JP2024014218A - 書換制御装置、電子制御装置、書換制御システム、及び書換制御方法 - Google Patents
書換制御装置、電子制御装置、書換制御システム、及び書換制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2024014218A JP2024014218A JP2022116885A JP2022116885A JP2024014218A JP 2024014218 A JP2024014218 A JP 2024014218A JP 2022116885 A JP2022116885 A JP 2022116885A JP 2022116885 A JP2022116885 A JP 2022116885A JP 2024014218 A JP2024014218 A JP 2024014218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- update
- rewriting
- program
- controller
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 36
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims description 52
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 abstract description 36
- 238000004891 communication Methods 0.000 abstract description 29
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 36
- 230000008569 process Effects 0.000 description 30
- 230000008672 reprogramming Effects 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000006870 function Effects 0.000 description 8
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000012958 reprocessing Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 230000002618 waking effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Stored Programmes (AREA)
Abstract
【課題】プログラムの更新に際して不要なデータ通信を抑制する。【解決手段】書換制御装置は、外部機器からの更新指示を受けて更新対象装置が記憶する制御用プログラムを更新用プログラムで書き換える更新用書き換えを行う書換制御装置であって、前記更新指示を受けていないタイミングで、前記更新対象装置が記憶する前記制御用プログラムを前記更新用プログラムと異なる予め記憶された検査用プログラムで書き換える検査用書き換えを行い、前記更新指示を受けた場合に前記検査用書き換えの結果を出力する。【選択図】図3
Description
本発明は、書換制御装置、電子制御装置、書換制御システム、及び書換制御方法に関する。
機器に搭載される当該機器の制御用のプログラムは、例えば機能の追加や、不具合の解消等を含むプログラムの更新を目的として、適宜書き換え(リプログラミング、以下「リプロ」と称する)が行われることがある。このとき、機器にプログラムの書き込みを行う前に、更新が正常に行えるか否かを判定し、当該更新が正常に行えると判定された場合に、プログラムの書き込みを行う技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術では、プログラムの更新指示を受けてから当該更新が正常に行えるか否かを判定し、更新が正常に行えると判定された場合に、プログラムの書き込みを行うため、リプロを開始するまでに多くの時間を要する。プログラムの更新指示を受けてからリプロを開始するまでの時間が長くなることで、その間にリプロを中断しなければならない不具合に遭遇することがあり、当該中断に伴って無駄になるデータ通信が発生することが課題であった。
本発明は、上記の課題に鑑み、プログラムの更新に際して不要なデータ通信を抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
例示的な本発明の書換制御装置は、外部機器からの更新指示を受けて更新対象装置が記憶する制御用プログラムを更新用プログラムで書き換える更新用書き換えを行う書換制御装置であって、前記更新指示を受けていないタイミング、前記更新対象装置が記憶する前記制御用プログラムを前記更新用プログラムと異なる予め記憶された検査用プログラムで書き換える検査用書き換えを行い、前記更新指示を受けた場合に前記検査用書き換えの結果を出力する。
本発明によれば、プログラムの更新に際して不要なデータ通信を抑制することが可能になる。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態の内容に限定されるものではない。
<1.書換制御システム>
図1は、実施形態の書換制御システム1の全体構成図である。書換制御システム1は、制御装置(電子制御装置)10と、外部機器20と、を備える。
図1は、実施形態の書換制御システム1の全体構成図である。書換制御システム1は、制御装置(電子制御装置)10と、外部機器20と、を備える。
制御装置10は、本実施形態において、車両Vに搭載される電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)である。制御装置10は、各種制御用のプログラムを有し、例えばエンジン、トランスミッション、ブレーキ、パワーステアリング、カーナビゲーション等の電子制御を行う。なお、制御装置10は、車両Vのほか、例えば船舶や航空機等の車両以外の移動体に搭載される電子制御装置であっても良い。制御装置10の詳細な構成については後述する。
また、車両Vは、さらに通信部30と、表示部40と、を備える。通信部30は、外部機器20と、インターネット等を含む通信ネットワークを介して通信可能に接続される。通信部30は、外部機器20に対し、制御装置10に関するデータを送信及び受信する。表示部40は、車両Vの状態に関する情報を表示可能であり、当該情報を車両Vの乗員に通知することができる。
制御装置10、通信部30、及び表示部40は、車両V内において通信可能に接続される。本実施形態において、制御装置10、通信部30、及び表示部40の間の通信には、CAN(Controller Area Network)通信が利用される。
外部機器20は、制御装置10に対して外部の、例えばデータセンター等に設けられたコンピュータである。制御装置10が有する車両Vの制御用プログラムは、例えば機能の追加や、不具合の解消等を含むプログラムの更新を目的として、適宜書き換え(リプロ)が行われる。外部機器20は、制御装置10に対し、制御装置10が有する制御用プログラムの更新指示、及び当該更新に用いる更新用プログラムを送信する。
<2.制御装置>
制御装置10は、第1コントローラ11と、第2コントローラ12と、記憶装置13と、を備える。第1コントローラ11、第2コントローラ12、及び記憶装置13は、互いに双方向に通信可能に接続されている。
制御装置10は、第1コントローラ11と、第2コントローラ12と、記憶装置13と、を備える。第1コントローラ11、第2コントローラ12、及び記憶装置13は、互いに双方向に通信可能に接続されている。
第1コントローラ11及び第2コントローラ12は、いずれもマイコン(マイクロコントローラ)であり、互いに同等の性能を有する。
第1コントローラ11は、第1演算処理部111と、第1内部メモリ112と、を有する。さらに、第1コントローラ11は、作業領域として利用する不図示のRAM(Random access memory)等を有していても良い。これらの構成要素は、第1コントローラ11内において、不図示のバス等を介して双方向に通信可能に接続されている。本実施形態において、第1演算処理部111は、CPU(Central Processing Unit)によって構成される。
第1内部メモリ112は、例えば不揮発性メモリであって、電気的にデータの書き換えが可能なメモリである。本実施形態において、第1内部メモリ112は、例えばフラッシュメモリにより構成される。第1内部メモリ112には、第1コントローラ11用のリプロソフト112A及び制御用プログラムである製品ソフト112Bが記憶されている。
第1コントローラ11においては、第1演算処理部111が、RAMを作業領域として利用しつつ、第1内部メモリ112に予め記憶された制御用プログラム(製品ソフト112B)に従った演算処理を実行することにより、各種の機能が実現される。
第2コントローラ12は、第2演算処理部121と、第2内部メモリ122と、を有する。さらに、第2コントローラ12は、作業領域として利用する不図示のRAM(Random access memory)等を有していても良い。これらの構成要素は、第2コントローラ12内において、不図示のバス等を介して双方向に通信可能に接続されている。本実施形態において、第2演算処理部121は、CPU(Central Processing Unit)によって構成される。
第2内部メモリ122は、例えば不揮発性メモリであって、電気的にデータの書き換えが可能なメモリである。本実施形態において、第2内部メモリ122は、例えばフラッシュメモリにより構成される。第2内部メモリ122には、第2コントローラ12用のリプロソフト122A及び制御用プログラムである製品ソフト122Bが記憶されている。
第2コントローラ12においては、第2演算処理部121が、RAMを作業領域として利用しつつ、第2内部メモリ122に予め記憶された制御用プログラム(製品ソフト122B)に従った演算処理を実行することにより、各種の機能が実現される。
なお、本実施形態において、第1コントローラ11及び第2コントローラ12は、制御装置10において同じ機能を実現する。すなわち、本実施形態において、第1コントローラ11に予め記憶された制御用プログラム(製品ソフト112B)と、第2コントローラ12に予め記憶された制御用プログラム(製品ソフト122B)とは、同じプログラムで構成される。そして、制御装置10の稼働時において、第1コントローラ11及び第2コントローラ12のいずれか一方が稼働し、他方が非稼働の状態となる。
第1コントローラ11のリプロソフト112Aは、第2コントローラ12の製品ソフト122Bの更新時にプログラムの書き換えを行うリプロソフトである。第1コントローラ11は、外部機器20からの更新指示を受けて更新対象装置である第2コントローラ12が記憶する制御用プログラム(製品ソフト122B)を更新用プログラムで書き換える更新用書き換え(更新用リプロ)を行う書換制御装置である。
以下、外部機器20からの更新指示を受けて行われる制御用プログラムの書き換え(リプロ)を「更新用書き換え」または「更新用リプロ」と呼ぶ場合がある。
また、第1コントローラ11は、定期的(例えば1カ月毎)に記憶装置13に記憶されている従前の更新用書き換えにおいて利用済の更新用プログラムデータ13bを用いて、第2コントローラ12に対して制御用プログラム(製品ソフト122B)を書き換える検査用書き換え(検査用リプロ)を行う。
以下、従前の更新用書き換えにおいて利用済の更新用プログラムデータ13bを用いて、定期的に行われる制御用プログラムの書き換え(リプロ)を「検査用書き換え」または「検査用リプロ」と呼ぶ場合がある。
第2コントローラ12のリプロソフト122Aは、第1コントローラ11の製品ソフト112Bの更新時にプログラムの書き換えを行うリプロソフトである。第2コントローラ12は、外部機器20からの更新指示を受けて更新対象装置である第1コントローラ11が記憶する制御用プログラム(製品ソフト112B)を更新用プログラムで書き換える更新用書き換え(更新用リプロ)を行う書換制御装置である。
また、第2コントローラ12は、定期的(例えば1カ月毎)に記憶装置13に記憶されている従前の更新用書き換えにおいて利用済の更新用プログラムデータ13bを用いて、第1コントローラ11に対して制御用プログラム(製品ソフト112B)を書き換える検査用書き換え(検査用リプロ)を行う。
すなわち、第1コントローラ11及び第2コントローラ12は、各々が本開示における書換制御装置であり、且つ更新対象装置でもある。
記憶装置13は、例えば不揮発性メモリであって、電気的にデータの書き換えが可能なメモリである。記憶装置13は、第1コントローラ11の製品ソフト112B及び第2コントローラ12の製品ソフト122B各々の、外部機器20から受信した更新用プログラムデータ13bを一時的に記憶する。また、記憶装置13は、リプロ結果データ13aを含むリプロ時の各種データを記憶する。リプロ結果データ13aは、リプロ時の実行結果及び実行日時等の各種情報を含む。
ここで、第1コントローラ11及び第2コントローラ12が更新用書き換えを行う場合、記憶装置13に記憶される更新用プログラムデータ13bは、製品ソフト112B及び製品ソフト122Bを新しいバージョンの制御用プログラムに更新するための新たなプログラムデータである。
また、第1コントローラ11及び第2コントローラ12が検査用書き換えを行う場合、記憶装置13に記憶されている更新用プログラムデータ13bは、従前の更新用書き換えを行った際に記憶され、当該更新用書き換えにおいて利用済のプログラムデータであり、予め記憶された検査用プログラムのデータである。
<3.動作例>
続いて、書換制御システム1におけるリプロ時の動作の一例について、図2、図3及び図5に示すフローを用い、適宜図4及び図6を参照しながら説明する。図2は、リプロモードへの切り替え処理例を示すフローチャートである。図3は、リプロモードの処理例を示すフローチャートである。図4は、図3の処理状態を示す構成の模式図である。図5は、更新用書き換え(更新用リプロ)の処理例を示すフローチャートである。図6は、図5の処理状態を示す構成の模式図である。
続いて、書換制御システム1におけるリプロ時の動作の一例について、図2、図3及び図5に示すフローを用い、適宜図4及び図6を参照しながら説明する。図2は、リプロモードへの切り替え処理例を示すフローチャートである。図3は、リプロモードの処理例を示すフローチャートである。図4は、図3の処理状態を示す構成の模式図である。図5は、更新用書き換え(更新用リプロ)の処理例を示すフローチャートである。図6は、図5の処理状態を示す構成の模式図である。
なお、ここでは、第1コントローラ11が第2コントローラ12の製品ソフト122Bの書き換え(リプロ)を行う場合について説明するが、第2コントローラ12が第1コントローラ11の製品ソフト112Bの書き換え(リプロ)を行う場合についても同様の処理で対応できる。その場合、第1コントローラ11及び製品ソフト112Bと、第2コントローラ12及び製品ソフト122Bとを互いに読み替える。
<3-1.リプロモードへの切り替え処理>
図2に関し、第1コントローラ11は、車両Vのイグニッションスイッチ(IG)のオンによる制御装置10への電源供給、またはイグニッションスイッチのオフのスリープモード中のウェイクアップ(WakeUp)で起動し、図2に示す処理を開始する。図2に示す処理は、第1コントローラ11の製品ソフト112Bによって実行される。
図2に関し、第1コントローラ11は、車両Vのイグニッションスイッチ(IG)のオンによる制御装置10への電源供給、またはイグニッションスイッチのオフのスリープモード中のウェイクアップ(WakeUp)で起動し、図2に示す処理を開始する。図2に示す処理は、第1コントローラ11の製品ソフト112Bによって実行される。
なお、車両Vのイグニッションスイッチがオンからオフに変更された場合、第1コントローラ11及び第2コントローラ12は、スリープモードに移行する。スリープモードにおいて、第1コントローラ11及び第2コントローラ12は休止状態にある。スリープモードに移行するとき、第1コントローラ11及び第2コントローラ12は、自走式の内部タイマーを所定期間(例えば1週間)にセットする。内部タイマーは、自走式であるため、イグニッションスイッチのオフ中でもカウントが行われる。スリープモード中(イグニッションスイッチのオフ中)に内部タイマーが所定期間(例えば1週間)に達すると、第1コントローラ11及び第2コントローラ12は、ウェイクアップ(WakeUp)して起動する。
図2のステップS101において、第1コントローラ11は、前回の第2コントローラ12に対する検査用リプロから、例えば1か月(所定期間)が経過したか否かを判定する。なお、ここで言う検査用リプロとは、前回の第2コントローラ12に対するリプロが更新用リプロであった場合、すなわち今回の検査用リプロが前回の更新リプロ後の初回の検査用リプロである場合、更新用リプロを意味する。すなわち、前回の第2コントローラ12に対するリプロには更新用リプロも含まれるが、説明の便宜上、「検査用リプロ」として説明を続ける。
詳細に言えば、前回の第2コントローラ12に対するリプロの実行結果及び実行日時に関する情報は、記憶装置13のリプロ結果データ13aとして記憶されている。第1コントローラ11は、リプロ結果データ13aを参照し、前回の第2コントローラ12に対する検査用リプロから1か月が経過したか否かを判定する。なお、ここで示した「1か月」という所定期間は一例であり、適宜任意に定めることができる。
前回の第2コントローラ12に対する検査用リプロから1か月が経過している(ステップS101のYes)場合、ステップS102に移り、1か月が経過していない(ステップS101のNo)場合、ステップS104に移る。
ステップS102において、第1コントローラ11は、車両Vのイグニッションスイッチ(IG)がオフであるか否かを判定し、オフではない(ステップS102のNo)場合、イグニッションスイッチがオフになるまでステップS102の判定を継続し、待機する。イグニッションスイッチがオフである、若しくはオフになった(ステップS102のYes)場合、ステップS103に移る。
ステップS103において、第1コントローラ11は、処理をリプロモードへ切り替え、図2に示す処理を終了する。
「リプロモード」とは、第1コントローラ11によってリプロソフト112Aが起動され、第2コントローラ12の製品ソフト122Bの書き換え(リプロ)を行う処理(図3参照)が実行されることを意味する。
ステップS104において、第1コントローラ11は、車両Vのイグニッションスイッチ(IG)がオフであるか否かを判定し、オフではない(ステップS104のNo)場合、イグニッションスイッチがオフになるまでステップS104の判定を継続し、待機する。イグニッションスイッチがオフである、若しくはオフになった(ステップS104のYes)場合、ステップS105に移る。
ステップS105において、第1コントローラ11は、ウェイクアップ(WakeUp)用の内部タイマーを1週間にセットし、図2に示す処理を終了する。なお、ここで示した「1週間」という期間は一例であり、適宜任意に定めることができる。
<3-2.リプロモードの処理>
続いて、図3及び図4を用いて、リプロモードの処理例を説明する。図3に示す処理は、図2に示す製品ソフト112Bによって実行される処理において、リプロモードへの切り替え(ステップS103)によって起動され、開始される。図3に示す処理は、第1コントローラ11のリプロソフト112Aによって実行される。図4には、図3の各ステップの処理状況を示す白抜き矢印を描画した。
続いて、図3及び図4を用いて、リプロモードの処理例を説明する。図3に示す処理は、図2に示す製品ソフト112Bによって実行される処理において、リプロモードへの切り替え(ステップS103)によって起動され、開始される。図3に示す処理は、第1コントローラ11のリプロソフト112Aによって実行される。図4には、図3の各ステップの処理状況を示す白抜き矢印を描画した。
なお、リプロモードは、第2コントローラ12の製品ソフト122Bの、検査用書き換え(検査用リプロ)と、更新用書き換え(更新用リプロ)と、のそれぞれにおいて実行される。
図3のステップS201において、第1コントローラ11は、更新用プログラムデータ13bを記憶装置13から読み出し、ステップS202に移る。
詳細に言えば、製品ソフト122Bの検査用書き換え(検査用リプロ)を行う場合、記憶装置13に記憶されている更新用プログラムデータ13bは、前回の第2コントローラ12に対する更新用書き換えを行った際に外部機器20から受信して記憶され、当該更新用書き換えにおいて利用済のプログラムデータである。また、製品ソフト122Bの更新用書き換え(更新用リプロ)を行う場合、記憶装置13に記憶されている更新用プログラムデータ13bは、製品ソフト122Bを新しいバージョンの制御用プログラムに更新するための新たなプログラムデータである。
第1コントローラ11は、更新用プログラムデータ13bを記憶装置13から読み出し、作業領域であるRAMに当該更新用プログラムデータ13bを一時的に記憶する。
ステップS202において、第1コントローラ11は、第2コントローラ12に対し、製品ソフト122Bのリプロを行い、ステップS203に移る。
詳細に言えば、第1コントローラ11は、第1コントローラ11の内部のRAMに記憶された更新用プログラムデータ13bを読み出し、第2コントローラ12の第2内部メモリ122内の製品ソフト122Bに対してプログラムの書き換え(リプロ)を行う。
ステップS203において、第1コントローラ11は、第2コントローラ12の製品ソフト122Bに対するリプロの実行結果(リプロに成功したか否かの情報)及び実行日時を記憶装置13に記憶し、図3に示す処理を終了する。
詳細に言えば、第1コントローラ11は、第1コントローラ11の内部のRAMに記憶された更新用プログラムデータ13bと、ステップS203において第2コントローラ12に製品ソフト122Bとして書き込まれたプログラムデータとを比較することで、リプロの成功、失敗を判断する。第1コントローラ11は、例えばチェックサム等を用いてこれらのデータを比較し、リプロの成功、失敗を判断する。
<3-3.更新用書き換え(更新用リプロ)の処理>
続いて、図5及び図6を用いて、更新用書き換え(更新用リプロ)の処理例を説明する。図5に関し、第1コントローラ11は、車両Vのイグニッションスイッチ(IG)のオン中に一定周期毎に、またはイグニッションスイッチのオフのスリープモード中に外部機器20からの更新指示の受信によりウェイクアップ(WakeUp)し、図5に示す処理を開始する。図5に示す処理は、第1コントローラ11の製品ソフト112Bによって実行される。図6には、図5の各ステップの処理状況を示す白抜き矢印を描画した。
続いて、図5及び図6を用いて、更新用書き換え(更新用リプロ)の処理例を説明する。図5に関し、第1コントローラ11は、車両Vのイグニッションスイッチ(IG)のオン中に一定周期毎に、またはイグニッションスイッチのオフのスリープモード中に外部機器20からの更新指示の受信によりウェイクアップ(WakeUp)し、図5に示す処理を開始する。図5に示す処理は、第1コントローラ11の製品ソフト112Bによって実行される。図6には、図5の各ステップの処理状況を示す白抜き矢印を描画した。
図5のステップS301において、第1コントローラ11は、第2コントローラ12の製品ソフト122Bの更新指示を外部機器20から受信したか否かを判定し、受信した(ステップS301のYes)場合、ステップS302に移り、受信していない(ステップS301のNo)場合、図5に示す処理を終了する。
ステップS302において、第1コントローラ11は、製品ソフト122Bに対する検査用リプロの実行結果を読み出し、ステップS303に移る。
詳細に言えば、前回の検査用リプロの実行結果及び実行日時に関する情報は、記憶装置13のリプロ結果データ13aとして記憶されている。第1コントローラ11は、リプロ結果データ13aを参照し、前回の検査用リプロの実行結果、すなわち検査用リプロの成功、失敗に関する情報を読み出す。
ステップS303において、第1コントローラ11は、製品ソフト122Bに対する検査用リプロの実行結果が成功であるか否かを判定し、成功である(ステップS303のYes)場合、ステップS304に移り、失敗である(ステップS303のNo)場合、ステップS307に移る。
ステップS304において、第1コントローラ11は、製品ソフト122Bを新しいバージョンの制御用プログラムに更新するための新たな更新用プログラムのデータの送信を外部機器20に対して要求し、ステップS305に移る。
詳細に言えば、新たな更新用プログラムのデータの送信要求は、制御装置10から通信部30を介して外部機器20に送信される。
ステップS305において、第1コントローラ11は、外部機器20から製品ソフト122Bの新たな更新用プログラムのデータを受信し、記憶装置13に記憶し、ステップS306に移る。
詳細に言えば、外部機器20から受信した製品ソフト122Bの新たな更新用プログラムのデータは、記憶装置13において更新用プログラムデータ13bとして記憶される。
ステップS306において、第1コントローラ11は、製品ソフト122Bの更新用リプロに関するリプロ処理を実行し、図5に示す処理を終了する。「リプロ処理」とは、図2のステップS102からステップS103までの処理と、図3のステップS201からステップS203までの処理とを含む。
リプロ処理に関して詳細に言えば、第1コントローラ11は、車両Vのイグニッションスイッチ(IG)がオフであるか否かを判定し(ステップS102)、オフではない場合にオフになるまで当該判定を継続して待機し、オフである、若しくはオフになった場合に処理をリプロモードへ切り替える(ステップS103)。そして、第1コントローラ11は、更新用プログラムデータ13bを記憶装置13から読み出し(ステップS201)、第2コントローラ12に対して製品ソフト122Bの更新用リプロを行い(ステップS202)、製品ソフト122Bに対するリプロの実行結果及び実行日時を記憶装置13に記憶する(ステップS203)。
ステップS307において、第1コントローラ11は、外部機器20に対して製品ソフト122Bの更新用リプロが不可であることを通知し、ステップS308に移る。
詳細に言えば、製品ソフト122Bの更新用リプロが不可であることの通知は、制御装置10から通信部30を介して外部機器20に送信される。
ステップS308において、第1コントローラ11は、車両Vの車室内の表示部40に、第2コントローラ12の製品ソフト122Bのリプロ(更新)が不可であることを表示させ、図5に示す処理を終了する。
詳細に言えば、製品ソフト122Bの更新不可に関する表示の情報は、制御装置10から車内CANを介して表示部40に送信される。第1コントローラ11は、当該更新不可に関する情報を表示部40に表示させることで、車両Vの乗員に対し、制御装置10の不具合について通知することができる。
上記のように、書換制御装置である第1コントローラ11は、更新対象装置である第2コントローラ12の制御用プログラム(製品ソフト122B)の更新に際し、外部機器20から更新指示を受けていないタイミングで、制御用プログラム(製品ソフト122B)を新たな更新用プログラムと異なる予め記憶装置13に記憶された検査用プログラムで書き換える検査用書き換え(検査用リプロ)を行い、外部機器20から更新指示を受けた場合に当該検査用書き換え(検査用リプロ)の結果を出力する。
上記の構成によれば、外部機器20は、第1コントローラ11が出力し、通信部30を介して受信した第2コントローラ12に対する検査用リプロの実行結果に応じて、製品ソフト122Bの新たな更新用プログラムのデータを送信するか否かを判断できる。すなわち、検査用リプロの実行結果が失敗であった場合、外部機器20は、新たな更新用プログラムのデータを送信しないようにすることができる。したがって、制御用プログラムの更新に際して不要なデータ通信を抑制することが可能になる。
また、図2のステップS101で示したように、第1コントローラ11は、所定期間(例えば1か月)を経過する毎に、第2コントローラ12の制御用プログラム(製品ソフト122B)の検査用書き換え(検査用リプロ)を行う。この構成によれば、定期的に、第2コントローラ12に対する不具合の有無の確認を行うことができる。すなわち、早い段階で、第2コントローラ12における不具合を発見でき、制御用プログラムの更新における不要なデータ通信を抑制する効果を高めることが可能になる。
また、第1コントローラ11は、車両Vに搭載され、イグニッションスイッチが、オフである場合に制御用プログラムの検査用書き換え(検査用リプロ)を行い、オンである場合に制御用プログラムの検査用書き換え(検査用リプロ)を停止する。この構成によれば、車両Vの運転に影響を与えることなく、第2コントローラ12の制御用プログラム(製品ソフト122B)の検査用書き換えを行うことが可能である。
また、電子制御装置(ECU)である制御装置10は、書換制御装置である第1コントローラ11と、制御用プログラム(製品ソフト122B)を記憶するとともに実行する更新対象装置である第2コントローラ12と、検査用書き換え(検査用リプロ)の結果を記憶する記憶装置13と、を備える。
上記の構成によれば、制御装置10は、制御用プログラム(製品ソフト122B)の更新に際し、更新指示を受けていないタイミングで制御用プログラムの検査用書き換え(検査用リプロ)を行い、当該検査用書き換え(検査用リプロ)の結果を記憶装置13に記憶させることができる。そして、制御装置10は、制御用プログラムの更新指示を受けた場合に、当該検査用リプロの結果を外部機器20に対して出力(送信)できる。検査用リプロの実行結果が失敗であった場合、新たな更新用プログラムのデータが送信されないので、不要なデータ通信を抑制することが可能になる。
また、制御装置10は、従前の更新用書き換え(更新用リプロ)において利用済の、記憶装置13に一時的に記憶された更新用プログラムを検査用プログラムとして、更新指示を受けていないタイミングで制御用プログラムの検査用書き換え(検査用リプロ)を行う。言い換えれば、前回の更新用リプロ時に外部機器20から受信して記憶装置13に記憶され、当該前回の更新用リプロにおいて利用済の更新用プログラムデータ13bを用いて、更新指示を受けていないタイミングにおいて、制御用プログラム(製品ソフト112B、122B)に対して検査用リプロを行う。この構成によれば、第1コントローラ11及び第2コントローラ12に対する不具合の有無の確認に際し、容易にリプロを試行することが可能である。
また、制御装置10は、制御用プログラムを記憶するとともに実行する2つの書換制御装置である第1コントローラ11及び第2コントローラ12を備える。そして、2つの書換制御装置のうち1つは、他の書換制御装置を更新対象装置として、互いの制御用プログラムの検査用書き換え(検査用リプロ)を行う。詳細に言えば、例えば本実施形態において、第1コントローラ11が書換制御装置であって、第2コントローラ12を更新対象装置として、制御用プログラム(製品ソフト122B)の検査用書き換え(検査用リプロ)を行う。
なお、第1コントローラ11が稼働しており、第2コントローラ12が非稼働であるとき、第1コントローラ11が書換制御装置であり、第2コントローラ12が更新対象装置となる。このとき、第1コントローラ11は、外部機器20からの更新指示を受けて第2コントローラ12の制御用プログラム(製品ソフト122B)の検査用書き換え(検査用リプロ)を行う。
また、第2コントローラ12が稼働しており、第1コントローラ11が非稼働であるとき、第2コントローラ12が書換制御装置であり、第1コントローラ11が更新対象装置となる。このとき、第2コントローラ12は、外部機器20からの更新指示を受けて第1コントローラ11の制御用プログラム(製品ソフト112B)の検査用書き換え(検査用リプロ)を行う。
上記の構成によれば、第1コントローラ11及び第2コントローラ12の各々に対し、不具合の有無の確認を行うことができる。すなわち、早い段階で、第1コントローラ11及び第2コントローラ12における不具合を発見でき、制御用プログラムの更新における不要なデータ通信を抑制する効果を高めることが可能になる。
また、2つの書換制御装置(更新対象装置)である第1コントローラ11及び第2コントローラ12が記憶する制御用プログラム(製品ソフト112B、122B)は同じである。すなわち、コントローラの冗長化を図った制御装置10において、検査用リプロの実行結果が失敗であった場合、新たな更新用プログラムのデータを送信しないようにすることができる。したがって、制御用プログラムの更新に際して不要なデータ通信を抑制することが可能になる。
なお、2つの書換制御装置(更新対象装置)である第1コントローラ11及び第2コントローラ12が記憶する制御用プログラム(製品ソフト112B、122B)は異なっていても良い。すなわち、第1コントローラ11及び第2コントローラ12が異なる機能を有する制御装置においても、検査用リプロの実行結果が失敗であった場合、新たな更新用プログラムのデータを送信しないようにすることができる。したがって、制御用プログラムの更新に際して不要なデータ通信を抑制することが可能になる。
また、書換制御システム1は、電子制御装置(ECU)である制御装置10と、制御装置10から検査用書き換え(検査用リプロ)の結果を受信し、制御装置10に対して更新指示及び更新用プログラムを送信する外部機器20と、を備える。
上記の構成によれば、書換制御システム1は、制御装置10の制御用プログラム(製品ソフト112B、122B)の更新に際し、制御装置10に更新指示を送っていないタイミングで、制御装置10において検査用書き換え(検査用リプロ)を行い、当該検査用書き換え(検査用リプロ)の結果を記憶装置13に記憶させることができる。そして、書換制御システム1は、制御装置10に更新指示を送り、当該検査用書き換え(検査用リプロ)の結果を外部機器20により受信できる。検査用リプロの実行結果が失敗であった場合、新たな更新用プログラムのデータが送信されないので、不要なデータ通信を抑制することが可能になる。
また、外部機器20は、制御装置10から受信した検査用書き換え(検査用リプロ)の結果が、成功である場合に更新用プログラムを送信し、失敗である場合に更新用プログラムの送信を停止する。すなわち、検査用リプロの実行結果が失敗であった場合、新たな更新用プログラムのデータが送信されないので、制御用プログラムの更新に際して不要なデータ通信を抑制することが可能になる。
<4.変形例>
次に、変形例の書換制御システム1について、図7を用いて説明する。図7は、変形例の書換制御システム1の全体構成図である。なお、当該変形例の基本的な構成は、先に説明した実施形態と同じであるので、共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
次に、変形例の書換制御システム1について、図7を用いて説明する。図7は、変形例の書換制御システム1の全体構成図である。なお、当該変形例の基本的な構成は、先に説明した実施形態と同じであるので、共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
変形例の書換制御システム1は、外部機器20と、制御装置(電子制御装置)50と、書換制御装置60と、を備える。制御装置50及び書換制御装置60は、車両Vに搭載される。車両Vは、さらに通信部30と、表示部40と、を備える。
制御装置50は、第1コントローラ51と、第2コントローラ52と、記憶装置53と、を備える。第1コントローラ51、第2コントローラ52、及び記憶装置53は、互いに双方向に通信可能に接続されている。
第1コントローラ51は、第1演算処理部511と、第1内部メモリ512と、を有する。第1内部メモリ512には、第1コントローラ51用の製品ソフト512Bが記憶されている。第1コントローラ51においては、第1演算処理部511が、第1内部メモリ512に予め記憶された制御用プログラム(製品ソフト512B)に従った演算処理を実行することにより、各種の機能が実現される。
第2コントローラ52は、第2演算処理部521と、第2内部メモリ522と、を有する。第2内部メモリ522には、第2コントローラ52用の製品ソフト522Bが記憶されている。第2コントローラ52においては、第2演算処理部521が、第2内部メモリ522に予め記憶された制御用プログラム(製品ソフト522B)に従った演算処理を実行することにより、各種の機能が実現される。
なお、第1コントローラ51及び第2コントローラ52が記憶する制御用プログラム(製品ソフト512B、522B)は同じであっても良いし、異なっていても良い。
記憶装置53は、製品ソフト512B、522B各々の、外部機器20から受信した更新用プログラムデータ53bを一時的に記憶する。また、記憶装置53は、リプロ結果データ53aを含むリプロ時の各種データを記憶する。
書換制御装置60は、例えばマイコンによって構成され、制御装置50に対して独立した構成要素である。書換制御装置60は、書換演算処理部61と、書換内部メモリ62と、を有する。書換演算処理部61は、CPUによって構成される。
書換内部メモリ62は、リプロソフト62Aを記憶する。リプロソフト62Aは、第1コントローラ51の製品ソフト512B及び第2コントローラ52の製品ソフト522Bの更新時にプログラムの書き換えを行うリプロソフトである。
書換制御装置60は、更新対象装置である第1コントローラ51及び第2コントローラ52各々の制御用プログラム(製品ソフト512B、522B)の更新に際し、外部機器20から更新指示を受けていないタイミングで、制御用プログラム(製品ソフト512B、522B)を新たな更新用プログラムと異なる予め記憶装置53に記憶された検査用プログラムで書き換える検査用書き換え(検査用リプロ)を行い(図3参照)、外部機器20から更新指示を受けた場合に当該検査用書き換え(検査用リプロ)の結果を出力する(図5参照)。
変形例の上記構成によれば、外部機器20は、書換制御装置60が出力し、通信部30を介して受信した第1コントローラ51または第2コントローラ52に対する検査用リプロの実行結果に応じて、製品ソフト512B、522Bの新たな更新用プログラムのデータを送信するか否かを判断できる。すなわち、検査用リプロの実行結果が失敗であった場合、外部機器20は、新たな更新用プログラムのデータを送信しないようにすることができる。したがって、制御用プログラムの更新に際して不要なデータ通信を抑制することが可能になる。
また、変形例の書換制御システム1は、単数の書換制御装置60と、複数の更新対象装置(第1コントローラ51及び第2コントローラ52)と、を備える。この構成によれば、リプロ専用のコントローラ(書換制御装置60)により、複数の製品ソフト用のコントローラに対して不具合の有無の確認を行うことができる。すなわち、効率良く早い段階で、複数のコントローラにおける不具合を発見でき、制御用プログラムの更新における不要なデータ通信を抑制する効果を高めることが可能になる。
また、書換制御装置60は、車両Vが備える他の制御装置(ECU)に関して、当該他の制御装置に搭載されたコントローラに対してリプロを実行することができる。すなわち、車両Vが備える多くの制御装置(ECU)に関して、検査用リプロの実行結果が失敗であった場合、外部機器20は、新たな更新用プログラムのデータを送信しないようにすることができる。
<5.留意事項等>
本明細書中で実施形態として開示された種々の技術的特徴は、その技術的創作の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれる。また、本明細書中で示した複数の可変の構成は、可能な範囲で適宜組み合わせて実施して良い。
本明細書中で実施形態として開示された種々の技術的特徴は、その技術的創作の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれる。また、本明細書中で示した複数の可変の構成は、可能な範囲で適宜組み合わせて実施して良い。
例えば、図1から図6を用いて説明した実施形態において、第1コントローラ11が書換制御装置であり、第2コントローラ12が更新対象装置であることとしたが、これらを互いに入れ替えても良い。
また、図1から図6を用いて説明した実施形態において、書換制御装置(更新対象装置)は、第1コントローラ11及び第2コントローラ12の2つであることとしたが、3つ以上であっても良い。
また、図1から図6を用いて説明した実施形態において、制御装置10は、単数の書換制御装置と、複数の更新対象装置と、を備える構成であっても良い。この構成によれば、制御装置10において、リプロ専用のコントローラにより、複数の製品ソフト用のコントローラに対して不具合の有無の確認を行うことができる。すなわち、効率良く早い段階で、複数のコントローラにおける不具合を発見でき、プログラムの更新における不要なデータ通信を抑制する効果を高めることが可能になる。
1 書換制御システム
10 制御装置(電子制御装置)
11 第1コントローラ(書換制御装置、更新対象装置)
12 第2コントローラ(書換制御装置、更新対象装置)
13 記憶装置
13a リプロ結果データ
13b 更新用プログラムデータ
20 外部機器
30 通信部
40 表示部
50 制御装置(電子制御装置)
51 第1コントローラ(更新対象装置)
52 第2コントローラ(更新対象装置)
53 記憶装置
53a リプロ結果データ
53b 更新用プログラムデータ
60 書換制御装置
62A、112A、122A リプロソフト
112B、122B、512B、522B 製品ソフト(制御用プログラム)
10 制御装置(電子制御装置)
11 第1コントローラ(書換制御装置、更新対象装置)
12 第2コントローラ(書換制御装置、更新対象装置)
13 記憶装置
13a リプロ結果データ
13b 更新用プログラムデータ
20 外部機器
30 通信部
40 表示部
50 制御装置(電子制御装置)
51 第1コントローラ(更新対象装置)
52 第2コントローラ(更新対象装置)
53 記憶装置
53a リプロ結果データ
53b 更新用プログラムデータ
60 書換制御装置
62A、112A、122A リプロソフト
112B、122B、512B、522B 製品ソフト(制御用プログラム)
Claims (12)
- 外部機器からの更新指示を受けて更新対象装置が記憶する制御用プログラムを更新用プログラムで書き換える更新用書き換えを行う書換制御装置であって、
前記更新指示を受けていないタイミングで、前記更新対象装置が記憶する前記制御用プログラムを前記更新用プログラムと異なる予め記憶された検査用プログラムで書き換える検査用書き換えを行い、
前記更新指示を受けた場合に前記検査用書き換えの結果を出力する、書換制御装置。 - 所定期間を経過する毎に、前記検査用書き換えを行う、請求項1に記載の書換制御装置。
- 車両に搭載され、前記車両のイグニッションスイッチが、
オフである場合に、前記検査用書き換えを行い、
オンである場合に、前記検査用書き換えを停止する、
請求項1に記載の書換制御装置。 - 請求項1に記載の書換制御装置と、
前記制御用プログラムを記憶するとともに実行する前記更新対象装置と、
前記検査用書き換えの前記結果を記憶する記憶装置と、
を備える、電子制御装置。 - 前記記憶装置は、前記外部機器から受信した前記更新用プログラムを一時的に記憶し、
前記書換制御装置は、従前の前記更新用書き換えにおいて利用済の、前記記憶装置に記憶された前記更新用プログラムを前記検査用プログラムとして前記検査用書き換えを行う、請求項4に記載の電子制御装置。 - 前記制御用プログラムを記憶するとともに実行する複数の前記書換制御装置を備え、
複数の前記書換制御装置のうち1つは、他の前記書換制御装置を前記更新対象装置として、互いの前記制御用プログラムの前記検査用書き換えを行う、請求項4に記載の電子制御装置。 - 前記書換制御装置または前記更新対象装置が記憶する前記制御用プログラムは同じである、請求項6に記載の電子制御装置。
- 前記書換制御装置または前記更新対象装置が記憶する前記制御用プログラムは異なる、請求項6に記載の電子制御装置。
- 請求項1に記載の書換制御装置と、
前記制御用プログラムを記憶するとともに実行する前記更新対象装置と、
前記検査用書き換えの前記結果を記憶する記憶装置と、
前記書換制御装置から前記検査用書き換えの前記結果を受信し、前記書換制御装置に対して前記更新指示及び前記更新用プログラムを送信する前記外部機器と、
を備える、書換制御システム。 - 前記外部機器は、前記書換制御装置から受信した前記検査用書き換えの前記結果が、
成功である場合に、前記更新用プログラムを送信し、
失敗である場合に、前記更新用プログラムの送信を停止する、
請求項9に記載の書換制御システム。 - 単数の前記書換制御装置と、複数の前記更新対象装置と、を備える、請求項9に記載の書換制御システム。
- 外部機器からの更新指示を受けて更新対象装置が記憶する制御用プログラムを更新用プログラムで書き換える更新用書き換えを行う書換制御方法であって、
前記更新指示を受けていないタイミングで、前記更新対象装置が記憶する前記制御用プログラムを前記更新用プログラムと異なる予め記憶された検査用プログラムで書き換える検査用書き換えを行うステップと、
前記更新指示を受けた場合に前記検査用書き換えの結果を出力するステップと、
を含む、書換制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022116885A JP2024014218A (ja) | 2022-07-22 | 2022-07-22 | 書換制御装置、電子制御装置、書換制御システム、及び書換制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022116885A JP2024014218A (ja) | 2022-07-22 | 2022-07-22 | 書換制御装置、電子制御装置、書換制御システム、及び書換制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024014218A true JP2024014218A (ja) | 2024-02-01 |
Family
ID=89718601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022116885A Pending JP2024014218A (ja) | 2022-07-22 | 2022-07-22 | 書換制御装置、電子制御装置、書換制御システム、及び書換制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024014218A (ja) |
-
2022
- 2022-07-22 JP JP2022116885A patent/JP2024014218A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20180341476A1 (en) | Software updating device, software updating system, and software updating method | |
JP4548601B2 (ja) | 自動車用制御ユニット | |
JP2019084941A (ja) | 更新システム、電子制御装置、更新管理装置、及び更新管理方法 | |
WO2020158675A1 (ja) | 電子制御装置及びプログラム更新方法 | |
JP2010198307A (ja) | 自動車用制御装置 | |
JPWO2018230084A1 (ja) | 更新制御装置、制御方法、およびコンピュータプログラム | |
US12039322B2 (en) | OTA master, center, system, update method, non-transitory storage medium, and vehicle | |
WO2019123747A1 (ja) | 自動車用電子制御装置及びその制御方法 | |
US20220405083A1 (en) | Ota master, system, method, non-transitory storage medium, and vehicle | |
WO2018142749A1 (ja) | 制御装置、プログラム更新方法、およびコンピュータプログラム | |
JP2012241645A (ja) | 車両用電子制御装置 | |
JP2019200789A (ja) | 電子制御装置及びセッション確立プログラム | |
JP2022187646A (ja) | Otaマスタ、システム、方法、プログラム、及び車両 | |
JP2022187189A (ja) | Otaマスタ、センタ、システム、方法、プログラム、及び車両 | |
JP2024014218A (ja) | 書換制御装置、電子制御装置、書換制御システム、及び書換制御方法 | |
JP5077385B2 (ja) | 車両用ナビゲーション装置 | |
US20240126528A1 (en) | Redundant system and load drive control device | |
JP6183251B2 (ja) | 電子制御装置 | |
CN115509567A (zh) | 中心、ota管理器、系统、方法、非暂时性存储介质 | |
JP2023001993A (ja) | Otaマスタ、システム、方法、プログラム、及び車両 | |
JP2022187162A (ja) | Otaマスタ、システム、方法、プログラム、及び車両 | |
JP7031461B2 (ja) | 車載装置 | |
JP2009223435A (ja) | データ記憶方法及び装置、並びにプログラム | |
JP2024129478A (ja) | 車両用の情報処理装置、及び車両用のプログラム | |
KR102705918B1 (ko) | Ota 마스터, 센터, 시스템, 갱신 방법, 비일시적 기억 매체 및 차량 |