JP2024017263A - 脱輪防止構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホイールハブの強度低下を回避するようにしながらタイヤの脱輪を防止することができる脱輪防止構造を提供する。【解決手段】タイヤ10が取り付けられ、車両に装備されたホイールハブ40に締結部材50,51により締結されたホイール20のホイールハブ40からの脱落を防止する脱輪防止構造であって、ホイールハブ40のホイール取付部41に隣接して設けられ、ホイール20のホイールハブ40への装着時に芯出しを案内するガイド面46aを備えたホイールガイド部46と、ホイールガイド部46に着脱可能に取り付けられる係止部材80と、を備え、係止部材80は、ホイールガイド部46のガイド面46aから径方向外側に突出し、ホイール20のホイールハブ40からの離脱時にホイール20の内周リム部23を係止する係止部81を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤのホイールがホイールハブから離脱することを防止する脱輪防止構造に関するものである。
例えば、大型トラックなどの車両において、整備不良や過積載によりハブボルトが折損することで、タイヤが脱輪する事象が懸念されている。
このような脱輪を抑制するために、例えば、特許文献1には、ホイールハブの外周面上のボスにストッパピンを植設し、タイヤがホイールハブから離脱してもタイヤのホイールがストッパピンに係止されることで脱輪を防止するようにした、脱輪防止装置が開示されている。
実開平5-28704号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、大きな荷重を受けるホイールハブにストッパピンを植設しているため、ホイールハブの強度低下を招くおそれがある。
ホイールハブは大きな荷重を受けるため、ホイールハブの強度低下を回避できるようにする必要がある。
そこで、本件は、ホイールハブの強度低下を回避するようにしながらタイヤの脱輪を防止することができる脱輪防止構造を提供することを目的の一つとする。
本件は上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現できる。
(1)本適用例に係る脱輪防止構造は、タイヤが取り付けられ、車両に装備されたホイールハブに締結部材により締結されたホイールの前記ホイールハブからの脱落を防止する脱輪防止構造であって、前記ホイールハブのホイール取付部に隣接して設けられ、前記ホイールの前記ホイールハブへの装着時に芯出しを案内するガイド面を備えたホイールガイド部と、前記ホイールガイド部に着脱可能に取り付けられる係止部材と、を備え、前記係止部材は、前記ホイールガイド部の前記ガイド面から径方向外側に突出し、前記ホイールの前記ホイールハブからの離脱時に前記ホイールの内周リム部を係止する係止部を有していることを特徴としている。
本適用例によれば、ホイールハブの強度に影響し難いホイールガイド部に係止部材が取り付けられるので、ホイールハブの強度低下を回避するようにしながらタイヤの脱輪を防止することができる。また、係止部材は、ホイールガイド部に着脱可能に取り付けられるので、ホイールハブにホイールを締結したあとで係止部材をホイールガイド部に装着することができ、係止部材の係止部をホイールガイド部のガイド面から径方向外側に十分に突出させて、タイヤの脱輪防止機能を向上させることが可能になる。
(2)本適用例において、前記係止部は、前記車両の側面視において、前記ホイールの前記内周リム部と重なる位置まで径方向外側に突出していることが好ましい。
このような構成により、タイヤの脱輪防止機能を向上させることができる。
ことができる。
(3)本適用例において、前記係止部は、前記締結部材に対して異なる周方向位置において径方向外側に突出していることが好ましい。
このような構成により、締結部材(例えば、ホイールナット)の点検や増し締め付けの作業を容易に行うことができる。
(4)本適用例において、さらに、前記係止部は、周方向に隣接する前記締結部材同士の中間位置において径方向外側に突出していることが好ましい。
このような配置構成により、締結部材(例えば、ホイールナット)の点検や増し締め付けの作業を一層容易に行うことができる。
(5)本適用例において、前記ホイールガイド部は複数設けられており、前記係止部材は、それぞれの前記ホイールガイド部全てに設けられていることが好ましい。
このような構成により、係止部をより多く設けることができ、脱輪防止機能を向上させることができる。
(6)本適用例において、さらに、前記ホイールガイド部は、周方向に隣接する前記締結部材の全ての相互間に対応する箇所にそれぞれ設けられていることが好ましい。
このような構成により、ホイールのホイールハブへの装着時における芯出しが容易になるのに加えて、係止部をより多く設けることができ、脱輪防止機能を一層向上させることができる。
本件によれば、ホイールハブの強度低下を回避するようにしながらタイヤの脱輪を防止することができる。
実施形態に係る車両の左後輪部分の断面図である。 実施形態に係る車両の左後輪部分を示す斜視図である。 実施形態に係るホイールハブ及びホイールの要部を示す斜視図である。 実施形態に係るホイールガイド部を示す斜視図であって、(a)は係止部材が装着された状態を示し、(b)は係止部材が装着されていない状態を示す。 実施形態に係るホイールハブ及びホイールの要部を示す正面図である。 実施形態に係る車両の左後輪部分の正常状態における要部断面図である。 実施形態に係る車両の左後輪部分において、締結部材が破損して、ホイールがホイールハブから離脱した状態を示す要部断面図である。
図面を参照して、本件の実施形態について説明する。以下の実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。下記の実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、必要に応じて取捨選択でき、あるいは適宜組み合わせられる。
[1.構成]
[1.1.車輪の構成]
まず、本実施形態に係る脱輪防止構造を装備した車輪について説明する。
本実施形態では、大型トラックの後輪に脱輪防止構造が装備された例を説明する。
図1,図2は、大型トラックの左後輪を示すものであり、図1は車両の後方から前方を見た状態の縦断面図であり、図2は車両の左斜め後方から見た斜視図である。図1中の一点鎖線は車軸の回転中心を示す。図1,図2に示すように、本実施形態に係る大型トラックの各後輪(左後輪及び右後輪)はいずれも、後前軸及び後々軸の2軸を有し、各軸には、左右一対の車輪10,10が備えられ、ダブルタイヤとして構成されている。なお、ここでは、左後輪を示すが、右後輪も左後輪に対して左右対称で同様に構成される。
図1に示すように、車両の内側(図1,図2における右側)及び車両の外側(図1,図2における左側)の各車輪10は、ホイール20とホイール20の外周リム部21に取り付けられたタイヤ30とを備える。ホイール20の内周部には、ホイールハブ40のフランジ部(ホイール取付部)41にハブボルト(締結部材)50及びホイールナット(締結部材)51により締結されてホイールハブ40に取り付けられる内周リム部23が備えられる。内周リム部23は、フランジ部41に対応した環状プレート状に形成される。外周リム部21と内周リム部23との間には、軽量化孔を有するディスク部22が備えられる。なお、ダブルタイヤの内側の車輪10及び外側の車輪10の各ホイール20は、ハブボルト50及びホイールナット51により共締めされ取り付けられる。
ホイールハブ40は、アクスルチューブ60の先端側の外周面上に左右一対のローラベアリング62,63を介して回転可能に支持されている。アクスルチューブ60はアクスルハウジング61の先端部に結合される。また、アクスルチューブ60内を貫通するようにアクスルシャフト70が挿通されており、その先端側のフランジ部71が連結ボルト72によってホイールハブ40に連結されている。これにより、アクスルシャフト70の回転と共にホイールハブ40が回転するようになっている。
ホイールハブ40は、外側端部がフランジ部71と連結され、外側のローラベアリング62のアウタレースと結合された外側筒状軸部42と、内側のローラベアリング63のアウタレースと結合された内側筒状軸部43と、外側筒状軸部42と内側筒状軸部43との中間部に形成され外方へ拡径した拡径筒状軸部44と、拡径筒状軸部44の外側に形成された前記フランジ部41とを備える。また、内側の車輪10のホイール20内の空間において、ホイールハブ40側とアクスルチューブ60側との間には、図示しない制動機構が配備されている。
図1,図3及び図5に示すように、フランジ部41は、ホイール20の環状の内周リム部23の内側面が当接する当接面45を備える。ホイールハブ40には、この当接面45に隣接する拡径筒状軸部44の車両外側を向いた環状の外面44aに、ホイール20のホイールハブ40への装着時に芯出しを案内するホイールガイド部46が車両外側に向けて突設されている。このホイールガイド部46には、ホイール20の装着時に内周リム部23の内周面23aと接触して芯出しを案内するガイド面46a(図4参照)が備えられる。
また、ホイールガイド部46は、拡径筒状軸部44の環状の外面44aに、周方向に並んで複数突設される。なお、フランジ部41には、ハブボルト50を挿入する複数(本実施形態では、10個)のボルト穴41aが周方向に等間隔に並んで形成されるが、ホイールガイド部46は、これらのボルト穴41aに対して異なる周方向位置に形成されている。本実施形態では、ホイールガイド部46は、周方向に隣接するボルト穴41aの周方向中間位置に形成されている。
各ホイールガイド部46は、図1及び図3に示すように、拡径筒状軸部44の環状の外面44aから車両外側に向けて突設されており、ガイド面46aは外周方向を向いて備えられる。各ホイールガイド部46のガイド面46aは何れも、突出方向に僅かに先細り状に縮径したテーパ面に沿うように配置及び形成されている。このテーパ面の基端部の外径は、ホイール20の内周リム部23の内周面23aの内径と対応し、テーパ面の基端部は、ホイール20の内周リム部23の内周面23aの適正な取付位置に配置されている。
したがって、ホイール20の取付時には、内周リム部23を複数のホイールガイド部46の先端側から差し込んでいくと、内周リム部23の内周面23aがホイールガイド部46のガイド面46a(即ち、テーパ面)に接触しながら軸心位置を案内されて、内周リム部23がガイド面46aの基部(即ち、テーパ面の基部)に達すると、ホイール20の軸心が適正位置となって容易に芯出しが完了する。
[1.2.脱輪防止構造の構成]
このようなホイールガイド部46には、図4(b)に示すように、少なくともガイド面46aに開口したボルト穴46bが穿設され、このボルト穴46bに、図4(a)に示すように、ホイール20を係止する係止用ボルト(係止部材)80が螺装される。
本脱輪防止構造は、かかるホイールガイド部46と、ホイールガイド部46に着脱可能に取り付けられる係止用ボルト80とを備えて構成される。
なお、上記のように、ホイールガイド部46は、ホイールハブ40の拡径筒状軸部44の外面44aに、肉盛りするように設けられており、しかも、ホイール20の装着時にホイール20の芯出しを案内するだけなので、ホイールガイド部46には、通常は負荷が加わらず、また、ホイールハブ40自体の強度にも寄与していない。したがって、ホイールガイド部46にボルト穴46bを穿設しても、ホイールハブ40自体の強度低下を招く虞もない。
係止用ボルト80をホイールガイド部46に取り付けると、係止用ボルト80の頭部(係止部)81は、図6に示すように、ガイド面46aから外周方向に突出する。なお、図6及び図7は車輪10の上半部を示す縦断面図であり、図中の一点鎖線は車軸の回転中心を示す。ハブボルト50の損傷等に起因してホイール20がホイールハブ40から離脱した際には、図7に実線で示すように移動した後、ホイール20の内周リム部23の外側面が係止用ボルト80の頭部81に当接して係止されるようになっている。なお、図7では、ダブルタイヤの外側の車輪10のみが離脱した状態を示すが、ダブルタイヤの内側の車輪10も、その後、或いは同時に、離脱する場合がある。しかし、この場合、内側の車輪10も外側の車輪10を介して係止用ボルト80の頭部81によって係止される。
なお、ここでは、ボルト穴46bはガイド面46aと直交する向きに形成されており、ガイド面46aの傾斜(テーパ面に沿った傾斜)に応じて、ボルト穴46b及び係止用ボルト80もホイールハブ40の軸心と直交する向きに対して微小に傾斜している。これにより、係止用ボルト80のボルト穴46bへの螺合締結時に、係止用ボルト80の頭部81がガイド面46aに片当たりすることがなく、確実に螺合締結できるようになる。また、この係止用ボルト80の頭部81の傾斜は僅かなので、係止用ボルト80のホイール20を係止する機能には何ら支障はない。ただし、ボルト穴46bをホイールハブ40の軸心と直交する向きに沿って形成してもよい。
また、図5に示すように、係止用ボルト80の頭部81は、車両の側面視において、ホイール20の内周リム部23と重なる位置まで径方向外側に突出している。つまり、各ホイールガイド部46に装着され、環状に並んだ複数の係止用ボルト80の頭部81は、内周リム部23の内径よりも大きな外径を成し、ホイール20がホイールハブ40から離脱しても、少なくとも何れかの係止用ボルト80の頭部81に当接して係止されるようになっている。
また、上記のように、複数のホイールガイド部46が、ハブボルト50を挿入する複数のボルト穴41aに対して異なる周方向位置に形成されており、特に、本実施形態では、ホイールガイド部46は、周方向に隣接するボルト穴41aの周方向中間位置に形成されている。したがって、係止用ボルト80の頭部81も、複数のボルト穴41a及びハブボルト50及びホイールナット51に対して異なる周方向位置において径方向外側に突出しており、本実施形態では、周方向に隣接するボルト穴41a及びハブボルト50の周方向中間位置において径方向外側に突出している。
また、係止用ボルト80は、複数のホイールガイド部46の全てに設けられている。
さらに、複数のホイールガイド部46が、環状に等間隔に並んで配置されたハブボルト50及びホイールナット51に対して、互いに隣接するハブボルト50及びホイールナット51の全ての相互間にそれぞれ設けられており、各ホイールガイド部46に装着される係止用ボルト80も、互いに隣接するハブボルト50及びホイールナット51の全ての相互間にそれぞれ設けられている。
[2.作用及び効果]
本実施形態に係る脱輪防止構造は、上記のように構成されているので、以下のような作用及び効果を得ることができる。
(1)ホイールハブ40の強度に影響し難いホイールガイド部46に係止用ボルト(係止部材)80が取り付けられるので、ホイールハブ40の強度低下を回避するようにしながらタイヤ30(車輪10)の脱輪を防止することができる。また、係止用ボルト80は、ホイールガイド部46に着脱可能に取り付けられるので、ホイールハブ40にホイール20を締結したあとで係止用ボルト80をホイールガイド部46に装着することができ、係止用ボルト80の頭部(係止部)81をホイールガイド部46のガイド面46aから径方向外側に十分に突出させて、タイヤ30(車輪10)の脱輪防止機能を向上させることが可能になる。
(2)係止用ボルト80の頭部81は、車両の側面視において、ホイール20の内周リム部23と重なる位置まで径方向外側に突出しているので、タイヤ30(車輪10)の脱輪防止機能を向上させることができる。
(3)係止用ボルト80の頭部81は、締結部材(ハブボルト50及びホイールナット51)に対して異なる周方向位置において径方向外側に突出しているので、締結部材(例えば、ホイールナット51のハブボルト50への締付状態)の点検や増し締め付けの作業を容易に行うことができる。
(4)さらに、係止用ボルト80の頭部81は、周方向に隣接する締結部材(ハブボルト50及びホイールナット51)同士の中間位置(周方向における中間の位置)において径方向外側に突出しているので、締結部材(例えば、ホイールナット51のハブボルト50への締付状態)の点検や増し締め付けの作業を一層容易に行うことができる。
(5)また、ホイールガイド部46は複数設けられており、係止用ボルト80は、それぞれのホイールガイド部46の全てに設けられているので、係止用ボルト80をより多く設けることができ、脱輪防止機能を向上させることができる。
(6)さらに、ホイールガイド部46は、周方向に隣接する締結部材(ハブボルト50及びホイールナット51)の全ての相互間に対応する箇所にそれぞれ設けられているので、係止用ボルト80をより多く設けることができ、脱輪防止機能を向上させることができる。
[3.その他]
上記実施形態の構成は一例であって、本件発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、ホイールガイド部46は、周方向に隣接する締結部材50,51の全ての相互間に対応する箇所にそれぞれ設けられているが、一部の相互間に対応する箇所にのみ設けてもよい。
また、上記実施形態では、係止部材を係止用ボルト80とし、係止部をその頭部81としているが、係止部材は、ホイールガイド部に着脱可能に取り付けられるものであればよく、係止部はホイール20のホイールハブ40からの離脱時にホイール20の内周リム部23を係止できるものであればよく、上記実施形態のものに限定されない。
また、上記実施形態では、係止部材80は、ホイールガイド部46の全てに装着されているが、一部のホイールガイド部46にのみ設けてもよい。
上記実施形態では、係止部材80の係止部81は、周方向に隣接する締結部材50,51同士の中間の周方向位置に配置されるが、これに限定されるものではない。係止部材80の係止部81を締結部材50,51とは無関係に配置してもいいが、締結部材50,51に対して異なる周方向位置に配置すれば、締結部材50,51のメンテナンス性を高めることができる。
上記実施形態では、係止部材80の係止部81は、車両の側面視において、ホイール20の内周リム部23と重なる位置まで径方向外側に突出しているため、ホイールハブ40から離脱したホイール20を確実に係止して、脱輪を防止できるが、これも必須ではない。例えば、係止部材80の係止部81が、車両の側面視においてホイール20の内周リム部23と重なる位置まで大きく径方向外側に突出していなくても、係止部がガイド面から径方向外側にある程度突出しているだけで、ホイール20の内周リム部23を係止する機能は働く。
また、上記実施形態では、大型トラックの後輪のダブルタイヤを例示したが、本件は、シングルタイヤでもよく、また、前輪に適用してもよい。さらに、大型トラックに限らず、種々の車両に適用しうる。
[4.付記]
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
タイヤが取り付けられ、車両に装備されたホイールハブに締結部材により締結されたホイールの前記ホイールハブからの脱落を防止する脱輪防止構造であって、
前記ホイールハブのホイール取付部に隣接して設けられ、前記ホイールの前記ホイールハブへの装着時に芯出しを案内するガイド面を備えたホイールガイド部と、
前記ホイールガイド部に着脱可能に取り付けられる係止部材と、を備え、
前記係止部材は、前記ホイールガイド部の前記ガイド面から径方向外側に突出し、前記ホイールの前記ホイールハブからの離脱時に前記ホイールの内周リム部を係止する係止部を有している
ことを特徴とする脱輪防止構造。
(付記2)
前記係止部は、前記車両の側面視において、前記ホイールの前記内周リム部と重なる位置まで径方向外側に突出している
ことを特徴とする付記1に記載の脱輪防止構造。
(付記3)
前記係止部は、前記締結部材に対して異なる周方向位置において径方向外側に突出している
ことを特徴とする付記1又は付記2に記載の脱輪防止構造。
(付記4)
向に隣接する前記締結部材同士の中間位置において径方向外側に突出している
ことを特徴とする付記3に記載の脱輪防止構造。
(付記5)
前記ホイールガイド部は複数設けられており、前記係止部材は、それぞれの前記ホイールガイド部全てに設けられている
ことを特徴とする付記1~付記4の何れか1つに記載の脱輪防止構造。
(付記6)
前記ホイールガイド部は、周方向に隣接する前記締結部材の全ての相互間に対応する箇所にそれぞれ設けられている
ことを特徴とする付記5に記載の脱輪防止構造。
10 車輪
20 ホイール
21 ホイール2の外周リム部
22 ディスク部
23 内周リム部
23a 内周リム部23の内周面
30 タイヤ
40 ホイールハブ
41 ホイールハブ40のフランジ部(ホイール取付部)
41a ボルト穴
42 外側筒状軸部
43 内側筒状軸部
44 拡径筒状軸部
44a 拡径筒状軸部44の環状の外面
45 フランジ部41の当接面
46 ホイールガイド部
46a ホイールガイド部46のガイド面
46b ボルト穴
50 ハブボルト(締結部材)
51 ホイールナット(締結部材)
60 アクスルチューブ
61 アクスルハウジング
62,63 ローラベアリング
70 アクスルシャフト
71 アクスルシャフト70の先端側のフランジ部
72 連結ボルト
80 係止用ボルト(係止部材)
81 係止用ボルト80の頭部(係止部)

Claims (6)

  1. タイヤが取り付けられ、車両に装備されたホイールハブに締結部材により締結されたホイールの前記ホイールハブからの脱落を防止する脱輪防止構造であって、
    前記ホイールハブのホイール取付部に隣接して設けられ、前記ホイールの前記ホイールハブへの装着時に芯出しを案内するガイド面を備えたホイールガイド部と、
    前記ホイールガイド部に着脱可能に取り付けられる係止部材と、を備え、
    前記係止部材は、前記ホイールガイド部の前記ガイド面から径方向外側に突出し、前記ホイールの前記ホイールハブからの離脱時に前記ホイールの内周リム部を係止する係止部を有している
    ことを特徴とする脱輪防止構造。
  2. 前記係止部は、前記車両の側面視において、前記ホイールの前記内周リム部と重なる位置まで径方向外側に突出している
    ことを特徴とする請求項1に記載の脱輪防止構造。
  3. 前記係止部は、前記締結部材に対して異なる周方向位置において径方向外側に突出している
    ことを特徴とする請求項1に記載の脱輪防止構造。
  4. 前記係止部は、周方向に隣接する前記締結部材同士の中間位置において径方向外側に突出している
    ことを特徴とする請求項3に記載の脱輪防止構造。
  5. 前記ホイールガイド部は複数設けられており、前記係止部材は、それぞれの前記ホイールガイド部全てに設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の脱輪防止構造。
  6. 前記ホイールガイド部は、周方向に隣接する前記締結部材の全ての相互間に対応する箇所にそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の脱輪防止構造。
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