JP2024010460A - 光源装置および光ファイバの種類判定方法 - Google Patents

光源装置および光ファイバの種類判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光強度検出部に挿入された光ファイバが、どの種類の光ファイバであるかを判定することが可能な光源装置および光ファイバの種類判定方法を提供する。【解決手段】この光源装置100は、光源部2と、内部に光ファイバ10の出射部13が挿入される検出部本体30、70と、複数種類の光ファイバから出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられた第1受光部31と、を含む光強度検出部3と、予め取得された、複数種類の光ファイバから出射され、第1受光部により受光されたレーザ光の複数種類の光ファイバの種類毎の基準強度の情報40が記憶される記憶部4と、第1受光部により受光されたレーザ光の強度と、記憶部に記憶されたレーザ光の基準強度とに基づいて、検出部本体の内部に挿入された光ファイバが、第1光ファイバ11または第2光ファイバ12のいずれであるかを判定するように構成されている制御部5と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、光源装置および光ファイバの種類判定方法に関する。
従来、光源と、較正ポートと、を備える医療装置が知られている(たとえば、特許文献1)。
上記特許文献1には、レーザ光をがん細胞に照射するがん治療を開始する前に、較正ポートにおいて光ファイバから出射されるレーザ光をセンサにより検出し、実際の放射特性と光ファイバの種類に基づく所望の放射特性とを比較する医療装置が開示されている。較正ポートは、レーザ光を検出する複数のセンサを含む。医療装置は、較正ポートにおいて光ファイバから出射されたレーザ光をセンサにより検出し、実際の放射特性を決定する。
上記特許文献1では、光ファイバとして、いわゆるフロンタル型のディフューザが取り付けられた光ファイバと、いわゆるシリンドリカル型のディフューザが取り付けられた光ファイバとが用いられている。フロンタル型のディフューザは、ディフューザ先端から光ファイバの長さ方向に治療光を出射する。シリンドリカル型のディフューザは、円筒形状を有する出射部を有し、出射部から光ファイバの径方向に治療光を出射する。また、シリンドリカル型のディフューザが取り付けられた光ファイバは、ディフューザの出射部の長さ方向の長さの異なる複数の種類を有する。
上記特許文献1では、医療装置は、ユーザによる入力、または、光ファイバに設けられた光ファイバの種類を識別するための識別チップからの情報の読み取りに基づいて、光ファイバが、フロンタル型のディフューザが取り付けられた光ファイバであるか、シリンドリカル型のディフューザが取り付けられた光ファイバであるかを判定する。医療装置は、判定された光ファイバの種類に基づいて、記憶媒体に記憶された所望の照射特性を決定する。
そして、医療装置は、センサにより検出された実際の放射特性と、判定された光ファイバの種類に基づく所望の放射特性とを比較する。医療装置は実際の放射特性が所望の放射特性に対応すると判定した場合、光ファイバは、治療のために較正ポートから取り外される。これに対し、医療装置は実際の放射特性が所望の放射特性に対応しないと判定した場合、医療装置は、誤ったファイバタイプが用いられたなどのエラーメッセージを出力する。
特表2020-522323号公報
しかしながら、上記特許文献1の医療装置では、較正ポートに挿入された光ファイバの種類を、ユーザによる入力や識別チップからの情報の読み取りに基づいて判定している。そのため、医療装置は、実際の放射特性が所望の放射特性に対応しないと判定した場合、どの種類の光ファイバが較正ポートに挿入されているかを判定することができない。そのため、医療装置により較正ポート(光強度検出部)に挿入された光ファイバがどの種類の光ファイバであるかを判定することができることが望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、光強度検出部に挿入された光ファイバがどの種類の光ファイバであるかを判定することが可能な光源装置および光ファイバの種類判定方法を提供することである。
この発明の第1の局面における光源装置は、レーザ光を出力する光源部と、内部に光ファイバの出射部が挿入される検出部本体と、検出部本体の内部に挿入された光ファイバの出射部から出射されたレーザ光を受光し、かつ、複数種類の光ファイバから出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられた第1受光部と、を含む光強度検出部と、予め取得された、複数種類の光ファイバから出射され、第1受光部により受光されたレーザ光の複数種類の光ファイバの種類毎の基準強度の情報が記憶される記憶部と、第1受光部により受光されたレーザ光の強度と、記憶部に記憶されたレーザ光の基準強度とに基づいて、検出部本体の内部に挿入された光ファイバが、少なくとも、出射部からレーザ光を光ファイバの長さ方向に出射する第1光ファイバ、または、出射部からレーザ光を光ファイバの径方向に出射する第2光ファイバのいずれであるかを判定するように構成されている制御部と、を備える。
この発明の第2の局面における光ファイバの種類判定方法は、複数種類の光ファイバから出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられた受光部により、光ファイバから出射されるレーザ光を受光するステップと、受光部により受光されたレーザ光の強度と、予め記憶された、複数種類の光ファイバから出射され、受光部により受光されたレーザ光の複数種類の光ファイバの種類毎の基準強度とに基づいて、光ファイバが、少なくとも、レーザ光を光ファイバの長さ方向に出射する第1光ファイバ、または、レーザ光を光ファイバの径方向に出射する第2光ファイバのいずれであるかを判定するステップと、を備える。
上記第1の局面における光源装置は、上記のように、第1受光部は複数種類の光ファイバから出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられ、第1受光部により受光されたレーザ光の強度と、記憶部に記憶されたレーザ光の基準強度とに基づいて、検出部本体の内部に挿入された光ファイバが、少なくとも、出射部からレーザ光を光ファイバの長さ方向に出射する第1光ファイバ、または、出射部からレーザ光を光ファイバの径方向に出射する第2光ファイバのいずれであるかを判定するように構成されている。第1受光部は複数種類の光ファイバから出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられていることにより、第1受光部に受光されたレーザ光の強度は光ファイバの種類毎に異なるとともに、予め取得された、第1受光部により受光されたレーザ光の基準強度も光ファイバの種類毎に異なっている。したがって、第1受光部により受光されたレーザ光の強度と予め取得されたレーザ光の基準強度とに基づいて、検出部本体の内部に挿入された光ファイバの種類を判定することができる。そのため、光強度検出部に挿入された光ファイバが、どの種類の光ファイバであるかを判定することができる。
上記第2の局面における光ファイバの種類判定方法は、上記のように、複数種類の光ファイバから出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられた受光部により受光されたレーザ光の強度と、予め記憶されたレーザ光の基準強度とに基づいて、光ファイバが、少なくとも、レーザ光を光ファイバの長さ方向に出射する第1光ファイバ、または、レーザ光を光ファイバの径方向に出射する第2光ファイバのいずれであるかを判定するステップと、を備える。受光部は複数種類の光ファイバから出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられていることにより、受光部に受光されたレーザ光の強度は光ファイバの種類毎に異なるとともに、予め取得された、受光部により受光されたレーザ光の基準強度は、光ファイバの種類毎に異なっている。したがって、受光部により受光されたレーザ光の強度と予め取得されたレーザ光の基準強度とに基づいて、光ファイバの種類を判定することができる。そのため、光ファイバが、どの種類の光ファイバであるかを判定することができる。
第1実施形態による光源装置の模式図である。 第1実施形態による光源装置の概略を示したブロック図である。 第1光ファイバおよび第2光ファイバの模式図である。 第1実施形態による第1光ファイバが挿入された状態の光強度検出部の断面模式図である。 第1実施形態による第2光ファイバが挿入された状態の光強度検出部の断面模式図である。 表示部に表示された光ファイバの種類の情報の一例を示した模式図である。 第1実施形態による光ファイバの種類判定処理を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態によるレーザ光の出力校正処理を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態による光強度検出部の模式図である。 第2実施形態による光ファイバが挿入された状態の光強度検出部の断面模式図である。 第2実施形態による第1受光部の配置位置を説明するためのグラフである。 第2実施形態によるレーザ光の出力校正処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明を具現化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(光源装置100の構成)
図1~図6を参照して、第1実施形態による光源装置100の構成について説明する。
第1実施形態による光源装置100は、図1および図2に示すように、筐体1と、光源部2と、光強度検出部3と、記憶部4と、制御部5と、報知部6とを備える。
図1に示すように、光源装置100は、被検体に照射される治療光としてのレーザ光を生成し、生成したレーザ光を光源部2から光ファイバ10に導光するための装置である。光ファイバ10は、フロンタル型のディフューザが取り付けられた第1光ファイバ11(図3(A)参照)、または、シリンドリカル型のディフューザが取り付けられた第2光ファイバ12(図3(B)参照)のいずれかが用いられる。また、第2光ファイバ12は、出射部13(図3参照)の長さ方向の長さの異なる複数の種類を有する。第2光ファイバ12には、たとえば、ディフューザの出射部13の長さ方向の長さが20mmであるものと、30mmであるものと、40mmであるものと、50mmであるものとがある。
光源部2(図2参照)は、筐体1の内部に含まれている。光源部2は、レーザ光を発生させるレーザ光源と、光ファイバ10を接続する光源開口部2aとを含む。レーザ光は、たとえば、半導体レーザである。レーザ光は、たとえば、光免疫療法における被検体に対する治療光として使用される。
ここで、光免疫療法について説明する。光免疫療法では、まず光化学反応をおこす蛍光物質と、がん細胞に選択的に結合する抗体とを含む薬剤をがん患者の体内に投与する。投与された薬剤は、がん患者の体内を巡り、がん細胞の抗原に選択的に結合する。次に、蛍光物質に応じた特定の波長帯の光を照射することにより、がん細胞に結合した薬剤の蛍光物質が蛍光を発するとともに、光化学反応を起こして、蛍光物質の化学構造が変化する。この蛍光物質の化学構造の変化により、抗体の立体構造の変化が引き起こされる。そして、がん細胞に結合した抗体の立体構造の変化が、結合したがん細胞の細胞膜に損傷を与えることにより、がん細胞を破壊する。
レーザ光は、光免疫療法で使用される蛍光物質に応じた特定の波長帯の光である。レーザ光は、たとえば近赤外レーザ光である。光源部2は、光源装置100に4つ含まれている。なお、光源部2の数は、特に限定されない。
光強度検出部3(図2参照)は、筐体1の内部に含まれている。図4および図5に示すように、光強度検出部3は、検出部本体30と、第1受光部31と、第2受光部32とを含む。なお、図4は、光強度検出部3に第1光ファイバ11が挿入されている状態を示す図であり、図5は、光強度検出部3に第2光ファイバ12が挿入されている状態を示す図である。
検出部本体30は、積分球により構成されている。積分球とは、球面状の内壁33に光反射率が高く光拡散性に優れたコーティングが施された球体のことである。これにより、積分球の内部に出射された光は、繰り返し高反射率の内壁33に入射するとともに反射される。
検出部本体30には、光ファイバ挿入部34と、第1窓35と、第2窓36とが設けられている。また、検出部本体30の内部には、複数の遮光板39a~39eが設けられている。
光ファイバ挿入部34は、検出部本体30の内部に光ファイバ10の出射部13を含む先端を挿入するための開口部である。光ファイバ挿入部34は、筐体1(図1参照)の外面に配置されている。光ファイバ挿入部34には、アタッチメント37が設けられている。アタッチメント37は、光ファイバ挿入部34から光が漏れることを防止するとともに、光ファイバ10の挿入方向の位置決めをするために設けられている。光ファイバ挿入部34には、アタッチメント37を介して、第1光ファイバ11および出射部13の長さ方向の長さが互いに異なる4種類の第2光ファイバ12のうちのいずれかの光ファイバ10における先端からの一定部分が検出部本体30の内部に挿入される。なお、光ファイバ10は、滅菌ガラスなどの滅菌処理された部材38に覆われた状態により、検出部本体30の内部に挿入される。
第1窓35は、第1受光部31により光が受光されるための窓である。第1窓35は、第1光ファイバ11から出射されたレーザ光Lの出射方向に設けられず、第2光ファイバ12から出射されたレーザ光Lの出射方向に設けられている。第1窓35は、第2窓36と対向する位置に設けられている。第1窓35は、第1光ファイバ11および第2光ファイバ12の径方向に設けられている。すなわち、第1窓35は、図4および図5において12時の方向に設けられている。
第2窓36は、第2受光部32により光が受光されるための窓である。第2窓36は、第1光ファイバ11から出射されたレーザ光Lの出射方向に設けられず、第2光ファイバ12から出射されたレーザ光Lの出射方向に遮光板39aを介して設けられている。第2窓36は、第1窓35と対向する位置に設けられている。第2窓36は、第1光ファイバ11および第2光ファイバ12の径方向に設けられている。すなわち、第2窓36は、図4および図5において6時の方向に設けられている。
遮光板39a~39eは、第1光ファイバ11または第2光ファイバ12から出射されたレーザ光Lの出射光が第2窓36に直接入射しないように設けられている。すなわち、第1光ファイバ11から出射されたレーザ光Lまたは第2光ファイバ12から出射されたレーザ光Lの1次光(照射光)が、検出部本体30の内壁33を経由せずに第2窓36に対して直接入射されることを防ぐ位置に、遮光板39a~39eが配置されている。遮光板39aは、光ファイバ挿入部34から挿入された第2光ファイバ12の出射部13と第2受光部32との間に設けられている。遮光板39aは、第2光ファイバ12の出射部13と第2受光部32とを直線により結んだ経路上に設けられている。
遮光板39bおよび遮光板39eは、光ファイバ挿入部34から挿入された第1光ファイバ11および第2光ファイバ12と第1窓35との間に設けられている。遮光板39cおよび遮光板39dは、光ファイバ挿入部34から挿入された第1光ファイバ11および第2光ファイバ12と第2窓36との間に設けられている。遮光板39bの長手方向と、遮光板39dの長手方向とは同一直線上に配置されている。遮光板39cの長手方向と、遮光板39eの長手方向とは同一直線上に配置されている。遮光板39b~39eは、第2光ファイバ12の出射部13と第1受光部31および第2受光部32とを直線により結んだ経路上には設けられていない。すなわち、検出部本体30の内部には、図4および図5における、1時半の方向に延びるように配置される遮光板39bと、4時半の方向に延びるように配置される遮光板39cと、7時半の方向に延びるように配置される遮光板39dと、10時半の方向に延びるように配置される遮光板39eとが設けられている。
なお、遮光板39a~39eは、遮光板39a~39eに入射した光を繰り返し反射するように構成されている。遮光板39a~39eは、検出部本体30の内壁33に施されたコーティングと同様のコーティングが施されている。
第1受光部31は、検出部本体30の図4および図5における12時の方向の外部に設けられている。第1受光部31は、光ファイバ10の挿入方向(X方向)と交差する方向(Y方向)であり、かつ、第1受光部31と、光ファイバ挿入部34から挿入された第2光ファイバ12の出射部13との間に遮光板39a~39eが設けられていない位置に設けられている。すなわち、第1受光部31は、第2光ファイバ12の出射部13と直線により結ばれる経路上に遮光板39a~39eが設けられていない位置に設けられている。
第1受光部31は、光ファイバ10の出射部13から出射されたレーザ光Lを、第1窓35を介して受光する。第1受光部31は、図4に示すように、第1光ファイバ11から出射されたレーザ光Lが直接入射せず、検出部本体30の内部において反射されて入射し、かつ、図5に示すように、第2光ファイバ12から出射されたレーザ光Lが直接入射するように構成されている。ここで、「直接入射」とは、少なくとも内壁33および遮光板39a~39eに反射されていないレーザ光が入射することを意味する。第1受光部31は、たとえばフォトダイオードである。第1受光部31は、入射したレーザ光の強度に応じて検出値を出力する。第1受光部31により出力された検出値は、レーザ光の強度として制御部5(図2参照)により取得される。
第1受光部31は、後述する光ファイバ10の種類判定のために設けられている。第1受光部31は、光強度検出部3に1つ設けられている。この1つの第1受光部31は、複数種類の光ファイバ10から出射されるレーザ光を共通して受光可能なように設けられている。すなわち、この1つの第1受光部31は、複数種類の光ファイバ10のいずれからでもレーザ光を受光可能なように構成されている。
図4に示すように、第1光ファイバ11から出射されたレーザ光Lは、検出部本体30の球面状の内壁33および遮光板39a~39eにより繰り返し入射および反射されることにより光強度が均一化されて、第1受光部31に受光される。また、図5に示すように、第2光ファイバ12から出射されたレーザ光Lは、第1受光部31により直接受光される。そのため、第1光ファイバ11と第2光ファイバ12とでは、第1受光部31により受光されるレーザ光の強度は互いに異なる。
また、出射部13の長さ方向の長さが互いに異なる複数種類の第2光ファイバ12から出射されたレーザ光Lは、出射部13における光束密度が互いに異なる。そのため、光源部2からの出力値が同じである場合、出射部13の長さ方向の長さが互いに異なる複数種類の第2光ファイバ12から出射され第1受光部31により受光されるレーザ光の強度は互いに異なる。これらの理由から、第1光ファイバ11および複数種類の第2光ファイバ12は、いずれも、第1受光部31により受光されるレーザ光の強度が互いに異なる。そのため、第1受光部31は、第1光ファイバ11および出射部13の長さ方向の長さが互いに異なる複数種類の第2光ファイバ12を含む複数種類の光ファイバ10から出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられている。
第2受光部32は、第1受光部31とは別個に設けられている。第2受光部32は、第1受光部31と対向する位置に設けられている。第2受光部32は、検出部本体30の図4および図5における6時の方向の外部に設けられている。第2受光部32は、光ファイバ10の挿入方向(X方向)と交差する方向(Y方向)であり、かつ、第2受光部32と、光ファイバ挿入部34から挿入された第2光ファイバ12の出射部13との間に遮光板39aが配置されている位置に設けられている。すなわち、第2受光部32は、第2光ファイバ12の出射部13と直線により結ばれる経路上に遮光板39aが設けられた位置に設けられている。第2受光部32は、第2光ファイバ12の出射部13との間に設けられた遮光板39aにより、第2光ファイバ12から出射されたレーザ光Lが直接入射しないように構成されている。
第2受光部32は、光ファイバ10の出射部13から出射されたレーザ光Lを、第2窓36を介して受光する。
第2受光部32は、後述するレーザ光の出力校正のために設けられている。第2受光部32は、第1光ファイバ11および第2光ファイバ12から出射され、検出部本体30の球面状の内壁33および遮光板39a~39eにより繰り返し入射および反射されて、単位面積あたりの光強度が均一化されたレーザ光を受光するように構成されている。これにより、第2受光部32により出力される検出値は、第1受光部31により出力される検出値と異なり、空間的な強度分布の影響を排除した、光源部2の出力値(出射部13の全表面から出射された光エネルギーの合計)を反映したものになる。すなわち、第2受光部32は、光源部2の出力値が同じであれば光ファイバ10の種類に関わらず、同じ検出値を出力するとともに、光源部2の出力値の大きさに対応した検出値を出力するように構成されている。
第2受光部32は、たとえばフォトダイオードである。第2受光部32は、入射したレーザ光の強度に応じて検出値を出力する。第2受光部32により出力された検出値は、レーザ光の強度として制御部5により取得される。
図2に示すように、記憶部4は、筐体1の内部に含まれている。記憶部4には、予め取得された、レーザ光の基準強度の情報40が記憶されている。基準強度の情報41は、第1受光部31により受光されたレーザ光の複数種類の光ファイバ10の種類毎の基準強度の情報40である。具体的には、記憶部4には、予め取得された、特定の出力値に基づいて出射されたレーザ光Lに対して第1受光部31により出力された複数種類の光ファイバ10の種類毎の検出値が、レーザ光の基準強度として記憶されている。
たとえば、基準強度の情報40として、「第1光ファイバ:基準強度I1、第2光ファイバ(出射部13の長さ方向の長さが20mm):基準強度I2、第2光ファイバ(出射部13の長さ方向の長さが30mm):基準強度I3、第2光ファイバ(出射部13の長さ方向の長さが40mm):基準強度I4、第2光ファイバ(出射部13の長さ方向の長さが50mm):基準強度I5」と記憶されている。レーザ光の特定の出力値は、たとえば0.1Wである。
また、記憶部4には、予め取得された、レーザ光の校正基準強度の情報41が記憶されている。校正基準強度の情報41は、複数種類の光ファイバ10における第2受光部32により受光されたレーザ光の複数種類の光ファイバ10の種類毎の校正基準強度の情報41である。校正基準強度の情報41は、光源部2から出力されたレーザ光の複数の出力値に対応付けられている。具体的には、記憶部4には、予め取得された、光源部2から出力されたレーザ光の複数の出力値に対応付けられた、第2受光部32により出力された複数種類の光ファイバ10の種類毎の検出値が、レーザ光の校正基準強度として記憶されている。レーザ光の複数の出力値は、たとえば0.1W、0.2W、…、1.9W、2.0Wである。
たとえば、第1光ファイバ11の校正基準強度の情報41として、「第1光ファイバ;出力値0.1W:校正基準強度C1、出力値0.2W:校正基準強度C2、…、出力値1.9W:校正基準強度C19、出力値2.0W:校正基準強度C20」と記憶されている。第1光ファイバ11の校正基準強度の情報41と同様に、出射部13の長さ方向の長さが20~50mmの第2光ファイバ12の各々についても、レーザ光の複数の出力値毎に、校正基準強度の情報41が記憶されている。
また、記憶部4には、制御部5が実行するプログラム42が記憶されている。
記憶部4は、たとえば、不揮発性のメモリ、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)、または、SSD(Solid State Drive)などを含む。
制御部5は、筐体1の内部に含まれている。制御部5は、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10の種類の判定処理の制御を行うように構成されている。また、制御部5は、光源部2から照射されるレーザ光の強度の校正処理の制御を行うように構成されている。また、制御部5は、判定した光ファイバ10の種類を報知部6に報知させる制御を行うように構成されている。
制御部5は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などを含む。制御部5は、たとえば、パーソナルコンピュータ、プロセッサ、または、回路(circuitry)である。また、制御部5は、不揮発性のメモリ、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)、または、SSD(Solid State Drive)などを含む。
図1に示すように、報知部6は、制御部5の制御の下、制御部5により判定された光ファイバ10の種類を報知するように構成されている。報知部6は、制御部5により判定された光ファイバ10の種類に基づく情報61(図6参照)を表示する表示部60を含む。表示部60は、液晶ディスプレイ、または、有機ELディスプレイなどにより構成されている。表示部60は、たとえば、HDMI(登録商標)等の映像インターフェースにより光源装置100と接続されている。なお、報知部6および表示部60は、筐体1に含まれていても良い。
(制御部5の各機能ブロック)
制御部5に含まれる機能ブロックについて説明する。ハードウェアとしてのCPUなどからなる制御部5は、ソフトウェアの機能ブロックとして、判定部50と、報知制御部51と、校正部52とを含む。制御部5は、記憶部4に記憶されたプログラム42を実行することにより、判定部50と、報知制御部51と、校正部52として機能する。
判定部50は、予め設定されたレーザ光の出力値に対して第1受光部31により受光されたレーザ光の強度(検出値)と、記憶部4に記憶された、予め設定されたレーザ光の出力値に対して第1受光部31により受光されたレーザ光の基準強度(検出値)I1~I5とに基づいて、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10が、第1光ファイバ11および出射部13の長さ方向の長さが互いに異なる複数種類の第2光ファイバ12のうちのいずれの光ファイバ10であるかを判定するように構成されている。予め設定されたレーザ光の出力値は、たとえば0.1Wである。
判定部50は、第1受光部31により受光されたレーザ光の強度(検出値)が、記憶部4に記憶されたレーザ光の基準強度I1~I5のうち最も近似する基準強度(検出値)を有する光ファイバ10の種類を、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10の種類であると判定する。
たとえば、第1受光部31により受光されたレーザ光の強度(検出値)が、記憶部4に記憶されたレーザ光の基準強度I5に最も近似する場合、判定部は、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10は、出射部13の長さ方向の長さが50mmの第2光ファイバ12であると判定する。
報知制御部51は、判定部50による光ファイバ10の種類判定に基づいて、報知部6に光ファイバ10の種類を報知させるように構成されている。図5に示すように、たとえば、判定部50により判定された光ファイバ10の種類が、出射部13の長さ方向の長さが50mmである第2光ファイバ12である場合、報知制御部51は、報知部6の表示部60に「シリンドリカル型:50mm」という内容の情報61を表示させるように構成されている。
校正部52は、治療を行うためにユーザにより設定されたレーザ光の出力値に対して第2受光部32により受光されたレーザ光の強度(検出値)と、記憶部4に記憶され、ユーザにより設定されたレーザ光の出力値に対応付けられ、判定部50により種類が判定された光ファイバ10における第2受光部32により受光されたレーザ光の校正基準強度とに基づいて、光源部2から出力されるレーザ光の出力を校正するように構成されている。ユーザにより設定されたレーザ光の出力値は、たとえば0.1w、0.2w、…、1.9w、2.0wのうちのいずれかである。なお、ユーザにより設定されたレーザ光の出力値とレーザ光の校正基準強度とは比例関係にあるため、上記以外のレーザ光の出力値を出力する場合には、レーザ光の校正基準強度を直線近似で補間することができる。
光源装置100の製造時に、予め、第2受光部32によりレーザ光を測定することにより、近赤外光の全光量を取得することができる。測定されたレーザ光の強度(検出値)は、校正基準強度(検出値)とすることができる。これにより、治療を行うためにユーザにより設定されたレーザ光の出力値に対して第2受光部32により受光されたレーザ光の強度(検出値)と、記憶部4に記憶された第2受光部32により受光されたレーザ光の校正基準強度(検出値)とに基づいて、光源部2から出力されるレーザ光の出力を校正することができる。
校正部52は、第2受光部32により受光されたレーザ光の強度(検出値)が、記憶部4に記憶された、判定部50により種類が判定された光ファイバ10における校正基準強度(検出値)と一致するように、光源部2からのレーザ光の出力を増大または減少させる制御を行う。
たとえば、判定部50による光ファイバ10の種類判定により第1光ファイバ11と判定され、かつ、ユーザにより設定されたレーザ光の出力値が0.2Wである場合、校正部52は、第2受光部32により受光されたレーザ光の強度(検出値)が、校正基準強度C2と一致するように、光源部2からのレーザ光の出力を増大または減少させる制御を行う。
(光ファイバ10の種類判定処理)
図7を参照して、第1実施形態による、制御部5による光ファイバ10の種類の判定処理について説明する。なお、以下に説明する種類判定処理は、ハードウェアとしてのCPUなどからなる制御部5により実行される。また、以下に説明する光ファイバ10の種類判定処理は、治療開始前に、光ファイバ10の根元が光源部2に接測され、光ファイバ10の出射部13を含む先端が光強度検出部3に挿入された状態において開始される。
ステップS11において、制御部5は、予め設定されたレーザ光の種類判定用出力値(0.1W)に基づいて、光源部2からレーザ光を出射させる。その後、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、判定部50(制御部5)は、第1受光部31が出力した、光ファイバ10の出射部13から出射されたレーザ光Lの検出値と、記憶部4に記憶された、複数種類の光ファイバ10の種類毎の基準強度(検出値)とを取得する。その後、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、判定部50(制御部5)は、取得したレーザ光の検出値が、取得した複数種類の光ファイバ10の種類毎の基準強度(検出値)のうち最も近似する基準強度(検出値)を有する光ファイバ10の種類を、光強度検出部3に挿入された光ファイバ10の種類であると判定する。その後、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、報知制御部51(制御部5)は、判定部50による光ファイバ10の種類判定に基づいて、表示部60に光ファイバ10の種類の情報61を表示させる。その後、光ファイバ10の種類判定処理は終了する。
(レーザ光の出力校正処理)
図8を参照して、第1実施形態による、制御部5によるレーザ光の出力校正処理について説明する。なお、以下に説明する出力校正処理は、ハードウェアとしてのCPUなどからなる制御部5により実行される。また、以下に説明するレーザ光の出力校正処理は、光ファイバ10の種類判定処理後、かつ、治療開始前に開始される。
ステップS21において、制御部5は、治療を行うためにユーザにより設定されたレーザ光の治療用出力値に基づいて、光源部2からレーザ光を出射させる。その後、処理はステップS21に進む。
ステップS22において、校正部52(制御部5)は、第2受光部32が出力したレーザ光Lの検出値と、記憶部4に記憶された校正基準強度(検出値)とを取得する。第2受光部32が出力したレーザ光Lの検出値は、光ファイバ10の出射部13から出射されたレーザ光Lの検出値である。校正基準強度(検出値)は、ユーザにより設定されたレーザ光の出力値に対応付けられた、判定部50により種類が判定された光ファイバ10における校正基準強度(検出値)である。その後、処理はステップS23に進む。
ステップS23において、校正部52(制御部5)は、取得した第2受光部32が出力した検出値が、取得した校正基準強度(検出値)と一致するように、光源部2からのレーザ光の出力を増大または減少させる制御を行う。その後、処理はステップS24に進む。
ステップS24において、校正部52(制御部5)は、取得した第2受光部32が出力した検出値が、取得した校正基準強度(検出値)と一致したか否かを判定する。第2受光部32が出力した検出値が校正基準強度と一致した場合(ステップS24においてYes)、出力校正処理は終了し、第2受光部32が出力した検出値が校正基準強度と一致していない場合(ステップS24においてNo)、処理はステップS23に進む。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、光源装置100は、レーザ光を出力する光源部2と、内部に光ファイバ10の出射部13が挿入される検出部本体30と、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10の出射部13から出射されたレーザ光Lを受光し、かつ、複数種類の光ファイバ10から出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられた第1受光部31と、を含む光強度検出部3と、予め取得された、複数種類の光ファイバ10から出射され、第1受光部31により受光されたレーザ光の複数種類の光ファイバ10の種類毎の基準強度の情報41が記憶される記憶部4と、第1受光部31により受光されたレーザ光の強度と、記憶部4に記憶されたレーザ光の基準強度とに基づいて、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10が、少なくとも、出射部13からレーザ光を光ファイバ10の長さ方向に出射する第1光ファイバ11、または、出射部13からレーザ光を光ファイバ10の径方向に出射する第2光ファイバ12のいずれであるかを判定するように構成されている制御部5と、を備える。第1受光部31は複数種類の光ファイバ10から出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられていることにより、第1受光部31に受光されたレーザ光の強度は光ファイバ10の種類毎に異なるとともに、予め取得された、第1受光部31により受光されたレーザ光の基準強度も光ファイバ10の種類毎に異なっている。したがって、第1受光部31により受光されたレーザ光の強度とレーザ光の基準強度とに基づいて、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10の種類を判定することができる。そのため、光強度検出部3に挿入された光ファイバ10が、どの種類の光ファイバ10であるかを判定することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10が第2光ファイバ12である場合に、制御部5は、出射部13の長さ方向の長さが互いに異なる複数種類の第2光ファイバ12のうちのいずれであるかを判定するように構成されている。これにより、第2光ファイバ12が出射部13の長さ方向の長さが異なる複数の種類を有する場合であっても、光強度検出部3に挿入された第2光ファイバ12がどの種類の第2光ファイバ12であるかを判定することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、光源部2は、治療光を出力する光源である。これにより、治療に用いられる複数種類の光ファイバ10のうち検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10の種類を判定することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1受光部31は、光強度検出部3に1つ設けられているとともに、1つの第1受光部31は、複数種類の光ファイバ10から出射されるレーザ光を共通して受光可能なように設けられている。これにより、複数の受光部を用いて光ファイバ10の種類を判定する場合と比べて、光ファイバ10の種類の判定のための部品点数の増加および構造の複雑化を抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1受光部31は、第1光ファイバ11から出射されたレーザ光Lが直接入射せず、検出部本体30の内部において反射されて入射し、かつ、第2光ファイバ12から出射されたレーザ光Lが直接入射する位置に設けられている。これにより、第1受光部31により出力される複数種類の光ファイバ10の種類毎の検出値を互いに異ならせることができる。そのため、第1受光部31により受光されたレーザ光の強度と、記憶部4に記憶されたレーザ光の基準強度とに基づいて、光ファイバ10の種類を適切に判定することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、検出部本体30は、積分球であり、光強度検出部3は、第1受光部31とは別個に設けられ、第1光ファイバ11および第2光ファイバ12から出射されるとともに検出部本体30の内部において強度が均一化されたレーザ光を受光する第2受光部32をさらに含み、記憶部4には、さらに、予め取得された、光源部2から出力されたレーザ光の複数の出力値に対応付けられた複数種類の光ファイバ10における第2受光部32により受光されたレーザ光の複数種類の光ファイバ10の種類毎の校正基準強度の情報41が記憶され、制御部5は、さらに、第2受光部32により受光されたレーザ光の強度と、校正基準強度とに基づいて、光源部2から出力されるレーザ光の出力を校正するように構成されている。これにより、光源部2から出力されるレーザ光の出力を適切に校正することができるため、照射強度を規定値の範囲内とすることができる。そのため、治療光の過度な照射に起因する患者へのダメージを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部5は、第1受光部31により受光されたレーザ光の強度が、記憶部4に記憶されたレーザ光の基準強度のうち最も近似する基準強度を有する光ファイバ10の種類を、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10の種類であると判定する。これにより、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10の種類をより適切に判定することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部5により判定された光ファイバ10の種類を報知する報知部6をさらに備える。これにより、ユーザは、制御部5により判定された光ファイバ10の種類を容易に認識することができる。そのため、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10の種類に関するユーザの誤認を抑制することができる。
また、第1実施形態の光ファイバ10の種類判定方法は、上記のように、複数種類の光ファイバ10から出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられた受光部31により、光ファイバ10から出射されるレーザ光を受光するステップと、受光部31により受光されたレーザ光の強度と、予め記憶された、複数種類の光ファイバ10から出射され、受光部31により受光されたレーザ光の複数種類の光ファイバ10の種類毎の基準強度とに基づいて、光ファイバ10が、少なくとも、レーザ光を光ファイバ10の長さ方向に出射する第1光ファイバ11、または、レーザ光を光ファイバ10の径方向に出射する第2光ファイバ12のいずれであるかを判定するステップと、を備える。受光部31は複数種類の光ファイバ10から出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられていることにより、受光部31に受光されたレーザ光の強度は光ファイバ10の種類毎に異なるとともに、予め取得された、受光部31により受光されたレーザ光の基準強度も光ファイバ10の種類毎に異なっている。したがって、受光部31により受光されたレーザ光の強度と予め取得されたレーザ光の基準強度とに基づいて、光ファイバ10の種類を判定することができる。そのため、光ファイバ10が、どの種類の光ファイバ10であるかを判定することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態による光源装置100の構成について説明する。第2実施形態では、第1実施形態とは異なり、光強度検出部3の検出部本体70は、検出部本体70の内部において出射されたレーザ光が透過可能なように構成され、第1受光部31は、検出部本体70を透過したレーザ光を受光するように構成されている。なお、上記第1実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省略する。
(光強度検出部3、記憶部4、制御部5の構成)
図9に示すように、光強度検出部3は、検出部本体70と、第1受光部31と、を含む。
検出部本体70は、直方体形状を有している。検出部本体70の第1側面71には、光ファイバ挿入孔74が形成されている。光ファイバ挿入孔74は、第1側面71から第1側面71と対向する第2側面72に向かって形成されている。光ファイバ挿入孔74は、第2側面72には到達していない。図10に示すように、光ファイバ挿入孔74は、光ファイバ10の出射部13を含む先端からの一定部分が検出部本体70の内部に挿入可能なように構成されている。なお、図10では、一例として、第2光ファイバ12が挿入されている状態を示している。光ファイバ10は、滅菌ガラス部材などに覆われた状態により、検出部本体70の内部に挿入される。
検出部本体70は、内部において出射部13から出射されたレーザ光が透過可能なように構成されている。検出部本体70は、レーザ光を透過させるとともに散乱させる樹脂により形成されている。検出部本体70は、複数種類の光ファイバ10の種類に応じて、いずれかの配置位置で第1受光部31により受光されたレーザ光の光強度が互いに異なる光強度分布になるような形状および散乱特性を有している。検出部本体70の樹脂材料は、蛍光物質に応じた特定の波長帯の光の吸収率が低く、散乱が均質になるような樹脂が好ましい。検出部本体70の樹脂材料として、たとえば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やポリアセタール(POM)などが採用されうる。
図9に示すように、第1受光部31は、検出部本体70の第1側面71に接続される第3側面73において、受光面が第3側面73に接するように設けられている。
図11は、検出部本体70の内部においてレーザ光が出射された場合における、第3側面73における光ファイバ10の挿入方向の位置を横軸とし、第3側面73における光強度を縦軸とするグラフである。横軸の左端から右端に向かって光ファイバ10は挿入されている。グラフの縦軸は、最も高い光強度を100とし、最も低い光強度を0として、正規化した相対値により示している。第1受光部31は、第1光ファイバ11および出射部13の長さ方向の長さが互いに異なる4種類の第2光ファイバ12から出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられている。なお、第1受光部31の配置位置は、複数の光ファイバ10から出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられていれば、図11に示す配置位置に限定されない。
第2実施形態では、第1実施形態と異なり、第2受光部32は設けられていない。第2実施形態では、第1受光部31により出力された検出値に基づいて、光ファイバ10の種類判定およびレーザ光の出力校正の両方が行われる。
記憶部4(図2参照)には、第1実施形態と同様に、予め取得されたレーザ光の基準強度の情報40が記憶されている。
また、記憶部4(図2参照)には、第1実施形態とは異なり、予め取得された、第1受光部31により受光されたレーザ光の複数種類の光ファイバ10の種類毎の校正基準強度の情報41が記憶されている。校正基準強度の情報41は、光源部2から出力されたレーザ光の複数の出力値に対応付けられている。具体的には、記憶部4には、予め取得された、光源部2から出力されたレーザ光の複数の出力値に対応付けられた、第1受光部31により出力された複数種類の光ファイバ10の種類毎の検出値が、レーザ光の校正基準強度として記憶されている。レーザ光の複数の出力値は、たとえば0.1W、0.2W、…、1.9W、2.0Wである。
たとえば、第1光ファイバ11の校正基準強度の情報41として、「第1光ファイバ;出力値0.1W:校正基準強度C1、出力値0.2W:校正基準強度C2、…、出力値1.9W:校正基準強度C19、出力値2.0W:校正基準強度C20」と記憶されている。第1光ファイバ11の校正基準強度の情報41と同様に、出射部13の長さ方向の長さが20~50mmの第2光ファイバ12の各々についても、レーザ光の複数の出力値毎に、校正基準強度の情報41が記憶されている。
判定部50(図2参照)は、第1実施形態と同様に、予め設定されたレーザ光の出力値に対して第1受光部31により受光されたレーザ光の強度(検出値)と、記憶部4に記憶された、予め設定されたレーザ光の出力値に対して第1受光部31により受光されたレーザ光の基準強度(検出値)とに基づいて、検出部本体70の内部に挿入された光ファイバ10が、第1光ファイバ11および出射部13の長さ方向の長さが互いに異なる複数種類の第2光ファイバ12のうちのいずれの光ファイバ10であるかを判定するように構成されている。予め設定されたレーザ光の出力値は、たとえば0.1Wである。
校正部52(図2参照)は、第1実施形態とは異なり、治療を行うためにユーザにより設定されたレーザ光の出力値に対して第1受光部31により受光されたレーザ光の強度(検出値)と、記憶部4に記憶され、ユーザにより設定されたレーザ光の出力値に対応付けられ、判定部50により種類が判定された光ファイバ10における第1受光部31により受光されたレーザ光の校正基準強度とに基づいて、光源部2から出力されるレーザ光の出力を校正するように構成されている。ユーザにより設定されたレーザ光の出力値は、たとえば0.1w、0.2w、…、1.9w、2.0wのうちのいずれかである。
たとえば、判定部50による光ファイバ10の種類判定により第1光ファイバ11と判定され、かつ、ユーザにより設定されたレーザ光の出力値が0.2Wである場合、校正部52は、第1受光部31により受光されたレーザ光の強度(検出値)が、校正基準強度C2と一致するように、光源部2からのレーザ光の出力を増大または減少させる制御を行う。
第2実施形態による光ファイバ10の種類の判定処理は、第1実施形態における光ファイバ10の種類の判定処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(レーザ光の出力校正処理)
図12を参照して、第2実施形態による、制御部5によるレーザ光の出力校正処理について説明する。なお、第2実施形態によるレーザ光の出力校正処理は、第1実施形態とは異なり、光源部2から出力されたレーザ光の複数の出力値に対応付けられた複数種類の光ファイバ10における第1受光部31により受光されたレーザ光の複数種類の光ファイバ10の種類毎の校正基準強度の情報41が用いられる。
ステップS31において、制御部5は、治療を行うためにユーザにより設定されたレーザ光の出力値に基づいて、光源部2からレーザ光を出射させる。その後、処理はステップS31に進む。
ステップS32において、校正部52(制御部5)は、第1受光部31が出力したレーザ光の検出値と、記憶部4に記憶された校正基準強度(検出値)とを取得する。第1受光部31が出力したレーザ光Lの検出値は、光ファイバ10の出射部13から出射されたレーザ光Lの検出値である。校正基準強度(検出値)は、ユーザにより設定されたレーザ光の出力値に対応付けられた、判定部50により種類が判定された光ファイバ10における校正基準強度(検出値)である。その後、処理はステップS33に進む。
ステップS33において、校正部52(制御部5)は、取得した第1受光部31が出力した検出値が、取得した校正基準強度(検出値)と一致するように、光源部2からのレーザ光の出力を増大または減少させる制御を行う。その後、処理はステップS34に進む。
ステップS34において、校正部52(制御部5)は、取得した第1受光部31が出力した検出値が、取得した校正基準強度(検出値)と一致したか否かを判定する。第1受光部31が出力した検出値が校正基準強度と一致した場合(ステップS34においてYes)、出力校正処理は終了し、第1受光部31が出力した検出値が校正基準強度と一致していない場合(ステップS34においてNo)、処理はステップS33に進む。
第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、上記のように、検出部本体70は、検出部本体70の内部において出射されたレーザ光が透過可能なように構成され、第1受光部31は、検出部本体70を透過したレーザ光を受光するように構成されている。そのため、簡易な構成により、検出部本体70の内部に挿入された光ファイバ10の種類を判定することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、検出部本体70は、レーザ光を透過させるとともに散乱させる樹脂により形成されている。これにより、複数種類の光ファイバ10から出射されるレーザ光が検出部本体70内において散乱されるため、第1受光部31を、複数種類の光ファイバ10から出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けることができる。そのため、検出部本体70の内部に挿入された光ファイバ10の種類を適切に判定することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、記憶部4には、さらに、予め取得された、光源部2から出力されたレーザ光の複数の出力値に対応付けられた複数種類の光ファイバ10における第1受光部31により受光されたレーザ光の複数種類の光ファイバ10の種類毎の校正基準強度の情報41が記憶され、制御部5は、さらに、第1受光部31により受光されたレーザ光の強度と、校正基準強度とに基づいて、光源部2から出力されるレーザ光の出力を校正するように構成されている。これにより、光源部2から出力されるレーザ光の出力を適切に校正することができるため、照射強度を規定値の範囲内とすることができる。そのため、治療光の過度な照射に起因する患者へのダメージを抑制することができる。また、第1受光部31以外の受光部をさらに用いてレーザ光の出力を校正する場合と比べて、レーザ光の出力の校正のための部品点数の増加および構造の複雑化を抑制することができる。
また、第2実施形態のその他の効果は、第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1実施形態では、第1受光部31により受光されたレーザ光の強度とレーザ光の基準強度とに基づいて、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10の種類を判定するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1受光部31により受光されたレーザ光の強度と第2受光部32により受光されたレーザ光の強度との比、および、予め取得された、複数種類の光ファイバ10から出射され、第1受光部31により受光されたレーザ光の複数種類の光ファイバ10の種類毎の基準強度と、予め取得された、複数種類の光ファイバ10から出射され、第2受光部32により受光されたレーザ光の複数種類の光ファイバ10の種類毎の基準強度との比に基づいて、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10の種類を判定するように構成されていても良い。
第1受光部31および第2受光部32により受光されたレーザ光の強度の比と、予め取得された、第1受光部31および第2受光部32により受光されたレーザ光の基準強度の比とを用いる場合、制御部5は、第1受光部31および第2受光部32により受光されたレーザ光の強度の比が、記憶部4に記憶された第1受光部31および第2受光部32により受光されたレーザ光の基準強度の比のうち最も近似する基準強度の比を有する光ファイバ10の種類を、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10の種類であると判定しても良い。
また、上記第1および第2実施形態では、検出部本体30の内部に挿入された光ファイバ10が第2光ファイバ12である場合に、制御部5は、第1光ファイバ11および出射部13の長さ方向の長さが互いに異なる複数種類の第2光ファイバ12のうちのいずれであるかを判定するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、制御部5は、第1光ファイバ11および第2光ファイバ12のうちのいずれであるかを判定するように構成されても良い。
また、上記第1および第2実施形態では、光源部2は、治療光を出力する光源である例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、光源部2は、測定光のような治療光以外のレーザ光を出力する光源であっても良い。
また、上記第1および第2実施形態では、第1受光部31は、光強度検出部3に1つ設けられているとともに、1つの第1受光部31は、複数種類の光ファイバ10から出射されるレーザ光を共通して受光可能なように設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1受光部31は、光強度検出部3に複数設けられているとともに、複数の第1受光部31は、対応する光ファイバ10から出射されるレーザ光を受光可能なように設けられていても良い。
また、上記第1および第2実施形態では、制御部5は、第1受光部31により受光されたレーザ光の強度が、記憶部4に記憶されたレーザ光の基準強度のうち最も近似する基準強度を有する光ファイバ10の種類を、検出部本体30、70の内部に挿入された光ファイバ10の種類であると判定する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、制御部5は、第1受光部31により受光されたレーザ光の強度と、レーザ光の基準強度とに基づいて、他の公知の手法により光ファイバ10の種類を判定するように構成されていても良い。
また、上記第1および第2実施形態では、制御部5は、光ファイバ10の種類判定に基づいて、表示部60に光ファイバ10の種類の情報61を表示させる例を示したが、本発明はこれに限られない。制御部5は、光ファイバ10の種類判定に基づいて、音声出力部に光ファイバ10の種類を音声により出力させるように構成されていても良い。
また、上記第1実施形態では、検出部本体30は積分球であり、第1窓35および第1受光部31は図4における12時の方向に設けられ、第2窓36および第2受光部32は図4における6時の方向に設けられ、検出部本体30の内部には複数の遮光板39a~39eが設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1受光部31が、複数種類の光ファイバ10から出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられるように構成され、第2受光部32が、複数種類の光ファイバ10から出射されるレーザ光の強度が均一化された光を受光する位置に設けられるように構成されていれば、検出部本体30の構造、第1窓35および第2窓36の位置、第1受光部31および第2受光部32の配置位置、遮光板39a~39eの数および遮光板39a~39eの位置は、特に限定されない。
たとえば、第1受光部31は、図4において、検出部本体30の内部の周方向に沿って紙面前方側に移動した位置や、検出部本体30の内部の周方向に沿って紙面奥側に移動した位置に設けられていても良い。また、たとえば、第2受光部32は、遮光板39a~39eの配置次第で、第1受光部31と対向する位置に設けられていなくても良い。
また、上記第2実施形態では、検出部本体70は直方体形状を有している例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、検出部本体70の形状は、直方体形状以外の多角柱形状や、円柱形状であっても良い。
また、上記第2実施形態では、検出部本体70は樹脂により形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。検出部本体70は、樹脂以外のレーザ光を透過させるとともに散乱させる材料により形成されていても良い。
[態様]
上記した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(項目1)
レーザ光を出力する光源部と、
内部に光ファイバの出射部が挿入される検出部本体と、前記検出部本体の内部に挿入された前記光ファイバの前記出射部から出射された前記レーザ光を受光し、かつ、複数種類の前記光ファイバから出射される前記レーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられた第1受光部と、を含む光強度検出部と、
予め取得された、前記複数種類の光ファイバから出射され、前記第1受光部により受光された前記レーザ光の前記複数種類の光ファイバの種類毎の基準強度の情報が記憶される記憶部と、
前記第1受光部により受光された前記レーザ光の強度と、前記記憶部に記憶された前記レーザ光の前記基準強度とに基づいて、前記検出部本体の内部に挿入された前記光ファイバが、少なくとも、前記出射部から前記レーザ光を前記光ファイバの長さ方向に出射する第1光ファイバ、または、前記出射部から前記レーザ光を前記光ファイバの径方向に出射する第2光ファイバのいずれであるかを判定するように構成されている制御部と、を備える、光源装置。
(項目2)
前記検出部本体の内部に挿入された前記光ファイバが前記第2光ファイバである場合に、前記制御部は、前記出射部の長さ方向の長さが互いに異なる複数種類の前記第2光ファイバのうちのいずれであるかを判定するように構成されている、項目1に記載の光源装置。
(項目3)
前記光源部は、治療光を出力する光源である、項目2に記載の光源装置。
(項目4)
前記第1受光部は、前記光強度検出部に1つ設けられているとともに、1つの前記第1受光部は、複数種類の前記光ファイバから出射される前記レーザ光を共通して受光可能なように設けられている、項目3に記載の光源装置。
(項目5)
前記第1受光部は、前記第1光ファイバから出射された前記レーザ光が直接入射せず、前記検出部本体の内部において反射されて入射し、かつ、前記第2光ファイバから出射された前記レーザ光が直接入射する位置に設けられている、項目4に記載の光源装置。
(項目6)
前記検出部本体は、積分球であり、
前記光強度検出部は、前記第1受光部とは別個に設けられ、前記第1光ファイバおよび前記第2光ファイバから出射されるとともに前記検出部本体の内部において強度が均一化された前記レーザ光を受光する第2受光部をさらに含み、
前記記憶部には、さらに、予め取得された、前記光源部から出力された前記レーザ光の複数の出力値に対応付けられた前記複数種類の光ファイバにおける前記第2受光部により受光された前記レーザ光の前記複数種類の光ファイバの種類毎の校正基準強度の情報が記憶され、
前記制御部は、さらに、前記第2受光部により受光された前記レーザ光の強度と、前記校正基準強度とに基づいて、前記光源部から出力される前記レーザ光の出力を校正するように構成されている、項目5に記載の光源装置。
(項目7)
前記検出部本体は、前記検出部本体の内部において出射された前記レーザ光が透過可能なように構成され、
前記第1受光部は、前記検出部本体を透過した前記レーザ光を受光するように構成されている、項目4に記載の光源装置。
(項目8)
前記検出部本体は、前記レーザ光を透過させるとともに散乱させる樹脂により形成されている、項目6に記載の光源装置。
(項目9)
前記記憶部には、さらに、予め取得された、前記光源部から出力された前記レーザ光の複数の出力値に対応付けられた前記複数種類の光ファイバにおける前記第1受光部により受光された前記レーザ光の前記複数種類の光ファイバの種類毎の校正基準強度の情報が記憶され、
前記制御部は、さらに、前記第1受光部により受光された前記レーザ光の強度と、前記校正基準強度とに基づいて、前記光源部から出力される前記レーザ光の出力を校正するように構成されている、項目8に記載の光源装置。
(項目10)
前記制御部は、前記第1受光部により受光された前記レーザ光の強度が、前記記憶部に記憶された前記レーザ光の前記基準強度のうち最も近似する前記基準強度を有する前記光ファイバの種類を、前記検出部本体の内部に挿入された前記光ファイバの種類であると判定する、項目1~9のいずれか1項に記載の光源装置。
(項目11)
前記制御部により判定された前記光ファイバの種類を報知する報知部をさらに備える、項目1~9のいずれか1項に記載の光源装置。
(項目12)
複数種類の光ファイバから出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられた受光部により、光ファイバから出射されるレーザ光を受光するステップと、
前記受光部により受光された前記レーザ光の強度と、予め記憶された、前記複数種類の光ファイバから出射され、前記受光部により受光された前記レーザ光の前記複数種類の光ファイバの種類毎の基準強度とに基づいて、前記光ファイバが、少なくとも、前記レーザ光を前記光ファイバの長さ方向に出射する第1光ファイバ、または、前記レーザ光を前記光ファイバの径方向に出射する第2光ファイバのいずれであるかを判定するステップとを備える、光ファイバの種類判定方法。
2 光源部
3 光強度検出部
4 記憶部
5 制御部
6 報知部
10 光ファイバ
11 第1光ファイバ
12 第2光ファイバ
13 出射部
30、70 検出部本体
31 第1受光部
32 第2受光部
40 基準強度の情報
41 校正基準強度の情報
100 光源装置

Claims (12)

  1. レーザ光を出力する光源部と、
    内部に光ファイバの出射部が挿入される検出部本体と、前記検出部本体の内部に挿入された前記光ファイバの前記出射部から出射された前記レーザ光を受光し、かつ、複数種類の前記光ファイバから出射される前記レーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられた第1受光部と、を含む光強度検出部と、
    予め取得された、前記複数種類の光ファイバから出射され、前記第1受光部により受光された前記レーザ光の前記複数種類の光ファイバの種類毎の基準強度の情報が記憶される記憶部と、
    前記第1受光部により受光された前記レーザ光の強度と、前記記憶部に記憶された前記レーザ光の前記基準強度とに基づいて、前記検出部本体の内部に挿入された前記光ファイバが、少なくとも、前記出射部から前記レーザ光を前記光ファイバの長さ方向に出射する第1光ファイバ、または、前記出射部から前記レーザ光を前記光ファイバの径方向に出射する第2光ファイバのいずれであるかを判定するように構成されている制御部と、を備える、光源装置。
  2. 前記検出部本体の内部に挿入された前記光ファイバが前記第2光ファイバである場合に、前記制御部は、前記出射部の長さ方向の長さが互いに異なる複数種類の前記第2光ファイバのうちのいずれであるかを判定するように構成されている、請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記光源部は、治療光を出力する光源である、請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記第1受光部は、前記光強度検出部に1つ設けられているとともに、1つの前記第1受光部は、複数種類の前記光ファイバから出射される前記レーザ光を共通して受光可能なように設けられている、請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記第1受光部は、前記第1光ファイバから出射された前記レーザ光が直接入射せず、前記検出部本体の内部において反射されて入射し、かつ、前記第2光ファイバから出射された前記レーザ光が直接入射する位置に設けられている、請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記検出部本体は、積分球であり、
    前記光強度検出部は、前記第1受光部とは別個に設けられ、前記第1光ファイバおよび前記第2光ファイバから出射されるとともに前記検出部本体の内部において強度が均一化された前記レーザ光を受光する第2受光部をさらに含み、
    前記記憶部には、さらに、予め取得された、前記光源部から出力された前記レーザ光の複数の出力値に対応付けられた前記複数種類の光ファイバにおける前記第2受光部により受光された前記レーザ光の前記複数種類の光ファイバの種類毎の校正基準強度の情報が記憶され、
    前記制御部は、さらに、前記第2受光部により受光された前記レーザ光の強度と、前記校正基準強度とに基づいて、前記光源部から出力される前記レーザ光の出力を校正するように構成されている、請求項5に記載の光源装置。
  7. 前記検出部本体は、前記検出部本体の内部において出射された前記レーザ光が透過可能なように構成され、
    前記第1受光部は、前記検出部本体を透過した前記レーザ光を受光するように構成されている、請求項4に記載の光源装置。
  8. 前記検出部本体は、前記レーザ光を透過させるとともに散乱させる樹脂により形成されている、請求項6に記載の光源装置。
  9. 前記記憶部には、さらに、予め取得された、前記光源部から出力された前記レーザ光の複数の出力値に対応付けられた前記複数種類の光ファイバにおける前記第1受光部により受光された前記レーザ光の前記複数種類の光ファイバの種類毎の校正基準強度の情報が記憶され、
    前記制御部は、さらに、前記第1受光部により受光された前記レーザ光の強度と、前記校正基準強度とに基づいて、前記光源部から出力される前記レーザ光の出力を校正するように構成されている、請求項8に記載の光源装置。
  10. 前記制御部は、前記第1受光部により受光された前記レーザ光の強度が、前記記憶部に記憶された前記レーザ光の前記基準強度のうち最も近似する前記基準強度を有する前記光ファイバの種類を、前記検出部本体の内部に挿入された前記光ファイバの種類であると判定する、請求項1~9のいずれか1項に記載の光源装置。
  11. 前記制御部により判定された前記光ファイバの種類を報知する報知部をさらに備える、請求項1~9のいずれか1項に記載の光源装置。
  12. 複数種類の光ファイバから出射されるレーザ光の強度が互いに異なる配置位置に設けられた受光部により、光ファイバから出射されるレーザ光を受光するステップと、
    前記受光部により受光された前記レーザ光の強度と、予め記憶された、前記複数種類の光ファイバから出射され、前記受光部により受光された前記レーザ光の前記複数種類の光ファイバの種類毎の基準強度とに基づいて、前記光ファイバが、少なくとも、前記レーザ光を前記光ファイバの長さ方向に出射する第1光ファイバ、または、前記レーザ光を前記光ファイバの径方向に出射する第2光ファイバのいずれであるかを判定するステップとを備える、光ファイバの種類判定方法。
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