JP2024011252A - 管理機器、中継機および情報処理システム - Google Patents

管理機器、中継機および情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】中継機が故障した際に、計測機器からのデータ収集を継続する。【解決手段】情報処理システム100において、複数の計測機器60から送信された計測データを、複数の中継機40を介して収集する管理機器50は、管理機器50と中継機40との接続状態を監視する接続監視部と、管理機器50との接続状態が切断状態となった一の中継機40がある場合には、データ収集を代理する他の中継機40への接続要求を行う代理接続要求部と、を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、管理機器、中継機および情報処理システムに関する。
従来、環境センサなどの計測機器からのデータを管理機器に転送するシステムが知られている。
特許文献1には、計測機器が管理機器と通信を行えない状態になった時、計測機器が別の通信経路で計測データを送信する技術が開示されている。
しかしながら、従来技術によれば、計測機器が自律的にネットワーク断の判定および切替えを行っているが、安価なセンサではそれらの処理を行えない、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、中継機が故障した際に、計測機器からのデータ収集を継続することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の計測機器から送信された計測データを、複数の中継機を介して収集する管理機器において、前記管理機器と前記中継機との接続状態を監視する接続監視部と、前記管理機器との接続状態が切断状態となった一の中継機がある場合には、データ収集を代理する他の中継機への接続要求を行う代理接続要求部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、中継機が故障した際に、計測機器からのデータ収集を継続することができる、という効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムの構成を示すブロック図である。 図2は、計測機器のハードウェア構成図である。 図3は、中継機のハードウェア構成図である。 図4は、中継機の機能構成を示すブロック図である。 図5は、管理機器のハードウェア構成図である。 図6は、管理機器の機能構成を示すブロック図である。 図7は、機器情報の一例を示す図である。 図8は、情報処理システムにおける故障復帰にかかる処理の流れを示すシーケンス図である。 図9は、中継機が故障した際に他の中継機への代理中継を指示する様子を示す図である。 図10は、第2の実施の形態にかかる中継機の機能構成を示すブロック図である。 図11は、管理機器の機能構成を示すブロック図である。 図12は、情報処理システムにおける故障復帰にかかる処理の流れを示すシーケンス図である。 図13は、機器情報の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、管理機器、中継機および情報処理システムの実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる情報処理システム100の構成を示すブロック図である。図1に示す情報処理システム100は、概略的には、環境センサなどの計測機器60からのデータを、中継機40を経由して管理機器50に転送する。より詳細には、情報処理システム100は、近距離無線通信のみ可能な計測機器60からのデータを一度中継機40に転送し、中継機40から遠距離無線通信でデータ収集を行う管理機器50に転送することで、広範囲にある計測機器60のデータを一括収集することができる。
図1に示すように、情報処理システム100は、複数台の計測機器60と、複数台の中継機40と、管理機器50と、を備える。
計測機器60は、例えば、計測データとしての環境データ(温度、湿度など)を計測する環境センサである。複数の計測機器60は、それぞれ中継機40と一対一または多対一で接続されている。計測機器60と中継機40とは、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)(登録商標)などの近距離無線通信で接続される。複数台の計測機器60は、近距離無線通信により、中継機40に対して計測した環境データ(温度、湿度など)を定期的(一定間隔で)に送信する。なお、計測機器60は、例えば、環境データ(温度、湿度など)を計測する環境センサに限るものではなく、対象者の体温を測定する体温計、対象者の動脈血中の酸素飽和度(ヘモグロビンがどの程度酸素と結びついているか)を測定するパルスオキシメータなどであってもよい。
中継機40と管理機器50とは、Wi-Fi(登録商標)などの遠距離無線通信により接続される。中継機40は、各計測機器60からBLEなどの近距離無線通信により受信した環境データを、遠距離無線通信により管理機器50へ送信する。
管理機器50は、各中継機40からの環境データを遠距離無線通信により受信することで、各計測機器60で計測したデータを一括管理する。管理機器50は、各計測機器60のデータを収集して各種の処理を行う。
まず、計測機器60について詳述する。
ここで、図2は計測機器60のハードウェア構成図である。以下では、計測機器60は、温度を測定する環境センサである。
図2に示されているように、計測機器60は、測定ユニット601、表示部602、CPU(Central Processing Unit)611、ROM(Read Only Memory)612、SRAM(Static Random Access Memory)613、DRAM(Dynamic Random Access Memory)614、操作部615、外部機器接続I/F616、近距離通信回路617、アンテナ617aによって構成されている。
測定ユニット601は、機器ごとに固有の環境データ(例えば、温度)を測定する。表示部602は、測定ユニット601で測定した温度を表示する。
測定ユニット601及び表示部602は、バス610を介してCPU611と接続される。さらに、バス610には、ROM612、SRAM613、DRAM614、操作部615、外部機器接続I/F(Interface)616、近距離通信回路617なども接続される。
測定ユニット601は、所定のタイミングで温度を測定する。測定ユニット601は、測定した温度にかかるデータを、バス610を介してCPU611に送る。CPU611は、測定した温度にかかるデータを、表示部602に表示する。
CPU611は、計測機器60の全体の動作を制御すると共に必要な処理を実行する。ROM612は、CPU611のための種々のプログラムを記憶している。SRAM613及びDRAM614はワークメモリであり、CPU611で実行するプログラムや処理途中のデータ等を記憶する。特にDRAM614は、測定ユニット601で取得した温度にかかるデータを記憶する。
操作部615は、各種の操作ボタンの総称である。
外部機器接続I/F616は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやPC(Personal Computer)等である。
近距離通信回路617は、計測機器60に設けられたアンテナ617aを介して、NFC(Near Field Communication)やBLE等の近距離無線通信技術によって、中継機40等の外部端末(装置)と通信を行う。すなわち、近距離通信回路617は、計測機器60によって計測された環境データを、中継機40へ送信する。
次に、中継機40について詳述する。
ここで、図3は中継機40のハードウェア構成図である。本実施形態の中継機40は、スマートフォンを適用した例である。
なお、中継機40は、通信機能を備えた装置であれば、スマートフォン、タブレット端末などの情報処理端末に限られない。中継機40は、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であってもよい。
図3に示されているように、中継機40は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403、EEPROM404、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ405、撮像素子I/F406、加速度・方位センサ407、メディアI/F409、GPS受信部411を備えている。
これらのうち、CPU401は、中継機40全体の動作を制御する。ROM402は、CPU401やIPL等のCPU401の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。EEPROM404は、CPU401の制御にしたがって、スマートフォン用プログラム等の各種データの読み出し又は書き込みを行う。
CMOSセンサ405は、CPU401の制御に従って被写体(主に自画像)を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサではなく、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像手段であってもよい。
撮像素子I/F406は、CMOSセンサ405の駆動を制御する回路である。加速度・方位センサ407は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F409は、フラッシュメモリ等の記録メディア408に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部411は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
また、中継機40は、遠距離通信回路412、CMOSセンサ413、撮像素子I/F414、マイク415、スピーカ416、音入出力I/F417、ディスプレイ418、外部機器接続I/F(Interface)419、近距離通信回路420、近距離通信回路420のアンテナ420a、及びタッチパネル421を備えている。
これらのうち、遠距離通信回路412は、ネットワークを介して、他の機器(例えば、管理機器50など)と通信する回路である。近距離通信回路420は、NFC(Near Field Communication)やBLE等の通信回路である。
CMOSセンサ413は、CPU401の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F414は、CMOSセンサ413の駆動を制御する回路である。マイク415は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ416は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F417は、CPU401の制御に従ってマイク415及びスピーカ416との間で音信号の入出力を処理する回路である。
ディスプレイ418は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL(Electro Luminescence)などの表示手段の一種である。外部機器接続I/F419は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。タッチパネル421は、利用者がディスプレイ418を押下することで、中継機40を操作する入力手段の一種である。
また、中継機40は、バスライン410を備えている。バスライン410は、図3に示されているCPU401等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
次に、中継機40のCPU401がスマートフォン用プログラムに従って動作することにより実現される機能について説明する。
ここで、図4は中継機40の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、中継機40のCPU401は、スマートフォン用プログラムに従って動作することにより、環境データ受信部41と、環境データ送信部42と、計測機器接続部43と、として機能する。
環境データ受信部41は、近距離通信回路420を用いて、計測機器60から送信された環境データを受信する。
環境データ送信部42は、遠距離通信回路412を用いて、計測機器60から送信された環境データを、管理機器50に送信する。
計測機器接続部43は、遠距離通信回路412を用いて、管理機器50から、管理機器50との接続状態が切断状態となった一の中継機40が接続していた計測機器60の接続要求を受信する。計測機器接続部43は、管理機器50から、管理機器50との接続状態が切断状態となった一の中継機40が接続していた計測機器60の接続要求を受信すると、近距離通信回路420を用いて当該計測機器60への接続を行う。
次に、管理機器50について詳述する。
ここで、図5は管理機器50のハードウェア構成図である管理機器50は、いわゆるコンピュータによって構築されている。
図5に示されているように、管理機器50は、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、表示部であるディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disc Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、管理機器50全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、ネットワークを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図5に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
次に、管理機器50のCPU501がプログラムに従って動作することにより実現される機能について説明する。
ここで、図6は管理機器50の機能構成を示すブロック図である。図6に示すように、管理機器50のCPU501は、プログラムに従って動作することにより、環境データ受信部51と、環境データ収集部52と、接続監視部53と、代理接続要求部54と、として機能する。
環境データ受信部51は、ネットワークI/F509を介して、中継機40より環境データを受信する。
環境データ収集部52は、中継機40より受信した環境データを、HD504に蓄積する。
接続監視部53は、管理機器50と中継機40との接続状態を監視する。より詳細には、接続監視部53は、中継機40からのデータ受信状況により、中継機40が正常に稼働しているかどうかを判断する。接続監視部53は、管理機器50と中継機40との切断の判断を、中継機40から一定時間にわたって計測データが通知されないことに基づいて行う。
代理接続要求部54は、接続監視部53において中継機40が正常に稼働していない、すなわち計測機器60との接続状態が切断状態となった一の中継機40があると判断した場合、ネットワークI/F509を介して、データ収集を代理する他の中継機40への接続要求を行う。その際、代理接続要求部54は、後述する管理機器50で保持する機器情報を用いて代理する中継機40の選定を行う。
ここで、図7は機器情報の一例を示す図である。図7に示すように、管理機器50は、代理する中継機40を選定する際に各機器間の位置関係から決定するため、各機器の接続情報と位置情報とを持つ。接続情報は、中継機40であればIPアドレスであり、計測機器60であればそれぞれを識別する機器IDである。位置情報は、緯度/経度やエリア内で独自の座標など、各機器の位置関係を把握できる情報であれるどのような形式で管理しても良い。また、管理機器50は、各中継機40がどの計測機器60と接続しているかの情報(機器ID)も保持している。
代理接続要求部54は、故障した中継機40があった際、その中継機40が接続していた計測機器60の情報を取得し、故障していない他の各中継機40と故障した中継機40が接続していた計測機器60との位置情報から距離を計算し、距離が最小の中継機40に対して代理通信を行うように要求を行う。
次に、情報処理システム100の動作について説明する。
ここで、図8は情報処理システム100における故障復帰にかかる処理の流れを示すシーケンス図である。
図8に示すように、計測機器60は、定期的に、計測した環境データを中継機40へと送信する(ステップS1)。
そして、計測機器60からの環境データを受信した中継機40の環境データ送信部42は、計測機器60から受信した環境データを管理機器50へ送信する(ステップS2)。
ここで、中継機40に故障が発生したケースについて説明する。
図8に示すように、計測機器60は、中継機40が故障している場合には、中継機40へのデータ送信に失敗する(ステップS3)。
この場合、特定の中継機40からの通信が一定時間ないことから、管理機器50の接続監視部53は、該当の中継機40が故障していると判断する。そして、管理機器50の接続監視部53は、実際に該当中継機40が故障していることの確認のために、中継機40との接続を試みる(ステップS4)。なお、一定時間通信がないことのみで、故障と確定しても良く、ステップS4の通信確認は必須ではない。
該当の中継機40が故障していると判断すると、管理機器50の代理接続要求部54は、代理する中継機40の選定を行う(ステップS5)。管理機器50の代理接続要求部54は、代理する中継機40を、計測機器60との距離などに基づいて決定する。なお、管理機器50は、上述したように、各計測機器60および中継機40の位置情報を保持している。
次いで、管理機器50の代理接続要求部54は、ステップS5で決定した中継機40に対して、該当する計測機器60との代理通信の要求を行う(ステップS6)。要求には、中継機40が計測機器60と接続するために必要な情報が含まれる。例えば、要求には、計測機器60の接続情報が含まれる。
要求を受けた中継機40の計測機器接続部43は、計測機器60との接続を行う(ステップS7)。以降、要求を受けた中継機40は、接続した計測機器60からの環境データの中継を行う。
図9は、中継機40が故障した際に他の中継機40への代理中継を指示する様子を示す図である。図9に示すように、本実施形態によれば、管理機器50が各計測機器60と接続される中継機40の接続状態を管理し、切断状態となった中継機40がある場合には、他の中継機40に代理で中継を行うように指示を行う。これにより、中継機40が故障した際に、管理機器50は、他の中継機40への代理中継を指示することで、計測機器60からのデータ送信を復旧することで、データ収集を継続することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、距離計測を各中継機40で行う点が、第1の実施の形態と異なる。以下、第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図10は、第2の実施の形態にかかる中継機40の機能構成を示すブロック図である。図10に示すように、本実施形態の中継機40のCPU401は、スマートフォン用プログラムに従って動作することにより、環境データ受信部41と、環境データ送信部42と、計測機器接続部43と、として機能するとともに、距離計測部44としても機能する。
距離計測部44は、BLEなどの近距離無線通信における受信電波強度に基づいて、計測機器60との距離計測を行う。BLEの場合、計測機器60から発している電波を中継機40で受信した時に、その受信電波強度は、距離が遠くなるほど減衰する。距離計測部44は、中継機40で受信した際の電波強度を取得することにより、計測機器60と中継機40との距離を計測することができる。
図11は、管理機器50の機能構成を示すブロック図である。図11に示すように、管理機器50のCPU501は、プログラムに従って動作することにより、環境データ受信部51と、環境データ収集部52と、接続監視部53と、代理接続要求部54と、として機能するとともに、距離計測要求部55としても機能する。
距離計測要求部55は、各中継機40に対して距離計測の要求を行い、代理する中継機40を決定する際の距離情報を取得する。
次に、情報処理システム100の動作について説明する。
ここで、図12は情報処理システム100における故障復帰にかかる処理の流れを示すシーケンス図である。ここでは、中継機40に故障が発生したケースについて説明する。
図12に示すように、中継機40が故障していると判断すると、管理機器50の距離計測要求部55は、代理する中継機40の選定を行うために、各中継機40へ該当計測機器60(機器情報に基づいて特定された、故障した中継機40が接続していた全ての計測機器60)との距離計測を要求する(ステップS11)。管理機器50の距離計測要求部55は、この要求を、故障していないすべての中継機40に対して実行する。要求には、中継機40が計測機器60を識別するために必要な情報が含まれる。例えば、要求には、計測機器60の接続情報が含まれる。
中継機40の距離計測部44は、該当する各計測機器60の受信電波強度を測定し、受信電波強度の値から距離を計算する。そして、各計測機器60の計測距離を、管理機器50へと返す(ステップS12)。
管理機器50の代理接続要求部54は、各中継機40から受信した計測距離を基に、距離が最も近い中継機40を代理機に決定する(ステップS13)。
次いで、管理機器50の代理接続要求部54は、決定した中継機40に対して該当する計測機器60との代理通信の要求を行う(ステップS6)。
要求を受けた中継機40の計測機器接続部43は、計測機器60との接続を行う(ステップS7)。以降、要求を受けた中継機40は、接続した計測機器60からの計測データの中継を行う。
ここで、図13は機器情報の一例を示す図である。図13に示すように、管理機器50は、代理する中継機40を選定する際に各機器間の位置関係から決定するため、各機器の接続情報を持つ。接続情報は、中継機40であればIPアドレスであり、計測機器60であればそれぞれを識別する機器IDである。また、管理機器50は、各中継機40がどの計測機器60と接続しているかの情報(機器ID)も保持している。図13に示す機器情報は、図7で説明した第1の実施の形態にかかる機器情報と比べて、距離計測を中継機40が行うため、各機器の位置情報を持たない。そのため、本実施形態においては、管理機器50は、故障発生時に、故障した中継機40が接続していた計測機器60の情報を取得し、他の各中継機40に対して距離計測の要求を行う。
このように本実施形態によれば、中継機40が故障した際に、管理機器50は、故障した中継機40が接続していた計測機器60の情報を取得し、他の各中継機40に対して距離計測の要求を行うとともに、他の中継機40への代理中継を指示することで、計測機器60からのデータ送信を復旧することで、データ収集を継続することができる。
なお、本実施形態のそれぞれの装置40,50,60で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態のそれぞれの装置40,50,60で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のそれぞれの装置40,50,60で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態のそれぞれの装置40,50,60で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
40 中継機
43 計測機器接続部
44 距離計測部
50 管理機器
53 接続監視部
54 代理接続要求部
55 距離計測要求部
60 計測機器
100 情報処理システム
特開2017-073719号公報

Claims (9)

  1. 複数の計測機器から送信された計測データを、複数の中継機を介して収集する管理機器において、
    前記管理機器と前記中継機との接続状態を監視する接続監視部と、
    前記管理機器との接続状態が切断状態となった一の中継機がある場合には、データ収集を代理する他の中継機への接続要求を行う代理接続要求部と、
    を備えることを特徴とする管理機器。
  2. 前記接続監視部は、前記管理機器と前記中継機との切断の判断を、前記中継機から一定時間にわたって前記計測データが通知されないことに基づいて行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理機器。
  3. 前記代理接続要求部は、データ収集を代理する前記他の中継機の選択を、前記中継機と前記計測機器との距離に基づいて決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理機器。
  4. 前記代理接続要求部は、前記一の中継機が接続していた前記計測機器の位置情報を取得し、前記他の中継機と故障した前記一の中継機が接続していた前記計測機器との位置情報から前記距離を計算し、前記距離が最小の前記他の中継機に対して代理通信を行うように接続要求を行う、
    ことを特徴とする請求項3に記載の管理機器。
  5. 距離無線通信における受信電波強度に基づいて距離計測が可能な前記中継機に対して距離計測の要求を行い、データ収集を代理する前記他の中継機を決定する際の距離情報を取得する距離計測要求部を備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載の管理機器。
  6. 前記代理接続要求部は、前記計測機器と前記中継機とが多対一の通信が可能な通信方式を採用している場合、複数の前記他の中継機に対して接続要求を送信し、故障した前記一の中継機が接続していた前記計測機器と最初に通信可能となった前記他の中継機にデータ収集を代理させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理機器。
  7. 複数の計測機器から送信された計測データを、管理機器に中継する中継機において、
    前記管理機器との接続状態が切断状態となった一の中継機が接続していた前記計測機器との接続要求を受信すると、当該計測機器への接続を行う計測機器接続部を備える、
    ことを特徴とする中継機。
  8. 近距離無線通信における受信電波強度に基づいて、前記計測機器との距離計測を行うを備える、
    ことを特徴とする請求項7に記載の中継機。
  9. 複数の計測機器から送信された計測データを、複数の中継機を介して管理機器で収集する情報処理システムにおいて、
    前記管理機器は、
    前記管理機器と前記中継機との接続状態を監視する接続監視部と、
    前記管理機器との接続状態が切断状態となった一の中継機がある場合には、データ収集を代理する他の中継機への接続要求を行う代理接続要求部と、
    を備え、
    前記中継機は、
    前記管理機器との接続状態が切断状態となった一の中継機が接続していた前記計測機器との接続要求を受信すると、当該計測機器への接続を行う計測機器接続部を備える、
    ことを特徴とする情報処理システム。
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