JP2024019134A - 電動ベッド - Google Patents

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Yinhui Wang
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Abstract

【課題】便利に使用することができる電動ベッドを提供する。【解決手段】本発明は、ベッド本体部と第一合体状態又は第二合体状態で合体又は分離できる車いすを備える電動ベッドが提供される。本発明に提供される電動ベッドにおいて、車いすが所定の位置関係でベッド本体部に合体する第一合体状態と、車いすが第一合体状態とは異なる向きでベッド本体部に合体する第二合体状態のいずれかの状態でも、電気接点が電気的に接続できるように、ベッド本体部と車いすにそれぞれベッド本体側電気接点と車いす側電気接点が設けられる。【選択図】図7

Description

本発明は、介護機器の技術分野に関するものであり、具体的には、電動ベッドに関するものである。
電動ベッドは、身体障害者、高齢者又は負傷者等の介護を要する人(以下、「被介護者」という)の移動(水平移動、及び被介護者の昇降移動を含む)や介護に広く使用される。特許文献1には、ベッドを分離可能なベッド本体部と車いすで構成することにより、被介護者をベッド本体部から車いすに簡単に移乗させることができる分離可能なベッドが開示されている。
特許文献1では、ベッド本体部と車いすの両方が、電気的に駆動されて姿勢を変えることができる分離可能ベッドが開示されている。ベッド本体部には外部電源が接続され、外部電源からの電源供給により、ベッドの背上げ・足上げ・高さ調整などを行う。一方、車いすにはバッテリーが搭載されており、バッテリーからの電源供給により、車いすの姿勢を、例えばフラット姿勢から座位姿勢に変形する。そのため、車いすのバッテリーは定期的に充電する必要があった。その一つの方法として、ベッド本体部と車いすが合体した際に、ベッド本体部と車いすのそれぞれに設けられた接点を接触させることで、ベッド本体部の外部電源を用いて、車いすのバッテリーを充電する方法が開示されている。開示されている技術では、ベッド本体部に対して、合体できる車いすの向きが決まっていたため、それぞれに設ける接点位置を容易に設定し、充電することができた。しかしながら、ベッド本体部に対して、車いすを従来と反対向きにも合体できるような分離可能ベッドを開発する場合には、接点位置がずれてしまい充電ができなかったり、あるいは、接触してはいけない接点どうしが接触してしまい、発煙・発火などの危害が生じたりする可能性があり、利便性に欠けていた。このような問題を解決する技術開発が必要であった。
中国特許出願公開第110829515号明細書
本発明は、便利に使用することができる電動ベッドを提供する。
従来技術における上記課題に鑑みて、本発明は、ベッド本体部と車いすを備え、車いすが第一合体状態又は第二合体状態でベッド本体部と合体又は分離できる電動ベッドにおいて、車いすが所定の位置関係でベッド本体部に合体する第一合体状態と、車いすが第一合体状態と異なる向きでベッド本体部に合体する第二合体状態のいずれの状態でベッド本体部と車いすが合体又は分離を行っても、ベッド本体部と車いすにそれぞれ設けられたベッド本体側電気接点と車いす側電気接点が、電気的に接続できる電動ベッドが提供される。
この技術案によれば、ベッド本体部のベッド本体側電気接点と車いすの車いす側電気接点との協働接触を利用して、ベッド本体部を介して車いすに電力を供給することができる。さらに、車いすをベッド本体部に対して合体させるときに、利用状況やシーンによっては、通常とは反対の向きに車いすをベッド本体部に合体させることがある。このような場合においても、該技術案の電動ベッドは、第一合体状態でも第二合体状態でも、車いすの車いす側電気接点とベッド本体部のベッド本体側電気接点との相互接続を実現することができるため、いずれかの状態でも電気的に接続することが実現されるようになり、操作者は利用状況やシーンによっては、車いすのベッド本体部への合体する向きを自由に選ぶことができ、より便利に使用することができる。
好ましい技術案として、ベッド本体側電気接点は、ベッド本体部の片側に設置されるベッド本体側第一電気接点及びベッド本体側第二電気接点を含み、車いす側電気接点は、車いすの片側に設置される車いす側第一電気接点及び車いす側第二電気接点と、車いす側第一電気接点及び車いす側第二電気接点に対応して車いすの反対側に設置される車いす側第三電気接点及び車いす側第四電気接点とを含む。
この技術案によれば、車いすの片側に車いす側第一電気接点及び車いす側第二電気接点を設置するとともに、車いすの反対側に車いす側第三電気接点及び車いす側第四電気接点を設置することにより、車いすのいずれかの側がベッド本体部のベッド本体側第一電気接点及びベッド本体側第二電気接点に接触して組み合わせることができ、車いすとベッド本体部の電気的な接続を容易に実現することができる。
好ましい技術案として、車いす側電気接点は、車いすの片側に設置される車いす側第一電気接点及び車いす側第二電気接点を含み、ベッド本体側電気接点は、ベッド本体部の片側に設置されるベッド本体側第一電気接点及びベッド本体側第二電気接点と、ベッド本体側第一電気接点及びベッド本体側第二電気接点に対応してベッド本体部の反対側に設置されるベッド本体側第三電気接点及びベッド本体側第四電気接点とを含む。
この技術案によれば、ベッド本体部の片側にベッド本体側第一電気接点及びベッド本体側第二電気接点を設置するとともに、反対側にベッド本体側第三電気接点及びベッド本体側第四電気接点を設置することにより、車いすの車いす側第一電気接点及び車いす側第二電気接点を有する側がベッド本体部のいずれかの側に接触して組み合わせることができ、車いすとベッド本体部の電気的な接続を容易に実現することができる。
なお、車いすは被介護者を乗せ移動させることが目的であるため、車いすが障害物と衝突・接触することもあり、また屋外を移動することもあり、より複雑な作業環境に直面することが多い。そのため、車いす側電気接点は、より厳密な保護構造及びより頻繁な検査や交換が必要であるため、ベッド本体部の両側にベッド本体側電気接点を設置することは、車いすにおける車いす側電気接点を保護する保護構造と、該保護構造のメンテナンスや交換の仕事量を節約するのに有利である。
好ましい技術案として、ベッド本体部の同じ側に設けられるベッド本体側電気接点、及び/又は、車いすの同じ側に設けられる車いす側電気接点をそれぞれ、互いに少なくとも30mm以上離して配置する。
この技術案によれば、ベッド本体部の同じ側にある2つのベッド本体側電気接点、及び車いすの同じ側にある2つの車いす側電気接点をそれぞれ、互いに30mm以上離して設置することにより、同じ側にあるベッド本体側電気接点又は車いす側電気接点が外部要因(被介護者の排泄物、被介護者が食事中の汁等の漏れ)によりショートしてしまうリスクを低減させ、電動ベッドの安全性を向上させることができる。
好ましい技術案として、本発明に提供される電動ベッドは、ベッド本体部又は車いすに設けられるバッテリーをさらに含み、バッテリーは、ベッド本体側電気接点又は車いす側電気接点と電気的に接続される。
この技術案によれば、バッテリーは、ベッド本体側電気接点と車いす側電気接点が電気的に接続されている場合に充電され、且つベッド本体側と車いす側との電気的接続が遮断されている場合に放電することができる。特に、車いすにバッテリーを設けることで、停電などによりベッド本体部に電源が供給されない場合、ベッド本体側電気接点と車いす側電気接点との電気的接続により、車いすのバッテリーの電力をベッド本体部に供給することができる。同様に、ベッド本体部にバッテリーを設けることで、車いすのバッテリー残量が不足した場合、車いすとベッド本体部との電気的接続により、ベッドのバッテリーの電力を車いすに供給することもできる。
好ましい技術案として、本発明に提供される電動ベッドは、車いすとベッド本体部が第一合体状態又は第二合体状態にあるか否かを検知する検知部をさらに備え、検知部により車いすとベッド本体部が合体していることを検知した場合のみ、合体状態で互いに接触している車いす側電気接点とベッド本体側電気接点に電気を通電する。
この技術案によれば、車いすとベッド本体部が合体しているかどうかを検知し、車いすとベッド本体部が合体して車いす側電気接点とベッド本体側電気接点が接触位置に達した場合のみ、車いす側電気接点とベッド本体側電気接点に電気を通電することにより、電動ベッドの車いす側電気接点又はベッド本体側電気接点での漏電や感電のリスクを低減させ、電動ベッドの安全性を向上させることができる。
好ましい技術案として、ベッド本体部には、車いす側電気接点とベッド本体側電気接点にかかる電圧を測定する測定部をさらに備え、測定部で測定した車いす側電気接点とベッド本体側電気接点にかかる電圧が正常であると判断した場合のみ、車いす側電気接点とベッド本体側電気接点に電気を通電する。
この技術案によれば、該測定部は、ベッド本体部から車いすに充電する過程において、電気回路における電圧を検知することができる。検知した電圧が正常である場合にのみ、車いすに充電し、電圧が異常である場合は、ベッド本体側電気接点や車いす側電気接点への通電を停止させ、ベッド本体部から車いすに充電する時の安全性をさらに確保することができる。
本発明の実施形態において提供される電動ベッドにおけるベッド本体部と車いすが合体状態での構造模式図である。 本発明の実施形態において提供される電動ベッドにおけるベッド本体部と車いすが分離状態での構造模式図である。 本発明の実施形態に提供されるベッド本体部の部分拡大図である。 本発明の実施形態において提供される電動ベッドの車いすがフラット状態での構造模式図である。 本発明の実施形態において提供される電動ベッドの車いすが着座状態での構造模式図である。 本発明の実施形態において提供される電動ベッドの車いすの充電柱の構造模式図である。 本発明の実施形態に提供される電動ベッドが第一合体状態での構造概略図である。 本発明の実施形態に提供される電動ベッドが第二合体状態での構造概略図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施例は、以下の実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内における様々な実施形態を採用することができる。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。そして、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
[電動ベッドの構造]
以下、本発明に提供される電動ベッドの構造を説明する。
(1)電動ベッドの全体構造
まず、図1は、本発明の実施形態において提供される車いす1とベッド本体部2が合体状態での構造模式図である。図2は本発明の実施形態において提供される車いす1とベッド本体部2が分離状態での構造模式図である。
図1に示すように、車いす1とベッド本体部2とを合体させることで完全なる介護用ベッドが形成される。図2に示すように、車いす1は、ベッド本体部2の側面からベッド本体部2と分離可能である。しかも、車いす1とベッド本体部2とを合体させて形成した介護用ベッドは、例えば病院、介護施設又は一般家庭等において被介護者により使用される電動式の介護用ベッドであってもよい。
図1に示すように、車いす1とベッド本体部2とを合体させた状態で、介護用ベッドの中央部に臥床している被介護者を車いす1側に移動させ、その後、図2に示すように、車いす1をベッド本体部2から分離させることにより、被介護者のベッドから車いす1への移乗介助を容易に行うことができる。
(2)ベッド本体部の構造
(2-1)ベッド本体部の全体構造
次に、図1及び図2を参照しながら、ベッド本体部2の構造を説明する。図1及び図2に示すように、ベッド本体部2は、フレーム21、ボトム22及び作動機構(図示せず)を備える。
その中、フレーム21は、例えば金属製のパイプ等で形成され、全体としてX軸方向に長い矩形状に形成され、フレーム21の下端部には、ベッド本体部2を移動させるための複数の車輪23が設けられている。また、フレーム21の側部には、車いす1の車いす本体部11(後述する)を収納するための凹部24が形成されている。
ボトム22は、横臥した被介護者の身体を支持するためのものであり、フレーム21上に設置される。図2に示すように、ボトム22は、フレーム21の短手方向(Y軸方向)における片側半分に設置されている。ボトム22は、蝶番やリンク等で互いに傾斜(回転)可能に連結されたベッド本体部背もたれ部221、ベッド本体部着座部222、ベッド本体部すね部223、及びベッド本体部足ボトム部224を有する。
その中、ベッド本体部背もたれ部221は、被介護者の頭部及び背部を支持するためのものである。ベッド本体部着座部222は、被介護者の臀部と大腿部を支持するためのものである。ベッド本体部すね部223は、被介護者のすねを支持するためのものである。ベッド本体部足ボトム部224は、被介護者の足部を支持するためのものである。しかも、ボトム22の上には、屈曲可能なクッション部材(図示せず)が取り付けられている。
作動機構は、一般的に、フレーム21の下側に設置され、例えばアクチュエータ及び該アクチュエータを制御するためのコントローラなどを有する。その中、コントローラは、リモコンから送信された遠隔制御信号に従い、アクチュエータを制御して伸縮動作又は回転動作を行わせるように使用され、アクチュエータは、ヒンジでボトム22の下側に接続され、ボトム22の異なる部位の上げ下げ動作やベッド全体の上昇下降動作を行わせるように駆動する。
作動機構は、例えば、被介護者のリモコン指示に応じて、ボトム22がフラット姿勢(図1を参照)となっている状態から、ベッド本体部背もたれ部221を起こしたり、ベッド本体部着座部222とベッド本体部すね部223との連結箇所を上昇させたりすることができる。そして、もちろん、作動機構は、介護用ベッドのボトム22が上がった姿勢からフラット姿勢に戻す作業も行うことができる。その中、フラット姿勢とは、ベッド本体部背もたれ部221、ベッド本体部着座部222、ベッド本体部すね部223、及びベッド本体部足ボトム部224を略水平の姿勢(すなわち、水平方向(X軸方向)に対して平行又は略平行な姿勢)にすることにより、ボトム22全体をフラットにした姿勢である。
(2-2)ベッド本体部の充電スロットの構造
次に、図3を参照して、本実施形態に提供されるベッド本体部の充電スロットの構造について説明する。図3は本発明の実施形態に提供されるベッド本体部2の部分拡大図である。
図3に示すように、ベッド本体部2の凹部24には、車いす1とベッド本体部2が合体する方向(図においてY方向)に沿って、フレーム21の片側又は両側にテーパー型の下向きに凹んだ充電スロット241が形成されている。充電スロット241の開口(Y方向)の長さは、スロット底部の長さ(Y方向)よりも長く、下向きにテーパーの形状が形成され、車いす1の充電柱14(後述する)が充電スロット241に入りやすくしている。充電スロット241の底部には、ベッド本体側電気接点101が設けられている。好ましくは、ベッド本体部の同じ側にある2つのベッド本体側電気接点101(ベッド本体側第一電気接点101a及びベッド本体側第二電気接点101b、又は、ベッド本体側第三電気接点101c及びベッド本体側第四電気接点101d)の間は、少なくとも30mm以上(図におけるY方向に沿った長さ)離れる。ベッド本体部2の同じ側にある2つのベッド本体側電気接点101を互いに離して設置することにより、同じ側にある2つのベッド本体側電気接点101が外部要因(被介護者の排泄物、被介護者が食事中の汁等の漏れ)によりショートしてしまうリスクを低減させ、電動ベッドの安全性を向上させることができる。
なお、充電スロット241の上方におけるフレーム21は、外に延在して防水板242が形成され、ボトム22に浸み込んだ液体が充電スロット241に入るのをさらに防ぐことができる。充電スロット241と防水板242との間に、L字型の係合部品として形成されているロック機構243がさらに形成される。その中、ロック機構243の短辺は、フレーム21と回転可能に接続される。ロック機構243は、図におけるY-Z平面内で回転し、かつ、一定の角度まで回転すると、回転を停止してロックすることができるようになっている。具体的には、車いす1の充電柱14(後述する)が充電スロット241内のマッチ位置に達すると、該ロック機構243は、L字型の内側に回転し(図2に示されるロック機構243は、Y-Z平面に沿って時計回りに回転する)、ロック機構243の長辺が車いす1の充電柱14に接触すると、ロック機構243がロックされ、車いす1とベッド本体部2との安定した係合が実現され、電動ベッドが移動したときに車いす1の脱出が防止されるようになる。
(3)車いすの構造
(3-1)車いすの全体構造
次に、図1から図5を参照しながら、車いす1の全体構造を説明する。図4は本発明の実施形態に提供される車いす1がフラット状態での構造模式図である。図5は本発明の実施形態に提供される車いす1が着座状態での構造模式図である。なお、図5では、説明の都合上、一対のアームレスト13の図示を省略する。
本発明の実施形態に提供される電動の車いす1は、被介護者がもたれることができる車いす1であり、該車いす1を、ベッド本体部2から分離させることにより、被介護者の移動手段として機能させることができる。図2から図5に示すように、本発明に提供される車いす1は、車いす本体部11と、車いす本体部11に支持された座面部12と、座面部12の姿勢を変化させるための作動機構とを備える。
車いす本体部11は、例えば金属製のパイプ等で形成され、車いす1のメインフレームとして機能する。車いす本体部11の下端部には、車いす1を移動させるための一対の前輪及び一対の後輪(車輪23の一例)が設けられている。一対の前輪及び一対の後輪の各々は、例えば自在キャスタであってもよい。
図4に示すように、車いす本体部11の両側部にはそれぞれ、上下方向(Z軸方向)に延びる一対のガイドポスト131が取り付けられている。一対のガイドポスト131にはそれぞれ、一対のアームレスト13が上下方向にスライド可能に装着されている。一対のアームレスト13はそれぞれ、着座部122の両側に配置される。一対のアームレスト13はそれぞれ、着座部122よりも下方に位置する収納位置(図1を参照)と、着座部122よりも上方に位置する使用位置(図2を参照)との間を、一対のガイドポスト131に沿って上下方向にスライドする。車いす1とベッド本体部2とを合体させる際には、一対のアームレスト13を収納位置にスライドさせ、車いす1をベッド本体部2から分離させて使用する際には、一対のアームレスト13を使用位置にスライドさせる。
座面部12は、着座した(又は横臥した)被介護者の身体を支持するためのものであり、車いす本体部11に支持される。座面部12は、蝶番等で互いに傾斜(回転)可能に連結された背もたれ部121、着座部122、すね部123、及び足ボトム部124を含む。その中、背もたれ部121は、被介護者の頭部及び背部を支持するためのものであり、着座部122は、被介護者の臀部と大腿を支持するためのものであり、すね部123は、被介護者の脹脛部を支持するためのものである。足ボトム部124は、被介護者の足部を支持するためのものである。しかも、座面部12の上には、屈曲可能なクッション部材(図示せず)が取り付けられている。背もたれ部121、着座部122、すね部123、及び足ボトム部124は、作動機構により駆動されて姿勢が変化されるようになる。作動機構は、ヒンジやリンクなどの任意の構造であってもよく、ここでは限定されない。例えば、座面部12の姿勢は、フラット姿勢(図4を参照)と着座姿勢(図5を参照)との間で変化することができる。なお、フラット姿勢とは、背もたれ部121、着座部122、すね部123、及び足ボトム部124を略水平の姿勢にすることにより、車いす1の座面部12全体をフラットにした姿勢である。着座姿勢とは、背もたれ部121、着座部122、すね部123、及び足ボトム部124の各々を水平方向に対して傾斜又は回転させた姿勢である。
図1に示すように、車いす1とベッド本体部2とを合体させる際には、車いす1の座面部12及びベッド本体部2のボトム22の各々をフラット姿勢にさせた状態で、車いす1をベッド本体部2に近付けて、車いす本体部11をフレーム21の凹部24に装着する。このとき、座面部12は、フレーム21の短手方向における他側半分に位置する。これにより、車いす1の背もたれ部121、着座部122、すね部123、及び足ボトム部124はそれぞれ、ベッド本体部背もたれ部221、ベッド本体部着座部222、ベッド本体部すね部223、及びベッド本体部足ボトム部224に介護用ベッドの短手方向に隣接して設置される。なお、車いす1とベッド本体部2とを合体させた状態では、車いす1の座面部12は、ベッド側の作動機構又は車いす側の作動機構によって制御されることにより、ベッド本体部2のボトム22と一体的に動作するようになる。作動機構は、車いす1とベッド本体部2とを一体的に動作させるように制御することができる限り、特に限定されるものではない。
一方、図2に示すように、車いす1をベッド本体部2から分離させる際には、まず、車いす本体部11をベッド本体部2のフレーム21の凹部24から取り外す。その後、被介護者が座面部12上に横臥した状態で、座面部12の姿勢をフラット姿勢から着座姿勢に変化させる。
(3-2)車いすの充電柱の構造
次に、図6を参照して、本実施形態に提供される車いす1の充電柱の構造について説明する。図6は本発明の実施形態において提供される車いすの充電柱の構造模式図である。
図6に示すように、車いす1の車いす本体部11の側面に、2つの突出した充電柱14を有する。図6は、充電柱14が車いす1の頭部側にある場合を例示しているが、他の場合、例えば、2つの充電柱14が車いす1の脚部側に設けられる場合や、車いす1の頭部側と脚部側にそれぞれ2つの充電柱14が設けられる場合などは、いずれも本発明に適用される。
充電柱14は、充電柱の表面及び内部の電気部材(ワイヤー、車いす側電気接点102)に影響を与えないように、絶縁材料を採用することが好ましい。充電柱14は、上半部が取付構造141であり、下半部が係合構造142である。ここで、取付構造141は、円筒形の溝穴を有する中空の構造であり、車いす1の金属パイプ部材に固定的に取り付けられるために使用される。係合構造142は、上部が広くて下部が狭い突出したテーパー型の構造に形成されており、特に、車いす側電気接点102は、この係合構造142の底部に設置されているため、車いす1がベッド本体部2と係合した後、車いす1の車いす側電気接点102とベッド本体部2のベッド本体側電気接点101とを接触させることができ、車いす1とベッド本体部2が電気的に接続されるようになる。
その中、好ましくは、車いす1の同じ側にある2つの充電柱14の間は、少なくとも30mm以上(図におけるY方向に沿った長さ)離れる。すなわち、車いす1の同じ側にある2つの車いす側電気接点102(車いす側第一電気接点102a及び車いす側第二電気接点102b、又は、車いす側第三電気接点102c及び車いす側第四電気接点102d)は、互いに少なくとも30mm以上離れるように配置されている。車いすの同じ側にある2つの車いす側電気接点102を互いに離して配置することにより、車いすの同じ側にある2つの車いす側電気接点102が外部要因(被介護者の排泄物、被介護者が食事中の汁等の漏れ)によりショートしてしまうリスクを低減させ、電動ベッドの安全性を向上させることができる。
[電動ベッドが充電する際の嵌合方式]
以下、上記の電動ベッドの構造を参照しながら、車いす1の車いす側電気接点102とベッド本体部のベッド本体側電気接点101の嵌合構造と通電方式について説明する。
図7と図8は、それぞれ車いす1とベッド本体部2が合体する2つの状態を示している。図7は、本発明の実施形態において提供される車いす1とベッド本体部2が第一合体状態での構造概略図である。図8は本発明の実施形態において提供される車いす1とベッド本体部2が第二合体状態での構造概略図である。
図7に示すように、本実施形態において、車いす1のA側をベッド本体部2のC側に組み合わせ、B側をベッド本体部2のD側に組み合わせると、第一合体状態になる。この時、車いすとベッド本体部が所定の位置関係で合体される。一般的に、所定の位置関係とは、車いすの頭側(A側)とベッド本体部の頭側(C側)が対応的に組み合わされ、車いすの脚側(B側)とベッド本体部の脚側(D側)が対応的に組み合わされることを指す。なお、車いす1とベッド本体部2とを所定の位置関係とは異なる位置関係で合体させると、第二合体状態になる。例えば、図8に示すように、車いす1のA側をベッド本体部2のD側に組み合わせ、B側をベッド本体部2のC側に組み合わせると、第二合体状態になる。
その中、1つの実施例として、ベッド本体部2の凹部24のC側又はD側にベッド本体側第一電気接点101a及びベッド本体側第二電気接点101bが設けられ、車いす1のA側に車いす側第一電気接点102a及び車いす側第二電気接点102bが設けられ、車いす1のB側に、車いす側第三電気接点102c及び車いす側第四電気接点102dが設けられる。
具体的には、車いす1のA側とB側にそれぞれ2つの車いす側電気接点102が設けられ、ベッド本体部2のC側又はD側に2つのベッド本体側電気接点101が設けられる。本実施形態では、ベッド本体部2の凹部24のC側に2つのベッド本体側電気接点101が設けられることを例として、図7に示すように、車いす1とベッド本体部2が第一合体状態で合体すると、車いす1のA側の車いす側第一電気接点102aと車いす側第二電気接点102bがそれぞれベッド本体部2のC側のベッド本体側第一電気接点101a及びベッド本体側第二電気接点101bに接触し、車いす1とベッド本体部2が電気的に接続されるようになる。図8に示すように、車いす1とベッド本体部2が第二合体状態で合体すると、車いす1のB側の車いす側第三電気接点102cと車いす側第四電気接点102dがそれぞれベッド本体部2のC側のベッド本体側第一電気接点101a及びベッド本体側第二電気接点101bに接触し、車いす1とベッド本体部2が電気的に接続されるようになる。
本実施形態では、まず、図7と図8は、本発明の電動ベッドのベッド本体部2の同じ側にある2つのベッド本体側電気接点101と、車いす1の同じ側にある2つの車いす側電気接点102が、電動ベッドの短手方向(図ではY方向)に沿って設けられる場合を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。ベッド本体部2の同じ側にある2つのベッド本体側電気接点101と、車いす1の同じ側にある2つの車いす側電気接点102が、電動ベッドの長手方向に沿って設けられる場合も同様に本発明に適用される。ただし、ベッド本体部2の同じ側にある2つのベッド本体側電気接点101と、車いす1の同じ側にある2つの車いす側電気接点102を、電動ベッドの短手方向(図ではY方向)に沿って設置し、すなわち、車いす1の頭部と脚部の短手側に設置することは、ベッド本体側電気接点101及び/又は車いす側電気接点102を車いす1の長手側に設置することに比べて、被介護者の排泄部位を効果的に回避し、被介護者の排泄物が車いす1とベッド本体部2との電気的接続構造に浸み込むことによるショートのリスクを軽減させることができる。
そして、車いすの片側に車いす側第一電気接点102a及び車いす側第二電気接点102bを設置し、車いすの反対側に車いす側第三電気接点102c及び車いす側第四電気接点102dを設置することにより、車いす1のいずれかの側がベッド本体部2のベッド本体側第一電気接点101a及びベッド本体側第二電気接点101bに接触して組み合わせると、車いす1とベッド本体部2が電気的に接続されるようになる。
1つの変形例として、車いす1のA側又はB側に車いす側第一電気接点102a及び車いす側第二電気接点102bが設けられ、ベッド本体部2の凹部24のC側にベッド本体側第一電気接点101a及びベッド本体側第二電気接点101bが設けられ、ベッド本体部2の凹部24のD側に、ベッド本体側第三電気接点101c及びベッド本体側第四電気接点101dが設けられる。
具体的には、ベッド本体部2のC側とD側にそれぞれ2つのベッド本体側電気接点101が設けられ、車いす1のA側又はB側に2つの車いす側電気接点102が設けられる。本実施形態では、車いす1のA側に2つの車いす側電気接点102が設けられることを例として、図7に示すように、車いす1とベッド本体部2が第一合体状態で合体すると、車いす1のA側の車いす側第一電気接点102aと車いす側第二電気接点102bがそれぞれ、ベッド本体部2のC側のベッド本体側第一電気接点101a及びベッド本体側第二電気接点101bに対応的に接触し、車いす1とベッド本体部2が電気的に接続されるようになる。図8に示すように、車いす1とベッド本体部2が第二合体状態で合体すると、車いす1のA側の車いす側第一電気接点102aと車いす側第二電気接点102bがそれぞれベッド本体部2のD側のベッド本体側第三電気接点101c及びベッド本体側第四電気接点101dに対応的に接触し、車いす1とベッド本体部2が電気的に接続されるようになる。
本実施形態において、ベッド本体部2の片側にベッド本体側第一電気接点101a及びベッド本体側第二電気接点101bを設置するとともに、反対側にベッド本体側第三電気接点101c及びベッド本体側第四電気接点101dを設置することにより、車いす1の車いす側第一電気接点102a及び車いす側第二電気接点102bを有する側がベッド本体部2のいずれかの側に接触して組み合わせると、車いす1とベッド本体部2が電気的に接続されるようになる。車いす1への充電は、接続された回路を介して自動的に実行されてもよく、特定の条件を満たすタイミングで実行されてもよい。
なお、車いすは被介護者を乗せ移動させることが目的であるため、車いすが障害物と衝突・接触することもあり、また屋外を移動することもあり、より複雑な作業環境に直面することが多い。そのため、車いす1における車いす側電気接点102は、より厳密な保護構造及びより頻繁な検査や交換が必要であるため、ベッド本体部2の両側にベッド本体側電気接点101を設置することは、車いす1における車いす側電気接点102を保護する保護構造と、メンテナンスや交換の消耗を節約するのに有利である。
その中、好ましくは、本実施形態に提供される電動ベッドは、ベッド本体部2又は車いす1に設けられるバッテリー(図示せず)をさらに含み、バッテリーは、ベッド本体側電気接点101又は車いす側電気接点102と電気的に接続される。
本実施形態では、バッテリーは、ベッド本体側電気接点101と車いす側電気接点102が電気的に接続されている場合に充電され、且つベッド本体側電気接点101と車いす側電気接点102との電気的接続が遮断されている場合に放電することができる。具体的には、車いす1にバッテリーを設けることで、停電などによりベッド本体部2に電源が供給されない場合、ベッド本体側電気接点101と車いす側電気接点102との電気的接続により、車いすのバッテリーの電力をベッド本体部2に供給することができる。同様に、ベッド本体部2にバッテリーを設けることで、車いすのバッテリー残量が不足した場合、車いす1とベッド本体部2との電気的接続により、ベッドのバッテリーの電力を車いす1に供給することもできる。
その中、好ましくは、本実施形態に提供される電動ベッドは、車いす1とベッド本体部2が第一合体状態又は第二合体状態にあるか否かを検知する検知部(図示せず)をさらに備え、検知部により合体が検知された場合のみ、合体状態で互いに接触している車いす側電気接点102とベッド本体側電気接点101に電気を通電する。
具体的には、該検知部は、車いす1とベッド本体部2との間の距離を検知することにより車いす1とベッド本体部2との合体状況を判断する赤外線検出器であってもよい。車いす1とベッド本体部2が第一合体状態又は第二合体状態で接触していることが検知されると、接触状態にある車いす側電気接点102とベッド本体側電気接点101に電気を通電する。車いす1とベッド本体部2との接触が検知されない場合、または、車いす1とベッド本体部2との接触位置の状態が第一合体状態又は第二合体状態での所定位置ではないことが検知された場合、ベッド本体部2の電源とベッド本体側電気接点101との間の通路を遮断する。また、該検知部は、ベッド本体部の充電スロット241内に設けられた圧力ボタンであってもよい。車いす1がベッド本体部2に正しく取り付けられて合体する(車いす1とベッド本体部2が第一合体状態又は第二合体状態で合体する)と、車いす1の充電柱14がベッド本体部2の充電スロット241内に入り、圧力ボタンが押されて、ベッド本体部2の充電回路が接続され、ベッド本体部2の電源(図示せず)がベッド本体側電気接点101に電力を供給することになる。車いす1がベッド本体部2から分離すると、圧力ボタンが離れて、ベッド本体部2の充電回路が遮断され、ベッド本体側電気接点101及び車いす側電気接点102への電力供給が停止されるようになる。ベッド本体部2と車いす1が電気的に接続されている場合の安全性をさらに保証する。あるいは、該検知部は、ベッド本体部2と車いす1の車いす側電気接点102が互いに接続されているときの回路接続信号を検知できる検知回路であってもよい。
その中、好ましくは、本実施形態に提供されるベッド本体部2には、ベッド本体部と車いす1が電気的に接続されている場合に、ベッド本体側電気接点101と車いす側電気接点102にかかる電圧を測定できる測定部(図示せず)をさらに備え、測定部で測定したベッド本体側電気接点101と車いす側電気接点102にかかる電圧が正常であると判断した場合のみ、ベッド本体側電気接点101と車いす側電気接点102に電気を通電する。該測定部は、ベッド本体部2と車いす1が電気的に接続されている場合に、充電回路における電圧を検知することができる。検知した電圧が正常である場合にのみ、車いす1に充電し、電圧が異常である場合は、ベッド本体側電気接点101と車いす側電気接点102への通電を停止させ、ベッド本体部2から車いす1に充電する時の安全性をさらに確保することができる。該測定部の具体的な構成については、電圧の測定を実現できる限り、特に限定されるものではなく、制御回路に設けられる電圧検知回路などの一般的な構成であってもよい。
その中、好ましくは、電動ベッドは、接続部(図示せず)をさらに含む。本発明の実施形態で、通常、車いす1とベッド本体部2は、直接取り付けられて接続されることができ、ベッド本体部2と車いす1にそれぞれ設けられたベッド本体側電気接点101と車いす側電気接点102は、車いす1とベッド本体部2との接触によって直接接続されることができるが、特別な場合には、例えば、車いす1とベッド本体部2が分離しているときに、車いす1に外部電力の投入がなく、車いす1もフラット姿勢ではなく、ベッド本体部2と車いす1を直接接合して装着することができない場合、導線構造の接続部を通じてベッド本体部2と車いす1を電気的に接続させることにより、ベッド本体部2から車いす1に電力を供給することができるようになり、車いす1をフラット姿勢に戻すことができた後、車いす1とベッド本体部2との接合や装着を完了する。
本実施形態における電動ベッドは、少なくとも以下のようなメリットがある。
まず、本実施形態に提供される電動ベッドは、第一合体状態と第二合体状態の両方において、車いす1とベッド本体部2との電気的接続を実現し、合体後の車いす1に自動的に充電することができる。
そして、車いす1の同じ側にある2つの車いす側電気接点102、及びベッド本体部2の凹部24の同じ側にある2つのベッド本体側電気接点101をそれぞれ、互いに少なくとも30mm以上離して配置することにより、車いす1の同じ側にある車いす側電気接点102及び/又はベッド本体部2の同じ側にあるベッド本体側電気接点101が外部要因(被介護者の排泄物、被介護者が食事中の汁等の漏れ)によりショートしてしまうリスクをさらに低減させ、電動ベッドの安全性を向上させることができる。
最後に、ベッド本体部2と車いす1の係合部に防水板242、係合構造142、検知部及び測定部を設置することにより、ベッド本体部と車いす1が合体して充電するときの安全性をさらに確保し、且つ、ベッド本体部2と車いす1の合体構造の信頼性を高めることができる。
以上、実施例によって本発明を説明したが、本発明は、実施例に限定されるものではない。
例えば、実施例では、車いす1を合体ベッドに適用する場合について説明したが、これに限定されず、他の介護装置を使用してベッドに合体して電気的に接続する場合にも適用できる。
なお、実施例では、車いす1とベッド本体部2が、電動ベッドの短手方向(図ではY方向)に沿って合体する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。車いす1とベッド本体部2が、電動ベッドの長手方向(図においてX方向)に沿って合体する場合も同様に本発明に適用される。
また、本発明の技術案を、図面と合わせて説明したが、本発明の保護範囲がこれらの具体的な実施形態に限定されないことは、当業者には容易に理解される。本発明の原理から逸脱することなく、当業者は、関連する技術的特徴に対して同等の変更又は置換を行うことができ、これらの変更又は置換後の技術案はいずれも、本発明の保護範囲に含まれる。なお、本願出願時の特許請求の範囲に記載された複数の請求項の中から技術的に矛盾しない範囲で2つ以上の請求項を任意に組み合わせたものも本発明の保護範囲に含まれる。例えば、本願出願時の特許請求の範囲に記載された引用形式請求項を、技術的に矛盾しない範囲で上位請求項の全てを引用するようにマルチクレーム又はマルチマルチクレームとしたときに、そのマルチクレーム又はマルチマルチクレームに含まれる全ての請求項の組み合わせも本発明の保護範囲に含まれる。
101 ベッド本体側電気接点
101a ベッド本体側第一電気接点
101b ベッド本体側第二電気接点
101c ベッド本体側第三電気接点
101d ベッド本体側第四電気接点
102 車いす側電気接点
102a 車いす側第一電気接点
102b 車いす側第二電気接点
102c 車いす側第三電気接点
102d 車いす側第四電気接点
1 車いす
11 車いす本体部
12 座面部
121 背もたれ部
122 着座部
123 すね部
124 足ボトム部
13 アームレスト
131 ガイドポスト
14 充電柱
141 取付構造
142 係合構造
2 ベッド本体部
21 フレーム
22 ボトム
221 ベッド本体部背もたれ部
222 ベッド本体部着座部
223 ベッド本体部すね部
224 ベッド本体部足ボトム部
23 車輪
24 凹部
241 充電スロット
242 防水板
243 ロック機構

Claims (7)

  1. ベッド本体部と車いすを備え、前記車いすが第一合体状態又は第二合体状態で前記ベッド本体部と合体又は分離できる電動ベッドにおいて、前記車いすが所定の位置関係で前記ベッド本体部に合体する第一合体状態と、前記車いすが前記第一合体状態と異なる向きで前記ベッド本体部に合体する第二合体状態のいずれの状態で前記ベッド本体部と前記車いすが合体又は分離を行っても、前記ベッド本体部と前記車いすにそれぞれ設けられたベッド本体側電気接点と車いす側電気接点が、電気的に接続できることを特徴とする電動ベッド。
  2. 前記ベッド本体側電気接点は、前記ベッド本体部の片側に設置されるベッド本体側第一電気接点及びベッド本体側第二電気接点を含み、前記車いす側電気接点は、前記車いすの片側に設置される車いす側第一電気接点及び車いす側第二電気接点と、前記車いす側第一電気接点及び前記車いす側第二電気接点に対応して前記車いすの反対側に設置される車いす側第三電気接点及び車いす側第四電気接点とを含むことを特徴とする請求項1に記載の電動ベッド。
  3. 前記車いす側電気接点は、前記車いすの片側に設置される車いす側第一電気接点及び車いす側第二電気接点を含み、前記ベッド本体側電気接点は、前記ベッド本体部の片側に設置されるベッド本体側第一電気接点及びベッド本体側第二電気接点と、前記ベッド本体側第一電気接点及び前記ベッド本体側第二電気接点に対応して前記ベッド本体部の反対側に設置されるベッド本体側第三電気接点及びベッド本体側第四電気接点とを含むことを特徴とする請求項1に記載の電動ベッド。
  4. 前記ベッド本体部の同じ側に設けられる前記ベッド本体側電気接点、及び/又は、前記車いすの同じ側に設けられる前記車いす側電気接点をそれぞれ、互いに少なくとも30mm以上離して配置することを特徴とする請求項2又は3に記載の電動ベッド。
  5. 前記ベッド本体部又は前記車いすに設けられるバッテリーをさらに含み、前記バッテリーは、前記ベッド本体側電気接点又は前記車いす側電気接点と電気的に接続されることを特徴とする請求項4に記載の電動ベッド。
  6. 前記車いすと前記ベッド本体部が前記第一合体状態又は前記第二合体状態にあるか否かを検知する検知部をさらに備え、前記検知部により前記車いすと前記ベッド本体部が合体していることを検知した場合のみ、合体状態で互いに接触している前記車いす側電気接点と前記ベッド本体側電気接点に電気を通電することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の電動ベッド。
  7. 前記ベッド本体部には、前記車いす側電気接点と前記ベッド本体側電気接点にかかる電圧を測定する測定部をさらに備え、前記測定部で測定した前記車いす側電気接点と前記ベッド本体側電気接点にかかる電圧が正常であると判断した場合のみ、前記車いす側電気接点と前記ベッド本体側電気接点に電気を通電することを特徴とする請求項6に記載の電動ベッド。
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