブル及び棚情報テーブルに記憶される情報は任意であり、少なくとも各商品1個あたりの荷重(g/1個)情報と、各陳列領域eを識別可能な陳列領域IDと、が記憶されていればよく、それ以外の情報は必ずしも記憶されていなくてもよいし、上記以外の情報が記憶されていてもよい。また、記憶部53には、上記以外の情報テーブルが記憶されていてもよい。尚、商品1個あたりの荷重情報とは、同一商品が複数個まとめて1つにパッケージされている場合、1パッケージあたりの荷重情報でもよい。
次に、商品の管理方法の一例として、陳列棚1からいずれの商品が何個取出されたかを管理する方法について、図5に基づいて説明する。
図5(a)に示されるように、例えば、所定の陳列棚1(例えば、棚ID「T001」)の前方に位置する買い物客(図示略)が、陳列棚1の前方位置から手Hを伸ばして、下から4段目の棚板3(例えば、棚板ID「TB004」)の上方の陳列領域eに手Hを進入すると、測距センサ32(例えば、測距センサID「ST001」)から照射されたレーザー光が手Hにより遮られ反射することで、測距センサ32により手Hが所定の陳列領域eに進入したことが検出される。
ここで、各陳列棚1の制御部41は、測距センサ32により手Hの陳列領域eへの進入が検出された場合、制御部41(図3参照)は、手Hの陳列領域eへの進入を検出したこと(測距センサ32の検出オン状態)及び手Hの進入位置を示す進入位置情報を含む検出結果情報を、当該陳列棚1及び棚板3を特定可能な情報(例えば、棚IDや棚板IDなど)及びRTC43により取得した現在の時刻(第1時刻)を示す時刻情報とともに中央管理装置51に出力する。
また、制御部41は、手Hが陳列領域eから引出されて測距センサ32により手Hの陳列領域eへの進入が検出されなくなった場合、手Hの陳列領域eへの進入が検出されなくなったことを示す非検出結果情報(測距センサ32の検出オフ状態)を、当該陳列棚1及び棚板3を特定可能な情報(例えば、棚IDや棚板IDなど)及びRTC43により取得した現在の時刻(第2時刻)を示す時刻情報とともに中央管理装置51に出力する。
また、制御部41は、いずれかの棚板3の荷重センサ22が検出する荷重が変化した場合、載置荷重が変化したことを示す載置荷重変化情報を、当該陳列棚1及び棚板3を特定可能な情報(例えば、棚IDや棚板IDなど)及びRTC43により取得した現在の時刻(第3時刻)を示す時刻情報とともに中央管理装置51に出力する。尚、載置荷重変化情報は、検出された荷重が減少(または増加)した場合、その変化値を特定可能な情報である。
一方、中央管理装置51の制御部52は、各陳列棚1の制御部41から出力される検出結果情報、非検出結果情報及び載置荷重変化情報を受信した場合、受信した各種情報を記憶部53に記憶する。
また、制御部52は、所定の陳列棚1の制御部41から検出結果情報を受信した場合、非検出結果情報の受信待機状態に移行する。その後、非検出結果情報を受信した場合、検出結果情報を受信したときから非検出結果情報を受信するまでの間、つまり、陳列領域eへの手Hの進入が検出されている検出期間に載置荷重変化情報を受信したか否かを判定する。具体的には、検出結果情報を受信した第1時刻から非検出結果情報を受信した第2時刻までの間の第3時刻に載置荷重変化情報を受信したか否かを判定する。
そして、陳列領域eへの手Hの進入が検出されている検出期間に載置荷重変化情報を受信したと判定した場合、商品8が取出された可能性があるとして、記憶部53に記憶されている商品情報テーブル及び検出結果情報から特定される手Hの進入位置情報に基づいて、手Hが進入した陳列領域eを特定する。尚、ここでは、陳列領域ID「e017」の陳列領域eが特定されたものとする。
また、制御部52は、この特定した陳列領域e(陳列領域ID「e017」)に対応付けて商品情報テーブルに記憶されている商品種別を特定する(図5(b)参照)。尚、ここでは、商品8のうちの「商品8A」を特定したとする。
次いで、記憶部53に記憶されている載置荷重変化情報から特定される変化値(ここでは、荷重が600g減少したことを示す値)を、特定した陳列領域e(陳列領域ID「e017」)に陳列されている商品8Aの1個あたりの荷重値(ここでは、300gとする)で除算して、除算した値がn(ここでは、n=2)であれば、商品8Aがn個(ここでは、2個)取出されたと特定する(図5(c)参照)。
また、第3時刻に載置荷重変化情報を受信し、変化値が増加した値になる場合、つまり、棚板3の荷重が増加した場合、新たに商品8Aが載置されたと特定すればよい。
さらに、第1時刻から第2時刻の間に、載置荷重変化の変化値が「0」の場合、手Hが陳列領域e進入されたものの、商品8Aが取出されなかったと特定することができる。
以上説明したように、本発明の実施例としての中央管理装置51にあっては、陳列棚1の棚板3上の載置荷重変化を検出する荷重変化検出手段(例えば、荷重センサ22、制御部41)と、棚板3への手の進入位置を検出する位置検出手段(例えば、測距センサ32、制御部41)と、を備え、中央管理装置51の制御部52は、前記位置検出手段による検出結果と前記荷重変化検出手段による検出結果とをマッチングさせて商品を管理する。つまり、中央管理装置51の制御部52は、測距センサ32により検出された手Hの進入位置から特定した陳列領域eに陳列されている商品8の商品情報と、荷重センサ22により検出された載置荷重変化情報とに基づいて、いずれの商品が何個取出されたかを特定できることで、商品の売り上げ状況等を管理することができる。このようにすることで、1つの棚板3上に複数種類の商品8を載置して各商品8の管理が可能となることで、商品8の陳列の自由度を高めることができる。
また、2つの別個の検出手段により検出された各々の検出結果に基づいて取出された商品8及び個数を特定することで、例えば、買い物客が所定の陳列領域eに手Hを進入したものの、商品8を取出すことなく陳列領域eから手Hを引出した場合、または、商品8を手にとったが、陳列領域eから取出すことなく元に戻した後、陳列領域eから手Hを引出した場合など、最終的に商品8が取出されなかった場合でも、所定の陳列領域eへの手Hの進入が検出されたことを特定して記憶することができる。よって、買い物客が購入した商品や商品個数だけでなく、購入はしなかったが買い物客が手Hを伸ばした商品8等を特定することが可能となるため、これら記憶された情報を買い物客の行動分析等に活用することが可能となる。
また、中央管理装置51の商品情報テーブルには、各商品の単位荷重情報(商品1個あたりの荷重情報)と陳列棚1における陳列位置情報(例えば、陳列領域ID「e001~e025」など)とが紐づけて記憶されていることで(図4(a)参照)、検出された手Hの進入位置と陳列位置情報とから取出された商品8を確実に特定することができる。
また、制御部52は、棚板3の荷重変化を検出したとき及び手Hの進入位置を検出したときに、ともに検出時間(第1時刻と第2時刻)を取得できるようになっていることで、各々の時間を特定することによりマッチングの精度を高めることができる。例えば、第1時刻から第2時刻までの経過時間が所定時間(例えば、1分間など)内であれば、進入が検出されたあとに商品8が取出された可能性が高いと判定できる一方で、前記所定時間を超える場合、進入が検出されたが商品8が取出されなかった可能性が高いと判定できるため、マッチングの精度を高めることができる。
また、測距センサ32は、棚板3の上方に設けられ、該棚板3より前方における手Hの進入を検出することで、測距センサ32が商品8の取出しの邪魔になることを防止できる。
また、棚板3は、陳列棚1の上下方向に複数(本実施例では5段)設けられ、位置検出手段は、最上部の棚板3の上方に設けられ、複数の棚板3各々の手Hの進入位置までの距離を検出可能な測距センサ32を含むことで、少ないセンサで各棚板3における手Hの進入位置を検出することができる。特に、棚板3の左右方向(X軸方向)の位置だけでなく、上下の棚板3までの距離(Z軸方向)を検出できることで、各棚板3上の各陳列領域Eの位置を1つの測距センサ32で検出することができる。
また、測距センサ32は、陳列棚1に取付けられた支持部材30により支持されていることで、測距センサ32と各棚板3との位置関係が変化することがないので、陳列棚1が位置ずれしたり、レイアウト変更するたびに測距センサ32の位置調整を行う手間を省くことができる。また、棚板3までの距離が既知であることから、測距センサ32の初期設定等を簡便に行うことができる。
また、所定の陳列棚1における商品8の陳列レイアウト、例えば、図2に示される陳列領域Eのレイアウトを、図6(a)に示されるレイアウトに変更する場合、各陳列領域eの上下方向及び左右方向の位置や左右寸法L1や上下寸法L2の変更に応じて、商品情報テーブルや棚情報テーブルに記憶された各陳列領域eに関する情報(例えば、陳列領域ID、左右寸法L1、上下寸法L2などの陳列位置情報)の変更及び設定を、例えば、中央管理装置51に接続された入力装置や表示装置等の設定手段(図示略)を用いて、所定の設定変更画面(図示略)などから行うことができるようにすることが好ましい(図6(b)参照)。このようにすることで、設定されている商品8の陳列位置情報を容易に変更することができるため、商品の陳列領域Eのレイアウト変更に容易に対応することができる。
また、上記のように商品情報テーブルや棚情報テーブルに記憶された各陳列領域eに関する情報の変更及び設定が容易になることで、図6(a)に示されるように、陳列棚1における棚板3の数を減少(または増加)させたり、棚板3の左右方向の区画数を増減させたりするなど、各陳列領域eの左右寸法L1や上下寸法L2を自由に設定できるので、商品8の陳列自由度をより高めることができる。
また、本実施例では、位置検出手段として、レーザー光を用いた測距センサ32を用いていることで、CCD撮像装置を用いるもののように、人の顔、手、腕等の画像を鮮明に把握することができないため、買い物客の個人情報を好適に保護することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、陳列棚1の棚板3上の載置荷重変化を検出する荷重変化検出手段が実行する処理と、棚板3への手の進入位置を検出する位置検出手段が実行する処理とを各陳列棚1の制御部41が実行可能とし、位置検出手段による検出結果と荷重変化検出手段による検出結果とをマッチングさせる処理を中央管理装置51の制御部52が実行する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、荷重変化検出手段と、位置検出手段と、位置検出手段による検出結果と荷重変化検出手段による検出結果とをマッチングさせる処理とを、全て中央管理装置51の制御部52が実行可能としてもよい。
また、各制御ユニット40に陳列棚1の商品情報テーブルや棚情報テーブル等を記憶し、各陳列棚1において個別に商品管理が行われるようにしてもよい。つまり、各制御ユニット40が、荷重変化検出手段及び位置検出手段を備えるとともに、位置検出手段による検出結果と荷重変化検出手段による検出結果とをマッチングさせる処理を実行可能としてもよい。
また、前記実施例では、陳列棚1は、上下方向に複数の棚板3を有する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、棚板3を1段のみ有する陳列棚1においても本発明を適用可能である。
また、前記実施例では、測距センサ32は、1つの陳列棚1に1個のみ設けられる形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、最上部の棚板3の上方に複数の測距センサ32が左右方向に設けられていてもよいし、各棚板3に測距センサ32が設けられるなど、1つの陳列棚1に複数の測距センサ32が設けられてもよい。
また、前記実施例では、1つの陳列棚1に1個の測距センサ32が設けられる形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、左右方向に並設される複数の陳列棚1に対応して1個の測距センサ32を設け、1個の測距センサ32により、複数の陳列棚1における手Hの進入位置を検出可能としてもよい。
また、前記実施例では、測距センサ32は陳列棚1における棚板3の前方を検出可能に設けられる形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、陳列棚1における棚板3の左右側方や後方を検出可能であってもよい。つまり、棚板3上の陳列領域Eに手Hを進入可能な部分にて手Hを検出可能とすればよい。
また、前記実施例では、測距センサ32は、各陳列棚1に支持部材30を介して取付けられている形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、陳列棚1以外の構造物(例えば、他の陳列棚1や他の什器、あるいは、店舗の天井や外壁等)に設けられていてもよい。
また、前記実施例では、各棚板3に1個の荷重検出ユニット11が配置される形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1個の荷重検出ユニット11に対応する領域の左右方向に複数種類の商品8を載置可能であれば、1つの棚板3の左右方向に複数の荷重検出ユニット11が配置されていてもよい。
また、前記実施例では、測距センサ32の一例として、レーザー光を用いたTOF方式にて距離を測定するセンサを例示したが、反射光をもとに三角測量の原理で距離を測定する三角測距方式のセンサ等を適用してもよい。
1 陳列棚
2 支柱
3 棚板
8、8A 商品
22 荷重センサ(荷重変化検出手段)
30 支持部材
30a 縦フレーム部
30b 横フレーム部
30c フレーム部
32 測距センサ(位置検出手段)
40 制御ユニット
41 制御部(荷重変化検出手段、位置検出手段)
51 商品管理装置(設定手段)
52 制御部
53 記憶部
E、e 陳列領域

Claims (7)

  1. 陳列棚の棚板上の載置荷重変化を検出する荷重変化検出手段と、
    前記棚板への手の進入位置を検出する位置検出手段と、
    を備え、
    前記位置検出手段による検出結果と前記荷重変化検出手段による検出結果とをマッチングさせて商品を管理することを特徴とする陳列棚における商品管理装置。
  2. 前記各商品の単位荷重情報と前記各棚板における陳列位置情報とが紐づけて記憶されていることを特徴とする請求項1に記載の陳列棚における商品管理装置。
  3. 前記荷重変化検出手段と前記位置検出手段とは、ともに検出時間を取得できるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の陳列棚における商品管理装置。
  4. 前記位置検出手段は、前記棚板の上方に設けられ、該棚板より前方における手の進入を検出することを特徴とする請求項1に記載の陳列棚における商品管理装置。
  5. 前記棚板は、前記陳列棚の上下方向に複数設けられ、
    前記位置検出手段は、最上部の前記棚板の上方に設けられ、各棚板における手の進入位置までの距離を検出可能な測距センサを含むことを特徴とする請求項4に記載の陳列棚における商品管理装置。
  6. 前記測距センサは、前記陳列棚に取付けられた支持部材により支持されていることを特徴とする請求項5に記載の陳列棚における商品管理装置。
  7. 前記棚板における各商品の陳列位置の変更に応じて前記陳列位置情報の設定が可能な設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の陳列棚における商品管理装置。
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