JP2024014095A - 契約管理プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法 - Google Patents

契約管理プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のユーザ間の電子的な契約手続きにおいて、契約当事者ごとにどのような契約情報を締結しているのか整理、管理することができていないという課題がある。【解決手段】プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを記憶させるための契約管理プログラムであって、プロセッサは、複数の契約情報を取得する契約取得ステップと、契約取得ステップにおいて取得した複数の契約情報に対して、契約種別または契約相手方ごとの契約金額の合計値である合計金額を算定する算定ステップと、算定ステップにおいて算定された複数の契約情報の契約種別または契約相手方ごとの合計金額を提示する提示ステップと、を実行する契約管理プログラム。【選択図】 図19

Description

本開示は、契約管理プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法に関する。
コンピュータ技術の発達および普及に伴い、これまでは紙媒体が利用されていた書類が電子化されつつある。例えば、当事者の署名および押印が必要となる契約書といった書類も、電子データで管理することが考えられている。
特許文献1には、抽出部と、生成部と、出力部と、を含む。抽出部は、契約書データから特定の取引情報を抽出する。生成部は、抽出部によって抽出された取引情報に基づき資金計画情報を生成する。出力部は、資金計画情報を出力する情報処理装置が開示されている。
特許文献2には、契約書の内容に基づいて組織の契約状況を提示する文書処理プログラム及び情報処理装置が開示されている。
特開2022-23409号公報 特開2020-190905号公報
複数のユーザ間の電子的な契約手続きにおいて、契約当事者ごとにどのような契約情報を締結しているのか整理、管理することができていないという課題がある。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、契約当事者ごとにどのような契約情報を締結しているのか整理、管理する技術を提供することである。
プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを記憶させるための契約管理プログラムであって、プロセッサは、複数の契約情報を取得する契約取得ステップと、契約取得ステップにおいて取得した複数の契約情報に対して、契約種別または契約相手方ごとの契約金額の合計値である合計金額を算定する算定ステップと、算定ステップにおいて算定された複数の契約情報の契約種別または契約相手方ごとの合計金額を提示する提示ステップと、を実行する契約管理プログラム。
本開示によれば、契約当事者ごとにどのような契約情報を締結しているのか整理、管理することができる。
システム1の機能構成を示すブロック図である。 サーバ10の機能構成を示すブロック図である。 第1ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。 第2ユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。 ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。 グループテーブル1013のデータ構造を示す図である。 書類テーブル1014のデータ構造を示す図である。 確認テーブル1015のデータ構造を示す図である。 入力項目テーブル1016のデータ構造を示す図である。 契約書グループテーブル1017のデータ構造を示す図である。 契約書作成処理の動作を示すフローチャートである。 契約書確認処理の動作を示すフローチャートである。 金額提示処理の動作を示すフローチャートである。 契約情報共有処理の動作を示すフローチャートである。 契約書作成処理の動作を示す画面例である。 第2ユーザ端末30に通知される確認依頼メッセージを示す画面例である。 契約書確認処理の動作を示す画面例である。 第1ユーザ端末20に通知される締結完了メッセージを示す画面例である。 金額提示処理の動作を示す画面例である。 金額提示処理において削減効果を提示する画面例である。 コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
<システム1の構成>
本開示におけるシステム1は、複数のユーザ間において締結された契約情報を記憶、管理するサービスを実現するための情報処理システムである。
システム1は、ネットワークNを介して接続された、サーバ10、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30の情報処理装置を備える。
図1は、システム1の機能構成を示すブロック図である。
図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図3は、第1ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。
図4は、第2ユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成および、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。サーバ10、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30のそれぞれについて、後述するコンピュータの基本ハードウェア構成およびコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
<サーバ10の構成>
サーバ10は、複数のユーザ間において電子的な契約締結サービスを提供する情報処理装置である。サーバ10は、複数のユーザ間において締結された契約情報を記憶、管理するサービスを提供する情報処理装置である。
サーバ10は、記憶部101、制御部104を備える。
<サーバ10の記憶部101の構成>
サーバ10の記憶部101は、アプリケーションプログラム1011、ユーザテーブル1012、グループテーブル1013、書類テーブル1014、確認テーブル1015、入力項目テーブル1016、契約書グループテーブル1017を備える。
アプリケーションプログラム1011は、サーバ10の制御部104を各機能ユニットとして機能させるためのプログラムである。
ユーザテーブル1012は、サービスを利用する会員ユーザ(以下、ユーザ)の情報を記憶し管理するテーブルである。ユーザは、サービスの利用登録を行うことで、当該ユーザの情報がユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶される。
これにより、ユーザは本開示にかかるサービスを利用できるようになる。なお、本開示においてサービスを利用するユーザは、必ずしもユーザテーブル1012に登録されている必要はない。
ユーザテーブル1012は、ユーザIDを主キーとして、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、グループID、承認権限のカラムを有するテーブルである。
図5は、ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。
ユーザIDは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。ユーザ識別情報は、ユーザごとにユニークな値が設定されている項目である。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
メールアドレスは、ユーザのメールアドレスを記憶する項目である。
グループIDは、ユーザが所属するグループのグループ識別情報を記憶する項目である。グループは、後述するグループテーブル1013により定義され、ユーザは、複数のグループに所属するものとしても構わない。
承認権限は、ユーザの承認締結に関する権限情報を記憶する項目である。契約締結を承認する権限(承認権限)を有するユーザには、Trueなど契約締結を承認する権限を有する情報が記憶される。一方、契約締結を承認する権限を有さないユーザには、False、ブランク、ヌル値など契約締結を承認する権限を有さない情報が記憶される。
契約情報に応じて承認権限を設定できる構成としても良い。例えば、ユーザAは、特定の契約情報Aに対して承認権限を有するが、特定の契約情報Bに対して承認権限を有さない構成としても良い。
秘密保持契約、共同研究契約、請負契約などの契約情報の種別(契約情報種別)に応じて承認権限を設定できる構成としても良い。例えば、ユーザAは、秘密保持契約に対して承認権限を有するが、請負契約に対しては承認権限を有さない構成としても良い。
その他、ユーザの所属部署、役所などに応じて複数段階(レベル、ランク)の権限情報を記憶する構成としても良い。例えば、派遣社員などはC、一般社員はB、管理職はA、役員はSという情報を承認権限の項目に記憶し、契約情報の契約種別情報、契約金額などに応じて、所定のランク以上(例えば、秘密保持契約はA以上など)の承認権限を有するユーザのみ契約締結を承認することができる構成としても良い。
グループテーブル1013は、ユーザが所属するグループに関する情報(グループ情報)を記憶し、管理するテーブルである。グループは、法人、会社、サークル、団体、会社内の部署など、ユーザが所属する任意のグループを定義することができる。
グループテーブル1013は、グループIDを主キーとして、グループID、グループ名、管理者IDのカラムを有するテーブルである。
図6は、グループテーブル1013のデータ構造を示す図である。
グループIDは、グループを識別するためのグループ識別情報を記憶する項目である。グループ識別情報は、グループごとにユニークな値が設定されている項目である。
グループ名は、グループの名称を記憶する項目である。グループ名は、任意の文字列を設定することができる。
管理者IDは、グループにおいて管理者権限を有するユーザのユーザ識別情報を記憶する項目である。管理者権限を有するユーザは、組織などのグループにおいて所定以上の地位や権限などを有するユーザを任意に定めて設定することができる。
書類テーブル1014は、作成者と受信者との間で取り交わされる電子契約に関する情報(契約情報)を記憶し、管理するためのテーブルである。
書類テーブル1014は、書類IDを主キーとして、書類ID、書類データ、作成者ID、契約種別、契約更新日、契約金額、当事者データ、共有フラグのカラムを有するテーブルである。
図7は、書類テーブル1014のデータ構造を示す図である。
書類IDは、契約情報を識別するための書類識別情報を記憶する項目である。書類識別情報は、契約情報ごとにユニークな値が設定されている項目である。
書類データは、契約情報(バイナリまたはテキストデータ)を記憶する項目である。具体的に、書類データは、PDF(Portable Document Format)、Word、XML(ExtenSible Markup Language)などの任意のデータ形式のデータが含まれる。
作成者ID、契約情報の作成者であるユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。
契約種別は、契約情報の種別に関する情報(契約種別情報)を記憶する項目である。契約情報の種別としては、保守契約(システム)、保守契約(事務機器)、派遣契約、業務委託契約、ライセンス契約、サービス利用契約等がある。
契約更新日は、契約情報の更新日を記憶する項目である。契約更新日は、契約満了日、終了日、解約日等から所定期間経過した年月日として記憶しても良い。また、契約更新日は、毎月、毎年などの所定期間ごとに繰り返される複数の年月日を記憶しても良い。
契約金額は、契約情報において契約相手先との間で一方から他方当事者へ支払い義務が規定されている場合の支払い金額を示す情報を記憶する項目である。契約金額は、支払い義務がある一方当事者と、支払い金額を受領する他方当事者とを規定する情報を含む。つまり、後述する当事者データに記憶された契約当事者ごとに支払い義務、受領する権利の義務および権利にかかる金銭の金額が記憶される。
当事者データは、契約情報に関する契約当事者の氏名、会社名、組織名等の情報を記憶する項目である。具体的に、当事者データには、契約情報の締結相手先となる契約当事者の氏名、会社名、組織名等または当該当事者を特定するための文字列等が記憶される。
共有フラグは、契約情報を他のユーザと共有することを許可するか否かを設定する情報を記憶する項目である。共有フラグに、共有することを許可することを示す情報が記憶されている場合には、後述する他のユーザにおける金額算定処理において契約情報に含まれる情報の一部または全部が他のユーザから参照して利用可能な状態となる。一方、共有することを許可することを示す情報が記憶されていない場合は、他のユーザが当該契約情報を参照して利用することはできない。
確認テーブル1015は、契約情報の確認者となるユーザのメールアドレスを含む情報(確認者情報)を記憶し、管理するテーブルである。
確認テーブル1015は、書類ID、確認順序、確認者メールアドレス、確認フラグ、言語データ、アクセスコード、日時のカラムを有するテーブルである。
図8は、確認テーブル1015のデータ構造を示す図である。
書類IDは、確認者により確認対象となる契約情報の書類識別情報を記憶する項目である。
確認順序は、確認者により契約情報が確認される際の確認順序に関する情報を記憶する項目である。作成者により記憶された契約情報は、確認順序の順番に確認者に回覧され、確認が行われる。
確認者メールアドレスは、契約情報の確認者のメールアドレスを記憶する項目である。確認者のメールアドレスは、本開示にかかるサービスの利用にあたり予めユーザ登録を行う必要はない。つまり、確認者メールアドレスは、ユーザテーブル1012に含まれている必要はない。
確認フラグは、確認者による契約情報の確認手続きの完了有無を識別するための確認識別情報を記憶する項目である。確認者により契約情報の確認が完了すると、確認フラグの項目にTrueの値などの確認が完了したことを示す情報が記憶される。
言語データは、確認者の言語に関する情報(言語情報)を記憶する項目である。
アクセスコードは、確認者に対して設定されたアクセスコードを記憶する項目である。
日時は、確認者による契約情報の確認手続きが行われた日時を記憶する項目である。具体的には、確認識別情報が確認フラグの項目に記憶された日時が記憶される。
入力項目テーブル1016は、電子契約情報に関連付けられた入力項目に関する情報(入力項目情報)を記憶し、管理するテーブルである。
入力項目テーブル1016は、入力項目ID、書類ID、入力者ID、入力データ、入力規則、日時のカラムを有するテーブルである。
図9は、入力項目テーブル1016のデータ構造を示す図である。
入力項目IDは、入力項目を識別するための入力項目識別情報を記憶する項目である。
書類IDは、入力項目が関連付けられる電子契約情報の書類識別情報を記憶する項目である。
入力者IDは、入力項目に対して入力データを入力した入力者のユーザ識別情報またはメールアドレスを記憶する項目である。具体的に、入力者IDには、作成者ID、作成者IDにより特定されるユーザのメールアドレス、確認者メールアドレスなどが記憶される。
入力データは、入力者により入力項目に入力された入力データを記憶する項目である。
入力規則は、入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶する項目である。入力規則としては、日付(date)、日時(datetime)、文字列(text)、数値(integer)などのデータ型のほか、文字列であれば文字数、文字列の正規表現など任意の入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶することができる。
日時は、入力者により入力項目に入力データが入力された日時を記憶する項目である。
契約書グループテーブル1017は、契約書グループに関する情報(契約書グループ情報)を記憶し管理するためのテーブルである。契約情報は、契約情報を管理するための1または複数のキャビネット(分類情報)と関連づけられて記憶され、管理することができる。情報処理サービスに応じて、キャビネットは、グループ、タグ、ラベル等と呼ばれることがある。
契約書グループテーブル1017は、書類ID、キャビネットIDのカラムを有するテーブルである。
図10は、契約書グループテーブル1017のデータ構造を示す図である。
書類IDは、契約情報を識別するための書類識別情報を記憶する項目である。
キャビネットIDは、キャビネットを識別するためのキャビネット識別情報を記憶する。キャビネットIDは、契約情報を管理、分類するための分類情報である。
<サーバ10の制御部104の構成>
サーバ10の制御部104は、ユーザ登録制御部1041、契約作成部1042、契約確認部1043、金額提示部1044、共有部1045を備える。制御部104は、記憶部101に記憶されたアプリケーションプログラム1011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
ユーザ登録制御部1041は、本開示に係るサービスの利用を希望するユーザの情報をユーザテーブル1012に記憶する処理を行う。
ユーザテーブル1012に記憶される情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームに情報を入力しサーバ10へ送信する。ユーザ登録制御部1041は、受信した情報をユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル1012に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部1041によるユーザ情報のユーザテーブル1012への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用可否を制限しても良い。
ユーザIDは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはユーザ登録制御部1041が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
契約作成部1042は、契約書作成処理を実行する。詳細は後述する。
契約確認部1043は、契約書確認処理を実行する。詳細は後述する。
金額提示部1044は、金額提示処理を実行する。詳細は後述する。
共有部1045は、契約情報共有処理を実行する。詳細は後述する。
<第1ユーザ端末20の構成>
第1ユーザ端末20は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第1ユーザ端末20は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第1ユーザ端末20は、記憶部201、制御部204、入力装置206、出力装置208を備える。
<第1ユーザ端末20の記憶部201の構成>
第1ユーザ端末20の記憶部201は、第1ユーザID2011、アプリケーションプログラム2012を備える。
第1ユーザID2011はユーザのアカウントIDである。ユーザは、第1ユーザ端末20から第1ユーザID2011を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、第1ユーザID2011に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、第1ユーザID2011には、第1ユーザ端末20を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ10から一時的に付与されるセッションIDなどの情報を含む。
アプリケーションプログラム2012は、記憶部201に予め記憶されていても良いし、通信IFを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム2012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム2012は、第1ユーザ端末20に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
<第1ユーザ端末20の制御部204の構成>
第1ユーザ端末20の制御部204は、入力制御部2041、出力制御部2042を備える。制御部204は、記憶部201に記憶されたアプリケーションプログラム2012を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
<第1ユーザ端末20の入力装置206の構成>
第1ユーザ端末20の入力装置206は、カメラ2061、マイク2062、位置情報センサ2063、モーションセンサ2064、タッチデバイス2065を備える。
<第1ユーザ端末20の出力装置208の構成>
第1ユーザ端末20の出力装置208は、ディスプレイ2081、スピーカ2082を備える。
<第2ユーザ端末30の構成>
第2ユーザ端末30は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第2ユーザ端末30は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第2ユーザ端末30は、記憶部301、制御部304、入力装置306、出力装置308を備える。
<第2ユーザ端末30の記憶部301の構成>
第2ユーザ端末30の記憶部301は、第2ユーザID3011、アプリケーションプログラム3012を備える。
第2ユーザID3011はユーザのアカウントIDである。ユーザは、第2ユーザ端末30から第2ユーザID3011を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、第2ユーザID3011に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、第2ユーザID3011には、第2ユーザ端末30を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ10から一時的に付与されるセッションIDなどの情報を含む。
アプリケーションプログラム3012は、記憶部301に予め記憶されていても良いし、通信IFを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム3012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム3012は、第2ユーザ端末30に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
<第2ユーザ端末30の制御部304の構成>
第2ユーザ端末30の制御部304は、入力制御部3041、出力制御部3042を備える。制御部304は、記憶部301に記憶されたアプリケーションプログラム3012を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
<第2ユーザ端末30の入力装置306の構成>
第2ユーザ端末30の入力装置306は、カメラ3061、マイク3062、位置情報センサ3063、モーションセンサ3064、キーボード3065を備える。
<第2ユーザ端末30の出力装置308の構成>
第2ユーザ端末30の出力装置308は、ディスプレイ3081、スピーカ3082を備える。
<システム1の動作>
以下、システム1の各処理について説明する。
図11は、契約書作成処理の動作を示すフローチャートである。
図12は、契約書確認処理の動作を示すフローチャートである。
図13は、金額提示処理の動作を示すフローチャートである。
図14は、契約情報共有処理の動作を示すフローチャートである。
図15は、契約書作成処理の動作を示す画面例である。
図16は、第2ユーザ端末30に通知される確認依頼メッセージを示す画面例である。
図17は、契約書確認処理の動作を示す画面例である。
図18は、第1ユーザ端末20に通知される締結完了メッセージを示す画面例である。
図19は、金額提示処理の動作を示す画面例である。
図20は、金額提示処理において削減効果を提示する画面例である。
本開示において、サーバ10における契約書作成処理、契約書確認処理を以下に説明する。外部サーバ40も同様の契約書作成処理、契約書確認処理を実行することが可能である。外部サーバ40における契約書作成処理、契約書確認処理は、それぞれ、サーバ10における契約書作成処理、契約書確認処理と同様であるため説明を省略する。
<契約書作成処理>
契約書作成処理は、作成者が電子契約情報を作成し、確認者に対して送信する処理である。
図15は、契約書作成処理の動作を示す画面例である。第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示される、契約情報を作成するための画面50には、現在の契約情報の作成状況を示すステータス510、入力項目を指定するためのボタン521、522、523、契約情報表示エリア530、書類データ531、入力項目532、533、534、送信ボタン540が表示される。
<契約書作成処理の概要>
契約書作成処理は、作成者が電子契約情報を作成し、電子契約情報の宛先となる確認者を設定し、電子契約情報に対する入力項目を設定し、入力項目に対する入力規則を設定し、作成者から入力項目に対する入力データを受け付け、設定した確認者に対して電子契約情報を送付する一連の処理である。
<契約書作成処理の詳細>
ステップS101において、サーバ10の契約作成部1042は、作成者から確認者との間で契約締結の対象となる契約情報を受け付ける。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、契約書に関する書類データを含む契約情報を作成する。書類データは、PDF(Portable Document Format)、Word、XML(ExtenSible Markup Language)などの任意のデータ形式の書類データを契約情報に含めることができる。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、作成した書類データ、第1ユーザID2011をサーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信した第1ユーザID2011、書類データを受け付け、それぞれ、書類テーブル1014の新たなレコードの作成者ID、書類データの項目に記憶する。これにより、サーバ10の契約作成部1042は、新たな契約情報を書類テーブル1014に記憶する。
契約情報を作成するための画面50には、書類テーブル1014に記憶された書類データ531が表示される。
ステップS102において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、契約情報の確認者(受信者)となるユーザを選択し特定する。本開示において、第1ユーザは、受信者として第2ユーザを選択し特定するものとする。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、確認者となる第2ユーザのメールアドレスを入力し、サーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信したメールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第2ユーザのメールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第1ユーザは、第2ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第2ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。
このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には1の値を記憶する。ステップS102において、第1ユーザは、複数の確認者となるユーザを選択し設定できるものとしても良い。この場合、選択順序に応じて、確認者となるユーザの確認順序の項目の値が1つずつインクリメントされ記憶される。これにより、後述する契約書確認処理における確認者の回覧順序が設定される。なお、回覧順序の設定は必須ではない。
ステップS103において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、契約情報に対する入力項目を設定する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、ステップS101において作成し、記憶した契約情報に対して複数の入力項目を設定する。入力項目は、印鑑データを押印する押印欄、署名データなどのテキストデータを入力する入力欄、チェック項目を選択できるチェックボックス欄、日付を入力する日付欄など任意の入力項目を設定することができる。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、入力項目を追加するリクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、リクエストを受信すると、契約情報の書類IDを、入力項目テーブル1016の新たなレコードの書類IDに記憶する。これにより、新たに追加された入力項目情報が、契約情報と関連付けられ記憶される。なお、第1ユーザは、複数の入力項目情報を、契約情報と関連づけ記憶することができる。
ステップS104において、第1ユーザは、追加するそれぞれの入力項目に対して入力規則を設定する。第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作することにより、ステップS103において設定した入力項目情報ごとの入力規則を指定し、サーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信した入力規則を、入力項目テーブル1016のそれぞれの入力項目情報のレコードの入力規則の項目に記憶する。これにより、入力項目ごとの入力規則を設定することができる。
ステップS105において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザが入力した複数の入力項目に対する入力データを受け付ける。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作することにより、ステップS104において設定した入力項目ごとに入力データを入力する。例えば、第1ユーザは、管理番号が設定された入力項目に、自身が所属するグループにおける整理番号などの契約情報を管理するための番号の入力データを入力しても良い。第1ユーザは、契約締結日が設定された入力項目に、当該契約情報の契約締結日の日付の入力データを入力しても良い。第1ユーザは、入力項目への入力データの入力が完了したら、サーバ10へ入力項目ごとの入力項目ID、入力データを送信する。
サーバ10の契約作成部1042は、入力項目ごとの入力項目ID、入力データを受信し、受け付ける。サーバ10の契約作成部1042は、受信した入力項目IDで特定される入力項目テーブル1016の入力項目情報の入力データの項目に、受信した入力データを記憶する。これにより、第1ユーザが入力した入力データが、入力項目テーブル1016に記憶される。
サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから、第2ユーザに対して契約情報に対する契約締結を依頼する指示を受け付ける。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、契約情報を作成するための画面50に、表示された送信ボタン540を押下することにより、契約情報を送信するリクエストをサーバ10へ送信する。
ステップS106において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから契約情報の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージを第2ユーザへ送信する。具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、確認テーブル1015の確認順序の項目を検索し、確認順序の項目に記憶された値が最も小さい最初の確認者となるユーザ(第1確認ユーザ)を特定する。本開示において第1確認ユーザは、一例として、第2ユーザとする。サーバ10の契約作成部1042は、第2ユーザのメールアドレスへ、第1ユーザから契約情報の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。
第2ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むURL(Uniform ReSource Locator)の情報を含める。URLは、書類IDを直接含んでも良いし、書類IDに対し任意の暗号化を行った文字列、その他、不図示のテーブルを参照して書類IDを特定可能な文字列などの情報を含んでも良い。また、URLには第2ユーザを特定するための情報を含めても良い。例えば、第2ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、URLに第2ユーザを特定するための情報を含める必要がある。
第1ユーザは、第2ユーザに対してアクセスコードを設定した場合は、別途メールなどの手段によりアクセスコードを第2ユーザに対して伝える。これにより、第2ユーザへ通知されるメッセージが第三者に取得された場合においても、第三者はアクセスコードを入手しない限り契約書確認処理を実行することができない。
図16は、第2ユーザ端末30に通知されるメッセージを示す画面例である。第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示される、メッセージ画面60には、メッセージ61、契約情報を特定するための書類IDを含むURL62の情報が含まれる。
<変形例>
第1ユーザは、ステップS102において複数の確認者を選択し設定する場合には、複数の確認者のそれぞれに対して、ステップS103において異なる入力項目情報をそれぞれに独立して設定できる構成としても構わない。例えば、第1ユーザが、確認者として第2ユーザ、第9ユーザの2人のユーザを設定する場合に、契約開始日、契約終了日の入力項目を第2ユーザに対して設定し、契約締結日の入力項目を第9ユーザに対して設定しても良い。この場合、後述する契約書確認処理において、第2ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できるが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができない。一方、第9ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できないが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができる。1つの入力項目情報に対して、複数の確認者を重複して選択し設定できる構成としても構わない。
契約情報を作成するための画面50には、描画オブジェクトとして入力項目532、533、534が描画される。入力項目532、533には、割当として、入力項目を入力することが選択し設定されたユーザのユーザ識別情報「USER-B」、入力項目の種別として「テキスト」という項目が描画されている。押印に関する入力項目534には、割当として、押印することが選択し設定されたユーザのユーザ識別情報「USER-C」、入力項目の種別として「印」という項目が描画されている。
<契約書確認処理>
契約書確認処理は、確認者が、作成者から受信した電子契約情報の内容を確認する処理である。
<契約書確認処理の概要>
契約書確認処理は、確認者からのアクセスを受け付け、契約情報を表示する確認画面を確認者に対して提示し、確認者から入力項目に対する入力データを受け付け、確認者から契約情報の確認に関するデータを受け付ける一連の処理である。
<契約書確認処理の詳細>
ステップS301において、確認者となる第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作して受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第2ユーザ端末30のブラウザアプリケーションにより当該URLにより指定されたウェブページを開くことができる。これにより、第2ユーザ端末30は、契約書確認処理を実行させるためのリクエストをサーバ10へ送信する。
確認テーブル1015の第2ユーザのレコードにアクセスコードの項目が記憶されている場合には、第2ユーザに対してアクセスコードの入力を要求し、当該入力されたアクセスコードと確認テーブル1015の第2ユーザのレコードに記憶されたアクセスコードとを照合することにより、第2ユーザに対する認証処理を実行することができる。
具体的に、サーバ10は、アクセスコードを認証するための入力画面を第2ユーザ端末30へ送信する。第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306を操作し、アクセスコードを入力しサーバ10へ送信する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したアクセスコードと、確認テーブル1015の第2ユーザのレコードに記憶されたアクセスコードとが一致するか否かを判定し、一致する場合は契約書確認処理を継続する。一方、一致しない場合には、契約書確認処理を中止する。なお、アクセスコードによる認証処理は省略しても構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、契約情報を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、確認テーブル1015の書類IDの項目を検索し、確認者情報を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、入力項目テーブル1016の書類IDの項目を検索し、契約情報に関連づけられた入力項目情報を取得する。
ステップS302において、サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザを特定し、第2ユーザの承認権限情報を取得する。第2ユーザは、第2ユーザ端末30から受信したリクエストに含まれる第2ユーザID3011に基づき特定しても良いし、URLに含まれる第2ユーザを識別するための識別情報に基づき特定しても良い。第2ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、URLから第2ユーザを特定する必要がある。例えば、URLには第2ユーザを特定する情報として第2ユーザのメールアドレス、ユーザIDなどが含まれていても良い。
サーバ10の契約確認部1043は、特定された第2ユーザのユーザ識別情報に基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、第2ユーザの承認権限の項目を取得する。なお、本開示において、第2ユーザの承認権限はユーザテーブル1012に記憶される構成としたが、第2ユーザの承認権限は第2ユーザが所属するグループごとに記憶されていても良いし、契約情報ごと、契約情報種別ごとに記憶されても構わない。サーバ10の契約確認部1043は、対象となる契約情報に対し、第2ユーザの承認権限情報を取得する。
また、第2ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合は、第2ユーザを、承認権限を有さないユーザとみなして処理を実行しても良い。
ステップS303において、サーバ10の契約確認部1043は、取得した契約情報、確認者情報(第2ユーザを特定する情報)、入力項目情報、確認者の承認権限情報に基づき、確認画面を生成し第2ユーザ端末30に送信する。
具体的に、第2ユーザ端末30のディスプレイ3081は、第2ユーザに対して、契約情報を承認する操作を受け付ける確認画面を提示する。第2ユーザは、第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示された契約情報を確認し承認する。
なお、第2ユーザに提示される確認画面は、確認テーブル1015の第2ユーザのレコードの言語データの項目に記憶された言語情報に基づき、確認者に対して指定された言語表記で第2ユーザに対して提示する構成としても良い。
図17は、契約書確認処理の動作を示す確認画面の画面例である。第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示される、契約情報を承認するための確認画面70には、現在の契約情報の作成状況を示すステータス710、契約情報表示エリア730、書類データ731、入力項目732、733、734、735、736、同意ボタン740が表示される。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、ステップS302において取得した第2ユーザの承認権限情報に、契約締結を承認する権限を有する情報が記憶されている場合は、第2ユーザが受け付けた契約情報の契約締結を承認することができるユーザと判定し、第2ユーザに対して確認画面を提示しステップS304に進む。
一方、第2ユーザが、受け付けた契約情報の契約締結を承認することができないユーザである場合は、契約書確認処理を終了する。
ステップS304において、サーバ10の契約確認部1043は、契約情報の1または複数の入力項目に対する入力を受け付ける。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、契約情報に設定された入力項目732、733、734、735に対し入力データを入力する。なお、本開示においては入力項目736に対しては、第2ユーザによる入力が割当られていないため、第2ユーザは入力データを入力できないことが視覚的に識別可能に表示される。
ステップS305において、サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザから、第1ユーザから受け付けた契約情報の契約締結に同意し承認する指示を受け付ける。
第2ユーザは、第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示された契約情報および入力データを確認し、内容に同意また承諾する場合には、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、契約情報を確認するための確認画面70に、表示された同意ボタン740を押下することにより、書類ID、第2ユーザを特定する情報、ステップS305において入力した入力項目ごとの入力データを含むリクエストをサーバ10へ送信する処理を実行させる。第2ユーザを特定する情報は、第2ユーザID3011でも構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに基づき第2ユーザが契約情報を確認したことを示す情報を記憶する。具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、受信した書類ID、第2ユーザを特定する情報に基づき、確認テーブル1015を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。例えば、第2ユーザを特定する情報がメールアドレスである場合には、確認テーブル1015の書類ID、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。第2ユーザを特定する情報がユーザ識別情報である場合には、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索することにより特定される第2ユーザのメールアドレスに基づき、確認テーブル1015の書類ID、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。
サーバ10の契約確認部1043は、受信した入力データを、当該入力データと関連付けられた入力項目IDで特定される入力項目テーブル1016の入力データの項目に記憶する。これにより、ステップS305において、第2ユーザにより入力された入力データが、入力項目テーブル1016の入力項目情報として記憶される。
サーバ10の契約確認部1043は、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されたことを判定する。具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、確認テーブル1015において、承認権限を有する確認者のレコードの確認フラグにTrueの値が記憶されている場合に、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されたと判定する。つまり、承認権限を有さない確認者のレコードの確認フラグの値は無視して判定を行う。
サーバ10の契約確認部1043は、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されると、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第1ユーザへ送信する。なお、同様に、サーバ10の契約確認部1043は、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第2ユーザへ送信しても良い。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、第1ユーザのメールアドレスへ、第2ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。つまり、第1ユーザに対して、第2ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する。これにより、第1ユーザは、第2ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。
第1ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むエンドポイントであるURLの情報を含めても良い。
図18は、第1ユーザ端末20に通知されるメッセージを示す画面例である。第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示される、メッセージ画面80には、メッセージ81、契約情報を特定するための書類IDを含むURL82の情報が含まれる。
同様に、サーバ10の契約確認部1043は、不図示のチャットサービス等を用いて、第2ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知するメッセージに、第1ユーザへのメンションを含めて送信しても良い。つまり、第1ユーザに対して、チャットサービスを介して、第2ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する。これにより、第1ユーザは、第2ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。
第1ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むエンドポイントであるURLの情報を含めても良い。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20のブラウザアプリケーションにより、受信したメッセージに含まれるURLにより指定されたウェブページを開くことができる。第1ユーザ端末20は、契約情報を参照し、照会するためのリクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の契約確認部1043は、契約情報を参照し、照会するためのウェブページを生成し第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザは、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示された、ウェブページ画面から、契約情報に含まれる書類データをダウンロード等により取得することができる。
サーバ10の契約確認部1043は、複数のユーザが確認者として設定されている場合には、最後に契約書確認処理を実行したユーザ以外の確認者にかかるユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。これにより、確認者にかかるユーザも、すべての確認者により契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。
また、サーバ10の契約確認部1043は、複数の確認者が所属するグループにおいて管理者に相当する権限を有するユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。
なお、メッセージは、メール、チャットサービス等を介して送信しても良い。
これにより、確認者にかかるユーザが所属するグループにおける管理者が、契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、ユーザIDまたはメールアドレスに基づきユーザテーブル1012の、ユーザIDまたはメールアドレスの項目を検索することにより、グループIDの項目を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得したグループIDの項目に基づき、グループテーブル1013のグループIDの項目を検索し、管理者IDの項目を取得し、管理者IDに基づき、管理者に相当する権限を有するユーザをユーザテーブル1012のユーザIDを検索することにより特定し、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信する。
<電子署名処理>
ステップS305に、電子署名処理を含めても良い。サーバ10の契約確認部1043は、ステップS305において第2ユーザから受け付けた契約締結を承認する指示に応じて、第1ユーザから受け付けた契約情報に、契約情報の契約締結が承認されたことを示す電子署名を付与して記憶する。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに基づき、契約情報に対し、電子署名を付与し記憶する。サーバ10の契約確認部1043は、書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、契約情報を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、取得した契約情報に電子署名を付与し、書類テーブル1014の書類データの項目に記憶する。なお、サーバ10の契約確認部1043は、電子署名を付与した契約情報により書類データの項目を更新(上書き)しても良いし、電子署名付与前の契約情報を別途不図示の記憶装置に記憶しても構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、電子署名に、書類ID、第1ユーザのメールアドレス、第2ユーザのメールアドレス、承認日時、確認日時、承認日時の認証方法、確認日時の認証方法、入力項目ごとの入力データの値、第1ユーザ、第2ユーザの同意(承認)、タイムスタンプなどのいずれかの情報を含めても良い。
これにより、サーバ10の契約確認部1043は、契約情報に第2ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶する。契約情報に対する第三者によるなりすましや改ざんを防ぐことができる。
<金額提示処理>
金額提示処理は、ユーザからのアクセスを受け付け、所定の期間ごとに契約情報を取得し、契約種別、契約相手方ごとに合計金額を算定し、ユーザに提示する処理である。
本開示においては、第1ユーザ端末20による金額提示処理を一例として説明する。なお、金額提示処理は第2ユーザ端末30、他の任意のユーザ端末から実行しても構わない。
<金額提示処理の概要>
ユーザは、サーバ10が提供する所定のURL(Uniform Resource Locator)へアクセスし、金額提示処理を実行するためのダッシュボード画面を開く。集計期間を指定し、契約情報を取得し、契約金額を算定し、算定された契約金額の総額をユーザに対して提示する一連の処理である。
<金額提示処理の詳細>
以下に、金額提示処理の詳細を説明する。
ステップS501において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の記憶部201に記憶されたブラウザアプリケーションを起動し、サーバ10の金額提示処理を実行するためのURLを入力し、ダッシュボード画面のページを開く。第1ユーザ端末20の制御部204は、金額提示処理を実行する第1ユーザID2011を含むリクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の金額提示部1044は、受信したリクエストに含まれる第1ユーザID2011を受け付ける。サーバ10の金額提示部1044は、ダッシュボード画面のページを生成し第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20の制御部204は、ダッシュボード画面のページを第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示する。
ダッシュボード画面には、金額提示処理の集計期間、集計単位を指定するための入力欄が表示
ステップS502において、サーバ10の金額提示部1044は、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、金額提示処理の集計期間を指定するための入力欄に集計期間を指定する。集計期間は、開始日から終了日までの任意の期間を指定することができる。例えば、1年間、事業年度等を指定しても良い。また、集計期間は、開始日から終了日までの任意の集計単位を含む。例えば、週単位、月単位、年単位等の任意の集計単位を指定することができる。本開示においては、1月から12月までの1年間の集計期間について、1月ごとの集計単位が設定されている場合を一例として説明する。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、入力欄に集計期間、集計単位を指定しサーバ10へ送信する。サーバ10の金額提示部1044は、集計期間、集計単位を受信し、受け付ける。
ステップS503において、サーバ10の金額提示部1044は、複数の契約情報を取得する契約取得ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、ステップS501において受信した第1ユーザID2011に基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、第1ユーザのメールアドレスを取得する。
サーバ10の金額提示部1044は、第1ユーザID2011に基づき書類テーブル1014の作成者IDの項目を検索し、書類IDを取得し特定する。サーバ10の金額提示部1044は、第1ユーザのメールアドレスに基づき、確認テーブル1015の確認者メールアドレスの項目を検索し、書類IDを取得し特定する。サーバ10の金額提示部1044は、取得した書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、契約種別、契約更新日、契約金額、当事者データ、共有フラグを含む複数の契約情報を、金額提示処理における集計対象の契約情報として取得する。これにより、サーバ10の金額提示部1044は、第1ユーザが作成者または確認者として契約締結に関与した複数の契約情報を、金額提示処理における集計対象の契約情報として取得し特定する。
なお、グループテーブル1013において第1ユーザが所属するグループと同じグループに所属するユーザが契約締結に作成者または確認者として関与した複数の契約情報を金額提示処理における集計対象の契約情報としても構わない。例えば、第1ユーザが所属する会社、組織等が契約に関与した複数の契約情報を集計対象の契約情報としても良い。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、第1ユーザID2011に基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、グループIDを取得する。サーバ10の金額提示部1044は、取得したグループIDに基づき、ユーザテーブル1012のグループIDの項目を検索し、第1ユーザと同じグループに所属するユーザのユーザIDを取得する。サーバ10の金額提示部1044は、取得したユーザIDに基づき、書類テーブル1014の作成者IDの項目を検索し、契約種別、契約更新日、契約金額、当事者データ、共有フラグを含む複数の契約情報を、金額提示処理における集計対象の契約情報として取得する。
サーバ10の金額提示部1044は、取得したユーザIDのユーザテーブル1012を介して特定されるメールアドレスに基づき、確認テーブル1015の確認者メールアドレスの項目を検索し、書類IDを取得する。サーバ10の金額提示部1044は、取得した書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、契約種別、契約更新日、契約金額、当事者データ、共有フラグを含む複数の契約情報を、金額提示処理における集計対象の契約情報として取得する。
ステップS504において、サーバ10の金額提示部1044は、契約取得ステップにおいて取得した複数の契約情報に対して、契約種別または契約相手方ごとの契約金額の合計値である合計金額を算定する算定ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、ステップS503において取得した金額提示処理における集計対象の複数の契約情報のそれぞれに含まれる契約金額を積算することにより、契約金額の合計値である合計金額を算定する。
例えば、ステップS504において取得した複数の契約情報が、第1ユーザについて支払い義務が規定された契約情報である場合は、サーバ10の金額提示部1044は、複数の契約情報の契約金額を積算することにより、契約により義務づけられた第1ユーザの総支払金額である合計金額を算定する。
なお、複数の契約情報が、支払い義務が規定された契約情報、受領する権利が規定された契約情報の両方を含んでいる場合には、サーバ10の金額提示部1044は、支払金額、受領金額ごとに合計金額を算定しても良い。つまり、サーバ10の金額提示部1044は、第1ユーザの支払総額、受領総額をそれぞれ個別に、合計金額として算定しても良い。また、サーバ10の金額提示部1044は、支払総額を正または負とし、受領総額を負または正とし、支払総額と受領総額との和を合計金額として算定しても良い。
また、サーバ10の金額提示部1044は、支払い義務が規定された契約情報の契約金額を積算し、受領する義務が規定された契約情報の契約金額を積算せずに、契約金額の合計値である合計金額を算定しても良い。
また、サーバ10の金額提示部1044は、受領する義務が規定された契約情報の契約金額を積算し、支払い義務が規定された契約情報の契約金額を積算せずに、契約金額の合計値である合計金額を算定しても良い。
サーバ10の金額提示部1044は、ステップS503において取得した金額提示処理における集計対象の複数の契約情報のそれぞれに含まれる契約金額を、それぞれの契約情報の契約種別ごとに積算し契約金額の合計値を算定する。
例えば、契約種別である保守契約(システム)、保守契約(事務機器)、派遣契約、業務委託契約、ライセンス契約、サービス利用契約等の契約種別ごとの契約金額の合計値を算定する。この場合、支払い義務が規定された契約情報、受領する権利が規定された契約情報、のそれぞれ個別に、または、一方のみの合計値を算定する構成としても良い。
サーバ10の金額提示部1044は、ステップS503において取得した金額提示処理における集計対象の複数の契約情報のそれぞれに含まれる契約金額を、それぞれの契約情報の契約相手方ごとに積算し契約金額の合計値を算定する。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、契約情報に含まれる当事者データのうち、自身を除く当事者を契約相手方とし、契約相手方ごとに契約金額を積算し合計値を算定する。
例えば、契約相手方であるA社、B社、C社、D社ごとの契約金額の合計値を算定する。この場合、支払い義務が規定された契約情報、受領する権利が規定された契約情報、のそれぞれ個別に、または、一方のみの合計値を算定する構成としても良い。
ステップS504において、算定ステップは、複数の契約情報に対して契約種別ごとの合計金額を、所定期間ごとに算定するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、ステップS503において取得した金額提示処理における集計対象の複数の契約情報のそれぞれに含まれる契約金額を、それぞれの契約情報の契約種別ごと、および、1週間、1ヶ月間、1年間などの所定期間ごとに積算し契約金額の合計値を算定する。
例えば、保守契約(システム)、保守契約(事務機器)、派遣契約、業務委託契約、ライセンス契約、サービス利用契約等の契約種別ごとに、1月、2月、3月、4月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月の各月ごとの契約金額の合計値を算定する。
これにより、ユーザは期間を指定して、契約種別ごと、所定期間ごとの契約金額の総額を確認することができる。例えば、週単位、月単位、年単位、事業年度ごとなどの任意の単位で契約金額の総額を確認することができ、提示された合計金額を参照して経費削減に取り組むことができる。同様に、期間ごとの将来の収入見込みを予想することができる。
同様に、ステップS504において、算定ステップは、複数の契約情報に対して契約相手方ごとの合計金額を、所定期間ごとに算定するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、ステップS503において取得した金額提示処理における集計対象の複数の契約情報のそれぞれに含まれる契約金額を、それぞれの契約情報の契約相手方ごと、および、1週間、1ヶ月間、1年間などの所定期間ごとに積算し契約金額の合計値を算定する。
例えば、A社、B社、C社、D社等の契約相手方ごとに、1月、2月、3月、4月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月の各月ごとの契約金額の合計値を算定する。
これにより、ユーザは期間を指定して、契約相手方ごと、所定期間ごとの契約金額の総額を確認することができる。例えば、週単位、月単位、年単位、事業年度ごとなどの任意の単位で契約金額の総額を確認することができ、提示された合計金額を参照して経費削減に取り組むことができる。同様に、期間ごとの将来の収入見込みを予想することができる。
図19は、金額提示処理の動作を示す画面例である。本開示においては、第1ユーザ(U001)に関する支払い義務に関する金額提示処理を一例として示す。
第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示されるダッシュボード画面D10は、集計期間、集計単位を指定するための入力欄D100、集計対象の契約種別を含む凡例(ラベル)D101、金額提示処理における集計対象の複数の契約情報のそれぞれに含まれる契約金額を、それぞれの契約情報の契約種別ごと、所定期間(1ヶ月)ごとに積算した契約金額の合計値を描画した棒グラフD102を含む。
図19は、契約種別ごと、所定期間ごとの契約金額の合計値をプロットしたグラフになるが、契約種別に限られず、契約相手方ごと、所定期間ごとの契約金額の合計値をプロットしたグラフも同様に作成することができる。
ステップS504において、算定ステップは、複数の契約情報に対して契約種別ごとの合計金額を、所定の期間に更新日が含まれる契約情報ごとに算定するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、複数の契約情報に対する所定期間ごとの契約金額の積算において、契約情報の契約更新日が所定期間内に含まれる契約情報を対象として契約金額を積算する。
例えば、契約種別が「保守契約(システム)」である、契約情報A、契約情報B、契約情報C、契約情報Dの4つの契約情報がある。それぞれの、契約更新日が6月3日、6月17日、7月4日、8月3日であるとする。それぞれの、契約金額(支払金額)が、30万円、40万円、50万円、60万円であるとする。
その場合、6月の契約金額の合計値は70万円、7月の契約金額の合計値は50万円、8月の契約金額の合計値は60万円となる。このように、サーバ10の金額提示部1044は、所定期間ごとに合計金額を算定する。
同様に、他の契約種別に関しても合計金額を算定する。
ステップS504において、算定ステップは、複数の契約情報に対して契約相手方ごとの合計金額を、所定の期間に更新日が含まれる契約情報ごとに算定するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、複数の契約情報に対する所定期間ごとの契約金額の積算において、契約情報の契約更新日が所定期間内に含まれる契約情報を対象として契約金額を積算する。
例えば、契約相手方が「A社」である、契約情報A、契約情報B、契約情報C、契約情報Dの4つの契約情報がある。それぞれの、契約更新日が6月3日、6月17日、7月4日、8月3日であるとする。それぞれの、契約金額(支払金額)が、30万円、40万円、50万円、60万円であるとする。
その場合、6月の契約金額の合計値は70万円、7月の契約金額の合計値は50万円、8月の契約金額の合計値は60万円となる。このように、サーバ10の金額提示部1044は、所定期間ごとに合計金額を算定する。
同様に、他の契約相手方に関しても合計金額を算定する。
ステップS505において、サーバ10の金額提示部1044は、算定ステップにおいて算定された複数の契約情報について、契約種別または契約相手方ごとの合計金額を提示する提示ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、ステップS504において算定した複数の契約情報に対して算定された契約種別ごとの合計金額を第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20の制御部204は、受信した合計金額を第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示し、第1ユーザに対して提示する。
同様に、サーバ10の金額提示部1044は、ステップS504において算定した複数の契約情報に対して算定された契約相手方ごとの合計金額を第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20の制御部204は、受信した合計金額を第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示し、第1ユーザに対して提示する。
ステップS505において、提示ステップは、複数の契約情報について契約種別ごとの合計金額を、所定期間ごとに提示するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、ステップS504において算定した複数の契約情報に対して算定された契約種別、所定期間ごとの合計金額を第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20の制御部204は、受信した合計金額を第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示し、第1ユーザに対して提示する。
ステップS505において、提示ステップは、複数の契約情報について契約種別ごとの合計金額を、所定の期間に更新日が含まれる契約情報ごとに提示するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、ステップS504において算定した複数の契約情報に対して算定された契約種別、契約更新日が所定期間内の契約情報ごとの合計金額を第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20の制御部204は、受信した合計金額を第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示し、第1ユーザに対して提示する。
ステップS505において、提示ステップは、複数の契約情報について契約相手方ごとの合計金額を、所定期間ごとに提示するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、ステップS504において算定した複数の契約情報に対して算定された契約相手方、所定期間ごとの合計金額を第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20の制御部204は、受信した合計金額を第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示し、第1ユーザに対して提示する。
ステップS505において、提示ステップは、複数の契約情報について契約相手方ごとの合計金額を、所定の期間に更新日が含まれる契約情報ごとに提示するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、ステップS504において算定した複数の契約情報に対して算定された契約相手方、契約更新日が所定期間内の契約情報ごとの合計金額を第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20の制御部204は、受信した合計金額を第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示し、第1ユーザに対して提示する。
ステップS505において、提示ステップは、外部の企業情報データベースを参照し、契約相手方に類似する取引候補を提示するステップを含む。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、ステップS503において取得した金額提示処理における集計対象のそれぞれに含まれる当事者データを外部の企業情報データベース等が提供する企業照会サービスへ送信し問い合わせる。
企業情報データベースは、帝国データバンク、日経テレコン、Orbis、D&B等などが知られている。企業情報データベースへのアクセスは、それぞれの企業照会サービスが提供するAPI(Application Programming Interface)の所定のエンドポイントへ当事者データに記憶された企業名等を含む、当該企業に類似する企業を照会するためのリクエストを送信することにより行われる。
企業照会サービスは、契約相手方にかかる企業と提供する商品、サービス等が類似する企業の企業名を含むレスポンスをサーバ10へ送信する。
サーバ10の金額提示部1044は、企業照会サービスから受信した商品、サービス等が類似する企業の企業名を、第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20の制御部204は、受信した企業名を取引候補として第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示する。
ステップS505において、提示ステップは、他の複数のユーザにおける取引候補との契約金額の情報に基づき、取引候補との契約金額の相場金額を算定し、算定した相場金額を所定のユーザに対して提示するステップを含む。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、企業照会サービスから受信した企業名に基づき、書類テーブル1014の当事者データの項目を検索し、当該企業が当事者として関与した契約情報を取得し、特定する。
なお、サーバ10の金額提示部1044は、第1ユーザが作成者、確認者等の関係者として関与していない、第1ユーザ以外の他のユーザにより作成または確認された契約情報を特定し、取得しても良い。他のユーザにより作成または確認された契約情報を取得する場合には、書類テーブル1014の共有フラグに「他のユーザと共有することを許可する情報」が記憶されていない契約情報を除外し、「他のユーザと共有することを許可する情報」が記憶された契約情報を取得する。
サーバ10の金額提示部1044は、取得し、特定した契約情報に基づき、契約相手方企業ごとに取り扱われる商品、サービス等の相場金額を算定する。例えば、相場金額は、商品、サービス単位ごとの契約金額である。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、取得し、特定した契約情報に含まれる契約金額に基づき、契約相手方企業ごとの契約金額の平均値、中央値、最小値、最大値等の統計値を算定する。この場合、1の契約情報の契約金額に対する統計値ではなく、契約情報において規定されている取引単位ごとの契約金額の統計値であっても良い。
例えば、契約情報が複数個の商品の取引に関して規定されている場合は、相場金額は、契約金額を当該複数個で割った1個あたりの契約金額となる。
例えば、契約情報が業務委託契約である場合は、相場金額は、契約金額を人時、人日、人月などの作業量で割った1人時、1人日、1人月などの契約金額となる。
サーバ10の金額提示部1044は、取引候補ごとの相場金額を、第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20の制御部204は、受信した取引候補ごとの相場金額を第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示する。
これにより、第1ユーザは、契約相手方の合計金額の提示を受ける際に、契約相手方の代替となる取引候補となる企業の提示を受けることができるとともに、取引候補となる企業の契約金額の相場金額の提示を受けることができる。
相場金額は、取引単位ごとの契約金額であっても良いし、例えば、第1ユーザが所定の契約相手方と締結している契約情報の書類データに基づき、当該所定の契約相手方を取引候補に代替した場合の想定される契約金額(想定契約金額)を算定して相場金額として提示しても良い。
例えば、第1ユーザがA社(契約相手方)と20個、20,000円の支払い義務が規定された契約情報を締結している場合において、他の取引候補であるB社の相場金額が1個当たり700円である場合には、700円に20個を掛けた14,000円をB社の相場金額として第1ユーザに提示しても良い。
これにより、ユーザは、取引候補となる企業の契約金額の相場金額を直感的に把握することができる。これにより、ユーザは取引候補となる企業ごとに、現在の契約相手方企業ごとに契約金額との乖離を簡単に把握することができる。
ステップS505において、提示ステップは、算定ステップにおいて算定された複数の契約情報について、契約種別ごとに合計金額および削減可能金額を提示するステップを実行する。
提示ステップは、契約相手方を取引候補に変更した場合の、契約種別および契約相手方ごとに合計金額へ与える削減効果を算定し、算定した削減効果を提示するステップを含む。なお、提示ステップは契約種別または契約相手方のそれぞれの合計金額へ与える削減効果を算定し、算定した削減効果を提示するステップを含んでも良い。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044は、第1ユーザについて、契約相手方ごとの合計金額を算定する際に、当該契約相手方を他の取引候補に代替した際に想定される合計金額(想定削減合計金額)との差額を、削減可能金額として算定する。サーバ10の金額提示部1044は、算定した削減可能金額を第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20の制御部204は、受信した削減可能金額を第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示する。
例えば、第1ユーザがA社(契約相手方)と20個、20,000円の支払い義務が規定された契約情報を締結している場合において、他の取引候補であるB社の相場金額が1個当たり700円である場合を想定する。この場合、A社の契約金額が20,000円であり、A社をB社に代替した際に想定される契約金額は14,000円であるため、その差額の6,000円を、A社からB社へ契約相手方を変更した場合の契約金額の削減可能金額として算定する。
同様に、ステップS503において取得した金額提示処理における集計対象の複数の契約情報のそれぞれに対して削減可能金額を算定することができる。契約情報ごとに算定した複数の削減可能金額を、契約種別、契約相手方ごとに集計することにより、契約種別、契約相手方ごとに想定される削減可能金額の合計値である想定削減合計金額を算定することができる。
図20は、金額提示処理において削減効果を提示する画面例である。第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示されるダッシュボード画面D11は、 集計期間、集計単位を指定するための入力欄D110、集計対象の契約相手方を含む凡例(ラベル)D111、金額提示処理における集計対象の複数の契約情報のそれぞれに含まれる契約金額を、それぞれの契約情報の契約相手方ごと、所定期間(1ヶ月)ごとに積算した契約金額の合計値を描画した棒グラフD112、契約相手方を変更した場合の契約金額の削減可能金額D113を含む。
図20は、契約相手方ごと、所定期間ごとの契約金額の合計値をプロットしたグラフになるが、契約相手方に限られず、契約種別ごと、所定期間ごとの契約金額の合計値をプロットしたグラフも同様に作成することができる。この場合も、契約種別ごとに、集計対象に含まれる契約相手方を変更した場合の契約金額の削減可能金額を算定し、提示する構成とすることができる。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、削減可能金額D113を示す矢印を、ポインタD114により選択すると、削減可能金額を表示するダイアログD115が第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示され、第1ユーザに提示される。第1ユーザは、契約種別および契約相手方ごとに合計金額へ与える削減効果を確認することができる。
サーバ10の金額提示部1044は、契約情報のそれぞれに対して算定された削減可能金額を、契約情報の契約種別ごとに積算することにより、契約種別ごとの削減可能金額を算定することができる。
サーバ10の金額提示部1044は、契約情報のそれぞれに対して算定された削減可能金額を、契約情報の当事者データに含まれる契約相手方ごとに積算することにより、契約相手方ごとの削減可能金額を算定することができる。
なお、契約種別ごと、契約相手方ごとに積算することにより、契約種別ごと、契約相手方ごとの削減可能金額を算定することができる。
提示ステップは、第1ユーザにおける取引候補との契約金額の情報に基づき、第2ユーザにおける合計金額へ与える削減効果を算定し、算定した削減効果を第2ユーザに対して提示するステップを含む。
提示ステップは、他の複数のユーザにおける取引候補との契約金額の情報に基づき、所定のユーザにおける合計金額へ与える削減効果を算定し、算定した削減効果を所定のユーザに対して提示するステップを含む。
具体的に、サーバ10の金額提示部1044の削減可能金額の算定にあたっては、取引候補との契約金額の相場金額の算定にあたり、第1ユーザ以外の他のユーザにより作成または確認された契約情報を用いるため、算定される削減可能金額は、他のユーザにより作成または確認された契約情報に基づき算定されることになる。より多くの契約情報に基づき算定された精度が高い相場金額の算定を行うことができる。
これにより、第1ユーザは、本開示にかかる契約管理サービスを利用することにより、自身が過去に締結した契約情報だけでなく、自分以外の他のユーザにより作成または確認された契約情報に基づき算定された契約金額の相場を用いて、削減可能金額を算定し、削減効果の提示を受けることができる。
これにより、第1ユーザは契約相手との契約更新の際の価格交渉に有利に望むことができるとともに、例えば、割高な契約相手から、割安な取引候補へ契約相手を代替することができる。
ステップS505において、提示ステップは、所定のユーザが共有受信ステップにおいて他の複数のユーザと共有することを許可した情報の量または共有相手が多いほど、より多くの他の複数のユーザにおける取引候補との契約金額の情報に基づき、所定のユーザにおける合計金額へ与える削減効果を算定し、算定した削減効果を提示するステップを含む。
後述する契約情報共有処理のステップS704において詳しく説明する。
<変形例1>
ステップS505において、サーバ10の金額提示部1044は、契約取得ステップにおいて取得した複数の契約情報に対して、契約情報ごとの契約相手方を集計し、契約相手方ごとの契約情報数(契約数)を集計することにより、契約数上位または契約数下位の契約相手方を第1ユーザに提示する処理を実行しても良い。
同様に、契約相手方ごとの契約金額を集計することにより、契約金額上位または契約金額下位の契約相手を第1ユーザに提示する処理を実行しても良い。
これにより、第1ユーザは、どのような契約相手方と何件の契約を締結しているのか、どのくらいの金額の契約金額の契約を締結しているのかを確認することができ、取引先、発注先等の分散、集中についての意志決定を行うことができる。なお、複数の契約相手方に対して、件数順、契約金額順にソートすることによりランキング形式で第1ユーザに提示しても良い。
<変形例2>
ステップS505において、サーバ10の金額提示部1044は、契約取得ステップにおいて取得した複数の契約情報に対して、所定の契約情報、契約条件、契約条項等を受け付け、当該契約情報、契約条件、契約条項等と同等または類似の1または複数の契約情報を抽出し、当該抽出した契約情報の契約相手方を、契約情報数(契約数)、契約金額ごとに集計し、当該集計結果を第1ユーザに提示しても良い。
つまり、所定の契約情報、契約条件、契約条項等に同様の契約情報をどのような契約相手方と何件、いくらくらいの契約を締結しているのかを集計し、第1ユーザに提示しても良い。また、複数の契約相手方に対して、件数順、契約金額順にソートすることによりランキング形式で第1ユーザに提示しても良い。
<契約情報共有処理>
契約情報共有処理は、ユーザが締結している契約情報の一部または全部を他のユーザと直接または間接的に共有するための処理である。ユーザが締結している契約情報の契約相手方、契約金額等を共有することにより、ユーザ自身も他のユーザが過去に締結した契約情報の契約金額に基づきより正確な相場金額を算定することができ、より正確な削減可能金額を得ることができる。
<契約情報共有処理の概要>
契約情報共有処理は、ユーザが契約管理画面を開き、共有する対象となる契約情報を選択し、当該契約情報について共有設定を行い、共有内容に応じた報酬をユーザへ付与する一連の処理である。
<契約情報共有処理の詳細>
以下に、契約情報共有処理の詳細を説明する。
ステップS701において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の記憶部201に記憶されたブラウザアプリケーションを起動し、サーバ10の契約情報共有処理を実行するためのURLを入力し、契約情報共有ページを開く。第1ユーザ端末20の制御部204は、契約情報共有処理を実行する第1ユーザID2011を含むリクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の共有部1045は、受信したリクエストに含まれる第1ユーザID2011を受け付ける。サーバ10の共有部1045は、第1ユーザID2011に基づき、書類テーブル1014の作成者IDの項目を検索し、書類IDを取得し、特定する。サーバ10の共有部1045は、受信したリクエストに含まれる第1ユーザID2011に基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、第1ユーザのメールアドレスを取得する。サーバ10の共有部1045は、取得した第1ユーザのメールアドレスに基づき、確認テーブル1015の確認者メールアドレスの項目を検索し、書類IDを取得し、特定する。これにより、サーバ10の共有部1045は、第1ユーザが作成者または確認者として関与した契約IDを取得し、特定する。
サーバ10の共有部1045は、第1ユーザが作成者または確認者として関与した契約IDにより特定される契約情報が選択可能に一覧表示された契約情報共有ページを生成し、第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20の制御部204は、契約情報共有ページを第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示する。
なお、グループテーブル1013において第1ユーザが所属するグループと同じグループに所属するユーザが契約締結に作成者または確認者として関与した複数の契約情報を、契約情報共有ページに含めてもよい。例えば、第1ユーザが所属する会社、組織等が契約に関与した複数の契約情報を契約情報共有ページに含めても良い。
ステップS702において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に一覧表示された1または複数の契約情報を選択する。
ステップS703において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示された「共有」ボタン等を押下する。これにより、第1ユーザ端末20の制御部204は、ステップS702において選択された契約情報の書類IDを含む共有リクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の共有部1045は、受信した共有リクエストに含まれる書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、対象レコードの共有フラグの項目に、当該契約情報を他のユーザと共有することを許可するための情報を記憶する。
これにより、書類IDにより特定される契約情報が、他のユーザと共有する許可が設定される。なお、共有設定は、契約情報単位ではなく、契約相手方情報、契約金額、契約条項等の任意の単位で設定することができるとしても良い。例えば、契約相手方情報に対して共有設定が行われた場合には、他のユーザは当該契約情報の契約相手方情報を参照することができるが、契約金額は参照できないものとしても良い。
また、第1ユーザは、契約情報の共有にあたり、共有相手の範囲を設定して共有する許可を設定できるものとしても良い。
例えば、第1ユーザは、契約情報の共有にあたり、特定の企業を指定または除外して共有する許可を設定できるものとしても良い。また、特定の業界、業種を指定または除外して共有する許可を設定できるものとしても良い。例えば、第1ユーザは自身が所属する業界を除外して共有する許可を設定することができる。
これにより、第1ユーザにとって競合する企業との契約情報の共有を防ぐことができる。
ステップS704において、サーバ10の共有部1045は、第1ユーザID2011に基づきユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、対象レコードにより特定される第1ユーザに報酬を付与する。例えば、報酬は、金銭、ポイント、物品等の任意の特典が含まれる。また、第1ユーザの報酬としては、より多くの他のユーザの契約情報を共有情報として参照できる権利を報酬としても良い。
サーバ10の共有部1045は、ステップS703において第1ユーザが共有した契約情報の量、質等、共有相手の範囲に基づき、第1ユーザへ付与する報酬を変化させても良い。
例えば、ステップS703において第1ユーザが共有した契約情報の件数が多いほど、第1ユーザへより多くの報酬を付与しても良い。例えば、ステップS703において第1ユーザが共有設定を行った契約相手方情報、契約金額、契約条項等の項目が多いほど、第1ユーザへより多くの報酬を付与しても良い。例えば、ステップS703において第1ユーザが共有した契約情報の共有相手の範囲が広いほど、第1ユーザへより多くの報酬を付与しても良い。
これにより、ユーザに対して、自身が作成者、確認者として関与した契約情報を他のユーザと共有することを動機付けることができる。また、第1ユーザは、より多くの契約情報を他のユーザと共有するほど、他のユーザの契約情報をより多く参照することができ、自身の経費削減や取引先選定において削減可能金額、削減効果等の有利な情報を得ることが出来る。このような報酬を付与することにより、ユーザに対して契約情報を他のユーザと共有することを動機付けることができる。
<コンピュータの基本ハードウェア構成>
図21は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903、通信IF991(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらは通信バス921により相互に電気的に接続される。
プロセッサ901とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ901は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
主記憶装置902とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
補助記憶装置903とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
通信IF991とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ90に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ90を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ90は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
<コンピュータ90の基本機能構成>
コンピュータ90の基本ハードウェア構成(図21)により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
なお、コンピュータ90が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部または一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ90に分散して設けても実現することができる。コンピュータ90は、単一のコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
制御部は、プロセッサ901が補助記憶装置903に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
記憶部は、主記憶装置902、補助記憶装置903により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ901は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置902または補助記憶装置903に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブル、マスタと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、マスタ、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル、マスタ同士の関係を設定し、関連づけることができる。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
なお、本開示におけるデータベース、マスタは、情報が構造的に規定された任意のデータ構造体(リスト、辞書、連想配列、オブジェクトなど)を含み得る。データ構造体には、データと、任意のプログラミング言語により記述された関数、クラス、メソッドなどを組み合わせることにより、データ構造体と見なし得るデータも含むものとする。
通信部は、通信IF991により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ90と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ90から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ90へ送信することができる。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを記憶させるための契約管理プログラムであって、プロセッサは、複数の契約情報を取得する契約取得ステップ(S503)と、契約取得ステップにおいて取得した複数の契約情報に対して、契約種別または契約相手方ごとの契約金額の合計値である合計金額を算定する算定ステップ(S504)と、算定ステップにおいて算定された複数の契約情報の契約種別または契約相手方ごとの合計金額を提示する提示ステップ(S505)と、を実行する契約管理プログラム。
これにより、ユーザは自身が締結している契約情報について、契約種別ごとの契約金額の総額を確認することができる。例えば、どのような契約に対する支払いが大きいか確認することができ、提示された合計金額を参照して経費削減に取り組むことができる。また、どのような契約に対して収入が得られているのか確認することができ、将来の収入見込みを予想することができる。
(付記2)
算定ステップ(S504)は、複数の契約情報に対して契約種別ごとの合計金額を、所定期間ごとに算定するステップであり、提示ステップ(S505)は、複数の契約情報について契約種別ごとの合計金額を、所定期間ごとに提示するステップである、付記1記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは期間を指定して契約金額の総額を確認することができる。例えば、週単位、月単位、年単位、事業年度ごとなどの任意の単位で契約金額の総額を確認することができ、提示された合計金額を参照して経費削減に取り組むことができる。同様に、期間ごとの将来の収入見込みを予想することができる。
(付記3)
算定ステップ(S504)は、複数の契約情報に対して契約種別ごとの合計金額を、所定の期間に更新日が含まれる契約情報ごとに算定するステップであり、提示ステップ(S505)は、複数の契約情報について契約種別ごとの合計金額を、所定の期間に更新日が含まれる契約情報ごとに提示するステップである、付記2記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは契約更新に伴い将来発生する費用を予想することができる。契約種別ごとに、契約更新を見直すことにより、将来発生する経費を削減することができる。
(付記4)
提示ステップ(S505)は、算定ステップにおいて算定された複数の契約情報について、契約種別ごとに合計金額および削減可能金額を提示するステップである、付記1記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは契約種別ごとの合計金額の削減余地を把握することができる。合計金額を参照して経費削減に取り組むことができる。
(付記5)
算定ステップ(S504)は、複数の契約情報に対して契約相手方ごとの合計金額を、所定期間ごとに算定するステップであり、提示ステップ(S505)は、複数の契約情報について契約相手方ごとの合計金額を、所定期間ごとに提示するステップである、付記1記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは契約相手方ごとの契約に伴う支払いの削減余地を把握することができる。合計金額を参照して経費削減に取り組むことができる。
(付記6)
算定ステップ(S504)は、複数の契約情報に対して契約相手方ごとの合計金額を、所定の期間に更新日が含まれる契約情報ごとに算定するステップであり、提示ステップ(S505)は、複数の契約情報について契約相手方ごとの合計金額を、所定の期間に更新日が含まれる契約情報ごとに提示するステップである、付記5記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは契約更新に伴い将来発生する費用を予想することができる。契約相手方ごとに、契約更新を見直すことにより、将来発生する経費を削減することができる。
(付記7)
提示ステップ(S505)は、契約相手方に類似する取引候補を提示するステップを含む、付記6記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは締結中の契約について代替となる取引候補の提示を受けることができる。契約相手方を取引候補へ変更することにより、経費削減を行うことができたり、より競争力のある相手方と契約を結ぶことができる。
(付記8)
提示ステップ(S505)は、外部の企業情報データベースを参照し、契約相手方に類似する取引候補を提示するステップを含む、付記7記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザはより魅力的な契約相手方を選択することができる。
(付記9)
提示ステップ(S505)は、契約相手方を取引候補に変更した場合の、契約相手方ごとに合計金額へ与える削減効果を算定し、算定した削減効果を提示するステップを含む、付記7記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは契約相手方を変更した場合の経費削減効果を算定することができる。契約相手方を変更する場合の経費削減効果を予め確認することができる。
(付記10)
提示ステップ(S505)は、第1ユーザにおける取引候補との契約金額の情報に基づき、第2ユーザにおける合計金額へ与える削減効果を算定し、算定した削減効果を第2ユーザに対して提示するステップを含む、付記9記載の契約管理プログラム。
これにより、他のユーザにおける契約金額を参考に、ユーザは契約相手方を変更した場合の経費削減効果をより正確に算定することができる。
(付記11)
第1ユーザから、第1ユーザが過去に締結した複数の契約情報に関する複数の契約相手方および契約金額を含む情報を、他のユーザと共有することを許可するリクエストを受信する共有受信ステップ(S603)と、共有受信ステップにおいて共有することが許可された情報に基づき、第1ユーザに対して報酬を付与する報酬付与ステップ(S604)と、を実行する付記10記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは契約情報ごとに、契約相手方、契約金額等の情報を他のユーザと共有するか否かを設定することができる。また、ユーザによる契約情報の共有に対して報酬を支払うことにより、ユーザに対して契約相手方、契約金額等の情報を共有することを動機付けることができる。
(付記12)
提示ステップ(S505)は、他の複数のユーザにおける取引候補との契約金額の情報に基づき、所定のユーザにおける合計金額へ与える削減効果を算定し、算定した削減効果を所定のユーザに対して提示するステップを含む、付記9記載の契約管理プログラム。
これにより、他のユーザにおける契約金額の相場を参考に、ユーザは契約相手方を変更した場合の経費削減効果をより正確に算定することができる。
(付記13)
ユーザから、ユーザが過去に締結した複数の契約情報に関する複数の契約相手方および契約金額を含む情報、他のユーザと共有することの許可を受信する共有受信ステップ(S603)と、を実行し、提示ステップ(S505)は、所定のユーザが共有受信ステップにおいて他の複数のユーザと共有することを許可した情報の量または共有相手が多いほど、より多くの他の複数のユーザにおける取引候補との契約金額の情報に基づき、所定のユーザにおける合計金額へ与える削減効果を算定し、算定した削減効果を提示するステップを含む、付記12記載の契約管理プログラム。
これにより、自身の契約相手方、契約金額等の情報を他のユーザと共有したユーザほど、他のユーザの契約相手方、契約金額等の情報を得ることができる。これにより、ユーザに対して契約相手方、契約金額等の情報を共有することを動機付けることができる。
(付記14)
提示ステップ(S505)は、他の複数のユーザにおける取引候補との契約金額の情報に基づき、取引候補との契約金額の相場金額を算定し、算定した相場金額を所定のユーザに対して提示するステップを含む、付記9記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは自身が特定の契約相手方と締結している契約情報について、当該契約相手方が他のユーザとどのような契約金額で取引を行っているのか、相場金額を確認することができる。ユーザは、契約相手方との交渉にあたり、相場金額を確認することにより、より有利な交渉を行うことができる。
(付記15)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、プロセッサが、付記1から14のいずれか記載の契約管理プログラムを実行する、情報処理装置。
これにより、ユーザは自身が締結している契約情報について、契約種別ごとの契約金額の総額を確認することができる。例えば、どのような契約に対する支払いが大きいか確認することができ、提示された合計金額を参照して経費削減に取り組むことができる。また、どのような契約に対して収入が得られているのか確認することができ、将来の収入見込みを予想することができる。
(付記16)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムであって、プロセッサが、付記1から14のいずれか記載の契約管理プログラムを実行する、情報処理システム。
これにより、ユーザは自身が締結している契約情報について、契約種別ごとの契約金額の総額を確認することができる。例えば、どのような契約に対する支払いが大きいか確認することができ、提示された合計金額を参照して経費削減に取り組むことができる。また、どのような契約に対して収入が得られているのか確認することができ、将来の収入見込みを予想することができる。
(付記17)
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、コンピュータが、付記1から14のいずれか記載の契約管理プログラムを実行する、情報処理方法。
これにより、ユーザは自身が締結している契約情報について、契約種別ごとの契約金額の総額を確認することができる。例えば、どのような契約に対する支払いが大きいか確認することができ、提示された合計金額を参照して経費削減に取り組むことができる。また、どのような契約に対して収入が得られているのか確認することができ、将来の収入見込みを予想することができる。
1 システム、10 サーバ、101 記憶部、104 制御部、106 入力装置、108 出力装置、20 第1ユーザ端末、201 記憶部、204 制御部、206 入力装置、208 出力装置、30 第2ユーザ端末、301 記憶部、304 制御部、306 入力装置、308 出力装置

Claims (17)

  1. プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを記憶させるための契約管理プログラムであって、
    前記プロセッサは、
    複数の契約情報を取得する契約取得ステップと、
    前記契約取得ステップにおいて取得した前記複数の契約情報に対して、契約種別または契約相手方ごとの契約金額の合計値である合計金額を算定する算定ステップと、
    前記算定ステップにおいて算定された前記複数の契約情報の前記契約種別または前記契約相手方ごとの前記合計金額を提示する提示ステップと、
    を実行する契約管理プログラム。
  2. 前記算定ステップは、前記複数の契約情報に対して契約種別ごとの前記合計金額を、所定期間ごとに算定するステップであり、
    前記提示ステップは、前記複数の契約情報について前記契約種別ごとの前記合計金額を、前記所定期間ごとに提示するステップである、
    請求項1記載の契約管理プログラム。
  3. 前記算定ステップは、前記複数の契約情報に対して前記契約種別ごとの前記合計金額を、前記所定の期間に更新日が含まれる契約情報ごとに算定するステップであり、
    前記提示ステップは、前記複数の契約情報について前記契約種別ごとの前記合計金額を、前記所定の期間に更新日が含まれる前記契約情報ごとに提示するステップである、
    請求項2記載の契約管理プログラム。
  4. 前記提示ステップは、前記算定ステップにおいて算定された前記複数の契約情報について、契約種別ごとに前記合計金額および削減可能金額を提示するステップである、
    請求項1記載の契約管理プログラム。
  5. 前記算定ステップは、前記複数の契約情報に対して前記契約相手方ごとの前記合計金額を、所定期間ごとに算定するステップであり、
    前記提示ステップは、前記複数の契約情報について前記契約相手方ごとの前記合計金額を、前記所定期間ごとに提示するステップである、
    請求項1記載の契約管理プログラム。
  6. 前記算定ステップは、前記複数の契約情報に対して前記契約相手方ごとの前記合計金額を、前記所定の期間に更新日が含まれる契約情報ごとに算定するステップであり、
    前記提示ステップは、前記複数の契約情報について前記契約相手方ごとの前記合計金額を、前記所定の期間に更新日が含まれる前記契約情報ごとに提示するステップである、
    請求項5記載の契約管理プログラム。
  7. 前記提示ステップは、前記契約相手方に類似する取引候補を提示するステップを含む、
    請求項6記載の契約管理プログラム。
  8. 前記提示ステップは、外部の企業情報データベースを参照し、前記契約相手方に類似する取引候補を提示するステップを含む、
    請求項7記載の契約管理プログラム。
  9. 前記提示ステップは、前記契約相手方を前記取引候補に変更した場合の、前記契約相手方ごとに前記合計金額へ与える削減効果を算定し、算定した前記削減効果を提示するステップを含む、
    請求項7記載の契約管理プログラム。
  10. 前記提示ステップは、第1ユーザにおける前記取引候補との契約金額の情報に基づき、第2ユーザにおける前記合計金額へ与える削減効果を算定し、算定した前記削減効果を前記第2ユーザに対して提示するステップを含む、
    請求項9記載の契約管理プログラム。
  11. 前記第1ユーザから、前記第1ユーザが過去に締結した複数の契約情報に関する複数の契約相手方および契約金額を含む情報を、他のユーザと共有することを許可するリクエストを受信する共有受信ステップと、
    前記共有受信ステップにおいて共有することが許可された情報に基づき、前記第1ユーザに対して報酬を付与する報酬付与ステップと、
    を実行する請求項10記載の契約管理プログラム。
  12. 前記提示ステップは、他の複数のユーザにおける前記取引候補との契約金額の情報に基づき、所定のユーザにおける前記合計金額へ与える削減効果を算定し、算定した前記削減効果を前記所定のユーザに対して提示するステップを含む、
    請求項9記載の契約管理プログラム。
  13. ユーザから、前記ユーザが過去に締結した複数の契約情報に関する複数の契約相手方および契約金額を含む情報、他のユーザと共有することの許可を受信する共有受信ステップと、
    を実行し、
    前記提示ステップは、前記所定のユーザが前記共有受信ステップにおいて他の複数のユーザと共有することを許可した情報の量または共有相手が多いほど、より多くの前記他の複数のユーザにおける前記取引候補との前記契約金額の情報に基づき、前記所定のユーザにおける前記合計金額へ与える削減効果を算定し、算定した前記削減効果を提示するステップを含む、
    請求項12記載の契約管理プログラム。
  14. 前記提示ステップは、他の複数のユーザにおける前記取引候補との契約金額の情報に基づき、前記取引候補との契約金額の相場金額を算定し、算定した前記相場金額を所定のユーザに対して提示するステップを含む、
    請求項9記載の契約管理プログラム。
  15. プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、
    前記プロセッサが、請求項1から14のいずれか記載の契約管理プログラムを実行する、
    情報処理装置。
  16. プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムであって、
    前記プロセッサが、請求項1から14のいずれか記載の契約管理プログラムを実行する、
    情報処理システム。
  17. プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    前記コンピュータが、請求項1から14のいずれか記載の契約管理プログラムを実行する、
    情報処理方法。
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