JP2024010941A - 車両用のエアバッグ装置 - Google Patents

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千春 戸谷
Chiharu Totani
肇 切手
Hajime Kitte
雄也 鈴木
Yuya Suzuki
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Abstract

【課題】エアバッグを上方に向けて好適に展開及び膨張させることができる車両用のエアバッグ装置を提供する。【解決手段】車両用のエアバッグ装置10は、エアバッグドア11と、エアバッグモジュール12と、を備える車両用のエアバッグ装置10であって、エアバッグドア11は、車両のインストルメントパネル30の後面部分30bに設けられており、エアバッグモジュール12は、ガスの供給により展開及び膨張するエアバッグ13と、エアバッグ13を収容する筒状部20を有するリテーナ14と、を備えるとともにエアバッグドア11の前方に配置されており、筒状部20は、後方に向かって開口するとともにエアバッグ13が展開及び膨張する際に通過するエアバッグ開口21を有しており、エアバッグドア11は、展開及び膨張するエアバッグ13により押圧されながら車幅方向Wまたは下方に移動することでエアバッグ開口21を開放するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用のエアバッグ装置に関する。
自動車の助手席の前方には、助手席用のエアバッグ装置が設けられている(例えば特許文献1参照)。
エアバッグ装置は、エアバッグドア及びエアバッグモジュールを備えている。
エアバッグドアは、運転席及び助手席の前方に配置されるインストルメントパネルの上面部分のうち助手席の前方に位置する部分に形成されている。
エアバッグモジュールは、エアバッグドアの下方、すなわちインストルメントパネルの内部に設けられている。エアバッグモジュールは、エアバッグと、エアバッグが展開及び膨張する際に通過するエアバッグ開口を有する筒状壁部を有するリテーナとを備えている。
リテーナにおけるエアバッグ開口の周縁部には、エアバッグにより押圧されることでエアバッグ開口を開放する一対のドア部が設けられている。
インストルメントパネルは、硬質樹脂製の基材、基材上に積層されたクッション層、及びクッション層上に積層された表皮を有している。
エアバッグドアには、一対のドア部により押圧された際に破断の起点となるテアラインが設けられている。テアラインは、3本の横ライン部と、2本の縦ライン部とを有している。
横ライン部は、車両の前後方向に互いに間隔をあけて、且つ車幅方向に延在している。
縦ライン部は、横ライン部の両端位置において車両の前後方向に延在している。
こうしたエアバッグ装置においては、車両の衝突時に、インフレータからのガスによりエアバッグが展開及び膨張するとともに、エアバッグによって一対のドア部が上方に向けて押圧される。そして、一対のドア部によってエアバッグドアが上方に向けて押圧されることで中央の横ライン部が破断する。また、横ライン部の両端に位置する縦ライン部が破断する。そして、エアバッグドアが開くことで開放されるエアバッグ開口を通じて、エアバッグがインストルメントパネルの上方において展開する。
特開2016-210218号公報
ところで、上述した従来のエアバッグモジュールは、インストルメントパネルの内部において、車幅方向に延在するリンフォースとエアバッグドアとの間に配置されている。
近年、意匠性の観点などから、インストルメントパネルの上面部分を低く設定することが望まれている。しかしながら、インストルメントパネルの上面部分が低く設定されると、リンフォースとエアバッグドアとの間の上下のスペースが小さくなるために、エアバッグモジュールを配置することが難しい。
上記課題を解決するための車両用のエアバッグ装置の各態様を記載する。
[態様1]エアバッグドアと、エアバッグモジュールと、を備える車両用のエアバッグ装置であって、車両の前後方向の前方及び後方を前方及び後方とするとき、前記エアバッグドアは、車両のインストルメントパネルの後面部分に設けられており、前記エアバッグモジュールは、ガスの供給により展開及び膨張するエアバッグと、前記エアバッグを収容する筒状部を有するリテーナと、を備えるとともに前記エアバッグドアの前方に配置されており、前記筒状部は、後方に向かって開口するとともに前記エアバッグが展開及び膨張する際に通過するエアバッグ開口を有しており、前記エアバッグドアは、展開及び膨張する前記エアバッグにより押圧されながら車幅方向または下方に移動することで前記エアバッグ開口を開放するように構成されている、車両用のエアバッグ装置。
上記構成によれば、エアバッグに対してガスが供給されると、エアバッグは、展開及び膨張しながら、後方に向かって開口するエアバッグ開口を通過する。そして、エアバッグは、インストルメントパネルの後面部分に設けられたエアバッグドアを後方に向けて押圧する。そして、エアバッグドアは、車幅方向または下方に移動することでエアバッグ開口を開放する。このとき、エアバッグドアは、上方に移動しないので、エアバッグの上方への展開及び膨張を邪魔しにくくなる。したがって、インストルメントパネルの上面部分が低く設定される場合であっても、エアバッグを上方に向けて好適に展開及び膨張させることができる。
[態様2]前記インストルメントパネルは、前記エアバッグドアと、前記エアバッグドアを囲むとともに前記エアバッグドアに連なって形成されたパネル本体と、を有しており、前記エアバッグ開口の周縁部は、前記車幅方向に延在するとともに上下方向において互いに間隔をあけて位置する上縁部及び下縁部と、前記上下方向に延在する一対の側縁部と、を有しており、前記エアバッグドア及び前記パネル本体の前面には、前記エアバッグにより押圧された際に前記エアバッグドアの破断の起点となるテアラインが設けられており、前記テアラインは、前記前後方向において前記上縁部と重なるとともに前記車幅方向に延在する上方テアラインを含む、[態様1]に記載の車両用のエアバッグ装置。
上記構成によれば、エアバッグによりエアバッグドアが後方に向けて押圧されると、上方テアラインに沿ってエアバッグドアが破断されるようになる。これにより、エアバッグドアが車幅方向または下方に移動することでエアバッグ開口が開放される。
さらに、エアバッグドア及びパネル本体の前面にテアラインが設けられているため、テアラインの追加に起因してインストルメントパネルの意匠面の意匠性が損なわれることを抑制できる。
[態様3]前記リテーナは、前記一対の側縁部にそれぞれ設けられた一対のヒンジ部と、前記一対のヒンジ部を介してそれぞれ回転可能に連結された一対のドア部と、を備えており、前記一対のドア部は、前記エアバッグドアの前面と重なり合っており、前記テアラインは、前記前後方向において前記一対のドア部の境界線と重なるとともに前記上方テアラインから下方に延在する中央テアラインを含む、[態様2]に記載の車両用のエアバッグ装置。
上記構成によれば、エアバッグにより一対のドア部が後方に向けて押圧されると、上方テアライン及び中央テアラインに沿ってエアバッグドアが破断されるようになる。これにより、一対のドア部及び一対のドア部と重なり合うエアバッグドアが、一対のヒンジ部を中心に回転して車幅方向に移動することでエアバッグ開口が開放される。
[態様4]前記リテーナは、前記下縁部に設けられた下方ヒンジ部と、前記一対のドア部の下方に隣り合うとともに前記下方ヒンジ部を介して回転可能に連結された下方ドア部と、を備えており、前記テアラインは、前記前後方向において前記一対のドア部と前記下方ドア部との境界線と重なるとともに前記車幅方向に延在する下方テアラインを含む、[態様3]に記載の車両用のエアバッグ装置。
上記構成によれば、エアバッグにより一対のドア部及び下方ドア部が後方に向けて押圧されると、上方テアライン、中央テアライン、下方テアラインに沿ってエアバッグドアが破断されるようになる。これにより、一対のドア部及び一対のドア部と重なり合うエアバッグドアが、一対のヒンジ部を中心に回転して車幅方向に移動する。また、下方ドア部及び下方ドア部と重なり合うエアバッグドアが下方ヒンジ部を中心に回転して下方に移動することでエアバッグ開口が開放される。
また、展開及び膨張するエアバッグは、下方ドア部によって上方に向かう反力を得ることができるため、エアバッグを上方に向けて一層好適に展開及び膨張させることができる。
[態様5]前記インストルメントパネルは、前記前後方向において前記エアバッグ開口と重なり合う開口部を有するパネル本体と、前記開口部に設けられ、前記エアバッグ開口及び前記開口部を開閉する前記エアバッグドアと、を備えており、前記開口部は、前記車幅方向に延在するとともに上下方向において互いに間隔をあけて位置する上縁部及び下縁部と、前記上下方向に延在する一対の側縁部と、を有しており、前記エアバッグドアは、前記車幅方向において互いに隣り合う一対のドア部を備えており、前記ドア部は、前記ドア部が展開されることで前記開口部を閉塞する展開状態と、前記ドア部が折り畳まれることで前記開口部を開放する折り畳み状態との間で変形可能に構成されており、前記開口部の前記上縁部及び前記下縁部には、前記展開状態と前記折り畳み状態との間で前記ドア部の変形を案内する案内部が設けられている、[態様1]に記載の車両用のエアバッグ装置。
上記構成によれば、エアバッグにより一対のドア部が後方に向けて押圧されると、ドア部の各々は、案内部により案内されながら折り畳み状態へと変形することでエアバッグ開口が開放される。このように一対のドア部が折り畳み状態となるので、エアバッグの展開及び膨張時におけるドア部の後方への突出長さを短くすることができる。
[態様6]前記インストルメントパネルは、前記前後方向において前記エアバッグ開口と重なり合う開口部を有するパネル本体と、前記開口部に設けられ、前記エアバッグ開口及び前記開口部を開閉する前記エアバッグドアと、を備えており、前記開口部は、前記車幅方向に延在するとともに上下方向において互いに間隔をあけて位置する上縁部及び下縁部と、前記上下方向に延在する一対の側縁部と、を有しており、前記車幅方向における前記エアバッグドアの両端の上部には、前記車幅方向に突出する一対の突出部が設けられており、前記開口部の前記一対の側縁部には、前記上下方向に延在するとともに前記一対の突出部が遊嵌される一対の案内溝を有する案内部が設けられており、前記エアバッグドアは、前記エアバッグドアが前記開口部を閉塞する閉塞状態において前記開口部の縁部に係合することで前記閉塞状態を保持する係合部を有しており、前記係合部は、前記エアバッグにより押圧されることで前記パネル本体との係合を解除されるように構成されている、[態様1]に記載の車両用のエアバッグ装置。
上記構成によれば、エアバッグによりエアバッグドアが後方に向けて押圧されると、係合部と開口部との係合が解除される。これにより、エアバッグドアは、一対の突出部が案内溝により案内されながら自重により下方へ移動することでエアバッグ開口が開放される。このようにエアバッグドアが上下方向に延在する案内溝に沿って下方に移動するので、エアバッグの展開及び膨張時におけるエアバッグドアの後方への突出長さを短くすることができる。
[態様7]前記車幅方向における前記エアバッグドアの両端の下部には、前記車幅方向に突出するとともに前記一対の案内溝に遊嵌する一対の係合突部が設けられており、前記係合部は、前記一対の係合突部である、[態様6]に記載の車両用のエアバッグ装置。
上記構成によれば、一対の案内溝に遊嵌される一対の係合突部によって係合部を容易に具体化することができる。
本発明によれば、インストルメントパネルの上面部分が低く設定される場合であっても、エアバッグを上方に向けて好適に展開及び膨張させることができる。
図1は、車両用のエアバッグ装置の第1実施形態について、エアバッグ装置を中心とした断面図である。 図2は、図1におけるエアバッグドアを中心とした正面図である。 図3は、図2の3-3線に沿う断面図である。 図4は、図2の4-4線に沿う断面図である。 図5は、図3に対応する図であり、エアバッグが展開した状態を示す断面図である。 図6は、図4に対応する図であり、エアバッグが展開した状態を示す断面図である。 図7は、第2実施形態のエアバッグドアを中心としたインストルメントパネルの正面図である。 図8(a)~図8(c)は、図7の8-8線に沿う断面図であり、図8(a)は展開状態の断面図、図8(b)は、展開状態から折り畳み状態へ移行する途中の状態の断面図であり、図8(c)は、折り畳み状態の断面図である。 図9は、第3実施形態のエアバッグドアを中心としたインストルメントパネルの正面図である。 図10は、図9の10A-10A線に沿う断面図である。 図11は、図9の11A-11A線に沿う断面図である。 図12は、図11の12A-12A線に沿う断面図である。 図13は、図11の13A-13A線に沿う断面図である。 図14(a)、図14(b)は、図11に対応する図であり、図9のエアバッグドアを案内部に取り付ける手順を示す断面図である。 図15は、図11に対応する図であり、エアバッグドアが開放した状態を示す断面図である。
<第1実施形態>
以下、図1~図6を参照して、車両用のエアバッグ装置10の第1実施形態について説明する。
なお、以下の説明では、車両の前後方向、車幅方向、車両が水平面上に位置しているときの上下方向を、それぞれ前後方向L、車幅方向W、上下方向Zとする。また、前後方向Lの前方及び後方を前方及び後方、上下方向Zにおける上方及び下方を上方及び下方とする。
図1及び図2に示すように、車両の助手席の前方には、インストルメントパネル30が設けられている。
インストルメントパネル30は、前後方向L及び車幅方向Wに延在する上面部分30aと、上面部分30aの後端から下方へ延在する後面部分30bとを備えている。
インストルメントパネル30の内部には、車幅方向Wに延びるリンフォース60が設けられている。
インストルメントパネル30の上方には、ウインドシールド70が配置されている。ウインドシールド70は、上部ほど後方に位置するように傾斜している。
図1、図3、及び図4に示すように、エアバッグ装置10は、エアバッグモジュール12及びエアバッグドア11を備えている。
<エアバッグモジュール12>
図1、図3、及び図4に示すように、エアバッグモジュール12は、インストルメントパネル30の内部に設けられている。
エアバッグモジュール12は、リテーナ14と、エアバッグ13と、インフレータ15とを備えている。
エアバッグモジュール12は、上下方向Zにおいてリンフォース60と同じ位置またはリンフォース60よりも下方に設けられていることが好ましい。
<リテーナ14>
図1、図3、及び図4に示すように、リテーナ14は、筒状部20を有している。
筒状部20は、後方に向かって開口するとともにエアバッグ13が展開及び膨張する際に通過するエアバッグ開口21を有している。なお、筒状部20の前端は、閉塞されている。筒状部20は、長方形の断面形状を有している。
図3に示すように、エアバッグ開口21の周縁部22は、車幅方向Wに延在するとともに上下方向Zにおいて互いに間隔をあけて位置する上縁部23及び下縁部24を有している。
下縁部24には、下方ヒンジ部18が設けられている。下方ヒンジ部18は、車幅方向Wに延在している。下方ヒンジ部18には、下方ドア部19が回転可能に連結されている。下方ドア部19は、一対のドア部17の下方に隣り合っている。下方ドア部19は、長方形板状である。
図4に示すように、エアバッグ開口21の周縁部22は、上下方向Zに延在する一対の側縁部25を有している。一対の側縁部25には、一対のヒンジ部16が設けられている。一対のヒンジ部16は、上下方向Zに延在している。一対のヒンジ部16には、一対のドア部17がそれぞれ回転可能に連結されている。一対のドア部17は、車幅方向Wにおいて隣接している。
図2に示すように、一対のドア部17は、長方形板状である。車幅方向Wにおけるドア部17の長さは、車幅方向Wにおける下方ドア部19の半分である。
図3及び図4に示すように、一対のドア部17及び下方ドア部19は、エアバッグ開口21を閉塞している。
<エアバッグ13>
図1に示すように、エアバッグ13は、ガスの供給により展開及び膨張する周知の構成である。エアバッグ13は、折り畳まれた状態で筒状部20に収容されている。
図1及び図2に二点鎖線にて示すように、エアバッグ13は、上膨張部13a及び下膨張部13bを有している。上膨張部13aは、インストルメントパネル30と乗員Pの上半身、特に、頭部PHから胸部PTにかけての領域との間で展開及び膨張可能な大きさを有している。下膨張部13bは、インストルメントパネル30と乗員Pの膝部PKとの間で展開及び膨張可能な大きさを有している。
<インフレータ15>
図1に示すように、インフレータ15は、膨張用のガスを発生させるものであり、リテーナ14の前端に取り付けられている。インフレータ15の後部には、ガス供給部が設けられている。ガス供給部を含む部分は、折り畳まれた状態のエアバッグ13の内部に収容されている。
<エアバッグドア11>
図1に示すように、エアバッグドア11は、インストルメントパネル30の後面部分30bに設けられている。
図2~図4に示すように、インストルメントパネル30は、エアバッグドア11と、エアバッグドア11を囲むとともにエアバッグドア11に連なって形成されたパネル本体31とを有している。
図1、図2、及び図4に示すように、エアバッグドア11は、エアバッグモジュール12の後方に配置されている。エアバッグドア11の前面は、一対のドア部17及び下方ドア部19と重なり合っている。エアバッグドア11は、一対のドア部17及び下方ドア部19と共に、エアバッグ開口21を閉塞している。
エアバッグドア11及びパネル本体31は、硬質樹脂製の基材により形成されている。基材を構成する樹脂材料としては、例えばサーモプラスチックオレフィン(TPO)、ポリプロピレン等が好ましい。
図2~図4に示すように、エアバッグドア11及びパネル本体31の前面には、エアバッグ13により押圧された際にエアバッグドア11の破断の起点となるテアライン33が設けられている。テアライン33は、例えば断面V字状の溝である。
テアライン33は、上方テアライン34と、中央テアライン35と、下方テアライン36と、一対の側縁テアライン37と、最下方テアライン38とを有している。
図3に示すように、上方テアライン34は、前後方向Lにおいてエアバッグ開口21の上縁部23と重なるとともに車幅方向Wに延在している。
下方テアライン36は、前後方向Lにおいて一対のドア部17と下方ドア部19との境界線B1と重なるとともに車幅方向Wに延在している。
最下方テアライン38は、前後方向Lにおいて下方ヒンジ部18と重なるとともに車幅方向Wに延在している。
図4に示すように、中央テアライン35は、前後方向Lにおいて一対のドア部17の境界線B2と重なるとともに上方テアライン34から下方に延在している。一対の側縁テアライン37は、前後方向Lにおいて一対のヒンジ部16とそれぞれ重なるとともに上下方向Zに延在している。
第1実施形態の作用について説明する。
図5及び図6に示すように、車両の正面衝突に伴う衝撃力がセンサにより検知されると、制御装置(いずれも図示略)によりインフレータ15の作動が制御されることで、インフレータ15からエアバッグ13内にガスが供給される。これにより、エアバッグ13は、展開及び膨張しながらエアバッグ開口21を通過する。そして、エアバッグ13により一対のドア部17及び下方ドア部19が後方に向けて押圧されると、一対のドア部17及び下方ドア部19を介してエアバッグドア11が後方に向けて押圧される。これにより、上方テアライン34、中央テアライン35、下方テアライン36、側縁テアライン37、及び最下方テアライン38に沿ってエアバッグドア11が破断されるようになる。また、一対のドア部17が一対のヒンジ部16を中心に回転して車幅方向Wに移動するとともに、下方ドア部19が下方ヒンジ部18を中心に回転して下方に移動することで、エアバッグ開口21が開放される。
図1及び図2に二点鎖線にて示すように、エアバッグ開口21を通過したエアバッグ13は、後方及び上方に展開及び膨張する。車両の正面衝突に伴い乗員Pは前方に移動しようとする。このとき、エアバッグ13の上膨張部13aによって乗員Pの上半身が受け止められるとともに、下膨張部13bによって乗員Pの下半身が受け止められる。
第1実施形態の効果について説明する。
(1-1)エアバッグドア11は、展開及び膨張するエアバッグ13により押圧されながら車幅方向Wまたは下方に移動することでエアバッグ開口21を開放するように構成されている。
同構成によれば、上記作用を奏することから、エアバッグドア11は、上方に移動しない。その結果、エアバッグ13の上方への展開及び膨張を邪魔しにくくなる。したがって、インストルメントパネル30の上面部分30aが低く設定される場合であっても、エアバッグ13を上方に向けて好適に展開及び膨張させることができる。
(1-2)エアバッグドア11及びパネル本体31の前面のうち前後方向Lにおいて上縁部23と重なる位置には、車幅方向Wに延在する上方テアライン34が設けられている。
同構成によれば、エアバッグ13によりエアバッグドア11が後方に向けて押圧されると、上方テアライン34に沿ってエアバッグドア11が破断されるようになる。これにより、エアバッグドア11が車幅方向Wまたは下方に移動することでエアバッグ開口21が開放される。
さらに、エアバッグドア11及びパネル本体31の前面にテアライン33が設けられているため、テアライン33の追加に起因してインストルメントパネル30の意匠面の意匠性が損なわれることを抑制できる。
(1-3)テアライン33は、前後方向Lにおいて一対のドア部17の境界線B2と重なるとともに上方テアライン34から下方に延在する中央テアライン35を含む。
同構成によれば、エアバッグ13により一対のドア部17が後方に向けて押圧されると、上方テアライン34及び中央テアライン35に沿ってエアバッグドア11が破断されるようになる。これにより、一対のドア部17が一対のヒンジ部16を中心に回転することでエアバッグ開口21が開放される。
(1-4)テアライン33は、前後方向Lにおいて一対のドア部17と下方ドア部19との境界線B1と重なるとともに車幅方向Wに延在する下方テアライン36を含む。
同構成によれば、エアバッグ13により一対のドア部17及び下方ドア部19が後方に向けて押圧されると、上方テアライン34、中央テアライン35、下方テアライン36に沿ってエアバッグドア11が破断されるようになる。これにより、一対のドア部17が一対のヒンジ部16を中心に回転するとともに下方ドア部19が下方ヒンジ部18を中心に回転することでエアバッグ開口21が開放される。
また、展開及び膨張するエアバッグ13は、下方ドア部19によって上方に向かう反力を得ることができるため、エアバッグ13を上方に向けて一層好適に展開及び膨張させることができる。
<第2実施形態>
以下、図7及び図8を参照して、第2実施形態について第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一の、または対応する構成については、同一の符号を付することにより、重複した説明を省略する。
図7及び図8(a)に示すように、インストルメントパネル30は、パネル本体31及びエアバッグドア11を備えている。
パネル本体31は、前後方向Lにおいてリテーナ14のエアバッグ開口21と重なり合う開口部40を有している。
エアバッグドア11は、開口部40に設けられ、エアバッグ開口21及び開口部40を開閉するように構成されている。
開口部40は、長方形状である。開口部40は、車幅方向Wに延在するとともに上下方向Zにおいて互いに間隔をあけて位置する上縁部41及び下縁部42と、上下方向Zに延在する一対の側縁部43とを有している。
エアバッグドア11は、車幅方向Wにおいて互いに隣り合う一対のドア部45を備えている。
ドア部45は、ドア部45が展開されることで開口部40を閉塞する展開状態(図8(a)参照)と、ドア部45が折り畳まれることで開口部40を開放する折り畳み状態(図8(c)参照)との間で変形可能に構成されている。
ドア部45は、第1ドア部46及び第2ドア部47を備えている。第1ドア部46及び第2ドア部47は、いずれも長方形板状であり、車幅方向Wにおいて互いに隣り合っている。第2ドア部47は、車幅方向Wにおいて側縁部43と隣り合っている。
上縁部41及び下縁部42には、展開状態と折り畳み状態との間でドア部45の変形を案内する案内部44が設けられている。案内部44は、車幅方向Wに延在する溝44aを有している。
図8(a)~(c)に示すように、第1ドア部46と第2ドア部47とは、ヒンジ部48を介して連結されている。
第1ドア部46の上縁部及び下縁部には、上下方向Zに突出する第1軸部46aが設けられている。第1軸部46aは、第1ドア部46の上縁部及び下縁部のうち車幅方向Wにおいてヒンジ部48が位置する端部とは反対側の端部に設けられている。
第1軸部46aは、溝44aに遊嵌することで車幅方向Wに移動可能に構成されている。
第2ドア部47の上縁部及び下縁部には、上下方向Zに突出する第2軸部47aが設けられている。第2軸部47aは、第2ドア部47の上縁部及び下縁部のうち車幅方向Wにおいてヒンジ部48が位置する端部とは反対側の端部に設けられている。第2軸部47aは、第2軸部47aの軸線を中心に回動可能、且つ車幅方向Wにおいて移動不能に溝44aに対して取り付けられている。
なお、本実施形態のリテーナ14は、一対のドア部17及び下方ドア部19を有していない。
第2実施形態の作用について説明する。
図8(b)に示すように、エアバッグ13により一対のドア部45が後方に向けて押圧される。これにより、ヒンジ部48が後方に移動することで、第1軸部46aの軸線を中心に第1ドア部46が回転するとともに、第2軸部47aの軸線を中心に第2ドア部47が回転する。そして、一対の第1ドア部46の第1軸部46aが車幅方向Wにおいて互いに離れるように溝44aに沿って移動することで、第1ドア部46及び第2ドア部47が折り畳まれる。このとき、第2軸部47aは、車幅方向Wにおいて移動しないので、図8(c)に示すように、ドア部45が折り畳まれることで開口部40が開放される。そして、開口部40を通過したエアバッグ13は、後方及び上方に展開及び膨張する。
第2実施形態の効果について説明する。
(2-1)ドア部45は、ドア部45が展開されることで開口部40を閉塞する展開状態と、ドア部45が折り畳まれることで開口部40を開放する折り畳み状態との間で変形可能に構成されている。
また、開口部40の上縁部41及び下縁部42には、展開状態と折り畳み状態との間でドア部45の変形を案内する案内部44としての溝44aが設けられている。
同構成によれば、上記作用を奏することから、一対のドア部45が折り畳み状態となるので、エアバッグ13の展開及び膨張時におけるドア部45の後方への突出長さを短くすることができる。
<第3実施形態>
以下、図9~図15を参照して、第3実施形態について第2実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第3実施形態において、第1実施形態及び第2実施形態と同一の、または対応する構成については、同一の符号を付することにより、重複した説明を省略する。
図9及び図11に示すように、インストルメントパネル30は、開口部40を有するパネル本体31と、エアバッグドア11とを備えている。
図10に示すように、開口部40の上縁部41の後方部分は、前方部分よりも下方に突出している。開口部40の下縁部42の前方部分は、後方部分よりも上方に突出している。
図9及び図11に示すように、一対の側縁部43には、一対の案内部50が設けられている。案内部50は、上下方向Zに延在している。案内部50には、上下方向Zに延在する案内溝50aが設けられている。案内部50の下方部分には、前方に開口するとともに案内溝50aに連通する連通口51が設けられている。
図9に示すように、エアバッグドア11は、長方形板状である。
図10に示すように、エアバッグドア11の上縁部の前方部分は、後方部分よりも上方に突出している。エアバッグドア11の下縁部の後方部分は、前方部分よりも下方に突出している。
図9及び図11に示すように、車幅方向Wにおけるエアバッグドア11の両端の上部には、車幅方向Wに突出する一対の突出部52が設けられている。突出部52は、例えば円柱状である。一対の突出部52は、一対の案内溝50aにそれぞれ遊嵌されている。
車幅方向Wにおけるエアバッグドア11の両端の下部には、車幅方向Wに突出する一対の係合突部54が設けられている。係合突部54は、例えば円柱状である。一対の係合突部54は、一対の案内溝50aに遊嵌されている。
一対の係合突部54は、エアバッグドア11が開口部40を閉塞する閉塞状態において開口部40に係合することで閉塞状態を保持する係合部53として機能する。係合部53は、エアバッグ13により押圧されることでパネル本体31との係合を解除されるように構成されている。
図12及び図13に示すように、係合突部54の長さL1は、突出部52の長さL2よりも短い(L1<L2)。係合突部54の直径R1は、突出部52の直径R2よりも小さい(R1<R2)。また、係合突部54の先端部は面取りされている。
次に、エアバッグドア11を一対の案内部50に取り付ける手順について説明する。
まず、図14(a)に示すように、エアバッグドア11の上端部を後方から開口部40に挿通することで、突出部52を連通口51の前方に配置する。
続いて、突出部52を後方に移動させることで連通口51から案内溝50a内に挿入する。
続いて、図14(b)に示すように、案内溝50aに沿って突出部52を上方に移動させる。
続いて、図14(b)に矢印にて示すように、突出部52の軸線を中心にエアバッグドア11の下方部分を回動させて前方に移動させる。このとき、係合突部54は、開口部40の縁部及び案内部50に押し当てられることで、自身またはパネル本体31及び案内部50が撓み変形する。これにより、係合突部54が一対の案内溝50aに遊嵌される。こうしてエアバッグドア11が開口部40に取り付けられる。
第3実施形態の作用について説明する。
図15に示すように、エアバッグ13によりエアバッグドア11が後方に向けて押圧されると、突出部52よりも短く細い係合突部54が案内溝50aから後方に外れる。これにより、突出部52が案内溝50aにより案内されながらエアバッグドア11が自重により下方へ移動することでエアバッグ開口21が開放される(開放状態)。そして、エアバッグ13が後方及び上方に展開及び膨張する。
第3実施形態の効果について説明する。
(3-1)エアバッグドア11は、開口部40を閉塞する閉塞状態から、エアバッグドア11が案内溝50aに沿って自重により下方へ移動することでエアバッグ開口21が開放される開放状態へ移行するように構成されている。
同構成によれば、エアバッグ13の展開及び膨張時におけるエアバッグドア11の後方への突出長さを短くすることができる。
(3-2)係合部53は、車幅方向Wにおけるエアバッグドア11の両端の下部に設けられる一対の係合突部54である。係合突部54は、車幅方向Wに突出するとともに一対の案内溝50aに遊嵌している。
同構成によれば、一対の案内溝50aに遊嵌される一対の係合突部54によって係合部53を容易に具体化することができる。
(3-3)係合突部54の先端部は面取りされている。
同構成によれば、開口部40にエアバッグドア11を取り付ける際に、面取りされた係合突部54の先端部が開口部40に接触するので、係合突部54が開口部40を通過しやすくなる。したがって、エアバッグドア11を容易に開口部40に取り付けることができる。
また、エアバッグ13によってエアバッグドア11が後方に押圧された際に、面取りされた係合突部54の先端部が案内溝50aに接触するので、係合突部54が案内溝50aから後方に外れやすくなる。したがって、容易に閉塞状態から開放状態に移行できる。
<変更例>
第1実施形態~第3実施形態は、以下のように変更して実施することができる。第1実施形態~第3実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第3実施形態において、係合突部54の先端部分は、面取りされていなくてもよい。
・第3実施形態において、係合部53は、係合突部54に限定されない。例えば、開口部40の下縁部42に凹部を設けるとともに、同凹部に嵌合する爪部をエアバッグドア11の下縁部に設けてもよい。
・第2実施形態において、エアバッグドア11の構成は上記のものに限定されない。例えば、第2軸部47aを省略して、パネル本体31の開口部40の側縁部43と、第2ドア部47のうち側縁部43に隣接する端縁とがヒンジによって一体に形成されていてもよい。また、ヒンジ部48を省略して、ドア部45の後面に上下方向Zに延在する切込を設けることで、切込を起点にして一対のドア部45が折り畳まれる構成でもよい。いずれの場合であっても、上述した作用効果(2-1)を奏することができる。
・第1実施形態~第3実施形態において、インストルメントパネル30の基材の後面に表皮を設けてもよい。表皮は、例えば合成皮革によって構成される。なお、第2実施形態では、表皮の前面のうち前後方向Lにおいてエアバッグドア11と開口部40との境界線に重なる部分、一対のドア部45の境界線に重なる部分、及び第1ドア部46と第2ドア部47との境界線に重なる部分にテアラインを設けることが好ましい。また、第3実施形態では、表皮の前面のうち前後方向Lにおいてエアバッグドア11と開口部40との境界線に重なる部分にテアラインを設けることが好ましい。
・第1実施形態において、下方ドア部19を省略して、一対のドア部17が下縁部24と隣り合う構成にしてもよい。また、一対のドア部17を省略して、下方ドア部19が上縁部23と隣り合う構成にしてもよい。
・第1実施形態において、エアバッグドア11とパネル本体31とが別体に形成されていてもよい。この場合、上方テアライン34、側縁テアライン37、及び最下方テアライン38は省略される。
10…エアバッグ装置
11…エアバッグドア
12…エアバッグモジュール
13…エアバッグ
13a…上膨張部
13b…下膨張部
14…リテーナ
15…インフレータ
16…ヒンジ部
17…ドア部
18…下方ヒンジ部
19…下方ドア部
20…筒状部
21…エアバッグ開口
22…周縁部
23…上縁部
24…下縁部
25…側縁部
30…インストルメントパネル
30a…上面部分
30b…後面部分
31…パネル本体
33…テアライン
34…上方テアライン
35…中央テアライン
36…下方テアライン
37…側縁テアライン
38…最下方テアライン
40…開口部
41…上縁部
42…下縁部
43…側縁部
44…案内部
44a…溝
45…ドア部
46…第1ドア部
46a…第1軸部
47…第2ドア部
47a…第2軸部
48…ヒンジ部
50…案内部
50a…案内溝
51…連通口
52…突出部
53…係合部
54…係合突部
60…リンフォース
70…ウインドシールド
B1,B2…境界線
P…乗員
PH…頭部
PT…胸部
PK…膝部

Claims (7)

  1. エアバッグドアと、エアバッグモジュールと、を備える車両用のエアバッグ装置であって、
    車両の前後方向の前方及び後方を前方及び後方とするとき、
    前記エアバッグドアは、車両のインストルメントパネルの後面部分に設けられており、
    前記エアバッグモジュールは、ガスの供給により展開及び膨張するエアバッグと、前記エアバッグを収容する筒状部を有するリテーナと、を備えるとともに前記エアバッグドアの前方に配置されており、
    前記筒状部は、後方に向かって開口するとともに前記エアバッグが展開及び膨張する際に通過するエアバッグ開口を有しており、
    前記エアバッグドアは、展開及び膨張する前記エアバッグにより押圧されながら車幅方向または下方に移動することで前記エアバッグ開口を開放するように構成されている、
    車両用のエアバッグ装置。
  2. 前記インストルメントパネルは、
    前記エアバッグドアと、
    前記エアバッグドアを囲むとともに前記エアバッグドアに連なって形成されたパネル本体と、を有しており、
    前記エアバッグ開口の周縁部は、前記車幅方向に延在するとともに上下方向において互いに間隔をあけて位置する上縁部及び下縁部と、前記上下方向に延在する一対の側縁部と、を有しており、
    前記エアバッグドア及び前記パネル本体の前面には、前記エアバッグにより押圧された際に前記エアバッグドアの破断の起点となるテアラインが設けられており、
    前記テアラインは、前記前後方向において前記上縁部と重なるとともに前記車幅方向に延在する上方テアラインを含む、
    請求項1に記載の車両用のエアバッグ装置。
  3. 前記リテーナは、前記一対の側縁部にそれぞれ設けられた一対のヒンジ部と、前記一対のヒンジ部を介してそれぞれ回転可能に連結された一対のドア部と、を備えており、
    前記一対のドア部は、前記エアバッグドアの前面と重なり合っており、
    前記テアラインは、前記前後方向において前記一対のドア部の境界線と重なるとともに前記上方テアラインから下方に延在する中央テアラインを含む、
    請求項2に記載の車両用のエアバッグ装置。
  4. 前記リテーナは、前記下縁部に設けられた下方ヒンジ部と、前記一対のドア部の下方に隣り合うとともに前記下方ヒンジ部を介して回転可能に連結された下方ドア部と、を備えており、
    前記テアラインは、前記前後方向において前記一対のドア部と前記下方ドア部との境界線と重なるとともに前記車幅方向に延在する下方テアラインを含む、
    請求項3に記載の車両用のエアバッグ装置。
  5. 前記インストルメントパネルは、
    前記前後方向において前記エアバッグ開口と重なり合う開口部を有するパネル本体と、
    前記開口部に設けられ、前記エアバッグ開口及び前記開口部を開閉する前記エアバッグドアと、を備えており、
    前記開口部は、前記車幅方向に延在するとともに上下方向において互いに間隔をあけて位置する上縁部及び下縁部と、前記上下方向に延在する一対の側縁部と、を有しており、
    前記エアバッグドアは、前記車幅方向において互いに隣り合う一対のドア部を備えており、
    前記ドア部は、前記ドア部が展開されることで前記開口部を閉塞する展開状態と、前記ドア部が折り畳まれることで前記開口部を開放する折り畳み状態との間で変形可能に構成されており、
    前記開口部の前記上縁部及び前記下縁部には、前記展開状態と前記折り畳み状態との間で前記ドア部の変形を案内する案内部が設けられている、
    請求項1に記載の車両用のエアバッグ装置。
  6. 前記インストルメントパネルは、
    前記前後方向において前記エアバッグ開口と重なり合う開口部を有するパネル本体と、
    前記開口部に設けられ、前記エアバッグ開口及び前記開口部を開閉する前記エアバッグドアと、を備えており、
    前記開口部は、前記車幅方向に延在するとともに上下方向において互いに間隔をあけて位置する上縁部及び下縁部と、前記上下方向に延在する一対の側縁部と、を有しており、
    前記車幅方向における前記エアバッグドアの両端の上部には、前記車幅方向に突出する一対の突出部が設けられており、
    前記開口部の前記一対の側縁部には、前記上下方向に延在するとともに前記一対の突出部が遊嵌される一対の案内溝を有する案内部が設けられており、
    前記エアバッグドアは、前記エアバッグドアが前記開口部を閉塞する閉塞状態において前記開口部の縁部に係合することで前記閉塞状態を保持する係合部を有しており、
    前記係合部は、前記エアバッグにより押圧されることで前記パネル本体との係合を解除されるように構成されている、
    請求項1に記載の車両用のエアバッグ装置。
  7. 前記車幅方向における前記エアバッグドアの両端の下部には、前記車幅方向に突出するとともに前記一対の案内溝に遊嵌する一対の係合突部が設けられており、
    前記係合部は、前記一対の係合突部である、
    請求項6に記載の車両用のエアバッグ装置。
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