JP2024010965A - 撮像装置の制御装置、方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置の制御装置、方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2024010965A
JP2024010965A JP2022112596A JP2022112596A JP2024010965A JP 2024010965 A JP2024010965 A JP 2024010965A JP 2022112596 A JP2022112596 A JP 2022112596A JP 2022112596 A JP2022112596 A JP 2022112596A JP 2024010965 A JP2024010965 A JP 2024010965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
view
angle
imaging device
pattern
zoom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022112596A
Other languages
English (en)
Inventor
輝 三反畑
Akira Sandambata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2022112596A priority Critical patent/JP2024010965A/ja
Publication of JP2024010965A publication Critical patent/JP2024010965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Accessories Of Cameras (AREA)

Abstract

【課題】撮影の環境に合わせたループ動作の映像を提供することができる。【解決手段】撮影方向(パン、チルト)及びズームを可変にした撮像装置(100)を制御する制御装置であって、ユーザ操作により指示された撮影方向及びズームの変化を表す変化情報と、最終画角から初期画角に戻す複数のパターンの中から選択されたパターンとに基づいて、ループ動作を実行するように制御する制御手段(107)を備える。前記パターンとして、初期画角から最終画角への動作と逆の動作を行うパターンと、最終画角から初期画角に短時間で戻すパターンと、最終画角からワイド撮影を経て初期画角に戻すパターンとのうち少なくともいずれかを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、撮影方向及びズームを可変にした撮像装置を制御するのに利用される撮像装置の制御装置、方法及びプログラムに関する。
近年、遠隔操作可能な撮像装置が増加しており、その一つに、撮像した映像をネットワークを介して配信するライブストリーミングカメラがある。複数台のライブストリーミングカメラのパン、チルト、ズームの操作を1台のスイッチャで行う場合、同時に操作することができない。そこで、ライブストリーミングカメラにパン、チルト、ズームの駆動指示を予め与えておき、この駆動指示に従ったパン、チルト、ズームの駆動を繰り返すループ動作を行うようにしたループ機能が知られている。ループ動作中のライブストリーミングカメラでは、スイッチャとの接続が遮断された後でもループ動作を継続するので、その間に、スイッチャで他のライブストリーミングカメラのパン、チルト、ズームの操作を行うことができる。このように、複数台のライブストリーミングカメラのパン、チルト、ズームの操作を1台のスイッチャで行うことが可能になる。
また、監視カメラ等では、プリセット機能が用いられることがある。プリセット機能は、予めイベントや時間をトリガとして設定し、経路や駆動速度を設定して駆動させる機能である。特許文献1には、特定の撮影位置でのパン、チルトの位置を記憶しておき、記憶された位置に旋回させるときに、パン、チルトを旋回させる回動手段のトルクに応じてパン・チルトの回転速度を可変させる構成が開示されている。
特開2016-29755号公報
しかしながら、ループ機能においては、ループ動作が単調になりやすく、視聴者には動きが単調な映像に見えてしまうことがよくある。
また、プリセット機能においても、その動作は単調になりやすい。特に監視カメラで利用されるプリセット機能は、ライブストリーミングカメラ等のように映像制作向けの映像効果を狙ったものではないため、視聴者は単調な印象を抱いたり、映像効果として必要のない映像が長時間撮影されたりする可能性がある。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、撮影の環境に合わせたループ動作の映像を提供できるようにすることを目的とする。
本発明の撮像装置の制御装置は、撮影方向及びズームを可変にした撮像装置を制御する制御装置であって、ユーザ操作により指示された撮影方向及びズームの変化を表す変化情報と、最終画角から初期画角に戻す複数のパターンの中から選択されたパターンとに基づいて、ループ動作を実行するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、撮影の環境に合わせたループ動作の映像を提供することができる。
実施形態に係る撮像装置の構成例を示す図である。 実施形態に係る撮像装置が実行する処理を示すフローチャートである。 ループ動作の例を説明するための図である。 ループ動作の例を説明するための図である。 ループ動作の例を説明するための図である。 ループ動作の例を説明するための図である。 ループ動作の例を説明するための図である。 ループ動作の設定画面の例を示す図である。 ループ動作の設定画面の例を示す図である。 撮像装置の制御装置として機能する装置のハードウェア構成の例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に、実施形態に係る撮像装置100の構成例を示す。
撮像装置100は、パン駆動及びチルト駆動により撮影方向を可変にするとともに、ズームを可変にした撮像装置であり、例えばライブストリーミングカメラである。
撮像装置100は、撮像部101と、パンモータ102と、チルトモータ103と、ズームモータ104と、モータドライバ105と、記憶部106と、制御部107と、インターフェース108とを備える。また、撮像装置100には、ジョイスティック111を備えるスイッチャ109と、ディスプレイ110とが接続される。
撮像部101は、レンズ(ズームレンズ、フォーカスレンズ等)や絞り、光学像を電気信号に変換する撮像素子等を備える。撮像部101で撮像した映像に対して画像処理や配信処理が行われるが、ここではその構成の図示は省略する。
パンモータ102、チルトモータ103、ズームモータ104は、それぞれパン駆動、チルト駆動、ズーム駆動のためのアクチュエータである。
モータドライバ105は、パンモータ102、チルトモータ103、ズームモータ104と接続されており、それぞれを駆動させる。なお、モータドライバ105は、撮像部01のレンズに搭載されている他のモータ(フォーカスモータ等)とも接続されており、それを駆動させる。図1では、単一のモータドライバ105を示すが、これに限定されるものではなく、複数のモータドライバを備える構成や、多軸制御のモータドライバを備える構成としてもよい。
制御部107は、撮像部101、モータドライバ105、記憶部106、インターフェース108と接続されており、撮像装置100の制御を司る。制御部107は、撮像部101で撮像した映像の画像処理や配信処理の制御、モータドライバ105を介しての各モータ102~104の駆動の制御、ディスプレイ110の表示の制御を実行する。また、制御部107は、詳細は後述するが、記憶部106に記憶した、ユーザ操作により指示されたパン、チルト、ズームの変化を表す変化情報(以下、PTZ情報と呼ぶ)と、最終画角から初期画角に戻す複数のパターンの中から選択されたパターンとに基づいて、パン、チルト、ズームの駆動を繰り返すループ動作を実行するように制御する。制御部107は、例えばCPU、ASICやFPGA等を用いて構成される。
記憶部106は、本実施形態で述べる機能を実現するためのプログラムや当該プログラムが実行される際に用いられるパラメータやデータを格納する。また、記憶部106は、詳細は後述するが、PTZ情報と、最終画角から初期画角に戻す複数のパターンとを記憶する。記憶部106は、FLASH(登録商標) ROMやパラメータ等の値を記録するEEPROM等、記憶装置等により構成される。
インターフェース108は、HDMI(登録商標)やSDIやコンポジット信号等の映像を配信するためのものや、イーサネットやRS422等の撮像装置制御用のIOポート等を含む。撮像装置100は、インターフェース108を介してスイッチャ109と接続して、スイッチャ109のジョイスティック111等から駆動指示を行う構成をとる。また、撮像装置100は、インターフェース108を介してディスプレイ110と接続する。ディスプレイ110としては、HDMI等の映像信号を入力して映像を出力するディスプレイ、イーサネット経由で映像を出力するパーソナルコンピュータ(PC)等が用いられる。
図2は、撮像装置100が実行する処理を示すフローチャートである。図2を参照して、ループ動作の制御を行う際のシーケンスについて説明する。
ステップS201で、制御部107は、ループ機能がオンにされたか否かを判定する。操作者は、リモコンによる操作や後述するディスプレイ110に表示されるループ動作の設定画面上での操作、又は物理スイッチによる操作で、ループ機能のオン、オフを切り替えることができる。ループ機能がオンにされた場合、ステップS202に進み、ループ機能がオンにされない場合、本フローチャートを抜ける。
ステップS202で、制御部107は、最終画角から初期画角に戻すパターンの選択を受け付ける。最終画角から初期画角に戻すパターンとして、第1~第3のパターンが用意されている。第1のパターンは、初期画角から最終画角への動作と逆の動作を行うパターンである。第2のパターンは、最終画角から初期画角に短時間で戻すパターンである。第3のパターンは、最終画角からワイド撮影を経て初期画角に戻すパターンである。操作者は、リモコンによる操作や後述するディスプレイ110に表示されるループ動作の設定画面上での操作、又は物理スイッチによる操作で、パターンを選択することができる。
ステップS203で、制御部107は、スイッチャ109のジョイスティック111等の駆動指示入力部材からPTZ情報を入力する。PTZ情報は、初期画角、パン、チルト、ズームの変化の時系列情報である経路及び駆動速度、並びに最終画角を含む。
ステップS204で、制御部107は、ステップS203で入力したPTZ情報を記憶部106に記憶する。
ステップS205で、制御部107は、ステップS202で選択されたパターンと、ステップ204で記憶部106に記憶したPTZ情報とに基づいて、ループ動作を決定する。ステップ205の処理の詳細は、図3A~図3Eを用いて後述するが、制御部107は、ステップ204で記憶部106に記憶したPTZ情報によるものを往路とし、ステップS202で選択されたパターンによるものを復路とするループ動作を決定する。このとき、PTZ情報に基づいて、復路におけるパン、チルト、ズームの変化の内容を求める。
ステップS206で、制御部107は、ステップS205で決定したループ動作を開始する。スイッチャ109との接続が遮断された後でも、ループ動作を継続する。
ステップS207で、制御部107は、ループ動作終了指示を受け付けて、ループ動作終了指示があったとき、ステップS208に進む。ループ動作終了指示があるまで、ステップS206で開始したループ動作を継続する。
ステップS208で、制御部107は、ループ動作を終了して、本フローチャートを抜ける。
以下、図3A~図3Eを参照して、ループ動作の例を説明する。ここでは、撮像装置100により、ホールやライブ会場等のステージ上の人を撮影する例を考える。
まず図3Aを参照して、全体の構図について説明する。図3Aに示すように、ステージ305上に4名の人物(撮像対象301~304)が各々離れて立っている状態を例とする。各々の人物を区別するために、首から(1)~(4)の札を下げている設定とする。説明の簡易化のために、撮像対象301~304を順に撮影していくこと考える。なお、ステージ305に向かって右方向をx軸正の向き、奥方向をy軸正の向き、天井方向をz軸正の向きとする。
次に、図3Bを参照して、ユーザ操作により指示されたパン、チルト、ズームの変化、すなわち往路におけるパン、チルト、ズームの変化を説明する。ステップS203で、制御部107は、スイッチャ109のジョイスティック111から、以下のようなパン、チルト、ズームの変化を表すPTZ情報を入力する。
図3B(a)は撮像対象301を撮影した初期画角306を示し、(d)は撮像対象304を撮影した最終画角307を示す。ここでは、(a)→(b)→(c)→(d)の順にパン、チルト、ズームの駆動を行い、撮像対象301→撮像対象302→撮像対象303→撮像対象304が映像上で略同程度の大きさになるように撮影を進める。(a)~(d)のように撮像対象が写っているときは低速でx軸正の向きにパン駆動を行い、撮像対象が見切れた瞬間から次の撮像対象が写るまで((a)と(b)の間、(b)と(c)の間、(c)と(d)の間)は高速でパン、チルト、ズーム駆動を行う。全体としては、低速でパン駆動した後に、高速でパン、チルト、ズームの駆動を行うことを繰り返すというループ動作になる。なお、図3Bは一例であり、往路の設定は操作者が自由に行うことができる。
次に、図3Cを参照して、ステップS202で第1のパターン(初期画角から最終画角への動作と逆の動作を行うパターン)が選択された場合のループ動作を説明する。
図3C(a)~(d)は、PTZ情報による往路を表し、図3B(a)~(d)と同じである。図3C(d)の最終画角の後、復路においては、往路と同じ駆動速度で逆の経路をたどり、(e)→(f)→(a)の順にパン、チルト、ズームの駆動を行う。すなわち、復路においては、撮像対象304→撮像対象303→撮像対象302→撮像対象301が映像上で略同程度の大きさになるように撮影を進める。また、復路においては、(d)~(a)のように撮像対象が写っているときは低速でx軸負の向きにパン駆動を行い、撮像対象が見切れた瞬間から次の撮像対象が写るまで((d)と(e)の間、(e)と(f)の間、(f)と(a)の間)は高速でパン、チルト、ズーム駆動を行う。このように復路での経路及び駆動速度は、往路での経路及び駆動速度に基づいて求められる。このループ動作が、ループ動作終了指示があるまで継続される。
このような第1のパターンで設定したループ動作では、往路でも復路でも注目する領域を撮影するので、ループ動作中の注目領域の撮影時間を長くとることができる。
次に、図3Dを参照して、ステップS202で第2のパターン(最終画角から初期画角に短時間で戻すパターン)が選択された場合のループ動作を説明する。最終画角から初期画角に短時間で戻すとは、往路において初期画角から最終画角に到るまでの時間よりも短時間であることを意味する。
図3D(a)~(d)は、PTZ情報による往路を表し、図3B(a)~(d)と同じである。図3D(d)の最終画角の後、復路においては、高速で最短経路をたどり、(a)の初期画角に戻すようにパン、チルト、ズーム駆動を行う。復路における最短経路は、例えばPTZ情報に含まれる初期画角と最終画角との位置関係等に基づいて求められる。また、復路における駆動速度は、一定の予め速度が設定されていてもよいし、例えば往路での経路及び駆動速度に基づいて算出されるようにしてもよい。このループ動作が、ループ動作終了指示があるまで継続される。
このような第2のパターンで設定したループ動作は、復路での映像は視認性が悪くなる一方で、全ての撮像対象を一定時間、一定間隔で撮影することが可能となる。例えば第1のパターンで設定したループ動作では、全ての撮像対象を一定時間で撮影するためには、折り返し点となる初期画角や最終画角付近で長時間撮影する必要があり、視聴者が撮影時間の偏りを感じることがある。
なお、第2のパターンにおいて、最短経路をたどるものとしたが、往路と逆の経路をたどるものとしてもよい。
次に、図3Eを参照して、ステップS202で第3のパターン(最終画角からワイド撮影を経て初期画角に戻すパターン)が選択された場合のループ動作を説明する。
図3E(a)~(d)は、PTZ情報による往路を表し、図3B(a)~(d)と同じである。図3E(d)の最終画角の後、復路においては、(e)に示すように、初期画角及び最終画角の両方が入る画角に広げた後に、(a)の初期画角に戻すようにパン、チルト、ズーム駆動を行う。復路におけるズームアウトの度合いは、例えばPTZ情報に含まれる初期画角と最終画角との位置関係等に基づいて算出される。このループ動作が、ループ動作終了指示があるまで継続される。
このような第3のパターンで設定したループ動作は、サッカースタジアム等の広い場所で利用すると、注目領域が小さくなりすぎてしまい、視認性が悪くなってしまうという懸念もある。その一方で、一度ワイドに引いて全体を見ることができるので、注目領域以外の映像も定期的に確認できるメリットがある。
以上のように、ユーザ操作により指示されたパン、チルト、ズームの変化をループ動作に反映させるとともに、最終画角から初期画角に戻す複数のパターンの中から所望のパターンを選択できるので、ループ動作の設定の自由度を高くすることができる。このように撮影の環境、所望の撮影範囲やスピードによってループ動作を自由に使い分けることができ、撮影の環境に合わせたループ動作の映像を提供することができる。
また、復路となるパターンを用意しておくことで、操作者は往路だけを指示すればよく、操作者が初期画角と最終画角とを一致させることを気にする必要がなくなり、操作性に優れる。例えばユーザ操作によりループ動作の全てを指示するとした場合、操作者が初期画角と最終画角とを一致させるようにパン、チルト、ズームの変化を指示することが必要になり、操作性が悪くなることがある。
(第2の実施形態)
第2の実施形態として、ループ動作を設定するためのユーザインターフェースを説明する。
ここでは、撮像装置100とPCがイーサネットで接続され、ディスプレイ110にはPCからの映像が出力されるものとする。また、撮像装置100とスイッチャ109が接続されており、ジョイスティック111によるパン、チルト、ズームの操作が可能であるとする。
図4に、ループ動作の設定画面の例を示す。ディスプレイ110には、表示領域401と、チルト操作バー402と、パン操作バー403と、ループ動作選択枠404と、パターン選択枠405と、操作記憶ボタン406とが配置された設定画面が表示される。
表示領域401には、撮像装置100で撮像する映像が表示される。操作者は、表示領域401に表示される映像を確認しながら、パン、チルト、ズームの操作を行うことができる。
チルト操作バー402及びパン操作バー403を用いて、パン、チルトの操作を行うことができる。なお、ループ動作の設定には、ジョイスティック111による操作を有効とし、操作バー402、403は使用できないようにしてもよい。
ループ動作選択枠404では、チェックを入れることにより、ループ動作を設定することを選択することができる。ループ動作選択枠404にチェックを入れると、パターン選択領域であるパターン選択枠405と、操作部である操作記憶ボタン406とが出現する。パターン選択枠405では、横のボタンを押すことにより、プルダウン欄から所望のパターンを選択することができる。プルダウンの表記は、第1のパターンを表す「終点⇔始点」、第2のパターンを表す「終点⇒始点」、第3のパターンを表す「終点⇒ワイド」が設定されている。そして、パターン選択枠405でパターンを選択した後に操作記憶ボタン406を押すことにより、ジョイスティック111によるユーザ指示でのPTZ情報の記憶を開始する。ジョイスティック111によるユーザ指示を終了するときに、再度、操作記憶ボタン406を押すことにより、PTZ情報の記憶を終了する。これにより、ループ動作の往路における初期画角、パン、チルト、ズームの変化の時系列情報である経路及び駆動速度、並びに最終画角が設定されることになる。
なお、図4に示す各構成要素の位置関係は一例であり、必ずしもこの位置関係でなくてもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態として、ループ動作を設定するためのユーザインターフェースを説明する。
第3の実施形態では、最終画角から初期画角に短時間で戻す第2のパターンを選択したときに、最終画角から初期画角に短時間で戻す際の映像の不自然さをなくす、又は軽減させるために、設定画面上でループ動作の設定をアシストするようにしている。
最終画角から初期画角に短時間で戻す際に、相互の画角の位置が大きくずれていると、高速でパン、チルトする距離が長くなり、映像が流れてしまい、不自然なループ動作になるおそれがある。
それを防ぐために、ジョイスティック111による操作を行うときに、初期画角と最終画角との位置関係を操作者に知らせる。具体的には、ジョイスティック111によるユーザ指示でPTZ情報を入力するときに、設定補助領域501を表示する。設定補助領域501では、初期画角の位置を始点としてパン、チルトの軌跡を線で表示する。なお、設定補助領域501が示す領域のサイズは、ループ動作の移動距離に応じて変化させる。すなわち、狭い範囲を撮影するように設定している場合は、設定補助領域501が示す領域も狭く、広い範囲を撮影するように設定している場合は、設定補助領域501が示す領域も広くなるように随時更新していく。操作者は、ジョイスティック111による操作を行うとき、設定補助領域501を確認しながら、初期画角の位置と終了画角の位置とを近づけることができる。これにより、ループ動作においての最終画角から初期画角に短時間で戻す際に、高速でパン、チルトする距離を短くすることができ、映像の不自然さをなくす、又は軽減させることができる。
なお、図5では、表示領域401の右側に設定補助領域501を配置しているが、その位置関係は一例であり、必ずしもこの位置関係でなくてもよい。また、図5では省略するが、図4の設定画面の構成要素が配置されるようにしてもよい。
また、例えばユーザ操作によりループ動作の全てを指示できるようにする場合にも、操作者は、ジョイスティック111による操作を行うとき、設定補助領域501を確認しながら、初期画角と終了画角とを容易に一致させることができる。
図1では、撮像装置100を単体の装置として示したが、例えばズーム機能を有する撮像装置と、撮像装置をパン、チルト駆動する雲台とを備えるような構成としてもよい。また、本実施形態では、撮像装置100そのものが本発明を適用した撮像装置の制御装置として機能する例とするが、例えば本発明を適用した撮像装置の制御装置が、撮像装置とは別の装置として構成されるようにしてもよい。
図6には、本発明を適用した撮像装置の制御装置として機能する装置のハードウェア構成の例を示す。コンピュータ装置は、CPU1と、メモリ2と、記憶装置3と、入力装置4と、出力装置5とを備え、各々はバス6により相互に接続されている。
CPU1は、記憶装置3に記憶されているプログラムを実行する。これにより、本発明でいう制御手段の機能が実行される。メモリ2は、CPU1が記憶装置3から読み出したプログラムやデータを一時的に記憶する。また、メモリ2は、CPU1が各種のプログラムを実行するための領域としても利用される。記憶装置3は、オペレーティングシステム(OS)や各種プログラム、各種データを記憶する。入力装置4は、操作者からの入力を受け付ける機能部であり、例えばキーボードやマウスが用いられる。出力装置5は、入力装置4で入力された情報、及びCPU1により実行されたプログラムの実行結果の出力を実行する。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本実施形態の開示は、以下の構成、方法及びプログラムを含む。
(構成1)
撮影方向及びズームを可変にした撮像装置を制御する制御装置であって、
ユーザ操作により指示された撮影方向及びズームの変化を表す変化情報と、最終画角から初期画角に戻す複数のパターンの中から選択されたパターンとに基づいて、ループ動作を実行するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする撮像装置の制御装置。
(構成2)
前記変化情報は、初期画角、撮影方向及びズームの変化の時系列情報、及び最終画角を含むことを特徴とする構成1に記載の撮像装置の制御装置。
(構成3)
前記制御手段は、前記変化情報に基づいて、選択された前記パターンにおける撮影方向及びズームの変化の内容を求めることを特徴とする構成1又は2に記載の撮像装置の制御装置。
(構成4)
前記パターンとして、初期画角から最終画角への動作と逆の動作を行うパターンと、最終画角から初期画角に短時間で戻すパターンと、最終画角からワイド撮影を経て初期画角に戻すパターンとのうち少なくともいずれかを含むことを特徴とする構成1乃至3のいずれか一つに記載の撮像装置の制御装置。
(構成5)
前記撮像装置で撮像する映像を表示する表示領域と、前記パターンを選択するパターン選択領域と、ユーザ操作により撮影方向及びズームの変化を指示するときに開始及び終了を指示する操作部とを含む、ループ動作の設定画面をディスプレイに表示することを特徴とする構成1乃至4のいずれか一つに記載の撮像装置の制御装置。
(構成6)
前記撮像装置で撮像する映像を表示する表示領域と、ユーザ操作により撮影方向及びズームの変化を指示するときに、初期画角の位置を含む撮影方向の変化の経路を表示する設定補助領域とを含む、ループ動作の設定画面をディスプレイに表示することを特徴とする構成1乃至5のいずれか一つに記載の撮像装置の制御装置。
(構成7)
前記ユーザ操作は、ジョイスティックによる操作であることを特徴とする構成1乃至6のいずれか一つに記載の撮像装置の制御装置。
(方法1)
撮影方向及びズームを可変にした撮像装置を制御する制御方法であって、
ユーザ操作により指示された撮影方向及びズームの変化を表す変化情報と、最終画角から初期画角に戻す複数のパターンの中から選択されたパターンとに基づいて、ループ動作を実行するように制御するステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
(プログラム1)
撮影方向及びズームを可変にした撮像装置を制御するためのプログラムであって、
ユーザ操作により指示された撮影方向及びズームの変化を表す変化情報と、最終画角から初期画角に戻す複数のパターンの中から選択されたパターンとに基づいて、ループ動作を実行するように制御する制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
100:撮像装置、101:撮像部、102:パンモータ、103:チルトモータ、104:ズームモータ、105:モータドライバ、106:記憶部、107:制御部、108:インターフェース、109:スイッチャ、110:ディスプレイ、111:ジョイスティック

Claims (9)

  1. 撮影方向及びズームを可変にした撮像装置を制御する制御装置であって、
    ユーザ操作により指示された撮影方向及びズームの変化を表す変化情報と、最終画角から初期画角に戻す複数のパターンの中から選択されたパターンとに基づいて、ループ動作を実行するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする撮像装置の制御装置。
  2. 前記変化情報は、初期画角、撮影方向及びズームの変化の時系列情報、及び最終画角を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記変化情報に基づいて、選択された前記パターンにおける撮影方向及びズームの変化の内容を求めることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置の制御装置。
  4. 前記パターンとして、初期画角から最終画角への動作と逆の動作を行うパターンと、最終画角から初期画角に短時間で戻すパターンと、最終画角からワイド撮影を経て初期画角に戻すパターンとのうち少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置の制御装置。
  5. 前記撮像装置で撮像する映像を表示する表示領域と、前記パターンを選択するパターン選択領域と、ユーザ操作により撮影方向及びズームの変化を指示するときに開始及び終了を指示する操作部とを含む、ループ動作の設定画面をディスプレイに表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置の制御装置。
  6. 前記撮像装置で撮像する映像を表示する表示領域と、ユーザ操作により撮影方向及びズームの変化を指示するときに、初期画角の位置を含む撮影方向の変化の経路を表示する設定補助領域とを含む、ループ動作の設定画面をディスプレイに表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置の制御装置。
  7. 前記ユーザ操作は、ジョイスティックによる操作であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置の制御装置。
  8. 撮影方向及びズームを可変にした撮像装置を制御する制御方法であって、
    ユーザ操作により指示された撮影方向及びズームの変化を表す変化情報と、最終画角から初期画角に戻す複数のパターンの中から選択されたパターンとに基づいて、ループ動作を実行するように制御するステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 撮影方向及びズームを可変にした撮像装置を制御するためのプログラムであって、
    ユーザ操作により指示された撮影方向及びズームの変化を表す変化情報と、最終画角から初期画角に戻す複数のパターンの中から選択されたパターンとに基づいて、ループ動作を実行するように制御する制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2022112596A 2022-07-13 2022-07-13 撮像装置の制御装置、方法及びプログラム Pending JP2024010965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022112596A JP2024010965A (ja) 2022-07-13 2022-07-13 撮像装置の制御装置、方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022112596A JP2024010965A (ja) 2022-07-13 2022-07-13 撮像装置の制御装置、方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024010965A true JP2024010965A (ja) 2024-01-25

Family

ID=89622008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022112596A Pending JP2024010965A (ja) 2022-07-13 2022-07-13 撮像装置の制御装置、方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024010965A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI422218B (zh) Control devices, camera systems and programs for monitoring camera systems
JP7013210B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、表示装置および表示方法
JP7023662B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム
JP2000278602A (ja) 画像入力方法、画像入力装置及び記録媒体
JPH0772600A (ja) 複眼撮像装置
JP2020188349A (ja) 撮像装置、撮像方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体
CN108513652B (zh) 云台的控制方法及装置
JP2011048283A (ja) 撮影画像合成装置
JP2024010965A (ja) 撮像装置の制御装置、方法及びプログラム
JPH1188767A (ja) 映像処理システム
JP2004007261A (ja) 監視用ビデオカメラシステム及び監視用ビデオカメラシステムにおける撮影方法
JP2009060435A (ja) カメラ
WO2022041013A1 (zh) 控制方法、手持云台、系统及计算机可读存储介质
JP2001231029A (ja) 遠隔カメラシステム
CN112073630B (zh) 摄像装置、摄像装置的控制方法及记录介质
JP2019125928A (ja) 撮像装置、撮像方法およびプログラム
JP5763978B2 (ja) 制御装置、制御装置の制御方法
JP7138472B2 (ja) 撮像システム及びその制御方法、撮像装置、プログラム、記憶媒体
JP2008098961A (ja) 撮像装置およびその制御方法並びに制御プログラム
JP2008078958A (ja) 映像表示プログラムおよび映像表示システム
JP2002064737A (ja) 自動探査追尾式カメラシステム
JP7431609B2 (ja) 制御装置及びその制御方法及びプログラム
JP2013162154A (ja) 撮影装置および撮影システム
JP7401272B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム
JP2008211413A (ja) ビデオカメラ装置