JP2024009597A - 液圧システム - Google Patents

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Abstract

【課題】第1両方向ポンプに対して第2両方向ポンプが付加された構成においてロッド側およびヘッド側のうちの圧力の低い方に圧力の閉じ込みが発生すること物理的に防止することができる液圧システムを提供する。【解決手段】一実施形態に係る液圧システム1は、ヘッド側ライン21により片ロッドシリンダ4のヘッド側室4hと接続されるとともに、ロッド側ライン22により片ロッドシリンダ4のロッド側室4rと接続される第1両方向ポンプ2と、給排ライン31によりヘッド側ライン21と接続される可変容量型の第2両方向ポンプ3を含む。さらに、液圧システム1は、第1排出ライン61によりヘッド側ライン21と接続されるとともに第2排出ライン62によりロッド側ライン22と接続された、第2排出ライン62または第1排出ライン61をリリーフ弁66が設けられたリリーフライン66と連通させる低圧選択弁6を含む。【選択図】図1

Description

本開示は、片ロッドシリンダ用の液圧システムに関する。
従来から、片ロッドシリンダと閉回路を形成するように接続される両方向ポンプを含む片ロッドシリンダ用の液圧システムが知られている。例えば、特許文献1には、図10に示すような液圧システム100が開示されている。
この液圧システム100は、第1両方向ポンプ110および第2両方向ポンプ120を含む。第1両方向ポンプ110は、ヘッド側ライン111により片ロッドシリンダ200のヘッド側室210と接続されるとともに、ロッド側ライン112により片ロッドシリンダ200のロッド側室220と接続される。第2両方向ポンプ120は、片ロッドシリンダ200のヘッド側室210とロッド側室220の間の流量差(流入流量と流出流量との差)を解消するためのものであり、給排ライン121によりヘッド側ライン111と接続される。
第1両方向ポンプ110および第2両方向ポンプ120は、電動モータ130により同方向に駆動される。より詳しくは、電動モータ130は、片ロッドシリンダ200を伸長させる際(すなわち、ロッドを前進させる際)に第1両方向ポンプ110および第2両方向ポンプ120を第1方向に駆動し、片ロッドシリンダ200を短縮させる際(すなわち、ロッドを後退させる際)に第1両方向ポンプ110および第2両方向ポンプ120を第1方向と反対の第2方向に駆動する。第1両方向ポンプ110および第2両方向ポンプ120が第1方向に駆動されるとそれらがヘッド側室210へ作動液を吐出し、第1両方向ポンプ110および第2両方向ポンプ120が第2方向に駆動されるとそれらがヘッド側室210から作動液を吸入する。また、液圧システム100では、第2両方向ポンプ120が可変容量型ポンプであり、第2両方向ポンプ120の容量がレギュレータ140によって変更される。
液圧システム100では、片ロッドシリンダ200への流入流量または片ロッドシリンダ200からの流出流量に過不足がないときの第2両方向ポンプ120の容量を基準容量とすると、片ロッドシリンダ200の伸長時に第2両方向ポンプ120の容量が基準容量よりも多い場合はロッド側(ロッド側室220およびロッド側ライン112)およびヘッド側(ヘッド側室210およびヘッド側ライン111)のうちの圧力の低い方に圧力の閉じ込みが発生する。逆に、片ロッドシリンダ200の伸長時に第2両方向ポンプ120の容量が基準容量よりも少ない場合はロッド側およびヘッド側のうちの圧力の低い方にキャビテーションが発生する。また、片ロッドシリンダ200の短縮時には、第2両方向ポンプ120の容量が基準容量よりも多い場合はロッド側およびヘッド側のうちの圧力の低い方にキャビテーションが発生し、第2両方向ポンプ120の容量が基準容量よりも少ない場合はロッド側およびヘッド側のうちの圧力の低い方に圧力の閉じ込みが発生する。レギュレータ140は、これらの圧力の閉じ込みまたはキャビテーションが抑制されるように、片ロッドシリンダ200のヘッド側室210またはロッド側室220の圧力に基づいて制御される。
特開2013-245740号公報 特開2002-54602号公報
上述したように、特許文献1の液圧システム100では、ロッド側およびヘッド側のうちの圧力の低い方に圧力の閉じ込みが発生することが制御的に抑制される。これに対し、ロッド側およびヘッド側のうちの圧力の低い方に圧力の閉じ込みが発生することを物理的に防止したいという要望がある。
なお、特許文献2の図2には、従来技術として、片ロッドシリンダに対して両方向ポンプが1つだけ用いられるとともに、ヘッド側ラインとロッド側ラインのうちの圧力の低い方からタンクへの作動液の排出を可能とする低圧選択弁(特許文献2では「フラッシング弁」と称呼)が採用された液圧回路が開示されている。しかし、この液圧回路は、特許文献1の液圧システム100のように第1両方向ポンプに対して第2両方向ポンプが付加されたものではない。
そこで、本開示は、第1両方向ポンプに対して第2両方向ポンプが付加された構成においてロッド側およびヘッド側のうちの圧力の低い方に圧力の閉じ込みが発生すること物理的に防止することができる液圧システムを提供することを目的とする。
本開示は、ヘッド側室およびロッド側室を含む片ロッドシリンダ用の液圧システムであって、ヘッド側ラインにより前記ヘッド側室と接続されるとともに、ロッド側ラインにより前記ロッド側室と接続される第1両方向ポンプと、給排ラインにより前記ヘッド側ラインと接続される可変容量型の第2両方向ポンプと、前記第1両方向ポンプおよび前記第2両方向ポンプを同方向に駆動する電動モータと、第1排出ラインにより前記ヘッド側ラインと接続されるとともに第2排出ラインにより前記ロッド側ラインと接続され、前記ロッド側室の圧力が前記ヘッド側室の圧力よりも低いときは前記第2排出ラインをリリーフ弁が設けられたリリーフラインと連通させ、前記ヘッド側室の圧力が前記ロッド側室の圧力よりも低いときは前記第1排出ラインを前記リリーフラインと連通させる低圧選択弁と、を備える、液圧システムを提供する。
本開示によれば、第1両方向ポンプに対して第2両方向ポンプが付加された構成においてロッド側およびヘッド側のうちの圧力の低い方に圧力の閉じ込みが発生すること物理的に防止することができる液圧システムが提供される。
一実施形態に係る液圧システムの概略構成図である。 シリンダ伸長時のフローチャートである。 シリンダ伸長時でヘッド側側室の圧力とロッド側室の圧力との差圧が閾値未満の場合の作動液の流れを示す図である。 シリンダ伸長時でヘッド側側室の圧力とロッド側室の圧力との差圧が閾値以上の場合の作動液の流れを示す図である。 シリンダ短縮時のフローチャートである。 シリンダ短縮時でヘッド側側室の圧力とロッド側室の圧力との差圧が閾値未満の場合の作動液の流れを示す図である。 シリンダ短縮時でヘッド側側室の圧力とロッド側室の圧力との差圧が閾値以上の場合の作動液の流れを示す図である。 変形例の液圧システムの概略構成図である。 別の変形例の液圧システムの概略構成図である。 従来の液圧システムの概略構成図である。
図1に、一実施形態に係る液圧システム1を示す。この液圧システム1は、ヘッド側室4hおよびロッド側室4rを含む片ロッドシリンダ4用の液圧システムである。液圧システム1に用いられる作動液は、典型的には油である。
具体的に、液圧システム1は、片ロッドシリンダ4と閉回路を形成するように接続される第1両方向ポンプ2と、片ロッドシリンダ4のヘッド側室4hとロッド側室4rの間の流量差(流入流量と流出流量との差)を解消するための第2両方向ポンプ3を含む。
第1両方向ポンプ2は、ヘッド側ライン21により片ロッドシリンダ4のヘッド側室4hと接続されるとともに、ロッド側ライン22により片ロッドシリンダ4のロッド側室4rと接続される。第2両方向ポンプ3は、第1給排ライン31によりヘッド側ライン21と接続されるとともに、第2給排ライン32によりタンクと接続される。
ヘッド側ライン21には開閉弁である第1ロック弁23が設けられ、ロッド側ライン22には開閉弁である第2ロック弁24が設けられる。第1ロック弁23および第2ロック弁24は、制御装置8により制御される。なお、図1では、図面の簡略化のために一部の信号線の作図を省略する。
制御装置8は、片ロッドシリンダ4を動作(伸長または短縮)させるときに第1ロック弁23および第2ロック弁24を開き、それ以外のときは第1ロック弁23および第2ロック弁24を閉じる。このように第1ロック弁23および第2ロック弁24を閉じることにより、片ロッドシリンダ4の動作をロックすることができる。
ヘッド側ライン21からはヘッド側リリーフライン51が分岐しており、このヘッド側リリーフライン51はタンクへつながっている。ヘッド側リリーフライン51には、リリーフ圧が比較的に高く(例えば、25~35MPa)設定されたヘッド側リリーフ弁52が設けられている。
さらに、ヘッド側ライン21からはヘッド側リリーフ弁52をバイパスする第1バイパスライン55が分岐しており、この第1バイパスライン55はタンクへつながっている。第1バイパスライン55には、タンクからヘッド側ライン21へ向かう流れは許容するがその逆の流れは禁止する第1チェック弁56が設けられている。
図例ではヘッド側リリーフライン51および第1バイパスライン55が第1ロック弁23と第1両方向ポンプ2の間でヘッド側ライン21から分岐しているが、ヘッド側リリーフライン51および第1バイパスライン55は第1ロック弁23と片ロッドシリンダ4の間でヘッド側ライン21から分岐してもよい。また、第1バイパスライン55は必ずしもヘッド側ライン21から分岐する必要はなく、ヘッド側リリーフ弁52の上流側でヘッド側リリーフライン51から分岐してもよい。
同様に、ロッド側ライン22からはロッド側リリーフライン53が分岐しており、このロッド側リリーフライン53はタンクへつながっている。ロッド側リリーフライン53には、リリーフ圧が比較的に高く(例えば、25~35MPa)設定されたロッド側リリーフ弁54が設けられている。
さらに、ロッド側ライン22からはロッド側リリーフ弁54をバイパスする第2バイパスライン57が分岐しており、この第2バイパスライン57はタンクへつながっている。第2バイパスライン57には、タンクからロッド側ライン22へ向かう流れは許容するがその逆の流れは禁止する第2チェック弁58が設けられている。
図例ではロッド側リリーフライン53および第2バイパスライン57が第2ロック弁24と第1両方向ポンプ2の間でロッド側ライン22から分岐しているが、ロッド側リリーフライン53および第2バイパスライン57は第2ロック弁24と片ロッドシリンダ4の間でロッド側ライン22から分岐してもよい。また、第2バイパスライン57は必ずしもロッド側ライン22から分岐する必要はなく、ロッド側リリーフ弁54の上流側でロッド側リリーフライン53から分岐してもよい。
このようにヘッド側リリーフライン51およびロッド側リリーフライン53が設けられていれば、ヘッド側室4hの圧力Phおよびロッド側室4rの圧力Prをヘッド側リリーフ弁52およびロッド側リリーフ弁54の設定圧以下に保つことができる。また、第1バイパスライン55および第2バイパスライン57が設けられていれば、第1チェック弁56または第2チェック弁58を介したヘッド側ライン21またはロッド側ライン22への作動液の補給によりヘッド側(ヘッド側室4hおよびヘッド側ライン21)およびロッド側(ロッド側室4rおよびロッド側ライン22)のうちの圧力の低い方でのキャビテーションを抑制することができる。
第1両方向ポンプ2および第2両方向ポンプ3は、例えば、アキシャルピストンポンプ(斜板ポンプまたは斜軸ポンプ)である。本実施形態では、第1両方向ポンプ2が固定容量型ポンプであり、第2両方向ポンプ3が可変容量型ポンプである。ただし、第1両方向ポンプ2は可変容量型ポンプであってもよい。
第2両方向ポンプ3の容量は、レギュレータ35により変更される。レギュレータ35は、制御装置8により制御される。例えば、第2両方向ポンプ3が斜板ポンプである場合、レギュレータ35は、第2両方向ポンプ3の斜板と連結されたサーボピストンに作用する液圧を電気的に変更するものであってもよいし、第2両方向ポンプ3の斜板と連結された電動アクチュエータであってもよい。
第1両方向ポンプ2および第2両方向ポンプ3は、電動モータ7により同方向に駆動される。第1両方向ポンプ2および第2両方向ポンプ3は、それらの中心軸が同軸上に並ぶように配置されもよいし(タンデム型)、それらの中心軸が平行に並ぶように配置されてもよい(パラレル型)。
電動モータ7は、制御装置8により制御される。電動モータ7は、片ロッドシリンダ4を伸長させる際に第1両方向ポンプ2および第2両方向ポンプ3を第1方向に駆動し、片ロッドシリンダ4を短縮させる際に第1両方向ポンプ2および第2両方向ポンプ3を第1方向と反対の第2方向に駆動する。第1両方向ポンプ2および第2両方向ポンプ3が第1方向に駆動されるとそれらがヘッド側室4hへ作動液を吐出し、第1両方向ポンプ2および第2両方向ポンプ3が第2方向に駆動されるとそれらがヘッド側室4hから作動液を吸入する。
さらに、本実施形態では、第1排出ライン61によりヘッド側ライン21と接続されるとともに第2排出ライン62によりロッド側ライン22と接続された低圧選択弁6が採用されている。低圧選択弁6は、低圧リリーフライン65によってタンクと接続されている。低圧リリーフライン65には、リリーフ圧が比較的に低く(例えば、0.1~2MPa)設定された低圧リリーフ弁66が設けられている。
低圧選択弁6は、中立位置(図1の中央位置)とヘッド側排出位置(図1の右側位置)とロッド側排出位置(図1の左側位置)との間で切り換えられる。中立位置では低圧選択弁6が第1排出ライン61および第2排出ライン62をブロックする。ヘッド側排出位置では低圧選択弁6が第2排出ライン62をブロックしつつ第1排出ライン61を低圧リリーフライン65と連通させる。ロッド側排出位置では低圧選択弁6が第1排出ライン61をブロックしつつ第2排出ライン62を低圧リリーフライン65と連通させる。
低圧選択弁6には、第1パイロットライン63を通じてヘッド側室4hの圧力Phが導かれるとともに、第2パイロットライン64を通じてロッド側室4rの圧力Prが導かれる。第1パイロットライン63は低圧選択弁6を中立位置からロッド側排出位置へ切り換えるためのものであり、第2パイロットライン64は低圧選択弁6を中立位置からヘッド側排出位置へ切り換えるためのものである。図例では第1パイロットライン63および第2パイロットライン64が第1排出ライン61および第2排出ライン62からそれぞれ分岐しているが、第1パイロットライン63がヘッド側ライン21から分岐してもよいし、第2パイロットライン64がロッド側ライン22から分岐してもよい。
低圧選択弁6は、ロッド側室4rの圧力Prがヘッド側室4hの圧力Phよりも低いときにロッド側排出位置に位置して第2排出ライン62を低圧リリーフライン65と連通させ、ヘッド側室4hの圧力Phがロッド側室4rの圧力Prよりも低いときにヘッド側排出位置に位置して第1排出ライン61を低圧リリーフライン65と連通させる。本実施形態では、ヘッド側室4hの圧力Phとロッド側室4rの圧力Prとの差圧ΔP(ΔP=|Ph-Pr|)が閾値Pt以上となったときに、低圧選択弁6が中立位置からロッド側排出位置またはヘッド側排出位置に切り換えられる。例えば、閾値Ptは、0.5~3MPaの範囲内である。なお、閾値Ptは、シリンダ伸長時とシリンダ短縮時とで異なってもよい。
次に、制御装置8による電動モータ7およびレギュレータ35の制御を詳細に説明する。制御装置8に関し、本明細書で開示する要素の機能は、開示された機能を実行するよう構成またはプログラムされた汎用プロセッサ、専用プロセッサ、集積回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、従来の回路、および/または、それらの組み合わせ、を含む回路または処理回路を使用して実行できる。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含むため、処理回路または回路と見なされる。本開示において、回路、ユニット、または手段は、列挙された機能を実行するハードウエアであるか、または、列挙された機能を実行するようにプログラムされたハードウエアである。ハードウエアは、本明細書に開示されているハードウエアであってもよいし、あるいは、列挙された機能を実行するようにプログラムまたは構成されているその他の既知のハードウエアであってもよい。ハードウエアが回路の一種と考えられるプロセッサである場合、回路、手段、またはユニットはハードウエアとソフトウエアの組み合わせであり、ソフトウエアはハードウエアおよび/またはプロセッサの構成に使用される。
制御装置8には、片ロッドシリンダ4に対する伸長指令である第1操作信号と、片ロッドシリンダ4に対する短縮指令である第2操作信号が入力される。本実施形態では、使用者に操作される操作レバーを含む操作装置11が採用されており、この操作装置11から制御装置8へ第1操作信号および第2操作信号が入力される。ただし、無人運転が行われる場合、操作装置11が省略されて、無人システムから制御装置8へ第1操作信号および第2操作信号が入力されてもよい。
本実施形態では、操作装置11の操作レバーの角度によって片ロッドシリンダ4の動作速度が決定される。このため、第1操作信号および第2操作信号は片ロッドシリンダ4に対する速度指令を含む。ただし、第1操作信号および第2操作信号が速度指令を含まずに、伸長時および短縮時に片ロッドシリンダ4が一定速度で動作してもよい。
また、制御装置8は、ヘッド側室4hの圧力Phとロッド側室4rの圧力Prとの差圧ΔPを検出する差圧計9と電気的に接続されている。本実施形態では、差圧計9が、ヘッド側ライン21に設けられた圧力センサ91と、ロッド側ライン22に設けられた圧力センサ92を含む。ただし、圧力センサ91,92は、それぞれヘッド側室4hおよびロッド側室4rに設けられてもよい。また、差圧計9は、必ずしも2つの圧力センサを含む必要はなく、単一のセンサであってもよい。
(シリンダ伸長)
図2は、片ロッドシリンダ4を伸長させるときのフローチャートである。図3に示すように、操作装置11の操作レバーがA方向に傾倒されると、操作装置11から制御装置8へ片ロッドシリンダ4に対する伸長指令である第1操作信号が入力される。
制御装置8へ第1操作信号が入力されると、制御装置8は電動モータ7を第1方向に回転させる(ステップS1)。これにより、第1両方向ポンプ2および第2両方向ポンプ3が第1方向に駆動され、第1両方向ポンプ2がロッド側ライン22を通じて作動液を吸入するとともに、第2両方向ポンプ3が第2給排ライン32を通じて作動液を吸入する。また、第1両方向ポンプ2はヘッド側ライン21を通じて作動液を吐出し、第2両方向ポンプ3は第1給排ライン31を通じて作動液を吐出する。つまり、第1両方向ポンプ2および第2両方向ポンプ3から吐出された作動液が互いに合流してヘッド側室4hへ供給される。上述したように、第1操作信号は片ロッドシリンダ4に対する速度指令を含むため、制御装置8は、その速度指令に応じた回転数Nで電動モータ7を回転させる。
ついで、制御装置8は、差圧計9で検出される差圧ΔPを閾値Ptと比較する(ステップS2)。差圧ΔPが閾値Pt未満である場合(ステップS2でNO)、制御装置8は第2両方向ポンプ3の容量q2が基準容量qrとなるように(q2=qr)、レギュレータ35を制御する(ステップS3)。例えば、片ロッドシリンダ4に負荷がほとんどかかっていない場合(例えば、操作装置11の操作レバーがゆっくり動かされた場合)には、差圧ΔPが閾値Pt未満となる。
基準容量qrは、第1両方向ポンプ2の容量q1にロッド側室4rの受圧面積Arに対する片ロッドシリンダ4のロッドの断面積Acの比を乗算したものである(qr=Ac/Ar×q1)。すなわち、q2=qrである場合、理論的には片ロッドシリンダ4への流入流量Qhまたは片ロッドシリンダ4からの流出流量Qrに過不足がない。
このため、第1両方向ポンプの吐出流量Q1、第2両方向ポンプ3の吐出流量Q2、片ロッドシリンダ4の流入流量Qhおよび流出流量Qrのバランスが崩れる要因がない限り、第1バイパスライン55または第2バイパスライン57を通じたタンクからの作動液の補給、および第1排出ライン61または第2排出ライン62を通じたタンクへの作動液の排出は行われない。なお、吐出流量Q1,Q2、流入流量Qhおよび流出流量Qrのバランスが崩れる要因には、レギュレータ35の性能、第1両方向ポンプ2および第2両方向ポンプ3の効率、作動液の外部漏れ、経年変化などがある。
すなわち、ヘッド側室4hへの流入流量Qhは、第1両方向ポンプ2の吐出流量Q1と第2両方向ポンプ3の吐出流量Q2の和である。なお、第1両方向ポンプ2の吐出流量Q1[L/min]は第1両方向ポンプ2の容量q1[L/r]に回転数N[rpm]を乗算したものであり、第2両方向ポンプ3の吐出流量Q2[L/min]は第2両方向ポンプ3の容量q2[L/r]に回転数N[rpm]を乗算したものである。ロッド側室4rからの流出流量Qrは、第1両方向ポンプ2の吸入流量Q1と等しい。
その後、制御装置8は、片ロッドシリンダ4のストロークが所定量になったときに(ステップS5でYES)、電動モータ7を停止する(ステップS6)。例えば、片ロッドシリンダ4のストロークが所定量になったときには、操作装置11から制御装置8への第1操作信号の入力が停止されたときと、片ロッドシリンダ4がストロークエンドまで動作したときが含まれる。
一方、差圧ΔPが閾値Pt以上である場合(ステップS2でYES)、制御装置8は第2両方向ポンプ3の容量q2が基準容量qrよりも第1所定量Δq1だけ多くなるように(q2=qr+Δq1)、レギュレータ35を制御する(ステップS4)。第1所定量Δq1は、上述した吐出流量Q1,Q2、流入流量Qhおよび流出流量Qrのバランスが崩れる要因を考慮して決定される。例えば、Δq1は、qrの1~10%の範囲内である。
例えば、片ロッドシリンダ4に短縮方向への負荷がかかっている場合にはヘッド側室4hの圧力Phがロッド側室4rの圧力Prよりも閾値Pt以上高くなり、片ロッドシリンダ4に伸長方向への負荷がかかっている場合にはロッド側室4rの圧力Prがヘッド側室4hの圧力Prよりも閾値Pt以上高くなる。
図4に示すように、ヘッド側室4hの圧力Phがロッド側室4rの圧力Prよりも閾値Pt以上高くなる場合、低圧選択弁6がロッド側排出位置に切り換えられる。これにより、第1所定量Δq1に応じた余剰分Qfrがロッド側ライン22から第2排出ライン62、低圧選択弁6および低圧リリーフライン65を通じて排出される。なお、このときの片ロッドシリンダ4の動作速度は、q2=qrのときの基準速度よりも第1所定量Δq1に応じた分だけ速くなる。
逆に、ロッド側室4rの圧力Prがヘッド側室4hの圧力Prよりも閾値Pt以上高くなる場合、低圧選択弁6がヘッド側排出位置に切り換えられる。これにより、第1所定量Δq1に応じた余剰分Qfhがヘッド側ライン21から第1排出ライン61、低圧選択弁6および低圧リリーフライン65を通じて排出される。なお、このときの片ロッドシリンダ4の動作速度は、q2=qrのときの基準速度と等しい。
例えば、q2=qrの場合、Qh=100、Qr=50、Q1=50、Q2=50と仮定する。Ph-Pr≧PtのときにQ1=50、Q2=60とすると、Qh=110、Qr=55、Qfr=5となる。一方、Pr-Ph≧PtのときにQ1=50、Q2=60とすると、Qr=50、Qh=100、Qfh=10となる。
差圧ΔPが閾値Pt以上である場合も、制御装置8は、片ロッドシリンダ4のストロークが所定量になったときに(ステップS5でYES)、電動モータ7を停止する(ステップS6)。
(シリンダ短縮)
図5は、片ロッドシリンダ4を短縮させるときのフローチャートである。図6に示すように、操作装置11の操作レバーがB方向に傾倒されると、操作装置11から制御装置8へ片ロッドシリンダ4に対する短縮指令である第2操作信号が入力される。
制御装置8へ第2操作信号が入力されると、制御装置8は電動モータ7を第2方向に回転させる(ステップS11)。これにより、第1両方向ポンプ2および第2両方向ポンプ3が第2方向に駆動され、第1両方向ポンプ2がヘッド側ライン21を通じて作動液を吸入するとともに、第2両方向ポンプ3が第1給排ライン31を通じて作動液を吸入する。つまり、ヘッド側室4hから流出した作動液が第1両方向ポンプ2へ向かう分と第2両方向ポンプ3へ向かう分に分配される。また、第1両方向ポンプ2はロッド側ライン22を通じて作動液を吐出し、第2両方向ポンプ3は第2給排ライン32を通じて作動液を吐出する。上述したように、第2操作信号は片ロッドシリンダ4に対する速度指令を含むため、制御装置8は、その速度指令に応じた回転数Nで電動モータ7を回転させる。
ついで、制御装置8は、差圧計9で検出される差圧ΔPを閾値Ptと比較する(ステップS12)。差圧ΔPが閾値Pt未満である場合(ステップS12でNO)、制御装置8は第2両方向ポンプ3の容量q2が基準容量qrとなるように(q2=qr)、レギュレータ35を制御する。例えば、片ロッドシリンダ4に負荷がほとんどかかっていない場合(例えば、操作装置11の操作レバーがゆっくり動かされた場合)には、差圧ΔPが閾値Pt未満となる。
上述したように、基準容量qrは、第1両方向ポンプ2の容量q1にロッド側室4rの受圧面積Arに対する片ロッドシリンダ4のロッドの断面積Acの比を乗算したものである(qr=Ac/Ar×q1)。すなわち、q2=qrである場合、理論的には片ロッドシリンダ4への流入流量Qrまたは片ロッドシリンダ4からの流出流量Qhに過不足がない。
このため、第1両方向ポンプの吐出流量Q1、第2両方向ポンプ3の吐出流量Q2、片ロッドシリンダ4の流入流量Qrおよび流出流量Qhのバランスが崩れる要因がない限り、第1バイパスライン55または第2バイパスライン57を通じたタンクからの作動液の補給、および第1排出ライン61または第2排出ライン62を通じたタンクへの作動液の排出は行われない。なお、吐出流量Q1,Q2、流入流量Qrおよび流出流量Qhのバランスが崩れる要因には、レギュレータ35の性能、第1両方向ポンプ2および第2両方向ポンプ3の効率、作動液の外部漏れ、経年変化などがある。
すなわち、ロッド側室4rへの流入流量Qrは、第1両方向ポンプ2の吐出流量Q1と等しい。ヘッド側室4hからの流出流量Qhは、第1両方向ポンプ2の吸入流量Q1と第2両方向ポンプ3の吸入流量Q2の和である。
その後、制御装置8は、片ロッドシリンダ4のストロークが所定量になったときに(ステップS15でYES)、電動モータ7を停止する(ステップS16)。例えば、片ロッドシリンダ4のストロークが所定量になったときには、操作装置11から制御装置8への第2操作信号の入力が停止されたときと、片ロッドシリンダ4がストロークエンドまで動作したときが含まれる。
一方、差圧ΔPが閾値Pt以上である場合(ステップS12でYES)、制御装置8は第2両方向ポンプ3の容量q2が基準容量qrよりも第2所定量Δq2だけ少なくなるように(q2=qr-Δq2)、レギュレータ35を制御する(ステップS14)。第2所定量Δq2は、上述した吐出流量Q1,Q2、流入流量Qrおよび流出流量Qhのバランスが崩れる要因を考慮して決定される。第2所定量Δq2は、上述した第1所定量Δq1と同じであっても異なってもよい。例えば、Δq2は、qrの1~10%の範囲内である。
例えば、片ロッドシリンダ4に伸長方向への負荷がかかっている場合にはロッド側室4rの圧力Prがヘッド側室4hの圧力Phよりも閾値Pt以上高くなり、片ロッドシリンダ4に短縮方向への負荷がかかっている場合にはヘッド側室4hの圧力Phがロッド側室4rの圧力Prよりも閾値Pt以上高くなる。
図7に示すように、ロッド側室4rの圧力Prがヘッド側室4hの圧力Prよりも閾値Pt以上高くなる場合、低圧選択弁6がヘッド側排出位置に切り換えられる。これにより、第2所定量Δq2に応じた余剰分Qfhがヘッド側ライン21から第1排出ライン61、低圧選択弁6および低圧リリーフライン65を通じて排出される。なお、このときの片ロッドシリンダ4の動作速度は、q2=qrのときの基準速度と等しい。
逆に、ヘッド側室4hの圧力Phがロッド側室4rの圧力Prよりも閾値Pt以上高くなる場合、低圧選択弁6がロッド側排出位置に切り換えられる。これにより、第2所定量Δq2に応じた余剰分Qfrがロッド側ライン22から第2排出ライン62、低圧選択弁6および低圧リリーフライン65を通じて排出される。なお、このときの片ロッドシリンダ4の動作速度は、q2=qrのときの基準速度よりも第2所定量Δq2に応じた分だけ遅くなる。
例えば、q2=qrの場合、Qr=50、Qh=100、Q1=50、Q2=50と仮定する。Pr-Ph≧PtのときにQ1=50、Q2=40とすると、Qr=50、Qh=100、Qfh=10となる。一方、Ph-Pr≧PtのときにQ1=50、Q2=40とすると、Qh=90、Qr=45、Qfr=5となる。
差圧ΔPが閾値Pt以上である場合も、制御装置8は、片ロッドシリンダ4のストロークが所定量になったときに(ステップS15でYES)、電動モータ7を停止する(ステップS16)。
以上説明したように、本実施形態の液圧システム1では、低圧選択弁6が設けられているので、第1両方向ポンプ2に対して第2両方向ポンプ3が付加された構成においてロッド側およびヘッド側のうちの圧力の低い方に圧力の閉じ込みが発生することを物理的に防止することができる。
また、本実施形態では、片ロッドシリンダ4の伸長時に、差圧計9で検出される差圧ΔPと閾値Ptとの比較によってレギュレータ35が制御されるので、ヘッド側室4hの圧力Phとロッド側室4rの圧力Prとの差圧ΔPが小さいときには第2両方向ポンプ3の容量q2を基準容量qrに保つことができる。さらに、このときは低圧選択弁6が中立位置にあるので、第1両方向ポンプ2の吐出流量Q1および第2両方向ポンプ3の吐出流量Q2の和と片ロッドシリンダ4のヘッド側室4hへの流入流量Qhとがバランスし、かつ、片ロッドシリンダ4のロッド側室4rからの流出流量Qrと第1両方向ポンプ2の吸入流量Q1とがバランスした状態で、片ロッドシリンダ4を作動させることができる。通常このような状態は無負荷の状態でしかもゆっくりと片ロッドシリンダ4を作動させたいときであるので、よりショックのない滑らかな動作を実現することができる。また、低圧選択弁6が中立位置に保たれることで、低圧選択弁6のハンチングを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、片ロッドシリンダ4の短縮時に、差圧計9で検出される差圧ΔPと閾値Ptとの比較によってレギュレータ35が制御されるので、ヘッド側室4hの圧力Phとロッド側室4rの圧力Prとの差圧ΔPが小さいときには第2両方向ポンプ3の容量q2を基準容量qrに保つことができる。さらに、このときは低圧選択弁6が中立位置にあるので、第1両方向ポンプ2の吐出流量Q1と片ロッドシリンダ4のロッド側室4rへの流入流量Qrとがバランスし、かつ、片ロッドシリンダ4のヘッド側室4hからの流出流量Qhと第1両方向ポンプ2の吸入流量Q1および第2両方向ポンプ3の吸入流量Q2の和とがバランスした状態で、片ロッドシリンダ4を作動させることができる。通常このような状態は無負荷の状態でしかもゆっくりと片ロッドシリンダ4を作動させたいときであるので、よりショックのない滑らかな動作を実現することができる。また、低圧選択弁6が中立位置に保たれることで、低圧選択弁6のハンチングを抑制することができる。
(変形例)
本開示は上述した実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、前記実施形態のようにヘッド側室4hの圧力Phとロッド側室4rの圧力Prとの差圧ΔPが閾値Pt以上となったときに低圧選択弁6が中立位置からロッド側排出位置またはヘッド側排出位置に切り換えられる場合、差圧計9の代わりに、図8に示す変形例の液圧システム1Aのように低圧選択弁6の位置が中立位置とヘッド側排出位置とロッド側排出位置のいずれであるかを検出する位置検出器(例えば、ストロークセンサ)95が採用され、この位置検出器95の検出結果に基づいて制御装置8がレギュレータ35を制御してもよい。差圧計9を用いた場合も位置検出器95を用いた場合も、それらの検出結果から低圧選択弁6がどのようなファンクションを実行するかが分かるため、レギュレータ35を低圧選択弁6のファンクションに応じて制御することができる。
さらに、制御装置8は、差圧ΔPおよび低圧選択弁6の位置に拘わらずに、片ロッドシリンダ4の伸長時には常に第2両方向ポンプ3の容量q2が基準容量qrよりも第1所定量Δq1だけ多くなり、片ロッドシリンダ4の短縮時には常に第2両方向ポンプ3の容量q2が基準容量qrよりも第2所定量Δq2だけ少なくなるようにレギュレータ35を制御してもよい。ただし、この場合には電動モータ7の回転開始時に低圧選択弁6の切り換わりによってショックが生じるおそれがあるため、差圧ΔPまたは低圧選択弁6の位置に基づいてレギュレータ35を制御することが望ましい。
また、図9に示す変形例の液圧システム1Bのように、第1パイロットライン63に第1開閉弁67が設けられるとともに、第2パイロットライン64に第2開閉弁68が設けられてもよい。この構成によれば、ヘッド側室4hの圧力Phとロッド側室4rの圧力Prとの大小関係が反転するような状況で第1開閉弁67および第2開閉弁68を閉じれば、低圧選択弁6のハンチングを防止することができる。
(まとめ)
第1の態様として、本開示は、ヘッド側室およびロッド側室を含む片ロッドシリンダ用の液圧システムであって、ヘッド側ラインにより前記ヘッド側室と接続されるとともに、ロッド側ラインにより前記ロッド側室と接続される第1両方向ポンプと、給排ラインにより前記ヘッド側ラインと接続される可変容量型の第2両方向ポンプと、前記第1両方向ポンプおよび前記第2両方向ポンプを同方向に駆動する電動モータと、第1排出ラインにより前記ヘッド側ラインと接続されるとともに第2排出ラインにより前記ロッド側ラインと接続され、前記ロッド側室の圧力が前記ヘッド側室の圧力よりも低いときは前記第2排出ラインをリリーフ弁が設けられたリリーフラインと連通させ、前記ヘッド側室の圧力が前記ロッド側室の圧力よりも低いときは前記第1排出ラインを前記リリーフラインと連通させる低圧選択弁と、を備える、液圧システムを提供する。
上記の構成によれば、低圧選択弁が設けられているので、第1両方向ポンプに対して第2両方向ポンプが付加された構成においてロッド側およびヘッド側のうちの圧力の低い方に圧力の閉じ込みが発生することを物理的に防止することができる。
第2の態様として、第1の態様において、上記の液圧システムは、前記第2両方向ポンプの容量を変更するレギュレータと、前記電動モータおよび前記レギュレータを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記片ロッドシリンダを伸長させる際、前記第2両方向ポンプの容量が基準容量よりも第1所定量だけ多くなるように前記レギュレータを制御してもよい。この構成によれば、片ロッドシリンダを伸長させる際にヘッド側室の圧力がロッド側室の圧力よりも高い場合は、第1所定量に応じた余剰分がロッド側ラインから第2排出ライン、低圧選択弁およびリリーフラインを通じて排出され、ロッド側室の圧力がヘッド側室の圧力よりも高い場合は、第1所定量に応じた余剰分がヘッド側ラインから第1排出ライン、低圧選択弁およびリリーフラインを通じて排出される。
第3の態様として、第1または第2の態様において、上記の液圧システムは、前記第2両方向ポンプの容量を変更するレギュレータと、前記電動モータおよび前記レギュレータを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記片ロッドシリンダを短縮させる際、前記第2両方向ポンプの容量が基準容量よりも第2所定量だけ少なくなるように前記レギュレータを制御してもよい。この構成によれば、片ロッドシリンダを短縮させる際にロッド側室の圧力がヘッド側室の圧力よりも高い場合は、第2所定量に応じた余剰分がヘッド側ラインから第1排出ライン、低圧選択弁およびリリーフラインを通じて排出され、ヘッド側室の圧力がロッド側室の圧力よりも高い場合は、第2所定量に応じた余剰分がロッド側ラインから第2排出ライン、低圧選択弁およびリリーフラインを通じて排出される。
第4の態様として、第2または第3の態様において、例えば、前記基準容量は、前記第1両方向ポンプの容量に前記ロッド側室の受圧面積に対する前記片ロッドシリンダのロッドの断面積の比を乗算したものであってもよい。
第5の態様として、第2~第4の態様の何れかにおいて、前記低圧選択弁は、前記ヘッド側室の圧力と前記ロッド側室の圧力との差圧が閾値以上となったときに、前記第1排出ラインおよび前記第2排出ラインをブロックする中立位置から、前記第1排出ラインを前記リリーフラインと連通させるヘッド側排出位置、または前記第2排出ラインを前記リリーフラインと連通させるロッド側排出位置に切り換えられ、前記制御装置は、前記片ロッドシリンダを伸長させる際、前記低圧選択弁が前記中立位置にあるときは前記第2両方向ポンプの容量が前記基準容量となり、前記低圧選択弁が前記ヘッド側排出位置または前記ロッド側排出位置にあるときは前記第2両方向ポンプの容量が前記基準容量よりも前記第1所定量だけ多くなるように、前記レギュレータを制御してもよい。この構成によれば、ヘッド側室の圧力とロッド側室の圧力との差圧が小さいときには第2両方向ポンプの容量を基準容量に保つことができる。さらに、このときは低圧選択弁が中立位置にあるので、第1両方向ポンプおよび第2両方向ポンプの吐出流量の和と片ロッドシリンダのヘッド側室への流入流量とがバランスし、かつ、片ロッドシリンダのロッド側室からの流出流量と第1両方向ポンプの吸入流量とがバランスした状態で、片ロッドシリンダを作動させることができる。通常このような状態は無負荷の状態でしかもゆっくりと片ロッドシリンダを作動させたいときであるので、よりショックのない滑らかな動作を実現することができる。また、低圧選択弁が中立位置に保たれることで、低圧選択弁のハンチングを抑制することができる。
第6の態様として、第3~第5の態様の何れかにおいて、前記低圧選択弁は、前記ヘッド側室の圧力と前記ロッド側室の圧力との差圧が閾値以上となったときに、前記第1排出ラインおよび前記第2排出ラインをブロックする中立位置から、前記第1排出ラインを前記リリーフラインと連通させるヘッド側排出位置、または前記第2排出ラインを前記リリーフラインと連通させるロッド側排出位置に切り換えられ、前記制御装置は、前記片ロッドシリンダを短縮させる際、前記低圧選択弁が前記中立位置にあるときは前記第2両方向ポンプの容量が前記基準容量となり、前記低圧選択弁が前記ヘッド側排出位置または前記ロッド側排出位置にあるときは前記第2両方向ポンプの容量が前記基準容量よりも前記第2所定量だけ少なくなるように、前記レギュレータを制御してもよい。この構成によれば、ヘッド側室の圧力とロッド側室の圧力との差圧が小さいときには第2両方向ポンプの容量を基準容量に保つことができる。さらに、このときは低圧選択弁が中立位置にあるので、第1両方向ポンプの吐出流量と片ロッドシリンダのロッド側室への流入流量とがバランスし、かつ、片ロッドシリンダのヘッド側室からの流出流量と第1両方向ポンプおよび第2両方向ポンプの吸入流量の和とがバランスした状態で、片ロッドシリンダを作動させることができる。通常このような状態は無負荷の状態でしかもゆっくりと片ロッドシリンダを作動させたいときであるので、よりショックのない滑らかな動作を実現することができる。また、低圧選択弁が中立位置に保たれることで、低圧選択弁のハンチングを抑制することができる。
第7の態様として、第1~第6の態様の何れかにおいて、上記の液圧システムは、前記ヘッド側ラインに設けられた、開閉弁である第1ロック弁と、前記ロッド側ラインに設けられた、開閉弁である第2ロック弁と、をさらに備えてもよい。この構成によれば、第1ロック弁および第2ロック弁を閉じることにより、片ロッドシリンダの動作をロックすることができる。
第8の態様として、第1~第7の態様の何れかにおいて、前記低圧選択弁には、第1パイロットラインを通じて前記ヘッド側室の圧力が導かれるとともに、第2パイロットラインを通じて前記ロッド側室の圧力が導かれ、上記の液圧システムは、前記第1パイロットラインに設けられた第1開閉弁と、前記第2パイロットラインに設けられた第2開閉弁と、をさらに備えてもよい。この構成によれば、ヘッド側室の圧力とロッド側室の圧力との大小関係が反転するような状況で第1開閉弁および第2開閉弁を閉じれば、低圧選択弁のハンチングを防止することができる。
第9の態様として、第1~第8の態様の何れかにおいて、上記の液圧システムは、前記ヘッド側ラインから分岐するヘッド側リリーフラインに設けられたヘッド側リリーフ弁と、前記ヘッド側リリーフ弁をバイパスする第1バイパスラインに設けられた第1チェック弁と、前記ロッド側ラインから分岐するロッド側リリーフラインに設けられたロッド側リリーフ弁と、前記ロッド側リリーフ弁をバイパスする第2バイパスラインに設けられた第2チェック弁と、をさらに備えてもよい。この構成によれば、ヘッド側室の圧力およびロッド側室の圧力をリリーフ弁の設定圧以下に保つことができるとともに、チェック弁を介したヘッド側ラインまたはロッド側ラインへの作動液の補給によりヘッド側またはロッド側のうちの圧力の低い方でのキャビテーションを抑制することができる。
第10の態様として、第1~第9の態様の何れかにおいて、上記の液圧システムは、前記ヘッド側室の圧力と前記ロッド側室の圧力との差圧を検出する差圧計をさらに備えてもよい。この構成によれば、差圧計の検出結果から低圧選択弁がどのようなファンクションを実行するかが分かるため、第2両方向ポンプの容量を変更するレギュレータを低圧選択弁のファンクションに応じて制御することができる。
第11の態様として、第1~第9の態様の何れかにおいて、前記低圧選択弁は、前記ヘッド側室の圧力と前記ロッド側室の圧力との差圧が閾値以上となったときに、前記第1排出ラインおよび前記第2排出ラインをブロックする中立位置から、前記第1排出ラインを前記リリーフラインと連通させるヘッド側排出位置、または前記第2排出ラインを前記リリーフラインと連通させるロッド側排出位置に切り換えられ、上記の液圧システムは、前記低圧選択弁の位置が前記中立位置、前記ロッド側排出位置および前記ヘッド側排出位置のいずれであるかを検出する位置検出器をさらに備え。この構成によれば、位置検出器の検出結果から低圧選択弁がどのようなファンクションを実行するかが分かるため、第2両方向ポンプの容量を変更するレギュレータを低圧選択弁のファンクションに応じて制御することができる。
1,1A,1B 液圧システム
2 第1両方向ポンプ
21 ヘッド側ライン
22 ロッド側ライン
23 第1ロック弁
24 第2ロック弁
3 第2両方向ポンプ
31,32 給排ライン
35 レギュレータ
4 片ロッドシリンダ
4h ヘッド側室
4r ロッド側室
51 ヘッド側リリーフライン
52 ヘッド側リリーフ弁
53 ロッド側リリーフライン
54 ロッド側リリーフ弁
55 第1バイパスライン
56 第1チェック弁
57 第2バイパスライン
58 第2チェック弁
6 低圧選択弁
61 第1排出ライン
62 第2排出ライン
63 第1パイロットライン
64 第2パイロットライン
65 低圧リリーフライン
66 低圧リリーフ弁
67 第1開閉弁
68 第2開閉弁
7 電動モータ
8 制御装置
9 差圧計
95 位置検出器

Claims (11)

  1. ヘッド側室およびロッド側室を含む片ロッドシリンダ用の液圧システムであって、
    ヘッド側ラインにより前記ヘッド側室と接続されるとともに、ロッド側ラインにより前記ロッド側室と接続される第1両方向ポンプと、
    給排ラインにより前記ヘッド側ラインと接続される可変容量型の第2両方向ポンプと、
    前記第1両方向ポンプおよび前記第2両方向ポンプを同方向に駆動する電動モータと、
    第1排出ラインにより前記ヘッド側ラインと接続されるとともに第2排出ラインにより前記ロッド側ラインと接続され、前記ロッド側室の圧力が前記ヘッド側室の圧力よりも低いときは前記第2排出ラインをリリーフ弁が設けられたリリーフラインと連通させ、前記ヘッド側室の圧力が前記ロッド側室の圧力よりも低いときは前記第1排出ラインを前記リリーフラインと連通させる低圧選択弁と、
    を備える、液圧システム。
  2. 前記第2両方向ポンプの容量を変更するレギュレータと、
    前記電動モータおよび前記レギュレータを制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記片ロッドシリンダを伸長させる際、前記第2両方向ポンプの容量が基準容量よりも第1所定量だけ多くなるように前記レギュレータを制御する、請求項1に記載の液圧システム。
  3. 前記第2両方向ポンプの容量を変更するレギュレータと、
    前記電動モータおよび前記レギュレータを制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記片ロッドシリンダを短縮させる際、前記第2両方向ポンプの容量が基準容量よりも第2所定量だけ少なくなるように前記レギュレータを制御する、請求項1または2に記載の液圧システム。
  4. 前記基準容量は、前記第1両方向ポンプの容量に前記ロッド側室の受圧面積に対する前記片ロッドシリンダのロッドの断面積の比を乗算したものである、請求項2に記載の液圧システム。
  5. 前記低圧選択弁は、前記ヘッド側室の圧力と前記ロッド側室の圧力との差圧が閾値以上となったときに、前記第1排出ラインおよび前記第2排出ラインをブロックする中立位置から、前記第1排出ラインを前記リリーフラインと連通させるヘッド側排出位置、または前記第2排出ラインを前記リリーフラインと連通させるロッド側排出位置に切り換えられ、
    前記制御装置は、前記片ロッドシリンダを伸長させる際、前記低圧選択弁が前記中立位置にあるときは前記第2両方向ポンプの容量が前記基準容量となり、前記低圧選択弁が前記ヘッド側排出位置または前記ロッド側排出位置にあるときは前記第2両方向ポンプの容量が前記基準容量よりも前記第1所定量だけ多くなるように、前記レギュレータを制御する、請求項2に記載の液圧システム。
  6. 前記低圧選択弁は、前記ヘッド側室の圧力と前記ロッド側室の圧力との差圧が閾値以上となったときに、前記第1排出ラインおよび前記第2排出ラインをブロックする中立位置から、前記第1排出ラインを前記リリーフラインと連通させるヘッド側排出位置、または前記第2排出ラインを前記リリーフラインと連通させるロッド側排出位置に切り換えられ、
    前記制御装置は、前記片ロッドシリンダを短縮させる際、前記低圧選択弁が前記中立位置にあるときは前記第2両方向ポンプの容量が前記基準容量となり、前記低圧選択弁が前記ヘッド側排出位置または前記ロッド側排出位置にあるときは前記第2両方向ポンプの容量が前記基準容量よりも前記第2所定量だけ少なくなるように、前記レギュレータを制御する、請求項3に記載の液圧システム。
  7. 前記ヘッド側ラインに設けられた、開閉弁である第1ロック弁と、
    前記ロッド側ラインに設けられた、開閉弁である第2ロック弁と、をさらに備える、請求項1に記載の液圧システム。
  8. 前記低圧選択弁には、第1パイロットラインを通じて前記ヘッド側室の圧力が導かれるとともに、第2パイロットラインを通じて前記ロッド側室の圧力が導かれ、
    前記第1パイロットラインに設けられた第1開閉弁と、
    前記第2パイロットラインに設けられた第2開閉弁と、をさらに備える、請求項1に記載の液圧システム。
  9. 前記ヘッド側ラインから分岐するヘッド側リリーフラインに設けられたヘッド側リリーフ弁と、
    前記ヘッド側リリーフ弁をバイパスする第1バイパスラインに設けられた第1チェック弁と、
    前記ロッド側ラインから分岐するロッド側リリーフラインに設けられたロッド側リリーフ弁と、
    前記ロッド側リリーフ弁をバイパスする第2バイパスラインに設けられた第2チェック弁と、をさらに備える、請求項1に記載の液圧システム。
  10. 前記ヘッド側室の圧力と前記ロッド側室の圧力との差圧を検出する差圧計をさらに備える、請求項1に記載の液圧システム。
  11. 前記低圧選択弁は、前記ヘッド側室の圧力と前記ロッド側室の圧力との差圧が閾値以上となったときに、前記第1排出ラインおよび前記第2排出ラインをブロックする中立位置から、前記第1排出ラインを前記リリーフラインと連通させるヘッド側排出位置、または前記第2排出ラインを前記リリーフラインと連通させるロッド側排出位置に切り換えられ、
    前記低圧選択弁の位置が前記中立位置、前記ロッド側排出位置および前記ヘッド側排出位置のいずれであるかを検出する位置検出器をさらに備える、請求項1に記載の液圧システム。
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