JP2024005693A - 二重容器 - Google Patents

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誠明 栗原
Masaaki Kurihara
精一 浅岡
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Abstract

【課題】内容器の肩部を潰れやすくできる構造を有する二重容器を提供する。【解決手段】本発明の二重容器の一つの態様は、収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器、および内容器が内装された外容器を備え、口部(11)、肩部(12)、胴部、および底部が、ボトル軸方向(Z)に沿って上方から下方に向けてこの順に配設され、内容物の減少に伴い、外容器と内容器との間に外気を導入する外気導入孔が設けられ、外容器の胴部は、弾性変形可能に形成され、外容器の肩部(12a)は、外容器の胴部の弾性変形に伴って弾性変形可能に形成され、ボトル軸方向と直交する断面において、外容器の肩部の外形(12s)は、奇数個の角部(12c)を有する角形状である。【選択図】図2

Description

本発明は、二重容器に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器、および内容器が内装された外容器を備えるとともに、口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に配設され、内容物の減少に伴い、外容器と内容器との間に外気を導入する外気導入孔が設けられた二重容器が知られている。このような二重容器は、外容器を形成するための外側プリフォーム内に、内容器を形成するための内側プリフォームを嵌合した状態で、外側プリフォームおよび内側プリフォームを一体にブロー成形することで形成されている。
特開2019-18892号公報
上記のような従来の二重容器では、胴部を径方向の内側に向けて押圧した際、内容器における肩部が変形しにくく、肩部において内容器が潰れない、または内容器が不規則に潰れるなどの場合があった。そのため、肩部において内容器と外容器との間に外気が流入しにくく、例えば内容物の残量が多くなるなど、内容物を注出しにくくなる場合があった。
これに対して、例えば、内容器の肩部を変形させやすくするために、内容器の肩部における肉厚を薄くすることが考えられる。しかしながら、上述した内容器を形成するための内側プリフォームを射出成形によって作るためには或る程度肉厚を確保する必要があり、この内側プリフォームをブロー成形することで形成される内容器の肩部の薄肉化には限界がある。したがって、内容器の肩部における肉厚を薄くすることによっては、内容器の肩部を十分に潰れやすくできなかった。
本発明の一つの態様は、上記事情に鑑みて、内容器の肩部を潰れやすくできる構造を有する二重容器を提供することを目的の一つとする。
本発明の二重容器の一つの態様は、収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器、および前記内容器が内装された外容器を備え、口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に配設され、前記内容物の減少に伴い、前記外容器と前記内容器との間に外気を導入する外気導入孔が設けられ、前記外容器の胴部は、弾性変形可能に形成され、前記外容器の肩部は、前記外容器の胴部の弾性変形に伴って弾性変形可能に形成され、前記ボトル軸方向と直交する断面において、前記外容器の肩部の外形は、奇数個の角部を有する角形状である。
本発明の二重容器の一つの態様によれば、外容器の肩部は、外容器の胴部の弾性変形に伴って弾性変形可能に形成され、ボトル軸方向と直交する断面において、外容器の肩部の外形は、奇数個の角部を有する角形状である。ここで、二重容器は、外容器を形成するための外側プリフォーム内に、内容器を形成するための内側プリフォームを嵌合した状態で、外側プリフォームおよび内側プリフォームを一体にブロー成形することで形成されている。このようにして二重容器を形成する場合、外容器の肩部の外形を角形状とすることで、外容器および内容器をブロー成形する際に、角部が設けられる部分において、外容器と内容器との間に隙間が生じやすくなる。そのため、使用者等が胴部をスクイズ変形させることで弾性変形した外容器の胴部が復元変形する際に、肩部において当該隙間から外容器と内容器との間に外気が流入しやすい。これにより、肩部において内容器を外容器から剥離させやすくでき、内容器の肩部が潰れないことを抑制できる。
また、外容器の肩部の外形が角形状であることによって、ボトル軸方向と直交する断面における内容器の肩部の外形も、外容器の肩部における外形に沿った角形状となる。そのため、外容器と内容器との間に外気が流入して内容器が潰れる際に、内容器の肩部における角部がボトル軸から径方向の外側に離れる向きに山折りに変形しやすく、かつ、内容器の肩部における辺部の周方向の中央部がボトル軸に向かって径方向の内側に近づく向きに谷折りに変形しやすい。このように、内容器の肩部の変形を角形状に応じた変形にすることができるため、肩部において内容器が不規則に潰れることを抑制できる。
さらに、外容器の胴部の弾性変形に伴って、外容器の肩部が弾性変形可能となっているため、使用者等が胴部をスクイズ変形させることで外容器の胴部を弾性変形させた際に、外容器の胴部において生じた弾性変形が外容器の肩部にも伝播し、外容器の肩部も弾性変形する。これにより、外容器の胴部の弾性変形に伴って外容器の肩部が弾性変形しない場合に比べて、肩部において内容器をより外容器から剥離させやすくできる。したがって、肩部において外容器と内容器との間に外気をより流入させやすくでき、内容器の肩部を好適に潰れやすくできる。
以上のように、ボトル軸方向と直交する断面において内容器の肩部の外形を角形状としつつ、外容器の胴部の弾性変形に伴って外容器の肩部を弾性変形可能とすることで、内容器の肩部の外形を単純に角形状とするのみの場合に比べて、内容器の肩部を好適に潰れやすくできる。そのため、内容器を好適に潰して減容変形させることができ、内容物を注出しにくくなることを抑制できる。特に、内容器は胴部から肩部に掛けて順に潰れていきやすいため、内容器内の内容物の残量が少なくなってきた際に、内容器の肩部を好適に潰せることで、内容器内に残っている内容物を注出しやすくできる。これにより、内容器内に内容物が残留することを抑制できる。また、内容器の肩部を薄肉化することなく内容器の肩部を潰れやすくできるため、内容器を形成するための内側プリフォームの肉厚を或る程度確保して内側プリフォームを射出成形によって好適に作りやすくしつつ、内容器の肩部を潰れやすくできる。
また、本発明の二重容器の一つの態様によれば、肩部の外形における角部の個数が奇数個である。そのため、当該外形のうちボトル軸を径方向に挟んで配置される部分が角部と辺部とになる。これにより、使用者等が胴部をどの方向に押圧しても、胴部を押圧する方向が角部と辺部とがボトル軸を挟む方向となりやすい。したがって、胴部をどの方向に押圧するかによらず、胴部をスクイズ変形させる際に使用者等が手に受ける感触(スクイズ感)を同様にしやすい。そのため、使用者等が内容物を注出する際に、胴部を変形させやすい方向を選択する必要等がなく、使用者等の利便性を向上できる。
以上により、本発明の二重容器の一つの態様によれば、内容器の肩部を好適に潰れやすくしつつ、胴部のスクイズ感を均等にしやすい構造を有する二重容器が得られる。
なお、内容器が潰れる際、内容器の肩部における各角部は、上述したようにボトル軸から径方向の外側に離れる向きに山折りに変形しやすいが、必ずしも全ての角部が当該山折りに変形するとは限らない。例えば、内容器の肩部における一部の角部が、ボトル軸に向かって径方向の内側に近づく向きに変形する場合も有り得る。
前記ボトル軸方向と直交する断面において、前記外容器の肩部の外形は、五角形状である構成としてもよい。
この構成によれば、例えば外容器の肩部の外形が7個以上の角部を有する角形状である場合に比べて、角部とボトル軸との間の径方向の距離と、辺部とボトル軸との間の径方向の距離との差を大きくできる。これにより、内容器の肩部が潰れる際に、内容器の肩部における角部をより好適に径方向の外側に山折り変形させやすくでき、かつ、内容器の肩部における辺部の周方向の中央部をより好適に径方向の内側に谷折り変形させやすくできる。したがって、例えば外容器の肩部の外形が7個以上の角部を有する角形状である場合に比べて、内容器の肩部をより好適に(規則的に)潰れやすくできる。なお、肩部の外形における角部の個数が7個以上である場合、角部の数が増えるほど外形が円形に近づき、内容器の肩部が潰れにくくなる恐れがある。
前記外容器の肩部と前記外容器の胴部とは、接続部によって連結されており、前記接続部は、前記外容器の肩部の下端部から前記ボトル軸方向に沿って真直ぐ下方に延びて前記外容器の胴部の上端部に繋がっており、前記接続部の外周面は、平滑である構成としてもよい。
この構成によれば、例えば、外容器の肩部と外容器の胴部との間に周方向に延びる溝が形成されているような場合等に比べて、外容器の胴部の変形が外容器の肩部に伝わりやすい。これにより、外容器の肩部を、外容器の胴部の弾性変形に伴って、より好適に弾性変形させやすくできる。したがって、肩部において、内容器をより好適に外容器から剥離させやすくできる。そのため、肩部において外容器と内容器との間に外気をより好適に流入させやすくでき、内容器の肩部をより好適に潰れやすくできる。
前記外容器の肩部の上端部は、前記外容器の口部の下端部と滑らかに繋がっている構成としてもよい。
この構成によれば、例えば、外容器の肩部の上端部と外容器の口部の下端部とが、径方向に広がりボトル軸方向と直交する天面部などを介して繋がる場合に比べて、外容器の口部の下端部を支点として、外容器の肩部をより好適に弾性変形させやすくできる。したがって、肩部において内容器をより好適に外容器から剥離させやすくでき、内容器の肩部をより好適に潰れやすくできる。
前記ボトル軸方向と直交する断面において、前記外容器の肩部の外形のうち前記角部同士を繋ぐ辺部の形状は、径方向の外側に凸となる円弧形状である構成としてもよい。
ここで、例えば、外容器の肩部の外形における角部が径方向の外側に尖った形状である場合、内容器の肩部の外形における角部も同様に径方向の外側に尖った形状となる。この場合、内容器の肩部が潰れる際に、内容器の肩部が角部において破れやすくなる恐れがある。また、外容器の角部の内側に内容器の角部が挟まれて、内容器の肩部が外容器の肩部に対して剥離しにくい恐れがある。また、使用者等が肩部を手で掴んだ際に、尖った角部が手に当たって、肩部の掴み心地が悪くなる恐れがある。
これらの問題に対して、上記の構成によれば、ボトル軸方向と直交する断面において、外容器の肩部の外形のうち角部同士を繋ぐ辺部の形状は、径方向の外側に凸となる円弧形状である。そのため、当該辺部同士が繋がる角部が径方向の外側に尖った形状となることを抑制できる。これにより、ボトル軸方向と直交する断面において内容器の肩部の外形における角部も尖った形状となることを抑制でき、内容器の肩部が角部において破れることを抑制できる。また、内容器の肩部が外容器の肩部から剥離しにくくなることを抑制できる。また、肩部の掴み心地が悪くなることを抑制できる。
本発明の一つの態様によれば、二重容器において、内容器の肩部を潰れやすくできる。
図1は、一実施形態の二重容器を示す図である。 図2は、一実施形態の二重容器を上方から見た図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る二重容器について説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
図1に示すように、本実施形態の二重容器10は、収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器10b、および内容器10bが内装された外容器10aを備えている。二重容器10は、いわゆるデラミ容器である。外容器10aの内面に、内容器10bの外面が離間可能に設けられている。図示の例では、内容器10bは、可撓性に富み、外容器10aの内面に剥離可能に積層されている。
なお、外容器10aの内面と内容器10bの外面との間に隙間が設けられてもよい。
二重容器10は、外容器10aを形成するための外側プリフォーム内に、内容器10bを形成するための内側プリフォームを嵌合した状態で、外側プリフォームおよび内側プリフォームを一体にブロー成形することで形成されている。つまり、二重容器10は、二軸延伸ブロー容器となっている。外容器10aを構成する材料および内容器10bを構成する材料は、合成樹脂材料である。外容器10aを構成する材料と内容器10bを構成する材料とは、互いに同じ材料であってもよいし、互いに異なる材料であってもよい。
外容器10aおよび内容器10bを構成する合成樹脂材料の一例としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、ナイロン(ポリアミド)、およびEVOH(エチレン-ビニルアルコール共重合体)等が挙げられる。
二重容器10は、口部11、肩部12、胴部13、および底部14を備えている。口部11、肩部12、胴部13、および底部14は、共通軸と同軸に配設されるとともに、共通軸に沿ってこの順に配設されている。
以下、この共通軸をボトル軸Oと呼び、ボトル軸Oが延びる方向をボトル軸方向Zと呼ぶ。ボトル軸方向Zは、各図においてZ軸で示されている。ボトル軸方向Zに沿う口部11側、すなわちZ軸の矢印が向く側を「上側」または「上方」と呼ぶ。ボトル軸方向Zに沿う底部14側、すなわちZ軸の矢印が向く側と逆側を「下側」または「下方」と呼ぶ。また、ボトル軸方向Zから見て、ボトル軸Oに交差する方向を径方向と呼び、ボトル軸O回りに周回する方向を周方向と呼ぶ。
二重容器10において、口部11、肩部12、胴部13、および底部14は、ボトル軸方向Zに沿って上方から下方に向けてこの順に配設されている。ボトル軸方向Zと直交する断面において、二重容器10の外形は、肩部12を除いて、ボトル軸Oと同軸に配置された円形状である。肩部12の形状については、後段において詳述する。
二重容器10の口部11は、外容器10aの口部11aと内容器10bの口部11bとが積層されることで構成されている。二重容器10の肩部12は、外容器10aの肩部12aと内容器10bの肩部とが積層されることで構成されている。二重容器10の胴部13は、外容器10aの胴部13aと内容器10bの胴部とが積層されることで構成されている。二重容器10の底部14は、外容器10aの底部と内容器10bの底部とが積層されることで構成されている。
以下の説明において、特に断りのない限り、外容器10aおよび内容器10bの双方が同様の形態となっているものとする。
内容器10bの口部11bの上端部には、径方向の外側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びるフランジ部11cが形成されている。フランジ部11cは、外容器10aの口部11aの上端開口縁に載置されている。
外容器10aの口部11aの外周面には、図示されないキャップが螺着される雄ねじ部16aと、図示されないキャップの周壁部が外嵌される被シール突部16bと、ネックリング16cと、が上方から下方に向けてこの順に形成されている。
被シール突部16bおよびネックリング16cは、外容器10aの口部11aから径方向の外側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びている。被シール突部16bの外周面と、図示されないキャップの周壁部の内周面との間は、気密にシールされる。
ネックリング16cの外径は、被シール突部16bの外径より大きくなっている。ネックリング16cは、図示されないキャップの周壁部より下方に位置する。
なお、図示されないキャップは、外容器10aの口部11aにアンダーカット嵌合されてもよい。
二重容器10の口部11には、内容物の減少に伴い、外容器10aと内容器10bとの間に外気を導入する外気導入孔20が設けられている。図示の例では、外気導入孔20は、外容器10aの口部11aに形成されている。外気導入孔20は、被シール突部16bのうち、最も径方向の外側に位置して、周方向の全長にわたって連続して延びるシール面より上方に位置している。
なお、外気導入孔20の形成位置は、特に限定されず、例えば、外容器10aの口部11aの上端開口縁と、内容器10bの口部11bにおけるフランジ部11cの下面との間等であってもよい。
外容器10aの口部11aのうち、ネックリング16cより下方に位置する下端部11dは、ボトル軸方向Zに真直ぐ延びている。
肩部12は、口部11の下方に繋がっている。本実施形態において肩部12の上端部は、口部11の下端部と滑らかに繋がっている。つまり、外容器10aの肩部12aの上端部は、外容器10aの口部11aの下端部11dと滑らかに繋がっている。外容器10aの肩部12aは、外容器10aの口部11aの下端部11dから下方に向かうに従い径方向の外側に向けて延びている。つまり、外容器10aの肩部12aの径方向の寸法は、下方に向かうに従って大きくなっている。
胴部13は、肩部12の下方に、後述する接続部15を介して繋がっている。胴部13は、接続部15から胴部13のボトル軸方向Zの中央部に向かうに従い径方向の内側に向けて延び、胴部13のボトル軸方向Zの中央部から下方に向かうに従い径方向の外側に向けて延びている。つまり、胴部13の外径は、胴部13の上端部から胴部13のボトル軸方向Zの中央部に向かうに従って小さくなり、胴部13のボトル軸方向Zの中央部から胴部13の下端部に向かうに従って大きくなっている。ボトル軸方向Zに沿う断面において、胴部13は、径方向の内方に凸となる曲線状に括れた形状となっている。外容器10aの胴部13aの上端部における外径は、外容器10aの肩部12aの下端部における径方向の寸法と同じである。
本実施形態において外容器10aの胴部13aの外周面には、径方向の内側に窪み、ボトル軸方向Zに延びる複数の溝30が形成されている。複数の溝30は、周方向に沿って、互いに隣接して配置されている。なお、複数の溝30は、互いに周方向に間隔を空けて配置されていてもよい。また、複数の溝30は、形成されていなくてもよい。
底部14は、胴部13の下方に繋がっている。底部14は、有底筒状に形成されている。
肩部12と胴部13とは、接続部15によって連結されている。接続部15は、肩部12の下端部と胴部13の上端部とを繋いでいる。接続部15は、外容器10aの接続部15aと内容器10bの接続部とが積層されることで構成されている。外容器10aの接続部15aは、外容器10aの肩部12aの下端部と外容器10aの胴部13aの上端部とを繋いでいる。これにより、外容器10aの肩部12aと外容器10aの胴部13aとは、接続部15によって連結されている。本実施形態において接続部15aは、外容器10aの肩部12aの下端部からボトル軸方向Zに沿って真直ぐ下方に延びて外容器10aの胴部13aの上端部に繋がっている。
接続部15の外周面には、凹凸および周方向に延びる溝などが形成されていない。接続部15の外周面は、平滑である。接続部15の外周面は、外容器10aの接続部15aにおける径方向の外側面である。本実施形態において接続部15の外周面は、ボトル軸方向Zに沿って真直ぐに延びている。なお、本明細書において「或る対象が平滑である」とは、或る対象に凹凸や溝などが形成されておらず、或る対象が滑らかであることを意味する。
外容器10aの胴部13aは、弾性変形可能に形成されている。また、平滑な外周面を有しボトル軸方向Zに沿って真直ぐに延びる接続部15を介して外容器10aの胴部13aに繋がる外容器10aの肩部12aは、外容器10aの胴部13aの弾性変形に伴って弾性変形可能に形成されている。使用者等が胴部13をスクイズ変形させることで外容器10aの胴部13aが弾性変形させられると、外容器10aの胴部13aに生じた弾性変形が外容器10aの接続部15aおよび外容器10aの肩部12aに伝播し、外容器10aの接続部15aおよび外容器10aの肩部12aが弾性変形する。なお、外容器10aのうち肩部12a、胴部13a、および接続部15a以外の部分が弾性変形可能であってもよい。
使用者等が胴部13を手で掴んで押圧してスクイズ変形させると、胴部13のスクイズ変形に伴って、上述したように外容器10aの各部が弾性変形するとともに、内容器10bがしぼみ変形する。これにより、内容器10b内に収容された内容物が図示されないキャップに形成された注出口から注出される。使用者等が胴部13に対する押圧を解除すると、弾性変形していた外容器10aは、復元変形する。この際、内容器10bが外容器10aから剥離し、外容器10aと内容器10bとの間の空間が生じるとともに、当該空間が負圧となる。これにより、外容器10aと内容器10bとの間に、外気導入孔20を介して外気が導入される。
次に、肩部12の形状について詳述する。外容器10aの肩部12aの形状と、内容器10bの肩部の形状とは、互いに同じであるため、以下においては、代表して外容器10aの肩部12aの形状について説明する。図2では、ボトル軸方向Zと直交する断面のうち図1におけるA-A断面における肩部12aの外形を二点鎖線で示している。
図2に示すように、ボトル軸方向Zと直交する断面において、外容器10aの肩部12aの外形12sは、奇数個の角部12cを有する角形状である。本実施形態では、ボトル軸方向Zと直交する断面において、外容器10aの肩部12aの外形12sは、五角形状である。つまり、肩部12aの外形12sは、5つの角部12cを有する。5つの角部12cは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。本実施形態において外容器10aの肩部12aの外形12sは、正五角形状である。本実施形態において角部12cは、丸みを帯びている。
肩部12aの外形12sは、5つの辺部12dを有する。各辺部12dは、周方向に隣り合う角部12c同士を繋いでいる。肩部12aの外形12sは、5つの辺部12dが各角部12cを介して周方向に繋がれた形状である。各辺部12dは、各角部12cよりも径方向の内側に位置する。肩部12aの外形12sにおいて、各角部12cは、最も径方向の外側に位置する。つまり、各角部12cは、外形12sのうちで最もボトル軸Oから径方向に遠い位置にある。
各辺部12dは、周方向の位置が異なる点を除いて互いに同様の形状である。本実施形態では、ボトル軸方向Zと直交する断面において、外容器10aの肩部12aの外形12sのうち角部12c同士を繋ぐ辺部12dの形状は、径方向の外側に凸となる円弧形状である。各辺部12dの曲率半径は、ボトル軸Oと角部12cとの間の径方向の距離よりも大きい。本実施形態において各辺部12dは、異なる曲率半径を有する部分が繋がって円弧形状に形成されている。なお、各辺部12dは、1つの曲率半径を有する円弧形状であってもよい。肩部12aのボトル軸方向Zの中央における外形12sにおいて、各辺部12dの周方向の中央を含む部分の曲率半径は、例えば、23.0mm以上、25.0mm以下である。なお、各辺部12dの曲率半径は、特に限定されない。各辺部12dにおいて、辺部12dの周方向の中央部は、辺部12dのうちで最も径方向内側にある。辺部12dの周方向の中央部は、外形12sのうちで最もボトル軸Oに径方向に近い位置にある。
なお、本明細書において、「或る外形が角形状である」とは、或る外形が、複数の辺部がそれぞれ角部によって繋がれてできた閉じた線形状となっていることを意味する。「角形状の角部」は、辺部同士が繋がれて外側に向かって凸となっている部分であればよく、丸みを帯びた角であってもよいし、尖った角であってもよい。「角形状の辺部」は、角形状のうち角部同士の間に位置する部分であり、直線状に延びていても、曲線状に延びていてもよい。
図1に示すように、外容器10aの肩部12aは、下方に向かうに従って径方向の外側に位置するため、ボトル軸方向Zと直交する断面における肩部12aの外形12sは、下方に向かうに従って径方向の寸法が大きくなる。本実施形態において外容器10aの肩部12aは、下方に向かうに従って外形12sが径方向に大きくなる略五角錐台状である。肩部12aにおいて、ボトル軸方向Zに連なる各外形12sにおける角部12cを繋いだ稜線12eは、ボトル軸方向Zに沿う断面において、上方から下方に向かうに従って径方向の外側に位置する曲線状であり、径方向の外側に膨らむ向きに緩やかに湾曲している。
外容器10aの肩部12aにおける外周面は、各稜線12eを介して周方向に繋がる5つの曲面12fによって構成されている。曲面12fは、外形12sの辺部12dを構成する部分である。ボトル軸方向Zと直交する断面において、曲面12fは、径方向の外側に凸となる円弧形状である。ボトル軸方向Zに沿う断面において、曲面12fは、上方から下方に向かうに従って径方向の外側に位置する曲線状であり、径方向の外側に膨らむ向きに緩やかに湾曲している。
本実施形態によれば、外容器10aの肩部12aは、外容器10aの胴部13aの弾性変形に伴って弾性変形可能に形成され、ボトル軸方向Zと直交する断面において、外容器10aの肩部12aの外形12sは、奇数個の角部12cを有する角形状である。ここで、上述したように二重容器10は、外容器10aを形成するための外側プリフォーム内に、内容器10bを形成するための内側プリフォームを嵌合した状態で、外側プリフォームおよび内側プリフォームを一体にブロー成形することで形成されている。このようにして二重容器10を形成する場合、肩部12aの外形12sを角形状とすることで、外容器10aおよび内容器10bをブロー成形で成形する際に、角部12cが設けられる部分において、外容器10aと内容器10bとの間に隙間が生じやすくなる。そのため、使用者等が胴部13をスクイズ変形させることで弾性変形した外容器10aの胴部13aが復元変形する際に、肩部12において当該隙間から外容器10aと内容器10bとの間に外気が流入しやすい。これにより、肩部12において内容器10bを外容器10aから剥離させやすくでき、内容器10bの肩部12が潰れないことを抑制できる。
また、外容器10aの肩部12aの外形12sが角形状であることによって、ボトル軸方向Zと直交する断面における内容器10bの肩部の外形も、外容器10aの肩部12aにおける外形12sに沿った角形状となる。そのため、外容器10aと内容器10bとの間に外気が流入して内容器10bが潰れる際に、内容器10bの肩部における角部がボトル軸Oから径方向の外側に離れる向きに山折りに変形しやすく、かつ、内容器10bの肩部における辺部の周方向の中央部がボトル軸Oに向かって径方向の内側に近づく向きに谷折りに変形しやすい。このように、内容器10bの肩部の変形を角形状に応じた変形にすることができるため、肩部12において内容器10bが不規則に潰れることを抑制できる。
さらに、外容器10aの胴部13aの弾性変形に伴って、外容器10aの肩部12aが弾性変形可能となっているため、使用者等が胴部13をスクイズ変形させることで外容器10aの胴部13aを弾性変形させた際に、外容器10aの胴部13aにおいて生じた弾性変形が外容器10aの肩部12aにも伝播し、外容器10aの肩部12aも弾性変形する。これにより、外容器10aの胴部13aの弾性変形に伴って外容器10aの肩部12aが弾性変形しない場合に比べて、肩部12において内容器10bをより外容器10aから剥離させやすくできる。したがって、肩部12において外容器10aと内容器10bとの間に外気をより流入させやすくでき、内容器10bの肩部を好適に潰れやすくできる。
以上のように、ボトル軸方向Zと直交する断面において内容器10bの肩部の外形を角形状としつつ、外容器10aの胴部13aの弾性変形に伴って外容器10aの肩部12aを弾性変形可能とすることで、内容器10bの肩部の外形を単純に角形状とするのみの場合に比べて、内容器10bの肩部を好適に潰れやすくできる。そのため、内容器10bを好適に潰して減容変形させることができ、内容物を注出しにくくなることを抑制できる。特に、内容器10bは胴部から肩部に掛けて順に潰れていきやすいため、内容器10b内の内容物の残量が少なくなってきた際に、内容器10bの肩部を好適に潰せることで、内容器10b内に残っている内容物を注出しやすくできる。これにより、内容器10b内に内容物が残留することを抑制できる。また、内容器10bの肩部を極端に薄肉化することなく内容器10bの肩部を潰れやすくできるため、内容器10bを形成するための内側プリフォームの肉厚を或る程度確保して内側プリフォームを射出成形によって好適に作りやすくしつつ、内容器の肩部を潰れやすくできる。
ここで、肩部12aの外形12sにおける角部12cの個数が偶数個である場合について検討する。この場合、角部12c同士がボトル軸Oを径方向に挟んだ位置に配置され、辺部12d同士がボトル軸Oを径方向に挟んだ位置に配置される。そのため、例えば、2つの角部12c同士がボトル軸Oを挟む方向に胴部13が押圧された場合と、2つの辺部12d同士がボトル軸Oを挟む方向に胴部13が押圧された場合とで、胴部13の変形しやすさ(剛性)が異なり、胴部13を押圧する使用者等が胴部13から受ける反力が異なる。つまり、例えば、肩部12aにおける2つの角部12c同士がボトル軸Oを挟む方向に胴部13を押圧した際には、胴部13が比較的変形しにくく使用者等が胴部13から受ける反力が比較的大きくなり、肩部12aにおける2つの辺部12d同士がボトル軸Oを挟む方向に胴部13を押圧した際には、胴部13が比較的変形しやすく使用者等が胴部13から受ける反力が比較的小さくなる等の場合がある。したがって、胴部13をどの方向に押圧するかによって、胴部13をスクイズ変形させる際に使用者等が手に受ける感触(スクイズ感)が異なってしまう。そのため、使用者等が内容物を注出する際に、胴部13を変形させやすい方向を選択する必要がある等、使用者等の利便性が低下する問題がある。
これに対して、本実施形態によれば、肩部12aの外形12sにおける角部12cの個数が奇数個である。そのため、外形12sのうちボトル軸Oを径方向に挟んで配置される部分が角部12cと辺部12dとになる。これにより、使用者等が胴部13をどの方向に押圧しても、胴部13を押圧する方向が角部12cと辺部12dとがボトル軸Oを挟む方向となりやすい。したがって、胴部13をどの方向に押圧するかによらず、胴部13をスクイズ変形させる際に使用者等が手に受ける感触(スクイズ感)を同様にしやすい。そのため、使用者等が内容物を注出する際に、胴部13を変形させやすい方向を選択する必要等がなく、使用者等の利便性を向上できる。
以上により、本実施形態によれば、内容器10bの肩部を好適に潰れやすくしつつ、胴部13のスクイズ感を均等にしやすい構造を有する二重容器10が得られる。
なお、内容器10bが潰れる際、内容器10bの肩部における各角部は、上述したようにボトル軸Oから径方向の外側に離れる向きに山折りに変形しやすいが、必ずしも全ての角部が当該山折りに変形するとは限らない。例えば、内容器10bの肩部における一部の角部が、ボトル軸Oに向かって径方向の内側に近づく向きに変形する場合も有り得る。
また、本実施形態によれば、ボトル軸方向Zと直交する断面において、外容器10aの肩部12aの外形12sは、五角形状である。そのため、例えば外容器10aの肩部12aの外形12sが7個以上の角部を有する角形状である場合に比べて、角部12cとボトル軸Oとの間の径方向の距離と、辺部12dとボトル軸Oとの間の径方向の距離との差を大きくできる。これにより、内容器10bの肩部が潰れる際に、内容器10bの肩部における角部をより好適に径方向の外側に山折り変形させやすくでき、かつ、内容器10bの肩部における辺部の周方向の中央部をより好適に径方向の内側に谷折り変形させやすくできる。したがって、例えば外容器10aの肩部12aの外形12sが7個以上の角部を有する角形状である場合に比べて、内容器10bの肩部をより好適に(規則的に)潰れやすくできる。なお、肩部12aの外形12sにおける角部12cの個数が7個以上である場合、角部12cの数が増えるほど外形12sが円形に近づき、内容器10bの肩部が潰れにくくなる恐れがある。
また、本実施形態によれば、外容器10aの肩部12aと外容器10aの胴部13aとは、接続部15aによって連結されている。接続部15aは、外容器10aの肩部12aの下端部からボトル軸方向Zに沿って真直ぐ下方に延びて外容器10aの胴部13aの上端部に繋がっている。接続部15aの外周面は、平滑である。そのため、例えば、外容器10aの肩部12aと外容器10aの胴部13aとの間に周方向に延びる溝が形成されているような場合等に比べて、外容器10aの胴部13aの変形が外容器10aの肩部12aに伝わりやすい。これにより、外容器10aの肩部12aを、外容器10aの胴部13aの弾性変形に伴って、より好適に弾性変形させやすくできる。したがって、肩部12において、内容器10bをより好適に外容器10aから剥離させやすくできる。そのため、肩部12において外容器10aと内容器10bとの間に外気をより好適に流入させやすくでき、内容器10bの肩部をより好適に潰れやすくできる。
特に、本実施形態のように、胴部13の形状を径方向の内方に凸となる曲線状に括れた形状とし、外容器10aの胴部13aの上側部分および外容器10aの接続部15aに周方向に延びる溝を設けずに、外容器10aにおける胴部13aの括れ部分から肩部12aまでを滑らかに連続させることで、胴部13をスクイズ変形させた際に、外容器10aの胴部13aに生じる弾性変形を肩部12aまでより好適に伝播させやすい。
また、本実施形態によれば、外容器10aの肩部12aの上端部は、外容器10aの口部11aの下端部と滑らかに繋がっている。そのため、例えば、外容器10aの肩部12aの上端部と外容器10aの口部11aの下端部とが、径方向に広がりボトル軸方向Zと直交する天面部などを介して繋がる場合に比べて、外容器10aの口部11aの下端部を支点として、外容器10aの肩部12aをより好適に弾性変形させやすくできる。したがって、肩部12において内容器10bをより好適に外容器10aから剥離させやすくでき、内容器10bの肩部をより好適に潰れやすくできる。
ここで、例えば、外容器10aの肩部12aの外形12sにおける角部12cが径方向の外側に尖った形状である場合、内容器10bの肩部の外形における角部も同様に径方向の外側に尖った形状となる。この場合、内容器10bの肩部が潰れる際に、内容器10bの肩部が角部において破れやすくなる恐れがある。また、外容器10aの角部12cの内側に内容器10bの角部が挟まれて、内容器10bの肩部が外容器10aの肩部12aに対して剥離しにくい恐れがある。また、使用者等が肩部12aを手で掴んだ際に、尖った角部12cが手に当たって、肩部12aの掴み心地が悪くなる恐れがある。
これらの問題に対して、本実施形態によれば、ボトル軸方向Zと直交する断面において、外容器10aの肩部12aの外形12sのうち角部12c同士を繋ぐ辺部12dの形状は、径方向の外側に凸となる円弧形状である。そのため、辺部12d同士が繋がる角部12cが径方向の外側に尖った形状となることを抑制できる。これにより、ボトル軸方向Zと直交する断面において内容器10bの肩部の外形における角部も尖った形状となることを抑制でき、内容器10bの肩部が角部において破れることを抑制できる。また、内容器10bの肩部が外容器10aの肩部12aから剥離しにくくなることを抑制できる。また、肩部12aの掴み心地が悪くなることを抑制できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られず、以下の構成および方法を採用することもできる。
ボトル軸方向と直交する断面において、外容器の肩部の外形は、奇数個の角部を有する角形状であれば、どのような形状であってもよい。ボトル軸方向と直交する断面において、外容器の肩部の外形は、3個の角部を有する角形状であってもよいし、7個の角部を有する角形状であってもよいし、9個以上の奇数個の角部を有する角形状であってもよい。奇数個の角部は、周方向に沿って等間隔に配置されなくてもよい。ボトル軸方向と直交する断面において、外容器の肩部の外形における角部は、尖った形状であってもよい。ボトル軸方向と直交する断面において、外容器の肩部の外形のうち角部同士を繋ぐ辺部の形状は、直線状であってもよい。
外容器の肩部の外周面には、上述した実施形態の胴部13aと同様に、ボトル軸方向に延びる溝が形成されていてもよい。この場合、ボトル軸方向と直交する断面において、外容器の肩部の外形のうち角部同士を繋ぐ辺部の形状は、曲線状または直線状に対して、溝の凹凸が形成された形状となっていてもよい。
外容器の肩部と外容器の胴部とを連結する接続部の外周面には、周方向に延びる溝が形成されていてもよい。当該接続部は、ボトル軸方向に沿って径方向の寸法が変化する形状であってもよい。ボトル軸方向に沿う断面において、当該接続部の外周面は、曲線状であってもよい。この場合であっても、当該接続部の外周面が平滑であれば、当該接続部を介して外容器の胴部の弾性変形を外容器の肩部に伝播させやすい。当該接続部の外周面には、ボトル軸方向に延びる溝部および凸条部などが形成されていてもよい。この場合であっても、当該接続部の外周面に周方向に延びる溝が形成されていなければ、当該接続部を介して外容器の胴部の弾性変形を外容器の肩部に伝播させやすい。当該接続部が設けられずに、外容器の肩部と外容器の胴部とが互いに直接連結されていてもよい。
以上、本明細書において説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、相互に組み合わせることができる。
本発明の態様は、例えば以下の通りである。
<1>
収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器、および前記内容器が内装された外容器を備え、口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に配設され、
前記内容物の減少に伴い、前記外容器と前記内容器との間に外気を導入する外気導入孔が設けられ、
前記外容器の胴部は、弾性変形可能に形成され、
前記外容器の肩部は、前記外容器の胴部の弾性変形に伴って弾性変形可能に形成され、
前記ボトル軸方向と直交する断面において、前記外容器の肩部の外形は、奇数個の角部を有する角形状である、二重容器。
<2>
前記ボトル軸方向と直交する断面において、前記外容器の肩部の外形は、五角形状である、前記<1>に記載の二重容器。
<3>
前記外容器の肩部と前記外容器の胴部とは、接続部によって連結されており、
前記接続部は、前記外容器の肩部の下端部から前記ボトル軸方向に沿って真直ぐ下方に延びて前記外容器の胴部の上端部に繋がっており、
前記接続部の外周面は、平滑である、前記<1>または<2>に記載の二重容器。
<4>
前記外容器の肩部の上端部は、前記外容器の口部の下端部と滑らかに繋がっている、前記<3>に記載の二重容器。
<5>
前記ボトル軸方向と直交する断面において、前記外容器の肩部の外形のうち前記角部同士を繋ぐ辺部の形状は、径方向の外側に凸となる円弧形状である、前記<1>から<4>のいずれか1つに記載の二重容器。
10…二重容器、10a…外容器、10b…内容器、11,11a,11b…口部、12,12a…肩部、12c…角部、12d…辺部、12s…外形、13,13a…胴部、14…底部、15,15a…接続部、20…外気導入孔、O…ボトル軸、Z…ボトル軸方向

Claims (5)

  1. 収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器、および前記内容器が内装された外容器を備え、口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に配設され、
    前記内容物の減少に伴い、前記外容器と前記内容器との間に外気を導入する外気導入孔が設けられ、
    前記外容器の胴部は、弾性変形可能に形成され、
    前記外容器の肩部は、前記外容器の胴部の弾性変形に伴って弾性変形可能に形成され、
    前記ボトル軸方向と直交する断面において、前記外容器の肩部の外形は、奇数個の角部を有する角形状である、二重容器。
  2. 前記ボトル軸方向と直交する断面において、前記外容器の肩部の外形は、五角形状である、請求項1に記載の二重容器。
  3. 前記外容器の肩部と前記外容器の胴部とは、接続部によって連結されており、
    前記接続部は、前記外容器の肩部の下端部から前記ボトル軸方向に沿って真直ぐ下方に延びて前記外容器の胴部の上端部に繋がっており、
    前記接続部の外周面は、平滑である、請求項1または2に記載の二重容器。
  4. 前記外容器の肩部の上端部は、前記外容器の口部の下端部と滑らかに繋がっている、請求項3に記載の二重容器。
  5. 前記ボトル軸方向と直交する断面において、前記外容器の肩部の外形のうち前記角部同士を繋ぐ辺部の形状は、径方向の外側に凸となる円弧形状である、請求項1または2に記載の二重容器。
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