JP2024013448A - 制御装置、制御方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の蓄電装置を確実に充電する制御装置、制御方法、プログラム及び記録媒体を提供する。【解決手段】バッテリ管理システムにおいて、第1蓄電装置及び第2蓄電装置を含む複数のバッテリを充電可能な充電装置を制御するためのバッテリ交換機の充電制御部は、複数の蓄電装置の充電に使用することができる電力である充電可能電力を示す電力情報を取得する電力取得部と、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の充電態様を制御する充電制御部と、を備える。充電制御部は、電力情報により示される充電可能電力が、第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さい場合に、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の一方が充電され、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の他方が充電されないように、充電態様を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、制御装置、制御方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体に関する。
特許文献1には、再生可能エネルギーから生じた電力である再生電力を利用してバッテリを充電する充電装置が開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 国際公開第2020/111245号
本発明の第1の態様においては、制御装置が提供される。上記の制御装置は、例えば、第1蓄電装置及び第2蓄電装置を含む複数の蓄電装置を充電可能に構成された充電装置を制御する。上記の制御装置は、例えば、複数の蓄電装置の充電に使用することができる電力である充電可能電力を示す電力情報を取得する電力取得部を備える。上記の制御装置は、例えば、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の充電態様を制御する充電制御部を備える。上記の制御装置において、充電制御部は、例えば、電力情報により示される充電可能電力が、第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さい場合に、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の一方が充電され、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の他方が充電されないように、充電態様を制御する。
上記の制御装置は、第1蓄電装置及び第2蓄電装置のそれぞれの蓄電量を示す蓄電量情報を取得する蓄電量取得部を備えてよい。上記の制御装置において、充電制御部は、充電可能電力が第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さい場合に、第1蓄電装置及び第2蓄電装置のうち、蓄電量情報により示される蓄電量のより大きな一方の蓄電装置が充電され、他方の蓄電装置が充電されないように、充電態様を制御してよい。
上記の何れかの制御装置において、充電制御部は、一方の蓄電装置が充電可能電力で充電されるように、充電態様を制御してよい。上記の何れかの制御装置において、充電制御部は、一方の蓄電装置の充電が完了した後、他方の蓄電装置の充電が開始されるように、充電態様を制御してよい。
上記の何れかの制御装置は、第1蓄電装置及び第2蓄電装置のそれぞれについて、充電が完了するまでの間に蓄電可能な電力量である充電可能量を示す充電可能量情報を取得する充電可能量取得部を備えてよい。上記の何れかの制御装置は、第1蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第1充電電力を示す情報、及び、第2蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第2充電電力を示す情報を取得する充電電力取得部を備えてよい。
上記の何れかの制御装置において、充電制御部は、充電可能電力が第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さい場合において、(i)第1蓄電装置の充電可能量を、充電可能電力及び第1充電電力のうち小さな方で除して得られる第1充電時間が、第2蓄電装置の充電可能量を、充電可能電力及び第2充電電力のうち小さな方で除して得られる第2充電時間よりも小さいときには、第1蓄電装置が充電され第2蓄電装置が充電されないように充電態様を制御してよい。上記の何れかの制御装置において、充電制御部は、充電可能電力が第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さい場合において、(ii)第1充電時間が第2充電時間よりも大きいときには、第2蓄電装置が充電され第1蓄電装置が充電されないように充電態様を制御してよい。上記の何れかの制御装置において、(i)第1充電時間が第2充電時間よりも小さいとき、充電制御部は、第1蓄電装置の充電が完了した後、第2蓄電装置の充電が開始されるように、充電態様を制御してよい。上記の何れかの制御装置において、(ii)第1充電時間が第2充電時間よりも大きいとき、充電制御部は、第2蓄電装置の充電が完了した後、第1蓄電装置の充電が開始されるように、充電態様を制御してよい。
上記の何れかの制御装置において、第1閾値は、第1蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第1充電電力、及び、第2蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第2充電電力のうち小さい方の値に基づいて決定されてよい。上記の何れかの制御装置において、充電制御部は、充電可能電力が第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さい場合に、第1蓄電装置及び第2蓄電装置のうち、第1充電電力及び第2充電電力の小さい方に対応する蓄電装置が充電され、第1充電電力及び第2充電電力の大きい方に対応する蓄電装置が充電されないように、充電態様を制御してよい。
上記の何れかの制御装置において、第1閾値は、第1蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第1充電電力、及び、第2蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第2充電電力に基づいて決定されてよい。
上記の何れかの制御装置において、充電制御部は、電力情報により示される充電可能電力が第1閾値よりも大きく、且つ、充電可能電力が第2閾値に等しい又は第2閾値よりも小さい場合に、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の一方の充電電力の大きさが、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の他方の充電電力の大きさよりも大きくなるように、充電態様を制御してよい。第2閾値は、第1閾値よりも大きくてよい。第2閾値は、第1蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第1充電電力と、第2蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第2充電電力との合計値に等しくてもよい。第2閾値は、上記の合計値より小さくてもよい。
上記の何れかの制御装置において、充電制御部は、電力情報により示される充電可能電力が第1閾値よりも大きく、且つ、充電可能電力が第2閾値に等しい又は第2閾値よりも小さい場合において、(i)第1充電電力が第2充電電力よりも小さいときには、第1蓄電装置が第1充電電力で充電され、第2蓄電装置が充電可能電力及び第1充電電力の差分を利用して充電されるように充電態様を制御してよい。上記の何れかの制御装置において、充電制御部は、電力情報により示される充電可能電力が第1閾値よりも大きく、且つ、充電可能電力が第2閾値に等しい又は第2閾値よりも小さい場合において、(ii)第1充電電力が第2充電電力よりも大きいときには、第2蓄電装置が第2充電電力で充電され、第1蓄電装置が充電可能電力及び第2充電電力の差分を利用して充電されるように充電態様を制御してよい。
上記の何れかの制御装置において、充電制御部は、電力情報により示される充電可能電力が第1閾値よりも大きく、且つ、充電可能電力が第2閾値に等しい又は第2閾値よりも小さい場合において、第1蓄電装置及び第2蓄電装置のうち、残容量のより大きな一方の蓄電装置が充電され、他方の蓄電装置が充電されないように、充電態様を制御してよい。上記の何れかの制御装置において、第1閾値は、第1充電電力及び第2充電電力のうち小さい方の値に基づいて決定されてよい。上記の何れかの制御装置において、第2閾値は、第1充電電力及び第2充電電力の合計値に基づいて決定されてよい。
上記の何れかの制御装置において、充電装置は、第1蓄電装置及び第2蓄電装置を着脱可能に保持する保持部を有してよい。上記の何れかの制御装置において、第1蓄電装置及び第2蓄電装置は、充電装置とは異なる装置であって、電力を利用する電力装置に着脱可能に構成されてよい。上記の何れかの制御装置において、充電装置は、再生可能エネルギ又は自然エネルギを利用して発電する発電部、及び/又は、複数の蓄電装置とは異なる蓄電部と電気的に接続されてよい。上記の何れかの制御装置において、充電可能電力は、充電装置が発電部及び/又は蓄電部から供給を受けることのできる電力であってよい。上記の何れかの制御装置において、充電可能電力は、発電部が発生させる電力のうち、発電部が配された施設における需要を超えた電力の少なくとも一部を含んでよい。
本発明の第2の態様においては、充電装置が提供される。上記の充電装置は、例えば、上記の何れかの制御装置を備える。上記の充電装置は、例えば、第1蓄電装置及び第2蓄電装置を含む複数の蓄電装置を充電する充電部を備える。
本発明の第3の態様においては、充電装置を制御するための制御方法が提供される。上記の制御方法において、充電装置は、例えば、第1蓄電装置及び第2蓄電装置を含む複数の蓄電装置を充電可能に構成される。上記の制御方法は、例えば、複数の蓄電装置の充電に使用することができる電力である充電可能電力を示す電力情報を取得する電力取得段階を有する。上記の制御方法は、例えば、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の充電態様を制御する充電制御段階を有する。上記の制御方法において、充電制御段階は、例えば、電力情報により示される充電可能電力が、第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さい場合に、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の一方が充電され、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の他方が充電されないように充電態様を制御する段階を含む。
本発明の第4の態様においては、プログラムが提供される。上記のプログラムを格納するコンピュータ可読媒体が提供されてもよい。コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体であってもよく、コンピュータ可読記録媒体であってもよい。上記のプログラムは、コンピュータを、上記の第1の態様に係る何れかの制御装置として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータに、上記の第3の態様に係る制御方法を実行させるためのプログラムであってもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
バッテリ管理システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。 バッテリ交換施設140の内部構成の一例を概略的に示す。 バッテリ交換機142の内部構成の一例を概略的に示す。 充放電制御部344の内部構成の一例を概略的に示す。 制御部340における情報処理の一例を概略的に示す。 余剰電力が第1閾値以下である場合における充電態様の従来例を示す。 余剰電力が第1閾値以下である場合における充電態様の一例を示す。 余剰電力が第2閾値より小さい場合における充電態様の従来例を示す。 余剰電力が第2閾値より小さい場合における充電態様の一例を示す。 余剰電力が第2閾値以上である場合における充電態様の一例を示す。 コンピュータ3000のシステム構成の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
(バッテリ管理システム100の概要)
図1は、バッテリ管理システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、バッテリ管理システム100は、例えば、管理サーバ120と、1以上のバッテリ交換施設140とを備える。本実施形態において、管理サーバ120は、例えば、制御部122を有する。本実施形態において、バッテリ交換施設140は、例えば、1以上のバッテリ交換機142と、電源設備144とを有する。
本実施形態において、管理サーバ120及びバッテリ交換施設140は、通信ネットワーク10を介して、互いに情報を送受することができる。一実施形態において、バッテリ交換機142と、管理サーバ120とが、通信ネットワーク10を介して、互いに情報を送受する。他の実施形態において、電源設備144に配されたコンピュータ(図示されていない)と、管理サーバ120とが、通信ネットワーク10を介して、互いに情報を送受する。
本実施形態において、管理サーバ120は、通信ネットワーク10を介して、ユーザ30の通信端末32との間で、互いに情報を送受することができる。本実施形態において、バッテリ交換施設140は、通信ネットワーク10を介して、ユーザ30の通信端末32との間で、互いに情報を送受することができる。
(バッテリ管理システム100により提供されるサービスの概要)
本実施形態においては、バッテリ管理システム100のバッテリ交換機142が、複数のバッテリ20を保持しており、バッテリ交換機142が、ユーザ30からの要求に応じて、1以上のバッテリ20をユーザ30に提供する場合を例として、バッテリ管理システム100の詳細が説明される。バッテリ管理システム100は、1以上のユーザ30のそれぞれに対して、1以上のバッテリ20を提供してよい。
一実施形態において、バッテリ管理システム100がバッテリ20を提供するサービスは、管理サーバ120の制御部122と、バッテリ交換機142との協働により実現される。他の実施形態において、バッテリ管理システム100がバッテリ20を提供するサービスは、バッテリ交換機142により実現される。
説明を簡単にすることを目的として、本実施形態においては、バッテリ管理システム100が、バッテリ20のシェアリングサービス、レンタルサービス又は交換サービスを提供する場合を例として、バッテリ管理システム100がバッテリ20を提供するサービスの詳細が説明される。バッテリ20は、有償で貸し出されてもよく、無償で貸し出されてもよい。なお、バッテリ20の提供態様は、シェアリング又はレンタルに限定されない。他の実施形態において、バッテリ20の提供態様として、ユーザ30に対してバッテリ20が払い出される任意の態様が採用され得る。
(バッテリ20のシェアリングサービスの概要)
本実施形態によれば、ユーザ30は、バッテリ管理システム100から貸し出された充電済のバッテリ20を、電動バイク34の電源として利用する。電動バイク34に装着されているバッテリ20の残容量が少なくなると、ユーザ30は、通信端末32を利用して、バッテリ管理システム100に対して、例えば、特定のバッテリ交換機142に保持されているバッテリ20の貸し出しを要求する。
通信端末32がユーザ30からの指示を受け付けると、通信端末32は、ユーザ30の要求の内容を示す情報を管理サーバ120に送信する。管理サーバ120の制御部122は、ユーザ30からの要求を受信したことに応じて、バッテリ20をユーザ30に貸し出すための処理(貸出処理と称される場合がある。)を実行する。
貸出要求が受け付けられると、ユーザ30は、バッテリ交換施設140において、電動バイク34に装着されているバッテリ20と、バッテリ交換機142に保持されている貸出可能なバッテリ20とを交換する。具体的には、例えば、ユーザ30は、残容量が少なくなったバッテリ20を電動バイク34から取り外す。ユーザ30は、例えば、バッテリ交換機142により指示された返却スペースに、電動バイク34から取り外されたバッテリ20を装着する(バッテリ20の返却と称される場合がある)。上記の返却スペースとしては、バッテリ交換機142に設けられた複数のバッテリ収容室のうち、バッテリ20を収容していないバッテリ収容室(空のバッテリ収容室と称される場合がある。)が例示される。
バッテリ交換機142がバッテリ20の返却を検出すると、バッテリ交換機142は、貸出可能な1以上のバッテリ20の中から貸出対象となるバッテリ20を決定する。貸出可能なバッテリ20は、残容量又は充電率(充電状態又はSOCと称される場合がある。)が予め定められた基準を満足するバッテリ20(充電が完了しているバッテリ20、満充電状態のバッテリ20などと称される場合がある。)であってよい。バッテリ交換機142は、貸出対象となるバッテリ20のロックを解除する。これにより、ユーザ30が、貸出対象となるバッテリ20をバッテリ交換機142から取り出すことができるようになる。
ユーザ30は、貸出対象となるバッテリ20をバッテリ交換機142から取り出す。ユーザ30は、バッテリ交換機142から取り出されたバッテリ20を電動バイク34に装着する。これにより、ユーザ30は、残容量が少なくなったバッテリ20と、充電が完了しているバッテリ20とを交換することができる。1以上のユーザ30の間でバッテリ20の返却及び貸し出しが繰り返されることで、バッテリ20のシェアリングサービス又はレンタルサービスが実現される。
(バッテリ管理システム100に関連する各部の概要)
本実施形態において、通信ネットワーク10は、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。通信ネットワーク10は、無線パケット通信網、インターネット、P2Pネットワーク、専用回線、VPN、電力線通信回線、車車間通信回線、路車間通信回線などを含んでもよい。通信ネットワーク10は、(i)携帯電話回線網などの移動体通信網を含んでもよく、(ii)無線MAN(例えば、WiMAX(登録商標)である。)、無線LAN(例えば、WiFi(登録商標)である。)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの無線通信網を含んでもよい。
本実施形態において、バッテリ20は、種類の異なる複数の電気機器に対して着脱自在に構成される。電気機器は、バッテリ20から供給される電力を利用する装置、及び/又は、バッテリ20に電力を供給する装置であればよく、その詳細は特に限定されない。バッテリ20は、交換型の蓄電装置であってもよく、可搬型の蓄電装置であってもよい。
例えば、バッテリ20は、電動バイク34に着脱可能に構成される。また、バッテリ20は、バッテリ交換機142に着脱可能に構成される。これにより、ユーザ30は、電動バイク34に保持されているバッテリ20を取り出し、取り出されたバッテリ20をバッテリ交換機142に装着することができる。同様に、ユーザ30は、バッテリ交換機142に保持されているバッテリ20を取り出し、取り出されたバッテリ20を電動バイク34に装着することができる。
本実施形態において、バッテリ20は、バッテリ交換機142に保持されている間に、バッテリ交換機142から供給される電力を利用して充電される。バッテリ20は、バッテリ交換施設140における余剰電力を利用して充電されてよい。例えば、電源設備144が発生させる電力のうち、バッテリ交換施設140における需要を超えた電力[W]の少なくとも一部が、バッテリ20の充電に利用される。これにより、例えば、売電価格が安い場合、及び/又は、売電が制限されている場合であっても、電源設備144が発生させた電気が有効に利用され得る。
本実施形態において、通信端末32は、ユーザ30により利用される。通信端末32は、例えば、バッテリ管理システム100と、ユーザ30との間のインターフェースとして機能する。
一実施形態において、通信端末32は、ユーザ30からの入力を受け付ける。通信端末32は、ユーザ30からの入力に基づいて、管理サーバ120に各種の要求を送信する。上記の要求としては、特定の条件に合致するバッテリ交換機142を検索するための検索要求、特定のバッテリ交換機142に格納されている任意又は特定のバッテリ20を予約するための予約要求などが例示される。
他の実施形態において、通信端末32は、ユーザ30に情報を出力する。例えば、通信端末32は、管理サーバ120から受信した情報を、ユーザ30に出力する。情報の出力態様は、特に限定されない。通信端末32は、画像を出力してもよく、音声を出力してもよい。
通信端末32は、通信ネットワーク10を介して、バッテリ管理システム100の各部(例えば、管理サーバ120である。)と情報を送受することのできる機器であればよく、その詳細については特に限定されない。通信端末32としては、パーソナルコンピュータ、携帯端末などを例示することができる。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどが例示される。
本実施形態において、電動バイク34は、バッテリ20から供給される電力を消費して作動する。より具体的には、電動バイク34は、バッテリ20から供給される電力を使用して移動する。
電動バイク34は、1以上のバッテリ20が着脱可能に構成される。電動バイク34は、複数のバッテリ20が着脱可能に構成されてよい。バッテリ20が電動バイク34に装着された状態において、(i)バッテリ20の全体が電動バイク34の内部に配されてもよく、(ii)バッテリ20の一部が電動バイク34の内部に配され、バッテリ20の他の部分が電動バイク34の外部に露出してもよい。電動バイク34に装着された複数のバッテリ20の少なくとも一部は、並列に接続されてよい。電動バイク34に装着された複数のバッテリ20の少なくとも一部は、直列に接続されてよい。
本実施形態において、管理サーバ120は、1以上のバッテリ20のそれぞれの利用を管理する。例えば、管理サーバ120は、1以上のバッテリ20のそれぞれの貸出状態(例えば、貸出可能、貸出不能、貸出中などである)、運用状態(例えば、充電中、放電中、待機中などである)、充電状態(例えば、現在のSOCである)、保管状態(例えば、温度、湿度などである)、劣化状態などを管理する。
本実施形態において、充電率は、満充電状態を100%、完全放電状態を0%として定義される。充電率は、充電状態(State Of Charge:SOC)と称される場合がある。バッテリ20のSOCは、例えば、バッテリ20の残容量[Ah]をバッテリ20の満充電容量[Ah]で除した値に、100を乗じることで算出される。バッテリ20のSOCは、例えば、バッテリ20の外部から測定可能な物理量に基づいて、各種の推定手法を用いて算出される。バッテリ20の外部から測定可能な物理量としては、電流、電圧、温度などが例示される。バッテリ20のSOCは、例えば、バッテリ20の電圧の測定結果に基づいて推定される。
本実施形態において、管理サーバ120は、1以上のバッテリ20のそれぞれの貸し出しを管理してよい。例えば、管理サーバ120は、1以上のバッテリ20のそれぞれの予約を管理することで、1以上のバッテリ20のそれぞれの貸し出しを管理する。
具体的には、1以上の通信端末32から受信した1以上の要求のそれぞれに対して、ユーザ30に貸し出されるバッテリ20、及び/又は、ユーザ30にバッテリ20を貸し出すバッテリ交換機142を割り当てる。これにより、1以上の要求のそれぞれに対応する1以上のユーザ30のそれぞれに貸し出されるバッテリ20が予約される。管理サーバ120は、1以上のバッテリ交換機142のそれぞれに保持されているバッテリ20の予約に関する情報(予約情報と称される場合がある。)を、1以上のバッテリ交換機142のそれぞれに送信してよい。
本実施形態において、制御部122は、管理サーバ120の動作を制御する。制御部122は、上述された管理サーバ120の機能を実現するための情報処理を実行する。
本実施形態において、バッテリ交換施設140は、予め定められた地理的範囲を有する区域(敷地と称される場合がある。)に配される。バッテリ交換施設140の敷地内において、上述されたバッテリ20の交換サービスが提供される。
本実施形態において、バッテリ交換機142は、1以上のバッテリ20を保持する。バッテリ交換機142は、1以上のバッテリ20が着脱可能に構成される。バッテリ交換機142は、複数のバッテリ20が着脱可能に構成されてよい。バッテリ20がバッテリ交換機142に装着された状態において、(i)バッテリ20の全体がバッテリ交換機142の内部に配されてもよく、(ii)バッテリ20の一部がバッテリ交換機142の内部に配され、バッテリ20の他の部分がバッテリ交換機142の外部に露出してもよい。
バッテリ交換機142は、バッテリ交換機142に保持されている1以上のバッテリ20のそれぞれを充電する。バッテリ交換機142は、複数のバッテリ20を充電可能に構成されてよい。
本実施形態において、バッテリ交換機142は、ユーザ30からの要求に応じて、バッテリ20の貸出処理を実行する。貸出処理は、例えば、貸出対象の決定処理、貸出対象の充電処理、ユーザ30の認証処理、予約内容の確認処理、バッテリ20の払出処理などを含む。
例えば、バッテリ交換機142は、管理サーバ120から、上述された予約情報を取得する。一実施形態において、バッテリ交換機142は、予約情報により指定される1以上のバッテリ20を貸出対象として決定する。他の実施形態において、バッテリ交換機142が保持する複数のバッテリ20の中から、予約情報により示される個数のバッテリ20を、貸出対象として決定する。
バッテリ交換機142は、必要に応じて、貸出対象として決定されたバッテリ20を充電してよい。充電対象となるバッテリ20の個数が2以上である場合、バッテリ交換機142は、当該2以上のバッテリ20の充電に使用することができる電力(充電可能電力[W]と称される場合がある。)の大きさに基づいて充電態様を決定してよい。バッテリ交換機142は、決定された充電態様に基づいて、2以上のバッテリ20を充電してよい。
充電可能電力は、電源設備144が再生可能エネルギ又は自然エネルギを利用して発生させる電力のうち、当該2以上のバッテリ20の充電に使用することができる電力であってよい。充電可能電力は、バッテリ交換施設140における余剰電力のうち、当該2以上のバッテリ20の充電に使用することができる電力であってよい。バッテリ交換施設140における余剰電力は、(i)電源設備144が発生させる電力のうち、バッテリ交換施設140における需要を超えた電力であってもよく、(ii)電源設備144が再生可能エネルギ又は自然エネルギを利用して発生させる電力のうち、バッテリ交換施設140における需要を超えた電力であってもよい。これにより、例えば、売電価格が安い場合、及び/又は、売電が制限されている場合であっても、電源設備144が発生させた電気が有効に利用され得る。バッテリ交換機142の詳細は後述される。
本実施形態において、電源設備144は、バッテリ交換機142に電力を供給する。電源設備144は、例えば、電力系統40から受電可能に構成される。電源設備144は、発電してよい。電源設備144は、電源設備144が発生させた電力を電力系統40に供給可能に構成されていてもよい。電源設備144の詳細は後述される。
(バッテリ管理システム100の各部の具体的な構成)
バッテリ管理システム100の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせにより実現されてもよい。バッテリ管理システム100の構成要素の少なくとも一部がソフトウエアにより実現される場合、当該ソフトウエアにより実現される構成要素は、一般的な構成の情報処理装置において、当該構成要素に関する動作を規定したプログラムを起動することにより実現されてよい。
プログラムは、CD-ROM、DVD-ROM、メモリ、ハードディスクなどのコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されていてもよく、ネットワークに接続された記憶装置に記憶されていてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体又はネットワークに接続された記憶装置から、バッテリ管理システム100の少なくとも一部を構成するコンピュータにインストールされてよい。プログラムが実行されることにより、コンピュータが、バッテリ管理システム100の各部の少なくとも一部として機能してもよい。
コンピュータをバッテリ管理システム100の各部の少なくとも一部として機能させるプログラムは、バッテリ管理システム100の各部の動作を規定したモジュールを備えてよい。これらのプログラム又はモジュールは、データ処理装置、入力装置、出力装置、記憶装置等に働きかけて、コンピュータをバッテリ管理システム100の各部として機能させたり、コンピュータにバッテリ管理システム100の各部における情報処理方法を実行させたりする。
プログラムに記述された情報処理は、当該プログラムがコンピュータに読込まれることにより、当該プログラムに関連するソフトウエアと、バッテリ管理システム100の各種のハードウエア資源とが協働した具体的手段として機能する。そして、上記の具体的手段が、本実施形態におけるコンピュータの使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、当該使用目的に応じたバッテリ管理システム100が構築される。
上記の情報処理方法は、第1蓄電装置及び第2蓄電装置を含む複数の蓄電装置を充電可能に構成された充電装置を制御するための制御方法であってよい。上記の制御方法は、例えば、複数の蓄電装置の充電に使用することができる電力である充電可能電力を示す電力情報を取得する電力取得段階を有する。上記の制御方法は、例えば、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の充電態様を制御する充電制御段階を有する。上記の制御方法において、充電制御段階は、例えば、電力情報により示される充電可能電力が、第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さい場合に、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の一方が充電され、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の他方が充電されないように充電態様を制御する段階を含む。
上記の情報処理方法は、例えば、バッテリ交換機142に搭載されたコンピュータにより実行される。上記の情報処理方法は、バッテリ交換施設140に配置されたコンピュータにより実行されてもよい。上記の情報処理方法は、管理サーバ120に搭載されたコンピュータにより実行されてもよい。例えば、管理サーバ120の制御部122が、上記の情報処理方法を実行する。上記の情報処理方法は、バッテリ20に搭載されたコンピュータにより実行されてもよい。上記の情報処理方法は、バッテリ20に搭載されたコンピュータ、バッテリ交換施設140に配置されたコンピュータ、バッテリ交換機142に搭載されたコンピュータ、及び、管理サーバ120に搭載されたコンピュータの少なくとも2つが協働することにより実行されてよい。上記の情報処理方法は、バッテリ交換施設140に配置されたコンピュータ、バッテリ交換機142に搭載されたコンピュータ、及び、管理サーバ120に搭載されたコンピュータの少なくとも2つが協働することにより実行されてよい。
バッテリ20は、蓄電装置の一例であってよい。電動バイク34は、電力装置の一例であってよい。バッテリ管理システム100は、制御装置の一例であってよい。管理サーバ120は、制御装置の一例であってよい。制御部122は、制御装置の一例であってよい。バッテリ交換施設140は、施設の一例であってよい。バッテリ交換機142は、充電装置又は制御装置の一例であってよい。電源設備144は、発電部又は蓄電部の一例であってよい。電気機器は、電力装置の一例であってよい。
(別実施形態の一例)
本実施形態においては、バッテリ20が電動バイク34の電源として利用され、電動バイク34がバッテリ20から供給される電力を利用して作動する場合を例として、バッテリ管理システム100の詳細が説明された。しかしながら、バッテリ20の用途は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、バッテリ20は、各種の電気機器の電源として利用されてよい。電気機器は、バッテリ20から供給される電力を消費して作動する機器であればよく、その種類又は構造は特に限定されない。
電気機器の他の例としては、電動機を動力源とする移動体、電動機を動力源とする作業機械などが例示される。移動体としては、車両、船舶、飛行体などが例示される。車両としては、自動車、自動二輪車、自転車、動力ユニットを有する立ち乗り用の乗り物などが例示される。自動車としては、電気自動車、燃料電池自動車、ハイブリッド自動車、小型コミュータ、電動カートなどが例示される。自動二輪車としては、バイク、三輪バイクなどが例示される。船舶としては、船、ホバークラフト、水上バイク、潜水艦、潜水艇、水中スクータなどが例示される。飛行体としては、飛行機、飛行船又は風船、気球、ヘリコプター、ドローンなどが例示される。作業機械としては、フォークリフト、芝刈機、草刈機、エレベータ、ポンプなどが例示される。
本実施形態においては、管理サーバ120が、1以上のバッテリ20及び1以上のバッテリ交換機142を管理する場合を例として、バッテリ管理システム100の詳細が説明された。しかしながら、バッテリ管理システム100は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、1以上のバッテリ交換機142の少なくとも1つが、上述された管理サーバ120の機能の少なくとも一部を有してよい。例えば、特定のバッテリ交換機142が、1以上のバッテリ20及び他のバッテリ交換機142を管理する。この場合、バッテリ管理システム100は、管理サーバ120を備えてもよく、管理サーバ120を備えなくてもよい。
本実施形態においては、ユーザ30がバッテリ20をバッテリ交換機142に返却した後、ユーザ30がバッテリ交換機142から他のバッテリ20を取り出す場合を例として、バッテリ交換機142の一例が説明された。しかしながら、バッテリ交換機142は本実施形態に限定されない。他の実施形態において、ユーザ30がバッテリ20をバッテリ交換機142に返却する前に、ユーザ30がバッテリ交換機142から他のバッテリ20を取り出すことができるように、バッテリ交換機142が構成されていてもよい。
本実施形態においては、バッテリ20のシェアリングサービス、レンタルサービス又は交換サービスにおいてユーザ30に提供される価値がバッテリ20である場合を例として、バッテリ管理システム100により提供されるサービスの詳細が説明された。しかしながら、バッテリ管理システム100により提供されるサービスは、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、バッテリ20のシェアリングサービス、レンタルサービス又は交換サービスにおいてユーザ30に提供される価値は、電気エネルギーであってもよい。
本実施形態においては、バッテリ管理システム100により提供されるサービスの利用契約を締結した任意のユーザ30が、任意のバッテリ交換機142に保持されているバッテリ20を利用することができる場合を例として、バッテリ管理システム100の詳細が説明された。しかしながら、バッテリ管理システム100は本実施形態に限定されない。他の実施形態によれば、バッテリ管理システム100が管理する1以上のバッテリ交換機142に含まれる特定のバッテリ交換機142を利用することのできるユーザ30が限定される。
例えば、バッテリ交換機142が、比較的小規模なグループによる利用に適した小型の装置である場合、当該グループの構成員であるユーザ30は、上記のバッテリ交換機142を利用してバッテリ20を交換することができる。一方、上記のグループの構成員以外のユーザ30は、上記のバッテリ交換機142を利用することができない。比較的小規模なグループは、特定少数又は特定多数のグループであってよい。比較的小規模なグループとしては、個人、家族、事業所、企業などが例示される。不特定多数のユーザ30からなるグループは、上記の比較的小規模なグループに含まれなくてよい。
図2は、バッテリ交換施設140の内部構成の一例を概略的に示す。上述されたとおり、バッテリ交換施設140は、バッテリ交換機142と、電源設備144とを備える。本実施形態において、電源設備144は、例えば、建物204を備える。本実施形態において、建物204の外部には、バッテリ交換機142が配される。建物204の屋上には、太陽光発電装置242が配される。また、建物204の内部には、燃料電池システム244と、据置型の蓄電システム246と、パワーコンディショナ248と、分電装置260とが配される。本実施形態において、建物204の内部には、バッテリ交換機142と電気的に接続されるアウトレット222と、分電装置260と電気的に接続されるアウトレット262とがさらに配される。
本実施形態において、バッテリ交換機142は、例えば、1以上のスロット212と、分電盤220とを有する。本実施形態において、バッテリ交換機142は、バッテリ22を着脱可能に保持するスロット212と、バッテリ24を着脱可能に保持するスロット212とを含む、複数のスロット212を備える。
本実施形態において、スロット212は、バッテリ20を収容する。例えば、スロット212は、バッテリ20を着脱可能に保持する。本実施形態において、バッテリ20は、ユーザ12によりスロット212の内部に載置され、ユーザ12によりスロット212から取り出される。例えば、スロット212は、バッテリ20を挿抜可能に構成される。上述されたとおり、バッテリ20がスロット212に収容された状態において、バッテリ20の全体がスロット212の内部に配されてもよく、バッテリ20の一部がスロット212から露出してもよい。
本実施形態において、スロット212は、分電盤220から電力の供給を受ける。スロット212は、スロット212に保持されているバッテリ20に電力を供給してよい。これにより、スロット212は、バッテリ20を充電することができる。他の実施形態において、スロット212は、スロット212に保持されているバッテリ20から分電盤220に電力を出力させてもよい。
本実施形態において、分電盤220は、外部の電源、発電装置又は電力系統から電力の供給を受けることができるように構成される。本実施形態において、分電盤220は、分電装置260から電力の供給を受ける。分電盤220は、分電装置260から受け取った電力をバッテリ交換機142の各部に分岐する。例えば、分電盤220は、1以上のスロット212と、アウトレット222とに電気的に接続され、これらに電力を供給する。
分電盤220は、1以上のパワーコンディショナを有してもよい。パワーコンディショナとしては、片方向AC/DC回路、双方向AC/DC回路、片方向DC/DC回路、双方向DC/DC回路などが例示される。
本実施形態において、分電盤220は、アウトレット222と電気的に接続される。これにより、分電盤220は、例えば、アウトレット222と電気的に接続される電気製品と電気的に接続される。上記の電気製品の種類は特に限定されるものではないが、当該電気製品としては、通信装置、通信中継装置、冷蔵庫、冷凍庫、医療機器及び無停電電源装置の少なくとも1つが例示される。これらの電気製品は、常時作動しているので、電力が断絶する可能性の小さなアウトレット222に接続されることが好ましい。
分電盤220は、バッテリ交換機142の内部に配された任意の電気負荷(図示されていない。)と電気的に接続されてもよい。定置用電源110の内部に配された電気負荷としては、通信装置、通信中継装置、冷蔵庫、冷凍庫、医療機器及び無停電電源装置の少なくとも1つが例示される。
本実施形態において、太陽光発電装置242は、太陽光を利用して発電する。本実施形態において、太陽光発電装置242は、発生させた電力をパワーコンディショナ248に出力する。他の実施形態において、太陽光発電装置242は、発生させた電力をバッテリ交換機142又は蓄電システム246に出力してもよい。
太陽光発電装置242は、バッテリ交換機142と電気的に接続されてよい。太陽光発電装置242は、例えば、パワーコンディショナ248及び分電装置260を介して、バッテリ交換機142と電気的に接続される。
本実施形態において、燃料電池システム244は、水素及び酸素を利用して発電する。燃料電池システム244は、水素を貯蔵する水素貯蔵装置を備えてもよく、炭化水素又はアルコールを改質して水素を製造する水素製造装置を備えてもよい。本実施形態において、燃料電池システム244は、発生させた電力をパワーコンディショナ248に出力する。他の実施形態において、燃料電池システム244は、発生させた電力をバッテリ交換機142又は蓄電システム246に出力してもよい。
燃料電池システム244は、バッテリ交換機142と電気的に接続されてよい。燃料電池システム244は、例えば、パワーコンディショナ248及び分電装置260を介して、バッテリ交換機142と電気的に接続される。
本実施形態において、蓄電システム246は、電力を蓄積する。一実施形態において、蓄電システム246は、バッテリ交換施設140における余剰電力を蓄積する。他の実施形態において、蓄電システム246は、電力価格が比較的安価な時間帯に電力系統40から受電した電力を蓄積する。
蓄電システム246は、バッテリ交換機142と電気的に接続されてよい。例えば、蓄電システム246は、パワーコンディショナ248及び分電装置260を介して、バッテリ交換機142と電気的に接続される。
本実施形態において、蓄電システム246の蓄電セルは、蓄電システム246の筐体に固定されている。上述されたとおり、バッテリ交換機142は、ユーザ30が蓄電セルを着脱することができるように構成されている。これに対して、蓄電システム246は、ユーザ30が蓄電セルを自由に着脱することができないように構成されている。
本実施形態において、パワーコンディショナ248は、電力を変換する。パワーコンディショナ248は、直流を交流に変換してもよく、交流を直流に変換してもよい。パワーコンディショナ248は、電圧又は電力を変換してもよい。パワーコンディショナ248は、パワーコンディショナ248が出力する電力の大きさを調整してもよい。パワーコンディショナ248は、片方向AC/DC回路、双方向AC/DC回路、片方向DC/DC回路、及び、双方向DC/DC回路の少なくとも1つを備えてよい。
本実施形態において、パワーコンディショナ248は、太陽光発電装置242、燃料電池システム244及び蓄電システム246の少なくとも1つが出力した電力を受け取り、分電装置260に出力してよい。パワーコンディショナ248は、太陽光発電装置242、燃料電池システム244及び分電装置260の少なくとも1つが出力した電力を受け取り、蓄電システム246に出力してよい。
パワーコンディショナ248は、例えば、分電装置260からの指示に基づいて、電力を変換したり、出力を調整したりする。パワーコンディショナ248は、HEMS(Home Energy Management System)、BEMS(Building Energy Management System)、FEMS(Factory Energy Management System)、CEMS(Community Energy Management System)などのエネルギーシステム(図示されていない。)からの指示に基づいて、電力を変換したり、出力を調整したりしてよい。
本実施形態において、分電装置260は、電力系統40、パワーコンディショナ248及びバッテリ交換機142の少なくとも1つから電力の供給を受ける。分電装置260は、入力された電力をバッテリ交換施設140の各部に分岐する。一実施形態において、分電装置260は、電力系統40及びパワーコンディショナ248の少なくとも一方から受け取った電力をバッテリ交換機142に出力する。他の実施形態において、分電装置260は、電力系統40及びバッテリ交換機142の少なくとも一方から受け取った電力を、パワーコンディショナ248を介して蓄電システム246に出力する。
分電装置260は、パワーコンディショナ248の動作を制御してもよい。分電装置260は、HEMS、BEMS、FEMS、CEMSなどのエネルギーシステムのコントローラを備えてもよい。
本実施形態において、分電装置260は、アウトレット262と電気的に接続される。これにより、分電装置260は、例えば、アウトレット262と電気的に接続される電気製品と電気的に接続される。上記の電気製品の種類は特に限定されない。
スロット212は、保持部又は充電部の一例であってよい。バッテリ22は、蓄電装置の一例であってよい。バッテリ24は、蓄電装置の一例であってよい。バッテリ22及びバッテリ24は、複数の蓄電装置の一例であってよい。バッテリ22は、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の一方の一例であってよい。バッテリ24は、第1蓄電装置及び第2蓄電装置の他方の一例であってよい。太陽光発電装置242は、発電部の一例であってよい。燃料電池システム244は、発電部の一例であってよい。蓄電システム246は、蓄電部の一例であってよい。太陽光は、再生可能エネルギ又は自然エネルギの一例であってよい。
(別実施形態の一例)
本実施形態においては、バッテリ交換機142が建物204の外部に配され、電源設備144を構成する主要な機器の多くが建物204の内部に配される場合を例として、バッテリ交換施設140の詳細が説明された。しかしながら、バッテリ交換施設140は本実施形態に限定されない。他の実施形態において、バッテリ交換機142は、建物204の内部に配されてもよい。燃料電池システム244、蓄電システム246及び分電装置260の少なくとも一部が、建物204の外部に配されてもよい。
本実施形態においては、太陽光発電装置242が、再生可能エネルギ又は自然エネルギの一例である太陽光を利用して発電する場合を例として、電源設備144の詳細が説明された。しかしながら、再生可能エネルギ又は自然エネルギは太陽光に限定されない。再生可能エネルギ又は自然エネルギの他の例としては、風力、水力、地熱、バイオマスなどが例示される。
図3は、バッテリ交換機142の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、バッテリ交換機142は、1以上のスロット212と、分電盤220と、アウトレット222と、制御部340とを備える。本実施形態において、制御部340は、通信制御部342と、充放電制御部344と、格納部350とを有する。
本実施形態において、制御部340は、バッテリ交換機142を制御する。一実施形態において、制御部340は、バッテリ交換機142の動作を制御する。制御部340は、バッテリ交換機142の充電動作を制御してよい。他の実施形態において、制御部340は、バッテリ交換機142における各種の情報処理を制御する。制御部340は、バッテリ交換機142がバッテリ20を充電するための情報処理方法を実行してよい。さらに他の実施形態において、制御部340は、バッテリ交換機142に配された各種のセンサ(図示されていない。)からの出力を取得してよい。これにより、制御部340は、バッテリ交換機142、及び/又は、バッテリ交換機142に保持されているバッテリ20の状態を管理することができる。
通信制御部342は、バッテリ交換機142と、外部の情報処理装置との間の通信を制御する。一実施形態において、通信制御部342は、バッテリ交換機142の制御部340と、電源設備144に配された各種の制御装置との間の通信を制御する。他の実施形態において、通信制御部342は、バッテリ交換機142の制御部340と、管理サーバ120の制御部122との間の通信を制御する。
充放電制御部344は、バッテリ交換機142によるバッテリ20の充放電を制御する。充放電制御部344の詳細は後述される。
本実施形態において、格納部350は、各種の情報を格納する。一実施形態において、格納部350は、バッテリ交換機142における情報処理に利用される情報を格納する。他の実施形態において、格納部350は、バッテリ交換機142における情報処理により生成又は取得された各種の情報を格納する。
(別実施形態の一例)
本実施形態においては、バッテリ交換機142が充放電制御部344を備える場合を例として、バッテリ管理システム100の詳細が説明された。しかしながら、バッテリ管理システム100は、本実施形態に限定されない。
他の実施形態において、充放電制御部344の少なくとも一部の要素が、電源設備144又は制御部122に配される。この場合、電源設備144又は制御部122に配される上記の要素は、当該要素における情報処理に用いられる各種の情報をバッテリ交換機142から取得してよい。電源設備144又は制御部122に配される上記の要素は、当該要素における情報処理により生成される各種の情報をバッテリ交換機142又は管理サーバ120に送信してよい。
図4は、充放電制御部344の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、充放電制御部344は、電力取得部442と、蓄電量取得部444と、充電可能量取得部446と、充電電力取得部448と、充電制御部450とを備える。
本実施形態によれば、バッテリ交換機142が少なくともバッテリ22及びバッテリ24を保持している場合を例として、充放電制御部344がバッテリ22及びバッテリ24の充電態様を制御する手順の一例が説明される。本実施形態においては、説明を簡単にすることを目的として、バッテリ22及びバッテリ24の定格容量[Wh]、定格出力[W]及び定格充電電力[W]が実質的に同一である場合を例として、充放電制御部344がバッテリ22及びバッテリ24の充電態様を制御する手順の一例が説明される。
バッテリ20の定格容量[Wh]は、バッテリ20の充電が完了した状態(満充電状態と称される場合がある。)におけるバッテリ20の容量であってよい。バッテリ20の定格充電電力[W]は、バッテリ20を充電可能な電力の大きさの上限値であってよい。
本実施形態において、電力取得部442は、バッテリ22及びバッテリ24の充電に使用することができる電力(上述された充電可能電力[W]である。)を示す情報(電力情報と称される場合がある。)を取得する。電力情報は、充電可能電力の大きさを示す情報であってよい。電力取得部442は、電力情報を充電制御部450に出力してよい。
一実施形態において、電力取得部442は、電源設備144に配された電力計(図示されていない。)から、上記の電力情報を取得する。他の実施形態において、電力取得部442は、上記の電力計の出力に基づいて、上記の充電可能電力の大きさを導出する。これにより、電力取得部442は、上記の電力情報を取得することができる。さらに他の実施形態において、電力取得部442は、管理サーバ120から上記の電力情報を取得してもよい。
充電可能電力は、バッテリ交換機142が太陽光発電装置242、燃料電池システム244及び/又は蓄電システム246から供給を受けることのできる電力のうち、バッテリ交換機142が、バッテリ交換機142に保持されている複数のバッテリ20の充電に使用することのできる電力であってよい。充電可能電力は、バッテリ交換機142が太陽光発電装置242から供給を受けることのできる電力のうち、バッテリ交換機142が、バッテリ交換機142に保持されている複数のバッテリ20の充電に使用することのできる電力であってよい。
一実施形態において、充電可能電力は、太陽光発電装置242及び/又は燃料電池システム244が発生させる電力のうち、バッテリ交換施設140における需要を超えた電力(電源設備144の余剰電力と称される場合がある。)の少なくとも一部を含む。充電可能電力は、電源設備144の余剰電力のうち、バッテリ交換機142が、バッテリ交換機142に保持されている複数のバッテリ20の充電に使用することのできる電力であってよい。充電可能電力は、電源設備144の余剰電力であってよい。
他の実施形態において、充電可能電力は、太陽光発電装置242が発生させる電力のうち、バッテリ交換施設140における需要を超えた電力(太陽光発電装置242の余剰電力と称される場合がある。)の少なくとも一部を含んでよい。充電可能電力は、太陽光発電装置242の余剰電力のうち、バッテリ交換機142が、バッテリ交換機142に保持されている複数のバッテリ20の充電に使用することのできる電力であってよい。充電可能電力は、太陽光発電装置242の余剰電力であってよい。太陽光発電装置242の余剰電力は、電源設備144が再生可能エネルギ又は自然エネルギを利用して発生させる電力のうち、バッテリ交換施設140における需要を超えた電力の一例であってよい。
本実施形態において、蓄電量取得部444は、バッテリ22及びバッテリ24のそれぞれの蓄電量を示す情報(蓄電量情報と称される場合がある。)を取得する。蓄電量情報は、バッテリ22及びバッテリ24のそれぞれの残容量[Wh]又はSOC[%])を示す情報であってよい。蓄電量取得部444は、蓄電量情報を充電可能量取得部446及び充電制御部450の少なくとも一方に出力してよい。
蓄電量取得部444は、例えば、バッテリ22及びバッテリ24のそれぞれを保持するスロット212に配された電流計及び/又は電圧計の出力に基づいて、バッテリ22及びバッテリ24のそれぞれの蓄電量を導出する。これにより、蓄電量取得部444は、上記の蓄電量情報を取得することができる。
本実施形態において、充電可能量取得部446は、バッテリ22及びバッテリ24のそれぞれについて、充電が完了するまでの間に蓄電可能な電力量(充電可能量[Wh]と称される場合がある。)を示す情報(充電可能量情報と称される場合がある。)を取得する。充電可能量情報は、充電可能量の大きさを示す情報であってよい。充電可能量取得部446は、充電可能量情報を充電制御部450に出力してよい。
バッテリ22及びバッテリ24のそれぞれの充電可能量[Wh]は、例えば、バッテリ22及びバッテリ24のそれぞれの定格容量[Wh]と、蓄電量情報により示されるバッテリ22及びバッテリ24のそれぞれの残容量[Wh]との差として導出される。バッテリ22及びバッテリ24のそれぞれの残容量[Wh]は、バッテリ22及びバッテリ24のそれぞれの定格容量[Wh]と、蓄電量情報により示されるバッテリ22及びバッテリ24のそれぞれのSOC[%]とに基づいて導出されてもよい。充電可能量取得部446は、例えば、格納部350に格納されているバッテリ22及びバッテリ24のそれぞれの定格容量を示す情報と、蓄電量取得部444が取得した蓄電量情報とを用いて上記の差を導出することにより、上記の充電可能量情報を取得することができる。
本実施形態において、充電電力取得部448は、バッテリ22の定格充電電力[W]を示す情報を取得する。充電電力取得部448は、バッテリ24の定格充電電力[W]を示す情報を取得する。充電電力取得部448は、例えば、格納部350を参照することにより、バッテリ22の定格充電電力を示す情報及びバッテリ24の定格充電電力を示す情報を取得する。充電電力取得部448は、バッテリ22の定格充電電力を示す情報及びバッテリ24の定格充電電力を示す情報を、充電制御部450に出力する。
本実施形態において、充電制御部450は、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を制御する。具体的には、充電制御部450は、まず、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。次に、充電制御部450は、決定された充電態様に従って、バッテリ22及びバッテリ24のそれぞれを保持するスロット212に配された充電回路を制御して、バッテリ22及びバッテリ24のそれぞれを充電する。
本実施形態において、充電制御部450は、電力取得部442から電力情報を取得する。充電制御部450は、電力情報により示される充電可能電力の大きさに基づいて、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。これにより、充電制御部450は、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を制御することができる。
充電制御部450が2つのバッテリ20の充電態様を決定する場合、充電制御部450は、例えば、(i)電力情報により示される充電可能電力の大きさと、(ii)第1閾値、及び、第1閾値よりも大きな第2閾値の少なくとも一方とに基づいて、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。例えば、充電制御部450は、(i)充電可能電力の大きさが第1閾値未満又は第1閾値以下である場合と、(ii)充電可能電力の大きさが第1閾値以上又は第1閾値超であり、且つ、充電可能電力の大きさが第2閾値未満又は第2閾値以下である場合と、(iii)充電可能電力の大きさが第2閾値以上又は第2閾値超である場合とでバッテリ22及びバッテリ24の充電態様が異なるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。
一実施形態において、充電制御部450は、(i)充電可能電力が第1閾値以下である場合と、(ii)充電可能電力が第1閾値より大きく第2閾値より小さい場合と、(iii)充電可能電力が第2閾値以上である場合とで、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様が異なるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。他の実施形態において、充電制御部450は、(i)充電可能電力が第1閾値より小さい場合と、(ii)充電可能電力が第1閾値以上第2閾値以下である場合と、(iii)充電可能電力が第2閾値より大きい場合とで、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様が異なるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。
第1閾値は、例えば、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力の少なくとも一方に基づいて決定される。一実施形態において、第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち小さい方の値以上であってよく、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち大きい方の値以下であってよい。他の実施形態において、第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち小さい方の値に基づいて決定される。第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち小さい方の値であってよい。さらに他の実施形態において、第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち大きい方の値に基づいて決定される。第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち大きい方の値であってよい。
第2閾値は、例えば、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力に基づいて決定される。第2閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力の合計値に基づいて決定されてよい。第2閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力の合計値であってよい。第2閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力の合計値より小さな値であってもよい。第2閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち小さな方の値よりも大きく、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力の合計値よりも小さな値であってもよい。
(充電可能電力が第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さい場合)
電力情報により示される充電可能電力が第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さい場合、充電制御部450は、バッテリ22及びバッテリ24の一方が充電され、バッテリ22及びバッテリ24の他方が充電されないように充電態様を決定する。また、充電制御部450は、決定結果に従ってバッテリ22及びバッテリ24の充電態様を制御してよい。本実施形態によれば、一方のバッテリ20が集中的に充電されるので、両方のバッテリ20(つまり、バッテリ22及びバッテリ24である。)が均等に充電される場合と比較して、当該一方のバッテリ20の充電が完了するまでの時間が短縮される。これにより、ユーザ30の利便性が向上し得る。
先に充電されるバッテリ20を決定する手順は特に限定されるものではないが、例えば、下記の実施形態に関連して説明される手順により、先に充電されるバッテリ20が決定される。なお、技術的に矛盾しない範囲において、任意の2以上の実施形態の組み合わせにより、先に充電されるバッテリ20が決定されてもよい。
(第1の実施形態)
本実施形態において、充電制御部450は、残容量のより大きなバッテリ20が優先的に充電されるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定及び/又は制御する。例えば、充電可能電力が第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さい場合、充電制御部450は、バッテリ22及びバッテリ24のうち、蓄電量情報により示される蓄電量のより大きなバッテリ20が充電され、他方のバッテリ20が充電されないように充電態様を決定及び/又は制御する。
上述されたとおり、本実施形態によれば、バッテリ22及びバッテリ24の定格容量は実質的に同一である。そのため、充電開始時点における蓄電量が大きいほど、充電可能量が小さくなり、充電完了までの時間が短くなる。本実施形態によれば、充電開始時点における蓄電量が大きい方のバッテリ20が集中的に充電されるので、充電開始時点における蓄電量が小さい方のバッテリ20が集中的に充電される場合と比較して、一方のバッテリ20の充電が早期に完了する。これにより、ユーザ30の利便性が向上し得る。
充電制御部450は、充電対象となったバッテリ20の充電電力[W]が充電可能電力[W]となるように充電態様を決定及び/又は制御してよい。この場合、まず、充電対象として選択されたバッテリ20が充電可能電力[W]で充電される。充電対象として選択されたバッテリ20が充電されている間、充電対象として選択されなかったバッテリ20は充電されない。充電制御部450は、充電対象として選択されたバッテリ20の充電が完了した後、充電対象として選択されなかったバッテリ20の充電が開始されるように充電態様を決定及び/又は制御してよい。
(第2の実施形態)
本実施形態において、充電制御部450は、充電完了までの時間がより短いバッテリ20が優先的に充電されるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定及び/又は制御する。本実施形態によれば、充電完了までの時間の短いバッテリ20が集中的に充電されるので、充電完了までの時間の長いバッテリ20が集中的に充電される場合と比較して、一方のバッテリ20の充電が早期に完了する。これにより、ユーザ30の利便性が向上し得る。
例えば、充電可能電力が第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さい場合において、バッテリ22の充電可能量[Wh]を、充電可能電力[W]及びバッテリ22の定格充電電力[W]のうち小さな方で除して得られる値[h](第1充電時間と称される場合がある。)が、バッテリ24の充電可能量[Wh]を、充電可能電力[W]及びバッテリ24の定格充電電力[W]のうち小さな方で除して得られる値[h](第2充電時間と称される場合がある。)よりも小さいとき、充電制御部450は、バッテリ22が充電され、バッテリ24が充電されないように充電態様を決定及び/又は制御する。この場合において、充電制御部450は、バッテリ22の充電が完了した後、バッテリ24の充電が開始されるように充電態様を決定及び/又は制御してよい。
一方、充電可能電力が第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さい場合において、第1充電時間が第2充電時間よりも大きいとき、充電制御部450は、バッテリ24が充電され、バッテリ22が充電されないように充電態様を決定及び/又は制御する。この場合において、充電制御部450は、バッテリ24の充電が完了した後、バッテリ22の充電が開始されるように充電態様を決定及び/又は制御してよい。
(第3の実施形態)
本実施形態において、充電制御部450は、定格充電電力のより小さなバッテリ20が優先的に充電されるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定及び/又は制御する。バッテリ20の設計又は仕様を考慮すると、定格充電電力が小さいほど定格容量も小さいことが推定される。本実施形態によれば、定格充電電力の小さなバッテリ20が集中的に充電されるので、定格充電電力の大きなバッテリ20が集中的に充電される場合と比較して、一方のバッテリ20の充電が早期に完了する可能性がある。これにより、ユーザ30の利便性が向上し得る。
充電制御部450は、第1閾値を、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち小さい方の値に基づいて決定する。充電制御部450は、例えば、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち小さい方の値を、第1閾値として採用することを決定する。この場合において、充電可能電力が第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さいとき、充電制御部450は、バッテリ22及びバッテリ24のうち定格充電電力の小さなバッテリ20が充電され、バッテリ22及びバッテリ24のうち定格充電電力の大きなバッテリ20が充電されないように充電態様を決定及び/又は制御してよい。充電制御部450は、充電対象として選択されたバッテリ20の充電が完了した後、充電対象として選択されなかったバッテリ20の充電が開始されるように充電態様を決定及び/又は制御してよい。
上述されたとおり、本実施形態において、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力は実質的に同一である。この場合、充電制御部450は、任意のバッテリ20を優先的に充電してもよく、他の実施形態に関連して説明された手順で優先的に充電されるバッテリ20を決定してもよい。
(第4の実施形態)
本実施形態において、充電制御部450は、定格充電電力のより大きなバッテリ20が優先的に充電されるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定及び/又は制御する。例えば、2つのバッテリ20の定格容量及び残容量が略同一である場合、バッテリ20の定格充電電力が大きいほど、充電完了までの時間が短くなる。本実施形態によれば、定格充電電力の大きなバッテリ20が集中的に充電されるので、定格充電電力の小さなバッテリ20が集中的に充電される場合と比較して、一方のバッテリ20の充電が早期に完了する可能性がある。これにより、ユーザ30の利便性が向上し得る。
この場合において、充電制御部450は、第1閾値を、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち大きい方の値に基づいて決定する。充電制御部450は、例えば、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち大きい方の値を、第1閾値として採用することを決定する。この場合において、充電可能電力が第1閾値に等しい又は第1閾値よりも小さいとき、充電制御部450は、バッテリ22及びバッテリ24のうち定格充電電力の大きなバッテリ20が充電され、バッテリ22及びバッテリ24のうち定格充電電力の小さなバッテリ20が充電されないように充電態様を決定及び/又は制御してよい。充電制御部450は、充電対象として選択されたバッテリ20の充電が完了した後、充電対象として選択されなかったバッテリ20の充電が開始されるように充電態様を決定及び/又は制御してよい。
上述されたとおり、本実施形態において、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力は実質的に同一である。この場合、充電制御部450は、任意のバッテリ20を優先的に充電してもよく、他の実施形態に関連して説明された手順で優先的に充電されるバッテリ20を決定してもよい。
(充電可能電力が第2閾値に等しい又は第2閾値よりも小さい場合)
電力情報により示される充電可能電力が第1閾値よりも大きく、且つ、当該充電可能電力が第2閾値に等しい又は第2閾値よりも小さい場合、充電制御部450は、バッテリ22及びバッテリ24の一方の充電電力の大きさが、バッテリ22及びバッテリ24の他方の充電電力の大きさよりも大きくなるように充電態様を決定する。また、充電制御部450は、決定結果に従ってバッテリ22及びバッテリ24の充電態様を制御してよい。
上述されたとおり、第2閾値は、第1閾値よりも大きな値である。第2閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力の合計値以下の値であってもよく、当該合計値未満の値であってもよい。第2閾値は、上記の合計値であってもよい。
本実施形態においても、一方のバッテリ20が集中的に充電されるので、両方のバッテリ20(つまり、バッテリ22及びバッテリ24である。)が均等に充電される場合と比較して、当該一方のバッテリ20の充電が完了するまでの時間が短縮される。これにより、ユーザ30の利便性が向上し得る。
先に充電されるバッテリ20を決定する手順は特に限定されるものではないが、例えば、下記の実施形態に関連して説明される手順により、先に充電されるバッテリ20が決定される。なお、技術的に矛盾しない範囲において、任意の2以上の実施形態の組み合わせにより、先に充電されるバッテリ20が決定されてもよい。
(第5の実施形態)
本実施形態において、充電制御部450は、一方のバッテリ20が定格充電電力で充電され、充電可能電力の残りの電力で他方のバッテリ20が充電されるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。また、充電制御部450は、決定結果に従ってバッテリ22及びバッテリ24の充電態様を制御してよい。
例えば、充電可能電力が第1閾値よりも大きく、且つ、充電可能電力が第2閾値に等しい又は第2閾値よりも小さい場合において、バッテリ22の定格充電電力がバッテリ24の定格充電電力よりも小さいとき、充電制御部450は、バッテリ22がバッテリ22の定格充電電力で充電され、バッテリ24が充電可能電力及びバッテリ22の定格充電電力の差分を利用して充電されるように充電態様を決定及び/又は制御する。充電制御部450は、バッテリ22の充電が完了した後、バッテリ24がバッテリ24の定格充電電力で充電されるように充電態様を決定及び/又は制御してよい。
同様に、充電可能電力が第1閾値よりも大きく、且つ、充電可能電力が第2閾値に等しい又は第2閾値よりも小さい場合において、バッテリ22の定格充電電力がバッテリ24の定格充電電力よりも大きいとき、バッテリ24がバッテリ24の定格充電電力で充電され、バッテリ22が充電可能電力及びバッテリ24の定格充電電力の差分を利用して充電されるように充電態様を決定及び/又は制御する。充電制御部450は、バッテリ24の充電が完了した後、バッテリ22がバッテリ22の定格充電電力で充電されるように充電態様を決定及び/又は制御してよい。
第1閾値及び第2閾値は、上述された任意の手順により決定され得る。第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち小さい方の値に基づいて決定されてよい。第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち小さい方の値であってよい。本実施形態において、第2閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力の合計値に基づいて決定されてよい。第2閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力の合計値であってよい。
(第6の実施形態)
本実施形態において、充電制御部450は、残容量のより大きなバッテリ20が定格充電電力で充電され、充電可能電力の残りの電力で他方のバッテリ20が充電されるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。また、充電制御部450は、決定結果に従ってバッテリ22及びバッテリ24の充電態様を制御してよい。
例えば、充電可能電力が第1閾値よりも大きく、且つ、充電可能電力が第2閾値に等しい又は第2閾値よりも小さい場合において、バッテリ22の残容量がバッテリ24の残容量よりも大きいとき、充電制御部450は、バッテリ22がバッテリ22の定格充電電力で充電され、バッテリ24が充電可能電力及びバッテリ22の定格充電電力の差分を利用して充電されるように充電態様を決定及び/又は制御する。充電制御部450は、バッテリ22の充電が完了した後、バッテリ24がバッテリ24の定格充電電力で充電されるように充電態様を決定及び/又は制御してよい。
同様に、充電可能電力が第1閾値よりも大きく、且つ、充電可能電力が第2閾値に等しい又は第2閾値よりも小さい場合において、バッテリ22の残容量がバッテリ24の残容量よりも小さいとき、充電制御部450は、バッテリ24がバッテリ24の定格充電電力で充電され、バッテリ22が充電可能電力及びバッテリ24の定格充電電力の差分を利用して充電されるように充電態様を決定及び/又は制御する。充電制御部450は、バッテリ24の充電が完了した後、バッテリ22がバッテリ22の定格充電電力で充電されるように充電態様を決定及び/又は制御してよい。
第1閾値及び第2閾値は、上述された任意の手順により決定され得る。第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち小さい方の値に基づいて決定されてよい。第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち小さい方の値であってよい。第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち大きい方の値に基づいて決定されてもよい。第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち大きい方の値であってもよい。本実施形態において、第2閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力の合計値に基づいて決定されてよい。第2閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力の合計値であってよい。
(第7の実施形態)
本実施形態において、充電制御部450は、定格充電電力で充電された場合における充電完了までの時間がより短いバッテリ20が定格充電電力で充電され、充電可能電力の残りの電力で他方のバッテリ20が充電されるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。また、充電制御部450は、決定結果に従ってバッテリ22及びバッテリ24の充電態様を制御してよい。
例えば、充電可能電力が第1閾値よりも大きく、且つ、充電可能電力が第2閾値に等しい又は第2閾値よりも小さい場合において、バッテリ22の充電可能量[Wh]を、バッテリ22の定格充電電力[W]で除して得られる値[h]が、バッテリ24の充電可能量[Wh]を、バッテリ24の定格充電電力[W]で除して得られる値[h]よりも小さいとき、充電制御部450は、バッテリ22がバッテリ22の定格充電電力で充電され、バッテリ24が充電可能電力及びバッテリ22の定格充電電力の差分を利用して充電されるように充電態様を決定及び/又は制御する。充電制御部450は、バッテリ22の充電が完了した後、バッテリ24がバッテリ24の定格充電電力で充電されるように充電態様を決定及び/又は制御してよい。
同様に、充電可能電力が第1閾値よりも大きく、且つ、充電可能電力が第2閾値に等しい又は第2閾値よりも小さい場合において、バッテリ22の充電可能量[Wh]を、バッテリ22の定格充電電力[W]で除して得られる値[h]が、バッテリ24の充電可能量[Wh]を、バッテリ24の定格充電電力[W]で除して得られる値[h]よりも大きいとき、充電制御部450は、バッテリ24がバッテリ24の定格充電電力で充電され、バッテリ22が充電可能電力及びバッテリ24の定格充電電力の差分を利用して充電されるように充電態様を決定及び/又は制御する。充電制御部450は、バッテリ24の充電が完了した後、バッテリ22がバッテリ22の定格充電電力で充電されるように充電態様を決定及び/又は制御してよい。
第1閾値及び第2閾値は、上述された任意の手順により決定され得る。第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち小さい方の値に基づいて決定されてよい。第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち小さい方の値であってよい。第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち大きい方の値に基づいて決定されてもよい。第1閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力のうち大きい方の値であってもよい。本実施形態において、第2閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力の合計値に基づいて決定されてよい。第2閾値は、バッテリ22の定格充電電力及びバッテリ24の定格充電電力の合計値であってよい。
(充電可能電力が第2閾値よりも大きい場合)
電力情報により示される充電可能電力が第2閾値よりも大きい場合、充電制御部450は、バッテリ22及びバッテリ24がそれぞれの定格充電電力で充電されるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。また、充電制御部450は、決定結果に従ってバッテリ22及びバッテリ24の充電態様を制御してよい。
バッテリ22の定格充電電力は、第1充電電力及び第2充電電力の一方の一例であってよい。バッテリ24の定格充電電力は、第1充電電力及び第2充電電力の他方の一例であってよい。バッテリ22は第1蓄電装置の一例であってよく、バッテリ24は、第2蓄電装置の一例であってもよい。充電対象として選択されたバッテリ20は、一方の蓄電装置の一例であってよい。充電対象として選択されなかったバッテリ20は、他方の蓄電装置の一例であってよい。バッテリ22及びバッテリ24のうち定格充電電力が小さなバッテリ20は、第1充電電力及び第2充電電力の小さい方に対応する蓄電装置の一例であってよい。
図5は、制御部340における情報処理の一例を概略的に示す。本実施形態においては、発明の理解を容易にすることを目的として、電源設備144の余剰電力が上述された充電可能電力に等しい場合を例として、制御部340における情報処理の詳細が説明される。電源設備144の余剰電力は、上述された太陽光発電装置242の余剰電力であってもよい。
本実施形態によれば、まず、ステップ520(ステップがSと省略される場合がある。)において、電源設備144の余剰電力が確認される。具体的には、電力取得部442が、電源設備144の余剰電力の大きさを示す電力情報を取得する。
また、充電制御部450は、第1閾値及び第2閾値のそれぞれを示す情報を取得する。例えば、充電制御部450は、格納部350を参照して、第1閾値及び第2閾値のそれぞれを示す情報を取得する。充電制御部450は、バッテリ22及びバッテリ24の少なくとも一方の定格充電電力に基づいて第1閾値を決定してもよい。充電制御部450は、バッテリ22及びバッテリ24の定格充電電力に基づいて第2閾値を決定してもよい。
次に、S530において、余剰電力が第1閾値以下であるか否かが判定される。具体的には、充電制御部450が、電力取得部442が取得した電力情報により示される余剰電力の大きさが第1閾値以下であるか否かを判定する。
S530において余剰電力が第1閾値以下であると判定された場合(S530のYesの場合)、S532において、充電制御部450が、バッテリ22及びバッテリ24のうち一方のバッテリ20を充電し、他方のバッテリ20を充電しないことを決定する。本実施形態においては、充電制御部450が、まず、バッテリ22を充電することを決定した場合を例として、S532及びS534に示される手順の詳細が説明される。
この場合、充電制御部450は、バッテリ22を保持するスロット212に配された充電回路を制御して、バッテリ22の充電を開始する。また、充電制御部450は、例えば、蓄電量取得部444が取得するバッテリ22の蓄電量情報に基づいて、バッテリ22の充電が完了したことを検出する。例えば、バッテリ22の電圧又はSOCが予め定められた値に到達した場合、充電制御部450は、バッテリ22の充電が完了したと判断する。
バッテリ22の充電が完了すると、S534において、充電制御部450は、バッテリ22を保持するスロット212に配された充電回路を制御して、バッテリ22の充電を停止する。また、充電制御部450は、バッテリ24を保持するスロット212に配された充電回路を制御して、バッテリ24の充電を開始する。
その後、充電制御部450は、例えば、蓄電量取得部444が取得するバッテリ24の蓄電量情報に基づいて、バッテリ24の充電が完了したことを検出する。例えば、バッテリ24の電圧又はSOCが予め定められた値に到達した場合、充電制御部450は、バッテリ24の充電が完了したと判断する。これにより、処理が終了する。
一方、S530において余剰電力が第1閾値以下でないと判定された場合(S530のNoの場合)、S540において、余剰電力が第2閾値未満であるか否かが判定される。具体的には、充電制御部450が、電力取得部442が取得した電力情報により示される余剰電力の大きさが第2閾値未満であるか否かを判定する。
S540において余剰電力が第2閾値未満であると判定された場合(S540のYesの場合)、S542において、充電制御部450が、バッテリ22及びバッテリ24のうち一方のバッテリ20を定格充電電力で充電し、残りの電力で他方のバッテリ20を充電することを決定する。本実施形態においては、充電制御部450が、まず、バッテリ22を定格充電電力で充電することを決定した場合を例として、S542及びS544に示される手順の詳細が説明される。
この場合、充電制御部450は、バッテリ22を保持するスロット212に配された充電回路を制御して、バッテリ22の充電を開始する。充電制御部450は、バッテリ22がバッテリ22の定格充電電力で充電されるように、上記の充電回路を制御する。また、充電制御部450は、例えば、蓄電量取得部444が取得するバッテリ22の蓄電量情報に基づいて、バッテリ22の充電が完了したことを検出する。例えば、バッテリ22の電圧又はSOCが予め定められた値に到達した場合、充電制御部450は、バッテリ22の充電が完了したと判断する。
バッテリ22の充電が完了すると、S544において、充電制御部450は、バッテリ22を保持するスロット212に配された充電回路を制御して、バッテリ22の充電を停止する。また、充電制御部450は、バッテリ24を保持するスロット212に配された充電回路を制御して、バッテリ24の充電を開始する。充電制御部450は、バッテリ24がバッテリ24の定格充電電力で充電されるように、上記の充電回路を制御する。
その後、充電制御部450は、例えば、蓄電量取得部444が取得するバッテリ24の蓄電量情報に基づいて、バッテリ24の充電が完了したことを検出する。例えば、バッテリ24の電圧又はSOCが予め定められた値に到達した場合、充電制御部450は、バッテリ24の充電が完了したと判断する。これにより、処理が終了する。
一方、S540において余剰電力が第2閾値未満でないと判定された場合(S540のNoの場合)、S546において、充電制御部450が、バッテリ22及びバッテリ24を定格充電電力で充電することを決定する。充電制御部450は、バッテリ22を保持するスロット212に配された充電回路を制御して、バッテリ22の充電を開始する。充電制御部450は、バッテリ22がバッテリ22の定格充電電力で充電されるように、上記の充電回路を制御する。同様に、充電制御部450は、バッテリ24を保持するスロット212に配された充電回路を制御して、バッテリ24の充電を開始する。充電制御部450は、バッテリ24がバッテリ24の定格充電電力で充電されるように、上記の充電回路を制御する。
その後、充電制御部450は、例えば、蓄電量取得部444が取得するバッテリ22及びバッテリ24の蓄電量情報に基づいて、バッテリ22及びバッテリ24の充電が完了したことを検出する。例えば、バッテリ22及びバッテリ24の電圧又はSOCが予め定められた値に到達した場合、充電制御部450は、バッテリ22及びバッテリ24の充電が完了したと判断する。これにより、処理が終了する。
図6及び図7を用いて、図5に関連して説明されたS532及びS534に示される手順の一例が説明される。図6は、余剰電力が第1閾値以下である場合における充電態様の従来例を示す。図7は、余剰電力が第1閾値以下である場合における充電態様の一例を示す。
本実施形態においては、バッテリ22及びバッテリ24の定格容量及び定格充電電力が実質的に同一である場合を例として、S532及びS534に示される手順の一例が説明される。本実施形態においては、第1閾値がバッテリ22及びバッテリ24の定格充電電力に等しく、第2閾値がバッテリ22及びバッテリ24の定格充電電力の合計値に等しい場合を例として、S532及びS534に示される手順の一例が説明される。
本実施形態においては、発明の理解を容易にすることを目的として、バッテリ22の定格充電電力が100Wであり、バッテリ24の定格充電電力が100Wである場合を例として、S532及びS534に示される手順の一例が説明される。また、電源設備144の余剰電力が80Wである場合を例として、S532及びS534に示される手順の一例が説明される。
図6は、バッテリ22及びバッテリ24が均等に充電される場合における、バッテリ22のSOCの変動履歴620と、バッテリ24のSOCの変動履歴640とを示す。図6に示されるとおり、充電が開始される時点である時刻t610におけるバッテリ22のSOCは30%であり、バッテリ24のSOCは10%である。
図6に関連して説明される実施形態によれば、充電制御部450は、バッテリ22及びバッテリ24の充電電力が均等になるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。これにより、バッテリ22及びバッテリ24のそれぞれが40Wの電力で充電される。
この場合、例えば、時刻t611において、バッテリ22の充電が完了する。バッテリ22の充電が完了すると、充電制御部450は、電源設備144の余剰電力の全てをバッテリ24の充電に利用することを決定する。これにより、バッテリ24が80Wの電力で充電される。その結果、時刻t612において、バッテリ24の充電が完了する。
図7は、バッテリ22及びバッテリ24の一方が集中的に充電される場合における、バッテリ22のSOCの変動履歴720と、バッテリ24のSOCの変動履歴740とを示す。図7に示されるとおり、充電が開始される時点である時刻t610におけるバッテリ22のSOCは30%であり、バッテリ24のSOCは10%である。
図7に関連して説明される実施形態によれば、充電制御部450は、例えば、バッテリ22が充電され、バッテリ24が充電されないように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。これにより、時刻t610においてバッテリ22の充電が開始され、バッテリ22が80Wの電力で充電される。一方、本実施形態よれば、バッテリ22が充電されている間、バッテリ24は、実質的に充電されない。
例えば、バッテリ24の充電電力がバッテリ24の定格充電電力の5%以下である場合、バッテリ24が実質的に充電されていないと判定される。バッテリ24の充電電力が電源設備144の余剰電力の5%以下である場合、バッテリ24が実質的に充電されていないと判定されてもよい。
この場合、例えば、時刻t711において、バッテリ22の充電が完了する。時刻t711は、時刻t610よりも後であり、図6に関連して説明された実施形態においてバッテリ22の充電が完了した時刻である時刻t611よりも前の時刻である。バッテリ22の充電が完了すると、充電制御部450は、電源設備144の余剰電力でバッテリ24を充電することを決定する。これにより、バッテリ24が80Wの電力で充電される。その結果、時刻t612において、バッテリ24の充電が完了する。
図8及び図9を用いて、図5に関連して説明されたS542及びS544に示される手順の一例が説明される。図8は、余剰電力が第2閾値より小さい場合における充電態様の従来例を示す。図9は、余剰電力が第2閾値より小さい場合における充電態様の一例を示す。
本実施形態においては、バッテリ22及びバッテリ24の定格容量及び定格充電電力が実質的に同一である場合を例として、S542及びS544に示される手順の一例が説明される。本実施形態においては、第1閾値がバッテリ22及びバッテリ24の定格充電電力に等しく、第2閾値がバッテリ22及びバッテリ24の定格充電電力の合計値に等しい場合を例として、S542及びS544に示される手順の一例が説明される。
本実施形態においては、発明の理解を容易にすることを目的として、バッテリ22の定格充電電力は100Wであり、バッテリ24の定格充電電は100Wである場合を例として、S542及びS544に示される手順の一例が説明される。また、電源設備144の余剰電力が120Wである場合を例として、S542及びS544に示される手順の一例が説明される。
図8は、バッテリ22及びバッテリ24が均等に充電される場合における、バッテリ22のSOCの変動履歴820と、バッテリ24のSOCの変動履歴840とを示す。図8に示されるとおり、充電が開始される時点である時刻t810におけるバッテリ22のSOCは30%であり、バッテリ24のSOCは10%である。
図8に関連して説明される実施形態によれば、充電制御部450は、バッテリ22及びバッテリ24の充電電力が均等になるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。これにより、バッテリ22及びバッテリ24のそれぞれが60Wの電力で充電される。
この場合、例えば、時刻t811において、バッテリ22の充電が完了する。バッテリ22の充電が完了すると、充電制御部450は、電源設備144の余剰電力の全てをバッテリ24の充電に利用することを決定する。これにより、バッテリ24が100Wの電力で充電される。その結果、時刻t812において、バッテリ24の充電が完了する。
図9は、バッテリ22及びバッテリ24の一方が、他方よりも大きな充電電力で充電される場合における、バッテリ22のSOCの変動履歴920と、バッテリ24のSOCの変動履歴940とを示す。図9に示されるとおり、充電が開始される時点である時刻t810におけるバッテリ22のSOCは30%であり、バッテリ24のSOCは10%である。
図9に関連して説明される実施形態によれば、充電制御部450は、例えば、バッテリ22の充電電力がバッテリ24の充電電力よりも大きくなるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。より具体的には、充電制御部450は、バッテリ22がバッテリ22の定格充電電力で充電され、バッテリ24が電源設備144の余剰電力及びバッテリ22の定格充電電力の差分を利用して充電されるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。
これにより、時刻t810においてバッテリ22の充電が開始され、バッテリ22が100Wの電力で充電される。また、時刻t810においてバッテリ24の充電が開始され、バッテリ24が20Wの電力で充電される。
この場合、例えば、時刻t911において、バッテリ22の充電が完了する。時刻t911は、時刻t810よりも後であり、図8に関連して説明された実施形態においてバッテリ22の充電が完了した時刻である時刻t811よりも前の時刻である。バッテリ22の充電が完了すると、充電制御部450は、バッテリ24の定格充電電力でバッテリ24を充電することを決定する。これにより、バッテリ24が100Wの電力で充電される。本実施形態においては、図8に関連して説明された実施形態においてバッテリ24の充電が完了した時刻である時刻t812よりも後の時刻である時刻t912において、バッテリ24の充電が完了する。
図10を用いて、図5に関連して説明されたS546に示される手順の一例が説明される。図10は、余剰電力が第2閾値以上である場合における充電態様の一例を示す。図10は、バッテリ22及びバッテリ24が定格充電電力で充電される場合における、バッテリ22のSOCの変動履歴1020と、バッテリ24のSOCの変動履歴1040とを示す。
本実施形態においては、バッテリ22及びバッテリ24の定格容量及び定格充電電力が実質的に同一である場合を例として、S546に示される手順の一例が説明される。本実施形態においては、第1閾値がバッテリ22及びバッテリ24の定格充電電力に等しく、第2閾値がバッテリ22及びバッテリ24の定格充電電力の合計値に等しい場合を例として、S546に示される手順の一例が説明される。
図10に示されるとおり、充電が開始される時点である時刻t1010におけるバッテリ22のSOCは30%であり、バッテリ24のSOCは10%である。図10に関連して説明される実施形態によれば、充電制御部450は、例えば、バッテリ22及びバッテリ24がそれぞれの定格充電電力で充電されるように、バッテリ22及びバッテリ24の充電態様を決定する。
これにより、時刻t1010においてバッテリ22の充電が開始され、バッテリ22が100Wの電力で充電される。また、時刻t1010においてバッテリ24の充電が開始され、バッテリ24が100Wの電力で充電される。
本実施形態によれば、例えば、時刻t1011において、バッテリ22の充電が完了する。バッテリ22の充電が完了した後も、バッテリ24は、100Wの電力で充電される。その後、時刻t1012において、バッテリ22の充電が完了する。
図11は、本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されてよいコンピュータ3000の一例を示す。バッテリ管理システム100の一部は、コンピュータ3000により実現されてよい。例えば、管理サーバ120の一部が、コンピュータ3000により実現される。例えば、バッテリ交換施設140の一部が、コンピュータ3000により実現される。例えば、バッテリ交換機142の一部が、コンピュータ3000により実現される。バッテリ20の一部が、コンピュータ3000により実現されてもよい。
コンピュータ3000にインストールされたプログラムは、コンピュータ3000に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該装置の1又は複数の「部」として機能させ、又は当該オペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ3000に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ3000に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU3012によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ3000は、CPU3012、RAM3014、GPU3016、及びディスプレイデバイス3018を含み、それらはホストコントローラ3010によって相互に接続されている。コンピュータ3000はまた、通信インタフェース3022、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROMドライブ3026、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ3020を介してホストコントローラ3010に接続されている。コンピュータはまた、ROM3030及びキーボード3042のようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ3040を介して入出力コントローラ3020に接続されている。
CPU3012は、ROM3030及びRAM3014内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。GPU3016は、RAM3014内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU3012によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス3018上に表示されるようにする。
通信インタフェース3022は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ3024は、コンピュータ3000内のCPU3012によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVD-ROMドライブ3026は、プログラム又はデータをDVD-ROM3001から読み取り、ハードディスクドライブ3024にRAM3014を介してプログラム又はデータを提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM3030はその中に、アクティブ化時にコンピュータ3000によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ3000のハードウエアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ3040はまた、様々な入出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ3020に接続してよい。
プログラムが、DVD-ROM3001又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもあるハードディスクドライブ3024、RAM3014、又はROM3030にインストールされ、CPU3012によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ3000に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウエアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ3000の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ3000及び外部デバイス間で実行される場合、CPU3012は、RAM3014にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース3022に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース3022は、CPU3012の制御の下、RAM3014、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROM3001、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU3012は、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROMドライブ3026(DVD-ROM3001)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM3014に読み取られるようにし、RAM3014上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU3012は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU3012は、RAM3014から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM3014に対しライトバックする。また、CPU3012は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU3012は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ3000上又はコンピュータ3000近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それにより、上記のプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ3000に提供する。
上記実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 通信ネットワーク、12 ユーザ、20 バッテリ、22 バッテリ、24 バッテリ、30 ユーザ、32 通信端末、34 電動バイク、40 電力系統、100 バッテリ管理システム、110 定置用電源、120 管理サーバ、122 制御部、140 バッテリ交換施設、142 バッテリ交換機、144 電源設備、204 建物、212 スロット、220 分電盤、222 アウトレット、242 太陽光発電装置、244 燃料電池システム、246 蓄電システム、248 パワーコンディショナ、260 分電装置、262 アウトレット、340 制御部、342 通信制御部、344 充放電制御部、350 格納部、442 電力取得部、444 蓄電量取得部、446 充電可能量取得部、448 充電電力取得部、450 充電制御部、620 変動履歴、640 変動履歴、720 変動履歴、740 変動履歴、820 変動履歴、840 変動履歴、920 変動履歴、940 変動履歴、1020 変動履歴、1040 変動履歴、3000 コンピュータ、3001 DVD-ROM、3010 ホストコントローラ、3012 CPU、3014 RAM、3016 GPU、3018 ディスプレイデバイス、3020 入出力コントローラ、3022 通信インタフェース、3024 ハードディスクドライブ、3026 DVD-ROMドライブ、3030 ROM、3040 入出力チップ、3042 キーボード

Claims (22)

  1. 第1蓄電装置及び第2蓄電装置を含む複数の蓄電装置を充電可能に構成された充電装置を制御するための制御装置であって、
    複数の前記蓄電装置の充電に使用することができる電力である充電可能電力を示す電力情報を取得する電力取得部と、
    前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置の充電態様を制御する充電制御部と、
    を備え、
    前記充電制御部は、
    前記電力情報により示される前記充電可能電力が、第1閾値に等しい又は前記第1閾値よりも小さい場合に、
    前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置の一方が充電され、前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置の他方が充電されないように、
    前記充電態様を制御する、
    制御装置。
  2. 前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置のそれぞれの蓄電量を示す蓄電量情報を取得する蓄電量取得部、
    をさらに備え、
    前記充電制御部は、
    前記充電可能電力が、前記第1閾値に等しい又は前記第1閾値よりも小さい場合に、
    前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置のうち、前記蓄電量情報により示される前記蓄電量のより大きな一方の蓄電装置が充電され、他方の蓄電装置が充電されないように、
    前記充電態様を制御する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記充電制御部は、
    前記一方の蓄電装置が、前記充電可能電力で充電されるように、
    前記充電態様を制御する、
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記充電制御部は、
    前記一方の蓄電装置の充電が完了した後、前記他方の蓄電装置の充電が開始されるように、
    前記充電態様を制御する、
    請求項2又は請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置のそれぞれについて、充電が完了するまでの間に蓄電可能な電力量である充電可能量を示す充電可能量情報を取得する充電可能量取得部と、
    前記第1蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第1充電電力を示す情報、及び、第2蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第2充電電力を示す情報を取得する充電電力取得部と、
    をさらに備え、
    前記充電制御部は、
    前記充電可能電力が、前記第1閾値に等しい又は前記第1閾値よりも小さい場合において、
    (i)前記第1蓄電装置の前記充電可能量を、前記充電可能電力及び前記第1充電電力のうち小さな方で除して得られる第1充電時間が、前記第2蓄電装置の前記充電可能量を、前記充電可能電力及び前記第2充電電力のうち小さな方で除して得られる第2充電時間よりも小さいときには、前記第1蓄電装置が充電され、前記第2蓄電装置が充電されないように前記充電態様を制御し、
    (ii)前記第1充電時間が前記第2充電時間よりも大きいときには、前記第2蓄電装置が充電され、前記第1蓄電装置が充電されないように前記充電態様を制御する、
    請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記充電制御部は、
    (i)前記第1充電時間が前記第2充電時間よりも小さいときには、前記第1蓄電装置の充電が完了した後、前記第2蓄電装置の充電が開始されるように前記充電態様を制御し、
    (ii)前記第1充電時間が前記第2充電時間よりも大きいときには、前記第2蓄電装置の充電が完了した後、前記第1蓄電装置の充電が開始されるように前記充電態様を制御する、
    請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記第1閾値は、前記第1蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第1充電電力、及び、前記第2蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第2充電電力のうち小さい方の値に基づいて決定される、
    請求項1から請求項6までの何れか一項に記載の制御装置。
  8. 前記充電制御部は、
    前記充電可能電力が、前記第1閾値に等しい又は前記第1閾値よりも小さい場合に、
    前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置のうち、前記第1充電電力及び前記第2充電電力の小さい方に対応する蓄電装置が充電され、前記第1充電電力及び前記第2充電電力の大きい方に対応する蓄電装置が充電されないように、
    前記充電態様を制御する、
    請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記第1閾値は、前記第1蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第1充電電力、及び、前記第2蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第2充電電力に基づいて決定される、
    請求項1から請求項6までの何れか一項に記載の制御装置。
  10. 前記充電制御部は、
    前記電力情報により示される前記充電可能電力が前記第1閾値よりも大きく、且つ、前記充電可能電力が第2閾値に等しい又は前記第2閾値よりも小さい場合に、
    前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置の一方の充電電力の大きさが、前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置の他方の充電電力の大きさよりも大きくなるように、
    前記充電態様を制御し、
    前記第2閾値は、
    前記第1閾値よりも大きく、
    前記第1蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第1充電電力と、前記第2蓄電装置を充電可能な電力の大きさの上限値である第2充電電力との合計値に等しい、又は、前記合計値よりも小さい、
    請求項1から請求項9までの何れか一項に記載の制御装置。
  11. 前記充電制御部は、
    前記電力情報により示される前記充電可能電力が前記第1閾値よりも大きく、且つ、前記充電可能電力が第2閾値に等しい又は前記第2閾値よりも小さい場合において、
    (i)前記第1充電電力が前記第2充電電力よりも小さいときには、前記第1蓄電装置が前記第1充電電力で充電され、前記第2蓄電装置が前記充電可能電力及び前記第1充電電力の差分を利用して充電されるように前記充電態様を制御し、
    (ii)前記第1充電電力が前記第2充電電力よりも大きいときには、前記第2蓄電装置が前記第2充電電力で充電され、前記第1蓄電装置が前記充電可能電力及び前記第2充電電力の差分を利用して充電されるように前記充電態様を制御する、
    請求項10に記載の制御装置。
  12. 前記充電制御部は、
    前記電力情報により示される前記充電可能電力が前記第1閾値よりも大きく、且つ、前記充電可能電力が第2閾値に等しい又は前記第2閾値よりも小さい場合において、
    前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置のうち、残容量のより大きな一方の蓄電装置が充電され、他方の蓄電装置が充電されないように、
    前記充電態様を制御する、
    請求項10に記載の制御装置。
  13. 前記第1閾値は、前記第1充電電力及び前記第2充電電力のうち小さい方の値に基づいて決定される、
    請求項10から請求項12までの何れか一項に記載の制御装置。
  14. 前記第2閾値は、前記第1充電電力及び前記第2充電電力の合計値に基づいて決定される、
    請求項10から請求項13までの何れか一項に記載の制御装置。
  15. 前記充電装置は、前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置を着脱可能に保持する保持部を有する、
    請求項1から請求項14までの何れか一項に記載の制御装置。
  16. 前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置は、前記充電装置とは異なる装置であって、電力を利用する電力装置に着脱可能に構成される、
    請求項1から請求項15までの何れか一項に記載の制御装置。
  17. 前記充電装置は、再生可能エネルギ又は自然エネルギを利用して発電する発電部、及び/又は、複数の前記蓄電装置とは異なる蓄電部と電気的に接続され、
    前記充電可能電力は、前記充電装置が前記発電部及び/又は前記蓄電部から供給を受けることのできる電力である、
    請求項1から請求項16までの何れか一項に記載の制御装置。
  18. 前記充電可能電力は、前記発電部が発生させる電力のうち、前記発電部が配された施設における需要を超えた電力の少なくとも一部を含む、
    請求項17に記載の制御装置。
  19. 請求項1から請求項18までの何れか一項に記載の制御装置と、
    第1蓄電装置及び第2蓄電装置を含む複数の蓄電装置を充電する充電部と、
    を備える、充電装置。
  20. 第1蓄電装置及び第2蓄電装置を含む複数の蓄電装置を充電可能に構成された充電装置を制御するための制御方法であって、
    複数の前記蓄電装置の充電に使用することができる電力である充電可能電力を示す電力情報を取得する電力取得段階と、
    前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置の充電態様を制御する充電制御段階と、
    を有し、
    前記充電制御段階は、
    前記電力情報により示される前記充電可能電力が、第1閾値に等しい又は前記第1閾値よりも小さい場合に、前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置の一方が充電され、前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置の他方が充電されないように前記充電態様を制御する段階、
    を含む、
    制御方法。
  21. コンピュータに、請求項20に記載の制御方法を実行させるためのプログラム。
  22. 請求項21に記載のプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体。
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