JP2024020719A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被加工物の加工を正常に行うための作業を簡素化するとともに、その所要時間を短くすることが可能な加工装置を提供する。【解決手段】被加工物の加工を正常に実施できないと判定された場合に、その理由を示すテキストと、複数のセンサのそれぞれによって検知された情報のうち当該理由に関連する少なくとも二つの情報と、を表示ユニットに表示する。これにより、複数のセンサのいずれにおいて被加工物の加工を正常に実施できない理由となる事象が検知されたかがオペレータに報知される。この場合、オペレータが加工装置の構成要素のうち当該事象が生じているものを確認し、それを適切な状態にすることによって、加工装置における被加工物の加工を正常に行うことが可能になる。その結果、被加工物の加工を正常に行うための作業を簡素化するとともに、その所要時間を短くすることが可能になる。【選択図】図8

Description

本発明は、被加工物を保持する保持テーブルと、保持テーブルによって保持された被加工物を加工する加工ユニットと、を備える加工装置に関する。
IC(Integrated Circuit)等のデバイスのチップは、携帯電話及びパーソナルコンピュータ等の各種電子機器において不可欠の構成要素である。このようなチップは、例えば、表面に多数のデバイスが形成されたウェーハ等の被加工物を薄化した後に、個々のデバイスを含む領域毎に被加工物を分割することで製造される。
被加工物を薄化する際に利用される研削装置又は被加工物を分割する際に利用される切削装置等の加工装置においては、各種のセンサが設けられている(例えば、特許文献1参照)。そして、加工装置においては、センサによって検知された情報に基づいて被加工物の加工を正常に実施できるか否かが判定されることが多い。
特開2001-28355号公報
加工装置は、被加工物を保持する保持テーブルと該保持テーブルによって保持された被加工物を加工する加工ユニットとを備える。そして、保持テーブル及び加工ユニットは、一般的に、直方体状の筐体によって囲まれている。また、被加工物の搬入出又はメンテナンス等を行うため、筐体には、加工装置の一部の構成要素にアクセスできるように開閉可能な複数のカバー部が設けられていることが多い。
例えば、筐体には、被加工物を収容するカセットの搬入出が行われる際に開放されるカセット室カバー部及び加工具(例えば、切削ブレード又は研削ホイール)の交換等の加工ユニットのメンテナンスの際に開放される加工室カバー部等が設けられている。また、複数のカバー部のそれぞれの近傍には、各カバー部の状態(すなわち、開状態又は閉状態)を検知するためのセンサが設けられていることが多い。
そして、この加工装置においては、センサによって各カバー部が閉状態となっていることが検知された場合に被加工物の加工を正常に実施できると判定される。他方、この加工装置においては、センサによって複数のカバー部の少なくとも一つが開状態となっていることが検知された場合に被加工物の加工を正常に実施できないと判定される。
さらに、複数のカバー部の少なくとも一つが開状態となっていることが検知された場合、加工装置における被加工物の加工が不可能となるとともに加工装置に設けられている表示ユニットに被加工物の加工を正常に実施できない理由を示すテキスト(例えば、「カバーロックが出来ていません。」)が表示されることがある。
しかしながら、このようなテキストが表示されるだけでは、複数のカバー部のいずれが開状態となっているかを特定することができない。そのため、このような場合には、加工装置のオペレータが複数のカバー部の全ての状態を確認し、それらの全てを改めて閉状態にする必要が生じるおそれがある。
このような作業は煩雑であり、また、その所要時間も長くなる。この点に鑑み、本発明の目的は、被加工物の加工を正常に行うための作業を簡素化するとともに、その所要時間を短くすることが可能な加工装置を提供することである。
本発明によれば、被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルによって保持された該被加工物を加工する加工ユニットと、を備える加工装置であって、複数のセンサと、表示ユニットと、該複数のセンサのそれぞれによって検知された情報に基づいて該表示ユニットを制御する制御ユニットと、を備え、該制御ユニットは、該複数のセンサのそれぞれによって検知された情報に基づいて該被加工物の加工を正常に実施できるか否かを判定する判定部と、該判定部が該被加工物の加工を正常に実施できないと判定した場合に、該被加工物の加工を正常に実施できない理由を示すテキストと、該複数のセンサのそれぞれによって検知された情報のうち該理由に関連する少なくとも二つの情報と、が表示されるように該表示ユニットを制御する表示部と、を有する加工装置が提供される。
好ましくは、該表示部は、該判定部が該被加工物の加工を正常に実施できないと判定した際の該少なくとも二つの情報と、現在の該少なくとも二つの情報と、が共に表示されるように該表示ユニットを制御する。
本発明の加工装置においては、被加工物の加工を正常に実施できないと判定された場合に、その理由を示すテキスト(例えば、「カバーロックが出来ていません。」)と、複数のセンサのそれぞれによって検知された情報のうち当該理由に関連する少なくとも二つの情報(例えば、加工室カバー部及びカセット室カバー部のそれぞれの状態に関する情報)と、が表示ユニットに表示される。
これにより、複数のセンサのいずれにおいて被加工物の加工を正常に実施できない理由となる事象が検知されたかがオペレータに報知される。この場合、オペレータが加工装置の構成要素のうち当該事象が生じているものを確認し、それを適切な状態にすることによって、加工装置における被加工物の加工を正常に行うことが可能になる。
換言すると、この場合、加工装置における被加工物の加工を正常に行うために、オペレータが加工装置の構成要素のうち当該理由に関連するものの全てを確認する必要がない。その結果、本発明の加工装置においては、被加工物の加工を正常に行うための作業を簡素化するとともに、その所要時間を短くすることが可能になる。
図1は、加工装置の一例を模式的に示す斜視図である。 図2は、図1に示される加工装置の内部の構造を模式的に示す平面図である。 図3は、フレームユニットの一例を模式的に示す斜視図である。 図4(A)は、切削ユニットの一例を模式的に示す分解斜視図であり、図4(B)は、切削ブレードの周囲に設けられているブレードカバーの一例を模式的に示す分解斜視図である。 図5は、検出ユニットの一例を模式的に示す斜視図である。 図6は、制御ユニットの一例を模式的に示す機能ブロック図である。 図7は、表示ユニットに表示される画像の第1の例を模式的に示す図である。 図8は、表示ユニットに表示される画像の第2の例を模式的に示す図である。 図9は、表示ユニットに表示される画像の第3の例を模式的に示す図である。 図10は、表示ユニットに表示される画像の第4の例を模式的に示す図である。 図11は、表示ユニットに表示される画像の第5の例を模式的に示す図である。 図12は、表示ユニットに表示される画像の第6の例を模式的に示す図である。 図13は、表示ユニットに表示される画像の第7の例を模式的に示す図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の加工装置の一例(切削装置)を模式的に示す斜視図である。また、図2は、この切削装置の内部の構造を模式的に示す平面図である。
なお、図1及び図2に示されるX軸方向(左右方向、加工送り方向)及びY軸方向(前後方向、割り出し送り方向)は、水平面上において互いに垂直な方向であり、また、Z軸方向(上下方向)は、X軸方向及びY軸方向に垂直な方向(鉛直方向、切り込み送り方向)である。
図1及び図2に示される切削装置2は、各構成要素が搭載される筐体4を備える。なお、図1においては、筐体4の一部が2点鎖線で示されている。この筐体4には、切削装置2の一部の構成要素にアクセスできるように開閉可能な複数のカバー部が設けられている。
例えば、筐体4の前側の端部には、カセットテーブル6が設けられている空間(カセット室)Aを開放可能なカセット室カバー部(不図示)が設けられている。このカセット室カバー部は、例えば、蝶番等を含み、オペレータによって手動で開閉される。
また、このカセット室カバー部の近傍には、その状態(すなわち、開状態又は閉状態)を検知するためのセンサ(不図示)が設けられている。そして、このカセット室カバー部が開状態となると、複数のフレームユニット11を収容可能なカセット1をカセットテーブル6に搬入し、又は、カセットテーブル6からカセット1を搬出することが可能になる。
図3は、カセット1に収容されるフレームユニット11の一例を模式的に示す斜視図である。図3に示されるフレームユニット11は、被加工物13を有する。この被加工物13は、例えば、円状の表面13a及び裏面13bを有し、シリコン(Si)等の半導体材料からなるウェーハである。
また、被加工物13は格子状に設定される複数の分割予定ライン15によって複数の領域に区画されており、各領域にはIC等のデバイス17が形成されている。また、被加工物13の裏面13bには、被加工物13よりも直径が大きい円板状のダイシングテープ19の中央領域が貼着されている。
このダイシングテープ19は、例えば、可撓性を有するフィルム状の基材層と、基材層の一面(被加工物13側の面)に設けられた粘着層(糊層)とを有する。そして、基材層は、ポリオレフィン(PO)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)又はポリスチレン(PS)等からなる。また、粘着層は、紫外線硬化型のシリコーンゴム、アクリル系材料又はエポキシ系材料等からなる。
また、ダイシングテープ19の外周領域には、被加工物13よりも直径が大きい円形の開口21aが形成されている環状のフレーム21が貼着されている。このフレーム21は、例えば、アルミニウム又はステンレス鋼等の金属材料からなる。
また、図2に示されるように、筐体4の内側にはフレームユニット11を搬送可能な搬送ユニット8が設けられている。この搬送ユニット8は、フレームユニット11をY軸方向及び/又はZ軸方向に沿って移動させるためのボールねじ式の移動機構(不図示)に連結されている。
具体的には、この移動機構は、例えば、後述する洗浄室Dからカセットテーブル6に載せられたカセット1の近傍の位置まで搬送ユニット8を移動させることができる。また、搬送ユニット8は、例えば、フレーム21の上面側を吸引するための吸引パッドを有する。
また、筐体4の側部には一対の切削ユニット(加工ユニット)10a,10bが設けられている空間(加工室)Bを開放可能な加工室カバー部(不図示)が設けられている。この加工室カバー部は、例えば、Y軸方向に沿って互いにスライド可能な2枚の透明部材を含み、オペレータによって手動で開閉される。なお、2枚の透明部材のそれぞれは、例えば、アクリル樹脂等からなる。
また、この加工室カバー部の近傍には、その状態(すなわち、開状態又は閉状態)を検知するためのセンサ(不図示)が設けられている。そして、この加工室カバー部が開状態となると、一対の切削ユニット10a,10bのメンテナンス等を行うことが可能になる。
一対の切削ユニット10a,10bは、互いに同様の構造を有し、また、Y軸方向において対向する。図4(A)は、切削ユニット10aを模式的に示す分解斜視図である。この切削ユニット10aは、円筒状のハウジング12を有する。そして、ハウジング12は、Y軸方向に沿って延在するスピンドル14を回転可能な態様で支持する。
さらに、ハウジング12は、切削ユニット10aをY軸方向及び/又はZ軸方向に沿って移動させるためのボールねじ式の移動機構(不図示)に連結されている。また、ハウジング12にはスピンドル14を回転させるための回転駆動源(例えば、モータ等)が収容されており、この回転駆動源はスピンドル14の基端部に連結されている。
また、ハウジング12には、回転に伴って加熱されるスピンドル14を冷却するための冷却水が供給される流路(不図示)が形成されている。また、この流路の近傍には、流路に供給される冷却水の流量を検知するセンサ(不図示)が設けられている。
また、スピンドル14の先端部はハウジング12の外部に露出し、この先端部にはマウント16が設けられている。このマウント16は、円盤状のフランジ部18と、フランジ部18の表面18aの中央部から突出する円筒状の支持軸20とを含む。
そして、フランジ部18の外周部の表面18a側には、表面18aから突出する環状の凸部18bが設けられている。なお、凸部18bの先端面は、表面18aと概ね平行に形成されている。また、支持軸20の外周面には、ねじ部20aが形成されている。
このマウント16には、環状の切削ブレード22が装着されている。この切削ブレード22は、金属等からなる環状の基台24と、基台24の外縁部に沿って形成された環状の切刃26とを含む。
そして、基台24の中央部には、厚さ方向において基台24を貫通する貫通孔24aが形成されている。また、基台24の貫通孔24aの周囲には、環状の肉厚部24bが設けられている。
また、切刃26は、基台24の外周縁から基台24の半径方向外側に向かって突出するように設けられている。なお、切刃26は、例えば、ダイヤモンド等からなる砥粒をニッケルめっき等の結合材で固定することにより形成される。
支持軸20のねじ部20aには、切削ブレード22を固定するための環状の固定ナット28が締結される。そして、固定ナット28の内側面には、支持軸20のねじ部20aに対応するねじ溝28aが形成されている。
そして、切削ブレード22をマウント16に装着する際には、まず、基台24の貫通孔24aにマウント16の支持軸20を挿入する。そして、基台24の肉厚部24bがマウント16のフランジ部18と固定ナット28とによって挟持されるように、固定ナット28を支持軸20に螺合する。
さらに、図4(B)に示されるように、切削ブレード22の周囲にはブレードカバー30が設けられている。このブレードカバー30は、ハウジング12の先端部に固定されている直方体状の本体部32を有する。
この本体部32には、Z軸方向において本体部32を貫通するパイプ34が設けられている。また、パイプ34の下端部には、切削ブレード22の下側後方においてX軸方向に沿って延在するノズル36の基端部が連結されている。
そして、このノズル36の切削ブレード22の裏面と対向する位置には、開口が形成されている。また、本体部32の前面側には第1着脱部38が装着され、また、その上部側には第2着脱部40が装着されている。
この第1着脱部38には、Z軸方向において第1着脱部38を貫通するパイプ42が設けられている。また、パイプ42の下端部には、切削ブレード22の下側前方においてX軸方向に沿って延在するノズル44の基端部が連結されている。
このノズル44の切削ブレード22の表面と対向する位置には、開口が形成されている。さらに、パイプ34,42は、その上端部に連結されているバルブ等を介して、切削ブレード22によって被加工物13を切削する際に純水等の切削水をパイプ34,42に供給するポンプ(不図示)に接続されている。
そして、このポンプからパイプ34,42に切削水が供給されると、ノズル36,44に形成されている開口を介して加工点(切削ブレード22と被加工物13との接触点)に向けて切削水が噴射される。これにより、被加工物13の切削に伴って加熱される被加工物13及び切削ブレード22を冷却するともに、切削に伴って生じた切削屑を洗い流すことができる。
また、パイプ34,42の近傍には、パイプ34,42に供給される切削水の圧力が所定の上限値を上回っているか否かを検知するセンサ(不図示)及び所定の下限値を下回っているか否かを検知するセンサ(不図示)が設けられている。
また、第1着脱部38にはY軸方向において第1着脱部38を貫通する貫通孔38aが形成されており、この貫通孔38aにはボルト46が通されている。そして、このボルト46は、本体部32の前面に形成されているねじ穴32aと螺合している。
すなわち、第1着脱部38は、貫通孔38aを通るボルト46をねじ穴32aに螺合させることによって本体部32に装着される。また、ねじ穴32aの近傍には、第1着脱部38が本体部32に装着されているか否かを検知するためのセンサ(不図示)が設けられている。
また、第2着脱部40にはZ軸方向において第2着脱部40を貫通する貫通孔40aが形成されており、この貫通孔40aにはボルト48が通されている。そして、このボルト48は、本体部32の上面に形成されているねじ穴32bと螺合している。
すなわち、第2着脱部40は、貫通孔40aを通るボルト48をねじ穴32bに螺合させることによって本体部32に装着される。また、ねじ穴32bの近傍には、第2着脱部40が本体部32に装着されているか否かを検知するためのセンサ(不図示)が設けられている。
なお、第1着脱部38及び第2着脱部40は、被加工物13を加工中の切削ブレード22を保護するために本体部32に装着される。また、第1着脱部38及び第2着脱部40は、例えば、切削ブレード22を交換する際に本体部32から取り外される。
また、図1及び図2に示されるように、一対の切削ユニット10a,10bの下方には被加工物13を保持する保持テーブル50が設けられている。この保持テーブル50は、保持テーブル50をX軸方向に沿って移動させるためのボールねじ式の移動機構(不図示)に連結されている。
この移動機構は、カセット室Aの後方かつ加工室の側方に位置する待機室Cから加工室Bまで保持テーブル50を移動させる。また、保持テーブル50は回転駆動源(例えば、モータ等)に連結されており、この回転駆動源が動作すると、保持テーブル50の上面の中心を通り、かつ、Z軸方向に沿った直線を回転軸として保持テーブル50が回転する。
また、保持テーブル50は、セラミックス等からなる円板状の枠体52を有する。この枠体52は、円板状の底壁と、この底壁の外周領域から立設する円筒状の側壁とを有する。すなわち、枠体52の上面側には、底壁及び側壁によって画定される円板状の凹部が形成されている。
また、枠体52の底壁には凹部の底面において開口する流路(不図示)が形成されており、この流路はエジェクタ等の吸引源(不図示)と連通する。さらに、枠体52の上面側に形成されている凹部には、例えば、多孔質セラミックスからなり、かつ、凹部の直径と概ね等しい直径を有する円板状のポーラス板54が固定されている。
そして、枠体52の底壁に形成されている流路に連通する吸引源を動作させると、ポーラス板54の上面近傍の空間に吸引力が作用する。そのため、ポーラス板54の上面及び枠体52の側壁の上面は、保持テーブル50の保持面として機能する。
例えば、ダイシングテープ19が下になるようにフレームユニット11が保持テーブル50の保持面に置かれた状態で吸引源を動作させると、ダイシングテープ19を介して被加工物13が保持テーブル50によって保持される。
また、枠体52の周囲には、枠体52の周方向に沿って概ね等間隔に4つのクランプ56が設けられている。4つのクランプ56のそれぞれは、保持テーブル50において被加工物13が保持される際に保持テーブル50の保持面よりも低い位置においてフレーム21を保持する。
さらに、保持テーブル50の周囲には、保持テーブル50とともにX軸方向に沿って移動するテーブルカバー58が設けられている。なお、保持テーブル50に接続されている移動機構、回転駆動源及び吸引源は、保持テーブル50及びテーブルカバー58の下方に設けられている。
また、テーブルカバー58の下方には、被加工物13を切削する際に加工点に供給される切削水の廃棄経路となる多層構造のドレインパン(不図示)が設けられている。さらに、このドレインパンの各層には、切削水が漏れているか否かを検知するためのセンサ(不図示)が設けられている。
また、テーブルカバー58の上には、切削ユニット10aに含まれる切削ブレード22の下端の位置を検出することが可能な検出ユニット60aと、切削ユニット10bに含まれる切削ブレード22の下端の位置を検出することが可能な検出ユニット60bとが設けられている。
これらの検出ユニット60a,60bは、互いに同様の構造を有し、また、Y軸方向において対向するように設けられている。図5は、検出ユニット60aを模式的に示す斜視図である。この検出ユニット60aは、検出器62を有する。
検出器62は、直方体状の支持部62aと、支持部62aの上方に設けられた検出部62bとを含む。そして、検出部62bの上端部には、切削ブレード22の切刃26が進入できる態様で切り欠かれたブレード進入部62cが形成されている。
このブレード進入部62cのY軸方向における両側には、一対の柱状部が設けられている。そして、一対の柱状部には、ブレード進入部62cを介して対面するように発光部64及び受光部66がそれぞれ内蔵されている。
発光部64は、光ファイバー等を介してLED等の光源(不図示)に接続されており、受光部66に向けて光を照射する。また、受光部66は、光ファイバー等を介して光電変換部(不図示)に接続されている。この光電変換部は、例えば、光電変換素子を含み、受光部66の受光量に応じた電圧を生成する。
さらに、支持部62aの上面には、発光部64及び受光部66にエアーを供給するための2本のエアー供給ノズル68が設けられている。また、エアー供給ノズル68に隣接する位置には、発光部64及び受光部66に純水等の液体を供給するための2本の液体供給ノズル70が設けられている。
そして、発光部64及び受光部66は、例えば、液体供給ノズル70から供給された液体で洗浄された後に、エアー供給ノズル68から供給されたエアーで乾燥される。また、検出器62には、ヒンジ等からなる連結具72を介して直方体状のキャップ74が取り付けられている。
そして、検出ユニット60によって切削ブレード22の下端の位置を検出する際には、検出部62b、エアー供給ノズル68及び液体供給ノズル70等を露出させるようにキャップ74が開けられる。
他方、被加工物13を切削する際には、検出部62b、エアー供給ノズル68及び液体供給ノズル70等を保護するようにキャップ74が閉じられる。また、キャップ74の近傍には、キャップ74の状態(すなわち、開状態又は閉状態)を検知するためのセンサ(不図示)が設けられている。
また、図2に示されるように、待機室Cの後方にはスピンナテーブル76及び洗浄ユニット78が設けられている空間(洗浄室)Dが設けられている。また、筐体4の後側の端部には、洗浄室Dを開放可能な洗浄室カバー部(不図示)が設けられている。この洗浄室カバー部は、例えば、蝶番等を含み、オペレータによって手動で開閉される。
また、この洗浄室カバー部の近傍には、その状態(すなわち、開状態又は閉状態)を検知するためのセンサ(不図示)が設けられている。そして、この洗浄室カバー部が開状態となると、洗浄ユニット78のメンテナンス等を行うことが可能になる。
スピンナテーブル76は回転駆動源(例えば、モータ等)に連結されており、この回転駆動源が動作すると、スピンナテーブル76の上面の中心を通り、かつ、Z軸方向に沿った直線を回転軸としてスピンナテーブル76が回転する。なお、スピンナテーブル76は、保持テーブル50と同様の構造を有するため、その詳細な説明は割愛する。
洗浄ユニット78は、Z軸方向に沿って延在するパイプ状の軸部を有する。この軸部の下端部には、軸部を回転させるためのモータ等の回転駆動源が連結されている。また、軸部の上端部には、腕部の基端部が連結されている。
この腕部は、軸部の上端部からスピンナテーブル76の上面の中心までの距離に相当する長さでZ軸方向に直交する方向に延在するパイプ状の部材である。また、腕部の先端部には、下方に向けて純水等の洗浄水を放出するようにノズルが設けられている。
さらに、軸部は、洗浄水供給源に連通している。そのため、例えば、ノズルをスピンナテーブル76の上方に位置付けるように軸部を回転させた後に、洗浄水供給源から軸部及び腕部に洗浄水が供給されると、ノズルからスピンナテーブル76の上面に洗浄水が供給される。
また、図1に示されるように、筐体4の前面にはタッチパネル80が設けられている。このタッチパネル80は、例えば、静電容量方式又は抵抗膜方式のタッチセンサ等の入力ユニットと、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示ユニットとによって構成され、ユーザインターフェースとして機能する。
また、切削装置2は、上述した構成要素を制御する制御ユニットを内蔵する。図6は、この制御ユニットの一例を模式的に示す機能ブロック図である。図6に示される制御ユニット82は、処理部84と、記憶部86とを有する。
処理部84は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサによって構成される。また、記憶部86は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)又はSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリと、SSD(Solid State Drive)(NAND型フラッシュメモリ)又はHDD(Hard Disk Drive)(磁気記憶装置)等の不揮発性メモリとによって構成される。
記憶部86は、処理部84において用いられる各種の情報(データ及びプログラム等)を記憶する。また、記憶部86は、上述した複数のセンサのそれぞれによって検知された情報を記憶してもよい。また、処理部84は、記憶部86に記憶された各種のプログラムを読みだして実行し、切削装置2の構成要素を制御する。
この処理部84は、例えば、駆動部88と、判定部90と、表示部92とを有する。駆動部88は、切削装置2の構成要素の移動又は回転を制御する。すなわち、駆動部88は、上述した複数の移動機構及び複数の回転駆動源を制御する。判定部90は、複数のセンサのそれぞれによって検知された情報に基づいて被加工物13の加工を正常に実施できるか否かを判定する。
例えば、筐体4に設けられている複数のカバー部のそれぞれの状態(すなわち、開状態又は閉状態)を検知するためのセンサによって複数のカバー部の少なくとも一つが開状態となっていることが検知された場合には、判定部90は、被加工物13の加工を正常に実施できないと判定する。
また、切削ユニット10a,10bに含まれるハウジング12に形成されている流路に供給される冷却水の流量を検知するセンサによって冷却水の流量が不十分であることが検知された場合にも、判定部90は、被加工物13の加工を正常に実施できないと判定する。
また、ブレードカバー30に含まれるパイプ34,42に供給される切削水の圧力が所定の上限値を上回っているか否かを検知するセンサによって切削水の圧力が所定の上限値を上回っていることが検知された場合にも、判定部90は、被加工物13の加工を正常に実施できないと判定する。
同様に、ブレードカバー30に含まれるパイプ34,42に供給される切削水の圧力が所定の下限値を下回っているか否かを検知するセンサによって切削水の圧力が所定の下限値を下回っていることが検知された場合にも、判定部90は、被加工物13の加工を正常に実施できないと判定する。
また、ブレードカバー30に含まれる第1着脱部38が本体部32に装着されているか否かを検知するためのセンサによって第1着脱部38が本体部32に装着されていないことが検知された場合にも、判定部90は、被加工物13の加工を正常に実施できないと判定する。
同様に、ブレードカバー30に含まれる第2着脱部40が本体部32に装着されているか否かを検知するためのセンサによって第2着脱部40が本体部32に装着されていないことが検知された場合にも、判定部90は、被加工物13の加工を正常に実施できないと判定する。
また、テーブルカバー58の下方に設けられている多層構造のドレインパンの各層において切削水が漏れているか否かを検知するためのセンサによって少なくとも一つの層において切削水が漏れていることが検知された場合にも、判定部90は、被加工物13の加工を正常に実施できないと判定する。
また、検出ユニット60a,60bに含まれるキャップ74の状態(すなわち、開状態又は閉状態)を検知するためのセンサによってキャップ74が開状態となっていることが検知された場合には、判定部90は、被加工物13の加工を正常に実施できないと判定する。
表示部92は、タッチパネル80の表示ユニットを制御する。例えば、表示部92は、判定部90が被加工物13の加工を正常に実施できないと判定した場合に、被加工物13の加工を正常に実施できない理由を示すテキストと、複数のセンサのそれぞれによって検知された情報のうち理由に関連する少なくとも二つの情報と、が表示されるように表示ユニットを制御する。
図7~図13のそれぞれは、表示部92によって制御された表示ユニットに表示される画像の例を模式的に示す図である。具体的には、図7~図12のそれぞれは、被加工物13を加工するようにオペレータがタッチパネル80を操作したものの、判定部90によって被加工物13の加工を正常に実施できないと判定された場合にタッチパネル80に表示される画像である。
この場合、表示部92は、まず、図7に示される画像I1を表示するようにタッチパネル80の表示ユニットを制御する。この画像I1には、被加工物13の加工を正常に実施できない理由を示すテキストの一覧を表示する領域R1が含まれる。
そして、領域R1に含まれる特定の理由を示すテキストが選択されると、すなわち、このテキストを表示する箇所にオペレータが接触すると、表示部92は、図8~13のいずれかに示される画像I2~I8を表示するようにタッチパネル80の表示ユニットを制御する。
これらの画像I2~I8においては、選択された理由を示すテキストにハイライトが付されている。また、これらの画像I2~I8には、複数のセンサのそれぞれによって検知された情報のうち選択された理由に関連する少なくとも二つの情報を表示する領域R2が含まれる。
具体的には、領域R2には、複数のセンサのそれぞれの名称と、判定部90が被加工物13の加工を正常に実施できないと判定した際(エラー発生時)の少なくとも二つの情報と、現在の当該少なくとも二つの情報と、被加工物13の加工を正常に実施するために必要な状態(正常状態)とが表示される。
例えば、図8に示される画像I2は、図7に示される画像I1の「カバーロックが出来ていません。」という箇所にオペレータが接触した時にタッチパネル80に表示される画像である。この場合、領域R2においては、上述した各カバー部の状態(すなわち、開状態又は閉状態)を検知するためのセンサによって検知された情報が表示される。
そして、オペレータは、画像I2の領域R2における表示を参照することによって、エラー発生時にカセット室Aが開状態であったこと、現在もカセット室Aが開状態となっていること、及び、被加工物13の加工を正常に実施するためにはカセット室Aを閉状態にすることが必要なことを把握できる。
また、図9に示される画像I3は、図7に示される画像I1の「冷却水が不十分です。」というテキストを表示する箇所にオペレータが接触した時にタッチパネル80に表示される画像である。この場合、領域R2においては、一対の切削ユニット10a,10bのそれぞれに設けられた冷却水の流量を検知するセンサによって検知された情報が表示される。
そして、オペレータは、画像I3の領域R2における表示を参照することによって、エラー発生時に一対の切削ユニット10a,10bのうち後側に位置する切削ユニット10aにおいて冷却水の流量が不十分であったこと、現在も切削ユニット10aにおいて冷却水の流量が不十分であること、及び、被加工物13の加工を正常に実施するためには切削ユニット10aにおける冷却水の流量を十分にする必要があることを把握できる。
また、図10に示される画像I4は、図7に示される画像I1の「切削水の圧力が異常です。」というテキストを表示する箇所にオペレータが接触した時にタッチパネル80に表示される画像である。この場合、領域R2においては、一対の切削ユニット10a,10bのそれぞれに設けられた切削水の圧力が所定の上限値を上回っているか否かを検知するセンサ及び所定の下限値を下回っているか否かを検知するセンサによって検知された情報が表示される。
そして、オペレータは、画像I4の領域R2における表示を参照することによって、エラー発生時に一対の切削ユニット10a,10bのうち前側に位置する切削ユニット10bにおいて切削水の圧力が下限値を下回っていたこと、現在も切削ユニット10bにおいて切削水の圧力が下限値を下回っていること、及び、被加工物13の加工を正常に実施するためには切削ユニット10bにおける切削水の流量が下限値を上回るようにする必要があることを把握できる。
また、図11に示される画像I5は、図7に示される画像I1の「ブレードカバーが構成されていません。」というテキストを表示する箇所にオペレータが接触した時にタッチパネル80に表示される画像である。この場合、領域R2においては、一対の切削ユニット10a,10bのそれぞれに設けられたブレードカバー30において第1着脱部38が本体部32に装着されているか否かを検知するためのセンサ及び第2着脱部40が本体部32に装着されているか否かを検知するためのセンサによって検知された情報が表示される。
そして、オペレータは、画像I5の領域R2における表示を参照することによって、エラー発生時に一対の切削ユニット10a,10bのうち前側に位置する切削ユニット10bにおいて第2着脱部40が本体部32から取り外されていたこと、現在も切削ユニット10bにおいて第2着脱部40が本体部32から取り外されていること、及び、被加工物13の加工を正常に実施するためには切削ユニット10bにおいて第2着脱部40を本体部32に装着する必要があることを把握できる。
また、図12に示される画像I6は、図7に示される画像I1の「切削水が漏れています。」というテキストを表示する箇所にオペレータが接触した時にタッチパネル80に表示される画像である。この場合、領域R2においては、テーブルカバー58の下方に設けられているドレインパンの各層(例えば、上層及び下層)において切削水が漏れているか否かを検知するためのセンサによって検知された情報が表示される。
そして、オペレータは、画像I6の領域R2における表示を参照することによって、エラー発生時にドレインパンの上層において切削水が漏れていること、現在もドレインパンの上層において切削水が漏れていること、及び、被加工物13の加工を正常に実施するためにはドレインパンの上層における切削水の漏れを解消する必要があることを把握できる。
また、図13に示される画像I7は、図7に示される画像I1の「キャップが開いています。」というテキストを表示する箇所にオペレータが接触した時にタッチパネル80に表示される画像である。この場合、領域R2においては、一対の検出ユニット60a,60bのそれぞれにおいてキャップ74の状態(すなわち、開状態又は閉状態)を検知するためのセンサによって検知された情報が表示される。
そして、オペレータは、画像I7の領域R2における表示を参照することによって、エラー発生時に一対の検出ユニット60a,60bのうち前側に位置する検出ユニット60bにおいてキャップ74が開状態となっていたこと、現在も検出ユニット60bにおいてキャップ74が開状態となっていること、及び、被加工物13の加工を正常に実施するためには検出ユニット60bにおいてキャップ74を閉状態にする必要があることを把握できる。
上述した切削装置2においては、被加工物13の加工を正常に実施できないと判定された場合に、その理由を示すテキスト(例えば、「カバーロックが出来ていません。」)と、複数のセンサのそれぞれによって検知された情報のうち当該理由に関連する少なくとも二つの情報(例えば、加工室カバー部、カセット室カバー部及び洗浄室カバー部のそれぞれの状態に関する情報)と、がタッチパネル80の表示ユニットに表示される。
これにより、複数のセンサのいずれにおいて被加工物13の加工を正常に実施できない理由となる事象が検知されたかがオペレータに報知される。この場合、オペレータが切削装置2の構成要素のうち当該事象が生じているものを確認し、それを適切な状態にすることによって、切削装置2における被加工物13の加工を正常に行うことが可能になる。
換言すると、この場合、切削装置2における被加工物13の加工を正常に行うために、オペレータが切削装置2の構成要素のうち当該理由に関連するものの全てを確認する必要がない。その結果、切削装置2においては、被加工物13の加工を正常に行うための作業を簡素化するとともに、その所要時間を短くすることが可能になる。
なお、上述した内容は本発明の一態様であって、本発明の内容は上述した内容に限定されない。例えば、本発明の加工装置は、切削装置に限定されず、例えば、研削装置、研磨装置又はレーザー加工装置等であってもよい。
また、本発明の加工装置においては、制御ユニット82の判定部90及び表示部92以外(例えば、駆動部88)を構成する複数の回路のそれぞれの状態を検知するためのセンサが設けられていてもよい。この場合、判定部90は、複数の回路のそれぞれの状態を検知するためのセンサによって検知された情報に基づいて被加工物13の加工を正常に実施できるか否かを判定してもよい。
そして、表示部92は、複数の回路の少なくとも一つに異常があったために判定部90が被加工物13の加工を正常に実施できないと判定した場合に、その理由を示すテキストと、複数の回路のそれぞれの状態を検知するためのセンサによって検知された情報と、が表示されるようにタッチパネル80の表示ユニットを制御してもよい。
また、本発明の加工装置においては、被加工物13を撮像するための一対の撮像ユニットのそれぞれのレンズシャッタの状態(すなわち、開状態又は閉状態)を検知するためのセンサが設けられていてもよい。この場合、判定部90は、一対の撮像ユニットのそれぞれのレンズシャッタの状態を検知するためのセンサによって検知された情報に基づいて被加工物13の加工を正常に実施できるか否かを判定してもよい。
そして、表示部92は、一対の撮像ユニットの少なくとも一つのレンズシャッタが閉状態であったために判定部90が被加工物13の加工を正常に実施できないと判定した場合に、その理由を示すテキストと、一対の撮像ユニットのそれぞれのレンズシャッタの状態を検知するためのセンサによって検知された情報と、が表示されるようにタッチパネル80の表示ユニットを制御してもよい。
また、本発明の加工装置においては、前面側に蓋を有し、この蓋を閉じることによって内部空間が密閉されるカセット(例えば、FOUP(Front Opening Unify Pod))がそれぞれに置かれる複数のカセットテーブルが設けられていてもよい。すなわち、本発明の加工装置においては、複数のカセットが搬入出可能であってもよい。
また、この加工装置に搬入された複数のカセットのそれぞれの近傍には、カセットの蓋の状態(すなわち、開状態又は閉状態)を検知するためのセンサが設けられていてもよい。この場合、判定部90は、複数のカセットのそれぞれの蓋の状態を検知するためのセンサによって検知された情報に基づいて被加工物13の加工を正常に実施できるか否かを判定してもよい。
そして、表示部92は、複数のカセットの少なくとも一つの蓋が閉状態であったために判定部90が被加工物13の加工を正常に実施できないと判定した場合に、その理由を示すテキストと、複数のカセットのそれぞれの蓋の状態を検知するためのセンサによって検知された情報と、が表示されるようにタッチパネル80の表示ユニットを制御してもよい。
その他、上述した実施形態にかかる構造及び方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
1 :カセット
2 :切削装置(加工装置)
4 :筐体
6 :カセットテーブル
8 :搬送ユニット
10a,10b:切削ユニット(加工ユニット)
11:フレームユニット
12:ハウジング
13:被加工物(13a:表面、13b:裏面)
14:スピンドル
15:分割予定ライン
16:マウント
17:デバイス
18:フランジ部(18a:表面、18b:凸部)
19:ダイシングテープ
20:支持軸(20a:ねじ部)
21:フレーム(21a:開口)
22:切削ブレード
24:基台(24a:貫通孔、24b:肉厚部)
26:切刃
28:固定ナット(28a:ねじ溝)
30:ブレードカバー
32:本体部(32a,32b:ねじ穴)
34:パイプ
36:ノズル
38:第1着脱部(38a:貫通孔)
40:第2着脱部(40a:貫通孔)
42:パイプ
44:ノズル
46:ボルト
48:ボルト
50:保持テーブル
52:枠体
54:ポーラス板
56:クランプ
58:テーブルカバー
60a,60b:検出ユニット
62:検出器(62a:支持部、62b:検出部、62c:ブレード進入部)
64:発光部
66:受光部
68:エアー供給ノズル
70:液体供給ノズル
72:連結具
74:キャップ
76:スピンナテーブル
78:洗浄ユニット
80:タッチパネル
82:制御ユニット
84:処理部
86:記憶部
88:駆動部
90:判定部
92:表示部

Claims (2)

  1. 被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルによって保持された該被加工物を加工する加工ユニットと、を備える加工装置であって、
    複数のセンサと、
    表示ユニットと、
    該複数のセンサのそれぞれによって検知された情報に基づいて該表示ユニットを制御する制御ユニットと、を備え、
    該制御ユニットは、
    該複数のセンサのそれぞれによって検知された情報に基づいて該被加工物の加工を正常に実施できるか否かを判定する判定部と、
    該判定部が該被加工物の加工を正常に実施できないと判定した場合に、該被加工物の加工を正常に実施できない理由を示すテキストと、該複数のセンサのそれぞれによって検知された情報のうち該理由に関連する少なくとも二つの情報と、が表示されるように該表示ユニットを制御する表示部と、を有する加工装置。
  2. 該表示部は、該判定部が該被加工物の加工を正常に実施できないと判定した際の該少なくとも二つの情報と、現在の該少なくとも二つの情報と、が共に表示されるように該表示ユニットを制御する請求項1に記載の加工装置。
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