JP2024010882A - 二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】正極に対する負極の理論容量比が小さく、かつサイクル特性および高温保存特性に優れる、二次電池を提供する【解決手段】ここに開示される二次電池は、正極と、負極と、電解質とを備える。前記正極は、正極活物質と、カーボンナノチューブとを含有する正極活物質層を備える。前記負極は、負極活物質を含有する負極活物質層を備える。前記正極の単位面積当たりの理論容量に対する、前記負極の単位面積当たりの理論容量比Xは、A≦X≦1.10(式中、A=0.02643658×exp(0.01533607225×正極の単位面積当たりの前記正極活物質の質量[mg/cm2])+0.973563415)を満たす。【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池に関する。
近年、リチウムイオン二次電池等の二次電池は、パソコン、携帯端末等のポータブル電源や、電気自動車(BEV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)等の車両駆動用電源などに好適に用いられている。
従来より、二次電池のサイクル特性の観点から、正極に対する負極の理論電気容量比(以下、単に「理論容量比」とも呼ぶことがある)は、1.2以上が好ましいことが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-243661号公報
近年、二次電池搭載車両の走行距離向上への要求が高まっている。このような車両においては、二次電池の搭載スペースが限られている。よって、上記理論容量比が1.2以上である場合には、負極活物質層が正極活物質層に対してかなり過剰に存在するため、走行距離の観点からは不利である。そのため、上記理論容量比が小さいにも関わらず、サイクル特性に優れる二次電池の開発が求められている。また、二次電池には、長期高温下に置かれた際の容量劣化が少ないこと(すなわち、高温保存特性に優れること)が求められている。
そこで本発明は、正極に対する負極の理論容量比が小さく、かつサイクル特性および高温保存特性に優れる、二次電池を提供することを目的とする。
ここに開示される二次電池は、正極と、負極と、電解質とを備える。前記正極は、正極活物質と、カーボンナノチューブとを含有する正極活物質層を備える。前記負極は、負極活物質を含有する負極活物質層を備える。前記正極の単位面積当たりの理論容量に対する、前記負極の単位面積当たりの理論容量比Xは、A≦X≦1.10(式中、A=0.02643658×exp(0.01533607225×正極の単位面積当たりの前記正極活物質の質量[mg/cm])+0.973563415)を満たす。
このような構成によれば、正極に対する負極の理論容量比が小さく、かつサイクル特性および高温保存特性に優れる、二次電池を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の捲回電極体の構成を示す模式分解図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を説明する。なお、本明細書において言及していない事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。また、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚み等)は実際の寸法関係を反映するものではない。なお、本明細書において「A~B」として表現される数値範囲には、AおよびBが含まれる。
なお、本明細書において「二次電池」とは、繰り返し充放電可能な蓄電デバイスをいい、いわゆる蓄電池、および電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を包含する用語である。また、本明細書において「リチウムイオン二次電池」とは、電荷担体としてリチウムイオンを利用し、正負極間におけるリチウムイオンに伴う電荷の移動により充放電が実現される二次電池をいう。
以下、扁平形状の捲回電極体と扁平形状の電池ケースとを有する扁平角型のリチウムイオン二次電池を例にして、本発明について詳細に説明するが、本発明をかかる実施形態に記載されたものに限定することを意図したものではない。
図1に示すリチウムイオン二次電池100は、扁平形状の捲回電極体20と非水電解質80とが扁平な角形の電池ケース(即ち外装容器)30に収容されることにより構築される密閉型電池である。電池ケース30には外部接続用の正極端子42および負極端子44と、電池ケース30の内圧が所定レベル以上に上昇した場合に該内圧を開放するように設定された薄肉の安全弁36とが設けられている。また、電池ケース30には、非水電解質80を注入するための注入口(図示せず)が設けられている。正極端子42は、正極集電板42aと電気的に接続されている。負極端子44は、負極集電板44aと電気的に接続されている。電池ケース30の材質としては、例えば、アルミニウム等の軽量で熱伝導性の良い金属材料が用いられる。なお、図1は、非水電解質80の量を正確に表すものではない。
捲回電極体20は、図1および図2に示すように、正極シート50と、負極シート60とが、2枚の長尺状のセパレータシート70を介して重ね合わされて長手方向に捲回された形態を有する。正極シート50は、長尺状の正極集電体52の片面または両面(ここでは両面)に長手方向に沿って正極活物質層54が形成された構成を有する。負極シート60は、長尺状の負極集電体62の片面または両面(ここでは両面)に長手方向に沿って負極活物質層64が形成されている構成を有する。正極活物質層非形成部分52a(すなわち、正極活物質層54が形成されずに正極集電体52が露出した部分)および負極活物質層非形成部分62a(すなわち、負極活物質層64が形成されずに負極集電体62が露出した部分)は、捲回電極体20の捲回軸方向(すなわち、上記長手方向に直交するシート幅方向)の両端から外方にはみ出すように形成されている。正極活物質層非形成部分52aおよび負極活物質層非形成部分62aには、それぞれ正極集電板42aおよび負極集電板44aが接合されている。
正極シート50を構成する正極集電体52としては、リチウムイオン二次電池に用いられる公知の正極集電体を用いてよく、その例としては、導電性の良好な金属(例えば、アルミニウム、ニッケル、チタン、ステンレス鋼等)製のシートまたは箔が挙げられる。正極集電体52としては、アルミニウム箔が好ましい。
正極集電体52の寸法は特に限定されず、電池設計に応じて適宜決定すればよい。正極集電体52としてアルミニウム箔を用いる場合には、その厚みは、特に限定されないが、例えば5μm以上35μm以下であり、好ましくは7μm以上20μm以下である。
正極活物質層54は、正極活物質、およびカーボンナノチューブ(CNT)を含有する。正極活物質としては、リチウムイオン二次電池に用いられる公知の正極活物質を用いてよい。具体的に例えば、正極活物質として、リチウム複合酸化物、リチウム遷移金属リン酸化合物等を用いることができる。正極活物質の結晶構造は、特に限定されず、層状構造、スピネル構造、オリビン構造等であってよい。
リチウム複合酸化物としては、遷移金属元素として、Ni、Co、Mnのうちの少なくとも1種を含むリチウム遷移金属複合酸化物が好ましく、その具体例としては、リチウムニッケル系複合酸化物、リチウムコバルト系複合酸化物、リチウムマンガン系複合酸化物、リチウムニッケルマンガン系複合酸化物、リチウムニッケルコバルトマンガン系複合酸化物、リチウムニッケルコバルトアルミニウム系複合酸化物、リチウム鉄ニッケルマンガン系複合酸化物等が挙げられる。
なお、本明細書において「リチウムニッケルコバルトマンガン系複合酸化物」とは、Li、Ni、Co、Mn、Oを構成元素とする酸化物の他に、それら以外の1種または2種以上の添加的な元素を含んだ酸化物をも包含する用語である。かかる添加的な元素の例としては、Mg、Ca、Al、Ti、V、Cr、Y、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Na、Fe、Zn、Sn等の遷移金属元素や典型金属元素等が挙げられる。また、添加的な元素は、B、C、Si、P等の半金属元素や、S、F、Cl、Br、I等の非金属元素であってもよい。このことは、上記したリチウムニッケル系複合酸化物、リチウムコバルト系複合酸化物、リチウムマンガン系複合酸化物、リチウムニッケルマンガン系複合酸化物、リチウムニッケルコバルトアルミニウム系複合酸化物、リチウム鉄ニッケルマンガン系複合酸化物等についても同様である。
リチウム遷移金属リン酸化合物としては、例えば、リン酸鉄リチウム(LiFePO)、リン酸マンガンリチウム(LiMnPO)、リン酸マンガン鉄リチウム等が挙げられる。
これらの正極活物質は、1種単独で用いてよく、または2種以上を組み合わせて用いてもよい。正極活物質としては、初期抵抗特性等の諸特性に優れることから、リチウムニッケルコバルトマンガン系複合酸化物が特に好ましい。
正極活物質の平均粒子径(メジアン径:D50)は、特に限定されないが、例えば、0.05μm以上25μm以下であり、好ましくは1μm以上20μm以下であり、より好ましくは3μm以上15μm以下である。なお、正極活物質の平均粒子径(D50)は、例えば、レーザ回折散乱法により求めることができる。
正極活物質層54中の正極活物質の含有量(すなわち、正極活物質層54の全質量に対する正極活物質の含有量)は、特に限定されないが、例えば80質量%以上であり、87質量%以上が好ましく、より好ましくは90質量%以上であり、さらに好ましくは95質量%以上であり、最も好ましくは98質量%以上である。
CNTは、正極活物質層54の導電材として機能する。CNTは、通常、単独の粒子および/または凝集体の形態で、正極活物質と共に正極活物質層54内で分散している。正極活物質層54がCNTを含むことにより、正極50と負極60との間の反応の均一性が向上し、これにより負極60での金属リチウムの析出を抑制して、サイクル特性を高めることができる。
使用されるCNTの種類は特に限定されず、例えば、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)、2層カーボンナノチューブ(DWCNT)、多層カーボンナノチューブ(MWCNT)などを用いることができる。これらは、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。正極活物質間の導電パスをより多く形成できることから、CNTとしては、SWCNTが好ましい。CNTは、アーク放電法、レーザアブレーション法、化学気相成長法等により製造されたものであってよい。
CNTの平均長さは特に限定されない。CNTの平均長さが長過ぎると、CNTが凝集して分散性が低下する傾向にある。そのため、CNTの平均長さは、15μm以下が好ましく、8.0μm以下がより好ましく、5.0μm以下がさらに好ましく、3.0μm以下が最も好ましい。一方、CNTの平均長さが短過ぎると、正極活物質間の導電パスが形成され難くなる傾向にある。そのため、CNTの平均長さは、0.3μm以上が好ましく、0.5μm以上がより好ましく、0.8μm以上がさらに好ましく、1.0μm以上が最も好ましい。
CNTの平均直径は、特に限定されず、例えば0.1nm~10nmであり、好ましくは0.3nm~5.0nmであり、さらに好ましくは0.5nm~3.0nmであり、最も好ましくは1.0nm~2.0nmである。
なお、CNTの平均長さおよび平均直径は、例えば、CNTの電子顕微鏡写真を撮影し、100個以上のCNTの長さおよび直径の平均値として、それぞれ求めることができる。具体的に例えば、CNT分散液を希釈した後乾燥して、測定試料を調製する。この試料について走査型電子顕微鏡(SEM)観察を行い、100個以上のCNTの長さおよび直径を求め、平均値を算出する。このとき、CNTが再凝集している場合には、凝集したCNTの束に対して、長さおよび直径を求める。
典型的には、正極活物質層54の導電材には、CNTのみが用いられる。しかしながら、正極活物質層54は、本発明の効果を顕著に阻害しない範囲内で、CNT以外の導電材(例、カーボンブラック等)を含有していてもよい。
正極活物質層54中のCNTの含有量は、特に制限はない。正極活物質層54中のCNTの含有量が小さ過ぎると、CNTによるサイクル特性向上効果が小さくなるおそれがある。一方、CNTの含有量が多過ぎると、リチウムイオン二次電池100の製造時における、正極スラリーの増粘や、正極活物質層54への非水電解質80の含浸性の低下等が起こるおそれがある。そのため、正極活物質層54中のCNTの含有量は、0.01質量%以上3.0質量%以下が好ましく、0.05質量%以上2.0質量%以下がより好ましく、0.05質量%以上1.0質量%以下がさらに好ましい。
正極活物質層54は、正極活物質以外の成分、例えば、リン酸三リチウム、バインダ、カーボンナノチューブ分散剤(CNT分散剤)等を含んでいてもよい。バインダとしては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)等を使用し得る。
CNT分散剤としては、例えば、界面活性剤型分散剤(低分子型分散剤とも呼ばれる)、高分子型分散剤、無機型分散剤等を用いることができる。CNT分散剤は、アニオン性、カチオン性、両性または非イオン性のいずれであってもよい。よって、CNT分散剤は、その分子構造中に、アニオン性基、カチオン性基、およびノニオン性基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有していてもよい。なお、界面活性剤とは、分子構造内に親水性部位と親油性部位を備え、これらが共有結合で結合した化学構造を有する両親媒性物質をいう。
CNT分散剤の具体例としては、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物アンモニウム塩、メチルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩等の重縮合系の芳香族系界面活性剤;ポリアクリル酸およびその塩、ポリメタクリル酸およびその塩等のポリカルボン酸およびその塩;トリアジン誘導体系分散剤(好ましくはカルバゾリル基、またはベンゾイミダゾリル基を含むもの);ポリビニルピロリドン(PVP);ピレン、アントラセン等の多核芳香族を側鎖に有するポリマー;ピレンアンモニウム誘導体(例、ピレンにアンモニウムブロマイド基が導入された化合物)、アントラセンアンモニウム誘導体等の多核芳香族アンモニウム誘導体;などが挙げられる。これらのCNT分散剤は、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。CNT分散剤としては、多核芳香族を含むものが好ましい。具体的には、CNT分散剤としては、多核芳香族を側鎖に有するポリマー、および多核芳香族アンモニウム誘導体が好ましい。
正極活物質層54中のリン酸三リチウムの含有量は、特に制限はないが、1質量%以上15質量%以下が好ましく、2質量%以上12質量%以下がより好ましい。正極活物質層54中のバインダの含有量は、特に制限はないが、0.1質量%以上10質量%以下が好ましく、0.2質量%以上5質量%以下がより好ましく、0.3質量%以上2質量%以下がさらに好ましい。
CNT分散剤の量は、CNTおよびCNT分散剤の種類に応じて適宜決定してよい。ここで、CNT分散剤の割合が小さ過ぎると、分散性が不十分となるおそれがある。一方、CNT分散剤の割合が大き過ぎると、CNT表面に過剰にCNT分散剤が付着して、抵抗増加を起こし得る。CNTがSWCNTである場合には、CNT分散剤の使用量は、CNT100質量部に対して、例えば1質量部~400質量部であり、好ましくは20質量部~200質量部である。CNTがMWNTである場合には、CNT分散剤の使用量は、CNT100質量部に対して、例えば1質量部~100質量部であり、好ましくは4質量部~40質量部である。
正極活物質層54の厚みは、特に限定されないが、例えば、10μm以上300μm以下であり、好ましくは20μm以上200μm以下である。
正極活物質層54の目付量は、特に限定されないが、電池容量、および正極スラリー塗工法による正極活物質層の形成の容易さの観点から、好ましくは10mg/cm以上であり、より好ましくは30mg/cm以上であり、さらに好ましくは50mg/cm以上である。一方、リチウムイオン二次電池100の抵抗特性の観点から、好ましくは100mg/cm以下であり、より好ましくは85mg/cm以下であり、さらに好ましくは70mg/cm以下である。なお、正極活物質層54の目付量は、正極50の両面に正極活物質層54が形成されている場合には、正極50の両面の正極活物質層54の合計である。
負極シート60を構成する負極集電体62としては、リチウムイオン二次電池に用いられる公知の負極集電体を用いてよく、その例としては、導電性の良好な金属(例えば、銅、ニッケル、チタン、ステンレス鋼等)製のシートまたは箔が挙げられる。負極集電体62としては、銅箔が好ましい。
負極集電体62の寸法は特に限定されず、電池設計に応じて適宜決定すればよい。負極集電体62として銅箔を用いる場合には、その厚みは、特に限定されないが、例えば5μm以上35μm以下であり、好ましくは6μm以上20μm以下である。
負極活物質層64は負極活物質を含有する。当該負極活物質としては、例えば黒鉛、ハードカーボン、ソフトカーボン等の炭素材料を使用し得る。黒鉛は、天然黒鉛であっても人造黒鉛であってもよく、黒鉛が非晶質な炭素材料で被覆された形態の非晶質炭素被覆黒鉛であってもよい。
負極活物質の平均粒子径(メジアン径:D50)は、特に限定されないが、例えば、0.1μm以上50μm以下であり、好ましくは1μm以上25μm以下であり、より好ましくは5μm以上20μm以下である。なお、負極活物質の平均粒子径(D50)は、例えば、レーザ回折散乱法により求めることができる。
負極活物質層64は、活物質以外の成分、例えばバインダや増粘剤等を含み得る。バインダとしては、例えばスチレンブタジエンラバー(SBR)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)等を使用し得る。増粘剤としては、例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)等を使用し得る。
負極活物質層64中の負極活物質の含有量は、90質量%以上が好ましく、95質量%以上99質量%以下がより好ましい。負極活物質層64中のバインダの含有量は、0.1質量%以上8質量%以下が好ましく、0.5質量%以上3質量%以下がより好ましい。負極活物質層64中の増粘剤の含有量は、0.3質量%以上3質量%以下が好ましく、0.5質量%以上2質量%以下がより好ましい。
負極活物質層64の厚みは、特に限定されないが、例えば、10μm以上400μm以下であり、好ましくは20μm以上300μm以下である。
本実施形態においては、正極50の単位面積当たりの理論容量に対する、負極60の単位面積当たりの理論容量比Xが、A≦X≦1.10を満たす。理論容量比Xは、下記式より求まる値である。
理論容量比X={負極の単位面積当たりの負極活物質の質量(g/cm)×負極活物質の理論電気容量(mAh/g)}/{正極の単位面積当たりの正極活物質の質量(g/cm)×正極活物質の理論電気容量(mAh/g)}
上記において、Aは、下記式より求まる値である。
A=0.02643658×exp(0.01533607225×正極の単位面積当たりの正極活物質の質量[mg/cm])+0.973563415
なお、「正極の単位面積当たり」とは、正極50の正極活物質層54と正極集電体52が積層された領域における、正極活物質層54の主面の面積(通常、正極集電体52の主面方向における面積でもある)1cm当たりのことをいう。同様に「負極の単位面積当たり」とは、負極60の負極活物質層64と負極集電体62が積層された領域における、負極活物質層64の主面の面積(通常、負極集電体62の主面方向における面積でもある)1cm当たりのことをいう。なお、正極活物質の理論電気容量および負極活物質の理論電気容量の算出方法は、公知であり、例えば、黒鉛の理論電気容量は、372mAh/gである。
理論容量比Xの下限値Aの計算式は、正極50の単位面積当たりの正極活物質の質量が大きいほど金属リチウムの析出がし易くなること、および二次電池の設計上、理論容量比Xが1未満とはならないことを考慮し、本発明者の実験結果に基づいて、導かれたものである。よって、上記理論容量比XがAを下回ると、リチウムイオン二次電池100に充放電を繰り返した際の金属リチウムが析出し易くなり、これによりサイクル特性が悪化する。一方、上記理論容量比Xが1.10を超えると、リチウムイオン二次電池100が長期高温下に置かれた際に負極60と非水電解質80との副反応が起こり易くなり、容量劣化し易くなる。
また、理論容量比Xは、大きいほど、リチウムイオン二次電池100の初期抵抗が小さくなる傾向にある。よって、より高い初期抵抗特性の観点から、理論容量比Xは、1.05≦X≦1.10を満たすことが好ましい。
セパレータ70としては、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、セルロース、ポリアミド等の樹脂から構成される多孔性シート(フィルム)が挙げられる。かかる多孔性シートは、単層構造であってもよく、二層以上の積層構造(例えば、PE層の両面にPP層が積層された三層構造)であってもよい。セパレータ70の表面には、耐熱層(HRL)が設けられていてもよい。
セパレータ70の厚みは特に限定されないが、例えば5μm以上50μm以下であり、好ましくは10μm以上30μm以下である。セパレータ70のガーレー試験法によって得られる透気度は特に限定されないが、好ましくは350秒/100cc以下である。
非水電解質80は、典型的には、非水溶媒と支持塩(電解質塩)とを含有する。非水溶媒としては、一般的なリチウムイオン二次電池の電解液に用いられる、カーボネート類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、スルホン類、ラクトン類等の有機溶媒を、特に限定なく用いることができる。なかでも、カーボネート類が好ましく、その具体例として、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、モノフルオロエチレンカーボネート(MFEC)、ジフルオロエチレンカーボネート(DFEC)、モノフルオロメチルジフルオロメチルカーボネート(F-DMC)、トリフルオロジメチルカーボネート(TFDMC)等が例示される。このような非水溶媒は、1種を単独で、あるいは2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
支持塩としては、例えば、LiPF、LiBF、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド(LiFSI)等のリチウム塩(好ましくはLiPF)を好適に用いることができる。支持塩の濃度は、0.7mol/L以上1.3mol/L以下が好ましい。
なお、上記非水電解質は、本発明の効果を著しく損なわない限りにおいて、上述した成分以外の成分、例えば、ビニレンカーボネート(VC)、オキサラト錯体等の被膜形成剤;ビフェニル(BP)、シクロヘキシルベンゼン(CHB)等のガス発生剤;増粘剤;等の各種添加剤を含んでいてもよい。
リチウムイオン二次電池100は、サイクル特性および高温保存特性に優れる。リチウムイオン二次電池100は、各種用途に利用可能である。好適な用途としては、電気自動車(BEV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)等の車両に搭載される駆動用電源が挙げられる。リチウムイオン二次電池100を駆動用電源に用いた車両(特に、BEV)は、走行距離が長いという利点を有する。また、リチウムイオン二次電池100は、小型電力貯蔵装置等の蓄電池として使用することができる。リチウムイオン二次電池100は、典型的には複数個を直列および/または並列に接続してなる組電池の形態でも使用され得る。
以上、一例として扁平形状の捲回電極体20を備える角形のリチウムイオン二次電池100について説明した。しかしながら、リチウムイオン二次電池は、積層型電極体(すなわち、複数の正極と、複数の負極とが交互に積層された電極体)を備えるリチウムイオン二次電池として構成することもできる。また、リチウムイオン二次電池は、円筒形リチウムイオン二次電池、ラミネートケース型リチウムイオン二次電池等として構成することもできる。また、公知方法に従い、非水電解質の代わりに固体電解質を用いた全固体リチウムイオン二次電池として構成することもできる。
本実施形態に係る二次電池は、公知方法に従ってリチウムイオン二次電池以外の二次電池として構成することができる。
以下、本発明に関する実施例を詳細に説明するが、本発明をかかる実施例に示すものに限定することを意図したものではない。
〔実施例1~4および比較例1~6〕
正極活物質としてのLiNi1/3Co1/3Mn1/3と、導電材と、バインダとしてのPVdFとを、活物質:導電材:PVdF=99-a:a:1の質量比で混合した。導電材として、実施例1~4および比較例1,2,4,5では、SWCNT(平均長さ1.0μm、平均直径2.0nm)を用い、上記質量比のaは0.1とした。比較例3および6では、アセチレンブラックを用い、上記質量比のaは2.0とした。
これにN-メチル-2-ピロリドンを適量加えて、正極スラリーを調製した。正極スラリーを、正極集電体としてのアルミニウム箔の両面に塗布した。このとき、リード接続部として、アルミニウム箔上に、正極スラリー未塗工部を設けた。また、正極スラリーの塗布量を、形成される正極活物質層の目付量が、実施例1,2および比較例1,2では50mg/cm、比較例3では51mg/cm、実施例3,4および比較例4,5では70mg/cm、比較例6では71mg/cmとなるように調整した。
塗布したスラリーを乾燥して正極活物質層を形成した。得られたシートに対してローラーを用いてプレス処理を行った後、所定の寸法に裁断して、正極集電体の両面に正極活物質層が形成された正極を得た。正極活物質層の充填密度は、3.60g/cmであった。
炭素系負極活物質としての黒鉛と、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩(CMC-Na)と、スチレンブタジエンラバー(SBR)のディスパージョンとを、固形分の質量比として黒鉛:CMC-Na:CMC=98:1:1で混合した。さらにイオン交換水を適量加えて、負極スラリーを調製した。負極スラリーを、負極集電体としての銅箔の両面に塗布した。このとき、リード接続部として、銅箔上に、負極スラリー未塗工部を設けた。また、負極スラリーの塗布量を、表1に示す理論容量比Xが得られるように調整した。
塗布したペーストを乾燥して負極活物質層を形成した。得られたシートに対してローラーを用いてプレス処理を行った後、所定の寸法に裁断して、負極集電体の両面に負極活物質層が形成された負極を得た。負極活物質層の充填密度は、1.50g/cmであった。
上記作製した正極および負極のそれぞれに、リードを取り付けた。単層のポリプロピレン製のセパレータを用意した。正極と、負極とをセパレータを介して交互に1枚ずつ積層して、積層型電極体を作製した。
エチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とを30:40:30の体積比で含む混合溶媒を用意した。この混合溶媒に、ビニレンカーボネートを2質量%の濃度で溶解させ、リチウムビス(オキサレート)ボレートを0.8質量%の濃度で溶解させ、支持塩としてのLiPFを1.15mol/Lの濃度で溶解させた。これにより、非水電解質を得た。
上記作製した積層型電極体と非水電解質とを、角型の電池ケースに収容し、封止して、角型の評価用リチウムイオン二次電池を得た。この評価用リチウムイオン二次電池において、変化させた設計事項を表1に示す。
なお、正極の単位面積当たりの理論容量に対する、負極の単位面積当たりの理論容量Xは、下記式より求めた。用いた正極活物質の理論電気容量は190mAh/gであり、用いた負極活物質の理論電気容量は360mAh/gであった。
理論容量比X={負極の単位面積当たりの負極活物質の質量(g/cm)×負極活物質の理論電気容量(mAh/g)}/{正極の単位面積当たりの正極活物質の質量(g/cm)×正極活物質の理論電気容量(mAh/g)}
<初期抵抗特性評価-入力抵抗測定>
各評価用リチウムイオン二次電池を、定電流定電圧(CC-CV)充電によって、SOC(State of charge)50%に調製した後、25℃の環境下に置いた。5Cの電流値で10秒間充電を行い、このときの電圧上昇量ΔVを取得した。この電圧上昇量ΔVと電流値とを用いて、各評価用二次電池の入力抵抗値を算出した。結果を表1に示す。
<サイクル特性評価>
各評価用リチウムイオン二次電池を、25℃の環境下に置き、充電電圧4.2V、充電電流0.5CでのCC-CV充電を3時間行った。その後、放電電流0.5Cで、3.0Vまで定電流(CC)放電した。このときの放電容量を測定して、初期容量とした。
次に、各評価用リチウムイオン二次電池に対して、上記のCC-CV充電とCC放電とを1サイクルとする充放電を、100サイクル繰り返した。その後、初期容量と同様にして放電容量を測定した。(100サイクル目の放電容量/初期容量)×100より、容量維持率(%)を算出した。結果を表1に示す。
さらに、100サイクル充放電後の各評価用リチウムイオン二次電池を、アルゴン雰囲気下のグローブボックス内に移し、解体した。電極体を取り出し、負極表面上に金属リチウム(Li)が析出しているか否かを目視で確認した。結果を表1に示す。
<高温保存特性評価>
各評価用リチウムイオン二次電池の初期容量を上記と同様にして求めた。次いで、各評価用リチウムイオン二次電池を25℃の環境下に置き、充電電圧4.2V、充電電流0.5CでのCC-CV充電を3時間行った。次に、各評価用リチウムイオン二次電池を60℃の高温槽内で45日間保管した後、初期容量と同様にして放電容量を測定した。(保管後の放電容量/初期容量)×100より、容量維持率(%)を算出した。結果を表1に示す。
Figure 2024010882000002
比較例2と比較例3との比較、および比較例5と比較例6との比較より、一般的な導電材であるアセチレンブラックに代えてCNTを用いることにより、サイクル特性が向上することがわかる。また、比較例2と比較例3との間、および比較例5と比較例6との間では、初期入力抵抗が同程度である一方で、金属Li析出の有無に違いが見られた。このことから、導電材にABを用いた場合には、充放電サイクル中の正負極間の反応が不均一となった部分で金属Liの析出が起こり、導電材にCNTを用いた場合には、反応均一性が向上して、金属Liの析出が抑制でき、サイクル特性が向上したと考えられる。
正極の目付量が50mg/cmである、実施例1、2および比較例1,2について、理論容量比Xが1.03~1.10の範囲において、サイクル特性および高温保存特性が共に優れていた。正極の目付量が70mg/cmである、実施例3、4および比較例4,5については、理論容量比Xが1.05~1.10の範囲において、サイクル特性および高温保存特性が共に優れていた。
実施例1、2および比較例1,2においては、正極活物質層には、バインダ1質量%およびCNT0.1質量%が含まれているため、正極の単位面積当たりの正極活物質の質量は、50×0.989=49.45mg/cmである。ここで式:A=0.02643658×exp(0.01533607225×正極の単位面積当たりの正極活物質の質量[mg/cm])+0.973563415)を計算すると、A=1.03となる。同様に、実施例3、4および比較例4,5においては、正極の単位面積当たりの正極活物質の質量は、70×0.989=69.23mg/cmである。これに基づいてAを計算すると、A=1.05となる。
よって、正極活物質層が、カーボンナノチューブを含有し、理論容量比XがA≦X≦1.10を満たす場合に、二次電池が、サイクル特性および高温保存特性の両方に優れることがわかる。よって、ここに開示される二次電池によれば、正極に対する負極の理論容量比が小さく、かつサイクル特性および高温保存特性の両方に優れることがわかる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
すなわち、ここに開示される二次電池は、以下の項[1]~[5]である。
[1]正極と、負極と、電解質とを備える二次電池であって、
前記正極は、正極活物質と、カーボンナノチューブとを含有する正極活物質層を備え、
前記負極は、負極活物質を含有する負極活物質層を備え、
前記正極の単位面積当たりの理論容量に対する、前記負極の単位面積当たりの理論容量比Xが、A≦X≦1.10(式中、A=0.02643658×exp(0.01533607225×正極の単位面積当たりの前記正極活物質の質量[mg/cm])+0.973563415)を満たす、二次電池。
[2]前記理論容量比Xが、1.05≦X≦1.10を満たす、項[1]に記載の二次電池。
[3]前記正極活物質層の目付量が、30mg/cm以上85mg/cm以下である、項[2]または[3]に記載の二次電池。
[4]前記カーボンナノチューブが、単層カーボンナノチューブである、項[1]~[3]のいずれか1項に記載の二次電池。
[5]前記正極活物質層中の前記カーボンナノチューブの含有量が、0.05質量%以上2.0質量%以下である、請求項[1]~[4]のいずれか1項に記載の二次電池。
20 捲回電極体
30 電池ケース
36 安全弁
42 正極端子
42a 正極集電板
44 負極端子
44a 負極集電板
50 正極シート(正極)
52 正極集電体
52a 正極活物質層非形成部分
54 正極活物質層
60 負極シート(負極)
62 負極集電体
62a 負極活物質層非形成部分
64 負極活物質層
70 セパレータシート(セパレータ)
80 非水電解質
100 リチウムイオン二次電池

Claims (5)

  1. 正極と、負極と、電解質とを備える二次電池であって、
    前記正極は、正極活物質と、カーボンナノチューブとを含有する正極活物質層を備え、
    前記負極は、負極活物質を含有する負極活物質層を備え、
    前記正極の単位面積当たりの理論容量に対する、前記負極の単位面積当たりの理論容量比Xが、A≦X≦1.10(式中、A=0.02643658×exp(0.01533607225×正極の単位面積当たりの前記正極活物質の質量[mg/cm])+0.973563415)を満たす、二次電池。
  2. 前記理論容量比Xが、1.05≦X≦1.10を満たす、請求項1に記載の二次電池。
  3. 前記正極活物質層の目付量が、30mg/cm以上85mg/cm以下である、請求項1に記載の二次電池。
  4. 前記カーボンナノチューブが、単層カーボンナノチューブである、請求項1に記載の二次電池。
  5. 前記正極活物質層中の前記カーボンナノチューブの含有量が、0.05質量%以上2.0質量%以下である、請求項1に記載の二次電池。
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