JP2024009385A - 衛生管理システム及び衛生管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】オフィス等における感染を効果的に防止する衛生管理システムを提供する。【解決手段】衛生管理システム1は、監視装置3と薬液吐出装置4を有する。監視装置は、入場者の顔を撮影する撮影部13、入場者の撮影画像を表示する表示部12、入場者から放射される赤外線を検出して体表面温度を測定する温度検出部14、マスクを認識するマスク認識部、体表面温度が所定値以下である第1の条件とマスクが認識される第2の条件が満たされたときに薬液吐出許可信号を出力する送信部を有する。薬液吐出装置は、薬液吐出許可信号を受信する受信部、手指を検出する手指検出部、薬液を吐出する薬液吐出部、手指を検出し且つ薬液吐出許可信号を受信すると薬液吐出部を駆動して薬液を吐出させる吐出制御部とを備えた薬液吐出装置4、薬液が吐出されることを条件に、ゲート開閉装置6のゲートが開かれることを許可する信号を出力する。【選択図】図1
Description
本発明は、新型コロナウィルス(COVID-19)を含む各種感染症の拡大を防止する衛生管理システム及び衛生管理方法に関する。
2020年、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、種々の衛生管理システムが提案されている。例えば、デパートなどの大型店舗では、来店者の入口に複数のサーマルカメラと手指消毒ユニットを設けるとともに、これらの装置の傍に監視員が立って、来店者の体表面温度が所定温度(例えば、37.5℃)未満か否か、また、来店者がマスクを着用しているか否か、さらに来店者が手指消毒を行ったか否かを監視することが行われている。
一方、オフィスや病棟、各種工場など事業所において、従業員や従事者(以下、「社員」という。)の個別の健康管理と衛生管理が重要になっている。そのため、従来は衛生管理者を入口に配置して社員の健康や衛生の管理を行っている。また、管理者は社員の就業管理も併せて行う必要がある。
しかし、このような衛生管理システムは、営業時間中常に監視員が立ち会わなければならない、という課題がある。一方、オフィスや病棟、各種工場など事業所において、社員の衛生管理と就業管理をそれぞれ個別に行うことは、人員削減と業務の効率化を考えた場合、生産的ではない。
この問題を解消するために、サーマルカメラの撮影画像をもとに来店者や社員等の入場者の体表面温度とマスクの着用の有無を検出し、体表面温度が所定温度を超えている場合又はマスクが着用されていない場合、画像又は音声もしくはそれらの両方によって警告を発することが可能である。しかし、感染症の拡大を防止するうえで、手指の消毒は欠かすことができない。また、手指消毒を入場者の自由意志に委ねるのは、感染症の拡大を防止するという点では不十分である。
以上の問題を解消するため、本願発明の実施形態に係る衛生管理システムは、
入場者の顔を撮影する撮影部(13)と、前記撮影部(13)によって撮影された入場者の撮影画像を表示する表示部(12)と、入場者から放射される赤外線を検出して入場者の体表面温度を測定する温度検出部(14)と、前記撮影部(13)で撮影された入場者が装着しているマスクを認識するマスク認識部(25)と、前記温度検出部(14)で検出された体表面温度が基準値未満である第1の条件と入場者のマスクが認識される第2の条件が満たされたときに薬液吐出許可信号を出力する送信部(26)とを備えた監視装置(3)と、
前記送信部(26)から出力された薬液吐出許可信号を受信する受信部(36)と、入場者の手指を検出する手指検出部(33)と、薬液を吐出する薬液吐出部(34)と、前記薬液吐出部(34)を駆動して薬液を吐出させる吐出制御部(35)とを備えた薬液吐出装置(4)と、
前記薬液が吐出されることを条件に、建物に設置されたゲートの開閉を許可する信号を出力する出力部(29)を備えたことを特徴とする。
入場者の顔を撮影する撮影部(13)と、前記撮影部(13)によって撮影された入場者の撮影画像を表示する表示部(12)と、入場者から放射される赤外線を検出して入場者の体表面温度を測定する温度検出部(14)と、前記撮影部(13)で撮影された入場者が装着しているマスクを認識するマスク認識部(25)と、前記温度検出部(14)で検出された体表面温度が基準値未満である第1の条件と入場者のマスクが認識される第2の条件が満たされたときに薬液吐出許可信号を出力する送信部(26)とを備えた監視装置(3)と、
前記送信部(26)から出力された薬液吐出許可信号を受信する受信部(36)と、入場者の手指を検出する手指検出部(33)と、薬液を吐出する薬液吐出部(34)と、前記薬液吐出部(34)を駆動して薬液を吐出させる吐出制御部(35)とを備えた薬液吐出装置(4)と、
前記薬液が吐出されることを条件に、建物に設置されたゲートの開閉を許可する信号を出力する出力部(29)を備えたことを特徴とする。
本発明の他の実施形態に係る衛生管理システムは、
複数の登録者の顔情報を記憶する記憶部(30)と、
前記撮影部(13)によって撮影された入場者の画像から入場者の顔情報を取得し、入場者の顔情報を前記記憶部に記憶された顔情報と照合して、入場者が前記複数の登録者に含まれるか否か判断する顔認証部(24)とを有し、
前記送信部(26)は、前記第1の条件及び前記第2の条件の他に、入場者が前記複数の登録者に含まれると前記顔認証部が判断する第3の条件が満たされた場合に前記薬液吐出許可信号を出力する。
複数の登録者の顔情報を記憶する記憶部(30)と、
前記撮影部(13)によって撮影された入場者の画像から入場者の顔情報を取得し、入場者の顔情報を前記記憶部に記憶された顔情報と照合して、入場者が前記複数の登録者に含まれるか否か判断する顔認証部(24)とを有し、
前記送信部(26)は、前記第1の条件及び前記第2の条件の他に、入場者が前記複数の登録者に含まれると前記顔認証部が判断する第3の条件が満たされた場合に前記薬液吐出許可信号を出力する。
本発明の他の実施形態に係る衛生管理方法は、
建物への入場者がデータベースに登録された本人であるか否かを認証する第1のステップと、
前記入場者が前記データベースに登録された本人である場合に、前記入場者の体表面温度が基準値未満か否か又前記入場者がマスクを着用しているか否かを判断する第2のステップと、
前記前記入場者の体表面温度が基準値未満で且つ前記入場者がマスクを着用している場合に、薬液の吐出を許可する第3のステップと、
前記第3のステップの後に薬液を吐出する第4のステップと、
前記第4のステップの後に前記建物に設けられたゲートを開く第5のステップを有する。
建物への入場者がデータベースに登録された本人であるか否かを認証する第1のステップと、
前記入場者が前記データベースに登録された本人である場合に、前記入場者の体表面温度が基準値未満か否か又前記入場者がマスクを着用しているか否かを判断する第2のステップと、
前記前記入場者の体表面温度が基準値未満で且つ前記入場者がマスクを着用している場合に、薬液の吐出を許可する第3のステップと、
前記第3のステップの後に薬液を吐出する第4のステップと、
前記第4のステップの後に前記建物に設けられたゲートを開く第5のステップを有する。
このように構成された衛生管理システム及び衛生管理方法によれば、入場者の体表面温度が所定温度未満で且つ入場者がマスクを装着していることの他に、入場者が手指消毒を行ったことを条件に、ゲートを開放する。したがって、建物の入口に立って入場者が手指消毒を行ったか否かを確認するまでもなく、感染の拡大を防止できる。
以下、本発明に係る衛生管理システムの実施形態を説明する。
[1:システム構成]
図1は、本発明の実施形態に係る衛生管理システムの外観を示す。図示する衛生管理システム(以下、「システム」という。)1は、建物(例えば、オフィスビル、娯楽施設、店舗、集合住宅)の入口近くに設けられ入出力管理ゲートの傍に配置されるもので、建物の床に固定は又は移動可能に設置される柱2を有する。柱2の上部には、監視装置3と、監視装置3の下に配置された薬液吐出装置4が固定されている。
図1は、本発明の実施形態に係る衛生管理システムの外観を示す。図示する衛生管理システム(以下、「システム」という。)1は、建物(例えば、オフィスビル、娯楽施設、店舗、集合住宅)の入口近くに設けられ入出力管理ゲートの傍に配置されるもので、建物の床に固定は又は移動可能に設置される柱2を有する。柱2の上部には、監視装置3と、監視装置3の下に配置された薬液吐出装置4が固定されている。
監視装置3は、システム全体を管理する管理サーバ5と有線又は無線の通信回線を通じて通信可能に接続されている。管理サーバ5は、記憶部30、ゲート管理部40を有する。ゲート管理部40は、ゲート開閉装置6と有線又は無線の通信回線を通じて通信可能に接続されている。ゲート開閉装置6は、ゲートを開閉するゲート駆動部50を有する。
図面から省略されているが、管理サーバ5には複数の監視装置3が接続されており、個々の監視装置3が管理サーバ5によって管理されている。管理サーバ5は、監視装置3が設けられている建物に設けてもよいし、その建物から離れた別の建物に設けてもよい。いずれの場合でも、監視装置3から離れた場所で、監視装置3と薬液吐出装置4の動作状態や駆動実績を確認できる。
[1.1:監視装置]
監視装置3はタブレット型サーマルカメラ10を有する。実施形態において、サーマルカメラ10は、縦長四角形の箱型又は板状の筐体11を有する。筐体11の前面には、縦長四角形の液晶ディスプレイ(表示部)12が配置されている。液晶ディスプレイ12の上にある筐体上部前面には、サーマルカメラ10の前に立った人(以下、「入場者」という。)の顔を撮影する撮影部(デジタルカメラ)13と、入場者が発する赤外線をもとに入場者の体表面温度を検出する赤外線温度センサ(温度検出部)14が設けられている。
監視装置3はタブレット型サーマルカメラ10を有する。実施形態において、サーマルカメラ10は、縦長四角形の箱型又は板状の筐体11を有する。筐体11の前面には、縦長四角形の液晶ディスプレイ(表示部)12が配置されている。液晶ディスプレイ12の上にある筐体上部前面には、サーマルカメラ10の前に立った人(以下、「入場者」という。)の顔を撮影する撮影部(デジタルカメラ)13と、入場者が発する赤外線をもとに入場者の体表面温度を検出する赤外線温度センサ(温度検出部)14が設けられている。
図2に示すように、液晶ディスプレイ12は、撮影部13で撮影された画像(入場者の顔画像全体)を表示する第1の表示領域15と、入場者の情報(例えば、撮影された入場者の顔画像)と後述する情報を表示する第2の表示領域16を含む。第1の表示領域15には、サーマルカメラ10の電源スイッチがオンされると、図上点線で示す枠17が常時表示される。したがって、サーマルカメラ10の前に立った入場者は、液晶ディスプレイ12に映し出された自身の画像を見ながら、顔が概ね枠17の中に収まるように立ち位置や顔の位置を調整する。
図3に示すように、筐体11の内部には、撮影部13、赤外線温度センサ14の他に、温度判定部21、画像解析部22、制御部23が収容されている。
温度判定部21は、赤外温度線センサ14で検出された入場者の体表面温度が所定の基準値(例えば、37.5℃)未満か否かを判定する。
画像解析部22は、顔認証部24とマスク認識部25を有する。
顔認証部24は、撮影部13が撮影した入場者の画像から、目、鼻、口などの位置や形、大きさなどの特徴点等の顔情報を抽出し、ディープラーニング技術を使って、抽出された顔情報をデータベースに登録されている顔情報と照合することにより、入場者が登録された本人か否かを照合する。登録顔情報は、顔認証部24の記憶部(図示せず)に記憶してもよいし、サーマルカメラ10と有線又は無線を通じて通信可能に接続された管理サーバ5の記憶部30に記憶しておいてもよい。
マスク認識部25は、撮影部13で撮影された画像をもとに、入場者がマスクを着用しているか否かを、ディープラーニング技術を使って判定する。
制御部23は、温度判定部21からの出力(入場者の体表面温度が基準値未満か否かの情報)と、顔認証部24からの出力(入場者がデータベースに登録されている本人か否かの情報)と、マスク認識部25からの出力(入場者がマスクを着用しているか否かの情報)をもとに、液晶ディスプレイ12、例えば第2の表示領域16に、入場者に通知すべき必要な情報(例えば、入場者が次に採るべき行動)を表示する。
制御部23が実行する処理は、システム管理者によって設定される動作モードによって異なる。動作モードを設定するために、システム1には、モード選択スイッチ(図示せず)が設けられている。例えば、モード選択スイッチは、機械的なスイッチであってもよいし、ディスプレイ12又は他の管理用ディスプレイに表示される画面スイッチであってもよい。
実施形態では、システム管理者が設定する3つのモード設定スイッチが用意されている。3つのモード設定スイッチは、体表面温度の検出をゲート開放条件とする第1の設定スイッチ(SW1)、マスク着用の検出をゲート開放条件とする第2の設定スイッチ(SW2)、顔情報の検出をゲート開放条件とする第3の設定スイッチ(SW3)である。実施形態では、第1~第3の設定スイッチ(SW1~SW3)は監視装置3に設けられているが、これらの第1~第3の設定スイッチ(SW1~SW3)を管理サーバ5に設け、管理サーバ5で設定された設定スイッチ(SW1~SW3)の情報(ON/OFF)を各監視装置3に送信してもよい。
以上の構成以外に、監視装置3は、吐出許可送信部(送信部)26、判定実績受信部27、判定実績記録部28、判定実績出力部29を有する。これらの部分の機能は後に説明する。
[1.2:薬液吐出装置]
図1,3を参照すると、薬液吐出装置4は、筐体31を有する。筐体31の前面下部には、後方に奥まった薬液吐出空間32が形成されている。薬液吐出空間32を形成する壁(図示せず)には、薬液吐出空間32に挿入された手指を非接触検出する手指検出部33が配置されている。筐体31の内部には、アルコール消毒液などの薬液を収容したタンク、タンク内の薬液を吐出するポンプ、薬液吐出空間32に向けて配置された薬液吐出ノズル等、薬液の吐出に必要な設備を備えた薬液吐出部34が配置されている。
図1,3を参照すると、薬液吐出装置4は、筐体31を有する。筐体31の前面下部には、後方に奥まった薬液吐出空間32が形成されている。薬液吐出空間32を形成する壁(図示せず)には、薬液吐出空間32に挿入された手指を非接触検出する手指検出部33が配置されている。筐体31の内部には、アルコール消毒液などの薬液を収容したタンク、タンク内の薬液を吐出するポンプ、薬液吐出空間32に向けて配置された薬液吐出ノズル等、薬液の吐出に必要な設備を備えた薬液吐出部34が配置されている。
手指検出部33と薬液吐出部34は共に薬液吐出制御部35に接続されている。薬液吐出制御部35は、薬液吐出空間32に手指が挿入されたことを検出した信号が手指検出部33から出力されると、その信号に基づいて薬液吐出部34を所定時間起動し、薬液吐出空間32に挿入された手指に向けて薬液を吐出する。
以上の構成以外に、薬液吐出装置4は、吐出許可受信部(受信部)36、吐出実績送信部37を有する。これらの部分の機能は後に説明する。
[2:システム動作]
システム1の動作について、図4~6を参照して説明する。
システム1の動作について、図4~6を参照して説明する。
[動作モード判定]
(S1~S3、S23)
図4を参照すると、監視装置3の制御部23は、まず第1の設定スイッチ(SW1)、第2の設定スイッチ(SW2),及び第3の設定スイッチ(SW3)の設定状態(ON/OFF)を判断する。例えば、制御部23は、体表面温度の検出をゲート開放条件とする第1の設定スイッチ(SW1)がオンされているか否か(S1)、マスク着用の検出をゲート開放条件とする第2の設定スイッチ(SW2)がオンされているか否か(S2)、及び、顔情報の検出をゲート開放条件とする第3の設定スイッチ(SW3)がオンされているか否か(S3、S22)を判定する。
(S1~S3、S23)
図4を参照すると、監視装置3の制御部23は、まず第1の設定スイッチ(SW1)、第2の設定スイッチ(SW2),及び第3の設定スイッチ(SW3)の設定状態(ON/OFF)を判断する。例えば、制御部23は、体表面温度の検出をゲート開放条件とする第1の設定スイッチ(SW1)がオンされているか否か(S1)、マスク着用の検出をゲート開放条件とする第2の設定スイッチ(SW2)がオンされているか否か(S2)、及び、顔情報の検出をゲート開放条件とする第3の設定スイッチ(SW3)がオンされているか否か(S3、S22)を判定する。
[第1の動作モード]
SW1:ON,SW2:ON、SW3:ONの場合、制御部23は、顔認証部24の出力をもとに、入場者がデータベースに登録されている本人であるか否か判断し(S4)、登録されていれば(S4:有)、入場者の体表面温度が基準値(37.5℃)未満か否か判断する(S5)。入場者の体表面温度が基準値未満の場合(S5:YES)、制御部23は、マスク認識部25の出力をもとに、入場者がマスクを着用しているか否か判断する(S6)。
SW1:ON,SW2:ON、SW3:ONの場合、制御部23は、顔認証部24の出力をもとに、入場者がデータベースに登録されている本人であるか否か判断し(S4)、登録されていれば(S4:有)、入場者の体表面温度が基準値(37.5℃)未満か否か判断する(S5)。入場者の体表面温度が基準値未満の場合(S5:YES)、制御部23は、マスク認識部25の出力をもとに、入場者がマスクを着用しているか否か判断する(S6)。
入場者がデータベースに登録されていない場合(S4:無)、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(1)『お客様』/『受付にお問い合わせください』を表示する(S7)。『お客様』の表示は、入場者がデータベースに登録された本人でないことを知らせる情報である。表示(1)には、「体表面温度とマスク着用状況」を加えてもよい。「体表面温度とマスクの着用状況」の表示は、例えば、測定された体表面温度(例えば、『36.6℃』)と、マスクの着用が確認できた場合は『マスクの着用確認できました』、マスクの着用を確認できなかった場合は『マスクの着用確認できませんでした』である。ディスプレイ12の表示(1)を見た入場者が薬液吐出装置4の薬液吐出空間32に手指を挿入したことを手指検出部33が検出すると(S29:YES)、制御部23は吐出許可送信部26に信号を出力する。吐出許可受信部36からの信号を受けた薬液吐出制御部35は、手指検出部33が手指を検出したことを示す信号を受信すると、薬液吐出部34を駆動して薬液吐出空間32に挿入された手指に向けて所定量の薬液を吐出する(S30)。また、判定実績受信部27が受信した判定結果(後述する)が管理サーバ5の記憶部30に送信されて記憶される(S15)。
入場者がデータベースに登録されている(S4:有)が、入場者の体表面温度が基準値以上の場合(S5:NO)、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(2)『登録者名』/『体表面温度』/『受付にお問い合わせください』を表示する(S8)。『登録者名』の表示は、入場者がデータベースに登録された本人であることを知らせる情報である。
入場者がデータベースに登録されており(S4:有)、入場者の体表面温度が基準値未満である(S5:YES)が、入場者がマスクを着用していない場合(S6:NO)、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(3)『登録者名』/『マスクの着用確認できませんでした』を表示する(S9)。
入場者がデータベースに登録されており(S4:有)、入場者の体表面温度が基準値未満(S5:YES)で、入場者がマスクを着用している場合(S6:YES)、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(4)『登録者名』/『体表面温度』/『マスクの着用確認できました』/『手指消毒をお願いします』を表示する(S10)。
(S11~S15)
ディスプレイ12の『手指消毒をお願いします』の表示を見た入場者が薬液吐出装置4の薬液吐出空間32に手指を挿入したことを手指検出部33が検出すると(S11:YES)、制御部23は吐出許可送信部26に信号を出力する。制御部23からの信号を受けた吐出許可送信部26は、薬液吐出装置4の吐出許可受信部36に信号を出力する。薬液吐出装置4は、信号を受けた吐出許可受信部36が、薬液吐出制御部35に信号を出力する。
ディスプレイ12の『手指消毒をお願いします』の表示を見た入場者が薬液吐出装置4の薬液吐出空間32に手指を挿入したことを手指検出部33が検出すると(S11:YES)、制御部23は吐出許可送信部26に信号を出力する。制御部23からの信号を受けた吐出許可送信部26は、薬液吐出装置4の吐出許可受信部36に信号を出力する。薬液吐出装置4は、信号を受けた吐出許可受信部36が、薬液吐出制御部35に信号を出力する。
吐出許可受信部36からの信号を受けた薬液吐出制御部35は、手指検出部33が手指を検出したことを示す信号を受信すると、薬液吐出部34を駆動して薬液吐出空間32に挿入された手指に向けて所定量の薬液を吐出する(S12)。
次に、サーマルカメラ10の制御部23は、液晶ディスプレイ12に表示(5)『ご協力ありがとうございました』を表示させる(S13)。
薬液吐出装置4の制御部31は、薬液吐出の実績(例えば、薬液吐出日時)を吐出実績送信部37を介して、サーマルカメラ10の吐出実績受信部27に出力する。吐出実績受信部27が受信した信号(吐出実績)は判定実績記録部28に送信されて、制御部23から出力される判定結果(登録者名、体表面温度、マスク着用の有無)と共に記録されてもよい。判定実績受信部27が受信した判定結果は、判定実績出力部29を介して、ゲート管理部40に送信される(S14)。サーマルカメラ10からの信号(判定結果)を受信したゲート管理部40は、ゲート開閉装置5にゲート開放許可信号を出力する。ゲート開放許可信号を受信したゲート開閉装置5は、ゲート駆動部50を駆動してゲートを開放して入場者(登録者)の入室を許可する。判定実績受信部27が受信した判定情報、判定結果、吐出実績等の情報が外部の記憶部30に送信されて記憶される(S15)。
記憶部30に記憶される情報には、例えば、監視装置3の設置場所、監視装置3の識別番号、薬液吐出装置4の識別番号、監視装置3に関連付けられたゲート開閉装置6の識別番号、登録されている社員等の顔情報、顔認証部(24)で認識した入場者の顔情報、温度検出部(14)で検出した入場者の体表面温度、マスク認識部(25)で認識したマスク着用の有無、薬液吐出部(34)の駆動実績(例えば、薬液吐出時刻、薬液吐出量)、出力部(29)から出力された信号に関する情報(例えば、信号が出力された時刻)が含まれる。
[第2の動作モード]
SW1:ON,SW2:ON、SW3:OFFの場合、制御部23は、顔認証部24の出力をもとに、入場者がデータベースに登録されている本人であるか否か判断し(S16)、入場者がデータベースに登録されていれば(S16:有)、上述したS6~S15の処理を実行する。
SW1:ON,SW2:ON、SW3:OFFの場合、制御部23は、顔認証部24の出力をもとに、入場者がデータベースに登録されている本人であるか否か判断し(S16)、入場者がデータベースに登録されていれば(S16:有)、上述したS6~S15の処理を実行する。
入場者がデータベースに登録されていない場合(S16:無)、制御部23は、入場者の体表面温度が基準値未満か否か判断し(S17)、入場者がマスクを着用しているか否か判断する(S18)。
入場者の体表面温度が基準値以上の場合(S17:NO)、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(6)『お客様』/『体表面温度』/『受付にお問い合わせください』を表示する(S19)。
入場者の体表面温度が基準値未満である(S17:YES)が、入場者がマスクを着用していない場合(S18:NO)、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(7)『お客様』/『マスクの着用確認できませんでした』を表示する(S20)。
入場者の体表面温度が基準値未満(S17:YES)で且つ入場者がマスクを着用している場合(S18:YES)、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(8)『お客様』/『体表面温度』と『マスクの着用確認できました』/『手指消毒をお願いします』を表示する(S21)。その後、制御部23は、上述したS12~S16の処理を実行する。
[第3の動作モード]
SW1:ON,SW2:OFF、SW3:ON、またはSW1:ON,SW2:ON又はOFF、SW3:ONの場合、制御部23は、顔認証部24の出力をもとに、入場者がデータベースに登録されている本人であるか否か判断する(S23)。入場者が登録されている場合(S23:有)、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(9)『登録者名』/『手指消毒をお願い致します』を表示する(S24)。入場者がデータベースに登録されていない場合(S23:無)、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(10)『お客様』/『手指消毒をお願い致します』を表示する(S25)。また、判定実績受信部27の受信した判定結果が管理サーバ5の記憶部30に送信されて記憶される(S15)。
SW1:ON,SW2:OFF、SW3:ON、またはSW1:ON,SW2:ON又はOFF、SW3:ONの場合、制御部23は、顔認証部24の出力をもとに、入場者がデータベースに登録されている本人であるか否か判断する(S23)。入場者が登録されている場合(S23:有)、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(9)『登録者名』/『手指消毒をお願い致します』を表示する(S24)。入場者がデータベースに登録されていない場合(S23:無)、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(10)『お客様』/『手指消毒をお願い致します』を表示する(S25)。また、判定実績受信部27の受信した判定結果が管理サーバ5の記憶部30に送信されて記憶される(S15)。
[第4の動作モード]
SW1:ON,SW2:OFF、SW3:OFF、またはSW1:ON,SW2:ON又はOFF、SW3:OFFの場合、制御部23は、顔認証部24の出力をもとに、入場者がデータベースに登録されている本人であるか否か判断する(S27)。入場者が登録されている場合(S27:有)、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(11)『登録者名』/『手指消毒をお願い致します』を表示する(S28)。入場者がデータベースに登録されていない場合(S25:無)が、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(12)『お客様』/『手指消毒をお願い致します』を表示する(S28)。ディスプレイ12の表示(1)を見た入場者が薬液吐出装置4の薬液吐出空間32に手指を挿入したことを手指検出部33が検出すると(S29:YES)、制御部23は吐出許可送信部26に信号を出力する。吐出許可受信部36からの信号を受けた薬液吐出制御部35は、手指検出部33が手指を検出したことを示す信号を受信すると、薬液吐出部34を駆動して薬液吐出空間32に挿入された手指に向けて所定量の薬液を吐出する(S30)。また、判定実績受信部27が受信した判定結果が管理サーバ5の記憶部30に送信されて記憶される(S15)。
SW1:ON,SW2:OFF、SW3:OFF、またはSW1:ON,SW2:ON又はOFF、SW3:OFFの場合、制御部23は、顔認証部24の出力をもとに、入場者がデータベースに登録されている本人であるか否か判断する(S27)。入場者が登録されている場合(S27:有)、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(11)『登録者名』/『手指消毒をお願い致します』を表示する(S28)。入場者がデータベースに登録されていない場合(S25:無)が、制御部23は、ディスプレイ12の第2の表示領域16に表示(12)『お客様』/『手指消毒をお願い致します』を表示する(S28)。ディスプレイ12の表示(1)を見た入場者が薬液吐出装置4の薬液吐出空間32に手指を挿入したことを手指検出部33が検出すると(S29:YES)、制御部23は吐出許可送信部26に信号を出力する。吐出許可受信部36からの信号を受けた薬液吐出制御部35は、手指検出部33が手指を検出したことを示す信号を受信すると、薬液吐出部34を駆動して薬液吐出空間32に挿入された手指に向けて所定量の薬液を吐出する(S30)。また、判定実績受信部27が受信した判定結果が管理サーバ5の記憶部30に送信されて記憶される(S15)。
以上で説明したように、実施形態に係る衛生管理システム1は、入場者の体表面温度が基準値未満であること、入場者がマスクを着用していること、入場者がデータベースに登録されていること、さらに、入場者が手指消毒を行ったこと、のすべての条件が満たされた場合にのみ、ゲートの開放を許可するように設定できる。また、監視装置の傍に監視員を配置することなく、権限が付与された入場者だけの入室又は入門を許可することができる。したがって、百貨店などの商業施設に限らず、オフィス、病棟、工場等において入場者及び社員の感染を防止し、衛生面で安全な環境を維持できる。
また、入場者の顔情報を登録しておくことで、誰が・いつ・どこで、検温と手指消毒を行ったのか管理することができる。
さらに、衛生管理システムで得られた各種情報は、通信回線を介して管理サーバに収集されて保存される。したがって、管理サーバに収集・保存されたデータを基に社員の健康管理を行うことができる。
[3:他の実施形態]
上述の実施形態では、判断ステップS1で第1のスイッチSW1の状態(ON/OFF)を判定し、判断ステップS2で第2のスイッチSW2の状態(ON/OFF)を判定したが、判断ステップS1で第2のスイッチSW2の状態(ON/OFF)を判定し、判断ステップS2で第1のスイッチSW1の状態(ON/OFF)を判定してもよい。
上述の実施形態では、判断ステップS1で第1のスイッチSW1の状態(ON/OFF)を判定し、判断ステップS2で第2のスイッチSW2の状態(ON/OFF)を判定したが、判断ステップS1で第2のスイッチSW2の状態(ON/OFF)を判定し、判断ステップS2で第1のスイッチSW1の状態(ON/OFF)を判定してもよい。
上述の実施形態において、表示(1)~(11)の後に、手指が薬液吐出空間32に挿入されたときは、薬液吐出部34を駆動して薬液を吐出するように構成してもよい。
上述の実施形態において、薬液吐出空間32に手指が挿入されたにも拘わらず薬液吐出部33が駆動しない場合、ディスプレイ12にエラーを表示するように構成してもよい。
上述の実施形態において、入場者に情報を通知する通知手段として液晶ディスプレイ12を設け、この液晶ディスプレイ12に画面表示(1)~(11)を表示することによって来店者に情報を通知するものとしたが、画面表示の他に又は画面表示に代えて、制御部23に接続された音声発生手段(図示せず)(通知手段)を通じて音声で情報を通知してもよい。
上述の実施形態では、管理サーバ5のゲート管理部40がゲート開閉装置5にゲート開放許可信号を出力するものとしたが、図3に示すように、薬液吐出装置4の吐出実績送信部37からゲート開閉装置5にゲート開放許可信号を出力してもよい。
1:衛生管理システム
3:監視装置
4:薬液吐出装置
5:管理サーバ
6:ゲート開閉装置
10:サーマルカメラ
12:ディスプレイ(表示部)
13:撮影部(デジタルカメラ)
14:赤外線温度センサ(温度検出部)
21:温度判定部
22:画像解析部
23:制御部
24:顔認証部
25:マスク認識部
26:吐出許可送信部(送信部)
29:判定実績出力部(出力部)
30:記憶部
32:薬液吐出空間
33:手指検出部
34:薬液吐出部
35:薬液吐出制御部
36:吐出許可受信部(受信部)
40:ゲート管理部
3:監視装置
4:薬液吐出装置
5:管理サーバ
6:ゲート開閉装置
10:サーマルカメラ
12:ディスプレイ(表示部)
13:撮影部(デジタルカメラ)
14:赤外線温度センサ(温度検出部)
21:温度判定部
22:画像解析部
23:制御部
24:顔認証部
25:マスク認識部
26:吐出許可送信部(送信部)
29:判定実績出力部(出力部)
30:記憶部
32:薬液吐出空間
33:手指検出部
34:薬液吐出部
35:薬液吐出制御部
36:吐出許可受信部(受信部)
40:ゲート管理部
Claims (15)
- 入場者の顔を撮影する撮影部(13)と、前記撮影部(13)によって撮影された入場者の撮影画像を表示する表示部(12)と、入場者から放射される赤外線を検出して入場者の体表面温度を測定する温度検出部(14)と、前記撮影部(13)で撮影された入場者が装着しているマスクを認識するマスク認識部(25)と、前記温度検出部(14)で検出された体表面温度が所定値以下である第1の条件と入場者のマスクが認識される第2の条件が満たされたときに薬液吐出許可信号を出力する送信部(26)とを備えた監視装置(3)と、
前記送信部(26)から出力された薬液吐出許可信号を受信する受信部(36)と、入場者の手指を検出する手指検出部(33)と、薬液を吐出する薬液吐出部(34)と、前記薬液吐出部(34)を駆動して薬液を吐出させる吐出制御部(35)とを備えた薬液吐出装置(4)と、
前記薬液が吐出されることを条件に、建物に設置されたゲート開閉装置(6)のゲートが開かれることを許可する信号を出力する出力部(29)を備えたことを特徴とする衛生管理システム(1)。 - 前記衛生管理システム(1)はさらに、
複数の登録者の顔情報を記憶する記憶部(30)と、
前記撮影部(13)によって撮影された入場者の画像から入場者の顔情報を取得し、入場者の顔情報を前記記憶部に記憶された顔情報と照合して、入場者が登録者本人か否かを判断する顔認証部(24)とを有し、
前記送信部(26)は、前記第1の条件及び前記第2の条件の他に、入場者が登録者本人であると前記顔認証部が判断する第3の条件が満たされた場合に前記薬液吐出許可信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の衛生管理システム(1)。 - 前記衛生管理システム(1)はさらに管理サーバ(5)を有し、
前記管理サーバ(5)は前記記憶部(30)を有し、
前記記憶部(30が、前記顔情報、前記顔認証部(24)が認識した入場者の顔情報、前記温度検出部(14)が検出した入場者の体表面温度、前記マスク認識部(25)が認識したマスク着用の有無、薬液吐出部(34)の駆動実績を記憶することを特徴とする請求項2に記載の衛生管理システム。 - 前記顔認証部(24)の認識結果情報、前記温度検出部(14)で検出した検温情報、前記マスク認識部(25)で認識したマスクの有無情報、前記薬液吐出部(34)の駆動の有無情報、さらに前記出力部(29)の信号の有無情報うち1もしくは複数をキャンセルして使用することができる請求項1から3のいずれかに記載の衛生管理システム。
- 入場者は登録者本人であると前記顔認識部(24)が判断したときは前記入場者が登録者本人でないことを通知し、
入場者は登録者本人でないと前記顔認識部(24)が判断したときは前記入場者が登録者本人でないことを通知する通知手段を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の衛生管理システム。 - 前記通知手段は、入場者が登録者本人であること又は入場者が登録者本人でないことを画像又は音声によって通知することを特徴とする請求項5に記載の衛生管理システム。
- 前記通知手段(12)は前記表示部(12)を含み、
前記表示部(12)は第1の表示領域(15)と第2の表示領域(16)を有し、
前記第1の表示領域(15)は、前記撮影部(13)で撮影された入場者の画像を表示し、
前記第2の表示領域(16)は、前記入場者が登録者本人であること、または前記入場者が登録者本人でないことを表示することを特徴とする請求項5に記載の衛生管理システム。 - 前記衛生管理システムは、入場者の体表面温度が検出されることをゲート開放の条件とする第1の設定手段(SW1)、入場者のマスク着用の有無が検出されることをゲート開放の条件とする第2の設定手段(SW2)、入場者の顔情報が検出されることをゲート開放の条件とする第3の設定手段(SW3)を有し、
上記第1~第3の設定手段によって前記衛生管理システムの動作モードが設定されることを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の衛生管理システム。 - 建物への入場者がデータベースに登録された本人であるか否かを認証する第1のステップと、
入場者が前記データベースに登録された本人である場合に、入場者の体表面温度が基準値未満か否か又前記入場者がマスクを着用しているか否かを判断する第2のステップと、
前記前記入場者の体表面温度が基準値未満で且つ前記入場者がマスクを着用している場合に、薬液の吐出を許可する第3のステップを有する衛生管理方法。 - 前記第3のステップの後に薬液を吐出する第4のステップを有する請求項9に記載の衛生管理方法。
- 建物への入場者がデータベースに登録された本人であること、
入場者の体表面温度が基準値未満であること、及び
入場者がマスクを着用している、の3つの条件が満足された場合のみ、前記薬液の吐出が許可される、請求項10に記載の衛生管理方法。 - 建物への入場者がデータベースに登録された本人であること、
入場者の体表面温度が基準値未満であること、及び
入場者がマスクを着用している、の3つの条件のうち少なくとも一つが不満足の場合、前記薬液の吐出が禁止される、請求項10に記載の衛生管理方法。 - 前記第4のステップの後に前記建物に設けられたゲートを開く第5のステップを有する請求項9~11のいずれかに記載の衛生管理方法。
- 入場者の顔を撮影する撮影部(13)と、前記撮影部(13)によって撮影された入場者の撮影画像を表示する表示部(12)と、入場者から放射される赤外線を検出して入場者の体表面温度を測定する温度検出部(14)と、前記撮影部(13)で撮影された入場者が装着しているマスクを認識するマスク認識部(25)と、前記温度検出部(14)で検出された体表面温度が所定値以下である第1の条件と入場者のマスクが認識される第2の条件が満たされたときに薬液吐出許可信号を出力する送信部(26)とを備えた監視装置(3)と、
前記送信部(26)から出力された薬液吐出許可信号を受信する受信部(36)と、入場者の手指を検出する手指検出部(33)と、薬液を吐出する薬液吐出部(34)と、前記手指検出部(33)が手指を検出し且つ前記受信部(36)が前記薬液吐出許可信号を受信すると前記薬液吐出部(34)を駆動して薬液を吐出させる吐出制御部(35)とを備えた薬液吐出装置(4)と、
前記薬液が吐出されることを条件に、建物に設置されたゲート開閉装置(6)のゲートが開かれることを許可する信号を出力する出力部(29)を備えたことを特徴とする衛生管理システム(1)。 - 入場者の顔を撮影する撮影部(13)と、前記撮影部(13)によって撮影された入場者の撮影画像を表示する表示部(12)と、入場者から放射される赤外線を検出して入場者の体表面温度を測定する温度検出部(14)と、前記撮影部(13)で撮影された入場者が装着しているマスクを認識するマスク認識部(25)と、ゲート解放条件に,体表面温度の検出を第1の条件とし,入場者のマスク着用の検出を第2の条件とし,顔情報の検出を第3の条件とし,実施信号を出力する送信部(26)とを備えた監視装置(3)と,
前記送信部(26)から出力された信号を受信する受信部(36)と、入場者の手指を検出する手指検出部(33)と、薬液を吐出する薬液吐出部(34)と、前記手指検出部(33)が手指を検出し且つ前記受信部(36)が前記薬液吐出許可信号を受信すると前記薬液吐出部(34)を駆動して薬液を吐出させる吐出制御部(35)とを備えた薬液吐出装置(4)と、
建物に設置されたゲート開閉装置(6)のゲートが開かれることを許可する信号を出力する出力部(29)を備えたことを特徴とする衛生管理システム(1)。
Priority Applications (2)
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JP2020198975A JP2024009385A (ja) | 2020-11-30 | 2020-11-30 | 衛生管理システム及び衛生管理方法 |
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JP2018045614A (ja) * | 2016-09-16 | 2018-03-22 | 株式会社デンソーウェーブ | 入退管理システム |
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